JP7126961B2 - 点火プラグ - Google Patents
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[態様]
中心電極と、
前記中心電極の周囲に配置され、前記中心電極を絶縁保持する主体金具と、
一端が自由端であり、他端が前記主体金具と接続された棒状の電極本体と、前記電極本体の特定の側面に配置され、前記中心電極と対向する放電面を有する多角柱形状の電極チップと、前記電極本体と前記電極チップとの間に形成される溶融部と、を備える接地電極と、
を備える点火プラグであって、
前記特定の側面に沿って前記放電面の重心から前記一端に向かう方向を第1方向とし、前記第1方向の反対方向を第2方向とし、前記放電面と垂直な方向のうち、前記電極本体から前記電極チップに向かう方向を第3方向とするとき、
前記溶融部は、前記電極チップの前記第3方向に延びる複数の辺部の一部を覆う溶融ダレを有し、
前記複数の辺部は、前記放電面の前記重心よりも前記第1方向側に位置し、前記溶融ダレに一部が覆われた複数の第1の辺部と、前記放電面の前記重心よりも前記第2方向側に位置し、前記溶融ダレに少なくとも一部が覆われた複数の第2の辺部と、を含み、
前記特定の側面に沿って延び、前記第1方向と直交する方向を第4方向とし、前記第4方向の反対方向を第5方向とし、
前記第1の辺部における前記溶融ダレの前記第3方向の端から前記放電面までの前記第3方向の最小の長さを第1の露出長とし、前記第2の辺部における前記溶融ダレの前記第3方向の端から前記放電面までの前記第3方向の最小の長さを第2の露出長とするとき、
前記複数の第1の辺部のうち、前記放電面の前記重心よりも前記第4方向に存在する一の辺部の前記第1の露出長は、前記複数の第2の辺部のうち、前記放電面の前記重心よりも前記第4方向に存在する一の辺部の前記第2の露出長よりも長く、
前記複数の第1の辺部のうち、前記放電面の前記重心よりも前記第5方向に存在する他の辺部の前記第1の露出長は、前記複数の第2の辺部のうち、前記放電面の前記重心よりも前記第5方向に存在する他の辺部の前記第2の露出長よりも長く、
前記複数の第1の辺部のうち、前記放電面の前記重心よりも前記第5方向に存在する前記他の辺部の前記第1の露出長は、前記複数の第1の辺部のうち、前記放電面の前記重心よりも前記第4方向に存在する前記一の辺部の前記第1の露出長よりも長いことを特徴とする、点火プラグ。
前記中心電極の周囲に配置され、前記中心電極を絶縁保持する主体金具と、
一端が自由端であり、他端が前記主体金具と接続された棒状の電極本体と、前記電極本体の特定の側面に配置され、前記中心電極と対向する放電面を有する多角柱形状の電極チップと、前記電極本体と前記電極チップとの間に形成される溶融部と、を備える接地電極と、
を備える点火プラグであって、
前記特定の側面に沿って前記放電面の重心から前記一端に向かう方向を第1方向とし、前記第1方向の反対方向を第2方向とし、前記放電面と垂直な方向のうち、前記電極本体から前記電極チップに向かう方向を第3方向とし、
前記溶融部は、前記電極チップの前記第3方向に延びる複数の辺部の一部を覆う溶融ダレを有し、
前記複数の辺部のうち、前記放電面の前記重心よりも前記第1方向側に位置し、前記溶融ダレに一部が覆われた辺部を第1の辺部とし、前記放電面の前記重心よりも前記第2方向側に位置し、前記溶融ダレに少なくとも一部が覆われた辺部を第2の辺部とし、
前記第1の辺部における前記溶融ダレの前記第3方向の端から前記放電面までの前記第3方向の最小の長さを第1の露出長とし、前記第2の辺部における前記溶融ダレの前記第3方向の端から前記放電面までの前記第3方向の最小の長さを第2の露出長とするとき、
少なくとも1つの前記第1の辺部の前記第1の露出長は、前記第2の辺部の前記第2の露出長よりも長いことを特徴とする、点火プラグ。
前記電極本体の前記特定の側面から前記放電面までの前記第3方向の長さをチップ高さとするとき、
少なくとも1つの前記第1の辺部の前記第1の露出長は、前記チップ高さの1/2以上であり、
前記第2の辺部の前記第2の露出長は、前記チップ高さの1/2未満であることを特徴とする、点火プラグ。
少なくとも1つの前記第1の辺部の前記第1の露出長は、前記チップ高さの2/3以上であることを特徴とする、点火プラグ。
前記電極チップの前記第1の辺部の個数は、2個であり、
2個の前記第1の辺部のうちの一方の前記第1の露出長は、2個の前記第1の辺部のうちの他方の前記第1の露出長よりも長いことを特徴とする、点火プラグ。
2個の前記第1の辺部のうちの一方の前記第1の露出長は、前記チップ高さの2/3以上であり、
2個の前記第1の辺部のうちの他方の前記第1の露出長は、前記チップ高さの1/2以上2/3未満であることを特徴とする、点火プラグ。
複数個の前記第1の辺部のそれぞれの前記第1の露出長は、複数個の前記第2の辺部のそれぞれの前記第2の露出長よりも長いことを特徴とする、点火プラグ。
前記電極チップの複数個の辺部の全てが、前記第1の辺部または前記第2の辺部であることを特徴とする、点火プラグ。
A-1.点火プラグの構成:
図1は本実施形態の点火プラグ100の断面図である。図1の一点破線は、点火プラグ100の軸線COを示している。軸線COと平行な方向(図1の上下方向)を軸線方向とも呼ぶ。軸線COを中心とする円の径方向を、単に「径方向」とも呼び、軸線COを中心とする円の周方向を、単に「周方向」とも呼ぶ。図1における下方向を先端方向FDと呼び、上方向を後端方向BDとも呼ぶ。図1における下側を、点火プラグ100の先端側と呼び、図1における上側を点火プラグ100の後端側と呼ぶ。
接地電極30の接地電極チップ39近傍の構成について、さらに、詳細に説明する。図2は、実施形態の接地電極30の接地電極チップ39近傍の構成を示す図である。図2(A)には、接地電極チップ39の第2放電面393の近傍を、軸線方向に沿って後端方向BDから先端方向FDに向かって見た図が示されている。図2(B)には、点火プラグ100の先端近傍を特定面で切断した断面CFが示されている。図2(A)の一点破線は、図2(B)の断面CFの切断位置を示している。
点火プラグ100の製造方法について、接地電極30の製造方法を中心に説明する。図5は、接地電極30の製造方法のフローチャートである。図6~図8は、接地電極30の製造方法の説明図である。先ず、曲げられる前の棒状の接地電極本体31が準備される。そして、接地電極本体31に溶接される前の接地電極チップ39が準備される。
(1)上記実施形態では、2個の第1の辺部SDa、SDbの第1の露出長La、Lbのそれぞれが、第2の辺部SDc、SDdの第2の露出長Lc、Ldよりも長いが、第1の露出長La、Lbのうちの一方だけが、第2の露出長Lc、Ldよりも長くても良い。この場合でも、2個の第1の辺部SDa、SDbの少なくとも1つにおいて、溶融部35が火花の接触により劣化することを抑制できる。
Claims (7)
- 中心電極と、
前記中心電極の周囲に配置され、前記中心電極を絶縁保持する主体金具と、
一端が自由端であり、他端が前記主体金具と接続された棒状の電極本体と、前記電極本体の特定の側面に配置され、前記中心電極と対向する放電面を有する多角柱形状の電極チップと、前記電極本体と前記電極チップとの間に形成される溶融部と、を備える接地電極と、
を備える点火プラグであって、
前記特定の側面に沿って前記放電面の重心から前記一端に向かう方向を第1方向とし、前記第1方向の反対方向を第2方向とし、前記放電面と垂直な方向のうち、前記電極本体から前記電極チップに向かう方向を第3方向とするとき、
前記溶融部は、前記電極チップの前記第3方向に延びる複数の辺部の一部を覆う溶融ダレを有し、
前記複数の辺部は、前記放電面の前記重心よりも前記第1方向側に位置し、前記溶融ダレに一部が覆われた複数の第1の辺部と、前記放電面の前記重心よりも前記第2方向側に位置し、前記溶融ダレに少なくとも一部が覆われた複数の第2の辺部と、を含み、
前記特定の側面に沿って延び、前記第1方向と直交する方向を第4方向とし、前記第4方向の反対方向を第5方向とし、
前記第1の辺部における前記溶融ダレの前記第3方向の端から前記放電面までの前記第3方向の最小の長さを第1の露出長とし、前記第2の辺部における前記溶融ダレの前記第3方向の端から前記放電面までの前記第3方向の最小の長さを第2の露出長とするとき、
前記複数の第1の辺部のうち、前記放電面の前記重心よりも前記第4方向に存在する一の辺部の前記第1の露出長は、前記複数の第2の辺部のうち、前記放電面の前記重心よりも前記第4方向に存在する一の辺部の前記第2の露出長よりも長く、
前記複数の第1の辺部のうち、前記放電面の前記重心よりも前記第5方向に存在する他の辺部の前記第1の露出長は、前記複数の第2の辺部のうち、前記放電面の前記重心よりも前記第5方向に存在する他の辺部の前記第2の露出長よりも長く、
前記複数の第1の辺部のうち、前記放電面の前記重心よりも前記第5方向に存在する前記他の辺部の前記第1の露出長は、前記複数の第1の辺部のうち、前記放電面の前記重心よりも前記第4方向に存在する前記一の辺部の前記第1の露出長よりも長いことを特徴とする、点火プラグ。 - 請求項1に記載の点火プラグであって、
前記電極本体の前記特定の側面から前記放電面までの前記第3方向の長さをチップ高さとするとき、
少なくとも1つの前記第1の辺部の前記第1の露出長は、前記チップ高さの1/2以上であり、
前記第2の辺部の前記第2の露出長は、前記チップ高さの1/2未満であることを特徴とする、点火プラグ。 - 請求項2に記載の点火プラグであって、
少なくとも1つの前記第1の辺部の前記第1の露出長は、前記チップ高さの2/3以上であることを特徴とする、点火プラグ。 - 請求項3に記載の点火プラグであって、
前記電極チップの前記第1の辺部の個数は、2個であり、
2個の前記第1の辺部のうちの一方の前記第1の露出長は、2個の前記第1の辺部のうちの他方の前記第1の露出長よりも長いことを特徴とする、点火プラグ。 - 請求項4に記載の点火プラグであって、
2個の前記第1の辺部のうちの一方の前記第1の露出長は、前記チップ高さの2/3以上であり、
2個の前記第1の辺部のうちの他方の前記第1の露出長は、前記チップ高さの1/2以上2/3未満であることを特徴とする、点火プラグ。 - 請求項1~5のいずれかに記載の点火プラグであって、
複数個の前記第1の辺部のそれぞれの前記第1の露出長は、複数個の前記第2の辺部のそれぞれの前記第2の露出長よりも長いことを特徴とする、点火プラグ。 - 請求項1~6のいずれかに記載の点火プラグであって、
前記電極チップの複数個の辺部の全てが、前記第1の辺部または前記第2の辺部であることを特徴とする、点火プラグ。
Priority Applications (1)
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JP2019010922A JP7126961B2 (ja) | 2019-01-25 | 2019-01-25 | 点火プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019010922A JP7126961B2 (ja) | 2019-01-25 | 2019-01-25 | 点火プラグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020119800A JP2020119800A (ja) | 2020-08-06 |
JP7126961B2 true JP7126961B2 (ja) | 2022-08-29 |
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ID=71892159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019010922A Active JP7126961B2 (ja) | 2019-01-25 | 2019-01-25 | 点火プラグ |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009541946A (ja) | 2006-06-19 | 2009-11-26 | フェデラル−モーグル コーポレイション | 極細ワイヤ接地電極を備える火花プラグ |
JP2015125879A (ja) | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 日本特殊陶業株式会社 | スパークプラグ |
JP2016012479A (ja) | 2014-06-30 | 2016-01-21 | 日本特殊陶業株式会社 | スパークプラグ |
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2019
- 2019-01-25 JP JP2019010922A patent/JP7126961B2/ja active Active
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