JP7140366B2 - 多重成形体付き化粧料容器 - Google Patents

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Description

本発明は、多重成形体付き化粧料容器に関する。
従来、色見本を備えた化粧料容器としては、以下の特許文献1に記載されている色見本付きテスターが知られている。この特許文献1にあっては、色見本は、色の異なる溶融樹脂を金型内に順番に射出し一体的に成形する多重成形体としての二色成形体とされている。具体的には、着色樹脂材料を射出成形して有天略四角筒状に立設する一次成形体を得、この一次成形体の天面及び側面を覆うように、透明樹脂材料を射出成形して有天略四角筒状に立設する二次成形体を得、これらの一次成形体及び二次成形体により二色成形体が構成される。この二色成形体では、一次成形体の色が、透明な二次成形体の内側に透けて見えるため、単なる着色成形品に比べて、艶やかで美麗な外観を呈し見栄えが良いとされている。
特許第5154983号
しかしながら、最近にあっては、よりアイキャッチ効果が高い多重成形体が付いたテスターを含む化粧料容器が求められている。
そこで、本発明は、よりアイキャッチ効果が高い多重成形体付き化粧料容器を提供することを目的とする。
本発明による多重成形体付き化粧料容器は、化粧料を収容する化粧料容器と、化粧料容器に備えられ多重成形により形成された多重成形体と、を具備し、多重成形体は、透明な樹脂材料から形成された柱体と、柱体内に複数個が埋設され、樹脂材料から形成されて着色された立体有形物と、を備え、内部に化粧料を収容していないことを特徴としている。
このような多重成形体付き化粧料容器によれば、透明な樹脂材料から形成された柱体内に、樹脂材料から形成され着色された立体有形物が複数個埋設されているため、各立体有形物の光の屈折の効果により、各立体有形物が宙に浮遊しているように見えるのに加えて、複数の立体有形物が同時に見えることにより、立体有形物同士を見比べることができ、立体有形物が宙に浮遊しているように見える度合いを一層高めることができ、よりアイキャッチ効果を高めることができる。なお、1個の立体有形物の場合には、比較する立体有形物がないため、浮遊して見える効果が低く、立体有形物を複数とした場合に比して、アイキャッチ効果は低くなる。
ここで、上記多重成形体付き化粧料容器の構成としては、具体的には、柱体は、透明な樹脂材料から形成され天面及び底面を有する筒状体を有し、筒状体と立体有形物との間に、透明な樹脂材料が充填されている構成が挙げられる。
また、化粧料容器に収容されている化粧料と同数の立体有形物を備えていると、立体有形物の数を認識することにより、化粧料容器に収容されている化粧料の数を把握することができ、使い勝手が良い。
また、化粧料容器には化粧料が複数色収容され、立体有形物の各々は、化粧料のそれぞれと同色とされていると、各立体有形物の色を見れば、化粧料容器に収容されている化粧料の色を把握することができ、使い勝手が良い。特に、多重成形体付き化粧料容器を複数所有し、各々の多重成形体付き化粧料容器で、収容されている化粧料の色が違う場合には、使用者は、それぞれの多重成形体の立体有形物の色によって、同色の化粧料を収容する多重成形体付き化粧料容器を簡易に判別でき、使い勝手が良い。
また、多重成形体は、化粧料容器の後端部の操作部又はキャップの先端部に固定されていると、この多重成形体により、化粧料容器の操作部やキャップの目印としての機能を果たすことができる。
このように本発明によれば、よりアイキャッチ効果が高い多重成形体付き化粧料容器を提供できる。
本発明の実施形態に係る多重成形体付き化粧料容器を示す斜視図である。 図1に示す多重成形体付き化粧料容器の縦断面図である。 図1及び図2中の多重成形体を示す斜視図である。 図3に示す多重成形体の側面図である。
以下、本発明による多重成形体付き化粧料容器の好適な実施形態について図1~図4を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る多重成形体付き化粧料容器を示す斜視図、図2は、多重成形体付き化粧料容器の縦断面図であり、本実施形態では、棒状化粧料繰出容器を化粧料容器として説明する。
図1及び図2に示すように、多重成形体付き化粧料容器100は、化粧料容器1と、化粧料容器1の後端部に備えられ多重成形により形成された多重成形体2と、を具備している。
化粧料容器1は、全体形状が筆記具の如き丸棒状を呈するものであり、容器外形を構成し容器前部を形成する先筒3及び容器後部を形成する操作筒(操作部)4と、図2に示すように、先筒3内に収容された棒状化粧料Mと、棒状化粧料Mを支持すると共に螺合部の一方を備える移動体としての棒状化粧料支持体5と、螺合部の他方を備える雌螺子部材6と、雌螺子部材6と先筒3内との間に介装された圧縮コイルバネ7と、を概略備える。
先筒3は、長尺な円筒状に構成され、先端部の外周面が多少先細りする形状とされている。先筒3の後端部の内周面には、操作筒4を軸線方向に係合するための凹部3aが円環状に設けられている。
先筒3には、先端の開口3bから後方へ向かって延び棒状化粧料Mの摺動を可能とする棒状化粧料孔3cが設けられる。この棒状化粧料孔3cの周囲の複数箇所(ここでは四等配の位置)には、開口3bの近傍から先筒3の後部側に亘って、棒状化粧料支持体5の後述する支持片5dを収容し摺動を可能とする支持片溝3dが連設される。そして、これらの棒状化粧料孔3c及び当該棒状化粧料孔3c周囲の支持片溝3d~3dにより、棒状化粧料M及び支持片5dが摺動する進退孔3eが構成される。ここでは、棒状化粧料孔3cは棒状化粧料Mと同様な断面円形とされる。そして、支持片溝3dの先端面が、棒状化粧料支持体5の支持片5dの先端が突き当たる棒状化粧料支持体5の前進限とされる。
また、先筒3の後部で進退孔3eに続く部分には、段部3fを介して断面円形に拡径される大径孔3gが、圧縮コイルバネ7及び雌螺子部材6並びに後述する操作筒4の円筒部4dを収容する領域として設けられている。
棒状化粧料支持体5は、棒状化粧料Mの後端部を支持するための支持部5aと、支持部5aより後側に設けられ、雌螺子部材6の後述する雌螺子である螺合突起6bに螺合する雄螺子5bと、を備える。雄螺子5bは、軸線方向に長尺に延在する。
前側の支持部5aは、棒状化粧料Mの後端面を突き当てるための基部5cと、この基部5cから前方へ所定長突出し周方向の複数位置(ここでは四等配の位置)に設けられ、基部5cに突き当てられた棒状化粧料Mの後端部を相互間に挟んで支持する支持片5dと、を備える。
操作筒4は、先筒3との相対回転により棒状化粧料Mを進退させるためのものであり、化粧料容器1の後端部を構成している。操作筒4は有底円筒状に形成され、軸線方向中程の中央部4aの外周面が拡径されている。中央部4aは、外方に露出し使用者により握られて回転操作され得るものである。操作筒4の中央部4aより前側の円筒部4dは、先筒3の後端部の大径孔3gに進入する部分とされている。操作筒4の円筒部4dの外周面には、先筒3の凹部3aに軸線方向に係合するための凸部4bが円環状に設けられている。また、操作筒4の中央部4aより後側の有底円筒部4eは、多重成形体2の後述の円筒状の装着部11に内挿されるものである。操作筒4の内周面には、周方向に沿って凹凸が連なり当該凹凸が軸線方向に延びるローレット4cが、雌螺子部材6を回転方向に係合するためものとして設けられている。
雌螺子部材6は、略円筒状に構成され、軸線方向中程より多少前側に円形の鍔部6aを備える。雌螺子部材6の内周面の先端部には、棒状化粧料支持体5の雄螺子5bに螺合する一対の螺合突起(雌螺子)6b,6bが対向して設けられる。また、雌螺子部材6の鍔部6aより後側には、周方向に沿って離間され軸線方向に延びる突条6cが、操作筒4のローレット4cを回転方向に係合するものとして設けられる。
圧縮コイルバネ7は、雌螺子部材6の鍔部6aより前側の部分を囲繞すると共に、先筒3の段部3fと雌螺子部材6の鍔部6aとの間に挟まれるように配置される。なお、圧縮コイルバネ7に代えて例えば樹脂バネ等を用いても良い。
そして、先ず、雌螺子部材6の螺合突起6b,6bに棒状化粧料支持体5の雄螺子5bを、基部5cと雌螺子部材6の先端面とが接するように螺子込み、次いで、先筒3の段部3fに当接するように圧縮コイルバネ7を先筒3に内挿する。そして、棒状化粧料支持体5及び雌螺子部材6を、その先端側から先筒3の後端側に内挿し、その支持片5dが先筒3の支持片溝3dに進入するようにして、進退孔3eに内挿する。従って、棒状化粧料支持体5の支持片5dが進入する支持片溝3dは、棒状化粧料支持体5の回り止めとされ、棒状化粧料支持体5は、先筒3に対して軸線方向に移動可能且つ軸線周りに同期回転可能に装着される。
そして、操作筒4の中央部4aより前側の円筒部4dを、先筒3の大径孔3gに進入させ、雌螺子部材6の突条6cを操作筒4のローレット4cに進入させ回転方向に係合することによって、雌螺子部材6と操作筒4とを軸線周りに同期回転可能とし、操作筒4の中央部4aの先端面を、先筒3の後端面に突き当て、操作筒4の凸部4bが先筒3の凹部3aに軸線方向に係合することによって、先筒3に対して操作筒4が軸線方向に移動不能且つ軸線周りに回転可能に装着される。この状態で、雌螺子部材6の鍔部6aは、圧縮コイルバネ7の付勢力により後方へ押圧され、雌螺子部材6の鍔部6aは操作筒4の先端面に当接した状態になっている。この圧縮コイルバネ7は、そのバネ定数が、筆圧よりも大きく設定されていると共に、多重成形体付き化粧料容器100を例えば落下させたとき等に雌螺子部材6に作用する衝撃等を緩衝し、雌螺子部材6に螺合する棒状化粧料支持体5の棒状化粧料Mを保護する役目を果たす。
棒状化粧料Mは、先筒3の開口から挿入され棒状化粧料支持体5の支持片5dに支持される。棒状化粧料Mは、ここではリップ用とされ、断面円形で略円柱状に構成され、軸心を通る部分で半分にそれぞれ色分けされた2つの半円柱状の化粧料M1,M2を一体化したものとされている。このような二色成形は、例えば特開2015-44783号に記載の公知の方法等を用いて成形されている。そして、この棒状化粧料Mでは、2色のグラデーションを作るのが好適である。勿論、1色を適所に塗布しても良い。ここでは、化粧料M1は赤色、化粧料M2はピンク色にされている。因みに、2色の化粧料M1,M2は半々の割合以外で分けられていても良い。なお、図においては、赤色の化粧料M1に対して、赤色を表すべくドットが粗に複数付され、ピンク色の化粧料M2に対して、ピンク色を表すべくドットが密に多数付され、ドットの粗密により色分けを表現している。
このような化粧料容器1を用い、使用者により、先筒3と操作筒4(多重成形体2でも可)とが一方向である繰り出し方向に相対回転(回転操作)されると、先筒3と同期回転可能な棒状化粧料支持体5の雄螺子5bと、操作筒4と同期回転可能な雌螺子部材6の螺合突起6b,6bによる螺合作用が働き、棒状化粧料支持体5が前進し、棒状化粧料Mは先筒3の開口3bから出現して、2色を始めとした塗布に供することができる。塗布が終了し、使用者により、先筒3と操作筒4とが一方向の反対方向である繰り戻し方向に相対回転(回転操作)されると、棒状化粧料支持体5が後退し、棒状化粧料Mが先筒3の開口3bから没入する。
なお、雄螺子5bの後端部の一部には、後端面から所定長延びて内外を連通するスリット5eが設けられている。このスリット5eは、棒状化粧料支持体5が前進限においてそれ以上繰り出し方向に回転操作された際に過大な負荷が作用しないように螺合突起6bとの螺合を解除し空転させるためのものである。この場合、螺合解除後の逆回転により、雄螺子5bと螺合突起6bが螺合復帰し、棒状化粧料支持体5の後退が可能となる。
次に、本実施形態の特徴を成す多重成形体2について説明する。図3は、多重成形体を示す斜視図、図4は、多重成形体の側面図である。
多重成形体2は、色の異なる溶融樹脂を金型内に順番に射出し一体的に成形する工法により得られるものであり、透明な樹脂材料から形成された柱体8と、柱体8内に複数個(ここでは、2個)が埋設され、樹脂材料から形成されて着色された立体有形物T1,T2と、を備えている。
透明な樹脂材料としては、例えば、AS(アクリル・スチレン)、PC(ポリカーボネート)、PMMA(アクリル)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等が挙げられる。また、樹脂材料の着色は、例えば上記透明な樹脂材料に例えば顔料等の色材を加えることにより成される。
柱体8は、透明な樹脂材料から形成され天面9及び底面10を有する筒状体を有し、筒状体と立体有形物T1,T2との間に、透明な樹脂材料が充填されることにより多重成形体2が形成されている。この柱体8の底面10には、柱体8と共に透明な樹脂材料から形成された円筒状の装着部11が、一体成形されている。
柱体8としては、例えば円柱、多角柱が挙げられる。化粧料容器1の外周面が円形の場合には、当該円形に合わせた円柱を採用するのが好ましく、化粧料容器1の外周面が多角形の場合には、当該多角形に合わせた多角柱を採用するのが好ましい。ここでは、化粧料容器1の外周面が円形のため、柱体8を円柱として説明する。
着色された立体有形物T1,T2は、ここでは、球とされ、遠近感が、より生じるように、柱体8の軸線方向や軸線方向に直交する方向に互いにずれて配置され、さらに離間して配置されている。立体有形物T1,T2は、球に限定されるものではなく、例えば花びらや蝶のような他の立体有形物同士を採用することもできる。また、立体有形物T1,T2同士は違う形状であっても良い。また、立体有形物T1,T2は、接触していても良い。また、ここでは、大きい立体有形物T1と、小さい立体有形物T2を設けているが、立体有形物T1,T2は同じ大きさであっても良い。
そして、ここでは、化粧料容器1に収容されている2つ(2色)の化粧料M1,M2と同数の立体有形物T1,T2が配置されている。さらに、ここでは、立体有形物T1は、化粧料M1と同色の赤色とされ、立体有形物T2は、化粧料M2と同色のピンク色とされている。なお、図においては、化粧料M1,M2の場合と同様に、赤色の立体有形物T1に対して、赤色を表すべくドットが粗に複数付され、ピンク色の立体有形物T2に対して、ピンク色を表すべくドットが密に多数付され、ドットの粗密により色分けを表現している。
装着部11は、柱体8の底面10に一体的に連設され、円筒状を呈している。この装着部11は、柱体8の底面10より多少小径に形成されている。
そして、図2に示すように、装着部11が、操作筒4の有底円筒部4eに外挿され、装着部11の先端面が操作筒4の中央部4aの後端面に当接すると共に、柱体8の底面10が操作筒4の有底円筒部4eの底面に当接することにより、有底円筒部4eに対して多重成形体2が接着固定される。なお、有底円筒部4eと多重成形体2の装着部11とは嵌合固定等でも良い。そして、透明な装着部11を通して操作筒4の有底円筒部4eが見えないように、円筒状のカバーリング12が、多重成形体2の装着前に、装着部11を外側から覆うように外挿され、接着や嵌合等により取り付けられている。
このように、本実施形態によれば、透明な樹脂材料から形成された柱体8内に、樹脂材料から形成され着色された立体有形物T1,T2が複数個埋設されているため、各立体有形物T1,T2の光の屈折の効果により、各立体有形物T1,T2が宙に浮遊しているように見えるのに加えて、複数の立体有形物T1,T2が同時に見えることにより、立体有形物T1,T2同士を見比べることができ、立体有形物T1,T2が宙に浮遊しているように見える度合いを一層高めることができ、よりアイキャッチ効果を高めることができる。なお、1個の立体有形物の場合には、比較する立体有形物がないため、浮遊して見える効果が低く、立体有形物を複数とした場合に比して、アイキャッチ効果は低くなる。
また、化粧料容器1に収容されている化粧料M1,M2と同数の立体有形物T1,T2を備えているため、立体有形物T1,T2の数を認識することにより、化粧料容器1に収容されている化粧料M1,M2の数を把握することができ、使い勝手が良い。
また、化粧料容器1には化粧料M1,M2が複数色収容され、立体有形物T1,T2の各々は、化粧料M1,M2のそれぞれと同色とされているため、各立体有形物T1,T2の色を見れば、化粧料容器1に収容されている化粧料M1,M2の色を把握することができ、使い勝手が良い。特に、多重成形体付き化粧料容器100を複数所有し、各々の多重成形体付き化粧料容器100で、収容されている化粧料M1,M2の色が違う場合には、使用者は、それぞれの多重成形体2の立体有形物T1,T2の色によって、同色の化粧料M1,M2を収容する多重成形体付き化粧料容器100を簡易に判別でき、使い勝手が良い。
また、多重成形体2は、化粧料容器1の後端部の操作筒4に固定されているため、この多重成形体2により、化粧料容器1の操作筒4の目印としての機能を果たすことができる。すなわち、多重成形体2を見ることにより、多重成形体2側に操作筒4があると認識できる。なお、先筒3の先端に着脱可能なキャップを設け、当該キャップの先端部に多重成形体2を固定し、この多重成形体2により化粧料容器1のキャップの目印としての機能を果たすようにしても良い。
なお、ここでは、リップ用として赤色とピンク色の組み合わせを採用しているが、他色同士を組み合わせても勿論良い。また、例えばコンシーラーであれば、例えば肌色と濃い肌色等の組み合わせが挙げられ、また、例えばアイシャドウであれば、濃淡のピンク等の組み合わせが挙げられ、選択する化粧料や流行により色の組み合わせを適宜変えるのが好ましい。
また、ここでは、棒状化粧料Mを、2色の半円柱状の化粧料M1,M2を一体化したものとしているが、多色グラデーションに好適な3色以上の化粧料を一体化したものであっても良い。また、棒状化粧料Mは断面円形のものに限定されず、例えば楕円芯でも良く、扁平芯でも良い。また、複数の立体有形物T1,T2が埋設された多重成形体2を有していれば、アイキャッチ効果が高まるため、棒状化粧料Mは単色の一本の棒状化粧料であっても良い。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、立体有形物T1,T2が、多重成形体2の天面9や底面10に当接せずに、宙に浮遊している効果を、より高めるようにしているが、天面9や底面10に当接していても良く、この場合でも、互いの立体有形物T1,T2の光の屈折により、各立体有形物が宙に浮遊しているように見えるのに加えて、複数の立体有形物T1,T2が同時に見えることにより、立体有形物T1,T2同士を見比べることができ、立体有形物T1,T2が宙に浮遊しているように見える度合いを一層高めることができ、アイキャッチ効果を高めることができる。
また、上記実施形態においては、化粧料容器1に収容されている化粧料M1,M2と同数の立体有形物T1,T2を備えるようにし、立体有形物T1,T2の数を認識することにより、化粧料容器1に収容されている化粧料M1,M2の数を把握することができ、使い勝手が良いとされているが、アイキャッチ効果の観点からすれば、立体有形物T1,T2の個数は複数であれば、特に個数は限定されるものではない。
また、アイキャッチ効果の観点からすれば、複数の立体有形物を有していれば、化粧料の色と立体有形物の色は違っていても良く、例えば、立体有形物全てが同色であっても良く、また、一部が別色で同色が複数あっても良い。
また、本発明は、例えば特許第2781349号に記載の化粧料容器に対しても適用できる。すなわち、例えば片側に棒状化粧料である口紅、反対側に例えばブラシ等の塗布具が取り付けられ当該塗布具がキャップで覆われているものにも適用でき、この場合には多重成形体をキャップの先端部に固定するのが好ましい。また、例えば片側に固形化粧料(棒状化粧料)が配置されて一のキャップで覆われていると共に、反対側に例えばチップ等が配置されて別のキャップで覆われ、当該チップが例えばブラシ等の塗布具と交換できるものにも適用でき、この場合には、多重成形体2を一のキャップの先端部又は別のキャップの先端部に固定するのが好ましい。また、例えば特許第6143229号に記載の4色の例えば棒状化粧料等の描画材をそれぞれ使用できる多種ペンシルに対しても適用でき、ペンシルの後端部に多重成形体2を固定すれば良い。勿論、本発明は5色以上の化粧料を収容する化粧料容器に対しても適用できる。斯くの如く種々の化粧料容器に対して多重成形体2を適用でき、よりアイキャッチ効果を高めることができる。
さらにまた、本発明は、棒状化粧料Mを繰り出して使用する化粧料容器1以外にも適用可能であり、液状化粧料を収容し塗布に供する液状化粧料容器や、粉体化粧料を収容し塗布に供する粉体化粧料容器等に対しても適用可能であり、要は、化粧料を収容する化粧料容器全てに対して適用可能であり、さらには、顧客が店頭で手軽に試供可能なテスターとしても採用できる。
1…化粧料容器、2…多重成形体、4…操作筒(操作部)、8…柱体、9…天面、10…底面、100…多重成形体付き化粧料容器、M…棒状化粧料、M1.M2…化粧料、T1,T2…立体有形物。

Claims (5)

  1. 化粧料を収容する化粧料容器と、
    前記化粧料容器に備えられ多重成形により形成された多重成形体と、を具備し、
    前記多重成形体は、透明な樹脂材料から形成された柱体と、
    前記柱体内に複数個が埋設され、樹脂材料から形成されて着色された立体有形物と、を備え、内部に化粧料を収容していないことを特徴とする多重成形体付き化粧料容器。
  2. 前記柱体は、前記透明な樹脂材料から形成され天面及び底面を有する筒状体を有し、
    前記筒状体と前記立体有形物との間に、前記透明な樹脂材料が充填されていることを特徴とする請求項1記載の多重成形体付き化粧料容器。
  3. 前記化粧料容器に収容されている前記化粧料と同数の前記立体有形物を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の多重成形体付き化粧料容器。
  4. 前記化粧料容器には前記化粧料が複数色収容され、前記立体有形物の各々は、前記化粧料のそれぞれと同色とされていることを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載の多重成形体付き化粧料容器。
  5. 前記多重成形体は、前記化粧料容器の後端部の操作部又はキャップの先端部に固定されていることを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の多重成形体付き化粧料容器。
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