JP7140954B2 - 立体表示装置、立体表示方法、および、立体表示プログラム - Google Patents
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Description
SFなどの世界では、ビルの壁面や店頭のショーウィンドウから大きな立体映像が現実空間に投影され、利用者がその立体映像に直接手で触れてインタラクションする世界が度々描かれてきた。近年、数多く存在する立体ディスプレイの研究により、立体ディスプレイが映画やゲームへ導入されていく一方で、ショーケースやビルの壁面への導入は少なく、これに対する一般的な手法はまだ確立されていなかった。店頭のショーケースやビルの壁面のような公共空間への導入には、大型立体ディスプレイであることに加えて、裸眼立体視できることや、設計や構築を容易にすることによるコスト軽減などが実現されることが望ましい。
1. 裸眼立体ディスプレイであること
2. 立体映像の輻輳と調整に違和感が生じないこと
3. 利用者の手が届く位置へ映像を表示できること
4. モジュールの端まで映像が表示されること
5. モジュールの端で映像が歪まないこと
6. 斜めからも見える広い視野角を有していること
7. 1台では表示することが難しい大きなサイズの映像を表示可能であること
つづいて、本発明にかかる一実施形態の構成について以下に説明する。まず、本実施の形態の立体表示装置100等の構成について説明する。図2は、本実施の形態が適用される立体表示装置100の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本実施の形態に関係する部分を中心に概念的に示している。
次に、このように構成された本実施の形態における立体表示処理の一例について、以下に図3を参照して詳細に説明する。ここで、図3は、本実施の形態の立体表示装置100における処理の一例を示すフローチャートである。
つぎに、本実施の形態の一例として実装した実施例について説明する。ここで、図4は、本実施の形態の一例として実装した実施例の外観を示す図である。実施形態の概要にて上述した設計に基づいて実装したプロトタイプとして、モーショントラッキングシステムとしてMicrosoft社製Kinect v2を使用した。空中投影型裸眼立体ディスプレイモジュールを構成する光源は、ASUS社のVG248QE 24inch 1920x1080を用いた。また、透明液晶ディスプレイは、同じくASUS社のVG248QE 24inch 1920x1080を分解して液晶のみを取り出して使用した。
以上の実施例の構成のもとに、本実験では、提案した裸眼立体ディスプレイモジュールが拡張性を有しているかを確認した。拡張性を有しているのであれば、2台のモジュールにまたがる映像を表示した際に、ユーザがそれを3D映像として認識できるはずである。そこで、モジュールを2台横つなぎにしてモジュールの様々な箇所に3D映像を投影した。
図6は、本実施例の構成における実験環境を示した写真図である。被験者は、図6の顎台に頭を乗せ頭部位置を固定する。頭部位置は、眉間が左側のディスプレイモジュールの中心にくるように設置し、左側のディスプレイを正面から観察できるようにした。左側のディスプレイ前面から被験者の眉間までの距離は977mmである。
20代の男女5名を被験者として実験を行なった。図8は、本実施例の構成における実験結果を示す図である。正答率を比較した結果、-12°が最も正答率が低く58%となり、それ以外の4箇所の正答率は80%を超えた。-12°は拡張していないモジュール端であり、正答率がこの箇所でのみ低くなったことは、本実験の目的で推定したとおりであった。本実験結果は、2台のモジュールにまたがる映像を提示した時、隣り合うモジュールが奥行き知覚の低下を軽減していることを意味しており、本実施形態にかかる立体表示システムが拡張性を有することが確認された。
本実施例により、複数台の空中投影型裸眼立体ディスプレイをタイリングすることによって、大型の空中投影型裸眼立体ディスプレイとして構築可能な拡張性を有する裸眼立体ディスプレイモジュールの設計およびプロトタイプの実装を行えることが確かめられた。実験を行った結果、モジュールをタイリングすることによって、モジュール端における奥行き分解能が向上したことから、モジュールを複数台タイリングすることによって1台の大きなディスプレイとして使用可能であることが実証できた。より大型の空中立体映像を利用者の手元に表示することも可能と考えられるので、視野角の拡大および各コンポーネント間の空間的な隙間の軽減をも行いうることが確かめられた。
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
102 制御部
102a 視点位置計測部
102b 透過表示制御部
102c 光源制御部
106 記憶部
106a 3Dオブジェクトファイル
108 入出力制御インターフェース部
111 マイクロミラーアレイ
112 モーションキャプチャ装置
114 透過型ディスプレイ
116 光源
Claims (6)
- 一面側の像を他面側の空間に結像させる結像光学素子と、
前記一面側において配置された、少なくとも右目用および左目用の複数の像を表示しうる透過型ディスプレイと、
さらに前記一面側において配置された、左右の目の位置に光学的に対応するように離隔しうる、複数の光源と、
を少なくとも備えたことにより、前記他面側において右目用および左目用に異なる像を切り替えて結像させて両眼視差を発生させ、
前記光源の発光面は、
前記結像光学素子を介して 前記他面側に空中結像される前記右目用および左目用のうち一方の目用の像が、一方の目には入射するが他方の目には入射しない程度の幅であり、
前記他面側の空間において、目の位置が、前記結像光学素子に対して前記光源の発光面と線対称な位置にない場合には、前記一方の目用の像が、一方の目には入射するが他方の目には入射しないように前記光源の発光面の幅を狭めることを特徴とする、立体表示装置。 - 請求項1に記載の立体表示装置において、
前記結像光学素子は、
マイクロミラーアレイであることを特徴とする、立体表示装置。 - 請求項1または2に記載の立体表示装置において、
左右の目の位置を計測するためのモーションキャプチャ装置
を更に備えたことを特徴とする、立体表示装置。 - 請求項1乃至3に記載の立体表示装置において、
前記複数の光源は、
多層構造として立体的に配置されていることを特徴とする、立体表示装置。 - 一面側の像を他面側の空間に結像させる結像光学素子と、前記一面側において配置された、複数の像を表示しうる透過型ディスプレイと、さらに前記一面側において配置された、左右の目の位置に光学的に対応するように離隔しうる、複数の光源とを備え、前記光源の発光面は、前記結像光学素子を介して前記他面側に空中結像される前記右目用および左目用のうち一方の目用の像が、一方の目には入射するが他方の目には入射しない程度の幅である立体表示装置において実行される立体表示方法であって、
両眼のうち一方の目の位置に光学的に対応する前記光源を点灯する場合には、前記透過型ディスプレイにおいて一方の目用の像を表示させるステップと、
他方の目の位置に光学的に対応する前記光源を点灯する場合には、前記一方の目用の像と両眼視差を有する他方の目用の像を表示させるステップと、
を含み、
前記各ステップにおいて、前記他面側の空間において、目の位置が、前記結像光学素子に対して前記光源の発光面と線対称な位置にない場合には、前記一方の目用の像が、一方の目には入射するが他方の目には入射しないように前記光源の発光面の幅を狭める ことを特徴とする、立体表示方法。 - 一面側の像を他面側の空間に結像させる結像光学素子と、前記一面側において配置された、複数の像を表示しうる透過型ディスプレイと、さらに前記一面側において配置された、左右の目の位置に光学的に対応するように離隔しうる、複数の光源とを備え、前記光源の発光面は、前記結像光学素子を介して前記他面側に空中結像される前記右目用および左目用のうち一方の目用の像が、一方の目には入射するが他方の目には入射しない程度の幅である立体表示装置に実行させるための立体表示プログラムであって、
両眼のうち一方の目の位置に光学的に対応する前記光源を点灯する場合には、前記透過型ディスプレイにおいて一方の目用の像を表示させるステップと、
他方の目の位置に光学的に対応する前記光源を点灯する場合には、前記一方の目用の像と両眼視差を有する他方の目用の像を表示させるステップと、
を実行させるための立体表示プログラムにおいて、
前記各ステップにおいて、前記他面側の空間において、目の位置が、前記結像光学素子に対して前記光源の発光面と線対称な位置にない場合には、前記一方の目用の像が、一方の目には入射するが他方の目には入射しないように前記光源の発光面の幅を狭めることを特徴とする、 立体表示プログラム。
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掛谷英紀, 石塚脩太,高精細空中像を提示する裸眼立体ディスプレイ,第20回日本バーチャルリアリティ学会大会論文集(2015年9月),2016年11月15日,pp.86-89 |
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