JP7137464B2 - カメラキャリブレーション装置、カメラキャリブレーション方法、およびプログラム - Google Patents

カメラキャリブレーション装置、カメラキャリブレーション方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、車に搭載されたカメラの路面に対する高さおよび角度のキャリブレーション方法に関する。
従来から、車両に搭載された複数台のカメラの映像を利用して、車両周辺を上から見たような画像(鳥瞰画像)を提供する技術がある(特許文献1)。複数台のカメラ画像から鳥瞰画像を合成するためには、各カメラと路面の関係(カメラの位置と角度)を知る必要がある。
カメラの路面に対する位置や角度の推定(本書では「キャリブレーション」という)方法としては、工場の敷地内に規定のキャリブレーション用のボードや白線などを配置しておき、カメラでそれらを撮影した後に、既知のボードや白線などの位置情報に基づいてキャリブレーションを行う方法があった(特許文献2)。しかし、これらは最初の一度しかキャリブレーションを行わないため、例えば実際の走行時に、乗員や荷物の重みなどによって車両が傾いていたりすると、正しい鳥瞰画像が得られないなどの問題がある。
こうした問題を解決するために、走行中にキャリブレーションを行う方法も提案されている(特許文献3)。特許文献3では、カメラに映る路面のフローを入力としてホモグラフィー行列を推定し、それを分解することでカメラ姿勢と高さを推定する。
特開2007-183877 特開2012-015576 特開2014-101075
特許文献3に記載された方法は、4つ以上の路面上のフロー(対応づけられた特徴点)からホモグラフィー行列を計算し、それをまずフレーム間のカメラ回転行列Rcと移動ベクトルTcに分解した後、カメラ姿勢(角度)とカメラ高さを計算する。特許文献3に記載された方法は、フレーム間のカメラ回転行列Rcが単位行列(車両は直進している)であるという制約がある。
また、特許文献3に記載された方法では、最初に得られたフレーム間のカメラ回転行列Rcと移動ベクトルTcを分解してカメラ姿勢(角度)とカメラ高さを求めるので、RcとTcの推定誤差の影響を受けやすく精度の低下が懸念される。また、複数のカメラのキャリブレーションを行う場合には、各カメラ間でのキャリブレーション結果が整合しないこともあった。
本発明は、上記背景に鑑み、複数のカメラの高さおよび角度のキャリブレーションを行う装置を提供することを目的とする。
本発明のカメラキャリブレーション装置は、車両に搭載された複数のカメラi(1≦i≦M)のキャリブレーションを行う装置であって、前記複数のカメラiにて撮影した画像中の路面領域にある特徴点のフレーム間におけるフローを抽出する路面フロー抽出部と、車両センサ信号を受信する受信部と、前記車両センサ信号から車両座標系における前記フレーム間の車両回転量Rvおよび移動量Cvを計算する車両移動量計算部と、前記車両回転量Rvおよび移動量Cvを、前時刻までに得られた車両座標系における各カメラiのカメラ姿勢Rciおよびカメラ位置Cciを用いて、前記各カメラiの座標系における前記フレーム間のカメラ回転量Riおよび移動量Ciに変換し、ホモグラフィー行列Hiを計算するホモグラフィー行列計算部と、前記各カメラiの画像において、ホモグラフィー行列Hiによって変換される特徴点の位置が前記路面フロー抽出部で求めた特徴点のフローと整合するように、各カメラiのカメラ姿勢Rciおよびカメラ高さhciと車両移動パラメータの最適解を求めるパラメータ更新部とを備える。
また、キャリブレーション前の前記複数のカメラiのカメラ姿勢Rciおよび位置Cciのデータを記憶した記憶部を備え、前記パラメータ更新部は、前記記憶部から読み出したカメラ姿勢Rciおよび高さhciを初期値として前記最適解を求め、求めた各カメラiのカメラ姿勢Rciおよびカメラ高さhciの最適解によって前記記憶部のデータを更新してもよい。ここで、カメラ位置Cciは、車両座標系におけるカメラのxyz座標であり、カメラ高さhciは、車両座標系におけるカメラの高さである。つまり、カメラ位置Cciが分かればカメラ高さhciが分かる。
この構成により、各カメラiの画像において、ホモグラフィー行列Hiで変換された特徴点の位置と、路面フロー抽出部で求めたフローとが整合するように、カメラパラメータだけでなく、車両移動パラメータの最適解を求めるので、車両センサの信号に誤差が含まれていたり、車両運動モデルが想定と異なる場合にも、適切にカメラパラメータのキャリブレーションを行うことができる。ここで、車両移動パラメータは、フレーム間の車両回転ピッチ角v,ヨー角v,ロール角v,及びxyz移動量v,v,vである。車両移動パラメータのすべてを更新してもよいし、例えば、平面上の2次元運動を仮定して、フレーム間の車両回転ヨー角v,水平方向の移動量v,vのみを更新してもよい。
本発明のカメラキャリブレーション装置は、車両に搭載された複数のカメラi(1≦i≦M)のキャリブレーションを行う装置であって、前記複数のカメラiにて撮影した画像中の路面領域にある特徴点のフレーム間におけるフローを抽出する路面フロー抽出部と、車両センサ信号を受信する受信部と、前記車両センサ信号から車両座標系における前記フレーム間の車両回転量Rvおよび移動量Cvを計算する車両移動量計算部と、前記車両回転量Rvおよび前記移動量Cvから求まる前記各カメラiにおける前記特徴点のフローと、前記路面フロー抽出部で求めた特徴点のフローとが整合するように、車両移動パラメータおよびカメラパラメータの最適解を求めるパラメータ更新部とを備える。この構成により、車両センサの信号に誤差が含まれていたり、車両運動モデルが想定と異なる場合にも、適切にカメラパラメータのキャリブレーションを行うことができる。
本発明のカメラキャリブレーション装置は、前記車両センサ信号に基づいて車両が直進していると判定された場合には、前記パラメータ更新部は、前記車両センサ信号から求められる前記車両回転量Rvおよび移動量Cvが正解であるとして、前記カメラパラメータの最適解を求めてもよい。車両が直進している場合には車両センサ信号の誤差が小さいと考えられるので、車両センサ信号から求められる車両回転量Rvおよび移動量Cvが正解であるとして、カメラパラメータの最適解を容易に求めることができる。
本発明のカメラキャリブレーション装置において、前記パラメータ更新部は、前記カメラパラメータの最適解を求めた後に、当該カメラパラメータが正解であるとして、前記車両移動パラメータの最適解を求めてもよい。この構成により、車両移動パラメータの補正を行うことができる。
本発明のカメラキャリブレーション装置は、前記車両センサ信号に基づいて前記車両が走行した軌跡を求め、当該軌跡およびカメラ姿勢Rciおよび位置Cciに基づいて前記路面領域を特定し、その路面領域に基づいて路面フローを抽出してもよい。自車が走行してきた領域は、すなわち車や人などの障害物、歩道の路側などの段差などが存在しない領域といえる。このように自車が走行してきた軌跡を利用して路面領域を特定する構成により、路面以外の不要な物体から抽出されるフローを回避し、路面に含まれる特徴点のみを正しく抽出し、そのフローを求めることができる。
本発明のカメラキャリブレーション装置は、前記複数のカメラiで撮影された画像に基づいて、いずれかのカメラのピッチ軸回りの所定の閾値以上の変動を検知するピッチ変動検知部を備え、前記ピッチ変動検知部にて、所定の閾値以上の変動を検知したときに、当該変動の際に撮影された画像をキャリブレーションの処理から除外してもよい。この構成により、例えば、路面に凹凸がある場合や路面が平面でない場合に撮影された画像は、カメラキャリブレーションの処理から除外できるので、精度の向上が期待できる。
本発明のカメラキャリブレーション装置は、前記受信部にて受信した車両センサ信号に基づいて車両が加速しているか否かを判定し、前記パラメータ更新部は、車両が加速している際に撮影された画像をキャリブレーションの処理から除外してもよい。車両が加速または減速している(すなわちマイナスの加速をしている)ときには、ピッチ変動が発生しやすいが、本発明の構成により、例えば、ピッチ変動しやすいときに撮影されたカメラ画像をカメラキャリブレーションの処理から除外できるので、精度の向上が期待できる。
本発明のカメラキャリブレーション方法は、車両に搭載された複数のカメラi(1≦i≦M)のキャリブレーションを行う方法であって、前記複数のカメラiにて撮影した画像中の路面領域にある特徴点のフレーム間におけるフローを抽出するステップと、車両センサ信号を受信するステップと、前記車両センサ信号から車両座標系における前記フレーム間の車両回転量Rvおよび移動量Cvを計算するステップと、前記車両回転量Rvおよび移動量Cvを、前時刻までに得られた車両座標系における各カメラiのカメラ姿勢Rciおよびカメラ位置Cciを用いて、前記各カメラiの座標系における前記フレーム間のカメラ回転量Riおよび移動量Ciに変換し、ホモグラフィー行列Hiを計算するステップと、前記各カメラiの画像において、ホモグラフィー行列Hiによって変換される特徴点の位置が前記特徴点のフローと整合するように、複数のカメラi(1≦i≦M)のカメラ姿勢Rciおよびカメラ高さhciと車両移動パラメータの最適解を求めるステップとを備える。
本発明のプログラムは、車両に搭載された複数のカメラi(1≦i≦M)のキャリブレーションを行うためのプログラムであって、コンピュータに、前記複数のカメラiにて撮影した画像中の路面領域にある特徴点のフレーム間におけるフローを抽出するステップと、車両センサ信号を受信するステップと、前記車両センサ信号から車両座標系における前記フレーム間の車両回転量Rvおよび移動量Cvを計算するステップと、前記車両回転量Rvおよび移動量Cvを、前時刻までに得られた車両座標系における各カメラiのカメラ姿勢Rciおよびカメラ位置Cciを用いて、前記各カメラiの座標系における前記フレーム間のカメラ回転量Riおよび移動量Ciに変換し、ホモグラフィー行列Hiを計算するステップと、前記各カメラiの画像において、ホモグラフィー行列Hiによって変換される特徴点の位置が前記特徴点のフローと整合するように、複数のカメラi(1≦i≦M)のカメラ姿勢Rciおよびカメラ高さhciと車両移動パラメータの最適解を求めるステップとを実行させる。
本発明によれば、複数のカメラのカメラパラメータのキャリブレーションを適切に行うことができる。
第1の実施の形態のカメラキャリブレーション装置の構成を示す図である。 アッカーマンモデルによるカメラ移動量の計算例を示す図である。 車両座標系とカメラ座標系の違いを説明するための図である。 車両座標系とカメラ座標系の変換式の導出方法について説明するための図である。 ホモグラフィー行列Hiの計算の仕方を示す図である。 パラメータ更新部によるパラメータ更新処理の原理を示す図である。 ヤコビアン行列の統合の仕方を示す模式図である。 第1の実施の形態のカメラキャリブレーション装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態のカメラキャリブレーション装置の構成を示す図である。 第2の実施の形態のカメラキャリブレーション装置の動作を示すフローチャートである。 第3の実施の形態のカメラキャリブレーション装置の構成を示す図である。 第4の実施の形態のカメラキャリブレーション装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態のカメラキャリブレーション装置について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態のカメラキャリブレーション装置1の構成を示す図である。カメラキャリブレーション装置1は、車両に搭載された複数のカメラの姿勢および路面からの高さのキャリブレーションを行う。カメラキャリブレーション装置1は、キャリブレーション対象の複数のカメラ22と接続されており、複数のカメラ22にて撮影された画像を取得する。また、カメラキャリブレーション装置1は、車載エリアネットワーク(CAN)21に接続されており、CAN21から車両センサ信号を受信する。
カメラキャリブレーション装置1は、車両センサ信号を受信する受信部10と、車両移動量計算部11と、ホモグラフィー行列計算部12と、路面フロー抽出部13と、パラメータ更新部14と、パラメータ記憶部15とを有している。
受信部10は、車両センサ信号として、タイヤ切れ角θ、後輪中心位置の移動量distのデータを受信する。車両移動量計算部11は、アッカーマンモデルに基づいて、車両回転量と移動量を求める。
図2は、アッカーマンモデルによる車両回転量及び移動量の計算例を示す図である。本実施の形態では、説明の便宜上、車両移動量計算部11は、時刻tから時刻t-1の間における車両回転量Rvと移動量Cvを求めるものとする。ここで求められる車両回転量Rvと移動量Cvは、車両座標系において定義された値である。

Figure 0007137464000001
図3は、車両座標系とカメラ座標系の違いを説明するための図である。車両座標系の原点Oは後輪中心位置の路面上にあり、車両後方向きにZ軸、垂直下向きにY軸、Z軸に向かって右向きにX軸が定義される。これに対してカメラ座標系は、原点はカメラ中心にあり、車両座標系のZ軸がカメラの光軸向きがZ軸と一致するように、車両座標系を回転したものである。
ホモグラフィー行列計算部12は、各カメラ22におけるホモグラフィー行列を計算する機能を有する。以下の説明では、図1に示した複数のカメラ22をカメラi(1≦i≦M)という。各カメラiにおけるホモグラフィー行列Hi(3×3行列)は、次式で計算される。
Figure 0007137464000002
ここで、Riはフレーム間のカメラ回転量(3×3行列)、Ciはフレーム間のカメラ移動量(3×1ベクトル)、niは路面法線(3×1ベクトル)、hi(スカラ)は路面からのカメラ高さを表す。これらはいずれもカメラiのカメラ座標系で定義された値である。つまり、ホモグラフィー行列Hiは、カメラiの台数だけ存在する。
車両センサ信号に基づいてアッカーマンモデルで求められる車両回転量Rv、車両移動量Cvは車両座標系で定義された後輪中心位置の移動量であるため、これらのパラメータをそのまま使ってホモグラフィー行列Hiを求めることはできない。そこで、本実施の形態のカメラキャリブレーション装置1では、次のように座標系の変換を行うことにより、車両座標系の車両回転量Rvおよび移動量Cvを各カメラ座標系における各カメラの回転量Ri、移動量Ciに変換し、ホモグラフィー行列Hiに適用できるように工夫をしている。これにより、車両センサ信号から求まった車両回転量Rvおよび移動量Cvをキャリブレーションに用いることができる。
Figure 0007137464000003
上式において、Rciが求めるべきカメラ姿勢のパラメータ(ヨー角、ピッチ角、ロール角)からなる行列(3×3)であり、hciが求めるべき高さのパラメータである。ヨー角θy、ピッチ角θp、ロール角θrとしたとき、例えばRciは以下の式で表される。
Figure 0007137464000004
図4は、上式(4)~(7)の導出方法について説明するための図である。図4は、時刻t-1と時刻tにおけるカメラ座標系Xciと車両座標系Xvとを変換する際の変換行列を示す図である。例えば、時刻t-1のカメラ座標系Xci(t-1)を時刻tのカメラ座標系Xci(t)に変換するには、時刻t-1のカメラ座標系Xci(t-1)に変換行列Tiを乗じることを示している。
時刻tのカメラ座標系Xci(t)を時刻t-1のカメラ座標系Xci(t-1)で表す際には、図4の右回りと左回りの両方で表現することができ、これを式で表すと、次式のようになる。
Figure 0007137464000005
ここで、
Figure 0007137464000006
であることから、
Figure 0007137464000007
となり、上式(4)~(7)が得られる。
図5は、ホモグラフィー行列Hiの計算の仕方を示す図である。図5に示すように車両センサからCAN信号を受信すると、車両移動量計算部11にて、車両座標系における車両回転量Rvと、車両移動量Cvを計算する。また、現在のカメラパラメータに基づいて、車両座標系をカメラiのカメラ座標系に変換する回転行列Rciを計算し、この回転行列Rciと位置Cci(と高さhci)を用いてホモグラフィー行列Hiを計算する。
パラメータ記憶部15には、各カメラiの姿勢Rciおよび位置Cciのデータが記憶されている。記憶されているのは、キャリブレーション前のデータである。本実施の形態のカメラキャリブレーション装置1によるキャリブレーションがまだ行われていないときには、出荷時に計測されたカメラの姿勢および位置のデータが記憶されている。
路面フロー抽出部13は、各カメラiにて取得した画像中の路面領域にある特徴点のフローを抽出する。時刻t-1から時刻tまでの間に、路面上にある特徴点がどのように移動したかを求める。路面領域にある特徴点は、例えば、アスファルトのテクスチャ(模様)や道路標示のコーナ点等である。
パラメータ更新部14は、パラメータ記憶部15に記憶されているカメラパラメータを更新すると共に、車両移動パラメータを更新する。パラメータ更新部14は、各カメラiの画像において、ホモグラフィー行列Hiによって変換される特徴点の位置が、路面フロー抽出部13で求めた特徴点のフローと整合するように、車両移動パラメータ(ピッチ角v,ヨー角v,ロール角v,XYZ移動量v,v,v)およびカメラパラメータ(姿勢ピッチ角θp,ヨー角θy,ロール角θr,高さh)の最適解を求める機能を有する。
図6は、パラメータ更新部14によるパラメータ更新処理の原理を示す図である。図6における点uipast、点uinow及び点uipredは、カメラiのカメラ画像上の点を示す。点uipastは時刻t-1における特徴点の位置を示し、点uinowは時刻tにおける特徴点の位置を示している。特徴点が点uipastが点uinowに移動したことは、路面フロー抽出部13による路面フローの抽出結果から分かる。
点uipredは、時刻t-1における点uipastにホモグラフィー行列Hiを適用して求めた特徴点の予測位置を示している。具体的には、次式によって点uipredを求める。
Figure 0007137464000008
ここで、k( )はXYZ座標系を画像座標系に投影する処理を表し、k-1( )はその逆の処理を表す。
上記のようにして、各カメラiの座標系において、点uinow及び点uipredが計算される。すべてのカメラiの座標系における点uinowと点uipredとの誤差が最小となるようなホモグラフィー行列Hiは、正しい車両移動パラメータと、カメラ姿勢および高さのパラメータとを含んでいるといえる。ホモグラフィー行列Hiに含まれる車両回転量Rvおよび移動量Cvは、全てのカメラiに共通の変数なので、パラメータ更新部14は、カメラi毎に独立にパラメータを最適化するのではなく、全カメラiから得られた点uinowと点uipredとの最小化を同時に行う。以上が本実施の形態のカメラキャリブレーション装置1が行う最適化の原理である。
具体的には、パラメータ更新部14は、各カメラiのホモグラフィー行列Hiの最適化に用いるヤコビアン行列を統合し、統合したヤコビアン行列を用いてパラメータの最適化を行う。ここで、パラメータ更新部14が推定するパラメータは、最大でフレーム間の車両回転ピッチ角v,ヨー角v,ロール角v,及びxyz移動量v,v,vの6個と、カメラiごとに、姿勢ピッチθp,ヨー角θy,ロール角θr,及び高さhの4個である。つまり、カメラがM台ある場合には、最大で4×M個である。合計で、最大で6+(4×M)個のパラメータが推定対象となる。
図6において、各カメラ画像iにおいて、最小化すべきコストEは次式で与えられる。
Figure 0007137464000009
コストEを車両移動パラメータv,v,v,v,v,vで偏微分したカメラiのヤコビアン行列Jvi(i=1,・・・,M)、及び、コストEをカメラiのカメラパラメータθp,ヨー角θy,θr,hで偏微分したカメラiのヤコビアン行列Jci(i=1,・・・,M)は、次のようになる。
Figure 0007137464000010
図7は、ヤコビアン行列の統合の仕方を示す模式図である。各カメラiで計算したヤコビアン行列Jvi,Jciを1つの行列内に配置することにより、統合する。統合したヤコビアン行列Jは、車両パラメータのヤコビアン行列Jvi(i=1,・・・,M)を列方向に並べた行列と、Jci(i=1,・・・,M)を対角に並べた対角行列とを配置した構成となっている。この行列のサイズは、以下のとおりである。
Figure 0007137464000011
パラメータ更新部14は、例えば公知のレーベンバーグ・マーカート法(levenberg-marquardt)によって、上述した6+4×M個のパラメータの最適解を求める。
パラメータ更新は以下のように行う。
Figure 0007137464000012
パラメータ更新時の各要素の行列サイズは、次のとおりである。
Figure 0007137464000013
以上、本実施の形態のカメラキャリブレーション装置1の構成について説明したが、上記したカメラキャリブレーション装置1のハードウェアの例は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、ディスプレイ、キーボード、マウス、通信インターフェース等を備えたECUである。上記した各機能を実現するモジュールを有するプログラムをRAMまたはROMに格納しておき、CPUによって当該プログラムを実行することによって、上記したカメラキャリブレーション装置1が実現される。このようなプログラムも本発明の範囲に含まれる。
図8は、第1の実施の形態のカメラキャリブレーション装置1の動作を示すフローチャートである。カメラキャリブレーション装置1は、CAN21から車両センサ信号(タイヤ切れ角θ、後輪中心の移動量distのデータ)を受信し(S10)、受信した車両センサ信号に基づいて、車両座標系における車両回転量Rvと車両移動量Cvを求める(S11)。
次に、カメラキャリブレーション装置1は、M台のカメラからカメラiを選択する(S12)。カメラキャリブレーション装置1は、選択したカメラiで撮影された画像に基づいて、路面領域にある特徴点のフレーム間におけるフローを抽出する(S13)。続いて、カメラキャリブレーション装置1は、ホモグラフィー行列Hiを計算する(S14)。路面ホモグラフィー行列Hiは、図5で示した方法によって行う。
続いて、カメラキャリブレーション装置1は、式(13)で示した予測誤差および式(14)(15)で示したヤコビアン行列を計算する(S15)。次に、カメラキャリブレーション装置1は、全カメラについてヤコビアン行列の計算が終了したか否かを判定する(S16)。全カメラについてヤコビアン行列の計算が終了していない場合には(S16でNO)、計算処理を行っていないカメラiを選択し(S12)、上述した処理(S13~S15)を行う。
全カメラについて予測誤差およびヤコビアン行列の計算が終了した場合には(S16でYES)、カメラキャリブレーション装置1は、各カメラiについて計算したヤコビアン行列を統合する(S17)。ヤコビアン行列の統合は、図7を用いて説明した方法で行う。カメラキャリブレーション装置1は、例えばレーベンバーグ・マーカートB法によって、車両移動パラメータと各カメラiのカメラパラメータを更新し(S18)、更新処理により得られた車両移動パラメータおよび各カメラiのカメラパラメータをパラメータ記憶部15に記憶する(S19)。
ここで、パラメータ更新処理の終了条件は、例えば、更新回数が所定の繰り返し回数に達したことや、パラメータの更新量が所定の閾値以下になったことである。終了条件を満たしていないと判定された場合には、カメラキャリブレーション装置1は、更新されたパラメータを用いて、各カメラiの新しいホモグラフィー行列Hiを計算し、上記した処理を繰り返す。
本実施の形態のカメラキャリブレーション装置1によれば、走行中にカメラのキャリブレーションを行うことができ、乗員や荷物の重量によって車体が傾いている場合等にもカメラの姿勢、路面高さを適切な値に設定できる。これにより、例えば、カメラ画像に基づいて俯瞰画像を生成する場合等に、キャリブレーション後のカメラパラメータを用いて、適切な俯瞰画像を生成することができる。
また、車両移動パラメータと各カメラiのカメラパラメータを同時に最適化することができるので、アッカーマンモデルで得られた車両回転量Rvと車両移動量Cvに誤差が含まれている場合でも、その誤差を低減でき、カメラ姿勢Rciと高さhciの精度向上が期待できる。複数のカメラのカメラパラメータのキャリブレーションを適切に行うことができる。
(第2の実施の形態)
図9は、第2の実施の形態のカメラキャリブレーション装置2の構成を示す図である。第2の実施の形態のカメラキャリブレーション装置2は、カメラパラメータが確定済みのときには、カメラキャリブレーション装置2によるパラメータの最適化を利用して、車両移動パラメータを最適化(補正)する。第2の実施の形態のカメラキャリブレーション装置2の基本的な構成は、第1の実施の形態のカメラキャリブレーション装置1と同じであるが、第2の実施の形態のカメラキャリブレーション装置2では、受信部10とパラメータ更新部14とが接続されている。受信部10は、受信したステアリング角度に基づいて車両が直進しているかどうかの情報をパラメータ更新部14に入力する。
図10は、第2の実施の形態のカメラキャリブレーション装置2による処理を示すフローチャートである。カメラキャリブレーション装置2は、カメラパラメータが確定しているか否かを判定する(S20)。カメラパラメータが確定していない場合には(S20でNO)、カメラパラメータを確定する処理を行う。第2の実施の形態では、車両が直進しているときのカメラ画像を用いてカメラパラメータを計算する。車両が直進しているときには、車両自体の回転による特徴点の回転がないため、カメラパラメータを精度良く計算できるためである。
カメラキャリブレーション装置2のパラメータ更新部14は、受信部10から取得した情報に基づいて、車両が直進しているか否かを判定する(S21)。車両が直進していると判定された場合には(S21でYES)、CAN信号に基づいて計算された車両移動パラメータを固定し、カメラパラメータの更新を行う(S22)。カメラパラメータの更新の方法は、車両移動パラメータの値を正解として固定している点を除き、上記した第1の実施の形態で説明した方法と同じである。車両が直進していないと判定された場合には(S21でNO)、カメラパラメータの更新を行わず、次のカメラ画像の入力を待つ。
カメラパラメータが確定しているか否かの判定(S20)において、確定していると判定された場合には(S20でYES)、カメラキャリブレーション装置のパラメータ更新部14は、カメラパラメータを固定して、車両移動パラメータを更新する(S23)。これにより、例えば、車両が右左折、レーン変更、Uターン等を行う場合に、キャリブレーション済みのカメラの画像に基づいて車両移動パラメータを補正することができる。
車両移動パラメータを補正することにより、例えば、移動ステレオカメラ等のアプリケーションで利用することができ、精度の良い測距等を行うことが可能となる。
(第3の実施の形態)
図11は、第3の実施の形態のカメラキャリブレーション装置3の構成を示す図である。第3の実施の形態のカメラキャリブレーション装置3は、第1の実施の形態のカメラキャリブレーション装置1の構成に加え、路面領域特定部16を備えている。
路面領域特定部16は、車両移動量計算部11にて求められた車両回転量Rvと車両移動量Cvを用いて、車両が走行してきた軌跡を計算し、求めた軌跡情報と現在のカメラ姿勢Rciと位置Cciを用いて画像中における路面領域を特定する。Rciとhciは最終的な値ではなく誤差を含んでいる可能性があるので、それを考慮した路面領域を設定する。路面領域特定部16は、特定した路面領域のデータを路面フロー抽出部13に渡す。路面フロー抽出部13は、フレーム間の画像情報に加えて、路面領域特定部16より取得した路面領域のデータを用いて、路面フローを抽出する。
このように車両センサ信号に基づいて特定した路面領域のデータを用いることにより、路面に含まれるフローを適切に抽出することができる。
(第4の実施の形態)
図12は、第4の実施の形態のカメラキャリブレーション装置4の構成を示す図である。第4の実施の形態のカメラキャリブレーション装置4は、第1の実施の形態のカメラキャリブレーション装置1の構成に加え、ピッチ変動検知部17を備えている。
ピッチ変動検知部17は、車両あるいはカメラがピッチ軸(図3でいうXv軸あるいはXc軸)周りに所定の閾値以上の変動をしたことを検知する機能を有する。所定の閾値は、例えば、単位時間あたりの回転角度で規定される。本実施の形態において、ピッチ変動検知部17は、パラメータ更新部14に接続されており、パラメータ更新部14にて求めたカメラパラメータから、ピッチ変動を検知する。
ピッチ変動検知部17は、ピッチ変動の検知結果をパラメータ更新部14に入力する。これにより、カメラキャリブレーション装置4は、ピッチ変動検知部17にてピッチ変動が検知された場合には、その変動が起こったときにフレームの画像をキャリブレーションに利用しない。これにより、路面が平面でない、あるいは、路面に凹凸があるような平面でないシーンを除外してカメラのキャリブレーションを行うので、キャリブレーションの精度を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、車両パラメータあるいはカメラパラメータの推定結果を利用してピッチ変動を検知する例を挙げて説明したが、ピッチ変動を検知する方法は、車両パラメータあるいはカメラパラメータの推定結果を利用するだけではなく、例えば、車両センサ信号やカメラ画像に基づいてピッチ変動を検知することとしてもよい。画像を用いる場合、例えば画像全体からフローを検出し、そのフローの収束点(FOE)の上下移動があった場合にピッチ変動が検出できる。また、ピッチセンサやジャイロセンサを用いて、ピッチ変動を検知してもよい。
本実施の形態では、ピッチ変動を検出したときに、カメラキャリブレーションを行わない構成としたが、ピッチ変動のデータに代えて加速度のデータを用いてもよい。例えば、図9で示したカメラキャリブレーション装置のように、受信部10とパラメータ更新部14とを接続しておき、パラメータ更新部14は受信部10から加速度のデータを取得する。そして、パラメータ更新部14は、加速度が所定の閾値以上の場合には、カメラキャリブレーションを行わないように構成してもよい。車両の始動時(加速時)や、停車前(減速時)は、車体のピッチ変動が発生しやすいため、ピッチ変動に代えて加速度を用いて、カメラキャリブレーションを実施しないタイミングを決定する。ピッチ変動の検出が不要となるので、簡易な構成とすることができる。
本発明は、車両に搭載されたカメラのキャリブレーションを行う装置として有用である。
1~4 カメラキャリブレーション装置
10 受信部
11 カメラ移動量計算部
12 ホモグラフィー行列計算部
13 路面フロー抽出部
14 パラメータ更新部
15 パラメータ記憶部
16 路面領域特定部
17 ピッチ変動検知部
21 CAN
22 カメラ

Claims (10)

  1. 車両に搭載された複数のカメラi(1≦i≦M)のキャリブレーションを行う装置であって、
    前記複数のカメラiにて撮影した画像中の路面領域にある特徴点のフレーム間におけるフローを抽出する路面フロー抽出部と、
    車両センサ信号を受信する受信部と、
    前記車両センサ信号から車両座標系における前記フレーム間の車両回転量Rvおよび移動量Cvを計算する車両移動量計算部と、
    前記車両回転量Rvおよび移動量Cvを、前時刻までに得られた車両座標系における各カメラiのカメラ姿勢Rciおよびカメラ位置Cciを用いて、前記各カメラiの座標系における前記フレーム間のカメラ回転量Riおよび移動量Ciに変換し、ホモグラフィー行列Hiを計算するホモグラフィー行列計算部と、
    前記各カメラiの画像において、ホモグラフィー行列Hiによって変換される特徴点の位置が前記路面フロー抽出部で求めた特徴点のフローと整合するように、複数のカメラi(1≦i≦M)のカメラ姿勢Rciおよびカメラ高さhciと車両移動パラメータの最適解を求めるパラメータ更新部と、
    を備えるカメラキャリブレーション装置。
  2. キャリブレーション前の前記複数のカメラiのカメラ姿勢Rciおよび位置Cciのデータを記憶した記憶部を備え、
    前記パラメータ更新部は、前記記憶部から読み出したカメラ姿勢Rciおよび高さhciを初期値として前記最適解を求め、求めた各カメラiのカメラ姿勢Rciおよびカメラ高さhciの最適解によって前記記憶部のデータを更新する請求項1に記載のカメラキャリブレーション装置。
  3. 車両に搭載された複数のカメラi(1≦i≦M)のキャリブレーションを行う装置であって、
    前記複数のカメラiにて撮影した画像中の路面領域にある特徴点のフレーム間におけるフローを抽出する路面フロー抽出部と、
    車両センサ信号を受信する受信部と、
    前記車両センサ信号から車両座標系における前記フレーム間の車両回転量Rvおよび移動量Cvを計算する車両移動量計算部と、
    前記車両回転量Rvおよび前記移動量Cvから求まる前記各カメラiにおける前記特徴点のフローと、前記路面フロー抽出部で求めた特徴点のフローとが整合するように、車両移動パラメータおよびカメラパラメータの最適解を求めるパラメータ更新部と、
    を備えるカメラキャリブレーション装置。
  4. 前記車両センサ信号に基づいて車両が直進していると判定された場合には、
    前記パラメータ更新部は、前記車両センサ信号から求められる前記車両回転量Rvおよび移動量Cvが正解であるとして、前記カメラパラメータの最適解を求める請求項3に記載のカメラキャリブレーション装置。
  5. 前記パラメータ更新部は、前記カメラパラメータの最適解を求めた後に、当該カメラパラメータが正解であるとして、前記車両移動パラメータの最適解を求める請求項4に記載のカメラキャリブレーション装置。
  6. 前記車両センサ信号に基づいて前記車両が走行した軌跡を求め、当該軌跡およびカメラ姿勢Rciおよび位置Cciに基づいて前記路面領域を特定し、その路面領域に基づいて路面フローを抽出する請求項1乃至5のいずれかに記載のカメラキャリブレーション装置。
  7. 前記複数のカメラiで撮影された画像に基づいて、いずれかのカメラのピッチ軸回りの所定の閾値以上の変動を検知するピッチ変動検知部を備え、
    前記ピッチ変動検知部にて、所定の閾値以上の変動を検知したときに、当該変動の際に撮影された画像をキャリブレーションの処理から除外する請求項1乃至6のいずれかに記載のカメラキャリブレーション装置。
  8. 前記受信部にて受信した車両センサ信号に基づいて車両が加速しているか否かを判定し、
    前記パラメータ更新部は、車両が加速している際に撮影された画像をキャリブレーションの処理から除外する請求項1乃至6のいずれかに記載のカメラキャリブレーション装置。
  9. 車両に搭載された複数のカメラi(1≦i≦M)のキャリブレーションを行う方法であって、
    前記複数のカメラiにて撮影した画像中の路面領域にある特徴点のフレーム間におけるフローを抽出するステップと、
    車両センサ信号を受信するステップと、
    前記車両センサ信号から車両座標系における前記フレーム間の車両回転量Rvおよび移動量Cvを計算するステップと、
    前記車両回転量Rvおよび移動量Cvを、前時刻までに得られた車両座標系における各カメラiのカメラ姿勢Rciおよびカメラ位置Cciを用いて、前記各カメラiの座標系における前記フレーム間のカメラ回転量Riおよび移動量Ciに変換し、ホモグラフィー行列Hiを計算するステップと、
    前記各カメラiの画像において、ホモグラフィー行列Hiによって変換される特徴点の位置が前記特徴点のフローと整合するように、複数のカメラi(1≦i≦M)のカメラ姿勢Rciおよびカメラ高さhciと車両移動パラメータの最適解を求めるステップと、
    を備えるカメラキャリブレーション方法。
  10. 車両に搭載された複数のカメラi(1≦i≦M)のキャリブレーションを行うためのプログラムであって、コンピュータに、
    前記複数のカメラiにて撮影した画像中の路面領域にある特徴点のフレーム間におけるフローを抽出するステップと、
    車両センサ信号を受信するステップと、
    前記車両センサ信号から車両座標系における前記フレーム間の車両回転量Rvおよび移動量Cvを計算するステップと、
    前記車両回転量Rvおよび移動量Cvを、前時刻までに得られた車両座標系における各カメラiのカメラ姿勢Rciおよびカメラ位置Cciを用いて、前記各カメラiの座標系における前記フレーム間のカメラ回転量Riおよび移動量Ciに変換し、ホモグラフィー行列Hiを計算するステップと、
    前記各カメラiの画像において、ホモグラフィー行列Hiによって変換される特徴点の位置が前記特徴点のフローと整合するように、複数のカメラi(1≦i≦M)のカメラ姿勢Rciおよびカメラ高さhciと車両移動パラメータの最適解を求めるステップと、
    を実行させるプログラム。
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