(本発明に係る一態様を発明するに至った経緯)
従来技術は、ユーザーが馬主となるための手続における各種コミュニケーションの効率的な実施を実現しようとする技術である。一方、ソーシャルネットワークサービスが普及する近年においては、馬主になるための手続に係るコミュニケーションのみならず、馬主となった後に第三者との間において馬に関する情報を共有し合う要望がある。しかし、従来技術は、馬主であるユーザーが、自ら所有する馬に関する情報を第三者と容易に共有することに資するものではない。
この点について、馬主であるユーザーが、従来のソーシャルネットワークサービスを用いて、自らが所有する馬に関する情報を第三者と共有し合うことが考えられる。すなわち、従来のソーシャルネットワークサービスにおいては、ユーザーは、各ユーザーに割り当てられるページにおいて、多数の話題のうちの一の話題として馬に関する情報の共有を図ることができる。
しかしながら、従来のソーシャルネットワークサービスを用いた馬情報の共有は、一のユーザーが一の馬の所有権を有する場合においては有用であるが、例えば、複数のユーザーが一口馬主として出資する馬に関する情報の共有を図る場合においては、情報検索および閲覧という観点において困難性が生じることを、本発明の発明者は見出した。
すなわち、例えば、従来のソーシャルネットワークサービスにおいては、複数のユーザーが一口馬主として出資し得る馬に関する情報について、当該複数のユーザーが各自で情報の共有を図ろうとした場合、馬主としての情報発信が乱立し、当該馬に関する情報が重複して蓄積するため、任意のユーザーが当該馬に関する情報を閲覧するときに、情報検索の困難性という課題が生じ得る。当該課題は、ひいては、一口馬主としてのユーザーが第三者に対して容易に情報共有することを妨げる原因になる。なお、一口馬主とは、一の馬の所有権を有する人との間で匿名組合出資という金融商品の契約を締結し、当該人によって発行された持分を有する者であってもよい。すなわち、ユーザーが一口馬主として出資する馬とは、ユーザーが、当該人との間で締結した契約内容に基づいて持分を有する馬と読み替えられてもよい。
そこで、本発明の発明者は、ユーザー識別情報および各ユーザーが一口馬主として出資する馬を示す馬識別情報を含むユーザーページと、ユーザーページに含まれる馬識別情報に対応付けられた馬ページとを個別に設定することにより、ソーシャルネットワーキングシステムにおいて、ユーザーが一口馬主として出資する馬に関する情報を第三者と容易に共有できることに寄与する情報処理装置および情報処理方法を想起し、本発明に係る一態様を発明するに至った。
なお、本開示においては、以下のように用語が定義される。
(本サービス)
本開示における情報処理サーバが提供する情報処理サービスを本サービスという。本サービスは、例えば、ユーザーが、自ら一口馬主として出資する馬に関連する情報を第三者と共有するためのソーシャルネットワークサービスであってもよい。具体的には、本サービスは、例えば、ユーザーのユーザー識別情報および当該ユーザーが一口馬主として出資する馬を示す馬識別情報を含むユーザーページを当該ユーザー識別情報に対応付けて設定可能とするサービスであってもよい。また、本サービスは、例えば、一または複数のユーザーページ、および、各ユーザーページに含まれる馬識別情報に固有に対応付けられた馬ページを閲覧可能とするサービスであってもよい。
(ユーザー)
本サービスの利用者をユーザーという。具体的には、ユーザーとは、例えば、本サービスに係るWebサイト上において、または、本サービスに係るアプリケーションソフトウェア上において本サービスの提供を受ける者であってもよい。ユーザーは、例えば、ユーザー識別情報の登録要求を認証処理された者であってもよい。ユーザーは、例えば、ユーザー識別情報と、さらに、ユーザーが一口馬主として出資する馬を示す馬識別情報とを含むユーザーページの設定サービスを受けた者であってもよい。係る設定サービスを受けたユーザーは、特に、登録ユーザーと呼称されてもよい。
(一口馬主)
本開示における一口馬主とは、例えば、一の競走馬に対して複数に分割された口数のうち少なくとも一の口数に応じた出資金を拠出した馬主であってもよい。すなわち、一の競走馬に対して一または複数の一口馬主が存在してもよい。
以上、本開示における用語の定義について説明した。定義された用語について、特別な意味が付される場合には、実施形態の説明において、さらに定義がなされる場合がある。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。実施形態において、同一機能を有する構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。以下に説明される実施形態は本開示の一具体例を示す。実施形態において示される構成、フロー図における処理または処理の順序などは一例であって、本開示の範囲を限定しない。
(実施形態1)
本実施形態に係る情報処理システム1および情報処理装置100の構成について、図1から図3を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る情報処理システム1および情報処理装置100の機能的な構成の一例を示すブロック図である。図2は、本発明の実施形態1に係る情報処理システム1および情報処理装置100の機能的な構成の他の例を示すブロック図である。図3は、本発明の実施形態1に係る表示装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図1において、情報処理システム1は、情報処理装置100、記憶装置103、および、表示装置200を備える。情報処理システム1には、例えば、表示装置200として、第1表示装置200aおよび第2表示装置200bが含まれてもよい。図1において、情報処理装置100は情報処理サーバ10とも呼称される。
図1においては、情報処理サーバ10は、情報処理装置100を含み記憶装置103を含まないものとして説明しているが、図2に示すように、情報処理サーバ10は、情報処理装置100および記憶装置103を含むものとしてもよい。
以下において、情報処理サーバ10とは、図1に示すシステム構成の場合も、図2に示すシステム構成の場合も含むものとする。すなわち、情報処理サーバ10に記憶装置103が含まれるか否かは本開示の範囲を限定しない。なお、通信部101および記憶装置103は、互いに、通信ネットワーク300を介して接続されてもよい。
情報処理サーバ10は、後述するように、通信ネットワーク300を介して、表示装置200aから受信した第1ユーザーのユーザー登録要求を認証した場合に、第1ユーザーが一口馬主として出資する第1馬の情報を受信したとき、第1ユーザーを示す第1ユーザー識別情報および第1馬を示す第1馬識別情報を含む第1ユーザーページを任意の表示媒体に表示可能にする情報を記憶装置103に記憶させ、任意の表示媒体において第1ユーザーページが表示された場合に第1馬識別情報が選択されたとき、記憶装置103が記憶する一又は複数の馬識別情報のそれぞれに固有の一又は複数の馬ページのアドレス情報を用いて、第1馬識別情報に対応付けられた第1馬ページを表示させることによって、本サービスを提供する機能を有するコンピュータまたは記録媒体であってもよい。情報処理サーバ10は、例えば、汎用コンピュータ、および、本実施形態において説明される各動作等を実施させるソフトウェアの組み合わせによって実現されてもよい。
なお、図1に示す情報処理サーバ10および記憶装置103、ならびに、図2に示す情報処理サーバ10のそれぞれは複数あってもよい。係る場合、複数のサーバおよび複数の装置に対して、複数の機能が分散されてもよい。なお、記憶装置103は記憶サーバ103と呼称されてもよい。
また、図1および図2において、第1表示装置200aおよび第2表示装置200bの他に、さらに複数の表示装置200が通信ネットワーク300を介して情報処理サーバ10に接続されてもよい。例えば、複数のユーザーが同時に本サービスの提供を受ける場合、複数のユーザーのそれぞれが操作する各表示装置200が、同時に情報処理サーバ10に接続されてもよい。
図1および図2において、情報処理装置100は、通信部101および制御部102を備える。通信部101および制御部102は、互いに有線接続または無線接続される。図3において、表示装置200は、表示媒体201、入力部202、通信部203、メモリ204、および制御部205を備える。表示装置200に含まれる各要素は、設計仕様に基づき、他の要素の一部または全部と有線接続または無線接続される。
表示装置200は、後述するように、例えば、通信部203および制御部205を用いて、ユーザーのユーザー登録要求を情報処理サーバ10に対して送信し、併せて、ユーザーが一口馬主として出資する馬の情報を送信する機能を有する情報機器であってもよい。また、表示装置200は、後述するように、例えば、情報処理サーバ10から受信した情報に基づき、ユーザーページおよび馬ページを表示媒体201に表示させる機能を有する情報機器であってもよい。表示装置200は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコン、デスクトップパソコン、ウェアラブル端末、または、専用端末などの装置であってもよい。
表示媒体201は、例えば、2次元ディスプレイでもよく、バーチャルリアリティー、ミックスドリアリティーなどにおける3次元ディスプレイであってもよい。2次元ディスプレイは、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどであってもよい。ディスプレイの種類は、本開示の範囲を限定しない。
入力部202は、表示媒体201における表示内容を選択する機能、および、文字を入力または編集する機能を有する。入力部202は、ユーザーによる入力を受け付ける。
入力部202は、例えば、キーボード、マウス、ハードウェアボタン、タッチパネルを用いたタッチ操作、タッチパネルを用いたスタイラスペン、ユーザーの視線検知に基づく入力、および音声入力などのうち少なくとも1つであってもよい。キーボードは、外部接続された物理的キーボードであってもよく、タッチパネル上のソフトウェアキーボードであってもよい。また、表示媒体201がバーチャルリアリティー、ミックスドリアリティーなどにおける3次元ディスプレイの場合には、専用コントローラー、ユーザーのジェスチャーなどに基づく情報入力または情報選択であってもよい。
通信部203は、通信部101と通信ネットワーク300によって接続され、情報処理サーバ10から信号または情報を受け取る。通信部203は、例えば、無線通信のためのアンテナを含む通信モジュールであってもよい。また、通信部203は、例えば、有線通信のための通信モジュールであってもよい。
メモリ204は、通信部203が情報処理サーバ10から受け取った情報を保存する機能を有してもよい。メモリ204は、通信部203が後述する各種アプリケーションソフトウェアを受け取った場合には、各種アプリケーションソフトウェアを保存してもよい。以下の説明において、表示装置200は、情報処理サーバ10から受け取った各種情報を、例えば、メモリ204に保存してもよい。
制御部205は、表示装置200における各種制御を行う。制御部205は、例えば、通信部203が情報処理サーバ10から受け取った情報をメモリ204に保存させる。制御部205は、ユーザーによる入力を入力部202に受け取らせてもよい。
また、制御部205は、例えば、情報処理サーバ10から受け取った情報に基づき、ユーザーページおよび馬ページを表示媒体201に表示する機能を有してもよい。また、制御部205は、例えば、各種アプリケーションまたは情報処理サーバ10からの指示に基づいて、表示媒体201に所定の情報を表示する機能を有してもよい。制御部205における、各種情報を表示媒体201に表示させる機能は公知技術であるため、詳細な説明は省略する。
制御部205は、例えば、電気信号によって各部を制御する制御回路(control circuitry)であってもよい。具体的には、制御部205は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路によって構成されてもよい。また、制御部205は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などにより実現されてもよい。制御部205は、例えば、Webブラウザであってもよい。
なお、以上の説明において、表示装置200が備える表示媒体201などの各要素は、表示装置200に内蔵されるものとして説明したが、表示装置200に対して外付けされるものであってもよい。
図1および図2において、記憶装置103は、例えば、後述するような、ユーザーページを任意の表示媒体201に表示可能にする情報、および、一又は複数の馬識別情報のそれぞれに固有の一又は複数の馬ページのアドレス情報などを記憶してもよい。また、記憶装置103は、例えば、後述するような、所定の馬識別情報に対して一口馬主として対応付けられた一又は複数のユーザー識別情報などを記憶してもよい。
記憶装置103は、各種アプリケーションソフトウェアを記憶してもよい。各種アプリケーションソフトウェアは、例えば、情報処理サーバ10が提供するサービスを、ユーザーの要求に応じて、表示装置200においてスタンドアロンで実行させるものであってもよい。また、各種アプリケーションソフトウェアは、例えば、クライアントPCにインストールされたWebブラウザに読み込んで動作させるHTML、CSS、JavaScript(登録商標)等のソースコードであってもよい。
情報処理装置100において、通信部101は、表示装置200と通信ネットワーク300を介して通信する機能を有してもよい。具体的には、通信部101は、表示装置200における通信部203と通信ネットワーク300によって接続され、情報を送受信する機能を有してもよい。
通信ネットワーク300は、電気通信回線によって構成されるネットワークであってもよい。通信ネットワーク300は、有線通信ネットワークであっても、無線通信ネットワークであってもよい。通信ネットワーク300は、例えば、インターネット、専用回線、LAN(Local Area Network)等であってもよい。
通信部101は、表示媒体201を有する複数の表示装置200と通信ネットワーク300を介して通信する機能を有してもよい。通信部101および記憶装置103は、互いに有線ネットワークまたは無線ネットワークによって接続されてもよい。通信部101は、例えば、無線通信のためのアンテナを含む通信モジュールであってもよく、有線通信のための通信モジュールであってもよい。通信部101および記憶装置103を接続するネットワークの形態、規格などの仕様は、本開示の範囲を限定しない。
制御部102は、第1表示装置200aから受信した第1ユーザーのユーザー登録要求を認証した場合において、第1ユーザーが一口馬主として出資する第1馬の情報を受信したとき、第1ユーザーを示す第1ユーザー識別情報をユーザー情報表示領域に含み、第1馬を示す第1馬識別情報を馬情報表示領域に含む第1ユーザーページを任意の表示媒体201に表示可能にする情報を記憶装置103に記憶させ、任意の表示媒体201において第1ユーザーページが表示された場合に、選択可能に表示された第1馬識別情報が選択されたとき、記憶装置103が記憶する第1馬識別情報を含む一又は複数の馬識別情報のそれぞれに固有の一又は複数の馬ページのアドレス情報を用いて、第1馬識別情報に対応付けられた第1馬ページを表示させる機能を有してもよい。
制御部102は、電気信号によって各部を制御する制御回路(control circuitry)であってもよい。具体的には、制御部102は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路によって構成されてもよい。また、制御部102は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などにより実現されてもよい。制御部102の機能の詳細については、後述する。
以上、図1から図3を参照して、本実施形態に係る情報処理システム1、情報処理サーバ10、および情報処理装置100の構成例について説明した。
本実施形態に係る情報処理システム1は、上記の構成例によって、ソーシャルネットワーキングシステムにおいて、ユーザーが一口馬主として出資する馬に関する情報を第三者と容易に共有できることに寄与する。
具体的には、例えば、第1ユーザーが第1表示装置200aを操作することによって、例えば一口馬主として情報共有を図るためのソーシャルネットワークサービスである本サービスに係るWebサイトにアクセスし、ユーザー登録要求が認証された場合、所定の手続を経て、第1ユーザーのユーザー識別情報および第1ユーザーページが設定されてもよい。係る所定の手続において、例えば情報処理サーバ10からの要求に応じて、第1ユーザーが一口馬主として出資する第1馬の情報を設定登録した場合、当該馬の情報が第1ユーザーページに含まれてもよい。第1ユーザーページにおいては、第1識別情報が記載される表示領域と、第1馬を示す第1馬識別情報が記載される表示領域とは、異なってもよい。すなわち、第1ユーザーページにおいて、馬の名称などである馬識別情報は、特定の表示領域に表示されるものであってもよい。
そして、第1ユーザー、または、第三者が任意の表示装置200を操作することによって第1ユーザーページのアドレスにアクセスした場合、任意の表示装置200が有する表示媒体201に第1ユーザーページが表示されてもよい。第1ユーザーページには、選択可能に表示された第1馬識別情報が含まれ、第1馬識別情報が入力部202を用いて選択された場合、各ユーザーページとは別個に設けられた第1馬ページが表示媒体201に表示されてもよい。すなわち、本サービスにおいては、従来のソーシャルネットワークサービスと同様に各ユーザーのユーザーページが設けられると同時に、さらに、一口馬主として関連するユーザーが当初から複数想定される馬の情報についても、予め馬ごとに馬ページが設けられてもよい。そして、各馬の馬ページは、各馬のそれぞれに対して一口馬主として出資するユーザーのユーザーページからアクセス可能であってもよい。
このように、本サービスは、ユーザー識別情報および各ユーザーが一口馬主として出資する馬を示す馬識別情報を含むユーザーページと、ユーザーページに含まれる馬識別情報に対応付けられた馬ページとを個別に設定することにより、ソーシャルネットワーキングシステムにおいて、ユーザーが一口馬主として出資する馬に関する情報を第三者と容易に共有できることに寄与する。
なお、本サービスは、例えば、本サービスに係るWebサイトにユーザーがアクセスすることを起点として提供されてもよい。また、本サービスは、例えば、本サービスに係るアプリケーションソフトウェアが表示端末200において起動されることを起点として提供されてもよい。
なお、本サービスが提供される態様は本開示の範囲を限定しない。例えば、情報処理サーバ10がWebブラウザを用いないスタンドアロンで動作するアプリケーションソフトウェアを表示装置200に送信し、ダウンロードされた当該アプリケーションソフトウェアを用いて本サービスが提供されてもよい。
また、例えば、本サービスに係るアプリケーションソフトウェアがスマートフォンなどの表示端末200にインストールされ、インストールされたアプリケーションソフトウェアが起動されることを起点として、本サービスが実現されてもよい。係る場合、本サービスに係るアプリケーションソフトウェアは、例えば、図示しない所定のアプリケーション配布システムから、通信ネットワーク300を介して表示装置200へダウンロードされてもよい。所定のアプリケーション配布システムは、例えば、一または複数のアプリケーションソフトウェアを表示装置200へ提供するシステムであってもよい。なお、アプリケーションソフトウェアは、情報処理プログラムを意味してもよい。
以上、本開示における情報処理方法、情報処理装置100、情報処理プログラム、および、情報処理プログラムを記録した記録媒体によって提供されるサービスの概要について説明した。
図4は、情報処理サーバ10と第1表示装置200aおよび第2表示装置200bとの間の情報の送受信および情報処理の手順の一例を示すシーケンス図である。
以下、図4等を参照して、情報処理サーバ10と第1表示装置200aおよび第2表示装置200bとの間で行われる情報の送受信、ならびに、情報処理サーバ10および表示装置200の各部において行われる情報処理について説明する。
なお、後述するステップS404以降において、情報処理サーバ10との間で情報の送受信を実行し、情報処理サーバ10から受信した情報の処理を実行する装置は、説明の便宜のため、第2表示装置200bであるものとして説明するが、その限りではなく、任意の表示装置200であってもよい。すなわち、図4において、第2表示装置200bの代わりに、第1表示装置200aを含む任意の表示装置200が用いられてもよい。
また、以下の説明において、情報処理サーバ10から各表示装置200に対して送信された後にメモリ204に保存された各種プログラムによって、表示媒体201に所定の情報が表示されることは、情報処理サーバ10が直接的または間接的に所定の情報の表示を制御していることと同じである。
すなわち、本発明の実施形態においては、情報処理サーバ10から各表示装置200へ提供された各種プログラムによる制御、および、情報処理サーバ10による制御を、情報処理サーバ10などによる制御と呼称してもよい。単に、情報処理サーバ10による制御と呼称される場合であっても、情報処理サーバ10などによる制御と同じ意味に解釈してもよい。
図4において、情報処理サーバ10は、第1ユーザーが操作する第1表示装置200aに備わる第1通信部203aから、第1ユーザーのユーザー登録要求を受信してもよい(ステップS401)。
ユーザー登録要求とは、本サービスを登録ユーザーとして利用可能にするための要求であってもよく、また、ユーザーページを設定するための要求であってもよい。具体的には、ユーザー登録要求は、第1ユーザーが第1表示装置200aを用いて本サービスに係るWebサイトにおける一または複数のページを含むユーザー登録ページにアクセスし、当該登録ページにおいて、第1ユーザーの氏名、会員番号、メールアドレスなどの連絡先、および、パスワードなど第1ユーザーに固有の情報のうち少なくとも一を設定するものであってもよい。
係る場合、ユーザー登録の際に、例えばユーザー登録ページにおいて、情報処理サーバ10からの要求に応じて、第1ユーザーが一口馬主として出資する馬の情報を登録可能であってもよい。登録対象である馬の情報は、例えば、記憶装置103が記憶する一または複数の馬を含む馬リストの情報を用いて、ユーザー登録ページに当該馬リストを表示させ、表示された馬リストのうちから少なくとも一の馬を、入力部202aを用いて選択可能であってもよい。また、登録対象である馬の情報は、例えば、ユーザーが入力部202aを用いて任意に設定可能であってもよい。係る場合、ユーザーによって任意に設定された馬の情報は、例えば、上述した馬リストの情報と照合されてもよい。登録対象である馬の情報の設定方法は、本開示の範囲を限定しない。
具体的には、例えば、情報処理サーバ10は、第1ユーザーが一口馬主として出資する第1馬の情報を受信してもよい。なお、以下の説明においては、第1ユーザーが第1表示装置200aを用いて送信する馬の情報は第1馬の情報であるものとして説明するが、その限りではなく、例えば、第1馬を含む複数の馬の情報であってもよい。
なお、登録要求は、例えば、ユーザーが表示装置200に備わる入力部202を用いてウェブブラウザ上において本サービスに係るWebサイトへアクセスすることによって行われてもよい。また、登録要求は、例えば、ユーザーが入力部202を用いて表示装置200にインストールされた本サービスに係るソフトウェアアプリケーションを起動させることによって行われてもよい。
次に、情報処理サーバ10は、ステップS401におけるユーザー登録手続において不備がないと判断された場合、第1ユーザーによるユーザー登録の認証処理を実行してもよい(ステップS402)。
なお、ユーザーが一口馬主として出資する馬の情報が登録されるタイミングは、ステップS401におけるユーザー登録要求とは別のタイミングであってもよく、例えば、ステップS402における認証処理が実行された後に、ユーザーが一口馬主として出資する馬の情報が登録されてもよい。また、後述するように、ユーザー登録の際に、一口馬主として出資する馬の情報が登録されない場合であっても、ユーザーに固有の情報が設定された場合、ユーザー登録の認証処理が実行されてもよい。
次に、情報処理サーバ10は、第1表示装置200aから受信した第1ユーザーのユーザー登録要求を認証した場合において、第1ユーザーが一口馬主として出資する第1馬の情報を受信したことに応じて、第1ユーザーに割り当てられる第1ユーザーページを設定し、当該第1ユーザーページを任意の表示媒体201に表示可能にする情報を記憶装置103に記憶させてもよい(ステップS403)。
第1ユーザーページは、任意の表示媒体201に表示された場合、第1ユーザーを示す第1ユーザー識別情報をユーザー情報表示領域に含み、第1馬を示す第1馬識別情報を馬情報表示領域に含むページであってもよい。
ユーザー識別情報は、各ユーザーが本サービスを利用するに当たり、記憶装置103に記憶されるユーザーを識別するための情報であってもよい。具体的には、例えば、ユーザー識別情報は、ユーザーの氏名、識別番号、ニックネーム、画像情報などであってもよく、画像情報は写真などの静止画であってもよい。なお、以下の説明においては、ユーザー識別情報は、ユーザーの氏名であるものとして説明するが、その限りではない。ユーザー識別情報の具体的内容は、本サービスの提供者によって任意に設定可能であり、本開示の範囲を限定しない。
馬識別情報は、各ユーザーが一口馬主として出資する馬を識別するための情報であってもよい。具体的には、例えば、馬識別情報は、馬の名称、識別番号、ニックネーム、もしくは、画像情報など、または、それらの組み合わせであってもよく、画像情報は写真などの静止画であってもよい。なお、以下の説明においては、馬識別情報は、馬の名称であるものとして説明するが、その限りではなく、ユーザー識別情報と同様に、馬識別情報の具体的内容は本開示の範囲を限定しない。なお、馬の名称は、例えば、幼名であってもよく、幼名は母馬の名称を含む名称であってもよい。
次に、情報処理サーバ10は、例えば、第2ユーザーが第2表示装置200bを操作することによって、第1ユーザーページへアクセスした場合(ステップS404)、第1ユーザーページを第2表示媒体201bに表示させるための情報を、第2表示装置200bへ送信してもよい(ステップS405)。
ステップS405において、例えば、図1に示すシステム態様の場合には、情報処理サーバ10が記憶装置103から当該情報を受け取って第2表示装置200bへ送信してもよい。図2に示すシステム態様の場合には、情報処理サーバ10がサーバ内部に記憶されている当該情報を第2表示装置200bへ送信してもよい。第1ユーザーページを表示させるための情報は、第1ユーザーページにおいて、第1ユーザー識別情報がユーザー情報表示領域に含まれ、第1馬識別情報が馬情報表示領域に含まれ、且つ、後述するように第1馬識別情報が選択可能に表示されるための情報であればよく、その具体的な内容は、本開示の範囲を限定しない。また、情報処理サーバ10から第2表示装置200bに対して送信された各種情報は、メモリ204bに記憶されてもよい。
なお、第1ユーザーページが複数ページに及ぶ場合においては、情報処理サーバ10は、当該複数ページに含まれる各ページにアクセスされるごとに、各ページに表示される情報のそれぞれを第2表示装置200bへ送信してもよい。すなわち、第1ユーザーページを第2表示媒体201bに表示させるための情報の全部または一部が第2表示装置200bへ送信されるタイミングは、本開示の範囲を限定しない。
次に、第2表示装置200bは、情報処理サーバ10から受け取った情報に基づき、第1ユーザーページを第2表示媒体201bに表示してもよい(ステップS406)。なお、本開示においてページとは、例えば、本サービスに係るWebサイト上において、または、ソフトウェアアプリケーション上において、スクロールすることで表示可能な範囲を意味してもよい。
図5は、ユーザーに割り当てられるユーザーページを示す画像の一例を示す図である。図5において、第2表示媒体201bに表示された第1ユーザーページ500aには、第1領域51aに第1ユーザー識別情報501aが含まれ、第2領域52aに第1馬識別情報502aが含まれてもよい。なお、第1領域51aは、ユーザー情報を表示する領域であり、第2領域52aは、馬情報を表示する領域であればよく、それぞれの具体的な領域名称は本開示の範囲を限定しない。
なお、図5において、第1領域51aおよび第2領域52aのそれぞれは、説明の便宜のために実線で示しているが、その限りではない。第1領域51aと第2領域52aとは、各ユーザーページにおいて互いに異なる表示領域であればよく、それらの表示態様は任意であり、その具体的内容は、本開示の範囲を限定しない。
なお、所定のページを表示媒体201に表示させる情報処理は公知であるため、詳細な説明を省略する。係る説明は、後述する図7、図9から図12、図14、および、図15においても同様である。
このように、ユーザーページ500において、ユーザー識別情報501と馬識別情報502とが互いに異なる表示領域に含まれることによって、ユーザーごとに設定されたユーザーページにおいても、ユーザーに関する情報に埋没させることなく、当該ユーザーが一口馬主として出資する馬の有無および馬の情報の閲覧を容易にさせ、一口馬主として出資する馬の情報を第三者に容易に共有できることに資する。さらに、ユーザーページにおいて、情報の更新頻度の低いユーザー情報と、情報の更新頻度の高い馬情報とを互いに異なる表示領域に含ませることができ、ユーザーページを再訪問したユーザーに対して、情報の閲覧性および検索性を高めることができる。
例えば、第1ユーザーページ500aが任意の表示媒体201に表示された場合、第1ユーザーページ500aにおける馬情報表示領域52aが、任意の表示媒体201の所定位置に表示されてもよい。表示媒体201における所定位置とは、例えば、表示媒体201の上部であってもよく、または、中央部であってもよい。すなわち、所定位置は、本サービスの提供者によって任意に設定可能であり、その具体的内容は、本開示の範囲を限定しない。これにより、ユーザーページを再訪問したユーザーに対して、情報の更新頻度の高い馬情報表示領域の閲覧性を高めることができる。
図6は、馬情報表示領域の表示内容を示す画像の一例を示す図である。図6において、馬情報表示領域52aには、例えば、テーブル600aが含まれてもよい。テーブル600aは、例えば、馬識別情報の項目である「一口馬主としての出資馬」に対応付けて、「口数」、「出資金額」および「馬毎の賞金」などの項目が列挙されていてもよい。
図6に示すように、例えば、第1ユーザーページ500aにおける馬情報表示領域52aにおいては、テーブル600aの項目「出資馬」に第1馬識別情報が含まれてもよい。係る場合、例えば、「口数」には、第1馬に対して一口馬主として出資する口数が設定され、「出資金額」には、当該口数に応じた金額が設定され、また、「馬毎の賞金」には、第1馬がレース競技によって獲得した賞金のうち口数に応じた賞金額が設定されてもよい。
なお、「口数」および「出資金額」は、例えば、ユーザー登録の際にユーザーによって設定されてもよい。また、「馬毎の賞金」は、例えば、情報処理サーバ10が外部システムなどから受け取り、記憶装置103に記憶させたレース競技における賞金情報と、各ユーザーの「口数」とに基づいて演算処理された結果が表示されてもよい。なお、テーブル600aにおける各項目の数、内容および名称は、本サービスの提供者によって任意に設定されてもよく、各項目の数、内容および名称は、本開示の範囲を限定しない。
図7は、ユーザーに割り当てられるユーザーページを示す画像の他の例を示す図である。図7に示すように、第1ユーザーページ500aに含まれる馬情報表示領域52aにおいて、テーブル600aに第1馬識別情報502aが表示されてもよい。係る場合、第1馬識別情報502aは、選択可能に表示されてもよい。すなわち、テーブル600aにおいて選択可能に表示された第1馬識別情報502aは、例えば、入力部202bを用いて選択またはタップ操作がされたとき、後述するように、第1ユーザーページから、第1馬識別情報に対応付けられた第1馬ページにページ遷移されてもよい。
馬識別情報に対応付けられた馬ページとは、一または複数のユーザーのそれぞれが一口馬主として出資する馬のそれぞれに対して、固有に設定されたページであってもよい。各馬ページのそれぞれには、後述するように、少なくとも各馬を示す馬識別情報が含まれてもよい。さらに、後述するように、例えば、当該馬に対して一口馬主として出資する一または複数のユーザーのリスト情報、および、コメント機能のうち少なくとも一方が含まれてもよい。馬ページの詳細については、後述する。
図8は、馬識別情報と馬ページのアドレス情報とを対応付けた第1テーブル情報の一例を示す図である。図8に示すように、第1テーブル情報800は、例えば、馬識別情報と、馬識別情報ごとに一対一に対応付けられた馬ページのアドレス情報とを対応付けてもよい。第1テーブル情報800は、記憶装置103に記憶されてもよい。
なお、図8においては、「URL-1」などのようにアドレス情報を機能的に省略して記載しているが、本サービスが実際に提供される場合においては、例えば、具体的なURLなどが記載されてもよい。また、図8においては、第1テーブル情報800は、馬識別情報とアドレス情報とを対応付けているが、例えば、馬識別情報と一対一に対応付けられた馬IDと、アドレス情報とが第1テーブル情報800において対応付けられて記憶されてもよい。係る場合、馬識別情報と馬IDとは別途のテーブル情報において対応付けられて記憶装置103に記憶されてもよい。
なお、図7において、第1馬識別情報502aは、説明の便宜のため、下線が付されることによって選択可能である旨を示しているが、その限りではない。選択可能に表示された第1馬識別情報502aは、例えば、選択可能ではない文字情報の色とは異なる色によって示されてもよい。第1馬識別情報502aが選択可能である旨を示す表示態様は、本サービスの提供者によって任意に設定可能であり、その具体的内容は、本開示の範囲を限定しない。なお、当該説明は、以降の説明における、選択可能に表示された馬識別情報、選択可能に表示されたユーザー識別情報などに適用されてもよい。
なお、図7において、馬情報表示領域52aに記載された第1馬識別情報502aが選択可能に表示されているとして説明したが、その限りではない。例えば、第1馬識別情報502aと、口数、出資金額、および獲得賞金などの数字または文字情報ならびに所定の標章のうち少なくとも一とを含む情報が選択可能に表示され、当該情報が選択されたときに第1馬ページに遷移してもよい。また、例えば、テーブル600aにおいて、第1馬識別情報502aと一対一に対応付けられた不図示の標章が選択可能に表示され、当該標章が選択されたときに第1馬ページに遷移してもよい。
すなわち、本開示において、「選択可能に表示された馬識別情報502」とは、ユーザーページにおいて馬識別情報502という文字情報を含む情報が選択可能に表示されている場合、および、ユーザーページにおいて馬識別情報502と一対一に対応付けられている所定の標章が選択可能に表示されていることによって、実質的に馬識別情報502が選択可能に表示されている場合を含んでもよい。なお、上記した標章とは、文字、図形もしくは記号、または、それらの組み合わせであってもよい。
なお、図7においては、第1ユーザーがユーザー登録において第1馬の情報を登録したことによって、第1ユーザーページ500aの馬情報表示領域52aに第1馬識別情報502aが表示された場合について説明したが、その限りでなくてもよい。例えば、第2ユーザーが、ユーザー登録において、情報処理サーバ10が記憶装置103に記憶された馬データベースに基づいて判別可能である所定の馬の情報を登録しない場合においては、馬情報表示領域52bに何らの馬識別情報が含まれなくてもよい。
すなわち、情報処理サーバ10は、任意の表示装置200から受信した第2ユーザーのユーザー登録要求を認証した場合において、第2ユーザーが一口馬主として出資する馬の情報を受信しないとき、第2ユーザーを示す第2ユーザー識別情報をユーザー情報表示領域に含み、所定の表示態様によって表示された馬情報表示領域に所定の馬を示す馬識別情報が記載されていない第2ユーザーページを任意の表示媒体201に表示可能にする情報を記憶装置103に記憶させてもよい。
図9は、馬識別情報を含まないユーザーページを示す画像の一例を示す図である。図9において、第2ユーザーページ500bは、第1ユーザーページ500aと同様に、ユーザー情報表示領域51bおよび馬情報表示領域52bを含んでもよい。ユーザー情報表示領域51bは、第2ユーザー識別情報501bを含み、馬情報表示領域52bは、所定の表示態様によって表示されてもよい。所定の表示態様とは、例えば、テーブル600bを含む表示態様であってもよい。係る場合において、テーブル600bは、第2ユーザーが一口馬主として出資している馬の情報が無いことを示してもよい。なお、所定の表示態様の具体的内容は、テーブル600bを含む表示態様に限定されず、その具体的内容は、本開示の範囲を限定しない。
このように、情報処理サーバ10が、ユーザー登録において、ユーザーが一口馬主として出資する馬の情報を受信しないとき、当該ユーザーのユーザーページにおいて所定の馬を示す馬識別情報が無いことを示すことにより、当該ユーザーが一口馬主として出資する馬の有無の情報の閲覧を、さらに容易にさせることができる。
なお、図9においては、テーブル600bにおいて、馬識別情報が存在しないことを「blank」によって示しているが、その限りではない。馬識別情報が存在しないことを示す具体的な表記方法は任意であり、本開示の範囲を限定しない。
図4に戻り、第2表示装置200bの表示媒体201bにおいて第1ユーザーページ500aが表示された場合に、選択可能に表示された第1馬識別情報が選択されたことが検知されたとき(ステップS407)、第2表示装置200bから情報処理サーバ10に対して第1馬識別情報が選択されたことを示す情報が送信されてもよい(ステップS408)。
具体的には、例えば、図7に示す第1ユーザーページ500aにおいて、第2ユーザーが、第2表示装置200に備わる入力部202bを用いたクリックまたはタップなどの操作によって、選択可能に表示された第1馬識別情報502aを選択したとき、第1馬識別情報502aが選択されたことを示す情報が、通信ネットワーク300を介して情報処理サーバ10へ送信されてもよい。
なお、上述したとおり、ステップS404以降において、表示装置200は第2表示装置200bに限定されず、第1表示装置200aを含む任意の表示装置200であってもよい。また、係る場合において、任意の表示装置200を操作する者は、登録ユーザーに限定されず、例えば、本サービスにおいて登録手続の済んでいない任意の未登録ユーザーであってもよい。本サービスに係るユーザー情報および馬情報の全部または一部を未登録ユーザーに開示するか否かは、本サービスの提供者によって任意に決定されてもよく、その開示の可否および基準の具体的内容は、本開示の範囲を限定しない。
次に、情報処理サーバ10は、例えば、図8に示す馬識別情報と馬ページのアドレス情報とを対応付けた第1テーブル情報800を用いて、表示媒体201bに第1馬ページを表示させるための情報を、通信ネットワーク300を介して、第2表示装置200bへ送信してもよい(ステップS409)。そして、第2表示装置200bは、情報処理サーバ10から受信した情報に基づき、表示媒体201bに第1馬ページを表示させてもよい(ステップS410)。
すなわち、情報処理サーバ10は、記憶装置103が記憶する第1馬識別情報を含む一又は複数の馬識別情報のそれぞれに固有の一又は複数の馬ページのアドレス情報を用いて、第1馬識別情報に対応付けられた第1馬ページを表示させてもよい。第2表示装置200bは、第1馬ページを表示媒体201bに表示される場合、第1ユーザーページ500aを第1馬ページに遷移させてもよく、または、第1ユーザーページ500aとは別個に第1馬ページを表示させてもよい。なお、第2表示装置200bが、情報処理サーバ10から受信した情報に基づいて第1馬ページを表示媒体201bに表示させる情報処理の具体的内容は公知技術であるため、詳細な説明を省略する。
馬ページが表示媒体201に表示された場合、馬ページには、上述したとおり、少なくとも馬を示す馬識別情報が含まれてもよい。
図10は、馬識別情報ごとに割り当てられる馬ページを示す画像の一例を示す図である。図10に示すように、表示媒体201bに表示された第1馬ページ1000aは、例えば、第1馬を示す第1馬識別情報1001を含んでもよい。また、第1馬ページ1000aは、さらに、第1馬に一口馬主として出資した旨をユーザー登録手続において登録した一または複数のユーザーに対応する一または複数のユーザー識別情報を含んでもよい。当該一または複数のユーザー識別情報は、例えば、出資者情報1002として所定の表示態様で表示されてもよい。
なお、第1馬ページ1000aは、第1馬識別情報1001、および、出資者情報1002の他、例えば、第1馬の写真、幼名、生年月日、母馬の名称、父馬の名称、レース競技の結果、獲得賞金の情報など、第1馬に関する事項が含まれてもよい。
なお、第1ユーザーページに表示される第1馬識別情報と、第1馬ページに表示される第1馬識別情報とは、互いに種類が異なってもよい。すなわち、例えば、第1ユーザーページに表示される第1馬識別情報は、第1馬の名称であり、第1馬ページに表示される第1馬識別情報は、第1馬の画像情報などであってもよい。係る場合、記憶装置103が、第1馬識別情報として、第1馬の名称、画像情報、識別記号、ニックネームなど第1馬に特有の情報を相互に対応付けて記憶してもよい。本段落における説明は、図11におけるユーザー識別情報についても適用されてもよい。
係る場合において、出資者情報1002に含まれる一または複数のユーザー識別情報のそれぞれは、表示媒体201bにおいて選択可能に表示されてもよい。例えば、図10において、「第1ユーザー識別情報」、「第3ユーザー識別情報」および「第4ユーザー識別情報」などが選択可能に表示され、各ユーザー識別情報が入力部202bを用いて選択された場合、記憶装置103が記憶する各ユーザーそれぞれのユーザー識別情報に対応付けられたユーザーページのアドレス情報を用いて、選択されたユーザー識別情報に対応するユーザーページが表示媒体201bに表示されてもよい。
すなわち、一又は複数の馬ページのそれぞれにおいて、一又は複数の馬識別情報のそれぞれが示す一又は複数の馬のそれぞれに対して一口馬主として出資する一又は複数のユーザー識別情報が選択可能に表示される場合において、第1馬ページ1001において、第1馬に一口馬主として出資する複数のユーザー識別情報が選択可能に表示されるとき、情報処理サーバ10は、第1馬ページ1001において、複数のユーザー識別情報のうち第3ユーザー識別情報が選択されたことが検知されたとき、ユーザー情報表示領域に第3ユーザー識別情報を含み、馬情報表示領域に第1馬識別情報を含む第3ユーザーページを表示させてもよい。
これにより、任意のユーザーが、所定の馬の馬主を検索する場合において、当該馬主が一口馬主として複数存在する場合であっても、ソーシャルネットワークサービスにおいて全ての馬主を容易に検索可能となり、ソーシャルネットワーキングシステムにおける情報処理量を低減させる効果を奏する。
なお、図10において、出資者情報1002における各ユーザー識別情報は文字情報であるものとして説明したが、その限りではない。第1馬ページ1000aにおいて、ユーザー識別情報は、例えば、画像情報であってもよい。
図11は、馬識別情報ごとに割り当てられる馬ページを示す画像の他の例を示す図である。図11に示すように、表示媒体201bに表示された第1馬ページ1000bは、例えば、第1馬を示す第1馬識別情報1001を含んでもよい。また、第1馬ページ1000bは、さらに、任意のユーザーによるコメントが設定可能であるコメント領域1101を含んでもよい。なお、図11において、図10の説明と重複する事項の説明は省略する。
例えば、第1馬ページ1000bにおいて、第1ユーザーが第1ユーザー識別情報に基づいてコメントを設定し、第2ユーザーが第2ユーザー識別情報に基づいてコメントを設定した場合、図11に示すように、コメント領域1101において、第1ユーザー識別情報に対応付けられたコメント1102a、および、第2ユーザー識別情報に対応付けられたコメント1102bが表示されてもよい。
なお、ユーザー識別情報に基づくコメントとは、コメント領域1101において、コメントを設定したユーザーに対応するユーザー識別情報が当該コメントに対応して表示されるように、コメント設定においてユーザー識別情報が用いられたコメントを意味してもよい。具体的には、例えば、ユーザー識別情報に基づくコメントとは、登録ユーザーであるユーザーが自らのユーザー識別情報に基づいて本サービスに係るWebサイトにログインした上で設定されるコメントであってもよい。また、例えば、ユーザー識別情報に基づくコメントとは、コメント設定において、ユーザー識別情報の入力を要求するコメントであってもよい。
なお、未登録ユーザーがコメント機能を利用できるか否かについては、本サービスの提供者によって任意に設定可能であり、未登録ユーザーがコメント機能を利用できる場合、コメントに所定の文字情報などが対応付けて表示されてもよい。ソーシャルネットワークサービスにおいてコメントを設定するための情報処理は、公知技術であるため、詳細な説明は省略する。
なお、コメントの設定とは、ユーザーが入力部202を用いて、コメント入力欄に任意に文字情報などを記述することであってもよい。また、コメントの設定とは、ユーザーが入力部202を用いて、予め定められた複数のテキスト情報または画像情報のうちから、プルダウンメニューまたはチェックボックスなどによってテキスト情報または画像情報を選択することであってもよい。すなわち、本開示において、コメントの設定とは、コメントの記述および選択を含んでもよい。
係る場合において、情報処理サーバ10は、例えば、第1馬ページ1000bにおいて設定されたコメントの基になるユーザー識別情報に対応するユーザーが、第1馬に対して一口馬主として出資するユーザーであるか否かを判定してもよい。
図12は、馬ページにおけるコメント領域を示す画像の一例を示す図である。図12に示すように、第1馬ページ1000bのコメント領域1101において、例えば、第1ユーザー識別情報に基づくコメント1102aが設定された場合、情報処理サーバ10は、当該コメント1102aを設定したユーザー識別情報が第1馬の出資者として登録されているか否かを判定し、第1馬の出資者として登録されていると判定された場合、コメント1102aを含む第1コメント欄1201aを第1表示態様によって表示させてもよい。
係る場合において、情報処理サーバ10は、コメント1102aを設定したユーザー識別情報が第1馬の出資者として登録されているか否かの判定処理を、例えば、図13に示す第2テーブル情報に基づいて実行してもよい。
図13は、馬識別情報と馬識別情報が示す馬に出資するユーザー識別情報とを対応付けた第2テーブル情報の一例を示す図である。図13に示すように、第2テーブル情報1300は、例えば、馬情報と、馬ごとの一または複数の出資者に相当する一または複数のユーザー情報とを対応付けてもよい。具体的には、馬情報は、例えば、馬識別情報であってもよく、ユーザー情報は、例えば、ユーザー識別情報であってもよい。第2テーブル情報1300は、記憶装置103に記憶されてもよい。
図13において、例えば、第1馬識別情報が示す第1馬の出資者として、第1ユーザー識別情報、第3ユーザー識別情報、および、第4ユーザー識別情報などが登録されており、第2ユーザー識別情報は登録されていなくてもよい。一方、例えば、第2馬識別情報が示す第2馬の出資者として、第2ユーザー識別情報、および、第3ユーザー識別情報などが登録されており、第1ユーザー識別情報は登録されていなくてもよい。
なお、図13においては、第2テーブル情報1300は、馬識別情報と、ユーザー識別情報とを対応付けているが、第2テーブル情報1300は、馬の情報と、当該馬に対して一口馬主として出資するユーザーの情報とを対応付ける情報であればよく、馬の情報およびユーザーの情報の具体的内容は、本サービスの提供者によって任意に設定可能であって、本開示の範囲を限定しない。具体的には、例えば、馬識別情報と一対一に対応付けられた馬IDと、ユーザー識別情報とが第2テーブル情報1300において対応付けられて記憶されてもよい。係る場合、馬識別情報と馬IDとは別途のテーブル情報において対応付けられて記憶装置103に記憶されてもよい。
図12に戻り、情報処理サーバ10は、第2テーブル情報1300を用いた判定に基づき、コメント1102aを含む第1コメント欄1201aを第1表示態様によって表示させる場合、例えば、所定の標章1202aをコメント欄1201aに表示させてもよい。所定の標章1202aは、コメント1102a、または、第1ユーザー識別情報の表記に対応して表示されていてもよい。所定の標章は、文字、図形、記号もしくは色、または、それらのうち少なくとも2つの結合であってもよい。所定の標章の情報は記憶装置103に記憶されていてもよい。
一方、情報処理サーバ10は、第2ユーザー識別情報に基づくコメント1102bが設定された場合、第2テーブル情報1300に基づき、当該コメント1102bを設定したユーザー識別情報が第1馬の出資者として登録されているか否かを判定し、第1馬の出資者として登録されていないと判定された場合、コメント1102bを含む第2コメント欄1201bを第2表示態様によって表示させてもよい。
さらに、情報処理サーバ10は、第3ユーザー識別情報に基づくコメント1102cが設定された場合、第2テーブル情報1300に基づき、当該コメント1102cを設定したユーザー識別情報が第1馬の出資者として登録されているか否かを判定し、第1馬の出資者として登録されていると判定された場合、コメント1102cを含む第3コメント欄1201cを、所定の標章1202cを含む第1表示態様によって表示させてもよい。
すなわち、一又は複数の馬ページのそれぞれは、任意のユーザーのそれぞれが任意のユーザーのそれぞれのユーザー識別情報に基づいてコメントを設定可能である場合において、情報処理サーバ10は、第1馬ページにおいてコメントが設定されたことが検知された場合、記憶装置103が記憶する第1馬識別情報に対して一口馬主として対応付けられた一又は複数のユーザー識別情報を用いて、コメントが一又は複数のユーザー識別情報のうち一のユーザー識別情報に基づくとき、設定されたコメントを含むコメント欄を第1表示様態によって表示させ、コメントが一又は複数のユーザー識別情報以外のユーザー識別情報に基づくとき、コメント欄を第1表示態様と異なる第2表示態様によって表示させてもよい。
これにより、本サービスを利用する任意のユーザーは、馬ページにおけるコメント領域に設定されたコメントが馬主によるものであるのか、または、馬主ではない者によるものであるのかを明瞭かつ容易に判別可能であり、馬に関する情報の閲覧性および検索性が向上されるため、ソーシャルネットワーキングシステムにおける情報処理量を低減させる効果を奏する。
なお、上述したとおり、第1表示態様は、第2表示態様に対して所定の図形情報が付加された表示態様であってもよいが、その限りではない。例えば、第1表示態様と第2表示態様とは、互いに、コメント欄に含まれる文字、図形および記号に用いられる色、大きさ、もしくはフォント、または、線の太さ、種類、もしくは色などが異なってもよい。第1表示態様と第2表示態様との差異の具体的内容は、本サービスの提供者によって任意に設定可能であり、本開示の範囲を限定しない。
なお、図11および図12において、各ユーザー識別情報は文字情報であるものとして説明したが、その限りではなく、例えば、画像情報、または、文字情報と画像情報とを含む情報であってもよい。
以上、図4から図13を参照して、情報処理サーバ10と第1表示装置200aおよび第2表示装置200bとの間で行われる情報の送受信、ならびに、情報処理サーバ10および表示装置200の各部において行われる情報処理について説明した。
なお、本サービスを表示装置200において実行させるための各種プログラムは適宜、情報処理サーバ10から表示装置200へ送信されてもよい。本サービスを実行させるための各種プログラムが表示装置200へ送信されるタイミングは本発明を限定しない。Webサイトの場合、サービスの提供開始時点において、基本機能を実現する各種プログラムの送信を完了してもよい。
なお、本サービスに係るWebサイト上の各ページ、または、所定のアプリケーションソフトウェア上の各ページはスクロールすることができてもよい。例えば、図12に示す表示媒体201において、図示しないスクロールバーまたはタッチパネルによる操作によって、コメント1102cに続くコメントが表示されてもよい。
このように、本サービスにおいては、ユーザー識別情報および各ユーザーが一口馬主として出資する馬を示す馬識別情報を含むユーザーページと、ユーザーページに含まれる馬識別情報に対応付けられた馬ページとを個別に設定することにより、ソーシャルネットワーキングシステムにおいて、ユーザーが一口馬主として出資する馬に関する情報を第三者と容易に共有できることに寄与する。
図14は、本発明の実施形態1に係る情報処理サーバの動作の流れの一例を示すフロー図である。以下、図14を参照して、本実施形態に係る情報処理サーバ10の基本動作の処理手順について説明する。
なお、下記に説明される各フロー図は、本開示に係る情報処理サーバ10の動作の処理手順について説明するために必要なステップを例示として記載しているにすぎない。本発明の実施形態における機能が発揮される範囲において、各フロー図の各ステップの間に他の動作の処理に関するステップが適切に挿入されることを妨げるものではない。
また、本サービス提供のためのシステムが構築される場合、ユーザーインターフェースは一般的にイベントドリブン型でプログラムが実行されるが、本発明の実施形態におけるフロー図においては、説明の便宜のために、必ずしもイベントドリブン型のフロー図に基づいて説明されるわけではない。さらに、一般的には、イベントは表示装置200で発生させるが、情報処理サーバ10で発生させてもよい。イベント処理は、表示装置200によって行われてもよく、また、情報処理サーバ10によって行われてもよい。すなわち、イベント発生またはイベント処理の主体は本発明を限定しない。
以上のフロー図に関する説明は、下記で説明されるフロー図において適用されてもよい。
図14において、情報処理サーバ10は、例えば、第1表示装置200aから第1ユーザーのユーザー登録要求を受信したか否かを判定する(ステップS1401)。情報処理サーバ10は、登録要求を受信していないとき(ステップS1401:NO)、登録要求を受信するまで待機してもよい。
一方、情報処理サーバ10は、登録要求を受信したとき(ステップS1401:YES)、認証処理が実行可能であるか否かを判定して(ステップS1402)、認証処理が実行可能ではないときは(ステップS1402:NO)、認証できない旨のメッセージを第1表示装置200aにおける表示媒体201aに表示させてもよい。
一方、情報処理サーバ10は、当該認証処理が実行可能であると判定したとき(ステップS1402:YES)、すなわち、第1表示装置200aから受信した第1ユーザーのユーザー登録要求を認証した場合、第1ユーザーが一口馬主として出資する第1馬の情報を受信したか否かを判定してもよい(ステップS1404)。
情報処理サーバ10は、第1ユーザーが一口馬主として出資する第1馬の情報を受信したとき(ステップS1404:YES)、第1ユーザーを示す第1ユーザー識別情報をユーザー情報表示領域に含み、第1馬を示す第1馬識別情報を馬情報表示領域に含む第1ユーザーページを任意の表示媒体201に表示可能にする情報を記憶装置103に記憶させてもよい(ステップS1405)。一方、当該ユーザーが一口馬主として出資する所定の馬の情報を受信しないとき(ステップS1404:NO)、第1ユーザーを示す第1ユーザー識別情報をユーザー情報表示領域に含み、所定の表示態様によって表示された馬情報表示領域に所定の馬を示す馬識別情報が記載されていない第1ユーザーページを任意の表示媒体201に表示可能にする情報を記憶装置103に記憶させてもよい(ステップS1406)。
次に、情報処理サーバ10は、任意の表示装置200から、第1ユーザーページへのアクセスを受けたか否かを判定し(ステップS1407)、当該アクセスを受信しないとき(ステップS1407:NO)、待機状態であってもよい。一方、情報処理サーバ10は、任意の表示装置200から、第1ユーザーページへのアクセスを受けた場合(ステップS1407:YES)、例えば、アクセスされた第1ユーザーページを任意の表示媒体201に表示させる(ステップS1408)。
次に、情報処理サーバ10は、任意の表示媒体201において第1ユーザーページが表示された場合に、選択可能に表示された第1馬識別情報が選択されたか否かを判定してもよい(ステップS1409)。情報処理サーバ10は、選択可能に表示された第1馬識別情報が選択されたことが検知されないとき(ステップS1409:NO)、待機状態であってもよい。一方、情報処理サーバ10は、任意の表示媒体201において第1ユーザーページが表示された場合に、選択可能に表示された第1馬識別情報が選択されたとき、記憶装置103が記憶する第1馬識別情報を含む一又は複数の馬識別情報のそれぞれに固有の一又は複数の馬ページのアドレス情報を用いて、第1馬識別情報に対応付けられた第1馬ページを表示させてもよい(ステップS1410)。
以上、図14を参照して、実施形態1に係る情報処理サーバ10の処理手順の一例について説明した。
以上のように、本実施に係る情報処理サーバ10を用いた情報処理方法は、表示媒体201を有する複数の表示装置200と通信ネットワーク300によって接続された情報処理サーバ10を備えるソーシャルネットワーキングシステムにおける情報処理方法であって、情報処理サーバ10が、第1表示装置200aから受信した第1ユーザーのユーザー登録要求を認証した場合において、第1ユーザーが一口馬主として出資する第1馬の情報を受信したとき、第1ユーザーを示す第1ユーザー識別情報をユーザー情報表示領域に含み、第1馬を示す第1馬識別情報を馬情報表示領域に含む第1ユーザーページを任意の表示媒体201に表示可能にする情報を記憶装置103に記憶させ、任意の表示媒体201において第1ユーザーページが表示された場合に、選択可能に表示された第1馬識別情報が選択されたとき、記憶装置103が記憶する第1馬識別情報を含む一又は複数の馬識別情報のそれぞれに固有の一又は複数の馬ページのアドレス情報を用いて、第1馬識別情報に対応付けられた第1馬ページを表示させてもよい。
これにより、ソーシャルネットワーキングシステムにおいて、ユーザーが一口馬主として出資する馬に関する情報を第三者と容易に共有できることに寄与することができる。
なお、上記説明においては、本サービスが提供するアプリケーションの画面のみが表示媒体201に表示されているとして説明したが、その限りではない。すなわち、表示媒体201に、本サービスのアプリケーション以外のアプリケーションが別のウィンドウによって表示されていてもよい。係る場合、本サービスのアプリケーションは、任意の一のウィンドウの表示領域内において表示されてもよい。
なお、上記説明においては、ユーザーページに含まれる馬情報表示領域52bは、例えば、テーブル600を含むものとして説明したが、さらに、馬情報表示領域52bに含まれる全ての馬識別情報のうち少なくとも一の馬識別情報に基づくレース成績情報が含まれてもよい。
図15は、馬情報表示領域の表示内容を示す画像の他の例を示す図である。図15に示すように、馬情報表示領域である第2領域52bは、馬識別情報を含むテーブル600bと、さらに、レース成績情報1500とを含んでもよい。レース成績情報とは、例えば、図15に示すようにテーブル600bに第1馬と第4馬とが含まれる場合、第1馬および第4馬を含む複数の馬による、現実のレース競技において獲得した総獲得賞金、勝率情報、総獲得タイトル、優勝レース情報、および、レースにおける着順情報のうち少なくとも一を含む情報であってもよい。
すなわち、馬情報表示領域は、馬を示す馬識別情報と、さらに、馬情報表示領域に含まれる全ての馬識別情報のうち少なくとも一の馬識別情報に基づくレース成績情報とを含む場合において、情報処理サーバ10が第1ユーザーのユーザー登録要求を認証した場合において、第1馬の情報と、さらに少なくとも一の馬の情報とを受信したとき、第1ユーザーページにおける馬情報表示領域は、第1馬および少なくとも一の馬のそれぞれを示す複数の馬識別情報と、レース成績情報とを含んでもよい。
なお、上記説明においては、レース成績情報は、テーブル600bに含まれる全ての馬による成績情報であるとして説明したが、その限りではない。例えば、レース成績情報は、テーブル600bに含まれる馬のうち一部の馬による成績情報であってもよい。一部の馬を抽出する方法は任意であり、本開示の範囲を限定しない。
なお、上記説明においては、テーブル600bに第1馬と、さらに少なくとも一の馬とが含まれるものとして説明したが、その限りではない。例えば、テーブル600bに第1馬のみが含まれる場合、レース成績情報は、第1馬にのみ基づくレース成績情報であってもよい。
さらに、情報処理サーバ10は、ユーザー登録要求を認証した全てのユーザー識別情報のうちレース成績情報が所定条件を満たす一又は複数のユーザー識別情報を抽出し、抽出された一又は複数のユーザー識別情報のそれぞれに対応する一又は複数のユーザーページにおいて、所定の標章を示す情報を付加的に表示させてもよい。
これにより、第三者が本サービスを利用するに当たり、登録ユーザーのうち馬に関する情報の信頼性の高いユーザーを容易に発見できるため、ソーシャルネットワークサービスにおける情報処理を効率化することができる。
係る場合において、レース成績情報は、馬情報表示領域に含まれる全ての馬識別情報のうち少なくとも一の馬識別情報が示す馬に基づく総獲得賞金及び勝率のうち少なくとも一方を含む情報である場合において、所定条件は、レース成績情報が所定値以上である条件、又は、レース成績情報が所定値より大きい条件であってもよい。
具体的には、例えば、レース成績情報が、馬情報表示領域に含まれる全ての馬識別情報のうち少なくとも一の馬識別情報が示す馬に基づく総獲得賞金である場合、例えば、総獲得賞金が所定金額より大きい、または、所定金額以上であることが上記の所定条件であってもよい。なお、総獲得賞金は、ユーザーが一口馬主として出資する一または複数の馬が獲得した全ての獲得賞金の和に対して、ユーザー自らの口数の割合に応じて算出される額であってもよい。例えば、レース成績情報が、馬情報表示領域に含まれる全ての馬識別情報のうち少なくとも一の馬識別情報が示す馬に基づく勝率である場合、例えば、勝率が所定率より大きい、または、所定率以上であることが所定条件であってもよい。なお、勝率は、ユーザーが一口馬主として出資する一または複数の馬の勝率の平均値であってもよい。例えば、レース成績情報が、総獲得賞金および勝率を含む場合、所定条件は、総獲得賞金に関する所定条件、および、勝率に関する所定条件のうち少なくとも一方を満たすものであってもよい。
また、係る場合において、レース成績情報は、馬情報表示領域に含まれる全ての馬識別情報のうち少なくとも一の馬識別情報が示す馬に基づく総獲得タイトル情報、優勝レース情報及び着順情報のうち少なくとも一を含む情報である場合において、所定条件は、レース成績情報に含まれる総獲得タイトル情報、優勝レース情報及び着順情報のうち少なくとも一を含む情報と、各タイトル情報、各レース情報及び各着順に対して予め定められたポイント情報とに基づいて演算処理された数値情報が所定値以上である条件、又は、演算処理された数値情報が所定値より大きい条件であってもよい。
具体的には、例えば、レース成績情報が、馬情報表示領域に含まれる全ての馬識別情報のうち少なくとも一の馬識別情報が示す馬に基づく総獲得タイトル情報または優勝レース情報である場合、記憶装置103が記憶する各タイトルまたは各レースに予め付与されたポイント情報と、獲得タイトルまたは優勝レースの種類および数とに基づき演算された総ポイント情報が所定値より大きい、または、当該総ポイント情報が所定値以上であることが所定条件であってもよい。例えば、レース成績情報が、馬情報表示領域に含まれる全ての馬識別情報のうち少なくとも一の馬識別情報が示す馬に基づく着順情報である場合、記憶装置103が記憶する各着順に予め付与されたポイント情報と、着順情報における順位の内訳情報とに基づき演算された総ポイント情報が所定値より大きい、または、所定値以上であることが所定条件であってもよい。
なお、着順情報とは、例えば、図15に示すように「1-2-2-0-2-12」のように表示された情報であってもよい。具体的には、例えば、着順情報は「(1位になった回数)-(2位になった回数)-(3位になった回数)-(4位になった回数)-(5位になった回数)-(それ以外の順位になった回数)」というように表示されてもよい。図15に示す着順情報例では、1位になった回数が「1回」、2位になった回数が「2回」であることが示されている。
なお、上記説明において、馬識別情報は馬の名称であってもよいと説明したが、当該馬の名称が幼名である場合において、幼名とは別の固有の名称の情報を情報処理サーバ10が受け取ったとき、記憶装置103が記憶する馬識別情報に含まれる馬の名称を更新してもよい。
すなわち、情報処理サーバ10は、第1馬ページが第1馬識別情報を含み、第1馬識別情報が第1馬の第1名称の情報である場合において、第1馬の第2名称の情報を受信したとき、第1馬ページに含まれる第1名称の情報、及び、一又は複数のユーザーページのそれぞれにおける馬情報表示領域に含まれる第1名称の情報のそれぞれを第2名称に更新させてもよい。
具体的には、例えば、情報処理サーバ10は、第1馬ページにおいて第1馬識別情報として第1馬の幼名が表示されている場合において、第1馬の固有の名称が決定したことに応じて、当該固有の名称の情報を情報処理サーバ10が受け取ったとき、情報処理サーバ10は、第1馬ページにおける第1馬識別情報の表記、および、第1馬に対して一口馬主として出資する一または複数のユーザーのユーザーページにおける第1馬識別情報の表記を更新させるように、記憶装置103に記憶されている各情報を更新してもよい。
なお、第1馬の固有の名称の情報は、例えば、情報処理サーバ10が、外部システムとのAPI(Application Programming Interface)連携によって受け取ってもよい。また、第1馬の固有の名称の情報は、例えば、本サービスの運営者によって、情報処理サーバ10に対して送信されてもよい。情報処理サーバ10が、第1馬の固有の名称の情報を受け取る具体的な方法は任意であり、本開示の範囲を限定しない。
なお、本サービスに係るWebサイトの所定のページにおいて、例えば、一または複数の馬を示す画像情報が表示され、当該画像情報のうち一の画像が入力部202を用いて選択された場合、選択された画像に対応する馬に関する情報が表示媒体201に表示されてもよい。
すなわち、情報処理サーバ10は、第1ユーザーのユーザー登録要求を認証した場合において、記憶装置103が記憶する一又は複数の馬識別情報のそれぞれが示す一又は複数の馬に関する情報を用いて、第1表示装置200aが有する第1表示媒体201aにおいて、一又は複数の馬のうち少なくとも一の馬の画像情報を表示させ、第1表示装置200aが有する入力部202aを用いて少なくとも一の馬のうち一の馬の画像情報が選択されたことが検知されたとき、記憶装置103が記憶する一又は複数の馬に関する情報を用いて、一の馬に関する情報を表示させてもよい。
図16は、選択可能である馬画像を表示する所定ページを示す画像の一例を示す図である。例えば、第1ユーザーがユーザー登録手続をした後、任意のタイミングにおいて、図16に示すように、本サービスに係るWebサイトの所定のページ1600において、記憶装置103が記憶する一または複数の馬識別情報のそれぞれに対応付けられた一または複数の馬に関する情報を用いて、第1表示装置200aの表示媒体201aにおいて、記憶装置103に記憶された一または複数の馬のうち、少なくとも一の馬の画像情報を表示させてもよい。係る場合において、第1ユーザーが、例えば、マウス1601を用いたマウスオーバーもしくはクリック、または、タップ操作などによって一の馬の画像情報を選択したとき、記憶装置103が記憶する馬の情報を用いて、当該一の馬の情報1602が表示媒体201に表示されてもよい。
さらに、一の馬に関する情報において選択可能に表示された一の馬の馬識別情報1603が含まれる場合に、一の馬の馬識別情報1603が選択されたことが検知されたとき、記憶装置103に記憶された一又は複数の馬ページの情報を用いて、一の馬に対応付けられた馬ページを表示させてもよい。
これにより、第三者が本サービスを利用するに当たり、クイズ形式を模した方法によって各馬の詳細な情報を閲覧でき、さらに、当該詳細な情報から各馬の馬ページを表示させることができるため、馬情報検索の娯楽性という非技術的な効果と、馬情報へのアクセス向上性という技術的な効果を併存させることができる。
なお、実施形態1の説明において、各機能および各情報処理に関する公知技術の説明は省略している。
(コンピュータのハードウェア構成の一例)
実施形態および各変形例における各部の機能は、プログラムにより実現されてもよい。
すなわち、本発明の一態様に係る情報処理プログラムは、表示媒体201を有する複数の表示装置200と通信ネットワーク300を介して通信する通信処理と、第1表示装置200aから受信した第1ユーザーのユーザー登録要求を認証した場合において、第1ユーザーが一口馬主として出資する第1馬の情報を受信したとき、第1ユーザーを示す第1ユーザー識別情報をユーザー情報表示領域に含み、第1馬を示す第1馬識別情報を馬情報表示領域に含む第1ユーザーページを任意の表示媒体201に表示可能にする情報を記憶装置103に記憶させ、任意の表示媒体201において第1ユーザーページが表示された場合に、選択可能に表示された第1馬識別情報が選択されたとき、記憶装置103が記憶する第1馬識別情報を含む一又は複数の馬識別情報のそれぞれに固有の一又は複数の馬ページのアドレス情報を用いて、第1馬識別情報に対応付けられた第1馬ページを表示させる制御処理と、をコンピュータに実行させるようにしてもよい。
係る場合におけるコンピュータのハードウェア構成の一例を図17に示す。
図17に示すように、コンピュータ9000は、例えば、CPU(Central Processing Unit)9001、RAM(Random Access Memory)9002、ROM(Read Only Memory)9003、記憶装置9004、入出力インターフェース(I/F)9005、読取インターフェース(I/F)9006、通信インターフェース(I/F)9007を有する。上述した各部はバス9008を介して、直接的に、または、間接的に接続される。
記憶装置9004は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等である。コンピュータ9000は、入出力インターフェース9005を介して、入出力(I/O)装置9009と接続される。入出力装置9009は、磁気ディスク装置等の入力機能および出力機能を有する装置の他、入力機能が主機能である入力装置、出力機能が主機能である出力装置を含む。入力装置は、例えば、入力キー、マウス、タッチパネル、スキャナである。出力装置は、例えば、ディスプレイ、スピーカ、プリンタである。
読取インターフェース9006は、記録媒体9010に記録されたプログラムまたはデータを読み取る。記録媒体9010は、例えば、半導体メモリ、光学記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体等である。
通信インターフェース9007は、ネットワーク9011を介して、他の機器からデータを受信し、他の機器へデータを送信する。ネットワーク9011は、有線ネットワークであってもよく、無線ネットワークであってもよい。他の機器は、クライアント装置であってもよく、サーバ装置であってもよい。
例えば、ROM9003に記憶されたプログラム、記憶装置9004に記憶されたプログラム、記録媒体9010に記録されたプログラム、または、通信インターフェースが他の機器から受信したプログラムは、RAM9002にロードされる。上記の実施形態および各変形例において、例えば、CPU9001がRAM9002にロードされたプログラムを実行することにより、上記の実施形態等における各部の機能が実現される。
なお、コンピュータ9000における各部の機能は、クラウドコンピューティングによって実現されてもよい。
なお、情報処理システム1におけるコンピュータに実行させる情報処理プログラムまたは説明された機能は、非一時的な有形のコンピュータ可読記録媒体(A non-transitory, tangible computer-readable storage medium)に記録されてもよい。非一時的な有形のコンピュータ可読記録媒体は、コンピュータ、CPU、MPU(Micro Processing Unit)等によってアクセスされることが可能な任意の記録媒体である。任意の記録媒体は、例えば、ROM、RAM、フラッシュメモリ、磁気記憶装置、光ディスク等であって、例示したものに限定されない。
なお、以上の説明において、A、BおよびCのうち少なくとも1つ(at least one of)が含まれるとは、A、B、Cのうち1つまたは2つ以上(one or two or more of)の組み合わせでもよいという意味であってもよい。