JP7112360B2 - 牛の生体情報通知方法 - Google Patents
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牛のルーメン内に配置されるセンサカプセルによって前記牛のルーメン内の温度データを取得するステップと、
前記取得した温度データを前記センサカプセルから前記牛の体外に送信するステップと、
前記送信された前記温度データを前記牛の体外で受信するステップと、
蓄積された前記温度データ、および、前記牛の分娩に関する分娩関連データに基づいて、前記牛の分娩兆候の有無を判定するステップと、
前記牛の分娩兆候があると判定された場合に、前記牛の分娩兆候がある旨を関係者に通知するステップと、を含み、
前記牛の分娩兆候の有無を判定するステップは、
前記牛が給水することによる前記ルーメン内の温度低下の影響を抑制するステップを含む、牛の生体情報通知方法である。
牛のルーメン内に配置されるセンサカプセルによって前記牛のルーメン内の温度データを取得するステップと、
前記取得した温度データを前記センサカプセルから前記牛の体外に送信するステップと、
前記送信された前記温度データを前記牛の体外で受信するステップと、
蓄積された前記温度データ、および、前記牛の分娩に関する分娩関連データに基づいて、前記牛の分娩兆候の有無を判定するステップと、
前記牛の分娩兆候があると判定された場合に、前記牛の分娩兆候がある旨を関係者に通知するステップと、を含み、
前記牛の分娩兆候の有無を判定するステップは、
前記牛が給水することによる前記ルーメン内の温度低下の影響を抑制するステップを含む(第1の構成)。
前記牛の分娩兆候の有無を判定するステップは、
前記判定を行う判定時点が含まれる判定日に対して2日前におけるルーメン内の温度の中央値である2日前中央値を算出するステップと、
前記判定時点に対して所定時間前からの前記温度データのうち、所定の第1温度以上の前記温度データによる移動平均である直近移動平均を算出するステップと、
前記2日前中央値と前記直近移動平均とを比較し、前記直近移動平均が前記2日前中央値に対して所定の第2温度差以上であるか否かを判定するステップと、
を含んでもよい(第2の構成)。
前記牛の分娩兆候の有無を判定するステップは、
前記直近移動平均が前記2日前中央値に対して前記第2温度差でないと判定した場合に、前記直近移動平均が前記2日前中央値に対して前記第2温度差より低い所定の第3温度差以上であるか否かを判定するステップを含み、
かつ、
前記直近移動平均が前記2日前中央値に対して前記第3温度差以上である場合に、前記判定を行う判定時点が含まれる判定日に対して3日前におけるルーメン内の温度の中央値である3日前中央値と、前記直近移動平均と、が比較され、前記直近移動平均が前記3日前中央値に対して前記第2温度差以上であるか否かを判定するステップを含んでもよい(第3の構成)。
前記牛の分娩兆候の有無を判定するステップは、
前記2日前中央値および/または前記3日前中央値が所定の第4温度以下であるか否かを判定するステップを含んでもよい(第4の構成)。
前記牛の分娩兆候の有無を判定するステップは、
前記直近移動平均が、所定の第5温度以下であるか否かを判定するステップを含んでもよい(第5の構成)。
前記分娩関連データは、
人工授精が行われた人工授精日から算出された分娩予定日を含む分娩予定期間を含んでいてもよい(第6の構成)。
前記分娩予定期間は、
前記分娩予定日の起算となる人工授精日よりも前に行われた人工授精日から算出された分娩予定日を含んでもよい(第7の構成)。
前記温度データに基づいて、前記牛の給水を判定するステップと、
前記牛の給水に関する情報を関係者に通知するステップと、
をさらに含んでもよい(第8の構成)。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態1に係る牛の生体情報通知方法を詳しく説明する。牛の生体情報通知方法は、分娩前の牛のルーメン(第1胃)内の温度が2日前または3日前から低下していくことを利用して、牛の分娩の兆候を検知し、関係者に通知する。また、牛が給水(飲水)することでルーメン内の温度が短時間で大きく低下することを利用して、牛の給水状態を検知する。
まず、本発明の牛の生体情報通知方法が適用される牛監視システムSの構成について説明する。図1は、本発明の牛の生体情報通知方法を適用する牛監視システムSの全体構成を示す図である。牛監視システムSは、畜産農家(農場F)で飼育されている複数の牛Bのルーメン内の温度を一括して監視し、分娩の兆候など特定の体調の変化を含む生体情報を関係者に通知できるようにしたシステムである。これを実現するため、牛監視システムSは以下のような構成を備えている。
・電池で5年以上稼働すること
・牛Bのルーメンの中からアンテナ装置11まで到達する電波を送信すること
・飲み込んだセンサカプセル10を、牛Bが吐き出さないこと
次に、牛監視システムSに含まれる、監視制御部300について説明する。図4は、監視制御部300の構成を示す概略図である。監視制御部300は、サーバ30に設けられており、牛監視システムSにおける牛の生体情報の監視および通知を制御する。監視制御部300は、インターネット4を介してセンサカプセル10および携帯電話6に接続されている。また、牛Bの牛種は例えば黒毛和牛とし、分娩予定日は人工授精日から285日後とする。
メモリ310には、牛別温度データDE1、分娩予定日判定基準データDE2、娩出済判定基準データDE3、体温判定基準データDE4、および判定結果データDE5が保存されている。分娩予定日判定基準データDE2、娩出済判定基準データDE3、および体温判定基準データDE4は、本発明における牛Bの分娩に関する分娩関連データに相当する。
算出部320は、牛別温度データDE1に蓄積された温度データに基づいて、牛の分娩兆候の有無を判定するための数値を算出する。具体的には、体温データの2日前中央値、3日前中央値、および直近移動平均を算出する。
分娩兆候判定部330は、メモリ310に記憶されている分娩予定日判定基準データDE2、娩出済判定基準データDE3、および体温判定基準データDE4を参照して、分娩兆候の有無を判定する。
給水判定部340は、牛別温度データDE1に蓄積された温度データに基づいて、牛Bの給水かどうかを判定する。給水の判定は、例えば、ある時点の温度データと、その前後30分の温度データの平均値とを比較し、ルーメン温度が最も低下した時点を給水した時点と判定する。
次に、牛監視システムSの動作について説明する。図5は、分娩兆候を判定および通知するフローを示す図である。
次に、牛Bの分娩兆候の有無を判定するステップについて詳細に説明する。図6は、牛Bの分娩兆候の有無を判定するフローを示す図である。
次に、牛の給水を通知するフローについて説明する。図7は、牛の給水を判定および通知するフローを示す図である。
本発明に係る牛の生体情報通知方法は、上記説明した本実施形態に限定されない。例えば、ルーメン温度の測定間隔は5分に限定されない。
10 センサカプセル
30 サーバ
300 監視制御部
B 牛
Claims (7)
- 牛の分娩の兆候がある旨の通知を含む牛の生体情報通知方法であって、
牛のルーメン内に配置されるセンサカプセルによって前記牛のルーメン内の温度データを取得するステップと、
前記取得した温度データを前記センサカプセルから前記牛の体外に送信するステップと、
前記送信された前記温度データを前記牛の体外で受信するステップと、
蓄積された前記温度データ、および、前記牛の分娩に関する分娩関連データに基づいて、前記牛の分娩兆候の有無を判定するステップと、
前記牛の分娩兆候があると判定された場合に、前記牛の分娩兆候がある旨を関係者に通知するステップと、を含み、
前記牛の分娩兆候の有無を判定するステップは、
前記判定を行う判定時点が含まれる判定日に対して2日前におけるルーメン内の温度の中央値である2日前中央値を算出するステップと、
前記判定時点に対して所定時間前からの前記温度データのうち、所定の第1温度以上の前記温度データによる移動平均である直近移動平均を算出するステップと、
前記2日前中央値と前記直近移動平均とを比較し、前記直近移動平均が前記2日前中央値に対して所定の第2温度差以上であるか否かを判定するステップと、
を含み、
前記直近移動平均が前記2日前中央値に対して所定の第2温度差以上であると判定されることを条件の一つとして、前記牛の分娩兆候があると判定し、
さらに、前記牛の分娩兆候の有無を判定するステップは、前記牛が給水することによる前記ルーメン内の温度低下の影響を抑制するステップを含んでおり、当該ステップとして、
前記2日前中央値と前記直近移動平均とを比較し、前記直近移動平均が前記2日前中央値に対して所定の第2温度差以上であるか否かを判定するステップ、が相当する、
牛の生体情報通知方法。
- 前記牛の分娩兆候の有無を判定するステップは、
前記直近移動平均が前記2日前中央値に対して前記第2温度差でないと判定した場合に、前記直近移動平均が前記2日前中央値に対して前記第2温度差より低い所定の第3温度差以上であるか否かを判定するステップを含み、
かつ、
前記直近移動平均が前記2日前中央値に対して前記第3温度差以上である場合に、前記判定を行う判定時点が含まれる判定日に対して3日前におけるルーメン内の温度の中央値である3日前中央値と、前記直近移動平均と、が比較され、前記直近移動平均が前記3日前中央値に対して前記第2温度差以上であるか否かを判定するステップを含み、
前記直近移動平均が前記3日前中央値に対して前記第2温度差以上であると判定されることを条件の一つとして、前記牛の分娩兆候があると判定し、
前記牛が給水することによる前記ルーメン内の温度低下の影響を抑制するステップとして、
前記直近移動平均が前記2日前中央値に対して前記第2温度差より低い所定の第3温度差以上であるか否かを判定するステップと、
前記直近移動平均が前記3日前中央値に対して前記第2温度差以上であるか否かを判定するステップと、が相当する、
請求項1に記載の牛の生体情報通知方法。
- 前記牛の分娩兆候の有無を判定するステップは、
前記2日前中央値および/または前記3日前中央値が所定の第4温度以下であるか否かを判定するステップを含み、
前記2日前中央値および/または前記3日前中央値が所定の第4温度以下であると判定されることを条件の一つとして、前記牛の分娩兆候があると判定し、
前記牛が給水することによる前記ルーメン内の温度低下の影響を抑制するステップとして、
前記2日前中央値および/または前記3日前中央値が所定の第4温度以下であるか否かを判定するステップ、が相当する、
請求項2に記載の牛の生体情報通知方法。
- 前記牛の分娩兆候の有無を判定するステップは、
前記直近移動平均が、所定の第5温度以下であるか否かを判定するステップを含み、
前記直近移動平均が、所定の第5温度以下であると判定されることを条件の一つとして、前記牛の分娩兆候があると判定し、
前記牛が給水することによる前記ルーメン内の温度低下の影響を抑制するステップとしては、
前記直近移動平均が、所定の第5温度以下であるか否かを判定するステップ、が相当する、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の牛の生体情報通知方法。
- 前記分娩関連データは、
人工授精が行われた人工授精日から算出された分娩予定日を含む分娩予定期間を含んでいる、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の牛の生体情報通知方法。
- 前記分娩予定期間は、
前記分娩予定日の起算となる人工授精日よりも前に行われた人工授精日から算出された分娩予定日を含む、
請求項5に記載の牛の生体情報通知方法。
- 前記温度データに基づいて、前記牛の給水を判定するステップと、
前記牛の給水に関する情報を関係者に通知するステップと、
をさらに含む、
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の牛の生体情報通知方法。
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---|---|---|---|---|
JP2007236859A (ja) | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Shinshu Univ | 耳温測定による分娩監視装置 |
Family Cites Families (1)
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KR102095270B1 (ko) * | 2016-11-10 | 2020-03-31 | 주식회사 유라이크코리아 | 질병 관리 방법 및 이를 수행하기 위한 장치들 |
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- 2019-03-20 JP JP2019052242A patent/JP7112360B2/ja active Active
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