JP7126452B2 - 磁気共鳴イメージング装置のための選択可能な駆動ポートを有するrf送信システム - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置のための選択可能な駆動ポートを有するrf送信システム Download PDF

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Description

本発明は、RF(radio frequency)励起磁場を発生させるための磁気共鳴イメージング装置に用いられるRF送信システム、このようなRF送信システムを用いる磁気共鳴イメージングシステム、及びこのような磁気共鳴イメージングシステムにおけるこのようなRF送信システムの作動方法に関する。
磁気共鳴イメージング(MRI)の分野では、対象の核又は対象の内部の核を励起するために、均一性が高いRF(radio frequency)MR(magnetic resonance)励起場Bを有することが望ましい。比較的均一なRF磁気励起場Bを達成するためのボリュームRFコイルの標準的な動作方法として、マルチチャネル送信MRIが受け入れられている。単一チャネル動作モードと比較して、2チャネル送信技術は、Bの均質性を著しく向上させる。
既知のマルチチャネル送信システムでは、通常、RF電力信号が、RFコイル構成の個々の共振素子に接続されたRF駆動ポートを介してRFコイル構成に供給される。2チャネル送信MRシステムは、通常、RF電力信号をコイル構成のRF駆動ポートに印加するために、2つの独立したRF送信チェーン及び増幅器を使用する。異なるRF駆動ポートに印加されるRF電力は、RF場の均一性を最適化するために、個別に制御され得る(いわゆる「RFシミング」)。
従来のRF送信システムが図2に概略的に示されている。本明細書では、RF送信システムは、当技術分野でよく知られているように、一対の円形ループ部材L1、L2と、複数の16相互接続ラングRとを有するバードケージコイルとしてデザインされたRFコイル構成CAを備える。RFコイル構成はさらに、ラング又は円形ループ部材に電気的に接続され、バードケージコイル中心軸Aに関して方位角方向に90°の角度距離だけ離間した位置に配置された一対の駆動ポートDPを含む。2つのRF電源P1、P2からのRF電力が一対の駆動ポートDPに供給され、バードケージコイルの2つの直交モードが励起される。
一例として、国際出願WO2002/093321A1には、異なる送信チャネルにおいて、異なる電力能力を有するRF電力増幅器が使用されるマルチチャネル(例えば、直角(quadrature))MRI送信システムが記載されている。これは、均一なB磁場を得るための電力需要が非対称であり(RFシミング)、該非対称性が異なるイメージングアプリケーションに関して定性的に同じであるとき、RF電力能力の未使用の過剰を回避するので、システムコストが低減される。また、マルチチャネル送信ユニットは、各RF電力増幅器を、送信コイル構成(例えば、バードケージコイル)の各駆動ポートに選択的に接続することを可能にする整流子を備え得る。
上述のような既知のマルチチャネルMRI RF送信システムでは、多くの場合、1つのRF電力増幅器が、他の電力増幅器よりも著しく多くの電力を供給しなければならない(場合によっては最大電力定格)ような、RF励起磁場Bの最適な均一性のための所望のRFシミングを達成するための使用されるRF電力増幅器の相対位相及び相対電力の設定条件を適用する必要がある。そのような場合、最大電力定格にはすぐに達し得る一方、他の増幅器の使用可能電力は未使用のままである可能性がある。
したがって、本発明の目的は、公称RF電力定格と実際に使用されるRF電力との間の不均衡に対抗する改善されたMRI RF送信システムを提供することであり、該システムはこれにより、RF励起磁場強度Bのより大きい値を達成すること、及び/又は最大RF電力定格に関する要求仕様を緩和することができる。
本発明の1つの側面において、上記目的は、磁気共鳴イメージング装置において使用されるRF送信システムによって達成される。前記RF送信システムは、
少なくとも、第1のRF電源及び第2のRF電源を含むRFドライバユニットと、
中心軸を有するRFコイル構成とを備え、前記RFコイル構成は、複数のRFコイル部材と、前記複数のRFコイル部材のRFコイル部材に電気的に接続された複数の少なくとも二対の駆動ポートとをさらに含む。前記RFコイル構成は、前記複数の駆動ポートのうちの一対の駆動ポートにRF電力が供給されているとき、RF励起磁場Bを生成する。
前記複数の対の駆動ポートの各対の駆動ポートの各駆動ポートは、前記中心軸に関する方位角方向において90°の角度距離だけ離間して配置される。
前記RF送信システムはさらに、第1の切替状態において、前記第1のRF電源を前記複数の対の駆動ポートのうちの第1の対の駆動ポートの第1の駆動ポートに電気的に接続し、前記第2のRF電源を前記第1の対の駆動ポートの第2の駆動ポートに電気的に接続する複数の切替部材を備える。前記複数の切替部材はさらに、少なくとも第2の切替状態において、前記第1のRF電源を前記複数の対の駆動ポートのうちの少なくとも第2の対の駆動ポートの第1の駆動ポートに電気的に接続し、前記第2のRF電源を前記少なくとも第2の対の駆動ポートの第2の駆動ポートに電気的に接続する。前記第1の対の駆動ポートの前記第1の駆動ポート、及び前記少なくとも第2の対の駆動ポートの前記第1の駆動ポートは、前記中心軸に関する前記方位角方向において固定の所定角度距離だけ離間して配置される。
本願で使用される「RF電源」という用語は、RF電力を独立して生成するように構成された電源、及び共通のRF電源によって生成されるRF電力が受け取る電源を包含する。特に、RF電源は、RF増幅手段及び/又はRF電力スプリッタ及び/又はコンバイナを含み得る。
本願で使用される「電気的に接続する/電気的に接続された」という語句は、ガルバニック電気的接続、並びに容量性及び/又は誘導性電磁結合によって確立される電気的接続を包含するものと理解されるべきである。
本願において、任意の物体に関連して使用される用語「複数」は、特に、物体の量が少なくとも2つであるとして理解されるべきである。
本願で使用される場合、「ように構成される」という表現は、特定の態様でプログラムされる、展開される、装備される、又は配置されるものとして理解されるべきである。
さらに、本明細書では、「第1」、「第2」などの用語は区別のためにのみ使用されており、シーケンス又は優先順位を示すことを意味するものではないことに留意されたい。
提案されるRF送信システムの1つの利点は、所望のRFシミングを達成するための使用される複数のRF電源の電力レベルを互いに接近させることにより、RF電源の公称RF電力定格と、RF電源によって実際に供給されるRF電力レベルとの間の強い不均衡を好適に回避することができることである。
別の利点は、スキャンされる解剖学的構造や、関心対象の形状及び位置に応じて、適切なRFシミングを有するRF励起磁場Bを低い調整労力で提供できることにある。
好ましくは、複数のRFコイル部材のRFコイル部材は、ラーモア周波数で共振する。
RF送信システムの好ましい実施形態では、第1のRF電源及び第2のRF電源は、等しい公称電力定格を有する。この場合、RF電源の公称RF電力定格と、RF電源によって実際に供給されるRF電力レベルとの間の強い不均衡は、少なくとも大部分又は場合によっては完全に解消され得る。
好ましくは、RFコイル構成は、バードケージコイル又はTEMコイルとして構成される。バードケージコイル設計は当該技術分野においてよく知られていて、例えば、Cecil E.Hayesらの論文“An Efficient, Highly Homogeneous Radiofrequency Coil for Whole-Body NMR Imaging at 1.5 T”、Journal of Magnetic Resonance 63、622-628(1985)に記載されている。TEMコイルは、例えば、J.T.Vaughan、“Detunable Transverse Electromagnetic (TEM) Volume Coil for High-Field NMR”、Magnetic Resonance in Medicine 47、990-1000(2002)に記載されている。これらの文献はともに、参照によって援用可能な範囲において、その全体が参照により本明細書に援用される。
バードケージコイル設計は、ローパス、バンドパス、又はハイパス設計のものであってもよい。バードケージコイル又はTEMコイルとして構成されたRFコイル構成は、関心対象の大部分における核の励起のためのボディコイルとして設計されてもよく、又は、関心対象の一部における核の励起のためのローカルコイルとして、例えば関心対象の頭部のMRイメージングのために設計されてもよい。
RF送信システムの好適な実施形態では、前記中心軸に対して垂直に配置された少なくとも1つの平面において、前記複数のRFコイル部材の中心は、仮想的な楕円の円周上に配置される。「楕円」との用語は、特別な場合として円を包含することに留意されたい。簡潔さのために、この種のRFコイル構成は、以下では楕円形RFコイル構成と呼ばれ得る。
このようにして、本発明は、既存のRF送信システムを、楕円形の断面を有する幅広く広がったRFコイル構成に置き換える又はレトロフィットするために適用可能である。
上述の参考文献に詳細に記載されているように、楕円形(円筒形を含む)のバードケージコイル又はTEMタイプのRFコイル構成には、通常、正弦波電流分布を有する2つの使用可能な直交モードが存在する。しかしながら、これらのモードの向きは基本的に、コイルの円周沿いの駆動ポートの位置によってのみ定められる。原則的には、RFコイル装置内に配置された後、患者が対称性を壊すので、それによって、円周上の2つの直交モードの向きが定められる。しかしながら、中心軸に関する方位角方向に90°の角度距離だけ離間して配置された2つの駆動ポートによって円周沿いの任意の位置で2つの直交するモードが励起され得るよう、2つの直交モードを調整する及び/又は合致させることができる。
好ましくは、固定の所定角度距離は、10°~45°の絶対値を有する。これにより、広範囲のRFシミングを提供することができると同時に、RF電源の公称RF電力定格と、RF電源によって実際に提供されるRF電力レベルとの不均衡を低く保つことができる。
RF送信システムのいくつかの実施形態では、前記第1のRF電源及び前記第2のRF電源は、入力ポートにおいて単一のRF電源に電気的に接続された90°ハイブリッドカプラの2つの出力ポートとして構成される。このようにすることで、多数のMRIアプリケーションに適合する、RF電力設定パラメータに関する制限を有する、部品が節約され、費用対効果の高い解決策を提供することができる。
RFシステムの好適な実施形態では、前記駆動ポートを前記切替部材に接続するための電気的接続は、ラーモア周波数の波長の半分の整数倍に等しい有効電気長を有する少なくとも1つのRF伝送線を含む。このようにして、RF伝送線の開放端が駆動ポートにおける開口端に変換され、これにより、RF伝送線とRFコイル構成の駆動ポートとの間のRF絶縁が改善される一方、RFコイル構成の効率及び性能は実質的に影響を受けない。
好ましくは、前記複数の切替部材の前記切替部材は、機械的スイッチ、ダイオード、トランジスタ、及びMEMS(micro-electromechanical system)RFスイッチのうちの少なくとも1つを含む。このようにして、複数の対の駆動ポートのうちの一対の駆動ポートの選択を容易に行うことができる。切替部材の切替時間に関する要求が相当に緩いので、低損失の機械的スイッチが最も好ましい。
本発明の別の側面では、関心対象の少なくとも一部から磁気共鳴信号を取得し、取得された前記磁気共鳴信号から磁気共鳴画像を提供する磁気共鳴イメージングシステムが提供される。前記MRイメージングシステムは、
前記関心対象の少なくとも一部を内部に配置するよう設けられた検査空間と、
少なくとも前記検査空間において準静磁場Bを生成する主磁石であって、
前記検査空間は、前記主磁石の前記磁場B内に配置される、主磁石とを備える。
さらに、前記MRIシステムは、
前記MRIシステムの機能を制御する制御ユニットと、
MR信号を処理して、受信された前記MR信号から前記関心対象の前記少なくとも一部の少なくとも1つのMR画像を生成する信号処理ユニットと、
本明細書に開示されるRF送信システムの実施形態とを備える。
上記RF送信システムに関して提示される利点は、MRイメージングシステムにも完全に該当する。
本発明のさらに別の側面では、上記MRイメージングシステム内の本明細書に開示されるRF送信システムの動作方法によって上記目的が達成される。
方法は、
所定の較正結果に基づいて、前記複数の対の駆動ポートのうちの一対の駆動ポートを選択するステップと、
前記複数の切替部材を介して、前記選択された対の駆動ポートの第1の駆動ポートを、前記第1のRF電源に電気的に接続し、前記選択された対の駆動ポートの第2の駆動ポートを、前記第2のRF電源に電気的に接続するステップと、
前記第1のRF電源及び前記第2のRF電源から、前記選択された対の駆動ポートにRF電力を供給するステップとを含む。
所定の較正結果は、限定はされないが、撮像される解剖学的構造、関心対象のサイズ及び/又は形状、検査空間に対する関心対象の位置及び向き等の様々なカテゴリのうちの1つ又は複数に固有であり得る。このようにして、RF電源の公称RF電力定格と、RF電源によって実際に提供されるRF電力レベルとの間の不均衡を低くしつつ、適切なRFシミングを用いてRF励起磁場Bを容易に生成することができる。
好ましい実施形態では、方法はさらに、
前記選択された対の駆動ポートを使用して第1の磁気共鳴スキャンを実行するステップと、
実行された前記第1の磁気共鳴スキャンから第1の磁気共鳴画像を生成するステップと、
前記複数の駆動ポートから、RF電力を供給するための異なる対の駆動ポートを選択するステップと、
前記選択された異なる対の駆動ポートを使用して第2の磁気共鳴スキャンを実行するステップと、
実行された前記第2の磁気共鳴スキャンから磁気共鳴画像を生成するステップとをさらに含む。
このようにして、RF励起磁場BのRFシミングを微調整することができる。好ましくは、少なくとも1つのMR画像基準に関してより優れた特性を有するMR画像を生成する一対の駆動ポートが、その後に実行されるMRイメージングセッション中にRF励起磁場Bを生成するために選択される。
好ましい実施形態では、方法は、
前記複数の対の駆動ポートのうちの一対の駆動ポートを選択するステップと、
前記複数の切替部材を介して、前記選択された対の駆動ポートの第1の駆動ポートを、前記第1のRF電源に電気的に接続し、前記選択された対の駆動ポートの第2の駆動ポートを、前記第2のRF電源に電気的に接続するステップと、
前記第1のRF電源及び前記第2のRF電源から、前記選択された対の駆動ポートにRF電力を供給するステップと、
前記RFコイル構成によって生成された前記RF励起磁場Bのマッピング測定を実行するステップと、
特定の対の駆動ポートの第1の駆動ポート及び前記特定の対の駆動ポートの第2の駆動ポートの可能な限り等しいRF電力需要の制約下で、RF励起磁場B関連最適化パラメータに関して最高値を有する前記RF励起磁場Bを生成可能な前記複数の対の駆動ポートのうちの前記特定の対の駆動ポートを、前記マッピング測定の結果に基づいて決定するステップという先行するステップを含む。
このようにして、単一のマッピング測定の結果を、所望のMR検査に適する複数の対の駆動ポートのうちの一対の駆動ポートを選択するための根拠として使用することができる。
説明のために、図4の左側が、選択された一対の駆動ポートを用いて生成されたRF励起磁場Bのマッピング測定の結果を示す場合、可能な限り等しいRF電力需要の制約下でRF励起磁場Bを生成可能な複数の特定の対の駆動ポートのうちの特定の一対の駆動ポートは、正方形の1つの角がRF励起磁場Bを表すベクトルの始点と一致し、該ベクトルが正方形の対角線と一致するように、図4のベクトル図に正方形を配置することによって決定することができる。当然ながら、生成されるRF励起磁場Bの方位角を、RFコイル構成の中心軸に関して45°回転させることによって、特定の一対の駆動ポートの第1の駆動ポートのための最適な方位角位置を決定することができる。そして、該最適な方位角位置に最も近い位置にある駆動ポートを、特定の一対の駆動ポートの第1の駆動ポートとして選択することができる。
他の実施形態では、方法は、
前記複数の対の駆動ポートのうちの一対の駆動ポートを選択するステップと、
前記複数の切替部材を介して、前記選択された対の駆動ポートの第1の駆動ポートを、前記第1のRF電源に電気的に接続し、前記選択された対の駆動ポートの第2の駆動ポートを、前記第2のRF電源に電気的に接続するステップと、
前記第1のRF電源及び前記第2のRF電源から、前記選択された対の駆動ポートにRF電力を供給するステップと、
前記RFコイル構成によって生成された前記RF励起磁場Bのマッピング測定を実行するステップと、
前記複数の対の駆動ポートのうちの全ての対の駆動ポートについて、前記先行するステップを繰り返すステップと、
前記特定の対の駆動ポートの第1の駆動ポート及び前記特定の対の駆動ポートの第2の駆動ポートの可能な限り等しいRF電力需要の制約下で、RF励起磁場B関連最適化パラメータに関して最高値を有する前記RF励起磁場Bを提供する前記複数の対の駆動ポートのうちの前記特定の対の駆動ポートを記録するステップという先行するステップを含む。
このようにして、所定の較正結果を、所望のMR検査に適する複数の対の駆動ポートのうちの一対の駆動ポートを選択するための根拠として提供することができる。
マッピング測定は、イメージングスライスの組織によって覆われた全部分、又はイメージングスライスの一部、例えば肝臓によって形成され得る特定の解剖学的構造等を指し得る。
RF磁場励起磁場Bをマッピングする方法は、例として、R.Pohmannによる論文“An experimental comparison of B1-mapping Techniques at two field strengths”、Proc.Intl.Soc.Mag.Reson.Med.19(2011)、4410に記載されており、参照によって援用可能な範囲において、その全体が参照により本明細書に援用される。
好ましくは、前記最適化パラメータは、
前記RF励起磁場Bの均一度、
選択されたスライスにおける前記達成可能な平均RF励起磁場Bに対する印加される全RF電力の比として定義されるRF電力効率、及び
前記RF励起磁場Bによって生じる局所的又は全体的な比吸収率(SAR)の逆数からなる群から選択される。
好ましくは、前記局所的又は全体的SARは、数学的シミュレーションから得られる知識を使用して決定される。
このようにして、駆動ポートの可能な限り等しいRF電力需要の制約下で、柔軟な最適化を可能にすることができる。
前記複数の切替部材を介して、前記選択された対の駆動ポートの第1の駆動ポートを、前記第1のRF電源に電気的に接続し、前記選択された対の駆動ポートの第2の駆動ポートを、前記第2のRF電源に電気的に接続するステップは、全ての他の対の駆動ポートは電気的に絶縁されると理解されるべきである。
本発明の上記及び他の側面は、以下に記載される実施形態を参照しながら説明され、明らかになるであろう。しかし、かかる実施形態は、必ずしも本発明の全範囲を示すものではなく、よって、本発明の範囲を解釈するには、特許請求の範囲及び本明細書を参照されたい。
図1は、本発明に係るRF送信システムの一実施形態を含む磁気共鳴検査システムの一部の概略図を示す。 図2は、従来の2チャネルRF送信システムを概略的に示す。 図3は、図1に係るRF送信システムの詳細図を模式的に示す。 図4は、図3に係るRF送信システムの複数の異なる対の駆動ポートにRF電力を供給することによって生成されたRF励起磁場が重畳されたものを示す。 図5は、本発明に係るRF送信システムの代替的実施形態の概略図を示す。 図6は、本発明に係る方法の一実施形態のフローチャートを示す。
図1は、関心対象20(通常は患者)の少なくとも一部から磁気共鳴(MR)信号を取得し、取得されたMR信号からMR画像を提供するように構成された磁気共鳴イメージング(MRI)システム10の実施形態の一部の概略図を示す。MRIシステム10は、主磁石14を有するスキャナユニット12を含む。主磁石14は、少なくとも検査中に、配置される関心対象20の少なくとも一部のための中心軸18の周りの検査空間16を提供する中心ボアを有し、さらに、少なくとも検査空間16において、適切な磁場強度(例えば3.0T)の準静的磁場Bを生成するように構成される。分かりやすくするために、関心対象20を支持するための通常のテーブルは、図1では省略されている。静磁場Bは、通常はデカルト座標系のz軸の方向として示される軸方向を規定し、検査空間16の中心軸18と平行に整列される。
MRIシステムのこの具体的実施形態は、ボアタイプのものとして記載されているが、当業者であれば容易に理解し得るように、本発明は、他のタイプのMRIシステム、例えばオープン(Cアーム)MRIシステムにも適用可能である。
MRIシステム10は、スキャナユニット12の機能及びMRIシステム10の他の機能を制御するように構成された制御ユニット26を備える。制御ユニット26は、デジタルデータメモリユニット30と、デジタルデータメモリユニット30へのデータアクセスを有するプロセッサユニット32と、制御ユニット26とオペレータ(通常は医療スタッフ)との間で情報を伝送するためのヒューマンインタフェース装置28とを含む。
さらに、MRIシステム10は、MR信号を処理して、受信されたMR信号から関心対象20の少なくとも一部のMR画像を生成するために設けられた信号処理ユニット34を備える。
さらに、MRIシステム10は、RFドライバユニット42及びRFコイル構成48を備えるRF送信システム40を含む。RF送信システム40は、制御ユニット26によって制御され、RF送信期間中に磁気共鳴励起のために関心対象20の核又は関心対象20の内部の核にRF励起磁場Bを印加し、磁気共鳴イメージングのために関心対象20の核又は関心対象20の内部の核を励起する。
RF送信システム40の詳細図が図3に模式的に示されている。RFコイル構成48は、全身用(whole-body)コイルとして構成されている。全身用コイルは、よく知られたバードケージコイルデザインで配置され、電気的に接続され、検査中の核の磁気回転比及び準静磁場の磁場強度Bによって定められるラーモア周波数で共鳴する複数のRFコイル部材52、54を含む。RFコイル構成48は中心軸50を有し、動作状態において、RFコイル構成48の中心軸50と検査空間16の中心軸18とが一致するように、主磁石14のボア内に同心配置される。当該技術分野で一般的であるように、金属RFシールド36(図1)が、RFコイル構成48の周りに同心配置されている。
再び図3を参照すると、複数のRFコイル部材は、中心軸50によって与えられる共通の長手方向軸に沿って離間された、一対の同一の楕円形(より具体的には円形)導電性ループ部材52、52と、導電性ループ部材52、52を電気的に相互接続する、軸方向に平行に整列された直線状の導体として設計された複数の16ラング54~5416とを含む。中心軸50に対して垂直な平面において、ラング54~5416は、ループ部材52、52と同じ直径を有する円として形成された仮想楕円の円周上に配置される。RFコイル構成48は、バンドパス型、ローパス型、又はハイパス型のバードケージコイルとしてデザインされ得る。分かりやすくするために、コンデンサは図3には示されていない。ラング54~5416は、中心軸50に関する方位角方向56に関して等間隔に配置され、すなわち、2つの隣接して配置されたラング54~5416の間の中心軸50に関する方位角方向56における角度距離は22.5°である。
RFコイル構成48は、様々な別々の共振周波数で励起可能である。これを達成するためのバードケージコイルデザインパラメータを選択する方法は、当技術分野で知られており、従って、本明細書で詳細に説明する必要はない。励起のために考えられるRFコイル構成48の2つの共振モードは、ラング54~5416におけるにRF電流分布がsinθ(モード1)又はcosθ(モード2)にそれぞれ比例するモードであり、ここでθは、RFコイル構成48の中心軸50に関する方位角方向56において測定される方位角を示す。
RFコイル構成48はさらに、複数のRFコイル部材52、54のうちのRFコイル部材52に、すなわち複数のラング54~5416のうちの4つのラングに電気的に接続された複数の二対の駆動ポート58、60、62、64を含む。複数の対の駆動ポート58、60、62、64の各対の駆動ポート58、60、62、64は、中心軸50に関する方位角方向56において90°の角度距離だけ離間して配置される。複数の二対の駆動ポート58、60、62、64の駆動ポートの各対は、RF電力を受け取り、受け取ったRF電力をRFコイル構成48に送るように構成される。RFコイル構成48は、複数の二対の駆動ポート58、60、62、64の一対の駆動ポート58、60、62、64にRF電力が供給されているときに((通常は、MR(ラーモア)RFのRF電力のパルス又はパルスシーケンスの形態で)、RF励起磁場Bを生成するように構成される。複数の二対の駆動ポート58、60、62、64の駆動ポート58、60、62、64は、RFコイル部材52、54に近接して配置される。
RFドライバユニット42は、第1のRF電源44及び第2のRF電源46を含み、それぞれが図3では増幅器記号によって表されている。第1のRF電源44及び第2のRF電源46は、等しい公称電力定格を有し、各RF増幅器の出力ポートで利用可能な定格RF電力レベルは等しい。
RFドライバユニット42は、当技術分野で知られているように、RF送信フェーズの間、ラーモア周波数を含む指定周波数範囲のRF電力のパルスを、電子スイッチ回路38(図1)を介してRFコイル構成48に供給する。
さらに、RF送信システム40は、機械的スイッチを含む複数の4つの切替部材68、70、72、74を含み、これらは、図3の上部に示されている第1の切替状態において、
第1のRF電源44を、複数の二対の駆動ポート58、60、62、64の第1の対の駆動ポート58、60の第1の駆動ポート58に電気的に接続し、
第2のRF電源46を、複数の二対の駆動ポート58、60、62、64の第1の対の駆動ポート58、60の第2の駆動ポート60に電気的に接続するように構成される。
さらに、複数の4つの切替部材68、70、72、74は、図3の下部に示されている第2の切替状態において、
第1のRF電源44を、複数の二対の駆動ポート58、60、62、64の他方の第2の対の駆動ポート62、64の第1の駆動ポート62に電気的に接続し、
第2のRF電源46を、複数の二対の駆動ポート58、60、62、64の他方の第2の対の駆動ポート62、64の第2の駆動ポート64に電気的に接続するように構成される。
駆動ポート58、60、62、64を切替部材68、70、72、74に接続するための電気的接続は、約3.3mの有効電気長を有するRF伝送線66によって確立され、これは、ラーモア周波数の波長の半分、すなわちB=3.0TにおけるHのラーモア周波数の2つの半波長の整数倍に等しい。
代替的な実施形態では、ラーモア周波数の波長の半分の整数倍の有効波長は、従来技術において知られているように、集合的コンデンサ及びインダクタンスを含むネットワークに電気的に直列接続された有効電気長の伝送線によって確立されてもよい。
図3に示すように、第1の対の駆動ポート58、60の第1の駆動ポート58、及び第2の対の駆動ポート62、64の第1の駆動ポート62は、中心軸50に関する方位角方向56における固定所定角度距離だけ離間され、ここで、固定所定角度距離は、10°~45°の値を有し、この具体的実施形態では45°の値を有する。
RFコイル構成48はまた、RF受信フェーズ中、RF励起場Bを印加することによって励起された関心対象20の一部の核又はその内部の核からMR信号を受信するように構成される。RF受信フェーズの間、電子スイッチ回路38は制御ユニット26によって制御され、当技術分野で知られているように、RFコイル構成48からの磁気共鳴信号を、制御ユニット26内の信号処理ユニット34に送る。MRIシステム10の動作状態では、RF送信フェーズ及びRF受信フェーズが連続的に生じる。
さらに、MRIシステム10は、静磁場Bに重畳される勾配磁場を生成するように構成された勾配コイルシステム22(図1)を備える。RF送信フェーズ及びRF受信フェーズと同期された勾配パルスシーケンスの形態で、制御ユニット26の制御下で勾配コイルドライバユニット24によって電流が勾配コイルシステム22に供給される。
図4は例示的に、RF励起磁場Bのための所望のRFシミングを生成するために第1の対の駆動ポート58、60にRF電力を供給することと、第2の対の駆動ポート62、64にRF電力を供給することの違いを示す。所望のRFシミングは、図3に係るRFコイル構成48の一対の駆動ポート58、60、62、64の駆動ポート58、60、62、64にRF電力を供給することによって生成されるRF励起磁場の重畳によって達成され、ここで、生成されるRF励起磁場における位相差は、各対の駆動ポート58、60、62、64の駆動ポート58、60、62、64の位置に基づき90°である。
図4の左側に示すように、RF電力が第1の対の駆動ポート58、60の駆動ポート58、60に供給されるとき、RF励起磁場Bのための所望のRFシミングは、第1のRF電源44からの高レベルのRF電力、及び第2のRF電源46からの比較的低いレベルのRF電力を要求する。図4の右側に示すように、第1の対の駆動ポート58、60の駆動ポート58、60に対して45°ずらされた第2の対の駆動ポート62、64の駆動ポート62、64にRF電力を供給する場合、RF励起磁場B1のための所望のRFシミングは、第1のRF電源44及び第2のRF電源46から要求されるよく似たレベルのRF電力によって達成可能である。図示のベクトルの長さから、第2のRF電源46がその公称RF電力定格で動作され、第1のRF電源44が、所望のRFシミングに応じたRF電力レベルで動作された場合、RF励起磁場Bのための所望のRFシミングのより大きな振幅が得られることが分かる。
図5は、本発明に係るRF送信システム40’の代替的実施形態の概略図を示す。図3に係る実施形態と異なる特徴のみについて説明する。区別のために、図5ではプライム記号付きの参照番号が使用されている。以下に説明されない代替的実施形態の特徴については、第1の実施形態の説明を参照されたい。
図5に係るRF送信システム10’は、図3に係る実施形態と同じ複数の切替部材68’、70’、72’、74’’を有する同じRFコイル構成48’を備える。第1の実施形態と代替的実施形態との主な相違点は、RFドライバユニット76にある。
図5に係るRF送信システム40’のRFドライバユニット76は、3dB 90°ハイブリッドRFカプラ78を含む。RF電力は、ハイブリッドRFカプラ78の右側の上部に配置されるように示された入力ポートに供給される。RF電力は、図5の増幅器記号によって表される単一のRF電力生成器によって供給される。ハイブリッドRFカプラ78の右側の下部に配置されるように示されている別の入力ポートには、RF電力反射を回避するための終端インピーダンス(terminating impedance)80が設けられる。図5に係るRF送信システム40’のRFドライバユニット76の第1のRF電源82は、90°ハイブリッドRFカプラ78の第1の出力ポート(図5では左上のポートとして示される)によって形成され、第2のRF電源84は、90°ハイブリッドRFカプラ78の第2の出力ポート(図5では下側のポートとして示される)によって形成される。90°ハイブリッドRFカプラの第1の出力ポート及び第2の出力ポートで利用可能なRF電力信号は、90°の相対的位相シフトを示す。
以下では、本発明に係るRF送信システムの動作方法の実施形態を説明する。この方法のフローチャートを図6に示す。すべての関与するユニット及びデバイスは動作状態にあり、図1に示すように構成されていることを理解されたい。
方法の一部を実行することができるように、制御ユニット26はソフトウェアモジュールを含む。実施される方法ステップは、ソフトウェアモジュールのプログラムコードに変換され、プログラムコードは制御ユニット26のデジタルデータメモリユニット30内に実装され、制御ユニット26のプロセッサユニット32によって実行可能である。
方法の第1ステップ86において、複数の対の駆動ポート58、60、62、64のうちの一対の駆動ポート58、60が、所定の較正結果に基づいて選択される。較正結果は、撮像されるべき解剖学的構造、関心対象20のサイズ及び形状、及び検査空間16に対する関心対象20の位置及び向き等を考慮し、デジタルデータメモリユニット30内の多次元ルックアップテーブルとして提供される。次のステップ88では、複数の切替部材68、70、72、74を介して、選択された一対の駆動ポート58、60の第1の駆動ポート58が、第1のRF電源44に電気的に接続され、選択された一対の駆動ポート58、60の第2の駆動ポート60が、第2のRF電源46に電気的に接続される。次のステップ90では、RF電力が第1のRF電源44及び第2のRF電源46から選択された一対の駆動ポート58、60に供給される。次に、選択された一対の駆動ポート58、60を使用して、第1の磁気共鳴スキャンがステップ92で行われる。次のステップ94において、第1の磁気共鳴画像が、実行された第1の磁気共鳴スキャンから生成される。次いで、複数の対の駆動ポート58、60、62、64のうちの異なる対の駆動ポート62、64が、ステップ96で選択される。次のステップ98では、複数の切替部材68、70、72、74を介して、選択された異なる対の駆動ポート62、64の第1の駆動ポート62が、第1のRF電源44に電気的に接続され、選択された対の駆動ポート62、64の第2の駆動ポート64が、第2のRF電源46に電気的に接続される。次のステップ100において、RF電力が、複数の対の駆動ポート58、60、62、64の異なる対の駆動ポート62、64に供給される。次のステップ102において、選択された異なる対の駆動ポートを使用して、第2の磁気共鳴スキャンが実行される。次のステップ104として、実行された第2の磁気共鳴スキャンから磁気共鳴画像が生成される。最後のステップ106では、少なくとも1つの基準に関してより優れた特性を有する磁気共鳴画像を生成する対の駆動ポートが、所望のMRI検査を実行するために選択される。
本発明は、図面及び上記において詳細に図示及び記載されているが、かかる図示及び記載は説明的又は例示的であり、非限定的であると考えられるべきである。本発明は、開示の実施形態に限定されない。開示の実施形態の他の変形例が、図面、開示、及び添付の特許請求の範囲から、クレームされる発明に係る当業者によって理解及び実施され得る。特許請求の範囲において、「含む(comprising)」という用語は他の要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞「a」又は「an」は複数を除外しない。複数の手段が互いに異なる従属請求項に記載されているからといって、これらの手段の組み合わせが好適に使用することができないとは限らない。特許請求の範囲内のいかなる参照符号も、その範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
10 MR検査システム
12 スキャナユニット
14 主磁石
16 検査空間
18 中心軸
20 関心対象
22 勾配コイルシステム
24 勾配コイルドライバユニット
26 制御ユニット
28 ヒューマンインタフェース装置
30 デジタルデータメモリユニット
32 プロセッサユニット
34 信号処理ユニット
36 RFシールド
38 電子スイッチ回路
40 RF送信システム
42 RFドライバユニット
44 第1のRF電源
46 第2のRF電源
48 RFコイル構成
50 中心軸
52 ループ部材
54 ラング
56 方位角方向
58 駆動ポート
60 駆動ポート
62 駆動ポート
64 駆動ポート
66 RF伝送線
68 切替部材
70 切替部材
72 切替部材
74 切替部材
76 RFドライバユニット
78 90°ハイブリッドRFカプラ
80 終端インピーダンス
82 第1のRF電源
84 第2のRF電源
θ 方位角
ステップ
86 対の駆動ポートを選択する
88 選択された対の駆動ポートをRF電源に電気的に接続する
90 選択された対の駆動ポートにRF電力を供給する
92 MRスキャンを行う
94 実行されたスキャンからMR画像を生成する
96 異なる対の駆動ポートを選択する
98 選択された異なる対の駆動ポートをRF電源に電気的に接続する
100 選択された異なる対の駆動ポートにRF電力を供給する
102 新たにMRスキャンを行う
104 最後に実行されたMRスキャンからMR画像を生成する
106 優れた特性を有するMR画像を生成した対の駆動ポートを選択する
A 中心軸
B1 RF励起磁場
CA RFコイル構成
DP 駆動ポート
L ループ部材
P 電源
R ラング

Claims (12)

  1. 磁気共鳴イメージング装置において使用されるRF送信システムであって、前記RF送信システムは、
    少なくとも、第1のRF電源及び第2のRF電源を含むRFドライバユニットと、
    中心軸を有するRFコイル構成とを備え、前記RFコイル構成は、
    複数のRFコイル部材と、
    前記複数のRFコイル部材のRFコイル部材に電気的に接続された少なくとも二対の複数の対の駆動ポートとをさらに含み、
    前記複数の対の駆動ポートの各対の駆動ポートの各駆動ポートは、前記中心軸に関する方位角方向において90°の角度距離だけ離間して配置され、
    前記RFコイル構成は、前記複数の対の駆動ポートのうちの一対の駆動ポートにRF電力が供給されているとき、RF励起磁場Bを生成し、
    前記RF送信システムはさらに、
    第1の切替状態において、前記第1のRF電源を前記複数の対の駆動ポートのうちの第1の対の駆動ポートの第1の駆動ポートに電気的に接続し、前記第2のRF電源を前記第1の対の駆動ポートの第2の駆動ポートに電気的に接続し、さらに、少なくとも第2の切替状態において、前記第1のRF電源を前記複数の対の駆動ポートのうちの少なくとも第2の対の駆動ポートの第1の駆動ポートに電気的に接続し、前記第2のRF電源を前記少なくとも第2の対の駆動ポートの第2の駆動ポートに電気的に接続する複数の切替部材を備え、
    前記第1の対の駆動ポートの第1の駆動ポート、及び前記少なくとも第2の対の駆動ポートの第1の駆動ポートは、前記中心軸に関する前記方位角方向において固定の所定角度距離だけ離間して配置され、
    前記第1のRF電源及び前記第2のRF電源は、等しい公称電力定格を有する、RF送信システム。
  2. 前記RFコイル構成は、バードケージコイル又はTEMコイルとして構成される、請求項1に記載のRF送信システム。
  3. 前記中心軸に対して垂直に配置された少なくとも1つの平面において、前記複数のRFコイル部材の中心は、仮想的な楕円の円周上に配置される、請求項1又は2に記載のRF送信システム。
  4. 前記固定の所定角度距離は、10°~45°の絶対値を有する、請求項1からのいずれか一項に記載のRF送信システム。
  5. 前記第1のRF電源及び前記第2のRF電源は、入力ポートにおいて単一のRF電源に電気的に接続された90°ハイブリッドカプラの2つの出力ポートとして構成される、請求項1からのいずれか一項に記載のRF送信システム。
  6. 前記駆動ポートを前記切替部材に接続するための電気的接続は、ラーモア周波数の波長の半分の整数倍に等しい有効電気長を有する少なくとも1つのRF伝送線を含む、請求項1からのいずれか一項に記載のRF送信システム。
  7. 前記複数の切替部材の前記切替部材は、機械的スイッチ、ダイオード、トランジスタ、及びMEMS RFスイッチのうちの少なくとも1つを含む、請求項1からのいずれか一項に記載のRF送信システム。
  8. 関心対象の少なくとも一部から磁気共鳴信号を取得する磁気共鳴イメージングシステムであって、前記磁気共鳴イメージングシステムは、
    取得された前記磁気共鳴信号から磁気共鳴画像を提供し、前記磁気共鳴イメージングシステムは、
    前記関心対象の少なくとも一部を内部に配置するよう設けられた検査空間と、
    少なくとも前記検査空間において準静磁場Bを生成する主磁石であって、
    前記検査空間は、前記主磁石の前記準静磁場B内に配置される、主磁石と、
    前記磁気共鳴イメージングシステムの機能を制御する制御ユニットと、
    磁気共鳴信号を処理して、受信された前記磁気共鳴信号から前記関心対象の前記少なくとも一部の少なくとも1つの磁気共鳴画像を生成する信号処理ユニットと、
    請求項1からのいずれか一項に記載のRF送信システムとを備える、磁気共鳴イメージングシステム。
  9. 磁気共鳴イメージング装置において使用されるRF送信システムであって、前記RF送信システムは、少なくとも、第1のRF電源及び第2のRF電源を含むRFドライバユニットと、中心軸を有するRFコイル構成とを備え、前記RFコイル構成は、
    複数のRFコイル部材と、
    前記複数のRFコイル部材のRFコイル部材に電気的に接続された少なくとも二対の複数の対の駆動ポートと、をさらに含み、
    前記複数の対の駆動ポートの各対の駆動ポートの各駆動ポートは、前記中心軸に関する方位角方向において90°の角度距離だけ離間して配置され、
    前記RFコイル構成は、前記複数の対の駆動ポートのうちの一対の駆動ポートにRF電力が供給されているとき、RF励起磁場B を生成し、
    前記RF送信システムはさらに、
    第1の切替状態において、前記第1のRF電源を前記複数の対の駆動ポートのうちの第1の対の駆動ポートの第1の駆動ポートに電気的に接続し、前記第2のRF電源を前記第1の対の駆動ポートの第2の駆動ポートに電気的に接続し、さらに、少なくとも第2の切替状態において、前記第1のRF電源を前記複数の対の駆動ポートのうちの少なくとも第2の対の駆動ポートの第1の駆動ポートに電気的に接続し、前記第2のRF電源を前記少なくとも第2の対の駆動ポートの第2の駆動ポートに電気的に接続する複数の切替部材を備え、
    前記第1の対の駆動ポートの第1の駆動ポート、及び前記少なくとも第2の対の駆動ポートの第1の駆動ポートは、前記中心軸に関する前記方位角方向において固定の所定角度距離だけ離間して配置される、RF送信システムの作動方法であって、前記方法は、
    所定の較正結果に基づいて、前記複数の対の駆動ポートのうちの一対の駆動ポートを選択するステップと、
    前記複数の切替部材を介して、前記選択された対の駆動ポートの第1の駆動ポートを、前記第1のRF電源に電気的に接続し、前記選択された対の駆動ポートの第2の駆動ポートを、前記第2のRF電源に電気的に接続するステップと、
    前記第1のRF電源及び前記第2のRF電源から、前記選択された対の駆動ポートにRF電力を供給するステップと、
    前記選択された対の駆動ポートを使用して第1の磁気共鳴スキャンを実行するステップと、
    実行された前記第1の磁気共鳴スキャンから第1の磁気共鳴画像を生成するステップと、
    前記複数の対の駆動ポートから、RF電力を供給するための異なる対の駆動ポートを選択するステップと、
    前記選択された異なる対の駆動ポートを使用して第2の磁気共鳴スキャンを実行するステップと、
    実行された前記第2の磁気共鳴スキャンから磁気共鳴画像を生成するステップと、を含、方法。
  10. 前記複数の対の駆動ポートのうちの一対の駆動ポートを選択するステップと、
    前記複数の切替部材を介して、前記選択された対の駆動ポートの第1の駆動ポートを、前記第1のRF電源に電気的に接続し、前記選択された対の駆動ポートの第2の駆動ポートを、前記第2のRF電源に電気的に接続するステップと、
    前記第1のRF電源及び前記第2のRF電源から、前記選択された対の駆動ポートにRF電力を供給するステップと、
    前記RFコイル構成によって生成された前記RF励起磁場Bのマッピング測定を実行するステップと、
    特定の対の駆動ポートの第1の駆動ポート及び前記特定の対の駆動ポートの第2の駆動ポートの可能な限り等しいRF電力需要の制約下で、RF励起磁場B関連最適化パラメータに関して最高値を有する前記RF励起磁場Bを生成可能な前記複数の対の駆動ポートのうちの前記特定の対の駆動ポートを、前記マッピング測定の結果に基づいて決定するステップという先行するステップを含む、請求項に記載の方法。
  11. 前記複数の対の駆動ポートのうちの一対の駆動ポートを選択するステップと、
    前記複数の切替部材を介して、前記選択された対の駆動ポートの第1の駆動ポートを、前記第1のRF電源に電気的に接続し、前記選択された対の駆動ポートの第2の駆動ポートを、前記第2のRF電源に電気的に接続するステップと、
    前記第1のRF電源及び前記第2のRF電源から、前記選択された対の駆動ポートにRF電力を供給するステップと、
    前記RFコイル構成によって生成された前記RF励起磁場Bのマッピング測定を実行するステップと、
    前記複数の対の駆動ポートのうちの全ての対の駆動ポートについて、前記先行するステップを繰り返すステップと、
    特定の対の駆動ポートの第1の駆動ポート及び前記特定の対の駆動ポートの第2の駆動ポートの可能な限り等しいRF電力需要の制約下で、RF励起磁場B関連最適化パラメータに関して最高値を有する前記RF励起磁場Bを提供する前記複数の対の駆動ポートのうちの前記特定の対の駆動ポートを記録するステップという先行するステップを含む、請求項に記載の方法。
  12. 前記RF励起磁場B関連最適化パラメータは、
    前記RF励起磁場Bの均一度、
    選択されたスライスにおける達成可能な平均RF励起磁場Bに対する印加される全RF電力の比として定義されるRF電力効率、及び
    前記RF励起磁場Bによって生じる局所的又は全体的な比吸収率の逆数からなる群から選択される、請求項10又は11に記載の方法。
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