JP7107971B2 - 圧力センサを受容するための装置を有する呼吸装置のための呼気弁構造体 - Google Patents

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Description

本願発明は、患者に人工呼吸を施す呼吸装置の呼気配管のための呼気弁構造体であって、呼気弁構造体は呼気流方向に貫流可能であり、
‐第1の流路軌跡に沿って延伸しかつ、患者から来ている呼気配管の一部分と接続されているか又は接続可能な上流側呼吸ガス流路と、
‐第2の流路軌跡に沿って延伸しかつ、例えば外界のような呼吸ガス吸収源と接続されているか又は接続可能な下流側呼吸ガス流路と、
‐下流側呼吸ガス流路に対して上流側呼吸ガス流路内で所与の第1の呼吸ガス過圧が起こった場合に、上流側呼吸ガス流路から下流側呼吸ガス流路への呼気性の呼吸ガス流の流通を可能とするように、且つ、上流側呼吸ガス流路に対して下流側呼吸ガス流路内で所与の第2の呼吸ガス過圧が起こった場合に、下流側呼吸ガス流路から上流側呼吸ガス流路へのガス流を遮断するように、上流側呼吸ガス流路と下流側呼吸ガス流路との間に備わっている、弁体及び弁座を備える弁アセンブリと、
を含む呼気弁構造体に関する。
上述のような呼気弁構造体は、方向に関して自然な呼吸サイクルに相当する呼吸ガス流を生み出すために、少なくとも患者に補助人工呼吸を施す呼吸装置で用いられる。呼吸装置は通常、吸気配管と呼気配管とを備え、吸気配管内に備わっている吸気弁構造体と呼気配管内に設けられている呼気弁構造体とを有する。吸気弁構造体はプロセスを肉眼で観察すると、ほぼ患者に向かう吸気性の呼吸ガス流だけを許可する。呼気弁構造体は同様に肉眼で観察すると、ほぼ患者から出る呼気流方向の呼気性の呼吸ガス流だけを許可する。
呼気弁構造体をより詳細に観察すると、呼気配管内でひいては呼気配管と流体力学的に連通する患者の肺において、呼気終末陽圧(PEEP=「positive end expiratory pressure」)が維持されることを保証するために、呼気弁構造体では単なる開閉の他に呼吸プロセスのためのさらなる重要なプロセス、例えば呼気プロセスの終末頃に弁アセンブリで残存性の貫流開口部が維持されるようなことが起こり得る。
冒頭で挙げられた所与の呼吸ガス過圧、すなわち第1と第2の呼吸ガス過圧は、数値が一致する必要もなく、同じ呼吸ガス圧力レベルにある必要もない。
既知の大抵の呼気弁構造体での下流側呼吸ガス流路は、呼気弁構造体を担持する呼吸装置の呼吸ガス吸収源である外界に向かって開口しているので、通常は、外界に向かって開口する下流側呼吸ガス流路の長手端部から、下流側呼吸ガス流路内の呼吸ガスに、大気圧がかかってくる。それゆえ、第1の呼吸ガス過圧は通例、呼気プロセスのために特徴付けられているような、外界の圧力に対する上流側呼吸ガス流路内の過圧であり、第2の呼吸ガス過圧は、例えば吸気プロセスのために特徴付けられているような、上流側呼吸ガス流路内に占めるより低い圧力に対する大気圧の過圧である。
第1の呼吸ガス過圧が存在する場合弁アセンブリは、上流側呼吸ガス流路から下流側呼吸ガス流路への呼気流方向で呼気流を可能にし、所与の第2の呼吸ガス過圧が存在する場合には、逆方向の流れを防ぐという内容は、圧力比率が第1の呼吸ガス過圧及び所与の第2の呼吸ガス過圧とは異なる場合に、本願の冒頭で挙げられていない弁アセンブリの運転状態が存在するということを除外するものではない。決定的なのは単に、挙げられた呼吸ガス過圧が存在する場合、挙げられた弁アセンブリの運転状態が存在するということだけである。
所与の第1の呼吸ガス過圧と所与の第2の呼吸ガス過圧はそれぞれ、異なる患者や患者タイプに確実に人工呼吸を施せるようにするための呼吸ガス過圧の値範囲であってよい。
「上流」及び「下流」という言葉は、呼気弁構造体ではそれぞれ、構造上一義的にこの呼気弁構造体で認識可能な呼気流方向に関連しており、当該呼気流方向は、所与の第1の呼吸ガス過圧が存在する場合に、呼気弁構造体を通って可能になる。
当該分野に係る呼気弁構造体は、特許文献1から知られている。
呼気弁構造体をできる限り正確に機能制御するために、特に、呼気弁構造体によって引き起こされるPEEPを呼気プロセスの終末でできる限り正確に調節できるようにするために、弁アセンブリの上流に占める呼吸ガス過圧を知ることが有益である。
呼吸装置の呼気配管において、しばしばその近位端部には、差圧原理に従って作動する流量センサが設けられており、当該流量センサを介してその機能原理に基づいて、呼気配管内の呼吸ガスの圧力についての情報も利用可能である。しかしながら、呼気配管の近位端部の呼吸ガス圧の測定箇所と、弁アセンブリ近傍ではあるがその上流に位置する測定箇所との間には、例えば呼気弁構造体までの呼気配管を形成する呼気チューブの弾性が原因となる構造上の誤影響の可能性が存在するので、呼気配管の近位端部での圧力測定は、実際に上流側呼吸ガス流路内の呼気配管の遠位端部領域において弁アセンブリの上流に占める呼吸ガス圧にとっては意味がない。
国際公開第02/076544号
それゆえ本願発明の課題は、冒頭で挙げられた呼気弁構造体を改善して、この呼気弁構造体が、弁アセンブリまで近距離で、弁アセンブリ上流の呼気性の呼吸ガス内の圧力検知を可能にすることである。これは、呼気弁構造体の上流側呼吸ガス流路がしばしば直接アクセスできない造りになっているので、通例は構造的には困難である。なぜなら、上流側呼吸ガス流路は、呼気流方向で弁アセンブリのすぐ近くで、通例は半径方向外側でリングチャンバに取り囲まれているからである。
本発明に従えば、上述の課題は、流体力学的に上流側呼吸ガス流路と連通し、上流側呼吸ガス流路から下流側呼吸ガス流路の領域へ延伸し、そこでガス圧センサを連結するために形成されているバイパスチャンバを備える、冒頭で挙げられたような呼気弁構造体によって解決される。
下流側呼吸ガス流路は通常、呼気弁構造体又は呼吸装置全体の外界に向かって開口しているので、下流側呼吸ガス流路は多くの場合、上流側呼吸ガス流路よりも容易にアクセスできる。それゆえ、下流側呼吸ガス流路の領域へ延伸するバイパスチャンバは、通例はすでに呼吸装置に取り付けられた状態でも、同様に容易にアクセスできる。それでバイパスチャンバは、比較的大きく曲がった又は塞がれた上流側呼吸ガス流路への測定技術的なアクセスを生み出し、そこに占める呼吸ガス圧を、バイパスチャンバに連結可能なガス圧センサが検知可能なようにする。ガス圧センサを連結するために、バイパスチャンバが特別に形成されている。
好ましくはバイパスチャンバは、その接続領域例えばその一方の長手端部で、上流側呼吸ガス流路と接続されていて、例えばこの上流側呼吸ガス流路に開口しており、連結領域例えばその反対側の長手端部領域で、ガス圧センサを連結するために形成されている。圧力センサを連結するためのバイパスチャンバの形成は、単純ではあるが確実に作用する実施例において、バイパスチャンバを画定する壁のセンサ連結壁部分が、バイパスチャンバのセンサ連結壁部分を貫くセンサ連結開口部を備えることによって実現され得る。それで、センサ連結開口部を通って、原則的に外部からバイパスチャンバの内部にアクセスできる。
その際有利なやり方で、ガス圧センサを測定技術的にバイパスチャンバに連結するために選択的に開口できる封止栓によって、センサ連結開口部が封止されている場合、弁アセンブリ近傍での上流側呼吸ガス流路内の呼吸ガス圧の検知が果たして必要かどうか、又は少なくとも望ましいかどうかを、それぞれの利用者例えば看護スタッフ又は担当の医師に任せることができる。つまり、上流の呼吸ガスの圧力の検知装置が備わっておらず、圧力検知信号を信号技術的に処理するための装備が施されていない、より単純な呼吸装置も存在する。そのような呼吸装置でも、センサ連結開口部を単純に封止栓で封止されたままにしておくことで、本発明に係る呼気弁構造体を用いることができる。
原則的に意図されていてよいのは、センサ連結開口部を開放し、かつガス圧センサの測定技術的な連結のためにアクセスできるようにするため、意図しない開放とひいては呼吸装置の機能ミスとから保護するための封止栓には、比較的複雑な開口運動が必要となることである。例えば封止栓をセンサ連結開口部から螺脱可能にできるが、封止栓が封止位置から緩められてセンサ連結開口部から取り外せるようになるまでには、センサ連結開口部の意図しない開放からの保護のために、好適には封止栓を複数回回転させることが必要である。
しかしながら、医療用の生命維持機器を使用する際には、時間という要因が重要となるので、呼気弁構造体はできる限り早急に呼吸装置で使用可能にすべきである。それゆえ本願発明の好ましい発展形態に従って意図されているのは、封止栓が、周囲のセンサ連結壁部分の材料と比べてより柔らかい材料から形成されている突き通し可能な封止膜を含むことである。そのようなより柔らかい材料は、エラストマーであってよく、特に熱可塑性エラストマー(TPE)であってよい。その際適性が実証されたのは、とりわけ天然ゴム又はシリコンゴムである。封止膜を囲む封止栓の縁部領域は、センサ連結開口部を囲むセンサ連結壁部分の境界領域と、例えば貼着されていてよく、加硫によって、2成分射出成形によって及び/又は形状接続的に接続されていてよい。
代替的又は付加的に、封止栓は、呼気弁構造体の運転可能状態においてセンサ連結壁部分と協働する付加部材と接続されていてよい。そのような付加部材は例えば、バイパスチャンバを製造する際に不可避に生じるセンサ連結開口部ではない開口部を封止するストッパであってよい。付加部材は補完開口部を備えてよく、センサ連結開口部と補完開口部とが少なくとも重なるように、付加部材は、呼気弁構造体の中に又はそれに接して備わっていてよい。好適には2つの開口部は、ガス圧センサを測定技術的に連結するための十分な連結面を準備するために、互いに一列に並んでいる。封止栓はここでも封止膜を含んでよく、封止膜を囲むその縁部領域は、上記のものとは異なって、補完開口部を囲む付加部材の囲い領域と接続されていてよいが、すでに上で挙げられた作用原理を利用している。付加部材は例えば、ポリブチレンテレフタレート又はポリエチレンテレフタレートから作られていてよい。
下流側呼吸ガス流路を形成する部材特に下で挙げられる流路部材は、ポリエステル特にコポリエステル又はポリカーボネートから形成されていてよい。別の材質は、除外されていない。
そのような柔軟弾性のある膜の利点は、迅速に突き通すことができ、それによって迅速に呼気弁構造体の使用準備ができることだけではない。さらなる利点は、そのように形成された柔軟弾性のある膜が、隔膜のように、膜を突き通す部材を密閉して取り囲むことができるので、封止膜を突き通した後に、一方のバイパスチャンバひいては上流側呼吸ガス流路とバイパスチャンバの外の環境との間でのガスの誤流れを不可能にするということにある。好ましくは封止膜は、バイパスチャンバを測定技術的に圧力センサと接続する導管で突き通される。
「測定技術的に接続する」もしくは「測定技術的に連結する」というのは本出願の主旨において、そのように連結されたガス圧センサが、接続もしくは連結によって、バイパスチャンバ内の圧力を検知できるという意味である。バイパスチャンバは上流側呼吸ガス流路とも流体力学的に連通するので、それで連結されたガス圧センサは、上流側呼吸ガス流路内の呼吸ガスの圧力を検知できる。
さらに、部材と部材部分とが緩むリスクを除外できれば、呼気弁構造体の運転安全性にとって有利である。それで、呼気弁構造体に由来する部材部分が患者に達し得ず、患者が誤って吸い込むことはない。このリスクが呼気配管内でいずれにせよ事実上存在しないとしても、封止膜が、正常領域と、正常領域とは異なっていて膜の引裂き強度が正常領域と比べて低い材料弱化領域とを備えることによって、封止膜を突き通す際に膜の構成部材が剥がれるか又は取れるというリスクを小さいままにしておけるか、又は完全に除外すらできる。
それで保証され得るのは、封止膜は突き通される際に、規定されて裂けるということである。突き通された後にできる封止膜の膜形体は既知でありかつ予測可能なので、封止膜が規定されて裂けることによってもしくは規定されて破壊されることによって、突き通された後に膜のシーリング作用が保証されているだけではない。その上、そのように設定裂け箇所もしくは設定裂け領域が備わっている封止膜は、直径が比較的大きな連結管の使用を可能にし、それによって、そのように太い連結管又は連結チューブと連結されたガス圧センサの測定結果の正確性に、ポジティブな影響を及ぼす。材料弱化領域がなければ、膜を突き通す物体が大きければ大きいほど、膜の裂け挙動がますます予測不能になる。
材料弱化領域における封止膜の材料厚を、正常領域よりも薄くすることによって、材料弱化領域は簡単なやり方で形成され得る。
より薄い材料厚は、封止膜に切れ込みを入れることによって及び/又は刻み込むことによって、もたらされていてよい。切れ込みはもちろん、封止膜の材料の厚さ方向全体にわたって入っておらず、部分切れ込みが封止膜の厚さ延伸の一部にわたっているだけである。
封止膜を突き通す物体例えば連結チューブ又は連結管の配向に関係なく、規定されて規則正しい封止膜の裂け挙動を引き起こすことができるようにするために、好ましくは材料弱化領域は、封止膜に所定のパターンで形成されている。
例えば、材料弱化領域は、1つのリング又は複数の同心リングを備えてよく、及び/又は材料弱化領域は、膜中央で交差しかつ封止膜をそれぞれできる限り同じ膜面部分に分割する少なくとも2つのラインを含んでよい。円形の封止膜の好ましい場合では、これらのラインは直径に沿って延在する。
バイパスチャンバが形成されてもすでに存在する呼吸装置にはめ込み可能な呼気弁構造体の単純かつ省スペースの一形態は、下流側呼吸ガス流路を囲む壁の一部分が、バイパスチャンバのセンサ連結壁部分を形成することによって、獲得できる。その場合はつまり、バイパスチャンバは下流側呼吸ガス流路内で延在できるので、下流側呼吸ガス流路は、バイパスチャンバなしの同構造の呼気弁構造体が有するような外寸法と外形とを備え得る。
それで呼気弁構造体は、既知の形体でかつ既知の寸法で製造できる。これはまた、バイパスチャンバのために大きなチャンバ体積が必要なく、下流側呼吸ガス流路は通常いずれにせよ大きな流れ横断面を備えることでも可能であり、このような大きな流れ横断面は、下流側呼吸ガス流路とひいては呼気弁構造体の機能をさほど妨害することなく、バイパスチャンバの横断面分だけ小さくすればよい。
センサ連結壁部分の領域において、中にバイパスチャンバを有する下流側呼吸ガス流路は、すでに上で述べられたように、軽量化のために二重壁ではなく、一重壁のみで形成されている。しかしながら、第2の流路軌跡に対して直交する断面平面を観察すると、バイパスチャンバは横断面がより小さいので、バイパスチャンバを半径方向外側に画定する分離壁の一部は、下流側呼吸ガス流路を半径方向外側に画定する流路壁から距離を置いて延在する。
呼気弁構造体内で部材部分が剥がれるか又は分離して、場合によっては呼吸ガス流路内で緩んで予見できない経路を進みかねないリスクを減らすために、好ましくは呼気弁構造体はできる限り広範囲にわたって一体的に製造されている。これは好ましくは、本願発明にとって重要なバイパスチャンバに関して、下流側呼吸ガス流路内でバイパスチャンバを下流側呼吸ガス流路から分離する分離壁が、下流側呼吸ガス流路を囲む流路壁と一体的に形成されていることを意味する。
できる限り強固に部材をまとめておくのをさらに保証するために、有利なのは、呼気弁構造体内で生じ得る継合箇所をできる限り減らすことである。それゆえ、一発展形態に従って意図されていてよいのは、上流側呼吸ガス流路を囲む第1の呼気管と、下流側呼吸ガス流路を囲む第2の呼気管と、バイパスチャンバを下流側呼吸ガス流路から分離する分離壁とが、流路部材として一体的に形成されていることである。
そのような流路部材は、例えば中子やスライド中子を用いることによって、例えば射出成形法で一体的に製造できる。好ましくは、上流側呼吸ガス流路も下流側呼吸ガス流路も、第1のもしくは第2の流路軌跡である直線状の流路軸にそれぞれ沿って延伸する。好ましくは、第1と第2の流路軸は、互いに角度を成す。同様に好ましくは流路軸は、延長されると想定すると、互いに交差する。これは、流路部材の構造方式をコンパクトかつ立体的にできるだけでなく、弁体を、上流側呼吸ガス流路の長手端部に張設される膜弁体として形成することも可能にし、上流側呼吸ガス流路の長手端部に弁座を形成することも可能にする。
上流側呼吸ガス流路は少なくとも、呼気流方向で弁アセンブリに近いその長手端部において、下流側呼吸ガス流路が分岐しているリングチャンバに、半径方向外側で取り囲まれていてよい。その場合リングチャンバは、流体力学的に呼気流方向で上流側呼吸ガス流路と下流側呼吸ガス流路との間にある。膜弁体は、リングチャンバを囲む壁に固定されていてよい。
その上、膜弁体と封止膜とが互いに対して平行な膜面を有して呼気弁構造体に備わっていれば、簡単ではあるが確実な呼気弁構造体の視覚コントロールにとって有利である。
通例膜弁体は、呼吸装置における呼気弁構造体の運転可能位置において、重力によって弁座に向かってつまり閉鎖位置に向かって予負荷がかけられているように、呼吸装置に取り付けられる。その上、膜弁体の呼吸ガス流路に背向する側にはしばしば、閉鎖方向に作用する所与の又は調節可能な力を膜弁体に印加するために形成されている呼吸装置の一器具がある。これは、機械的器具例えばタペットなどであってよく、又はこれは、空気圧器具例えば膜弁体が境界面の一部を形成する、圧力を印加可能なガス容器であってよい。
それゆえ呼気弁構造体はしばしば、重力の作用方向とは逆に、呼吸装置のハウジング内へその運転可能位置に挿入される。
有利なやり方で、呼吸装置のハウジング内に、ガス圧センサを連結するための連結管が、すでに不動に設けられていてよい。封止膜が、運転可能な状態で設けられた呼気弁構造体で、重力の作用方向に対して直交して設けられており、バイパスチャンバから離れた方を向くその外側が、重力の作用方向とは逆を向いている場合には、ガス圧センサは有利に簡単なやり方で、すでに呼気弁構造体を呼吸装置に取り付けるのと同時に、上流側呼吸ガス流路に連結することができる。呼気弁構造体を呼吸装置のハウジングに挿入する場合、挿入運動の流れに従って、封止膜をハウジングに固定された連結管で突き破ることができる。
本願発明は同様に、呼吸ガス供給装置で患者に人工呼吸を施すための呼吸装置に関し、当該呼吸ガス供給装置から吸気配管が患者呼吸インターフェースへと通じており、当該患者呼吸インターフェースからさらに、呼気配管が例えば外気のような呼吸ガス吸収源へと通じている。本発明に従えば、上で挙げられた効果や利点を達成するために意図されているのは、上での記述や発展形態のように、呼気配管内に呼気弁構造体が備わっていることである。その際上流側呼吸ガス流路は、患者呼吸インターフェースから呼気性の呼吸ガスを移送するために、呼気配管の一部分によって、患者呼吸インターフェースと接続されている。
上で本発明に係る呼気弁構造体を解説する際に詳述された呼吸装置の形成は、先の段落において挙げられた呼吸装置の本発明に係る発展形態である。
本願発明は以下において、添付の図に基づいてより詳細に解説される。図に示されるのは、以下である。
呼気弁構造体の本発明に係る実施形態を有する呼吸装置である。 本出願の呼気弁構造体の本発明に係る第1の実施形態の斜視図である。 呼気弁構造体の第1の実施形態での、封止膜の形体をしたセンサ連結開口部の封止栓の上面図である。 第1と第2の流路軌跡を含む切断面での、図2の呼気弁構造体の縦断面図である。 無傷の封止膜とその封止膜から距離を置いてバイパスチャンバの外側に設けられた連結管とを有する、図4の縦断面図の詳細図である。 封止膜を突き破った後にセンサ連結開口部を貫いている連結管を有する、図5の図である。 本出願の呼気弁構造体の第2の実施形態の、図2の図に対応する縦断面図である。 無傷の封止膜を有する図7の縦断面図の詳細図である。
本発明に係る呼気弁構造体を解説するために、まずは呼気弁構造体を用いる呼吸装置を、図1に基づいて解説する。
図1において、呼吸装置は全般的に、10の符号が付けられている。呼吸装置10は、表わされた例においては、人間の患者12に人工呼吸を施すために使われる。呼吸装置10は、移動式の呼吸装置10として、転動可能な台架13の上に受容されていてよい。
呼吸装置10はハウジング14を備え、当該ハウジング14内には、ハウジング材料が不透明なので外側からは認識できないが、圧力変更構造体16と制御装置18とを収容できる。
圧力変更構造体16は、それ自体既知のやり方で取り付けられており、ポンプ、圧縮機又は送風機の形体で呼吸ガス供給装置15を備え、当該呼吸ガス供給装置15はそれぞれ負荷変更可能に制御可能であり、それゆえ呼吸ガスを呼吸装置に導入するのに使われるだけでなく、導入された呼吸ガスの圧力を変更するのにも使われる。呼吸ガス供給装置15は代替的に、呼吸装置10のハウジング14に接続可能な圧力容器によって形成されていてもよい。圧力変更構造体16は、呼吸ガス供給装置15と、場合によっては付加的に、又は呼吸ガス供給装置であるガス貯蔵器が圧力下にある場合には代替的に、減圧弁などを備えてよい。さらに呼吸装置10は、それ自体既知のやり方で、吸気弁構造体20と呼気弁構造体22とを備え、それらは図1において、呼吸装置10のハウジング14によって覆い隠されている。呼気弁構造体22は、本願発明に係る呼気弁構造体22である。
制御装置18は通常、コンピュータ又はマイクロプロセッサとして実現されている。制御装置18は、図1において表わされていないデータ記憶装置を含み、呼吸装置10の運転にとって必要なデータを記憶しかつ必要な場合に取り出すことができる。記憶装置は、ネットワークが構築されている場合には、ハウジング14の外部に置かれていてもよく、データ伝送接続によって制御装置18と接続されていてよい。データ伝送接続は、有線又は無線経路によって形成されていてよい。しかしながら、データ伝送接続の障害が、呼吸装置10の運転に影響を及ぼしかねないことを防ぐために、記憶装置は好ましくは、制御装置18内に組み込まれているか、又は少なくとも制御装置18と同じハウジング14内に収容されている。
データを呼吸装置10もしくはより正確には制御装置18に入力するために、呼吸装置10は、図1に表わされている例においてはキーボードで表示されているデータ入力部24を備える。制御装置18は、表わされたキーボードに代替的に又は付加的に、様々なデータ入力部を介して、例えばネットワークラインや無線経路を介して、又は下で詳細に言及されるセンサ接続部26を介して、データを受け取ることができる。
データを担当の臨床医に出力するために、呼吸装置10は出力器28、表わされた例においてはディスプレイを備えてよい。
人工呼吸を施すために、患者12は、呼吸装置10とより正確にはハウジング14内の圧力変更構造体16と、呼吸ライン構造体30を介して接続されている。患者12はこのために、気管内チューブ31が挿管されている。
新鮮な呼吸ガスを呼吸ガス源15と圧力変更構造体16とから患者12の肺に運ぶことができる呼吸ライン構造体30は、ハウジング14の外部に吸気チューブ32を備える。吸気チューブ32は遮断されていてよく、第1の吸気部分チューブ34と第2の吸気部分チューブ36とを備えてよく、これらの間には、患者12に供給される新鮮な呼吸ガスの意図的な湿度調節と場合によっては温度調節のためのコンディショニング装置38が備わっていてよい。コンディショニング装置38は、外部の液体貯蔵部40と接続されていてよく、当該液体貯蔵部40を介して、湿度調節のための水又は例えば炎症を抑えるための又は気道を拡張するための薬剤が、呼吸ガスに供給され得る。本願の呼吸装置10を麻酔用呼吸装置として使用する場合は、このやり方で、揮発性の麻酔薬がコントロールされて、呼吸装置10を介して患者12に投与され得る。コンディショニング装置38は、新鮮な呼吸ガスを患者12に、場合によってはエアゾール薬剤を追加投与した上で所与の湿度でかつ所与の温度で送り込むようにする。
呼吸ライン構造体30は、すでに言及された吸気弁構造体20の他に、呼気弁構造体22とさらには、代謝された呼吸ガスを患者12の肺から大気中に放出する呼気チューブ42とを備える。
吸気チューブ32は吸気弁構造体20と連結されており、呼気チューブ42は呼気弁構造体22と連結されている。呼吸によって行われる自己制御を超える、弁構造体20、22の起こり得る操作制御は、同様に制御装置18によって行われる。
呼吸サイクルの間、まず吸気フェーズの期間に呼気弁構造体22が閉じられて、吸気弁構造体20が開かれているので、新鮮な呼吸ガスがハウジング14から患者12へ吸気チューブ32だけを介して送られ得る。新鮮な呼吸ガスの流れは、圧力変更構造体16による呼吸ガスの意図的な圧力上昇によって、引き起こされる。圧力上昇によって、新鮮な呼吸ガスは、患者12の肺に流れ込み、そこで肺に近い身体領域つまり特に胸郭を、肺に近い身体部分の個別の弾性に逆らって拡張させる。これによって、患者12の肺内部のガス圧も上昇する。
吸気フェーズの終わりには、吸気弁構造体20が閉じられて、呼気弁構造体22が開かれる。呼気フェーズが始まる。吸気フェーズの終わりまでに上昇した患者12の肺にある呼吸ガスのガス圧によって、この呼吸ガスは、呼気弁構造体22が開いた後にこの呼気弁構造体22を通って大気中に流れ出て、流れ期間が進むにつれて患者12の肺内のガス圧は、減少する。肺12内のガス圧が、呼吸装置10で調節された呼気終末陽圧(PEEP)つまり大気圧よりも僅かに高い圧力に達すると、呼気フェーズが終了し、さらなる呼吸サイクルが続く。
吸気フェーズの間患者12には、いわゆる1回換気量つまり1呼吸あたりの呼吸ガス量が供給される。1回換気量と1分あたりの呼吸サイクル数とを掛けてつまり呼吸周波数とを掛けて、本願で実施される人工呼吸の分時換気量がもたらされる。
好ましくは、呼吸装置10特に制御装置18は、呼吸装置10の呼吸運転を特徴付ける呼吸運転パラメータを、呼吸運転の間繰り返し更新しもしくは算出するために形成されていて、呼吸運転が各時点でできる限り最適に、人工呼吸を施されるそれぞれの患者12に合わせられるのを保証する。特に有利には、呼吸周波数を有する1つ又は複数の呼吸運転パラメータの決定が行われるので、各呼吸サイクル中に、最新かつひいては患者12に最適に適合した呼吸運転パラメータを準備できる。
このために呼吸装置10は、患者の状態及び/又は呼吸装置の運転を監視する1つ又は複数のセンサとデータ伝送するよう接続されている。
これらのセンサのうち1つは、Y字形接続ピース45の患者12のより近くにある側に設けられており、かつそこで呼吸ライン構造体30内に占める呼吸ガス流を検知する近位流量センサ44である。流量センサ44は、センサライン構造体46によって、制御装置18のデータ入力部26と連結されていてよい。センサライン構造体46は、電気的な信号伝送ラインを含んでよいが、しかしその必要はない。センサライン構造体46は同様に、流れ方向で流量センサ44の両側に占めるガス圧をデータ入力部26に伝達するチューブラインを備えてよく、当該データ入力部26で圧力センサ27によって数値化される。流量センサ44は好ましくは差圧原理に従って作動する流量センサであるが、しかしながら別の物理的作用原理に従って作動する流量センサであってもよい。
ハウジング14内に、近位流量センサ44と比較して患者12からより遠くに離れているので、遠位流量センサ48と呼ばれている、さらなる流量センサ48が備わっている。
図2において、呼気弁構造体22が呼吸装置10のハウジング14から取り外されて、斜視図で示されている。図4において、呼気弁構造体22が、縦断面図で概略的に表わされている。
以下において、呼気弁構造体22が、図2と図4とに基づいて、より詳細に解説されるであろう。
呼気弁構造体22は、上流側呼吸ガス流路54を半径方向外側に画定する上流の呼気管52と下流側呼吸ガス流路58を囲む下流の呼気管56とを有する、ほぼ一体的に射出成形によって作られた流路部材50を含む。上流側呼吸ガス流路54は、直線状の流路軸として形作られた第1の流路軌跡K1に沿って延伸し、下流側呼吸ガス流路58は、同様に直線状の流路軸として形成された第2の流路軌跡に沿って延伸する。
呼気弁構造体22は、呼気流方向Eに沿って呼気性の呼吸ガスが貫流可能である。
上流の呼気管52の下流端部部分は、リングチャンバ62を半径方向外側に画定するリングチャンバ管60に、半径方向外側で取り囲まれている。リングチャンバ62は半径方向内側に、上流の呼気管52によって画定されている。
呼気弁構造体22は、上流の呼気管52の下流端部の領域において、膜弁体64とさらに弁座66とを有する弁アセンブリ63(図4参照)を備える。
膜弁体64は、上流の呼気管52の下流長手端部のより近くにあるリングチャンバ管60の長手端部に固定されており、上流の呼気管52に対向する側64bに、上流の呼気管52の下流長手端部に形成された弁座66に膜弁体64を載置させることができる弁座面を備える。
呼気弁構造体22が運転可能に取り付けられた状態において、第1の流路軌跡K1は、重力の作用方向gに対して平行に延在するので、膜弁体64は重力によって、図4において示される閉鎖位置に向かって予負荷をかけられており、当該閉鎖位置において、膜弁体64は弁座66に載置され、かつ上流側呼吸ガス流路54を下流側呼吸ガス流路58から流体力学的に分離する。
下流側呼吸ガス流路58は、外界Uへ開口している。下流側呼吸ガス流路58は、呼吸装置10と呼気弁構造体22の呼吸ガス吸収源を形成する。それによって、下流の呼気管56の下流長手端部から来る呼気性の呼吸ガスに、大気圧の影響が現れる。
呼気プロセスにとって典型的であるように、上流側呼吸ガス流路54において、大気圧に対して過圧が占めているが、大気圧がそれ以外で、膜弁体64の弁座66に背向する側64aにも作用する場合には、膜弁体64はほぼ第1の流路軌跡K1に沿って弁座66から持ち上がるので、膜弁体64の弁座66に対向する側64bと弁座66との間に、リング間隙68が生じるが、図4におけるその間隙高はまだゼロである。
それゆえ、弁アセンブリ63が開くと、呼気性の呼吸ガスが、上流側呼吸ガス流路54内の相対的な過圧によって促されて、弁間隙68を通ってリングチャンバ62内に流れ込み、そこから下流側呼吸ガス流路58と最終的には外界Uとに流れ込む。
配向を改善するために付け加えておくと、上流の呼気管52は、弁座66の反対側にあるその上流の長手端部領域に、上流の呼気管52ひいては呼気弁構造体22を図1の呼気チューブ42と接続可能にする接続フォーメーション53を備える。
上流側呼吸ガス流路54内に占める、下流側呼吸ガス流路58内のガス圧に対する相対的な過圧は、呼気プロセスが長くなるにつれて減る。その際重要なのは、呼気終末陽圧(PEEP)を維持して、呼気プロセスの終了まで患者の肺に逆陽圧を与え、それで人工呼吸を施す患者の肺の虚脱を予防することである。
PEEPの調節は、弁間隙68の間隙高を調節することによって、行われる。このために、呼気弁構造体22は、アクチュエータ70(図4にのみ表わされている)例えば電磁式アクチュエータ70を含み、当該アクチュエータからタペット72が呼吸装置10の制御装置18によって繰り出し可能であり、再び引っ込み可能である。
タペット72は、アクチュエータ70の他の部分からは遠く離れておりかつ繰り出し運動の際には先行するその長手端部で、膜弁体64内の固定プレート65と当接係合可能なので、膜弁体64は、アクチュエータ70によって規定されて、弁座66へ向かって移動可能である。それに対して、弁座66からの膜弁体64の持ち上げは、タペット72によってもしくはアクチュエータ70によっては意図されていない。なぜなら、タペット72と固定プレート65との間の当接係合で伝達され得るのは、圧縮力のみであって引張力ではないからである。
アクチュエータ70によって呼気終末陽圧を正確に調節するためには、上流側呼吸ガス流路54内で弁座66のできる限り近傍に占める呼吸ガス圧を知ることが有益である。
このために本発明に係る呼気弁構造体22は、下流の呼気管56の内部に、バイパスチャンバ74を備える(図4参照)。このバイパスチャンバ74は、その長手端部74aで上流側呼吸ガス流路54と流体力学的に連通する。それによって、バイパスチャンバ74内でも、上流側呼吸ガス流路54の下流端部と同じガス圧が占める。
バイパスチャンバを下流側呼吸ガス流路58から分離する分離壁76は、好適には呼気管52、56及びリングチャンバ管60と一体的に形成されている。それによって、部材と部材部分とが緩むことがないコンパクトな構造が得られる。
分離壁76は流路部材50と一体的に形成されるので、射出成形技術での製造時にスライド中子で覆われているバイパスチャンバ74の開口部は、完成した呼気弁構造体22ではストッパ78によって封止されていなくてはならない。ストッパ78は、摩擦接続的に又は貼着によって又は溶接によって、流路部材50の他の部分と接続されていてよい。
呼気弁構造体22が取り付けられた状態で好適には重力の作用方向gとは逆を向くセンサ連結壁部分56a、つまりセンサ連結壁部分56aが形成された場所で下流側呼吸ガス流路58もバイパスチャンバ74も囲む下流の呼気管56のセンサ連結壁部分56aは、ガス圧センサ80(図4参照)を測定技術的に連結するために形成されている。
図4と図6とにおいて、ガス圧センサ80は、測定技術的にバイパスチャンバとひいては上流側呼吸ガス流路54とに連結されて表わされており、図2と図3と図5とにおいては、呼気弁構造体22は単に、ガス圧センサを連結するために形成されているが、しかしながらこの連結を実現せずに表わされている。
そこから判明するのは、呼気弁構造体22は、測定技術的にバイパスチャンバ74を介して上流側呼吸ガス流路54に連結されるガス圧センサ80を有しても運転でき、そのような連結なしにも運転できるということである。
センサ連結壁部分56aは、下流側呼吸ガス流路58とバイパスチャンバ74とから半径方向に離れて向いている側での加工を容易にするために、好ましくは平らな外面を有して形成されており、そのセンサ連結壁部分56aにはセンサ連結開口部82が形成されていて、センサ連結壁部分56aを下流の呼気管56の厚さ方向に完全に貫く。このセンサ連結開口部82は、初めは封止膜84によって封止されている(図2と図3と図5参照)。しかしながら封止膜84は、簡単なやり方で突き通すことができ、それによってバイパスチャンバ74に外界Uからアクセスできるようにする。例えば図4と図6とにおいて、元々はセンサ連結開口部82に張設されていた封止膜84が、バイパスチャンバ74の内部領域を測定技術的にガス圧センサ80と接続する連結管81によって突き破られた様子が表わされている。
図3において認識できるように、封止膜84は、封止膜84と一体的に繋がっている縁部領域86で囲まれていてよく、当該縁部領域86は、センサ連結壁部分56aと例えば貼着によって外れないように接続されている。そうして封止膜84と縁部部分86は、センサ連結開口部82を封止する封止栓88を形成する。
特に図5において認識できるように、封止栓88の縁部部分86は、センサ連結開口部82を取り囲む、センサ連結壁部分56aの境界領域90と貼着されている。
開いていない状態においては、膜84は、正常領域84aと材料弱化領域84bとを備え、当該材料弱化領域84bは正常領域84aよりも膜壁厚が薄い。
図3において例示的に表わされているように、材料弱化領域84bは、直角に切断された2つの直径ラインを含み、当該直径ラインに沿って膜84は、この線の両側の領域よりも壁厚が薄くなっている。それによって、正常領域84aは、同じ大きさの4つの部分領域に分割されており、それらの各々が、例では円形の膜84のそれぞれ1つの四分円を覆っている。その際、材料弱化領域84bの各直径ラインは、膜84を例えば同じ大きさの2つの面領域に分割する。
材料弱化領域84bを形成することによって、膜84は、図4から図6までに示されているように、連結管81が突き破る際に、設定裂け箇所を形成する材料弱化領域84bのラインに沿って裂けるので、膜84は、連結管81で突き破る際に、所与のやり方で開口する。
図6において示されているように、封止栓88の縁部領域86も膜の残りの部分も、貫かれたセンサ連結開口部82の箇所で連結管81を半径方向外側に密封することができ、それによって、バイパスチャンバ74の内部と外界Uとの間のガスの誤流れとひいてはガス圧センサ80によって算出された上流側呼吸ガス流路54内のガス圧の歪曲とを防ぐことができる。
図7は、本発明に係る呼気弁構造体の第2の実施形態を図2と同じ斜視図と切断面の状態とで示している。第1の実施形態と同一かつ機能が同じ部材や部材部分は、第2の実施形態において、図2から図6までの第1の実施形態と同じ符号が付されているが、しかしながら数字が100増えている。
第2の実施形態は、以下において、第1の実施形態と異なる点でのみ記述され、その他には、図7と図8の第2の実施形態を解説するためにも、第1の実施形態の記述が指摘される。
図7と図8とにおいて表わされる第2の実施形態では、封止栓188(図8参照)は、センサ連結壁部分156aと協働する付加部材であるストッパ178に備わっている。その際ストッパ178は、ストッパヘッド178aから突き出ている固定辺部、例えば閉じて周回する固定スリーブ178bに、補完開口部192を備え、当該補完開口部192は、センサ連結開口部182と、好適にはそれぞれの開口部182、192を中心で貫く同軸の開口軸でオーバーラップする。封止膜184を囲む縁部部分186は、本願の第2の実施例においては、補完開口部192を囲む囲い領域194と例えば2成分射出成形によって接続されている。
呼気弁構造体122の運転可能状態において、特に閉じて周回する固定スリーブ178bの形体をした固定辺部は、バイパスチャンバ174の内部体積の一部を囲む。
補完開口部192を備えるストッパ178の部分は、センサ連結部分156aにおいて、このストッパ部分を補完開口部192の貫通軸Dに沿って両側で画定する受容フォーメーション196内に受容されていてよい。しかしながら、補完開口部192を備えるストッパ部分は、第1の実施例のように、下流の呼気管156の材料で半径方向外側だけに、もしくは分離壁176とセンサ連結部分156aとの間に受容されていてもよい。
センサ連結開口部182は、好適には補完開口部192より小さくなく、同様に好ましくは、同じ形体を備える。特に、貫通方向Rで貫通軸Dに沿って、補完開口部192を備えるストッパ部分の後方にセンサ連結壁部分156aの材料がなおある場合には、センサ連結開口部182は、補完開口部192よりも僅かに大きいか又は同じ大きさであってよい。貫通方向Rで封止膜184を突き通した後に縁部領域186から突き出る膜の残りの部分に、センサ連結壁部分156aと、センサ連結開口部182と補完開口部192とを貫く連結管との間の受容空間を準備するために、少なくとも、貫通方向Rで補完開口部192の後方にあるセンサ連結開口部182の一部は、補完開口部192よりも大きくてよい。
10 呼吸装置
12 患者
13 台架
14 ハウジング
15 呼吸ガス供給装置
16 圧力変更構造体
18 制御装置
20 吸気弁構造体
22 呼気弁構造体
24 データ入力部
26 センサ接続部
27 圧力センサ
28 出力器
30 呼吸ライン構造体
31 気管内チューブ
32 吸気チューブ
34 第1の吸気部分チューブ
36 第2の吸気部分チューブ
38 コンディショニング装置
40 液体貯蔵部
42 呼気チューブ
44 近位流量センサ
45 Y字形接続ピース
46 センサライン構造体
48 遠位流量センサ
50 流路部材
52 上流の呼気管
53 接続フォーメーション
54 上流側呼吸ガス流路
56 下流の呼気管
56a センサ連結壁部分
58 下流側呼吸ガス流路
60 リングチャンバ管
62 リングチャンバ
63 弁アセンブリ
64 膜弁体
64a 弁座66に背向する側
64b 弁座66に対向する側
65 固定プレート
66 弁座
68 リング間隙
70 アクチュエータ
72 タペット
74 バイパスチャンバ
74a バイパスチャンバの長手端部
76 分離壁
78 ストッパ
80 ガス圧センサ
81 連結管
82 センサ連結開口部
84 封止膜
84a 正常領域
84b 材料弱化領域
86 縁部領域
88 封止栓
90 境界領域
122 呼気弁構造体
150 流路部材
152 上流の呼気管
153 接続フォーメーション
154 上流側呼吸ガス流路
156 下流の呼気管
156a センサ連結壁部分
158 下流側呼吸ガス流路
160 リングチャンバ管
162 リングチャンバ
163 弁アセンブリ
164 膜弁体
164a 弁座66に背向する側
164b 弁座66に対向する側
165 固定プレート
166 弁座
168 リング間隙
170 アクチュエータ
172 タペット
174 バイパスチャンバ
174a バイパスチャンバの長手端部
176 分離壁
178 ストッパ
178a ストッパヘッド
178b 固定スリーブ
182 センサ連結開口部
184 封止膜
184b 材料弱化領域
186 縁部領域
188 封止栓
192 補完開口部
194 囲い領域
196 受容フォーメーション
D 貫通軸
E 呼気流方向
K1 第1の流路軌跡
K2 第2の流路軌跡
R 貫通方向
U 外界
g 重力の作用方向

Claims (15)

  1. 患者に人工呼吸を施す呼吸装置(10)の呼気配管のための呼気弁構造体(22;122)であって、前記呼気弁構造体(22;122)は呼気流方向(E)に貫流可能であり、
    -第1の流路軌跡(K1)に沿って延伸している上流側呼吸ガス流路(54;154)であって、患者から来ている前記呼気配管の一部分(42)に接続されているか又は接続可能な前記上流側呼吸ガス流路(54;154)と、
    -第2の流路軌跡(K2)に沿って延伸している下流側呼吸ガス流路(58;158)であって、外界(U)のような呼吸ガス吸収源(U)と接続されているか又は接続可能な前記下流側呼吸ガス流路(58;158)と、
    -前記下流側呼吸ガス流路(58;158)に対して前記上流側呼吸ガス流路(54;154)内で所与の第1の呼吸ガス過圧が起こった場合に、前記上流側呼吸ガス流路(54;154)から前記下流側呼吸ガス流路(58;158)への呼気性の呼吸ガス流の流通を可能とするように、且つ、前記上流側呼吸ガス流路(54;154)に対して前記下流側呼吸ガス流路(58;158)内で所与の第2の呼吸ガス過圧が起こった場合に、前記下流側呼吸ガス流路(58;158)から前記上流側呼吸ガス流路(54;154)へのガス流を遮断するように、前記上流側呼吸ガス流路(54;154)と前記下流側呼吸ガス流路(58;158)との間に備わっている、弁体(64;164)及び弁座(66;166)を備える弁アセンブリ(63;163)と、
    を含む前記呼気弁構造体(22;122)において、
    前記呼気弁構造体(22;122)は、バイパスチャンバ(74;174)を備えており、前記バイパスチャンバ(74;174)が、前記上流側呼吸ガス流路(54;154)と流体力学的に連通し、ガス圧センサ(80)を連結するために形成されており、
    前記バイパスチャンバ(74;174)が、前記上流側呼吸ガス流路(54;154)から前記下流側呼吸ガス流路(58;158)へ延伸し、前記下流側呼吸ガス流路(58;158)の領域でガス圧センサ(80)を連結するために形成されており、
    前記バイパスチャンバ(74;174)を画定する壁のセンサ連結壁部分(56a;156a)は、前記バイパスチャンバ(74;174)の前記センサ連結壁部分(56a;156a)を貫くセンサ連結開口部(82;182)を備え、前記センサ連結開口部(82;182)は、開口可能な封止栓(88;188)によって封止されており、
    前記封止栓(88;188)は、周囲の前記センサ連結壁部分(56a;156a)の材料と比べてより柔らかい材料から形成されている突き通し可能な封止膜(84;184)を含むことを特徴とする呼気弁構造体(22;122)。
  2. 前記封止膜(84;184)は、エラストマーから形成されていることを特徴とする請求項に記載の呼気弁構造体(22;122)。
  3. 前記エラストマーが、天然ゴム又はシリコンゴムとされることを特徴とする請求項に記載の呼気弁構造体(22;122)。
  4. 前記封止膜(84;184)は、正常領域(84a)と、前記正常領域(84a)とは別に前記封止膜(84;184)の引裂き強度が前記正常領域(84a)と比べて低い材料弱化領域(84b;184b)とを備えることを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載の呼気弁構造体(22;122)。
  5. 前記材料弱化領域(84b;184b)における前記封止膜(84;184)の材料厚は、前記正常領域(84a)よりも薄いことを特徴とする請求項に記載の呼気弁構造体(22;122)。
  6. 前記材料弱化領域(84b;184b)は、前記封止膜(84;184)に所定のパターンで形成されていることを特徴とする請求項又はに記載の呼気弁構造体(22;122)。
  7. 前記下流側呼吸ガス流路を囲む壁(56;156)の一部分は、前記バイパスチャンバ(74;174)のセンサ連結壁部分(56a;156a)を形成することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の呼気弁構造体(22;122)。
  8. 前記バイパスチャンバ(74;174)は、前記下流側呼吸ガス流路(58;158)内で延在することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の呼気弁構造体(22;122)。
  9. 前記バイパスチャンバ(74;174)を前記下流側呼吸ガス流路(58;158)から分離する分離壁(76;176)は、前記下流側呼吸ガス流路(58;158)を囲む壁(56;156)と一体的に形成されていることを特徴とする請求項に記載の呼気弁構造体(22;122)。
  10. 前記上流側呼吸ガス流路(54;154)を囲む第1の呼気管(52;152)と、前記下流側呼吸ガス流路(58;158)を囲む第2の呼気管(56;156)と、前記バイパスチャンバ(74;174)を前記下流側呼吸ガス流路(58;158)から分離する前記分離壁(76;176)は、流路部材(50;150)として一体的に形成されていることを特徴とする請求項に記載の呼気弁構造体(22;122)。
  11. 前記弁体(64;164)は、前記上流側呼吸ガス流路(54;154)の長手端部に張設される膜弁体(64;164)であり、前記弁座(66;166)は、前記上流側呼吸ガス流路(54;154)の長手端部に形成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の呼気弁構造体(22;122)。
  12. 膜弁体(64;164)と前記封止膜(84;184)とは、互いに対して平行な膜面を有して前記呼気弁構造体(22;122)に備わっていることを特徴とする請求項11に記載の呼気弁構造体(22;122)。
  13. 前記封止膜(84;184)は、運転可能な状態で設けられた呼気弁構造体(22;122)で、重力の作用方向(g)に対して直交して設けられており、前記バイパスチャンバ(74;174)から離れた方を向くその外側は、重力の作用方向(g)とは逆を向いていることを特徴とする請求項12に記載の呼気弁構造体(22;122)。
  14. 呼吸ガス供給装置(15)で患者に人工呼吸を施すための呼吸装置(10)であって、前記呼吸ガス供給装置(15)から吸気配管が患者呼吸インターフェース(31)へと通じており、前記患者呼吸インターフェース(31)からさらに、呼気配管が呼吸ガス吸収源(U)へと通じている呼吸装置(10)において、
    前記呼気配管内に、請求項1から12のいずれか1項に記載の呼気弁構造体(22;122)が備わっており、前記上流側呼吸ガス流路(54;154)は、前記患者呼吸インターフェース(31)から呼気性の呼吸ガスを移送するために、前記呼気配管の一部分(42)によって、前記患者呼吸インターフェース(31)と接続されていることを特徴とする呼吸装置(10)。
  15. 前記呼吸ガス吸収源(U)が、外気(U)とされることを特徴とする請求項14に記載の呼吸装置(10)。
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