JP7137980B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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Description
第1実施形態について、図面を参照しながら、以下、説明する。
図1は、第1実施形態に係る冷蔵庫100とアップデート検査用端末Dev1との概略構成図である。
以上のように構成された冷蔵庫100において、冷蔵庫の制御ソフトウェアの更新処理を実行する場合について、以下、説明する。
ステップS1において、例えば、作業員がアップデート検査用端末Dev1のコネクタを冷蔵庫100のコネクタ5(例えば、コネクタ5の端子Tm1)に接続する。
本体マイコン4は、開始コマンドを受信すると、冷蔵庫本体6に対して、ニュートラル状態への移行を指示する制御信号CtlAを送信し、冷蔵庫本体6は、制御信号CtlAを受け、冷蔵庫本体6の状態をニュートラル状態に移行させる(ステップS3)(時刻t1)。
ステップS6において、アップデート検査用端末Dev1は、冷蔵庫本体6がニュートラル状態に移行完了し、冷蔵庫100への電源を切断することが可能であることを、作業員が確認できるように、通知する(例えば、アップデート検査用端末Dev1の表示画面に冷蔵庫本体6がニュートラル状態に移行完了し、冷蔵庫100への電源を切断することが可能であることを示す情報を表示させる)。
(1)切断手段3が、例えば、電源2から、冷蔵庫本体6、本体マイコンへの経路(電源供給経路)を物理的に切断することができるもの、例えばコネクタである場合、作業員が当該切断手段を操作し、電源2から、冷蔵庫本体6、本体マイコンへの経路(電源供給経路)を物理的に切断する。これにより、電源2から、冷蔵庫本体6、本体マイコンへの電源供給が断絶される。
(2)切断手段3が、例えば、リレーであり、電源2から、冷蔵庫本体6、本体マイコンへの経路(電源供給経路)を当該リレーにより切断することができるものである場合、アップデート検査用端末Dev1から当該リレーに対して制御信号を送信し、当該リレーが当該制御信号に従い、電源2から、冷蔵庫本体6、本体マイコンへの経路(電源供給経路)を遮断する。これにより、電源2から、冷蔵庫本体6、本体マイコンへの電源供給が断絶される。
ステップS8において、アップデート検査用端末Dev1から、本体マイコン4に電源供給を開始する。ステップS5にて、本体マイコン4は次回の電源投入時に更新モードとなるように設定されているので、ステップS8で本体マイコン4は更新モードとなる。なお、本体マイコン4が更新モードで起動した際には、本体マイコン4は、次回の電源投入時に制御ソフトウェアを実行する通常モードとなるように、自らを設定する。
冷蔵庫100の制御ソフトウェアの更新処理、ベリファイ処理が完了し、正常に、冷蔵庫100の制御ソフトウェアの更新処理がなされたことを確認した後、アップデート検査用端末Dev1が冷蔵庫100から取り外され、電源復元処理が実行される。電源復元処理は、例えば、以下の(1)または(2)により実行される。
(1)切断手段3が、電源2から、冷蔵庫本体6、本体マイコンへの経路(電源供給経路)を物理的に切断するものである場合、作業員がアップデート検査用端末Dev1を冷蔵庫100から取り外した後に、作業員が当該切断手段を操作し、電源2から、冷蔵庫本体6、本体マイコンへ電源供給がされるようにする。つまり、切断手段3により、電源供給経路を遮断する前の元の状態に戻す。
(2)切断手段3が、リレーであり、電源2から、冷蔵庫本体6、本体マイコンへの経路(電源供給経路)を当該リレーにより切断することができるものである場合、アップデート検査用端末Dev1から本体マイコン4への電源供給を停止した後に、アップデート検査用端末Dev1から当該リレーに対して制御信号を送信し、当該リレーが当該制御信号に従い、電源2から、冷蔵庫本体6、本体マイコンへ電源供給がされるようにする。つまり、リレーにより、電源供給経路を遮断する前の元の状態に戻す。
ステップS11において、電源供給経路を元の状態に戻すことで、冷蔵庫100において再起動処理を実行させる(時刻t3)。そして、本体マイコン4および冷蔵庫本体6は、通常モードで起動し、更新後の制御ソフトウェアを実行する。これにより、冷蔵庫100は、更新後の制御ソフトウェアによって制御される状態(図3の状態A’)に復帰する(時刻t4以降)。
次に、第2実施形態について、説明する。
ステップS1の処理は、第1実施形態のステップS1の処理と同様である。
ステップS2において、アップデート検査用端末Dev1が、コネクタ5に接続されると、アップデート検査用端末Dev1は、開始コマンドを、本体マイコン4に送信する(ステップS2)。アップデート検査用端末Dev1は、例えば、図4に示すように、本体マイコン4のデータD_testの入出力用のポートへ、開始コマンドを出力する。
ステップS3~S5の処理は、第1実施形態のステップS3~S5の処理と同様である。ただし、ステップS5にて、本体マイコン4は、次回の電源投入時に、制御ソフトウェアを実行せずに、外部からの操作によって制御ソフトウェアの更新処理ができるモード(更新モード)となるように、自らを設定する必要はない。
ステップS12において、アップデート検査用端末Dev1は、冷蔵庫本体6がニュートラル状態となっていることを確認したら、本体マイコン4に対しReset信号を送信し、本体マイコン4のモードを、冷蔵庫200の制御ソフトウェアを実行する通常モードから、冷蔵庫200の制御ソフトウェアの更新処理を実行する更新モードへ変更する。
ステップS14において、アップデート検査用端末Dev1は、図4に示すように、本体マイコン4に対しResetを解除する信号を送信する。
次に、第2実施形態の変形例について、説明する。
次に、第3実施形態について、説明する。
ステップS101において、例えば、作業員は、冷蔵庫300をメンテナンスモードに移行させる操作を行う。この操作は、例えば、冷蔵庫300の所定のボタンを押しながら、冷凍室のドア開閉を行う等の通常使用しない操作により実現する。
ステップS102において、アップデート検査用端末Dev1と冷蔵庫300とのペアリング処理(1対1認証処理)が実行される。例えば、冷蔵庫300において、冷蔵庫300の表示画面(不図示)にパスコードを表示させ、当該パスコードを作業員がアップデート検査用端末Dev1に入力し、入力したパスコードを、アップデート検査用端末Dev1から無線通信用マイコン8に送信し、無線通信用マイコン8が確認することで、アップデート検査用端末Dev1と冷蔵庫300とのペアリング処理(1対1認証処理)が実行される。
(1)ワンタイムのバーコードを冷蔵庫300の表示画面に表示させ、アップデート検査用端末Dev1が持つカメラでバーコードを撮影することによるペアリング処理(1対1認証処理)
(2)庫内灯の点灯パターンによるペアリング処理(1対1認証処理)
冷蔵庫300の庫内灯(不図示)を所定のパターンで点灯、点滅させ、冷蔵庫300の庫内にアップデート検査用端末Dev1を置いて、アップデート検査用端末Dev1の光センサにより、当該庫内灯の点灯パターンに対応する信号を取得し、取得した上記庫内灯の点灯パターンを示す信号を、アップデート検査用端末Dev1から無線通信用マイコン8に送信する。そして、無線通信用マイコン8が、上記信号を確認することで、アップデート検査用端末Dev1と冷蔵庫300とのペアリング処理(1対1認証処理)を実行する。
(3)音によるペアリング処理(1対1認証処理)
例えば、冷蔵庫本体に搭載のブザーから、一定期間、パターンのついた音を鳴らす。パターンのついた音とは、たとえばモールス信号のように、プップップップープープープップップッといった単音・長音の組み合わせが、繰り返し鳴る音である。周波数も変えられるなら音階でもよい。アップデート検査用端末Dev1は、音の入力モードとし、端末のマイクから音を入力する。1回もしくは複数回のパターン音からパスコードを判別することで、ペアリング処理を実行する。
(4)LEDによるペアリング処理(1対1認証処理)
冷蔵庫内にある温調パネルには、冷蔵庫の機能の状態を示すLEDが数個~20個程度ついている。その複数個のLEDの点灯パターンをパスコードとして使用する。点灯パターンは、それぞれLEDのOnとOffで示され、LEDの数の組み合わせ分だけ存在する。更に、LEDの位置もあわせると多くのパターンを作ることができる。アップデート検査用端末Dev1が持つカメラで温調パネルを撮影し、パスコード点灯モードになっているLEDを画像認識してパスコードを判別することで、ペアリング処理を実行する。
ステップS103において、アップデート検査用端末Dev1と冷蔵庫300とのペアリング処理が完了したら、アップデート検査用端末Dev1は、無線通信により、無線通信用マイコン8に開始コマンドを送信する。無線通信用マイコン8は、アップデート検査用端末Dev1から受信した開始コマンドを本体マイコン4に転送する。
ステップS104、S105の処理は、第1実施形態のステップS3、S4の処理と同様である。
本体マイコン4は、冷蔵庫本体6から取得した情報RstAに基づいて、冷蔵庫本体6がニュートラル状態になったか否かを判定し、判定の結果、冷蔵庫本体6がニュートラル状態になったと確認したら、ニュートラル状態に移行完了したことを示す情報を含む信号Res1を、無線通信用マイコン8に送信する。そして、無線通信用マイコン8は、上記信号Res1を、アップデート検査用端末Dev1に送信する(ステップS106)。アップデート検査用端末Dev1は、無線通信用マイコン8からの信号Res1を受信する。
ステップS107において、アップデート検査用端末Dev1は、冷蔵庫本体6がニュートラル状態となっていることを確認したら、無線通信用マイコン8を介して、本体マイコン4に対しReset信号を送信し、本体マイコン4のモードを、冷蔵庫300の制御ソフトウェアを実行する通常モードから、冷蔵庫300の制御ソフトウェアの更新処理を実行する更新モードへ変更する。
ステップS109において、アップデート検査用端末Dev1は、冷蔵庫300の制御ソフトウェアの更新処理が完了したことを確認した後、無線通信用マイコン8を介して、本体マイコン4に対しResetを解除する信号を送信する。
上記実施形態において、各実施形態(変形例を含む)の1又は複数を組み合わせて、冷蔵庫を実現するようにしてもよい。
なお、本発明は、以下のようにも表現することができる。
3 遮断手段(電力供給遮断手段)
4 本体マイコン(制御部)
5 コネクタ
6 冷蔵庫本体
C2 電源ケーブル
7 第1マイコン(第1制御部)
8 無線通信用マイコン
Dev1 アップデート検査用端末
Claims (2)
- 冷蔵庫を制御する制御マイコンを備え、
前記制御マイコンにて実行される制御用ソフトウェアを冷蔵庫外部から更新することができる冷蔵庫であって、
前記冷蔵庫は、コンセントに挿入可能な電源ケーブルを有し、当該電源ケーブルから前記制御マイコンの電源供給を受けており、
前記電源ケーブルをコンセントに挿入した状態のまま、前記制御マイコンの電源への電力供給を遮断する電力供給遮断手段を備え、
前記制御マイコンは、
前記制御用ソフトウェアの更新処理を実行する前に、冷蔵庫本体の状態が、良好な保冷状態が確保されている状態であるニュートラル状態となっていることを確認する処理を実行し、
前記電力供給遮断手段によって前記制御マイコンの電源への電力供給を遮断することで、前記制御用ソフトウェアの更新処理を実行するモードに移行する、
冷蔵庫。 - 前記制御マイコンは、前記ニュートラル状態となっていることを確認した後に、前記制御用ソフトウェアの更新処理を実行するモードに移行する、
請求項1に記載の冷蔵庫。
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