次に、図面を参照しながら様々な態様について説明する。以下の説明には、説明の目的で、1つまたは複数の態様を完全に理解できるように多数の具体的な詳細が記載されている。しかしながら、そのような態様がこれらの具体的な詳細なしに実践される場合があることは明らかであろう。加えて、本明細書で使用する「構成要素」という用語は、システムを構成する部品の1つであってもよく、ハードウェア、ファームウェア、および/またはコンピュータ可読媒体上に記憶されるソフトウェアであってもよく、他の構成要素に分割されてもよい。
本開示は、一般に、広帯域コンポーネントキャリア(CC)を有するNR技術ネットワークなどのワイヤレス通信ネットワーク、ならびに広帯域CC上の動作を可能にするために異なる帯域幅能力を有する異なるタイプのUEを構成および管理するUEおよび基地局上の構成要素に関する。たとえば、帯域幅能力は、限定はしないが、無線周波数(RF)帯域幅能力を含み得る。すなわち、本開示は、いくつかのUEが広帯域能力を有し得る一方で、他のUEが狭帯域能力を有し得るときに、UEと基地局との間でシグナリングを交換するために、広帯域CC、たとえばシステム帯域幅がどのように構成され得るかについて説明する。いくつかの例では、NR技術ネットワークにおけるCC(たとえば、広帯域CC)のシステム帯域幅(たとえば、1GHzまで)は、LTEネットワークにおけるCCのシステム帯域幅(たとえば、20MHzまで)より大きい場合がある。
たとえば、一実装形態では、UEおよび基地局は、システム帯域幅の値(たとえば、100MHzなどの周波数範囲)と、基地局によってサポートされる最小UE帯域幅能力(または基準能力)(たとえば、20MHzのチャネル帯域幅)と、UEの帯域幅能力(たとえば、UEがサポートすることができる最大チャネル帯域幅)とを考慮し、それにより通信を交換するためのチャネルまたはCCとして使用され得るUE固有の帯域幅部分のセット(たとえば、システム帯域幅の1つまたは複数の部分)を決定するように構成される。したがって、広帯域CCは、デュアルモード動作が、広帯域能力を有するUEと狭帯域能力を有するUEの両方を、別様に構成されるUE固有の帯域幅部分のセットをセットアップすることによってサポートするように構成され得る。
他の代替では、本開示は、さらに、1つまたは複数のUE固有の帯域幅部分のセットに基づいて他のシグナリングまたは構成を管理または制御するための、UEおよび基地局における他の装置および方法を説明する。そのような他の装置および方法の例は、同期チャネルおよびシグナリングと、レートマッチングと、帯域幅部分アグリゲーションと、ランダムシーケンスの生成および使用と、1つまたは複数のUE固有の帯域幅部分のセットの構成およびそれらのセットとチャネル品質のチャネルおよびシグナリングとの相互運用性とのうちの1つまたは複数を管理することを含む。
したがって、本開示の装置および方法は、異なる帯域幅能力を有するUEに対する異なる構成が、基地局とシグナリングを交換することを可能にし、それによりNR技術ベースのワイヤレス通信ネットワークにおいて広帯域CC(たとえば、システム帯域幅)のデュアルモード使用を可能にし得る。
本態様の追加の特徴は、図1~図13に関して以下でより詳細に説明される。
本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMA、および他のシステムなどの様々なワイヤレス通信ネットワークのために使用され得ることに留意されたい。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば、互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装してよい。CDMA2000は、IS-2000規格、IS-95規格、およびIS-856規格を対象とする。IS-2000リリース0およびAは一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS-856(TIA-856)は、通常、CDMA2000 1xEV-DO、High Rate Packet Data (HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、Wideband CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形を含む。TDMAシステムは、Global System for Mobile communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E-UTRA)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDM(商標)などの無線技術を実装してもよい。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE-A)は、E-UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-AおよびGSM(登録商標)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体による文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体による文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上述のシステムおよび無線技術、ならびに共有無線周波数スペクトル帯域を介したセルラー(たとえば、LTE)通信を含む、他のシステムおよび無線技術に使用されてもよい。しかしながら、以下の説明では、例としてLTE/LTE-Aシステムについて説明し、以下の説明の大半においてLTE用語が使用されるが、本技法は、LTE/LTE-A適用例以外に(たとえば、NRネットワークまたは他の次世代通信システムに)適用可能である。
以下の説明は例を示すものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用可能性、または例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、説明する要素の機能および構成に変更が加えられることがある。様々な例は、必要に応じて、様々な手順または構成要素を省略し、置換し、または追加することがある。たとえば、説明する方法は、説明する方法とは異なる順序で実行されることがあり、様々なステップが追加され、省略され、または結合されることがある。また、いくつかの例に関して説明する特徴が、他の例では組み合わされることがある。
図1を参照すると、本開示の様々な態様によれば、広帯域コンポーネントキャリア(CC)を有するNR技術ネットワークなど、ワイヤレス通信ネットワーク100の一例は、UE110が、少なくとも1つの基地局105(たとえば、gNB)のモデム170および通信構成要素180とシグナリングを交換することを可能にする通信構成要素150を有するモデム140を有する少なくとも1つのUE110を含む。UE110の通信構成要素150および基地局105の通信構成要素180は、それぞれ、広帯域CC、たとえばシステム帯域幅がシグナリングを交換するようにいかにして構成され得るかを、UE110および基地局105が決定することを可能にする、帯域幅部分決定器152、182を含み得る。
たとえば、一実装形態では、各帯域幅部分決定器152、182は、システム帯域幅の値(たとえば、100MHzなどの周波数範囲)と、基地局105によってサポートされる最小UE帯域幅能力(または基準能力)(たとえば、20MHzのチャネル帯域幅)と、UE110の帯域幅能力(たとえば、UE110がサポートすることができる最大チャネル帯域幅)とを考慮し、それにより通信を交換するためのチャネルまたはコンポーネントキャリアとして使用されることになるUE固有の帯域幅部分のセット302(たとえば、システム帯域幅302-a、302-b、302-cおよび/または302-dの1つまたは複数の部分)を決定するように構成される。したがって、異なる帯域幅能力を有する異なるUE110は、別様に構成されたUE固有の帯域幅部分のセット302を有し得る。
さらに、各帯域幅部分コントローラ154、184は、シグナリングが各UE110に対して決定されたUE固有の帯域幅部分のセット302に基づくことを確実にするために、それぞれのモデム140、170および/またはUE110もしくは基地局105の他の構成要素とともに作動するように構成される。
さらなる代替では、UE110の通信構成要素150および基地局105の通信構成要素180は、UE固有の帯域幅部分のセット302に基づいて他のシグナリングまたは構成を管理または制御するために、1つまたは複数の追加の構成要素を含み得る。そのような他の構成要素の例は、同期チャネルおよびシグナリングと、レートマッチングと、帯域幅部分アグリゲーションと、ランダムシーケンスの生成および使用と、UE固有の帯域幅部分のセット302の構成およびそれらのセットとチャネル品質のチャネルおよびシグナリングとの相互運用性とのうちの1つまたは複数を管理する構成要素を含み得る。
したがって、本開示の装置および方法は、異なる帯域幅能力を有するUE110に対する異なる構成を可能にし、それによりNR技術ベースのワイヤレス通信ネットワーク100において広帯域CC(たとえば、システム帯域幅)のデュアルモード使用を可能にする。
ワイヤレス通信ネットワーク100は、1つまたは複数の基地局105と、1つまたは複数のUE110と、コアネットワーク115とを含み得る。コアネットワーク115は、ユーザ認証、アクセス許可、トラッキング、インターネットプロトコル(IP)接続性、および他のアクセス機能、ルーティング機能、またはモビリティ機能を提供し得る。基地局105は、バックホールリンク120(たとえば、S1など)を通してコアネットワーク115とインターフェースしてもよい。基地局105は、UE110との通信のための無線構成およびスケジューリングを実行し得るか、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。様々な例では、基地局105は、ワイヤード通信リンクまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク125(たとえば、X1など)を介して、直接的または間接的のいずれかで(たとえば、コアネットワーク115を通して)、互いに通信することができる。
基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE110とワイヤレス通信してもよい。基地局105の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア130用の通信カバレージを実現してもよい。いくつかの例では、基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、アクセスノード、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、gNB、ホームノードB、ホームeノードB、リレー、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。基地局105のための地理的カバレージエリア130は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタまたはセル(図示せず)に分割され得る。ワイヤレス通信ネットワーク100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、以下で説明するマクロ基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。加えて、複数の基地局105は、複数の通信技術(たとえば、5G(ニューラジオまたは「NR」)、第4世代(4G)/LTE、3G、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)など)のうちの異なる通信技術に従って動作することがあり、したがって、異なる通信技術のための重複する地理的カバレージエリア130があり得る。
いくつかの例では、ワイヤレス通信ネットワーク100は、NRもしくは5G技術、ロングタームエボリューション(LTE)もしくはLTEアドバンスト(LTE-A)もしくはMuLTEfire技術、Wi-Fi技術、Bluetooth(登録商標)技術、または任意の他の長距離もしくは短距離ワイヤレス通信技術を含む通信技術のうちの1つまたは任意の組合せであり得るか、またはそれらを含み得る。LTE/LTE-A/MuLTEfireネットワークでは、発展型ノードB(eNB)という用語は、一般に基地局105を表すために使用され得るが、UEという用語は、一般にUE110を表すために使用され得る。ワイヤレス通信ネットワーク100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレージを提供する異種技術ネットワークであり得る。たとえば、各eNBまたは基地局105は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレージを与え得る。「セル」という用語は、文脈に応じて、基地局、基地局に関連するキャリアもしくはコンポーネントキャリア、またはキャリアもしくは基地局のカバレージエリア(たとえば、セクタなど)を表すために使用されることがある3GPP用語である。
マクロセルは、一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーすることができ、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE110による無制限アクセスを可能にし得る。
スモールセルは、マクロセルと比較すると、マクロセルと同じまたはマクロセルとは異なる(たとえば、認可、無認可などの)周波数帯域で動作し得る比較的低い送信電力基地局を含み得る。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含む場合がある。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーすることができ、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE110による無制限アクセスを許容し得る。フェムトセルも、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連付けを有するUE110(たとえば、制限付きアクセスの場合、自宅内のユーザのためのUE110を含み得る、基地局105の限定加入者グループ(CSG)内のUE110など)による制限付きアクセスおよび/または無制限アクセスを提供し得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれ得る。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セル(たとえば、コンポーネントキャリア)をサポートすることがある。
様々な開示する例のうちのいくつかに適応し得る通信ネットワークは、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得、ユーザプレーン内のデータはインターネットプロトコル(IP)に基づき得る。ユーザプレーンプロトコルスタック(たとえば、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)、無線リンク制御(RLC)、媒体アクセス制御(MAC)など)は、論理チャネルを介して通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行し得る。たとえば、MACレイヤは、優先処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するために、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を使用してMACレイヤにおける再送信を行ってよい。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤは、UE110と基地局105との間のRRC接続の確立、構成、および維持を提供し得る。RRCプロトコルレイヤはまた、ユーザプレーンデータのための無線ベアラのコアネットワーク115サポートのために使用され得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
UE110は、ワイヤレス通信ネットワーク100全体にわたって分散している場合があり、各UE110は固定またはモバイルである場合がある。UE110はまた、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語を含んでもよく、またはそのように当業者によって呼ばれることがある。UE110は、セルラーフォン、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、スマートウォッチ、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、エンターテイメントデバイス、車両の部品、顧客構内機器(CPE)、またはワイヤレス通信ネットワーク100において通信することができる任意のデバイスであり得る。加えて、UE110は、いくつかの態様では、ワイヤレス通信ネットワーク100または他のUEとまれに通信することができる、モノのインターネット(IoT)および/またはマシンツーマシン(M2M)タイプのデバイス、たとえば、低電力、低データレート(たとえば、ワイヤレスフォンと比較して)タイプのデバイスであり得る。UE110は、マクロeNB、スモールセルeNB、マクロgNB、スモールセルgNB、中継基地局などを含む、様々なタイプの基地局105およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
UE110は、1つまたは複数の基地局105と1つまたは複数のワイヤレス通信リンク135を確立するように構成され得る。ワイヤレス通信ネットワーク100内に示されているワイヤレス通信リンク135は、UE110から基地局105へのアップリンク(UL)送信、または基地局105からUE110へのダウンリンク(DL)送信を搬送し得る。ダウンリンク送信は、順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は、逆方向リンク送信と呼ばれることもある。各ワイヤレス通信リンク135は、1つまたは複数のキャリアを含むことがあり、各キャリアは、上記で説明した様々な無線技術に従って変調された複数のサブキャリア(たとえば、異なる周波数の波形信号)から構成される信号であり得る。各被変調信号は、異なるサブキャリア上で送られてもよく、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、ユーザデータなどを搬送し得る。一態様では、ワイヤレス通信リンク135は、周波数分割複信(FDD)動作を使用して(たとえば、ペアのスペクトルリソースを使用して)または時分割複信(TDD)動作を使用して(たとえば、ペアリングされていないスペクトルリソースを使用して)双方向通信を送信し得る。フレーム構造が、FDD(たとえば、フレーム構造タイプ1)およびTDD(たとえば、フレーム構造タイプ2)のために定義され得る。その上、いくつかの態様では、ワイヤレス通信リンク135は、1つまたは複数のブロードキャストチャネルを表し得る。
ワイヤレス通信ネットワーク100のいくつかの態様では、基地局105またはUE110は、アンテナダイバーシティ方式を採用して基地局105とUE110との間の通信品質および信頼性を改善するための複数のアンテナを含み得る。追加または代替として、基地局105またはUE110は、同じまたは異なるコード化データを搬送する複数の空間レイヤを送信するためにマルチパス環境を利用し得る、多入力多出力(MIMO)技法を採用し得る。
ワイヤレス通信ネットワーク100は、複数のセルまたはキャリア上での動作、すなわち、キャリアアグリゲーション(CA)またはマルチキャリア動作と呼ばれることがある特徴をサポートし得る。キャリアはまた、コンポーネントキャリア(CC)、レイヤ、チャネルなどとも呼ばれることがある。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」、および「チャネル」という用語は、本明細書では互換的に使用される場合がある。UE110は、キャリアアグリゲーションのために、複数のダウンリンクCCと1つまたは複数のアップリンクCCとで構成されてもよい。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方を用いて使用されてもよい。基地局105およびUE110は、各方向における送信に使用される合計YxMHz(x=コンポーネントキャリアの数)までのキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた、キャリア当たりY MHz(たとえば、Y=5、10、15、または20MHz)までの帯域幅のスペクトルを使用することができる。キャリアは、互いに隣接することも、隣接しないこともある。キャリアの割振りは、DLおよびULに対して非対称であることがある(たとえば、DLに対して、ULよりも多くのキャリアまたは少ないキャリアが割り振られることがある)。コンポーネントキャリアは、1次コンポーネントキャリアと、1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含み得る。1次コンポーネントキャリアは1次セル(PCell)と呼ばれることがあり、2次コンポーネントキャリアは2次セル(SCell)と呼ばれることがある。
ワイヤレス通信ネットワーク100は、無認可周波数スペクトル(たとえば、5GHz)における通信リンクを介して、Wi-Fi技術に従って動作するUE110、たとえば、Wi-Fi局(STA)と通信している、Wi-Fi技術に従って動作する基地局105、たとえば、Wi-Fiアクセスポイントをさらに含み得る。無認可周波数スペクトル内で通信するとき、STAおよびAPは、チャネルが利用可能であるかどうかを判定するために、通信するのに先立ってクリアチャネルアセスメント(CCA)手順またはリッスンビフォアトーク(LBT)手順を実行することができる。
加えて、基地局105および/またはUE110のうちの1つまたは複数は、ミリメートル波(mmWまたはミリ波)技術と呼ばれるNRまたは5G技術に従って動作し得る。たとえば、mmW技術は、mmW周波数および/または準mmW周波数での送信を含む。極高周波(EHF:extremely high frequency)は、電磁スペクトル内の無線周波数(RF)の一部である。EHFは、30GHzから300GHzの範囲および1ミリメートルから10ミリメートルの間の波長を有する。この帯域における電波は、ミリメートル波と呼ばれることがある。準mmWは、100ミリメートルの波長を有し、3GHzの周波数まで及ぶことがある。たとえば、超高周波(SHF:super high frequency)帯域は、3GHzから30GHzの間に及び、センチメートル波と呼ばれることもある。mmWおよび/または準mmW無線周波数帯域を使用する通信は、極めて高い経路損失および短い距離を有する。したがって、mmW技術に従って動作する基地局105および/またはUE110は、極めて高い経路損失および短い距離を補償するためにその送信においてビームフォーミングを利用することができる。
図2を参照すると、NRワイヤレス通信システム100(図1)におけるチャネル200は、LTEワイヤレス通信システムにおける最大チャネル帯域幅より大きいかまたは実質的に大きい、最大チャネル帯域幅202を有する広帯域チャネルであるものと見なされ得る。たとえば、LTEでは、各チャネル(コンポーネントキャリア(CC)とも呼ばれる)は20MHzまでであり得るが、NRでは、各CCは、はるかに大きい帯域幅、たとえば1GHzまでを有することができる。
NRの一態様では、少なくともいくつかのUE110は、基地局105がサポートすることができる最大チャネル帯域幅をサポートすることができない場合があることが予想される。たとえば、異なるタイプのUE110は、限定はしないが、20MHzまたは40MHzまたは80MHzなどの最大チャネル帯域幅など、異なる最大チャネル帯域幅をサポートし得るが、基地局105は、200MHzの最大チャネル帯域幅をサポートし得る。さらに、別の態様では、UE110が大きい帯域幅をサポートすることができるとしても、UE110または基地局105が、複数の無線周波数(RF)チェーンおよび複数の高速フーリエ変換(FFT)成分を使用する広帯域を実装する場合がある。いくつかの実装形態では、基地局105は、同様の様式で広帯域チャネルをサポートする場合がある。
したがって、異なる帯域幅能力204、206)(たとえば、RF帯域幅能力)をそれぞれ有する異なるタイプのUE110および/または異なるタイプの基地局105に起因して、UE110および基地局105は、同じ最大チャネル帯域幅をサポートするかまたはサポートしない可能性がある。たとえば、(それぞれ事例1、事例2、事例3および事例4に対応する)異なる使用事例208、210、212、214は、基地局105およびUE110それぞれの潜在的チャネル帯域幅能力204、206を示す。使用事例208(事例1)では、UE110および基地局105は、単一の広帯域チャネル200をともにサポートするために、それぞれのチャネル帯域幅能力204、206を有し得る。使用事例210(事例2)では、UE110は、単一の広帯域チャネル200をサポートするためにチャネル帯域幅能力206有し得る一方で、基地局105は、広帯域チャネル200に及ぶ、複数の(たとえば、この例では2つの)より小さいチャネル(それは狭帯域チャネルと呼ばれることがある)をサポートするためにチャネル帯域幅能力204を有し得る。使用事例212(事例3)では、基地局105は、単一の広帯域チャネル200をサポートするためにチャネル帯域幅能力204有し得る一方で、UE110は、広帯域チャネル200に及ぶ、複数の(たとえば、この例では2つの)より小さいチャネル(たとえば、狭帯域チャネル)をサポートするためにチャネル帯域幅能力206を有し得る。使用事例214(事例4)では、基地局105およびUE110は、広帯域チャネル200に及ぶ、複数の(たとえば、この例では2つの)より小さいチャネル(たとえば、狭帯域チャネル)を各々がサポートするために、それぞれのチャネル帯域幅能力204、206を有し得る。
いくつかの例では、UE110および基地局105は、少なくとも80MHzの最大のシングルキャリア帯域幅を含む、約1GHzの連続スペクトル上の動作をサポートし得る。さらに、UE110および基地局105は、1つまたは複数のマルチキャリア手法、たとえばキャリアアグリゲーション(CA)もしくはデュアル接続性(DC)、および/または非連続スペクトルにおける動作をサポートし得る。場合によっては、UE110および基地局105は、シングルキャリア動作をサポートし得るが、そこにおいて、いくつかのUE能力(またはカテゴリー)によってサポートされる最大帯域幅は、サービングシングルキャリアのチャネル帯域幅より小さい場合がある。いくつかの態様では、いくつかのUE能力(またはカテゴリー)は、サービングシングルキャリアのチャネル帯域幅をサポートしてもよく、しなくてもよい。
いくつかの例では、各NRキャリア(たとえば、NR CC)に対して、UE110および基地局105は、400MHz、800MHzまたは1000MHz(1GHz)の最大チャネル帯域幅を使用して動作をサポートし得る。言い換えれば、UE110および基地局105は、[400、800、1000]MHzのNRキャリアごとの最大チャネル帯域幅を使用して動作をサポートし得る。一態様では、UE110および基地局105は、NRキャリアごとに100MHzまでの最大チャネル帯域幅を使用して動作をサポートし得る。別の態様では、NRキャリアごとに少なくとも100MHzの最大チャネル帯域幅を使用する動作が、UE110および基地局105によってサポートされ得る。さらに、UE110および基地局105は、異なる周波数帯域内で別様に動作することをサポートし得る。たとえば、6GHzより下の動作に対して、100MHzが、最大チャネル帯域幅に対して使用され得る一方で、100MHzより広い最大チャネル帯域幅が、6GHzより上の動作に対して使用され得る。UE110および基地局105は、最大チャネル帯域幅、たとえば40MHzもしくは200MHzを使用して、またはNRキャリアごとの最大チャネル帯域幅までに対するスケーラブル設計を使用して動作をサポートし得ることに留意されたい。
加えて、UE110および基地局105は、CAおよび/またはDCに対するNRキャリアの最大の数を使用して動作をサポートし得る。たとえば、本明細書に限定されないが、NRキャリアのそのような最大の数は、[8、16、32]のセットから選択され得る。同じく、場合によっては、限定はしないが、最大FFTサイズは、本明細書で説明する動作に対して、[8192、4096、2048]のセットのうちの1つより大きくはない。さらに、別の場合には、最大チャネル帯域幅が400MHz以上でかつ1000MHz(1GHz)以下である場合、任意のアグリゲーション内のチャネルの最大の数(たとえば、NRキャリアまたはCCの最大の数)は、8または16のいずれかであり得る(しかしそれに限定はされない)。別の場合には、最大チャネル帯域幅が100MHz以上である場合、任意のアグリゲーション内のCCの最大の数は、16または32のいずれかであり得る(しかしそれに限定はされない)。また別の場合には、最大チャネル帯域幅が100MHzより大きくかつ400MHzより小さい場合、CCの最大の数は、上記の値のうちの1つかまたはシステムオペレータによって構成される新しい値となるように決定され得る。
図3を参照すると、基地局105(たとえば、または基地局105のセル)は、広帯域信号をサポートすることができる1つまたは複数のUE110をサービスし得る一方で、広帯域信号をサポートすることができない1つまたは複数の他のUE110をもサービスし得る。いくつかの例では、デュアルモード動作に対して、広帯域チャネル200は、それぞれのUE110のチャネル帯域幅能力206に基づいて、1つまたは複数の帯域幅部分(BP)302(たとえば、302-a、302-b、302-cおよび/または302-d)のセットに編成または構成され得る。たとえば、各帯域幅部分302は、個別のチャネルまたはキャリアであり得る。したがって、広帯域対応UE304および2つの狭帯域対応UE306、308(たとえば、UE306、308は異なっており、広帯域信号をサポートすることはできない)に対して、広帯域チャネル200は、それぞれのUE固有の帯域幅部分のセットであるセット310、セット312およびセット314に構成され得る。一態様では、各UE固有の帯域幅部分のセット310、312および314は、1つまたは複数のBP302を有し得る。さらに、それぞれのUE固有の帯域幅部分のセット(たとえば、セット310、セット312またはセット314)の異なる帯域幅部分302は、狭帯域UE306に対するBPサイズ316など、同じサイズ(または帯域幅範囲)を有することができ、かつ/または異なるサイズ、もしくは同じサイズと異なるサイズ(たとえば、狭帯域UE308に対するBPサイズ318およびBPサイズ320)との何らかの組合せを有することができる。
一例として、基地局105(たとえば、または基地局105のセル)は、1つの帯域幅部分302-a、または5つのBP(たとえば、5つのBP302-b、または2つのBP302-cプラス3つのBP302-d)を有するように編成され得る100MHzシステム帯域幅(たとえば、チャネル帯域幅200)を有し得る。2つのガードバンド(GB)301は、100MHzシステム帯域幅の10パーセント(10%)(各GB301が5MHzに等しい帯域幅330を有し、2つのGBに対して合計10MHz)であると仮定すると、トラフィックのために使用され得る90MHzがセル内にある。一態様では、広帯域UE304は、全システム帯域幅をサポートすることが可能であり、したがって、シングルキャリア(たとえば、90MHzのサイズを有する単一のBP302-a)を使用して動作し得る。一例では、広帯域UE304は、BP302-aを使用するように説明されているが、いくつかの実装形態では、BP302-aを使用して、本質的に全システム帯域幅を使用することは考えれ得ないことを理解されたい。いくつかの態様では、BP302の使用は、狭帯域UE306および/または狭帯域UE308などの狭帯域UEに関連付けられるものと見なされ得る。第1の例では、たとえば狭帯域UE306に対して、各帯域幅部分302-bは18MHzである(316によって示される)。第2の例では、たとえば狭帯域UE308に対して、中間の3つの帯域幅部分302-dの各々は大きいサイズ(たとえば、19.8MHz、318によって示される)を有する一方で、2つの端の帯域幅部分302-cの各々はより小さいサイズ(たとえば、(90-19.8×3)/2=15.3MHz、320によって示される)を有する。
いくつかの態様では、セルに対するBP302のセットは、システム帯域幅およびサポートされる最小UE帯域幅能力または基準能力(たとえば、20MHz)に基づいて導出され得る。BPの基準セットおよびそれぞれの帯域幅能力206に基づいて、UE110は、UE固有のBPのセット(たとえば、310、312、314のうちの1つまたは複数のセット)と呼ばれる、それ自体のBPのセットを導出することができる。たとえば、UE110が100MHzシステム帯域幅を有するセル内で40MHzが可能であるならば、UE110は、UE固有のBPのセットの中で、第1のBPとしてBP1プラスBP2(BP1+BP2)、第2のBPとしてBP3プラスBP4(BP3+BP4)、および第3のまたは最後のBPとしてBP5を有するように決定し得るかまたは構成され得る。この例では、BP1、BP2、BP3、BP4およびBP5(またはBP302-b、302-cおよび302-d)の各BPは、20MHzに満たない。したがって、UE110は、最小のBPサイズ、たとえば、基準能力以下のサイズを使用し得、この最小のサイズをUE帯域幅能力と組み合わせて使用して、新しいBPのセットを確立し得る。
いくつかの実装形態によれば、UE固有のBPのセットを使用する広帯域システム帯域幅内のデュアルモード動作では、UE110および基地局105は、他のシグナリングも考慮する場合がある。いくつかの例では、1つまたは複数の帯域幅部分内の同期チャネルまたは信号のプレゼンスは、UE110によって決定され得る。たとえば、同期チャネルまたは信号は、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、1次同期信号(PSS)、または2次同期信号(SSS)を含み得る。一実装形態では、たとえば、同期チャネルまたは信号のプレゼンスは、基地局105(たとえば、gNB)によって示され得る。たとえば、基地局105は、同期プレゼンスインジケータを送信またはブロードキャストし得る。場合によっては、同期プレゼンスインジケータは、ブロードキャスト信号内に含まれる半静的表示であってもよく、または動的表示であってもよい。一態様では、示されたプレゼンスに基づいて、UE110は、1つまたは複数の他のチャネル(たとえば、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH))に対してレートマッチングを実行する場合がある。
いくつかの実装形態によれば、UE固有のBPのセットを使用する広帯域システム帯域幅内のデュアルモード動作では、狭帯域UE(たとえば、狭帯域帯域幅能力を有する)であるUE110は、BP(たとえば、2つ以上のBP)アグリゲーションを実行することができる。いくつかの例では、BPアグリゲーションは、LTEネットワーク内のCAと比較して同じ方法または同様の方法で実行され得る。いくつかの態様では、狭帯域UE110がサービスされている1つまたは複数のBP302の中で、少なくとも1つのBP302は、同期(たとえば、PSS、SSS)情報またはPBCHなどを搬送し得る。LTEネットワークでは、各CCは、それぞれの同期信号またはPBCHを有し得る。対照的に、NRネットワーク(たとえば、NR技術ベースのワイヤレス通信ネットワーク100)では、すべてのCCがそれぞれの同期信号またはPBCHを有するとは限らず、UE110は、第2のBPのために第1のBP内の同期情報またはPBCHを利用してもよい。一例では、第2のBPは、同期情報またはPBCHを持たない場合がある。
いくつかの実装形態によれば、UE固有のBPのセットを使用する広帯域システム帯域幅内のデュアルモード動作では、UE110および基地局105は、シーケンス生成を考慮する場合がある。たとえば、ランダムシーケンスは、スクランブリング、復調基準信号(DM-RS)変調(たとえば、DM-RSシーケンスとして使用される)、チャネルインターリービングなどのために使用され得る。いくつかの例では、シーケンス生成は、DLおよび/またはULチャネルまたは信号に適用可能であり得る。一例では、UE110および基地局105は、すべてのNRチャネルまたは信号に対して1つのシーケンス生成方式を使用し得る。別の例では、UE110および基地局105は、異なるNRチャネルまたは信号に対して異なるシーケンス生成方式を使用し得る。
いくつかの態様では、UE110および基地局105は、少なくとも2つのシーケンス生成方式のうちの1つを実装し得る。第1の方式では、シーケンス生成は、広帯域動作(たとえば、広帯域システム帯域幅内のデュアルモード動作)に基づく。言い換えれば、たとえば、広帯域UEと狭帯域UEの両方は同じシーケンス生成を有することができ、システムがこれらの広帯域UEおよび狭帯域UEの間で直交多重化を有することが、より容易になる。一態様では、狭帯域UEは、それぞれのBP302に対するシーケンスの対応する部分を取り得る。別の態様では、狭帯域UEは、対応するシーケンスおよび/または対応するシーケンスの部分を決定するために、物理リソースブロック(PRB)インデックスおよび/またはBPインデックスを(たとえば、基地局105によって)示され得る。たとえば、限定はしないが、PRBインデックスまたはBPインデックスの表示は、システム情報ブロック(SIB)内に含まれてもよく、基地局105から(たとえば、ブロードキャスト信号を介して)受信されてもよい。
第2の方式では、シーケンス生成は、BPごとに、それぞれ実行または実施される。たとえば、UE110または基地局105は、それぞれのBP302を決定して、それぞれのBP302に対するシーケンス生成を実行し得る。いくつかの実装形態では、第2の方式は、狭帯域UEのみに対して適用可能であり得る。他の実装形態では、第2の方式は、広帯域UEに対しても同様に使用され得る。たとえば、広帯域UE304は、各BP302に対するシーケンスを一緒にスティッチして、より広い帯域に対するシーケンスを形成することができる。
加えて、場合によっては、シーケンス生成は、すべてのNRチャネルまたは信号に対する1つのシーケンス生成方式、または異なるチャネルまたは信号に対する異なるシーケンス生成方式を有するようにダウンセレクト(down-select)され得る。
いくつかの実装形態によれば、UE固有のBPのセットを使用する広帯域システム帯域幅内のデュアルモード動作では、UE110および基地局105は、1つまたは複数のBP302およびサブバンドの管理を考慮する場合がある。いくつかの例では、UE110および基地局105は、チャネル状態情報(CSI)サブバンドまたはサウンディング基準信号(SRS)サブバンドに対して、1つまたは複数のBP302の管理を考慮する場合がある。たとえば、CSI管理、CSI報告、またはSRS送信は、サブバンドベースであり得る。いくつかの態様では、CSIまたはSRSサブバンドの境界は、対応するかまたはそれぞれのBP302の境界と整合され得る。場合によっては、境界が整合されない場合、UE110はCSI(またはSRS)を欠落する場合があるか、またはCSI(またはSRS)は部分的サブバンドとして管理される場合がある。すなわち、たとえば、CSIおよび/またはSRSは、2つのBPに及ぶサブバンドで送信される場合がある。代替的に、CSIおよび/またはSRSは、2つの隣接するBPのうちの1つの中でのみ、部分的に送信される場合がある。
いくつかの態様では、サブバンドサイズの管理は、UE110の広帯域または狭帯域の帯域幅能力に基づき得る。たとえば、第1の管理方式では、同じサブバンドサイズまたはロケーションが、広帯域UE110と狭帯域UE110の両方に対して使用され得る。第2の管理方式では、異なるサブバンドサイズまたはロケーションが、広帯域UE110および狭帯域UE110に対して使用され得る。たとえば、限定はしないが、広帯域UE(たとえば、広帯域UE304)は、8つのリソースブロック(RB)のサブバンドサイズを有し得る一方で、第1の狭帯域UE(たとえば、40MHzの最大チャネル帯域幅能力を有する)は4つのRBのサブバンドサイズを有し得、第2の狭帯域UE(たとえば、20MHzの最大チャネル帯域幅能力を有する)は2つのRBのサブバンドサイズを有し得る。異なる組合せがともにうまく動作することを可能にするために、そのようなサブバンドサイズを2の倍数にすることが好ましい。
いくつかの実装形態によれば、広帯域システム帯域幅のデュアルモード動作において、UE固有のBPのセットを使用するとき、セル内のダウンリンク(DL)およびアップリンク(UL)のBP302は、合同でまたは個別に管理され得る。合同管理の例では、DLとULの両方が5つのBPを有し、1対1に対応する。個別管理の例では、DLが5つのBPを有しかつULが3つのBPを有し、DL BPとUL BPとの間の連係は、基地局105によって示される。たとえば、基地局105は、SIBの中などで、DL/UL BPインジケータを送信し得る。
いくつかの実装形態では、UE110は、DLおよびULが同じ能力を有するように構成され得る。たとえば、UE110は、ともに20MHzにおけるDLとULのチャネル帯域幅を有し得る。
他の実装形態では、UE110は、DLおよびULのチャネル帯域幅能力が異なるように構成される場合がある。一例では、たとえば、UE110は、40MHzのDLチャネル帯域幅と20MHzのULチャネル帯域幅とを有する場合がある。さらに、場合によっては、UE110は、DLおよびULに対するBPのセットを個別に導出する場合がある。
図4~図10を参照すると、NRワイヤレス通信システム100の1つの例示的な動作では、上記の態様による、UE110によって実行されるワイヤレス通信の方法400は、本明細書で定義するアクションのうちの1つまたは複数を含む。
図4を参照すると、動作上の態様では、UE110(図1)は、少なくとも1つの広帯域CCを有するワイヤレス通信ネットワーク(たとえば、NR技術ネットワーク)内でデュアルモード動作を実行するために、方法400の1つまたは複数の態様を実行し得る。たとえば、図12において後で示すように、プロセッサ1212、メモリ1216、モデム140、トランシーバ1202、および/または通信構成要素150のうちの1つまたは複数は、方法400の1つまたは複数の態様を実行するように構成され得る。
一態様では、402において、方法400は、セルのシステム帯域幅値を識別するステップを含む。たとえば、一態様では、UE110は、上記でおよび図2または図3位おいて説明したように、セルのシステム帯域幅値を識別するために、通信構成要素150および/または帯域幅部分決定器152を実行し得る。たとえば、セルまたは基地局105は、1つまたは複数のUE110と通信を交換するためにDL/ULチャネルまたはCCによって使用され得るシステム帯域幅の少なくとも1つの値(たとえば、100MHzなどの周波数範囲)を有するように構成され得る。いくつかの実装形態では、UE110は、基地局105と通信を交換することから、たとえば基地局105から送信されたブロードキャスト信号から、システム帯域幅値を識別または決定し得る。
一態様では、404において、方法400は、UE帯域幅能力を識別するステップを含む。たとえば、一態様では、UE110は、UE帯域幅能力を識別するために、通信構成要素150および/または帯域幅部分決定器152を実行し得る。たとえば、UEの帯域幅能力は、UEがサポートすることができる最大チャネル帯域幅であってもよく、上記でおよび図2もしくは図3において説明したように、またはワイヤレス通信規格に基づいて、広帯域(たとえば、広帯域UE304)もしくは狭帯域(たとえば、狭帯域UE306または308)が可能であるように構成され得る。
一態様では、406において、方法400は、システム帯域幅値およびUE帯域幅能力に基づいて、UE固有の帯域幅を各々が有するUE固有の帯域幅部分のセットを決定するステップを含む。たとえば、一態様では、UE110は、UE固有の帯域幅部分のセット(たとえば、図3におけるUE固有の帯域幅部分のセット302)を決定するために、通信構成要素150および/または帯域幅部分決定器152を実行してもよく、各帯域幅部分は、上記でおよび図2もしくは図3において説明したように、またはワイヤレス通信規格に基づいて、(402において識別される)システム帯域幅値および(404において識別される)UE帯域幅能力に基づくUE固有の帯域幅を有する。
別の態様では、408において、方法400は、通信に関してUE固有の帯域幅部分のセットを監視するステップを随意に含み得る。たとえば、一態様では、UE110は、上記でおよび図2または図3において説明したように、UE固有の帯域幅部分のセットのうちの少なくとも1つの帯域幅部分を使用してセルまたは基地局105からの1つまたは複数の信号を監視するために、通信構成要素150、帯域幅部分決定器152、および/またはトランシーバ1202を実行し得る。
一態様では、410において、方法400は、UE固有の帯域幅部分のセットのうちの少なくとも1つの帯域幅部分を使用してセルと通信するステップを含む。たとえば、一態様では、UE110は、上記でおよび図3において説明したように、UE固有の帯域幅部分のセットのうちの少なくとも1つの帯域幅部分を使用してセルまたは基地局105と通信するために、通信構成要素150、帯域幅部分コントローラ154、および/またはトランシーバ1202を実行し得る。デュアルモード動作では、たとえば、広帯域チャネル200は、それぞれのUE110のチャネル帯域幅能力206に基づいて、1つまたは複数のBP302(たとえば、302-a、302-b、302-cおよび/または302-d)のセットに編成または構成され得る。場合によっては、UE110は、システム帯域幅値(402において識別される)およびUE帯域幅能力(404において識別される)に基づいて、1つまたは複数のBP302を使用して基地局105に信号を送信するかまたは基地局105から信号を受信するように構成され得る。
一例では、UE固有の帯域幅部分のセットの各々の帯域幅部分は同じ帯域幅を有し、UE固有の帯域幅部分のセットのうちの少なくとも2つの帯域幅部分は、異なる帯域幅、もしくはそれらの何らかの組合せを有するか、またはUE固有の帯域幅部分のセットは、システム帯域幅値に実質的に対応する周波数範囲を有する単一の帯域幅部分を含む。
図5を参照すると、方法500は、システム帯域幅内および/または帯域幅部分302のうちの1つまたは複数における他のシグナリングを考慮するために、方法400の動作のうちの1つまたは複数から継続し得る。
たとえば、502において、方法500は、PBCHまたは同期信号のうちの少なくとも1つのプレゼンスを決定するステップを含み得る。たとえば、一態様では、UE110は、上記でおよび図3において説明したように、PBCHまたは同期信号(たとえば、PSS、SSS)のうちの少なくとも1つのプレゼンスを決定するために、通信構成要素150、同期プレゼンス決定器(sync presence determiner)156、および/またはトランシーバ1202を実行し得る。場合によっては、PBCHまたは同期信号(たとえば、PSS、SSS)は、帯域幅部分302のうちの1つまたは複数の中に含まれるかまたは提示され、DL信号内で基地局105からUE110に送信され得る。たとえば、基地局105は、DL信号内で同期プレゼンスインジケータを送信またはブロードキャストし得る。
一態様では、504において、方法500は、PBCHまたは同期信号のうちの少なくとも1つのプレゼンスに基づいて、1つまたは複数の他のチャネルに対するレートマッチングを実行するステップを含み得る。たとえば、一態様では、UE110は、上記で説明したように、物理ブロードキャストチャネルまたは同期信号のうちの少なくとも1つのプレゼンスに基づいて、1つまたは複数の他のチャネルに対するレートマッチングを実行するために、通信構成要素150および/またはレートマッチング構成要素158および/またはモデム140を実行し得る。場合によっては、上記で説明した同期プレゼンスインジケータは、ブロードキャスト信号内に含まれる半静的表示であってもよく、または動的表示であってもよい。一態様では、示されたプレゼンスに基づいて、UE110は、1つまたは複数の他のチャネル(たとえば、PDSCH)に対してレートマッチングを実行してもよい。
場合によっては、物理ブロードキャストチャネルおよび同期信号のうちの少なくとも1つのプレゼンスを決定するステップは、UE固有の帯域幅部分のセットのうちの少なくとも1つの帯域幅部分において検出するステップを含み得る。他の場合には、PBCHまたは同期信号のうちの少なくとも1つのプレゼンスを決定するステップは、UE固有の帯域幅部分のセットのうちの第1の帯域幅部分においてプレゼンスを検出するステップをさらに含んでもよく、UE固有の帯域幅部分のセットのうちの第1の帯域幅部分においてプレゼンスを検出するステップに基づいて、UE固有の帯域幅部分のセットのうちの第2の帯域幅部分の1つまたは複数の他のチャネルに対するタイミングトラッキングまたは周波数トラッキングのうちの少なくとも1つを実行するステップをさらに含んでもよい。
場合によっては、UE固有の帯域幅部分のセットのうちの第2の帯域幅部分の1つまたは複数の他のチャネルに対するレートマッチングを実行するステップは、UE固有の帯域幅部分のセットのうちの第1の帯域幅部分においてプレゼンスを決定するステップが、物理ブロードキャストチャネルまたは同期信号のうちの少なくとも1つのプレゼンスがUE固有の帯域幅部分のセットのうちの第2の帯域幅部分によって送信されないときに実行されるステップに基づく。
場合によっては、物理ブロードキャストチャネルおよび同期信号のうちの少なくとも1つのプレゼンスを決定するステップは、基地局105によって送信されたプレゼンスインジケータを受信するステップを含み得る。たとえば、これは、プレゼンスインジケータを搬送するブロードキャストチャネルまたは信号を受信するステップを含み得る。
図6を参照すると、方法600は、UE110がシグナリングに関する効率またはスループットを改善することを可能にするために、方法400の動作から継続し得る。たとえば、602において、方法600は、UE固有の帯域幅部分のセットの帯域幅部分アグリゲーションを実行するステップを含む。たとえば、一態様では、UE110は、上記でおよび図3において説明したように、UE固有の帯域幅部分のセット302の帯域幅部分アグリゲーションを実行するために、通信構成要素150、帯域幅部分アグリゲータ160、モデム140、および/またはトランシーバ1202を実行し得る。いくつかの例では、アグリゲートされたBPであり得るUE固有の帯域幅部分のセット302は、帯域内連続帯域幅、帯域内非連続帯域幅、または帯域間非連続帯域幅のうちの1つを含み得る。
図7Aを参照すると、一態様では、方法700は、UE110が広帯域ULおよび/またはDLシグナリングを管理することを可能にするために、方法400の動作のうちの1つまたは複数から継続し得る。たとえば、UE110および/または基地局105によるシグナリングは、スクランブリングもしくはデスクランブリング、DM-RS変調シーケンス、またはチャネルインターリービングなどに対して使用され得るランダムシーケンスを適用するためなどに、シーケンス生成を利用し得る。いくつかの例では、シーケンス生成は、DLおよび/またはULチャネル/信号に適用可能であり得る。
たとえば、702において、方法700は、受信または送信された信号に関連付けられたランダムシーケンスが広帯域シーケンスに対応すると決定するステップを含む。たとえば、一態様では、UE110は、本明細書で説明するように、受信または送信された信号に関連付けられたランダムシーケンスが広帯域シーケンスに対応すると決定するために、通信構成要素150、シーケンスマネージャ162、モデム140、および/またはトランシーバ1202を実行し得る。場合によっては、受信または送信された信号は、復調基準信号などの基準信号であり得る。
一態様では、704において、方法700は、UE固有の帯域幅部分のセットのうちの少なくとも1つの帯域幅部分に対する広帯域シーケンスの一部を利用するステップを含み得る。たとえば、一態様では、UE110は、本明細書で説明するように、UE固有の帯域幅部分のセット302のうちの少なくとも1つに対する広帯域シーケンスの一部を利用するために、通信構成要素150、シーケンスマネージャ162、シグナリングコントローラ166、モデム140、および/またはトランシーバ1202を実行し得る。
図7Bを参照すると、別の代替では、方法750は、UE110が、狭帯域UEと広帯域UEの両方に適用し得る、信号生成およびBPごとの使用を管理することを可能にするために、方法400の動作から継続し得る。たとえば、752において、方法750は、受信または送信された信号に関連付けられたランダムシーケンスが帯域幅部分固有のシーケンスに対応すると決定するステップを含む。たとえば、一態様では、UE110は、本明細書で説明するように、受信または送信された信号に関連付けられたランダムシーケンスが帯域幅部分固有のシーケンスに対応すると決定するために、通信構成要素150、シーケンスマネージャ162、シグナリングコントローラ166、モデム140、および/またはトランシーバ1202を実行し得る。
広帯域UE(たとえば、広帯域UE304)によって使用され得る一代替では、754において、方法750は、広帯域シーケンスを定義するためにUE固有の帯域幅部分のセットの各々の帯域幅部分からそれぞれの帯域幅部分固有のシーケンスを組み合わせるステップを含み得る。たとえば、一態様では、UE110は、本明細書で説明するように、広帯域シーケンスを定義するためにUE固有の帯域幅部分のセットの各々の帯域幅部分からそれぞれの帯域幅部分固有のシーケンスを組み合わせるために、通信構成要素150、シーケンスマネージャ162、シグナリングコントローラ166、モデム140、および/またはトランシーバ1202を実行し得る。言い換えれば、BPごとに生成されるシーケンスを受信または送信する広帯域UE304は、広帯域シーケンスを形成するためにそれぞれのシーケンスを一緒にスティッチし得る。
図8を参照すると、別の代替では、方法800は、UE110がシーケンス生成および使用を同じ様式でまたは異なる様式で管理することを可能にするために、方法400の1つまたは複数の動作から継続し得る。たとえば、802において、方法800は、受信または送信された信号に関連付けられた広帯域ベースのランダムシーケンスまたは狭帯域ベースのシーケンスが、すべてのチャネルまたは信号にわたって利用されると決定するか、あるいは受信または送信された信号に関連付けられた広帯域ベースのランダムシーケンスまたは狭帯域ベースのシーケンスが、異なるチャネルまたは信号間で異なると決定するステップを含む。たとえば、一態様では、UE110は、受信または送信された信号に関連付けられた広帯域ベースのランダムシーケンスまたは狭帯域ベースのシーケンスが、すべてのチャネルもしくは信号にわたって利用されるか、または異なるチャネルもしくは信号にわたって異なると決定するために、通信構成要素150、シーケンスマネージャ162、シグナリングコントローラ166、モデム140、および/またはトランシーバ1202を実行し得る。
図9を参照すると、BPの構成および他のシグナリングに対するサブバンドの構成に関するいくつかの態様では、方法900は、UE110がBPおよびサブバンド内の他のシグナリングを利用することを可能にするために、方法400の動作から継続し得るか、または方法400の動作の一部であり得る。
たとえば、ブロック408の動作の一部として、902において、方法900は、UE固有の帯域幅部分のセットのうちの1つの帯域幅部分の周波数範囲の境界内で定義される周波数サブバンド内でチャネル品質関連のシグナリングを送信または受信するステップを随意に含み得る。たとえば、一態様では、UE110は、UE固有の帯域幅部分のセットのうちの1つの帯域幅部分の周波数範囲の境界内で定義される周波数サブバンド内でチャネル品質関連のシグナリングを送信または受信するために、通信構成要素150、チャネル品質マネージャ164、シグナリングコントローラ166、モデム140、および/またはトランシーバ1202を実行し得る。
別の例では、ブロック408の動作の一部として、904において、方法900は、周波数サブバンド内の信号を送信または受信するステップを随意に含んでもよく、周波数サブバンドのサイズまたはロケーションのうちの少なくとも1つは、UE固有に構成される。たとえば、一態様では、UE110は、周波数サブバンド内の信号を送信または受信するために、通信構成要素150、シグナリングコントローラ166、モデム140、および/またはトランシーバ1202を実行し得る。場合によっては、周波数サブバンドのサイズまたはロケーションのうちの少なくとも1つは、UE固有に構成される。いくつかの例では、周波数サブバンドのサイズまたはロケーションは、UE帯域幅能力にかかわらず一定である。他の場合には、周波数サブバンドのサイズまたはロケーションは、UE帯域幅能力に応じて異なる。
図10を参照すると、BPの基準セットを使用するBPの構成に関するいくつかの態様では、方法1000は、UE110がBPおよび他のシグナリングを利用することを可能にするために、方法400の動作から継続し得るか、または方法400の動作の一部であり得る。たとえば、ブロック404の動作から継続して、1002において、方法1000は、システム帯域幅値に関連付けられた基準帯域幅を有する帯域幅部分の基準セットを決定するステップを含み得る。たとえば、一態様では、UE110は、ブロック402において識別されたシステム帯域幅値に関連付けられた基準帯域幅を有する帯域幅部分の基準セットを決定するために、通信構成要素150および/または帯域幅部分決定器152を実行し得る。一態様では、UE固有の帯域幅部分のセット302は、帯域幅部分の基準セットに基づいて決定され得る。
BPの構成に関する別の態様では、方法400は、UE固有の帯域幅部分のセットが、DLおよびULに対して同じであるかまたは異なると決定するステップを含み得る。すなわち、UE固有の帯域幅部分のセットがDLおよびULに対して同じであると決定されるとき、UE固有の帯域幅部分のセットはペアにされ得る(たとえば、3つのDL BPおよび3つのUL BP)。対照的に、UE固有の帯域幅部分のセットがDLおよびULに対して異なると決定されるとき、ダウンリンク動作に対する第1のBPのセットと、アップリンク動作に対する、第1のセットと数(および/または帯域幅範囲)が異なる第2のBPのセットとが存在することになる。たとえば、一態様では、UE110は、UE固有の帯域幅部分のセットがDLおよびULに対して同じかまたは異なると決定するために、通信構成要素150、帯域幅部分決定器152、および/または帯域幅部分コントローラ154を実行し得る。
図11を参照すると、一例では、基地局105(図1)によるワイヤレス通信の方法1100は、上記で説明したように、UE110の動作に対する相補型動作を含み得る。動作上の態様では、基地局105は、少なくとも1つの広帯域CCを有するワイヤレス通信ネットワーク(たとえば、NR技術ネットワーク)内でデュアルモード動作を実行するために、方法1100の1つまたは複数の態様を実行し得る。たとえば、図13において後で示すように、プロセッサ1312、メモリ1316、モデム170、トランシーバ1302、および/または通信構成要素180のうちの1つまたは複数は、方法1100の1つまたは複数の態様を実行するように構成され得る。
一態様では、1102において、たとえば、方法1100は、UEが動作しているセルのシステム帯域幅値を識別するステップを含み得る。たとえば、一態様では、基地局105は、上記でおよび図2または図3位おいて説明した、UE110が動作しているセルのシステム帯域幅値を識別するために、通信構成要素180および/または帯域幅部分決定器182を実行し得る。たとえば、セルまたは基地局105は、1つまたは複数のUE110と通信を交換するためにDL/ULチャネルまたはCCによって使用され得るシステム帯域幅の少なくとも1つの値(たとえば、100MHzなどの周波数範囲)を有するように構成され得る。
一態様では、1104において、たとえば、方法1100は、UEに対するUE帯域幅能力を識別するステップを含み得る。たとえば、一態様では、基地局105は、上記で説明したように、UEに対するUE帯域幅能力を識別するために、通信構成要素180および/または帯域幅部分決定器182を実行し得る。たとえば、UE110の帯域幅能力は、UEがサポートすることができる最大チャネル帯域幅であってもよく、上記でおよび図2もしくは図3において説明したように、またはワイヤレス通信規格に基づいて、広帯域(たとえば、広帯域UE304)もしくは狭帯域(たとえば、狭帯域UE306または308)が可能であるUE110から取得され得る。
一態様では、1106において、たとえば、方法1100は、システム帯域幅値およびUE帯域幅能力に基づいて、UE固有の帯域幅を各々が有する、UEに対するUE固有の帯域幅部分のセットを決定するステップを含み得る。たとえば、一態様では、基地局105は、上記でおよび図2もしくは図3で説明したように、またはワイヤレス通信規格に基づいて、システム帯域幅値およびUE帯域幅能力に基づいて、UE固有の帯域幅を各々が有する、UEに対するUE固有の帯域幅部分のセットを決定するために、通信構成要素180および/または帯域幅部分決定器182を実行し得る。
一態様では、1108において、たとえば、方法1100は、UE固有の帯域幅部分のセットのうちの少なくとも1つの帯域幅部分を使用してUEと通信するステップを含み得る。たとえば、一態様では、基地局105は、上記でおよび図3において説明したように、UE固有の帯域幅部分のセットのうちの少なくとも1つの帯域幅部分の中でUE110と通信する(たとえば、シグナリングを送信する)ために、通信構成要素180、帯域幅部分コントローラ184、モデム170、および/またはトランシーバ1302を実行し得る。デュアルモード動作では、たとえば、基地局105は、それぞれのUE110のチャネル帯域幅能力206に基づいて、広帯域チャネル200を1つまたは複数のBP302(たとえば、302-a、302-b、302-cおよび/または302-d)のセットに編成または構成し得る。場合によっては、基地局105は、システム帯域幅値(1102において識別される)およびUE帯域幅能力(1104において識別される)に基づいて、1つまたは複数のBP302を使用してUE110に信号を送信するかまたはUE110から信号を受信するように構成され得る。
一態様では、1110において、たとえば、方法1100は、UE固有の帯域幅部分のセットのうちの少なくとも1つの帯域幅部分における、PBCHまたは同期信号のうちの少なくとも1つのプレゼンスを示す表示をUEに送信するステップを随意に含み得る。たとえば、一態様では、基地局105は、本明細書で説明するように、UE固有の帯域幅部分のセットのうちの少なくとも1つの帯域幅部分における、PBCHまたは同期信号(たとえば、PSS、SSS)のうちの少なくとも1つのプレゼンスを示す表示をUE110に送信するために、通信構成要素180、帯域幅部分コントローラ184、同期制御マネージャ186、モデム170、および/またはトランシーバ1302を実行し得る。いくつかの例では、基地局105は、表示(たとえば、同期プレゼンスインジケータ)を含むメッセージを送信またはブロードキャストし得る。場合によっては、表示は、ブロードキャスト信号内に含まれる半静的表示であってもよく、または動的表示であってもよい。一実装形態では、同期制御マネージャ186は、PBCH、同期チャネル、および関連するシグナリングのうちの1つまたは複数を管理するように構成され得る。
別の態様では、たとえば、方法1100は、システム帯域幅値に関連付けられた基準帯域幅を有する帯域幅部分の基準セットを決定するステップを随意に含み得る。たとえば、一態様では、基地局105は、上記でおよび図10において説明したように、システム帯域幅値に関連付けられた基準帯域幅を有する帯域幅部分の基準セットを決定するために、通信構成要素180および/または帯域幅部分決定器182を実行し得る。
他の代替では、方法1100は追加のアクションを含んでもよく、基地局105は、UE固有の帯域幅部分のセットに基づいて他のシグナリングまたは構成を管理または制御するために追加の構成要素を含んでもよい。そのような他の装置および方法の例は、ランダムシーケンスの生成および使用を管理するためのシーケンスマネージャ190、UE固有の帯域幅部分のセットの構成ならびにそのセットとチャネル品質のチャネルおよびシグナリングとの相互運用性を管理するためのチャネル品質マネージャ192、または任意の基地局シグナリングを管理するために1つまたは複数他の構成要素とともに働くためのシグナリングコントローラ188を含み得る。
図12を参照すると、UE110の一実装形態の一例は、様々な構成要素を含むことができ、そのうちのいくつかについてはすでに上記で説明したが、1つまたは複数のバス1244を介して通信している、1つまたは複数のプロセッサ1212、メモリ1216、およびトランシーバ1202などの構成要素を含み、これらの構成要素は、本明細書で説明する機能のうちの1つまたは複数を可能にするためにモデム140および通信構成要素150と連携して動作し得る。さらに、1つまたは複数のプロセッサ1212、モデム140、メモリ1216、トランシーバ1202、RFフロントエンド1288、および1つまたは複数のアンテナ1265は、1つまたは複数の無線アクセス技術において(同時にまたは非同時に)音声呼および/またはデータ呼をサポートするように構成され得る。
一態様では、1つまたは複数のプロセッサ1212は、1つまたは複数のモデムプロセッサを使用する1つまたは複数のモデム140を含むことができる。通信構成要素150に関係する様々な機能は、モデム140および/またはプロセッサ1212内に含まれてもよく、一態様では、単一のプロセッサによって実行されてもよく、他の態様では、機能のうちの異なる機能が2つ以上の異なるプロセッサの組合せによって実行されてもよい。たとえば、一態様では、1つまたは複数のプロセッサ1212は、モデムプロセッサ、またはベースバンドプロセッサ、またはデジタル信号プロセッサ、または送信機プロセッサ、または受信機プロセッサ、またはトランシーバ1202に関連するトランシーバプロセッサのうちの任意の1つまたは任意の組合せを含み得る。他の態様では、通信構成要素150に関連する1つまたは複数のプロセッサ1212および/またはモデム140の特徴のうちのいくつかは、トランシーバ1202によって実行され得る。
また、メモリ1216は、本明細書で使用するデータおよび/またはアプリケーション1275のローカルバージョン、あるいは通信構成要素150および/または少なくとも1つのプロセッサ1212によって実行されるその下位構成要素のうちの1つまたは複数を記憶するように構成され得る。メモリ1216は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、テープ、磁気ディスク、光ディスク、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、およびそれらの任意の組合せなどの、コンピュータまたは少なくとも1つのプロセッサ1212によって使用可能な任意のタイプのコンピュータ可読媒体を含むことができる。一態様では、たとえば、メモリ1216は、UE110が通信構成要素150および/またはその下位構成要素のうちの1つまたは複数を実行するために少なくとも1つのプロセッサ1212を動作させているとき、通信構成要素150および/またはその下位構成要素のうちの1つまたは複数を定義する1つまたは複数のコンピュータ実行可能コード、および/またはそれに関連するデータを記憶した非一時的コンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
トランシーバ1202は、少なくとも1つの受信機1206と少なくとも1つの送信機1208とを含み得る。受信機1206は、データを受信するためにプロセッサによって実行可能なハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアコードを含むことができ、コードは命令を含み、メモリ(たとえば、コンピュータ可読媒体)に記憶される。受信機1206は、たとえば、RF受信機であり得る。一態様では、受信機1206は、少なくとも1つの基地局105によって送信された信号を受信し得る。加えて、受信機1206は、そのような受信信号を処理することができ、限定はしないが、Ec/Io、SNR、RSRP、RSSIなどの、信号の測定値を取得することもできる。送信機1208は、データを送信するためにプロセッサによって実行可能なハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアコードを含むことができ、コードは命令を含み、メモリ(たとえば、コンピュータ可読媒体)に記憶される。送信機1208の適切な例は、限定はしないが、RF送信機を含み得る。
さらに、一態様では、UE110は、1つまたは複数のアンテナ1265と通信して動作し得るRFフロントエンド1288と、無線送信、たとえば、少なくとも1つの基地局105によって送信されたワイヤレス通信またはUE110によって送信されたワイヤレス送信を受信および送信するためのトランシーバ1202とを含み得る。RFフロントエンド1288は、1つまたは複数のアンテナ1265に接続されてもよく、RF信号を送信および受信するために、1つまたは複数の低雑音増幅器(LNA)1290と、1つまたは複数のスイッチ1292と、1つまたは複数の電力増幅器(PA)1298と、1つまたは複数のフィルタ1296とを含むことができる。
一態様では、LNA1290は、所望の出力レベルで受信信号を増幅することができる。一態様では、各LNA1290は、指定された最小および最大の利得値を有し得る。一態様では、RFフロントエンド1288は、特定のアプリケーションの所望の利得値に基づいて特定のLNA1290およびその指定された利得値を選択するために、1つまたは複数のスイッチ1292を使用することができる。
さらに、RF出力の信号を所望の出力電力レベルで増幅するために、たとえば、1つまたは複数のPA1298がRFフロントエンド1288によって使用され得る。一態様では、各PA1298は、指定された最小および最大の利得値を有し得る。一態様では、RFフロントエンド1288は、特定のアプリケーションの所望の利得値に基づいて特定のPA1298およびその指定された利得値を選択するために、1つまたは複数のスイッチ1292を使用することができる。
また、たとえば、1つまたは複数のフィルタ1296は、受信信号をフィルタリングして入力RF信号を取得するために、RFフロントエンド1288によって使用され得る。同様に、一態様では、たとえば、送信用の出力信号を生成するためにそれぞれのPA1298からの出力をフィルタリングするために、それぞれのフィルタ1296が使用され得る。一態様では、各フィルタ1296は、特定のLNA1290および/またはPA1298に接続され得る。一態様では、RFフロントエンド1288は、トランシーバ1202および/またはプロセッサ1212によって指定された構成に基づいて、指定されたフィルタ1296、LNA1290、および/またはPA1298を使用して送信経路または受信経路を選択するために、1つまたは複数のスイッチ1292を使用することができる。
したがって、トランシーバ1202は、RFフロントエンド1288を介して1つまたは複数のアンテナ1265を通してワイヤレス信号を送信および受信するように構成され得る。一態様では、UE110が、たとえば、1つもしくは複数の基地局105、または1つもしくは複数の基地局105に関連付けられた1つもしくは複数のセルと通信することができるように、トランシーバは、指定された周波数で動作するように同調され得る。一態様では、たとえば、モデム140は、UE110のUE構成およびモデム140によって使用される通信プロトコルに基づいて、指定された周波数および電力レベルで動作するようにトランシーバ1202を構成することができる。
一態様では、モデム140は、マルチバンドマルチモードモデムとすることができ、このモデムは、デジタルデータがトランシーバ1202を使用して送られ、受信されるように、デジタルデータを処理し、トランシーバ1202と通信することができる。一態様では、モデム140は、マルチバンドとすることができ、特定の通信プロトコルに対して複数の周波数帯域をサポートするように構成され得る。一態様では、モデム140は、マルチモードとすることができ、複数の動作ネットワークおよび通信プロトコルをサポートするように構成され得る。一態様では、モデム140は、指定されたモデム構成に基づいてネットワークからの信号の送信および/または受信を可能にするために、UE110の1つまたは複数の構成要素(たとえば、RFフロントエンド1288、トランシーバ1202)を制御することができる。一態様では、モデム構成は、モデムのモードおよび使用中の周波数帯域に基づき得る。別の態様では、モデム構成は、セル選択および/またはセル再選択の間にネットワークによって提供される、UE110に関連するUE構成情報に基づき得る。
図13を参照すると、基地局105の実装形態の一例は、様々な構成要素を含むことができ、そのうちのいくつかについてはすでに上記で説明したが、1つまたは複数のバス1344と通信している、1つまたは複数のプロセッサ1312、メモリ1316、およびトランシーバ1302などの構成要素を含み、これらの構成要素は、本明細書で説明する機能のうちの1つまたは複数を可能にするためにモデム170および通信構成要素180と連携して動作し得る。
トランシーバ1302、受信機1306、送信機1308、1つまたは複数のプロセッサ1312、メモリ1316、アプリケーション1375、バス1344、RFフロントエンド1388、LNA1390、スイッチ1392、フィルタ1396、PA1398、および1つまたは複数のアンテナ1365は、上記で説明したように、UE110の対応する構成要素と同じまたは同様であってもよいが、UE動作に対立するものとして基地局動作のために構成されるか、または他の方法でプログラムされることがある。
添付の図面に関して上記に記載した詳細な説明は、例について説明しており、実装することができるかまたは特許請求の範囲内に入る例のみを表すものではない。「例」という用語は、この説明で使用されるとき、「一例、事例、または例示として利用できること」を意味し、「好ましい」、または「他の例よりも有利である」ことを意味するわけではない。この詳細な説明は、説明した技法の理解を可能にする目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細を伴うことなく実践されることがある。いくつかの事例では、説明した例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造および装置がブロック図の形態で示される。
情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表されてよい。たとえば、上記の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、コンピュータ可読媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能コードもしくは命令、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
本明細書の開示に関連して説明した様々な例示的なブロックおよび構成要素は、限定はしないが、プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたこれらの任意の組合せなど、特別にプログラムされたデバイスを用いて実装または実行され得る。特別にプログラムされたプロセッサは、マイクロプロセッサであってよいが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってもよい。特別にプログラムされたプロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装され得る。
本明細書で説明した機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして実装されてもよい。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして非一時的コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、または非一時的コンピュータ可読媒体を介して伝送されてもよい。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲および主旨内にある。たとえば、ソフトウェアの性質に起因して、上記で説明した機能は、特別にプログラムされたプロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、異なる物理的位置において機能の部分が実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置されてもよい。また、特許請求の範囲を含めて本明細書で使用する場合、「のうちの少なくとも1つ」で始まる項目のリストにおいて使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」のリストがAまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような選言的リストを示す。
コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの移転を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含み得る。また、どのような接続もコンピュータ可読媒体と呼ばれるのにふさわしい。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、本明細書において使用されるときに、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記のものの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
本開示の上記の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように提供される。本開示に対する様々な修正が、当業者には容易に明らかになり、本明細書において規定される一般原理は、本開示の主旨または範囲を逸脱することなく、他の変形形態に適用され得る。さらに、説明した態様および/または実施形態の要素は、単数形で説明または特許請求されている場合があるが、単数形への限定が明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。加えて、特に明記しない限り、任意の態様および/または実施形態のすべてまたは一部は、任意の他の態様および/または実施形態のすべてまたは一部とともに利用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるべきではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴と合致する最も広い範囲を与えられるべきである。