JP7129313B2 - 印刷装置、印刷システム、制御方法およびプログラム - Google Patents

印刷装置、印刷システム、制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷装置、印刷システム、制御方法およびプログラムに関する。
近年クラウドサービスの普及により、インターネット上の管理サーバと、ネットワークを介して管理サーバに接続された処理装置とを組み合わせて実現される、様々なサービスが提供されている。例えば、クラウド印刷システムでは、ユーザの端末装置(例えば、PC、スマートフォンなど)から印刷管理サーバに送られた印刷ジョブを、処理装置であるプリンタ等がネットワークを介して印刷管理サーバから取得して印刷する。クラウド印刷システムにおいてプリンタが印刷管理サーバから印刷ジョブについての情報を取得する方式として、いわゆるプッシュ通知方式がある。プッシュ通知方式では、印刷管理サーバはユーザの端末から印刷ジョブを受け付けるとプリンタに対してジョブの発生を通知し、通知を受信したプリンタは印刷管理サーバからジョブを取得して印刷を実行する。
また、印刷装置は、AC電源に接続されている状態において、いわゆる電源オン状態であり、印刷等の動作を実行可能な通常状態と、見かけ上電源オフ状態であり、通常状態に比べて消費電力の少ない省電力状態とを有する場合がある。
特許文献1には、電源オン時にプッシュ通知方式を有効にし、ジョブの発生の通知を受信したときは印刷管理サーバからジョブを取得する印刷装置が開示されている。
特開2017-134702
特許文献1に記載の装置では、印刷装置の電源オン時にプッシュ通知を有効にするため、ユーザが印刷装置の電源をオンにすることで省電力状態から通常状態に遷移するまでは、印刷を開始することができない。
本発明は、印刷装置の電源が省電力状態であっても速やかに印刷を開始することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明にかかる印刷装置は、ネットワークを介してサーバから受信したジョブを実行可能であり、第1の電力状態及び前記第1の電力状態よりも消費電力が低い第2の電力状態を有する印刷装置であって、
前記印刷装置の電力状態が前記第1の電力状態から前記第2の電力状態に遷移するときに前記サーバに通信の接続を要求し、前記第2の電力状態から前記第1の電力状態に遷移したときに前記サーバに接続の切断を要求する接続手段と、
前記印刷装置が前記第1の電力状態であるときに、前記サーバからジョブを取得する取得手段と、
前記取得手段によるジョブの取得を制御する制御手段と、
前記取得手段により取得されたジョブを実行する実行手段と、
前記印刷装置の電力状態が前記第1の電力状態又は前記第2の電力状態になるように制御する電力制御手段と、を備え、
前記印刷装置の電力状態が前記第1の電力状態から前記第2の電力状態に遷移するときは、前記制御手段は前記実行手段の実行対象となるジョブを前記サーバが保持している旨の通知を、前記接続手段の要求により確立された通信により前記サーバから受信可能なように前記取得手段を制御し、
前記第2の電力状態において前記取得手段により前記通知が受信されたことに基づいて、前記電力制御手段は前記印刷装置を前記第1の電力状態に遷移させ、前記制御手段は前記第1の電力状態において前記取得手段にジョブを取得させ、前記実行手段は前記取得されたジョブを実行する、ことを特徴とする。

本発明によれば、印刷装置の電源が省電力状態であっても速やかに印刷を開始することができる。
本発明の一実施形態である印刷システム100の構成を示す図である。 端末装置200の外観を表す図である。 MFP300の外観を示す図である。 管理サーバ400の制御系の構成を示すブロック図である。 MFP300の制御系の構成を示すブロック図である。 管理サーバ400の機能構成を示すブロック図である。 管理サーバ400の処理内容を示すフローチャートである。 MFP300の機能構成を示すブロック図である。 MFP300の処理内容を示すフローチャートである。 管理サーバ400側にジョブがない状態でMFP300を電源オンした場合のシーケンス図である。 MFP300が電源オンの状態で、端末装置200からジョブを投入した場合のシーケンス図である。 MFP300が電源オフ状態で端末装置200からジョブを投入し、その後MFP300を電源オンした場合のシーケンス図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<実施形態1>
<印刷システムの概略構成>
図1は、本発明の一実施形態である印刷システム100の構成を示す図である。印刷システム100は、端末装置200と、処理装置(印刷装置)としてマルチファンクションプリンタ300(以下、MFP300と記す)と、サーバシステムとしての管理サーバ400とを含む。そしてこれらがインターネット101を経由して相互に接続されている。端末装置200は、例えば、パソコン、携帯端末(例えばスマートフォンやタブレット端末等)等の電子機器である。
また、MFP300は、印刷機能や読取機能、FAX機能等、複数の機能を備えた装置である。処理装置としては、MFP300に限らず、管理サーバから送られるジョブに従って各種の処理をする処理装置であればいずれの形態の装置であってもよい。さらに、処理システムとしては、印刷システム100に限らず、処理装置に対してジョブを送信可能な他の処理システムを採用可能である。
なお、本実施形態では管理サーバ400は1つのサーバ装置であるが、管理サーバ400が複数のサーバ装置から構成され、その複数のサーバ装置がサーバシステムとして機能しても良い。後者の場合、図6で後述する管理サーバ400の各機能が該複数のサーバ装置に適宜分担される。
また、本実施形態では端末装置200とMFP300とがインターネット101経由で通信可能に接続されているが、これらが同一LAN上で通信可能に接続されていてもよい。しかしながら、端末装置200とMFP300とがインターネット101経由で接続されている場合には、ユーザは端末装置200操作することにより、管理サーバ400を介して遠隔の地にあるMFP300に印刷ジョブを送信することも可能である。端末装置200、MFP300、および管理サーバ400のそれぞれがインターネット101と接続する構成については、既存の技術を用いることができる。例えば、有線LAN、無線LAN、携帯電話回線を利用してもよい。
また、管理サーバ400とMFP300とは相互にXMPP(eXtensible Messaging and Presence Protocol)接続を確立することができる。そして、管理サーバ400は接続を確立したMFP300宛てのジョブの発生を、XMPPメッセージを用いて対象のMFP300へ通知することができる。
図2は、端末装置200の外観を表す図である。本実施形態の場合、端末装置200はスマートフォンである。スマートフォンは、携帯電話の機能の他に、例えばカメラや、ネットブラウザ、メール機能等の機能を搭載した多機能型の携帯電話である。端末装置200は、無線LANユニット201、回線接続ユニット202、タッチパネルディスプレイ203および電源ボタン204を含む。
無線LANユニット201は、無線LANで通信を行うためのユニットで、装置内に配置されている。回線接続ユニット202は、携帯電話回線に接続して通信を行うためのユニットで、装置内に配置されている。タッチパネルディスプレイ203はLCD(液晶ディスプレイ)方式の表示機構とタッチパネル方式の操作機構を兼ね備えており、端末装置200の前面に備えられている。代表的な操作方法は、タッチパネルディスプレイ203上にボタン状の操作パーツの表示を行い、ユーザがタッチパネルディスプレイ203へのタッチ操作を行うことによってボタンが押下されたイベントを発行する方法である。電源ボタン204は、端末装置200の電源のオン、およびオフをする際に用いる。
図3は、MFP300の外観を示す図である。本実施形態では、印刷装置と、スキャナと、その他の機能とを兼ね備えたMFP300を例にしている。MFP300は、原稿台301、原稿台圧板302、印刷用紙挿入口303、排出口304および操作パネル320を含む。原稿台301はガラス状の透明な台であり、スキャナで読み取りを行うときは、原稿を、その読取面を原稿台301に向けた状態で原稿台301に載せて行う。原稿台圧板302は、スキャナで読み取りを行う際に原稿が浮かないように原稿を原稿台301に押しつけるとともに、読み取り時に外光がスキャナユニットに入らないようにするためのカバーである。印刷用紙挿入口303は様々なサイズの用紙をセットする挿入口である。ここにセットされた用紙は一枚ずつ内部に搬送され、所望の印刷が行われて印刷用紙排出口304から排出される。操作パネル320は、ユーザからのジョブの実行指示、機能の設定操作、電源オン/オフ操作等を受け付ける。操作パネル320は、例えば、MFP300の装置情報や機能選択メニュー画面等、各種のユーザインターフェース画面を表示可能なタッチパネルである。また、例えば、タッチパネルの他にさらにハードキーを設けてもよい。
本実施形態の場合、MFP300は、AC電源に接続されている状態において、複数の電力状態を有している。例えば、いわゆる電源オン状態であり、印刷等の動作を実行可能な通常状態と、見かけ上電源オフ状態であり、通常状態に比べて消費電力の少ない省電力状態とを有している。省電力状態は、ユーザには電源がオフのように見えるが、後述のCPU311がプログラムメモリ313に格納されたプログラムを実行できる状態である。例えば、省電力状態では、操作パネル320の表示画面を消灯したり、後述のスキャナ部315、印刷部317及び操作部制御回路319等への電源の供給を遮断したりすることにより通常状態よりも消費電力を低減させる。ユーザは、例えば、操作パネル320を操作することにより、通常状態から省電力状態へ遷移させることができる。また、例えば、MFP300は、通常状態において所定時間ユーザによる操作やジョブの実行がない場合には、通常状態から省電力状態に遷移してもよい。以下、本実施形態の説明において、通常状態を電源オン状態と、省電力状態を電源オフ状態ということがある。
図4は、管理サーバ400の制御系の構成を示すブロック図である。管理サーバ400は、装置全体の制御を行うメインボード410と、ネットワーク接続ユニット401と、ハードディスクユニット402とを有する。メインボード410に配置されるマイクロプロセッサ形態のCPU411は、内部バス412を介して接続されているROM形態のプログラムメモリ413に格納されている制御プログラムと、RAM形態のデータメモリ414の内容とに従って動作する。CPU411はネットワーク制御回路415を介してネットワーク接続ユニット401を制御することで、インターネット101と接続し、他の装置との通信を行う。CPU411はハードディスク制御回路416を経由して接続されたハードディスクユニット402にデータを読み書きすることができる。ハードディスクユニット402には、プログラムメモリ413にロードして使用されるオペレーティングシステムや管理サーバ400の制御ソフトウェアが格納されるほか、各種のデータも格納される。端末装置200から受信した印刷ジョブのデータは、印刷ジョブを実行するべきMFP300の個体ごとに識別されてハードディスクユニット402に格納される。なお、管理サーバ400は情報処理装置の一種である。
図5は、MFP300の制御系の構成を示すブロック図である。マイクロプロセッサ形態のCPU311は、内部バス312を介して接続されているROM形態のプログラムメモリ313に格納されている制御プログラムと、RAM形態のデータメモリ314の内容とに従って動作する。
CPU311は、スキャナ部315を制御して原稿を読み取り、データメモリ314中の画像メモリ316に原稿の画像を格納する。また、CPU311は、印刷部317を制御してデータメモリ314中の画像メモリ316の画像を記録媒体に印刷することができる。例えば、CPU311は、管理サーバ400から実行対象のジョブを受信したときは、印刷部317を制御して受信したジョブ(印刷ジョブ)を実行することができる。
また、CPU311は、無線LANユニット318を制御することで、外部に設けられた無線LANアクセスポイント321と接続する。無線LANアクセスポイント321はインターネット101と接続されており、MFP300のCPU311は無線LANアクセスポイント321経由でインターネットと接続し他の装置と通信を行うことができる。例えば、CPU311は無線LANユニット318を制御することにより無線LANアクセスポイント321を介して管理サーバ400にXMPP接続の接続要求を送信する。管理サーバ400はMFP300からの接続要求に応答することでMFP300と管理サーバ400の間にXMPP接続が確立する。これにより、MFP300と管理サーバ400とはこの接続が確立された通信によりメッセージの送受信等を行うことができる。なお、XMPP接続はいわゆる常時接続であり、接続が確立されている間は、管理サーバ400はMFP300からジョブ情報の要求を受信しなくてもMFP300に対してジョブ通知を送信することができる。つまり、接続が確立されている間、MFP300はいわゆるプッシュ通知方式により管理サーバ400に印刷ジョブが保持されていることを知ることができる。また、無線LANの代わりに有線LANをインターネットに接続してもよい。
さらに、CPU311は操作部制御回路319を制御することによって、MFP300の外面に設けられた操作パネル320にMFP300の状態の表示や機能選択メニューの表示を行ったり、ユーザからの操作を受け付けたりすることが可能である。
上記の構成を組み合わせることで、MFP300はさまざまな機能をユーザに提供する。例えばインターネット101経由で接続された管理サーバ400から印刷ジョブを取得し、印刷部317を制御して記録媒体に印刷可能である。また、例えば、CPU311が無線LANユニット318を介して管理サーバ400に対してXMPP接続の接続要求を送信すると、管理サーバ400はMFP300からの接続要求に応答することでMFP300との間にXMPP接続を確立する。MFP300と管理サーバ400とはこの接続が確立された通信によりメッセージの送受信等を行うことができる。XMPP接続はいわゆる常時接続であり、接続が確立されている間は、管理サーバ400はMFP300からジョブ情報の要求を受信しなくてもMFP300に対してジョブ通知を送信することができる。つまり、接続が確立されている間、MFP300はいわゆるプッシュ通知方式により管理サーバ400に印刷ジョブが保持されていることを知ることができる。
また、例えばスキャナ部315を制御して原稿を読み取った画像をインターネット101経由で管理サーバ400や他の装置に送信することができる。さらに、例えば、操作パネル320へのユーザによる入力を受けて各機能の動作を開始することができ、スキャナ部315を制御して原稿を読み取った画像を印刷部317で印刷することでコピー機能を実行することも可能である。
<管理サーバの作動>
次に、管理サーバ400の機能構成と処理内容とを説明する。図6は、管理サーバ400の機能構成の例を示す図である。管理サーバ400は、受信部601と、制御部602と、保持部603と、送信部604とを有する。受信部601は、MFP300からの各種の要求を受信したり、端末装置200からのジョブを受信したりする。制御部602は、後述するフローチャートに示す処理を実行する。保持部603はハードディスクユニット402を用いて端末装置200から送信されたジョブを保持する。送信部604はMFP300に各種の情報を送信する。本実施形態では、管理サーバのCPU411がプログラムメモリ413に格納されたプログラム実行することにより、CPU411が図6に示す各機能部として機能する。
図7は、管理サーバ400のCPU411の処理内容を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は管理サーバ400が起動され、管理サーバ400の制御プログラムが起動されるとCPU411が図6に示す各部として機能し、処理が開始される。
S700において、制御部602は、管理サーバ400を制御するプログラムの各種初期化を行い、S701に進み、S701からS716の繰り返しループに入る。この繰り返しループの中で、受信部601はS703からS705までの各ステップで各種のイベントを外部から受信する。また、制御部602は、受信部601が受信したそれぞれのイベントに応じた処理を行う。
S703において、制御部602は、受信部601がイベントとしてMFP300からXMPP接続要求を受信したことを検知した場合、S706へ進み、XMPP接続要求の送信元のMFP300とのXMPP接続確立処理を行い、S707に進む。一方、制御部602は、受信部601がイベントとしてMFP300からXMPP接続要求を受信したことを検知しない場合、S704に進む。
S707において、制御部602は、S706でXMPP接続を確立したMFP300が実行すべき印刷ジョブが保持部603にスプール(保持)されているか否かを判定する。制御部602は、該当するMFP300への印刷ジョブが保持部603にスプールされている場合、S708へ進む。
S708において、送信部604は、接続が確立されているXMPPチャネルを用いて、ジョブ通知のメッセージを該当するMFP300へ送信する。なお、ジョブ通知のメッセージは、ジョブが発生したMFP300に対してその旨を通知するメッセージのことである。
上記のS707およびS708の処理により、XMPP接続確立処理後にその接続を確立したMFP300に対する印刷ジョブが保持部603にスプールされている場合には、管理サーバ400からそのMFP300に対してジョブ通知が送信される。この際、既にそのジョブ通知を該当するMFP300に送信済みの状態であったとしても、再びジョブ通知を送信してもよい。
一方、S707において、制御部602は、該当するMFP300への印刷ジョブが保持部603にスプールされていない場合にはS716に進み、繰り返しのループにより再びS701に戻り処理を繰り返す。すなわち、該当するMFP300へジョブ通知のメッセージは送信されない。
S704において、制御部602は、受信部601がイベントとして端末装置200から投入された印刷ジョブを受信したことを検知した場合S710へ進む。一方、制御部602は、受信部601がイベントとして端末装置200から投入された印刷ジョブ受信したことを検知しない場合、S705に進む。
S710において、制御部602は、投入された印刷ジョブを保持部603にスプールする。続くS711において、制御部602は、投入された印刷ジョブを実行するべきMFP300を特定し、該当するMFP300との間でXMPP接続が確立済みであるかどうかを判定する。制御部602は、XMPP接続確立済みである場合はS712へ進み、該当するMFP300に対してXMPP接続チャネルを用いてジョブ通知のメッセージを送信する。
一方、S711において、制御部602は、XMPP接続が確立していなかった場合にはS716に進み、繰り返しのループにより再びS701に戻り処理を繰り返す。すなわち、該当するMFP300に対してXMPP接続チャネルを用いてジョブ通知のメッセージは送信されない。
S705において、制御部602は、受信部601がイベントとしてMFP300からのジョブ情報要求を受信していることを検知した場合にはS713へ進む。ここで、ジョブ情報は、画像やテキスト等、印刷対象の内容そのものの情報であり、ジョブ情報要求は、MFP300が管理サーバ400に対して行う、管理サーバ400にて管理しているジョブ情報をMFP300に送信せよ、という要求である。このジョブ情報要求は例えばIPP(Internet Printing Protcol)を用いることができるが、他のプロトコルを使用してもよい。一方、S705において、制御部602は、受信部601がイベントとしてMFP300からのジョブ情報要求を受信していることを検知しない場合は、S716に進み、繰り返しのループによりS701に戻り処理を繰り返す。
S713において、制御部602は、ジョブ情報要求の送信元のMFP300を特定し、該当するMFP300で実行するべき印刷ジョブが保持部603にスプール(保持)されているかどうかを判定する。制御部602は、該当するMFP300への印刷ジョブがスプールされていると判定した場合はS714へ進み、接続を確立しているXMPPチャネルを通じてそのジョブ情報を該当するMFP300へ送信する。その後、制御部602は、S716に進み、繰り返しのループによりS701に戻り処理を繰り返す。ジョブ情報を送信した後、制御部602は保持部603にスプールされているジョブ情報を削除する。あるいは、ジョブ情報を正常に受信したことを示すACK情報(肯定応答)などをMFP300が管理サーバ400に返送し、管理サーバ400がそのACK情報を受信した場合に、制御部602は保持部603にスプールされているジョブ情報を削除してもよい。一方、S713において、制御部602は、該当するMFP300への印刷ジョブが存在しないと判定した場合は、S715へ進み、該当するMFP300への応答として「ジョブなし」を示す情報を送信する。その後、制御部602は、S716に進み、繰り返しのループによりS701に戻り処理を繰り返す。
なお、S707における印刷ジョブの存在についての判定処理は、S706のXMPP接続確立の処理の後に行われる場合に限らず、接続が確立されていない状態で行われてもよい。例えば管理サーバ400に登録されている全てのMFP300について、管理サーバ400がジョブの有無の判定処理を定期的に行う。そして管理サーバ400は、接続確立時にはジョブの存在の判定処理自体は行わず、接続確立前に行われた最新の判定結果に応じて、通知を行うか否かを判定してもよい。また、接続が確立してから所定の時間が経過した後に判定処理が行なわれてもよい。しかしながら、図7のS706、S707のように、接続確立時にジョブの有無を判定することで、接続確立し、ジョブの存在を確認する必要があるMFP300を特定した上で判定を行うことができる。つまり管理サーバ400は、結果的に接続確立することのないMFPを含めて全てのMFPについて定期的にジョブの有無を判定する必要がなくなるので、管理サーバ400の負荷を低減することができる。
次に、XMPP接続が切断される場合を説明する。例えばMFP300の指示により、XMPP接続を切断するように命令があると切断処理が行なわれ、制御部602は該当するMFP300のXMPP接続が切断したことを認識することができる。よって、切断処理を行なったMFP300に対するその後の処理についても図7に示すフローチャートに従って行うことができる。一方、正常な切断シーケンスではなく、突発的な事象(例えば断線、抜線など)によりXMPP接続が切断される場合がある。このような場合、管理サーバ400では切断を認識できない場合があり、管理サーバ400は、該当するMFP300とはXMPP接続が確立されたままであると認識する場合がある。よって、このような状態において端末装置からの印刷ジョブの投入があると、制御部602はS711において判定を誤り、S712においてジョブ通知を送信することになる。この場合、MFP300からの応答がないので、結果的に制御部602はタイムアウトによるエラーなどによって該当するMFP300とのXMPP接続が切断していることを認識することになる。切断していることを認識した後は、制御部602は、図7に示すフローチャートに従って処理を行う。
<MFPの作動>
次に、MFP300の機能構成と処理内容とを説明する。図8は、MFP300の機能構成の例を示す図である。MFP300は、制御部802と、取得部803と、送信部804と、操作部805と、機能実行部806とを有する。制御部802は、後述するフローチャートに示す処理を実行する制御をする。取得部803は管理サーバ400に保持されたMFP300宛てのジョブを取得する。本実施形態の場合、取得部803は、受信部801と送信部804とを含み、これらにより、管理サーバ400からジョブを取得するための一連の動作がなされる。受信部801は、管理サーバ400からのジョブ通知やジョブ情報などを受信する。送信部804は、管理サーバ400に各種の要求を送信する。例えば、送信部804は管理サーバ400に対しジョブ情報要求を要求可能である。操作部805は、操作パネル320を通じてMFP300のユーザからの操作を受け付ける。機能実行部806は、MFP300の有する機能である、コピーやスキャンなどの各機能を実行する。本実施形態では、MFP300のCPU311がプログラムメモリ313に格納されたプログラムを実行することにより、CPU311が図8に示す各機能部として機能する。
一例として、制御部802は、受信部801が管理サーバ400からのジョブ通知やジョブ情報を受信可能なようにするか否かを制御する。また、例えば制御部802は、送信部804に管理サーバ400へ各種の要求を送信させるか否かを制御する。また、例えば制御部802は、機能実行部806に各種機能を実行させるか否かを制御する。さらに、例えば、制御部802は、MFP300の電力状態を通常状態もしくは省電力状態になるようにMFP300の電力制御を行う。
図9は、MFP300のCPU311の処理内容を示すフローチャートである。本フローチャートの処理はMFP300がAC電源に接続され、MFP300の制御プログラムが起動されるとCPU311は図8に示す各部として機能し、処理が開始される。このときMFP300は省電力状態(電源オフ状態)にある。
制御部802は、S900でMFP300の各種初期化処理を行った後、S901からS913の繰り返しループ(以下、繰り返しループA)に入る。この繰り返しループの中では、ステップS906およびS909の各ステップで、外部から受信部801または操作部805が受信する各種のイベントを検知して、制御部802はそれぞれのイベントに応じた処理を行う。
S903において、制御部802は、MFP300の状態が通常状態であるか省電力状態であるかを判定し、通常状態である場合はS905へ進む。一方、制御部802は、MFP300が省電力状態である場合は、S915に進む。
S905において、制御部802は、前回のジョブ情報要求から所定時間経過したか否かを判断する。制御部802は、前回のジョブ情報要求から所定時間経過している場合はS908へ進み、所定時間経過していない場合はS906へ進む。この所定時間は、例えば、5秒から30秒までの間で操作部805が変更可能に設定を受け付けてもよい。また、5秒より短くてもよいし、30秒よりも長くてもよい。
S908において、MFP300は、そのジョブの取得を行なう処理を開始する。このときMFP300は、S908において、送信部804は管理サーバ400に対してジョブ情報要求を送信し、その応答を受信部801が受信することによりジョブを取得するいわゆるプルジョブ方式によりジョブを取得する。ここでジョブ情報要求は例えばIPPを用いることができるが、他のプロトコルを使用してもよい。
S905およびS908の処理により、前回のジョブ情報要求から所定時間経過した場合にのみ送信部804が管理サーバ400に対しジョブ情報要求を送信する。これにより、MFP300が短時間に繰り返しジョブ情報取得要求を実行して管理サーバ400に過大な負荷をかけることを防ぐことができる。
続くS909において、制御部802は、S908において受信した応答の内容を確認し、自装置宛てのジョブ情報を受信したか否かを判定する。制御部802は、自装置宛てのジョブ情報を受信したと判定した場合はS910へ進み、受信したジョブの印刷の実行を機能実行部806に実行させる。一方、制御部802は、S909の結果、自装置宛てのジョブ情報を受信していない、すなわち「ジョブなし」の応答を管理サーバ400から受信したと判定した場合はそのままS913に進み、繰り返しループAによりS901に戻り処理を繰り返す。すなわち、ジョブは実行されない。
S906において、制御部802は、イベントとして操作パネル320への操作によりコピー動作実行を指示する操作が行われたことを操作部805が検知した場合には、S912へ進み、コピー動作を実行する。一方、制御部802は、コピー指示操作を操作部805が検知しない場合は、S913に進み、繰り返しループAによりS901に戻り処理を繰り返す。
S915において、制御部802は管理サーバ400との間にXMPP接続を確立し、S917に進む。なお、このとき、MFP300はS903において省電力状態であると判定されている。すなわち、MFP300は、省電力状態のときに管理サーバ400との間にXMPP接続を確立する。このように、制御部802は、省電力状態であっても受信部801によりジョブ通知の受信を行うことができるように管理サーバ400とのXMPP接続の状態を制御する。なお、省電力状態においては、例えば、CPU311に供給するクロック周波数を下げたり、操作パネル320の照明を消灯したり、また使用していないブロック(不図示)への電力供給を遮断することで電力消費量を下げる。
S917に進むと、制御部802は、S917からS921の繰り返しループ(以下、繰り返しループB)に入る。繰り返しループBの中では、S918からS919までの各ステップで、外部から受信部801または操作部805が受信する各種のイベントを検知して、制御部802はそれらが受信したそれぞれのイベントに応じた処理を行う。
S918において、制御部802は、イベントとしてMFP300の操作パネル320への操作により電源オン操作が行われたことを操作部805が検知した場合には、S920へ進む。一方、制御部802は、電源オン操作が行われたことを操作部805が検知しない場合は、S919に進む。
S919において、制御部802は、受信部801がイベントとして管理サーバ400から接続を確立したXMPP接続を用いてジョブ通知のメッセージを受信したことを検知した場合には、S920へ進む。制御部802は、受信部801がジョブ通知のメッセージを受信したことを検知しない場合は、S921に進み、繰り返しループBによりS917に戻り繰り返し処理を行なう。つまり、MFP300は、省電力状態の場合には、電源オン操作が行われるか、もしくはジョブ通知を受信するまでは省電力状態を維持する。また、本実施形態の場合、省電力状態では、管理サーバ400からMFP300へジョブ通知が送信されるいわゆるプッシュ通知方式により、MFP300は管理サーバ400に印刷ジョブが保持されていることを知ることができる。
S920において、制御部802は管理サーバ400と通信をおこない、管理サーバ400がXMPP接続を切断するように要求をする。以降、管理サーバ400からMFP300へXMPP接続によるジョブ情報は通知されない。本実施例では管理サーバ400がXMPP接続を切断するが、MFP300がXMPP接続を切断するように構成してもよい。その後、S922において、制御部802は、MFP300の状態を省電力状態から通常状態へ遷移させる。MFP300が省電力状態から通常状態に復帰すると、制御部802は、繰り返しループA内のS905の処理へ進む。
S919においてジョブ通知を受信したと判定されてからS905に進んだ場合、サーバにはMFP300宛てのジョブ情報が存在するので、S905以降の処理によりジョブが実行される。つまり、S919においてジョブ通知を受信したと判定されると、その後の処理により速やかに通常状態に復帰してジョブの実行が行われる。
以上説明したように、本実施形態におけるMFP300は、省電力状態(電源オフ状態)の場合に管理サーバ400とXMPP接続を確立する。これにより、MFP300はいわゆるプル通知方式により管理サーバ400からのジョブ通知を受けてただちに通常状態(電源オン状態)に遷移し、印刷を開始することができる。一方、MFP300は通常状態(電源オン状態)の場合に管理サーバ400とXMPP接続を切断し、管理サーバ400に対しジョブ情報要求を行う。これにより、MFP300はいわゆるプルジョブ方式によりジョブを取得して実行することができる。
なお、図7のS714において管理サーバ400が送信し、図9のS909でMFP300の受信部801が受信するジョブ情報は、画像やテキスト等の印刷対象のデータの他、そのデータの格納場所を示すURL等の所在情報であってもよい。後者の場合、管理サーバ400は、管理サーバ400内のハードディスクユニット402等のメモリもしくは管理サーバ400の外部のサーバに印刷対象のデータを格納する。そして、その格納場所を示す所在情報を、管理サーバ400がS714においてMFP300に送信する。この場合、S910においてMFP300は、受信された所在情報に従って印刷対象のデータの格納場所にアクセスし、そのアクセスにより該データを取得し、取得された該データに基づく印刷を実行する。
<印刷システム全体の処理>
以下、図10から図12までに示すシーケンス図により印刷システム100全体の処理の流れを説明する。なお、図10~図12において、端末装置200、MFP300のユーザとしてユーザ500を例に説明する。なお、端末装置200、MFP300は、管理サーバ400を介して接続されているため、端末装置200とMFP300とは遠距離に設けられていても良く、それぞれのユーザが異なっていても良い。また、対応する図7または図9の処理を併せて示す。
図10は、管理サーバ400側に自装置宛てのジョブがない状態でMFP300を電源オン操作した場合のシーケンス図である。S1001において、ユーザ500はMFP300の操作パネル320を操作し、MFP300の電源オン操作を行う。MFP300は、ユーザ500による電源オン操作に応じて電源オンイベントに対する処理を行う(S918)。これにより、MFP300は、省電力状態から通常状態に復帰する(S920)。S1002において、MFP300は、管理サーバ400にジョブ情報要求を行う(S908)。S1003において、管理サーバ400は、MFP300からのジョブ情報要求に応答してジョブ応答をおこなう(S715)。ここでは、管理サーバ400にスプールされているジョブが存在しないため、管理サーバ400はMFP300に対し「ジョブなし」情報を送信する。この場合、MFP300はジョブ実行を行わない。
図11は、MFP300が電源オン状態(通常状態)で、端末装置200から管理サーバ400へジョブを投入した場合のシーケンス図である。S1101において、ユーザ500は端末装置200を操作し、所望のデータの印刷操作を行う。S1102において、端末装置200は、ユーザ500による印刷操作に応じて管理サーバ400に対して印刷ジョブを送信する。S1103において、管理サーバ400は、端末装置200から印刷ジョブが送信されたことに応答して(S704)、その印刷ジョブを自身のハードディスクユニット402へスプールする(S710)。S1104において、MFP300は管理サーバ400にジョブ情報要求を送信する(S908)。S1105において、管理サーバ400は、ハードディスクユニット402にスプールされているジョブ情報についてMFP300に応答する(S714)。図11では、端末装置200から管理サーバ400へ該当するMFP300のジョブが投入されているため、管理サーバ400はジョブ情報(印刷ジョブ)をMFP300に送信する。なお、管理サーバ400へジョブが投入されていない場合は、管理サーバ400は「ジョブなし」情報をMFP300へ送信する。S1108において、MFP300は、ジョブ情報(印刷ジョブ)を受信するとにおいて印刷ジョブの実行を行う。
ここで、該当するMFP300に対する印刷ジョブが複数スプールされていた場合には、管理サーバ400はS1105でジョブ情報として全ての印刷ジョブのデータを送信してもよい。この場合、MFP300は全ての印刷ジョブを連続して実行するように制御する。あるいはMFP300が1つの印刷ジョブを完了するごとに再度ジョブ情報要求を送信し、次の印刷ジョブ情報を受信した場合は続けて印刷ジョブを実行するように制御してもよい。
図12は、MFP300が電源オフ状態(省電力状態)で端末装置200からジョブを投入した場合のシーケンス図である。S1201において、ユーザ500はMFP300を操作し電源オフ操作を行う。ここではユーザ500の操作によってMFP300の電源オフ操作が行われる例を記載したが、一定時間が経過するとMFP300が自動的に電源オフ状態に遷移するように構成してもよい。
S1202において、MFP300は管理サーバ400に対してXMPP接続要求を実行する(S915)。S1203において、管理サーバ400は、XMPP接続要求に応じて管XMPP接続処理を行い、管理サーバ400とMFP300の間でXMPP接続が確立する(S706)。
S1204において、ユーザ500は端末装置200を操作し、所望のデータの印刷操作を行う。S1205において、端末装置200はユーザによる印刷操作に応じて管理サーバ400に対して印刷ジョブを送信する。S1206において、管理サーバ400は、端末装置200から送信された印刷ジョブを自身のハードディスクユニット402へスプールする(S710)。このとき、管理サーバ400は、MFP300とのXMPP接続を確立しているので、S1207においてMFP300に対してジョブ通知送信処理を実行する(S712)。S1208において、ジョブ通知を受信したMFP300はXMPP切断要求を実行する。XMPP切断要求を受信した管理サーバ400はMFP300とのXMPP接続を切断する(S920)。続いてS1209において、MFP300は電源オン処理(通常状態への復帰)を実施する(S922)。
S1210において、MFP300はジョブ情報要求を管理サーバ400に送信する(S908)。S1211において、管理サーバ400はジョブ情報をMFP300に送信する(S714)。S1212において、ジョブを受信したMFP300は印刷実行処理をする(S910)。
本実施例では、MFP300が電源オフの状態(省電力状態)において、MFP300と管理サーバ400との間でXMPP接続が確立している。これにより、MFP300は、電源オフの状態のときに端末装置200等から管理サーバ400へ印刷ジョブが投入された場合でも速やかに電源オン状態に遷移して管理サーバ400からジョブを取得して印刷することができる。
また、本実施形態の説明においては管理サーバ400から送信され、MFP300で実行するジョブの種類としてMFP300の印刷部317により記録媒体に印刷を行う印刷ジョブの場合を説明したが、他の種類のジョブであってもよい。例えば、スキャナ部315で原稿を読み取った画像を管理サーバ400に送るスキャンジョブであってもよい。さらには、印刷ジョブとスキャンジョブのそれぞれの通知を受けて、同時並行動作するように制御するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、MFP300の状態が通常状態から省電力状態に遷移するときは受信部801がジョブ通知を受信可能なように制御部802が受信部801を制御する。したがって、MFP300は省電力状態であっても端末装置200から管理サーバ400へジョブが投入されたことを検知することができる。また、本実施形態によれば、省電力状態においてMFP300がジョブ通知を受信したときは制御部802がMFP300の電力制御を行い省電力状態から通常状態へ遷移させる。これにより、MFP300は、端末装置200から管理サーバ400へジョブが投入された際の電力状態が省電力状態であってもジョブを実行可能な通常状態へ復帰することができる。さらに本実施形態によれば、MFP300が通常状態のときは送信部804が管理サーバ400へジョブ情報要求を送信する。これにより、省電力状態から通常状態に復帰したMFP300はジョブ情報要求に対する応答として管理サーバ400から送信されたジョブ情報を受信してそのジョブを実行することができる。したがって、MFP300が省電力状態であっても速やかに印刷を開始することができる。
<その他の実施形態>
先の実施形態1においては処理装置として印刷装置とスキャナ、その他の機能を兼ね備えたマルチファンクションプリンタ(MFP)を例に説明したが、印刷機能やスキャナ機能以外の機能を持つその他の処理装置を用いる場合であってもよい。また、管理サーバ400とMFP300がインターネット101経由で接続されている場合を主として説明したが、これら装置がローカルネットワークで直接接続されている形態であってもよい。
また、実施形態1においてはMFPと管理サーバとの間のセッションを確立するプロトコルとしてXMPPを用いる場合を例に挙げて説明したが、これに限られるものではなく、他のプロトコルを用いてセッションを確立して情報のやり取りを行なってもよい。同様にMFPと管理サーバの間でジョブ取得をするプロトコルとしてIPPを用いる場合を例に挙げて説明したが、これに限られるものではないことは言うまでもない。
また、MFP300は、省電力状態として消費電力の異なる複数の状態を有していてもよい。例えば、MFP300は通常状態の他に第1省電力状態と第2省電力状態とを有していてもよい。例えば、第1省電力状態は操作パネル320の照明を消灯することで消費電力を下げる。また例えば、第2省電力状態はCPU311に供給するクロック周波数を下げ、使用していないブロック(不図示)への電力供給を遮断することで第1省電力状態よりもさらに電力消費量を下げる。このような構成において、例えば、第1および第2省電力状態のいずれの状態でも管理サーバとの間でXMPP接続を確立してもよい。また、例えば、通常状態および第1省電力状態の場合は所定時間ごとに管理サーバ400に対してジョブ情報要求を行い、第2省電力状態のときは管理サーバ400との間でXMPP接続を確立してもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
200 端末装置、300 MFP、400 管理サーバ、801 受信部、802 制御部、803 取得部、804 送信部

Claims (14)

  1. ネットワークを介してサーバから受信したジョブを実行可能であり、第1の電力状態及び前記第1の電力状態よりも消費電力が低い第2の電力状態を有する印刷装置であって、
    前記印刷装置の電力状態が前記第1の電力状態から前記第2の電力状態に遷移するときに前記サーバに通信の接続を要求し、前記第2の電力状態から前記第1の電力状態に遷移したときに前記サーバに接続の切断を要求する接続手段と、
    前記印刷装置が前記第1の電力状態であるときに、前記サーバからジョブを取得する取得手段と、
    前記取得手段によるジョブの取得を制御する制御手段と、
    前記取得手段により取得されたジョブを実行する実行手段と、
    前記印刷装置の電力状態が前記第1の電力状態又は前記第2の電力状態になるように制御する電力制御手段と、を備え、
    前記印刷装置の電力状態が前記第1の電力状態から前記第2の電力状態に遷移するときは、前記制御手段は前記実行手段の実行対象となるジョブを前記サーバが保持している旨の通知を、前記接続手段の要求により確立された通信により前記サーバから受信可能なように前記取得手段を制御し、
    前記第2の電力状態において前記取得手段により前記通知が受信されたことに基づいて、前記電力制御手段は前記印刷装置を前記第1の電力状態に遷移させ、前記制御手段は前記第1の電力状態において前記取得手段にジョブを取得させ、前記実行手段は前記取得されたジョブを実行する、ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記電力制御手段はさらに、前記第1の電力状態で第2の所定時間経過したときは、前記第1の電力状態から第2の電力状態に遷移させることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記取得手段は前記サーバへジョブを要求可能であり、
    前記第1の電力状態のときは、前記制御手段は前記取得手段が前記サーバへ前記実行手段の実行対象となるジョブを要求するように前記取得手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御手段は第1の所定時間ごとに前記取得手段に前記サーバへジョブを要求させることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記取得手段が前記サーバへジョブを要求した場合において、前記取得手段が前記サーバから前記実行手段の実行対象となるジョブを取得したときは、前記実行手段は前記取得手段により取得されたジョブを実行する、
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の印刷装置。
  6. サーバと、ネットワークを介してサーバから受信したジョブを実行可能であり、第1の電力状態及び前記第1の電力状態よりも消費電力が低い第2の電力状態を有する印刷装置と、を有する印刷システムであって、
    前記印刷装置は、
    前記印刷装置の電力状態が前記第1の電力状態から前記第2の電力状態に遷移するときに前記サーバに通信の接続を要求し、前記第2の電力状態から前記第1の電力状態に遷移したときに前記サーバに接続の切断を要求する接続手段と、
    前記印刷装置が前記第1の電力状態であるときに、前記サーバからジョブを取得する取得手段と、
    前記取得手段によるジョブの取得を制御する制御手段と、
    前記取得手段により取得されたジョブを実行する実行手段と、
    前記印刷装置の電力状態が前記第1の電力状態又は前記第2の電力状態になるように制御する電力制御手段と、を備え、
    前記印刷装置の電力状態が前記第1の電力状態から前記第2の電力状態に遷移するときは、前記制御手段は、前記サーバが前記実行手段の実行対象となるジョブを保持している旨の通知を、前記接続手段の要求により確立された通信により前記サーバから受信可能なように前記取得手段を制御し、
    前記第2の電力状態において前記取得手段により前記通知が受信されたことに基づいて、前記電力制御手段は前記印刷装置を前記第1の電力状態に遷移させ、前記制御手段は前記第1の電力状態において前記取得手段にジョブを取得させ、前記実行手段は前記取得されたジョブを実行する、
    ことを特徴とする印刷システム。
  7. 記サーバは、前記接続手段から接続の要求があったときは、前記印刷装置との接続を確立する、ことを特徴とする請求項に記載の印刷システム。
  8. 記サーバは、前記接続手段から接続の切断の要求があったときは、前記印刷装置との接続を切断する、
    ことを特徴とする請求項に記載の印刷システム。
  9. 前記印刷装置のジョブを、ネットワークを介して前記サーバへ送信可能な端末装置をさらに備え、
    前記サーバは、前記端末装置から送信された前記印刷装置のジョブを保持する、
    ことを特徴とする請求項ないしのいずれか1項に記載の印刷システム。
  10. 前記サーバは、前記端末装置から送信された前記印刷装置のジョブを保持した場合において、前記印刷装置との接続が確立しているときは、前記印刷装置に前記通知を送信することを特徴とする請求項に記載の印刷システム。
  11. 前記取得手段はさらに、前記サーバへジョブを要求可能であり、
    前記サーバは、前記端末装置から送信された前記印刷装置のジョブを保持した場合において、前記印刷装置との接続が確立していないときは、前記取得手段によるジョブの要求があった際に前記ジョブを前記印刷装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の印刷システム。
  12. 前記取得手段による前記サーバへのジョブの要求があった場合において、前記印刷装置が前記サーバから前記実行手段の実行対象となるジョブを受信したときは、前記実行手段は受信したジョブを実行する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の印刷システム。
  13. ネットワークを介してサーバから受信したジョブを実行可能であり、第1の電力状態及び前記第1の電力状態よりも消費電力が低い第2の電力状態を有する印刷装置の制御方法であって、
    前記印刷装置の電力状態が前記第1の電力状態から前記第2の電力状態に遷移するときに前記サーバに通信の接続を要求し、前記第2の電力状態から前記第1の電力状態に遷移したときに前記サーバに接続の切断を要求する接続工程と、
    前記印刷装置が前記第1の電力状態であるときに、前記サーバからジョブを取得する取得工程と、
    前記取得工程によるジョブの取得を制御する制御工程と、
    前記取得工程により取得されたジョブを実行する実行工程と、
    前記印刷装置の電力状態が前記第1の電力状態又は前記第2の電力状態になるように制御する電力制御工程と、を備え、
    前記印刷装置の電力状態が前記第1の電力状態から前記第2の電力状態に遷移するときは、前記制御工程は、前記サーバが前記実行工程の実行対象となるジョブを保持している旨の通知を、前記接続工程における要求により確立された通信により前記サーバから受信可能なように前記取得工程を制御し、
    前記第2の電力状態において前記取得工程により前記通知が受信されたことに基づいて、前記電力制御工程は前記印刷装置を前記第1の電力状態に遷移させ、前記制御工程は前記第1の電力状態において前記取得工程にジョブを取得させ、前記実行工程は前記取得されたジョブを実行する、
    ことを特徴とする制御方法。
  14. コンピュータを、請求項1ないし5の何れか1項に記載の印刷装置の各手段として実行させるためのプログラム。
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