JP7136614B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機に関する。
この種の遊技機としては、メダル等の遊技媒体を用いて遊技を行うようにしたものがあり、さらに投入された遊技媒体を撮像して遊技媒体が正規の遊技媒体であるか否かを判定できるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-131677号公報
特許文献1に記載の遊技機のように、投入された遊技媒体を撮像して遊技媒体が正規の遊技媒体であるか否かを判定するものに関しては改良の余地がある。
本発明は、投入された遊技媒体を撮像して遊技媒体が正規の遊技媒体であるか否かを判定する構成において改良を施した遊技機を提供することを目的とする。
請求項1の遊技機は、
遊技を行う遊技機において、
遊技の制御を行う遊技制御手段と、
演出の制御を行う演出制御手段と、
前記遊技機の外部から投入された遊技媒体が流下し、流下した遊技媒体を内方側へ案内する流下通路と、
前記流下通路を流下する遊技媒体の通過を検出する遊技媒体検出手段と、
前記流下通路において前記遊技媒体検出手段よりも上流側を流下する遊技媒体を前記内方側へ案内する案内位置と、前記流下通路において前記遊技媒体検出手段よりも上流側を流下する遊技媒体を前記内方側へ案内せずに返却側に排出させる非案内位置と、に切り替え可能な案内部材と、
前記案内部材の位置を前記案内位置または前記非案内位置の一方に切り替える切替手段と、
前記流下通路に臨んで設けられ、前記流下通路を流下する遊技媒体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された遊技媒体が正規なものであるか否かを判定し、判定結果を前記遊技制御手段に対して出力せず、前記演出制御手段に対して出力する撮像判定手段と、
前記流下通路と前記撮像手段との間への異物の侵入が困難となるように被覆する被覆部と、
痕跡を残さずに前記被覆部を取り外しできないように規制する規制手段と、
を備え、
前記遊技制御手段は、
遊技の開始に必要な規定数の賭数が設定されていない第1状態において前記遊技媒体検出手段により遊技媒体の通過が検出されたときに賭数を設定する賭数設定手段と、
前記規定数の賭数が設定されている第2状態において前記遊技媒体検出手段により遊技媒体の通過が検出されたときに賭数の設定に用いることが可能なクレジットを加算するクレジット加算手段と、
を含み、
前記演出制御手段は、前記撮像判定手段から遊技媒体が正規なものでない旨の判定結果が出力されたことに基づいて異常報知を行うことが可能な異常報知手段を含み、
前記撮像判定手段は、
前記第1状態において前記流下通路を遊技媒体が流下する場合においても前記第2状態において前記流下通路を遊技媒体が流下する場合においても前記撮像手段により撮像された遊技媒体が正規なものであるか否かを判定し、
前記遊技制御手段の制御状態が遊技媒体の投入を許可する状態であるか、遊技媒体の投入を許可しない状態であるか、に関わらず、前記撮像手段により撮像された遊技媒体が正規なものであるか否かを判定する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、遊技機に投入された遊技媒体を撮像し、撮像された遊技媒体が正規なものであるか否かを判定し、正規なものでないと判定されたことに基づいて異常報知を行うので、遊技媒体の持ち込みなどによる不正行為を発見することができる。この際、撮像された遊技媒体が正規なものであるか否かが撮像判定手段により判定され、その判定結果が演出制御手段に出力されるので、遊技制御手段の負荷を増やすことなく、不正行為を発見することができる。
また、遊技媒体の通過が検出されることで賭数が設定される第1状態であるか、遊技媒体の通過が検出されることでクレジットが加算される第2状態であるか、に関わらず、さらに遊技制御手段の制御状態が遊技媒体の投入を許可する状態であるか、遊技媒体の投入を許可しない状態であるか、に関わらず、撮像手段により撮像された遊技媒体が正規なものであるか否かが判定されるので、どのような状況においても不正行為を発見することができる。
また、撮像手段は、流下通路に臨んで設けられるとともに、流下通路と撮像手段との間への異物の侵入が困難となるように被覆部により被覆され、被覆部は規制手段によって痕跡を残さずに取り外しできないように規制されているため、不正行為が発見されないように撮像手段に細工を施すことも困難となる。
手段1の遊技機は、
遊技を行う遊技機(スロットマシン1)において、
遊技の制御を行う遊技制御手段(メイン制御部41)と、
演出の制御を行う演出制御手段(サブ制御部91)と、
前記遊技機の外部から投入された遊技媒体(メダル)が流下し、流下した遊技媒体を内方側(ホッパータンク側)へ案内する流下通路(メダル流下通路133)と、
前記流下通路(メダル流下通路133)を流下する遊技媒体(メダル)の通過を検出する遊技媒体検出手段(投入メダルセンサ31a~c)と、
前記流下通路(メダル流下通路133)に臨んで設けられ、前記流下通路(メダル流下通路133)を流下する遊技媒体(メダル)を撮像する撮像手段(イメージセンサ260)と、
前記撮像手段(イメージセンサ260)により撮像された遊技媒体(メダル)が正規なものであるか否かを判定し、判定結果を前記演出制御手段(サブ制御部91)に対して出力する撮像判定手段(IS制御部251)と、
を備え、
前記演出制御手段(サブ制御部91)は、前記撮像判定手段(IS制御部251)から遊技媒体(メダル)が正規なものでない旨の判定結果非正規メダル通知)が出力されたことに基づいて異常報知(非正規メダルエラーを示す表示コードの表示)を行うことが可能な異常報知手段を含む
ことを特徴としている。
この特徴によれば、遊技機に投入された遊技媒体を撮像し、撮像された遊技媒体が正規なものであるか否かを判定し、正規なものでないと判定されたことに基づいて異常報知を行うので、遊技媒体の持ち込みなどによる不正行為を発見することができる。この際、撮像された遊技媒体が正規なものであるか否かが撮像判定手段により判定され、その判定結果が演出制御手段に出力されるので、遊技制御手段の負荷を増やすことなく、不正行為を発見することができる。
手段2の遊技機は、手段1に記載の遊技機であって、
前記遊技制御手段(メイン制御部91)は、
第1状態(規定数の賭数が設定されていない状態)において前記遊技媒体検出手段(投入メダルセンサ31a~c)により遊技媒体(メダル)の通過が検出されたときに賭数を設定する賭数設定手段と、
第2状態(規定数の賭数が設定されている状態)において前記遊技媒体検出手段(投入メダルセンサ31a~c)により遊技媒体(メダル)の通過が検出されたときに賭数の設定に用いることが可能なクレジットを加算するクレジット加算手段と、
を含み、
前記撮像判定手段(IS制御部251)は、前記第1状態(規定数の賭数が設定されていない状態)において前記流下通路(メダル流下通路133)を遊技媒体(メダル)が流下する場合においても前記第2状態(規定数の賭数が設定されている状態)において前記流下通路(メダル流下通路133)を遊技媒体(メダル)が流下する場合においても前記撮像手段(イメージセンサ260)により撮像された遊技媒体(メダル)が正規なものであるか否かを判定する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、遊技媒体の通過が検出されることで賭数が設定される第1状態であるか、遊技媒体の通過が検出されることでクレジットが加算される第2状態であるか、に関わらず、撮像手段により撮像された遊技媒体が正規なものであるか否かが判定されるので、どのような状況においても不正行為を発見することができる。
手段3の遊技機は、手段1または2に記載の遊技機であって、
前記流下通路(メダル流下通路133)において前記遊技媒体検出手段(投入メダルセンサ31a~c)よりも上流側を流下する遊技媒体(メダル)を前記内方側(ホッパータンク側)へ案内する案内位置と、前記流下通路(メダル流下通路133)において前記遊技媒体検出手段(投入メダルセンサ31a~c)よりも上流側を流下する遊技媒体(メダル)を前記内方側へ案内せずに返却側(メダル払出口9側)に排出させる非案内位置と、に切り替え可能な案内部材(ガイド板147)と、
前記案内部材(ガイド板147)の位置を前記案内位置または前記非案内位置の一方に切り替える切替手段(流路切替ソレノイド30)と、
を備え、
前記撮像判定手段(IS制御部251)は、前記案内部材(ガイド板147)の位置が前記案内位置であっても前記非案内位置であっても前記撮像手段(イメージセンサ260)により撮像された遊技媒体(メダル)が正規なものであるか否かを判定する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、案内部材の位置が案内位置であるか、非案内位置であるか、すなわち遊技媒体を受け付け可能な状態であるか否かに関わらず、撮像手段により撮像された遊技媒体が正規なものであるか否かが判定されるので、どのような状況においても不正行為を発見することができる。
手段4の遊技機は、手段1~3のいずれかに記載の遊技機であって、
前記流下通路(メダル流下通路133)と前記撮像手段(イメージセンサ260)との間への異物の侵入が困難となるように被覆する被覆部(カバー部材150)と、
痕跡を残さずに前記被覆部(カバー部材150)を取り外しできないように規制する規制手段(封止片139、151、ワンウェイネジ152)と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、撮像手段は、流下通路に臨んで設けられるとともに、流下通路と撮像手段との間への異物の侵入が困難となるように被覆部により被覆され、被覆部は規制手段によって痕跡を残さずに取り外しできないように規制されているため、不正行為が発見されないように撮像手段に細工を施すことも困難となる。
手段5の遊技機は、手段1~4のいずれかに記載の遊技機であって、
前記流下通路(メダル流下通路133)において前記遊技媒体検出手段(投入メダルセンサ31a~c)よりも上流側を流下する遊技媒体(メダル)を前記内方側(ホッパータンク側)へ案内する案内位置と、前記流下通路(メダル流下通路133)において前記遊技媒体検出手段(投入メダルセンサ31a~c)よりも上流側を流下する遊技媒体(メダル)を前記内方側へ案内せずに返却側(メダル払出口9側)に排出させる非案内位置と、に切り替え可能な案内部材(ガイド板147)と、
前記案内部材(ガイド板147)の位置を前記案内位置または前記非案内位置の一方に切り替える切替手段(流路切替ソレノイド30)と、
を備え、
前記案内部材(ガイド板147)の位置が前記案内位置である場合に遊技媒体(メダル)が投入され、前記撮像手段(イメージセンサ260)により撮像された遊技媒体(メダル)が正規なものでないと判定された場合でも、前記案内部材(ガイド板147)の位置は、前記非案内位置に切り替わることなく、投入された遊技媒体(メダル)は内方側(ホッパータンク側)へ案内される
ことを特徴としている。
この特徴によれば、遊技媒体を持ち込んで使用された場合に、その遊技媒体が遊技機内に留まるため、その痕跡を残すことができる。
手段6の遊技機は、手段1~5のいずれかに記載の遊技機であって、
再遊技を伴う再遊技入賞(再遊技役)が発生した場合でも、次遊技が開始するまで遊技媒体(メダル)の投入が可能であり、
前記再遊技入賞(再遊技役)が発生した後、次遊技が開始するまでの期間において前記流下通路(メダル流下通路133)を遊技媒体(メダル)が流下する場合においても前記撮像手段(イメージセンサ260)により撮像された遊技媒体(メダル)が正規なものであるか否かを判定する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、再遊技入賞が発生した後、遊技媒体が投入される場合でも撮像手段により撮像された遊技媒体が正規なものであるか否かが判定されるので、どのような状況においても不正行為を発見することができる。
手段7の遊技機は、手段1~6のいずれかに記載の遊技機であって、
前記遊技制御手段(メイン制御部)は、通常状態と、前記通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態と、を含む複数の遊技状態に制御可能であり、
前記撮像判定手段(IS制御部251)は、前記通常状態において前記流下通路(メダル流下通路133)を遊技媒体(メダル)が流下する場合においても前記有利状態において前記流下通路(メダル流下通路133)を遊技媒体(メダル)が流下する場合においても前記撮像手段(イメージセンサ260)により撮像された遊技媒体(メダル)が正規なものであるか否かを判定する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、通常状態において遊技媒体が投入されたか、有利状態において遊技媒体が投入されたか、に関わらず、撮像手段により撮像された遊技媒体が正規なものであるか否かが判定されるので、どのような状況においても不正行為を発見することができる。
手段8の遊技機は、手段1~7のいずれかに記載の遊技機であって、
前記演出制御手段(サブ制御部91)は、前記撮像判定手段(IS制御部251)から遊技媒体(メダル)が正規なものでない旨の判定結果(非正規メダル通知)が出力されたことに基づいて前記異常報知手段により異常報知を行わせるか否かを設定する設定手段(メダルエラー設定スイッチ59)を含む
ことを特徴としている。
この特徴によれば、遊技店員などによるテスト作業時などの利便性を担保できる。
手段9の遊技機は、手段1~8のいずれかに記載の遊技機であって、
前記遊技制御手段(メイン制御部41)は、通常状態と、前記通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態と、を含む複数の遊技状態に制御可能であり、
前記異常報知手段は、前記撮像判定手段(IS制御部251)から遊技媒体(メダル)が正規なものでない旨の判定結果(非正規メダル通知)が出力された回数が所定の閾値を超えた場合に異常報知(非正規メダルエラーを示す表示コードの表示)を行い、
前記所定の閾値は、前記有利状態よりも前記通常状態の方が小さい値に設定されている
ことを特徴としている。
この特徴によれば、遊技媒体の持ち込みがされやすい通常状態において異常報知がされやすく、遊技媒体が循環しやすい有利状態において異常報知がされ難いようにすることで、遊技者の利便性を高めることができる。
手段10の遊技機は、手段1~9のいずれかに記載の遊技機であって、
各々が識別可能な複数種類の識別情報(図柄)を変動表示可能な可変表示部(リール2L、2C、2R)と、
前記可変表示部を照射する照射手段(リールLED55)と、
を備え、
前記賭数設定手段は、前記第1状態において前記遊技媒体検出手段(投入メダルセンサ31a~c)により遊技媒体(メダル)の通過が検出されたとき、または遊技者による賭数設定操作(MAXBETスイッチ6による賭数設定操作)がされたときに賭数を設定するものであり、
前記演出制御手段(サブ制御部91)は、前記照射手段の制御を行う照射制御手段を含み、
前記照射制御手段は、
前記照射手段(リールLED55)により前記可変表示部(リール2L、2C、2R)が照射される照射状態(点灯状態(低輝度)、点灯状態(高輝度))に制御可能であり、
遊技が行われていない非遊技状態(非遊技中状態2)において前記照射手段(リールLED55)により前記可変表示部(リール2L、2C、2R)が照射されない非照射状態(非点灯状態)に制御可能であり、
前記非照射状態(非点灯状態)において前記遊技媒体検出手段(投入メダルセンサ31a~c)により遊技媒体(メダル)の通過が検出されることにより賭数が設定され、遊技を開始可能な規定数の賭数に満たないときにも、前記非照射状態(非点灯状態)において遊技者による賭数設定操作(MAXBETスイッチ6による賭数設定操作)がされることにより賭数が設定され、前記規定数の賭数となるときにも、共通の態様にて前記照射状態(点灯状態(低輝度))に制御する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、非遊技状態において非照射状態に制御された場合に、その後、遊技媒体検出手段により遊技媒体の通過が検出されることにより賭数が設定され、遊技を開始可能な規定数の賭数に満たないときにも、非照射状態において遊技者による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、遊技を開始可能な規定数の賭数となるときにも、照射手段により共通の態様にて照射状態に制御するので、照射制御手段による制御負担を減らすことができる。
尚、手段10において照射手段は、可変表示部を手前側(遊技者側)から照射するものでも良いし、後方から手前側(遊技者側)に向けて照射するものでも良い。
また、手段10において遊技が行われていない非遊技状態とは、単位遊技の終了後、賭数が設定されていない状態でも良いし、単位遊技の終了後、賭数は設定されているが遊技を開始可能な規定数に満たない状態でも良いし、単位遊技の終了後、次の遊技が開始されるまでの状態でも良い。
また、手段10において照射制御手段は、遊技が行われていない非遊技状態となったときに非照射状態に制御する構成でも良いし、遊技が行われていない非遊技状態となった後、所定条件が成立したときに非照射状態に制御する構成でも良い。この場合、所定条件とは、例えば、所定時間が経過すること、遊技者所有の遊技用価値が精算されることなどの条件が該当する。
手段11の遊技機は、手段10に記載の遊技機であって、
前記遊技制御手段(メイン制御部41)は、遊技者にとって有利な有利区間に制御する有利区間制御手段を含み、
前記有利区間に制御されている旨を報知する有利区間報知手段(有利区間報知LED12a)と、
遊技者に付与された遊技用価値(メダルの払出枚数)を表示する付与価値表示手段(遊技補助表示器12)と、
を備え、
前記非遊技状態(非遊技中状態2)において所定条件(ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立したときに前記付与価値表示手段(遊技補助表示器12)による遊技用価値(メダルの払出枚数)の表示は終了するが、前記有利区間報知手段(有利区間報知LED12a)による前記有利区間に制御されている旨の報知は継続する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、非遊技状態において所定条件が成立することで付与価値表示手段による遊技用価値の表示は終了するので、余分な電力の消費を抑えることができる一方で、有利区間報知手段による有利区間に制御されている旨の報知は継続するので、次の遊技者が遊技を行う意欲を高めることができる。
手段12の遊技機は、手段10または11に記載の遊技機であって、
遊技機本体(筐体1a)に対して開閉可能な扉体(前面扉1b)を備え、
前記照射制御手段は、前記非照射状態(非点灯状態)において前記扉体(前面扉1b)が開放されたときに前記照射状態(点灯状態(高輝度))に制御する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、非照射状態であっても、扉体が開放されたときには照射状態に制御されるので、可変表示部の表示結果が確認しやすくなるとともに、扉体が開放されたことを周囲から認識しやすくなり、さらに遊技機本体の内部も確認しやすくなる。
手段13の遊技機は、手段12に記載の遊技機であって、
前記照射制御手段は、前記扉体(前面扉1b)が開放されたときに前記扉体が開放されていないときの前記照射状態(点灯状態(低輝度))よりも明るい前記照射状態(点灯状態(高輝度))に制御する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、扉体が開放されたときに可変表示部の表示結果がより確認しやすくなるとともに、扉体が開放されたことを周囲からより認識しやすくなり、さらに遊技機本体の内部もより確認しやすくなる。
手段14の遊技機は、手段10~13のいずれかに記載の遊技機であって、
前記遊技制御手段(メイン制御部41)は、エラー状態に制御するエラー状態制御手段を含み、
前記照射制御手段は、前記非照射状態(非点灯状態)において前記エラー状態(エラー状態)に制御されたときに前記照射状態(点灯状態(高輝度))に制御する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、非照射状態であってもエラー状態に制御されたときには照射状態に制御されるので、エラー発生時の可変表示部の表示結果が確認しやすくなるとともに、エラーが発生したことを周囲から認識しやすくなる。
手段15の遊技機は、手段14に記載の遊技機であって、
前記照射制御手段は、前記エラー状態(エラー状態)に制御されたときに前記エラー状態に制御されていないときの前記照射状態(点灯状態(低輝度))よりも明るい前記照射状態(点灯状態(高輝度))に制御する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、エラー発生時の可変表示部の表示結果がさらに確認しやすくなるとともに、エラーが発生したことを周囲からさらに認識しやすくなる。
手段16の遊技機は、手段10~15のいずれかに記載の遊技機であって、
前記遊技制御手段(メイン制御部41)は、
遊技者にとっての有利度が異なる複数種類の設定値(設定値1~6)のうちから、いずれかの設定値を選択して設定する設定値設定手段と、
前記設定値設定手段により設定された設定値を確認可能な確認状態(設定確認状態)に制御する確認状態制御手段と、
を含み、
前記照射制御手段は、前記非照射状態(非点灯状態)において前記確認状態(設定確認状態)に制御されたときに前記照射状態(点灯状態(高輝度))に制御する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、非照射状態であっても設定値を確認可能な確認状態に制御されたときには照射状態に制御されるので、確認状態に制御されたときの可変表示部の表示結果が確認しやすくなるとともに、確認状態に制御されたことを周囲から認識しやすくなる。
手段17の遊技機は、手段16に記載の遊技機であって、
前記照射制御手段は、前記確認状態(設定確認状態)に制御されたときに前記確認状態に制御されていないときの前記照射状態(点灯状態(低輝度))よりも明るい前記照射状態(点灯状態(高輝度))に制御する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、確認状態に制御されたときの可変表示部の表示結果がさらに確認しやすくなるとともに、確認状態に制御されたことを周囲からさらに認識しやすくなる。
手段18の遊技機は、手段10~17のいずれかに記載の遊技機であって、
前記遊技制御手段(メイン制御部41)は、
遊技者にとっての有利度が異なる複数種類の設定値(設定値1~6)のうちから、いずれかの設定値を選択して設定する設定値設定手段と、
前記設定値設定手段により設定値を設定可能な設定状態(設定変更状態)に制御する設定状態制御手段と、
を備え、
前記照射制御手段は、前記設定状態(設定変更状態)に制御されたときに、遊技中に制御される前記照射状態の態様とは異なる特殊な態様(点滅状態)にて前記照射状態(点灯状態)に制御する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、設定値を設定可能な設定状態であることを周囲に対して認識させることができる。
手段19の遊技機は、手段10~18のいずれかに記載の遊技機であって、
遊技の進行に関与しない演出用操作手段(演出用スイッチ56)を備え、
前記演出制御手段(サブ制御部91)は、前記演出用操作手段(演出用スイッチ56)が操作されたときにメニュー画面(演出設定画面)を表示させるメニュー画面表示手段を含み、
前記照射制御手段は、前記非照射状態(非点灯状態)において前記演出用操作手段(演出用スイッチ56)が操作され、前記メニュー画面(演出設定画面)が表示されたときには、前記照射状態(点灯状態)に制御しない
ことを特徴としている。
この特徴によれば、非照射状態において遊技の進行に関与しない演出用操作手段が操作されても非照射状態が維持されるので、電力の消費を抑えることができるとともに、照射手段による照射によってメニュー画面の表示が見づらくなってしまうことを防止できる。
手段20の遊技機は、手段19に記載の遊技機であって、
前記演出制御手段(サブ制御部91)は、前記メニュー画面(演出設定画面)が表示されているメニューに従って前記演出用操作手段(演出用スイッチ56)を操作することで演出に関する設定を行う演出設定手段を含む
ことを特徴としている。
この特徴によれば、照射手段による照射によって演出に関する設定を行う際の操作の邪魔となってしまうことを防止できる。
手段21の遊技機は、手段10~20のいずれかに記載の遊技機であって、
前記照射手段(リールLED55)とは異なる発光手段(演出用装飾LED57)と、
画像を表示可能な画像表示手段(液晶表示器51)と、
を備え、
前記演出制御手段(サブ制御部91)は、
前記発光手段の制御を行う発光制御手段と、
前記画像表示手段の制御を行う画像表示制御手段と、
を含み、
前記発光制御手段は、
前記非遊技状態(非遊技中状態2)において前記発光手段(演出用装飾LED57)を消灯させる消灯状態に制御可能であり、
前記消灯状態(非点灯状態)において前記遊技媒体検出手段(投入メダルセンサ31a~c)により遊技媒体(メダル)の通過が検出されることにより賭数が設定され、前記規定数の賭数に満たないときにも、前記消灯状態(非点灯状態)において遊技者による賭数設定操作(MAXBETスイッチ6による賭数設定操作)がされることにより賭数が設定され、前記規定数の賭数となるときにも、前記発光手段(演出用装飾LED57)を発光させる発光状態に制御し、
前記画像表示制御手段は、
前記非遊技状態(非遊技中状態2)において前記画像表示手段(液晶表示器51)の表示態様を第1表示態様とする第1表示状態(デモ演出)に制御可能であり、
前記第1表示状態において前記遊技媒体検出手段(投入メダルセンサ31a~c)により遊技媒体(メダル)の通過が検出されることにより賭数が設定され、前記規定数の賭数に満たないときにも、前記第1表示状態において遊技者による賭数設定操作(MAXBETスイッチ6による賭数設定操作)がされることにより賭数が設定れ、前記規定数の賭数となるときにも、前記画像表示手段(液晶表示器51)の表示態様を第2表示態様とする第2表示状態(通常演出)に制御し、
前記非照射状態、前記消灯状態及び前記第1表示状態において賭数が設定されたときに、前記照射手段が前記照射状態となり、前記発光手段(演出用装飾LED57)が前記発光状態となった後、前記画像表示手段(液晶表示器51)が前記第2表示状態となる
ことを特徴としている。
この特徴によれば、非照射状態、消灯状態及び第1表示状態において賭数が設定されたときに、先に照射手段が照射状態となり、発光手段が発光状態となってから画像表示手段が第1表示状態から第2表示状態に切り替わるので、照射手段の照射状態や発光手段の発光状態の準備ができた状態で画像表示手段の表示を第2表示状態に切り替えることができる。
手段22の遊技機は、手段10~21のいずれかに記載の遊技機であって、
前記演出制御手段(サブ制御部91)は、
前記非遊技状態(非遊技中状態2)において節電状態に制御可能な節電状態制御手段と、
前記節電状態に制御されている旨を報知する節電報知手段(デモ演出(エコモード))と、
を含み、
前記節電状態において賭数が設定されたときに前記節電状態は終了し、前記節電状態に制御されている旨の報知も終了する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、非遊技状態において節電状態に制御された場合には、賭数を設定することにより節電状態を終了させ、節電状態に制御されている旨の報知も終了させることができる。
手段23の遊技機は、手段10~22のいずれかに記載の遊技機であって、
賭数を示す賭数情報(UI画像中のBET数画像)を表示可能な賭数表示手段(液晶表示器51)を備え、
前記演出制御手段(サブ制御部91)は、前記賭数表示手段の制御を行う賭数表示制御手段を含み、
前記賭数表示制御手段は、
前記非遊技状態(非遊技中状態2)において前記賭数表示手段(液晶表示器51)に前記賭数情報(UI画像中のBET数画像)が表示されない非表示状態に制御可能であり、
前記非表示状態において前記遊技媒体検出手段(投入メダルセンサ31a~c)により遊技媒体(メダル)の通過が検出されることにより賭数が設定され、遊技を開始可能な規定数の賭数に満たないときにも、前記非表示状態において遊技者による賭数設定操作(MAXBETスイッチ6による賭数設定操作)がされることにより賭数が設定され、前記規定数の賭数となるときにも、前記賭数表示手段(液晶表示器51)に前記賭数情報(UI画像中のBET数画像)を表示させる制御を行う
ことを特徴としている。
この特徴によれば、非遊技状態においては賭数情報を非表示状態とすることができるとともに、賭数を設定することにより賭数情報を再度表示させることができる。
手段24の遊技機は、手段10~23のいずれかに記載の遊技機であって、
賭数を示す賭数情報(UI画像中のBET数画像)を表示可能な賭数表示手段(液晶表示器51)を備え、
前記演出制御手段(サブ制御部91)は、前記賭数表示手段の制御を行う賭数表示制御手段を含み、
前記賭数表示制御手段は、
前記非遊技状態(非遊技中状態2)において前記賭数表示手段(液晶表示器51)に前記賭数情報(UI画像中のBET数画像)が表示されない非表示状態に制御可能であり、
前記非表示状態において遊技者による賭数設定操作(MAXBETスイッチ6による賭数設定操作)がされることにより賭数が設定され、前記規定数の賭数となるときに、賭数の設定が視認可能となるように前記賭数表示手段(液晶表示器51)に前記賭数情報(UI画像中のBET数画像)を表示させる制御を行う
ことを特徴としている。
この特徴によれば、非遊技状態においては賭数情報を非表示状態とすることができるとともに、非表示状態において遊技者による賭数設定操作がされることにより規定数の賭数が設定されるときに、賭数の設定を視認させることができるため、規定数の賭数となったことを明確に認識させることができる。
手段25の遊技機は、手段10~24のいずれかに記載の遊技機であって、
前記演出制御手段(サブ制御部91)は、前記非遊技状態(非遊技中状態2)において所定条件(ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立したときにデモ演出を実行するデモ演出実行手段を含み、
前記照射制御手段は、前記非遊技状態(非遊技中状態2)において前記所定条件(遊技の終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立したときに前記非照射状態(非点灯状態)に制御する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、デモ演出が実行されているときに照射手段が非照射状態となるため、照射手段による照射がデモ演出の邪魔となることがない。
手段26の遊技機は、手段10~25のいずれかに記載の遊技機であって、
前記演出制御手段(サブ制御部91)は、節電状態(デモ演出(エコモード))に制御するか否かを設定する節電状態設定手段を含み、
前記照射制御手段は、前記非遊技状態(非遊技中状態2)において前記節電状態設定手段により前記節電状態に制御する旨が設定されているときに前記非照射状態(非点灯状態)に制御可能である
ことを特徴としている。
この特徴によれば、節電状態に制御されているか否かによって好適に照射手段の制御を行うことができる。
手段27の遊技機は、手段10~26のいずれかに記載の遊技機であって、
前記照射手段(リールLED55)とは異なる発光手段(演出用装飾LED57)と、
画像を表示可能な画像表示手段(液晶表示器51)と、
を備え、
前記演出制御手段(サブ制御部91)は、
前記発光手段の制御を行う発光制御手段と、
前記画像表示手段の制御を行う画像表示制御手段と、
を含み、
前記照射制御手段は、前記非遊技状態(非遊技中状態2)において消灯条件(ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立するまでは前記照射状態(点灯状態(低輝度))に制御し、前記消灯条件が成立したときに前記非照射状態(非点灯状態)に制御し、
前記発光制御手段は、前記非遊技状態(非遊技中状態2)において前記消灯条件(遊技の終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立するまでは前記発光手段(演出用装飾LED57)を発光させる発光状態に制御し、前記消灯条件が成立したときに前記発光手段を消灯させる消灯状態に制御し、
前記画像表示制御手段は、前記非遊技状態(非遊技中状態2)において前記消灯条件(ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立するまでは前記画像表示手段(液晶表示器51)の表示態様を第1表示態様とする第1表示状態(通常演出)に制御し、前記消灯条件が成立したときに前記画像表示手段(液晶表示器51)の表示態様を第2表示態様とする第2表示状態(デモ演出)に制御し、
前記照射状態、前記発光状態及び前記第1表示状態において前記消灯条件が成立したときに、前記照射手段が前記非照射状態となり、前記発光手段(演出用装飾LED57)が前記消灯状態となった後、前記画像表示手段(液晶表示器51)が前記第2表示状態となる
ことを特徴としている。
この特徴によれば、非照射状態、消灯状態及び第1表示状態において消灯条件が成立したときに、先に照射手段が非照射状態となり、発光手段が消灯状態となってから画像表示手段が第1表示状態から第2表示状態に切り替わるので、照射手段の非照射状態や発光手段の消灯状態の準備ができた状態で画像表示手段の表示を第2表示状態に切り替えることができる。
尚、本発明は、本発明の請求項に記載された発明特定事項のみを有するものであって良いし、本発明の請求項に記載された発明特定事項とともに該発明特定事項以外の構成を有するものであっても良い。
本発明が適用された実施例のスロットマシンの正面図である。 スロットマシンの内部構造を示す斜視図である。 リールの図柄配列を示す図である。 スロットマシンの構成を示すブロック図である。 メイン制御部による制御状態について説明するための図である。 遊技中状態(賭数設定中)における通常演出の実行態様について説明するための図である。 遊技中状態(リール回転中)における通常演出の実行態様について説明するための図である。 非遊技中状態1における通常演出の実行態様について説明するための図である。 非遊技中状態2におけるデモ演出の実行態様について説明するための図である。 設定変更状態中における設定変更状態報知の実行態様について説明するための図である。 設定確認状態中における設定確認状態報知の実行態様について説明するための図である。 エラー状態中におけるエラー状態報知の実行態様について説明するための図である。 前面扉の開放状態中におけるドア開放報知の実行態様について説明するための図である。 演出設定状態中における演出設定メニュー表示について説明するための図である。 デモ演出の開始及び終了タイミングについて説明するためのタイミングチャートである。 デモ演出から通常演出への移行時におけるUI画像の表示態様について説明するための図である。 前面扉の開放状態とデモ演出の開始タイミングの関係について説明するためのタイミングチャートである。 エラー状態とデモ演出の開始タイミングの関係について説明するためのタイミングチャートである。 デモ演出の実行中における設定確認状態報知の開始及び終了タイミングについて説明するためのタイミングチャートである。 設定確認状態報知の終了タイミングについて説明するためのタイミングチャートである。 デモ演出の実行中におけるエラー状態報知の開始及び終了タイミングについて説明するためのタイミングチャートである。 デモ演出の実行中における演出設定状態の開始及び終了タイミングについて説明するためのタイミングチャートである。 設定変更状態報知の開始及び終了タイミングについて説明するためのタイミングチャートである。 (a)は、メダルセレクタの正面図であり、(b)は、(a)のメダルセレクタの側面図である。 (a)は、流路切替ソレノイドをOFFにした状態でのメダルセレクタの断面図であり、(b)は、(a)のA-A断面図である。 (a)は、流路切替ソレノイドをONにした状態でのメダルセレクタの断面図であり、(b)は、(a)のB-B断面図である。 演出制御基板及びイメージセンサユニットの構成を示すブロック図である。 サブ制御部が実行するセレクタ監視処理の制御内容を示すフローチャートである。 メダルセレクタに関連する表示コード及び報知内容を示す図である。
本発明に係るスロットマシンを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明が適用されたスロットマシンの実施例について図面を用いて説明する。本実施例のスロットマシン1は、図1に示すように、前面が開口する筐体1aと、この筐体1aの側端に回動自在に枢支された前面扉1bと、から構成されている。スロットマシン1の内部には、互いに識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で、それぞれ同数ずつ配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リール)が水平方向に並設されており、図1に示すように、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄が、スロットマシン1の正面の略中央に設けられた透視窓3において各々上中下三段に表示されて遊技者側から見えるように配置されている。また、図2に示すように、各リールには、各々が識別可能な複数種類の図柄(「赤7」、「青7」、「白7」、「BAR」、「スイカ」、「チェリーa」、「チェリーb」、「ベル」、「リプレイ」、「プラム」)が所定の順序で配列されている。
尚、本実施例では、3つのリールを用いた構成を例示しているが、リールを1つのみ用いた構成、2つのリールを用いた構成、4つ以上のリールを用いた構成としても良い。また、本実施例では、リール2L、2C、2Rにより図柄を可変表示させる可変表示部を構成しているが、可変表示部は、リール以外であっても良く、例えば、外周面に複数の図柄が配置されたベルトを移動させることで図柄を変動表示させることが可能な構成でも良い。また、本実施例では、物理的なリールにて可変表示部を構成しているが、液晶表示器などの画像表示装置にて可変表示部を構成しても良い。
スロットマシン1の正面には、図1に示すように、メダルを投入可能なメダル投入部4、メダルが払い出されるメダル払出口9、クレジット(遊技者所有の遊技用価値として記憶されているメダル数)を用いて、その範囲内において遊技状態に応じて定められた規定数(本実施例では、3)の賭数のうち最大の賭数を設定する際に操作されるMAXBETスイッチ6、クレジットとして記憶されているメダル及び賭数の設定に用いたメダルを精算する(クレジット及び賭数の設定に用いた分のメダルを返却させる)際に操作される精算スイッチ10、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8R、内部に詰まったメダルを取り出すためのキャンセルレバー5が遊技者により操作可能にそれぞれ設けられている。
スロットマシン1の正面には、図1に示すように、クレジットとして記憶されているメダル枚数が表示されるクレジット表示器11、入賞の発生により払い出されたメダル枚数やエラー発生時にその内容を示すエラーコードや、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作態様に対応する操作情報(ナビ情報)、有利区間に制御されている旨を示す有利区間表示等が表示される遊技補助表示器12、賭数が1設定されている旨を点灯により報知する1BETLED14、賭数が2設定されている旨を点灯により報知する2BETLED15、賭数が3設定されている旨を点灯により報知する3BETLED16、メダルの投入が可能な状態を点灯により報知する投入要求LED17、スタートスイッチ7の操作によるゲームのスタート操作が有効である旨を点灯により報知するスタート有効LED18、ウェイト(前回のゲーム開始から一定期間経過していないためにリールの回転開始を待機している状態)中である旨を点灯により報知するウェイト中LED19、リプレイゲーム中である旨を点灯により報知するリプレイ中LED20、が設けられた遊技用表示部13が設けられている。また、スロットマシン1の正面には、画像等を表示可能な液晶表示器51が、設けられている。
MAXBETスイッチ6の内部には、MAXBETスイッチ6の操作による賭数の設定操作が有効である旨を点灯により報知するBETスイッチ有効LED21(図3参照)が設けられており、ストップスイッチ8L、8C、8Rの内部には、該当するストップスイッチ8L、8C、8Rによるリールを停止させる操作が有効である旨を点灯により報知する左、中、右停止有効LED22L、22C、22R(図3参照)がそれぞれ設けられている。
スロットマシン1の前面扉1bの内側には、所定キー操作によりスロットマシン1の外部からのエラー状態を解除するためのリセット操作を検出するリセットスイッチ23、設定値の変更中や設定値の確認中にその時点の設定値が表示される設定値表示器24(図2参照)、前面扉1bの開放状態を検出するドア開放検出スイッチ25、メダル投入部4から投入されたメダルの流路を、スロットマシン1の内部に設けられた後述のホッパータンク側またはメダル払出口9側のいずれか一方に選択的に切り替えるための流路切替ソレノイド30、メダル投入部4から投入されてホッパータンク側に流下したメダルを検出する投入メダルセンサ31a~c、内部を流下するメダルが正規のメダルであるか否かの判定等を行うイメージセンサユニット200(図27参照)等を有するメダルセレクタ29(図2参照)が設けられている。
また、スロットマシン1の内部には、メイン制御部41からの制御信号に応じて前述のリール2L、2C、2Rを回転させたり停止させたりするためのリールユニット34、メイン制御部41からの制御信号に応じてメダルをメダル払出口9より払い出すためのホッパーユニット35が設けられている。
また、スロットマシン1の内部には、設定変更状態または設定確認状態に切り替えるための設定キースイッチ37、通常時においてはエラー状態を解除するためのリセットスイッチとして機能し、設定変更状態においては後述する内部抽選の当選確率(出玉率)の設定値を変更するための設定スイッチとして機能するリセット/設定スイッチ38、電源をon/offする際に操作される電源スイッチ39が設けられている。
図3に示すように、スロットマシン1には、遊技制御基板40、演出制御基板90が設けられており、遊技制御基板40によって遊技の制御が行われ、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出の制御が行われる。
遊技制御基板40には、前述のMAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8R、精算スイッチ10、リセットスイッチ23、投入メダルセンサ31a~c、リールユニット34のリールセンサ(図示略)、ホッパーユニット35の払出センサ及び満タンセンサ(図示略)、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38が接続されており、これら接続されたスイッチ類等の検出信号が入力されるようになっている。
また、遊技制御基板40には、前述のクレジット表示器11、遊技補助表示器12、1~3BETLED14~16、投入要求LED17、スタート有効LED18、ウェイト中LED19、リプレイ中LED20、BETスイッチ有効LED21、左、中、右停止有効LED22L、22C、22R、設定値表示器24、流路切替ソレノイド30、リールユニット34、ホッパーユニット35が接続されており、これら電気部品は、遊技制御基板40に搭載されたメイン制御部41の制御に基づいて駆動されるようになっている。
遊技制御基板40には、CPU、ROM、RAM、I/Oポートを備えたマイクロコンピュータにより構成され、遊技の制御を行うメイン制御部41が搭載されている。
演出制御基板90には、前述の液晶表示器51、音声を出力可能なスピーカ53、54、リール2L、2C、2Rの所定位置を背面側から照射可能なリールLED55、ゲームの進行に関与せず、演出に用いられる演出用スイッチ56、演出に用いられる演出用装飾LED57(57L、57R)、前述のイメージセンサユニット200、後述のデモ演出(デモンストレーション演出)の実行態様を通常モードに制御するか、エコモード(節電状態)に制御するかの設定に用いられる演出用モード設定スイッチ58、イメージセンサユニット200が有する後述のIS制御部251の出力に基づいてメダルセレクタ29に関連するセレクタ関連報知を行うか否かを設定するセレクタ関連報知設定スイッチ59等の演出装置が接続されており、これら演出装置の出力状態は、演出制御基板90に搭載されたサブ制御部91により制御可能となっている。サブ制御部91は、メイン制御部41から送信されるコマンドを受けて、演出を行うための各種の制御等を行うようになっている。尚、演出用モード設定スイッチ58及びセレクタ関連報知設定スイッチ59は、スロットマシン1の内部に設けられており、スロットマシン1の設置されている店舗の店員等により操作できるが、遊技者により操作できないようになっている。
液晶表示器51は、液晶素子に対して電圧が印加されていない状態で透過性を有する液晶パネルを有しており、前面扉1bの各リール2L、2C、2Rの手前側(遊技者側)に表示領域が配置されるように設けられている。液晶表示器51の背面側の各リール2L、2C、2Rは、液晶表示器51の表示領域のうち透視窓3に対応する透過領域及び透視窓3を介して遊技者側から視認可能である。
本実施例のスロットマシン1は、設定値に応じてメダルの払出率が変わる構成である。詳しくは、内部抽選等の遊技者に対する有利度に影響する抽選において設定値に応じた当選確率を用いることにより、メダルの払出率が変わるようになっている。設定値は1~6の6段階からなり、6が最も払出率が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど払出率が低くなる。すなわち設定値として6が設定されている場合には、遊技者にとって最も有利度が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど有利度が段階的に低くなる。
設定値を変更するためには、設定キースイッチ37をON状態としてからスロットマシン1の電源スイッチ39をONにする必要がある。設定キースイッチ37をON状態として電源をONにすると、設定値表示器24にメイン制御部41のRAMから読み出された設定値が表示値として表示され、リセット/設定スイッチ38の操作による設定値の変更が可能な設定変更状態に移行する。設定変更状態において、リセット/設定スイッチ38が操作されると、設定値表示器24に表示された表示値が1ずつ更新されていく(設定値6からさらに操作されたときは、設定値1に戻る)。そして、スタートスイッチ7が操作されると表示値を設定値として確定する。そして、設定キースイッチ37がOFFにされると、確定した表示値(設定値)がメイン制御部41のRAMに格納され、遊技の進行が可能な状態に移行する。
尚、設定キースイッチ37、リセット/設定スイッチ38は、スロットマシン1の内部に設けられ、所定のキー操作により開放可能な前面扉1bを開放しない限り操作不可能とされており、スロットマシン1が設置される遊技店の店員のうち所定のキーを所持する店員のみが操作可能となる。特に、設定キースイッチ37は、さらにキー操作を要することから、遊技店の店員の中でも、設定キースイッチ37の操作を行うためのキーを所持する店員のみが操作可能とされている。また、リセットスイッチ23は、前面扉1bを開放する必要はないが、所定のキーを用いたキー操作を必要とするため、所定のキーを所持する店員のみが操作可能となる。また、リセット/設定スイッチ38は、通常時においてはエラー状態を解除するためのリセットスイッチとしても機能するようになっている。
本実施例のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、あるいはMAXBETスイッチ6を操作してクレジットを使用して賭数を設定する。遊技状態に応じて定められた規定数の賭数が設定されると、予め定められた入賞ラインLN(図1参照、本実施例では、リール2L、2C、2Rの中段に水平方向に並んだ図柄に跨がって設定されている)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。尚、遊技状態に対応する規定数のうち最大数を超えてメダルが投入された場合には、その分はクレジットに加算される。また、本実施例では、1本の入賞ラインのみを適用しているが、複数の入賞ラインを適用しても良い。
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各リール2L、2C、2Rが回転され、各リール2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動される。リール2L、2C、2Rが回転されている状態で、いずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rに対して停止制御が行われ、当該リールの回転が停止され、当該リールの図柄が透視窓3に表示結果として導出表示される。
停止制御では、各ストップスイッチについて操作が行われたときから最大停止遅延時間(本実施例では、190ms(ミリ秒))以内に、操作に対応するリール2L、2C、2Rの回転を停止させる制御が行われる。リール2L、2C、2Rを1分間に80回転させ、80(回転)×21(1リール当たりの図柄コマ数、例えば、21コマ)=1680コマ分の図柄を変動させるので、予め定められた最大停止遅延時間(190ms)が経過するまでの間では、最大で4コマ分の図柄を引き込むことができることとなる。つまり、停止制御では、ストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されたときに表示されている図柄と、そこから4コマ先までにある図柄、合計5コマ分(引込範囲)の図柄から一の図柄を選択して、リール2L、2R、2Rに導出させることが可能である。
これにより、停止制御では、各リール2L、2C、2Rについて対応するストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されることで回転を停止させる際に、後述する内部抽選にて当選している入賞役を構成する図柄が、ストップスイッチが操作されたときの図柄から4コマ先までの引込範囲内にある場合には、当該図柄を入賞ラインLN上に引き込んで、ストップスイッチが操作されたリールの回転を停止させる一方で、内部抽選にて当選している入賞役を構成する図柄が、当該引込範囲内にない場合には、内部抽選にて当選していない入賞役を構成する図柄が、入賞ラインLN上に停止しないように、いずれの入賞役も構成しない図柄を入賞ラインLN上に引き込んで、ストップスイッチが操作されたリールの回転を停止させるように制御することが可能である。
そして全てのリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、入賞ラインLN上に予め定められた入賞役の図柄の組合せが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数のメダルが遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。また、クレジットが上限数(本実施例では50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出口9(図1参照)から払い出されるようになっている。また、入賞ラインLN上に、遊技状態の移行を伴う図柄の組合せが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には図柄の組合せに応じた遊技状態に移行するようになっている。
尚、本実施例では、スタートスイッチ7の操作が有効な状態でスタートスイッチ7の操作が検出されたときにゲームが開始し、全てのリールが停止したときにゲームが終了する。また、ゲームを実行するための1単位の制御(ゲーム制御)は、前回のゲームの終了に伴う全ての制御が完了したときに開始し、当該ゲームの終了に伴う全ての制御が完了したときに終了する。
本実施例のスロットマシン1において、入賞となる役(以下、入賞役と呼ぶ)の種類は、遊技状態に応じて定められ、メダルの払い出しを伴う小役と、賭数の設定を必要とせずに次ゲームを開始可能となる再遊技が付与される再遊技役と、遊技者にとって有利な遊技状態(特別状態)への移行を伴う特別役と、がある。以下では、小役と再遊技役をまとめて一般役とも呼ぶ。遊技状態に応じて定められた各役の入賞が発生するためには、内部抽選に当選して、当該役の当選フラグが設定されている必要がある。内部抽選は、メイン制御部41が、前述の各役への入賞を許容するか否かを、全てのリール2L、2C、2Rの表示結果が導出される以前(具体的には、規定数の賭数が設定された状態でスタートスイッチ7の操作が検出された時)に、乱数を用いて決定するものである。
尚、各役の当選フラグのうち、小役及び再遊技役の当選フラグは、当該フラグが設定されたゲームにおいてのみ有効とされ、次ゲームでは無効となるが、特別役の当選フラグは、当該フラグにより許容された役の組合せが揃うまで有効とされ、許容された役の組合せが揃ったゲームにおいて無効となる。すなわち特別役の当選フラグが一度当選すると、例え、当該フラグにより許容された役の組合せを揃えることができなかった場合にも、その当選フラグは無効とされずに、次ゲームへ持ち越されるようになっている。
また、内部抽選では、予め定められた所定の操作態様(例えば、停止操作順、操作タイミング)で停止操作が行われる場合に他の操作態様で停止操作が行われた場合よりも有利となる小役、再遊技役(以下、ナビ対象役と呼ぶ場合がある。)が当選し得るようになっている。ナビ対象役には、例えば、予め定められた所定の操作態様で停止操作が行われる場合に他の操作態様で停止操作が行われる場合に停止する停止態様よりも有利な停止態様となる役や、予め定められた所定の操作態様で停止操作が行われる場合に他の操作態様で停止操作が行われる場合よりも有利な停止態様が停止する割合が高い役等を含む。また、有利な停止態様とは、メダルの付与を伴う停止態様だけでなく、有利な遊技状態への移行を伴う停止態様、不利な遊技状態への移行が回避される停止態様なども含む。
メイン制御部41は、内部抽選結果に応じて遊技者にとって有利となるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作態様を特定可能なナビ情報を遊技補助表示器12の点灯態様により報知するナビ報知を実行可能な報知期間となるアシストタイム(AT)に制御可能である。メイン制御部41は、ATに制御される権利が遊技者に対して付与されることで、ATの制御を開始してATに制御する。そして、ATに制御している場合には、ナビ対象役に当選することにより、ナビ報知を実行して、遊技者にとって有利となるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作態様(例えば、押し順、操作タイミング等)を遊技補助表示器12を用いて報知するとともに、遊技者にとって有利となる操作態様を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信することで、当該操作態様を液晶表示器51等を用いて報知するナビ演出を実行させる。ナビ報知及びナビ演出により報知される操作態様にて、ストップスイッチ8L、8C、8Rを操作することで、内部抽選にて当選したナビ対象役を確実に入賞させることができるようになっている。
尚、本実施例では、メイン制御部41は、メダルの払出枚数やエラーコード、ナビ情報を表示させることが可能な遊技補助表示器12を備え、ナビ報知の制御において遊技補助表示器12を用いてナビ情報を報知する構成であるが、ナビ情報のみを表示させることが可能な専用の表示器を備え、ナビ報知の制御において当該専用の表示器を用いてナビ情報を報知する構成でも良い。
[メイン制御部による制御状態について]
メイン制御部41がゲームに関連して制御する制御状態について、図5に基づいて説明する。
図5に示すように、メイン制御部41は、ゲーム(遊技)が行われている状態であり、ゲームが段階的に進行される遊技中状態、ゲームが行われていない状態であり、ゲームを進行させるための操作が行われるまで待機する非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)、所定の設定変更操作が行われることで移行される設定変更状態、所定の設定確認操作が行われることで移行される設定確認状態、エラーが検出されることで移行されるエラー状態を含む制御状態に、遊技の制御に関連して制御することが可能である。
遊技中状態は、ゲーム(遊技)が行われている状態であり、メダル投入部4からのメダル投入またはMAXBETスイッチ6の操作により、賭数が設定されたときから、ゲームが終了されるときまでの状態である。遊技中状態には、リール2L、2C、2Rの回転制御や停止制御が行われている状態や、小役の入賞に伴うメダルの払出制御が行われている状態も含まれる。遊技中状態では、メイン制御部41は、各種スイッチの操作状況及び各種センサの入力状況に応じてゲームを段階的に進行させるように制御する。尚、ゲームの終了時に再遊技役が入賞して再遊技が付与されている場合には、遊技中状態が継続されて、次ゲームに制御されることとなり、その後、小役が入賞するゲームまたはいずれの役も入賞しないハズレのゲームの終了に、遊技中状態が終了される。
非遊技中状態は、ゲームが行われていない状態であり、遊技中状態の終了後にまず移行される非遊技中状態1、当該非遊技中状態1の後に移行され得る非遊技中状態2が含まれる(以下、非遊技中状態1、非遊技中状態2をまとめて非遊技中状態と呼ぶ場合がある)。非遊技中状態1は、遊技中状態の終了後すなわちゲームの終了後から、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過するときまで、または、賭数が設定されたときまでの状態である。非遊技中状態2は、遊技中状態の終了後すなわちゲームの終了後、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過したときから、賭数が設定されたときまでの状態である。
非遊技中状態1では、メイン制御部41は、ゲームの終了時における遊技用表示部13における各種表示器等の表示態様を維持するように制御しつつ、所定時間(本実施例では、30秒)が経過するとき、または、メダル投入部4からのメダル投入またはMAXBETスイッチ6の操作により、賭数が設定されるときまで、待機するように制御する。そして、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過することで、非遊技中状態2へ移行させる一方、賭数が設定されることで、遊技中状態へ移行させる。
非遊技中状態2では、メイン制御部41は、遊技用表示部13における各種表示器のうち1~3BETLED14~16を非点灯状態に制御し、遊技補助表示器12における払出枚数の表示を終了させて非表示とするように制御する。一方で、クレジット表示器11及び有利区間報知LED12aの表示態様を継続させるように制御しつつ、メダル投入部4からのメダル投入またはMAXBETスイッチ6の操作により、賭数が設定されるときまで、待機するように制御する。そして、賭数が設定されることで、遊技中状態へ移行させる。
設定変更状態は、スロットマシン1の設定値を変更可能な状態であり、メイン制御部41は、前述のように、設定キースイッチ37がON状態とされた状態で、電源スイッチ39がON状態とされて、スロットマシン1の電源が投入されることで、起動時に設定変更状態に制御する。そして、設定キースイッチ37がOFF状態とされることで、設定変更状態を終了させて非遊技中状態1へ移行させる。設定変更状態では、設定値表示器24に新たな設定値の候補となる設定値に対応する表示値が表示され、リセット/設定スイッチ38が操作されることで表示値が1ずつ更新され、スタートスイッチ7が操作されたときに、そのときに表示されていた表示値に対応する設定値が新たな設定値として設定されるように制御される。
設定確認状態は、スロットマシン1の設定値を確認可能な状態であり、メイン制御部41は、非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)において、設定キースイッチ37がON状態とされることで、設定確認状態に制御する。そして、設定キースイッチ37がOFF状態とされることで、設定確認状態を終了させて、当該設定確認状態へ移行させる前に制御していた非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)へ移行させる。設定確認状態では、設定値表示器24に現在設定されている設定値を示す値を表示させるように制御する。
エラー状態は、ゲームの進行が不能化される状態であり、メイン制御部41は、遊技中状態、非遊技中状態において各種センサ類の入力状況等に基づいて各種エラー(例えば、セレクタエラー(メダルセレクタ29において検出されるメダルの通過に関する異常やメダルの詰まりに関する異常)、ホッパーエラー(ホッパーユニット35において検出されるメダルの払い出しに関する異常やメダルの詰まりに関する異常)等)の発生が検出されることで、エラー状態に制御する。そして、リセットスイッチ23またはリセット/設定スイッチ38が操作されることで、エラー状態を終了させて当該エラー状態へ移行させる前に制御していた状態(遊技中状態、非遊技中状態1、非遊技中状態2)へ移行させる。エラー状態では、メイン制御部41は、ゲームの進行に関連する各種スイッチ(MAXBETスイッチ6、スタートスイッチ7、ストップスイッチ8L、8C、8R)による入力を有効に受け付けず、ゲームを進行させないように制御しつつ、リセットスイッチ23またはリセット/設定スイッチ38が操作されるまで待機するように制御する。
[サブ制御部による演出について]
サブ制御部91がメイン制御部41による制御状態に対応して行う演出の実行態様について、図6~図14に基づいて説明する。
メイン制御部41は、ゲームの進行状況や前述の制御状態等を特定可能な各種コマンドを、ゲームの進行状況や制御状態の変化等に応じて、サブ制御部91に対して送信可能である。これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41から受信したコマンドに基づいて特定される制御状態に応じた演出態様に各種演出装置(例えば、液晶表示器51、リールLED55、演出用装飾LED57等)を制御することで各種演出を実行することが可能であり、メイン制御部41の制御状態が前述の遊技中状態、非遊技中状態1であることが特定されるときには、通常演出の演出態様に制御し、非遊技中状態2であることが特定されるときには、デモ演出(通常モードまたはエコモード)の演出態様に制御し、設定変更状態であることが特定されるときには、設定変更状態報知の演出態様に制御し、設定確認状態であることが特定されるときには、設定確認状態報知の演出態様に制御し、エラー状態であることが特定されるときには、エラー状態報知の演出態様に制御し、前面扉1bが開放状態であることが特定される期間中では、ドア開放報知の演出態様に制御する。
図6(a)に示すように、メイン制御部41は、制御状態が遊技中状態である期間のうち、賭数が設定された後からスタートスイッチ7が操作されてリール2L、2C、2Rの回転制御が開始されるときまでの第1期間では、メダルの投入による賭数設定操作またはMAXBETスイッチ6による賭数設定操作が行われることで、遊技中状態に移行されたときに、当該賭数設定操作により設定される賭数に対応する1~3BETLED14~16を点灯状態に順次制御する。また、遊技補助表示器12におけるメダル払出枚数の表示を消去するように制御する。また、クレジットの値をクレジット表示器11に継続して表示させるように制御する。
その後、賭数が規定値(本実施例では、3)に到達していない場合、及びクレジットの値が上限値(本実施例では、50)に到達していない場合には、投入要求LED17を点灯状態に制御して、メダル投入部4からのメダルの投入を促す。また、賭数が規定数に到達していない場合には、不足する分の賭数に対応する1~3BETLED14~16を非点灯状態に制御することで、メダルの投入またはMAXBETスイッチ6による賭数設定操作による賭数の設定を促す。そして、メダルの投入またはMAXBETスイッチ6による賭数設定操作が行われて、賭数が設定されることで、該当する1~3BETLED14~16を点灯状態に順次制御する。
また、賭数が規定値(本実施例では、3)に到達したときには、スタート有効LED18を点灯状態に制御し、スタートスイッチ7の操作を促しつつ、当該スタートスイッチ7が操作されるまで待機する。また、賭数が規定値(本実施例では、3)に到達した後、クレジットの値が上限値に到達していない場合は、投入要求LED17を点灯状態に制御して、メダル投入部4からのメダルの投入を促す。そして、メダルが投入されることで、投入されたメダルの枚数に応じて、クレジット表示器11の表示を1ずつ順次更新するように制御する。その後、クレジットの値が上限値に到達したときに、すなわち規定数の賭数が設定され、かつクレジットの値が上限値に到達することで、投入要求LED17を非点灯状態に制御する。
また、図示しないが、前回ゲームにおいて再遊技役が入賞して再遊技が付与されることで、規定数の賭数が設定されて遊技中状態に移行した場合には、賭数が設定されたことに応じて1~3BETLED14~16を点灯状態に順次制御する。そして、当該1~3BETLED14~16をすべて点灯状態に制御した後、スタート有効LED18を点灯状態に制御して、スタートスイッチ7が操作されるまで待機する。尚、リプレイ中LED20は、再遊技役が入賞して再遊技が付与されることで点灯状態に制御されるようになっており、遊技中状態の制御では、当該リプレイ中LED20の点灯状態を継続させるように制御する。
また、有利区間に制御されており、有利区間報知LED12aが点灯状態に制御されている状態で、遊技中状態へ移行された場合には、遊技中状態にわたり有利区間報知LED12aの点灯状態を継続させるように制御して、有利区間中である旨を報知する。尚、当該遊技中状態の終了時に、有利区間が終了される場合には、メイン制御部41は、有利区間報知LED12aを非点灯状態に制御するようになっている。
そして、規定数の賭数が設定され、スタート有効LED18が点灯状態に制御されている状態で、スタートスイッチ7が操作されることで、メイン制御部41は、リール2L、2C、2Rを回転させる回転制御を開始させる。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41の制御状態が遊技中状態であることが特定される期間、すなわち、賭数が設定されたときからゲームの制御が終了されるときまでの期間にわたり、通常演出の制御を行うようになっており、遊技中状態の期間のうち、賭数が設定された後からスタートスイッチ7が操作されてリール2L、2C、2Rの回転制御が開始されるときまでの期間においても、通常演出の制御を行う。
通常演出の制御では、制御状態が遊技中状態であるときに表示させる通常演出画像(本実施例では、所定キャラクタが街中を散策している画像)を液晶表示器51に表示させることで、制御状態が遊技中状態である旨を示唆する。
また、通常演出の制御では、メイン制御部41から受信したコマンドに基づいて特定されるクレジットの値を示す数字画像(本実施例では、25)、メダル払出枚数を示す数字画像(本実施例では、0)、設定されている賭数を示す数字画像(本実施例では、3)により構成されるUI画像(ユーザーインターフェイス画像)を液晶表示器51の表示領域におけるリール2L、2C、2Rの下方側の表示領域に表示させる。
また、通常演出の制御では、所定の第1の明るさでリール2L、2C、2Rを後方から照射するように、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御して、リール2L、2C、2Rの遊技者側からの視認性を高める。尚、リールLED55を点灯状態とする制御では、リールLED55を所定のデューティ比(単位期間においてリールLED55がON状態に継続して制御される期間の割合)で制御することで、第1の明るさや後述の所定の第2の明るさの点灯状態に制御する構成でも良いし、リールLED55を構成するLED素子のうちON状態に制御する素子の個数を制御することで、第1の明るさや第2の明るさの点灯状態に制御する構成でも良いし、リールLED55の制御回路に印加する電圧を制御することや、リールLED55に流れる電流を制御することによりに、第1の明るさや第2の明るさの点灯状態に制御する構成でも良い。
また、通常演出の制御では、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御して、通常演出を行っている旨を示唆する。また、遊技中状態の期間においては、液晶表示器51の表示領域のうち少なくともリール2L、2C、2Rの透視窓3と重なる領域には、画像を表示させないように規制する制御を行うことで、遊技中状態における遊技者側からのリール2L、2C、2Rの視認性を妨げることがないようになっている。
図6(b)(c)に示すように、サブ制御部91は、メダル投入部4からのメダル投入またはMAXBETスイッチ6の操作によりメイン制御部41側にて賭数が設定される際に、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて特定される賭数に応じてUI画像における賭数の数字画像を順次更新する。
図6(b)に示すように、メダルの投入により賭数が設定される際には、賭数が設定される毎に設定された賭数に対応するように賭数の数字画像を更新する。例えば、賭数1を設定するために1枚目のメダルが投入されたときには、賭数の数字画像を初期値「0」に更新した後、「1」に更新し、賭数2を設定するために2枚目のメダルが投入されたときには、賭数の数字画像を「1」から「2」に更新し、賭数3を設定するために3枚目のメダルが投入されたときには、賭数の数字画像を「2」から「3」に更新するように制御することで、賭数の更新が視認可能となるように当該賭数の数字画像を更新することで、賭数の更新が視認可能となるように当該賭数の数字画像を更新する。尚、この際、クレジットの値、メダル払出枚数の値は、変化することがないので、これらに対応する数字画像は、更新せずに維持するように制御する。
図6(c)に示すように、MAXBETスイッチ6により賭数が設定される際には、メダルの投入により賭数が設定される場合と同様に、賭数が設定される毎に設定された賭数に対応するように賭数の数字画像を更新するとともに、クレジットの値を1ずつ減算させるようにクレジットの数字画像も順次更新する。例えば、クレジットが賭数の規定数以上ある状態で、MAXBETスイッチ6により賭数が設定されることで、賭数が0から規定数(3)まで設定されるときには、賭数の数字画像を初期値「0」に更新した後、「1」「2」「3」に1ずつ順次更新するように制御することで、賭数の更新が視認可能となるように当該賭数の数字画像を更新する。また、賭数の数字画像が1ずつ更新される毎に、クレジットの値を1ずつ減算させるようにクレジットの数字画像も順次更新するように制御することで、クレジットの更新が視認可能となるように当該クレジットの数字画像を更新する。尚、この際、メダル払出枚数の値は、変化することがないので、メダル払出枚数の数字画像は、更新せずに維持するように制御する。
図7に示すように、メイン制御部41は、制御状態が遊技中状態である期間のうち、規定数の賭数が設定された状態でスタートスイッチ7が操作されることで、リール2L、2C、2Rの回転制御が開始されたときから、ストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されて、すべてのリール2L、2C、2Rが停止されて、1ゲームが終了されるときまでの期間では、まず、投入要求LED17及びスタート有効LED18を非点灯状態に制御して、当該期間にわたり非点灯状態を継続させるように制御する。また、当該期間では、クレジット表示器11の表示態様、1~3BETLED14~16の点灯状態を変化させることなく、継続させるように制御する。また、遊技補助表示器12におけるメダル払出枚数部分の表示態様を非表示状態に維持するとともに、投入要求LED17、スタート有効LED18、ウェイト中LED19の非表示状態を維持するように制御する。また、リプレイ中LED20の点灯態様を遊技中状態の開始時における態様(前回ゲームにて再遊技が付与された場合は、点灯状態、再遊技が付与されなかった場合は、非点灯状態)のまま維持するように制御する。
そして、リール2L、2C、2Rが回転制御されている状態で、ストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されることで、メイン制御部41は、該当するリール2L、2C、2Rを停止させる停止制御を行う。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41の制御状態が遊技中状態であることが特定される期間、すなわち、賭数が設定されたときからゲームの制御が終了されるときまでの期間にわたり、通常演出の制御を行うようになっており、遊技中状態の期間のうち、規定数の賭数が設定された状態でスタートスイッチ7が操作されることで、リール2L、2C、2Rの回転制御が開始されたときから、ゲームの制御が終了されるときまでの第2期間においても、前述の遊技中状態の第1期間と同様に、通常演出の制御を行う。
通常演出の制御では、通常演出画像(本実施例では、所定キャラクタが街中を散策している画像)を液晶表示器51に表示させることで、制御状態が遊技中状態である旨を示唆する。また、UI画像(ユーザーインターフェイス画像)を液晶表示器51に表示させる。また、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御して、リール2L、2C、2Rの遊技者側からの視認性を高める。また、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御して、通常演出を行っている旨を示唆する。
メイン制御部41は、遊技中状態においてリール2L、2C、2Rの回転制御を開始させた後、すべてのリール2L、2C、2Rの回転が停止されたときに、小役の図柄組合せがリールに停止しているときには、停止している小役の図柄組合せに応じた枚数のメダルを払い出す払出制御を行い、メダル払出枚数に対応するように遊技補助表示器12におけるメダル払出枚数の表示態様を順次更新し、最終的な表示態様(本実施例では、9)を継続させるように制御する。また、払出制御が行われることで、メダルが払い出される際に、クレジットの値が上限値に到達していない場合には、メダルの払出枚数をクレジット値が上限値を超えない範囲で、当該クレジット値に順次加算し、当該クレジット値に対応する値を示すようにクレジット表示器11の表示態様を順次更新し、最終的な表示態様(本実施例では、34)を継続させるように制御する。
そして、払出制御が終了することで、ゲームの制御を終了させて非遊技中状態1へ移行させる。また、すべてのリール2L、2C、2Rの回転が停止されたときに、いずれの役の図柄組合せも停止していないときには、払出制御を行うことなく、ゲームの制御を終了させて非遊技中状態1へ移行させる。一方、すべてのリール2L、2C、2Rの回転が停止されたときに、再遊技役の図柄組合せがリールに停止しているときには、再遊技を付与して規定数の賭数を設定する再遊技付与制御を行った後、ゲームの制御を継続させて遊技中状態の制御を継続させる。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて払出制御が行われ、メダルの払い出しが行われることが特定される場合には、払い出されるメダル払出枚数に応じてUI画像におけるメダル払出枚数の数字画像を順次更新するように制御する。一方、メイン制御部41側にてメダルの払出制御が行われない場合には、メダル払出枚数の数字画像を更新せずに維持するように制御する。
また、サブ制御部91は、メイン制御部41がゲームの制御を終了させて非遊技中状態1へ移行させたことが特定されるまで、リールLED55を点灯状態(低輝度)で維持するように制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態で維持するように制御する。
図8に示すように、メイン制御部41は、制御状態が非遊技中状態1である期間、すなわちゲームの制御が終了された後から、賭数が設定されずに、所定時間(本実施例では、30秒)が経過するまでの期間では、ゲームの終了時におけるクレジット表示器11の表示態様(本実施例では、34)、遊技補助表示器12におけるメダルの払出枚数の表示態様(本実施例では、9)、及び1~3BETLED14~16の点灯状態を継続させるように制御する。また、投入要求LED17を点灯状態に制御して、賭数を設定可能である旨を示唆する。
その後、メダルの投入またはMAXBETスイッチ6による賭数設定操作が行われるか、所定時間(本実施例では、30秒)が経過するまで待機する。また、有利区間に制御している場合には、遊技中状態にわたり有利区間報知LED12aを点灯状態に継続して制御し、有利区間中である旨を報知する。
この状態で、メダルの投入またはMAXBETスイッチ6による賭数設定操作が行われ、賭数が設定されることで、メイン制御部41は、非遊技中状態1を終了させて遊技中状態に移行させる。一方、賭数が設定されることなく、所定時間が経過するときには、非遊技中状態1を終了させて非遊技中状態2に移行させるように制御する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41の制御状態が非遊技中状態1であることが特定される期間、すなわち、ゲームが終了されたときから、賭数が設定されることなく、所定時間が経過するときまでの期間、及びゲームが終了されたときから、所定時間が経過する前に、賭数が設定されるときまでの期間にわたり、前述の遊技中状態の第1期間及び第2期間と同様に、通常演出の制御を行う。
非遊技中状態1での通常演出の制御では、遊技中状態が終了されるときに表示されていた通常演出画像(本実施例では、所定キャラクタが街中を散策している画像)の表示を継続させるように制御する。ことで、制御状態が遊技中状態及び非遊技中状態1である旨を示唆する。
通常演出の制御では、通常演出画像(本実施例では、所定キャラクタが街中を散策している画像)を液晶表示器51に表示させることで、制御状態が遊技中状態である旨を示唆する。また、UI画像(ユーザーインターフェイス画像)を液晶表示器51に表示させる。また、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御して、リール2L、2C、2Rの遊技者側からの視認性を高める。また、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御して、通常演出を行っている旨を示唆する。
図9(a)(b)に示すように、メイン制御部41は、制御状態が非遊技中状態2である期間、すなわちゲームの制御が終了され、賭数が設定されずに、所定時間(本実施例では、30秒)が経過した後から、賭数が設定されるまでの期間では、クレジット表示器11の表示態様、及び有利区間報知LED12aの点灯態様を、非遊技中状態1が終了される際の態様のまま継続させるように制御する。これにより、クレジット表示器11では、非遊技中状態1が終了される際に表示していたクレジット値が非遊技中状態2の期間にわたり表示されることとなる。また、有利区間報知LED12aは、非遊技中状態1に移行される前の遊技中状態の終了時に有利区間に制御されている場合には、非遊技中状態2の期間にわたり点灯状態に継続して制御され、遊技中状態の終了時に有利区間に制御されていない場合には、非遊技中状態2の期間にわたり非点灯状態に継続して制御されることとなる。
また、非遊技中状態2の期間では、メイン制御部41は、遊技補助表示器12におけるメダルの払出枚数表示を非表示態様に制御するとともに、1~3BETLED14~16、スタート有効LED18、ウェイト中LED19、リプレイ中LED20を非点灯状態に制御する。一方、投入要求LED17を点灯状態に継続して制御し、賭数を設定可能である旨を示唆して、メダルの投入またはMAXBETスイッチ6による賭数設定操作が行われるまで待機する。
この状態で、メダルの投入またはMAXBETスイッチ6による賭数設定操作が行われ、賭数が設定されることで、メイン制御部41は、非遊技中状態2を終了させて遊技中状態に移行させる。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41の制御状態が非遊技中状態2であることが特定される期間、すなわち、ゲームが終了されたときから賭数が設定されることなく、所定時間が経過するときから、賭数が設定されるまでの期間にわたり、デモ演出(デモンストレーション演出)の制御を行う。
デモ演出の制御では、当該デモ演出を通常モード(図9(a)参照)または当該通常モードに比較して節電効果が高いエコモード(図9(b)参照)のいずれか一方にて行うように制御することが可能である。前述のように、サブ制御部91は、前述のように演出用モード設定スイッチ58を備えており、当該演出用モード設定スイッチ58の設定状態に応じて、デモ演出を通常モードまたはエコモードのいずれかにて制御するようになっている。
図9(a)に示すように、デモ演出(通常モード)の制御では、サブ制御部91は、リールLED55及び演出用装飾LED57を非点灯状態に制御するとともに、所定のデモ用映像(本実施例では、所定キャラクタが飛行している映像)を液晶表示器51に表示させるように制御する。デモ用映像では、スロットマシン1のコンテンツに対応する所定キャラクタが登場することで、当該スロットマシン1のコンテンツが示唆されるとともに演出のデモンストレーションが行われるようになっている。また、デモ用映像では、液晶表示器51の表示領域のうちリール2L、2C、2Rの透視窓3と重なる領域にも画像(本実施例では、キャラクタの画像)が表示されることがあるようになっている。デモ演出(通常モード)中は、リールLED55が非点灯状態に制御されるので、液晶表示器51の表示領域のうちリール2L、2C、2Rの透視窓3と重なる領域では、リールLED55によるバックライトの効果が得られないので、他の領域に比較して、表示される画像の視認性が低下することがある。
図9(b)に示すように、デモ演出(エコモード)では、サブ制御部91は、リールLED55及び演出用装飾LED57を非点灯状態に制御するとともに、エコモード中である旨を示唆する節電表示画像(本実施例では、「エコモード中」の文字画像)を含むデモ用画像(所定キャラクタの画像及び「エコモード中」の文字画像)を液晶表示器51に表示させるように制御する。デモ演出(エコモード)では、液晶表示器51にてデモ用映像に替えてデモ用画像が表示されることで、液晶表示器51において映像を再生するための負荷が削減されることでデモ演出(通常モード)に比較して節電される節電状態となるようになっている。デモ演出(エコモード)が行われることで、節電状態に制御されている旨が示唆される。
また、デモ演出の制御では、デモ演出(通常モード)及びデモ演出(エコモード)のいずれに制御する場合でも、UI画像を液晶表示器51に表示させないよう制御する。デモ演出が開始されることで非表示となったUI画像は、賭数が設定されることで、非遊技中状態2が終了されて前述の遊技中状態となることで、再び表示されるように制御される。UI画像が再び表示される際には、賭数の数字画像は、初期値「0」に更新された後、設定された賭数を示すように順次更新されることとなる。
このように、メイン制御部41は、ゲームが終了されることで、ゲームが行われていない非遊技中状態のうち非遊技中状態1に制御し、当該非遊技中状態1において所定条件(ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立したときに、ゲームが行われていない非遊技中状態のうち非遊技中状態2に制御する。これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて非遊技中状態2に制御されているときに、非遊技中状態2である旨を示唆するデモ演出を実行可能であり、非遊技中状態1において所定条件が成立したときに、リールLED55を非点灯状態に制御する。これにより、デモ演出が実行されているときにリールLED55が非点灯状態となるため、リールLED55によるリール2L、2C、2Rへ照射光がデモ演出の邪魔となることがない。
サブ制御部91は、デモ演出(デモンストレーション演出)の実行態様を通常モードに制御するか、エコモード(節電状態)に制御するかの設定に用いられる演出用モード設定スイッチ58を備え、当該演出用モード設定スイッチ58によりデモ演出をエコモードに制御する旨の設定がされている場合には、非遊技中状態2において行うデモ演出として、エコモードに制御されている旨を示唆するデモ演出(エコモード)を行うことが可能であり、エコモード中において賭数が設定されたときにデモ演出(エコモード)を終了させ、エコモードに制御されている旨の示唆を終了させる。これにより、非遊技中状態のうち非遊技中状態2においてエコモード(節電状態)に制御された場合には、賭数を設定することによりエコモードを終了させ、エコモードに制御されている旨の報知も終了させることができる。
サブ制御部91は、非遊技中状態2においてデモ演出の制御を行っているときには、液晶表示器51にUI画像を表示しないように制御することで、BET数画像を表示させない非表示状態に制御することが可能であり、当該非表示状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数の賭数となるときに、賭数の更新が視認可能となるように液晶表示器51にUI画像中のBET数画像を表示させて更新する制御を行う(図6(b)(c)参照)。これにより、非遊技中状態2においてはUI画像を非表示状態とすることができるとともに、当該非表示状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより規定数の賭数が設定されるときに、賭数の更新をUI画像中のBET数画像により視認させることができるため、規定数の賭数が設定されたことを明確に認識させることができる。
図10に示すように、メイン制御部41は、設定キースイッチ37がON状態でスロットマシン1の電源が投入されたことで、設定変更状態に制御しているときには、クレジット表示器11及び遊技補助表示器12の表示態様を設定変更中状態である旨を示唆する設定変更中表示(本実施例では、「――」)に制御する。また、1~3BETLED14~16、投入要求LED17、スタート有効LED18、ウェイト中LED19、リプレイ中LED20を非点灯状態に制御する。そして、前述の設定値の設定操作により新たな設定値が設定され、設定キースイッチ37がOFF状態となるまで待機し、当該設定キースイッチ37がOFF状態とされることで、設定変更状態を終了させて、非遊技中状態1へ移行させるように制御する。また、設定変更状態への移行時には、メイン制御部41のRAMの記憶領域のうち有利区間に関する情報が記憶される記憶領域を含む所定領域が初期化されるようになっており、設定変更状態中には、初期化された有利区間に関する情報すなわち有利区間に制御されていない旨を示す情報に基づいて、有利区間報知LED12aを非点灯状態に制御する。
そして、前述したように設定値を設定する所定操作が行われることで、設定値を更新した後、非遊技中状態1へ移行させて、賭数が設定されてゲームが開始されるまで待機する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41の制御状態が設定変更状態であることが特定される期間にわたり、液晶表示器51等を用いて設定変更状態に制御されている旨を報知する設定変更状態報知を行うように制御する。
設定変更状態報知では、設定変更状態に制御されている旨を報知する設定変更状態報知画像(本実施例では、所定キャラクタの画像(背景画像)及び「設定変更中」の文字画像)を液晶表示器51に表示させる。また、設定変更状態報知を行っているときには、リールLED55を前述の第1の明るさよりも明るい所定の第2の明るさでリール2L、2C、2Rを後方から照射するようにリールLED55を高輝度に制御して、リール2L、2C、2Rの遊技者側からの視認性をさらに高める。また、設定変更状態報知では、設定変更状態以外の状態であるときには制御することがなく、遊技者等により視認可能に点滅する点滅状態(高輝度)にリールLED55を制御して、設定変更状態に制御されている旨を報知する。
また、設定変更状態報知では、UI画像を液晶表示器51に表示させないようになっている。また、設定変更状態報知では、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御する。
また、設定変更状態報知画像では、液晶表示器51の表示領域のうちリール2L、2C、2Rの透視窓3に対応する領域以外の表示領域に所定画像が表示される一方、当該透視窓3に対応する領域には、画像が表示されることがないようになっている。透視窓3に対応する領域に画像が表示されないことで、透視窓3を介してのリール2L、2C、2Rの視認性が低下することがないようになっている。
また、設定変更状態報知画像は、後述する設定変更状態報知画像、エラー状態報知画像、ドア開放状態報知画像等と共通の画像データを用いて共通の背景画像(本実施例では、所定キャラクタの画像)が表示され、報知内容を示す文字画像(本実施例では、「設定変更中」の文字画像等)については、画像毎に登録された画像データを用いて表示されるようになっている。共通の背景画像が用いられることで、設定変更状態報知画像、設定変更状態報知画像、エラー状態報知画像、ドア開放状態報知画像が表示されていること、すなわち正常な遊技中状態において制御される通常演出での演出態様とは異なる演出態様に制御されている旨を認識しやすいようになっている。また、共通の画像データが用いられることで、サブ制御部91のRAMの記憶データ容量を削減できるようになっている。
図11に示すように、メイン制御部41は、非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)において設定キースイッチ37がON状態にされたことで、設定確認状態に制御しているときには、クレジット表示器11及び遊技補助表示器12の表示態様を設定確認状態の制御を開始する前の表示態様のまま継続させるように制御する。また、1~3BETLED14~16の点灯態様も設定確認状態の制御を開始する前の点灯態様のまま継続させるように制御し、投入要求LED17、スタート有効LED18、ウェイト中LED19、リプレイ中LED20を非点灯状態に制御する。そして、設定値表示器24に現在の設定値を表示させて、設定キースイッチ37がOFF状態とされるまで、ゲームの進行を不能化して待機する。また、有利区間に制御している場合には、遊技中状態にわたり有利区間報知LED12aを点灯状態に継続して制御し、有利区間中である旨を報知する。
この状態で、設定キースイッチ37がOFF状態とされることで、メイン制御部41は、設定確認状態を終了させて、当該設定確認状態へ移行する前に制御していた非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)に移行させる。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41の制御状態が設定確認状態であることが特定される期間にわたり、液晶表示器51等を用いて設定確認状態に制御されている旨を報知する設定確認状態報知を行うように制御する。
設定確認状態報知では、設定確認状態に制御されている旨を報知する設定確認状態報知画像(本実施例では、所定キャラクタの画像及び「設定確認中」の文字画像)を液晶表示器51に表示させる。また、設定確認状態報知を行っているときには、リールLED55を前述の第1の明るさよりも明るい所定の第2の明るさでリール2L、2C、2Rを後方から照射するようにリールLED55を点灯状態(高輝度)に制御して、リール2L、2C、2Rの遊技者側からの視認性をさらに高める。
また、設定確認状態報知では、UI画像を液晶表示器51に表示させないようになっている。また、設定確認状態報知では、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御する。
また、設定確認状態報知画像では、液晶表示器51の表示領域のうちリール2L、2C、2Rの透視窓3に対応する領域以外の表示領域に所定画像が表示される一方、当該透視窓3に対応する領域には、画像が表示されることがないようになっている。透視窓3に対応する領域に画像が表示されないことで、透視窓3を介してのリール2L、2C、2Rの視認性が低下することがないようになっている。
また、設定変更状態報知画像は、前述の設定変更状態報知画像等と共通の画像データを用いて共通の背景画像(本実施例では、所定キャラクタの画像)が表示されるようになっている。
図12に示すように、メイン制御部41は、遊技中状態や非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)において各種センサ類からの入力等に基づいてエラー(例えば、セレクタエラー(メダルセレクタ29において検出されるメダルの通過に関する異常やメダルの詰まりに関する異常)、ホッパーエラー(ホッパーユニット35において検出されるメダルの払い出しに関する異常やメダルの詰まりに関する異常)等)を検出したことにより、ゲームの進行を不能化するエラー状態に制御しているときには、遊技補助表示器12の表示態様をエラーコード(本実施例では、セレクタエラーを示す「E5」)を表示するように制御する。また、投入要求LED17及びスタート有効LED18を非点灯状態に制御する。また、クレジット表示器11の表示態様、1~3BETLED14~16の点灯態様及びリプレイ中LED20の点灯態様を、エラー状態に制御する前の表示態様や点灯態様のまま継続させるように制御する。そして、リセット/設定スイッチ38またはリセットスイッチ23が操作されるまで、ゲームの進行を不能化するエラー状態を継続させて待機する。また、有利区間に制御している場合には、遊技中状態にわたり有利区間報知LED12aを点灯状態に継続して制御し、有利区間中である旨を報知する。
この状態で、リセット/設定スイッチ38またはリセットスイッチ23が操作されることで、メイン制御部41は、エラー状態を終了させて、当該エラー状態へ移行する前に制御していた遊技中状態、非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)に移行させる。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41の制御状態がエラー状態であることが特定される期間にわたり、液晶表示器51等を用いてエラー状態に制御されている旨を報知するエラー状態報知を行うように制御する。
エラー状態報知では、エラー状態に制御されている旨及び発生しているエラーの種類を報知するエラー状態報知画像(本実施例では、所定キャラクタの画像及び「セレクタエラー(E5)」の文字画像)を液晶表示器51に表示させる。また、エラー状態報知を行っているときには、リールLED55を前述の第1の明るさよりも明るい所定の第2の明るさでリール2L、2C、2Rを後方から照射するようにリールLED55を点灯状態(高輝度)に制御して、リール2L、2C、2Rの遊技者側からの視認性をさらに高める。
また、エラー状態報知では、UI画像を液晶表示器51に表示させないようになっている。また、エラー状態報知では、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御する。
また、エラー状態報知画像では、液晶表示器51の表示領域のうちリール2L、2C、2Rの透視窓3に対応する領域以外の表示領域に所定画像が表示される一方、当該透視窓3に対応する領域には、画像が表示されることがないようになっている。透視窓3に対応する領域に画像が表示されないことで、透視窓3を介してのリール2L、2C、2Rの視認性が低下することがないようになっている。
また、エラー状態報知画像は、前述の設定変更状態報知画像等と共通の画像データを用いて共通の背景画像(本実施例では、所定キャラクタの画像)が表示されるようになっている。
図13に示すように、メイン制御部41は、遊技中状態や非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)においてドア開放検出スイッチ25からの入力等に基づいて前面扉1bが開放状態となったときに、前面扉1bが開放状態となった旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。その後、ドア開放検出スイッチ25からの入力等に基づいて前面扉1bが閉鎖状態となったときに、前面扉1bが閉鎖状態となった旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。
また、メイン制御部41は、前面扉1bが開放状態とされた場合にも、閉鎖状態とされた場合にも、開放状態または閉鎖状態とされる前に制御していた遊技中状態や非遊技中状態の制御を継続し、クレジット表示器11及び遊技補助表示器12の表示態様を継続させ、1~3BETLED14~16、投入要求LED17、スタート有効LED18、リプレイ中LED20等の点灯態様も継続させるように制御する。また、有利区間に制御している場合には、遊技中状態にわたり有利区間報知LED12aを点灯状態に継続して制御し、有利区間中である旨を報知する。
これに対して、サブ制御部91は、前面扉1bが開放状態であることが特定される期間、すなわちメイン制御部41から受信するコマンドに基づいて、前面扉1bが開放状態となったことが特定されるときから、当該前面扉1bが閉鎖状態となったことが特定されるまでの期間にわたり、液晶表示器51等を用いて前面扉1bが開放状態である旨を報知するドア開放状態報知を行うように制御する。
ドア開放状態報知では、前面扉1bが開放状態である旨を報知するドア開放状態報知画像(本実施例では、所定キャラクタの画像及び「ドアが開いています」の文字画像)を液晶表示器51に表示させる。また、前面扉1bが開放状態であることが特定される期間中では、リールLED55を前述の第1の明るさよりも明るい所定の第2の明るさでリール2L、2C、2Rを後方から照射するようにリールLED55を点灯状態(高輝度)に制御して、リール2L、2C、2Rの遊技者側からの視認性をさらに高める。
また、ドア開放状態報知では、UI画像を液晶表示器51に表示させないようになっている。また、ドア開放状態報知では、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御する。
また、ドア開放状態報知画像では、液晶表示器51の表示領域のうちリール2L、2C、2Rの透視窓3に対応する領域以外の表示領域に所定画像が表示される一方、当該透視窓3に対応する領域には、画像が表示されることがないようになっている。透視窓3に対応する領域に画像が表示されないことで、透視窓3を介してのリール2L、2C、2Rの視認性が低下することがないようになっている。
また、ドア開放状態報知画像は、前述の設定変更状態報知画像等と共通の画像データを用いて共通の背景画像(本実施例では、所定キャラクタの画像)が表示されるようになっている。
図13(a)(b)に示すように、サブ制御部91は、メイン制御部41側の制御状態が非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)であるときに、演出用スイッチ56が所定の操作態様(本実施例では、長押し)で操作されることで、演出に関連する設定等を確認したり、遊技者等の操作により変更したりすることが可能な演出設定状態に制御することが可能である。
尚、サブ制御部91が演出設定状態に制御することで、メイン制御部41の制御状態が変化することはなく、遊技用表示部13の各種表示器の表示態様及びLEDの点灯態様は、前述の非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)での表示態様や点灯態様に制御されることとなる。
演出設定状態に制御では、演出用スイッチ56の操作により選択及び決定可能な選択肢画像(本実施例では、「音量設定」、「輝度設定」、「終了」)を含む演出設定メニュー画像、及び演出用スイッチ56の操作により選択及び決定可能な旨を示唆する操作案内画像(本実施例では、演出用スイッチ56の画像及び操作態様を示唆する文字画像)により構成され、演出設定状態である旨を示唆する演出設定画面を液晶表示器51に表示させる。
そして、演出設定画面では、演出設定メニュー画像が表示させている状態で、演出用スイッチ56が短押し操作(押下が継続される時間が所定時間未満の操作)が行われることで、当該操作が行われる毎に、選択肢画像を順次反転表示させて、選択されている選択肢画像を示唆する。また、選択肢画像のいずれかが反転表示されている状態で、演出用スイッチ56が長押し操作(押下が継続される時間が所定時間以上の操作)が行われることで、反転表示されている選択肢画像に対応する設定画面へ移行させる。例えば、「音量設定」の選択肢画像が反転表示されている状態で、演出用スイッチ56が長押し操作されることで、演出設定画面をスピーカ53、54から出力される音声の音量を設定可能な音量設定画面へ移行させ、「輝度設定」の選択肢画像が反転表示されている状態で、演出用スイッチ56が長押し操作されることで、液晶表示器51の輝度を設定可能な輝度設定画面へ移行させ、「終了」の選択肢画像が反転表示されている状態で、演出用スイッチ56が長押し操作されることで、演出設定状態の制御を終了させて、当該演出設定状態へ移行する前の通常演出またはデモ演出へ移行させる。
尚、本実施例では、サブ制御部91は、演出設定状態において演出設定画面を液晶表示器51に表示させることにより、スピーカ53、54から出力される音声の音量設定、液晶表示器51の輝度設定を行うことが可能な構成であるが、演出設定画面により、音量設定や輝度設定以外にも、演出の種類(主役となるキャラクタやステージ等)の設定や、所定の演出頻度の設定等を行うことが可能な構成や、演出設定画面により、スロットマシン1の遊技性の説明や配当、リールの図柄配列を表示させたり、スロットマシン1における遊技履歴を表示させたりすることが可能な構成でも良い。
また、演出設定状態に制御では、リールLED55の点灯態様、及び演出用装飾LED57の点灯態様を、当該演出設定状態を開始する前に制御されていた点灯状態のまま継続させるようなっており、演出設定状態の開始前に、デモ演出の制御が行われていた場合には、演出設定状態中においてリールLED55及び演出用装飾LED57は、非点灯状態に制御される。また、演出設定状態の開始前に、通常演出の制御が行われていた場合には、演出設定状態中においてリールLED55は点灯状態(低輝度)に制御され、演出用装飾LED57は、点灯状態に制御される。
また、演出設定状態に制御では、UI画像を液晶表示器51に表示させないようになっている。
また、演出設定メニュー画像では、液晶表示器51の表示領域のうちリール2L、2C、2Rの透視窓3に対応する領域以外の表示領域に所定画像が表示される一方、当該透視窓3に対応する領域には、画像が表示されることがないようになっている。透視窓3に対応する領域に画像が表示されないことで、透視窓3を介してのリール2L、2C、2Rの視認性が低下することがないようになっている。
[メイン制御部による制御状態とサブ制御部による演出の対応関係について]
メイン制御部41による制御状態とサブ制御部91による演出の対応関係について、図15~図23に基づいて説明する。
図15に示すように、メイン制御部41は、遊技中状態においてゲームが終了されることで、非遊技中状態1へ移行させ、その後、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過することで、非遊技中状態2へ移行させる。その後、賭数が設定されることで、遊技中状態へ移行させる。
遊技中状態及び非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)に制御している期間では、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び遊技補助表示器12の表示態様(ゲーム終了時にメダルの払い出しがあった場合には、払出枚数を表示している状態、メダルの払い出しがなかった場合には、非表示状態)を維持する。また、有利区間に制御している場合には、有利区間報知LED12aを点灯状態に継続して制御する。
また、遊技中状態及び非遊技中状態1に制御している期間では、1~3BETLED14~16をゲームの進行に応じて点灯状態に制御する一方で、非遊技中状態2に制御している期間では、当該1~3BETLED14~16を非点灯状態に制御する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて遊技中状態及び非遊技中状態1に制御されている期間では、通常演出の制御を行い、リールLED55を点灯状態(低輝度)に継続して制御する。そして、非遊技中状態1から非遊技中状態2へ移行されたときに、通常演出の制御を終了させてデモ演出の制御を開始させ、リールLED55を消灯させて非点灯状態に制御し、当該期間にわたり非点灯状態に継続して制御する。その後、非遊技中状態2から遊技中状態へ移行されたときに、デモ演出の制御を終了させて通常演出の制御を開始させ、リールLED55を点灯させて点灯状態(低輝度)に制御し、非遊技中状態2へ移行されるまでの期間にわたり点灯状態(低輝度)に継続して制御する。
また、メイン制御部41側にて遊技中状態及び非遊技中状態1に制御されている期間では、通常演出の制御を行い、演出用装飾LED57を点灯状態に継続して制御する。そして、非遊技中状態1から非遊技中状態2へ移行されたときに、通常演出の制御を終了させてデモ演出の制御を開始させ、演出用装飾LED57を消灯させて非点灯状態に制御し、当該期間にわたり非点灯状態に継続して制御する。その後、非遊技中状態2から遊技中状態へ移行されたときに、デモ演出の制御を終了させて通常演出の制御を開始させ、演出用装飾LED57を点灯させて点灯状態に制御し、非遊技中状態2へ移行されるまでの期間にわたり点灯状態に継続して制御する。
また、メイン制御部41側にて遊技中状態及び非遊技中状態1に制御されている期間では、通常演出の制御を行い、液晶表示器51に通常演出画像を表示させるように制御する。そして、非遊技中状態1から非遊技中状態2へ移行されたときに、通常演出の制御を終了させて、デモ演出の制御を開始させることで、リールLED55及び演出用装飾LED57を非点灯態様に制御した後、液晶表示器51の通常演出画像をデモ演出画像に切り替えて、当該期間にわたり、演出用モード設定スイッチ58の設定状況に応じたモード(通常モードまたはエコモード)のデモ演出画像を継続して表示させるように制御する。
その後、非遊技中状態2から遊技中状態へ移行されたときに、デモ演出の制御を終了させて通常演出の制御を開始させることで、リールLED55及び演出用装飾LED57を点灯態様に制御した後、液晶表示器51のデモ演出画像を通常演出画像に切り替えて、非遊技中状態2に移行されるまでの期間にわたり、通常演出画像を継続して表示させるように制御する。
また、液晶表示器51では、通常演出の制御が行われることで、UI画像が表示状態に制御され、デモ演出の制御が行われることで、UI画像が非表示状態に制御されることとなる。すなわち、UI画像は、通常演出画像からデモ演出画像に切り替えられるタイミングで非表示状態に制御され、デモ演出画像から通常演出画像に切り替えられるタイミングで表示状態に制御される。
具体的には、図16に示すように、サブ制御部91は、デモ演出(本実施例では、デモ演出(通常モード))の制御を行っており、リールLED55及び演出用装飾LED57を非点灯状態に制御するとともに、液晶表示器51にデモ演出画像を表示させるように制御しているときに(図16(a)参照)、メイン制御部41から受信したコマンドに基づいて、メダル投入部4からのメダルの投入またはMAXBETスイッチ6の操作により賭数が設定されたことが特定されることで、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御した後、液晶表示器51の表示画像をデモ演出画像から通常演出画像に切り替えるように制御する。液晶表示器51に通常演出画像が表示されることで、UI画像が表示され、スロットマシン1に貯留されているクレジット値、設定されている賭数が示唆されることとなる(図16(b)(c)参照)。
図16(b)に示すように、メイン制御部41は、メダルの投入により賭数(1)を設定したときには、1BETLED14を点灯状態に制御し、賭数(1)を設定した旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。その後、さらにメダルの投入により賭数(2、3)を設定する毎に、賭数を設定した旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。
これに対して、サブ制御部91は、メダルの投入により賭数(1)が設定されることで、液晶表示器51の表示画像をデモ演出画像から通常演出画像に切り替えるときには、UI画像のうち賭数を示す数字画像について、まず「0」の画像を表示させた後、所定時間(表示されたことを視認可能な時間、例えば、0.3秒等)が経過することで、「1」の画像を表示させるように更新する。その後、さらにメダルが投入されて賭数(2、3)を設定されたことが特定される毎に、該当する賭数を示すように賭数を示す数字画像を更新する。尚、賭数を示す数字画像を「1」から「2」に更新するときにも、「2」から「3」に更新するときにも、少なくとも所定時間(表示されたことを視認可能な時間、例えば、0.3秒等)にわたり各数字画像を表示させるように制御する。
また、図16(c)に示すように、メイン制御部41は、MAXBETスイッチ6の操作により賭数を設定するときには、クレジットの範囲内で規定数までの賭数(本実施例では、3)を設定する。この際、賭数を1ずつ順次設定し、賭数を設定する毎に、クレジット値を1ずつ減算するように制御するとともに、設定された賭数に応じた1~3BETLED14~16を点灯状態に順次制御し、クレジット表示器11の表示態様を減算後のクレジット値に対応させるように順次更新する。また、賭数を設定する毎に、賭数を設定した旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。そして、規定数の賭数が設定されたときには、スタート有効LED18を点灯状態に制御して、スタート操作が有効である旨を示唆する。そして、スタートスイッチ7が操作されるまで待機する。
これに対して、サブ制御部91は、MAXBETスイッチ6の操作により賭数(1~3)が設定されたことで、液晶表示器51の表示画像をデモ演出画像から通常演出画像に切り替えるときには、メダルの投入により賭数(1)が設定される場合と同様に、UI画像のうち賭数を示す数字画像について、まず「0」の画像を表示させた後、所定時間(表示されたことを視認可能な時間、例えば、0.3秒等)が経過することで、「1」の画像を表示させるように更新する。その後、賭数が設定された旨が特定される毎に、該当する賭数を示すように賭数を示す数字画像を、「2」の画像、「3」の画像を表示させるように更新する。この際、賭数を示す数字画像を「1」から「2」に更新するときにも、「2」から「3」に更新するときにも、少なくとも所定時間(表示されたことを視認可能な時間、例えば、0.3秒等)にわたり各数字画像を表示させるように制御する。
また、液晶表示器51の表示画像をデモ演出画像から通常演出画像に切り替えるときには、UI画像のうちクレジット値を示す数字画像について、まず、賭数を設定するために減算される前のクレジット値を示す画像(本実施例では、「28」)を表示させた後、所定時間(表示されたことを視認可能な時間、例えば、0.3秒等)が経過することで、賭数の設定により1減算された後のクレジット値を示す画像を表示させるように制御する。その後、さらにメイン制御部41から受信するコマンドに基づいて特定される減算後のクレジット値を表示させるように、クレジット値を示す画像を1ずつ順次更新する。尚、クレジット値を示す数字画像を更新する際には、少なくとも所定時間(表示されたことを視認可能な時間、例えば、0.3秒等)にわたり各数字画像を表示させるように制御する。
このように、メイン制御部41は、有利区間に制御している場合に、非遊技中状態において所定条件(1ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間(本実施例では、30秒)が経過すること)が成立して、非遊技中状態2に制御するときに、遊技補助表示器12によるメダルの払出枚数の表示を終了させるが、有利区間報知LED12aによる有利区間に制御されている旨の報知を継続する。これにより、非遊技中状態において所定条件が成立することで遊技補助表示器12によるメダルの払出枚数の表示は終了するので、余分な電力の消費を抑えることができる一方で、有利区間報知LED12aによる有利区間に制御されている旨の報知は継続するので、遊技者が次ゲームを行う意欲を高めることができる。
サブ制御部91は、リールLED55の点灯態様をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能であり、遊技が行われていない非遊技中状態(遊技が終了された後、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過した以降の状態(非遊技中状態2))において、リールLED55の点灯態様をリール2L、2C、2Rが照射されない非点灯状態に制御可能である。
また、サブ制御部91は、リールLED55を非点灯状態に制御している期間中(非遊技中状態2)において、メイン制御部41側にて遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、ゲームを開始可能な規定数(本実施例では、3)の賭数に満たないときにも、当該非点灯状態に制御している期間中において、メイン制御部41側にて遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数(本実施例では、3)の賭数となるときにも、共通の態様である低輝度にてリールLED55を点灯状態に制御する。これにより、サブ制御部91は、非遊技中状態2においてリールLED55を非点灯状態に制御する場合に、その後、遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、ゲームを開始可能な規定数の賭数に満たないときにも、非点灯状態に制御している期間において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、ゲームを開始可能な規定数の賭数となるときにも、リールLED55を共通の低輝度にて点灯状態に制御するので、サブ制御部91による制御負担を減らすことができる。
尚、本実施例では、リールLED55は、点灯状態に制御されることで、リール2L、2C、2Rを後方から手前側(遊技者側)へ向けて照射する構成であるが、リール2L、2C、2Rを手前側(遊技者側)から照射する構成でも良いし、リール2L、2C、2Rを後方から手前側(遊技者側)へ向けて照射する照射手段、及びリール2L、2C、2Rを後方から手前側(遊技者側)へ向けて照射する照射手段の双方を備える構成でも良い。
また、本実施例では、1ゲームの終了後、賭数が設定されていない状態で賭数が設定されることなく、非遊技中状態とする構成であるが、1ゲームの終了後、賭数は設定されているが該賭数がゲームを開始可能な規定数に満たない状態を非遊技中状態とする構成でも良いし、1ゲームの終了後、規定数の賭数が設定され、スタートスイッチ7が操作されることで、次のゲームが開始されるまでの状態を非遊技中状態とする構成でも良い。
また、本実施例では、サブ制御部91は、ゲームが行われていない非遊技中状態のうち、1ゲームの終了後、賭数が設定されていない状態で所定時間が経過した以降の非遊技中状態である非遊技中状態2において、リールLED55を非点灯状態に制御する構成であるが、非遊技中状態として、例えば、1ゲームの終了後、賭数が規定数に満たない状態や、1ゲームの終了後、規定数の賭数が設定され、スタートスイッチ7が操作されることで、次のゲームが開始されるまでの状態等を適用して、サブ制御部91は、これらのいずれかの状態となることで、リールLED55を非点灯状態に制御する構成でも良い。また、サブ制御部91は、ゲームが行われていない非遊技中状態となった後、所定条件が成立したときにリールLED55を非点灯状態に制御する構成、例えば、所定条件として、クレジットに記憶されているメダルを精算する精算処理が行われることを条件として、非遊技中状態となった後、当該所定条件が成立したときにリールLED55を非点灯状態に制御する構成等でも良い。
サブ制御部91は、非遊技中状態2において演出用装飾LED57を消灯させる非点灯状態に制御可能であり、非遊技中状態1において消灯条件(ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間(本実施例では、30秒)が経過すること)が成立するまでは、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御し、該消灯条件が成立したときにリールLED55を非点灯状態に制御し、非遊技中状態1において該消灯条件(遊技の終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立するまでは、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御し、該消灯条件が成立したときに演出用装飾LED57を非点灯状態に制御する構成である。また、サブ制御部91は、非遊技中状態1において該消灯条件(遊技の終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立するまでは液晶表示器51の表示態様を第2表示態様として通常演出に制御し、該消灯条件が成立したときに液晶表示器51の表示態様を第1表示態様としてデモ演出に制御する。また、サブ制御部91は、非遊技中状態1においてリールLED55を点灯状態(低輝度)に制御し、演出用装飾LED57を点灯状態に制御しており、かつ液晶表示器51を第2表示状態として通常演出の制御を行っている場合に、消灯条件(遊技の終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立したときに、リールLED55が非点灯状態となり、演出用装飾LED57が非点灯状態となった後、液晶表示器51の表示態様を第1表示態様としてデモ演出に制御する。これにより、非遊技中状態1において、リールLED55が点灯状態(低輝度)であり、演出用装飾LED57が所定の点灯状態であり、かつ液晶表示器51の表示態様が第2表示状態(通常演出)である場合において、消灯条件(遊技の終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立したときに、先にリールLED55が非点灯状態となり、演出用装飾LED57が非点灯状態となってから液晶表示器51が第2表示状態(通常演出)から第1表示状態(デモ演出)に切り替わるので、リールLED55の非点灯状態や演出用装飾LED57の非点灯状態の準備ができた状態で液晶表示器51の表示を第1表示状態に切り替えることができる。
サブ制御部91は、非遊技中状態2において演出用装飾LED57を消灯させる非点灯状態に制御可能であり、演出用装飾LED57の非点灯状態において遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、規定数の賭数に満たないときにも、演出用装飾LED57の非点灯状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数の賭数となるときにも、演出用装飾LED57を点灯させる点灯状態に制御する。また、サブ制御部91は、非遊技中状態2において液晶表示器51の表示態様を第1表示態様としてデモ演出に制御可能であり、液晶表示器51にてデモ演出を行っている状態において、遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、規定数の賭数に満たないときにも、デモ演出を行っている状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数の賭数となるときにも、液晶表示器51の表示態様を第2表示態様として通常演出に制御することが可能である。また、サブ制御部91は、非遊技中状態2においてリールLED55を非点灯状態に制御し、演出用装飾LEDを非点灯状態に制御しており、かつ液晶表示器51を第1表示状態としてデモ演出の制御を行っている場合に、賭数が設定されたときに、リールLED55が点灯状態(低輝度)となり、演出用装飾LED57が点灯状態となった後、液晶表示器51の表示態様が第2表示態様として通常演出に制御する。これにより、非遊技中状態2においてリールLED55が非点灯状態であり、演出用装飾LED57が非点灯状態であり、かつ液晶表示器51の表示態様が第1表示状態である場合において、賭数が設定されたときに、先にリールLED55が点灯状態(低輝度)となり、演出用装飾LED57が点灯状態となってから液晶表示器51が第1表示状態(デモ演出)から第2表示状態(通常演出)に切り替わるので、リールLED55の点灯状態や演出用装飾LED57の点灯状態の準備ができた状態で液晶表示器51の表示を第2表示状態に切り替えることができる。
サブ制御部91は、通常演出の制御により賭数を示すBET数画像を含むUI画像を表示させることが可能であり、非遊技中状態2において行うデモ演出の制御では、液晶表示器51にUI画像を表示させないように制御することで、BET数画像を非表示状態に制御する。当該UI画像を非表示状態に制御している場合において、遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、ゲームを開始可能な規定数の賭数に満たないときにも、当該非表示状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数の賭数となるときにも、液晶表示器51にUI画像を表示させる制御を行う。これにより、非遊技中状態においてUI画像を表示させない非表示状態とすることができるとともに、賭数を設定することにより賭数を示すBET数画像を含むUI画像を液晶表示器51に再度表示させることができる。
図17に示すように、メイン制御部41は、遊技中状態においてゲームが終了されることで、非遊技中状態1へ移行させる。その後、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過する前に、前面扉1bが開放状態とされたときには、前面扉1bが開放状態とされた旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。前面扉1bが開放状態とされても、制御している制御状態(例えば、非遊技中状態1等)を変化させずに維持し、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び遊技補助表示器12の表示態様(ゲーム終了時にメダルの払い出しがあった場合には、払出枚数を表示している状態、メダルの払い出しがなかった場合には、非表示状態)、有利区間報知LED12a及び1~3BETLED14~16の点灯態様も、変化させることなく、前面扉1bが開放状態とされる前の状態を維持する。
そして、非遊技中状態1へ移行させた後、賭数が設定されることなく、所定時間が経過することで、非遊技中状態1を終了させて非遊技中状態2へ移行させる。この際、クレジット表示器11の表示態様及び有利区間報知LED12aの点灯態様は、非遊技中状態1を終了させるときの態様に維持する一方、遊技補助表示器12の表示態様(メダルの払出枚数表示)を非表示状態に制御するとともに、1~3BETLED14~16を非点灯状態に制御する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて、遊技中状態及び非遊技中状態1に制御されているときには、通常演出の制御を行って、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御するとともに、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御する。また、通常演出画像を液晶表示器51に表示させるように制御する。
この状態で、サブ制御部91は、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて前面扉1bが開放状態とされたことが特定されたときには、ドア開放状態報知の制御を開始して、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御した後、液晶表示器51での表示画像を通常演出画像からドア開放状態報知画像に切り替えるように制御する。液晶表示器51では、表示画像が通常演出画像からドア開放状態報知画像に切り替えられることで、UI画像が非表示とされることとなる。
また、ドア開放状態報知の制御を行っている期間中に、メイン制御部41側にて非遊技中状態2に移行された場合、すなわち前面扉1bが開放されている状態で、非遊技中状態1へ移行された後、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過した場合には、当該所定時間(本実施例では、30秒)が経過した後も、前面扉1bが閉鎖状態とされるまで、ドア開放状態報知の制御を継続する。そして、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて、前面扉1bが閉鎖状態とされたことが特定されるときに、ドア開放状態報知の制御を終了させて、デモ演出の制御へ移行させる。
サブ制御部91は、デモ演出の制御を開始させることで、リールLED55及び演出用装飾LED57を非点灯状態に制御し、その後、液晶表示器51での表示画像をドア開放状態報知画像からデモ演出画像(通常モードまたはエコモード)に切り替えるように制御する。液晶表示器51では、表示画像が通常演出画像からドア開放状態報知画像に切り替えられることで、UI画像が非表示の状態が維持されることとなる。
メイン制御部41は、例えば、非遊技中状態2に制御している期間において、賭数が設定されることで、非遊技中状態2を終了させて遊技中状態へ移行させる。非遊技中状態2に制御している期間において、前面扉1bが閉鎖状態とされたときには、前面扉1bが閉鎖状態とされた旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。前面扉1bが閉鎖状態とされても、制御している制御状態(例えば、非遊技中状態1等)を変化させずに維持し、クレジット表示器11及び遊技補助表示器12の表示態様、有利区間報知LED12a及び1~3BETLED14~16の点灯態様も、変化させることなく、前面扉1bが閉鎖状態とされる前の状態を維持する。
そして、非遊技中状態2に制御している期間において、賭数が設定されることで、非遊技中状態2を終了させて遊技中状態へ移行させる。この際、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び遊技補助表示器12の表示態様(非表示状態)及び有利区間報知LED12aの点灯態様は、非遊技中状態2を終了させるときの態様で維持する一方、設定された賭数に応じて該当する1~3BETLED14~16を点灯状態に順次制御する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて、非遊技中状態2から遊技中状態に移行されるときには、通常演出の制御を開始して、リールLED55を非点灯状態から点灯状態(低輝度)に制御するとともに、演出用装飾LED57を非点灯状態から所定の点灯状態に制御する。その後、液晶表示器51での表示画像をデモ演出画像から通常演出画像に切り替えるように制御する。液晶表示器51では、表示画像がデモ演出画像から通常演出画像に切り替えられることで、UI画像の表示が再度されることとなる。
このように、サブ制御部91は、ゲームが行われていない非遊技中状態のうち非遊技中状態2において、リールLED55によりリール2L、2C、2Rが照射されない非点灯状態に制御可能であり、当該リールLED55を非点灯状態に制御している場合に前面扉1bが開放されたときには、当該リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御する。これにより、リールLED55が非点灯状態に制御されているときであっても、前面扉1bが開放されたときには、リールLED55が点灯態様(高輝度)に制御されるので、リール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せの視認性を高めて確認させやすくすることができるとともに、前面扉1bが開放されたことを周囲に認識させやすくなり、さらにスロットマシン1の内部(例えば、前面扉1bの内側に設けられているメダルセレクタ29や設定値表示器24等)も、リールLED55の発光により照らされることで確認させやすくすることができる。
また、サブ制御部91は、前面扉1bが開放状態とされたときに、当該前面扉1bが開放状態とされていないときに制御する点灯状態(低輝度)よりも明るい点灯状態(高輝度)にリールLED55を制御する。これにより、前面扉1bが開放されたときにリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せがより確認しやすくなるとともに、前面扉1bが開放されたことを周囲により認識しやすくなり、さらにスロットマシン1の内部(例えば、前面扉1bの内側に設けられているメダルセレクタ29や設定値表示器24等)も、より確認しやすくなる。
図18に示すように、メイン制御部41は、遊技中状態においてゲームが終了されることで、非遊技中状態1へ移行させる。その後、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過する前に、各種センサ類の出力状況等に基づいてエラーが発生した旨が特定されたときには、エラー状態に制御してゲームの進行を不能化するとともに、エラー状態に制御する旨及び発生しているエラーの種類を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。エラー状態に制御する際には、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)、及び有利区間報知LED12aの点灯態様、1~3BETLED14~16の点灯態様を、変化させることなく、エラー状態に移行される前の状態を維持する。一方、遊技補助表示器12の表示態様を発生しているエラーの種類を示すエラーコードを表示するエラーコード表示状態に制御する。その後、前述の所定操作が行われることでエラー状態が解除されるまで、エラー状態を継続して待機する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて、遊技中状態及び非遊技中状態1に制御されているときには、通常演出の制御を行って、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御するとともに、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御する。また、通常演出画像を液晶表示器51に表示させるように制御する。
この状態で、サブ制御部91は、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいてエラー状態とされたことが特定されたときには、エラー状態報知の制御を開始して、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御した後、液晶表示器51での表示画像を通常演出画像からエラー状態報知画像に切り替えるように制御する。液晶表示器51では、表示画像が通常演出画像からエラー状態報知画像に切り替えられることで、UI画像が非表示とされることとなる。
メイン制御部41は、前述のように、非遊技中状態1に移行した後、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過することで、非遊技中状態2へ移行させるように制御することが可能であり、非遊技中状態1においてエラー状態に移行させるときには、当該エラー状態中においても所定時間の計数を継続させて、所定時間が経過したことが特定される場合には、エラー状態の終了後に、非遊技中状態2へ移行させる。
エラー状態から非遊技中状態2へ移行させる際には、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び有利区間報知LED12aの点灯態様を、変化させることなく、非遊技中状態2に移行される前の状態に維持する。一方、遊技補助表示器12の表示態様をエラーコード表示状態から非表示状態に制御するとともに、1~3BETLED14~16を非点灯状態に制御する。
これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいてエラー状態が終了されて非遊技中状態2へ移行されたことが特定されたときには、エラー状態報知の制御を終了させて、デモ演出の制御を開始し、リールLED55及び演出用装飾LED57を非点灯状態に制御した後、液晶表示器51での表示画像をエラー状態報知画像からデモ演出画像(通常モードまたはエコモード)に切り替えるように制御する。液晶表示器51では、表示画像がエラー状態報知画像からデモ演出画像に切り替えられることで、UI画像が非表示の状態が維持されることとなる。
このように、メイン制御部41は、ゲームの進行を不能化するエラー状態に制御可能であり、各種センサ類からの入力状況に基づいてエラーが検出されることで、エラー状態に制御する。
サブ制御部91は、非遊技中状態1において、リールLED55を点灯状態に制御している場合に、メイン制御部41側にてエラー状態に制御されたときにリールLED55の点灯状態の制御を継続する。これにより、エラー状態に制御されたときには、リールLED55が点灯状態に制御されるので、エラー発生時にリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せの視認性を高めて確認させやすくすることができるとともに、エラーが発生したことを周囲に認識させやすくすることができる。
また、サブ制御部91は、メイン制御部41側にてエラー状態に制御されることで、リールLED55を点灯状態に制御するときに、エラー状態に制御されていないとき制御する点灯状態(低輝度)よりも明るい点灯状態(高輝度)にリールLED55を制御する。これにより、エラー発生時にリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せをさらに確認させやすくすることができるとともに、エラーが発生したことを周囲にさらに認識させやすくすることができる。
また、サブ制御部91は、メイン制御部41側にてエラー状態に制御されている期間中において、ゲームが終了されてから賭数が設定されていない状態で所定時間(本実施例では、30秒)が経過したことが特定される場合には、メイン制御部41側でのエラー状態の制御が終了された後に、デモ演出の制御を行う。これにより、メイン制御部41側にてエラー状態に制御されており、エラー状態をサブ制御部91側でも報知しているときに、デモ演出が行われることを回避し、エラー状態に制御されている旨の報知をエラー状態中において継続させることができる。
図19に示すように、メイン制御部41は、非遊技中状態2に制御している期間において、前面扉1bが開放状態とされたときには、前面扉1bが開放状態とされた旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。前面扉1bが開放状態とされても、制御している制御状態(本実施例では、非遊技中状態2)を変化させずに維持して、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び遊技補助表示器12の表示態様(非表示状態)、有利区間報知LED12a、1~3BETLED14~16の点灯態様も、変化させることなく、前面扉1bが開放状態とされる前の状態を維持する。また、非遊技中状態2では、投入要求LED17を点灯状態に維持する。
そして、設定キースイッチ37がON状態とされたことが特定されることで、非遊技中状態2から設定確認状態へ移行させるように制御する。設定確認状態では、メイン制御部41のRAMの所定領域を参照して、現在スロットマシン1に設定されている設定値を特定し、当該設定値を設定値表示器24に表示させるように制御する。また、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び遊技補助表示器12の表示態様(非表示状態)、有利区間報知LED12a、1~3BETLED14~16の点灯態様を、変化させることなく、維持するように制御する一方、投入要求LED17を非点灯状態に制御する。
また、メイン制御部41は、設定確認状態の開始時に、当該設定確認状態を開始する旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信し、設定確認状態の終了時に、当該設定確認状態を終了する旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。
これに対して、サブ制御部91は、デモ演出の制御を行っている期間において、メイン制御部41からの受信するコマンドに基づいて前面扉1bが開放状態とされたことが特定されるときには、ドア開放状態報知の制御を開始して、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御した後、液晶表示器51での表示画像をデモ演出画像からドア開放状態報知画像に切り替えるように制御する。
その後、メイン制御部41からの受信するコマンドに基づいて設定確認状態に移行されたことが特定されるときには、設定確認状態報知の制御を開始して、リールLED55を点灯状態(高輝度)、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に維持するように制御した後、液晶表示器51での表示画像をドア開放状態報知画像から設定確認状態報知画像に切り替えるように制御する。
尚、設定確認状態報知の制御では、当該制御の開始時におけるリールLED55及び演出用装飾LED57の点灯態様にかかわらず、リールLED55を点灯状態(高輝度)に改めて制御するとともに、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に改めて制御した後、液晶表示器51での表示画像をドア開放状態報知画像から設定確認状態報知画像に切り替えるように制御する構成でも良い。このような構成でも、設定確認状態報知中において、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御するとともに、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御することができる。
尚、また、ドア開放状態報知の制御を行っているときに、設定確認状態報知の制御を開始する際には、当該ドア開放状態報知の制御と設定確認状態報知の制御とを並列的に行うように制御する構成、例えば、ドア開放状態報知の制御により、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御するとともに、ドア開放状態報知画像を液晶表示器51に表示させるように制御している状態で、設定確認状態報知の制御を並列的に行うことで、液晶表示器51においてドア開放状態報知画像の前面側に設定確認状態報知画像を重ねて表示させるように制御する構成でも良い。設定確認状態には、前面扉1bが開放状態であるときに制御されるので、このような構成でも、設定確認状態報知中において、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御するとともに、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御することができる。
メイン制御部41は、設定確認状態に制御しているときに、設定キースイッチ37がOFF状態とされたことが特定されることで、設定確認状態から非遊技中状態2へ移行させるように制御する。この際、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び遊技補助表示器12の表示態様(非表示状態)、有利区間報知LED12a、1~3BETLED14~16の点灯態様を、変化させることなく、維持するように制御する一方、投入要求LED17を点灯状態に制御する。
そして、非遊技中状態2に制御している期間において、前面扉1bが閉鎖状態とされたときには、前面扉1bが閉鎖状態とされた旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。前面扉1bが閉鎖状態とされても、制御している制御状態(本実施例では、非遊技中状態2)を変化させずに維持して、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び遊技補助表示器12の表示態様(非表示状態)、有利区間報知LED12a、1~3BETLED14~16、投入要求LED17の点灯態様も、変化させることなく、前面扉1bが閉鎖状態とされる前の状態を維持する。
これに対して、サブ制御部91は、設定確認状態の制御を行っている期間において、メイン制御部41からの受信するコマンドに基づいて設定確認状態が終了され、非遊技中状態2へ移行されたことが特定されるときには、設定確認状態の制御を終了させて、当該制御を開始させる前に行っていた、ドア開放状態報知の制御を行って、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御するとともに、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御する。その後、液晶表示器51での表示画像を設定確認状態報知画像からドア開放状態報知画像に切り替えるように制御する。
その後、メイン制御部41からの受信するコマンドに基づいて前面扉1bが閉鎖状態とされたことが特定されるときには、ドア開放状態報知の制御を終了させて、当該制御の前に行っていたデモ演出の制御を行って、リールLED55及び演出用装飾LED57を非点灯状態に制御した後、液晶表示器51での表示画像をドア開放状態報知画像からデモ演出画像に切り替えるように制御する。
また、図20に示すように、メイン制御部41は、設定確認状態に制御しているときに、設定キースイッチ37がOFF状態とされることなく、前面扉1bが閉鎖状態とされたときには、設定確認状態の制御を継続させつつ、前面扉1bが閉鎖状態とされた旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。この際、設定確認状態の制御では、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び遊技補助表示器12の表示態様(非表示状態)、有利区間報知LED12a、1~3BETLED14~16、投入要求LED17の点灯態様を、変化させることなく、維持する。
これに対して、サブ制御部91は、サブ制御部91は、設定確認状態の制御を行っている期間において、メイン制御部41からの受信するコマンドに基づいて前面扉1bが閉鎖状態とされたことが特定されるときには、設定確認状態の制御を継続させることにより、前面扉1bが閉鎖状態とされた以降も、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御するとともに、液晶表示器51において設定確認状態報知画像を継続して表示させるように制御する。
尚、メイン制御部41により設定確認状態に制御されており、サブ制御部91により設定確認状態報知の制御が行われている状態で、前面扉1bが閉鎖状態とされた場合には、当該メイン制御部41では設定確認状態の制御が継続され、サブ制御部91では設定確認状態報知の制御が継続されるので、前面扉1bが再び開放状態とされて、設定キースイッチ37がOFF状態とされることで、メイン制御部41の制御を非遊技中状態1へ移行させ、サブ制御部91の制御をドア開放状態報知へ移行させることが可能である。
このように、メイン制御部41は、遊技者にとっての有利度が異なる複数種類の設定値(本実施例では、設定値1~6)のうちから、いずれかの設定値を選択して設定する制御を行うことが可能である。また、メイン制御部41は、ゲームが行われていない状態で、設定キースイッチ37がON状態とされることで、スロットマシン1に設定されている設定値を確認可能な設定確認状態に制御する。
サブ制御部91は、非遊技中状態2において、リールLED55を非点灯状態に制御している場合において設定確認状態に制御されたときに、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御する。これにより、リールLED55が非点灯状態に制御されている場合であって設定確認状態に制御されたときには、リールLED55が点灯状態(高輝度)に制御されるので、設定確認状態に制御されたときにリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せの視認性を高めて確認させやすくすることができるとともに、設定確認状態に制御されたことを周囲に認識させやすくすることができる。
また、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて設定確認状態に制御されることで、リールLED55を点灯状態に制御するときに、設定確認状態に制御されていないとき制御する点灯状態(低輝度)よりも明るい点灯状態(高輝度)にリールLED55を制御する。これにより、設定確認状態に制御されたときにリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せをさらに確認させやすくすることができるとともに、設定確認状態に制御されたことを周囲にさらに認識させやすくすることができる。
図21に示すように、メイン制御部41は、非遊技中状態2に制御している期間において、各種センサ類の入力状況等に基づいて各種エラー(本実施例では、投入メダルセンサ31a~cの入力状況に基づいて特定されるセレクタエラー)の発生が検出されることで、エラー状態に制御し、当該エラー状態に移行する旨及び発生しているエラーの種類を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。また、エラー状態に制御するときには、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び有利区間報知LED12aの表示態様、1~3BETLED14~16の点灯態様を変化させることなく、エラー状態に制御する前の状態を維持する。一方、遊技補助表示器12の表示態様を、発生しているエラーの種類を示すエラーコード(本実施例では、セレクタエラーを示す「E5」)を表示させるように制御する。また、投入要求LED17を非点灯状態に制御する。
これに対して、サブ制御部91は、デモ演出の制御を行っている期間において、メイン制御部41からの受信するコマンドに基づいてメイン制御部41側にてエラー状態に制御されたことが特定されるときには、エラー状態報知の制御を開始して、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御した後、液晶表示器51での表示画像をデモ演出画像からエラー状態報知画像に切り替えるように制御する。
その後、メイン制御部41からの受信するコマンドに基づいて設定確認状態に移行されたことが特定されるときには、設定確認状態報知の制御を開始して、リールLED55を点灯状態(高輝度)、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に維持するように制御した後、液晶表示器51での表示画像をドア開放状態報知画像から設定確認状態報知画像に切り替えるように制御する。
メイン制御部41は、エラー状態の制御を行っているときには、リセットスイッチ23またはリセット/設定スイッチ38によるリセット操作が検出されるまで、エラー状態に制御を継続して待機する。また、サブ制御部91は、エラー状態報知の制御を行っているときには、メイン制御部41から受信するコマンドに基づいて、エラー状態が解除される旨が特定されるまで、エラー状態報知の制御を継続して待機する。
そして、メイン制御部41は、エラー状態に制御しているときに、リセットスイッチ23またはリセット/設定スイッチ38の操作が検出されることで、エラー状態を終了させて当該エラー状態へ移行させる前に制御していた非遊技中状態2へ移行させる。また、エラー状態を終了させる際には、当該エラー状態を終了させる旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。また、エラー状態を終了させるときには、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び有利区間報知LED12aの表示態様、1~3BETLED14~16の点灯態様を変化させることなく、エラー状態中での状態を維持する。一方、遊技補助表示器12の表示態様を、エラーコードの表示を終了させて非表示状態とするように制御する。また、投入要求LED17を点灯状態に制御する。
これに対して、サブ制御部91は、エラー状態報知の制御を行っている期間において、メイン制御部41からの受信するコマンドに基づいてエラー状態が終了されて非遊技中状態2へ移行されたことが特定されるときには、エラー状態報知の制御を終了させて、当該制御を開始させる前に行っていた、デモ演出の制御を行って、リールLED55及び演出用装飾LED57を非点灯状態に制御する。その後、液晶表示器51での表示画像をエラー状態報知画像からデモ演出画像に切り替えるように制御する。
このように、メイン制御部41は、ゲームの進行を不能化するエラー状態に制御可能であり、各種センサ類からの入力状況に基づいてエラーが検出されることで、エラー状態に制御する。
サブ制御部91は、非遊技中状態2において、リールLED55を非点灯状態に制御している場合に、メイン制御部41側にてエラー状態に制御されたときにリールLED55を点灯状態(高輝度)に制御する。これにより、リールLED55が非点灯状態に制御されている場合であってもエラー状態に制御されたときには点灯状態に制御されるので、エラー発生時にリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せの視認性を高めて確認させやすくすることができるとともに、エラーが発生したことを周囲に認識させやすくすることができる。
また、サブ制御部91は、メイン制御部41側にてエラー状態に制御されることで、リールLED55を点灯状態に制御するときに、エラー状態に制御されていないとき制御する点灯状態(低輝度)よりも明るい点灯状態(高輝度)にリールLED55を制御する。これにより、エラー発生時にリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せをさらに確認させやすくすることができるとともに、エラーが発生したことを周囲にさらに認識させやすくすることができる。
図22に示すように、サブ制御部91は、デモ演出の制御を行っている期間において、演出用スイッチ56が操作されることで、演出設定状態の制御を開始して、リールLED55及び演出用装飾LED57の点灯態様を、演出設定状態の制御を開始させる前の状態、すなわちデモ演出中での非表示状態を維持しつつ、液晶表示器51での表示画像をデモ演出画像から演出設定画像に切り替えるように制御する。
そして、サブ制御部91は、演出設定画面を表示させている状態では、前述のように、演出用スイッチ56の操作に応じて演出設定画面を音量設定画面や輝度設定画面に切り替えたり、演出設定状態を終了させたりするように制御することが可能であり、演出設定画面を表示させているときに、「終了」の選択肢画像が反転表示されている状態で、演出用スイッチ56が長押し操作されることで、演出設定状態の制御を終了させて、当該演出設定状態へ移行する前のデモ演出へ移行させる。
尚、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて非遊技中状態1に制御されており、通常演出の制御を行っている期間においても、演出用スイッチ56が操作されることで、演出設定状態の制御を行うことが可能である。
一方、メイン制御部41では、演出用スイッチ56による操作を検出することがなく、非遊技中状態1や非遊技中状態2において、サブ制御部91側にて演出設定状態へ移行される場合でも、制御状態を変化させることなく維持させて、クレジット表示器11の表示態様(クレジット表示状態)及び遊技補助表示器12の表示態様(非表示状態)、有利区間報知LED12a、1~3BETLED14~16、投入要求LED17の点灯態様も変化させることなく維持する。
このように、サブ制御部91は、メイン制御部41側にて非遊技中状態(非遊技中状態1、非遊技中状態2)に制御されている場合において、演出用スイッチ56が操作されることで、演出設定状態の制御を行って、遊技者等の操作により演出に関する設定を行うことが可能な演出設定画面を液晶表示器51に表示させることが可能である。演出設定画面では、当該画面に表示されているメニューに従って演出用スイッチ56を操作することで演出に関する設定を行うことが可能である。これにより、演出設定画面の表示中に、リールLED55による照射によって演出に関する設定を行う際の操作の邪魔となってしまうことを防止できる。
また、サブ制御部91は、非遊技中状態であり、ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間(本実施例では、30秒)が経過して、メイン制御部41側にて非遊技中状態2に制御されており、リールLED55を非点灯状態に制御している場合において、演出用スイッチ56が操作されることで、遊技者等の操作により演出に関する設定を行うことが可能な演出設定画面を液晶表示器51に表示させるときには、リールLED55を点灯状態に制御せず、非点灯状態に制御する。これにより、メイン制御部41側にて非遊技中状態2に制御されており、サブ制御部91にてデモ演出の制御が行われていることでリールLED55が非点灯状態に制御されている場合において、ゲームの進行に関与しない演出用スイッチ56が操作されてもリールLED55の非点灯状態が維持されるので、電力の消費を抑えることができるとともに、リールLED55による照射によって演出設定画面の表示が見づらくなってしまうことを防止できる。
図23に示すように、メイン制御部41は、設定キースイッチ37がON状態とされた状態で、スロットマシン1への電力供給が開始されて起動することで、まず、設定変更状態に制御し、当該設定変更状態に移行する旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。また、設定変更状態に制御するときには、クレジット表示器11及び遊技補助表示器12の表示態様を設定変更状態中である旨を示す設定変更中表示(本実施例では、各表示器に「―」を表示させる表示態様(図10参照))に制御し、有利区間報知LED12a、1~3BETLED14~16、投入要求LED17を非点灯状態に制御する。
これに対して、サブ制御部91は、スロットマシン1への電力供給が開始されて起動した後、メイン制御部41からの受信するコマンドに基づいてメイン制御部41側にて設定変更状態に制御されたことが特定されるときには、設定変更状態報知の制御を開始して、リールLED55を当該設定変更状態報知中においてのみ制御する点滅状態(高輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御した後、液晶表示器51に設定変更状態報知画像を表示させるように制御する。
メイン制御部41は、設定変更状態に制御を行っているときに、前述の設定変更操作が行われることで新たな設定値が設定された後、設定キースイッチ37がOFF状態とされたことが特定されるときに、設定変更状態の制御を終了させて非遊技中状態1の制御へ移行させる。非遊技中状態1へ移行させる際には、クレジット表示器11の表示態様を設定変更中表示からクレジット表示状態の初期値(「0」)に切り替えるように制御し、遊技補助表示器12の表示態様を設定変更中表示から非表示状態に切り替えるように制御する。また、投入要求LED17を点灯状態に制御する一方で、有利区間報知LED12a、1~3BETLED14~16を非点灯状態に維持するように制御する。
その後、ドア開放検出スイッチ25からの入力信号に基づいて、前面扉1bが閉鎖状態とされたときに、当該前面扉1bが閉鎖状態とされた旨を特定可能なコマンドをサブ制御部91に対して送信する。
これに対して、サブ制御部91は、設定変更状態報知の制御を行っている期間において、メイン制御部41からの受信するコマンドに基づいて設定変更状態が終了されて非遊技中状態1へ移行されたことが特定されるときには、設定変更状態報知の制御を終了させて、ドア開放状態報知の制御を行って、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御する。その後、液晶表示器51での表示画像を設定変更状態報知画像からドア開放状態報知画像に切り替えるように制御する。
その後、メイン制御部41からの受信するコマンドに基づいて前面扉1bが閉鎖状態とされたことが特定されるときに、ドア開放状態報知の制御を終了させて、通常演出の制御を開始させて、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御し、演出用装飾LED57を所定の点灯状態に制御する。その後、液晶表示器51での表示画像をドア開放状態報知画像から通常演出画像に切り替えるように制御する。
また、通常演出の制御を行うことで、UI画像を表示状態に制御する。すなわち、UI画像は、ドア開放状態報知画像から通常演出画像に切り替えられるタイミングで表示状態に制御されることとなる。
このように、メイン制御部41は、設定キースイッチ37がON状態にされた状態で、スロットマシン1への電力供給が開始されて起動することで、スロットマシン1の設定値を設定可能な設定変更状態に制御することが可能である。
サブ制御部91は、メイン制御部41側にて設定変更状態に制御されている期間中において、リールLED55をゲーム中に制御される点灯態様とは異なる態様である点滅状態に制御する。これにより、設定値を設定可能な設定確認状態に制御されていることを周囲に対して認識させることができる。
[メダルセレクタの構造]
次いで、メダルセレクタ29の構造を、主に図24~図26に基づいて説明する。尚、以下の説明において、前面扉1bの裏面側からメダルセレクタ29を見た状態を、メダルセレクタ29の前面(正面)側として説明する。
メダルセレクタ29は、図24に示すように、セレクタ本体131と、セレクタ本体131の前面を被覆するカバー部材150と、からなる。カバー部材150の左右側部には、封止片151、151がそれぞれ形成されているとともに、セレクタ本体131の対応する箇所にも封止片139、139が形成されており、セレクタ本体131にカバー部材150を組み付けた状態でカバー部材150の封止片151と対応するセレクタ本体131の封止片139とをワンウェイネジ152で取り付けることにより、封止片151または封止片139の少なくとも一方を破壊することなく、カバー部材150をセレクタ本体131から取り外せないようになっている。すなわちカバー部材150をセレクタ本体131に対してワンウェイネジ152により取り付けることで、痕跡を残すことなくカバー部材150をセレクタ本体131から取り外せないようになっている。
尚、本実施例では、カバー部材150をセレクタ本体131に対してワンウェイネジ152により取り付けることで、痕跡を残すことなくカバー部材150をセレクタ本体131から取り外せないようにしているが、一度取り付けると破壊しなければ取り外せないキャップを用いたり、カバー部材150の一部とセレクタ本体131の一部とを溶着したりすることにより、痕跡を残すことなくカバー部材150をセレクタ本体131から取り外せない構成としても良い。
また、カバー部材150の内側には、イメージセンサユニット200(図4参照)が収容されており、カバー部材150の前面には、図24に示すように、イメージセンサユニット200(図4参照)に設けられた初期化スイッチ255、色設定スイッチ256、模様設定スイッチ257に対応する位置に挿通孔が形成されており、これらスイッチ類の操作が可能とされている。また、イメージセンサユニット200(図4参照)に設けられた状態LED258に対応する位置には透視孔が形成されており、状態LED258の点灯状態を外部から視認可能とされている。初期化スイッチ255は、当該スロットマシン1にて使用するメダルの登録を初期化する際に操作されるスイッチであり、色設定スイッチ256は、メダルの色を判定するか否かを設定するスイッチであり、模様設定スイッチ257は、メダルの模様を判定するか否かを設定するスイッチである。状態LED258は、後述するIS制御部251の状態を点灯態様により報知するものである。
セレクタ本体131の内部には、図25(a)及び図26(a)に示すように、正面視略L字状のメダル流下通路133が形成されている。メダル流下通路133の側壁は、図25(b)及び図26(b)に示すように、流下するメダルの上端が下端よりも前方側に傾く姿勢となるように下方から上方にかけて前面側に傾斜している。また、メダル流下通路133の前方側の側壁は、ミドルプレート134によって形成されている。ミドルプレート134は、メダル流下通路133の後方側の側壁との離間幅がメダルの流下可能な一定幅となるように後方に付勢されており、前述したキャンセルレバー5を押圧操作することにより、ミドルプレート134の上端を軸として下部が付勢に抗して開放するようになっており、キャンセルレバー5を押圧操作することで、カバー部材150をセレクタ本体131から取り外すことなく、メダル流下通路133の内部に詰まったメダルを排出できるようになっている。
セレクタ本体131の上面には、メダル流下通路133の上流側に連通する流入口141が形成されており、メダル投入部4から投入されたメダルがメダル流下通路133に流入するようになっている。また、セレクタ本体131の側面には、メダル流下通路133の下流側に連通する流出口142が形成されており、流出口142から排出されたメダルがホッパータンクに導かれるようになっている。また、メダル流下通路133の下流側には、流出口142に排出されるメダルの通過を検出する前述の投入メダルセンサ31a~cが設けられている。
また、メダルセレクタ29では、投入されたメダルの真偽(形状、大きさ等)が判別されるようになっており、真正なメダルは、その通過が投入メダルセンサ31a~cにて検出された後、セレクタ本体131の側面に形成された流出口142から流出され、偽メダルはその通過が投入メダルセンサ31a~cにて検出される前に、セレクタ本体131の下部に形成された返却部137から下方に向けて落下し、メダルセレクタ29の下方に設けられたメダル返却通路(図示略)を介してメダル払出口9(図1参照)から下皿に返却されるようになっている。
メダル流下通路133の上部には、図25(a)(b)、図26(a)(b)に示すように、流下するメダルの通過が投入メダルセンサ31a~cに検出される位置よりも上流側の位置にガイド板147が設けられている。ガイド板147は、メダル流下通路133を流下するメダルの前面側上端縁が案内されない非案内位置(図25(a)(b)の位置)、メダル流下通路133を流下するメダルの前面側上端縁が案内される案内位置(図26(a)(b)の位置)の間を移動自在に取り付けられている。
ガイド板147は、流路切替ソレノイド30が励磁されていない状態において、図25(a)(b)に示すように、非案内位置となるように付勢されることで上方に退避しており、メダル流下通路133を流下するメダルの前面側上端縁が案内されない状態となる。このため、流入口141から流入してメダル流下通路133を流下するメダルは、その上端が下端よりも前方側に傾いた姿勢のまま流下し、ガイド板147によってその上端縁が案内されないことから、図25(b)に示すように、メダルの上端が傾いて返却部137から落下し、メダル払出口9から返却される。また、ガイド板147には、後端から下方に向かって略L字状の突出片147aが連接されており、図25(a)(b)に示すように、流路切替ソレノイド30が励磁されていない状態において、突出片147aの先端がメダル流下通路133に形成された挿通孔133aを介してメダル流下通路133内に突出した状態となる。このため、メダル流下通路133を流下するメダルが勢い良く流下する場合でも、突出片147aに接触して返却部137から落下し、メダル払出口9から返却される。
また、ガイド板147は、流路切替ソレノイド30が励磁されると、図26(a)(b)に示すように、非案内位置から案内位置に移動することで、メダル流下通路133を流下するメダルの前面側上端縁が案内され、かつ突出片147aの先端がメダル流下通路133内から退避した状態となる。このため、流入口141から流入してメダル流下通路133を流下するメダルは、その前面側上端縁がガイド板147により案内され、かつ突出片147aに接触することがなくなることで、図26(b)に示すように、メダル流下通路133から落下することなく、投入メダルセンサ31a~cに検出され、流出口142から排出され、ホッパータンクに貯留される。
尚、本実施例では、投入メダルセンサ31a~cとして、投光部と受光部の間をメダルが通過することにより受光部が投光部からの光の遮断を検知することでメダルの通過を検出するフォトセンサを用いているが、投光部と受光部を通路の一端側に配置し、受光部がメダルに反射した投光部の光を検知することでメダルの通過を検出する反射型センサを用いても良い。また、メダルの通過に連動して動作する可動片の動作を検知することでメダルの通過を検出する物理センサを用いても良い。
また、メダルセレクタ29の内部には、図25(a)(b)、図26(a)(b)に示すように、メダル流下通路133を臨む位置に、メダル流下通路133を流下するメダルを撮像するイメージセンサ260が配置されている。イメージセンサ260は、CCDやCMOSなどのイメージセンサによって構成される。また、イメージセンサ260の周囲には、メダル流下通路133内を照射する照射LED259が配置されている。尚、照射LED259をイメージセンサ260の周囲に直接配置するのではなく、導光板等を介して照射LED259からの照射光がメダル流下通路133内においてイメージセンサ260がメダルを撮像する範囲を照射する構成としても良い。また、照射LED259による照射光の波長は、投入メダルセンサ31a~31cや後述するカバーセンサ254の投光部からの照射光の波長と重複しない波長とされており、照射LED259からの照射光によって投入メダルセンサ31a~31cやカバーセンサ254が誤って検知することがないようになっている。
イメージセンサ260は、図25(a)及び図26(a)に示すように、ガイド板147が案内位置にある場合、すなわちメダルが流出口142からホッパータンク側に排出される場合にも、非案内位置にある場合、すなわちメダルが返却部137から落下し、メダル払出口9から返却される場合にも、メダル流下通路133をメダルが通過する位置に配置されており、外部から投入されてホッパータンクに貯留されるメダルについても、メダル払出口9に返却されるメダルについてもイメージセンサ260によって撮像されるようになっている。
また、前述のようにカバー部材150によってセレクタ本体131の前面側が被覆されることで、イメージセンサ260とメダル流下通路133との間に異物を侵入させることが困難な構造となっており、さらに前述のようにカバー部材150はセレクタ本体131に対して一度取り付けられると、痕跡を残すことなくセレクタ本体131から取り外すことができないようになっている。また、図25(a)(b)、図26(a)(b)に示すように、セレクタ本体131には、カバーセンサ254が設けられるとともに、カバー部材150がセレクタ本体131に取り付けられた状態において、カバー部材150の内側に形成された検出片150aがカバーセンサ254によって検知されるようになっており、カバー部材150が取り外されると、検出片150aがカバーセンサ254から検知されない状態となることから、カバーセンサ254によってカバー部材150が取り外されたことが検知されることとなる。
[イメージセンサユニットの構成]
メダルセレクタ29には、カバー部材150の内側にイメージセンサユニット200が搭載されている。イメージセンサユニット200は、図27に示すように、前述のカバーセンサ254、初期化スイッチ255、色設定スイッチ256、模様設定スイッチ257、状態LED258、照射LED259、イメージセンサ260に加え、IS制御部251を有する。
カバーセンサ254は、IS制御部251に接続され、カバーセンサ254による検知信号が出力される。また、初期化スイッチ255、色設定スイッチ256、模様設定スイッチ257は、IS制御部251に接続され、電源投入時に、IS制御部251によって、初期化スイッチ255の操作状態、色設定スイッチ256、模様設定スイッチ257の設定状態が検出されるようになっている。また、イメージセンサ260は、IS制御部251に接続され、イメージセンサ260により撮像された画像データがIS制御部251に出力される。また、状態LED258、照射LED259は、IS制御部251に接続され、IS制御部251によって点灯制御が行われる。
IS制御部251は、色判定データを記憶する色判定データ記憶部252と、模様判定データを記憶する模様判定データ記憶部253と、を有する。色判定データ及び模様判定データは、投入されたメダルの画像を比較する際の基準となるデータであり、色判定データは、登録されたメダルの画像データから色彩の要素を抽出した画像データであり、模様判定データは、登録されたメダルの画像データから模様部分を抽出して2値化した画像データである。
色判定データ及び模様判定データは、電源投入時に初期化スイッチ255の操作が検出されると初期化される。すなわち初期化スイッチ255を操作した状態で電源を投入することで初期化されることとなる。この状態でメダルが投入されることでイメージセンサ260により投入されたメダルの画像データが出力され、IS制御部251は、出力されたメダルの画像データに基づいて色判定データ及び模様判定データを生成する。この際、1枚のメダルの画像データだけでなく、複数のメダルの画像データに基づいて色判定データ及び模様判定データが補正されるようになっており、投入されたメダルに異なる色のメダルや模様が刻印されたメダルが紛れていても、正規のメダルに基づく色判定データ及び模様判定データが生成されることとなる。そして、色判定データ及び模様判定データが生成されると、登録メダルの色判定データ及び模様判定データとして、色判定データ記憶部252及び模様判定データ記憶部253にそれぞれ記憶され、メダルの登録が完了する。
また、IS制御部251は、色判定データ及び模様判定データが初期化されると、状態LED258を点滅させるとともに、色判定データ及び模様判定データが生成され、色判定データ記憶部252及び模様判定データ記憶部253にそれぞれ記憶されると、状態LED258を点灯状態とすることで、色判定データ及び模様判定データが初期化されたこと、メダルの登録が完了したこと、をそれぞれ報知する。後述のように、電源投入時に初期化スイッチ255が操作され、色判定データ及び模様判定データが初期化されることで、液晶表示器51に対応する表示コードが表示され、色判定データ及び模様判定データが初期化されたことが報知されることとなるが、初期化スイッチ255とともにメダルセレクタ29に設けられた状態LED258の点灯態様によっても報知されるため、初期化スイッチ255の操作によって色判定データ及び模様判定データが初期化されたことを、前面扉1bの前面に配置された液晶表示器51の表示内容を確認することなく、初期化スイッチ255の近傍に配置された状態LED258の点灯態様によって確認することができる。
IS制御部251は、メダルの登録が完了した状態で、メダルが投入され、投入されたメダルの画像データがイメージセンサ260から出力されると、投入されたメダルが適正なメダルか否かを判定する。詳しくは、イメージセンサ260から出力されたメダルの画像データから色彩の要素を抽出した画像データを生成して色判定データと比較し、その差分が所定の閾値以内であれば正常(正規のメダル)と判定し、所定の閾値を超えていれば異常(非正規のメダル)と判定する。また、イメージセンサ260から出力されたメダルの画像データから模様部分を抽出して2値化した画像データを生成して模様判定データと比較し、その差分が所定の閾値以内であれば正常(正規のメダル)と判定し、所定の閾値を超えていれば異常(非正規のメダル)と判定する。
尚、本実施例では、色判定データとの比較による判定と、模様判定データとの比較による判定と、をそれぞれ行うことが可能な構成であるが、どちらか一方の判定のみ行える構成でも良い。また、色と模様を含めた判定データ、すなわち色と模様の双方を有する画像データとの比較による判定を行う構成でも良い。
また、前述した色設定スイッチ256、模様設定スイッチ257により、メダルの色を判定するか否か、メダルの模様を判定するか否かを設定可能とされている。電源投入時に色設定スイッチ256がONに設定されていれば、色判定データとの比較による判定が行われ、OFFに設定されていれば、色判定データとの比較による判定が行われないようになっており、電源投入時に模様設定スイッチ257がONに設定されていれば、模様判定データとの比較による判定が行われ、OFFに設定されていれば、模様判定データとの比較による判定が行われないようになっている。尚、電源投入時に、色設定スイッチ256、模様設定スイッチ257のいずれもOFFに設定されていれば、色判定データとの比較による判定も模様判定データとの比較による判定も行われないこととなる。すなわちメダルの判定を行わないように設定することも可能である。
また、IS制御部251は、色設定スイッチ256、模様設定スイッチ257の設定が変更されると、状態LED258を一定時間点滅させることで、色設定スイッチ256、模様設定スイッチ257の設定が変更されたことを報知する。後述のように、電源投入時に色設定スイッチ256、模様設定スイッチ257の設定が変更されることで、液晶表示器51に対応する表示コードが表示され、色設定スイッチ256、模様設定スイッチ257の設定が変更されたことが報知されることとなるが、色設定スイッチ256、模様設定スイッチ257とともにメダルセレクタ29に設けられた状態LED258の点灯態様によっても報知されるため、色設定スイッチ256、模様設定スイッチ257の設定が変更されたことを、前面扉1bの前面に配置された液晶表示器51の表示内容を確認することなく、色設定スイッチ256、模様設定スイッチ257の近傍に配置された状態LED258の点灯態様によって確認することができる。
IS制御部251は、メイン制御部41の制御とは独立して動作する構成であり、メイン制御部41の制御状態に関わりなく、メダル流下通路133を流下するメダルを撮像し、撮像したメダルの画像データに基づいて投入されたメダルが正規のメダルか否かを判定する。
詳しくは、IS制御部251は、メイン制御部41側の制御状態が、メダルを投入可能な状態、すなわち流路切替ソレノイド30がONの状態であり、ガイド板147が案内位置となっている状態であるか、メダルを投入不可の状態、すなわち流路切替ソレノイド30がOFFの状態であり、ガイド板147が非案内位置となっている状態であるか、に関わらず、投入されたメダルが正規のメダルか否かを判定する。
また、IS制御部251は、メイン制御部41側の制御状態が、規定数の賭数が設定されていない状態、すなわち投入されたメダルが賭数の設定に用いられる状態であるか、規定数の賭数が設定されている状態、すなわち投入されたメダルがクレジットに加算される状態であるか、に関わらず、投入されたメダルが正規のメダルか否かを判定する。
また、メイン制御部41は、再遊技役が入賞して規定数の賭数が設定された後、次遊技が開始するまでの期間においてもメダルの投入が可能となり、この間に投入されたメダルはクレジットに加算されることとなる。そして、IS制御部251は、メイン制御部41側の制御状態が、再遊技役が入賞せずにメダルの投入が可能な状態であるか、再遊技役が入賞して規定数の賭数が設定された後にメダルの投入が可能な状態であるか、に関わらず、投入されたメダルが正規のメダルか否かを判定する。
また、メイン制御部41は、通常状態と、通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態と、を含む遊技状態に制御可能である。有利状態とは、特定の役の当選確率が通常状態よりも高まる状態、特定の役の入賞確率が通常状態よりも高まる状態、遊技者にとって有利な操作態様が報知される状態などが該当する。そして、IS制御部251は、メイン制御部41側の制御状態が、通常状態に制御されているか、有利状態に制御されているか、に関わらず、投入されたメダルが正規のメダルか否かを判定する。
一方、メイン制御部41も、IS制御部251の制御とは独立して動作するものであることから、流路切替ソレノイド30がONの状態であり、ガイド板147が案内位置となっている状態においてメダル流下通路133を流下するメダルが、IS制御部251によって正規のメダルではないと判定されても、流路切替ソレノイド30は切り替わることなく、ガイド板147は案内位置が維持されることで、このメダルは、ホッパータンク側に排出され、ホッパータンク内に貯留されることとなる。
イメージセンサユニット200は、図27に示すように、演出制御基板90と接続されており、IS制御部251は、サブ制御部91に対して各種の通知を出力する。IS制御部251からサブ制御部91に対して出力される通知は、エラー通知、設定変更通知、非正規メダル通知を含む。
エラー通知は、エラーが検知された旨及びその種類を特定可能な通知であり、IS制御部251によりエラーが検出された場合に出力される。エラーの種類は、メダル流下通路133内に異物が挿入されている場合に検知されることで発生する異物検知エラー、カバー部材150の開放がカバーセンサ254により検知されることで発生するカバー開放エラー、色判定データまたは模様判定データの登録が失敗することで発生する登録エラー、レンズの汚れ等が検知されることで発生する汚れ検出エラー等を含む。
設定変更通知は、メダルの登録が初期化されたこと、色設定スイッチ256による設定が変更されたこと、模様設定スイッチ257による設定が変更されたこと、のいずれかを特定可能な通知であり、メダルの判定に関する設定が変更された場合に出力される。
非正規メダル通知は、投入されたメダルが正規のメダルでない旨を特定可能な通知であり、投入されたメダルがイメージセンサ260によって撮像され、色判定データとの比較による判定または模様判定データとの比較による判定により異常(非正規のメダル)と判定された場合に出力される。
[サブ制御部によるセレクタ関連報知]
サブ制御部91は、定期的に実行するタイマ割込処理に含まれるセレクタ監視処理を行うことで、IS制御部251から出力された各種通知に基づいてセレクタ関連報知を行う。
図28は、サブ制御部91が行うセレクタ監視処理の制御内容を示すフローチャートである。
セレクタ監視処理では、まず、セレクタ関連報知設定がONに設定されているか否かを判定する(S1)。セレクタ関連報知設定は、電源投入時にセレクタ関連報知設定スイッチ59の設定状態がサブ制御部91のRAMに設定されるようになっており、S1においてはサブ制御部91のRAMに設定されたセレクタ関連報知設定の設定状態を参照して判定する。
S1においてセレクタ関連報知設定がONに設定されていない場合には、そのままセレクタ監視処理を終了する。すなわちセレクタ関連報知設定がOFFに設定されている場合には、IS制御部251から出力された各種通知に基づくセレクタ関連報知は行われないようになっている。
S1においてセレクタ関連報知設定がONに設定されている場合には、セレクタ関連報知の実行中か否かを判定する(S2)。S2においてセレクタ関連報知の実行中と判定された場合には、さらにメイン制御部41からリセットコマンドを受信したか否かを判定する(S3)。リセットコマンドは、リセット/設定スイッチ38が操作されたときに、メイン制御部41から送信されるコマンドであり、S3においては、リセット/設定スイッチ38が操作されたか否かが判定される。
S3においてリセットコマンドを受信していないと判定した場合には、セレクタ監視処理を終了する。すなわちそのまま実行中のセレクタ関連報知を継続する。
S3においてリセットコマンドを受信した場合には、実行中のセレクタ関連報知を終了する(S4)。尚、リセットコマンドは、所定キー操作によりリセットスイッチ23が操作されても出力されることはなく、リセット/設定スイッチ38が操作されたときのみ出力されることから、実際に前面扉1bを開放してリセット/設定スイッチ38を操作しなければ、セレクタ関連報知を終了できないようになっている。
S2においてセレクタ関連報知の実行中でないと判定された場合、またはS4においてセレクタ関連報知を終了した後に、IS制御部251からエラー通知が出力されたか否かを判定し(S5)、エラー通知が出力されたと判定された場合には、セレクタ関連報知として、液晶表示器51にセレクタエラーが発生した旨及びエラー通知から特定されるエラーの種類に対応する表示コードを表示させる(S6)。
図29に示すように、エラーの種類に応じて表示コードが定められており、エラー通知から特定されるエラーの種類が登録失敗エラーであれば、表示コードとして「CS04」を表示させ、エラー通知から特定されるエラーの種類が異物検出エラーであれば、表示コードとして「CS05」を表示させ、エラー通知から特定されるエラーの種類がカバー開放エラーであれば、表示コードとして「CS06」を表示させ、エラー通知から特定されるエラーの種類が汚れ検出エラーであれば、表示コードとして「CS07」を表示させる。
S5においてエラー通知が出力されていないと判定された場合には、IS制御部251から設定変更通知が出力されたか否かを判定し(S7)、設定変更通知が出力されたと判定された場合には、セレクタ関連報知として、液晶表示器51に設定変更がされた旨及び設定変更通知から特定される設定変更の種類に対応する表示コードを表示させる(S8)。
図29に示すように、設定変更の種類に応じて表示コードが定められており、設定変更通知から特定される設定変更の種類がメダルの登録初期化であれば、表示コードとして「CS01」を表示させ、設定変更通知から特定される設定変更の種類が色設定スイッチ256による設定変更であれば、表示コードとして「CS02」を表示させ、設定変更通知から特定される設定変更の種類が模様設定スイッチ257による設定変更であれば、表示コードとして「CS03」を表示させる。
S7において設定変更通知が出力されていないと判定された場合には、IS制御部251から非正規メダル通知が出力されたか否かを判定し(S9)、非正規メダル通知が出力されていないと判定された場合には、セレクタ監視処理を終了する。
S9において非正規メダル通知が出力されたと判定した場合には、非正規メダル通知が出力された回数、すなわちIS制御部251によって投入されたメダルが異常と判定された回数を計数する非正規メダルカウンタの値を1加算する(S10)。
次いで、現在の遊技状態が通常状態及び有利状態のうち通常状態であるか否かを判定する(S11)。
S11において通常状態であると判定された場合には、非正規メダルカウンタの値が第1判定値(本実施例では10)を超えたか否かを判定し(S12)、S11において通常状態でないと判定された場合、すなわち有利状態であると判定された場合には、非正規メダルカウンタの値が第1判定値よりも大きい第2判定値(本実施例では20)を超えたか否かを判定する(S12)。
S12において非正規メダルカウンタの値が第1判定値を超えていないと判定された場合、S13において非正規メダルカウンタの値が第2判定値を超えていないと判定された場合には、セレクタ監視処理を終了する。一方、S12において非正規メダルカウンタの値が第1判定値を超えたと判定された場合、S13において非正規メダルカウンタの値が第2判定値を超えたと判定された場合には、非正規メダルカウンタの値を初期化して0に更新し(S14)、セレクタ関連報知として、液晶表示器51にセレクタエラーが発生した旨及び非正規メダルエラーに対応する表示コード(「CS08」)を表示させる(S15)。その後、メダル監視処理を終了する。
このようにサブ制御部91は、セレクタ関連報知設定がONに設定されている場合に、IS制御部251から出力された通知に基づいてセレクタ関連報知を行う。サブ制御部91は、IS制御部251からエラー通知が出力された場合には、その種類に対応する表示コードを表示することで、エラーの種類が特定可能とされている。また、サブ制御部91は、IS制御部251から設定変更通知が出力された場合には、変更された内容に対応する表示コードを表示することで、設定変更された内容が特定可能とされている。
また、サブ制御部91は、IS制御部251から非正規メダル通知が出力された場合、すなわち正規のメダル以外のメダルが用いられた可能性がある場合に、非正規メダルエラーに対応する表示コードを表示させてその旨を報知する。
また、サブ制御部91は、IS制御部251から非正規メダル通知が出力された場合に、直ちに非正規メダルエラーに対応する表示コードを表示させるのではなく、複数回にわたり非正規メダル通知が出力された場合に、非正規メダルエラーに対応する表示コードを表示させるようになっており、偶々不正なメダルが混ざっていた場合や、正規のメダルにも関わらず、異常と判定された場合に、直ちに非正規メダルエラーとして報知されることがないようになっている。
また、非正規メダルエラーが報知されることとなる非正規メダル通知の出力回数は、有利状態よりも通常状態の方が小さい値に設定されており、メダルの持ち込みがされやすい通常状態においては非正規メダルエラーが報知されやすく、メダルが循環しやすい有利状態においては非正規メダルエラーが報知され難いようになっている。
また、サブ制御部91は、一度セレクタ関連報知を開始した場合には、リセット/設定スイッチ38が操作されるまで、セレクタ関連報知を継続するようになっている。この際、所定キー操作によりリセットスイッチ23が操作されても、セレクタ関連報知を継続するようになっており、実際に前面扉1bを開放しなければセレクタ関連報知が終了しないようになっている。これは、セレクタ関連報知は、前面扉1bを開放しなければその原因を取り除くことができないものがほとんどであり、これらの原因が取り除かれないまま、セレクタ関連報知のみ終了してしまうことを回避するためである。
[作用効果1]
従来のスロットマシンとして、リールを照射するランプ等の照射手段を備えるとともに、デモ中には照射手段による照射を停止し、その後、賭数が設定されたときに、設定された賭数に応じて照射手段により異なる照射態様とする構成ものがある。
このような構成では、照射手段によりリールが照射されていない状態において、賭数が設定されたときに、設定された賭数に応じて照射態様が異なるため、処理負担となる。
これに対して、本実施例のスロットマシン1は、各々が識別可能な複数種類の図柄を変動表示可能なリール2L、2C、2Rを備え、リール2L、2C、2Rの変動表示を停止することで図柄組合せを導出し、導出された図柄組合せに応じて入賞が発生可能な構成であり、リール2L、2C、2Rを照射するリールLED55と、リールLED55の制御を行うサブ制御部91と、遊技者によりメダル投入部4からのメダルの投入が投入メダルセンサ31a~cの出力に基づいて検出されたとき、または遊技者によりMAXBETスイッチ6が操作されることで賭数が設定される賭数設定操作が行われたときに、賭数を設定可能なメイン制御部41を、備える構成である。また、サブ制御部91は、リールLED55の点灯態様をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能であり、ゲームが行われていない非遊技中状態(遊技が終了された後、賭数が設定されることなく、所定時間(本実施例では、30秒)が経過した以降の状態(非遊技中状態2))において、リールLED55の点灯態様をリール2L、2C、2Rが照射されない非点灯状態に制御可能であり、当該リールLED55を非点灯状態に制御している期間中において、メイン制御部41側にて遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、ゲームを開始可能な規定数(本実施例では、3)の賭数に満たないときにも、当該非点灯状態に制御している期間中において、メイン制御部41側にて遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数(本実施例では、3)の賭数となるときにも、共通の態様である低輝度にてリールLED55を点灯状態に制御する構成である。
この構成によれば、非遊技中状態であり、サブ制御部91がリールLED55を非点灯状態に制御する場合に、その後、遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、ゲームを開始可能な規定数の賭数に満たないときにも、非点灯状態に制御している期間において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、ゲームを開始可能な規定数の賭数となるときにも、リールLED55を共通の低輝度にて点灯状態に制御するので、サブ制御部91による制御負担を減らすことができる。
尚、本実施例では、リールLED55は、点灯状態に制御されることで、リール2L、2C、2Rを後方から手前側(遊技者側)へ向けて照射する構成であるが、リール2L、2C、2Rを手前側(遊技者側)から照射する構成でも良い。
また、本実施例では、1ゲームの終了後、賭数が設定されていない状態を非遊技中状態とする構成であるが、1ゲームの終了後、賭数は設定されているが該賭数がゲームを開始可能な規定数に満たない状態を非遊技中状態とする構成でも良いし、1ゲームの終了後、規定数の賭数が設定され、スタートスイッチ7が操作されることで、次のゲームが開始されるまでの状態を非遊技中状態とする構成でも良い。
また、本実施例では、サブ制御部91は、ゲームが行われていない非遊技中状態のうち、1ゲームの終了後、賭数が設定されていない状態で所定時間が経過した以降の非遊技中状態である非遊技中状態2となったときに、リールLED55を非点灯状態に制御する構成であるが、サブ制御部91は、ゲームが行われていない非遊技中状態となった後、所定条件が成立したときにリールLED55を非点灯状態に制御する構成、例えば、所定条件として、クレジットに記憶されているメダルを精算する精算処理が行われることを条件として、非遊技中状態となった後、当該所定条件が成立したときにリールLED55を非点灯状態に制御する構成等でも良い。
本実施例のスロットマシン1は、遊技者にとって有利な有利区間に制御するメイン制御部41と、有利区間に制御されている旨を報知する有利区間報知LED12aと、遊技者に付与されたメダルの払出枚数を表示する遊技補助表示器12を備え、メイン制御部41は、有利区間に制御している場合に、非遊技中状態において所定条件(1ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間(本実施例では、30秒)が経過すること)が成立したときに、遊技補助表示器12によるメダルの払出枚数の表示を終了させるが、有利区間報知LED12aによる有利区間に制御されている旨の報知を継続する構成である。
この構成によれば、非遊技中状態において所定条件が成立することで遊技補助表示器12によるメダルの払出枚数の表示は終了するので、余分な電力の消費を抑えることができる一方で、有利区間報知LED12aによる有利区間に制御されている旨の報知は継続するので、遊技者が次ゲームを行う意欲を高めることができる。
本実施例のスロットマシン1は、当該スロットマシン1の筐体1aに対して開閉可能な前面扉1bと、リールLED55をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能なサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、ゲームが行われていない非遊技中状態のうち非遊技中状態2において、リールLED55によりリール2L、2C、2Rが照射されない非点灯状態に制御可能であり、当該リールLED55を非点灯状態に制御している場合に前面扉1bが開放されたときには、当該リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御する構成である。
この構成によれば、リールLED55が非点灯状態に制御されているときであっても、前面扉1bが開放されたときには、リールLED55が点灯態様(高輝度)に制御されるので、リール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せが確認しやすくなるとともに、前面扉1bが開放されたことを周囲から認識しやすくなり、さらにスロットマシン1の内部(例えば、前面扉1bの内側に設けられているメダルセレクタ29や設定値表示器24等)も確認しやすくなる。
本実施例のスロットマシン1は、当該スロットマシン1の筐体1aに対して開閉可能な前面扉1bと、リールLED55をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能なサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、前面扉1bが開放されたときに、当該前面扉1bが開放されていないときに制御する点灯状態(低輝度)よりも明るい点灯状態(高輝度)にリールLED55を制御する構成である。
この構成によれば、前面扉1bが開放されたときにリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せがより確認しやすくなるとともに、前面扉1bが開放されたことを周囲からより認識しやすくなり、さらにスロットマシン1の内部(例えば、前面扉1bの内側に設けられているメダルセレクタ29や設定値表示器24等)も、より確認しやすくなる。
本実施例のスロットマシン1は、ゲームの進行を不能化するエラー状態に制御可能なメイン制御部41と、リールLED55をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能なサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、リールLED55を非点灯状態に制御している場合に、メイン制御部41側にてエラー状態に制御されたときにリールLED55を点灯状態(高輝度)に制御する構成である。
この構成によれば、リールLED55が非点灯状態に制御されている場合であってもエラー状態に制御されたときには点灯状態に制御されるので、エラー発生時にリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せが確認しやすくなるとともに、エラーが発生したことを周囲から認識しやすくなる。
本実施例のスロットマシン1は、ゲームの進行を不能化するエラー状態に制御可能なメイン制御部41と、リールLED55をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能なサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、エラー状態に制御されたときに、エラー状態に制御されていないとき制御する点灯状態(低輝度)よりも明るい点灯状態(高輝度)にリールLED55を制御する構成である。
この構成によれば、エラー発生時にリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せがさらに確認しやすくなるとともに、エラーが発生したことを周囲からさらに認識しやすくなる。
本実施例のスロットマシン1は、遊技者にとっての有利度が異なる複数種類の設定値(本実施例では、設定値1~6)のうちから、いずれかの設定値を選択して設定する制御を行うことが可能なメイン制御部41と、リールLED55をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能なサブ制御部91を、備え、メイン制御部41は、スロットマシン1に設定されている設定値を確認可能な設定確認状態に制御することが可能であり、サブ制御部91は、リールLED55を非点灯状態に制御している場合において設定確認状態に制御されたときに、リールLED55を点灯状態(高輝度)に制御する構成である。
この構成によれば、リールLED55が非点灯状態に制御されている場合であっても設定値を確認可能な設定確認状態に制御されたときには、リールLED55が点灯状態(高輝度)に制御されるので、設定確認状態に制御されたときにリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せが確認しやすくなるとともに、設定確認状態に制御されたことを周囲から認識しやすくなる。
本実施例のスロットマシン1は、遊技者にとっての有利度が異なる複数種類の設定値(本実施例では、設定値1~6)のうちから、いずれかの設定値を選択して設定する制御を行うことが可能なメイン制御部41と、リールLED55をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能なサブ制御部91を、備え、メイン制御部41は、スロットマシン1に設定されている設定値を確認可能な設定確認状態に制御することが可能であり、サブ制御部91は、設定確認状態に制御されたときに、設定確認状態に制御されていないとき制御する点灯状態(低輝度)よりも明るい点灯状態(高輝度)にリールLED55を制御する構成である。
この構成によれば、設定確認状態に制御されたときにリール2L、2C、2Rに停止している図柄組合せがさらに確認しやすくなるとともに、設定確認状態に制御されたことを周囲からさらに認識しやすくなる。
本実施例のスロットマシン1は、遊技者にとっての有利度が異なる複数種類の設定値(本実施例では、設定値1~6)のうちから、いずれかの設定値を選択して設定する制御を行うことが可能なメイン制御部41と、リールLED55をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能なサブ制御部91を、備え、メイン制御部41は、スロットマシン1の設定値を設定可能な設定変更状態に制御することが可能であり、サブ制御部91は、設定変更状態に制御されたときに、リールLED55をゲーム中に制御される点灯態様とは異なる点灯態様である点滅状態に制御する構成である。
この構成によれば、設定値を設定可能な設定確認状態であることを周囲に対して認識させることができる。
本実施例のスロットマシン1は、ゲームの進行に関与しない演出用スイッチ56と、演出用スイッチ56が操作されたときに演出設定画面を表示させることが可能な液晶表示器51と、リールLED55をリール2L、2C、2Rが照射される点灯状態(低輝度、高輝度)に制御可能なサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、ゲームが行われていない非遊技中状態であり、ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間(本実施例では、30秒)が経過することでリールLED55を非点灯状態に制御している場合において、演出用スイッチ56が操作され、演出設定画面が表示されたときには、リールLED55を点灯状態に制御しない構成である。
この構成によれば、リールLED55が非点灯状態に制御されている場合においてゲームの進行に関与しない演出用スイッチ56が操作されてもリールLED55の非点灯状態が維持されるので、電力の消費を抑えることができるとともに、リールLED55による照射によって演出設定画面の表示が見づらくなってしまうことを防止できる。
本実施例のスロットマシン1は、ゲームの進行に関与しない演出用スイッチ56と、演出用スイッチ56が操作されたときに演出設定画面を表示させることが可能な液晶表示器51を、備え、演出設定画面に表示されているメニューに従って演出用スイッチ56を操作することで演出に関する設定を行うサブ制御部91を備える構成である。
この構成によれば、リールLED55による照射によって演出に関する設定を行う際の操作の邪魔となってしまうことを防止できる。
本実施例のスロットマシン1は、リールLED55とは異なる発光手段である演出用装飾LED57と、画像を表示可能な液晶表示器51と、当該演出用装飾LED57及び演出用装飾LED57の制御を行うことが可能なサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、非遊技中状態において演出用装飾LED57を消灯させる非点灯状態に制御可能であり、演出用装飾LED57の非点灯状態において遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、規定数の賭数に満たないときにも、演出用装飾LED57の非点灯状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数の賭数となるときにも、演出用装飾LED57を点灯させる点灯状態に制御する構成であるとともに、サブ制御部91は、非遊技中状態において液晶表示器51の表示態様を第1表示態様としてデモ演出に制御可能であり、液晶表示器51にてデモ演出を行っている状態において、遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、規定数の賭数に満たないときにも、デモ演出を行っている状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数の賭数となるときにも、液晶表示器51の表示態様を第2表示態様として通常演出に制御することが可能な構成であり、サブ制御部91は、リールLED55を非点灯状態に制御し、演出用装飾LEDを非点灯状態に制御しており、かつ液晶表示器51を第1表示状態としてデモ演出の制御を行っている場合に、賭数が設定されたときに、リールLED55が点灯状態(低輝度)となり、演出用装飾LED57が点灯状態となった後、液晶表示器51の表示態様が第2表示態様として通常演出に制御する構成である。
この構成によれば、リールLED55が非点灯状態であり、演出用装飾LED57が非点灯状態であり、かつ液晶表示器51の表示態様が第1表示状態である場合において、賭数が設定されたときに、先にリールLED55が点灯状態(低輝度)となり、演出用装飾LED57が点灯状態となってから液晶表示器51が第1表示状態(デモ演出)から第2表示状態(通常演出)に切り替わるので、リールLED55の点灯状態や演出用装飾LED57の点灯状態の準備ができた状態で液晶表示器51の表示を第2表示状態に切り替えることができる。
本実施例のスロットマシン1は、ゲームが行われていない非遊技中状態において節電状態に制御可能なサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、節電状態に制御されている旨を示唆するデモ演出(エコモード)を行うことが可能であり、節電状態において賭数が設定されたときに該節電状態を終了させ、節電状態に制御されている旨の報知も終了させる構成である。
この構成によれば、非遊技中状態において節電状態に制御された場合には、賭数を設定することにより節電状態を終了させ、節電状態に制御されている旨の報知も終了させることができる。
本実施例のスロットマシン1は、賭数を示すBET数画像を含むUI画像を表示可能な液晶表示器51と、当該液晶表示器51の制御を行うサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、非遊技中状態において液晶表示器51にUI画像が表示されないことでBET数画像が表示されない非表示状態に制御可能であり、当該非表示状態に制御している場合において、遊技者によるメダルの投入が検出されることにより賭数が設定され、ゲームを開始可能な規定数の賭数に満たないときにも、当該非表示状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数の賭数となるときにも、液晶表示器51にUI画像を表示させる制御を行う構成である。
この構成によれば、非遊技中状態においてUI画像を表示させない非表示状態とすることができるとともに、賭数を設定することにより賭数を示すBET数画像を含むUI画像を液晶表示器51に再度表示させることができる。
本実施例のスロットマシン1は、賭数を示すBET数画像を含むUI画像を表示可能な液晶表示器51と、当該液晶表示器51の制御を行うサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、非遊技中状態において液晶表示器51にUI画像が表示されないことでBET数画像が表示されない非表示状態に制御可能であり、当該非表示状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより賭数が設定され、規定数の賭数となるときに、賭数の更新が視認可能となるように液晶表示器51にUI画像中のBET数画像を表示させる制御を行う構成である。
この構成によれば、非遊技中状態においてはUI画像を非表示状態とすることができるとともに、非表示状態において遊技者のMAXBETスイッチ6による賭数設定操作がされることにより規定数の賭数が設定されるときに、賭数の更新をUI画像中のBET数画像により視認させることができるため、規定数の賭数が設定されたことを明確に認識させることができる。
本実施例のスロットマシン1は、非遊技中状態において所定条件(ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立したときに、非遊技中状態である旨を示唆するデモ演出を実行可能なサブ制御部91を備え、サブ制御部91は、非遊技中状態において当該所定条件が成立したときにリールLED55を非点灯状態に制御する構成である。
この構成によれば、デモ演出が実行されているときにリールLED55が非点灯状態となるため、リールLED55によるリール2L、2C、2Rへ照射光がデモ演出の邪魔となることがない。
尚、本実施例では、スロットマシン1は、非遊技中状態において所定条件(ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立したときに、非遊技中状態である旨を示唆するデモ演出を実行可能なサブ制御部91を備え、サブ制御部91は、節電状態(デモ演出(エコモード))に制御するか否かを設定する演出用モード設定スイッチ58を有しており、演出用モード設定スイッチ58により節電状態に制御する旨が設定されているときには、節電状態に制御する旨が設定されていないときよりも、節電効果が高い演出態様でデモ演出を行う構成である。演出用モード設定スイッチ58により節電状態に制御する旨が設定されていないときに行われるデモ演出(通常モード)では、リールLED55を非点灯状態に制御するとともに、液晶表示器51に所定のデモ用映像を表示させる構成である一方、演出用モード設定スイッチ58により節電状態に制御する旨が設定されているときに行われるデモ演出(エコモード)では、リールLED55を非点灯状態に制御するとともに、液晶表示器51に節電表示画像を含む所定のデモ用画像を表示させる構成であり、デモ演出(エコモード)では、液晶表示器51にてデモ用映像に替えてデモ用画像が表示されることで、デモ演出(通常モード)に比較して節電される構成である。
これに対して、サブ制御部91は、節電状態に制御するか否かを設定する演出用モード設定スイッチ58を有しており、演出用モード設定スイッチ58により節電状態に制御する旨が設定されているときに、デモ演出(エコモード)に制御して、非遊技中状態におけるリールLED55を非点灯状態に制御可能な構成において、デモ演出(通常モード)として、リールLED55を点灯態様に制御する演出を適用する一方、デモ演出(エコモード)として、リールLED55を非点灯状態に制御する演出を適用する構成としても良く、このような構成では、節電状態としてデモ演出(エコモード)に制御されているときにのみ、リールLED55を非点灯状態に制御することができる。
本実施例のスロットマシン1は、リールLED55とは異なる発光手段である演出用装飾LED57と、画像を表示可能な液晶表示器51と、当該演出用装飾LED57及び演出用装飾LED57の制御を行うことが可能なサブ制御部91を、備え、サブ制御部91は、非遊技中状態において演出用装飾LED57を消灯させる非点灯状態に制御可能であり、非遊技中状態において消灯条件(ゲームの終了後、賭数が設定されずに所定時間(本実施例では、30秒)が経過すること)が成立するまでは、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御し、該消灯条件が成立したときにリールLED55を非点灯状態に制御し、非遊技中状態において該消灯条件(遊技の終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立するまでは、演出用装飾LED57を点灯状態に制御し、該消灯条件が成立したときに演出用装飾LED57を非点灯状態に制御する構成であるとともに、サブ制御部91は、非遊技中状態において該消灯条件(遊技の終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立するまでは液晶表示器51の表示態様を第2表示態様として通常演出に制御し、該消灯条件が成立したときに液晶表示器51の表示態様を第1表示態様としてデモ演出に制御することが可能な構成であり、サブ制御部91は、リールLED55を点灯状態(低輝度)に制御し、演出用装飾LEDを点灯状態に制御しており、かつ液晶表示器51を第2表示状態として通常演出の制御を行っている場合に、消灯条件(遊技の終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立したときに、リールLED55が非点灯状態となり、演出用装飾LED57が非点灯状態となった後、液晶表示器51の表示態様を第1表示態様としてデモ演出に制御する構成である。
この構成によれば、リールLED55が点灯状態(低輝度)であり、演出用装飾LED57が点灯状態であり、かつ液晶表示器51の表示態様が第2表示状態である場合において、消灯条件(遊技の終了後、賭数が設定されずに所定時間が経過すること)が成立したときに、先にリールLED55が非点灯状態となり、演出用装飾LED57が非点灯状態となってから液晶表示器51が第2表示状態(通常演出)から第1表示状態(デモ演出)に切り替わるので、リールLED55の非点灯状態や演出用装飾LED57の非点灯状態の準備ができた状態で液晶表示器51の表示を第1表示状態に切り替えることができる。
[作用効果2]
本実施例のスロットマシン1は、遊技の制御を行うメイン制御部41と、演出の制御を行うサブ制御部91と、メダル投入部4から投入されたメダルをホッパータンクへ流下させるメダル流下通路133と、メダル流下通路133を流下するメダルの通過を検出する投入メダルセンサ31a~cと、メダル流下通路133に臨んで設けられ、メダル流下通路133を流下するメダルを撮像するイメージセンサ260と、イメージセンサ260により撮像されたメダルが正規なものであるか否かを判定し、判定結果をサブ制御部91に対して出力するIS制御部251と、を備え、サブ制御部91は、IS制御部251からメダルが正規なものでない旨の非正規メダル通知が出力されたことに基づいて非正規メダルエラーを示す表示コードを表示する構成である。
この構成によれば、メダル投入部4から投入されたメダルをイメージセンサ260により撮像し、撮像されたメダルが正規なものであるか否かを判定し、正規なものでないと判定されたことに基づいて非正規メダルエラーを示す表示コードを表示するので、メダルの持ち込みなどによる不正行為を発見することができる。この際、イメージセンサ260により撮像されたメダルが正規なものであるか否かがIS制御部251により判定され、その判定結果がサブ制御部91に出力されるので、メイン制御部41の負荷を増やすことなく、不正行為を発見することができる。
尚、本実施例では、撮像されたメダルが正規なものであるか否かをIS制御部251が判定する構成であるが、サブ制御部91が、イメージセンサ260により撮像されたメダルが正規なものであるか否かを判定する構成としても良く、このような構成であっても、メイン制御部41の負荷を増やすことなく、不正行為を発見することができる。
本実施例のスロットマシン1は、IS制御部251が、メダルの通過が検出されることで賭数が設定される状態においてメダル流下通路133をメダルが流下する場合であるか、メダルの通過が検出されることでクレジットが加算される状態においてメダル流下通路133をメダルが流下する場合であるか、に関わらず、イメージセンサ260により撮像されたメダルが正規なものであるか否かを判定する構成である。
この構成によれば、メダルの通過が検出されることで賭数が設定される状態であるか、メダルの通過が検出されることでクレジットが加算される状態であるか、に関わらず、イメージセンサ260により撮像された遊技媒体が正規なものであるか否かが判定されるので、どのような状況においても不正行為を発見することができる。
本実施例のスロットマシン1は、IS制御部251が、メダルを投入可能な状態、すなわち流路切替ソレノイド30がONの状態であり、ガイド板147が案内位置となっている状態であるか、メダルを投入不可の状態、すなわち流路切替ソレノイド30がOFFの状態であり、ガイド板147が非案内位置となっている状態であるか、に関わらず、イメージセンサ260により撮像されたメダルが正規のメダルか否かを判定する構成である。
この構成によれば、メダルを投入可能な状態であるか否かに関わらず、イメージセンサ260により撮像されたメダルが正規なものであるか否かが判定されるので、どのような状況においても不正行為を発見することができる。
尚、本実施例では、メダルを投入可能な状態であるか、メダルを投入不可の状態であるか、に関わらず、投入されたメダルが正規のメダルか否かを判定する構成であるが、少なくともメダルを投入可能な状態において、投入されたメダルが正規のメダルか否かを判定する構成であれば、メダルの持ち込み等の不正を防止できる。
本実施例のスロットマシン1は、メイン制御部41が、再遊技役が入賞して規定数の賭数が設定された後、次遊技が開始するまでの期間においてもメダルの投入が可能となり、この間に投入されたメダルはクレジットに加算される構成であり、IS制御部251は、メイン制御部41側の制御状態が、再遊技役が入賞せずにメダルの投入が可能な状態であるか、再遊技役が入賞して規定数の賭数が設定された後にメダルの投入が可能な状態であるか、に関わらず、イメージセンサ260により撮像されたメダルが正規のメダルか否かを判定する構成である。
この構成によれば、再遊技役が入賞した後、メダルが投入される場合でもイメージセンサ260により撮像されたメダルが正規なものであるか否かが判定されるので、どのような状況においても不正行為を発見することができる。
本実施例のスロットマシン1は、メイン制御部41が、通常状態と、通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態と、を含む遊技状態に制御可能であり、IS制御部251は、メイン制御部41側の制御状態が、通常状態に制御されているか、有利状態に制御されているか、に関わらず、イメージセンサ260により撮像されたメダルが正規のメダルか否かを判定する構成である。
この構成によれば、通常状態において遊技媒体が投入されたか、有利状態において遊技媒体が投入されたか、に関わらず、イメージセンサ260により撮像されたメダルが正規なものであるか否かが判定されるので、どのような状況においても不正行為を発見することができる。
本実施例のスロットマシン1は、メイン制御部41が、IS制御部251の制御とは独立して動作するものであり、流路切替ソレノイド30がONの状態であり、ガイド板147が案内位置となっている状態においてメダル流下通路133を流下するメダルが、IS制御部251によって正規のメダルではないと判定されても、流路切替ソレノイド30は切り替わることなく、ガイド板147は案内位置が維持されることで、このメダルは、ホッパータンク側に排出され、ホッパータンク内に貯留される構成である。
この構成によれば、メダルを持ち込んで使用された場合に、使用されたメダルがホッパータンク内に留まるため、その痕跡を残すことができる。
本実施例のスロットマシン1は、セレクタ関連報知を行うか否かを設定するセレクタ関連報知設定スイッチ59を備え、サブ制御部91は、セレクタ関連報知設定スイッチ59によりセレクタ関連報知設定がONに設定されている場合に、IS制御部251から出力された通知に基づいてセレクタ関連報知を行う構成である。
この構成によれば、遊技店員などによるテスト作業時など、セレクタ関連報知を必要としない状況においては、セレクタ関連報知設定をOFFに設定することで、セレクタ関連報知が行われないようにできるため、利便性を担保できる。
尚、本実施例では、色設定スイッチ256、模様設定スイッチ257のいずれもOFFに設定することで、メダルの判定を行わないように設定することが可能な構成であり、色設定スイッチ256、模様設定スイッチ257のいずれもOFFに設定することにより、非正規メダルエラーによるセレクタ関連報知が行われないようにすることも可能である。このため、セレクタ関連報知設定スイッチ59を備えない構成であっても、遊技店員などによるテスト作業時などの利便性を担保できる。
本実施例のスロットマシン1は、サブ制御部91が、IS制御部251から非正規メダル通知が出力された場合に、直ちに非正規メダルエラーに対応する表示コードを表示させるのではなく、複数回にわたり非正規メダル通知が出力された場合に、非正規メダルエラーに対応する表示コードを表示させる構成である。
この構成によれば、偶々不正なメダルが混ざっていた場合や、正規のメダルにも関わらず、異常と判定された場合に、直ちに非正規メダルエラーとして報知されてしまうことを防止できる。
本実施例のスロットマシン1は、メイン制御部41が、通常状態と、通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態と、を含む遊技状態に制御可能であり、非正規メダルエラーが報知されることとなる非正規メダル通知の出力回数は、有利状態よりも通常状態の方が小さい値に設定された構成である。
この構成によれば、メダルの持ち込みがされやすい通常状態においては非正規メダルエラーが報知されやすく、メダルが循環しやすい有利状態においては非正規メダルエラーが報知され難くできる。
本実施例のスロットマシン1は、カバー部材150によってセレクタ本体131の前面側が被覆されることで、イメージセンサ260とメダル流下通路133との間に異物を侵入させることが困難な構造となっており、さらに前述のようにカバー部材150はセレクタ本体131に対して一度取り付けられると、痕跡を残すことなくセレクタ本体131から取り外すことができない構成である。
この構成によれば、イメージセンサ260は、メダル流下通路133に臨んで設けられるとともに、メダル流下通路133とイメージセンサ260との間への異物の侵入が困難となるようにカバー部材150により被覆され、カバー部材150は痕跡を残さずに取り外しできないように規制されているため、不正行為が発見されないようにイメージセンサ260に細工を施すことも困難となる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
前記実施例では、本発明を遊技用価値としてメダル並びにクレジットを用いて賭数が設定されるスロットマシンに適用した例について説明したが、遊技用価値として遊技球を用いて賭数を設定するスロットマシンや、遊技用価値としてクレジットのみを使用して賭数を設定する完全クレジット式のスロットマシンに適用しても良い。遊技球を遊技用価値として用いる場合は、例えば、メダル1枚分を遊技球5個分に対応させることができ、前記実施例で賭数として3を設定する場合は、15個の遊技球を用いて賭数を設定するものに相当する。
さらに、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のうちいずれか1種類のみを用いるものに限定されるものではなく、例えば、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値を併用できるものであっても良い。すなわち、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のいずれを用いても賭数を設定してゲームを行うことが可能であり、かつ入賞の発生によってメダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のいずれをも払い出し得るスロットマシンを適用しても良い。
また、前記実施例及び変形例では、本発明を遊技機の一例であるスロットマシン1に適用する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技領域に遊技球を発射することにより遊技を行うパチンコ遊技機等の遊技機においても適用可能である。
1 スロットマシン
2L、2C、2R リール
6 MAXBETスイッチ
7 スタートスイッチ
8L、8C、8R ストップスイッチ
12 遊技補助表示器
12a 有利区間報知LED
41 メイン制御部
91 サブ制御部

Claims (1)

  1. 遊技を行う遊技機において、
    遊技の制御を行う遊技制御手段と、
    演出の制御を行う演出制御手段と、
    前記遊技機の外部から投入された遊技媒体が流下し、流下した遊技媒体を内方側へ案内する流下通路と、
    前記流下通路を流下する遊技媒体の通過を検出する遊技媒体検出手段と、
    前記流下通路において前記遊技媒体検出手段よりも上流側を流下する遊技媒体を前記内方側へ案内する案内位置と、前記流下通路において前記遊技媒体検出手段よりも上流側を流下する遊技媒体を前記内方側へ案内せずに返却側に排出させる非案内位置と、に切り替え可能な案内部材と、
    前記案内部材の位置を前記案内位置または前記非案内位置の一方に切り替える切替手段と、
    前記流下通路に臨んで設けられ、前記流下通路を流下する遊技媒体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された遊技媒体が正規なものであるか否かを判定し、判定結果を前記遊技制御手段に対して出力せず、前記演出制御手段に対して出力する撮像判定手段と、
    前記流下通路と前記撮像手段との間への異物の侵入が困難となるように被覆する被覆部と、
    痕跡を残さずに前記被覆部を取り外しできないように規制する規制手段と、
    を備え、
    前記遊技制御手段は、
    遊技の開始に必要な規定数の賭数が設定されていない第1状態において前記遊技媒体検出手段により遊技媒体の通過が検出されたときに賭数を設定する賭数設定手段と、
    前記規定数の賭数が設定されている第2状態において前記遊技媒体検出手段により遊技媒体の通過が検出されたときに賭数の設定に用いることが可能なクレジットを加算するクレジット加算手段と、
    を含み、
    前記演出制御手段は、前記撮像判定手段から遊技媒体が正規なものでない旨の判定結果が出力されたことに基づいて異常報知を行うことが可能な異常報知手段を含み、
    前記撮像判定手段は、
    前記第1状態において前記流下通路を遊技媒体が流下する場合においても前記第2状態において前記流下通路を遊技媒体が流下する場合においても前記撮像手段により撮像された遊技媒体が正規なものであるか否かを判定し、
    前記遊技制御手段の制御状態が遊技媒体の投入を許可する状態であるか、遊技媒体の投入を許可しない状態であるか、に関わらず、前記撮像手段により撮像された遊技媒体が正規なものであるか否かを判定する、遊技機。
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