JP7119327B2 - プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 - Google Patents

プログラム、情報処理方法及び情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、プログラム、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
従来、多数の画像の中から診断対象の画像に類似している症例を的確に検索する方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2006-34585号公報
しかしながら、従来の技術では精度が十分でないという問題がある。
一つの側面では、精度を向上させることが可能となるプログラム等を提供することにある。
一つの案では、医療画像データの診断対象の領域形状が類似する複数の類似医療画像データを取得し、取得した前記複数の類似医療画像データに基づく前記類似医療画像データを第1係数写像し第1写像医療画像データを生成し前記第1写像医療画像データを第2係数で写像し第2写像医療画像データを生成する際に前記第2写像医療画像データが前記類似医療画像データと等しくなるよう前記第1係数及び前記第2係数を算出し、補正対象の医療画像データのスライス位置の上側及び下側にある補正対象外の医療画像データ、前記第1係数及び前記第2係数に基づき、前記補正対象の医療画像データの補正ベクトルを算出する処理をコンピュータに実行させる。
一つの側面では、精度を向上させることが可能となる。
情報処理システムの概要を示す説明図である。 コンピュータのハードウェア群を示すブロック図である。 肺野領域を示すイメージ図である。 特徴ベクトルを示す説明図である。 入力症例DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 特徴点DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 信頼度DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 格子を示す説明図である。 補正対象DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 症例DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 類似DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 ネットワーク構造を示す説明図である。 特徴ベクトルの記憶処理手順を示すフローチャートである。 信頼度の算出処理手順を示すフローチャートである。 肺野領域類似症例の抽出処理手順を示すフローチャートである。 肺野領域類似症例の抽出処理手順を示すフローチャートである。 係数の算出処理手順を示すフローチャートである。 補正処理手順を示すフローチャートである。 上述した形態のコンピュータの機能ブロック図である。 実施の形態2に係るコンピュータのハードウェア群を示すブロック図である。
実施の形態1
以下実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は情報処理システムの概要を示す説明図である。情報処理システムはインターネット、LAN(Local Area Network)または公衆回線網等の通信網Nに接続された情報処理装置1を含む。情報処理装置1は例えば、サーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ、タブレットまたはスマートフォン等である。実施形態では情報処理装置1をコンピュータ1と読み替えて説明する。コンピュータ1は、CT(Computed Tomography)画像データまたはMRI(Magnetic Resonance Imaging)画像データ等の医療画像データに対する情報処理を行う。実施形態では一例として、3次元胸部X線CT画像データを用いる例を挙げて説明する。
コンピュータ1はCT画像データに対してスライスした画像データ(以下、スライス画像データという)毎に、肺野領域を抽出した結果に関する信頼度を算出する。図1の例では肺野領域に異常陰影が接触していない高信頼度のスライス画像データと、肺野領域に異常陰影が接触している低信頼度のスライス画像データとを示している。実施形態では低信頼度のスライス画像データを補正対象としている。コンピュータ1は高信頼度の補正対象外のスライス画像データに基づき、肺野領域類似症例を複数抽出する。なお、実施形態では診断対象の領域として肺野領域を用いる例を説明するがこれに限るものではない。胃、腸、または食道等、他の器官の領域であっても良い。
コンピュータ1は複数の肺野領域類似症例に基づき学習を行い、係数φと係数Ψとを算出する。コンピュータ1は複数の信頼度の高いスライス画像データを係数φで写像し複数の写像スライス画像データを求める。コンピュータ1はスライス位置と複数の写像スライス画像に基づき線形補間を行う。コンピュータ1は線形補間後の点を係数Ψで引き戻す。以下詳細を説明する。
図2はコンピュータ1のハードウェア群を示すブロック図である。コンピュータ1は制御部としてのCPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、入力部13、表示部14、記憶部15、時計部18、及び、通信部16等を含む。CPU11は、バス17を介してハードウェア各部と接続されている。CPU11は記憶部15に記憶された制御プログラム15Pに従いハードウェア各部を制御する。なお、CPU11は複数のプロセッサコアを搭載したマルチコアプロセッサであっても良い。RAM12は例えばSRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、フラッシュメモリ等である。RAM12は、記憶部としても機能し、CPU11による各種プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
入力部13はマウス、キーボード、タッチパネル、ボタン等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報をCPU11へ出力する。表示部14は液晶ディスプレイまたは有機EL(electroluminescence)ディスプレイ等であり、CPU11の指示に従い各種情報を表示する。通信部16はインタフェースである通信モジュールであり、サーバコンピュータ1等と間で情報の送受信を行う。時計部18は日時情報をCPU11へ出力する。
記憶部15は大容量メモリまたはハードディスクであり、制御プログラム15P、入力症例DB151、特徴点DB152、信頼度DB153、補正対象DB154、症例DB155、類似DB156等を記憶している。なお、入力症例DB151等の各DBは、記憶部15に記憶するだけではなく、RAM12等の他の記憶領域に記憶してもよい。またコンピュータ1とは別のDBサーバ(図示せず)に各DBを記憶するようにしてもよい。さらにコンピュータ1は1台で各種処理を実行するほか、複数のコンピュータ1、1・・・により分散して各種処理を実行してもよい。また各種処理をコンピュータ1の仮想マシン上で実行するようにしてもよい。
CPU11は、スライス画像データの肺野領域を抽出する。肺野領域は例えば特開2008-253293号公報に開示された方法により抽出するようにすればよい。次に、CPU11は、抽出した肺野領域の面積が一定の値になるように正規化する。そして、CPU11は、エッジ検出等により抽出した肺野領域の輪郭を抽出し、以下の通りベクトルに変換する。
図3は肺野領域を示すイメージ図である。CPU11は、抽出した肺野領域の重心を求める。図3に示すように、重心を通る水平線と当該水平線の垂直線を求め、それぞれx軸y軸とする座標系を考える。肺野領域の輪郭の各点を極座標(r,θ)で表すこととし、θを等間隔に離散的に選択し、そのθに対応する輪郭点のrの値を並べたものを特徴ベクトルとする。以下では、角度θと、重心から輪郭までの距離rを肺野領域の特徴ベクトルという。例えば、θ=0から5度ずつ等間隔に取れば、72個の距離rが求まり、72次元のベクトルが得られることになる。図3では一例として、θ=0から30度ずつ等間隔に取った場合を示した。また、重心から角度θで規定される直線が肺野領域の輪郭と交わる点を以下では特徴点という。図3の例では12個の特徴点が存在する。
図4は特徴ベクトルを示す説明図である。図4では角度θを5度刻みとした72次元ベクトルを示している。CPU11は、肺野領域抽出結果から肺野領域の上端と下端を求める。CPU11は、上端及び下端のそれぞれのスライス位置から、肺野領域の上下方向の長さを求める。CPU11は、各スライスに対して、上端から当該スライスまでの長さの全体に対する割合をスライス位置として対応付ける。以下では、上記説明した特徴ベクトルに、このスライス位置を付加させたものを肺野領域特徴と呼ぶことにする。
図5は入力症例DB151のレコードレイアウトを示す説明図である。入力症例DB151には、症例を特定するための固有の識別情報(以下、症例IDという)に対応付けて各スライス位置の特徴ベクトルが記憶されている。図5の例では、スライス位置0.45及び0.46の特徴ベクトルが記憶されている。なお、実施形態では72のスライス、また角度は5度毎としているが一例でありこれに限るものではない。また各DBのレイアウトは一例であり、データ間の関係さえ維持されていれば他の記憶形態であってもよい。
図6は特徴点DB152のレコードレイアウトを示す説明図である。特徴点DB152は、症例ID及びスライス位置に対応付けて、特徴点のx、y座標系におけるx座標値及びy座標値が角度θ毎に記憶されている。図6の例は症例IDが「001」、スライス位置が0.45の特徴点を示している。角度5度の場合、特徴点(x,y)は(20,40)となっている。
図7は信頼度DB153のレコードレイアウトを示す説明図である。信頼度DB153は、症例ID及びスライス位置に対応付けて、当該スライス位置のスライス画像データの信頼度、及び、各角度θに対応する信頼度を記憶している。以下に信頼度の算出手順について説明する。CPU11は、抽出した肺野領域について、輪郭の周辺領域に対する陰影種類(陰影パターン)を識別する。図8は格子を示す説明図である。陰影種類は、例えば6種類、すなわち、すりガラス陰影、浸潤影、蜂巣状影、粒状影、肺気腫影、及び、正常とする。具体的には、CPU11は、等間隔に離散的に選択した特徴点に関する、x座標値及びy座標値を参照し、特徴点を中心として一定の大きさの格子を考える。
CPU11は、格子の領域について画像特徴量を抽出する。そして、CPU11は、サポートベクトルマシン(SVM)等を用いて、陰影種類を識別する。CPU11は、個々の特徴点に対して、以下のようにして信頼度(0%~100%)を決定する。例えば、CPU11は、識別結果が正常である場合100%、蜂巣状影、粒状影、肺気腫影と判断した場合50%、すりガラス陰影と識別した場合25%、浸潤影と判断した場合0%とする。図7の例では角度5度の場合が信頼度100%、10度の場合は50%と記憶されている。
CPU11は、各角度の信頼度に基づき、当該スライス位置におけるスライス画像データ全体の信頼度を算出する。例えば、CPU11は、各角度の信頼度の平均値を全体の信頼度としてもよい。また実施形態では平均値を求める例を示すが、これに限るものではない。平均値以外に各角度の信頼度の中央値を採用してもよい。CPU11は、特定した各角度の信頼度及び算出した全体の信頼度を信頼度DB153に記憶する。
図9は補正対象DB154のレコードレイアウトを示す説明図である。CPU11は、全体の信頼度が所定の閾値以下のスライス位置及び特徴ベクトルを抽出する。本実施形態では閾値を40%であるものとして説明する。補正対象DB154には、スライス位置に対応付けて特徴ベクトル及び信頼度が記憶されている。実施形態では補正対象DB154に記憶された信頼度の低いスライス位置における特徴ベクトルが補正対象となる。
図10は症例DB155のレコードレイアウトを示す説明図である。症例DB155は他の患者のスライス画像データを記憶したものである。入力症例DB151と同じく、症例IDに対応付けてスライス画像データとしてスライス位置における特徴ベクトルが記憶されている。CPU11は、信頼度DB153を参照し、補正対象外のスライス画像データとして、閾値よりも高いスライス位置及び特徴ベクトルを読み出す。CPU11は、スライス位置及び特徴ベクトルと、症例DB155とに基づき、対象となる入力症例に類似する症例(以下、肺野領域類似症例という)を求める処理を行う。
CPU11は、信頼度DB153を参照し、信頼度が閾値よりも高いスライスを選択し、特徴ベクトルを読み出す。CPU11は、症例DB155に記憶した各症例の特徴ベクトルと比較し、肺野領域が類似する症例を抽出する。なお、CPU11は、特徴ベクトルを比較する場合、スライス位置が一定範囲内のもの同士を比較するようにしてもよい。例えば入力症例のスライス位置から±0.1の範囲にあるスライス位置に係る他の症例の特徴ベクトルと比較するようにすればよい。CPU11は、類似度を算出する場合、肺野領域の特徴ベクトル間の距離に基づいて算出すればよい。
またCPU11は、入力症例の特徴ベクトルに信頼度が付与されているため、当該信頼度による重み付き距離を用いてもよい。例えば、信頼度が高い場合、算出した距離に大きな係数を乗算、または、加算する。一方信頼度が低い場合、算出した距離のままとするか、上述した係数よりも小さな値を乗算、または加算するようにすればよい。そのほか類似度は距離を求める以外に、相関値を求めるようにしてもよい。CPU11は、算出した類似度が記憶部15に記憶した閾値以上の類似度を有する症例IDを抽出する。
図11は類似DB156のレコードレイアウトを示す説明図である。類似DB156は入力症例IDフィールドおよび肺野領域類似症例IDフィールド等を含む。肺野領域類似症例IDフィールドには、入力症例IDに対応付けて所定の閾値以上を有する肺野領域類似症例の肺野領域類似症例IDが記憶されている。
図12はネットワーク構造を示す説明図である。CPU11は、肺野領域類似症例の特徴ベクトルに基づき第1係数としての係数φ及び第2係数としての係数Ψを算出する。CPU11は、肺野領域類似症例IDをキーに、症例DB155から抽出された肺野領域類似症例の集合(以下、肺野領域類似症例群という)について、それらの特徴ベクトルが特徴空間の中で構成する曲面を推定する。具体的には、CPU11は、オートエンコーダの枠組みに基づいたネットワークの学習によって、肺野領域類似症例群の特徴ベクトルがなす曲面を学習する。
学習で使用するネットワークの構造は図12に示すように入力層、中間層及び出力層の3層を有する。入力層は、肺野領域の特徴ベクトルの次元数分のノード(図12のx)を有する。図10の肺野領域類似症例の例では、72次元となる。出力層は入力層と同数のノードを有する(図12のx’)。また、中間層(図12のy)は特徴ベクトルの次元数よりも少ない数のノードを有する。そして、CPU11は、肺野領域の特徴ベクトルxを入力とし、出力x’が入力と同じになるように学習する。yはxの関数であり、xを線形に変換したWx+bに対する活性化関数sの値によって計算される。ここで、W、bは係数であり、Wは特徴ベクトルの次元数をmとすれば、m次元ベクトルである。yは以下の式1で表すことができる。
Figure 0007119327000001
また、x’はyの関数であり、同様にyを線形に変換したW’y+cに対する活性化関数s’の値によって計算される。ここで、W’,cは係数であり、W’は中間層のノードの数をnとすればn次元ベクトルである。x’は以下の式2で表すことができる。
Figure 0007119327000002
CPU11は、入力xに対する出力x’への以下の式3で示される変換を用い、当該変換の写像が恒等写像になるように学習を行う。
Figure 0007119327000003
具体的には、CPU11は、以下の式4で表される2乗誤差が最小となるように、誤差逆伝搬法によって各係数を求める。ここで、L(x,y)はx、yの差分のベクトルに関する2乗ノルムを表す。また、xiは肺野領域類似症例群の特徴ベクトルを表し、総数をNとしている。またLは2乗誤差であり、ε=(W,b)、ε’=(W’,c)である。
Figure 0007119327000004
式4の最小を与える係数による写像φεと写像Ψεを、各々、写像φと写像Ψと表す。このとき、写像Ψは写像φの逆写像となる。
CPU11は、抽出結果の信頼度が低いスライスに対し、そのスライスの前後で信頼度の高いスライスの抽出結果を用いて、補正を行う。信頼度の低いスライスの特徴ベクトルをxとし、そのスライス位置がpであるとする。さらに、このスライスの前後で信頼度の高いスライスの特徴ベクトルをx1、x2とし、これらのスライス位置をそれぞれp1、p2であるとする。そして、p、p1、p2はp1<p<p2の関係をみたし、各々の差分が以下で示す式5及び式6の通り、r1、r2とする。
Figure 0007119327000005
Figure 0007119327000006
このとき、CPU11は、特徴ベクトルx1、x2を求めた写像φで写像し、その像をr1:r2に内分する点qを下記式7により求める。CPU11は、求めた点qを、式8に示す通り、写像Ψで引き戻す。
Figure 0007119327000007
Figure 0007119327000008
最終的に求まった特徴ベクトルzが特徴ベクトルxを補正したものである。CPU11は、特徴ベクトルzを元の画像上で表すため、補正対象であるスライスにおいて、信頼度が閾値以上高い特徴点を用いて、特徴ベクトルzで表される曲線をフィッティングする。フィッティングは、肺野領域の正規化に対応する拡大縮小のパラメータと平行移動のパラメータに関し、高い信頼度の特徴点を、特徴ベクトルzで表される曲線になるべく一致させる処理である。
CPU11は、一般化ハフ変換の方法を用い、上記一致を実現する拡大縮小と平行移動のパラメータを求める。CPU11は、求めたパラメータによって特徴ベクトルzで表される曲線を変換する。なお、上述したフィッティング処理は一例でありこれに限るものではない。拡大または縮小による正規化を行った場合、特徴ベクトルzを同様に縮小または拡大しても良い。また、CPU11は、補正対象のスライス位置における特徴ベクトルの内、信頼度の高い部分と特徴ベクトルzの対応する部分の平均を採用するようにしても良い。
以上のハードウェア構成において各種ソフトウェア処理を、フローチャートを用いて説明する。図13は特徴ベクトルの記憶処理手順を示すフローチャートである。CPU11は、予め取得しておいたスライス画像データを入力症例DB151から読み出す(ステップS131)。CPU11は、スライス画像データ毎に、肺野領域を抽出する(ステップS132)。CPU11は、抽出した肺野領域の面積が一定の値となるよう正規化する。CPU11は、エッジ検出等により肺野領域の輪郭を抽出する(ステップS133)。
CPU11は、抽出した輪郭に基づき、肺野領域の重心を決定する(ステップS134)。CPU11は、予め設定されたベクトル数を読み出す(ステップS135)。CPU11は、360度をベクトル数で除算し、角度θを算出する。CPU11は、各角度θの距離rを算出する(ステップS136)。CPU11は、各スライス位置の特徴ベクトルを入力症例DB151に記憶する(ステップS137)。
CPU11は、角度θ毎に特徴点を算出する(ステップS138)。具体的には重心から角度θで伸びる直線と、抽出した輪郭との交点座標を特徴点として算出する。CPU11は、スライス位置に対応付けて、各角度の特徴点を特徴点DB152に記憶する(ステップS139)。
図14は信頼度の算出処理手順を示すフローチャートである。CPU11は、スライス位置に対応する特徴点を、特徴点DB152から読み出す(ステップS141)。CPU11は、入力症例DB151からスライス画像データを読み出す(ステップS142)。CPU11は、特徴点を中心に一定範囲内のスライス画像データを、対象領域周辺のデータとして抽出する(ステップS143)。CPU11は、サポートベクトルマシン等を用いて、抽出したスライス画像データの陰影種類を特定する(ステップS144)。具体的には、CPU11は、パターンマッチング等を行い、すりガラス陰影、浸潤影、蜂巣状影、粒状影、肺気腫影、または、正常のいずれのパターンであるかを判断する。
CPU11は、記憶部15に予め記憶された各陰影種類の信頼度を参照し、特定した陰影種類に対応する信頼度を決定する(ステップS145)。CPU11は、特徴点毎に決定した信頼度を信頼度DB153に記憶する(ステップS146)。CPU11は、信頼度の平均値を信頼度DB153に記憶する(ステップS147)。CPU11は、以上の処理を全てのスライス位置について終了したか否かを判断する(ステップS148)。
CPU11は、処理を終えていないと判断した場合(ステップS148でNO)、処理をステップS149へ移行させる。CPU11は、処理済みのスライス位置とは異なるスライス位置を読み出す(ステップS149)。CPU11は、その後処理をステップS141に戻す。これにより各スライス位置の特徴点における信頼度と、全体の信頼度とが信頼度DB153に記憶されることとなる。CPU11は、全てのスライス位置について処理を終了したと判断した場合(ステップS148でYES)、処理を終了する。
図15及び図16は肺野領域類似症例の抽出処理手順を示すフローチャートである。CPU11は、信頼度DB153を参照し、全体の信頼度が閾値以上(例えば60%以上)のスライス位置に係る特徴ベクトルを読み出す(ステップS151)。CPU11は、全体の信頼度が閾値より小さいスライス位置、特徴ベクトル及び信頼度を補正対象DB154に記憶する(ステップS152)。CPU11は、症例DB155から、症例ID、各スライス位置の特徴ベクトルを読み出す(ステップS153)。
CPU11は、信頼度の高いスライス位置の特徴ベクトルと、ステップS153で読み出した対応するスライス位置の特徴ベクトルとの距離を算出する(ステップS154)。なお、対応するスライス位置は同一スライス位置の他、所定範囲内のスライス位置であってもよい。CPU11は、距離を全体の信頼度で除算する(ステップS155)。例えば信頼度が100%の場合、重みづけ後の距離はそのままの値となる。一方信頼度が80%の場合、距離が0.8で除され、元の距離よりも大きな距離となる。なお、ステップS155の重みづけ処理は行わなくてもよい。
CPU11は、信頼度の高いスライス位置に対応付けて除算後の距離をRAM12に記憶する(ステップS156)。CPU11は、全ての信頼度の高いスライス位置について距離を算出したか否かを判断する(ステップS157)。CPU11は、全ての信頼度の高いスライス位置についての距離を算出していないと判断した場合(ステップS157でNO)、処理をステップS158へ移行させる。CPU11は、未処理の信頼度の高いスライス位置の特徴ベクトルを、症例DB155から読み出す(ステップS158)。CPU11は、その後処理をステップS153に戻す。これにより入力症例と、対比症例との各スライス位置における距離が求まることとなる。
CPU11は、全ての信頼度の高いスライス位置について距離を算出したと判断した場合(ステップS157でYES)、処理をステップS159へ移行させる。CPU11は、RAM12に記憶した各スライス位置における距離の平均値を算出する(ステップS159)。CPU11は、算出した平均値が閾値以内であるか否かを判断する(ステップS161)。
CPU11は、平均値が閾値以内であると判断した場合(ステップS161でYES)、入力症例と対象症例とは類似するとして処理をステップS163へ移行させる。CPU11は、入力症例IDに対応付けて、類似DB156を、肺野領域類似症例IDを記憶する(ステップS163)。CPU11は、平均値が閾値以内でないと判断した場合(ステップS161でNO)、処理をステップS162へ移行させる。CPU11は、非肺野領域類似症例と判断する(ステップS162)。
その後CPU11は、全ての症例IDについて処理を終了したか否かを判断する(ステップS164)。CPU11は、全ての症例IDについて処理を終了していないと判断した場合(ステップS164でNO)、処理をステップS165へ移行させる。CPU11は、次の症例ID、及び、各スライス位置の特徴ベクトルを読み出す(ステップS165)。CPU11は、処理をステップS154に戻す。これによりその他の症例IDの対象症例との類否判断が行われる。CPU11は、全ての症例IDについて処理を終了したと判断した場合(ステップS164でYES)、一連の処理を終了する。
図17は係数の算出処理手順を示すフローチャートである。CPU11は、肺野領域類似症例IDを類似DB156から読み出す(ステップS171)。CPU11は、症例DB155を参照し、各肺野領域類似症例IDの特徴ベクトルを読み出す(ステップS172)。CPU11は、上述した式4を記憶部15から読み出す(ステップS173)。CPU11は、式4を用いて、入力した特徴ベクトルを写像φで写像した第1写像データを、写像Ψで写像した第2写像データが、特徴ベクトルと等しくなるよう写像φ、写像Ψを求める(ステップS174)。具体的には、CPU11は、肺野領域類似症例の特徴データを入力し、式4の二乗誤差が最小となるように、誤差逆伝搬法によって係数を求める。CPU11は、求めた写像φ及び写像Ψを記憶部15に記憶する(ステップS175)。
図18は補正処理手順を示すフローチャートである。CPU11は、補正対象DB154から補正対象スライス画像データのスライス位置を読み出す(ステップS181)。なお、以下では読み出した当該スライス位置を中間スライス位置という。CPU11は、読み出した中間スライスより下側の信頼度の高い第1スライス位置及び第1特徴ベクトルを、入力症例DB151から読み出す(ステップS182)。
CPU11は、読み出した中間スライスより上側の信頼度の高い第2スライス位置及び第2特徴ベクトルを、入力症例DB151から読み出す(ステップS183)。第1スライス位置及び第2スライス位置は、中間スライス位置から所定範囲内の位置であればよい。本実施形態では中間スライス位置から下側で最も近く、かつ、信頼度が閾値以上の位置を第1スライス位置としている。また中間スライス位置から上側で最も近く、かつ、信頼度が閾値以上の位置を第2スライス位置としている。
CPU11は、中間スライス位置から第1スライス位置を減じて第1差分を算出する(ステップS184)。CPU11は、第2スライス位置から中間スライス位置を減じて第2差分を算出する(ステップS185)。CPU11は、第1特徴ベクトル及び第2特徴ベクトルをそれぞれ写像φで写像し、写像第1特徴ベクトル及び写像第2特徴ベクトルを生成する(ステップS186)。CPU11は、写像第1特徴ベクトルと、写像第2特徴ベクトルを、第1差分対第2差分に内分する内分点を算出する(ステップS187)。
CPU11は、内分点を写像Ψで引き戻し、補正ベクトルを生成する(ステップS188)。CPU11は、スライス値に対応付けて補正ベクトルを記憶部15に記憶する(ステップS189)。
以下、背景及び実施形態に係る効果について言及する。びまん性肺疾患等では、広範囲にわたる肺の機能が損なわれ、異常陰影などの症状を呈する。画像診断では、患者の肺をCTによって撮影し、読影医がCT画像を分析する。びまん性肺疾患の病変である異常陰影は、形状及び分布が複雑かつ多岐にわたる。そのため、孤立性肺結節の癌等と比較して、診断が困難であり、陰影の形状または分布が類似している過去の症例を参照して比較する必要がある。
びまん性肺疾患のように病変部分の陰影が広範囲に広がり、分布が複雑多岐にわたる疾患に関するCT画像について、陰影の分布が類似する過去の症例を精度よく検索できるようにする必要がある。CT画像間に関して異常陰影の分布を比較する場合、各々の異常陰影について肺野領域全体に対する相対的な位置を照らし合わせて比較する。例えば、診断では、異常陰影がどの程度中枢側にあるか、末梢側にあるかが類似性判定の重要なポイントになる。しかし、個人によって肺野の大きさ・形状が異なるため、正確な類似性判定を行うためには、異常陰影が肺野領域全体に対してどこに位置しているかを正確に把握しなければならない。従って、比較する2つのCT画像が与えられたとき、肺野領域内のそれぞれの位置が互いにどのように対応しているかを求めなくてはならず、そのためには、CT画像から肺野領域を正確に抽出することが必要となる。
しかしながら、図1に示す通り、胸壁に異常陰影のひとつである浸潤影が接触する場合、胸壁と異常陰影を見分けることが難しいため、肺野領域を正確に抽出することが難しくなる。CT画像から肺野領域を正確に抽出する方法としては、平均的なモデルに対するモデルフィッティングを利用できるが、肺が健常者と比べ大きく変形した患者に対しては適用できない。一方で、CT画像は体に沿った複数のスライス画像から構成される。異常陰影が胸壁に接触する場合、それは一部のスライス区間である場合がある。そのような場合、異常陰影が接触していないスライス画像からの肺野領域抽出結果から、異常陰影が接触しているスライス画像に対する肺野領域を推定することが可能である。そこで、実施形態では、肺が健常者と比べ大きく変形した患者のCT画像に対して、異常陰影が胸壁に接触している場合でも、高精度に肺野領域を抽出している。
異常陰影が接触していないスライス画像からの肺野領域抽出結果から、異常陰影が接触しているスライス画像に対する肺野領域を推定する手法としてオプティカルフローを使用する手法が考えられる。オプティカルフローとは、2つの時系列画像において同じ物体の同じ箇所を示す画素を対応づけ、その結果対応付けられた2点を結ぶベクトルのことである。オプティカルフローがわかれば、オプティカルフローの両端を結ぶ線分上の点に対しては、内分比に応じて両端の画素を足し合わせることで、補間画像の画素の値が計算できる。そして、全画素にわたり時刻tにおける計算を行うことにより、時刻tの補間画像を生成することができる。しかしながら、図1に示すように肺は非線形に曲がった3次元形状をしている。オプティカルフローでは、スライスの間の画像を線形に補間するため、肺野領域の体軸に沿った非線形な変化を捉え、正しく補間することはできない。
そこで実施形態では図1~図18に示した処理により、上述した問題点を解消し精度を向上させたのである。その他、実施形態では肺野領域類似症例を用いることで精度よく補正することが可能となる。また信頼度の高いスライス画像データ間の距離を利用することで精度よく補正することが可能となる。また過去の症例に基づき信頼度を算出することで、精度よく補正すべき箇所を特定することが可能となる。また肺野領域類似症例群から係数を導出することで補正の精度を向上させることが可能となる。また信頼度をスライス画像データ毎に分析することで、補正すべき箇所について適切に補正することが可能となる。また臓器と病変領域が接触している場合でも、適切に臓器の領域を特定することが可能となる。
実施の形態2
図19は上述した形態のコンピュータ1の機能ブロック図である。CPU11が制御プログラム15Pを実行することにより、コンピュータ1は以下のように動作する。取得部191は、医療画像データの診断対象の領域形状が類似する複数の類似医療画像データを取得する。算出部192は、取得した複数の前記類似医療画像データに基づき、係数を算出する。補正部193は、前記医療画像データのうち補正対象外の医療画像データ及び前記係数に基づき、補正対象の医療画像データを補正する。またCPU11が制御プログラム15Pを実行することにより、コンピュータ1は以下のように動作する。算出部194は、CT画像データの肺野領域周辺の陰影パターンに応じて、スライス位置毎に信頼度を算出する。抽出部195は、信頼度が閾値以上のスライス位置に係るCT画像データを抽出する。取得部196は、抽出したCT画像データに類似する複数の類似CT画像データを取得する。
図20は実施の形態2に係るコンピュータ1のハードウェア群を示すブロック図である。コンピュータ1を動作させるためのプログラムは、ディスクドライブ、メモリーカードスロット等の読み取り部10AにCD-ROM、DVDディスク、メモリーカード、またはUSBメモリ等の可搬型記録媒体1Aを読み取らせて記憶部15に記憶しても良い。また当該プログラムを記憶したフラッシュメモリ等の半導体メモリ1Bをコンピュータ1内に実装しても良い。さらに、当該プログラムは、インターネット等の通信網Nを介して接続される他のサーバコンピュータ(図示せず)からダウンロードすることも可能である。以下に、その内容を説明する。
図20に示すコンピュータ1は、上述した各種ソフトウェア処理を実行するプログラムを、可搬型記録媒体1Aまたは半導体メモリ1Bから読み取り、或いは、通信網Nを介して他のサーバコンピュータ(図示せず)からダウンロードする。当該プログラムは、制御プログラム15Pとしてインストールされ、RAM12にロードして実行される。これにより、上述したコンピュータ1として機能する。
本実施の形態2は以上の如きであり、その他は実施の形態1と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。なお、以上述べた各実施形態は適宜組み合わせることが可能である。
以上の実施の形態1から2を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
医療画像データの診断対象の領域形状が類似する複数の類似医療画像データを取得し、
取得した複数の前記類似医療画像データに基づき、係数を算出し、
前記医療画像データのうち補正対象外の医療画像データ及び前記係数に基づき、補正対象の医療画像データを補正する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
(付記2)
取得した複数の前記類似医療画像データに基づき、第1係数及び第2係数を算出し、
前記医療画像データのうち補正対象外の医療画像データ及び第1係数に基づき、第1補正医療画像データを生成し、
前記第1補正医療画像データ及び第2係数に基づき、補正後の医療画像データを生成する
付記1に記載のプログラム。
(付記3)
複数の補正対象外の医療画像データを第1係数に基づき写像した複数の写像医療画像データを生成し、
補正対象の医療画像データと複数の補正対象外の医療画像データと間の距離に基づき、前記複数の写像医療画像データから第1補正医療画像データを生成し、
前記第1補正医療画像データを第2係数に基づき写像して補正後の医療画像データを生成する
付記1または2に記載のプログラム。
(付記4)
医療画像データ中の検出対象領域周辺に特定パターンが存在するか否かに応じて、信頼度を決定する
付記1~3のいずれか一つに記載のプログラム。
(付記5)
前記医療画像データから閾値以上の信頼度を有する医療画像データを抽出し、
抽出した医療画像データに基づき、複数の類似医療画像データを取得する
付記4に記載のプログラム。
(付記6)
類似医療画像データを前記第1係数に基づき写像した第1写像医療画像データを、前記第2係数で写像した第2写像医療画像データが、前記類似医療画像データと等しくなるように前記第1係数及び前記第2係数を算出する
付記2から5のいずれか一つに記載のプログラム。
(付記7)
補正対象の医療画像データの位置データと第1の補正対象外の医療画像データの位置データとの第1差分を算出し、
第2の補正対象外の医療画像データの位置データと補正対象の医療画像データの位置データとの第2差分を算出し、
生成された第1写像医療画像データ及び第2写像医療画像データを、前記第1差分及び第2差分で内分することにより、第1補正医療画像データを生成する
付記3に記載のプログラム。
(付記8)
CT画像データの肺野領域周辺の陰影パターンに応じて、スライス位置毎に信頼度を算出し、
信頼度が閾値以上のスライス位置に係るCT画像データを抽出し、
抽出したCT画像データに類似する複数の類似CT画像データを取得する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
(付記9)
CT画像データの肺野領域周辺の陰影パターンに応じて、周辺の位置データ毎に信頼度を求め、
求めた位置データ毎の信頼度に基づき、スライス位置に対応する信頼度を算出する
付記8に記載のプログラム。
(付記10)
取得した複数の前記類似CT画像データに基づき、係数を算出し、
前記CT画像データのうち、信頼度が所定値以上のスライス位置に係る補正対象外のCT画像データ及び前記係数に基づき、補正対象のCT画像データを補正する
付記8または9に記載のプログラム。
(付記11)
取得した複数の前記類似CT画像データに基づき、第1係数及び第2係数を算出し、
複数の補正対象外のCT画像データを第1係数に基づき写像した複数の写像CT画像データを生成し、
補正対象のCT画像データと複数の補正対象外のCT画像データと間の距離に基づき、前記複数の写像CT画像データから第1補正CT画像データを生成し、
前記第1補正CT画像データを第2係数に基づき写像して補正後のCT画像データを生成する
付記8~10のいずれか一つに記載のプログラム。
(付記12)
医療画像データの診断対象の領域形状が類似する複数の類似医療画像データを取得し、
取得した複数の前記類似医療画像データに基づき、係数を算出し、
前記医療画像データのうち補正対象外の医療画像データ及び前記係数に基づき、補正対象の医療画像データを補正する
処理をコンピュータに実行させる情報処理方法。
(付記13)
医療画像データの診断対象の領域形状が類似する複数の類似医療画像データを取得する取得部と、
取得した複数の前記類似医療画像データに基づき、係数を算出する算出部と、
前記医療画像データのうち補正対象外の医療画像データ及び前記係数に基づき、補正対象の医療画像データを補正する補正部と
を備える情報処理装置。
(付記14)
CT画像データの肺野領域周辺の陰影パターンに応じて、スライス位置毎に信頼度を算出し、
信頼度が閾値以上のスライス位置に係るCT画像データを抽出し、
抽出したCT画像データに類似する複数の類似CT画像データを取得する
処理をコンピュータに実行させる情報処理方法。
(付記15)
CT画像データの肺野領域周辺の陰影パターンに応じて、スライス位置毎に信頼度を算出する算出部と、
信頼度が閾値以上のスライス位置に係るCT画像データを抽出する抽出部と、
抽出したCT画像データに類似する複数の類似CT画像データを取得する取得部と
を備える情報処理装置。
1 コンピュータ(情報処理装置)
1A 可搬型記録媒体
1B 半導体メモリ
10A 読み取り部
11 CPU
12 RAM
13 入力部
14 表示部
15 記憶部
15P 制御プログラム
16 通信部
18 時計部
151 入力症例DB
152 特徴点DB
153 信頼度DB
154 補正対象DB
155 症例DB
156 類似DB
191 取得部
192 算出部
193 補正部
194 算出部
195 抽出部
196 取得部
N 通信網

Claims (6)

  1. 医療画像データの診断対象の領域形状が類似する複数の類似医療画像データを取得し、
    取得した前記複数の類似医療画像データに基づく前記類似医療画像データを第1係数写像し第1写像医療画像データを生成し前記第1写像医療画像データを第2係数で写像し第2写像医療画像データを生成する際に前記第2写像医療画像データが前記類似医療画像データと等しくなるよう前記第1係数及び前記第2係数を算出し、
    補正対象の医療画像データのスライス位置の上側及び下側にある補正対象外の医療画像データ、前記第1係数及び前記第2係数に基づき、前記補正対象の医療画像データの補正ベクトルを算出する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  2. CT画像データの肺野領域周辺の陰影パターンに応じて、スライス位置毎に肺野領域を抽出した結果の信頼度を算出し、
    信頼度が閾値以上のスライス位置に係るCT画像データを抽出し、
    抽出したCT画像データに類似する他の症例の複数の類似CT画像データを取得する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  3. 医療画像データの診断対象の領域形状が類似する複数の類似医療画像データを取得し、
    取得した前記複数の類似医療画像データに基づく前記類似医療画像データを第1係数写像し第1写像医療画像データを生成し前記第1写像医療画像データを第2係数で写像し第2写像医療画像データを生成する際に前記第2写像医療画像データが前記類似医療画像データと等しくなるよう前記第1係数及び前記第2係数を算出し、
    補正対象の医療画像データのスライス位置の上側及び下側にある補正対象外の医療画像データ、前記第1係数及び前記第2係数に基づき、前記補正対象の医療画像データの補正ベクトルを算出する
    処理をコンピュータに実行させる情報処理方法。
  4. 医療画像データの診断対象の領域形状が類似する複数の類似医療画像データを取得する取得部と、
    取得した前記複数の類似医療画像データに基づく前記類似医療画像データを第1係数写像し第1写像医療画像データを生成し前記第1写像医療画像データを第2係数で写像し第2写像医療画像データを生成する際に前記第2写像医療画像データが前記類似医療画像データと等しくなるよう前記第1係数及び前記第2係数を算出する算出部と、
    補正対象の医療画像データのスライス位置の上側及び下側にある補正対象外の医療画像データ、前記第1係数及び前記第2係数に基づき、前記補正対象の医療画像データの補正ベクトルを算出する第2算出部と
    を備える情報処理装置。
  5. CT画像データの肺野領域周辺の陰影パターンに応じて、スライス位置毎に肺野領域を抽出した結果の信頼度を算出し、
    信頼度が閾値以上のスライス位置に係るCT画像データを抽出し、
    抽出したCT画像データに類似する他の症例の複数の類似CT画像データを取得する
    処理をコンピュータに実行させる情報処理方法。
  6. CT画像データの肺野領域周辺の陰影パターンに応じて、スライス位置毎に肺野領域を抽出した結果の信頼度を算出する算出部と、
    信頼度が閾値以上のスライス位置に係るCT画像データを抽出する抽出部と、
    抽出したCT画像データに類似する他の症例の複数の類似CT画像データを取得する取得部と
    を備える情報処理装置。
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