JP7117150B2 - 蓄電池モジュールおよび蓄電池ユニット - Google Patents

蓄電池モジュールおよび蓄電池ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP7117150B2
JP7117150B2 JP2018099518A JP2018099518A JP7117150B2 JP 7117150 B2 JP7117150 B2 JP 7117150B2 JP 2018099518 A JP2018099518 A JP 2018099518A JP 2018099518 A JP2018099518 A JP 2018099518A JP 7117150 B2 JP7117150 B2 JP 7117150B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage battery
battery module
module according
oil
oily medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018099518A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019204699A (ja
Inventor
浩也 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2018099518A priority Critical patent/JP7117150B2/ja
Publication of JP2019204699A publication Critical patent/JP2019204699A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7117150B2 publication Critical patent/JP7117150B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

本発明は、蓄電池モジュールおよび蓄電池ユニットに関する。
二次電池パック(蓄電池モジュール)には、複数の二次電池セル(蓄電池セル)を積層した状態で容器内に収納した構成のものがある(例えば、特許文献1参照)。かかる構成の二次電池パックでは、1つの二次電池セルが発熱した場合、他の二次電池セルも熱ダメージを受け、その全体が劣化してしまう。また、下方に位置する二次電池セルほど、大きな荷重が掛かり、発熱し易く、破損もし易い。
特開2016-143524号公報
本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、その目的は、蓄電池モジュール内の温度上昇と下方に位置する蓄電池セルに掛かる荷重を低減した蓄電池モジュール、およびかかる蓄電池モジュールを備える蓄電池ユニットを提供することにある。
このような目的は、下記の(1)~(17)の本発明により達成される。
(1) 複数のシート状の蓄電池セルと、
該複数の蓄電池セルを収納する容器と、
前記複数の蓄電池セルの70%以上が浸漬するように、前記容器内に供給された油状媒体とを有し、
該油状媒体が、オイルと、該オイルの粘度を増大させる増粘剤とを含有することを特徴とする蓄電池モジュール。
(2) 前記オイルは、難燃性オイルである上記(1)に記載の蓄電池モジュール。
(3) 前記難燃性オイルは、合成オイルを含む上記(2)に記載の蓄電池モジュール。
(4) 前記増粘剤は、ガム類、多糖類、ポリ(メタ)アクリル酸類、ポリオレフィン類、ポリ(メタ)アクリレート類およびポリスチレン類のうちの少なくとも1種を含む上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の蓄電池モジュール。
(5) 前記油状媒体中に含まれる前記増粘剤の量は、3~50質量%である上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の蓄電池モジュール。
(6) 前記油状媒体は、さらに前記オイルよりも高い熱伝導性を有する熱伝導粒子を含有する上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の蓄電池モジュール。
(7) 前記熱伝導粒子の構成材料は、無機炭化物および無機窒化物のうちの少なくとも1種である上記(6)に記載の蓄電池モジュール。
(8) 前記熱伝導粒子の平均粒径は、0.1~40μmである上記(6)または(7)に記載の蓄電池モジュール。
(9) 前記油状媒体中に含まれる前記熱伝導粒子の量は、30~70容量%である上記(6)ないし(8)のいずれかに記載の蓄電池モジュール。
(10) 前記油状媒体の粘度は、5000~15000Pa・sである上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の蓄電池モジュール。
(11) 前記油状媒体の密度は、1.5~3g/cmである上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の蓄電池モジュール。
12) さらに、前記油状媒体に接触するように、前記容器の内面に固定されたペルチェ素子を有する上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の蓄電池モジュール。
13) 前記ペルチェ素子は、前記蓄電池セルに電気的に接続され、該蓄電池セルから電力が供給されるように構成されている上記(12)に記載の蓄電池モジュール。
14) 前記容器の少なくとも前記ペルチェ素子が固定される部分は、金属材料で構成されている上記(12)または(13)に記載の蓄電池モジュール。
15) さらに、前記容器内の前記油状媒体の量の変化を検出する油量センサを有する上記(1)ないし(14)のいずれかに記載の蓄電池モジュール。
16) 前記油量センサは、前記蓄電池セルに電気的に接続され、該蓄電池セルから電力が供給されるように構成されている上記(15)に記載の蓄電池モジュール。
17) 上記(1)ないし(16)のいずれかに記載の蓄電池モジュールと、
該蓄電池モジュールを収納可能な筐体とを有することを特徴とする蓄電池ユニット。
本発明によれば、オイルを含有する油状媒体を容器内に供給したことにより、蓄電池モジュール内の温度上昇と下部に位置する蓄電池セルに掛かる荷重を低減することができる。
本発明の蓄電池モジュールの構成を示す分解斜視図である。 本発明の蓄電池ユニットの構成を示す分解斜視図である。
以下、本発明の蓄電池モジュールおよび蓄電池ユニットについて、添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の蓄電池モジュールの構成を示す分解斜視図、図2は、本発明の蓄電池ユニットの構成を示す分解斜視図である。
なお、各図では、その特徴を判り易くするために、便宜上、特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率等は、実際とは異なる場合がある。また、以下に例示される材料、寸法等は一例であって、本発明は、それらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
また、以下では、説明の都合上、図1および図2中の右側を「前側」または「前方」と、左側を「後側」または「後方」と言い、上側を「上側」または「上方」と、上側を「下側」または「下方」と言う。
図1に示す蓄電池モジュール1は、複数のシート状の蓄電池セル2と、蓄電池セル2を収納する容器3と、容器3内に供給された油状媒体(図示せず)と、容器2内に設けられたペルチェ素子4および油量センサ5とを有している。なお、各蓄電池セル2は、例えば、リチウムイオン二次電池で構成することができる。
容器3は、上部開口311を備える容器本体31と、上部開口311を塞ぐように容器本体31に装着される蓋体32とを備えている。容器本体31と蓋体32との間には、弾性を有する封止部材(例えば、Oリング等)を配置するようにしてもよい。これにより、油状媒体が容器3の外部に流出する可能性を低減することができる。
容器3内には、複数の蓄電池セル2が積層した状態で収納され、その周囲に油状媒体が供給(充填)されている。図1では、容器本体31に収納される前の状態の2つの蓄電池セル2が示されているが、複数の蓄電池セル2(図示せず)が既に容器本体31に収納されている。
本実施形態の油状媒体は、オイルと、オイルの粘度を増大させる増粘剤と、オイルよりも高い熱伝導性を有する熱伝導粒子とを含有する。
オイルは、空気等の気体よりも熱伝導性が高い。このため、容器3内に液状媒体を供給しておけば、仮に1つの蓄電池セル2が異常により発熱しても、この熱を迅速に拡散させることができる。よって、異常のない蓄電池セル2が熱ダメージを受けることを低減することができる。
オイルは、難燃性オイルであることが好ましい。ここで、難燃性とは、火炎に対して抵抗性を示し、発火までの時間を遅延させたり、燃焼量や燃焼速度を抑制する機能を有することを意味する。したがって、難燃性とは、必ずしも特定の規格に適合することや、全く燃焼しないことを意味しない。
このような難燃性オイルを用いることにより、異常な蓄電池セル2が仮に発火したとしても、他の蓄電池セル2が延焼することを未然に防止することができる。
また、容器3内に液状媒体(オイル)を供給することにより、各蓄電池セル2に対して液状媒体および蓄電池セル2の密度に応じた浮力を付与することができる。このため、容器3内において下方に位置する蓄電池セル2に掛かる負荷を低減することもできる。
難燃性オイルとしては、例えば、炭化水素系合成オイル、エーテル系合成オイル、エステル系合成オイル、リン酸エステル系合成オイル、ポリシロキサン系合成オイル、フッ素含有炭化水素系合成オイルのような合成オイル、パラフィン系鉱物オイル、ナフテン系鉱物オイル、これらを精製した精製鉱物オイルのような鉱物オイル等が挙げられる。これらのオイルは、1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
中でも、難燃性オイルは、合成オイルを含むことが好ましく、合成オイル単独であることがより好ましい。合成オイルであれば、それを構成する化合物の分子量(重量平均分子量)、鎖長等にバラつきが少ない。このため、油状媒体による熱拡散が不均一となることを抑制することができる。
炭化水素系合成オイルとしては、例えば、ポリ-α-オレフィン、エチレン-α-オレフィン共重合体、ポリブテン等が好適であり、エーテル系合成オイルとしては、例えば、ポリフェニルエーテル、ポリアルキレングリコール等が好適である。
一方、増粘剤(粘度調整剤)は、ガム類、多糖類、ポリ(メタ)アクリル酸類、ポリオレフィン類、ポリ(メタ)アクリレート類およびポリスチレン類のうちの少なくとも1種を含むことが好ましい。これらの化合物は、増粘作用が高く、かつオイル(難燃性オイル)との親和性にも優れる。
ガム類としては、例えば、キサンタンガム、グアーガム、トラガントガム、アラビアガムが挙げられ、多糖類としては、例えば、デキストリン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等が挙げられる。
ポリ(メタ)アクリル酸類としては、例えば、ポリメタクリル酸アルキルが挙げられ、ポリオレフィン類としては、例えば、ポリイソブチレン、エチレン-プロピレン共重合体、エチレン-プロピレン-ジエン共重合体等が挙げられる。
また、ポリ(メタ)アクリレート類としては、ポリ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリレート共重合体、ポリメチルメタアクリレート等が挙げられ、ポリスチレン類としては、例えば、無水マレイン酸-スチレン共重合体等が挙げられる。
油状媒体中に含まれる増粘剤の量は、3~50質量%程度であることが好ましく、10~35質量%程度であることがより好ましい。かかる量で増粘剤を含有することにより、増粘剤の種類によらず、油状媒体の粘度を十分に高めることができる。
このような油状媒体は、さらに熱伝導粒子を含有している。これにより、油状媒体による熱拡散効果をより高めることができる。特に、本発明では、増粘剤によってオイル(油状媒体)の粘度を増大させているため、熱伝導粒子の均一分散性が高く、熱伝導粒子による熱拡散効果が如何なく発揮される。
また、熱伝導粒子の種類、平均粒径、含有量等を調整することにより、油状媒体の粘度および密度を増大させる効果も期待できる。油状媒体の密度を高めることができれば、各蓄電セル2に付与される浮力をより大きくすることができる。
熱伝導粒子の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、炭化ケイ素(SiC)のような無機炭化物、窒化ホウ素(BN)、窒化ケイ素(Si)、窒化アルミニウム(AlN)のような無機窒化物、酸化アルミニウム(Al)、酸化ケイ素(SiO)、酸化ジルコニウム(ZrO)のような無機酸化物等が挙げられる。これらの化合物は、物理的かつ化学的安定性に優れることから好ましい。なお、これらの化合物は、1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
中でも、蓄電池セル2が高温になっても、熱による副反応を促進する酸素ガスの発生がないことから、熱伝導粒子の構成材料としては、無機炭化物および無機窒化物のうちの少なくとも1種であることが好ましく、無機窒化物(窒化ホウ素または窒化アルミニウム)であることがより好ましい。
熱伝導粒子の平均粒径は、0.1~40μm程度であることが好ましく、1~20μm程度であることがより好ましい。このような平均粒径を有する熱伝導粒子であれば、粒子同士の凝集が生じ難く、油状媒体中での分散安定性がより向上する。また、油状媒体の粘度および密度を増大させる効果も高い。
油状媒体中に含まれる熱伝導粒子の量は、30~70容量%程度であることが好ましく、40~60容量%程度であることがより好ましい。かかる量で熱伝導粒子を含有することにより、油状媒体の熱拡散性をより向上させることができる。
以上のような油状媒体の粘度は、5000~15000Pa・s程度であることが好ましく、7000~10000Pa・s程度であることがより好ましい。
油状媒体の密度は、蓄電池セル2の密度にできる限り近いことが好ましい。油状媒体の具体的な密度は、1.5~3g/cm程度であることが好ましく、2~2.5g/cm程度であることがより好ましい。
油状媒体の粘度および密度のそれぞれを、前記範囲に設定することにより、蓄電池セル2に大きな浮力を作用させることができる。よって、容器3内において下方に位置する蓄電池セル2に掛かる荷重をより低減することができ、発熱し易くなること、あるいは破損し易くなることを好適に抑制し得る。
油状媒体は、容器3内に複数の蓄電池セル2の全てが浸漬するように供給してもよいが、複数の蓄電池セル2の70%以上(好ましくは、80~95%程度)が浸漬するように供給することが好ましい。かかる量であっても、油状媒体による十分な熱拡散効果が期待できる。一方で、不本意に油状媒体が容器3外に流出する可能性を低減させることもできる。
容器3の内面の所定の箇所には、発熱側の面を接触させるようにして、ペルチェ素子4が固定されている。また、図示しないが、ペルチェ素子4は、所定の蓄電池セル2に電気的に接続され、この蓄電池セル2から電力が供給されるようになっている。これにより、ペルチェ素子4用の電源を外部から接続する必要がないため、蓄電池モジュール1の構成が複雑になることを防止し得る。
また、ペルチェ素子4の冷却側の面を、直接、油状媒体に接触させることができる。このため、ペルチェ素子4により油状媒体を冷却することで、油状媒体による蓄電池セル2の冷却効果や、油状媒体の粘度を高める効果が発揮される。
容器3は、ペルチェ素子4からの熱、蓄電池セル2からの熱を放射(放熱)するため、好ましくは金属材料(例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼等)で構成される。
さらに、容器3の所定の箇所(本実施形態では、蓋体32)には、容器3内の油状媒体の量の変化を検出する油量センサ5が固定されている。この油量センサ5も、図示しないが、所定の蓄電池セル2に電気的に接続され、この蓄電池セル2から電力が供給されるようになっている。これにより、油量センサ5用の電源を外部から接続する必要がないため、蓄電池モジュール1の構成が複雑になることを防止し得る。
油量センサ5を設けることにより、油状媒体の容器3からの漏れ出しを確認することができる。このため、蓄電池モジュール1(後述する蓄電池ユニット100)を設置する周囲の環境を、漏れ出した油状媒体で汚染することを防止することができる。
かかる油量センサ5は、接触式であっても、非接触式であってもよい。油量センサ5の具体例としては、例えば、フロートセンサ、光電センサ、超音波センサ、静電容量センサ等が挙げられる。
各蓄電池セル2は、図1に示すように、その前方および後方に設けられた一対の端子用タブ21を備えている。複数の蓄電池セル2は、端子用タブ21を介して互いに直列または並列に接続されている。容器3の前面には、ケーブルを接続するためのコネクタ33が設けられており、このコネクタ33に各蓄電池セル2が電気的に接続されている。
蓄電池モジュール1の長辺(長手方向の長さ)は、好ましくは200~800mm程度であり、短辺(短手方向の長さ)は、好ましくは150~300mm程度である。また、蓄電池モジュール1の高さは、好ましくは50~200mm程度である。
以上説明したような蓄電池モジュール1を、筐体に収納することにより、蓄電池ユニットが構成される。
図2に示す蓄電池ユニット100は、複数の蓄電池モジュール1と、複数の蓄電池モジュール1を制御する制御モジュール10と、これらを収納する筐体20とを有している。
筐体20は、上部開口201aを備える本体部201と、上部開口201aを塞ぐようにして本体部201に着脱自在に固定される蓋部202とを備えている。
本実施形態の筐体20では、複数の蓄電池モジュール1を積み重ねた状態で収納可能となっている。これにより、蓄電池モジュール1の設置数を変更することにより、蓄電池ユニット100の電池容量を調節することができる。
なお、図示の構成では、筐体20の紙面手前側にのみ、蓄電池モジュール1を積み重ねて配置するようになっているが、紙面奥側にも複数の蓄電池モジュール1を積み重ねて配置することもできる。
積み重ねられた複数の蓄電池モジュール1の上には、固定プレート30が配置され、固定プレート30が、図中矢印で示すネジにより、本体部201の枠体にネジ止めされる。これにより、複数の蓄電池モジュール1も本体部201の枠体に固定される。
かかる構成によれば、蓄電池モジュール1同士をネジ止めすることなく、一括して本体部201(筐体20)に固定することができるため、部品点数の削減を図ることができるとともに、蓄電池ユニット100の設置作業をより簡略化することができる。
また、固定プレート30は、本体部201の枠体を構成し、互いに対向配置された部材同士を連結する梁としても機能するため、本体部201(筐体20)の機械的強度を向上させることもできる。すなわち、固定プレート30は、筐体20を補強する機能も有する。固定プレート30上には、制御モジュール10が配置され、図中矢印で示すネジにより、固定プレート30にネジ止めされる。
制御モジュール10は、例えば、交流電流と直流電流との電力変換を行う機能、蓄電池モジュールの異常の有無をモニターする機能、蓄電池モジュール1の充電量をモニターする機能、異常時に電流を遮断する機能、外部機器との通信機能等を有している。
本体部201内に、複数の蓄電池モジュール1および制御モジュール10を収納した状態で、本体部201の上部開口201aを塞ぐように、本体部201に蓋部202が装着される。
蓋部202は、長方形状(上部開口201aに対応した形状)の平板で構成され、四つの角部にそれぞれ貫通孔2021が形成されている。図中矢印で示すネジを貫通孔2021に挿通し、本体部201の枠体に設けられたネジ穴に螺合する。これにより、蓋部202が本体部201に固定される。
筐体20および固定プレート30の構成材料としては、それぞれ、例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金、ステンレス鋼、鉄等が挙げられる。かかる材料で筐体20および固定プレート30を構成することにより、これらを介した放熱効果も期待できる。
なお、本体部201の内面に、高さ方向に沿ってガイドを設けるようにしてもよい。このガイドに沿って蓄電池モジュール1を本体部201内に誘導することにより、本体部201に対する蓄電池モジュール1の位置決めが容易になる。
以上、本発明の蓄電池モジュールおよび蓄電池ユニットについて説明したが、本発明は、これらに限定されるものではない。
例えば、本発明の蓄電池モジュールおよび蓄電池ユニットは、それぞれ他の任意の構成を有していてもよいし、同様の機能を発揮する任意の構成と置換されていてよい。
1 蓄電池モジュール
2 蓄電池セル
21 端子用タブ
3 容器
31 容器本体
311 上部開口
32 蓋体
33 コネクタ
100 蓄電池ユニット
10 制御モジュール
20 筐体
201 本体部
201a 上部開口
202 蓋部
2021 貫通孔
30 固定プレート

Claims (17)

  1. 複数のシート状の蓄電池セルと、
    該複数の蓄電池セルを収納する容器と、
    前記複数の蓄電池セルの70%以上が浸漬するように、前記容器内に供給された油状媒体とを有し、
    該油状媒体が、オイルと、該オイルの粘度を増大させる増粘剤とを含有することを特徴とする蓄電池モジュール。
  2. 前記オイルは、難燃性オイルである請求項1に記載の蓄電池モジュール。
  3. 前記難燃性オイルは、合成オイルを含む請求項2に記載の蓄電池モジュール。
  4. 前記増粘剤は、ガム類、多糖類、ポリ(メタ)アクリル酸類、ポリオレフィン類、ポリ(メタ)アクリレート類およびポリスチレン類のうちの少なくとも1種を含む請求項1ないし3のいずれかに記載の蓄電池モジュール。
  5. 前記油状媒体中に含まれる前記増粘剤の量は、3~50質量%である請求項1ないし4のいずれかに記載の蓄電池モジュール。
  6. 前記油状媒体は、さらに前記オイルよりも高い熱伝導性を有する熱伝導粒子を含有する請求項1ないし5のいずれかに記載の蓄電池モジュール。
  7. 前記熱伝導粒子の構成材料は、無機炭化物および無機窒化物のうちの少なくとも1種である請求項6に記載の蓄電池モジュール。
  8. 前記熱伝導粒子の平均粒径は、0.1~40μmである請求項6または7に記載の蓄電池モジュール。
  9. 前記油状媒体中に含まれる前記熱伝導粒子の量は、30~70容量%である請求項6ないし8のいずれかに記載の蓄電池モジュール。
  10. 前記油状媒体の粘度は、5000~15000Pa・sである請求項1ないし9のいずれかに記載の蓄電池モジュール。
  11. 前記油状媒体の密度は、1.5~3g/cmである請求項1ないし10のいずれかに記載の蓄電池モジュール。
  12. さらに、前記油状媒体に接触するように、前記容器の内面に固定されたペルチェ素子を有する請求項1ないし11のいずれかに記載の蓄電池モジュール。
  13. 前記ペルチェ素子は、前記蓄電池セルに電気的に接続され、該蓄電池セルから電力が供給されるように構成されている請求項12に記載の蓄電池モジュール。
  14. 前記容器の少なくとも前記ペルチェ素子が固定される部分は、金属材料で構成されている請求項12または13に記載の蓄電池モジュール。
  15. さらに、前記容器内の前記油状媒体の量の変化を検出する油量センサを有する請求項1ないし14のいずれかに記載の蓄電池モジュール。
  16. 前記油量センサは、前記蓄電池セルに電気的に接続され、該蓄電池セルから電力が供給されるように構成されている請求項15に記載の蓄電池モジュール。
  17. 請求項1ないし16のいずれかに記載の蓄電池モジュールと、
    該蓄電池モジュールを収納可能な筐体とを有することを特徴とする蓄電池ユニット。
JP2018099518A 2018-05-24 2018-05-24 蓄電池モジュールおよび蓄電池ユニット Active JP7117150B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018099518A JP7117150B2 (ja) 2018-05-24 2018-05-24 蓄電池モジュールおよび蓄電池ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018099518A JP7117150B2 (ja) 2018-05-24 2018-05-24 蓄電池モジュールおよび蓄電池ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019204699A JP2019204699A (ja) 2019-11-28
JP7117150B2 true JP7117150B2 (ja) 2022-08-12

Family

ID=68727218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018099518A Active JP7117150B2 (ja) 2018-05-24 2018-05-24 蓄電池モジュールおよび蓄電池ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7117150B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113381113B (zh) * 2021-05-24 2022-03-11 合肥国轩高科动力能源有限公司 一种防火电池模组的正负极引出端板
TWI793638B (zh) * 2021-06-16 2023-02-21 陳樹錦 用於電動車輛之阻燃防爆電池組及其製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002091465A1 (en) 2001-04-23 2002-11-14 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Heat radiating member
JP2009009730A (ja) 2007-06-26 2009-01-15 Toyota Motor Corp 電源装置
WO2012060031A1 (ja) 2010-11-05 2012-05-10 パナソニック株式会社 電池モジュール
JP2012226955A (ja) 2011-04-19 2012-11-15 Dendo Sharyo Gijutsu Kaihatsu Kk 電池ユニット
WO2019107722A1 (ko) 2017-11-30 2019-06-06 (주) 엘지화학 방열 유체 조성물, 이의 제조방법, 이를 포함하는 전지 모듈 및 배터리 팩

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002091465A1 (en) 2001-04-23 2002-11-14 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Heat radiating member
JP2009009730A (ja) 2007-06-26 2009-01-15 Toyota Motor Corp 電源装置
WO2012060031A1 (ja) 2010-11-05 2012-05-10 パナソニック株式会社 電池モジュール
JP2012226955A (ja) 2011-04-19 2012-11-15 Dendo Sharyo Gijutsu Kaihatsu Kk 電池ユニット
WO2019107722A1 (ko) 2017-11-30 2019-06-06 (주) 엘지화학 방열 유체 조성물, 이의 제조방법, 이를 포함하는 전지 모듈 및 배터리 팩

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019204699A (ja) 2019-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7117150B2 (ja) 蓄電池モジュールおよび蓄電池ユニット
KR102065099B1 (ko) 크래쉬 빔과 배수 구조를 갖는 배터리 팩
TWI687150B (zh) 電池充電裝置、熱能傳遞系統及熱能傳遞方法
KR102523702B1 (ko) 배터리 모듈
US10454147B2 (en) Battery pack for energy storage devices
WO2016171345A1 (ko) 배터리 셀 냉각장치 및 이를 포함하는 배터리 모듈
CN1302572C (zh) 燃料电池系统的热控制的方法和装置
US11646464B2 (en) Battery module and battery pack comprising same
CN102299363A (zh) 带冷却的电池组件、电动车辆和电池外壳
JP6636152B2 (ja) バッテリーパック
JP4438813B2 (ja) 蓄電装置
KR20030066765A (ko) 재충전가능한 배터리 시스템
KR102072764B1 (ko) 배터리 모듈 및 이를 포함하는 배터리 팩, 자동차
EP3982475A1 (en) Battery module, and battery rack and power storage device comprising battery module
JP2021516854A (ja) 隣接バッテリーモジュールに熱を分散可能な構造を有するエネルギー貯蔵システム
JP2022542124A (ja) 断熱部材を含む電池モジュール及びこれを含む電池パック
CN113812034A (zh) 电池架和包括该电池架的电力存储装置
EP3975321A1 (en) Power storage device
KR20190012059A (ko) 배터리 팩
KR102071134B1 (ko) 자동차의 배터리 냉각장치
US20230282903A1 (en) Battery device
JP2022542077A (ja) バッテリーモジュール及びそれを含むバッテリーラック、並びに電力貯蔵装置
KR20210008742A (ko) 외부 단락 장치를 구비하는 배터리 모듈 시스템
CN107834091B (zh) 燃料电池模块
WO2022139149A1 (ko) 배터리팩

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220801

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7117150

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151