JP7119559B2 - Ipビデオルータ、放送局システム、ipビデオ転送方法及びプログラム - Google Patents

Ipビデオルータ、放送局システム、ipビデオ転送方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、IP(Internet Protocal)ビデオルータ、IPビデオ転送方法及びプログラムに関し、特に、IP化された映像信号を伝送するネットワーク経路を切り替えるIPビデオルータ、放送局システム、IPビデオ転送方法及びプログラムに関する。
放送局内のシステムは、IP化が進められている。すなわち放送局内のシステムを構成する各装置は、放送局内で映像信号を伝送する伝送方式として一般的なSDI(Serial Digital Interface)方式の信号をIPパケットに変換して出力し、IPネットワークを介して他の装置に伝送し、また映像信号のIPパケットを入力できるようになりつつある。なお以下では、映像信号は、SDI方式の信号で伝送される映像信号、音声信号及びアンシラリデータなどの各種の信号を含める。
このため放送局内では高ビットレートでIPパケットを伝送可能なIPネットワークの使用が増えており、これに対応したIPビデオルータの利用も増えている。
関連技術として、例えば特許文献1には、衛星から受信した放送信号を受信局A、受信局BがそれぞれIPパケットにして、IPネットワークを経由して送信局に送信し、送信局の選択部が制御信号に基づいていずれかを出力対象として選択する放送システムが開示されている。
特開2015-139157号公報
しかしながら近年、放送局内で扱われる映像信号のビットレートが一層高まりつつある。例えば、HD映像ストリームでは3Gbps、4K映像ストリームでは12Gbpsといった高ビットレートの伝送が必要になる。このような高ビットレートの伝送に対応したIPビデオルータとして、現時点ではハイスペックの高価なIPビデオルータが用いられており、IPビデオルータの低価格化が望まれている。特許文献1には、上記のような大容量の映像信号を扱うことが可能で、かつ、低価格で実現可能な構成については開示されていない。
本発明は、低価格で実現可能な構成で高ビットレート伝送に対応可能なIPビデオルータ、放送局システム、IPビデオ転送方法及びプログラムを提供することを主な目的としている。
本発明の1つの側面によるIPビデオルータは、出力チャンネルを指示するチャンネル指示部と、入力されたパケットから映像信号を含むペイロードを分離するペイロード分離部と、分離された前記ペイロードを前記出力チャンネルに転送するクロスポイントスイッチと、前記パケットの前記ペイロード以外の情報を前記出力チャンネルに転送するIPマトリックススイッチと、転送された前記ペイロード及び前記ペイロード以外の情報に基づいて出力パケットを組み立てて出力するパケット組立部と、を有する。
また本発明の他の側面による放送局システムは、上記IPビデオルータと、SDI方式の信号を扱う映像装置と、前記映像装置からのSDI方式の信号をIP化された映像信号に変換して前記IPビデオルータに出力し、前記IPビデオルータから出力された前記映像信号をSDI方式の信号に変換して前記映像装置に出力するゲートウェイと、を有する。
また本発明の他の側面によるIPビデオ転送方法は、出力チャンネルを指示し、前記入力されたパケットから映像信号を含むペイロードを分離し、分離された前記ペイロードを前記出力チャンネルに転送し、前記パケットの前記ペイロード以外の情報を前記出力チャンネルに転送し、転送された前記ペイロード及び前記ペイロード以外の情報に基づいて出力パケットを組み立てて出力する。
また本発明の他の側面によるプログラムは、出力チャンネルを指示するチャンネル指示部、前記入力されたパケットから映像信号を含むペイロードを分離しクロスポイントスイッチに出力するペイロード分離部、前記パケットの前記ペイロード以外の情報を前記出力チャンネルに転送するIPマトリックススイッチ、及び、クロスポイントスイッチにより前記出力チャンネルに転送された前記ペイロード及び前記ペイロード以外の情報に基づいて出力パケットを組み立てて出力するパケット組立部、として機能させる。
本発明の上記側面によれば、低価格で実現可能な構成で高ビットレート伝送に対応可能なIPビデオルータ、放送局システム、IPビデオ転送方法及びプログラムを提供することができる。
図1は、第1の実施形態のIPビデオルータの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、図1のIPビデオルータを利用した放送局システムの構成の一例を示すブロック図である。 図3は、IPビデオルータに入力されるIPパケットの概要を示す図である。 図4は、IPパケットの構成を示す図である。 図5は、図1の動作を示すフローチャートである。 図6は、第2の実施形態の構成の一例を示すブロック図である。 図7は、入力されるIPパケットの概要及び図5のプリメモリの構成を示す図である。 図8は、図5のクロスポイントスイッチのチャンネル切り替えの動作を示す図である。 図8は、図5のポストメモリの構成及び出力されるIPパケットの概要を示す図である。 図10は、図5の動作を示すフローチャートである。 図11は、各実施形態の各部を実現するコンピュータの構成の一例を示す図である。
次に例示的な第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、第1の実施形態のIPビデオルータの構成の一例を示すブロック図である。また図2は、図1のIPビデオルータを使用した放送局システムの構成の一例を示すブロック図である。まず図2を参照して放送局システム全体について説明する。
図2に示すように、例えばカメラやVTRなどのスタジオ装置101からSDI方式の映像信号が出力される。また屋外に設置される情報カメラ110からもSDI方式の映像信号がネットワーク140を経由して放送局システム100に伝送される。また他局等のSDI方式の映像信号が中継所120で中継されネットワーク130を経由して放送局システム100に伝送される。
放送局システム100は、IP化された映像信号を扱うことができる映像装置と、IP化されておらずSDI方式の信号を扱う映像装置が混在している。例えば記憶装置102や編集装置103はIP化された映像装置であり、送出装置104はIP化されておらずSDI方式の信号を扱う映像装置とする。
放送局システム100の外部やスタジオ装置101からSDI方式の映像信号が伝送されると、放送局システム100のゲートウェイ105がSDI方式の映像信号をIP化する。そのまま放送される場合は、IP化された映像信号がIPビデオルータ1に入力され、IPビデオルータ1によって送出装置104に接続されるゲートウェイ106に出力され、ゲートウェイ106が映像信号をSDI信号に変換して送出装置104に出力する。
放送局システム100の外部やスタジオ装置101からのSDI方式の映像信号が、後で利用される場合は、ゲートウェイ105がIPパケットに変換し、IP化された映像信号がIPビデオルータ1に入力され、IPビデオルータ1によってIP化された映像信号が記憶装置102に出力される。
また例えば記憶装置102に保存されていた映像信号を編集する場合、記憶装置102に保存されていた映像信号が、IPビデオルータ1に入力され、IPビデオルータ1によって編集装置103に出力される。
また例えば編集された映像を送出する場合、編集装置103からのIP化された映像信号は、IPビデオルータ1に入力され、IPビデオルータ1によって送出装置104に接続されるゲートウェイ106に出力され、ゲートウェイ106によりSDI信号に変換されて送出装置104に出力される。
次に本実施形態のIPビデオルータの構成について図1を参照して説明する。図1に示すようにIPビデオルータ1は、チャンネル指示部11と、ペイロード分離部12と、クロスポイントスイッチ13と、IPマトリックススイッチ14と、パケット組立部15を備えている。
チャンネル指示部11は、IPビデオルータ1に入力されたパケットを出力する出力チャンネルを指示する。IPビデオルータ1は複数の入力チャンネル及び出力チャンネルを有している。チャンネル指示部11は、入力チャンネルに対応させて、出力チャンネルを指示する。
ペイロード分離部12は、入力されたパケットから映像信号を含むペイロードを分離して、クロスポイントスイッチ13に出力する。またペイロード分離部12は、ペイロード以外の情報、すなわちヘッダ情報をIPマトリックススイッチ14に出力する。
ここで、IPビデオルータで扱うIPパケットの概要を説明する。図3はIPビデオルータに入力されるIPパケットの概要を示す図である。図3に示すように、映像信号は複数のフレームから構成される。また各フレームの映像信号は、ラインごとに左から順に所定の範囲の領域(ビデオペイロード)に区切られる。このビデオペイロードがさらに所定の範囲の複数の領域に分割され、複数のIPパケット16、17、18のペイロード161、171、181に格納される。ペイロード161、171、181には、ビデオペイロードをさらに小さく分割した領域のSDI方式の映像信号が格納される。
またペイロード161、171、181の画像の属性や制御情報が、IPパケット16、17、18のヘッダ162、172、182に格納される。なお各フレームの最後のビデオペイロードの、最後のIPパケット18のヘッダ182にはフレームの最後のパケットであることを示すフレームエンドフラグ183が格納される。
図4はIPビデオルータに入力されるIPパケットの構成の一例を示す図である。図3は、放送局内で使用されるIP、UDP(User Datagram Protocol)及びRTP(Real-time Transport Protocol)の使用を前提とした例である。この場合、図3に示すように、IPパケット18のヘッダ182は、IPヘッダ1821、UDPヘッダ1822、RTPヘッダ1823を含む。
IPヘッダ1821には、例えば、送信元IPアドレス184及び宛先IPアドレス185などのIPに基づく通信経路の制御に関する制御情報などが含まれる。UDPヘッダ1822には、例えばアプリケーション識別情報である宛先ポート番号などが含まれる。RTPヘッダ1823には、例えばデータストリームのリアルタイム性を保証するための制御情報が含まれる。
RTPヘッダ1823には、例えばタイムスタンプ186が含まれる。RTPヘッダ1823には、タイムスタンプ186の他に、バージョンビットV、パディングビットP、エクステンションビットX、CSRC(Contributing Source)カウントCC,マーカービットM、ペイロードタイプPT、シーケンス番号、送信者識別子が記述される。フレームの最後のSDIデータが格納されたパケット18においては、マーカービットMの領域に「1」が設定され、例えばこれをフレームエンドフラグ183としてよい。
IPパケット18のペイロード181には、上述のように、各フレームの映像信号がラインごとに左から順に所定の範囲のビデオペイロードに区切られ、そのビデオペイロードをさらに小さく分割した領域のSDI方式の映像信号が格納される。
図1のペイロード分離部12は、入力されたIPパケット16、17、18からペイロード161、171、181を分離し、ペイロード161、171、181に格納されたSDI方式の映像信号をクロスポイントスイッチ13に出力する。またペイロード分離部12は、ペイロード以外の情報、すなわちヘッダ162、172、173の情報をIPマトリックススイッチ14に出力する。
クロスポイントスイッチ13は、ペイロード分離部12によって分離されたペイロードに格納されていたSDI方式の映像信号をチャンネル指示部11によって指示されたIPビデオルータ1の出力チャンネルに転送する。なおIPビデオルータ1の各出力チャンネルは、それぞれ、ペイロードに格納されていたSDI方式の映像信号を一時的に保存するペイロードメモリを備えてもよい。
またIPマトリックススイッチ14は、ペイロード分離部12から出力されたペイロード以外の情報、すなわちヘッダ情報をチャンネル指示部11によって指示されたIPビデオルータ1の出力チャンネルに転送する。なおIPビデオルータ1の各出力チャンネルは、それぞれ、ペイロード以外の情報、すなわちヘッダ情報を一時的に保存するヘッダ情報メモリを備えてもよい。
パケット組立部15は、分離して別々に転送されたペイロードとペイロード以外の情報とに基づいて出力パケットを組み立ててIPビデオルータ1の出力チャンネルから出力する。
なお図1に示す第1の実施形態及び後述の他の実施形態のIPビデオルータの各構成要素は、機能単位のブロックを示している。各実施形態のクロスポイントスイッチ13以外のIPビデオルータの各構成要素の一部又は全部は、例えば図11に示すようなコンピュータ50とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。コンピュータ50は、一例として、以下のような構成を含む。
・CPU(Central Processing Unit)51
・ROM(Read Only Memory)52
・RAM(Random Access Memory)53
・RAM53にロードされるプログラム54
・プログラム54を格納する記憶装置55
・記録媒体56の読み書きを行うドライブ装置57
・通信ネットワーク59と接続する通信インタフェース58
・データの入出力を行う入出力インタフェース60
・各構成要素を接続するバス61
各実施形態の各構成要素は、これらの機能を実現するプログラム54をCPU51が取得して実行することで実現される。例えば、図1のIPビデオルータ1の例では、チャンネル指示部11は、プログラム54を取得したCPU51が、プログラム54に基づき、IPビデオルータ1の入力チャンネル及び出力チャンネルとして入出力インタフェース60のチャンネルを対応させることで機能が実現されてもよい。
またペイロード分離部12は、プログラム54を取得したCPU51が、プログラム54に基づき、入出力インタフェース60に入力されたパケットから、映像信号を含むペイロードを分離して、入出力インタフェース60に接続されるクロスポイントスイッチ13に出力することで機能が実現されてもよい。
またIPマトリックススイッチ14は、プログラム54を取得したCPU51が、プログラム54に基づき、入出力インタフェース60に入力されたパケットの、ペイロード以外の情報を、出力チャンネルに対応する入出力インタフェース60のチャンネルに転送することで機能が実現されてもよい。
またパケット組立部15は、プログラム54を取得したCPU51が、プログラム54に基づき、クロスポイントスイッチ13により転送されたペイロードと、入出力インタフェース60に転送されたペイロード以外の情報とに基づいて出力パケットを組み立てて入出力インタフェース60のチャンネルから出力することで機能が実現されてもよい。
各実施形態の各構成要素の機能を実現するプログラム54は、例えば、予め記憶装置55やROM52やRAM53に格納されており、必要に応じてCPU51が読み出すように構成されてもよい。プログラム54は、通信ネットワーク59を介してCPU51に供給されてもよいし、予め記録媒体56に格納されており、ドライブ装置57が当該プログラムを読み出してCPU51に供給してもよい。
次に本実施形態の動作について説明する。図5は、図1の動作を示すフローチャートである。図5に示すように、図1のIPビデオルータによるIPビデオ転送方法は、まず、チャンネル指示部11がIPビデオルータ1に入力されたパケットの出力チャンネルを指示する(ステップS1)。そしてペイロード分離部12が、入力されたパケットから映像信号を含むペイロードを分離する(ステップS2)。
そしてクロスポイントスイッチ13が、ペイロード分離部12によって分離されたペイロードを、チャンネル指示部11によって指示されたIPビデオルータ1の出力チャンネルに転送する(ステップS3)。
またIPマトリックススイッチ14が、ペイロード以外の情報、すなわちヘッダ情報をチャンネル指示部11によって指示されたIPビデオルータ1の出力チャンネルに転送する(ステップS4)。
最後に、パケット組立部15が、チャンネル指示部11によって指示されたIPビデオルータ1の出力チャンネルに転送されたペイロード及びペイロード以外の情報、すなわちヘッダ情報に出力パケットを組み立ててIPビデオルータ1の出力チャンネルから出力する(ステップS5)。
以上説明したように、本実施形態によれば、入力されたパケットから映像信号を含むペイロードを分離し、同じ高ビットレートに対応可能なIPマトリックススイッチと比較して低価格であるクロスポイントスイッチがペイロードを出力チャンネルに転送する。またIPマトリックススイッチがペイロード以外の情報を出力チャンネルに転送する。そして分離して別々に転送されたペイロード及びペイロード以外の情報に基づいて出力パケットが組み立てられて出力される。この構成により、低価格で実現可能な構成で、かつ、高ビットレート伝送に対応可能なIPビデオルータを提供することが可能となる。
次に第2の実施形態について説明する。図6は第2の実施形態の構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、第2の実施形態のIPビデオルータ2は、プリメモリ21、ポストメモリ22、ヘッダ情報検出部23、ヘッダ情報メモリ24を備えている点で第1の実施形態と異なる。
図7は、入力されるIPパケットの概要及び図5のプリメモリの構成を示す図である。プリメモリ21は、図7に示すように出力チャンネルごとに映像信号を分けて格納するためのチャンネル単位領域211、チャンネル単位領域212を有している。またチャンネル単位領域211は、図7に示すように、フレームごとに映像信号を分けて格納するためのフレーム単位領域2111、フレーム単位領域2112を有している。
ペイロード分離部12は、入力されたパケット26、27、28、29から映像信号(SDI方式の信号)を含むペイロード261、271、281、291から抜き出したデータであるSDI#1、SDI#2、SDI#L、SDI#11をプリメモリ21に書き込んでつなげる。したがってプリメモリ21が読み込まれてクロスポイントスイッチ13に出力される信号は、SDI方式の信号になる。
ヘッダ情報検出部23は、ペイロード分離部12によって分離されたペイロード以外の情報、すなわちヘッダ262,272,282,292、送信元IPアドレス263、273、283、293、タイムスタンプ264、274、284、294及びフレームエンドフラグ285を検出し、ペイロード分離部12に通知する。ペイロード分離部12は、ヘッダ情報検出部23が検出した送信元IPアドレス263、273、283、293に対応するチャンネル単位領域及びフレーム単位領域に、分離したペイロードを書き込む。
図8は、図5のクロスポイントスイッチのチャンネル切り替えの動作を示す図である。図8に示すように、クロスポイントスイッチ13は、複数の入力チャンネルの1つから入力されたIPパケットを連続して出力チャンネルに転送し、転送し終わると、次の入力チャンネルから入力されたIPパケットを連続して出力チャンネルに転送する。このようにクロスポイントスイッチ13は、複数の入力チャンネルに入力されたIPパケットを入力チャンネルごとに順番に出力チャンネルに転送する。
またクロスポイントスイッチ13は、IPビデオルータ1が接続されるIPネットワークより高いビットレートに対応可能とする。クロスポイントスイッチ13は、IPビデオルータ1が接続されるIPネットワークのビットレートより高いビットレートで、プリメモリから映像信号を読み込んで出力チャンネルに転送する。IPネットワークのビットレートより高いビットレートでプリメモリから1チャンネル分の映像信号を連続して転送した後に出力チャンネルを切り替えることにより、チャンネルを切り替える時間を確保することが可能になる。
またIPビデオルータ1が例えば10Gbpsのイーサネット(登録商標)に接続されている場合は、クロスポイントスイッチ13は、例えば12Gbpsのビットレートでの伝送に対応可能なものを用いてよい。一般に12Gbpsのビットレートでの伝送に対応可能なクロスポイントスイッチは、同じ12Gbpsのビットレートでの伝送に対応可能なIPマトリックススイッチと比較して低価格である。
ヘッダ情報メモリ24は、IPビデオルータ1の各出力チャンネルに備えられ、IPマトリックススイッチ14によって転送されたペイロード以外の情報、すなわちヘッダ情報を一時的に保存する。IPマトリックススイッチ14は、ペイロード分離部12から出力されたペイロード以外の情報、すなわちヘッダ情報をチャンネル指示部11によって指示されたIPビデオルータ1の出力チャンネルのヘッダ情報メモリ24に転送する。
図9は、図5のポストメモリの構成及び出力されるIPパケットの概要を示す図である。ポストメモリ22は、図9に示すように、出力チャンネルごとに映像信号を分けて格納するためのチャンネル単位領域221、チャンネル単位領域222を有している。またチャンネル単位領域221は、図9に示すように、フレームごとに映像信号を分けて格納するためのフレーム単位領域2211、フレーム単位領域2212を有している。
クロスポイントスイッチ13は、プリメモリ21から読み込まれて転送されたSDI方式の信号、すなわちSDI#1、SDI#2、SDI#L、SDI#11をつなげたままポストメモリ22に書き込む。
パケット組立部15は、分離して別々に転送された、映像信号のペイロードに格納されていた信号SDI#1と、信号SDI#1に対応するペイロード以外の情報とに基づいて出力パケット31を組み立てて出力する。具体的には、図9に示すように、パケット組立部15は、ペイロード311にクロスポイントスイッチ13によって転送された信号SDI#1を格納し、ヘッダ312に、IPマトリックススイッチ14によって転送された信号SDI#1に対応する送信元IPアドレス263やタイムスタンプ264等を格納して出力パケット31を組み立てて出力する。同様に、パケット組立部15は、分離して別々に転送された、映像信号のペイロードに格納されていた信号SDI#2、SDI#L、SDI#11と、信号SDI#2、SDI#L,SDI#11に対応するペイロード以外の情報とに基づいて出力パケット32、33、34を組み立てて出力する。具体的には、図9に示すように、パケット組立部15は、ペイロード321、331、341にクロスポイントスイッチ13によって転送された信号SDI#2、SDI#L、SDI#11を格納する。そしてパケット組立部15は、ヘッダ322、332、342に、IPマトリックススイッチ14によって転送された信号SDI#2、SDI#L、SDI#11に対応する送信元IPアドレス273、283、293やタイムスタンプ274、284、294等を格納する。これらによってパケット組立部15は、出力パケット32、33、34を組み立てて出力する。また映像信号のフレームの最後のパケットのペイロードに格納されていた信号SDI#をペイロード331に格納する出力パケット33のヘッダ332にはフレームエンドフラグ285が格納される。
以上説明した第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様、入力されたパケットから映像信号を含むペイロードを分離し、同じ高ビットレートに対応可能なIPマトリックススイッチと比較して低価格であるクロスポイントスイッチがペイロードを出力チャンネルに転送する。またIPマトリックススイッチがペイロード以外の情報を出力チャンネルに転送する。そして分離して別々に転送されたペイロード及びペイロード以外の情報に基づいて出力パケットが組み立てられて出力される。この構成により、低価格で、かつ、高ビットレート伝送に対応することができるIPビデオルータを提供することが可能となる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1、2 IPビデオルータ
11 チャンネル指示部
12 ペイロード分離部
13 クロスポイントスイッチ
14 IPマトリックススイッチ
15 パケット組立部
16、17、18 パケット
161、171、181 ペイロード
162、172、182 ヘッダ
183 フレームエンドフラグ
184 送信元IPアドレス
185 宛先IPアドレス
186 タイムスタンプ
1821 IPヘッダ
1822 UDPヘッダ
1823 RTPヘッダ
100 放送局システム
101 スタジオ装置
102 記憶装置
103 編集装置
104 送出装置
105、106 ゲートウェイ
110 情報カメラ
120 中継所
130 ネットワーク
21 プリメモリ
22 ポストメモリ
23 ヘッダ情報検出部
24 ヘッダ情報メモリ
211、212、221、222 チャンネル単位領域
2111、2112、2211、2212 フレーム単位領域
26、27、28、29 パケット
261、271、281、291 ペイロード
262、272、282、292 ヘッダ
263、273、283、293 送信元IPアドレス
264、274、284、294 タイムスタンプ
285 フレームエンドフラグ
31、32、33、34 出力パケット
311、321、331、341 ペイロード
312、322、332、342 ヘッダ
50 コンピュータ
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 プログラム
55 記憶装置
56 記録媒体
57 ドライブ装置
58 通信インタフェース
59 通信ネットワーク
60 入出力インタフェース
61 バス

Claims (8)

  1. 出力チャンネルを指示するチャンネル指示部と、
    入力されたパケットから映像信号を含むペイロードを分離するペイロード分離部と、
    分離された前記ペイロードを前記出力チャンネルに転送するクロスポイントスイッチと、
    前記パケットの前記ペイロード以外の情報を前記出力チャンネルに転送するIPマトリックススイッチと、
    転送された前記ペイロード及び前記ペイロード以外の情報に基づいて出力パケットを組み立てて出力するパケット組立部と、
    を有するIPビデオルータ。
  2. 分離された前記ペイロードをつなげて保存するプリメモリと、
    前記出力チャンネルに備えられ、前記クロスポイントスイッチによって転送された前記ペイロードを保存するポストメモリと、を有する、
    請求項1に記載のIPビデオルータ。
  3. 前記プリメモリは、前記出力チャンネルに対応するチャンネル単位領域を有する、
    請求項2に記載のIPビデオルータ。
  4. 前記クロスポイントスイッチは、前記IPビデオルータが接続されるIPネットワークより高いビットレートで、前記プリメモリから前記ペイロードを読み込んで前記出力チャンネルに転送し、
    前記チャンネル単位領域に書き込まれた前記ペイロードを連続して転送した後、前記出力チャンネルを切り替える、
    請求項3に記載のIPビデオルータ。
  5. 前記映像信号のフレームの最後の前記パケットであることを示すフレームエンドフラグを検出する検出部を有し、
    前記ペイロード分離部は、前記フレームエンドフラグの検出に基づいて前記チャンネル単位領域を切り替えて前記分離された前記ペイロードを書き込む、
    請求項3または4に記載のIPビデオルータ。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のIPビデオルータと、
    SDI方式の信号を扱う映像装置と、
    前記映像装置からのSDI方式の信号をIP化された映像信号に変換して前記IPビデオルータに出力し、前記IPビデオルータから出力された前記映像信号をSDI方式の信号に変換して前記映像装置に出力するゲートウェイと、
    を有する放送局システム。
  7. 入力されたパケットのヘッダ情報及び出力チャンネルを検出し、
    前記入力されたパケットから映像信号を含むペイロードを分離し、
    分離された前記ペイロードを前記出力チャンネルに転送し、
    検出された前記ヘッダ情報を前記出力チャンネルに転送し、
    転送された前記ペイロード及び前記ヘッダ情報に基づいて出力パケットを組み立てて出力する、
    IPビデオ転送方法。
  8. コンピュータを、
    入力されたパケットのヘッダ情報及び出力チャンネルを検出するヘッダ情報検出部、
    前記入力されたパケットから映像信号を含むペイロードを分離しクロスポイントスイッチに出力するペイロード分離部、
    検出された前記ヘッダ情報を前記出力チャンネルに転送するIPマトリックススイッチ、及び、
    前記クロスポイントスイッチにより転送された前記ペイロード及び前記ヘッダ情報に基づいて出力パケットを組み立てて出力するパケット組立部、
    として機能させるプログラム。
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