JP7140583B2 - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents
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Description
通過検知処理では、カウント精度を高めるために、より細かな周期で人体検出処理を行う必要がある。しかしながら、人体検出処理は処理量が多く、1つの処理に時間がかかることが多い。そこで、画像内において人体検出処理を実行する領域を制限し、検出処理の処理負荷を低減する方法がある。
特許文献1には、ステレオカメラを使用して各画素が距離情報を有する距離画像を生成し、上記距離情報を利用して、検出すべき特定物体のサイズに合わせて検出領域のサイズを設定する方法が開示されている。
そこで、本発明は、通過検知の対象となる被写体の検出精度を確保しつつ、当該被写体の検出処理の処理負荷を適切に低減することができる被写体の検出領域を設定することを目的としている。
なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態におけるネットワークカメラシステム1000の構成例である。
ネットワークカメラシステム1000は、撮像装置110と、クライアント装置120と、外部装置130と、を備える。撮像装置110、クライアント装置120および外部装置130は、ネットワーク200によって相互に通信可能に接続されている。
このネットワークカメラシステム1000は、例えば、人物の行動分析を行うためのシステムとすることができる。具体的には、当該ネットワークカメラシステム1000は、施設内の所定の領域にいる人数をカウントして、曜日・時間帯ごとの当該領域の混雑度合のデータを取得することができる。また、当該ネットワークカメラシステム1000は、施設内の所定の位置を通過する人数をカウントして、施設への入場者数や施設内における人物の移動軌跡を取得することができる。
通信部125は、カメラ110や外部装置130との間で通信を行うための通信インターフェースである。入力部126は、キーボードやマウス等のポインティングデバイスを含んで構成されている。表示部127は、液晶ディスプレイ(LCD)等のモニタを含んで構成されており、カメラ110から取得した画像やグラフィックユーザインタフェース(GUI)を表示する。クライアント装置120のユーザは、入力部126を操作し、表示部127に表示されたGUIを介して、各種コマンドを入力することができる。
また、本実施形態では、クライアント装置120が、人体検出処理の検出領域を設定し、設定された検出領域に対して人体検出処理を行う画像処理装置として動作する場合について説明する。
画像処理装置300は、画像取得部301と、設定指示取得部302と、人体検出部303と、検出領域設定部304と、変形量算出部305と、検出領域変形部306と、を備える。
画像取得部301は、画像解析を行う対象とする画像を取得する。本実施形態では、画像取得部301は、カメラ110が送信する撮像画像を、ネットワーク200を介して取得する。なお、画像取得部301は、PCなどの画像を送信する機能を有する装置から、ネットワーク200を介して画像を取得してもよい。また、画像取得部301は、クライアント装置120が有するHDD124を介して画像を取得してもよい。さらに、画像取得部301は、1枚以上の画像を含む映像を取得してもよい。この場合、映像は、aviファイル、movファイルのような映像ファイルでもよいし、webカメラからで送られてくるようなリアルタイム映像でもよい。また、取得する映像の数は1つでもよいし複数でもよい。
人体検出部303は、画像取得部301により取得された画像から人体を検出する人体検出処理を行う。そして、人体検出部303は、人体検出処理の結果を変形量算出部305へ出力する。
この検出領域設定部304において設定される検出領域は、最終的に画像処理装置300が通過検知の対象とする人体を検出するための人体検出処理を行う検出領域の基準領域である。本実施形態では、画像処理装置300は、当該基準領域を、通過判定位置の設定情報に基づいて変形することで、最終的な検出領域を設定する。つまり、画像処理装置300は、検知線の位置を示す設定情報と通過判定位置に関する設定情報とに基づいて、画像内の検出領域を設定する。
検出領域変形部306は、検出領域設定部304により設定された検出領域の基準領域を、検出領域変形量算出部305により算出された変形量に基づいて変形し、変形した結果を検出領域として設定する。つまり、検出領域変形部306は、上記変形量に基づいて、基準領域に対して拡張、縮小および移動の少なくとも1つを行う。
この図3では、矢印401の方向に処理が流れていくことを示している。処理を始めてから1回目の人体検出処理402では、画像全体に対して人体検出処理を行い、画像内に存在する全ての人体を検出する。その後、人体追尾処理403では、人体検出処理402において検出された人体の周囲でのみ人体検出処理を行い、それぞれの人体の追尾を行う。2回目の人体検出処理404では、画像内で設定された検出領域に対してのみ人体検出処理を行い、間隔405内において検知線を通過しうる人体を検出する。また、これ以降の人体検出処理においても、設定された検出領域に対してのみ人体検出処理が行われる。
なお、人体追尾処理は、連続する画像において同一人体の追尾が可能であれば、どのような処理方法を用いてもよい。また、処理の流れは、フロー401のようにそれぞれの処理が逐次実行されるような形である必要はなく、例えばそれぞれの処理が並列に行われてもよい。
図4は、画像処理装置300の動作を説明するためのフローチャートである。この図4の処理は、ユーザがクライアント装置120の表示部127に表示された設定画面上において、検知線を指定したタイミングで開始される。ただし、図4の処理の開始タイミングは、上記のタイミングに限らない。
クライアント装置120は、CPU121が必要なプログラムを読み出して実行することにより、図4に示す各処理を実現し、画像処理装置300の動作を実現することができる。ただし、図2に示す画像処理装置300の各要素のうち少なくとも一部が専用のハードウェアとして動作することで図4の処理が実現されるようにしてもよい。この場合、専用のハードウェアは、クライアント装置120のCPU121の制御に基づいて動作する。以降、アルファベットSはフローチャートにおけるステップを意味するものとする。
このS1において、画像処理装置300が図5に示す画像500に対して人体検出処理を行った結果を図6に示す。画像500内には、人体601、602、603が存在している。また、画像500内には、ユーザにより指定された検知線510が設定されている。図6に示すように、画像500の全域520に対して人体検出処理を行った場合、人体601、602および603が検出され、それぞれ人体領域601a、602aおよび603aが検出される。なお、図6では、人体領域を楕円領域で示しているが、人体領域は矩形領域など任意の形状の領域であってよい。
図7は、S2において設定される検出領域の基準領域の一例である。この図7に示すように、基準領域530は、検知線510を含み、検知線510の延伸方向に検知線510の長さを有する矩形領域として設定される。また、ユーザにより指定された検知線510の傾きと検知したい人の移動方向とには相関があると想定し、基準領域530は、検知線510に対して直交する方向に所定の検知幅を有する矩形領域として設定される。なお、検出領域の基準領域は、検知線の設定情報に基づいて設定されるものであればよく、設定方法については限定されない。
図8は、人体600の足元が、通過検知処理で用いる通過判定位置611に設定されており、人体600の顔が、人体検出処理で用いる検出部位612に設定されている例を示している。画像処理装置300は、S1において検出された人体の中で、最も大きな人体(最大人体)を用いて検出領域の拡張量531を算出する。具体的には、画像処理装置300は、最大人体における通過判定位置611から、検出部位612の上端位置までの距離を求め、この値を拡張量531として算出する。
このように、画像処理装置300は、検知線を通過し得る物体の大きさに関する物体情報と、当該物体の検出に必要な物体の特定部位(検出部位)とに基づいて、基準領域を拡張させる拡張量532を算出する。なお、拡張量531は、上記のように画像内に存在する最大人体の大きさに応じて動的に算出される必要はなく、ユーザによって手動で設定されてもよい。
画像処理装置300は、S1において検出された人体の中で、最も小さな人体(最小人体)を用いて検出領域の縮小量を算出する。具体的には、画像処理装置300は、図8に示すように、最小人体における通過判定位置611から、検出部位612の下端位置までの距離を求め、この値を縮小量532として算出する。
このように、画像処理装置300は、検知線を通過し得る物体の大きさに関する物体情報と、当該物体の検出に必要な物体の特定部位(検出部位)とに基づいて、基準領域を縮小させる縮小量532を算出する。なお、縮小量532は、上記のように画像内に存在する最小人体の大きさに応じて動的に算出される必要はなく、ユーザによって手動で設定されてもよい。
また、基準領域530の下端を縮小量532だけ縮小することで、検知線510を越えない人体602の検出部位(顔)が検出領域533外となり、人体602を未検出とすることが可能となる。さらに、縮小量532は、図8に示すように、最小人体における通過判定位置611から検出部位612の下端位置までの距離である。そのため、基準領域530の下端を縮小量532だけ縮小しても、図10に示すように、検知線510の下端ぎりぎりを通過する人体601の検出部位(顔)は検出領域533内に含まれる。したがって、人体601を適切に検出することが可能となる。
検出領域の縮小量についても同様に、サイズフィルタとして与えられている最小人体のサイズ情報の値を用いて算出することができる。
これにより、画像内に人体が存在しないような状況においても、検出領域の変形量を適切に算出することができ、通過検知処理を行う環境に対して、柔軟に対処を行うことが可能になる。
いずれの場合においても、画像処理装置300は、人体600の通過判定位置611から、検出部位612の上端位置までの距離を、基準領域の上端の拡張量531として算出する。また、画像処理装置300は、人体600の通過判定位置611から、検出部位612の下端位置までの距離を、基準領域の下端の縮小量532として算出する。なお、図11(b)に示すように、通過判定位置611が足元であり、検出部位612が足である場合、縮小量532は0となる。
さらに、検出領域の基準領域を変形させる方向は、通過判定位置から人体検出に必要な検出部位に向かう方向など、その処理の中で動的に決定されてもよい。本実施形態では、通過判定位置が足元に設定されているため、基準領域の上端を拡張し、基準領域の下端を縮小して検出領域を設定した。しかしながら、通過判定位置が頭頂部に設定されている場合には、基準領域の下端を拡張し、基準領域の上端を縮小して検出領域を設定する。この場合、通過判定位置である頭頂部から検出部位の上端位置までの距離が、基準領域の上端の縮小量となり、通過判定位置である頭頂部から検出部位の下端位置までの距離が、基準領域の下端の拡張量となる。
以上のように検出領域の基準領域の変形量と変形方向とを導出することで、通過判定位置に応じて必要な量だけ、必要な方向に検出領域の基準領域を変形させることが可能になる。なお、本実施形態では検出領域の基準領域に対して拡張および縮小の2つの変形を実施しているが、必ずしも両方を行う必要はない。つまり、拡張のみ、縮小のみなど、用途に応じて変形の種類や数を自由に選択することができる。
表示画面700は、画像表示エリア710を備える。画像表示エリア710は、カメラ100の撮像画像や画像解析結果、検知線や通過判定位置、人体検出処理の検出領域等を表示することができる。通過判定位置の表示方法としては、四角や人型などの人の身体を想像させる図形に、十字やバツなどの印を重畳する方法があるが、通過判定位置をユーザに提示できる方法であれば特に限定されない。また、検出領域の表示方法としては、実線で囲んだ任意の図形で表現する、透過率を下げて塗りつぶされた図形を画像上に重畳する、などの方法があるが、検出領域をユーザに提示できる方法であれば特に限定されない。
さらに、画像表示エリア710は、人体検出処理の検出領域の基準領域や、基準領域を変形させた変形量等を表示することもできる。基準領域の表示方法としては、破線で囲んだ任意の図形で表現するなどの方法がある。また、変形量の表示方法としては、直線や矢印といった、変形量に相当する長さを表現可能な図形を用いて表現するなどの方法がある。
なお、検出領域を更新するタイミングは、ユーザが実行ボタン730の押下により指定したタイミングに限定されるものではなく、一定の周期で検出領域を更新してもよい。この場合、検出領域を更新する時間間隔は、ユーザが任意に設定してもよいし、予め設定された固定値であってもよい。
検出領域の更新が行われた場合、更新後の検出領域をユーザに提示するために、チェックボックス720により検出領域が非表示に設定されていたとしても、画像表示エリア710に更新された検出領域を表示するようにしてもよい。このとき、検出領域の更新が行われたことをユーザが理解しやすいように、更新された検出領域を更新前の検出領域とは異なる形態で表示させてもよい。例えば、更新された検出領域を更新前の検出領域とは異なる色で重畳する、更新された検出領域を点滅させるといった、ユーザの目を引くような表示であってもよい。
なお、図12に示すユーザインターフェース(UI)は一例であり、用途に応じてUIの各機能、ボタンの配置や表示方法は自由に変更することが可能である。
これにより、画像処理装置300は、通過検知に影響しない領域に対して検出処理を行わないように、また、通過検知の対象とする物体が未検出とならないように、適切な検出領域を設定することができる。したがって、このように設定された検出領域に対して被写体の検出処理を行うことで、処理負荷を低減しつつ、通過検知の対象となる物体を適切に検出することができ、精度良く通過検知処理を行うことが可能となる。
また、画像処理装置300は、検知線の設定情報に基づいて、検出領域の基準領域を設定することができる。具体的には、画像処理装置300は、検知線の設定情報に基づいて、検知線を含み、検知線の延伸方向に検知線の長さを有し、検知線に直交する方向に所定の検知幅を有する領域を、被写体検出処理を行う検出領域の基準領域として設定することができる。ユーザにより指定された検知線は、通過を検知したい被写体の情報と相関がある可能性が高い。そのため、検知線の設定情報に基づいて検出領域の基準領域を設定することで、通過を検知したい被写体の検出精度の向上と被写体検出処理の処理負荷の低減とを目的とした適切な基準領域を設定することができる。そして、このように設定された基準領域を、通過判定位置の設定情報に基づいて変形させることで、より適切な検出領域を設定することができる。
これに対して、本実施形態では、通過判定位置を考慮して基準領域を変形させるため、基準領域の拡張だけでなく、基準領域の縮小を行うことができる。その結果、不必要な基準領域の削除を行うことができ、通過判定位置を考慮しない場合と比較して、より被写体検出処理の処理負荷を低減することが可能となる。また、通過判定位置としては、物体の中心位置、上端位置、下端位置など、さまざまな位置が用いられる。そのため、通過判定位置を考慮することで、必要な量だけ基準領域を適切に変形させることができる。
これにより、ユーザは、自身が指定した検知線や通過判定位置が適切に設定されているかどうかや、これらの情報に基づいて検出領域が適切に設定されているかどうかを容易に確認することができる。したがって、ユーザは、表示画面に表示された内容をもとに、検知線や通過判定位置、検出領域の変更の要否を判断し、必要に応じて変更の指示を画像処理装置300へ与えることができる。
さらに、画像処理装置300は、ユーザにより検知線や通過判定位置の変更の指示が与えられたタイミングで、検出領域を再設定し、当該検出領域を更新することができる。また、このとき画像処理装置200は、更新された検出領域を表示させる表示制御を行うこともできる。これにより、ユーザは、検出領域の変更が行われたことを容易に確認することができる。
さらに、画像処理装置300は、ユーザにより設定された一定の時間間隔で検出領域の更新を行ってもよいし、ユーザが表示画面上のボタンを押下した任意のタイミングで検出領域の更新を行ってもよい。この場合、ユーザが検出領域の更新タイミングを設定することができるので、ユーザは所望の通過検知結果を得ることができる。
したがって、被写体検出処理の処理負荷を最低限に抑えた、高精度な通過カウントを行うことができる。
上記実施形態においては、クライアント装置120が画像処理装置300として動作する場合について説明したが、カメラ110が画像処理装置300として動作してもよいし、一般のPCや他の機器等が画像処理装置300として動作してもよい。また、複数の機器がそれぞれ画像処理装置300の一部の機能を有していてもよい。
カメラ110が画像処理装置300として動作する場合、図2に示す画像取得部301は、カメラ110が有する撮像部から画像を取得する。また、設定指示取得部302は、クライアント装置120が取得した設定指示を、ネットワーク200を介して取得する。
なお、カメラ110が画像処理装置300として動作する場合、図2に示す画像処理装置300の各要素の一部または全部の機能は、カメラ110のCPUがプログラムを実行することで実現することができる。ただし、図2に示す画像処理装置300の各要素のうち少なくとも一部が専用のハードウェアとして動作するようにしてもよい。この場合、専用のハードウェアは、カメラ110のCPUの制御に基づいて動作する。また、カメラ110が画像処理装置300として動作する場合、カメラ110は、CPUが必要なプログラムを読み出して実行することにより、図4に示す各処理を実現し、画像処理装置300の動作を実現することができる。
さらに、上記実施形態においては、画像処理装置300は、検知線の設定情報に基づいて検出領域の基準領域を設定する場合について説明した。しかしながら、画像処理装置300は、別装置において検知線の設定情報に基づいて設定された検出領域の基準領域の情報を取得することで、当該基準領域を設定してもよい。つまり、図2の検出領域設定部304は、ネットワーク200を介して基準領域の情報を取得する検出領域取得部であってもよい。また、基準領域は、検知線の設定情報に基づいて設定された領域に限定されるものではなく、画像処理装置300は、基準領域を、検知線の設定情報と通過判定位置の設定情報とに基づいて変形させ、上述した検出領域を設定できればよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (17)
- 画像内に設定され、当該画像から検出された物体が通過したことを検知するために用いる検知線の位置を示す第1設定情報を取得する第1の取得手段と、
前記物体における前記通過の判定に用いる通過判定位置に関する第2設定情報を取得する第2の取得手段と、
前記画像内に前記物体を検出する検出処理を行う検出領域の基準領域を設定する第1の設定手段と、
前記第1の取得手段により取得された前記第1設定情報と、前記第2の取得手段により取得された前記第2設定情報と、に基づいて、前記基準領域を変形させることで、前記検出領域を設定する第2の設定手段と、
前記第1の取得手段により取得された前記検知線、前記第2の取得手段により取得された前記通過判定位置、前記第1の設定手段により設定された前記基準領域、前記第2の設定手段により設定された前記検出領域、および前記第2の設定手段により前記基準領域を変形させた変形量の少なくとも1つを表示させる第1の表示制御手段と、を備え、
前記第1の表示制御手段は、
前記変形量を、当該変形量に相当する長さを表現可能な図形を用いて表示させることを特徴とする画像処理装置。 - 前記第1の設定手段は、
前記第1の取得手段により取得された前記第1設定情報に基づいて、前記検出領域の基準領域を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記物体の大きさに関する物体情報を取得する第3の取得手段をさらに備え、
前記第2の設定手段は、
前記第3の取得手段により取得された前記物体情報に基づいて、前記基準領域を変形させる変形量を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。 - 前記画像から物体を検出する検出手段をさらに備え、
前記第3の取得手段は、
前記検出手段により検出された物体をもとに、前記物体情報を取得することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記第3の取得手段は、
前記検出処理において検出対象として設定されている物体のサイズ情報をもとに、前記物体情報を取得することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記検出処理における前記物体の検出に必要な前記物体の特定部位の部位情報を取得する第4の取得手段をさらに備え、
前記第2の設定手段は、
前記第4の取得手段により取得された前記部位情報に基づいて、前記基準領域を変形させる変形量を算出することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第2の設定手段は、
前記基準領域に対して、拡張、縮小および移動の少なくとも1つを行うことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第2の設定手段により前記基準領域を変形させる方向を決定する決定手段をさらに備え、
前記第2の設定手段は、
前記決定手段により決定された方向に前記基準領域を変形させることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記決定手段は、
ユーザの指定を受け付け、前記基準領域を変形させる方向を決定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。 - 前記決定手段は、
前記画像における鉛直方向に相当する方向を、前記基準領域を変形させる方向として決定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。 - 前記決定手段は、
前記通過判定位置から、前記検出処理における前記物体の検出に必要な前記物体の特定部位へ向かう方向を、前記基準領域を変形させる方向として決定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。 - 前記第2の設定手段により設定された前記検出領域を更新する更新手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記更新手段は、
一定の周期、ユーザにより指定されたタイミング、前記通過判定位置が変化したタイミング、および前記検知線が変化したタイミングの少なくとも1つのタイミングで、前記検出領域を更新することを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。 - 前記更新手段により更新された前記検出領域を表示させる第2の表示制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項12または13に記載の画像処理装置。
- 前記第2の表示制御手段は、
前記更新手段により更新された前記検出領域を、更新前の前記検出領域とは異なる形態で表示させることを特徴とする請求項14に記載の画像処理装置。 - 画像内に設定され、当該画像から検出された物体が通過したことを検知するために用いる検知線の位置を示す第1設定情報を取得する第1の取得ステップと、
前記物体における前記通過の判定に用いる通過判定位置に関する第2設定情報を取得する第2の取得ステップと、
前記画像内に前記物体を検出する検出処理を行う検出領域の基準領域を設定する第1の設定ステップと、
前記第1設定情報と前記第2設定情報とに基づいて、前記基準領域を変形させることで、前記検出領域を設定する第2の設定ステップと、
前記検知線、前記通過判定位置、前記基準領域、前記検出領域、および前記基準領域を変形させた変形量の少なくとも1つを表示させる表示ステップと、を含み、
前記表示ステップでは、
前記変形量を、当該変形量に相当する長さを表現可能な図形を用いて表示させることを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータを、請求項1から15のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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