JP7132788B2 - 受信装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、受信装置、制御方法、及びプログラムに関する。
1989年にBSアナログ放送の本放送が開始されて以来、2000年にBSデジタル放送、2002年に110度CSデジタル放送の本放送が開始され、一般家庭で容易に衛星放送が視聴可能となってきた。この推移に伴い、受信に必要なパラボラアンテナや配線設備(ブースター、分配器、分波器、配線ケーブルなど)などの受信設備においても変化が見られ、5C-2V、5C-FV、5C-FB、S-5C-FBなど数値や記号によって、対応周波数とケーブル特性が表記されるようになってきた。5C-2V及び5C-FVは、主にアナログテレビが主流だった頃のものである。また、地上デジタル放送及びBSアナログ放送のみであれば5C-FBの設備でよいが、地上デジタル放送及び従来からのBS/CSデジタル放送を視聴する場合にはS-5C-FBの設備が必要であり、これらの設備は各家庭によって異なっている。これに加えて、2018年に放送開始が予定されている新4K8K衛星放送のBS/CSデジタル放送を視聴する場合には、通常なら3224MHzまで対応可能なSHマーク付きの配線ケーブルと左旋対応のパラボラアンテナが必要となる。
各家庭においては、パラボラアンテナに配線設備などの受信設備を介して接続されている受信装置(例えば、テレビ)では、設置した際の初期設定などでチャンネルサーチを行うことにより、各家庭で受信可能(視聴可能)なチャンネルを設定することができる(例えば、特許文献1)。
特開2002-335458号公報
しかしながら、各家庭に衛星放送用の配線が設置されてから、新4K8K衛星放送を視聴するまでの経過年数はさまざまであり、設置されているパラボラアンテナやブースター、配線ケーブルの種類や経年劣化においても千差万別である。そのため、新4K8K衛星放送対応の受信装置を購入したユーザが、自宅で新4K8K衛星放送を視聴可能であるか否か、視聴不可だった場合には何をすれば視聴可能になるのかなどを容易に判断する事が困難である。例えば、従来はパラボラアンテナや配線ケーブルなどの屋内配線の良し悪しを調べるためにはトラッキングジェネレータ付きのスペクトラムアナライザをなど用いる場合が殆どであり、一般的ではなかった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、設置されている受信設備による放送波の受信環境を分かりやすく提示することができる受信装置、制御方法、及びプログラムを提供することを課題とする。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、放送波の種類ごとの受信状態に関する情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した放送波の種類ごとの受信状態に関する情報と、放送波の種類ごとの受信に必要な受信設備に関する情報とに基づいて、接続されている受信設備の対応状況に関する情報を、図解を用いた表示対象で提示する提示部と、を備える受信装置である。
また、本発明の一態様は、受信装置における制御方法であって、取得部が、放送波の種類ごとの受信状態に関する情報を取得するステップと、提示部が、前記取得部が取得した放送波の種類ごとの受信状態に関する情報と、放送波の種類ごとの受信に必要な受信設備に関する情報とに基づいて、接続されている受信設備の対応状況に関する情報を、図解を用いた表示対象で提示するステップと、を有する制御方法である。
また、本発明の一態様は、コンピュータに、放送波の種類ごとの受信状態に関する情報を取得するステップと、前記取得した放送波の種類ごとの受信状態に関する情報と、放送波の種類ごとの受信に必要な受信設備に関する情報とに基づいて、接続されている受信設備の対応状況に関する情報を、図解を用いた表示対象で提示するステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、設置されている受信設備による放送波の受信環境を分かりやすく提示することができる。
第1の実施形態に係る受信システムの構成の一例を示す図。 第1の実施形態に係る受信装置の構成の一例を示すブロック図。 受信装置における初期設定処理の一例を示すフローチャート。 衛星放送のチャンネルサーチ結果を示す設定画面の第1の表示例を示す図。 衛星放送のチャンネルサーチ結果を示す設定画面の第2の表示例を示す図。 衛星放送のチャンネルサーチ結果を示す設定画面の第3の表示例を示す図。 衛星放送のチャンネルサーチ結果を示す設定画面の第3の表示例を示す図。 第1の実施形態に係る受信設備の対応状況表示処理の一例を示すフローチャート。 第1の実施形態に係る新4K8K衛星放送の受信設備の対応状況表示処理の一例を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る新4K8K衛星放送の受信設備の対応状況表示処理の一例を示すフローチャート。 第3の実施形態に係る受信設備の対応状況に関する情報の第1の表示例を示す図。 第3の実施形態に係る受信設備の対応状況に関する情報の第2の表示例を示す図。 第3の実施形態に係る受信設備の対応状況に関する情報の第3の表示例を示す図。 第3の実施形態に係る受信設備の対応状況に関する情報の第4の表示例を示す図。 第3の実施形態に係る受信設備の対応状況に関する情報の第5の表示例を示す図。 第3の実施形態に係る受信設備の対応状況に関する情報の第6の表示例を示す図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において同一部分には同一符号を付している。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係る受信システムの構成の一例を示す図である。図示する受信システム1は、少なくとも衛星放送を受信可能(視聴可能)なシステムであり、衛星放送を受信するための受信設備として、パラボラアンテナ10と、配線設備20と、受信装置100とを備えている。例えば、パラボラアンテナ10は、一戸建て住宅の屋根に設置されている。配線設備20は、パラボラアンテナ10から100受信装置までの間に設けられたブースター21、分配器22、配線ケーブル23などである。なお、配線設備20には、混合器や分波器などが含まれてもよい。パラボラアンテナ10で受信された衛星放送の放送波の受信信号は、配線設備20を介して各部屋のアンテナ端子に分配される。各部屋に分配された受信信号は、各部屋のアンテナ端子と受信装置100と接続したアンテナ線を介して受信装置100に供給される。
なお、図示する例では、一戸建て住宅における設置例を示しているが、設置される場所は集合住宅や店舗、工場、オフィスビル等、どのような施設であってもよい。また、パラボラアンテナ10は、当該施設(ここでは、一戸建て住宅の屋根)に設置されてもよいし、当該施設とは別の場所(例えば、有線ケーブルなどを用いて衛星放送を提供する事業者が設置している場所)に設置されていてもよい。また、受信システム1は、衛星放送以外の放送(例えば、地上デジタル放送)用のアンテナが備えられていてもよく、衛星放送の受信信号と共に各部屋に分配されてもよい。
図2は、本実施形態に係る受信装置の構成の一例を示すブロック図である。図示する受信装置100は、例えばテレビ(テレビジョン)であり、チューナ部110と、信号処理部120と、BCAS130と、ACAS131と、表示部140と、スピーカ150と、記憶部160と、リモコン受光部170と、制御部180とを備えている。
チューナ部110は、チューナ111と、デモジュレータ112とを備えている。チューナ111には、地上デジタル放送、従来からのBSデジタル放送及び110度CSデジタル放送(以下、「既存BS/CSデジタル放送」という)、新4K8K衛星放送(高度広帯域衛星デジタル放送)のBS/CSデジタル放送(以下、「新4K8K衛星放送」という)等の放送波(受信信号)の受信信号がアンテナ線を介して供給される。なお、既存BS/CSデジタル放送の放送波は右旋円偏波であるが、新4K8K衛星放送の放送波には左旋円偏波が含まれる。そのため、パラボラアンテナ10は、右旋円偏波のみに対応している場合には、新4K8K衛星放送の放送波を一部しか受信することができない。パラボラアンテナ10が右旋円偏波と左旋円偏波の両方に対応している場合、既存BS/CSデジタル放送と新4K8K衛星放送との両方の放送波の受信が可能である。
チューナ111は、制御部180の制御により、ユーザによって選択されたチャンネルの放送波を選択し、選択した放送波の受信信号をデモジュレータ112に供給する。デモジュレータ112は、受信信号を復調し、MPEG-2 TS(Transport Stream)方式の放送波の場合にはTSを信号処理部120へ供給し、MMT(MPEG Media Transport)-TLV(Type Length Value)方式の放送波の場合にはTLVを信号処理部120へ供給する。
信号処理部120は、TSデマルチプレクサ121と、TLVデマルチプレクサ122と,MMTデマルチプレクサ123と、ACASデスクランブル124と、付加情報処理部125と、AVデコーダ126と、映像処理部127と、オーディオ処理部128とを備えている。
デモジュレータ112から信号処理部120に供給されたTSは、TSデマルチプレクサ121で、映像データ、音声データ、及びチャンネル情報などの付加情報に分離され、映像データ及び音声データがAVデコーダ126へ、付加情報が付加情報処理部125へ供給される。
また、デモジュレータ112から信号処理部120に供給されたTLVは、TLVデマルチプレクサ122及びMMTデマルチプレクサ123で、映像データ、音声データ、及びチャンネル情報などの付加情報に分離され、映像データ及び音声データがACASデスクランブル124へ、付加情報が付加情報処理部125へ供給される。ACASデスクランブル124は、ACAS131で管理されている受信契約情報などに基づいて、スクランブルを解除した映像データ及び音声データをAVデコーダ126へ供給する。
付加情報処理部125は、供給された付加情報の一部または全部を制御部180へ必要に応じて供給するとともに、当該付加情報を含む表示情報を生成する。例えば、付加情報処理部125は、表示部12にオンスクリーン表示させるためのチャンネル一覧や、ユーザが受信装置100の各種設定などを設定画面など、各種の表示情報を、制御部180の制御に基づいて生成して映像処理部127する。なお、付加情報処理部125は、ブラウザ機能を用いて付加情報を含む表示情報を表示させてもよい。
AVデコーダ126は、供給された映像データをMPEG復調して映像処理部127へ供給する。また、AVデコーダ126は、供給された音声データをMPEG復調してオーディオ処理部128へ供給する。
映像処理部127は、AVデコーダ126から供給された映像データに基づいて、表示部140に表示させるための映像信号を生成して表示部140に供給する。表示部140は、例えば、液晶ディスプレイパネル、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイパネルなどを含んで構成されている。これにより、選択されたチャンネルの映像が表示部140に表示される。また、映像処理部127は、付加情報処理部125から供給されたチャンネル一覧や設定画面などの各種の表示情報を表示部140にオンスクリーン表示させる。なお、映像処理部127は、オンスクリーン表示させる場合、映像に重畳させて表示させてもよいし、映像に切り替えて表示させてもよい。
オーディオ処理部128は、AVデコーダ126から供給された音声データに基づく音声信号を所定の振幅(所定の音量)に増幅してスピーカ150に供給する。これにより、選択されたチャンネルの音声がスピーカ150から出力される。所定の音量とは、ユーザの操作により設定された音量である。なお、オーディオ処理部128は、操作方法や告知情報などを案内するための各種の音声をスピーカ150から出力させてもよい。
BCAS130は、地上デジタル放送及び既存BS/CSデジタル放送の限定受信方式であるB-CAS方式の放送を受信可能にするためのID番号や暗号鍵が格納されたB-CASカードが挿入されることにより、当該B-CASカードのID番号を用いて登録された受信契約情報を放送局などの放送事業者ごとに管理する。
ACAS131は、新4K8K衛星放送の限定受信方式であるACAS方式の放送を受信可能にするためのID番号や暗号鍵が格納されたLSIチップが搭載されており、当該ID番号を用いて登録された受信契約情報を放送局などの放送事業者ごとに管理する。
記憶部160は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含み、受信装置100での各種設定を行う設定画面に必要な情報や画像、プログラム等を記憶する。なお、記憶部160は、受信装置100に内蔵されるものに限らず、USB等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶装置でもよい。
リモコン受光部170は、受信装置100を遠隔操作するためのリモコン(リモートコントローラ)から送信された赤外線による操作信号を受光し、受講した操作信号を制御部180へ供給する。例えば、リモコン受光部170は、ユーザがリモコンを操作することにより選択されたチャンネルを示す操作信号や、設定画面を表示させることを示す操作信号、設定画面に対する操作を示す操作信号などを取得して制御部180へ供給する。なお、受信装置100を遠隔操作するためのリモコンは、赤外線を用いた方式によるものに限らず、他の方式(例えば、Bluetooth(登録商標)を用いた方式)によるものであってもよい。
制御部180は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含んで構成され、受信装置100が備える各部を制御する。例えば、制御部180は、ユーザがリモコンを操作することにより選択されたチャンネルを示す操作信号をリモコン受光部170を介して取得すると、取得したチャンネルを示す情報をチューナ部110へ供給する。これにより、チューナ部110は、ユーザによって選択されたチャンネルの放送波を選択し、選択した受信信号を復調する。また、制御部180は、ユーザがリモコンを操作することにより、各種設定が選択されたことを示す操作信号をリモコン受光部170を介して取得すると、対応する設定画面などを表示部140に表示させ、設定画面に対する操作に応じて各種の設定処理(例えば、設置の際の初期設定処理)や、その処理に伴う設定画面の遷移処理などを実行する。
図3は、受信装置100における初期設定処理の一例を示すフローチャートである。図示する初期設定処理は、受信装置100を設置したときにテレビ放送を視聴を可能な状態に設定する初期設定の流れの一例を示している。この図を参照して、受信装置100における初期設定の流れを説明する。例えば、制御部180は、ユーザのリモコン操作により、設定メニューの中から「初期設定」が選択されることにより初期設定を開始し、各種の設定処理の順に従って、各設定処理に対応する設定画面を表示部140に表示させる。
(ステップS10)制御部180は、BCAS130の管理情報を参照して、B-CASカードが挿入されているか否かを確認する。そして、制御部180は、B-CASカードが挿入されていることが確認できた場合、その旨を示す通知情報を設定画面に表示させ、ステップS20の処理に進む。なお、制御部180は、B-CASカードが挿入されていることが確認できなかった場合には、その旨を示す通知情報や、B-CASカードの挿入を促す情報などを設定画面に表示させてもよい。
(ステップS20)制御部180は、アンテナ線を受信装置100に接続したか否かをユーザに確認する。例えば、制御部180は、アンテナ線を接続したか否かを問い合わせる情報(例えば、「アンテナ線は接続しましたか? 接続していない場合、一旦電源を切り、取扱説明書に従って正しく接続してください。」)と、アンテナ線を接続している場合に操作する「確認」ボタンとを設定画面に表示させる。そして、ユーザのリモコン操作により「確認」ボタンに操作がされた場合、ステップS30の処理に進む。
(ステップS30)制御部180は、受信装置100が設置される地域(お住いの地域)の設定を行う。例えば、制御部180は、選択可能な地域の選択肢(例えば、「県」の選択肢)を設定画面に表示させ、ユーザのリモコン操作により選択された地域を設定する。この地域設定を行うことにより、後で実行されるチャンネルサーチにより受信可能と判定されたチャンネルが、地域に合ったリモコンの数字ボタンに割り当てられる。地域設定が終了すると、ステップS40の処理に進む。
(ステップS40)制御部180は、受信装置100が設置される地域(お住いの地域)の郵便番号の設定を行う。例えば、制御部180は、郵便番号を入力可能な設定画面を表示させ、ユーザのリモコン操作により入力された郵便番号を設定する。郵便番号の設定が終了すると、ステップS50の処理に進む。
(ステップS50)制御部180は、地上デジタル放送のチャンネルサーチを実行する。例えば、制御部180は、地上デジタル放送の複数のチャンネルの放送波を順次サーチして、受信電波からチャンネル情報を取得できた放送波を受信可能(選局可能)なチャンネルとして、地域設定に合わせたリモコンの数字ボタンに割り当てる。そして、ステップS60の処理に進む。
(ステップS60)制御部180は、BS/CSアンテナ設定を行う。例えば、制御部180は、既存BSデジタル放送のうちのいずれか一つのチャンネル(代表チャンネル)の受信電波、及び既存CSデジタル放送のうちのいずれか二つのチャンネル(代表チャンネル)の受信電波からチャンネル情報を取得する。制御部180は、各チャンネルの受信電波からチャンネル情報を取得できた場合、受信状態に問題が無い(既存BS/CSデジタル放送の全てチャンネルが選局可能な状態である)と判定し、BS/CSアンテナ設定を完了する。そして、ステップS70の処理に進む。
(ステップS70)制御部180は、新4K8K衛星放送のチャンネルサーチを実行する。例えば、制御部180は、新4K8K衛星放送の複数のチャンネルの放送波を順次サーチして、受信電波からチャンネル情報を取得できた放送波を受信可能(選局可能)なチャンネルとして、地域設定に合わせたリモコンの数字ボタンに割り当てる。そして、ステップS80の処理に進む。
(ステップS80)制御部180は、衛星放送(既存BS/CSデジタル放送及び新4K8K衛星放送)の受信状態(例えば、各チャンネルが選局可能であるか否かを示す選局状態(チャンネルサーチ結果))を設定画面に表示させる。また、制御部180は、チャンネルサーチのサーチ結果に基づいて受信設備の対応状況に関する情報も表示させる。受信設備の対応状況とは、パラボラアンテナ10や配線設備20が新4K8K衛星放送の受信に対応しているか否か、或いは対応していない場合の対処方法(パラボラアンテナ10や配線設備20変更の必要性など)などである。この受信設備の対応状況を表示させる処理(受信設備の対応状況表示処理)について詳しくは後述する。ユーザが衛星放送の受信状態(選局状態)及び受信設備の対応状況を確認した後、ステップS90の処理に進む。
(ステップS90)制御部180は、ステップS10~S80で設定された設定内容の一覧を設定画面に表示させる。ユーザが設定内容を確認し、完了ボタンに対して操作がされると、制御部180は、当該操作信号に応じて、初期設定処理を終了させる。なお、ユーザが設定内容を修正した場合には、修正したい設定項目に対して操作を行うことにより、制御部180は、当該設定項目の設定画面の処理に遷移させる(戻す)。
(受信設備の対応状況表示処理について)
受信装置100が新4K8K衛星放送に対応していたとしても、受信設備(パラボラアンテナ10や配線設備20等)が対応していないと、新4K8K衛星放送を視聴する受信環境は整っていないことになる。例えば、既存BS/CSデジタル放送は、右旋円偏波のBSデジタル放送(以下、「BS右旋」という)と、右旋円偏波のCSデジタル放送(以下、「CS右旋」という)である。しかし、新4K8K衛星放送は、左旋円偏波のBSデジタル放送(以下、「BS左旋」という)と、左旋円偏波のCSデジタル放送(以下、「CS左旋」という)である。そのため、パラボラアンテナ10が右旋円偏波のみに対応している場合には、既存BS/CSデジタル放送の受信は可能であるが、新4K8K衛星放送の受信には対応していない。例えば、パラボラアンテナ10が右旋円偏波と左旋円偏波の両方に対応している場合には、既存BS/CSデジタル放送だけでなく、新4K8K衛星放送の受信も可能になる。
また、既存BS/CSデジタル放送の放送波の周波数帯域よりも新4K8K衛星放送の放送波の周波数帯域の方が高帯域である。例えば、BS右旋の放送波の周波数帯域(~1489MHz)及びCS右旋の放送波の周波数帯域(~2071MHz)に対して、BS左旋の周波数帯域は高帯域(~2691MHz)であり、CS左旋の放送波の周波数帯域はさらに高帯域(~3224MHz)である。そのため、パラボラアンテナ10が左旋円偏波に対応していたとしても、配線設備20の種類(例えば、配線ケーブルのケーブル特性)や経年劣化によっては、新4K8K衛星放送のうちの一部または全部の受信が不可能な状況もあり得る。
そこで、本実施形態に係る受信装置100は、各放送波の受信状態に基づいて、受信装置100に接続されている受信設備(パラボラアンテナ10や配線設備20)の対応状況に関する情報(新4K8K衛星放送の受信に対応しているか否か、或いは対応していない場合の対処方法など)を表示部140に表示することでユーザに提示する。
例えば図2に示すように、制御部180は、取得部181と、提示部182とを備えている。取得部181は、放送波の種類ごとの受信状態に関する情報を取得する。ここで、放送波の種類とは、衛星放送における衛星の種類(BS/CS)、放送波の偏波の種類(右旋円偏波/左旋円偏波)、または放送波の周波数帯域の種類などである。つまり、放送波の種類ごとの受信状態とは、例えば、BS右旋、CS右旋、BS左旋、及びCS左旋のそれぞれの放送波の受信状態(例えば、各チャンネルが選局可能であるか否かを示す選局状態(チャンネルサーチ結果))である。例えば、取得部181は、BS右旋、CS右旋、BS左旋、及びCS左旋のそれぞれの放送波の受信状態に関する情報として、BS右旋、CS右旋、BS左旋、及びCS左旋のそれぞれの放送波から取得されたチャンネル情報を付加情報処理部125から取得する。チャンネル情報を取得できたチャンネルの放送波が受信可能(選局可能)な状態であり、チャンネル情報を取得できなかったチャンネルの放送波は受信不可能(選局不可能)な状態である。
提示部182は、取得部181が取得した放送波の種類ごとの受信状態と、放送波の種類ごとの受信に必要な受信設備に関する情報(例えば、パラボラアンテナ10、配線設備20に関する情報)とに基づいて、受信装置100に接続されている受信設備の対応状況に関する情報を表示部140に表示させることによりユーザに提示する。例えば、提示部182は、受信設備の対応状況に関する情報として、受信設備が放送波の受信に対応しているか否かを示す情報を提示してもよい。また、提示部182は、受信設備が対応していない放送波の種類がある場合、当該放送波を受信可能にするための情報(対処方法など)を、受信設備の対応状況に関する情報として提示してもよい。
例えば、提示部182は、図3のステップS80の処理において、衛星放送(既存BS/CSデジタル放送及び新4K8K衛星放送)の受信状態(例えば、各チャンネルが選局可能であるか否かを示す選局状態(チャンネルサーチ結果))を示す設定画面に、受信設備の対応状況に関する情報を表示させる。以下に、提示部182が設定画面に表示させる内容の具体例を説明する。
(BS左旋及びCS左旋の両方の放送波が受信可能な状態の表示例)
BS左旋及びCS左旋の両方の放送波が受信可能な状態である場合、パラボラアンテナ10及び配線設備20のいずれも新4K8K衛星放送の受信に対応していると判断できる。この場合、提示部182は、ユーザの受信環境が新4K8K衛星放送の視聴に適しており、パラボラアンテナ10及び配線設備20のいずれも新4K8K衛星放送の受信に対応しており変更する必要が無い旨を、受信設備の対応状況に関する情報として、衛星放送のチャンネルサーチ結果を示す設定画面に表示させる。
図4は、衛星放送のチャンネルサーチ結果を示す設定画面の第1の表示例を示す図であり、BS右旋、CS右旋、BS左旋、及びCS左旋の全ての放送波(既存BS/CSデジタル放送及び新4K8K衛星放送の放送波)が受信可能な状態である場合の表示例を示している。図示する設定画面において、符号G11に示す領域には、各放送波の種類ごとの受信状態に関する情報(チャンネルサーチ結果)が表示されている。具体的には、放送波の種類として、BS右旋(~1489MHz)、CS右旋(~2071MHz)、BS左旋(~2691MHz)、CS左旋(~3224MHz)の4種類について、それぞれのチャンネルと、チャンネルサーチ結果(選局状態)とが対応付けられて表示されている。ここでは、BS右旋、CS右旋、BS左旋、及びCS左旋の全ての放送波が受信可能な状態であるため、全てのチャンネルの選局状態に「OK」が表示されている。
また、符号GS12に示す領域には、受信設備に関する情報が表示されている。符号GS12に示す領域のうち、符号GS121に示す領域には既存BS/CSデジタル放送の受信に必要な受信設備に関する情報が、符号GS122に示す領域には既存BS/CSデジタル放送の受信と新4K8K衛星放送のBSデジタル放送の受信に必要な受信設備に関する情報が、符号GS123に示す領域には既存BS/CSデジタル放送の受信と新4K8K衛星放送のBS/CSデジタル放送の受信に必要な受信設備に関する情報が、それぞれ表示されている。
符号GS121に示す領域の既存BS/CSデジタル放送の受信に必要な受信設備は、右旋専用のパラボラアンテナ(右旋専用アンテナ)と既存BS/CSデジタル放送の受信に対応した配線設備(既存BS対応配線)とであり、BS右旋(~1489MHz)及びCS右旋(~2071MHz)については受信可能である旨が表示され、BS左旋(~2691MHz)及びCS左旋(~3224MHz)については受信不可である旨が表示されている。
符号GS122に示す領域の既存BS/CSデジタル放送の受信と新4K8K衛星放送のBSデジタル放送の受信に必要な受信設備は、右旋及び左旋の両方に対応したパラボラアンテナ(新4K8K衛星放送対応アンテナ)と新4K8K衛星放送のBSデジタル放送の受信に対応した配線設備(2691MHz対応配線)とであり、BS右旋(~1489MHz)、CS右旋(~2071MHz)、及びBS左旋(~2691MHz)については受信可能である旨が表示され、CS左旋(~3224MHz)については受信不可である旨が表示されている。
符号GS123に示す領域の既存BS/CSデジタル放送の受信と新4K8K衛星放送のBS/CSデジタル放送の受信に必要な受信設備は、右旋及び左旋の両方に対応したパラボラアンテナ(新4K8K衛星放送対応アンテナ)と新4K8K衛星放送のCSデジタル放送の受信に対応した配線設備(3224MHz対応配線)とであり、BS右旋(~1489MHz)、CS右旋(~2071MHz)、BS左旋(~2691MHz)、及びCS左旋(~3224MHz)の全てについて受信可能である旨が表示されている。
また、この図に示す例では、BS右旋、CS右旋、BS左旋、及びCS左旋の全ての放送波(既存BS/CSデジタル放送及び新4K8K衛星放送の放送波)が受信可能な状態であるため、ユーザの受信環境が符号GS123に示す領域の受信設備を備えた環境であることを示している。ここでは、符号GS123に示す領域にユーザの受信環境であることを示す情報(お客様の環境)が表示されている。また、符号GS123に示す領域を他の領域に対して強調表示させることで、ユーザの受信環境が容易に認識できるようにしている。例えば、符号GS123に示す領域をアクティブ表示させ、他の符号GS121及び符号GS122の領域を非アクティブ表示にさせたり、符号GS123に示す領域には他の符号GS121及び符号GS122の領域にはない周囲を囲む枠を表示させたりするなど、表示態様を異ならせる。
また、符号GS13に示す領域には、ユーザの受信設備の対応状況に関する情報として、「お客様の環境は新4K8K衛星放送を視聴するのに適しています。」、「衛星放送用パラボラアンテナの変更は必要ありません。」、「衛星放送用配線ケーブルの変更は必要ありません。」などが表示される。なお、「衛星放送用配線ケーブル」とは、ここでは、配線設備20の一部または全部を指す。
(BS左旋及びCS左旋のいずれか一方の放送波が受信可能な状態の表示例)
BS左旋及びCS左旋のいずれか一方の放送波が受信可能な状態である場合、新4K8K衛星放送の受信にパラボラアンテナ10は対応しているが配線設備20は対応していないと判断できる。この場合、提示部182は、例えば、ユーザの受信環境が新4K8K衛星放送のBS放送までの視聴に適しており、新4K8K衛星放送のCS放送を受信するためにはパラボラアンテナ10の変更は必要ないが、配線設備20を変更する必要がある旨を、受信設備の対応状況に関する情報として、衛星放送のチャンネルサーチ結果を示す設定画面に表示させる。
図5は、衛星放送のチャンネルサーチ結果を示す設定画面の第2の表示例を示す図であり、BS右旋、CS右旋、及びBS左旋の放送波が受信可能な状態であって、CS左旋の放送波が受信不可能な状態である場合の表示例を示している。図示する設定画面の符号G11に示す領域には、BS右旋、CS右旋、BS左旋のチャンネルの選局状態に「OK」が表示され、CS左旋のチャンネルの選局状態に「NG」が表示されている。また、この図に示す例では、BS右旋、CS右旋、BS左旋の放送波が受信可能な状態であって、CS左旋の放送波が受信不可能な状態であるため、ユーザの受信環境が符号GS122に示す領域の受信設備を備えた環境であることを示している。
また、符号GS13に示す領域には、ユーザの受信設備の対応状況に関する情報として、「お客様の環境は新4K8K衛星放送のBS放送までを視聴するのに適しています。」、「衛星放送用パラボラアンテナの変更は必要ありません。」、「新4K8K衛星放送のCS放送を視聴するには、衛星放送用配線ケーブルを変更する必要があります。」などが表示される。
(BS左旋及びCS左旋の両方の放送波が受信可能な状態の表示例)
BS左旋及びCS左旋の両方の放送波が受信不可能な状態である場合、パラボラアンテナ10及び配線設備20のいずれも新4K8K衛星放送の受信に対応していないと判断できる。この場合、提示部182は、例えば、ユーザの受信環境が新4K8K衛星放送の視聴に適しておらず、新4K8K衛星放送を受信するためにはパラボラアンテナ10及び配線設備20を変更する必要がある旨を、受信設備の対応状況に関する情報として、衛星放送のチャンネルサーチ結果を示す設定画面に表示させる。
図6は、衛星放送のチャンネルサーチ結果を示す設定画面の第3の表示例を示す図であり、BS右旋及びCS右旋の放送波が受信可能な状態であって、BS左旋及びCS左旋の放送波が受信不可能な状態である場合の表示例を示している。図示する設定画面の符号G11に示す領域には、BS右旋及びCS右旋のチャンネルの選局状態に「OK」が表示され、BS左旋及びCS左旋のチャンネルの選局状態に「NG」が表示されている。また、この図に示す例では、BS右旋及びCS右旋の放送波が受信可能な状態であって、BS左旋及びCS左旋の放送波が受信不可能な状態であるため、ユーザの受信環境が符号GS121に示す領域の受信設備を備えた環境であることを示している。
また、符号GS13に示す領域には、ユーザの受信設備の対応状況に関する情報として、「お客様の環境は新4K8K衛星放送を視聴するのに適しておりません。」、「新4K8K衛星放送を視聴するには衛星放送用パラボラアンテナを変更する必要があります。」、「新4K8K衛星放送を視聴するには、衛星放送用配線ケーブルを変更する必要があります。」などが表示される。
(全ての衛星放送が受信不可能な状態の表示例)
BS右旋、CS右旋、BS左旋、及びCS左旋の全ての放送波が受信不可能な状態である場合、ユーザの受信環境が既存BS/CSデジタル放送及び新4K8K衛星放送のいずれも視聴するのに適しておらず、パラボラアンテナ10及び配線設備20接続の確認が必要であると判断できる。この場合、提示部182は、例えば、ユーザの受信環境が既存BS/CSデジタル放送及び新4K8K衛星放送の視聴に適しておらず、パラボラアンテナ10及び配線設備20の接続を確認する必要がある旨を、受信設備の対応状況に関する情報として、衛星放送のチャンネルサーチ結果を示す設定画面に表示させる。
図7は、衛星放送のチャンネルサーチ結果を示す設定画面の第3の表示例を示す図であり、BS右旋、CS右旋、BS左旋、及びCS左旋の全ての放送波が受信不可能な状態である場合の表示例を示している。図示する設定画面の符号G11に示す領域には、BS右旋、CS右旋、BS左旋、及びCS左旋の全てのチャンネルの選局状態に「NG」が表示されている。また、この図に示す例では、全ての衛星放送が受信不可能な状態であるため、ユーザの受信環境が符号GS121、GS122、GS123のどの領域の受信設備を備えた環境でもないことを示している(どの領域も非アクティブ表示)。
また、符号GS13に示す領域には、ユーザの受信設備の対応状況に関する情報として、「お客様の環境は新4K8K衛星放送及び既存BS/CSデジタル放送の両方を視聴するのに適しておりません。」、「衛星放送用パラボラアンテナ及び衛星放送用配線ケーブルの接続を確認して下さい。」などが表示される。
次に、図8を参照して、受信装置100の制御部180が受信設備の対応状況を表示させる表示処理の動作について説明する。図8は、本実施形態に係る受信設備の対応状況表示処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、図3のステップS80の処理の中で行われる処理である。
(ステップS801)提示部182は、取得部181が取得した既存BS/CSデジタル放送の受信状態に関する情報に基づいて、BS左旋及びCS左旋のチャンネルが受信可能(選局可能)な状態であるか否かを判定する。例えば、提示部182は、BS左旋及びCS左旋のチャンネル情報を取得できたか否かに基づいて、BS左旋のいずれか一つのチャンネル及びCS左旋のいずれか二つのチャンネルが受信可能(選局可能)な状態であるか否かを判定する。そして、提示部182は、BS左旋のいずれか一つのチャンネル及びCS左旋のいずれか二つのチャンネルが受信不可能(選局不可能)な状態であると判定した場合(NO)、ステップS803の処理に進む。一方、提示部182は、BS左旋のいずれか一つのチャンネル及びCS左旋のいずれか二つのチャンネルが受信可能(選局可能)な状態であると判定した場合(YES)、既存BS/CSデジタル放送の受信設備は対応している(視聴に適している)状態であると判定し、ステップS805の処理に進む。
(ステップS803)既存BS/CSデジタル放送が受信不可能(選局不可能)な状態(新4K8K衛星放送も受信不可能(選局不可能)な状態)であるため、ユーザの受信環境に何らかの不備や異常があると推定される。そこで、提示部182は、ユーザの受信設備の対応状況に関する情報として、例えば「お客様の環境は新4K8K衛星放送及び既存BS/CSデジタル放送の両方を視聴するのに適していません。衛星放送用パラボラアンテナ及び衛星放送用配線ケーブルの接続を確認して下さい。」などを表示部140に表示させる(図7参照)。
(ステップS805)既存BS/CSデジタル放送のチャンネルが受信可能(選局可能)な状態であるため、新4K8K衛星放送の受信設備の対応状況表示処理を実行する。この対応状況表示処理について、具体的には図9を参照して説明する。
図9は、新4K8K衛星放送の受信設備の対応状況表示処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS811)提示部182は、取得部181が取得した放送波の種類ごとの受信状態に関する情報に基づいて、BS左旋またはCS左旋のチャンネルが受信可能(選局可能)な状態であるか否かを判定する。例えば、提示部182は、BS左旋またはCS左旋のチャンネル情報を取得できたか否かに基づいて、BS左旋またはCS左旋のチャンネルが受信可能(選局可能)な状態であるか否かを判定する。そして、提示部182は、BS左旋及びCS左旋のチャンネルが受信不可能(選局不可能)な状態であると判定した場合(NO)、ステップS821の処理に進む。一方、提示部182は、BS左旋またはCS左旋のチャンネルが受信可能(選局可能)な状態であると判定した場合(YES)、ステップS813の処理に進む。
(ステップS813)BS左旋またはCS左旋のチャンネルが受信可能(選局可能)な状態であるため、パラボラアンテナ10が右旋円偏波だけでなく左旋円偏波にも対応している。そこで、提示部182は、例えば「衛星放送用パラボラアンテナの変更は必要ありません。」などを表示部140に表示させる(図4、5参照)。そして、ステップS815の処理に進む。
(ステップS815)提示部182は、BS左旋またはCS左旋のうちCS左旋のチャンネルが受信可能(選局可能)な状態であるか否かを判定する。提示部182は、CS左旋のチャンネルが受信可能(選局可能)な状態であると判定した場合(YES)、ステップS817の処理に進む。一方、提示部182は、CS左旋のチャンネルが受信不可能(選局不可能)な状態であると判定した場合(NO)、ステップS819の処理に進む。
(ステップS817)CS左旋のチャンネルが受信可能(選局可能)な状態である場合、BS左旋及びCS左旋の両方が受信可能(選局可能)な状態であり、パラボラアンテナ10だけでなく配線設備20も新4K8K衛星放送の受信に対応している。そこで、提示部182は、例えば「お客様の環境は新4K8K衛星放送を視聴するのに適しています。衛星放送用配線ケーブルの変更は必要ありません。」などを表示部140に表示させる(図4参照)。
(ステップS819)CS左旋のチャンネルが受信不可能(選局不可能)な状態である場合、新4K8K衛星放送はBSデジタル放送のみ受信可能(選局可能)な状態であり、パラボラアンテナ10は新4K8K衛星放送の受信に対応しているが、配線設備20が新4K8K衛星放送に対応していないと推定される。そこで、提示部182は、例えば「お客様の環境は新4K8K衛星放送のBS放送までを視聴するのに適しています。新4K8K衛星放送のCS放送を視聴するには、衛星放送用配線ケーブルを変更する必要があります。」を表示部140に表示させる(図5参照)。
(ステップS821)BS左旋及びCS左旋のチャンネルが受信不可能(選局不可能)な状態である場合、パラボラアンテナ10が左旋円偏波に対応していないと推定される。そこで、提示部182は、例えば「新4K8K衛星放送を視聴するには衛星放送用パラボラアンテナを変更する必要があります。」などを表示部140に表示させる(図6参照)。続けて、ステップS23の処理に進む。
(ステップS823)パラボラアンテナ10が左旋円偏波に対応していない場合、配線設備20も新4K8K衛星放送に対応していない可能性が高い。そこで、提示部182は、例えば「お客様の環境は新4K8K衛星放送の視聴に適しておりません。新4K8K衛星放送を視聴するには、衛星放送用配線ケーブルを変更する必要があります。」なども表示部140に表示させる(図6参照)。
以上説明したように、本実施形態に係る受信装置100は、放送波の種類ごとの受信状態に関する情報を取得し、取得した放送波の種類ごとの受信状態に関する情報と、放送波の種類ごとの受信に必要な受信設備に関する情報とに基づいて、接続されている受信設備の対応状況に関する情報を提示する。
これにより、受信装置100は、放送波の種類ごとに受信設備の対応状況を提示するため、設置されている受信設備による放送波の受信環境を分かりやすく提示することができる。よって、ユーザは自宅などの受信設備の対応状況を容易に確認することができる。なお、対応状況とは、放送波を受信することができるか否かの対応状況であり、例えば、新4K8K衛星放送の受信の対応状況である。
例えば、受信装置100は、受信設備の対応状況に関する情報として、受信設備が放送波の受信に対応しているか否かを示す情報を提示してもよい。これにより、受信装置100は、放送波の種類ごとに受信設備が対応しているか否かを分かりやすく提示することができる。例えば、受信装置100は、受信設備が新4K8K衛星放送のBS/CSデジタル放送の受信に対応しているか否か、または、受信設備が新4K8K衛星放送のCSデジタル放送の受信に対応しているか否かなどを分かりやすく提示することができる。
また、受信装置100は、受信設備が対応していない放送波の種類がある場合、当該放送波を受信可能にするための情報を、受信設備の対応状況に関する情報として提示してもよい。これにより、受信装置100は、受信できない放送波の種類がある場合に、何をすれば受信できるようになるかの受信環境の改善方法について、ユーザが容易に分かるように提示できる。例えば、受信装置100は、新4K8K衛星放送のBS/CSデジタル放送が受信不可能な場合や、新4K8K衛星放送のCSデジタル放送が受信不可能な場合、どの設備を変更すれば受信できるようになるかをユーザに提示することができる。
ここで、受信装置100が提示する受信設備の対応状況には、例えば、パラボラアンテナ10の対応状況またはパラボラアンテナ10から受信装置100までの配線設備20の対応状況が含まれる。これにより、受信装置100は、放送波の種類ごとにパラボラアンテナ10または配線設備20の対応状況を提示するため、パラボラアンテナ10または配線設備20による放送波の受信環境を分かりやすく提示することができる。また、受信装置100は、放送波の受信に、パラボラアンテナ10と配線設備20とが対応しているか否か、対応していない場合にはいずれを変更すればよいのかなどについて、ユーザが容易に分かるように提示できる。
また、放送波の種類には、例えば、衛星放送における衛星の種類(例えば、BS/CS)、放送波の偏波の種類(例えば、右旋円偏波/左旋円偏波)、または放送波の周波数帯域の種類が含まれる。これにより、受信装置100は、衛星の種類、放送波の偏波の種類、または放送波の周波数帯域の種類ごとに、受信設備の対応状況を提示することができる。
受信装置100は、放送波の種類ごとの受信状態に関する情報として、放送波に含まれるチャンネル情報を取得する。これにより、受信装置100は、放送波からチャンネル情報を取得したチャンネルを受信可能(選局可能)と判断し、放送波からチャンネル情報を取得できなかったチャンネルを受信不可能(選局不可能)と判断することができる。なお、放送波の種類ごとに、全てのチャンネルの放送波からチャンネル情報を取得して受信可能(選局可能)か否かを判定してもよいし、一部のチャンネルの放送波からチャンネル情報を取得して受信可能(選局可能)か否かを判定してもよい。
なお、取得部181が、放送波の種類ごとの受信状態に関する情報として、放送波から取得されたチャンネル情報を取得する例を説明したが、チャンネル情報に代えて、或いは加えて放送波の種類ごとの受信強度(受信信号のレベル)を示す情報を取得してもよい。例えば、取得部181は、放送波の種類ごとの受信状態に関する情報として、放送波に含まれるチャンネル情報に代えて、または加えて、チャンネル情報を取得できた放送波の受信強度を取得してもよい。例えば、受信装置100は、放送波に含まれるチャンネル情報を取得できるか否かに代えて、受信強度が一定値以上の場合に受信可能な状態と判定し、受信強度が一定値未満の場合に受信不可能な状態と判定してもよい。また、受信装置100は、放送波に含まれるチャンネル情報を取得できたとしても受信強度が所定の値未満で弱い場合には、「ブースターを追加してください」など、受信環境の改善提案を示す情報を提示してもよい。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
ある放送波の種類について、基本的な受信設備の仕様が対応していたとしても、受信強度が十分でない場合には、その放送波の種類に含まれるチャンネルの中の一部のチャンネルが受信不可能(選局不可能)な場合もある。このような場合、受信装置100は、ブースターの追加等が必要である旨を示す情報を提示してもよい。
例えば、提示部182は、放送波の種類ごとに、少なくとも一部のチャンネルのチャンネル情報を取得できた種類の放送波を受信可能な状態と判定し、受信可能な状態と判定した放送波の種類において、全てのチャンネルのチャンネル情報を取得できた場合と、一部のチャンネルのチャンネル情報を取得できなかった場合とで提示内容を異ならせる。例えば、提示部182は、受信可能な状態と判定した放送波の種類において、一部のチャンネルのチャンネル情報を取得できなかった場合には、当該一部のチャンネルの放送波を受信可能にするための情報(例えばブースターの追加等が必要である旨を示す情報)を、受信設備の対応状況に関する情報として表示部140に表示させてもよい(例えば、図4~6の符号GS13の領域に追加して表示させてもよい)。
図10は、本実施形態に係る新4K8K衛星放送の受信設備の対応状況表示処理の一例を示すフローチャートである。この図において、ステップS811~S823の処理は、図9のステップS811~S823の処理と同様であるため、その説明を省略する。
(ステップS831)CS左旋のチャンネルが受信可能(選局可能)な状態(BS左旋及びCS左旋の両方が受信可能(選局可能)な状態)である場合、ステップS817の処理の次に、提示部182は、BS右旋、CS右旋、BS左旋、及びCS左旋で放送されている全てのチャンネルが受信可能(選局可能)な状態であるか否かを判定する。提示部182は、BS右旋、CS右旋、BS左旋、及びCS左旋全てのチャンネルが受信可能(選局可能)な状態であると判定した場合(YES)、そのまま処理を終了する。一方、提示部182は、BS右旋、CS右旋、BS左旋、及びCS左旋で放送されている全てのチャンネルの中に受信不可能(選局不可能)なチャンネルがあると判定した場合(NO)、ステップS833の処理に進む。
(ステップS833)提示部182は、例えば「受信可能なチャンネルに信号の弱いチャンネルが含まれています。新4K8K衛星放送対応ブースターなどを追加する事をお勧めします。」などを表示部140にさらに表示させる。
(ステップS835)CS左旋のチャンネルが受信不可能(選局不可能)な状態(BS左旋までが受信可能(選局可能)な状態)である場合、ステップS819の処理の次に、提示部182は、BS右旋、CS右旋、及びBS左旋で放送されている全てのチャンネルが受信可能(選局可能)な状態であるか否かを判定する。提示部182は、BS右旋、CS右旋、及びBS左旋で放送されている全てのチャンネルが受信可能(選局可能)な状態であると判定した場合(YES)、そのまま処理を終了する。一方、提示部182は、BS右旋、CS右旋、及びBS左旋で放送されている全てのチャンネルの中に受信不可能(選局不可能)なチャンネルがあると判定した場合(NO)、ステップS837の処理に進む。
(ステップS837)提示部182は、例えば「受信可能なチャンネルに信号の弱いチャンネルが含まれています。新4K8K衛星放送対応ブースターなどを追加する事をお勧めします。」などを表示部140にさらに表示させる。
(ステップS839)BS左旋及びCS左旋のチャンネルが受信不可能(選局不可能)な状態である場合、ステップS821の処理の次に、提示部182は、BS右旋及びCS右旋で放送されている全てのチャンネルが受信可能(選局可能)な状態であるか否かを判定する。提示部182は、BS右旋及びCS右旋で放送されている全てのチャンネルが受信可能(選局可能)な状態であると判定した場合(YES)、そのまま処理を終了する。一方、提示部182は、BS右旋及びCS右旋で放送されている全てのチャンネルの中に受信不可能(選局不可能)なチャンネルがあると判定した場合(NO)、ステップS841の処理に進む。
(ステップS841)提示部182は、例えば「受信可能なチャンネルに信号の弱いチャンネルが含まれています。新4K8K衛星放送対応ブースターなどを追加する事をお勧めします。」などを表示部140にさらに表示させる。
以上説明したように、本実施形態に係る受信装置100は、放送波の種類ごとに、少なくとも一部のチャンネルのチャンネル情報を取得できた種類の放送波を受信可能な状態と判定し、受信可能な状態と判定した放送波の種類において、全てのチャンネルのチャンネル情報を取得できた場合と、一部のチャンネルのチャンネル情報を取得できなかった場合とで提示内容を異ならせる。例えば、受信装置100は、受信可能な状態と判定した放送波の種類において、一部のチャンネルのチャンネル情報を取得できなかった場合には、当該一部のチャンネルの放送波を受信可能にするための情報を、受信設備の対応状況に関する情報として提示する。
これにより、受信装置100は、受信設備が対応している放送波の種類の中に受信できないチャンネルがある場合、例えば、ブースターを追加する必要があるなど、ユーザに対処方法を提示することができる。よって、受信装置100は、設置されている受信設備による放送波の受信環境を分かりやすく提示することができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
本実施形態では、受信設備の対応状況に関する情報の表示態様の別の例を説明する。例えば、図4~図7に示す例では、符号GS13に示す領域に、文字情報を用いて受信設備の対応状況に関する情報が表示されているが、受信設備の対応状況が絵やイラストなどの図解を用いた表示態様で表示されてもよい。
図11~図16は、本実施形態に係る受信設備の対応状況に関する情報の表示例を示す図である。この図11~図16を参照して、受信設備の対応状況に関する情報を図解を用いて示した表示例について説明する。
図11は、図4の符号GS13に示す領域に表示されている情報を図解を用いて示した表示例を示す図である。図示する例では、ユーザの受信設備の対応状況に関する文字情報として、「お客様の環境は新4K8K衛星放送の視聴に適しています。」が表示されている。また、パラボラアンテナ及び配線設備(ブースター、分配器、配線ケーブル)を有する一軒家の受信設備のモデル図が表示されており、パラボラアンテナ10の変更が必要ないことを示す文字情報(「衛星放送用パラボラアンテナの変更は必要ありません。」)、及び配線設備20の変更が必要ないことを示す文字情報(「衛星放送用配線ケーブル(分波器など)の変更は必要ありません。」)が、それぞれモデル図の中の該当する箇所と対応付けられて表示されている。なお、この表示例は、図9のステップS815でYESの場合、または図10のステップS831でYESの場合に表示される受信設備の対応状況の表示例に相当する。
図12は、図11の表示例に受信強度に基づく情報を加えた表示例を示す図である。この表示例は、図10のステップS831でNOの場合の受信設備の対応状況の表示例である。図示する例では、受信可能な放送波の種類の中に受信不可能なチャンネル(受信強度の弱いチャンネル)が含まれているため、図11の表示例に加えて、「受信可能なチャンネルに信号の弱いチャンネルが含まれています。新4K8K衛星放送対応ブースターなどを追加する事をお勧めします。」などの文字情報と受信設備のモデル図の中の該当する箇所(ブースター)とが対応付けられて表示されている。
図13は、図5の符号GS13に示す領域に表示されている情報を図解を用いて示した表示例を示す図である。図示する例では、ユーザの受信設備の対応状況に関する文字情報として、「お客様の環境は新4K8K衛星放送のBS放送までの視聴に適しています。」が表示されている。また、パラボラアンテナ10の変更が必要ないことを示す文字情報(「衛星放送用パラボラアンテナの変更は必要ありません。」)、及び配線設備20の変更が必要であることを示す文字情報(「新4K8K衛星放送のCS放送を視聴するには、衛星放送用配線ケーブル(分波器など)を変更する必要があります。」)が、それぞれ受信設備のモデル図の中の該当する箇所と対応付けられて表示されている。なお、この表示例は、図9のステップS815でNOの場合、または図10のステップS835でYESの場合に表示される受信設備の対応状況の表示例に相当する。
図14は、図13の表示例に受信強度に基づく情報を加えた表示例を示す図である。この表示例は、図10のステップS835でNOの場合の受信設備の対応状況の表示例である。図示する例では、受信可能な放送波の種類の中に受信不可能なチャンネル(受信強度の弱いチャンネル)が含まれているため、図13の表示例に加えて、「受信可能なチャンネルに信号の弱いチャンネルが含まれています。新4K8K衛星放送対応ブースターなどを追加する事をお勧めします。」などの文字情報と受信設備のモデル図の中の該当する箇所(ブースター)とが対応付けられて表示されている。
図15は、図6の符号GS13に示す領域に表示されている情報を図解を用いて示した表示例を示す図である。図示する例では、ユーザの受信設備の対応状況に関する文字情報として、「お客様の環境は新4K8K衛星放送の視聴に適しておりません。」が表示されている。また、パラボラアンテナ10の変更が必要であることを示す文字情報(「新4K8K衛星放送を視聴するには衛星放送用パラボラアンテナを変更する必要があります。」)、及び配線設備20の変更が必要であることを示す文字情報(「新4K8K衛星放送を視聴するには、衛星放送用配線ケーブル(分波器など)を変更する必要があります。」)が、それぞれ受信設備のモデル図の中の該当する箇所と対応付けられて表示されている。なお、この表示例は、図9のステップS811でNOの場合、または図10のステップS839でYESの場合に表示される受信設備の対応状況の表示例に相当する。
図16は、図15の表示例に受信強度に基づく情報を加えた表示例を示す図である。この表示例は、図10のステップS839でNOの場合の受信設備の対応状況の表示例である。図示する例では、受信可能な放送波の種類の中に受信不可能なチャンネル(受信強度の弱いチャンネル)が含まれているため、図15の表示例に加えて、「受信可能なチャンネルに信号の弱いチャンネルが含まれています。新4K8K衛星放送対応ブースターなどを追加する事をお勧めします。」などの文字情報と受信設備のモデル図の中の該当する箇所(ブースター)とが対応付けられて表示されている。
以上説明したように、本実施形態に係る受信装置100は、受信設備の対応状況に関する情報を図解を用いて表示するため、設置されている受信設備による放送波の受信環境を分かりやすく提示することができる。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上記実施形態で図4~図7の表示例、図9及び図10のフローチャート、及び図11~図16の表示例で説明した受信設備の対応状況に関する情報の文言は一例であって、これに限定されるものではない。また、図11~図16の表示例に示す受信設備のモデル図は一例であって、受信設備を示すモデル図であれば、どのような図であってもよい。また、一軒家の受信設備に限定されるものではなく、集合住宅や店舗、工場、オフィスビル等、どのような施設の受信設備であってもよい。また、受信装置100は、受信設備を示すモデル図を、一軒家、集合住宅、店舗、工場、オフィスビル等、のモデル図の中から選択できるようにしてもよい。また、受信装置100は、パラボラアンテナを用いる場合と有線ケーブルを用いる場合とで異なるモデル図を選択できるようにしてもよい。
なお、上述した実施形態における受信装置100の一部の機能をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、受信装置100に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、受信装置100の一部又は全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。また、本実施形態の受信装置100内の各構成要素は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
また、上記実施形態では、受信装置100が表示部140を備えたテレビの構成例を説明したが、受信装置100は、表示部140を備えていない構成としてもよい。例えば、受信装置100は、外部の表示装置(テレビ、モニターなど)に映像信号を出力するテレビチューナ内蔵の受信装置であってもよく、例えば、テレビ放送の録画及び再生が可能なハードディスクレコーダ、Blu-ray(登録商標)レコーダやDVDレコーダなど、又はそれらを組み合わせた受信装置であってもよい。
1 受信システム、10 パラボラアンテナ、20 配線設備、21 ブースター、22 分配器、23 配線ケーブル、100 受信装置、110 チューナ部、111 チューナ、112 デモジュレータ、120 信号処理部、121 TSデマルチプレクサ、122 TLVデマルチプレクサ,123 MMTデマルチプレクサ、124 ACASデスクランブル、125 付加情報処理部、126 AVデコーダ、127 映像処理部、128 オーディオ処理部、130 BCAS、131 ACAS、140 表示部、150 スピーカ、160 記憶部、170 リモコン受光部、180 制御部、181 取得部、182 提示部

Claims (10)

  1. 放送波の種類ごとの受信状態に関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した放送波の種類ごとの受信状態に関する情報と、放送波の種類ごとの受信に必要な受信設備に関する情報とに基づいて、接続されている受信設備の対応状況に関する情報を、図解を用いた表示対象で提示する提示部と、
    を備える受信装置。
  2. 前記提示部は、
    受信設備の対応状況に関する情報を、一軒家、集合住宅、店舗、工場、またはオフィスビルのモデル図の中から選択されたモデル図に対応付けた図解を用いた表示対象で提示する、
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記提示部は、
    受信設備の対応状況に関する情報として、受信設備が放送波の受信に対応しているか否かを示す情報を提示する、
    請求項1または請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記提示部は、
    受信設備が対応していない放送波の種類がある場合、当該放送波を受信可能にするための情報を、受信設備の対応状況に関する情報として提示する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の受信装置。
  5. 前記提示部が提示する受信設備の対応状況には、アンテナの対応状況またはアンテナから前記受信装置までの配線設備の対応状況が含まれる、
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の受信装置。
  6. 前記放送波の種類には、衛星放送における衛星の種類、放送波の偏波の種類、または放送波の周波数帯域の種類が含まれる、
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の受信装置。
  7. 前記取得部は、
    放送波の種類ごとの受信状態に関する情報として、放送波に含まれるチャンネル情報を取得する、
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の受信装置。
  8. 放送波の種類ごとの受信状態に関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した放送波の種類ごとの受信状態に関する情報と、放送波の種類ごとの受信に必要な受信設備に関する情報とに基づいて、接続されている受信設備の対応状況に関する情報を提示する提示部と、
    を備え
    前記取得部は、
    放送波の種類ごとの受信状態に関する情報として、放送波に含まれるチャンネル情報を取得し、
    前記提示部は、
    放送波の種類ごとに、少なくとも一部のチャンネルのチャンネル情報を取得できた種類の放送波を受信可能な状態と判定し、受信可能な状態と判定した放送波の種類において、全てのチャンネルのチャンネル情報を取得できた場合と、一部のチャンネルのチャンネル情報を取得できなかった場合とで提示内容を異ならせ、
    前記提示内容を提示する際には、まずBS左旋またはCS左旋のチャンネル情報を取得できたか否かを判定し、BS左旋及びCS左旋のいずれのチャンネル情報も取得できなかった場合、BS右旋及びCS右旋の全てのチャンネル情報を取得できたか否かを判定し、BS右旋及びCS右旋の一部のチャンネルのチャンネル情報を取得できなかった場合には、当該一部のチャンネルの放送波を受信可能にするための情報としてブースターの追加を勧める情報を提示する、
    受信装置。
  9. 受信装置における制御方法であって、
    取得部が、放送波の種類ごとの受信状態に関する情報を取得するステップと、
    提示部が、前記取得部が取得した放送波の種類ごとの受信状態に関する情報と、放送波の種類ごとの受信に必要な受信設備に関する情報とに基づいて、接続されている受信設備の対応状況に関する情報を、図解を用いた表示対象で提示するステップと、
    を有する制御方法。
  10. コンピュータに、
    放送波の種類ごとの受信状態に関する情報を取得するステップと、
    前記取得した放送波の種類ごとの受信状態に関する情報と、放送波の種類ごとの受信に必要な受信設備に関する情報とに基づいて、接続されている受信設備の対応状況に関する情報を、図解を用いた表示対象で提示するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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