JP7131858B1 - 送信装置、送信方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信環境が変化する見通し内通信環境において安定した無線伝送を行う。【解決手段】送信装置は、受信装置との間の通信環境に基づいて、MIMO空間多重方式またはダイバーシティ方式の何れかを選択し、MIMO空間多重方式を選択した場合に、第1データを表す第1無線信号を第1偏波の送信アンテナから出力し、第1データと異なる第2データを表す第2無線信号を第1偏波と異なる第2偏波の送信アンテナから出力してMIMO空間多重を行い、ダイバーシティ方式を選択した場合に、MIMO空間多重を行うことなく、第3データを表す第3無線信号を第1偏波の送信アンテナから出力し、第3データを表す第4無線信号を第2偏波の送信アンテナから出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、通信環境が変化する見通し内通信環境において送信装置から信号を無線伝送する技術に関する。
ドローン等の小型飛行体では、地上の操作者や監視者が無線通信を利用して小型飛行体を操作したり、小型飛行体からの情報を取得したりしている。リアルタイムに小型飛行体で撮影された映像を地上の機器に無線伝送し、そこでモニタできれば操作の助けになり、また状況監視等の有効な手段となる。しかし、もともと映像情報は情報量が多く、さらに近年の映像の高精細化により益々情報量は増える傾向にある。そのため、このような通信では大容量のデータを無線伝送する必要がある。数十m程度の近距離での無線伝送ではWi-fi(登録商標)による映像の伝送例はあるが、この手法は数kmの長距離での無線伝送には使えない。他にもドローンに搭載する映像伝送機器はアナログFM変調を使用しているが、高精細映像は伝送できない。このように一般的にドローン等の小型飛行体からの映像を長距離伝送するシステムは見られない。
大容量の映像を無線伝送する方法として、無線伝送に用いる周波数帯域を広くとったり、無線変調時に一度に送信するデータを増やす高多値変調を使用したり、MIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)による空間多重伝送(例えば、非特許文献1等参照)を利用するなどが考えられる。
J. Salz, "Digital transmission over cross-coupled linear channels," AT&T Technical Journal, vol. 64, no. 6, pp. 1147-1159, July-August 1985.
しかし、法規制等により無線伝送に用いる周波数帯域を広くとることは難しく、高多値変調では回線品質を確保するためにより多くの無線電力が必要となる。またドローンとの通信は見通し内通信環境が一般的であることも考慮する必要がある。長距離通信では無線電力が大きいほど安定した通信が行えるが、実際には法規制等で無線電力の上限が定められている。また、フェージングや、遮蔽などにより受信信号が低下するなど安定した長距離通信には課題がある。特に、通信距離が長い場合には自由空間損失が増え、受信レベルが低下することから、受信状況が悪くなりやすく、通信が途絶え映像が受信できなくなるという状況がある。
このような問題は小型飛行体との通信を行う場合のみならず、通信環境が変化する見通し内通信環境において送信装置から信号を無線伝送する場合に共通する問題である。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、通信環境が変化する見通し内通信環境において安定した無線伝送を行う技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、送信装置は、受信装置との間の通信環境に基づいて、MIMO空間多重方式またはダイバーシティ方式の何れかを選択し、MIMO空間多重方式を選択した場合に、第1データを表す第1無線信号を第1偏波の送信アンテナから出力し、第1データと異なる第2データを表す第2無線信号を第1偏波と異なる第2偏波の送信アンテナから出力してMIMO空間多重を行い、ダイバーシティ方式を選択した場合に、MIMO空間多重を行うことなく、第3データを表す第3無線信号を第1偏波の送信アンテナから出力し、第3データを表す第4無線信号を第2偏波の送信アンテナから出力する。
本発明では、通信環境が変化する見通し内通信環境において安定した無線伝送を行うことができる。
図1は実施形態の無線伝送システムの全体構成を例示するための概念図である。 図2は実施形態の送信装置の機能構成を例示するためのブロック図である。 図3は図2の符号化変調処理部の機能構成を例示するためのブロック図である。 図4は実施形態の受信装置の機能構成を例示するためのブロック図である。 図5は図4の受信処理部の機能構成を例示するためのブロック図である。 図7は図4の復調処理部の機能構成を例示するためのブロック図である。 図7は図4の復号処理部の機能構成を例示するためのブロック図である。 図8は無線伝送される信号のデータ構成を例示するための概念図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1に例示するように、本実施形態の無線伝送システム1は送信装置11と受信装置12とを有する。送信装置11の例はドローン等の小型飛行体である。しかし、これは本発明を限定するものではなく、通信環境が変化する見通し内通信環境において無線通信を行う(例えば、空間を移動しながら無線通信を行う)その他の装置が送信装置11であってもよい。また本実施形態では受信装置12が地上に配置される例を示すが、これは本発明を限定するものではなく、受信装置12が空中に設置されてもよい。
送信装置11は、受信装置12との間の通信環境に基づいて、MIMO空間多重方式またはダイバーシティ方式の何れかを選択する。例えば、送信装置11は、受信装置12との間の通信環境が良好な場合にMIMO空間多重方式を選択し、受信装置12との間の通信環境が悪化した場合にダイバーシティ方式を選択する。送信装置11は、第1偏波の送信アンテナと、第1偏波と異なる第2偏波の送信アンテナと、から無線信号を出力する。第1偏波および第2偏波は、それらの無線信号が互いに混信しないのであればどのようなものであってもよい。これにより、見通し内通信環境でのMIMO空間多重が可能になる。例えば、第1偏波および第2偏波が互いに直交する偏波面を持てばよく、第1偏波が水平偏波であって第2偏波が垂直偏波であってもよいし、第1偏波が右旋円偏波であって第2偏波が左旋円偏波であってもよい。また、第1偏波の送信アンテナおよび第2偏波の送信アンテナ以外の送信アンテナが存在してもよいし、存在しなくてもよい。送信装置11は、MIMO空間多重方式を選択した場合に、第1データを表す第1無線信号を第1偏波の送信アンテナから出力し、第1データと異なる第2データを表す第2無線信号を第1偏波と異なる第2偏波の送信アンテナから出力してMIMO空間多重を行う。ここで第1データおよび第2データは、MIMO空間多重を行うための時系列データである。一方で、送信装置11は、ダイバーシティ方式を選択した場合に、MIMO空間多重を行うことなく、第3データを表す第3無線信号を前述の第1偏波の送信アンテナから出力し、これと同じ第3データを表す第4無線信号を前述の第2偏波の送信アンテナから出力する。第3無線信号および第4無線信号は同一の第3データを表すが偏波が互いに相違する。第1データ、第2データ、および第3データは、例えば時系列映像情報を表す。しかし、本発明はこれに限定されず、第1データ、第2データ、および第3データが、音声信号、地震波形信号、生体信号、その他の物理的な時系列情報を表してもよい。また、第1データ、第2データ、および第3データが、このような時系列情報を処理単位(例えば、フレーム)ごとに圧縮符号化して得られる符号を表すものであってもよい。この場合、ダイバーシティ方式が選択される場合の符号のビットレートや圧縮率を、MIMO空間多重方式が選択される場合の符号のビットレートや圧縮率よりも下げてもよい。
以上のように、通信環境に基づいて、MIMO空間多重方式またはダイバーシティ方式の何れかを選択することで、通信環境が変化する環境で安定した無線伝送を行うことができる。また、MIMO空間多重方式が選択された場合に、互いの異なる第1データと第2データを互いに異なる偏波の送信アンテナから無線伝送するため、見通し内通信環境でMIMO空間多重を行うことができる。さらに、ダイバーシティ方式が選択された場合に、互いに同じ第3データを互いに異なる偏波の送信アンテナから無線伝送するため、見通し内通信環境でのMIMO空間多重用の送信アンテナをダイバーシティ方式に流用できる。これにより、通信環境が変化する見通し内通信環境において安定した無線伝送を実現できる。
送信装置11と受信装置12との間の通信環境は、例えば、無応答期間の長さ、受信装置12で検出されたデータエラー数もしくは所定時間当たりのデータエラー数、および送信装置11と受信装置12との距離の少なくともいずれかに基づいて判定される。例えば、送信装置11は、以下の(1)から(4)の少なくともいずれかの場合にダイバーシティ方式を選択し、ダイバーシティ方式を選択しない場合に、MIMO空間多重方式を選択する。
(1)無応答期間が第1閾値以上である。
(2)受信装置12で受信された無線信号(第1無線信号および/または第2無線信号)のデータエラー数または所定時間当たりのデータエラー数が第2閾値以上である。
(3)送信装置11と受信装置12との距離dが第3閾値以上である。
(4)上記無応答期間、上記データエラー数、上記所定時間当たりのデータエラー数、および上記距離dの少なくともいずれかに対する非減少関数値(広義単調増加関数値)が第4閾値以上である。
第1閾値から4閾値は、固定値であってもよいし、可変値であってもよい。例えば、伝送されるデータ(第1データ、第2データ、および第3データ)が時系列情報を処理単位ごとに圧縮符号化して得られる符号である場合、その圧縮符号化方式に応じて閾値(第1閾値から第4閾値の少なくも何れか)を切り替えてもよい。これにより、圧縮符号化方式に応じて、MIMO空間多重方式を優先的に選択するか、ダイバーシティ方式を優先的に選択するかを切り替えることができる。あるいは、符号化対象である時系列情報の時間変化の大きさに応じて閾値(第1閾値から第4閾値の少なくも何れか)を切り替えてもよい。これにより、符号に要求されるデータ量の必要度合いに応じて、MIMO空間多重方式を優先的に選択するか、ダイバーシティ方式を優先的に選択するかを切り替えることができる。
<例1>
例えば、符号が現在の処理単位(例えば、フレーム)以外の処理単位の情報を用いることなく現在の処理単位の時系列情報(例えば、時系列映像情報)を(例えば、単独で)圧縮符号化して得られる第1符号(例えば、MPEG VideoにおけるIピクチャ)である場合の閾値が、符号が現在の処理単位以外の処理単位の情報を用いて現在の処理単位の時系列情報を圧縮符号化(例えば、差分圧縮符号化)して得られる第2符号(例えば、MPEG VideoにおけるPピクチャやBピクチャ)である場合の閾値よりも大きくてもよい。ここで、復号された情報の品質(例えば、画質)が同じ(すなわち、符号化誤差が同じ)であれば、第1符号(例えば、Iピクチャ)のデータ量は、第2符号(例えば、PピクチャやBピクチャ)のデータ量よりも大きい。そのため、第1符号の伝送には、大きなデータ伝送が可能なMIMO空間多重方式が向いている。上述のように符号が第1符号である場合に閾値(第1閾値から第4閾値の少なくも何れか)を大きくすることで、MIMO空間多重方式が選択されやすくなる。一方、第2符号(例えば、PピクチャやBピクチャ)の伝送はダイバーシティ方式で足りる場合も多い。そのため、第2符号の伝送には安定性の高いダイバーシティ方式が好ましい場合も多い。符号が第2符号である場合に閾値(第1閾値から第4閾値の少なくも何れか)を小さくすることで、ダイバーシティ方式が選択されやすくなる。
<例2>
例えば、符号が第2符号(例えば、PピクチャやBピクチャ)である場合、符号化対象である時系列情報(例えば、時系列映像情報)の時間変化の大きさが所定の基準以上の場合の閾値(第1閾値から第4閾値の少なくも何れか)を、時間変化の大きさが当該基準未満の場合の閾値よりも大きくしてもよい。例えば、符号化対象である時系列情報が時間変化する時間区間での閾値を、当該時系列情報が時間変化しない時間区間での閾値よりも大きくしてもよい。ここで、復号された情報の品質(例えば、画質)が同じ(すなわち、符号化誤差が同じ)であれば、時間変化が大きな時系列情報の第2符号のデータ量は、時間変化が小さな時系列情報の第2符号のデータ量よりも大きい。そのため、時間変化が大きな時系列情報(例えば、時間変化の大きな映像)の第2符号の伝送には、大きなデータ伝送が可能なMIMO空間多重方式が向いている。上述のように符号化対象の時系列情報の時間変化が大きい場合に閾値(第1閾値から第4閾値の少なくも何れか)を大きくすることで、MIMO空間多重方式が選択されやすくなる。一方、時間変化が小さな時系列情報(例えば、時間変化しない映像)の第2符号の伝送はダイバーシティ方式で足りる場合も多い。上述のように符号化対象の時系列情報の時間変化が小さい場合に閾値(第1閾値から第4閾値の少なくも何れか)を小さくすることで、ダイバーシティ方式が選択されやすくなる。
<例3>
上述した例1および例2の両方が実行されてもよい。すなわち、符号が第1符号(例えば、Iピクチャ)である場合の閾値(第1閾値から第4閾値の少なくも何れか)が、符号が第2符号(例えば、MPEG VideoにおけるPピクチャやBピクチャ)である場合の閾値よりも大きく、さらに符号が第2符号である場合に、符号化対象である時系列情報(例えば、時系列映像情報)の時間変化の大きさが所定の基準以上の場合の閾値が、当該時間変化の大きさが当該基準未満の場合の閾値よりも大きくてもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態は第1実施形態の具体例である。本実施形態では、送信装置11がドローン等の小型飛行体であり、第1データ、第2データ、および第3データが時系列映像情報を表す符号であり、第1偏波が水平偏波であり、第2偏波が垂直偏波である例を示す。しかし、これらは本発明を限定するものではない。
<構成>
図1に例示するように、本実施形態の無線伝送システム1は送信装置11と受信装置12とを有する。
≪送信装置11≫
図2に例示するように、本実施形態の送信装置11は、カメラ11a、映像エンコーダ11b、GPS(Global Positioning System)モジュール11c、符号化変調処理部11d、制御部11e、周波数変換部11fa,11fb、増幅部11ga,11gb、水平偏波アンテナ11ha(第1偏波の送信アンテナ)、垂直偏波アンテナ11hb(第2偏波の送信アンテナ)、無線モデム11i、およびモデム用アンテナ11jを有する。図3に例示するように、符号化変調処理部11dは、TS(Transport Stream)パケットバッファ11da、カプセル化部11db、制御部11dc、スイッチ11dd,11dk、ターボ符号化部11dea,11deb、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)変調部11dfa,11dfb、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)事前処理部11dga,11dgb、IFFT(Inverse Fast Fourier Transformation)処理部11dia,11dib、およびGI(Guard interval)付加部11dja,11djbを有する。
≪受信装置12≫
図4に例示するように、本実施形態の受信装置12は、映像表示部12a、映像デコーダ12b、制御部12e、無線モデム12i、モデム用アンテナ12j、水平偏波アンテナ12ha、垂直偏波アンテナ12hb、受信処理部12fa,12fb、復調処理部12g、および復号処理部12dを有する。図5に例示するように、受信処理部12faは、周波数フィルタ部12faa、AGC(Automatic Gain Control)回路12fab、周波数変換部12fac、A/D変換部12fad、および受信レベル計算部12faeを有する。また受信処理部12fbは、周波数フィルタ部12fba、AGC回路12fbb、周波数変換部12fbc、A/D変換部12fbd、および受信レベル計算部12fbeを有する。図6に例示するように、復調処理部12gは、ガード相関算出部12gaa,12gab、IFFT計算部12gba,12gbb、パイロット信号検出部12gca,12gcb、および等化処理部12gda,12gdbを有する。図7に例示するように、復号処理部12dは、16QAM復調部12daa,12dab,12dac、ターボ復号部12dba,12dbb,12dbc、乗算部12dca,12dcb、合成係数算出部12dda,12ddb、加算部12de、エラー数カウント部12df、スイッチ12dg,12dh、パケットフィルタ部12di、および制御部12djを有する。
<動作>
次に、本実施形態の無線伝送システム1の動作を例示する。
≪送信装置11の動作≫
ドローンなどの送信装置11は飛行しながら、カメラ11aによって撮影を行って映像データ(時系列映像情報)を取得する(図2)。取得された映像データは映像エンコーダ11bに出力される。この映像データは、例えば、HDMI(登録商標)信号やSDI信号形式で映像エンコーダ11bに出力される。また、映像エンコーダ11bは、入力された映像データを符号化して得られる映像デジタルデータを出力する。例えば、映像エンコーダ11bは、入力された映像データをH.264規格等に準拠した方式でエンコードし、映像データを圧縮してデータ量を削減し、トランスポートストリームパケット形式に従ってカプセル化した映像デジタルデータを出力する。映像エンコーダ11bから出力された映像デジタルデータは符号化変調処理部11dに入力される。また、GPSモジュール11cで得られた送信装置11の位置情報等のGPSデータも符号化変調処理部11dに入力される。GPSデータは、例えばシリアルデータとして符号化変調処理部11dに入力される。符号化変調処理部11dは、入力された映像デジタルデータおよびGPSデータの符号化変調処理を行う。
図3に例示するように、符号化変調処理部11dは入力された映像デジタルデータおよびGPSデータを2つのデータに分け、それぞれのデータに符号化処理及び変調処理を行って信号Aおよび信号Bを得て出力する。詳細に説明する。入力されたトランスポートストリームパケット形式の映像デジタルデータはTSパケットバッファ11daに入力される。入力されたGPSデータはカプセル化部11dbに入力され、カプセル化部11dbはGPSデータをトランスポートストリームパケット形式にカプセル化した映像デジタルデータをTSパケットバッファ11daに出力する。この際、受信装置12がGPSデータを分離できるように、送受信装置間で定義されたパケットの識別IDがGPSデータに付与される。TSパケットバッファ11daは、入力されたトランスポートストリームパケット形式の映像デジタルデータに、周期的にGPSデータのパケットを挿入し、それによって得られた信号をスイッチ11ddに出力する。スイッチ11ddは、制御部11dcの制御のもと、入力された信号を端子a側の経路と端子b側の経路に交互に出力する。それぞれの経路に出力された信号は、ターボ符号化部11dea,11debにそれぞれ入力される。ターボ符号化部11dea,11debは、それぞれ、入力された信号をターボ符号化して16QAM変調部11dfa,11dfbに出力する。16QAM変調部11dfa,11dfbは、それぞれ入力された信号を16QAM変調し、それによって得られた信号をOFDM事前処理部11dga,11dgbに出力する。OFDM事前処理部11dga,11dgbは、それぞれ、入力された信号にパイロットデータ(Pilot Data)を周期的に挿入し、それによって得られた信号をIFFT処理部11dia,11dibへ出力する。図8に例示するように、このパイロットデータはOFDMシンボル単位で7つのOFDMシンボル(Symbol1,...,7)の4番目のOFDMシンボル(Symbol4)に挿入される。IFFT処理部11dia,11dibは、それぞれ、入力された信号にIFFT処理を施すことによってOFDM信号へ変調し、当該OFDM信号をGI付加部11dja,djbに出力する。GI付加部11dja,djbは、それぞれ、入力されたOFDM信号にガードインターバル(GI:Guard interval)を付加し、それによって得られた信号を出力する。図8に例示するように、GI付加部11dja,djbから出力される信号はSymbol1,...,7の7個のOFDMシンボルに区分けされ、Symbol1,2,3,5,6,7にはGI(Guard interval)と映像を表すデータ(Data)が格納され、Symbol4にはGIとパイロットデータ(Pilot Data)が格納されている。GI付加部11djaから出力された信号は、スイッチ11dkの端子cに入力されるとともに、信号Aとして符号化変調処理部11dから出力される。GI付加部11djbから出力された信号は、スイッチ11dkの端子dに入力される。また、制御部11dcには送信装置11と受信装置12との間の通信環境を表す情報が入力される。具体的には、符号化変調処理部11dに入力されたGPSデータ、及びモデム用アンテナ12jで受信され、無線モデム12iから制御部12eに送られた情報に基づく制御信号が、送信装置11と受信装置12との間の通信環境を表す情報として入力される。これに基づき、制御部11dcは、スイッチ11dkを端子cまたは端子dに切り替える。スイッチ11dkが端子dに切り替えられた場合には、GI付加部11djbから出力された信号が信号Bとして出力され、スイッチ11dkが端子cに切り替えられた場合には、GI付加部11djaから出力された信号が信号Bとしても出力される。すなわち、スイッチ11dkが端子dに切り替えられた場合には、信号Aと信号Bとは互いに異なる信号であるが、スイッチ11dkが端子cに切り替えられた場合には、信号Aと信号Bとは互いに同一の信号となる。すなわち、制御部11dcが、送信装置11と受信装置12との間の通信環境が良好である判定した場合には、スイッチ11dkが端子dに切り替えられ、互いに異なる信号Aと信号Bとが出力される。これはMIMO空間多重方式が選択されたことを意味する。一方、制御部11dcが、送信装置11と受信装置12との間の通信環境が悪いと判定した場合には、スイッチ11dkが端子cに切り替えられ、互いに同一の信号Aと信号Bとが出力される。これはダイバーシティ方式が選択されたことを意味する。この切り替え制御の詳細については後述する。
信号A,Bは、それぞれ周波数変換部11fa,11fbに入力される(図2)。周波数変換部11fa,11fbは、それぞれ、入力された信号A,Bの周波数変換を行い、それによって得られた信号を増幅部11ga,11gbに出力する。増幅部11ga,11gbは、それぞれ、入力された信号を無線出力に適正なレベルに増幅した後、水平偏波アンテナ11haおよび垂直偏波アンテナ11hbに出力する。水平偏波アンテナ11haおよび垂直偏波アンテナ11hbは、それぞれ、入力された信号に基づく無線信号を送信する。すなわち、水平偏波アンテナ11haは信号A(MIMO空間多重方式の場合には第1データ、ダイバーシティ方式の場合には第3データ)を表す水平偏波の無線信号(MIMO空間多重方式の場合には第1無線信号、ダイバーシティ方式の場合には第3無線信号)を送信し、垂直偏波アンテナ11hbは信号B(MIMO空間多重方式の場合には第2データ、ダイバーシティ方式の場合には第3データ)を表す垂直偏波の無線信号(MIMO空間多重方式の場合には第2無線信号、ダイバーシティ方式の場合には第4無線信号)を送信する。
≪受信装置12の動作≫
受信装置12(図4)は、送信装置11から送信された無線信号を水平偏波アンテナ12haおよび垂直偏波アンテナ12hbで受信する。すなわち、送信装置11の水平偏波アンテナ11haから送信された無線信号は水平偏波アンテナ12haで受信され、垂直偏波アンテナ11hbから送信された無線信号は垂直偏波アンテナ12hbで受信される。水平偏波アンテナ12haおよび垂直偏波アンテナ12hbで受信された無線信号は、それぞれ受信処理部12faおよび受信処理部12fbに入力される。
受信処理部12fa,12fbに入力された無線信号は、それぞれ周波数フィルタ部12faa,12fbaに入力される(図5)。周波数フィルタ部12faa,12fbaは、それぞれ、入力された信号から所望の帯域以外の信号を減衰し、それによって得られた信号をAGC回路12fab,12fbbに出力する。AGC回路12fab,12fbbは、それぞれ、後述のように受信レベル計算部12fae,12fbeで計算される受信レベルをもとに、受信レベルが低下した場合は利得を増やし、受信レベルが高い場合には減衰器を挿入して利得を下げ、適正な信号レベルとなるように、入力された信号の自動利得制御を行い、それによって得られた信号を周波数変換部12fac,12fbcに出力する。周波数変換部12fac,12fbcは、それぞれ、入力された信号を周波数の低いベースバンド信号に変換する。例えば、周波数変換部12fac,12fbcは、それぞれ、5.7GHz帯のような受信周波数と同じ周波数の局部発信機で発生させた正弦波信号を使用し、周波数ミキサによって、入力された信号を周波数の低いベースバンド信号に変換する。得られたベースバンド信号は、それぞれ受信レベル計算部12fae,12fbeおよびA/D変換部12fad,12fbdに入力される。受信レベル計算部12fae,12fbeは、それぞれ、入力された信号の受信レベルを計算し、得られた受信レベルを前述のAGC回路12fab,12fbbへ出力する。A/D変換部12fad,12fbdは、それぞれ、入力されたベースバンド信号をデジタル信号に変換する。例えば、A/D変換部12fad,12fbdは、それぞれ、ベースバンド信号を30.72MHz等のサンプリング周波数でサンプリングし、14bit等の階調で量子化してデジタル信号を得る。得られたデジタル信号は復調処理部12gに出力される。
A/D変換部12fad,12fbdから出力されたデジタル信号は、それぞれ復調処理部12g(図6)のガード相関算出部12gaa,12gabに入力される。ガード相関算出部12gaa,12gabは、それぞれ、送信時にGI付加部11dja,djbで付加されたOFDM変調波のガードインターバル(GI:Guard interval)を特定し(図8)、OFDMシンボルを検出する。ガード相関算出部12gaa,12gabは、それぞれ、OFDMシンボルごとのデジタル信号をFFT計算部12gba,12gbbに出力する。FFT計算部12gba,12gbbは、それぞれ、入力されたデジタル信号をOFDMシンボル単位でフーリエ変換してOFDM信号を復調して出力する。復調された信号は、それぞれ、パイロット信号検出部12gca、12gcbおよび等化処理部12gda,12gdbに入力される。図8に例示したように、復調された信号には周期的にパイロットデータが挿入されている(4番目のOFDMシンボル(Symbol4))。パイロット信号検出部12gca、12gcbは、それぞれ、入力された信号からパイロットデータを抽出して等化処理部12gda,12gdbに出力する。等化処理部12gda,12gdbは、それぞれ、パイロットデータを用いて、入力された信号の等化処理を行い、それによって得られた信号C,Dを出力する。あわせて、パイロット信号検出部12gca、12gcbでそれぞれ抽出されたパイロットデータは、信号E,Fとして出力される。
信号C,D,E,Fは復号処理部12dに入力される(図7)。信号Cは16QAM復調部12daaおよび乗算部12dcaに入力され、信号Dは16QAM復調部12dabおよび乗算部12dcbに入力される。信号Eは合成係数算出部12ddaおよび制御部12djに入力され、信号Fは合成係数算出部12ddbおよび制御部12djに入力される。
16QAM復調部12daa,12dabは、それぞれ、入力された信号C,Dの16QAM復調を行って復調信号を得、当該復調信号をターボ復号部12dba,12dbbに出力する。ターボ復号部12dba,12dbbは、それぞれ、入力された復調信号のターボ復号および伝送誤り訂正を行い、それによって得られた信号をスイッチ12dgの端子a,bに入力する。エラー数カウント部12dfは、ターボ復号部12dba,12dbbでのターボ復号結果のエラーや伝送誤りを検出し、それらのデータエラー数をカウントする。エラー数カウント部12dfは、例えば、スタッフィングデータやヘッダデータ等の予め正しい値が分かっている値が間違っていた回数や、符号とは別に付与されたCRC(Cyclic Redundancy Check)符号などのチェックサムで検出されたエラーの回数などをデータエラー数としてカウントする。カウントされたデータエラー数は制御部12djに入力される。また、スイッチ12dgは、制御部12djの制御のもと、パケット単位で端子a,bに交互に切り替えを行い、それによってターボ復号部12dba,12dbbからそれぞれ出力された信号を、パケット単位で交互に並べた信号を生成し、生成した信号をスイッチ12dhの端子aに入力する。スイッチ12dhの端子aに入力される信号は、MIMO空間多重方式に対応する。
合成係数算出部12dda,12ddbは、それぞれ、入力された信号E,F(パイロットデータ)を用い、各OFDMシンボルのCNR(Carrer-to-Noise Ratio)に相当する値から合成係数を算出し、乗算部12dca,12dcbに出力する。乗算部12dca,12dcbは、それぞれ、入力された信号C,Dと合成係数とを乗算し、それによって得られた値を表す信号を加算部12deに出力する。加算部12deは、乗算部12dca,12dcbから出力された信号が表す値を加算し、その加算結果を表す最大比合成信号を得て16QAM復調部12dacに出力する。16QAM復調部12dacは、入力された最大比合成信号の16QAM復調を行って復調信号を得、当該復調信号をターボ復号部12dbcに出力する。ターボ復号部12dbcは、入力された復調信号のターボ復号および伝送誤り訂正を行い、それによって得られた信号をスイッチ12dhの端子bに入力する。スイッチ12dhの端子bに入力される信号は、ダイバーシティ方式に対応する。
スイッチ12dhは、制御部12djの制御に基づき、端子aをパケットフィルタ部12diに接続するか、端子bをパケットフィルタ部12diに接続するかの切り替えを行う。すなわち、制御部12djによってMIMO空間多重方式が選択されていると判断された場合、スイッチ12dhは、端子aをパケットフィルタ部12diに接続する。一方、制御部12djによってダイバーシティ方式が選択されていると判断された場合、スイッチ12dhは、端子bをパケットフィルタ部12diに接続する。この切り替え制御の詳細については後述する。パケットフィルタ部12diは、送信装置11との間で定義したパケットの識別IDに基づき、入力された信号を映像デジタルデータとGPSデータとに分離する。映像デジタルデータは映像デコーダ12bに出力され(図4)、GPSデータは制御部12djに出力される。映像デコーダ12bは、入力された映像デジタルデータを伸長・復号して映像データを得て映像表示部12aに出力する。映像データは、例えば、HDMI(登録商標)信号やSDI信号形式で映像表示部12aに出力される。映像表示部12aは、入力された映像データが表す映像を表示する。制御部12djはGPSデータに基づいて前述の切り替え制御を行う。
≪MIMO空間多重方式とダイバーシティ方式との切り替え制御の詳細の例示≫
次に、MIMO空間多重方式とダイバーシティ方式との切り替え制御の詳細を例示する。
前述のように、送信装置11は、例えば、以下の(1)から(4)の少なくともいずれかの場合にダイバーシティ方式を選択し、ダイバーシティ方式を選択しない場合に、MIMO空間多重方式を選択する。
(1)無応答期間xが第1閾値th1以上である。
受信装置12(図4)の制御部12eは、定期的に確認信号を無線モデム12iに送り、無線モデム12iは確認信号をモデム用アンテナ12jから出力させる。この確認信号が送信装置11(図2)のモデム用アンテナ11jで受信されると、当該確認信号が無線モデム11iに送られ、さらに制御部11eに送られる。制御部11eは、この受信装置12からの確認信号を受信できたか否かを監視し、確認信号を受信できない無応答期間xが第1閾値th1以上であるか否かを判定する。第1閾値th1の例は10秒であるが、これは本発明を限定するものではない。無応答期間が第1閾値th1以上である場合、制御部11eは、ダイバーシティ方式を選択する旨(MIMO空間多重を行わない旨)の制御信号を符号化変調処理部11dの制御部11dcに送る(図3)。ダイバーシティ方式を選択する旨の制御信号を受け取った制御部11dcは、MIMO空間多重を行うことなく、ダイバーシティ方式で無線信号を送信するための制御を行う(この詳細は後述する)。
(2)受信装置12で受信された無線信号のデータエラー数e1または所定時間当たりのデータエラー数e2が第2閾値th2以上である。
前述のように、受信装置12のエラー数カウント部12df(図7)は、受信装置12で受信された無線信号のデータエラー数e1をカウントし、このデータエラー数e1は制御部12djに入力される。制御部12djは、データエラー数e1が第2閾値th2以上であるか否かを監視する。制御部12djは、データエラー数e1が第2閾値th2以上であると判断した場合に、ダイバーシティ方式を選択する旨の制御信号を制御部12eに出力する(図4)。あるいは、制御部12djは、所定時間当たりのデータエラー数e2が第2閾値th2以上であると判断した場合に、ダイバーシティ方式を選択する旨の制御信号を制御部12eに出力する(図4)。第2閾値th2の例は100個や1000個であり、所定時間の例は1秒であるが、これは本発明を限定するものではない。制御部12eは、ダイバーシティ方式を選択する旨の制御信号を無線モデム12iに送り、無線モデム12iはダイバーシティ方式を選択する旨の制御信号を表す無線信号をモデム用アンテナ12jから送信させる。ダイバーシティ方式を選択する旨の制御信号を表す無線信号は、送信装置11のモデム用アンテナ11jで受信され、無線モデム11iに送られ、さらに制御部11eに送られる(図2)。制御部11eは、ダイバーシティ方式を選択する旨の制御信号を符号化変調処理部11dの制御部11dcに送る(図3)。ダイバーシティ方式を選択する旨の制御信号を受け取った制御部11dcは、MIMO空間多重を行うことなく、ダイバーシティ方式で無線信号を送信するための制御を行う(この詳細は後述する)。
(3)送信装置11と受信装置12との距離dが第3閾値th3以上である。
例えば、送信装置11の制御部11dc(図3)に受信装置12の緯度及び経度などの位置情報を登録しておく。制御部11dcは、この位置情報と入力されたGPSデータとに基づき、送信装置11と受信装置12との距離dが第3閾値th3以上であるかを監視する。第3閾値th3の例は1kmであるが、これは本発明を限定するものではない。制御部11dcは、送信装置11と受信装置12との距離dが第3閾値th3以上であると判断した場合、MIMO空間多重を行うことなく、ダイバーシティ方式で無線信号を送信するための制御を行う(この詳細は後述する)。
あるいは、受信装置12の制御部12dj(図7)が、入力されたGPSデータと受信装置12の緯度及び経度などの位置情報とに基づき、送信装置11と受信装置12との距離dが第3閾値th3以上であるかを監視してもよい。制御部12djは、送信装置11と受信装置12との距離dが第3閾値th3以上であると判断した場合、ダイバーシティ方式を選択する旨の制御信号を制御部12e(図4)に送る。制御部12eは、ダイバーシティ方式を選択する旨の制御信号を無線モデム12iに送り、無線モデム12iはダイバーシティ方式を選択する旨の制御信号を表す無線信号を、モデム用アンテナ12jから送信させる。ダイバーシティ方式を選択する旨の制御信号を表す無線信号は、送信装置11のモデム用アンテナ11j(図2)で受信され、無線モデム11iに送られ、無線モデム11iは、ダイバーシティ方式を選択する旨の制御信号を制御部11eに送る。制御部11eは、ダイバーシティ方式を選択する旨の制御信号を符号化変調処理部11dの制御部11dcに送る。ダイバーシティ方式を選択する旨の制御信号を受け取った制御部11dcは、MIMO空間多重を行うことなく、ダイバーシティ方式で無線信号を送信するための制御を行う(この詳細は後述する)。
(4)無応答期間x、データエラー数e1、所定時間当たりのデータエラー数e2、および距離dの少なくともいずれかに対する非減少関数値fvが第4閾値h4以上である。
上述した(1)から(3)の一部または全部を組み合わせた指標に基づき、判定が行われてもよい。例えば、送信装置11の制御部11dc(図3)に、無応答期間x、データエラー数e1、所定時間当たりのデータエラー数e2、および距離dの少なくとも一部が集められ、集められたこれらの値の非減少関数値fvが第4閾値h4以上である場合に、制御部11dcは、MIMO空間多重を行うことなく、ダイバーシティ方式で無線信号を送信するための制御を行うことにしてもよい。非減少関数値fvの例はfv=c1・x+c2・e1+c3・e2+c4・dである。ただし、c1,c2,c3,c4は非負の定数である。
送信装置の制御部11dc(図3)は、ダイバーシティ方式で無線信号を送信するための制御を行わない場合にはスイッチ11dkを端子dにつなぐ。これにより、信号Aと信号Bとは互いに異なる信号となり、送信装置11は水平偏波アンテナ11haから信号Aを表す水平偏波の無線信号を送信し、垂直偏波アンテナ11hbから信号B(≠信号A)を表す垂直偏波の無線信号を送信し、MIMO空間多重を行う。
一方、ダイバーシティ方式で無線信号を送信するための制御を行う場合、映像エンコーダ11bのフレームレートを、MIMO空間多重を行う場合よりも下げる。例えば、映像エンコーダ11bのフレームレートを、MIMO空間多重を行う場合の半分にする。これにより、送信されるデータ量を、例えばMIMO空間多重を行う場合の半分以下にする。さらに、制御部11dcはスイッチ11dkを端子cにつなぐ。これにより、信号Aと信号Bとは互いに同じ信号となり、送信装置11は、MIMO空間多重を行うことなく、水平偏波アンテナ11haから信号Aを表す水平偏波の無線信号を送信し、垂直偏波アンテナ11hbから信号B(=信号A)を表す垂直偏波の無線信号を送信する。
受信装置12の制御部12dj(図7)は、水平偏波アンテナ12haおよび垂直偏波アンテナ12hbで受信され、前述のように復調されたパイロットデータである信号E及び信号Fが互いに一致しているか否かを判定する。ここで、制御部12djは、信号E及び信号Fが互いに一致していないと判定した場合に、MIMO空間多重が行われているとして、スイッチ12dhのa端子をパケットフィルタ部12diにつなぐように指示する。これにより、MIMO空間多重方式に従った信号がスイッチ12dhからパケットフィルタ部12diに送られる。これにより、MIMO空間多重による大容量のデータの受信が可能になる。一方、制御部12djは、信号E及び信号Fが互いに一致していると判定した場合に、MIMO空間多重が行われていないとして、スイッチ12dhのb端子をパケットフィルタ部12diにつなぐように指示する。これにより、ダイバーシティ方式に従った信号がスイッチ12dhからパケットフィルタ部12diに送られる。これにより、水平偏波アンテナ12haおよび垂直偏波アンテナ12hbで受信された無線信号をダイバーシティ受信する構成となり、映像が途切れにくい安定した信号受信が可能となる。
[第2実施形態の変形例]
前述したように、第1閾値th1、第2閾値th2、第3閾値th3、および第4閾値th4は、固定値であってもよいし、可変値であってもよい。後者の場合、例えば、前述のように、閾値(第1閾値th1、第2閾値th2、第3閾値th3、および第4閾値th4の少なくともいずれか)の大きさが、映像エンコーダ11bでの圧縮符号化方式に応じて切り替えられてもよい。例えば、現在のフレームでの圧縮符号化方式が、現在のフレーム以外のフレームの情報を用いることなく現在のフレームの時系列映像情報を圧縮符号化する方式1(Iピクチャを得る方式)である場合の閾値が、現在のフレーム以外のフレームの情報を用いて現在のフレームの時系列情報を圧縮符号化する方式2(例えば、MPピクチャやBピクチャを得る方式)である場合の閾値よりも大きくてもよい(前述の<例1>)。例えば、前述のように、現在のフレームでの圧縮符号化方式が第2方式である場合、符号化対象である時系列映像情報の時間変化の大きさが所定の基準以上の場合の閾値(第1閾値th1、第2閾値th2、第3閾値th3、および第4閾値th4の少なくともいずれか)を、時間変化の大きさが当該基準未満の場合の閾値よりも大きくしてもよい(前述の<例2>)。あるいは、例1および例2の両方が実行されてもよい(前述の<例3>)。
[その他の変形例等]
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
上記の制御部11e,11dc,12e,12djは、例えば、CPU(central processing unit)等のプロセッサ(ハードウェア・プロセッサ)およびRAM(random-access memory)・ROM(read-only memory)等のメモリ等を備える汎用または専用のコンピュータが所定のプログラムを実行することで構成される。このコンピュータは1個のプロセッサやメモリを備えていてもよいし、複数個のプロセッサやメモリを備えていてもよい。このプログラムはコンピュータにインストールされてもよいし、予めROM等に記録されていてもよい。また、CPUのようにプログラムが読み込まれることで機能構成を実現する電子回路(circuitry)ではなく、プログラムを用いることなく処理機能を実現する電子回路を用いて一部またはすべての処理部が構成されてもよい。1個の制御部11e,11dc,12e,12djを構成する電子回路が複数のCPUを含んでいてもよい。
上述の制御部11e,11dc,12e,12djの構成をコンピュータによって実現する場合、各制御部11e,11dc,12e,12djが有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例は、非一時的な(non-transitory)記録媒体である。このような記録媒体の例は、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等である。
このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD-ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。処理の実行時、このコンピュータは、自己の記憶装置に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。
コンピュータ上で所定のプログラムを実行させて制御部11e,11dc,12e,12djの処理機能が実現されるのではなく、これらの処理機能の少なくとも一部がハードウェアで実現されてもよい。
1 無線伝送システム、11 送信装置、11a カメラ、11b 映像エンコーダ、11c GPSモジュール、11d 符号化変調処理部、11e 制御部、11fa,11fb 周波数変換部、11ga,11gb 増幅部、11ha 水平偏波アンテナ、11hb 垂直偏波アンテナ、11i 無線モデム、11j モデム用アンテナ、12 受信装置、12a 映像表示部、12b 映像デコーダ、12d 復号処理部、12di パケットフィルタ部、12e 制御部、12g 復調処理部、12ha 水平偏波アンテナ、12hb 垂直偏波アンテナ、12i 無線モデム、12j モデム用アンテナ

Claims (6)

  1. 送信装置であって、
    受信装置との間の通信環境に基づいて、MIMO空間多重方式またはダイバーシティ方式の何れかを選択し、
    前記MIMO空間多重方式を選択した場合に、第1データを表す第1無線信号を第1偏波の送信アンテナから出力し、前記第1データと異なる第2データを表す第2無線信号を前記第1偏波と異なる第2偏波の送信アンテナから出力してMIMO空間多重を行い、
    前記ダイバーシティ方式を選択した場合に、前記MIMO空間多重を行うことなく、第3データを表す第3無線信号を前記第1偏波の送信アンテナから出力し、前記第3データを表す第4無線信号を前記第2偏波の送信アンテナから出力し、
    無応答期間が第1閾値以上であるか、
    前記受信装置で受信された前記第1無線信号および/または前記第2無線信号のデータエラー数または所定時間当たりの前記データエラー数が第2閾値以上であるか、
    前記送信装置と前記受信装置との距離が第3閾値以上であるか、または
    前記無応答期間、前記データエラー数、前記所定時間当たりの前記データエラー数、および前記距離の少なくともいずれかに対する非減少関数値が第4閾値以上である場合に、前記ダイバーシティ方式を選択し、
    前記ダイバーシティ方式を選択しない場合に、前記MIMO空間多重方式を選択し、
    前記第1データ、前記第2データ、および前記第3データは、時系列情報を処理単位ごとに圧縮符号化して得られる符号を表し、
    前記符号が現在の処理単位以外の処理単位の情報を用いることなく現在の処理単位の前記時系列情報を圧縮符号化して得られる第1符号である場合の前記第1閾値が、前記符号が現在の処理単位以外の処理単位の情報を用いて現在の処理単位の前記時系列情報を圧縮符号化して得られる第2符号である場合の前記第1閾値よりも大きいか、
    前記符号が前記第1符号である場合の前記第2閾値が、前記符号が前記第2符号である場合の前記第2閾値よりも大きいか、
    前記符号が前記第1符号である場合の前記第3閾値が、前記符号が前記第2符号である場合の前記第3閾値よりも大きいか、または、
    前記符号が前記第1符号である場合の前記第4閾値が、前記符号が前記第2符号である場合の前記第4閾値よりも大きい、送信装置。
  2. 送信装置であって、
    受信装置との間の通信環境に基づいて、MIMO空間多重方式またはダイバーシティ方式の何れかを選択し、
    前記MIMO空間多重方式を選択した場合に、第1データを表す第1無線信号を第1偏波の送信アンテナから出力し、前記第1データと異なる第2データを表す第2無線信号を前記第1偏波と異なる第2偏波の送信アンテナから出力してMIMO空間多重を行い、
    前記ダイバーシティ方式を選択した場合に、前記MIMO空間多重を行うことなく、第3データを表す第3無線信号を前記第1偏波の送信アンテナから出力し、前記第3データを表す第4無線信号を前記第2偏波の送信アンテナから出力し、
    無応答期間が第1閾値以上であるか、
    前記受信装置で受信された前記第1無線信号および/または前記第2無線信号のデータエラー数または所定時間当たりの前記データエラー数が第2閾値以上であるか、
    前記送信装置と前記受信装置との距離が第3閾値以上であるか、または
    前記無応答期間、前記データエラー数、前記所定時間当たりの前記データエラー数、および前記距離の少なくともいずれかに対する非減少関数値が第4閾値以上である場合に、前記ダイバーシティ方式を選択し、
    前記ダイバーシティ方式を選択しない場合に、前記MIMO空間多重方式を選択し、
    前記第1データ、前記第2データ、および前記第3データは、時系列情報を処理単位ごとに圧縮符号化して得られる符号を表し、
    前記符号は現在の処理単位以外の処理単位の情報を用いて現在の処理単位の前記時系列情報を圧縮符号化して得られる第2符号であり、
    前記時系列情報の時間変化の大きさが所定の基準以上の場合の前記第1閾値が、前記時間変化の大きさが前記基準未満の場合の前記第1閾値よりも大きいか、
    前記時間変化の大きさが前記基準以上の場合の前記第2閾値が、前記時間変化の大きさが前記基準未満の場合の前記第2閾値より大きいか、
    前記時間変化の大きさが前記基準以上の場合の前記第3閾値が、前記時間変化の大きさが前記基準未満の場合の前記第3閾値より大きいか、または、
    前記時間変化の大きさが前記基準以上の場合の前記第4閾値が、前記時間変化の大きさが前記基準未満の場合の前記第4閾値より大きい、送信装置。
  3. 請求項の送信装置であって、
    前記符号が前記第2符号である場合、
    前記時系列情報の時間変化の大きさが所定の基準以上の場合の前記第1閾値が、前記時間変化の大きさが前記基準未満の場合の前記第1閾値よりも大きいか、
    前記時間変化の大きさが前記基準以上の場合の前記第2閾値が、前記時間変化の大きさが前記基準未満の場合の前記第2閾値より大きいか、
    前記時間変化の大きさが前記基準以上の場合の前記第3閾値が、前記時間変化の大きさが前記基準未満の場合の前記第3閾値より大きいか、または、
    前記時間変化の大きさが前記基準以上の場合の前記第4閾値が、前記時間変化の大きさが前記基準未満の場合の前記第4閾値より大きい、送信装置。
  4. 送信装置の送信方法であって、
    前記送信装置と受信装置と間の通信環境に基づいて、MIMO空間多重方式またはダイバーシティ方式の何れかを選択し、
    前記MIMO空間多重方式を選択した場合に、第1データを表す第1無線信号を第1偏波の送信アンテナから出力し、前記第1データと異なる第2データを表す第2無線信号を前記第1偏波と異なる第2偏波の送信アンテナから出力してMIMO空間多重を行い、
    前記ダイバーシティ方式を選択した場合に、前記MIMO空間多重を行うことなく、第3データを表す第3無線信号を前記第1偏波の送信アンテナから出力し、前記第3データを表す第4無線信号を前記第2偏波の送信アンテナから出力し、
    無応答期間が第1閾値以上であるか、
    前記受信装置で受信された前記第1無線信号および/または前記第2無線信号のデータエラー数または所定時間当たりの前記データエラー数が第2閾値以上であるか、
    前記送信装置と前記受信装置との距離が第3閾値以上であるか、または
    前記無応答期間、前記データエラー数、前記所定時間当たりの前記データエラー数、および前記距離の少なくともいずれかに対する非減少関数値が第4閾値以上である場合に、前記ダイバーシティ方式を選択し、
    前記ダイバーシティ方式を選択しない場合に、前記MIMO空間多重方式を選択し、
    前記第1データ、前記第2データ、および前記第3データは、時系列情報を処理単位ごとに圧縮符号化して得られる符号を表し、
    前記符号が現在の処理単位以外の処理単位の情報を用いることなく現在の処理単位の前記時系列情報を圧縮符号化して得られる第1符号である場合の前記第1閾値が、前記符号が現在の処理単位以外の処理単位の情報を用いて現在の処理単位の前記時系列情報を圧縮符号化して得られる第2符号である場合の前記第1閾値よりも大きいか、
    前記符号が前記第1符号である場合の前記第2閾値が、前記符号が前記第2符号である場合の前記第2閾値よりも大きいか、
    前記符号が前記第1符号である場合の前記第3閾値が、前記符号が前記第2符号である場合の前記第3閾値よりも大きいか、または、
    前記符号が前記第1符号である場合の前記第4閾値が、前記符号が前記第2符号である場合の前記第4閾値よりも大きい、送信方法。
  5. 送信装置の送信方法であって、
    前記送信装置と受信装置と間の通信環境に基づいて、MIMO空間多重方式またはダイバーシティ方式の何れかを選択し、
    前記MIMO空間多重方式を選択した場合に、第1データを表す第1無線信号を第1偏波の送信アンテナから出力し、前記第1データと異なる第2データを表す第2無線信号を前記第1偏波と異なる第2偏波の送信アンテナから出力してMIMO空間多重を行い、
    前記ダイバーシティ方式を選択した場合に、前記MIMO空間多重を行うことなく、第3データを表す第3無線信号を前記第1偏波の送信アンテナから出力し、前記第3データを表す第4無線信号を前記第2偏波の送信アンテナから出力し、
    無応答期間が第1閾値以上であるか、
    前記受信装置で受信された前記第1無線信号および/または前記第2無線信号のデータエラー数または所定時間当たりの前記データエラー数が第2閾値以上であるか、
    前記送信装置と前記受信装置との距離が第3閾値以上であるか、または
    前記無応答期間、前記データエラー数、前記所定時間当たりの前記データエラー数、および前記距離の少なくともいずれかに対する非減少関数値が第4閾値以上である場合に、前記ダイバーシティ方式を選択し、
    前記ダイバーシティ方式を選択しない場合に、前記MIMO空間多重方式を選択し、
    前記第1データ、前記第2データ、および前記第3データは、時系列情報を処理単位ごとに圧縮符号化して得られる符号を表し、
    前記符号は現在の処理単位以外の処理単位の情報を用いて現在の処理単位の前記時系列情報を圧縮符号化して得られる第2符号であり、
    前記時系列情報の時間変化の大きさが所定の基準以上の場合の前記第1閾値が、前記時間変化の大きさが前記基準未満の場合の前記第1閾値よりも大きいか、
    前記時間変化の大きさが前記基準以上の場合の前記第2閾値が、前記時間変化の大きさが前記基準未満の場合の前記第2閾値より大きいか、
    前記時間変化の大きさが前記基準以上の場合の前記第3閾値が、前記時間変化の大きさが前記基準未満の場合の前記第3閾値より大きいか、または、
    前記時間変化の大きさが前記基準以上の場合の前記第4閾値が、前記時間変化の大きさが前記基準未満の場合の前記第4閾値より大きい、送信方法。
  6. 請求項1からの何れかの送信装置の制御をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2021048274A 2021-03-23 2021-03-23 送信装置、送信方法、およびプログラム Active JP7131858B1 (ja)

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