JP7126371B2 - 太陽光発電パネル取付装置、太陽光発電装置及びそれぞれの設置方法 - Google Patents

太陽光発電パネル取付装置、太陽光発電装置及びそれぞれの設置方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7126371B2
JP7126371B2 JP2018082154A JP2018082154A JP7126371B2 JP 7126371 B2 JP7126371 B2 JP 7126371B2 JP 2018082154 A JP2018082154 A JP 2018082154A JP 2018082154 A JP2018082154 A JP 2018082154A JP 7126371 B2 JP7126371 B2 JP 7126371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photovoltaic panel
members
greenhouse
connecting member
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018082154A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019071765A5 (ja
JP2019071765A (ja
Inventor
孝 立野
貞行 山中
Original Assignee
Wwb株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wwb株式会社 filed Critical Wwb株式会社
Publication of JP2019071765A publication Critical patent/JP2019071765A/ja
Publication of JP2019071765A5 publication Critical patent/JP2019071765A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7126371B2 publication Critical patent/JP7126371B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/12Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries using renewable energies, e.g. solar water pumping

Landscapes

  • Greenhouses (AREA)

Description

特許法第30条第2項適用 (1)展示会「第9回太陽光発電システム施工展」(開催日:平成30年2月28日~平成30年3月2日)
本発明は、太陽光発電パネル取付装置、太陽光発電装置及びそれぞれの設置方法に関する。
ビニルハウスに太陽光発電パネルを取り付けるための種々の架台、装置などが提案されている。
例えば、特許文献1には、太陽電池パネル装置と、ビニルフィルムと、ビニル孔縁部固定手段とを備えたビニルハウスへの太陽電池パネル装置の設置構造が開示されている。特許文献1に記載の太陽電池パネル装置は、ハウス躯体上に設置された架台と架台に取り付けた太陽電池パネルとを含む。特許文献1に記載のビニルフィルムは、太陽電池パネルに対応する部分を切り欠いたビニルフィルムであって、太陽電池パネル装置の上からハウス躯体を被覆し一部をハウス躯体側に固定されたものである。特許文献1に記載のビニル孔縁部固定手段は、ビニルフィルムの切り欠き孔縁部分を架台に着脱可能に固定する。
特許文献1には、上記のビニルハウスへの太陽電池パネル装置の設置構造によれば、「太陽光を直接太陽電池パネルに当てて効率よく発電できるとともに、ビニルフィルムの交換が必要な際には太陽電池パネル装置を設置した状態のままでビニルフィルムを交換することができ、低労力で簡単に作業を行うことができ、実用性が高い。」と記載されている。
特開2016-198015号公報
しかしながら、特許文献1に記載のビニルハウスへの太陽電池パネル装置の設置構造では、太陽電池パネルを取り付けるために、架台をハウス躯体に設置する必要がある。また、太陽電池パネルに対応する部分を切り欠いたビニルフィルムを作製する必要もある。さらに、そのビニルフィルムの切り欠き孔縁部分を架台に固定する必要もある。
すなわち、太陽電池パネルの数に応じた架台をハウス躯体に設置し、太陽電池パネルの数に応じた切り欠きをビニルフィルムに設け、太陽電池パネルの数に応じた切り欠き孔縁部分を架台に固定する必要がある。そのため、太陽電池パネルを設置する際に、非常に手間が掛かる。
また仮に特許文献1に記載のように、ビニルフィルムの交換が必要な際には太陽電池パネル装置を設置した状態のままでビニルフィルムを交換することができたとしても、太陽電池パネルの数に応じた切り欠き孔縁部分を架台から取外した後に、再び固定する必要がある。そのため、ビニルフィルムを交換する際の手間も大きい。
このように、特許文献1に記載のビニルハウスへの太陽電池パネル装置の設置構造では、太陽電池パネルを設置する際にも、ビニルフィルムの交換する際にも、手間が掛かるという課題がある。本発明は、この課題を解決することを目的とし、太陽電池パネルの設置時及びビニルフィルムの交換時の手間を軽減することが可能な太陽光発電装置などを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る太陽光発電パネル取付装置は、
ビニルハウスの各側方にて地面に固定される固定部材の対と、
複数の太陽光発電パネルを連結するための部材であって、前記ビニルハウスの上方にて横架される少なくとも1つの連結部材と、
前記少なくとも1つの連結部材の両端部に設けられており、前記固定部材のそれぞれに着脱可能に取り付けるための複数の係止部材とを備え
前記固定部材の各々は、
前記ビニルハウスの側方にて前記奥行方向に沿って配置される棒状の部位であり、前記係止部材が係止される棒状部と、
前記棒状部を地面に対して固定するための複数の固定部とを有し、
前記係止部材の各々は、前記棒状部を内部に収容することで前記棒状部に係止される。
本発明の第2の観点に係る太陽光発電パネル取付装置は、
ビニルハウスの各側方にて地面に固定される固定部材の対と、
複数の太陽光発電パネルを連結するための部材であって、前記ビニルハウスの上方にて横架される少なくとも1つの連結部材と、
前記少なくとも1つの連結部材の両端部に設けられており、前記固定部材のそれぞれに着脱可能に取り付けるための複数の係止部材とを備え、
前記少なくとも1つの連結部材は、可撓性を有する。
本発明の第の観点に係る太陽光発電パネル取付装置は、
ビニルハウスの側方にて地面に固定される少なくとも1つの固定部材と、
前記ビニルハウスの上部にて奥行方向に沿って配置されるガイドレールと、
前記ガイドレールに沿って前記奥行方向に移動する移動部材と、
複数の太陽光発電パネルを連結するための少なくとも1つの連結部材と、
前記少なくとも1つの連結部材の一方の端部に設けられており、前記固定部材に着脱可能に取り付けるための少なくとも1つの係止部材とを備え、
前記少なくとも1つの連結部材の他方の端部は、前記移動部材に取り付けられており
前記固定部材の各々は、
前記ビニルハウスの側方にて前記奥行方向に沿って配置される棒状の部位であり、前記係止部材が係止される棒状部と、
前記棒状部を地面に対して固定するための複数の固定部とを有し、
前記係止部材の各々は、前記棒状部を内部に収容することで前記棒状部に係止される。
本発明の第4の観点に係る太陽光発電パネル取付装置は、
ビニルハウスの側方にて地面に固定される少なくとも1つの固定部材と、
前記ビニルハウスの上部にて奥行方向に沿って配置されるガイドレールと、
前記ガイドレールに沿って前記奥行方向に移動する移動部材と、
複数の太陽光発電パネルを連結するための少なくとも1つの連結部材と、
前記少なくとも1つの連結部材の一方の端部に設けられており、前記固定部材に着脱可能に取り付けるための少なくとも1つの係止部材とを備え、
前記少なくとも1つの連結部材の他方の端部は、前記移動部材に取り付けられており、
前記少なくとも1つの連結部材は、可撓性を有する。
本発明の第5の観点に係る太陽光発電パネル取付装置は、
ビニルハウスの側方にて地面に固定される少なくとも1つの固定部材と、
前記ビニルハウスの上部にて奥行方向に沿って配置されるガイドレールと、
前記ガイドレールに沿って前記奥行方向に移動する移動部材と、
複数の太陽光発電パネルを連結するための少なくとも1つの連結部材と、
前記少なくとも1つの連結部材の一方の端部に設けられており、前記固定部材に着脱可能に取り付けるための少なくとも1つの係止部材とを備え、
前記少なくとも1つの連結部材の他方の端部は、前記移動部材に取り付けられており、
前記少なくとも1つの連結部材は、一対の連結部材を含み、
前記一対の連結部材は、各々の前記他方の端部が前記移動部材に取り付けられて、当該移動部材から互いに離れる方向へ配置され、
前記少なくとも1つの係止部材は、複数であって、前記一対の連結部材のうちの一方の連結部材が有する前記一方の端部を前記固定部材の一方に着脱可能に取り付けるための係止部材と、前記一対の連結部材のうちの他方の連結部材が有する前記一方の端部を前記固定部材の他方に着脱可能に取り付けるための係止部材とを含む。
本発明の第の観点に係る太陽光発電装置は、
上記の太陽光発電パネル取付装置のいずれかと、
前記複数の太陽光発電パネルとを備える。
本発明の第の観点に係る太陽光発電パネル取付装置の設置方法は、
上記の太陽光発電パネル取付装置のいずれかを準備する工程と、
前記固定部材を地面に固定する工程と、
前記ビニルハウスの上部近傍から少なくとも一方の側方へ垂れ下がるように、前記少なくとも1つの連結部材を配置する工程と、
前記配置された少なくとも1つの連結部材の端部に設けられた係止部材を前記地面に固定された固定部材に係止させる工程とを含む。
本発明の第の観点に係る太陽光発電装置の設置方法は、
上記の太陽光発電パネル取付装置の設置方法に含まれる工程と、
前記複数の太陽光発電パネルを前記少なくとも1つの連結部材に取り付けることとを含む。
本発明によれば、太陽電池パネルの設置時及びビニルフィルムの交換時の手間を軽減することが可能になる。
本発明の実施の形態1に係る太陽光発電装置の斜視図である。 実施の形態1に係る太陽光発電装置の正面図である。 実施の形態1に係る固定部材を示す側面図である。 実施の形態1に係る太陽光発電パネルセットを示す図である。 実施の形態1に係る係止部材の拡大図である。 実施の形態1に係る太陽光発電装置の設置方法に含まれる工程の流れを示す図である。 変形例1に係る太陽光発電パネルセットを説明するための図である。 変形例2に係る太陽光発電パネルセットを説明するための図である。 変形例3に係る太陽光発電装置の斜視図である。 変形例3に係るガイドレール及び移動部材の拡大正面図である。 変形例3に係る太陽光発電パネルセットを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る太陽光発電装置の斜視図である。 実施の形態2に係る太陽光発電装置の正面図である。 実施の形態2に係る太陽光発電パネルセットをビニルハウスから取り外すために持ち上げた状態を示す正面図である。 変形例4に係る太陽光発電装置の斜視図である。 変形例4に係る太陽光発電装置の正面図である。 変形例4に係る太陽光発電パネルセットをビニルハウスから取り外すために持ち上げた状態を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。全図を通じて同一の要素には同一の符号を付す。また、前・後・上・下・左・右といった方向を示す用語は、説明のために用いるのであって、本願発明を限定する趣旨で用いるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る太陽光発電装置100は、斜視図である図1、正面図である図2に示すように、太陽光を受けて発電する装置であって、ビニルハウス101に設置される。ビニルハウス101は、躯体にビニルフィルムを覆い被せて固定したものであり、図1,2に示すように、前方の妻面に出入り口Pが設けられている。
太陽光発電装置100の発電電力は、適宜設置されるパワーコンディショナなど(図示せず)を通じて、図示しない負荷、蓄電池、送電線などに供給される。
ここでの負荷は、典型的には、ビニルハウス101の中の気温を調節するためのヒータなど、ビニルハウス101を稼働させるために設置される電気機器である。なお、負荷は、これに限られず、ビニルハウス101の稼働とは無関係に設置される電気機器であってもよい。
太陽光発電装置100は、固定部材102の対と、複数の太陽光発電パネルセット103とを備える。なお、太陽光発電パネルセット103は1つだけ備えられてもよい。
固定部材102の対は、ビニルハウス101の各側方にて地面に固定される。すなわち、本実施の形態では、対をなす固定部材102の一方は、ビニルハウス101の左方にて地面に固定され、固定部材102の他方は、ビニルハウス101の右方にて地面に固定される。
詳細には、対をなす固定部材102の各々は、図3に示すように、棒状部104と、複数の固定部105とを有する。
棒状部104は、ビニルハウス101の側方にて前後方向に沿って配置される棒状の部位である。なお、本実施の形態の前後方向は、ビニルハウス101の奥行方向に相当する。
複数の固定部105は、棒状部104を地面に対して固定するための部位である。本実施の形態に係る複数の固定部105の各々は、棒状部104から一方向へ突き出しており、断面が略円形の棒が途中から先細りになった杭状をなしている。本実施の形態にて、複数の固定部105が突き出す方向は下方である。
複数の固定部105のうちの2つは、棒状部104の両端の各々又は両端の各々の近傍(すなわち、棒状部104の両端の各々から予め定められた距離離れた位置)に設けられている。残りの固定部105は、棒状部104の両端又は両端近傍に設けられた固定部105の間に予め定められた間隔で設けられている。
複数の固定部105の先端から予め定められた部分が地中に埋められ、これによって、固定部材102(すなわち、棒状部104及び複数の固定部105)が地面Gに対して固定される。
なお、固定部105には、先端から予め定められた長さに対応する部分に、地面から抜け難くするための螺旋状の溝が設けられるとよい。また、棒状部104の両端の各々の近傍に設けられる2つの固定部105を除く、残りの固定部105は、設けられなくてもよい。
本実施の形態に係る太陽光発電パネルセット103の各々は、図4に示すように、8つの太陽光発電パネル106と、2つの連結部材107と、4つの係止部材108とから構成される。
8つの太陽光発電パネル106の各々は、表面で太陽光を受けて発電するパネルであり、隣接する太陽光発電パネル106は、例えば連結部材107の一方に沿って配置される電気配線(図示せず)で互いに接続されている。
また、太陽光発電パネルセット103を構成する太陽光発電パネル106の1つは、隣接して配置される太陽光発電パネルセット103を構成する太陽光発電パネル106の1つと電気配線109により相互に接続されている。なお、太陽光発電パネルセット103を構成する太陽光発電パネル106の2つ以上が、隣接して配置される太陽光発電パネルセット103を構成する太陽光発電パネル106のうちの2つ以上と電気配線109により接続されていてもよい。
太陽光発電パネル106は、一般的に、太陽電池、太陽光パネル、太陽光発電モジュール、太陽光モジュールなどとも称される。なお、1つの太陽光発電パネルセット103に備えられる太陽光発電パネル106の数は、8つに限られず、2つ以上であれば幾つであってもよい。
太陽光発電パネル106の各々には、いわゆるフレキシブル太陽光パネルが好適に採用される。フレキシブル太陽光パネルは、ガラス板ではなく樹脂シートが表面に設けており、周囲が金属製(例えばアルミニウム製)、樹脂製の可撓性を有するフレームで囲まれた太陽光発電パネルである。フレキシブル太陽光パネルは、可撓性を有し、ガラス板が表面に設けられたガラスパネルなどよりも軽量である。なお、太陽光発電パネル106は、結晶系ガラスパネルであってもよい。
太陽光発電パネル106の各々のサイズは、適宜決められてよいが、例えば、縦が約300~1000mm、横が約2000mm、厚さが約3~5mmである。太陽光発電パネル101の各々の重さは、サイズによって異なるが、概ね2~6kgである。
2つの連結部材107は、8つの太陽光発電パネル106を一方向に並べて連結するための部材である。本実施の形態に係る連結部材107の各々は、可撓性を有する線状の部材である。連結部材107は、金属、樹脂など、適宜の材料によって作られてよいが、ビニルハウス101のビニルフィルムとの摩擦が低い材料が望ましい。そのため、連結部材107は、表面が滑らかな樹脂で作られることが望ましい。
本実施の形態では、2つの連結部材107は、互いに平行に延びて配置されており、それぞれが、8つの太陽光発電パネル106の左端部近傍と右端部近傍とに固定されている。
左端部近傍とは、左端部から予め定められた距離離れた位置を意味する。同様に、右端部近傍とは、右端部から予め定められた距離離れた位置を意味する。
連結部材107と太陽光発電パネル106とを固定する方法には、適宜の方法が採用されてよい。例えば、連結部材107と太陽光発電パネル106とを固定する方法は、接着剤による接着であってもよく、太陽光発電パネル106のフレームに設けられたカシメ構造による連結部材107の挟持であってもよく、別に設けられた挟持部材の挟持であってもよい。
すなわち、2つの連結部材107の各々は、図4に示すように、8つの太陽光発電パネル106が予め定められた一方向に並ぶように取り付けられる一連の部材である。そして、2つの連結部材107の各々は、図1及び2に示すように、ビニルハウス101の上方にて、湾曲した状態でビニルハウス101の概ね全幅にわたって左右方向に架け渡される(すなわち、横架される)。ここで、ビニルハウス101の全幅とは、ビニルハウス101の左右方向の全体をいう。
4つの係止部材108は、図1,2及び4に示すように、2つの連結部材107の各端部に設けられており、2つの連結部材107の各端部を固定部材102の各々に着脱可能に取り付けるための部材である。係止部材108の各々は、棒状部104に係止されることによって、固定部材102に取り付けられる。
すなわち、本実施の形態に係る係止部材108は、連結部材107の両端部に設けられる。そして、係止部材108は、図1及び2に示すように、連結部材107の左方の端部と右方の端部とを、それぞれの近くに位置する左方と右方の固定部材102に着脱可能に取り付ける。
左方の端部は、正面から見たビニルハウス101の左方に位置付けられる連結部材107の端部であり、一方の端部の一例である。右方の端部は、正面から見たビニルハウス101の右方に位置付けられる連結部材107の端部であり、他方の端部の一例である。
本実施の形態に係る係止部材108は、図5に拡大して示すように、互いに回転可能に構成される軸110で接続されており、その軸110で互いに交差する第1係止片111及び第2係止片112を含む。
第1係止片111と第2係止片112とは、それぞれ、棒状部104を内部に収容可能な環を左右対称に分割した第1係止部113_1と第2係止部114_1とを含む。第1係止部113_1と第2係止部114_1との各々の上方が軸110で接続されている。
また、第1係止片111と第2係止片112とは、それぞれ、軸110よりも上方へ延びる第1操作部113_2と第2操作部114_2とを含む。第1操作部113_2と第2操作部114_2とは、バネ115により互いに離間する方向へ力を付与されている。これによって、外部から力を与えられなければ、第1係止部113_1と第2係止部114_1との下端は互いに接触する。
ユーザがバネ115の力に抗して第1操作部113_2と第2操作部114_2とを互いに近付けるように操作することによって、第1係止部113_1の下端と第2係止部114_1の下端とを離間させることができる。すなわち、この操作によって、第1係止部113_1の下端と第2係止部114_1の下端との間にすき間が生じる。第1係止部113_1の下端と第2係止部114_1の下端との間を棒状部104を通過させることによって、係止部材108を棒状部104に取り付け、或いは、棒状部104から取り外すことができる。第1操作部113_2と第2操作部114_2との各々の上端近傍に設けられた孔(図示せず)に連結部材107をチェーン、紐、ワイヤなどで結び付けることによって、係止部材108が連結部材107の端部に取り付けられる。
なお、係止部材108を連結部材107の端部に取り付ける方法は、適宜変更されてもよい。また、係止部材108は、上述の構成に限られず、連結部材107を棒状部104に着脱可能に取り付けることができるものであればよい。係止部材は、例えば、連結部材107の端部近傍に固定されたホックであってもよい。この場合、例えば、連結部材107の一部を棒状部104に巻き付けて、その両端をホックで固定することによって、連結部材107を棒状部104に着脱可能に取り付けることができる。
また、連結部材107は、少なくとも1つ備えられればよい。すなわち、連結部材107は、1つであってもよく、互いに平行に3つ以上設けられてよい。例えば連結部材107が1つの場合、係止部材108は、連結部材107の両端部に1つずつ設けられるので、合計2つ備えられる。そして、連結部材107の一端に設けられた係止部材108は、対をなす固定部材102の一方が有する棒状部104に係止される。また、連結部材107の他端に設けられた係止部材108は、対をなす固定部材102の他方が有する棒状部104に係止される。
さらに、連結部材107が複数備えられる場合、複数の連結部材107は、互いに平行である必要はない。例えば、複数の連結部材107は、互いに交差するように配置されてもよい。複数の連結部材107の一部のみが並行に配置されてもよい。
これまで、本発明の実施の形態1に係る太陽光発電装置100の構成について説明した。ここから、本実施の形態に係る太陽光発電装置100の設置方法について説明する。
図6に示すように、太陽光発電装置100、すなわち、固定部材102の対と、複数の太陽光発電パネルセット103とを準備する(工程1)。本実施の形態に係る太陽光発電パネルセット103は、係止部材108が各端部に取り付けられた2つの連結部材107によって、8つの太陽光発電パネル106が連結されたものである。
ビニルハウス101の各側方にて、対をなす固定部材102の各々を地面Gに対して固定する(工程2)。
詳細には、棒状部104がビニルハウス101の左方と右方との各側方にて前後方向に沿って配置されるように固定部105の予め定められた部分を地面に埋めて固定する。これによって、ビニルハウス101の各側方に固定部材102の各々が地面Gに対して固定される。
ビニルハウス101の上方にて8つの太陽光発電パネル106が左右方向に架け渡されるように(図1~2参照)、太陽光発電パネルセット103を配置する(工程3)。本実施の形態の左右方向は、ビニルハウス101の間口方向に相当する。このとき、2つの連結部材107は、可撓性を有するので、ビニルハウス101の外面における左右方向の湾曲に概ね沿うように湾曲する。これにより、太陽光発電パネルセット103は、ビニルハウス101の上部近傍から左右の各側方へビニルハウス101の上方にて垂れ下がるように配置される。
工程3にて配置された太陽光発電パネルセット103が有する4つの係止部材108の各々を、工程1にて地面Gに対して固定された固定部材102の棒状部104のうち、係止部材108の各々の近くに位置する棒状部104に係止させる(工程4)。
詳細には、配置された太陽光発電パネルセット103が有する4つの係止部材108のうち、ビニルハウス101の左方に位置するものは、工程1にてビニルハウス101の左方に固定された固定部材102の棒状部104に係止される。また、4つの係止部材108のうち、ビニルハウス101の右方に位置するものは、工程1にてビニルハウス101の右方に固定された固定部材102の棒状部104に係止される。これにより、太陽光発電パネルセット103は、ビニルハウス101の上方にて左右方向に架け渡した状態で(すなわち、ビニルハウス101の上方にて横架した状態で)ビニルハウス101に取り付けられる。
工程1にて準備した太陽光発電装置100に含まれる太陽光発電パネルセット103のすべてを取り付けたか否かを判断する(工程5)。太陽光発電パネルセット103のすべてを取り付けていない、すなわち、未だ取り付けられていない太陽光発電パネルセット103が残っている場合には(工程5;NO)、上述の工程3~4を繰り返す。
太陽光発電パネルセット103のすべてを取り付けた場合には(工程5;YES)、隣接する太陽光発電パネル106を順次、電気配線109で接続する(工程6)。
本実施の形態では、工程3~5にて取り付けられた複数の太陽光発電パネルセット103のうち、隣接する太陽光発電パネルセット103に含まれる太陽光発電パネル106の1つずつが電気配線109で接続される。太陽光発電パネルセット103に含まれる8つの太陽光発電パネル106のうちのいずれを電気配線109で接続するかは、適宜決定されてよい。
これにより、太陽光発電装置100の設置は完了する。
本実施の形態では、固定部材102の対を地面Gに対して固定し、太陽光発電パネルセット103の各々を配置して、その係止部材108を棒状部104に係止させ、電気配線109を接続するだけで、太陽光発電装置100を設置することができる。
すなわち、太陽光発電パネル106を設置するために、固定部材102の対を固定することを除いて、ビニルハウスの躯体に特別な器具を取り付ける必要がない。また、太陽光発電パネル106を設置するために、ビニルフィルムに切欠きを設けるなどの加工を施す必要もない。
このように、ビニルハウス101に太陽光発電パネル106を設置する時の手間を大幅に軽減することが可能になる。
また、係止部材108の各々は、棒状部104に着脱可能に構成される。そのため、ビニルハウス101のビニルフィルムを交換する時には、例えば、すべての太陽光発電パネルセット103の一方(例えば、右方)の係止部材108のすべてを棒状部104から取り外すとよい。これにより、すべての太陽光発電パネルセット103を、他方(例えば、左方)へ移動させてビニルハウス101の上から取り除くことができ、この状態でビニルフィルムを交換することができる。ビニルフィルムを交換した後は、ビニルハウス101の上方にて太陽光発電パネル106が左右方向に架け渡されるように太陽光発電パネルセット103を再び配置し、取り外した一方の係止部材108を棒状部104に再び取り付けることで、ビニルフィルムの交換に関する作業が完了する。
このように、本実施の形態によれば、複数の太陽光発電パネル106を太陽光発電パネルセット103として、まとめて取り扱うことができる。また、太陽光発電パネルセット103の各々を棒状部104へ容易に着脱することができる。さらに、ビニルフィルムを交換するために、すべての係止部材108を着脱する必要はなく、一方(例えば、右方)の係止部材108を着脱するだけでよい。
このように、ビニルハウス101のビニルフィルムを交換する時の手間を大幅に軽減することが可能になる。
さらに、係止部材108は棒状部104に取り付けられているので、太陽光発電パネルセット103の各々は、少なくとも固定部105の間で、前後方向に移動することができる。そのため、例えば固定部105の各々の間の太陽光発電パネルセット103を、固定部105の各々の間で前方又は後方のいずれか一方にまとめるように移動させた状態で、ビニルフィルムが交換されてもよい。これによれば、係止部材108を棒状部104に着脱して、太陽光発電パネルセット103を左右に移動させる必要がないので、ビニルフィルムを交換する時の手間を、より一層軽減することが可能になる。
従って、本実施の形態によれば、太陽電池パネル106の設置時及びビニルフィルムの交換時の手間を軽減することが可能になる。
本発明の実施の形態1について説明したが、本実施の形態は、次のように変形されてもよい。
(変形例1)
本変形例では、実施の形態1に係る太陽光発電パネルセット103に代えて、図7に示す太陽光発電パネルセット203が備えられる。実施の形態1に係る太陽光発電パネルセット103では、2つの連結部材107に太陽光発電パネル106の各々が固定される例を説明した。本変形例では、2つの連結部材107を接続する接続部材216がさらに設けられ、この接続部材216に8つの太陽光発電パネル106が固定される。
太陽光発電パネルセット203は、実施の形態1と概ね同様の8つの太陽光発電パネル106、2つの連結部材107及び4つの係止部材108を有し、これに加えて、本変形例に特徴的な16個の接続部材216を有する。
ここで、図7では、太陽光発電パネルセット203のうち、太陽光発電パネル106を点線で示し、その他の部材107,108,216を実線で示している。そして、実線で示した部材107,108,216と固定部材102とを組み合わせたもの、言い換えると、本変形例に係る太陽光発電装置から太陽光発電パネル106を除いたものが、太陽光発電パネル取付装置に相当する。
本変形例では、16個の接続部材216の各々は、帯状をなす部材であって、樹脂、金属などを材料として作られている。接続部材216の各々は、可撓性を有していてもよく、可撓性を有していなくてもよい。
16個の接続部材216は、各々が2つの連結部材107と直交するように、上下方向に並べて設けられている。そして、すべての接続部材216は、2つの連結部材107に固定されている。詳細には、接続部材216の各々の左端近傍と右端近傍とのそれぞれが、左方に配置された連結部材107と右方に配置された連結部材107とに固定されている。接続部材216と連結部材107とを固定する方法は、実施の形態1において、太陽光発電パネル106のフレームと連結部材107とを固定する方法と同様の方法が採用されてよい。これにより、接続部材216の各々は、2つの連結部材107を接続している。
16個の接続部材216は、上から順に上下方向に隣接する2つの接続部材216を1組として、各組の接続部材216に太陽光発電パネル106が固定されている。詳細には、各組の接続部材216について、上方の接続部材216が太陽光発電パネル106の上辺に沿って固定され、下方の接続部材216が太陽光発電パネル106の下辺に沿って固定されている。これにより、16個の接続部材216に8つの太陽光発電パネル106が固定されている。
接続部材216と太陽光発電パネル106とを固定する方法には、適宜の方法が採用されてよい。例えば、接続部材216と太陽光発電パネル106とを固定する方法は、接着剤による接着であってもよく、太陽光発電パネル106のフレームに設けられたカシメ構造による接続部材216の挟持であってもよく、別に設けられた挟持部材の挟持であってもよく、磁力による吸着であってもよい。磁力が利用される場合、接続部材216と太陽光発電パネル106のフレームとのいずれか一方に磁石が設けられ、他方は強磁性の材料で作られるとよい。
本変形例では図7を参照し、帯状の接続部材216の各々が2つの連結部材107に直交して設けられて連結部材107の各々に固定され、2つの接続部材216の組みごとに1つの太陽光発電パネル106が固定される例により説明した。
しかし、例えば、接続部材216の各々は、線状であってもよい。ここで、線状と帯状との違いは太さにある。例えば、長さ方向に垂直な断面の形状が円形又は円形に内接する正多角形である部材は、線状である。また例えば、長さ方向に垂直な断面の形状が楕円形又は楕円形に内接する多角形である部材は、帯状である。太陽光発電パネル106が接続部材216固定される場合、接続部材216の各々が帯状であれば、太陽光発電パネル106をより安定して接続部材216に固定できる。
また、接続部材216の各々は、長手方向が2つの連結部材107の各々と交差する方向を向くように配置されればよい。そして、連結部材107が3つ以上設けられる場合、接続部材216は、複数の連結部材107のうち、少なくとも2つの連結部材、例えば隣接する2つの連結部材に固定されていればよい。
さらに、接続部材216が設けられる数は、適宜変更されてもよく、例えば接続部材は、1つの太陽光発電パネル106が1つ又は3つ以上の接続部材に対応付けられるように設けられてもよい。
(変形例2)
本変形例では、実施の形態1に係る太陽光発電パネルセット103に代えて、図8に示す太陽光発電パネルセット303が備えられる。実施の形態1に係る太陽光発電パネルセット103では、線状の2つの連結部材107に太陽光発電パネル106の各々が固定される例を説明した。本変形例に係る太陽光発電パネルセット303は、帯状の2つの連結部材307を備え、連結部材307に8つの太陽光発電パネル106が固定される。さらに、2つの連結部材307を接続する線状の接続部材316がさらに設けられる。
ここで、図8では、太陽光発電パネルセット303のうち、太陽光発電パネル106を点線で示し、その他の部材107,308,316を実線で示している。そして、実線で示した部材107,308,316と固定部材102とを組み合わせたもの、言い換えると、本変形例に係る太陽光発電装置から太陽光発電パネル106を除いたものが、太陽光発電パネル取付装置に相当する。
連結部材307と太陽光発電パネル106とを固定する方法には、変形例1での接続部材316と太陽光発電パネル106とを固定する方法と同様のものが採用されてよい。
本変形例では、太陽光発電パネル106を固定する連結部材307が帯状であるので、より安定して太陽光発電パネル106を連結部材307に固定することができる。
また、例えば接着による場合、線状の部材よりも帯状の部材の方が、接着剤を塗布する面積が広くなるので、固定が容易になる。また、連結部材307が帯状であれば、これに太陽光発電パネル106を固定するために、磁力による吸着などを利用することができる。このように、帯状の連結部材307を採用することで、太陽光発電パネル取付装置に太陽光発電パネル106を、より容易に固定することができる。また、連結部材307が接続部材316によって接続されているので、その向きと間隔の設定が容易になり、太陽光発電パネル取付装置に太陽光発電パネル106を、より容易に固定することができる。
これにより、例えばユーザが、ビニルハウス101で栽培する作物に応じた太陽光発電装置を設置することが可能になる。
例えば、ユーザが、天候に応じて太陽光発電パネル106の枚数を調整することで、作物の栽培への影響を低減することが可能になる。
また、一般的に栽培する作物によって必要な日射量が異なることがある。本変形例によれば、例えばビニルハウス101で栽培する作物に必要な日射量に応じて、ユーザが太陽光発電パネル取付装置に取り付ける太陽光発電パネル106の枚数を調整し、太陽光発電パネル106の間隔を変えることができる。これにより、種々の作物の栽培を可能としつつ、より多くの発電電力の獲得を図ることが可能になる。
さらに例えば、1つのビニルハウス101で必要な日射量が異なる複数種類の作物を栽培する場合、ビニルハウス101内の領域ごとに日射量を変えることが望ましい。本変形例によれば、ユーザは、太陽光発電パネルセット303の各々に取り付ける太陽光発電パネル106の枚数を変えることが容易にできるだけではなく、太陽光発電パネルセット303の各々で、隣接する太陽光発電パネル106ごとに間隔を調整することも容易にできる。これにより、ビニルハウス101内の領域ごとに日射量を容易に調整することができる。そのため、ビニルハウス101で多品種の作物の栽培を可能としつつ、より多くの発電電力の獲得を図ることが可能になる。
なお、本変形例では、太陽光発電パネル106が連結部材307に固定される例を説明したが、太陽光発電パネル106が、連結部材307と、変形例1と同様の接続部材216とに固定されてもよい。これによれば、太陽光発電パネル106を、適宜の箇所により安定して固定することができる。従って、例えばユーザが、ビニルハウス101で栽培する作物に応じた太陽光発電装置を設置することが可能になるなど、本変形例と同様の効果を奏する。
(変形例3)
実施の形態1では、係止部材108が連結部材107の各々の両端部に設けられ、連結部材107の端部の左方と右方とが、それぞれ、係止部材108により右方と左方との固定部材102に着脱可能に取り付けられる例を説明した。本変形例では、連結部材107の一端は、実施の形態1と同様に係止部材108が着脱可能に取り付けられ、連結部材107の他端は、ガイドレールに沿って前後方向に移動する移動部材に取り付けられる例を説明する。
本変形例に係る太陽光発電装置400は、斜視図である図9に示すように、実施の形態1と同様にビニルハウス101に設置される。太陽光発電装置400は、実施の形態1と同様の固定部材102の対と、実施の形態1とは異なる複数の太陽光発電パネルセット403とに加えて、ガイドレール417と、移動部材418とを備える。
ガイドレール417は、図9に示すように、ビニルハウスの上部にて前後方向に沿って配置される部材である。ガイドレール417は、ビニルハウス101のビニル上に載置されればよい。また、ガイドレール417は、ビニルハウス101のビニルを保護するために、保護シートを挟んでビニルハウス101のビニル上に載置されてもよい。
本変形例に係るガイドレール417は、前方から見た場合に、図10に示すように、山部419と、延在部420とを有する。山部419は、左右方向の中央に向けて左右から次第に高くなる形状(山型)をなす。延在部420は、山部419の左右の各端部から左方向及び右方向のそれぞれへ延びる。山部419と延在部420とはいずれも、前後方向には平らである。ガイドレール417は、典型的には金属製で、一枚の金属板を曲げて製造されるが、樹脂などで作られてもよい。
移動部材418は、ガイドレール417の上に載置される部材であって、前方から見た場合に、図10に示すように、屋根部421と、キャスター部422とを備える。屋根部421は、山型をなす部分である。キャスター部422は、屋根部421の下方に左右対称に固定されている。左右のキャスター部422は、山部419を挟むように配置された場合に、延在部420の上面と概ね平行な軸を中心に回転できるようにローラを支持している。キャスター部422は、前後方向にも複数設けられる。このようなキャスター部422を有することで、移動部材418は、ガイドレール417の上を、ガイドレール417に沿って前後方向に円滑に移動することができる。
本変形に係る太陽光発電パネルセット403の各々は、図11に示すように、4つの太陽光発電パネル106と、2つの連結部材107と、2つの係止部材108とから構成される。
同図を見ると分かるように、太陽光発電パネルセット403では、実施の形態1に係る太陽光発電パネルセット103とは異なり、2つの連結部材107の各々の一端(図11では下端)に係止部材108が取り付けられている。これにより、連結部材107の各々の端部の一方は、係止部材108により固定部材102に着脱可能に取り付けられる。
また、太陽光発電パネルセット403では、2つの連結部材107の各々の他端(図11では上端)が移動部材418に取り付けられている。
詳細には例えば、図11において点線で示すように、移動部材418の屋根部421には複数の貫通孔が設けられている。連結部材107の各々の他端は、屋根部421の貫通孔に締結されることによって、屋根部421に取り付けられている。なお、連結部材107の他端を移動部材418に取り付ける方法は、これに限られず、接着剤や適宜の器具などが利用されてもよい。
このような太陽光発電装置400では、ビニルハウス101に設置する際、実施の形態1と同様の工程1及び2(図6参照)が実行された後に、ガイドレール417と、移動部材418とが、ビニルハウス101の上部(最も高い箇所)に順に設置される。そして、工程3にて、連結部材107の他端を移動部材418に取り付けることによって、太陽光発電パネルセット403は、ビニルハウス101の上部近傍から側方のいずれか(すなわち、左方または右方)へ、ビニルハウス101の上方にて垂れ下がるように、配置されることになる。
1つの移動部材418には、図9及び11に示すように、左右それぞれに2つの連結部材107を取り付けることができる。これにより、同一の移動部材418に取り付けられた2つの太陽光発電パネルセット403は、図9に示すように、移動部材418から左右それぞれへ互いには離れる方向へ垂れさがるように配置されることになる。
その他は、実施の形態1と概ね同様の方法で、太陽光発電装置400をビニルハウス101に設置することができる。
本変形例において、実施の形態1に追加される構成であるガイドレール417及び移動部材418は、ビニルハウス101に載置されればよく、せいぜいガイドレール417が適宜の方法で固定されればよい。すなわち、太陽光発電パネル106の1つ1つに対応して特別な器具をビニルハウスの躯体に取り付ける必要がない。また、太陽光発電パネル106を設置するために、ビニルフィルムに加工をする必要もない。そのため、実施の形態1と同様に、ビニルハウス101に太陽光発電パネル106を設置する時の手間を大幅に軽減することが可能になる。
また、ビニルハウス101のビニルフィルムを交換する時には、係止部材108の各々を取り付けたまま、或いは適宜取り外して、移動部材418を移動させることによって、太陽光発電パネルセット403を前方又は後方に、容易にまとめることができる。そのため、ビニルハウス101のビニルフィルムを交換する時の手間を大幅に軽減することが可能になる。
従って、本変形例によっても、太陽電池パネル106の設置時及びビニルフィルムの交換時の手間を軽減することが可能になる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、太陽光発電装置100が設置されたビニルハウス101のビニルフィルムの交換作業の例で説明したように、太陽光発電パネルセット103の一方(例えば、右方)の係止部材108を棒状部104から取り外すと、太陽光発電パネルセット103を、他方(例えば、左方)へ移動させてビニルハウス101の上から取り除くことができる例を説明した。
すなわち、実施の形態1に係る連結部材107は、太陽光発電パネルセット103を一方(例えば、右方)から他方へ(例えば、左方)へ畳むことができる程度の可撓性(柔軟性)を有することを意味する。
本実施の形態では、連結部材が可撓性を有するとしても、実施の形態1に係る連結部材107よりも硬く、複数の太陽光パネル106を連結した状態で上方へ突き出した湾曲形状を維持できる程度の硬さを有する例を説明する。
本発明の実施の形態2に係る太陽光発電装置500は、斜視図である図12、正面図である図13に示すように、実施の形態1に係る太陽光発電装置100と同様に、ビニルハウス101に設置される。
太陽光発電装置500と実施の形態1に係る太陽光発電装置100との違いは、太陽光発電装置500,100を構成する太陽光発電パネルセット503,103の連結部材507,107にある。この点を除いて、太陽光発電装置500は、実施の形態1に係る太陽光発電装置100と概ね同様に構成される。
本実施の形態では主に、説明を簡明にするため、実施の形態1に係る太陽光発電装置100と異なる点を説明する。
太陽光発電装置500は、実施の形態1と同様の固定部材102の対と、実施の形態1とは異なる複数の太陽光発電パネルセット503とを備える。本実施の形態に係る太陽光発電パネルセット503の各々は、実施の形態1と同様の8つの太陽光発電パネル106及び4つの係止部材108と、実施の形態1とは異なる2つの連結部材507とから構成される。
2つの連結部材507は、8つの太陽光発電パネル106を並べて連結するための部材である。連結部材507の各々は、図1及び2に示すように、ビニルハウス101の上方にてビニルハウス101の概ね全幅にわたって横架される。そのため、連結部材507の各々は、ビニルハウス101の外面の左右方向に概ね沿うように、上方へ突き出た形状をしている。
本実施の形態に係る2つの連結部材507は、ビニルハウス101の上方から取り外した場合であっても複数の太陽光パネル106を連結した状態で上方へ突き出した湾曲形状を維持できる程度の硬さを有する。
本実施の形態に係る2つの連結部材507は、この程度の硬さを有していれば、ビニルハウス101の上方から取り外した場合に、ビニルハウス101による支持がなくなることで、湾曲の曲率が変化する程度の可撓性を有していてもよい。また、2つの連結部材507は、ビニルハウス101の上方から取り外した場合に、ビニルハウス101による支持がある場合とほぼ湾曲の曲率が変化しないような可撓性を有しないものであってもよい。
このような連結部材507の各々は、例えば、断面が矩形、円形、楕円などの中空の管状又は中実の(内部が詰まった)棒状の部材である。連結部材507の各々は、金属(例えば、アルミニウム、ステンレス、鉄)、樹脂など、適宜の材料によって作られてよいが、ビニルハウス101のビニルフィルムとの摩擦が低い材料が望ましいことは実施の形態1と同様である。
2つの連結部材507は、互いに平行に延びて配置されており、それぞれが、8つの太陽光発電パネル106の左端部近傍と右端部近傍とに固定されている。この点は、実施の形態1に係る連結部材107と同様である。
本実施の形態に係る連結部材507と太陽光発電パネル106とは、例えば各々に対応付けて設けられた孔に挿通されたボルトとナットとの締結で固定される。なお、連結部材507と太陽光発電パネル106とは、これに限られず、接着剤による接着など適宜の方法で固定されてもよい。
すなわち、2つの連結部材507の各々は、図1及び2に示すように、上方に突き出した湾曲形状をなす一連の部材であって、8つの太陽光発電パネル106が予め定められた方向に並べて取り付けられる。そして、2つの連結部材107の各々は、ビニルハウス101の上方にて、湾曲した状態でビニルハウス101に横架される。
ここで、連結部材507の各々は、複数の管状又は棒状の部材を嵌合、溶接などで接続することによって、一連に形成されていてもよい。
2つの連結部材507の各々の各端部には、実施の形態1と同様の係止部材108が取り付けられている。
なお、連結部材507は、実施の形態1に係る連結部材107と同様に、1つであってもよく、互いに平行に3つ以上設けられてもよい。また、連結部材507が複数備えられる場合、複数の連結部材107が互いに平行である必要はない。この点も、実施の形態1に係る連結部材107と同様である。
これまで、本発明の実施の形態2に係る太陽光発電装置500の構成について説明した。本実施の形態に係る太陽光発電装置500は、図6を参照して説明した実施の形態1に係る太陽光発電装置100と同様の方法でビニルハウス101に設置することができる。
本実施の形態では、実施の形態1と同様に、固定部材102の対を地面Gに対して固定し、太陽光発電パネルセット503の各々を配置して、その係止部材108を棒状部104に係止させ、電気配線109を接続するだけで、太陽光発電装置500を設置することができる。そのため、実施の形態1と同様に、ビニルハウス101に太陽光発電パネル106を設置する時の手間を大幅に軽減することが可能になる。
また、係止部材108の各々は、棒状部104に着脱可能に構成される。そのため、ビニルハウス101のビニルフィルムを交換する時には、例えば、すべての太陽光発電パネルセット503の係止部材108のすべてを棒状部104から取り外すとよい。これにより、例えば図14に示すように、作業員が、ビニルハウス101の左右の各々で連結部材507の下端部近傍H1,H2を保持して、太陽光発電パネルセット503を持ち上げることができる。
そして、図14に示すように太陽光発電パネルセット503を上方へ持ち上げた状態で、太陽光発電パネルセット503を前方又は後方へ移動させて、ビニルハウス191の上から容易に取り除くことができる。これにより、ビニルハウス101のビニルフィルムを交換することができる。
ビニルフィルムを交換した後は、太陽光発電パネルセット503を再び配置し、係止部材108の各々を棒状部104に再び取り付けることで、ビニルフィルムの交換に関する作業が完了する。
このように、本実施の形態によれば、複数の太陽光発電パネル106を太陽光発電パネルセット503として、まとめて取り扱うことができる。また、太陽光発電パネルセット503の各々を棒状部104へ容易に着脱することができる。さらに、太陽光発電パネルセット503は、上述したように数人程度の人手で持ち上げて運搬できる程度の重量であり、連結部材507によって上に突き出た形状が維持されているので、太陽光発電パネルセット503を容易にビニルハウス101の上から取り除くことができる。
このように、本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、ビニルハウス101のビニルフィルムを交換する時の手間を大幅に軽減することが可能になる。
さらに、実施の形態1と同様に、係止部材108は棒状部104に取り付けられているので、太陽光発電パネルセット103の各々は、少なくとも固定部105の間で、前後方向に移動することができる。そのため、例えば固定部105の各々の間の太陽光発電パネルセット103を、固定部105の各々の間で前方又は後方のいずれか一方にまとめるように移動させた状態でビニルフィルムが交換されてもよい。これによれば、実施の形態1と同様に、ビニルフィルムを交換する時の手間を、より一層軽減することが可能になる。
従って、本実施の形態によれば、太陽電池パネル106の設置時及びビニルフィルムの交換時の手間を軽減することが可能になる。
本発明の実施の形態2について説明したが、本実施の形態は、次のように変形されてもよい。
例えば、実施の形態2に係る太陽光発電パネルセット503は、変形例1又は2と同様に、2つの連結部材507を接続する接続部材216又は316を有してもよい。なお、接続部材216又は316は、線状、帯状に限られず、管状、棒状、細長い平板状であってもよい。
(変形例4)
実施の形態2に係る太陽光発電装置500は、変形例3と同様のガイドレール417及び移動部材418を適用できるように変形されてもよい。本変形例では、連結部材の一端が、実施の形態2と同様に係止部材108が着脱可能に取り付けられ、連結部材の他端が、ガイドレールに417沿って前後方向に移動する移動部材418に取り付けられる例を説明する。
本変形例に係る太陽光発電装置600は、斜視図である図15、正面図である図16に示すように、実施の形態2と同様の固定部材102の対と、変形例3と同様のガイドレール417及び移動部材418と、実施の形態2とは異なる複数の太陽光発電パネルセット603とから構成される。
本変形に係る太陽光発電パネルセット603の各々は、図16に示すように、実施の形態2と同様の4つの太陽光発電パネル106及び2つの係止部材108と、実施の形態2とは異なる2つの連結部材607とから構成される。
連結部材607の各々は、形状が実施の形態2に係る連結部材507の各々と異なる。本変形例に係る連結部材607の各々は、ビニルハウス101の上方にてビニルハウス101の上部近傍から左右いずれかの側部へ横架される。
2つの連結部材607の各々の一端(図16では、下方に位置する端部)に係止部材108が取り付けられている。これにより、連結部材607の各々の一方の端部は、係止部材108により固定部材102に着脱可能に取り付けられる。2つの連結部材107の各々の他端(図16では、上方に位置する端部)は、移動部材418に取り付けられている。
これらの点を除いて、本変形例に係る2つの連結部材607は、実施の形態2に係る2つの連結部材507と概ね同様に構成される。
連結部材107の各々の他端は、例えば、変形例3で説明したように、屋根部421の貫通孔と連結部材107の各々の他端近傍に設けられる貫通孔とのそれぞれに挿通したワイヤ、紐、チェーンなど(図示せず)で締結することにより、移動部材418に取り付けられる。なお、連結部材107の各々の他端を移動部材418に取り付ける方法は、これに限られず、接着剤による接着や、溶接、適宜の器具などが利用されてもよい。
このような太陽光発電装置600は、変形例3に係る太陽光発電装置400と概ね同様の方法で、ビニルハウス101に設置することができる。
詳細には、実施の形態1と同様の工程1及び2(図6参照)が実行された後に、ガイドレール417と、移動部材418とが、ビニルハウス101の上部(最も高い箇所)に順に設置される。そして、工程3にて、連結部材607の他端が移動部材418に取り付けられる。これによって、太陽光発電パネルセット403は、ビニルハウス101の上部近傍から側方のいずれか(すなわち、左方または右方)へ、ビニルハウス101の上方にて垂れ下がるように、配置されることになる。
1つの移動部材418には、図15及び16に示すように、左右それぞれに2つの連結部材107を取り付けることができる。そのため、同一の移動部材418に取り付けられた2つの連結部材607は、図15及び16に示すように、移動部材418から左右それぞれへ互いには離れる方向へ垂れさがるように対をなして配置されることになる。
なお、工程1において、連結部材607の他端が移動部材418に取り付けられてもよい。この場合、ガイドレール417と移動部材418とをビニルハウス101の上部に順に配置することで、太陽光発電パネルセット403をビニルハウス101に設置することができる(工程3)。
そして、実施の形態1と同様の工程4~6(図6参照)を行うことで、太陽光発電装置600をビニルハウス101に設置することができる。
本変形例において、実施の形態2に追加される構成であるガイドレール417及び移動部材418は、変形例3にて説明したようにビニルハウス101に載置されればよく、せいぜいガイドレール417が適宜の方法でビニルハウス101に固定されればよい。すなわち、太陽光発電パネル106の1つ1つに対応して特別な器具をビニルハウスの躯体に取り付ける必要がない。また、太陽光発電パネル106を設置するために、ビニルフィルムに加工をする必要もない。そのため、実施の形態2と同様に、ビニルハウス101に太陽光発電パネル106を設置する時の手間を大幅に軽減することが可能になる。
また、ビニルハウス101のビニルフィルムを交換する時には、係止部材108の各々を取り付けたまま、或いは適宜取り外して、移動部材418をガイドレール417に沿ってスライド移動させることによって、太陽光発電パネルセット603を前方又は後方に、容易にまとめることができる。
このように、ビニルフィルムを交換するために、太陽光発電パネルセット603をズラすことが極めて容易にできる。
また、ビニルフィルムを交換するために、太陽光発電パネルセット603をビニルハウス101から取り外す場合も、ビニルハウス101の前端又は後端まで、太陽光発電パネルセット603をスライド移動させるとよい。その後に、例えば図17に示すように、作業員が、ビニルハウス101の左右の各々で連結部材507の下端部近傍H1,H2を保持して、太陽光発電パネルセット603を持ち上げて、ビニルハウス101から取り外すことができる。太陽光発電パネルセット603を持ち上げて移動させる距離が実施の形態2に係る太陽光発電装置500よりも少なくて済むので、極めて容易に太陽光発電パネルセット603をビニルハウス101から取り外すことができる。
そのため、ビニルハウス101のビニルフィルムを交換する時の手間を大幅に軽減することが可能になる。
従って、本変形例によっても、太陽電池パネル106の設置時及びビニルフィルムの交換時の手間を軽減することが可能になる。
以上、本発明の実施の形態及び変形例について説明したが、本発明は、これらに限られるものではない。例えば、本発明は、これまで説明した実施の形態及び変形例の一部又は全部を適宜組み合わせた形態、その形態に適宜変更を加えた形態をも含む。
100,400 太陽光発電装置
101 ビニルハウス
102 固定部材
103,203,303 太陽光発電パネルセット
104 棒状部
105 固定部
106 太陽光発電パネル
107,307 連結部材
108 係止部材
109 電気配線
110 軸
111 第1係止片
112 第2係止片
113_1 第1係止部
113_2 第1操作部
114_1 第2係止部
114_2 第2操作部
115 バネ
216,316 接続部材
417 ガイドレール
418 移動部材

Claims (11)

  1. ビニルハウスの各側方にて地面に固定される固定部材の対と、
    複数の太陽光発電パネルを連結するための部材であって、前記ビニルハウスの上方にて横架される少なくとも1つの連結部材と、
    前記少なくとも1つの連結部材の両端部に設けられており、前記固定部材のそれぞれに着脱可能に取り付けるための複数の係止部材とを備え、
    前記固定部材の各々は、
    前記ビニルハウスの側方にて奥行方向に沿って配置される棒状の部位であり、前記係止部材が係止される棒状部と、
    前記棒状部を地面に対して固定するための複数の固定部とを有し、
    前記係止部材の各々は、前記棒状部を内部に収容することで前記棒状部に係止される、
    太陽光発電パネル取付装置。
  2. ビニルハウスの側方にて地面に固定される少なくとも1つの固定部材と、
    前記ビニルハウスの上部にて奥行方向に沿って配置されるガイドレールと、
    前記ガイドレールに沿って前記奥行方向に移動する移動部材と、
    複数の太陽光発電パネルを連結するための少なくとも1つの連結部材と、
    前記少なくとも1つの連結部材の一方の端部に設けられており、前記固定部材に着脱可能に取り付けるための少なくとも1つの係止部材とを備え、
    前記少なくとも1つの連結部材の他方の端部は、前記移動部材に取り付けられており
    前記固定部材の各々は、
    前記ビニルハウスの側方にて前記奥行方向に沿って配置される棒状の部位であり、前記係止部材が係止される棒状部と、
    前記棒状部を地面に対して固定するための複数の固定部とを有し、
    前記係止部材の各々は、前記棒状部を内部に収容することで前記棒状部に係止される、
    太陽光発電パネル取付装置。
  3. ビニルハウスの各側方にて地面に固定される固定部材の対と、
    複数の太陽光発電パネルを連結するための部材であって、前記ビニルハウスの上方にて横架される少なくとも1つの連結部材と、
    前記少なくとも1つの連結部材の両端部に設けられており、前記固定部材のそれぞれに着脱可能に取り付けるための複数の係止部材とを備え、
    前記少なくとも1つの連結部材は、可撓性を有する、
    太陽光発電パネル取付装置。
  4. ビニルハウスの側方にて地面に固定される少なくとも1つの固定部材と、
    前記ビニルハウスの上部にて奥行方向に沿って配置されるガイドレールと、
    前記ガイドレールに沿って前記奥行方向に移動する移動部材と、
    複数の太陽光発電パネルを連結するための少なくとも1つの連結部材と、
    前記少なくとも1つの連結部材の一方の端部に設けられており、前記固定部材に着脱可能に取り付けるための少なくとも1つの係止部材とを備え、
    前記少なくとも1つの連結部材の他方の端部は、前記移動部材に取り付けられており
    前記少なくとも1つの連結部材は、可撓性を有する、
    太陽光発電パネル取付装置。
  5. ビニルハウスの側方にて地面に固定される少なくとも1つの固定部材と、
    前記ビニルハウスの上部にて奥行方向に沿って配置されるガイドレールと、
    前記ガイドレールに沿って前記奥行方向に移動する移動部材と、
    複数の太陽光発電パネルを連結するための少なくとも1つの連結部材と、
    前記少なくとも1つの連結部材の一方の端部に設けられており、前記固定部材に着脱可能に取り付けるための少なくとも1つの係止部材とを備え、
    前記少なくとも1つの連結部材の他方の端部は、前記移動部材に取り付けられており
    前記少なくとも1つの連結部材は、一対の連結部材を含み、
    前記一対の連結部材は、各々の前記他方の端部が前記移動部材に取り付けられて、当該移動部材から互いに離れる方向へ配置され、
    前記少なくとも1つの係止部材は、複数であって、前記一対の連結部材のうちの一方の連結部材が有する前記一方の端部を前記固定部材の一方に着脱可能に取り付けるための係止部材と、前記一対の連結部材のうちの他方の連結部材が有する前記一方の端部を前記固定部材の他方に着脱可能に取り付けるための係止部材とを含む、
    太陽光発電パネル取付装置。
  6. 前記固定部材の各々は、
    前記ビニルハウスの側方にて奥行方向に沿って配置される棒状の部位であり、前記係止部材が係止される棒状部と、
    前記棒状部を地面に対して固定するための複数の固定部とを有する、
    請求項からのいずれか1項に記載の太陽光発電パネル取付装置。
  7. 前記少なくとも1つの連結部材は、前記複数の太陽光発電パネルを連結した状態で上方へ突き出した湾曲形状を維持する硬さを有する、
    請求項1からのいずれか1項に記載の太陽光発電パネル取付装置。
  8. 前記複数の太陽光発電パネルのそれぞれが取り付けられる部材であって、前記少なくとも1つの連結部材に固定される複数の接続部材をさらに備える、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の太陽光発電パネル取付装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の太陽光発電パネル取付装置と、
    前記複数の太陽光発電パネルとを備える、太陽光発電装置。
  10. 請求項1から7のいずれか1項に記載の太陽光発電パネル取付装置を準備する工程と、
    前記固定部材を地面に対して固定する工程と、
    前記ビニルハウスの上部近傍から少なくとも一方の側方へ垂れ下がるように、前記少なくとも1つの連結部材を配置する工程と、
    前記配置された少なくとも1つの連結部材の端部に設けられた係止部材を前記地面に固定された固定部材に係止させる工程とを含む、太陽光発電パネル取付装置の設置方法。
  11. 請求項10に記載の太陽光発電パネル取付装置の設置方法に含まれる工程と、
    前記複数の太陽光発電パネルを前記少なくとも1つの連結部材に取り付ける工程とを含む、太陽光発電装置の設置方法。
JP2018082154A 2017-10-10 2018-04-23 太陽光発電パネル取付装置、太陽光発電装置及びそれぞれの設置方法 Active JP7126371B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017196708 2017-10-10
JP2017196708 2017-10-10

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019071765A JP2019071765A (ja) 2019-05-09
JP2019071765A5 JP2019071765A5 (ja) 2021-06-10
JP7126371B2 true JP7126371B2 (ja) 2022-08-26

Family

ID=66441406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018082154A Active JP7126371B2 (ja) 2017-10-10 2018-04-23 太陽光発電パネル取付装置、太陽光発電装置及びそれぞれの設置方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7126371B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114809479A (zh) * 2022-05-06 2022-07-29 孟岍 一种无连接屋顶光伏发电固定装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016198015A (ja) 2015-04-08 2016-12-01 ユニバーサリー電工株式会社 ビニルハウスへの太陽電池パネル装置の設置方法及び設置構造
JP2017123814A (ja) 2016-01-14 2017-07-20 株式会社ビル技研 太陽電池パネル用移動架台、それを用いた太陽光発電システム、及び太陽電池パネルの設置方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016198015A (ja) 2015-04-08 2016-12-01 ユニバーサリー電工株式会社 ビニルハウスへの太陽電池パネル装置の設置方法及び設置構造
JP2017123814A (ja) 2016-01-14 2017-07-20 株式会社ビル技研 太陽電池パネル用移動架台、それを用いた太陽光発電システム、及び太陽電池パネルの設置方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019071765A (ja) 2019-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8276330B2 (en) Modular solar panel racking system
US9515600B2 (en) Solar module installation system and method
US20140102517A1 (en) Assembly for Supporting and Grounding Solar Panels
JP7126371B2 (ja) 太陽光発電パネル取付装置、太陽光発電装置及びそれぞれの設置方法
KR20190015143A (ko) 홈식 장착 브래킷, 광발전 유닛 및 광발전 모듈의 장착방법
JPWO2012153621A1 (ja) 太陽電池システム、及び太陽電池モジュール
AU2018328094B2 (en) Cable clips
CN109955924B (zh) 一种自适应杆径爬杆机器人
JPH09195473A (ja) 太陽電池パネル及び太陽電池装置
EP3237777B1 (en) Improvements in or relating to clamping devices
CN201606568U (zh) 电缆托架
JP2012094607A (ja) 太陽電池パネル設置用架台
JP5480654B2 (ja) 太陽電池用架台装置
US20200309095A1 (en) Method of securing cables to a wind turbine blade
JP2015151719A (ja) 面状物品の屋根上支持固定構造及び方法並びにこれらに用いる横桟
JP2014169532A (ja) 太陽光発電ユニットおよび太陽光発電システム
JP2019071765A5 (ja) 太陽光発電パネル取付装置、太陽光発電装置及びそれぞれの設置方法
JP5602285B1 (ja) ハゼ式折板屋根の太陽電池モジュール取付け構造
KR101521810B1 (ko) 압축 부재를 이용한 솔라셀 패널 현수구조시스템
KR101902827B1 (ko) 모니터용 지지 브래킷
KR20200033443A (ko) 태양광 모듈 거치대
JP2013238047A (ja) 太陽光発電システムおよび太陽電池モジュールの設置方法
US20150295533A1 (en) Ballasted fixed tilt racking system
KR101369756B1 (ko) 박막필름장착패널 결합구조
JP7304664B1 (ja) 太陽光パネル取付架台、太陽光パネルシステムおよび太陽光パネル取付方法

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20180515

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20201020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210422

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7126371

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150