JP7117912B2 - 反射制御装置および探知妨害装置 - Google Patents

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Description

本発明は、相手方のレーダ装置に送信する信号を生成する反射制御装置および探知妨害装置に関する。
レーダ装置は、レーダ波を目標に向けて放射し、目標で反射されたレーダ波の反射波を受信し、受信した反射波に基づいて目標までの距離などを探知する。
相手方のレーダ装置による探知を妨害する技術が、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1に記載のジャミング装置は、相手方のレーダ装置による探知を妨害するために、相手方のレーダ装置から送信されたレーダ信号を受信し、受信したレーダ信号と同一の信号を発生させる機能とそのレーダ信号に時間遅延を付加し、送信する機能を備えている。
特開平5-87907号公報
しかしながら、上記従来の技術である特許文献1では、相手方から受信したレーダ信号と同一の信号を発生するための信号発生装置を備える、或いは受信したレーダ信号をメモリに記憶させておく必要があり、装置が大型化する課題がある。また、妨害手段として時間遅延を行っているが、遅延時間が明らかになった場合には妨害の効果が無くなるという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、相手方のレーダ装置に探知され難くすることができる反射制御装置および探知妨害装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の反射制御装置および探知妨害装置は、電波として受信した第1の信号と、第1の信号とは異なる信号であって生成された信号である第2の信号と、をミキシングした変調波を生成する混合部と、変調波または第1の信号の信号レベルを調整して出力するレベル調整部と、を備え、第2の信号には、周波数がランダムな複数の信号が含まれることを特徴とする。
本発明によれば、相手方のレーダ装置に探知され難くすることができるという効果を奏する。
実施の形態にかかる探知妨害装置の構成を示す図 実施の形態にかかる反射制御ユニットの第1の構成例を示す図 実施の形態にかかる反射制御ユニットの第2の構成例を示す図 実施の形態にかかる探知妨害装置によって送信される信号を説明するための図
以下に、本発明にかかる反射制御装置および探知妨害装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、実施の形態にかかる探知妨害装置の構成を示す図である。探知妨害装置100は、受信アンテナ21と、反射制御装置である反射制御ユニット10Xと、送信アンテナ25とを備えている。探知妨害装置100は、レーダ装置などに配置される。
受信アンテナ21は、相手方のレーダ装置が放射するRF(Radio Frequency)信号を受信し、受信したRF信号を反射制御ユニット10Xに入力する。反射制御ユニット10Xは、受信したRF信号に、ノイズ信号をミキシングして変調波を生成し、変調波の信号レベルを調整したうえで、送信アンテナ25に入力する。送信アンテナ25は、反射制御ユニット10Xで生成された変調波を放射する。送信アンテナ25が放射する変調波は、相手方のレーダ装置に、RF信号の反射波だけがそのまま受信されないよう、RF信号に多くのノイズを含ませたものである。したがって、反射制御ユニット10Xが、受信したRF信号にミキシングする信号は、ノイズ以外でもよいが、相手方のレーダ装置にとってRF信号の反射波を検出しにくくなる信号が望ましい。
探知妨害装置100では、例えば、円筒状の部材の側面側に受信アンテナ21および送信アンテナ25が配置され、円筒状の部材の内側に反射制御ユニット10Xが配置されている。
図2は、実施の形態にかかる反射制御ユニットの第1の構成例を示す図である。ここでは、反射制御ユニット10Xの第1例である反射制御ユニット10Aの構成について説明する。
反射制御ユニット10Aは、ミキサ22と、アンプ23と、アッテネータ24とを備えている。ミキサ22は、信号をミキシングする回路であり、アンプ23は、信号レベルを増幅させる回路であり、アッテネータ24は、信号レベルを減衰させる回路である。ここでのミキサ22が混合部であり、アンプ23およびアッテネータ24がレベル調整部である。なお、反射制御ユニット10Aは、アッテネータ24を備えていなくてもよい。
受信アンテナ21は、ミキサ22に接続され、ミキサ22は、アンプ23に接続されている。アンプ23は、アッテネータ24に接続され、アッテネータ24は、送信アンテナ25に接続されている。
受信アンテナ21は、相手方のレーダ装置から放射されたRF信号の電波を受信すると、このRF信号をミキサ22に入力する。ミキサ22は、第1の信号であるRF信号と、RF信号とは異なる信号であって反射制御ユニット10Aで生成された第2の信号と、をミキシングして、ミキシングした信号である変調波をアンプ23に入力する。第2の信号の例は、ノイズ信号51である。すなわち、ミキサ22は、RF信号が有する周波数の近傍にノイズ信号51を重畳してアンプ23に入力する。これにより、ミキサ22がアンプ23に入力する変調波は、相手方のレーダ装置から放射された電波の周波数に近いノイズ波となる。ノイズ信号51は、直流(DC:Direct Current)信号を含む周波数の低い信号である。ここでのDC信号は、DC信号の周波数とみなせる範囲の周波数を含むものとする。DC信号にもノイズ成分は含まれるので、ミキサ22は、このノイズ成分の信号とRF信号とをミキシングする。ノイズ信号51は、小さな周波数であれば、何れの周波数であってもよい。また、ノイズ信号51には、1Hzおよび1.1Hzのように、周波数が異なる複数の信号が含まれていてもよい。また、ノイズ信号51は、ノイズ信号をランダムに発生させるノイズ発生器が発生させたものであってもよい。すなわち、ノイズ信号51には、周波数がランダムな複数の信号が含まれていてもよい。
アンプ23は、変調波の信号レベルが、探知妨害装置100を搭載した飛行機などのプラットフォームの機体本体で反射されるRF信号の信号レベルに近づくよう、変調波の信号レベルを増幅させる。探知妨害装置100を搭載したプラットフォームの機体本体で反射されるRF信号の信号レベルと、受信アンテナ21が受信するRF信号の信号レベルとの間には、比例関係がある。したがって、アンプ23は、予め求めておいた比例関係に対応する増幅を行う。すなわち、アンプ23は、RF信号の信号レベルを、RF信号が受信された際の信号レベルに応じた大きさに調整する。以下の説明では、探知妨害装置100を搭載したプラットフォームの機体本体で反射されるRF信号の信号レベルを、目標信号レベルという場合がある。アンプ23は、変調波を、アッテネータ24に入力する。
アッテネータ24は、変調波の信号レベルが、目標信号レベルよりも高い場合には、目標信号レベルに近づくよう変調波を減衰させる。アッテネータ24は、変調波を送信アンテナ25に入力する。送信アンテナ25は、アッテネータ24からの変調波を送信する。
探知妨害装置100に反射制御ユニット10Aが適用される場合、相手方のレーダ装置は、探知妨害装置100を搭載したプラットフォームの機体本体で反射されたRF信号と、探知妨害装置100からの変調波とを受信する。すなわち、相手方のレーダ装置は、放射したRF信号のうち、プラットフォームの機体本体で反射されたRF信号と、受信アンテナ21に入射して反射制御ユニット10Aで変調された変調波とを受信する。これにより、相手方のレーダ装置では、受信する信号のノイズレベルが高くなり、信号対雑音比であるSN比(Signal-to-Noise ratio)が悪化する。この結果、相手方のレーダ装置では、目標探知能力が低下する。
なお、反射制御ユニット10Aでは、ミキサ22からアンプ23に僅かながらRF信号が出力される場合がある。このRF信号が、アンプ23およびアッテネータ24を介して送信アンテナ25から送信されると、相手方のレーダ装置からのキャリア波であるRF信号の漏れ込みとなる。すなわち、探知妨害装置100から、変調波とともに、受信したRF信号が送信される場合がある。ここで、相手方のレーダ装置から受信したRF信号の送信を防ぐことができる反射制御ユニット10Xの構成について説明する。
図3は、実施の形態にかかる反射制御ユニットの第2の構成例を示す図である。ここでは、反射制御ユニット10Xの第2例である反射制御ユニット10Bの構成について説明する。図3の各構成要素のうち図2に示す反射制御ユニット10Aと同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。
反射制御ユニット10Bは、分周器31と、アンプ32と、混合部であるハーモニックミキサ33と、アッテネータ24とを備えている。分周器31は、入力されたRF信号の周波数を2分の1の周波数に変換する回路であり、アンプ32は、アンプ23と同様に、信号レベルを増幅させる回路である。ハーモニックミキサ33は、入力された信号の2倍の周波数の信号と、ノイズ信号51と、をミキシングする回路である。ここでのハーモニックミキサ33が混合部であり、アンプ32およびアッテネータ24がレベル調整部である。
受信アンテナ21は、分周器31に接続され、分周器31は、アンプ32に接続されている。アンプ32は、ハーモニックミキサ33に接続され、ハーモニックミキサ33は、アッテネータ24に接続され、アッテネータ24は、送信アンテナ25に接続されている。なお、反射制御ユニット10Bは、アッテネータ24を備えていなくてもよい。
受信アンテナ21は、相手方のレーダ装置から放射されたRF信号の電波を受信すると、このRF信号を分周器31に入力する。分周器31は、入力されたRF信号の周波数を2分の1の周波数に変換してアンプ32に入力する。アンプ32は、分周器31からのRF信号の信号レベルが、目標信号レベルに近づくよう、分周器31からのRF信号の信号レベルを増幅させる。アンプ32は、RF信号を、ハーモニックミキサ33に入力する。
ハーモニックミキサ33は、周波数が変換されたRF信号と、周波数が低いノイズ信号51とをミキシングして、ミキシングした信号である変調波をアッテネータ24に入力する。具体的には、ハーモニックミキサ33は、アンプ32から入力されたRF信号の2倍の周波数の信号と、ノイズ信号51と、をミキシングする。ハーモニックミキサ33は、ミキシングによって得られた変調波をアッテネータ24に入力する。これにより、ハーモニックミキサ33がアッテネータ24に入力する変調波は、相手方のレーダ装置から放射された電波の周波数に近いノイズ波となる。
アッテネータ24は、変調波の信号レベルが、目標信号レベルよりも高い場合には、目標信号レベルに近づくよう変調波を減衰させて送信アンテナ25に入力する。送信アンテナ25は、アッテネータ24からの変調波を送信する。
このように、探知妨害装置100に反射制御ユニット10Bが適用される場合も反射制御ユニット10Aが適用される場合と同様に、相手方のレーダ装置では、受信する信号のノイズレベルが高くなり、信号対雑音比であるSN比が悪化する。
さらに、探知妨害装置100に反射制御ユニット10Bが適用される場合、ハーモニックミキサ33から僅かなRF信号が出力される場合があっても、ハーモニックミキサ33から出力されるRF信号の周波数は、受信したRF信号の周波数の2分の1である。すなわち、RF信号が、送信アンテナ25から送信される場合であっても、キャリア波であるRF信号の2分の1の周波数を有した信号が漏れ込むこととなる。相手方のレーダ装置は、放射したRF信号の反射波を受信することによって目標の位置などを検知する。このため、相手方のレーダ装置は、放射したRF信号の反射波とは異なる周波数の信号を受信しても、目標の位置などを検知することは困難である。したがって、相手方のレーダ装置が、RF信号の2分の1の周波数を有したRF信号を受信した場合であっても、相手方のレーダ装置によって、探知妨害装置100を搭載した飛行機などのプラットフォームが探知される可能性は低くなる。なお、探知妨害装置100が搭載されるプラットフォームは、飛行機に限らず、衛星、船、車両、飛行機以外の飛しょう体などであってもよい。
図4は、実施の形態にかかる探知妨害装置によって送信される信号を説明するための図である。図4に示すグラフの横軸は周波数であり、縦軸は信号レベルである。図4に示す波形は、あるタイミングにおける信号の波形である。
信号レベルL3は、探知妨害装置100が搭載されたプラットフォームの機体本体で反射される信号43のレベルである。信号43は、相手方のレーダ装置から放射されたRF信号に対応する反射信号である。信号レベルL1は、プラットフォームに探知妨害装置100が搭載されていない場合に、相手方のレーダ装置で受信されるノイズ信号41のレベルであり、信号レベルL2は、プラットフォームに探知妨害装置100が搭載されている場合に、相手方のレーダ装置で受信されるノイズ信号42のレベルである。ここでは、信号レベルL3は、信号レベルL1,L2よりも大きく、信号レベルL2は、信号レベルL1よりも大きいものとする。
相手方のレーダ装置から特定の周波数帯域を有したRF信号の電波が放射されると、探知妨害装置100が搭載されたプラットフォームの機体本体では、信号レベルL3の信号43が反射される。
プラットフォームに探知妨害装置100が搭載されていない場合、相手方のレーダ装置は、信号レベルL3の信号43と、信号レベルL1のノイズ信号41とを受信する。一方、プラットフォームに探知妨害装置100が搭載されている場合、探知妨害装置100は、相手方のレーダ装置から受信したRF信号とノイズ信号51とをミキシングしたうえで相手方のレーダ装置に変調波を送信する。このことは、探知妨害装置100が、信号レベルL1よりもΔLだけ大きな信号レベルL2のノイズ信号42を生成して送信することに対応している。すなわち、探知妨害装置100は、信号レベルL3の信号43を反射し、信号レベルL3に近い信号レベルL2のノイズ信号42を送信する。これにより、相手方のレーダ装置は、信号レベルL3の信号43と、信号レベルL3に近い信号レベルL2のノイズ信号42とを受信することとなる。信号43とノイズ信号42とは、周波数および信号レベルが近いので、相手方のレーダ装置は、信号43とノイズ信号42とを分離することが困難となり、信号43の検出が困難となる。
このように、探知妨害装置100は、信号レベルL3に近い信号レベルL2のノイズ信号42を送信することによって、相手方レーダ装置のSN比を悪化させることができる。
相手方レーダ装置に対する探知妨害を実現する方法としては、SN比を悪化させるために、相手方が受信する信号を低減させる方法と、相手方が受信するノイズ信号を増加させる方法とがある。
まず、相手方が受信する信号を低減させる方法について説明する。相手方が受信する信号を低減させる方法とは、図4で示したノイズ信号41の信号レベルL1はそのままで、信号43の信号レベルL3を下げる方法である。
この方法には、相手方のレーダ装置から放射された電波を吸収体で吸収することで反射波を低減する方法と、相手方のレーダ装置からの電波を到来方向以外の方向に散乱させるような形状をプラットフォームに適用することで相手方が受信する反射波を低減させる方法とがある。
吸収体を用いる方法では、RCSのレベルが吸収体の材料特性に依存するので、材料特性を維持するために吸収体のメンテナンスが必要となり、この結果、コストアップするという問題がある。また、反射波を散乱させる形状をプラットフォームに適用する方法では、プラットフォームを特殊な形状にしなければならず、プラットフォーム内部の搭載機器の形状および寸法に制約を与えることになる。
また、相手方が受信するノイズ信号を増加させる方法としては、自機から妨害波を送信し相手方のレーダ装置が受信するノイズ信号を増加させる方法がある。しかし、この方法では、妨害波の周波数を、相手方からの電波の周波数に合致させなければならない。また、常に妨害波を送信し続けなければならないので、妨害波を送信している間は自機がレーダ探知の動作をできない。また、妨害波を送信するので、相手方から探知され易くなってしまう。
相手方のレーダ装置によって探知され難くするためには、相手方のレーダ装置に受信させるノイズ信号を、相手方のレーダ装置から放射されたRF信号の周波数に近いものとする必要がある。探知妨害装置100では、相手方から放射されるRF信号に対して周波数の低いノイズ信号を重畳させて変調を実行するので、変調波の周波数が、受信したRF信号の周波数に合致する。このため、探知妨害装置100は、変調波である妨害波の周波数を、相手方からの電波の周波数に合致させるための特別な処理は不要である。また、探知妨害装置100は、受信したRF信号を用いて変調波を生成しているので、遅延を抑えて変調波を送信することができる。
また、探知妨害装置100は、相手方から電波の放射を受けた時にのみ、ノイズ信号51を重畳して送信し、探知妨害装置100の動作有無に関わらず、レーダ装置から電波を放射させることができる。
また、探知妨害装置100は、相手方のレーダ装置が放射した電波のエコーと同じタイミングで変調波を送信するので、相手方のレーダ装置からは、探知されにくい。相手方のレーダ装置が受信するエコーは、相手方のレーダ装置が放射した電波が、探知妨害装置100が搭載されたプラットフォームで反射されたものである。
このように、探知妨害装置100では、相手方のレーダ装置が受信するノイズ信号の信号レベルを大きくすることによって、探知妨害装置100が搭載されたプラットフォームで反射されたRF信号と、ノイズ信号41との信号レベルの差を小さくできる。これにより、探知妨害装置100が搭載されたプラットフォームで反射されるRF信号の信号レベルを下げる場合と同様に、相手方レーダ装置に対する探知妨害を実現できる。また、探知妨害装置100は、RF信号の吸収体が不要であり、RF信号に対する反射波を散乱させる形状も不要である。
なお、送信アンテナ25に指向性を持たせることで、相手方から受信したRF信号の到来方向に対してのみ、ノイズ信号51が付加された変調波を送信してもよい。これにより、不要な電波の放射を防止することができる。探知妨害装置100は、RF信号の到来方向を、センサによって検出してもよいし、受信アンテナ21で受信するRF信号に基づいて算出してもよい。
このように、実施の形態の探知妨害装置100は、相手方のレーダ装置から受信したRF信号と、特定の周波数よりも低い周波数のノイズ信号51とをミキシングした変調波を生成して送信している。これにより、相手方のレーダ装置は、探知妨害装置100が搭載されたプラットフォームで反射されたRF信号の検出が困難になる。したがって、探知妨害装置100は、相手方のレーダ装置に探知され難くすることができる。
また、ノイズ信号51が、周波数の異なる複数の信号を含んでいる場合、探知妨害装置100は、多くの周波数を含んだ変調波を生成することができるので、探知妨害装置100は、ノイズ信号51が1つの周波数である場合よりも相手方のレーダ装置に探知され難くすることができる。
また、ノイズ信号51が、周波数がランダムな複数の信号を含んでいる場合、ランダムな周波数を含んだ変調波を生成することができるので、探知妨害装置100は、ノイズ信号51の周波数が固定されている場合よりも、相手方のレーダ装置に探知され難くすることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10A,10B,10X 反射制御ユニット、21 受信アンテナ、22 ミキサ、23,32 アンプ、24 アッテネータ、25 送信アンテナ、31 分周器、33 ハーモニックミキサ、41,42,51 ノイズ信号、43 信号、100 探知妨害装置。

Claims (8)

  1. 電波として受信した第1の信号と、前記第1の信号とは異なる信号であって生成された信号である第2の信号と、をミキシングした変調波を生成する混合部と、
    前記変調波または前記第1の信号の信号レベルを調整して出力するレベル調整部と、
    を備え
    前記第2の信号には、周波数がランダムな複数の信号が含まれる、
    ことを特徴とする反射制御装置。
  2. 電波として受信した第1の信号と、前記第1の信号とは異なる信号であって生成された信号である第2の信号と、をミキシングした変調波を生成する混合部と、
    前記変調波または前記第1の信号の信号レベルを調整して出力するレベル調整部と、
    を備え、
    前記第2の信号は、直流信号に含まれるノイズ成分の信号である、
    ことを特徴とする反射制御装置。
  3. 前記レベル調整部は、前記変調波の信号レベルを増幅するアンプを含んでいる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の反射制御装置。
  4. 前記電波の信号の周波数を2分の1の周波数に変換する分周器をさらに備え、
    前記混合部は、前記2分の1の周波数に変換された信号の2倍の周波数の信号と、前記第2の信号とをミキシングするハーモニックミキサである、
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1つに記載の反射制御装置。
  5. 前記レベル調整部は、前記第1の信号を、前記第1の信号が受信された際の信号レベルに応じた大きさに調整して出力する、
    ことを特徴とする請求項1からの何れか1つに記載の反射制御装置。
  6. 電波を受信する受信アンテナと、
    受信した電波を用いて変調波を生成する反射制御装置と、
    前記変調波を送信する送信アンテナと、
    を有し、
    前記反射制御装置は、
    電波として受信した第1の信号と、前記第1の信号とは異なる信号であって生成された信号である第2の信号と、をミキシングした変調波を生成する混合部と、
    前記変調波または前記第1の信号の信号レベルを調整して出力するレベル調整部と、
    を備え
    前記第2の信号には、周波数がランダムな複数の信号が含まれる、
    ことを特徴とする探知妨害装置。
  7. 電波を受信する受信アンテナと、
    受信した電波を用いて変調波を生成する反射制御装置と、
    前記変調波を送信する送信アンテナと、
    を有し、
    前記反射制御装置は、
    電波として受信した第1の信号と、前記第1の信号とは異なる信号であって生成された信号である第2の信号と、をミキシングした変調波を生成する混合部と、
    前記変調波または前記第1の信号の信号レベルを調整して出力するレベル調整部と、
    を備え、
    前記第2の信号は、直流信号に含まれるノイズ成分の信号である、
    ことを特徴とする探知妨害装置。
  8. 前記送信アンテナは、指向性を有し、前記電波の到来方向に対して前記変調波を送信する、
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の探知妨害装置。
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