JP7140975B2 - カタログ検証装置、カタログ検証方法、およびプログラム - Google Patents

カタログ検証装置、カタログ検証方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、カタログ検証装置、カタログ検証方法、およびプログラムに関する。
GUIを提供し、カタログ作成を支援するツール・方式は一般に普及している (例えば、OpenStack Heat Dashboard, AWS CloudFormation Designer)。このような従来のカタログ作成支援ツールは、サービサーが提供するGUI上で視覚的にサービス構成を定義し、カタログ作成を容易化する。また、GUIの操作により、マンダトリチェック、シンタックスチェックの観点でカタログのバリデーションを可能としている。ただ、従来のカタログ作成支援ツールは、サービサーがサービス単位で独自にGUIを提供しているため、オーケストレーションの範囲はサービサー内に閉じており、複数サービスを連携したサービス(連携サービス)のオーケストレーションは行えない。
連携サービスに関する公知のオーケストレーション技術として、カタログドリブンのアーキテクチャを採用した「複数事業者間サービス連携を柔軟にするアーキテクチャ」がある(非特許文献1参照)。この非特許文献1では、図9に示すように、サービス別のカタログと連携サービスのカタログを作成、関連付けることで連携サービス仕様の定義を実現している。
電子情報通信学会通信ソサイエティ大会、2017年9月12日、B-14-8,複数事業者間サービス連携を柔軟にするアーキテクチャ、高橋謙輔 他(NTT)
しかしながら、連携サービスのカタログに関して、構成要素別、および構成要素間連携を定義するルールのバリデーション機能は確立されていないのが現状である。将来的にオーケストレータにて多種多様なサービスを組合せ、新たな連携サービスの設計・構築の自動化を可能にした場合、オーケストレータでの連携サービスのカタログ作成時点でのバリデーション手法が確立されていなければ、連携サービスの提供事業者は、構成要素となるサービスが操作するAPIの仕様を理解した上で、自らが作成した連携サービスのカタログのバリデーションを連携サービス毎に独自に行う必要がある。
これらの状況を鑑みて、連携サービスのカタログ作成だけでなく、カタログのバリデーションを自動化することは、連携サービスのカタログ作成からオーケストレータを介した構築・運用までに必要なスキル・稼働を少なくするために必要である。しかしながら、連携サービスの提供事業者が連携サービス単位でのバリデーションツールを開発するのは、構成要素となりうるサービスの追加や仕様変更の都度、再開発が必要となる、という課題が存在する。
本発明は、上述した従来の技術に鑑み、連携サービスのカタログ作成者がGUIを介して作成したカタログのバリデーション自動化を実現するカタログ検証装置、カタログ検証方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
第1の態様に係る発明は、オーケストレータで用いるカタログの作成を支援するカタログ作成支援システムにより作成されたカタログを検証するカタログ検証装置であって、前記カタログ作成支援システムに含まれるカタログ作成装置との間のコミュニケーションのための機能部であるBG(バックグラウンド)連携機能部と、前記BG連携機能部により取得された情報に基づいて、前記カタログ作成支援システムにより作成されたカタログを検証するカタログ検証機能部とを備え、前記カタログ作成支援システム上で、連携サービスのカタログが作成され、保存される際に、ファイルの構文解析を行うことで、マンダトリチェック、シンタックスチェック、およびサービス間の連携ルールの順序性の観点でカタログのバリデーションを実現することを要旨とする。
第2の態様に係る発明は、第1の態様に係る発明において、前記バリデーション手法が、連携サービスカタログを対象とした、カタログの記載内容を考慮したバリデーション手法であることを要旨とする。
第3の態様に係る発明は、第2の態様に係る発明において、前記バリデーション手法が、連携サービスのバリデーションに必要な情報をカタログ間の参照関係から取得するバリデーション手法であることを要旨とする。
第4の態様に係る発明は、第2の態様に係る発明において、前記バリデーション手法が、マンダトリ、シンタックス、およびサービス間連携ルールのチェックを対象としたバリデーション手法であることを要旨とする。
第5の態様に係る発明は、第2の態様に係る発明において、前記バリデーション手法が、サービス種別および内容に依存せず適用可能なバリデーション手法であることを要旨とする。
第6の態様に係る発明は、オーケストレータで用いるカタログの作成を支援するカタログ作成支援システムにより作成されたカタログを検証するカタログ検証方法であって、カタログ検証装置が、前記カタログ作成支援システムに含まれるカタログ作成装置との間のコミュニケーションをとるBG連携ステップと、前記BG連携ステップで取得された情報に基づいて、前記カタログ作成支援システムにより作成されたカタログを検証するカタログ検証ステップとを実行し、前記カタログ作成支援システム上で、連携サービスのカタログが作成され、保存される際に、ファイルの構文解析を行うことで、マンダトリチェック、シンタックスチェック、およびサービス間の連携ルールの順序性の観点でカタログのバリデーションを実現することを要旨とする。
第7の態様に係る発明は、第1から第5のいずれか1つの態様に係るカタログ検証装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであることを要旨とする。
本発明によれば、連携サービスのカタログ作成者がGUIを介して作成したカタログのバリデーション自動化を実現するカタログ検証装置、カタログ検証方法、およびプログラムを提供することが可能である。
本発明の実施の形態におけるカタログ検証支援システムを導入したカタログ作成支援システムの機能ブロック図である。 本発明のターゲットスコープを説明するための図である。 本発明の特徴1を説明するための図である。 本発明の特徴1-1を説明するための図である。 本発明の特徴1-1を説明するための図である。 本発明の特徴1-2を説明するための図である。 本発明の特徴1-2の一例を示す図である。 本発明の特徴1-2の一例を示す図である。 本発明の特徴1-2の一例を示す図である。 本発明の特徴1-3を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるカタログ検証支援システムを導入したカタログ作成支援システムの動作例を示すシーケンス図である。 従来技術を説明するための図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。
(概要)
本出願人は、非特許文献1の技術を適用したオーケストレータが用いる多種多様なカタログを容易に作成するための技術として、「カタログ作成支援システム、カタログ作成支援方法、及びプログラム」を提案している(特願2019-005140)。特願2019-005140の技術では、GUIによる直感的なカタログ作成、オーケストレータ本体との連携が実現されている。本発明は、特願2019-005140の技術を拡張し、カタログ作成・DB登録時に、マンダトリチェック、シンタックスチェック、サービス間の連携ルールの順序性の観点でバリデーションを自動で行うことで、カタログ作成者を支援する発明である。
(本発明にて解決する課題と発明の特徴)
カタログ作成者がカタログ作成をプレーンテキストで実施する場合、カタログ間の関係性や依存性の確認に稼働がかかり、カタログの作成が難しくなるという根本課題がある。そこで、本発明は、連携サービスのカタログ作成者がGUIを介して作成したカタログのバリデーション自動化を実現することを目標とする。
上記根本課題から生じる派生課題として、「連携サービス単位でバリデーション機能を開発すると、構成要素の追加/仕様変更に伴う再開発のリスクが生じる」という課題がある。この派生課題に対して、本発明は、「カタログ作成支援機能を備えるシステム上で、連携サービスのカタログ情報が作成・保存される際に、ファイルの構文解析を行うことで、マンダトリチェック、シンタックスチェック、サービス間の連携ルールの順序性の観点でカタログのバリデーションを実現するフレームワークを開発する」という解決手法を採用する。
このように、本発明は、バリデーション手法に特徴がある。詳細については後述するが、本発明の特徴1は、「連携サービスカタログを対象とした、カタログの記載内容を考慮したバリデーション手法」である。この特徴1には、次の特徴1-1、特徴1-2、特徴1-3が含まれる。特徴1-1は、「連携サービスのバリデーションに必要な情報をカタログ間の参照関係から取得するバリデーション手法」である。特徴1-2は、「マンダトリ/シンタックス/サービス間連携ルールのチェックを対象としたバリデーション手法」である。特徴1-3は、「サービス種別・内容に依存せず適用可能なバリデーション手法」である。
(システム構成)
図1は、本発明の実施の形態におけるカタログ検証支援システムを導入したカタログ作成支援システムの機能ブロック図である。ここでは、B2B2X(Business To Business To X)サービスにおいて、SecondBが、FirstBのサービスカタログを連携させた連携サービスカタログを作成する場面を想定している。FirstBのサービスカタログからバリデーションにかかる情報を得て、SecondBの連携サービスカタログのバリデーションチェックを行うようになっている。
具体的には、図1に示すように、カタログ作成支援システムは、オーケストレータで用いるカタログ作成を支援するシステムであって、GUI生成装置30と、カタログ作成装置40とを備える。カタログ検証装置60に検証部連携機能部47を追加した部分を「カタログ検証支援システム」と呼んでいる。カタログ作成者10は、ブラウザが搭載されたPC11を用いてカタログ作成支援システムと通信可能である。カタログ作成支援システムは、カタログ登録先である他システム(オーケストレータ)50と通信可能に接続されている。
GUI生成装置30は、GUIを生成する装置であって、機能的には、Webサーバ機能部31と、GUI生成機能部32と、BG連携機能部33と、カタログ情報一時保存機能部34と、GUI用リソース管理機能部35と、カタログ定義情報管理機能部36とを備える。Webサーバ機能部31は、ブラウザからのHTTP要求に対するGUI機能を提供する。GUI生成機能部32は、ブラウザからの各要求に対する実行制御を行う。BG連携機能部33は、BG(バックグラウンド)へのカタログ情報の保存や、他システム50からの情報取得機能を提供する。カタログ情報一時保存機能部34は、ブラウザから保存要求をうけたカタログ情報の保存や、カタログ作成時のカタログ情報の参照機能を提供する。GUI用リソース管理機能部35は、GUIで表示する各画像の管理機能を提供する。カタログ定義情報管理機能部36は、カタログ作成画面を表示するためのカタログ定義情報の登録、参照機能を提供する。
カタログ作成装置40は、カタログを作成する装置(BG機能を提供する装置)であって、機能的には、BG制御機能部41と、GUI連携機能部42と、他システム連携機能部43と、カタログ情報管理機能部44と、カタログ作成機能部45と、カタログテンプレート管理機能部46と、検証部連携機能部47とを備える。BG制御機能部41は、GUIからの各要求に対する実行制御を行う。GUI連携機能部42は、GUIからのカタログ情報の保存や、他システム50への登録要求を受け付ける。他システム連携機能部43は、他システム50へのカタログの登録、更新、削除や、カタログ情報の取得処理を行う。カタログ情報管理機能部44は、GUIから保存要求をうけたカタログ情報の保存や、カタログ作成時のカタログ情報の参照機能を提供する。カタログ作成機能部45は、保存されたカタログテンプレート情報をもとに、他システム50へ要求するカタログを作成する。カタログテンプレート管理機能部46は、カタログテンプレート情報の保存やカタログ作成機能部45からの参照機能を提供する。検証部連携機能部47は、カタログ検証装置60との間のコミュニケーションのための機能部である。
カタログ検証装置60は、カタログ作成支援システムにより作成されたカタログを検証する装置であって、BG連携機能部61と、カタログ検証機能部62とを備える。BG連携機能部61は、カタログ作成装置40との間のコミュニケーションのための機能部である。カタログ検証機能部62は、BG連携機能部61により取得された情報に基づいて、カタログ作成支援システムにより作成されたカタログを検証する。
(効用及びターゲット)
本発明により、カタログ作成者10にとっては、「作成した連携サービス用カタログの手動でのバリデーションが不要となる」という効用がある。本効用の前提条件として、連携サービスの構成要素となるサービスカタログのマンダトリチェック・シンタックスチェック観点でのバリデーションはサービサー単位で正常に実施されていることとする。すなわち、図2に示すように、構成サービスが保持するパラメータのマンダトリ/シンタックスのバリデーションは既存技術で実施済とする。
(特徴1)
図3は、本発明の特徴1を説明するための図であり、(a)は既存技術、(b)は本発明を示している。図3(b)では、「カタログ作成システム+カタログ検証装置」の範囲を本発明と呼んでいるが、もちろん、本発明の技術的範囲は特許請求の範囲の記載に基づいて解釈すべきものであり、図3で示される範囲に限定するものではない。
本発明の特徴1は、「連携サービスカタログを対象とした、カタログの記載内容を考慮したバリデーション手法」である。すなわち、既存技術(例えば、OpenStack Heat Dashboard, AWS CloudFormation Designer)は、図3(a)に示すように、サービサー単位でオーケストレーションを提供し、マンダトリチェック、シンタックスチェックの観点でカタログのバリデーションも可能としている。本発明においては、図3(b)に示すように、サービサー単位でのバリデーションに留まらず、異なるサービサーが提供する複数サービスを連携させた「連携サービス」を対象としたバリデーション機能を提供する。
(特徴1-1)
図4Aおよび図4Bは、本発明の特徴1-1を説明するための図である。本発明の特徴1-1は、「連携サービスのバリデーションに必要な情報をカタログ間の参照関係から取得するバリデーション手法」である。すなわち、本発明では、連携サービスのバリデーションに必要な「素材サービスカタログの情報」「連携サービス固有のパラメータ」「サービス間連携ルール」等の情報を、カタログ間の参照関係を解釈して取得するバリデーション手法を提案する。
具体的には、図4Aおよび図4Bに示すように、連携サービスカタログ71は、サービスを幾つも組み合わせた1つの連携サービスとしてのカタログである。サービス仕様カタログ72は、連携サービスの固有の仕様を定義したカタログである。サービス連携ルールカタログ73は、サービス間連携ルールを定義したカタログである。
連携サービスカタログ71の中には、連携サービスを構成している単一のサービスのリストが書かれているだけでなく、連携サービス固有のサービスの仕様も書かれている。そのため、マンダトリやシンタックスのチェックに関しては、連携サービスを構成している単一のサービス(構成サービス)のそれぞれの仕様に従って、構成サービスの仕様の枠組みの中でチェックすることができる。一方、サービス間の連携ルールをチェックするためには、連携サービス固有のサービスの仕様をもとに、サービスの固有の仕様を詳細に書いているところを辿っていくとともに、サービス連携ルールカタログ73のサービス連携手順を参照する必要がある。このように、サービス連携ルールカタログ73まで辿っていけば、連携サービスのバリデーションをするために必要な情報を取得することができる。
以上のように、本発明では、(1)連携サービスカタログ71が参照するカタログ情報を取得する。また、(2)参照するカタログを(1)同様に解釈し、サービス連携ルールカタログ73やサービス仕様上定義されているパラメータ群を取得する。さらに、(3)取得した情報を照合し、連携サービスのバリデーションを実現する。これにより、参照関係から必要情報を取得すれば、カタログ間の情報でバリデーションを実現することが可能である。
(特徴1-2)
図5は、本発明の特徴1-2を説明するための図である。本発明の特徴1-2は、「マンダトリ/シンタックス/サービス間連携ルールのチェックを対象としたバリデーション手法」である。すなわち、本発明では、市中技術がGUIでのカタログ作成フェーズで実施しているマンダトリ/シンタックスチェックの観点に加え、サービス間連携ルールの順序性の観点でもバリデーションを実施する。
例えば、サービスAのある処理P1を実施し、次にサービスBのある処理P2を実施し、次にサービスAのある処理P3する場合には、それぞれの処理P1,P2,P3を実施するときに必要なパラメータが定義されている。その実施するタイミングで「連携する他のサービス」から必要なパラメータを受け取っているかをチェックするようになっている。
具体的には、図5に示すように、サービス仕様カタログ72には、サービス仕様上使用するパラメータとそれらの変更可否、初期値の有無が定義されている。変更可否とは、処理の途中で書き換えられたりすることが有るか無いかを示す情報である。初期値とは、連携サービスが実施されたタイミングで最初から入っている値である。
一方、サービス連携ルールカタログ73には、上位カタログで定義されたオーダ/パラメータの投入順序が定義されている。例えば、オーダが新たに投入されたときには、まず構成サービスAにセットオーダを投入すること、また、投入するパラメータ名と値の組合せが定義されている。さらに、構成サービスAのオーダが正常完了した場合、構成サービスBにセットオーダを投入することが定義されている。
そのため、連携サービス仕様に含まれるパラメータと、サービス連携ルールに含まれる連携手順を照合することで、マンダトリ/シンタックス/連携ルールの順序性の観点で問題ないことを確認することができる。例えば、パラメータAの初期値が無く、それまでに何も値が設定されていないにもかかわらず、パラメータAの値をサービスBに投入する旨の命令が書かれている場合、そのオーダはうまく動作しないため、サービス間連携ルールの順序性の観点で問題があると判定することが可能である。
図6A、図6B、および図6Cは、本発明の特徴1-2の一例を示す図である。ここでは、連携サービスカタログ71、連携サービス仕様カタログ72、サービス連携ルールカタログ73、素材サービスカタログ75、素材サービス仕様カタログ76間の参照関係の一例を示している。例えば、連携サービス仕様カタログ72では、連携サービス仕様で独自定義するパラメータ情報を参照し、必須/任意の整合性が取れているかをチェックするようになっている(マンダトリチェック)。また、サービス連携ルールカタログ73では、ルール中の追加・変更時の素材サービスのオーダー投入順序を参照し、参照する素材サービスが合っているかをチェックするようになっている(シンタックスチェック)。さらに、サービス連携ルールカタログ73では、オーダー投入の各手順において設定に用いるパラメータを参照し、パラメータの値が投入オーダや仕様上の初期値、あるいは直前のオーダー処理により確定しており、手順上問題ないことをチェックするようになっている(サービス間連携ルールの順序性チェック)。
(特徴1-3)
図7は、本発明の特徴1-3を説明するための図である。本発明の特徴1-3は、「サービス種別・内容に依存せず適用可能なバリデーション手法」である。すなわち、本発明は、カタログの構文規則がサービス種別や内容に依存しないため、連携対象のサービスを限定せず、幅広い分野へ適用できる。具体的には、図7に示すように、共通の構文規則で表現することにより、NWサービス、Web系サービス、クラウドサービス、IoTサービスなど、様々な連携対象サービスに適用することが可能である。
(動作イメージ)
図8は、本発明の実施の形態におけるカタログ検証支援システムを導入したカタログ作成支援システムの動作例を示すシーケンス図である。ここでは、カタログ作成支援システムのGUI生成装置30については図示を省略している。
まず、GUI生成装置30からカタログ作成装置40に連携サービスカタログ生成命令が出されたものとする。GUI連携機能部42は、連携サービスカタログ生成命令を受けると、BG制御機能部41にカタログ生成命令を出す(ステップS1→S2)。カタログ生成命令は、BG制御機能部41を介してカタログ作成機能部45に渡される(ステップS3)。
カタログ作成機能部45は、カタログ生成命令を受けると、カタログテンプレート管理機能部46にカタログテンプレート取得要求を出す(ステップS4)。カタログテンプレート管理機能部46は、カタログテンプレート取得要求を受けると、DBを参照し、カタログ作成機能部45にカタログテンプレート情報を返す(ステップS5→S6)。カタログ作成機能部45は、カタログテンプレート情報を受けると、カタログを作成し、BG制御機能部41に作成カタログを渡す(ステップS7→S8)。
BG制御機能部41は、作成カタログを受けると、検証部連携機能部47に作成カタログのカタログ検証命令を出す(ステップS9)。例えば、カタログ作成者10によりGUI上のカタログ生成ボタンが押されたときにカタログ検証命令が出されるようになっている。カタログ検証命令は、検証部連携機能部47・BG連携機能部61を介してカタログ検証機能部62に渡される(ステップS10→S11)。
カタログ検証機能部62は、カタログ検証命令を受けると、関連カタログ分析処理(特徴1-1参照)を実施し、BG連携機能部61に参照先カタログ取得要求を出す(ステップS12→S13)。参照先カタログ取得要求は、BG連携機能部61・検証部連携機能部47を介してBG制御機能部41に渡される(ステップS14→S15)。BG制御機能部41は、参照先カタログ取得要求を受けると、カタログ情報管理機能部44にカタログ取得要求を出す(ステップS16)。カタログ情報管理機能部44は、カタログ取得要求を受けると、DBを参照し、BG制御機能部41にカタログ情報を返す(ステップS17→S18)。BG制御機能部41は、カタログ情報を受けると、検証部連携機能部47にカタログ情報を渡す(ステップS19)。カタログ情報は、検証部連携機能部47・BG連携機能部61を介してカタログ検証機能部62に渡される(ステップS20→S21)。このような処理(ステップS12~S21)は、カタログの参照構造に基づき複数回実施される。
カタログ検証機能部62は、カタログ情報を受けると、バリデーション(特徴1-2、特徴1-3参照)を実施し、問題があることが分かった場合はエラーメッセージを生成し、BG連携機能部61にエラー応答を返す(ステップS22→S23→S24)。エラー応答は、BG連携機能部61・検証部連携機能部47を介してBG制御機能部41に返される(ステップS25→S26)。BG制御機能部41は、エラー応答を受けると、カタログ作成機能部45にエラー応答を返す(ステップS27)。カタログ作成機能部45は、エラー応答を受けると、カタログ情報一時保存機能部34が一時保存しているカタログを破棄し、BG制御機能部41にエラー応答を返す(ステップS28)。エラー応答は、BG制御機能部41・GUI連携機能部42を介してGUI生成装置30に返される(ステップS29→S30)。
このように、本発明によれば、連携サービスのカタログ作成者10がGUIを介して作成したカタログのバリデーション自動化を実現することが可能である。なお、図8では、バリデーションの結果、問題があることが分かった場合の動作を例示しているが、問題がないことが分かった場合は、カタログ情報一時保存機能部34が一時保存しているカタログをそのままDBに保存するようになっている。
以上説明したように、本発明の実施の形態におけるカタログ検証装置60は、オーケストレータ50で用いるカタログの作成を支援するカタログ作成支援システムにより作成されたカタログを検証するカタログ検証装置60であって、カタログ作成支援システムに含まれるカタログ作成装置40との間のコミュニケーションのための機能部であるBG連携機能部61と、BG連携機能部61により取得された情報に基づいて、カタログ作成支援システムにより作成されたカタログを検証するカタログ検証機能部62とを備え、カタログ作成支援システム上で、連携サービスのカタログが作成され、保存される際に、ファイルの構文解析を行うことで、マンダトリチェック、シンタックスチェック、およびサービス間の連携ルールの順序性の観点でカタログのバリデーションを実現する。これにより、連携サービスのカタログ作成者10がGUIを介して作成したカタログのバリデーション自動化を実現することが可能である。
具体的には、バリデーション手法は、連携サービスカタログ71を対象とした、カタログの記載内容を考慮したバリデーション手法である(特徴1)。より具体的には、バリデーション手法は、連携サービスのバリデーションに必要な情報をカタログ間の参照関係から取得するバリデーション手法である(特徴1-1)。また、バリデーション手法は、マンダトリ、シンタックス、およびサービス間連携ルールのチェックを対象としたバリデーション手法である(特徴1-2)。また、バリデーション手法は、サービス種別および内容に依存せず適用可能なバリデーション手法である(特徴1-3)。
なお、本発明は、このようなカタログ検証装置60として実現することができるだけでなく、このようなカタログ検証装置60が備える特徴的な機能部をステップとするカタログ検証方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD-ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのはいうまでもない。
10…カタログ作成者
30…GUI生成装置
31…Webサーバ機能部
32…GUI生成機能部
33…BG連携機能部
34…カタログ情報一時保存機能部
35…GUI用リソース管理機能部
36…カタログ定義情報管理機能部
40…カタログ作成装置
41…BG制御機能部
42…GUI連携機能部
43…他システム連携機能部
44…カタログ情報管理機能部
45…カタログ作成機能部
46…カタログテンプレート管理機能部
47…検証部連携機能部
50…他システム(オーケストレータ)
60…カタログ検証装置
61…BG連携機能部
62…カタログ検証機能部

Claims (7)

  1. オーケストレータで用いるカタログの作成を支援するカタログ作成支援システムにより作成されたカタログを検証するカタログ検証装置であって、
    前記カタログ作成支援システムに含まれるカタログ作成装置との間のコミュニケーションのための機能部であるBG連携機能部と、
    前記BG連携機能部により取得された情報に基づいて、前記カタログ作成支援システムにより作成されたカタログを検証するカタログ検証機能部とを備え、
    前記カタログ作成支援システム上で、連携サービスのカタログが作成され、保存される際に、ファイルの構文解析を行うことで、マンダトリチェック、シンタックスチェック、およびサービス間の連携ルールの順序性の観点でカタログのバリデーションを実現することを特徴とするカタログ検証装置。
  2. 前記バリデーション手法は、連携サービスカタログを対象とした、カタログの記載内容を考慮したバリデーション手法であることを特徴とする請求項1に記載のカタログ検証装置。
  3. 前記バリデーション手法は、連携サービスのバリデーションに必要な情報をカタログ間の参照関係から取得するバリデーション手法であることを特徴とする請求項2に記載のカタログ検証装置。
  4. 前記バリデーション手法は、マンダトリ、シンタックス、およびサービス間連携ルールのチェックを対象としたバリデーション手法であることを特徴とする請求項2に記載のカタログ検証装置。
  5. 前記バリデーション手法は、サービス種別および内容に依存せず適用可能なバリデーション手法であることを特徴とする請求項2に記載のカタログ検証装置。
  6. オーケストレータで用いるカタログの作成を支援するカタログ作成支援システムにより作成されたカタログを検証するカタログ検証方法であって、
    カタログ検証装置が、
    前記カタログ作成支援システムに含まれるカタログ作成装置との間のコミュニケーションをとるBG連携ステップと、
    前記BG連携ステップで取得された情報に基づいて、前記カタログ作成支援システムにより作成されたカタログを検証するカタログ検証ステップとを実行し、
    前記カタログ作成支援システム上で、連携サービスのカタログが作成され、保存される際に、ファイルの構文解析を行うことで、マンダトリチェック、シンタックスチェック、およびサービス間の連携ルールの順序性の観点でカタログのバリデーションを実現することを特徴とするカタログ検証方法。
  7. 請求項1から5のいずれか1項に記載したカタログ検証装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
JP2019022755A 2019-02-12 2019-02-12 カタログ検証装置、カタログ検証方法、およびプログラム Active JP7140975B2 (ja)

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