JP7107574B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機等に代表される遊技機に関する。
遊技機の一例としてのパチンコ遊技機には、始動口(入球口)への遊技球の入球に基づいて取得した乱数を保留記憶として記憶し、その記憶した保留記憶(保留情報)に基づいて、大当たりとなるか否かの判定処理を行い、予め用意された特別図柄の変動時間のうちから、決定した一の変動時間に基づいて、特別図柄を変動表示させると共に、特別図柄の変動時間に基づいて、前記判定処理の結果を示唆する変動演出を行うものがある。
また上述したパチンコ遊技機には、例えば下記特許文献1の遊技機のように、保留記憶の中に大当たり又はハズレとなるか否かの先読み判定(事前判定)を行い、その先読み判定の結果から大当たりとなるものがある場合には、複数の変動演出に亘って将来に大当たりとなることを示唆する先読み演出(示唆演出)を行うものがある。
特開2013-078594号公報
ところが、上記特許文献1の遊技機のように、示唆演出(先読み演出)を変動演出にて行い、その変動演出の次に実行する変動演出でも示唆演出を行う遊技機では、決定される変動時間の長さによって、示唆演出を実行した変動演出の次に実行する変動演出では示唆演出が途切れてしまうため、遊技者に違和感を与えて示唆演出を提供してしまうおそれがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものである。すなわちその課題は、遊技者に違和感を与えることなく示唆演出を提供することが可能な遊技機を提供することにある。
本発明の遊技機は、
入球口への入球に基づき取得した判定情報に基づいて、大当たりとなるか否かの判定を行う判定手段を備えた遊技機において、
前記判定手段により判定が行われる前に前記判定情報に基づいて、大当たりとなるか否かの事前判定を行う事前判定手段と、
前記判定手段による判定結果を示す特別図柄を変動表示させ、その特別図柄を停止表示させる図柄表示手段と、
前記特別図柄の複数の変動時間のうちから、一の変動時間を決定可能とする変動時間決定手段と、
前記変動時間に基づいて、前記判定手段による判定結果を示す変動演出を実行可能とする演出制御手段と、を備え、
前記演出制御手段は、
前記変動時間決定手段により決定された第1変動時間に基づいて第1変動演出を実行可能とし、
前記変動時間決定手段により決定された前記第1変動時間よりも長い第2変動時間に基づいて第2変動演出を実行可能とし、
前記第1変動演出では、当該第1変動演出の実行を開始したときに前記事前判定手段による事前判定の結果を示唆する示唆演出を実行可能とし、
前記第1変動演出の次に実行する前記第2変動演出では、当該第2変動演出の実行を開始したときに前記第1変動演出で実行した前記示唆演出を実行することなく、当該第2変動演出の実行を開始してから所定時間が経過したときに前記第1変動演出で実行した前記示唆演出を実行可能とすることを特徴とする遊技機である。
本発明の遊技機によれば、遊技者に違和感を与えることなく示唆演出を提供することが可能である。
実施形態に係る遊技機の斜視図である。 同遊技機が備える遊技機枠の構造を示す斜視図である。 実施形態に係る遊技機の正面図である。 同遊技機が備える遊技盤の正面図である。 表示器類の正面図である。 (A)は盤可動装置が待機状態のときの演出用ユニットの正面図、(B)は盤可動装置が第1作動状態のときの演出用ユニットの正面図、(C)は盤可動装置が第2作動状態のときの演出用ユニットの正面図である。 交互振分式始動入賞装置11Dの内部を示す簡略図である。 同遊技機の遊技制御基板側の電気的な構成を示すブロック図である。 同遊技機の演出制御基板側の電気的な構成を示すブロック図である。 当たり種別判定テーブルである。 遊技制御用マイコンが取得する各種乱数を示す表である。 (A)は大当たり判定テーブルであり、(B)はリーチ判定テーブルであり、(C)は普通図柄当たり判定テーブルであり、(D)は普通図柄変動パターン選択テーブルである。 特図変動パターン判定テーブルである。 電チューの開放パターン決定テーブルである。 演出例1を示す図である。 演出例2を示す図である。 先読み判定テーブルである。 選手停止予告演出抽選テーブルである。 演出例3を示す図である。 演出例4を示す図である。 演出例5を示す図である。 演出例6を示す図である。 非時短状態における盤可動体予告演出抽選テーブル1である。 非時短状態における盤可動体予告演出抽選テーブル2である。 (A)盤可動体予告演出1を行い、複数の短縮変動演出のうち、非短縮変動演出を挟まない場合のタイミングチャートであり、(B)盤可動体予告演出1を行い、複数の短縮変動演出のうち、非短縮変動演出を挟む場合のタイミングチャートである。 演出例7を示す図である。 演出例8を示す図である。 演出例9を示す図である。 演出例10を示す図である。 主制御メイン処理のフローチャートである。 メイン側タイマ割り込み処理のフローチャートである。 センサ検出処理のフローチャートである。 ゲート通過処理のフローチャートである。 普通動作処理のフローチャートである。 特別動作処理のフローチャートである。 特別図柄待機処理のフローチャートである。 大当たり判定処理のフローチャートである。 変動パターン選択処理のフローチャートである。 変動パターン選択処理のフローチャートである。 特別図柄変動中処理のフローチャートである。 特別図柄確定処理のフローチャートである。 遊技状態管理処理のフローチャートである。 特別電動役物処理のフローチャートである。 遊技状態設定処理のフローチャートである。 サブ制御メイン処理のフローチャートである。 受信割り込み処理のフローチャートである。 1msタイマ割り込み処理のフローチャートである。 10msタイマ割り込み処理のフローチャートである。 受信コマンド解析処理のフローチャートである。 始動入賞処理のフローチャートである。 変動演出開始処理のフローチャートである。
1.遊技機の構造
本発明の実施形態であるパチンコ遊技機PY1ついて、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においてパチンコ遊技機PY1の各部の左右方向は、そのパチンコ遊技機PY1に対面する遊技者にとっての左右方向に一致させて説明する。また、パチンコ遊技機PY1の各部の前方向をパチンコ遊技機PY1に対面する遊技者に近づく方向とし、パチンコ遊技機PY1の各部の後方向をパチンコ遊技機PY1に対面する遊技者から離れる方向として説明する。
図1に示すように、実施形態のパチンコ遊技機PY1は、遊技機枠2を備えている。遊技機枠2は、図2に示すように、外枠22と内枠21と前扉23(前枠)とを備えている。外枠22は、パチンコ遊技機PY1の外郭部を形成する縦長方形状の枠体である。内枠21は、外枠22の内側に配置されていて、遊技盤ユニットYUを取付ける縦長方形状の枠体である。遊技盤ユニットYUは、遊技盤1と、遊技盤1の背面側に取り付けられた演出用ユニット1Uと、を有する。遊技盤1の背面に取り付けられた演出用ユニット1Uは、主に演出を行う複数の装置をユニット(後述する各種制御基板、画像表示装置50、ハーネス等を取付けるユニット)が一体化したものである(図6参照)。演出用ユニット1Uには、画像表示装置50、盤可動装置55が搭載されている(図6参照)。前扉23は、外枠22及び内枠21の前面側に配置されていて、遊技盤1を保護する縦長方形状のものである。前扉23は、遊技者に正対する部分であり、種々の飾り付けがなされている。
遊技機枠2は、左端側にヒンジ部24を備えて構成されている。このヒンジ部24により、前扉23は、外枠22及び内枠21に対してそれぞれ回動自在になっていて、内枠21は、外枠22及び前扉23に対してそれぞれ回動自在になっている。前扉23の中央には開口部23aが形成されていて、遊技者が後述の遊技領域6を視認できるように透明の透明板23tが開口部23aに取付けられている。透明板23tは、本形態ではガラス板であるが、透明な合成樹脂板であってもよい。すなわち、透明板23tは、前方から遊技領域6を視認可能なものであればよい。
図1~図3に示すように、前扉23には、回転角度に応じた発射強度で遊技球を発射させるためのハンドル72k(遊技球打込手段)、遊技球を貯留する打球供給皿(上皿)34、及び打球供給皿34に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿(下皿)35が設けられている。また前扉23には、遊技の進行に伴って実行される演出時などに遊技者が操作し得る演出ボタン(入力部)40k及びセレクトボタン42kが設けられている。なおセレクトボタン(十字キー)42kは、上方向ボタンと下方向ボタンと左方向ボタンと右方向ボタンとによって構成されている。また前扉23には、装飾用の枠ランプ212及び音を出力するスピーカ(図1において不図示)が設けられている。
遊技機枠2には、図4に示す遊技盤1が取付けられている。図4に示すように、遊技盤1には、ハンドル72kの操作により発射された遊技球が流下する遊技領域6が、レール部材62で囲まれて形成されている。また遊技盤1には、装飾用の盤ランプ54が多数設けられている。また遊技領域6には、遊技球を誘導する複数の遊技くぎが突設されている。なお遊技盤1は、前側に配されている板状部材と、後側に配されている裏ユニット(後述する各種制御基板、画像表示装置50(表示装置)、ハーネス等を取付けるユニット)とが一体化されたものである。
また遊技領域6の中央付近には、液晶表示装置である画像表示装置50(演出表示手段,画像表示手段)が設けられている。なお画像表示装置は、有機EL表示装置などの他の画像表示装置であってもよい。画像表示装置50の表示画面50a(表示部)には、後述の第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示に同期した演出図柄EZ(装飾図柄)の可変表示を行う演出図柄表示領域がある。なお、演出図柄EZを表示する演出を演出図柄変動演出という。演出図柄変動演出(変動演出)を「装飾図柄変動演出」や単に「変動演出」や「通常変動演出」と称することもある。
演出図柄表示領域は、例えば「左」「中」「右」の3つの演出図柄表示領域からなる。左演出図柄表示領域には左演出図柄EZ1が表示され、中演出図柄表示領域には中演出図柄EZ2が表示され、右演出図柄表示領域には右演出図柄EZ3が表示される。演出図柄EZはそれぞれ、例えば「1」~「8」までの数字をあらわした複数の図柄からなる。画像表示装置50は、左演出図柄EZ1、中演出図柄EZ2、右演出図柄EZ3の組み合わせによって、後述の第1特図表示器81aおよび第2特図表示器81bにて表示される第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示の結果(つまりは大当たり抽選の結果)を、わかりやすく表示する。
例えば大当たりに当選した場合には「777」などのゾロ目で演出図柄を停止表示する。また、はずれであった場合には「637」などのバラケ目で演出図柄を停止表示する。これにより、遊技者による遊技の進行状況の把握が容易となる。つまり遊技者は、一般的には大当たり抽選の結果を第1特図表示器81aや第2特図表示器81bにより把握するのではなく、画像表示装置50にて把握する。なお、演出図柄表示領域の位置は固定的でなくてもよい。また、演出図柄の変動表示の態様としては、例えば上下方向にスクロールする態様がある。
画像表示装置50は、上記のような演出図柄EZを用いた演出図柄変動演出のほか、大当たり遊技に並行して行われる大当たり演出や、客待ち用のデモ演出(客待ち演出)などを表示画面50aに表示する。なお演出図柄変動演出では、数字等の演出図柄EZのほか、背景画像やキャラクタ画像などの演出図柄EZ以外の演出画像も表示される。
また画像表示装置50の表示画面50aには、後述の第1特図保留の記憶数(以下、特図1保留球数と称することもある)や第2特図保留の記憶数(以下、特図2保留球数と称することもある)に応じて保留アイコンHA(保留表示、演出保留画像)を表示する保留アイコン表示領域(保留表示領域)がある。また保留アイコン表示領域には、第1特図保留と第2特図保留の記憶数を合計した数が「1~6」に応じた保留アイコンHAを表示する第1保留アイコン表示領域HR1と、第1特図保留と第2特図保留の記憶数を合計した数が「7~8」に応じた保留アイコンHAを表示する第2保留アイコン表示領域HR2との2種類が存在する。なお本形態では、第1特図保留と第2特図保留の記憶数を合計した数の「3」が所定数に相当する。保留アイコンHAの表示により、後述の第1特図保留表示器83aにて表示される第1特図保留の記憶数や、後述の第2特図保留表示器83bにて表示される第2特図保留の記憶数や、後述の第1特図保留表示器83aにて表示される第1特図保留の記憶数と後述の第2特図保留表示器83bにて表示される第2特図保留の記憶数の合計した数(以下、保留球数や特図保留球数ともいう)を、遊技者にわかりやすく示すことができる。
遊技領域6における画像表示装置50の下方には、遊技球の入球し易さが常に変わらない交互振分式始動入賞装置11Dが設けられている。交互振分式始動入賞装置11Dを、第1入球手段や、第1入球口、固定入球手段、第1始動入賞装置ともいう。交互振分式始動入賞装置11Dに設けられた入口11に入賞した遊技球は、後述するように第1始動口センサ69a又は第2始動口センサ12a側へと交互に振り分けられることになる。そして第1始動口センサ69aによる遊技球の検出が、第1特別図柄の抽選(大当たり抽選、すなわち大当たり乱数等の取得と判定)の契機となっている。また第2始動口センサ12aによる遊技球の検出が、第2特別図柄の抽選(大当たり抽選、すなわち大当たり乱数等の取得と判定)の契機となっている。
また遊技領域6における交互振分式始動入賞装置11Dの下方には、第3始動口20を備える普通可変入賞装置(普通電動役物いわゆる電チュー)20Dが設けられている。第3始動口20を、第2入球口や、可変入球口、第2始動入賞口、第2始動領域ともいう。電チュー20Dを、第2入球手段や、可変入球手段、第2始動入賞装置ともいう。第3始動口20への遊技球の入賞は、第2特別図柄の抽選(大当たり抽選)の契機となっている。
電チュー20Dは、開状態と閉状態とをとる電チュー開閉部材20k(入球口開閉部材)を備え、電チュー開閉部材20kの作動によって第3始動口20を開閉するものである。電チュー開閉部材20kは、後述の電チューソレノイド20sにより駆動される。電チュー開閉部材20kが開状態にあるときには、第3始動口20への遊技球の入球が可能となり、閉状態にあるときには、第3始動口20への遊技球の入球が不可能となる。つまり、第3始動口20は、遊技球の入球し易さが変化可能な始動口である。なお、電チューは、電チュー開閉部材が開状態にあるときの方が閉状態にあるときよりも第3始動口への入球を容易にするものであれば、閉状態にあるときに第3始動口への入球を不可能とするものでなくてもよい。
また、遊技領域6における交互振分式始動入賞装置11Dの右方には、大入賞口14を備えた大入賞装置(特別電動役物)14Dが設けられている。大入賞口14を、特別入賞口ともいう。また大入賞装置14Dを、アタッカー(AT)や、特別入賞手段、特別可変入賞装置ともいう。大入賞装置14Dは、開状態と閉状態とをとるAT開閉部材14k(特別入賞口開閉部材)を備え、AT開閉部材14kの作動により大入賞口14を開閉するものである。AT開閉部材14kは、後述のATソレノイド14sにより駆動される。大入賞口14は、AT開閉部材14kが開状態であるときだけ遊技球が入球可能となる。
また、遊技領域6における大入賞口14の上方には、遊技球が通過可能なゲート13が設けられている。ゲート13を、通過口や通過領域ともいう。ゲート13への遊技球の通過は、電チュー12Dを開放するか否かを決める普通図柄抽選(すなわち普通図柄乱数(当たり乱数)の取得と判定)の実行契機となっている。さらに遊技領域6の下部には、複数の一般入賞口10が設けられている。また遊技領域6の最下部には、遊技領域6へ打ち込まれたもののいずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技領域6外へ排出するアウト口19が設けられている。
このように各種の入賞口等が配されている遊技領域6には、左右方向の中央より左側の左遊技領域6L(第1遊技領域)と、右側の右遊技領域6R(第2遊技領域)とがある。左遊技領域6Lを遊技球が流下するように遊技球を発射する打方を、左打ちという。一方、右遊技領域6Rを遊技球が流下するように遊技球を発射する打方を、右打ちという。本形態のパチンコ遊技機PY1では、左打ちにて遊技したときに遊技球が流下する流路を、第1流路R1といい、右打ちにて遊技したときに遊技球が流下する流路を、第2流路R2という。
第1流路R1上には、交互振分式始動入賞装置11Dと、一般入賞口10、電チュー20Dと、アウト口19とが設けられている。遊技者は第1流路R1を流下するように遊技球を打ち込むことで、交互振分式始動入賞装置11Dや一般入賞口10への入賞を狙うことができる。なお、第1流路R1上にゲートは配されていないため、左打ちをしている場合に電チュー20Dが開放されることはない。
一方、第2流路R2上には、ゲート13と、一般入賞口10と、大入賞装置14Dと、電チュー20Dと、アウト口19とが設けられている。遊技者は第2流路R2を流下するように遊技球を打ち込むことで、ゲート13への通過や、一般入賞口10、第3始動口20、及び大入賞口14への入賞を狙うことができる。
また図4に示すように、遊技盤1の左下部には表示器類8が配置されている。表示器類8には、図5に示すように、第1特別図柄を可変表示する第1特図表示器81a、第2特別図柄を可変表示する第2特図表示器81b、及び、普通図柄(普図)を可変表示する普図表示器82が含まれている。第1特別図柄を、第1特図又は特図1ともいい、第2特別図柄を第2特図又は特図2ともいう。また、普通図柄を普図ともいう。
また表示器類8には、第1特図表示器81aの作動保留(第1特図保留)の記憶数を表示する第1特図保留表示器83a、第2特図表示器81bの作動保留(第2特図保留)の記憶数を表示する第2特図保留表示器83b、および普図表示器82の作動保留(普図保留)の記憶数を表示する普図保留表示器84が含まれている。
第1特別図柄の可変表示は、第1始動口センサ69aによる遊技球の検出を契機として行われる。第2特別図柄の可変表示は、第3始動口20への遊技球の入賞を契機として行われる。なお以下の説明では、第1特別図柄および第2特別図柄を総称して特別図柄(特図)ということがある。また、第1特図表示器81aおよび第2特図表示器81bを総称して特図表示器81ということがある。また、第1特図保留表示器83aおよび第2特図保留表示器83bを総称して特図保留表示器83ということがある。また第1特図保留および第2特図保留を総称して特図保留ということがある。
特図表示器81では、特別図柄を可変表示(変動表示)したあと停止表示することにより、第1始動口センサ69aによる遊技球の検出、第2始動口センサ12aによる遊技球の検出、及び第3始動口20への入賞に基づく抽選(特別図柄抽選、大当たり抽選)の結果を報知する。停止表示される特別図柄(停止図柄、可変表示の表示結果として導出表示される特別図柄)は、特別図柄抽選によって複数種類の特別図柄の中から選択された一つの特別図柄である。停止図柄が予め定めた特定特別図柄(特定の停止態様の特別図柄すなわち大当たり図柄)である場合には、停止表示された特定特別図柄の種類(つまり当選した大当たりの種類)に応じた開放パターンにて大入賞口14を開放させる大当たり遊技(特別遊技の一例)が行われる。なお、特別遊技における大入賞口の開放パターンについては後述する。
具体的には特図表示器81は、例えば横並びに配された8個のLED(Light Emitting Diode)から構成されており、その点灯態様によって大当たり抽選の結果に応じた特別図柄を表示するものである。例えば大当たり(後述の複数種類の大当たりのうちの一つ)に当選した場合には、「○○●●○○●●」(○:点灯、●:消灯)というように左から1,2,5,6番目にあるLEDが点灯した大当たり図柄を表示する。また、ハズレである場合には、「●●●●●●●○」というように一番右にあるLEDのみが点灯したハズレ図柄を表示する。ハズレ図柄として全てのLEDを消灯させる態様を採用してもよい。なおハズレ図柄は、特定特別図柄ではない。また、特別図柄が停止表示される前には所定の変動時間にわたって特別図柄の変動表示がなされるが、その変動表示の態様は、例えば左から右へ光が繰り返し流れるように各LEDが点灯するという態様である。なお変動表示の態様は、各LEDが停止表示(特定の態様での点灯表示)されていなければ、全LEDが一斉に点滅するなどなんでもよい。
本パチンコ遊技機PY1では、第1始動口センサ69aによる遊技球の検出、第2始動口センサ12aによる遊技球の検出、又は第3始動口20への入賞(入球)のいずれかがあると、その検出や入賞に対して取得した大当たり乱数等の各種乱数の値(数値情報、判定用情報、判定情報)は、後述の特図保留記憶部105(保留記憶手段)に一旦記憶される。詳細には、第1始動口センサ69aによる検出であれば第1特図保留として、後述の第1特図保留記憶部105aに記憶され、第3始動口20への入賞であれば第2特図保留として、後述の第2特図保留記憶部105bに記憶される。各々の特図保留記憶部105に記憶可能な特別図柄の保留記憶(以下、特図保留ともいう)の数には上限があり、本形態における上限値はそれぞれ「4」となっている。
特図保留記憶部105に記憶された特図保留は、その特図保留に基づく特別図柄の可変表示が可能となったときに消化される。特図保留の消化とは、その特図保留に対応する大当たり乱数等を判定して、その判定結果を示すための特別図柄の可変表示を実行することをいう。従って本パチンコ遊技機PY1では第1始動口センサ69aによる遊技球の検出、第2始動口センサ12aによる遊技球の検出、又は第3始動口20への入賞のいずれに基づく特別図柄の可変表示がその入賞後にすぐに行えない場合、すなわち特別図柄の可変表示の実行中や特別遊技の実行中に入賞があった場合であっても、所定数を上限として、その入賞に対する大当たり抽選の権利を留保することができるようになっている。
そしてこのような特図保留の数は、特図保留表示器83に表示される。具体的には特図保留表示器83はそれぞれ、例えば4個のLEDで構成されており、特図保留の数だけLEDを点灯させることにより特図保留の数を表示する。
普通図柄の可変表示は、ゲート13への遊技球の通過を契機として行われる。普図表示器82では、普通図柄を可変表示(変動表示)したあと停止表示することにより、ゲート13への遊技球の通過に基づく普通図柄抽選の結果を報知する。停止表示される普通図柄(普図停止図柄、可変表示の表示結果として導出表示される普通図柄)は、普通図柄抽選によって複数種類の普通図柄の中から選択された一つの普通図柄である。停止表示された普通図柄が予め定めた特定普通図柄(所定の停止態様の普通図柄すなわち普通当たり図柄)である場合には、現在の遊技状態に応じた開放パターンにて第3始動口20を開放させる補助遊技が行われる。なお、第3始動口20の開放パターンについては後述する。
具体的には普図表示器82は、例えば2個のLEDから構成されており(図5参照)、その点灯態様によって普通図柄抽選の結果に応じた普通図柄を表示するものである。例えば抽選結果が当たりである場合には、「○○」(○:点灯、●:消灯)というように両LEDが点灯した普通当たり図柄を表示する。また抽選結果がハズレである場合には、「●○」というように右のLEDのみが点灯した普通ハズレ図柄を表示する。普通ハズレ図柄として全てのLEDを消灯させる態様を採用してもよい。なお普通ハズレ図柄は、特定普通図柄ではない。普通図柄が停止表示される前には所定の変動時間にわたって普通図柄の変動表示がなされるが、その変動表示の態様は、例えば両LEDが交互に点灯するという態様である。なお変動表示の態様は、各LEDが停止表示(特定の態様での点灯表示)されていなければ、全LEDが一斉に点滅するなどなんでもよい。
本パチンコ遊技機PY1では、ゲート13への遊技球の通過があると、その通過に対して取得した普通図柄乱数(当たり乱数)の値は、後述の普図保留記憶部106に普図保留として一旦記憶される。普図保留記憶部106に記憶可能な普図保留の数には上限があり、本形態における上限値は「4」となっている。
普図保留記憶部106に記憶された普図保留は、その普図保留に基づく普通図柄の可変表示が可能となったときに消化される。普図保留の消化とは、その普図保留に対応する普通図柄乱数(当たり乱数)を判定して、その判定結果を示すための普通図柄の可変表示を実行することをいう。従って本パチンコ遊技機PY1では、ゲート13への遊技球の通過に基づく普通図柄の可変表示がその通過後にすぐに行えない場合、すなわち普通図柄の可変表示の実行中や補助遊技の実行中に入賞があった場合であっても、所定数を上限として、その通過に対する普通図柄抽選の権利を留保することができるようになっている。
そしてこのような普図保留の数は、普図保留表示器84に表示される。具体的には普図保留表示器84は、例えば4個のLEDで構成されており、普図保留の数だけLEDを点灯させることにより普図保留の数を表示する。
次に、図6を用いて盤可動装置55について説明する。盤可動装置55は、表示画面50aよりも前方に配置され、表示画面50aに沿って移動可能であり、装飾が施された盤可動体55kを具備する。
図6(A)は、盤可動体55kが作動していない通常の待機状態(初期位置)で保持されている様子を概略化して表している。そして盤可動体55kを駆動させるための駆動源(例えばモータ)の駆動力によって駆動すると、盤可動体55kは下向きに移動(下降)し、図6(B)に示す様子となる。本形態では、図6(B)に示す様子となる状態が第1作動状態である。一方、図6(B)に示す場合よりも盤可動体55kを駆動させるための駆動源(例えばモータ)の駆動力が小さい場合、その小さな駆動力によって駆動すると、盤可動体55kは下向きに移動(下降)し、図6(C)に示す様子となる。本形態では、図6(C)に示す様子となる状態が第2作動状態である。本形態では、画像表示装置50は下降した盤可動体55kに覆われるが、画像表示装置50は視認することが可能である。
2.交互振分式始動入賞装置11Dの構成
次に図4及び図7に基づいて、交互振分式始動入賞装置11Dの構成について説明する。交互振分式始動入賞装置11Dは、図4に示す入口11と、図7に示す振分装置200と、図7に示す交互振分式始動入賞装置11Dの左通路201と、図7に示す交互振分式始動入賞装置11Dの右通路202と、図7に示す第1排出口203と、図7に示す第2排出口204と、図7に示す第1始動口センサ69aと、図6に示す第2始動口センサ12aとから構成されている。
図7に示すように、例えば左通路201側に傾いた状態で、遊技球が入口11から交互振分式始動入賞装置11Dの内部へと進入して、遊技球が振分装置200の左端部分に接触すると、左通路201側に傾いた状態の振分装置200が遊技球の重さによって、右通路202側へと傾くことになる。これにより、右通路202側に傾いた振分装置200によって、遊技球は左通路201側へと振り分けられて、下流へと流下していくことになる。その後、左通路201側に振り分けられた遊技球は第1排出口203から排出されるか、又は第1始動口センサ69aにより検出されることになる。なお、左通路201側に振り分けられた遊技球は第1排出口203から排出されることはほとんどない。
一方、図7に示すように、例えば右通路202側に傾いた状態で、遊技球が入口11から交互振分式始動入賞装置11Dの内部へと進入して、遊技球が振分装置200の右端部分に接触すると、右通路202側に傾いた状態の振分装置200が遊技球の重さによって、左通路201側へと傾くことになる。これにより、左通路201側に傾いた振分装置200によって、遊技球は右通路202側へと振り分けられて、下流へと流下していくことになる。その後、右通路202側に振り分けられた遊技球は第2排出口204から排出されるか、又は第2始動口センサ12aにより検出されることになる。なお、右通路202側に振り分けられた遊技球は第2排出口204から排出されることはほとんどない。
以上の交互振分式始動入賞装置11Dの構成により、交互振分式始動入賞装置11Dの入口11から入球した遊技球を左通路201又は右通路202に振り分けることが可能となっている。これにより、入球した遊技球を第1始動口センサ69a又は第2始動口センサ12aによって、交互に検出することが可能となっている。なお本形態では、交互振分式始動入賞装置11Dに入球して左通路201側に振り分けられた遊技球が第1排出口203から排出されるか、又は第1始動口センサ69aにより検出されることになることや、交互振分式始動入賞装置11Dに入球して右通路202側に振り分けられた遊技球は第2排出口204から排出されるか、又は第2始動口センサ12aにより検出されることを遊技盤1側から視認して遊技者が確認することが可能となるように構成されている。
3.遊技機の電気的構成
次に図8及び図9に基づいて、本パチンコ遊技機PY1における電気的な構成を説明する。図8及び図9に示すように、パチンコ遊技機PY1は、大当たり抽選や遊技状態の移行などの遊技利益に関する制御を行う遊技制御基板100(主制御基板)、遊技の進行に伴って実行する演出に関する制御を行う演出制御基板120(サブ制御基板)、遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御基板170等を備えている。なお、遊技制御基板100は、メイン制御部を構成し、演出制御基板120は、後述する画像制御基板140、音声制御基板161、及びサブドライブ基板162とともにサブ制御部を構成する。
なお、サブ制御部は、少なくとも演出制御基板120を備え、演出手段(画像表示装置50やスピーカ610(演出音装置)、盤ランプ54、盤可動体55k、枠ランプ212等)を用いた遊技演出を制御可能であればよい。
またパチンコ遊技機PY1は、電源基板190を備えている。電源基板190(電源供給部)は、外部からAC24Vの電源を入力して、AC24Vの電源に基づいてパチンコ遊技機PY1の動作に必要な各種電圧(DC5V,DC12V,DC18V,DC24V,DC37V)の電源を生成するものである。電源基板190は、生成した電源を遊技制御基板100、演出制御基板120、及び払出制御基板170に対して供給するとともに、これらの基板を介してその他の機器に対して供給する。
電源基板190には、バックアップ電源回路192が設けられている。バックアップ電源回路192は、本パチンコ遊技機PY1に対して電力が供給されていない場合に、後述する遊技制御基板100の遊技用RAM(Random Access Memory)104や演出制御基板120の演出用RAM124に対して電力を供給する。従って、遊技制御基板100の遊技用RAM104や演出制御基板120の演出用RAM124に記憶されている情報は、パチンコ遊技機PY1の電断時であっても保持される。また、電源基板190には、電源スイッチ191が接続されている。電源スイッチ191のON/OFF操作により、電源の投入/遮断が切替えられる。なお、遊技制御基板100の遊技用RAM104に対するバックアップ電源回路を遊技制御基板100に設けたり、演出制御基板120の演出用RAM124に対するバックアップ電源回路を演出制御基板120に設けたりしてもよい。
図8に示すように、遊技制御基板100には、プログラムに従ってパチンコ遊技機PY1の遊技の進行を制御する遊技制御用ワンチップマイコン(以下「遊技制御用マイコン」)101が実装されている。遊技制御用マイコン101には、遊技の進行を制御するためのプログラム等を記憶した遊技用ROM(Read Only Memory)103、ワークメモリとして使用される遊技用RAM104、遊技用ROM103に記憶されたプログラムを実行する遊技用CPU(Central Processing Unit)102、データや信号の入出力を行うための遊技用I/O(Input/Output)ポート118が含まれている。遊技用RAM104には、上述した特図保留記憶部105(第1特図保留記憶部105aおよび第2特図保留記憶部105b)と普図保留記憶部106とが設けられている。また、遊技用ROM103には、後述する大当たり判定テーブル、当たり種別判定テーブル、リーチ判定テーブル、特図変動パターン判定テーブル、先読み判定テーブル、普通図柄当たり判定テーブル、普通図柄変動パターン選択テーブル、電チューの開放パターン決定テーブルなどが格納されている。なお、遊技用ROM103は外付けであってもよい。
遊技制御基板100には、中継基板110を介して各種センサやソレノイドが接続されている。そのため、遊技制御基板100には各センサから信号が入力され、各ソレノイドには遊技制御基板100から信号が出力される。具体的にはセンサ類としては、第1始動口センサ69a、第2始動口センサ12a、ゲートセンサ13a、大入賞口センサ14a、および一般入賞口センサ10aが接続されている。
第1始動口センサ69aは、交互振分式始動入賞装置11Dの第1始動口センサ69aを通過して下流へと流下する遊技球を検出するものである。第2始動口センサ12aは、交互振分式始動入賞装置11Dの第2始動口センサ12aを通過して下流へと流下する遊技球を検出するものである。また第3始動口センサ20aは、第3始動口20内に設けられて第3始動口20に入賞した遊技球を検出するものである。ゲートセンサ13aは、ゲート13内に設けられてゲート13を通過した遊技球を検出するものである。大入賞口センサ14aは、大入賞口14内に設けられて大入賞口14に入賞した遊技球を検出するものである。一般入賞口センサ10aは、一般入賞口10内に設けられて一般入賞口10に入賞した遊技球を検出するものである。
またソレノイド類としては、電チューソレノイド20s、およびATソレノイド14sが接続されている。電チューソレノイド20sは、電チュー20Dの電チュー開閉部材20kを駆動するものである。ATソレノイド14sは、大入賞装置14DのAT開閉部材14kを駆動するものである。
さらに遊技制御基板100には、特図表示器81(第1特図表示器81aおよび第2特図表示器81b)、普図表示器82、特図保留表示器83(第1特図保留表示器83aおよび第2特図保留表示器83b)、および普図保留表示器84が接続されている。すなわち、これらの表示器類8の表示制御は、遊技制御用マイコン101によりなされる。
また遊技制御基板100は、払出制御基板170に各種コマンドや信号を送信するとともに、払い出し監視のために払出制御基板170から信号を受信する。払出制御基板170には、カードユニットCU(パチンコ遊技機PY1に隣接して設置され、挿入されているプリペイドカード等の情報に基づいて球貸しを可能にするもの)、および賞球払出装置73が接続されているとともに、発射制御回路175を介して発射装置72が接続されている。発射装置72には、ハンドル72k(図1参照)が含まれる。
払出制御基板170は、遊技制御用マイコン101からの信号や、パチンコ遊技機PY1に接続されたカードユニットCUからの信号に基づいて、賞球払出装置73の賞球モータ73mを駆動して賞球の払い出しを行ったり、貸球の払い出しを行ったりする。払い出される遊技球は、その計数のため賞球センサ73aにより検知されて、賞球センサ73aによる検知信号が払出制御基板170に出力される。
なお遊技者による発射装置72のハンドル72k(図1参照)の操作があった場合には、タッチスイッチ72aがハンドル72kへの接触を検知し、発射ボリューム72bがハンドル72kの回転量を検知する。そして、発射ボリューム72bの検知信号の大きさに応じた強さで遊技球が発射されるよう発射ソレノイド72sが駆動されることとなる。本パチンコ遊技機PY1においては、0.6秒程度で一発の遊技球が発射されるようになっている。
また遊技制御基板100は、演出制御基板120に対し各種コマンドを送信する。遊技制御基板100と演出制御基板120との接続は、遊技制御基板100から演出制御基板120への信号の送信のみが可能な単方向通信接続となっている。すなわち、遊技制御基板100と演出制御基板120との間には、通信方向規制手段としての図示しない単方向性回路(例えばダイオードを用いた回路)が介在している。
図8に示すように、演出制御基板120には、プログラムに従ってパチンコ遊技機PY1の演出を制御する演出制御用ワンチップマイコン(以下「演出制御用マイコン」)121が実装されている。演出制御用マイコン121には、遊技の進行に伴って演出を制御するためのプログラム等を記憶した演出用ROM123、ワークメモリとして使用される演出用RAM124、演出用ROM123に記憶されたプログラムを実行する演出用CPU122、データや信号の入出力を行うための演出用I/Oポート138が含まれている。なお、演出用ROM123は外付けであってもよい。また演出用RAM124の中には、後述する始動入賞コマンドを記憶するための始動入賞コマンド保留記憶部125がある。
また図8に示すように、演出制御基板120には、画像制御基板140、音声制御基板161(音声制御回路)、サブドライブ基板162(サブドライブ回路)が接続されている。画像制御基板140には画像表示装置50が接続され、音声制御基板161にはスピーカ610が接続されている。またサブドライブ基板162には、盤ランプ54、盤可動体55k、枠ランプ212が接続されている。
図8に示すように、演出制御基板120の演出制御用マイコン121(演出制御手段)は、遊技制御基板100から受信したコマンドに基づいて、画像制御基板140の画像用CPU141に画像表示装置50の制御を行わせる。画像制御基板140は、画像表示等の制御のためのプログラム等を記憶した画像用ROM142、ワークメモリとして使用される画像用RAM143、及び、画像用ROM142に記憶されたプログラムを実行する画像用CPU141を備えている。なお、画像用ROM142には、画像表示装置50に表示される静止画データや動画データ、具体的にはキャラクタ、アイテム、図形、文字、数字および記号等(演出図柄を含む)や背景画像等の画像データが格納されている。
また演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から受信したコマンドに基づいて、音声制御基板161を介してスピーカ610から音声、楽曲、効果音等を出力する。スピーカ610から出力する音声等の音響データは、演出制御基板120の演出用ROM123に格納されている。なお、音声制御基板161にCPUを実装してもよく、その場合、そのCPUに音声制御を実行させてもよい。さらにこの場合、音声制御基板161にROMを実装してもよく、そのROMに音響データを格納してもよい。また、スピーカ610を画像制御基板140に接続し、画像制御基板140の画像用CPU141又は画像制御基板140に設ける音声用のCPUに音声制御を実行させてもよい。さらにこの場合、画像制御基板140の画像用ROM142に音響データを格納してもよい。
また図8に示すように、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から受信したコマンドに基づいて、サブドライブ基板162を介して、枠ランプ212や盤ランプ54等のランプの点灯制御を行う。詳細には演出制御用マイコン121は、各ランプの発光態様を決める発光パターンデータ(点灯/消灯や発光色等を決めるデータ、ランプ駆動データともいう)を作成し、発光パターンデータに従って各ランプの発光を制御する。なお、発光パターンデータの作成には演出制御基板120の演出用ROM123に格納されているデータを用いる。
さらに演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から受信したコマンドに基づいて、サブドライブ基板162を介して、盤可動体55kの駆動制御を行う。詳細には演出制御用マイコン121は、盤可動体55kの動作態様を決める動作パターンデータ(駆動データともいう)を作成し、動作パターンデータに従って、盤可動体55kを駆動させるためのモータの駆動制御を行う。動作パターンデータの作成には演出制御基板120の演出用ROM123に格納されているデータを用いる。
なお、サブドライブ基板162にCPUを実装してもよく、その場合、そのCPUにランプの点灯制御や、盤可動体55kの駆動制御を行わせてもよい。さらにこの場合、サブドライブ基板162にROMを実装してもよく、そのROMに発光パターンや動作パターンに関するデータを格納してもよい。
また演出制御基板120には、入力部検知センサ(演出ボタン検知センサ)40aおよびセレクトボタン検知センサ42aが接続されている。入力部検知センサ40aは、入力部40k(図1参照)が押下操作されたことを検出するものである。入力部40kが押下操作されると入力部検知センサ40aから演出制御基板120に対して検知信号が出力される。セレクトボタン検知センサ42aは、セレクトボタン42k(図1参照)が押下操作されたことを検知するものである。セレクトボタン42kが押下操作されるとセレクトボタン検知センサ42aから演出制御基板120に対して検知信号が出力される。
なお図8及び図9は、あくまで本パチンコ遊技機PY1における電気的な構成を説明するための機能ブロック図であり、図8及び図9に示す基板だけが設けられているわけではない。遊技制御基板100を除いて、図8及び図9に示す何れか複数の基板を1つの基板として構成しても良く、図8及び図9に示す1つの基板を複数の基板として構成しても良い。
4.大当たり等の説明
本形態のパチンコ遊技機PY1では、大当たり抽選(特別図柄抽選)の結果として、「大当たり」と「はずれ」がある。「大当たり」のときには、特図表示器81に「大当たり図柄」が停止表示される。「はずれ」のときには、特図表示器81に「ハズレ図柄」が停止表示される。大当たりに当選すると、停止表示された特別図柄の種類(大当たりの種類)に応じた開放パターンにて、大入賞口14を開放させる「大当たり遊技」が実行される。大当たり遊技を特別遊技ともいう。
大当たり遊技は、本形態では、複数回のラウンド遊技(単位開放遊技)と、初回のラウンド遊技が開始される前のオープニング(OPとも表記する)と、最終回のラウンド遊技が終了した後のエンディング(EDとも表記する)とを含んでいる。各ラウンド遊技は、OPの終了又は前のラウンド遊技の終了によって開始し、次のラウンド遊技の開始又はEDの開始によって終了する。ラウンド遊技間の大入賞口の閉鎖の時間(インターバル時間)は、その閉鎖前の開放のラウンド遊技に含まれる。
大当たりには複数の種別がある。大当たりの種別は図10に示す通りである。図10に示すように、本形態では大きく分けて2つの種別がある。確変大当たりと通常大当たりである。確変大当たりは、大当たり遊技後の遊技状態を後述する高確率状態に制御する大当たりである。通常大当たりは、大当たり遊技後の遊技状態を後述する通常確率状態(低確率状態)に制御する大当たりである。
より具体的には、特図1の抽選(第1特別図柄の抽選)にて当選可能な確変大当たり及び通常大当たりは、1Rから10Rまで大入賞口14を1R当たり最大29.5秒にわたって開放する大当たりである。つまり、これらの大当たりの総ラウンド数は10Rであるものの、実質的なラウンド数は10Rである。実質的なラウンド数とは、1ラウンド当たりの入賞上限個数(本形態では8個)まで遊技球が入賞可能なラウンド数のことである。なお、特図1の抽選によって「確変大当たり」に当選した場合には、第1特図表示器81aに「特図1_確変図柄」が停止表示され、「通常大当たり」に当選した場合には、第1特図表示器81aに「特図1_通常図柄」が停止表示される。
また、特図2の抽選(第2特別図柄の抽選)にて当選可能な確変大当たり及び通常大当たりは、1Rから10Rまで大入賞口14を1R当たり最大29.5秒にわたって開放する大当たりである。つまり、これらの大当たりは実質的なラウンド数も10Rである。特図2の抽選によって「確変大当たり」に当選した場合には、第2特図表示器81bに「特図2_確変図柄」が停止表示され、「通常大当たり」に当選した場合には、第2特図表示器81bに「特図2_通常図柄」が停止表示される。
いずれの大当たりに当選した場合であっても、大当たり遊技後には後述する電サポ制御状態(高ベース状態)に制御される。電サポ制御状態は、高確率状態に伴って制御される場合には電サポ回数(時短回数)が100回に設定される。また通常確率状態(低確率状態)に伴って制御される場合も、電サポ回数(時短回数)が100回に設定される。電サポ回数とは、電サポ制御状態における特別図柄の変動表示の上限実行回数のことである。
なお図10に示すように、特図1の抽選および特図2の抽選における大当たりの振分率は、共に確変大当たりが65%、通常大当たりが35%となっている。本形態では、特図1の抽選と特図2の抽選は、遊技者にとって同じ有利となるように設定されている。
ここで本パチンコ遊技機PY1では、大当たりか否かの抽選は「大当たり乱数」に基づいて行われ、当選した大当たりの種別の抽選は「当たり種別乱数」に基づいて行われる。図11(A)に示すように、大当たり乱数は0~65535までの範囲で値をとる。当たり種別乱数は、0~99までの範囲で値をとる。なお、第1始動口センサ69aによる検出、第2始動口センサ12aによる検出、又は第3始動口20への入賞のいずれに基づいて取得される乱数には、大当たり乱数および当たり種別乱数の他に、「リーチ乱数」および「変動パターン乱数」がある。
リーチ乱数は、大当たり判定の結果がはずれである場合に、その結果を示す演出図柄変動演出においてリーチを発生させるか否かを決める乱数である。リーチとは、複数の演出図柄のうち変動表示されている演出図柄が残り一つとなっている状態であって、変動表示されている演出図柄がどの図柄で停止表示されるか次第で大当たり当選を示す演出図柄の組み合わせとなる状態(例えば「7↓7」の状態)のことである。なお、リーチ状態において停止表示されている演出図柄は、表示画面50a内で多少揺れているように表示されていたり、拡大と縮小を繰り返すように表示されていたりしてもよい。このリーチ乱数は、0~255までの範囲で値をとる。
また、変動パターン乱数は、変動時間を含む変動パターンを決めるための乱数である。変動パターン乱数は、0~99までの範囲で値をとる。また、ゲート13への通過に基づいて取得される乱数には、図11(B)に示す普通図柄乱数(当たり乱数)がある。普通図柄乱数は、電チュー20Dを開放させる補助遊技を行うか否かの抽選(普通図柄抽選)のための乱数である。普通図柄乱数は、0~65535までの範囲で値をとる。
5.遊技状態の説明
次に、本形態のパチンコ遊技機PY1の遊技状態に関して説明する。パチンコ遊技機PY1の特図表示器81および普図表示器82には、それぞれ、確率変動機能と変動時間短縮機能がある。特図表示器81の確率変動機能が作動している状態を「高確率状態」といい、作動していない状態を「通常確率状態(非高確率状態)」という。高確率状態では、大当たり確率が通常確率状態よりも高くなっている。すなわち、大当たりと判定される大当たり乱数の値が通常確率状態で用いる大当たり判定テーブルよりも多い大当たり判定テーブルを用いて、大当たり判定を行う(図12(A)参照)。つまり、特図表示器81の確率変動機能が作動すると、作動していないときに比して、特図表示器81による特別図柄の可変表示の表示結果(すなわち停止図柄)が大当たり図柄となる確率が高くなる。
また、特図表示器81の変動時間短縮機能が作動している状態を「時短状態」といい、作動していない状態を「非時短状態」という。時短状態では、特別図柄の変動時間(変動表示開始時から表示結果の導出表示時までの時間)が、非時短状態よりも短い場合がある。すなわち、変動時間の短い変動パターンが選択されることが非時短状態よりも多くなるように定められた変動パターンテーブルを用いて、変動パターンの判定を行う(図13参照)。つまり、特図表示器81の変動時間短縮機能が作動すると、作動していないときに比して、特別図柄の可変表示の変動時間として短い変動時間が選択されやすくなる。その結果、時短状態では、特図保留の消化のペースが速くなり、始動口への有効な入賞(特図保留として記憶され得る入賞)が発生しやすくなる。そのため、スムーズな遊技の進行のもとで大当たりを狙うことができる。
特図表示器81の確率変動機能と変動時間短縮機能とは同時に作動することもあるし、片方のみが作動することもある。そして、普図表示器82の確率変動機能および変動時間短縮機能は、特図表示器81の変動時間短縮機能に同期して作動するようになっている。すなわち、普図表示器82の確率変動機能および変動時間短縮機能は、時短状態において作動し、非時短状態において作動しない。よって、時短状態では、普通図柄抽選における当選確率が非時短状態よりも高くなっている。すなわち、当たりと判定される普通図柄乱数(当たり乱数)の値が非時短状態で用いる普通図柄当たり判定テーブルよりも多い普通図柄当たり判定テーブルを用いて、当たり判定(普通図柄の判定)を行う(図12(C)参照)。つまり、普図表示器82の確率変動機能が作動すると、作動していないときに比して、普図表示器82による普通図柄の可変表示の表示結果が、普通当たり図柄となる確率が高くなる。
また時短状態では、普通図柄の変動時間が非時短状態よりも短くなっている。本形態では、普通図柄の変動時間は非時短状態では7秒であるが、時短状態では1秒である(図12(D)参照)。さらに時短状態では、補助遊技における電チュー20Dの開放時間が、非時短状態よりも長くなっている(図14参照)。すなわち、電チュー20Dの開放時間延長機能が作動している。加えて時短状態では、補助遊技における電チュー20Dの開放回数が非時短状態よりも多くなっている(図14参照)。すなわち、電チュー20Dの開放回数増加機能が作動している。
普図表示器82の確率変動機能と変動時間短縮機能、および電チュー20Dの開放時間延長機能と開放回数増加機能が作動している状況下では、これらの機能が作動していない場合に比して、電チュー20Dが頻繁に開放され、第3始動口20へ遊技球が頻繁に入賞することとなる。その結果、発射球数に対する賞球数の割合であるベースが高くなる。従って、これらの機能が作動している状態を「高ベース状態」といい、作動していない状態を「低ベース状態」という。高ベース状態では、手持ちの遊技球を大きく減らすことなく大当たりを狙うことができる。なお、高ベース状態とは、いわゆる電サポ制御(電チュー20Dにより第3始動口20への入賞をサポートする制御)が実行されている状態である。よって、高ベース状態を電サポ制御状態や入球容易状態ともいう。これに対して、低ベース状態を非電サポ制御状態や非入球容易状態ともいう。
高ベース状態は、上記の全ての機能が作動するものでなくてもよい。すなわち、普図表示器82の確率変動機能、普図表示器82の変動時間短縮機能、電チュー20Dの開放時間延長機能、および電チュー20Dの開放回数増加機能のうち一つ以上の機能の作動によって、その機能が作動していないときよりも電チュー20Dが開放され易くなっていればよい。また、高ベース状態は、時短状態に付随せずに独立して制御されるようにしてもよい。
本形態のパチンコ遊技機PY1では、確変大当たりへの当選による大当たり遊技後の遊技状態は、高確率状態かつ時短状態かつ高ベース状態である。この遊技状態を特に、「高確高ベース状態」という。高確高ベース状態は、所定回数(本形態では100回)の特別図柄の可変表示が実行されるか、又は、大当たりに当選してその大当たり遊技が実行されることにより終了する。つまり本形態のパチンコ遊技機PY1は、高確率状態が特別図柄の変動表示が所定の上限実行回数(ST回数)に至るまで継続する所謂ST機(確変の回数切りの遊技機)である。
また、通常大当たりへの当選による大当たり遊技後の遊技状態は、通常確率状態(非高確率状態すなわち低確率の状態)かつ時短状態かつ高ベース状態である。この遊技状態を特に、「低確高ベース状態」という。低確高ベース状態は、所定回数(本形態では100回)の特別図柄の可変表示が実行されるか、又は、大当たりに当選してその大当たり遊技が実行されることにより終了する。
なお、パチンコ遊技機PY1を初めて遊技する場合において電源投入後の遊技状態は、通常確率状態かつ非時短状態かつ低ベース状態である。この遊技状態を特に、「低確低ベース状態」という。低確低ベース状態を「通常遊技状態」と称することとする。また、特別遊技(大当たり遊技)の実行中の状態を「特別遊技状態(大当たり遊技状態)」と称することとする。さらに、高確率状態および高ベース状態のうち少なくとも一方の状態に制御されている状態を、「特典遊技状態」と称することとする。
高確高ベース状態や低確高ベース状態といった高ベース状態では、右打ちにより右遊技領域6R(図4参照)へ遊技球を進入させた方が有利に遊技を進行できる。電サポ制御により低ベース状態と比べて電チュー20Dが開放されやすくなっており、交互振分式始動入賞装置11Dへの入賞よりも第3始動口20への入賞の方が容易となっているからである。そのため、普通図柄抽選の契機となるゲート13へ遊技球を通過させつつ、第3始動口20へ遊技球を入賞させるべく右打ちを行う。これにより左打ちをするよりも、多数の始動入賞(始動口への入賞)を得ることができる。なお本パチンコ遊技機PY1では、大当たり遊技中も右打ちにて遊技を行う。
これに対して、低ベース状態では、左打ちにより左遊技領域6L(図4参照)へ遊技球を進入させた方が有利に遊技を進行できる。電サポ制御が実行されていないため、高ベース状態と比べて電チュー20Dが開放されにくくなっており、第3始動口20への入賞よりも交互振分式始動入賞装置11Dへの入賞の方が容易となっているからである。そのため、交互振分式始動入賞装置11Dへ遊技球を入賞させるべく左打ちを行う。これにより右打ちするよりも、多数の始動入賞を得ることができる。
6.本形態の特図変動パターンの特徴
次に本形態の特図変動パターンの特徴について、図13を用いて説明する。特図変動パターン判定は、図13に示すような特別図柄の変動パターン判定テーブル(特図変動パターン判定テーブル)を用いて、特図の可変表示の変動パターン(特図変動パターン)を決定するための判定で、大当たり判定の結果が大当たり、およびハズレの何れの場合にも行われる。特図変動パターンとは、特図変動時間や変動演出の演出フロー(リーチやSPリーチに発展しない通常変動演出、リーチ、リーチ+弱SPリーチ、リーチ+強SPリーチといった演出内容)などに関する所定事項を識別するための識別情報である。なお、特図変動パターンには、特図変動時間や変動演出の演出フロー(演出内容)の他、大当たり判定の結果とリーチ判定の結果に関する識別情報が含まれている。特図変動パターンに含ませる識別情報は、適宜に変更することが可能である。また、特図変動パターンとして、それぞれ識別情報が異なる複数種類の特図変動パターンを用いることが可能であり、その数は適宜に変更することが可能である。
図13に示すように、特図変動パターン判定テーブルは、判定対象となる可変表示を行う特別図柄の種別(特図1/特図2)に関連付けられている。すなわち、特図変動パターン判定テーブルには、特図1の可変表示を行うときに用いられる特図変動パターン判定テーブルと、特図2の可変表示を行うときに用いられる特図変動パターン判定テーブルとがある。
そして、各特図変動パターン判定テーブルは、遊技状態(非時短状態/時短状態)にも関連付けられている。すなわち、非時短状態のときに参照する特図変動パターン判定テーブルを非時短状態中のテーブル(図13に示す特図変動パターン判定テーブルのうち非時短状態に該当する部分)と、時短状態のときに参照する特図変動パターン判定テーブルを時短状態中のテーブル(図13に示す特図変動パターン判定テーブルのうち時短状態に該当する部分)とがある。
さらに本形態では、非時短状態で大当たり用の特図1変動パターン判定テーブルと特図2の変動パターン判定テーブルは、保留球数(特図1保留球数と特図2保留球数を合計した数)に関連付けられている。例えば、保留球数が「0~2」のときに用いられる大当たり用の特図1変動パターンと特図2変動パターンと、保留球数が「3~6」のときに用いられる大当たり用の特図1変動パターンと特図2変動パターンと、保留球数が「7~8」のときに用いられる大当たり用の特図1変動パターンと特図2変動パターンと、がある。
本形態では、非時短状態での保留球数が「0~2」のときに用いられる大当たり用の特図1変動パターン判定テーブル又は特図2変動パターン判定テーブルに基づいて、50000ms、30000ms、又は10000msのうちから、いずれかの変動時間(大当たり変動時間)が決定される(図13参照)。また非時短状態での保留球数が「3~6」のときに用いられる大当たり用の特図1変動パターン判定テーブル又は特図2変動パターン判定テーブルに基づいて、40000ms、20000ms、又は10000msのうちから、いずれかの変動時間(大当たり変動時間)が決定される(図13参照)。一方、非時短状態での保留球数が「7~8」のときに用いられる大当たり用の特図1変動パターン判定テーブル又は特図2変動パターン判定テーブルに基づいて決定される変動時間(大当たり変動時間)は、上述した非時短状態での保留球数が「0~6」のときに用いられる大当たり用の特図1変動パターン判定テーブルと特図2変動パターン判定テーブルに基づいて決定されるいずれの変動時間よりも明らかに短い1200msである(図13参照)。
また本形態では、非時短状態での保留球数が「7~8」のときに選択される大当たり用の特図1変動パターン判定テーブル又は特図2変動パターン判定テーブルは、リーチが決定されるがSPリーチが決定されることがない特図変動パターン判定テーブルである(図13参照)。これにより、非時短状態での保留球数が「7~8」のときには、大当たり用の特図1変動パターン判定テーブル又は特図2変動パターン判定テーブルに基づいて変動時間が決定され、その変動時間に基づいて実行される変動演出では、リーチは実行されるが、SPリーチが実行されることはない(図13参照)。
また本形態では、非時短状態でハズレ用の特図1変動パターン判定テーブル又は特図2の変動パターン判定テーブルも、保留球数に関連付けられている。保留球数が「0~2」のときに用いられるリーチ無しハズレ用の特図1変動パターン判定テーブル又は特図2変動パターン判定テーブルと、保留球数が「3~6」のときに用いられるリーチ無しハズレ用の特図1変動パターン判定テーブル又は特図2変動パターン判定テーブルと、保留球数が「7~8」のときに用いられるリーチ無しハズレ用の特図1変動パターン判定テーブル又は特図2変動パターン判定テーブルと、がある(図13参照)。
本形態では非時短状態での保留球数が「0~2」のときに用いられるリーチ無しハズレ用の特図1変動パターン判定テーブル又は特図2変動パターン判定テーブルに基づいて、10000msの変動時間(ハズレ変動時間)が決定される(図13参照)。なお変動パターンP11又は変動パターンP40が選択され、その選択された変動パターンに基づいて決定された変動時間(10000ms、10秒)に基づく通常変動演出を、以下では非短縮変動演出ともいう。また非時短状態での保留球数が「3~6」のときに用いられるリーチ無しハズレ用の特図1変動パターン判定テーブル又は特図2変動パターン判定テーブルに基づいて、5000msの変動時間(ハズレ変動時間)が決定される(図13参照)。なお変動パターンP12又は変動パターンP41が選択され、その決定された変動パターンに基づいて決定された変動時間(5000ms、5秒)に基づく通常変動演出を、以下では短縮変動演出ともいう。さらに、非時短状態での保留球数が「7~8」のときに用いられるリーチ無しハズレ用の特図1変動パターン判定テーブル又は特図2変動パターン判定テーブルに基づいて、1200msの変動時間(ハズレ変動時間)が決定される(図13参照)。なお変動パターンP7、変動パターンP13、変動パターンP37、変動パターンP42のうち、いずれの変動パターンが選択されて、その選択された変動パターンに基づいて決定された変動時間(1200ms、1.2秒)に基づく通常変動演出を、以下では極短縮変動演出ともいう。本形態では、非時短状態での保留球数が「7~8」のときに用いられるリーチ無しハズレ用の特図1変動パターン判定テーブル又は特図2変動パターン判定テーブルに基づいて決定される変動時間(1200ms)は、上述した非時短状態での保留球数が「0~6」のときに用いられるリーチ無しハズレ用の特図1変動パターン判定テーブル又は特図2変動パターン判定テーブルに基づいて決定されるいずれの変動時間(10000ms、5000ms)よりも明らかに短い(図13参照)。
また非時短状態での保留球数が「7~8」のときには、リーチ有りハズレ用の特図1変動パターン判定テーブル又は特図2変動パターン判定テーブルが用いられることはない(図13参照)。これにより本形態では、非時短状態での保留球数が「7~8」のときに特別図柄の抽選でハズレである場合には、変動演出にてリーチ及びSPリーチが実行されることはない。
以上により、本形態のパチンコ遊技機PY1では、非時短状態での保留球数が「7~8」のときには、特別図柄の抽選結果がハズレ又は大当たりである場合でも、特図変動パターン判定テーブルに基づいて決定される変動時間は、1200msという極限まで短い変動時間が決定されることになる(図13参照)。
7.本形態の演出例の特徴1
次に、演出制御用マイコン121の動作を説明する前に、本形態の演出例の特徴1について、図15及び図16を用いて説明する。先ず図15を用いて、低確非時短状態(通常遊技状態)で、保留球数(特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数)が「0~6」である場合に、実行される変動演出について説明する。
図15(A)に示すように、表示画面50a上に左演出図柄EZ1が「4」で停止表示され、中演出図柄EZ2が「5」で停止表示され、右演出図柄EZ3が「3」で停止表示されている。なお図15では、低確非時短状態において、保留球数が「5」又は「6」で、リーチ無しハズレ用の特図1変動パターン判定テーブル又は特図2の変動パターン判定テーブルが選択されることとする(図13参照)。
表示画面50aの下方には、図15(A)に示すように、保留アイコンHAを表示するための第1保留アイコン表示領域HR1が設けられている。第1保留アイコン表示領域HR1にて保留アイコンHAを表示することが可能となっている。第1保留アイコン表示領域HR1では、保留球数が「1~6」までの数に応じて、保留アイコンHAを表示することが可能となっている。例えば、特図1保留球数又は特図2保留球数が「1」の場合には、第1保留アイコン表示領域HR1の左側から保留アイコンHA1が表示され、特図1保留球数又は特図2保留球数が「2」の場合には第1保留アイコン表示領域HR1の左側から、保留アイコンHA1と保留アイコンHA2が並んで表示される。図15(A)の場合、表示画面50aに表示されている第1保留アイコン表示領域HR1には、左側から保留アイコンHA1、保留アイコンHA2、保留アイコンHA3、保留アイコンHA4、保留アイコンHA5、保留アイコンHA6の順で並んで表示されている。これにより、遊技者に特図1保留球数と特図2保留球数を合計した数が6個であることを把握させることが可能となる。なお、表示画面50a上の保留アイコン表示領域の最も左方に表示されている保留アイコンHAに対応する第1特図保留又は第2特図保留が次に消化されることになる。
本形態の低確非時短状態において、保留球数が「0~6」である場合には、表示画面50aに昼を示す昼背景画像H1が表示される。そのため、昼背景画像H1を見た遊技者に対して、低確非時短状態(通常遊技状態)に制御されていると認識させることが可能である。さらに、低確非時短状態(通常遊技状態)で、特図1保留球数及び特図2保留球数を合計した数が6以下であることを把握させることが可能となる。また本形態の通常遊技状態にて、保留球数が6以下である場合には、図15(A)に示すように、スピーカ610から第1BGMという音声が出力される。これにより、遊技者に第1BGMという音声を聞かせることで、低確非時短状態(通常遊技状態)で、特図1保留球数及び特図2保留球数を合計した数が6以下であることを把握させることが可能となる。通常遊技状態では、スピーカ610から第1BGMという音声(演出音)、又は後述する第2BGMという音声(演出音)の2種類の音声(複数の出力態様)のうちから、一の音声が出力されることになる。なお、第1BGMという音声と第2BGMという音声は、異なる音声である。
その後、図15(A)に示す表示画面50aの第1保留アイコン表示領域HR1に表示されていた保留アイコンHA1に対応する第1特図保留又は第2特図保留が消化され、次の変動演出が開始されると、図15(B)に示すように、演出図柄EZ(左演出図柄EZ1、中演出図柄EZ2、右演出図柄EZ3)の変動が開始される。図15(B)に示すように、表示画面50a上の第1保留アイコン表示領域HR1では、左方に保留アイコンHA2、保留アイコンHA3、保留アイコンHA4、保留アイコンHA5、保留アイコンHA6がシフトされて表示される。左方に保留アイコンHA2、保留アイコンHA3、保留アイコンHA4、保留アイコンHA5、保留アイコンHA6が1つシフトされて表示されることで、保留アイコンHA1の表示が消去されているため、遊技者には1つの保留アイコンHA1に対応する第1特図保留又は第2特図保留が消化され、次の変動演出が開始されたことを把握させることが可能となっている。なお通常遊技状態で、保留球数が「5」であるため、特別図柄の抽選結果がハズレ又は大当たりである場合の変動時間は5000ms(5秒)である(図13参照)。
その後、特別図柄の抽選結果がハズレで、リーチ無しハズレである場合には、特別図柄の変動を開始してから5000msを経過すると、図15(C)に示すように表示画面50a上に演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がハズレ態様である「213」で停止表示される。
図16を用いて、図15と異なり低確非時短状態(通常遊技状態)で、保留球数(特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数)が「7~8」である場合に実行される変動演出について説明する。図16(A)に示すように、表示画面50a上に表示画面50a上に演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がハズレ態様である「453」で停止表示される。
表示画面50aの下方には、図16(A)に示すように、第1保留アイコン表示領域HR1には、左側から保留アイコンHA1、保留アイコンHA2、保留アイコンHA3、保留アイコンHA4、保留アイコンHA5、保留アイコンHA6の順で並んで表示されている。そして、表示画面50aに表示されている第1保留アイコン表示領域HR1の右方には、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数である「7」、「8」に対応する保留アイコンHAを表示するための第2保留アイコン表示領域HR2が設けられている。なお本形態の第2保留アイコン表示領域HR2には、「速ZONE」と示すゾーン表示画像SZが表示されている。本形態では、「速ZONE」と示すゾーン表示画像SZを含む第2保留アイコン表示領域HR2を表示画面50aに表示することで、遊技者に特図1保留球数と特図2保留球数を合計した数が「7」又は「8」で、特別図柄の抽選結果がハズレ又は大当たりでも、極限まで短い変動時間(1200ms、図13参照)が決定される特殊な状態であることを示唆することが可能となる。表示画面50aに第2保留アイコン表示領域HR2を表示することで、遊技者に特図1保留球数と特図2保留球数を合計した数が「7」又は「8」で、特別図柄の抽選結果がハズレ又は大当たりでも、極限まで短い変動時間(1200ms、図13参照)が決定される特殊な状態であることを把握させることが可能となる。
図16(A)に示すように、特図1保留球数と特図2保留球数を合計した数が「8」である場合には、第2保留アイコン表示領域HR2に特図1保留球数と特図2保留球数を合計した数の「7」と「8」に対応する保留アイコンHAが表示されている。
また、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数である「7~8」である場合には、表示画面50aに第2保留アイコン表示領域HR2が表示されると同時に、図16(A)に示すように、夜を示す夜背景画像H2が表示される。表示画面50aに夜背景画像H2を表示することで、夜背景画像H2を見た遊技者に対して、低確非時短状態(通常遊技状態)に制御されていると認識させることが可能である。さらに、遊技者に通常遊技状態(低確非時短状態)で、特図1保留球数及び特図2保留球数を合計した数が「7~8」であることを把握させることが可能となる。また特図1保留球数及び特図2保留球数を合計した数が「7~8」である場合には、表示画面50aに第2保留アイコン表示領域HR2が表示されると同時に、図16(A)に示すように、スピーカ610から第2BGMという音声が出力される。スピーカ610から第2BGMという音声が出力されることで、遊技者に通常遊技状態(低確非時短状態)で、特図1保留球数及び特図2保留球数を合計した数が「7~8」であることを示唆することが可能となる。スピーカ610から第2BGMという音声が出力されることで、遊技者に通常遊技状態(低確非時短状態)で、特図1保留球数及び特図2保留球数を合計した数が「7~8」であることを把握させることが可能となる。
そして、図16(A)に示す表示画面50aの第1保留アイコン表示領域HR1に表示されていた保留アイコンHA1に対応する保留記憶が消化され、次の変動演出が開始されると、図16(B)に示すように、演出図柄EZ(左演出図柄EZ1、中演出図柄EZ2、右演出図柄EZ3)の変動が開始される。図16(B)に示すように、表示画面50a上の第1保留アイコン表示領域HR1では、左方に保留アイコンHA2、保留アイコンHA3、保留アイコンHA4、保留アイコンHA5、保留アイコンHA6、保留アイコンHA7が1つシフトされて表示される。さらに表示画面50a上の第2保留アイコン表示領域HR2では、左方に保留アイコンHA8が1つシフトされて表示される。なお通常遊技状態(低確率状態で且つ非時短状態)で、特図1保留球数又は特図2保留球数が「7」であるため、特別図柄の変動時間は1200ms(1.2秒)である(図13参照)。
図16(A)に示す表示画面50aの第1保留アイコン表示領域HR1に表示されていた保留アイコンHA1に対応する保留記憶が消化され、特別図柄の抽選結果がハズレである場合には、図16(B)に示す演出例が表示された後、図16(C)に示す演出例が表示画面50aに表示される。この場合、特別図柄の変動時間である1200msが経過すると、図16(C)に示すように、リーチに発展することなく、表示画面50a上に演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がハズレ態様である「123」で停止表示される。
一方、図16(A)に示す表示画面50aの第1保留アイコン表示領域HR1に表示されていた保留アイコンHA1に対応する保留記憶が消化され、特別図柄の抽選結果が大当たりである場合には、図16(B)に示す演出例が表示された後、図16(D)に示す演出例が表示画面50aに表示される。この場合、左演出図柄EZ1と右演出図柄EZ3が「3」で停止し、リーチ態様となる。その後、特別図柄の変動時間である1200msが経過すると、図16(E)に示すように、表示画面50a上に演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が大当たり態様である「333」で停止表示される。
以上により、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「0~6」である場合には、表示画面50aにて昼背景画像H1と第1保留アイコン表示領域HR1に特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数に応じた保留アイコンHAが表示され、スピーカ610から第1BGMという音声が出力される。その後、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7」になると、表示画面50aに表示されていた昼背景画像H1から夜背景画像H2に変更される。また表示画面50aには、第1保留アイコン表示領域HR1の右方に、「速ZONE」を示すゾーン表示画像SZを含む第2保留アイコン表示領域HR2が追加表示され、第2保留アイコン表示領域HR2に特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数の「7」に応じた保留アイコンHAが表示される。さらに、スピーカ610から出力される第1BGMという音声から、第1BGMと異なる第2BGMという音声に変更されることになる。その後、仮に特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」が継続すれば、継続して表示画面50aに夜背景画像H2と第2保留アイコン表示領域HR2が表示され、スピーカ610から第2BGMという音声が出力されたままとなる。一方、仮に特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「6」になると、表示画面50aに表示されていた夜背景画像H2から昼背景画像H1に変更される。同時に、表示画面50aから第2保留アイコン表示領域HR2と「速ZONE」と示すゾーン表示画像SZの表示が消去される。さらにスピーカ610から出力される第2BGMという音声から第1BGMという音声に変更される。
8.本形態の先読み判定テーブルの特徴
パチンコ遊技機PY1において、遊技制御用マイコン101が、取得した特図関係乱数に基づいて、図17に示すような先読み判定テーブルに従って先読み判定に関する処理(事前判定手段)を行う。先読み判定は、大当たりとなるか否かの判定よりも前に(具体的には、例えば、始動口への入賞時に、始動口センサによる検出時に)行われる。先読み判定には、例えば、特別図柄乱数が大当たり判定で大当たりと判定されるか否かの判定、大当たり図柄種別乱数が大当たり図柄種別判定で何れの大当たり図柄の種別に決定されるかの判定、特図変動パターン乱数が特図変動パターン判定で何れの特図変動パターンに決定されるかの判定、などがある。本形態の先読み判定テーブルは、その始動入賞に係る始動口センサ(第1始動口センサ69a、第2始動口センサ12a)や始動口(第3始動口20)に関連付けられている。そのため先読み判定テーブルには、第1始動口センサ69aに入賞した場合の先読み判定テーブル(第1先読み判定テーブル)と、第2始動口センサ12aと第3始動口20に入賞した場合の先読み判定テーブル(第2先読み判定テーブル)と、がある。第1始動口センサ69aは特図1の抽選の契機となるため、第1先読み判定テーブルを特図1先読み判定テーブルと言うこともできる。また、第2始動口センサ12a又は第3始動口20は特図2の抽選の契機となるため、第2先読み判定テーブルを特図2先読み判定テーブルと言うこともできる。なお、先読み判定テーブルを、始動口センサ(第1始動口センサ69a、第2始動口センサ12a)の種別や始動口(第3始動口20)の種別に応じて分けなくてもよい。
また、図17に示す先読み判定テーブルは、遊技状態(非時短状態/時短状態)に関連付けられている。すなわち、先読み判定テーブルには、非時短状態のときに用いられる先読み判定テーブル(非時短用先読み判定テーブル)と、時短状態のときに用いられる先読み判定テーブル(時短用先読み判定テーブル)と、がある。なお、先読み判定テーブルを、遊技状態毎に分けなくてもよい。また、先読み判定にどのような判定を含ませるかは適宜に変更可能である。
9.本形態の演出例の特徴2
次に本形態の先読み演出である選手停止予告演出について説明する。本形態では、先読み判定の結果が大当たり又はハズレである場合でも、図17に示す先読み判定テーブルに基づいて、始動入賞コマンドが遊技用RAM104にセットされ、演出制御基板120に出力される。演出制御用マイコン121は、受信した始動入賞コマンドに基づいて、図18に示す選手停止予告演出抽選テーブルを用いて抽選を行い、その抽選結果に基づいて、先読み演出を実行する。なお先読み演出は、特図1保留または特図2保留に対する特図抽選の抽選結果を事前に示唆するための演出として機能する。
本形態の先読み演出として、選手停止予告演出が実行されると、選手停止予告演出にて、後述する停止図柄演出と、後述する抽選回数示唆演出と、後述する停止図柄背景演出とが行われることになる(図18参照)。選手停止予告演出は、複数の変動演出に亘って、先読み判定の結果が大当たり又はハズレであるか否かを示唆することが可能な先読み演出となっている。また選手停止予告演出には、選手停止予告演出1、選手停止予告演出2、選手停止予告演出3、及び選手停止予告演出4といった4種類が存在する(図18参照)。なお本形態では、図17に示す特別図柄の変動時間のうち、いずれの変動時間が選択された場合でも、選手停止予告演出を行うことが可能となっている。
先ず停止図柄演出について説明する。本形態の停止図柄演出は、1回の変動演出にて1回行われる演出である。先読み演出である停止図柄演出が実行されると、1回の変動演出にて数字を示す部分(数字部分)とキャラクタを示す部分とが組み合わされた表示態様からなる演出図柄EZを仮停止表示される。表示画面50aにて数字を示す部分(数字部分)とキャラクタを示す部分とが組み合わされた表示態様からなる演出図柄EZを表示することによって、特別図柄の抽選判定の結果を示唆する演出図柄EZに注目させて、遊技者に先読み演出が行われていることを把握させ易くすることが可能となる。その後、当該変動演出にて、仮停止表示された演出図柄EZが示すキャラクタと同じキャラクタが表示されるカットイン演出が実行される。表示画面50aにて仮停止表示された演出図柄EZが示すキャラクタと同じキャラクタが表示されるカットイン演出が表示されることで、遊技者に仮停止表示された演出図柄EZが示すキャラクタを用いて遊技者に印象を与えることが可能となる。その後、当該変動演出にて、仮停止表示された数字を示す部分(数字部分)とキャラクタを示す部分とが組み合わされた表示態様からなる演出図柄EZと同じ表示態様からなる演出図柄EZが確定して停止表示される。演出図柄EZが確定して停止表示されることで、当該変動演出での停止図柄演出の実行が終了となり、1回の変動演出の実行も終了となる。
ここで演出図柄EZについて説明する。演出図柄EZには、数字を示す部分(数字部分)の表示態様からなる「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」の9種類の演出図柄EZと、「3」の数字を示す部分と成人男性のキャラクタを示す部分が組み合わせた表示態様からなる第1演出図柄EZcと(図18(B)、図18(D)、図19(C)参照)、「5」の数字を示す部分と成人女性のキャラクタを示す部分が組み合わせた表示態様からなる第2演出図柄EZeと(図19(E)、図19(G)、図20(A)参照)、「7」の数字を示す部分と男子のキャラクタを示す部分が組み合わさった表示態様からなる第3演出図柄EZg(図19(A)、図19(C)、図19(G)、図20(A)参照)の3種類(複数の図柄態様)の演出図柄EZが存在する。数字を示す部分(数字部分)の表示態様からなる「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」の9種類の演出図柄EZは、選手停止予告演出が実行される場合の変動演出、又は停止図柄演出が実行されない変動演出でも表示される場合がある。一方、第1演出図柄EZc、第2演出図柄EZe、及び第3演出図柄EZgは、選手停止予告演出が実行される場合の変動演出にて表示されることになる。
ここで選手停止予告演出における停止図柄演出の実行回数について説明する。選手停止予告演出1では、5回の変動演出に亘って先読み演出が行われ、その5回の変動演出のうち、4回の変動演出にて停止図柄変動演出が行われる(図18参照)。また選手停止予告演出2では、3回の変動演出に亘って先読み演出が行われ、その3回の変動演出のうち、2回の変動演出にて停止図柄変動演出が行われる(図18参照)。また選手停止予告演出3では、2回の変動演出に亘って先読み演出が行われ、その2回の変動演出のうち、1回の変動演出にて停止図柄変動演出が行われる(図18参照)。また選手停止予告演出4では、1回の変動演出に亘って先読み演出が行われ、その1回の変動演出のうち、1回の変動演出にて停止図柄変動演出が行われる(図18参照)。
ここで本形態の選手停止予告演出1では、1回目の停止図柄演出にて第1演出図柄EZcが確定して停止表示され、2回目の停止図柄演出にて第3演出図柄EZgが確定して停止表示され、3回目の停止図柄演出にて第2演出図柄EZeが確定して停止表示され、最後の停止図柄演出にて第1演出図柄EZc、第2演出図柄EZe、及び第3演出図柄EZgが確定して停止表示されることになる(図18参照)。また選手停止予告演出2では、1回目の停止図柄演出にて第1演出図柄EZcが確定して停止表示され、2回目の停止図柄演出にて第3演出図柄EZgが確定して停止表示される(図18参照)。また選手停止予告演出3及び選手停止予告演出4では、1回目の停止図柄演出にて第1演出図柄EZcが確定して停止表示される(図18参照)。
よって、本形態の停止図柄演出では、第1演出図柄EZc、第2演出図柄EZe及び第3演出図柄EZgが確定して停止表示される場合と、第1演出図柄EZcと第3演出図柄EZgが確定して停止表示される場合と、第1演出図柄EZcのみが確定して停止表示される場合とが存在することになる(図18参照)。本形態では、第1演出図柄EZc、第2演出図柄EZe及び第3演出図柄EZgが確定して停止表示される場合が最も先読み判定の結果が大当たりである可能性が高く、次に第1演出図柄EZcと第3演出図柄EZgが確定して停止表示される場合が先読み判定の結果が大当たりである可能性が高く、次に第1演出図柄EZcのみが確定して停止表示される場合が先読み判定の結果が大当たりである可能性が高くなっている。
次に抽選回数示唆演出について説明する。抽選回数示唆演出とは、先読み判定の対象となった特図保留が消化されて特別図柄の抽選が行われるまでの回数を示唆する先読み演出のことである。なお本形態の抽選回数示唆演出が実行されても、先読み判定の対象となった特図保留が消化されて特別図柄の抽選が行われるまでの回数を示唆するが、その回数が間違えである場合が存在する。本形態の抽選回数示唆演出の場合、表示画面50aにて先読み判定の対象となった特図保留が消化されて特別図柄の抽選が行われるまでの回数を示す抽選回数示唆画像TKを表示される(図18、図19(E)、図20(D)、図20(H)、図21(B)参照)。
次に停止図柄背景演出について説明する。停止図柄背景演出とは、停止図柄演出が実行された変動演出の次に実行される変動演出の開始に伴って、停止図柄演出にて確定して停止表示された演出図柄EZの表示態様に含まれるキャラクタと同じキャラクタを用いた背景画像を表示画面50aに表示可能な先読み演出のことである(図19(E)、図20(A)、図20(C)から図20(E)、図20(G)、図20(H)、図21参照)。本形態では、表示画面50aに表示される背景画像は遊技者が一目見て演出内容を把握し易いものとなり得るから、停止図柄演出にて確定して停止表示された演出図柄EZの表示態様に含まれるキャラクタと同じキャラクタを背景画像に表示可能としている。
また本形態では、停止図柄演出にて演出図柄EZが確定して停止表示されることで、変動演出が終了すると、次の変動演出で実行される停止図柄背景演出で表示される背景画像において、停止図柄背景演出にて確定して停止表示された演出図柄EZの表示態様に含まれるキャラクタと同じキャラクタが表示されて、更新されていく場合がある(図18、図19(A)、図20(A)、図20(C)から図20(E)、図20(G)、図20(H)、図21参照)。
ここで選手停止予告演出1について説明する。先読み判定の結果が大当たり又はハズレである場合でも、選手停止予告演出1が実行される(図18参照)。選手停止予告演出1では、先ず始めに1回目の変動演出にて、停止図柄演出が実行され、数字を示す部分(数字部分)と成人男性のキャラクタを示す部分とが組み合わされた第1演出図柄EZcを左演出図柄EZ1で仮停止表示させ、その後仮停止表示された第1演出図柄EZcのキャラクタが表示されるカットイン演出が実行され、その後第1演出図柄EZcが左演出図柄EZ1で確定して停止表示される。仮停止表示された第1演出図柄EZcの表示態様に含むキャラクタと、カットイン演出で表示されるキャラクタと、確定して停止表示される第1演出図柄EZcの表示態様に含むキャラクタが同じであるため、遊技者に停止図柄演出にて仮停止表示されること、カットイン演出の実行、及び確定して停止表示されることが一連の流れであることを把握させることが可能となる。次の2回目の変動演出の開始に伴って、先読み判定の対象となった特図保留に基づく特別図柄の抽選が行われるまでの回数が「3」であることを示唆する抽選回数示唆演出が実行される。また次の2回目の変動演出の開始に伴って、表示画面50aに、確定して停止表示された第1演出図柄EZcのキャラクタと同じキャラクタが表示される停止図柄背景演出が実行される。
その2回目の変動演出にて、停止図柄演出が実行され、第3演出図柄EZgが右演出図柄EZ3で仮停止表示され、その後仮停止表示された第3演出図柄EZgのキャラクタが表示されるカットイン演出が実行される。その後、第1演出図柄EZcが左演出図柄EZ1で確定して停止表示され、第3演出図柄EZgが右演出図柄EZ3で確定して停止表示される。本形態の選手停止予告演出における2回目の停止図柄演出にて右演出図柄EZ3で第3演出図柄EZgが確定して停止表示されることを、「第3示唆演出」に相当する。仮停止表示された第3演出図柄EZgの表示態様に含むキャラクタと、カットイン演出で表示されるキャラクタと、確定して停止表示される第3演出図柄EZgの表示態様に含むキャラクタが同じであるため、遊技者に停止図柄演出にて仮停止表示されること、カットイン演出の実行、及び確定して停止表示されることが一連の流れであることを把握させることが可能となる。次の3回目の変動演出の開始に伴って、先読み判定の対象となった特図保留に基づく特別図柄の抽選が行われるまでの回数が「2」であることを示唆する抽選回数示唆演出が実行される。また次の3回目の変動演出の開始に伴って、停止図柄背景演出にて、表示画面50aに、確定して停止表示された第3演出図柄EZgのキャラクタと同じキャラクタが追加して表示される。停止図柄背景演出にて、表示画面50aに、確定して停止表示された第3演出図柄EZgのキャラクタと同じキャラクタが追加して表示されることが、「第4示唆演出」に相当する。
その3回目の変動演出にて、停止図柄演出が実行され、第2演出図柄EZeが中演出図柄EZ2で仮停止表示され、その後仮停止表示された第2演出図柄EZeのキャラクタが表示されるカットイン演出が実行される。その後、第1演出図柄EZcが左演出図柄EZ1で確定して停止表示され、第2演出図柄EZeが中演出図柄EZ2で確定して停止表示され、第3演出図柄EZgが右演出図柄EZ3で確定して停止表示される。仮停止表示された第2演出図柄EZeの表示態様に含むキャラクタと、カットイン演出で表示されるキャラクタと、確定して停止表示される第2演出図柄EZeの表示態様に含むキャラクタが同じであるため、遊技者に停止図柄演出にて仮停止表示されること、カットイン演出の実行、及び確定して停止表示されることが一連の流れであることを把握させることが可能となる。次の4回目の変動演出の開始に伴って、先読み判定の対象となった特図保留に基づく特別図柄の抽選が行われるまでの回数が「1」であることを示唆する抽選回数示唆演出が実行される。また次の4回目の変動演出の開始に伴って、停止図柄背景演出によって、表示画面50aに、確定して停止表示された第2演出図柄EZeのキャラクタと同じキャラクタが追加して表示される。
4回目の変動演出にて、停止図柄演出が実行され、左演出図柄EZ1で第1演出図柄EZcが確定して停止表示され、中演出図柄EZ2で第2演出図柄EZeが確定して停止表示され、右演出図柄EZ3で第3演出図柄EZgが確定して停止表示される、本形態の停止図柄演出にて左演出図柄EZ1で第1演出図柄EZcが確定して停止表示され、中演出図柄EZ2で第2演出図柄EZeが確定して停止表示され、右演出図柄EZ3で第3演出図柄EZgが確定して停止表示されて、成人男性と、成人女性と、男子の3人が集結することで、抽選回数示唆演出にて先読み判定の対象となった特図保留が消化され、特別図柄の抽選が行われるまでの回数が「0」となることが確定となる。次の5回目の変動演出が開始されると、先読み判定の対象となった特図保留に基づく特別図柄の抽選が行われるまでの回数が「0」であることを示唆する抽選回数示唆演出が実行される。その後、リーチ+弱SPリーチ、又はリーチ+強SPリーチに発展することになる(図18参照)。本形態の選手停止予告演出1は、先読み判定の結果により、大当たり又はハズレであるか否かを示唆し、且つリーチ+弱SPリーチ、又はリーチ+強SPリーチに発展することを示唆する先読み演出となっている。
次に選手停止予告演出2について説明する。先読み判定の結果が大当たり又はハズレである場合でも、選手停止予告演出2が実行される(図18参照)。選手停止予告演出2では、先ず始めに1回目の変動演出にて、停止図柄演出が実行され、数字を示す部分(数字部分)と成人男性のキャラクタを示す部分とが組み合わされた第1演出図柄EZcを左演出図柄EZ1で仮停止表示させ、その後仮停止表示された第1演出図柄EZcのキャラクタが表示されるカットイン演出が実行され、その後第1演出図柄EZcが左演出図柄EZ1で確定して停止表示される(図17参照)。仮停止表示された第1演出図柄EZcの表示態様に含むキャラクタと、カットイン演出で表示されるキャラクタと、確定して停止表示される第1演出図柄EZcの表示態様に含むキャラクタが同じであるため、遊技者に停止図柄演出にて仮停止表示されること、カットイン演出の実行、及び確定して停止表示されることが一連の流れであることを把握させることが可能となる。次の2回目の変動演出の開始に伴って、先読み判定の対象となった特図保留に基づく特別図柄の抽選が行われるまでの回数が「3」であることを示唆する抽選回数示唆演出が実行される。また次の2回目の変動演出の開始に伴って、表示画面50aに、確定して停止表示された第1演出図柄EZcのキャラクタと同じキャラクタが表示される停止図柄背景演出が実行される。
その2回目の変動演出にて、停止図柄演出が実行され、第3演出図柄EZgが右演出図柄EZ3で仮停止表示され、その後仮停止表示された第3演出図柄EZgのキャラクタが表示されるカットイン演出が実行される。その後、第1演出図柄EZcが左演出図柄EZ1で確定して停止表示され、第3演出図柄EZgが右演出図柄EZ3で確定して停止表示される。仮停止表示された第3演出図柄EZgの表示態様に含むキャラクタと、カットイン演出で表示されるキャラクタと、確定して停止表示される第3演出図柄EZgの表示態様に含むキャラクタが同じであるため、遊技者に停止図柄演出にて仮停止表示されること、カットイン演出の実行、及び確定して停止表示されることが一連の流れであることを把握させることが可能となる。次の3回目の変動演出の開始に伴って、先読み判定の対象となった特図保留に基づく特別図柄の抽選が行われるまでの回数が「2」であることを示唆する抽選回数示唆演出が実行される。また次の3回目の変動演出の開始に伴って、停止図柄背景演出によって、表示画面50aに、確定して停止表示された第3演出図柄EZgのキャラクタと同じキャラクタが追加して表示される。本形態では、停止図柄演出にて第1演出図柄EZc、第2演出図柄EZe、及び第3演出図柄EZgが確定して停止表示されると、抽選回数示唆演出にて先読み判定の対象となった特図保留に基づく特別図柄の抽選が行われるまでの回数が「2」であることを示唆される。本形態では、停止図柄演出にて第1演出図柄EZc、第2演出図柄EZe、及び第3演出図柄EZgが確定して停止表示されることがないため、抽選回数示唆演出にて先読み判定の対象となった特図保留に基づく特別図柄の抽選が行われるまでの回数が「0」であることを示唆されることがない。
その後、通常変動演出、リーチ、リーチ+弱SPリーチ、又はリーチ+強SPリーチのいずれかに進むことになる(図17参照)。本形態の選手停止予告演出2は、先読み判定の結果により、大当たり又はハズレであるか否かを示唆し、且つ通常変動演出、リーチ、リーチ+弱SPリーチ、又はリーチ+強SPリーチのいずれかに進むことを示唆する演出となっている。
次に選手停止予告演出3について説明する。先読み判定の結果が大当たり又はハズレである場合でも、選手停止予告演出3が実行される(図18参照)。選手停止予告演出3では、先ず始めに1回目の変動演出にて、停止図柄演出が実行され、数字を示す部分(数字部分)と成人男性のキャラクタを示す部分とが組み合わされた第1演出図柄EZcを左演出図柄EZ1で仮停止表示させ、その後仮停止表示された第1演出図柄EZcのキャラクタが表示されるカットイン演出が実行され、その後第1演出図柄EZcが左演出図柄EZ1で確定して停止表示される(図18参照)。仮停止表示された第1演出図柄EZcの表示態様に含むキャラクタと、カットイン演出で表示されるキャラクタと、確定して停止表示される第1演出図柄EZcの表示態様に含むキャラクタが同じであるため、遊技者に停止図柄演出にて仮停止表示されること、カットイン演出の実行、及び確定して停止表示されることが一連の流れであることを把握させることが可能となる。次の2回目の変動演出の開始に伴って、先読み判定の対象となった特図保留に基づく特別図柄の抽選が行われるまでの回数が「3」であることを示唆する抽選回数示唆演出が実行される。また次の2回目の変動演出の開始に伴って、表示画面50aに、確定して停止表示された第1演出図柄EZcのキャラクタと同じキャラクタが表示される停止図柄背景演出が実行される。本形態では、停止図柄演出にて第1演出図柄EZc、第2演出図柄EZe、及び第3演出図柄EZgが確定して停止表示されることがないため、抽選回数示唆演出にて先読み判定の対象となった特図保留に基づく特別図柄の抽選が行われるまでの回数が「0」であることを示唆されることがない。
その後、通常変動演出、リーチ、リーチ+弱SPリーチ、又はリーチ+強SPリーチのいずれかに進むことになる(図18参照)。本形態の選手停止予告演出2は、先読み判定の結果により、大当たり又はハズレであるか否かを示唆し、且つ通常変動演出、リーチ、リーチ+弱SPリーチ、又はリーチ+強SPリーチのいずれかに進むことを示唆する演出となっている。
本形態の選手停止予告演出1、選手停止予告演出2、又は選手停止予告演出3のいずれの選手停止予告演出でも、停止図柄演出にて確定して停止表示された演出図柄EZのキャラクタと同じキャラクタを示す停止図柄背景演出が、次の変動演出にて実行される。これにより、遊技者には変動演出にて先読み演出を行い、その次に実行された変動演出にて先読み演出が行われたことで成功であると示唆することが可能となっている。
最後に選手停止予告演出4について説明する。選手停止予告演出4は、先読み判定の結果がハズレである場合に、選手停止予告演出4が実行される(図18参照)。選手停止予告演出4では、先ず始めに1回の変動演出にて、停止図柄演出が実行され、数字を示す部分(数字部分)と成人男性のキャラクタを示す部分とが組み合わされた第1演出図柄EZcを左演出図柄EZ1で仮停止表示させ、その後仮停止表示された第1演出図柄EZcのキャラクタが表示されるカットイン演出が実行され、その後第1演出図柄EZcが左演出図柄EZ1で確定して停止表示される(図18参照)。仮停止表示された第1演出図柄EZcの表示態様に含むキャラクタと、カットイン演出で表示されるキャラクタと、確定して停止表示される第1演出図柄EZcの表示態様に含むキャラクタが同じであるため、遊技者に停止図柄演出にて仮停止表示されること、カットイン演出の実行、及び確定して停止表示されることが一連の流れであることを把握させることが可能となる。しかし、選手停止予告演出4では、次の変動演出が開始されても、抽選回数示唆演出及び停止図柄背景演出が実行されない。これにより、本形態の選手停止予告演出4は、遊技者に停止図柄背景演出にて確定して停止表示された第1演出図柄EZcのキャラクタと同じキャラクタが、次の変動演出にて停止図柄背景演出で表示され、抽選回数示唆演出が表示されるといった間違った情報を示すガセ演出である。
その後、通常変動演出、又はリーチに進むことになる(図18参照)。本形態の選手停止予告演出4は、先読み判定の結果により、ハズレであることを示唆し、且つ通常変動演出、又はリーチのいずれかに進むことを示唆する演出となっている。
本形態の選手停止予告演出4では、停止図柄演出にて確定して停止表示された演出図柄EZのキャラクタと同じキャラクタを示す停止図柄背景演出が、次の変動演出にて実行されない。これにより、遊技者には変動演出にて先読み演出を行い、その次に実行された変動演出にて先読み演出が行われなかったことで失敗であると示唆することが可能となっている。そのため、遊技者には変動演出にて先読み演出を行い、その次に実行された変動演出にて先読み演出が行われなかったことが失敗だと遊技者に把握させることが可能となる。
そして本形態では、大当たりとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチ+強SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド01、始動入賞コマンド04、始動入賞コマンド14、始動入賞コマンド21、始動入賞コマンド24、始動入賞コマンド31、又は始動入賞コマンド33のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出1が実行される割合は60%となっている(図18参照)。大当たりとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチ+強SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド01、始動入賞コマンド04、始動入賞コマンド14、始動入賞コマンド21、始動入賞コマンド24、始動入賞コマンド31、又は始動入賞コマンド33のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出2が実行される割合は30%となっている(図18参照)。さらに、大当たりとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチ+強SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド01、始動入賞コマンド04、始動入賞コマンド14、始動入賞コマンド21、始動入賞コマンド24、始動入賞コマンド31、又は始動入賞コマンド33のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出3が実行される割合は10%である(図18参照)。また大当たりとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチ+強SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド01、始動入賞コマンド04、始動入賞コマンド14、始動入賞コマンド21、始動入賞コマンド24、始動入賞コマンド31、又は始動入賞コマンド33のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出4が実行されることはない(図18参照)。
また本形態では、ハズレとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチ+強SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド08、始動入賞コマンド17、始動入賞コマンド28、又は始動入賞コマンド36のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出1が実行される割合は30%となっている(図18参照)。ハズレとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチ+強SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド08、始動入賞コマンド17、始動入賞コマンド28、又は始動入賞コマンド36のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出2が実行される割合は65%となっている(図18参照)。さらに、ハズレとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチ+強SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド08、始動入賞コマンド17、始動入賞コマンド28、又は始動入賞コマンド36のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出3が実行される割合は5%となっている(図18参照)。また、ハズレとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチ+強SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド08、始動入賞コマンド17、始動入賞コマンド28、又は始動入賞コマンド36のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出4が実行されることはない(図18参照)。
本形態では、大当たりとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチ+弱SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド02、始動入賞コマンド05、始動入賞コマンド15、始動入賞コマンド22、始動入賞コマンド25、又は始動入賞コマンド34のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出1が実行される割合は25%となっている(図18参照)。大当たりとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチ+弱SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド02、始動入賞コマンド05、始動入賞コマンド15、始動入賞コマンド22、始動入賞コマンド25、又は始動入賞コマンド34のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出2が実行される割合は50%となっている(図18参照)。さらに、大当たりとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチ+弱SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド02、始動入賞コマンド05、始動入賞コマンド15、始動入賞コマンド22、始動入賞コマンド25、又は始動入賞コマンド34のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出3が実行される割合は25%となっている(図17参照)。また大当たりとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチ+弱SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド02、始動入賞コマンド05、始動入賞コマンド15、始動入賞コマンド22、始動入賞コマンド25、又は始動入賞コマンド34のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出4が実行されることはない(図18参照)。
また本形態では、ハズレとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチ+弱SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド09、始動入賞コマンド18、始動入賞コマンド29、又は始動入賞コマンド37のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出1が実行される割合は20%となっている(図18参照)。またハズレとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチ+弱SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド09、始動入賞コマンド18、始動入賞コマンド29、又は始動入賞コマンド37のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出2が実行される割合は50%となっている(図18参照)。さらにハズレとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチ+弱SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド09、始動入賞コマンド18、始動入賞コマンド29、又は始動入賞コマンド37のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出3が実行される割合は30%となっている(図18参照)。また、ハズレとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチ+弱SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド09、始動入賞コマンド18、始動入賞コマンド29、又は始動入賞コマンド37のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出4が実行されない(図18参照)。
本形態では、大当たりとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド03、始動入賞コマンド06、始動入賞コマンド07、始動入賞コマンド16、始動入賞コマンド23、始動入賞コマンド26、始動入賞コマンド27、又は始動入賞コマンド35のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出1が実行されることはない(図18参照)。また大当たりとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド03、始動入賞コマンド06、始動入賞コマンド07、始動入賞コマンド16、始動入賞コマンド23、始動入賞コマンド26、始動入賞コマンド27、又は始動入賞コマンド35のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出2が実行される割合は40%となっている(図18参照)。さらに、大当たりとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド03、始動入賞コマンド06、始動入賞コマンド07、始動入賞コマンド16、始動入賞コマンド23、始動入賞コマンド26、始動入賞コマンド27、又は始動入賞コマンド35のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出3が実行される割合は60%となっている(図18参照)。また大当たりとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド03、始動入賞コマンド06、始動入賞コマンド07、始動入賞コマンド16、始動入賞コマンド23、始動入賞コマンド26、始動入賞コマンド27、又は始動入賞コマンド35のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出4が実行されることはない(図18参照)。
また本形態では、ハズレとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド10、始動入賞コマンド19、始動入賞コマンド30、又は始動入賞コマンド38のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出1が実行されることはない(図18参照)。またハズレとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド10、始動入賞コマンド19、始動入賞コマンド30、又は始動入賞コマンド38のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出2が実行される割合は30%となっている(図18参照)。さらにハズレとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド10、始動入賞コマンド19、始動入賞コマンド30、又は始動入賞コマンド38のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出3が実行される割合は60%となっている(図18参照)。また、ハズレとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド10、始動入賞コマンド19、始動入賞コマンド30、又は始動入賞コマンド38のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出4が実行される割合は10%となっている(図18参照)。
また本形態では、大当たりとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容である通常変動演出の情報が含まれる始動入賞コマンドは存在しないため(図18参照)、選手停止予告演出1から選手停止予告演出4のいずれも実行されることはない(図18参照)。
一方、本形態では、ハズレとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容である通常変動演出の情報が含まれる始動入賞コマンド11、始動入賞コマンド12、始動入賞コマンド13、始動入賞コマンド20、始動入賞コマンド31、始動入賞コマンド32、又は始動入賞コマンド40のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出1が実行されることはない(図18参照)。またハズレとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容である通常変動演出の情報が含まれる始動入賞コマンド11、始動入賞コマンド12、始動入賞コマンド13、始動入賞コマンド20、始動入賞コマンド31、始動入賞コマンド32、又は始動入賞コマンド40のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出2が実行される割合は20%となっている(図18参照)。さらにハズレとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容である通常変動演出の情報が含まれる始動入賞コマンド11、始動入賞コマンド12、始動入賞コマンド13、始動入賞コマンド20、始動入賞コマンド31、始動入賞コマンド32、又は始動入賞コマンド40のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出3が実行される割合は30%となっている(図18参照)。また、ハズレとなる情報が含まれ、且つ変動演出の内容である通常変動演出の情報が含まれる始動入賞コマンド11、始動入賞コマンド12、始動入賞コマンド13、始動入賞コマンド20、始動入賞コマンド31、始動入賞コマンド32、又は始動入賞コマンド40のいずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出4が実行される割合は50%となっている(図18参照)。
以上により、4種類の選手停止予告演出のうち、選手停止予告演出1が実行された場合のほうが、先読み判定の対象となる特図保留が消化され、実行される変動演出にてリーチ+強SPリーチに発展する可能性が高いといえる(図18参照)。また4種類の選手停止予告演出のうち、選手停止予告演出2が実行された場合のほうが、先読み判定の対象となる特図保留が消化され、実行される変動演出にてリーチ+弱SPリーチに発展する可能性が高いといえる(図18参照)。4種類の選手停止予告演出のうち、選手停止予告演出3が実行された場合のほうが変動演出にてリーチに発展する可能性が高いといえる(図18参照)。また先読み判定の結果が大当たりである場合に、4種類の選手停止予告演出のうち、選手停止予告演出1が実行された場合のほうが、先読み判定の対象となる特図保留が消化され、実行される変動演出にてリーチ+強SPリーチに発展する可能性が高いといえる(図18参照)。また4種類の選手停止予告演出のうち、選手停止予告演出4が実行された場合には、先読み判定の結果がハズレであり、リーチに進むことなく通常変動演出が行われる可能性が高いといえる(図18参照)。
ここで先読み判定の結果が大当たり又はハズレである場合に、始動入賞コマンドに基づいて実行される選手停止予告演出1の演出例について、図19から図21を用いて説明する。なお図19~図21において、新たに特図保留球数が増加しないものとして説明する。図19(A)に示すように、表示画面50a上に演出図柄EZ(左演出図柄EZ1、中演出図柄EZ2、右演出図柄EZ3)が変動表示されている。また図19(A)に示すように、表示画面50aに昼背景画像H1が表示されていることから、低確非時短状態(通常遊技状態)である。表示画面50aの下方には、図19(A)に示すように、第1保留アイコン表示領域HR1には、保留アイコンHA1、保留アイコンHA2、保留アイコンHA3、及び保留アイコンHA4が左から順に並んで表示されている。
そして表示画面50aにて選手停止予告演出1が実行される場合がある(図17参照)。選手停止予告演出1が実行されると、先ず図19(B)から図19(D)に示す停止図柄演出が実行される。図19(B)に示すように、左演出図柄EZ1にて第1演出図柄EZcが仮停止表示する。その後、図19(C)に示すように、表示画面50aにて仮停止表示された第1演出図柄EZcのキャラクタと同じ成人男性のキャラクタが表示されるカットイン演出が実行される。そのカットイン演出では、表示画面50aにて成人男性のキャラクタと赤い背景画像からなる第1カットイン画像KAが表示される。
その後、1回目の変動演出の終了に伴って、停止図柄演出では、左演出図柄EZ1で数字の「3」と成人男性のキャラクタを組み合わせた第1演出図柄EZcが確定して停止表示される。また中演出図柄EZ2では数字の「7」のみからなる演出図柄が確定して停止表示され、右演出図柄EZ3では数字の「3」のみからなる演出図柄が確定して停止表示される。これにより、表示画面50a上にて演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がハズレ態様(「373」)となる。本形態では、選手停止予告演出4における停止図柄演出にて、左演出図柄EZ1で第1演出図柄EZcが確定表示されることで、先読み判定の結果を示唆し、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が確定して停止表示された表示態様によって、遊技者にハズレ又は大当たりであることを報知することが可能となっている。なお図19(B)から図19(D)を用いて説明した停止図柄演出が行われていた変動演出が終了すると、選手停止予告演出1における1回目の停止図柄演出が終了となる。
図19(D)に示す表示画面50aの第1保留アイコン表示領域HR1に表示されていた保留アイコンHA1に対応する第1特図保留又は第2特図保留が消化され、次の変動演出が開始されると、図19(E)に示すように、演出図柄EZ(左演出図柄EZ1、中演出図柄EZ2、右演出図柄EZ3)の変動が開始される。図19(E)に示すように、表示画面50a上の第1保留アイコン表示領域HR1には、左方に保留アイコンHA2、保留アイコンHA3、保留アイコンHA4が1つシフトされて表示される。
図19(E)に示す変動演出の実行の開始に伴って、1回目の抽選回数示唆演出の実行が開始される。抽選回数示唆演出では、図19(E)に示すように、「3」と示す抽選回数示唆画像TKが表示される。「3」と示す抽選回数示唆画像TKが表示画面50aに表示されると、先読み判定の対象となった特図保留が消化されて特別図柄の抽選が行われるまでの回数が残り3回であることを遊技者に示唆することが可能となる。表示画面50aに表示された「3」と示す抽選回数示唆画像TKが表示されることで、遊技者に先読み判定の対象となった特図保留が消化されて特別図柄の抽選が行われるまでの回数が残り3回であること把握させることが可能となる。
また、1回目の抽選回数示唆演出の実行と共に、図19(E)に示すように停止図柄背景演出が実行される。停止図柄背景演出が実行されると、図19(E)に示すように、表示画面50aに示す背景画像が、左停止図柄背景画像TZ1と、中停止図柄背景画像TZ2と、右停止図柄背景画像TZ3とに分けられることになる。そして、図19(E)に示すように、表示画面50aに示す左停止図柄背景画像TZ1(演出態様)には、赤色の背景画像と図19(D)にて停止表示された第1演出図柄EZcの成人男性のキャラクタと同じキャラクタが表示される。これにより、1回目の停止図柄演出にて確定して停止表示された第1演出図柄EZcの成人男性のキャラクタの部分が、次の変動演出以降でも左停止図柄背景画像TZ1にて継続表示される場合がある。一方、図19(E)に示すように、中停止図柄背景画像TZ2、右停止図柄背景画像TZ3は白色の背景画像となっている。本形態の左停止図柄背景画像TZ1に表示される赤色は、図19(C)に示す第1カットイン画像KAの色彩と同じである。
次に当該変動演出にて実行される2回目の停止図柄演出について、図20(A)から図20(C)を用いて説明する。図19(E)に示す変動演出の実行が開始された後に、停止図柄演出が実行されると、図20(A)に示すように、右演出図柄EZ3にて第3演出図柄EZgが仮停止表示する。また左停止図柄背景画像TZ1にて赤色の背景画像と図19(D)にて停止表示された第1演出図柄EZcの成人男性のキャラクタが継続して表示されている。その後、図20(B)に示すように、表示画面50aにて仮停止表示された第3演出図柄EZgのキャラクタと同じ男子のキャラクタが表示されるカットイン演出が実行される。そのカットイン演出では、表示画面50aにて男子のキャラクタと黄色の背景画像からなる第2カットイン画像KBが表示される。
その後、変動演出の終了に伴って、左演出図柄EZ1では数字の「3」と成人男性のキャラクタを組み合わせた第1演出図柄EZcが確定して停止表示され、右演出図柄EZ3では数字の「7」の部分と男子のキャラクタを組み合わせた第3演出図柄EZgが確定して停止表示される。また中演出図柄EZ2では数字「7」のみの演出図柄EZが確定して停止表示される。これにより、表示画面50a上にて演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がハズレ態様「377」となる。本形態では、選手停止予告演出4における停止図柄演出にて、左演出図柄EZ1で第1演出図柄EZcが確定して停止表示され、右演出図柄EZ3で第3演出図柄EZgが確定して停止表示されることで、先読み判定の結果を示唆し、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の表示態様によって、大当たり又はハズレであるかを遊技者に報知することが可能となっている。なお図19(A)から図19(C)を用いて説明した2回目の停止図柄演出が行われていた変動演出が終了すると、2回目の停止図柄演出が終了となる。
図20(D)に示す表示画面50aの第1保留アイコン表示領域HR1に表示されていた保留アイコンHA2に対応する第1特図保留又は第2特図保留が消化され、次の変動演出が開始されると、図20(D)に示すように、演出図柄EZ(左演出図柄EZ1、中演出図柄EZ2、右演出図柄EZ3)の変動が開始される。図20(E)に示すように、表示画面50a上の第1保留アイコン表示領域HR1には、左方に保留アイコンHA3、保留アイコンHA4が1つシフトされて表示されている。
図20(D)に示す変動演出の実行の開始に伴って、2回目の抽選回数示唆演出の実行が開始される。2回目の抽選回数示唆演出では、図20(D)に示すように、「2」と示す抽選回数示唆画像TKが表示される。「2」と示す抽選回数示唆画像TKが表示画面50aに表示されると、先読み判定の対象となった特図保留が消化されて特別図柄の抽選が行われるまでの回数が残り2回であることを遊技者に示唆することが可能となり、遊技者に先読み判定の対象となった特図保留が消化されて特別図柄の抽選が行われるまでの回数が残り2回であることを把握させることが可能となる。
また、2回目の抽選回数示唆演出の実行と共に、図20(D)に示すように停止図柄背景演出が実行される。停止図柄背景演出が実行されると、図20(C)に示す白色であった右停止図柄背景画像TZ3が、図20(D)に示すように、図20(C)にて確定して停止表示された第3演出図柄EZgの男子のキャラクタを示す黄色の背景画像(演出態様)に変更される。これにより、前回の停止図柄演出にて確定して停止表示された第3演出図柄EZgの男子のキャラクタの部分が、次の変動演出以降でも右停止図柄背景画像TZ3にて継続表示される場合があることになる。一方、図20(D)に示すように、中停止図柄背景画像TZ2は白色の背景画像のままである。本形態の右停止図柄背景画像TZ3に表示される黄色は、図20(B)に示す第1カットイン画像KAの色彩と同じである。
次に当該変動演出にて実行される3回目の停止図柄演出について、図20(E)から図20(G)を用いて説明する。図20(D)に示す変動演出の実行が開始された後に、停止図柄演出が実行されると、図20(E)に示すように、中演出図柄EZ2にて数字の「5」と成人女性のキャラクタで組み合わさった第2演出図柄EZeが仮停止表示する。また左停止図柄背景画像TZ1にて赤色の背景画像と図19(D)にて停止表示された第1演出図柄EZcの成人男性のキャラクタが継続して表示されている。さらに右停止図柄背景画像TZ3にて黄色の背景画像と図20(C)にて確定して停止表示された第3演出図柄EZgの男子のキャラクタが継続して表示されている。その後、図20(F)に示すように、表示画面50aにて仮停止表示された第2演出図柄EZeのキャラクタと同じ成人女性のキャラクタが表示されるカットイン演出が実行される。そのカットイン演出では、表示画面50aにて成人女性のキャラクタと青色の背景画像からなる第3カットイン画像KCが表示される。
その後、変動演出の終了に伴って、左演出図柄EZ1で数字の「3」の部分と成人男性のキャラクタを組み合わせた第1演出図柄EZcが確定して停止表示される。また中演出図柄EZ2で数字の「5」の部分と成人女性のキャラクタを組み合わせた第2演出図柄EZeが確定して停止表示される。さらに、右演出図柄EZ3で数字の「7」の部分と男子のキャラクタを組み合わせた第3演出図柄EZgが確定して停止表示される。これにより、表示画面50a上にて演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がハズレ態様「357」となる。本形態では、選手停止予告演出4における停止図柄演出にて、左演出図柄EZ1で第1演出図柄EZcが確定して停止表示され、右演出図柄EZ3で第3演出図柄EZgが確定して停止表示され、中演出図柄EZ2で第2演出図柄EZeが確定して停止表示されることで、先読み判定の結果を示唆し、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の表示態様によって、遊技者に大当たり又はハズレであるかを報知することが可能となっている。なお図20(E)から図20(G)を用いて説明した停止図柄演出が行われていた変動演出が終了すると、3回目の停止図柄演出が終了となる。
図20(G)に示す表示画面50aの第1保留アイコン表示領域HR1に表示されていた保留アイコンHA3に対応する第1特図保留又は第2特図保留が消化され、次の変動演出が開始されると、図20(H)に示すように、演出図柄EZ(左演出図柄EZ1、中演出図柄EZ2、右演出図柄EZ3)の変動が開始される。図20(H)に示すように、表示画面50a上の第1保留アイコン表示領域HR1には、左方に保留アイコンHA4が1つシフトされて表示されている。
図20(H)に示す変動演出の実行の開始に伴って、3回目の抽選回数示唆演出の実行が開始される。抽選回数示唆演出では、図20(H)に示すように、「1」と示す抽選回数示唆画像TKが表示される。「1」と示す抽選回数示唆画像TKが表示画面50aに表示されると、先読み判定の対象となった特図保留が消化されて特別図柄の抽選が行われるまでの回数が残り1回であることを遊技者に示唆することが可能となる。表示画面50aに表示された「1」と示す抽選回数示唆画像TKが表示されることで、遊技者に先読み判定の対象となった特図保留が消化されて特別図柄の抽選が行われるまでの回数が残り1回であること把握させることが可能となる。
また、3回目の抽選回数示唆演出の実行と共に、図20(H)に示すように停止図柄背景演出が実行される。停止図柄背景演出が実行されると、図20(G)に示す白色であった中停止図柄背景画像TZ2が、図20(H)に示すように、図20(G)にて確定して停止表示された第2演出図柄EZeの成人女性のキャラクタを示す青色の背景画像に変更される。これにより、前回の停止図柄演出にて確定して停止表示された第3演出図柄EZgの男子のキャラクタの部分が、次の変動演出でも中停止図柄背景画像TZ2にて継続表示される場合があることになる。これにより、左停止図柄背景画像TK1、中停止図柄背景画像TK2、及び右停止図柄背景画像TK3にてキャラクタなどが表示された背景画像が表示されたことになる。
次に当該変動演出にて実行される停止図柄演出について、図20(A)を用いて説明する。図19(H)に示す変動演出の実行が開始された後に、4回目の停止図柄演出が実行される。なお、4回目の停止図柄演出では演出図柄が仮停止表示やカットイン演出が実行されることはなく、演出図柄EZの表示態様を変えて、確定して停止表示されるだけである。図20(A)に示すように、左演出図柄EZ1で数字の「3」と成人男性のキャラクタで組み合わさった第1演出図柄EZcが仮停止表示され、中演出図柄EZ2で数字の「5」と成人女性のキャラクタで組み合わさった第2演出図柄EZeが仮停止表示され、右演出図柄EZ3で数字の「7」と男子のキャラクタで組み合わさった第3演出図柄EZgが仮停止表示されることになる。これにより、表示画面50a上にて演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がハズレ態様「357」となる。本形態では、選手停止予告演出4における停止図柄演出にて、左演出図柄EZ1で第1演出図柄EZcが確定して停止表示され、中演出図柄EZ2で第2演出図柄EZeが確定して停止表示され、右演出図柄EZ3で第3演出図柄EZgが確定して停止表示されることで、先読み判定の結果を示唆し、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の表示態様によって、遊技者に大当たり又はハズレであることを報知することが可能となっている。なお図20(A)を用いて説明した停止図柄演出が行われていた変動演出が終了すると、4回目の停止図柄演出が終了となる。
図21(A)に示す表示画面50aの第1保留アイコン表示領域HR1に表示されていた保留アイコンHA4に対応する第1特図保留又は第2特図保留が消化され、次の変動演出が開始されると、図21(B)に示すように、演出図柄EZ(左演出図柄EZ1、中演出図柄EZ2、右演出図柄EZ3)の変動が開始される。図21(B)に示すように、表示画面50a上の第1保留アイコン表示領域HR1には保留アイコンHAが全て消去されている。また図21(B)に示す変動演出の実行の開始に伴って、4回目の抽選回数示唆演出の実行が開始される。抽選回数示唆演出では、図21(B)に示すように、「0」と示す抽選回数示唆画像TKが表示される。「0」と示す抽選回数示唆画像TKが表示画面50aに表示されると、先読み判定の対象となった特図保留が消化されて特別図柄の抽選が行われていることを示唆することが可能となり、遊技者に先読み判定の対象となった特図保留が消化されて特別図柄の抽選が行われていることを把握させることが可能となる。そして、「0」と示す抽選回数示唆画像TKを表示する抽選回数示唆演出の実行が終了すると、選手停止予告演出4の実行が終了となる。
その後、リーチ演出へと移行し、その後強SPリーチに移行する場合がある。上述したように、4種類の選手停止予告演出のうち、選手停止予告演出1が実行された場合には、遊技者に先読み判定の対象となった特図保留に基づいて実行される変動演出にて、リーチ+強SPリーチに発展する可能性が高いことを示唆することが可能となる(図18参照)。これにより、遊技者に選手停止予告演出1が実行された場合に、遊技者に先読み判定の対象となった特図保留に基づいて実行される変動演出にて、リーチ+強SPリーチに発展する可能性が高いこと把握させることが可能となる。
次に先読み判定の結果がハズレである場合に、表示画面50aにて選手停止予告演出4が実行される場合について、図22を用いて説明する。なお、図22では新たに特図保留が追加されることがないものとして説明する。図22(A)に示すように、表示画面50a上に演出図柄EZ(左演出図柄EZ1、中演出図柄EZ2、右演出図柄EZ3)が変動表示されている。また図22(A)に示すように、表示画面50aに昼背景画像H1が表示されていることから、低確非時短状態(通常遊技状態)である。また表示画面50aの下方には、図22(A)に示すように、第1保留アイコン表示領域HR1には、保留アイコンHA1、保留アイコンHA2、保留アイコンHA3、及び保留アイコンHA4が左から順に並んで表示されている。
そして表示画面50aにて選手停止予告演出4が実行される場合がある(図17参照)。選手停止予告演出4が実行されると、先ず図22(B)から図22(D)に示す停止図柄演出が実行される。図22(B)に示すように、左演出図柄EZ1にて第1演出図柄EZcが仮停止表示する。その後、図22(C)に示すように、表示画面50aにて仮停止表示された第1演出図柄EZcのキャラクタと同じ成人男性のキャラクタが表示されるカットイン演出が実行される。そのカットイン演出では、表示画面50aにて成人男性のキャラクタと赤色の背景画像からなる第1カットイン画像KAが表示される。
その後、変動演出の終了に伴って、停止図柄演出では、左演出図柄EZ1で数字の「3」と成人男性のキャラクタを組み合わせた第1演出図柄EZcが確定して停止表示される。また中演出図柄EZ2では数字の「7」のみからなる演出図柄EZが確定して停止表示され、右演出図柄EZ3では数字の「3」のみからなる演出図柄EZが確定して停止表示される。これにより、表示画面50a上にて演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がハズレ態様(「373」)となる。本形態では、選手停止予告演出4における停止図柄演出にて、左演出図柄EZ1で第1演出図柄EZcが確定して停止表示され、中演出図柄EZ2で第2演出図柄EZeが確定して停止表示され、右演出図柄EZ3で第3演出図柄EZgが確定して停止表示されることで、先読み判定の結果を示唆し、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の表示態様によって、遊技者に大当たり又はハズレであることを報知することが可能となっている。なお図22(B)から図22(D)を用いて説明した停止図柄演出が行われていた変動演出が終了すると、選手停止予告演出4が終了となる。
図22(D)に示す表示画面50aの第1保留アイコン表示領域HR1に表示されていた保留アイコンHA1に対応する第1特図保留又は第2特図保留が消化され、次の変動演出が開始されると、図22(E)に示すように、演出図柄EZ(左演出図柄EZ1、中演出図柄EZ2、右演出図柄EZ3)の変動が開始される。図22(E)に示すように、表示画面50a上の第1保留アイコン表示領域HR1には、左方に保留アイコンHA2、保留アイコンHA3、保留アイコンHA4が1つシフトされて表示されている。
図22(E)に示す変動演出の実行が開始されると、表示画面50aに表示されていた左停止図柄背景画像TZ1、中停止図柄背景画像TZ2、及び右停止図柄背景画像TK3から、昼背景画像H1に変更される。選手停止予告演出4の実行が終了となったため、図22(E)に示すように、表示画面50aにて抽選回数示唆演出や停止図柄背景演出が実行されることがない。そのため、図22(F)に示すように、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がハズレ態様「357」となる。なお演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の表示態様は、数字のみからなる表示態様である。これにより、選手停止予告演出4にて、停止図柄演出にて確定して停止表示された演出図柄EZの表示態様が、次の変動演出での表示画面50aにて表示される背景画像に関連したものとはならないため、遊技者に先読み演出が失敗であったことを把握させ、ガセであったことを遊技者に把握させることが可能となる。
上述した4種類の選手停止予告演出のうち、選手停止予告演出4が実行された場合には、先読み判定の対象となった特図保留が消化されて、実行される変動演出にてリーチに進むことなく通常変動演出が行われる可能性が高いことを示唆することが可能となる(図18参照)。そのため、遊技者に選手停止予告演出4が実行された場合には、先読み判定の対象となった特図保留が消化されて、実行される変動演出にてリーチに進むことなく通常変動演出が行われる可能性が高いことを把握させることが可能となる(図17参照)。
10.本形態の演出例の特徴3
次に本形態の先読み演出である盤可動体予告演出について説明する。本形態では、先読み判定の結果が大当たり又はハズレである場合でも、図17に示す先読み判定テーブルに基づいて、遊技制御用マイコン101により始動入賞コマンドが遊技用RAM104にセットされ、演出制御基板120に出力される。演出制御用マイコン121は、受信した始動入賞コマンドが始動入賞コマンド01から始動入賞コマンド13、始動入賞コマンド21から始動入賞コマンド32のうち、いずれの始動入賞コマンドを受信しても、受信した始動入賞コマンドに基づいて、図23に示す非時短状態における盤可動体予告演出抽選テーブル1、又は非時短状態における盤可動体予告演出抽選テーブル2を用いて抽選を行い、その抽選結果に基づいて、先読み演出である盤可動体予告演出を実行することがある。なお本形態の盤可動体予告演出には、盤可動体予告演出1、盤可動体予告演出2、盤可動体予告演出3、盤可動体予告演出4、及び盤可動体予告演出5といった5種類が存在する(図23、図24参照)。
本形態の先読み演出として、盤可動体予告演出が実行されると、選手停止予告演出にて、後述する盤可動体閉鎖予告演出、後述する盤可動体可動予告演出が行われることがある(図23、図24参照)。なお盤可動体予告演出は、1回の変動演出、又は複数の変動演出に亘って、先読み判定の結果が大当たり又はハズレであるか否かを示唆することが可能な先読み演出となっている。
次に盤可動体閉鎖予告演出について説明する。本形態の盤可動体閉鎖予告演出は、1回の変動演出にて1回行われる先読み演出である。1回の変動演出における後半の時間に(例えば、短縮変動演出(約5秒)であれば約2.5秒が経過してから残りの時間(約2.5秒)に)、盤可動体閉鎖予告演出が実行される(図23から図25参照)。盤可動体閉鎖予告演出とは、盤可動体55kが下向きに移動(下降)し、図6(B)に示す第1作動状態となることで、表示画面50aに表示されている演出図柄EZ1,EZ2,EZ3を押し潰すことで、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3を確定して停止表示させるといった演出となっている(図26(C)、図26(E)、図26(G)、図27(A)、図28(C)、図28(E)、図28(H)、図29(B)参照)。なお本形態の盤可動体閉鎖予告演出では、盤可動体55kが下向きに移動(下降)し、図6(B)に示す第1作動状態となって、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3を実際に押し潰しているわけではなく、遊技者に演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が押し潰されているように見せているだけである。本形態の盤可動体閉鎖予告演出は、盤可動体55kと遊技者が注目する演出図柄EZとを用いて、遊技者に強いインパクトを与える先読み演出となっている。また盤可動体閉鎖予告演出は、次の変動演出にて盤可動体可動予告演出が実行されるか否かを示唆する演出となっている。
次に盤可動体可動予告演出について説明する。本形態の盤可動体可動予告演出は、1回の変動演出における前半の時間に(例えば、短縮変動演出(約5秒)であれば変動開始時から約2.5秒が経過するまでに)1回行われ得る先読み演出である。変動演出の実行の開始時に、盤可動体可動予告演出が実行され、盤可動体55kが下向きに移動(下降)し、図6(C)に示す第2作動状態となって、表示画面50aにエフェクト可動画像が表示される(図26(D)、図26(F)、図26(H)、図27(B)、図28(D)、図28(G)、図29(A)、図29(C)参照)。ここでエフェクト可動画像とは、遊技者に先読み判定の結果を示唆する画像であり、盤可動体55kの第2作動状態に対応して表示画面50aに表示される画像である。エフェクト可動画像の種類には、青色を示す第1エフェクト可動画像EG1と、緑色を示す第2エフェクト可動画像EG2と、赤色を示す第3エフェクト可動画像EG3とがある(図23、図24参照)。なお青色を示す第1エフェクト可動画像EG1⇒緑色を示す第2エフェクト可動画像EG2⇒赤色を示す第3エフェクト可動画像EG3の順に先読み判定の結果に基づいて大当たりとなる可能性が高くなっている。
本形態では、盤可動体予告演出にて、複数の速短縮変動演出や複数の短縮変動演出に亘って盤可動体予告演出を行うことが可能となっている。しかし、盤可動体予告演出が実行され、仮に複数の速短縮変動演出や複数の短縮変動演出のうちに、非短縮変動演出を挟むことになる場合には、非短縮変動演出における前半の時間(約5秒、図25(B)参照)で非短縮変動演出に対応する専用演出を行い、後半の時間(約5秒、図25(B)参照)で盤可動体閉鎖予告演出と盤可動体可動予告演出とが実行されることになる。ここで専用演出とは、非短縮変動演出にて盤可動体閉鎖予告演出と盤可動体可動予告演出が実行されるまでの時間をつなぐための先読み判定の結果が示唆されない先読み演出である(図29(F)参照)。
ここで先読み判定の結果が大当たりである場合に実行される盤可動体予告演出1について、図23と図24を用いて説明する。盤可動体予告演出1が実行されると、例えば短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における後半の時間(約2.5秒)で1回目の盤可動体閉鎖予告演出が行われる。次の短縮変動演出が開始され、その短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における前半の時間(約2.5秒)で、1回目の盤可動体可動予告演出が実行される。1回目の盤可動体可動予告演出では、表示画面50aでは第1エフェクト可動画像EG1が表示されることになる。1回目の盤可動体可動予告演出が実行された短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における後半の時間(約2.5秒)で、2回目の盤可動体閉鎖予告演出が行われ得る。即ち、本形態では、1回の変動演出にて盤可動体閉鎖予告演出のみが実行される場合と、1回の変動演出にて盤可動体閉鎖予告演出と盤可動体可動予告演出とが実行される場合がある。次の短縮変動演出が開始され、その短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における前半の時間(約2.5秒)で、2回目の盤可動体可動予告演出が実行される。2回目の盤可動体可動予告演出にて、表示画面50aでは第2エフェクト可動画像EG2が表示されることになる。2回目の盤可動体可動予告演出が実行された短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における後半の時間(約2.5秒)で、3回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。続いて、次の短縮変動演出が開始され、その短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における前半の時間(約2.5秒)で、3回目の盤可動体可動予告演出が実行される。3回目の盤可動体可動予告演出にて、表示画面50aでは第3エフェクト可動画像EG3が表示されることになる。3回目の盤可動体可動予告演出が実行された短縮変動演出(約5秒、図13参照)における後半の時間(約2.5秒)で、4回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。続いて、次の短縮変動演出が開始され、その短縮変動演出(約5秒、図13参照)における前半の時間(約2.5秒)で、4回目の盤可動体可動予告演出が実行される。4回目の盤可動体可動予告演出にて、表示画面50aでは第3エフェクト可動画像EG3が表示されることになる。4回目の盤可動体可動予告演出が実行された変動演出では、4回目の盤可動体可動予告演出の終了した後に、リーチ+強SPリーチ、又はリーチ+弱SPリーチに発展することになる。盤可動体予告演出1では、1回の変動演出にて盤可動体可動予告演出のみが実行される場合がある。盤可動体予告演出1は、先読み判定の結果により、大当たりであることを示唆し、且つ通常変動演出にて、リーチ+強SPリーチ、又はリーチ+弱SPリーチに発展することを示唆する先読み演出である。
また本形態では、盤可動体予告演出1が実行されると、複数の速短縮変動演出や複数の短縮変動演出にて、非短縮変動演出(約10秒、図13参照)を挟む場合には、前半の時間(約5.0秒)で、非短縮変動演出に対応する専用演出を行い、専用演出の終了後である後半の時間(約5.0秒)で、盤可動体閉鎖予告演出(約2.5秒)と盤可動体閉鎖予告演出(約2.5秒)を行う(図23、図24参照)。
次に先読み判定の結果が大当たり又はハズレである場合に実行される盤可動体予告演出2について、図23及び図24を用いて説明する。盤可動体予告演出2が実行されると、例えば、短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における後半の時間(約2.5秒)で、1回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。次の短縮変動演出が開始され、その短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における前半の時間(約2.5秒)で、1回目の盤可動体可動予告演出が実行される。1回目の盤可動体可動予告演出では、表示画面50aでは第1エフェクト可動画像EG1が表示されることになる。1回目の盤可動体可動予告演出が実行された短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における後半の時間(約2.5秒)で、2回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。即ち、本形態では、1回の変動演出にて盤可動体閉鎖予告演出のみが実行される場合と、盤可動体閉鎖予告演出と盤可動体可動予告演出とが実行される場合とがある。次の短縮変動演出が開始され、その短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における前半の時間(約2.5秒)で、2回目の盤可動体可動予告演出が実行される。2回目の盤可動体可動予告演出にて、表示画面50aでは第2エフェクト可動画像EG2が表示されることになる。2回目の盤可動体可動予告演出が実行された短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における後半の時間(約2.5秒)で、3回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。続いて、次の短縮変動演出が開始され、その短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における前半の時間(約2.5秒)で、3回目の盤可動体可動予告演出が実行される。盤可動体予告演出2では、1回の変動演出にて盤可動体可動予告演出のみが実行される場合がある。3回目の盤可動体可動予告演出が実行された変動演出では、3回目の盤可動体可動予告演出の終了した後に、リーチ、リーチ+強SPリーチ、又はリーチ+弱SPリーチのうち、いずれかに発展することになる。盤可動体予告演出2は、先読み判定の結果により、大当たり又はハズレであることを示唆し、且つ通常変動演出にて、リーチ、リーチ+強SPリーチ、又はリーチ+弱SPリーチのうち、いずれかに発展することを示唆する先読み演出である。
また本形態では、盤可動体予告演出2が実行されると、複数の速短縮変動演出や複数の短縮変動演出にて、非短縮変動演出(約10秒、図13参照)を挟む場合には、前半の時間(約5.0秒)で、非短縮変動演出に対応する専用演出を行い、専用演出の終了後である後半の時間(約5.0秒)で盤可動体閉鎖予告演出(約2.5秒)と盤可動体閉鎖予告演出(約2.5秒)を行う(図23、図24参照)。
次に先読み判定の結果が大当たり又はハズレである場合に実行される盤可動体予告演出3について、図23及び図24を用いて説明する。盤可動体予告演出3が実行されると、例えば、短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における後半の時間(約2.5秒)で、1回目の盤可動体閉鎖予告演出が行われる。次の短縮変動演出が開始され、その短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における前半の時間(約2.5秒)で、1回目の盤可動体可動予告演出が実行される。1回目の盤可動体可動予告演出では、表示画面50aでは第1エフェクト可動画像EG1が表示されることになる。1回目の盤可動体可動予告演出が実行された短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における後半の時間(約2.5秒)で、2回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。即ち、本形態では、1回の変動演出にて盤可動体閉鎖予告演出のみが実行される場合と、1回の変動演出にて盤可動体閉鎖予告演出と盤可動体可動予告演出とが実行され得る。次の短縮変動演出が開始され、その短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における前半の時間(約2.5秒)で、2回目の盤可動体可動予告演出が実行され得る。2回目の盤可動体可動予告演出にて、表示画面50aでは第2エフェクト可動画像EG2が表示されることになる。盤可動体予告演出3では、1回の変動演出にて盤可動体可動予告演出のみが実行される場合がある。2回目の盤可動体可動予告演出が実行された変動演出では、2回目の盤可動体可動予告演出の終了した後に、リーチ、リーチ+強SPリーチ、又はリーチ+弱SPリーチのうち、いずれかに発展することになる。盤可動体予告演出3は、先読み判定の結果により、大当たり又はハズレであることを示唆し、且つ通常変動演出にて、リーチ、リーチ+強SPリーチ、又はリーチ+弱SPリーチのうち、いずれかに発展することを示唆する先読み演出である。
また本形態では、盤可動体予告演出3が実行されると、複数の速短縮変動演出や複数の短縮変動演出にて、非短縮変動演出(約10秒、図13参照)を挟む場合には、前半の時間(約5.0秒)で、非短縮変動演出に対応する専用演出を行い、専用演出の終了後である後半の時間(約5.0秒)で盤可動体閉鎖予告演出(約2.5秒)と盤可動体閉鎖予告演出(約2.5秒)を行う(図23、図24参照)。
次に先読み判定の結果が大当たり又はハズレである場合に実行される盤可動体予告演出4について、図23及び図24を用いて説明する。盤可動体予告演出4が実行されると、例えば、短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における後半の時間(約2.5秒)で、1回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。次の短縮変動演出が開始され、その短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における前半の時間(約2.5秒)で、1回目の盤可動体可動予告演出が実行される。1回目の盤可動体可動予告演出では、表示画面50aでは第1エフェクト可動画像EG1が表示されることになる。即ち、盤可動体予告演出4では、1回の変動演出にて盤可動体閉鎖予告演出のみが実行される場合と、盤可動体可動予告演出のみが実行される場合とがある。1回目の盤可動体可動予告演出が実行された変動演出では、1回目の盤可動体可動予告演出の終了した後に、リーチ、リーチ+強SPリーチ、又はリーチ+弱SPリーチのうち、いずれかに発展することになる。盤可動体予告演出4は、先読み判定の結果により、大当たり又はハズレであることを示唆し、且つ通常変動演出にて、リーチ、リーチ+強SPリーチ、又はリーチ+弱SPリーチのうち、いずれかに発展することを示唆する先読み演出である。
次に先読み判定の結果がハズレである場合に実行される盤可動体予告演出5について、図24を用いて説明する。変動演出にて盤可動体予告演出5が実行されると、例えば、短縮変動演出(約5.0秒、図13参照)における後半の時間(約2.5秒)で、1回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行され、盤可動体予告演出5の実行は終了となる。その盤可動体閉鎖予告演出が実行された変動演出の次の変動演出では、盤可動体可動予告演出が実行されることはない。即ち、盤可動体予告演出5は、遊技者に盤可動体閉鎖予告演出が実行された変動演出の次に実行される変動演出にて、盤可動体可動予告演出が実行されるかもしれないと遊技者に誤った情報を示唆するガセ演出である。盤可動体予告演出5は、先読み判定の結果により、ハズレであることを示唆し、且つ通常変動演出にて通常変動演出に進むことを示唆する先読み演出である。
また本形態では、盤可動体予告演出4、又は盤可動体予告演出5が実行されると、複数の速短縮変動演出や複数の短縮変動演出にて、非短縮変動演出(約10秒、図13参照)を挟むことがないため、前半の時間(約5.0秒)で、非短縮変動演出に対応する専用演出や、専用演出の終了後である後半の時間(約5.0秒)で盤可動体閉鎖予告演出(約2.5秒)と盤可動体閉鎖予告演出(約2.5秒)が実行されることはない(図23、図24参照)。
そして本形態では、非時短状態である情報、大当たりとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチ+強SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド01、始動入賞コマンド04、始動入賞コマンド14、始動入賞コマンド21、又は始動入賞コマンド24のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出1が実行される割合は20%となっている(図23参照)。また非時短状態である情報、大当たりとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチ+強SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド01、始動入賞コマンド04、始動入賞コマンド14、始動入賞コマンド21、又は始動入賞コマンド24のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出2が実行される割合は60%となっている(図23参照)。その他、非時短状態である情報、大当たりとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチ+強SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド01、始動入賞コマンド04、始動入賞コマンド14、始動入賞コマンド21、又は始動入賞コマンド24のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出3が実行される割合は15%となっている(図23参照)。また非時短状態である情報、大当たりとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチ+強SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド01、始動入賞コマンド04、始動入賞コマンド14、始動入賞コマンド21、又は始動入賞コマンド24のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出4が実行される割合は5%となっている(図23参照)。また非時短状態である情報、大当たりとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチ+強SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド01、始動入賞コマンド04、始動入賞コマンド14、始動入賞コマンド21、又は始動入賞コマンド24のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、盤可動体予告演出5が実行されることはない(図23参照)。
また本形態では、非時短状態である情報、大当たりとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチ+弱SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド02、始動入賞コマンド05、始動入賞コマンド22、又は始動入賞コマンド25のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出1が実行される割合は5%となっている(図23参照)。非時短状態である情報、大当たりとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチ+弱SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド02、始動入賞コマンド05、始動入賞コマンド22、又は始動入賞コマンド25のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出2が実行される割合は40%となっている(図23参照)。また非時短状態である情報、大当たりとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド02、始動入賞コマンド05、始動入賞コマンド22、又は始動入賞コマンド25のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出3が実行される割合は45%となっている(図23参照)。非時短状態である情報、大当たりとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチ+弱SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド02、始動入賞コマンド05、始動入賞コマンド22、又は始動入賞コマンド25のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出4が実行される割合は10%となっている(図23参照)。一方、本形態では、非時短状態である情報、及び大当たりとなる情報が含まれる始動入賞コマンドに基づいて、盤可動体予告演出5が実行されることはない(図24参照)。
また本形態の非時短状態である情報、大当たりとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド03、始動入賞コマンド06、始動入賞コマンド07、始動入賞コマンド23、始動入賞コマンド27、又は始動入賞コマンド26のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出1が実行されることはない(図23参照)。本形態の非時短状態である情報、大当たりとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド03、始動入賞コマンド06、始動入賞コマンド07、始動入賞コマンド23、始動入賞コマンド27、又は始動入賞コマンド26のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出2が実行される割合は10%である(図23参照)。また本形態の非時短状態である情報、大当たりとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド03、始動入賞コマンド06、始動入賞コマンド07、始動入賞コマンド23、始動入賞コマンド27、又は始動入賞コマンド26のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出3が実行される割合は30%である(図23参照)。本形態の非時短状態である情報、大当たりとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド03、始動入賞コマンド06、始動入賞コマンド07、始動入賞コマンド23、始動入賞コマンド27、又は始動入賞コマンド26のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出4が実行される割合は60%である(図23参照)。本形態の非時短状態である情報、大当たりとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド03、始動入賞コマンド06、始動入賞コマンド07、始動入賞コマンド23、始動入賞コマンド27、又は始動入賞コマンド26のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、盤可動体予告演出5が実行されることはない(図23参照)。
また本形態では、非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチ+強SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド08、又は始動入賞コマンド28の始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出1が実行されることはない(図24参照)。本形態では、非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチ+強SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド08、又は始動入賞コマンド28の始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出2が実行される割合は60%となっている(図24参照)。また本形態では、非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチ+強SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド08、又は始動入賞コマンド28の始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出3が実行される割合は30%となっている(図24参照)。また本形態では、非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチ+強SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド08、又は始動入賞コマンド28の始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出4が実行される割合は10%となっている(図24参照)。本形態では、非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチ+強SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド08、又は始動入賞コマンド28の始動入賞コマンドに基づいて、盤可動体予告演出5が実行されることはない(図24参照)。
また本形態では、非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチ+弱SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド09、又は始動入賞コマンド29の始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出1が実行されることはない(図24参照)。非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチ+弱SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド09、又は始動入賞コマンド29の始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出2が実行される割合は30%となっている(図24参照)。また非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチ+弱SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド09、又は始動入賞コマンド29の始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出3が実行される割合は50%となっている(図24参照)。非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチ+弱SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド09、又は始動入賞コマンド29の始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出4が実行される割合は20%となっている(図23参照)。非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチ+弱SPリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド09、又は始動入賞コマンド29の始動入賞コマンドに基づいて盤可動体予告演出5が実行されることはない(図24参照)。
また本形態では、非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド10、又は始動入賞コマンド30の始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出1が実行されることはない(図24参照)。また非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド10、又は始動入賞コマンド30の始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出2が実行される割合は15%となっている(図24参照)。また非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド10、又は始動入賞コマンド30の始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出3が実行される割合は35%となっている(図24参照)。また非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド10、又は始動入賞コマンド30の始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出4が実行される割合は50%となっている(図24参照)。また非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容であるリーチの情報が含まれる始動入賞コマンド10、又は始動入賞コマンド30の始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出5が実行される割合は10%となっている(図24参照)。
また本形態では、非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容である通常変動演出の情報が含まれる始動入賞コマンド11、始動入賞コマンド12、始動入賞コマンド13、始動入賞コマンド31、又は始動入賞コマンド32のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出1が実行されることはない(図24参照)。また非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容である通常変動演出の情報が含まれる始動入賞コマンド11、始動入賞コマンド12、始動入賞コマンド13、始動入賞コマンド31、又は始動入賞コマンド32のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出2が実行される割合は5%となっている(図24参照)。また非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容である通常変動演出の情報が含まれる始動入賞コマンド11、始動入賞コマンド12、始動入賞コマンド13、始動入賞コマンド31、又は始動入賞コマンド32のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出3が実行される割合は15%となっている(図24参照)。非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容である通常変動演出の情報が含まれる始動入賞コマンド11、始動入賞コマンド12、始動入賞コマンド13、始動入賞コマンド31、又は始動入賞コマンド32のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出4が実行される割合は20%となっている(図24参照)。非時短状態である情報、ハズレとなる情報、及び変動演出の内容である通常変動演出の情報が含まれる始動入賞コマンド11、始動入賞コマンド12、始動入賞コマンド13、始動入賞コマンド31、又は始動入賞コマンド32のうち、いずれかの始動入賞コマンドに基づいて、抽選が行われ、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出5が実行される割合は60%となっている(図24参照)。
以上により、5種類の盤可動体予告演出のうち、5回の変動演出に亘って先読み演出が行われる盤可動体予告演出1が実行されると、先読み判定の対象となった特図保留が消化されて、大当たりと判定され、実行された変動演出にてリーチ+強SPリーチに発展する割合が20%と最も高いといえる(図23、図24参照)。また5種類の盤可動体予告演出のうち、4回の変動演出に亘って先読み演出が行われる盤可動体予告演出2が実行されると、先読み判定の対象となった特図保留が消化され、ハズレ又は大当たりと判定され、実行された変動演出にてリーチ+強SPリーチに発展する割合最も高いといえる(図23、図24参照)。その他、5種類の盤可動体予告演出のうち、3回の変動演出に亘って先読み演出が行われる盤可動体予告演出3が実行されると、先読み判定の対象となった特図保留が消化され、ハズレ又は大当たりと判定され、実行された変動演出にてリーチ+弱SPリーチに発展する割合が最も高いといえる(図23、図24参照)。また5種類の盤可動体予告演出のうち、2回の変動演出に亘って先読み演出が行われる盤可動体予告演出4が実行されると、先読み判定の対象となった特図保留が消化され、ハズレ又は大当たりと判定され、実行された変動演出にてリーチに発展する割合が最も高いといえる(図23、図24参照)。また5種類の盤可動体予告演出のうち、1回の変動演出にて行われる盤可動体予告演出5が実行されると、先読み判定の対象となった特図保留が消化され、ハズレと判定され、実行された変動演出にて通常変動演出に進む割合が最も高いといえる(図23、図24参照)。
次に図25を用いて、盤可動体可動予告演出1が実行され、複数の短縮変動演出にて非短縮変動演出を挟まない場合と、非短縮変動演出を挟む場合について説明する。先ず、図25(A)を用いて、盤可動体可動予告演出1が実行され、複数の短縮変動演出にて非短縮変動演出を挟まない場合について説明する。図25(A)に示すように、先ず特図保留が消化され、特図保留球数が「6」である場合に特別図柄の抽選が行われ、短縮変動演出(約5秒)が行われる。その短縮変動演出にて先読み判定の結果に基づく盤可動体予告演出1の実行が開始される。その短縮変動演出における後半(約2.5秒)で、1回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。短縮変動演出が終了し、特図保留球数が「5」である場合に特別図柄の抽選が行われ、次の短縮変動演出(約5秒)が行われる。その短縮変動演出における前半(約2.5秒)で1回目の盤可動体可動予告演出が行われ、後半(約2.5秒)で2回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。短縮変動演出が終了し、特図保留球数が「4」である場合に特別図柄の抽選が行われ、次の短縮変動演出(約5秒)が行われる。その短縮変動演出における前半(約2.5秒)で2回目の盤可動体可動予告演出が行われ、後半(約2.5秒)で3回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。短縮変動演出が終了し、特図保留球数が「3」である場合に特別図柄の抽選が行われ、次の短縮変動演出(約5秒)が行われる。その短縮変動演出における前半(約2.5秒)で3回目の盤可動体可動予告演出が行われ、後半(約2.5秒)で4回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。短縮変動演出が終了し、先読み判定の対象となる特図保留が消化され、特図保留球数が「2」で特別図柄の抽選が行われ、次の非短縮変動演出(約10秒)が行われる。その非短縮変動演出における前半(約2.5秒)で4回目の盤可動体可動予告演出が行われる。非短縮変動演出にて、その後リーチ+弱SPリーチ、又はリーチ+強SPリーチのいずれかに発展する(図23参照)。
次に図25(B)を用いて、盤可動体可動予告演出1が実行され、複数の短縮変動演出にて非短縮変動演出を挟む場合について説明する。図25(B)に示すように、先ず特図保留が消化され、特図保留球数が「4」である場合に特別図柄の抽選が行われ、短縮変動演出(約5秒)が行われる。その短縮変動演出にて先読み判定の結果に基づく盤可動体予告演出1の実行が開始される。その短縮変動演出における後半(約2.5秒)で、1回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。短縮変動演出が終了し、特図保留球数が「3」である場合に特別図柄の抽選が行われ、次の短縮変動演出(約5秒)が行われる。その短縮変動演出における前半(約2.5秒)で1回目の盤可動体可動予告演出が行われ、後半(約2.5秒)で2回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。短縮変動演出が終了し、特図保留が消化され、特図保留球数が「2」である場合に特別図柄の抽選が行われ、短縮変動演出(5秒)ではなく非短縮変動演出(約10秒)が行われる。その非短縮変動演出(約10秒)のうち、前半約5秒間にて専用演出が行われる。専用演出が終了すると同時に、非短縮変動演出(約10秒)のうち、後半約5秒間で2回目の盤可動体可動予告演出(約2.5秒)が行われ、3回目の盤可動体閉鎖予告演出(約2.5秒)が行われる。非短縮変動演出(約10秒)の実行中に第1始動口センサ69aによる検出、第2始動口センサ12aによる検出、又は第3始動口20への入賞のいずれかが行われて、特図保留球数が「4」に増加したこととする。そして、非短縮変動演出(約10秒)が終了し、特図保留球数が「3」である場合に特別図柄の抽選が行われ、次の短縮変動演出(約5秒)が行われる。その短縮変動演出における前半(約2.5秒)で3回目の盤可動体可動予告演出が行われ、後半(約2.5秒)で4回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。短縮変動演出が終了し、先読み判定の対象となる特図保留が消化され、特図保留球数が「2」で特別図柄の抽選が行われ、次の非短縮変動演出(約10秒)が行われる。その非短縮変動演出における前半(約2.5秒)で4回目の盤可動体可動予告演出が行われる。非短縮変動演出にて、その後リーチ+弱SPリーチ、又はリーチ+強SPリーチのいずれかに発展する(図23参照)。
次に、盤可動体可動予告演出1が実行され、複数の短縮変動演出にて非短縮変動演出を挟まない場合における演出例について、図26から図27を用いて説明する。なお、図26から図27では新たに特図保留球数が増加することがないものとして説明する。図26(A)に示すように、第1保留アイコン表示領域HR1には、左側から保留アイコンHA1、保留アイコンHA2、保留アイコンHA3、保留アイコンHA4、保留アイコンHA5、保留アイコンHA6の順で並んで表示されている。また図26(A)に示すように、第2保留アイコン表示領域HR2には保留アイコンHA7が表示されている。なお本形態の第2保留アイコン表示領域HR2には、「速ZONE」と示すゾーン表示画像SZが表示されている。
図26(A)に示すように、表示画面50a上に演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が「123」のハズレ態様で確定して停止表示されている。そして、図26(A)に示すように、表示画面50aには夜背景画像H2が表示されている。そして、保留アイコンHA1に対応する特図保留が消化され、特図保留球数「6」である場合に、特別図柄の抽選が行われると、短縮変動演出(約5秒)が行われる。図26(A)に示すように、短縮変動演出の開始に伴って、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の変動が開始される。その短縮変動演出の開始に伴って、図26(A)に示すように、表示画面50aには夜背景画像H2から昼背景画像H1が変更される。
その後、短縮変動演出が開始されて約2.5秒が経過すると、盤可動体予告演出1の実行が開始される。盤可動体予告演出1の開始と同時に、1回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。盤可動体閉鎖予告演出が実行されると、盤可動体55kが下向きに移動(下降)し、図26(C)に示すように第1作動状態となる(図6(B)参照)。盤可動体55kにより、表示画面50aに表示されている演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が押し潰されて、確定して停止表示され、ハズレ態様(「173」)となり、変動演出が終了となる。
その後、保留アイコンHA2に対応する特図保留が消化され、特図保留球数「5」である場合に、特別図柄の抽選が行われると、短縮変動演出(約5秒)が行われ、短縮変動演出の開始が開始されると1回目の盤可動体可動予告演出が約2.5秒間行われる。1回目の盤可動体可動予告演出が実行されると、図26(D)に示すように盤可動体55kが下向きに移動(下降)していき、第2作動状態となる(図6(C)参照)。盤可動体55kによって、表示画面50aに確定して停止表示されていた演出図柄EZ1,EZ2,EZ3を引っ張り上げるような演出を行った後に、図26(D)に示すように演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の変動が開始される。また1回目の盤可動体可動予告演出の実行が開始されると同時に、表示画面50aに第1エフェクト可動画像EG1(青色)が表示される。表示画面50aに第2作動状態の盤可動体55kと第1エフェクト可動画像EG1(青色)が表示されると、3種類のエフェクト可動画像(第1エフェクト可動画像EG1、緑色を示す第2エフェクト可動画像EG2、赤色を示す第3エフェクト可動画像EG3)のうち、先読み判定の結果に基づいて大当たりとなる可能性が最も低いことを把握させることが可能となる。
その後、1回目の盤可動体可動予告演出が実行された短縮変動演出が開始されて約2.5秒が経過すると、2回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。盤可動体閉鎖予告演出が実行されると、盤可動体55kが下向きに移動(下降)し、図26(E)に示すように、表示画面50aに表示されている演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が押し潰され、確定して停止表示されて、ハズレ態様(「245」)となり、変動演出が終了となる。
その後、保留アイコンHA3に対応する特図保留が消化され、特図保留球数「4」である場合に、特別図柄の抽選が行われると、短縮変動演出(約5秒)が行われ、短縮変動演出の開始が開始されると2回目の盤可動体可動予告演出が約2.5秒間行われる。2回目の盤可動体可動予告演出が実行されると、図26(F)に示すように盤可動体55kが下向きに移動(下降)していき、第2作動状態となる。そして、表示画面50aに確定して停止表示されていた演出図柄EZ1,EZ2,EZ3を引っ張り上げるような演出を行った後に、図26(F)に示すように演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の変動が開始される。また2回目の盤可動体可動予告演出の実行が開始されると、表示画面50aに第2エフェクト可動画像EG2(緑色)が表示される。表示画面50aに第2作動状態の盤可動体55kと第2エフェクト可動画像EG2(緑色)が表示されると、3種類のエフェクト可動画像(第1エフェクト可動画像EG1、緑色を示す第2エフェクト可動画像EG2、赤色を示す第3エフェクト可動画像EG3)のうち、先読み判定の結果に基づいて大当たりとなる可能性が第1エフェクト可動画像EG1が表示される場合よりも高いことを把握させることが可能となる。また、1回目の盤可動体可動予告演出における第1エフェクト可動画像EG1から、2回目の盤可動体可動予告演出では第2エフェクト可動画像EG2に変化していることから、先読み判定の結果が第1エフェクト可動画像EG1が表示される場合よりも期待できることを遊技者に把握させることが可能となる。
その後、2回目の盤可動体可動予告演出が実行された短縮変動演出が開始されて約2.5秒が経過すると、3回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。盤可動体閉鎖予告演出が実行されると、盤可動体55kが下向きに移動(下降)し、第1作動状態となることで、図26(G)に示すように、表示画面50aに表示されている演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が押し潰され、確定して停止表示され、ハズレ態様(「356」)となる。これにより、変動演出が終了となる。
その後、保留アイコンHA4に対応する特図保留が消化され、特図保留球数「3」である場合に、特別図柄の抽選が行われると、短縮変動演出(約5秒)が開始されると3回目の盤可動体可動予告演出が約2.5秒間行われる。3回目の盤可動体可動予告演出が実行されると、図26(H)に示すように盤可動体55kが下向きに移動(下降)していき、第2作動状態となる。盤可動体55kによって、表示画面50aに確定して停止表示されていた演出図柄EZ1,EZ2,EZ3を引っ張り上げるような演出を行った後に、図26(H)に示すように演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の変動が開始される。また3回目の盤可動体可動予告演出の実行が開始されると、表示画面50aに第3エフェクト可動画像EG3(赤色)が表示される。表示画面50aに第2作動状態の盤可動体55kと第3エフェクト可動画像EG3(赤色)が表示されると、3種類のエフェクト可動画像(第1エフェクト可動画像EG1、緑色を示す第2エフェクト可動画像EG2、赤色を示す第3エフェクト可動画像EG3)のうち、先読み判定の結果に基づいて大当たりとなる可能性が最も高いことを把握させることが可能となる。また、1回目の盤可動体可動予告演出における第1エフェクト可動画像EG1から、2回目の盤可動体可動予告演出における第2エフェクト可動画像EG2に変化し、さらに3回目の盤可動体可動予告演出における第3エフェクト可動画像EG3に変化していることから、先読み判定の結果が大当たりである可能性が高いことを遊技者に把握させることが可能となる。
その後、3回目の盤可動体可動予告演出が実行された短縮変動演出が開始されて約2.5秒が経過すると、図27(A)に示すように、4回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。盤可動体閉鎖予告演出が実行されると、盤可動体55kが下向きに移動(下降)し、第1作動状態となり、図27(A)に示すように、表示画面50aに表示されている演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が押し潰されて、確定して停止表示されて、ハズレ態様(「123」)となる。これにより、変動演出が終了となる。
その後、先読み判定の対象である保留アイコンHA5に対応する特図保留が消化され、特図保留球数「2」である場合に、特別図柄の抽選が行われると、非短縮変動演出(約10秒)が行われ、非短縮変動演出の開始が開始されると4回目の盤可動体可動予告演出が約2.5秒間行われる。4回目の盤可動体可動予告演出が実行されると、図27(B)に示すように盤可動体55kが下向きに移動(下降)していき、第2作動状態となる。その後、盤可動体55kによって、表示画面50aに確定して停止表示されていた演出図柄EZ1,EZ2,EZ3を引っ張り上げるような演出を行った後に、図27(B)に示すように演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の変動が開始される。また4回目の盤可動体可動予告演出の実行が開始されると、表示画面50aに第3エフェクト可動画像EG3(赤色)が表示される。1回目の盤可動体可動予告演出における第1エフェクト可動画像EG1から、2回目の盤可動体可動予告演出における第2エフェクト可動画像EG2に変化し、さらに3回目の盤可動体可動予告演出における第3エフェクト可動画像EG3に変化し、4回目の盤可動体可動予告演出において第3エフェクト可動画像EG3が表示されることで、先読み判定の結果が大当たりである可能性が最も高いことを遊技者に把握させることが可能となる。その後、リーチに発展した後に弱SPリーチに進むか、又はリーチに発展した後に強SPリーチに進むことになる(図23参照)。
次に、盤可動体可動予告演出1が実行され、複数の短縮変動演出にて非短縮変動演出を挟む場合における演出例について、図28から図29を用いて説明する。なお、図28(G)から図28(H)までに新たに特図保留球数が2つ増加されることを前提にして説明する。図28(A)に示すように、第1保留アイコン表示領域HR1には、左側から保留アイコンHA1、保留アイコンHA2、保留アイコンHA3、保留アイコンHA4、保留アイコンHA5の順で並んで表示されている。
図28(A)に示すように、表示画面50a上に演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が「123」のハズレ態様で確定して停止表示されている。そして、図28(A)に示すように、表示画面50aには昼背景画像H1が表示されている。そして、保留アイコンHA1に対応する特図保留が消化され、特図保留球数「4」である場合に、特別図柄の抽選が行われると、短縮変動演出(約5秒)が行われる。図28(A)に示すように、短縮変動演出の開始に伴って、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の変動が開始される。
その後、短縮変動演出が開始されて約2.5秒が経過すると、盤可動体予告演出1の実行が開始される。盤可動体予告演出1の開始と同時に、1回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される(図25(B)参照)。盤可動体閉鎖予告演出が実行されると、盤可動体55kが下向きに移動(下降)して第1作動状態となる。盤可動体55kによって、図28(C)に示すように、表示画面50aに表示されている演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が押し潰されることで、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がハズレ態様(「173」)で確定して停止表示され、変動演出が終了となる。
その後、保留アイコンHA2に対応する特図保留が消化され、特図保留球数「3」である場合に、特別図柄の抽選が行われると、短縮変動演出(約5秒)が行われ、短縮変動演出の開始が開始されると1回目の盤可動体可動予告演出が約2.5秒間行われる。1回目の盤可動体可動予告演出が実行されると、図28(D)に示すように盤可動体55kが下向きに移動(下降)していき、第2作動状態となる。盤可動体55kが第2作動状態となって、表示画面50aに確定して停止表示されていた演出図柄EZ1,EZ2,EZ3を引っ張り上げるような演出を行った後に、図28(D)に示すように演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の変動が開始される。また1回目の盤可動体可動予告演出の実行が開始されると、表示画面50aに第1エフェクト可動画像EG1(青色)が表示される。
その後、1回目の盤可動体可動予告演出が実行された短縮変動演出が開始されて約2.5秒が経過すると、2回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。盤可動体閉鎖予告演出が実行されると、盤可動体55kが下向きに移動(下降)し、第1作動状態となることで、図28(E)に示すように、表示画面50aに表示されている演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が押し潰され、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がハズレ態様(「245」)で確定して停止表示される。これにより、変動演出が終了となる。
その後、保留アイコンHA3に対応する特図保留が消化され、特図保留球数「2」である場合に、特別図柄の抽選が行われると、非短縮変動演出(約10秒)が行われることになる。非短縮変動演出の開始が開始されると、図28(F)に示すように、非短縮変動演出における前半の時間(約5.0秒)で、非短縮変動演出に対応する専用演出が表示画面50aにて約5秒間表示されることになる。専用演出では、図28(F)に示すように表示画面50aにて、先読み判定の結果を示唆しない単なるキャラクタが表示された画像と「いつも遊んでくれてありがとう!!」という文字画像からなる専用演出画像SYが表示される。表示画面50aに専用演出画像SYが表示されることで、盤可動体閉鎖予告演出と盤可動体可動予告演出とが実行されるまでの時間を大当たり又はハズレに関係ない演出画像によって遊技者を楽しませ、パチンコ遊技機PY1で遊技を行っていることへの感謝を伝えることが可能となっている。
非短縮変動演出に対応する専用演出が表示画面50aに表示されてから約5秒が経過すると、2回目の盤可動体可動予告演出が約2.5秒間行われる。2回目の盤可動体可動予告演出が行われると、図28(G)に示すように盤可動体55kが下向きに移動(下降)していき、第2作動状態となる。盤可動体55kによって、表示画面50aに確定して停止表示されていた演出図柄EZ1,EZ2,EZ3を表示画面50aの下方に向かって押し出すような演出が行われると、図28(G)に示すように演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の変動が開始される。また2回目の盤可動体可動予告演出の実行が開始されると、表示画面50aに第2エフェクト可動画像EG2(緑色)が表示される。表示画面50aに第2作動状態の盤可動体55kと第2エフェクト可動画像EG2(緑色)が表示されると、3種類のエフェクト可動画像(第1エフェクト可動画像EG1、緑色を示す第2エフェクト可動画像EG2、赤色を示す第3エフェクト可動画像EG3)のうち、先読み判定の結果に基づいて大当たりとなる可能性が表示画面50aに第1エフェクト可動画像EG1が表示される場合よりも高いことを把握させることが可能となる。
本形態では、盤可動体予告演出が実行され、複数の短縮変動演出にて、非短縮変動演出を挟む場合には、非短縮変動演出における前半(約5.0秒)では専用演出を行い、後半(約5.0秒)では盤可動体可動予告演出と盤可動体閉鎖予告演出とが実行される。これにより、短縮変動演出(約5秒)よりも2倍長い非短縮変動演出(約10秒)が行われる場合でも、専用演出で盤可動体閉鎖予告演出と盤可動体可動予告演出が実行されるまでの時間をつなぎながら、遊技者を楽しませることが可能となる。そのため、非短縮変動演出にて盤可動体閉鎖予告演出と盤可動体可動予告演出とが実行されるまでの間、遊技者に違和感なく盤可動体予告演出を提供することが可能となる。また非短縮変動演出でも、盤可動体予告演出と盤可動体閉鎖予告演出とを行うことができるため、複数の短縮変動演出にて非短縮変動演出を挟むことで、先読み演出である盤可動体予告演出が途切れてしまうことを防ぐことが可能となる。
その後、2回目の盤可動体可動予告演出が実行された短縮変動演出が開始されて約2.5秒が経過すると、3回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。盤可動体閉鎖予告演出が実行されると、盤可動体55kが下向きに移動(下降)し、図28(H)に示すように、第1作動状態となることで、表示画面50aに表示されている演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が押し潰され、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がハズレ態様(「245」)で確定して停止表示されることになる。これにより、変動演出が終了となる。図28(G)から図28(H)までの間に特図保留球数が2つ増加したため、図28(H)に示すように、特図保留球数が「4」となり、第1保留アイコン表示領域HR1には、左側から保留アイコンHA4、保留アイコンHA5、保留アイコンHA6、保留アイコンHA7の順で並んで表示されている。
その後、図29(A)に示すように、保留アイコンHA4に対応する特図保留が消化され、特図保留球数「3」である場合に、特別図柄の抽選が行われると、短縮変動演出(約5秒)が行われ、短縮変動演出の開始に伴って、3回目の盤可動体可動予告演出が約2.5秒間行われる。3回目の盤可動体可動予告演出が実行されると、図29(A)に示すように盤可動体55kが下向きに移動(下降)していき、第2作動状態となる。その後、盤可動体55kによって、表示画面50aに確定して停止表示されていた演出図柄EZ1,EZ2,EZ3を引っ張り上げるような演出を行った後に、図29(C)に示すように演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の変動が開始される。また3回目の盤可動体可動予告演出の実行が開始されると、表示画面50aに第3エフェクト可動画像EG3(赤色)が表示される。表示画面50aに第2作動状態の盤可動体55kと第3エフェクト可動画像EG3(赤色)が表示されると、3種類のエフェクト可動画像(第1エフェクト可動画像EG1、緑色を示す第2エフェクト可動画像EG2、赤色を示す第3エフェクト可動画像EG3)のうち、先読み判定の結果に基づいて大当たりとなる可能性が最も高いことを把握させることが可能となる。
その後、3回目の盤可動体可動予告演出が実行された短縮変動演出が開始されて約2.5秒が経過すると、図29(B)に示すように、4回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行される。4回目の盤可動体閉鎖予告演出が実行されると、盤可動体55kが下向きに移動(下降)し、第1作動状態となる。盤可動体55kによって、図29(B)に示すように、表示画面50aに表示されている演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が押し潰されることで、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3がハズレ態様(「123」)で確定して停止表示されることになる。これにより、変動演出が終了となる。
その後、先読み判定の対象である保留アイコンHA5に対応する特図保留が消化され、特図保留球数「2」である場合に、特別図柄の抽選が行われ、その抽選結果が大当たりとなって、非短縮変動演出(約10秒)が行われる。非短縮変動演出の開始が開始されると4回目の盤可動体可動予告演出が約2.5秒間行われる。4回目の盤可動体可動予告演出が実行されると、図29(C)に示すように盤可動体55kが下向きに移動(下降)していき、表示画面50aに確定して停止表示されていた演出図柄EZ1,EZ2,EZ3を引っ張り上げるような演出を行った後に、図29(C)に示すように演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の変動が開始される。また4回目の盤可動体可動予告演出の実行が開始されると、表示画面50aに第3エフェクト可動画像EG3(赤色)が表示される。その後、リーチに発展した後に弱SPリーチに進むか、又はリーチに発展した後に強SPリーチに進むことになる(図23参照)。
従来のパチンコ遊技機では、始動口への入賞に基づいて取得した特図関係乱数を保留記憶として記憶し、その記憶した保留記憶を消化して、大当たり、又はハズレとなるか否かの判定処理を行い、複数種類の特別図柄の変動時間のうちから、一の変動時間を決定し、決定した変動時間に基づいて、前記判定処理の結果を示唆する変動演出を行っている。また従来のパチンコ遊技機では、大当たり、又はハズレとなるか否かの判定処理を行う前に、始動口への入賞により取得した特図関係乱数に基づいて、先読み判定を行い、その先読み判定の結果を示唆する先読み演出を、複数の変動演出に亘って実行するものがある。また複数の変動演出に亘って先読み演出を実行するパチンコ遊技機では、一の変動演出にて同じような演出態様で先読み演出を行い、それを複数の変動演出に亘って行っている。この場合、複数の変動演出にかかる変動時間が同じにすることで、一の変動演出にて同じような演出態様で先読み演出を行い、それを複数の変動演出に亘って行うことが可能となっている。しかし、仮に短い変動時間で実行される変動演出にて先読み演出を行い、先の変動演出よりも長い変動時間で実行される変動演出でも上述した先読み演出と同じような演出態様からなる先読み演出を行うとしても、次の変動演出にかかる変動時間が長いため、先読み演出を行うことが出来ず、複数の変動演出に亘って行う先読み演出が途切れることになってしまう問題がある。ところが、この問題を解決可能なパチンコ遊技機は存在しない。
本形態のパチンコ遊技機PY1では、特図保留球数が「0~2」である場合に、特別図柄の抽選結果がドハズレで、決定される変動時間は10秒であり、特図保留球数が「3~6」である場合に、特別図柄の抽選結果がドハズレで、決定される変動時間は5秒である(図13参照)。そして本形態では、仮に始動口への入賞により取得した特図関係乱数に基づいて、先読み判定を行うと、先読み判定を行う盤可動体予告演出を実行する。盤可動体予告演出は、複数の変動演出に亘って行われる先読み演出であり、一の変動演出にて盤可動体可動予告演出と盤可動体閉鎖予告演出とが実行される場合がある。仮に複数の変動演出に亘って行われる盤可動体予告演出1が実行されても、特図保留球数が「3」で、特別図柄の抽選結果がドハズレで実行される短縮変動演出(約5秒)では盤可動体可動予告演出(約2.5秒)と盤可動体閉鎖予告演出(約2.5秒)とが実行される(図25(B)、図26(D)、図26(E)(参照)。次の変動演出では、特図保留球数が「2」で、特別図柄の抽選結果がドハズレであることから、非短縮変動演出(約10秒)となる場合がある(図13、図25(B)参照)。この場合、非短縮変動演出(約10秒)にて先ず専用演出(約5秒)が行われ、その後に盤可動体可動予告演出(約2.5秒)と盤可動体閉鎖予告演出(2.5秒)とが実行される(図25(B)、図28(F)から図28(H)参照)。さらに、次の変動演出が開始されるまでに、特図保留球数が増加して、特図保留球数が「4」となれば、次の変動演出では特図保留球数が「3」で、特別図柄の抽選結果がドハズレであることから、短縮変動演出(約5秒)となる場合がある(図13、図25(B)参照)。その短縮変動演出(約5秒)では、盤可動体可動予告演出(約2.5秒)と盤可動体閉鎖予告演出(約2.5秒)とが実行される(図25(B)、図29(A)、図29(B)参照)。上述したように、特図保留球数が異なることで実行される変動演出として、短縮変動演出⇒非短縮変動演出⇒短縮変動演出というように、非短縮変動演出を挟んだとしても、先読み演出である盤可動体予告演出が実行されている場合には、一の変動演出にて盤可動体可動予告演出(約2.5秒)と盤可動体閉鎖予告演出(約2.5秒)とが実行されることになる(図25(B)、図28、図29参照)。これにより、非短縮変動演出を挟んだとしても、複数の変動演出に亘って行われる盤可動体予告演出が途切れてしまうことにはならないため、従来のパチンコ遊技機では解決できなかった上述した問題点を解決することができる。さらに、パチンコ遊技機PY1にて遊技を行っている遊技者への感謝を伝える専用演出が実行されることで、遊技者に盤可動体可動予告演出(約2.5秒)と、盤可動体閉鎖予告演出(約2.5秒)とが実行される前に、遊技意欲が低くなってしまうことを防ぎ、盤可動体可動予告演出(約2.5秒)と、盤可動体閉鎖予告演出(約2.5秒)とが実行されるまで、遊技者にとって違和感を与え難くすることが可能となる。
11.遊技制御用マイコン101の動作
[主制御メイン処理]次に図30~図44に基づいて遊技制御用マイコン101の動作について説明する。なお、遊技制御用マイコン101の動作説明にて登場するカウンタ、タイマ、フラグ、ステータス、バッファ等は、遊技用RAM104に設けられている。遊技制御基板100に備えられた遊技制御用マイコン101は、パチンコ遊技機PY1の電源がオンされると、遊技用ROM103から図30に示した主制御メイン処理のプログラムを読み出して実行する。同図に示すように、主制御メイン処理では、まず初期設定を行う(ステップS001)。初期設定では例えば、スタックの設定、定数設定、割り込み時間の設定、遊技用CPU102の設定、SIO、PIO、CTC(割り込み時間の管理のための回路)の設定や、各種のフラグ、ステータス及びカウンタ等のリセット等を行う。フラグの初期値は「0」つまり「OFF」であり、ステータスの初期値は「1」であり、カウンタの初期値は「0」である。なお初期設定(S001)は、電源投入後に一度だけ実行され、それ以降は実行されない。
初期設定(S001)に次いで、割り込みを禁止し(S002)、普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S003)を実行する。この普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S003)では、図10に示した種々の乱数カウンタ値を1加算して更新する。各乱数カウンタ値は上限値に至ると「0」に戻って再び加算される。なお各乱数カウンタの初期値は「0」以外の値であってもよく、ランダムに変更されるものであってもよい。また各乱数は、カウンタIC等からなる公知の乱数生成回路を利用して生成される所謂ハードウェア乱数であってもよい。
普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S003)が終了すると、割り込みを許可する(S004)。割り込み許可中は、メイン側タイマ割り込み処理(S005)の実行が可能となる。メイン側タイマ割り込み処理(S005)は、例えば4msec周期で遊技用CPU102に繰り返し入力される割り込みパルスに基づいて実行される。すなわち、例えば4msec周期で実行される。そして、メイン側タイマ割り込み処理(S005)が終了してから、次にメイン側タイマ割り込み処理(S005)が開始されるまでの間に、普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S003)による各種カウンタ値の更新処理が繰り返し実行される。なお、割り込み禁止状態のときに遊技用CPU102に割り込みパルスが入力された場合は、メイン側タイマ割り込み処理(S005)はすぐには開始されず、割り込み許可(S004)がされてから開始される。
[メイン側タイマ割り込み処理]次に、メイン側タイマ割り込み処理(S005)について説明する。図31に示すように、メイン側タイマ割り込み処理(S005)では、まず出力処理(S101)を実行する。出力処理(S101)では、以下に説明する各処理において遊技制御基板100の遊技用RAM104に設けられた出力バッファにセットされたコマンド等を、演出制御基板120や払出制御基板170等に出力する。
出力処理(S101)に次いで行われる入力処理(S102)では、主にパチンコ遊技機PY1に取付けられている各種センサ(第1始動口センサ69a、第2始動口センサ12a、ゲートセンサ13a、大入賞口センサ14a、一般入賞口センサ10a等(図7参照))が検知した検出信号を読み込み、賞球情報として遊技用RAM104の出力バッファに記憶(セット)する。また、下皿35の満杯を検出する下皿満杯スイッチからの検出信号も取り込み、下皿満杯データとして遊技用RAM104の出力バッファに記憶する。
次に行われる普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S103)は、図30の主制御メイン処理で行う普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S003)と同じである。即ち、図11に示した各種乱数カウンタ値(普通図柄乱数カウンタ値も含む)の更新処理は、メイン側タイマ割り込み処理(S005)の実行期間と、それ以外の期間(メイン側タイマ割り込み処理(S005)の終了後、次のメイン側タイマ割り込み処理(S005)が開始されるまでの期間)との両方で行われている。
普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S103)に次いで、後述するセンサ検出処理(S104)、普通動作処理(S105)、および特別動作処理(S106)を実行する。その後、その他の処理(S107)を実行して、メイン側タイマ割り込み処理(S005)を終了する。その他の処理(S107)としては、後述の特図2保留球数に基づいて第2特図保留表示器83bをその数を示す表示態様に制御したり、後述の特図1保留球数に基づいて第1特図保留表示器83aをその数を示す表示態様に制御したりする。そして、次に遊技用CPU102に割り込みパルスが入力されるまでは主制御メイン処理のステップS002~S004の処理が繰り返し実行され(図21参照)、割り込みパルスが入力されると(約4msec後)、再びメイン側タイマ割り込み処理(S005)が実行される。再び実行されたメイン側タイマ割り込み処理(S005)の出力処理(S101)においては、前回のメイン側タイマ割り込み処理(S005)にて遊技用RAM104の出力バッファにセットされたコマンド等が出力される。
[センサ検出処理]図32に示すように、センサ検出処理(S104)ではまず、ゲート13に遊技球が通過したか否か、即ち、ゲートセンサ13aによって遊技球が検出されたか否か判定する(S201)。ゲート13を遊技球が通過していれば(S201でYES)、後述のゲート通過処理を行う(S202)。一方、遊技球がゲート13を通過していなければ(S201でNO)、ゲート通過処理(S202)をパスしてステップS203に進む。
ステップS203では、第2始動口センサ12aによって遊技球が検出されたか、又は第3始動口センサ20aによって遊技球が検出されたか否か判定する(S203)。なお第3始動口センサ20aによって遊技球が検出されたとは、即ち第3始動口20に遊技球が入賞したことである。第2始動口センサ12aによって遊技球が検出されていない場合、又は第3始動口センサ20aによって遊技球が検出されていない場合(S203でNO)にはステップS207に進むが、第2始動口センサ12aによって遊技球が検出された場合、又は第3始動口センサ20aによって遊技球が検出された場合(S203でYES)、特図2保留球数(第2特図保留の数、具体的には遊技用RAM104に設けた第2特図保留の数をカウントするカウンタの数値)が「4」(上限記憶数)に達しているか否か判定する(S204)。そして、特図2保留球数が「4」に達している場合(S204でYES)には、ステップS207に進むが、特図2保留球数が「4」未満である場合には(S204でNO)、特図2保留球数に1を加算する(S205)。
続いて特図2関係乱数取得処理を行う(S206)。特図2関係乱数取得処理(S206)では、大当たり乱数カウンタ値(ラベル-TRND-A)、当たり種別乱数カウンタ値(ラベル-TRND-AS)、リーチ乱数カウンタ値(ラベル-TRND-RC)及び変動パターン乱数カウンタ値(ラベル-TRND-T1)を取得し(つまり図11(A)に示す乱数値群を取得し)、それら取得乱数値を第2特図保留記憶部105bのうち現在の特図2保留球数に応じた第2特図保留記憶部105bの記憶領域に格納する。続いて、始動入賞コマンドを遊技用RAM104の出力バッファにセットし(S207)、ステップS208に進む。ここで始動入賞コマンドには、取得された特図関係乱数に基づいて行われる特図変動パターン判定で決定される特図変動パターンの情報(特図変動パターン情報)が含まれている。上述したように、特図変動パターンには、始動口の種別、始動口センサによる検出種別言い換えれば、特図の種別に関する情報が含まれているので、始動入賞コマンドには、その始動入賞コマンドを発生させた始動口の種別に関する情報や始動口センサによる検出種別に関する情報、言い換えれば、その始動入賞コマンドを発生させた入賞により行われる可変表示の特図の種別も含まれている。また、特図変動パターンには、大当たり、または、ハズレの何れであるかの情報と、リーチの有無の情報(リーチ情報)、変動演出の内容(通常変動演出、リーチ+弱SPリーチ、リーチ+強SPリーチ)も含まれているので、始動入賞コマンドには、当否情報とリーチ情報も含まれていることになる。
続いてセンサ検出処理(S104)では、第1始動口センサ69aによって遊技球が検出されたか否かを判定する(S208)。第1始動口センサ69aによって遊技球が検出されていない場合(S208でNO)には処理を終えるが、第1始動口センサ69aによって遊技球が検出された場合には(S208でYES)、特図1保留球数(第1特図保留の数、具体的には遊技用RAM104に設けた第1特図保留の数をカウントするカウンタの数値)が「4」(上限記憶数)に達しているか否か判定する(S209)。そして、特図1保留球数が「4」に達している場合(S209でYES)には、処理を終えるが、特図1保留球数が「4」未満である場合には(S209でNO)、特図1保留球数に「1」を加算する(S210)。
続いて特図1関係乱数取得処理(S211)を行って、続いて始動入賞コマンドを遊技用RAM104の出力バッファにセットし(S212)、本処理を終える。特図1関係乱数取得処理(S211)では、特図2関係乱数取得処理(S206)と同様に、大当たり乱数カウンタ値(ラベル-TRND-A)、当たり種別乱数カウンタ値(ラベル-TRND-AS)、リーチ乱数カウンタ値(ラベル-TRND-RC)及び変動パターン乱数カウンタ値(ラベル-TRND-T1)を取得し(つまり図11(A)に示す乱数値群を取得し)、それら取得乱数値を第1特図保留記憶部105aのうち現在の特図1保留球数に応じた第1特図保留記憶部105aの記憶領域に格納する。
[ゲート通過処理]図33に示すようにゲート通過処理(S202)では、普通図柄保留球数(普図保留の数、具体的には遊技用RAM104に設けた普図保留の数をカウントするカウンタの値)が4以上であるか否かを判定し(S301)、普通図柄保留球数が4以上であれば(S301でYES)、処理を終了する。一方、普通図柄保留球数が4以上でなければ(S301でNO)、普通図柄保留球数に「1」を加算し(S302)、普通図柄乱数取得処理を行う(S303)。普通図柄乱数取得処理(S303)では、普通図柄乱数カウンタ値(ラベル-TRND-Hの値、図11(B)参照)を取得し、その取得乱数値を遊技用RAM104の普図保留記憶部106のうち現在の普通図柄保留球数に応じた記憶領域に格納する。
[普通動作処理]遊技制御用マイコン101は、センサ検出処理(S104)に次いで普通動作処理(S105)を行う(図31参照)。図34に示すように、普通動作処理(S105)ではまず、電チュー20Dの作動中か否かを判定する(S401)。電チュー20Dの作動中でなければ(S401でNO)、続いて、普通図柄の停止表示中か否かを判定する(S402)。普通図柄の停止表示中でなければ(S402でNO)、続いて、普通図柄の変動表示中か否かを判定する(S403)。普通図柄の変動表示中でなければ(S403でNO)、続いて、普通図柄の保留球数が「0」か否かを判定する(S404)。普通図柄の保留球数が「0」であれば(S404でYES)、本処理を終える。
ステップS404において普通図柄の保留球数が「0」でなければ(S404でNO)、当たり判定処理を行う(S405)。当たり判定処理(S405)では、普図保留記憶部106に格納されている普通図柄乱数カウンタ値(ラベル-TRND-Hの値)を読み出し、図12(C)に示す普通図柄当たり判定テーブルに基づいて当たりか否か判定する。そして、当たり判定の結果に応じた普図停止図柄データを遊技用RAM104の所定の記憶領域にセットする図柄決定処理を行う(S406)。つまり図柄決定処理(S406)では、「ハズレ」であれば「普図ハズレ図柄」に応じたデータをセットし、「当たり」であれば「普通当たり図柄」に応じたデータをセットする。
続いて遊技制御用マイコン101は、普通図柄変動時間決定処理を行う(S407)。普通図柄変動時間決定処理(S407)では、図12(D)に示す普通図柄変動パターン選択テーブルを参照して、遊技状態が時短状態であれば、普通図柄の変動時間が1秒の普通図柄変動パターンを選択する。一方、遊技状態が非時短状態であれば、普通図柄の変動時間が7秒の普通図柄変動パターンを選択する。
次いで遊技制御用マイコン101は、普通図柄保留球数を1ディクリメントする(S408)。そして、普図保留記憶部106における各普図保留の格納場所(記憶領域)を現在の位置から読み出される側に一つシフトするとともに、普図保留記憶部106における保留4個目に対応する記憶領域(読み出される側から最も遠い記憶領域)をクリアする(S409)。このようにして、普図保留が保留された順に消化されるようにしている。その後、遊技制御用マイコン101は、ステップS407で選択した普通図柄変動パターンにて普通図柄の変動表示を開始する(S410)。なおこれに伴い、演出制御基板120に普通図柄の変動開始を知らせるため、普通図柄変動開始コマンドをセットする。
上述のステップS403にて普通図柄の変動表示中であれば(S403でYES)、続いて、普通図柄の変動時間が経過したか否か判定し(S411)、経過していなければ処理を終える。一方、経過していれば(S411でYES)、普通図柄の変動表示を、普通図柄乱数の判定結果に応じた表示結果(普通当たり図柄又は普通ハズレ図柄)で停止させる(S412)。そして、演出制御基板120に普通図柄の変動停止を知らせるための普通図柄変動停止コマンドをセットするとともに(S413)、普通図柄の停止時間をセットして(S414)本処理を終える。
また、上述のステップS402にて普通図柄の停止表示中であれば(S402でYES)、続いて、ステップS414でセットした普通図柄の停止時間が経過したか否か判定し(S415)、経過していなければ処理を終える。一方、経過していれば(S415でYES)、普通当たり図柄の普図停止図柄データがセットされているか否かを判定し(S416)、普通当たり図柄のデータでなければ(つまり当たりでなければ(S416でNO))、本処理を終える。一方、普通当たり図柄のデータであれば(つまり当たりであれば(S416でYES))、電チュー20Dの開放パターンをセットする(S417)。詳細には、時短状態中であれば、電チュー20Dの開放パターンとして時短状態中の開放パターン(図14の電チュー開放TBL2参照)をセットする。これに対して、非時短状態中であれば、電チュー20Dの開放パターンとして非時短状態中の開放パターン(図14の電チュー開放TBL1参照)をセットする。そして、ステップS417でセットした開放パターンに従って、電チュー20Dを作動させる(S418)。
また、上述のステップS401にて電チュー20Dの作動中であれば(S401でYES)、続いて、電チュー20Dの作動時間が経過したか否かを判定し(S419)、経過していなければ処理を終える。一方、経過していれば(S419でYES)、電チュー20Dの作動を終了させる(S420)。
[特別動作処理]遊技制御用マイコン101は、普通動作処理(S105)に次いで特別動作処理(S106)を行う(図31参照)。図35に示すように特別動作処理(S106)では、特図表示器81および大入賞装置14Dに関する処理を4つの段階に分け、それらの各段階に「特別動作ステータス1,2,3,4」を割り当てている。そして、遊技制御用マイコン101は、「特別動作ステータス」が「1」である場合には(S1301でYES)、特別図柄待機処理(S1302)を行い、「特別動作ステータス」が「2」である場合には(S1301でNO、S1303でYES)、特別図柄変動中処理(S1304)を行い、「特別動作ステータス」が「3」である場合には(S1301,S1303で共にNO、S1305でYES)、特別図柄確定処理(S1306)を行い、「特別動作ステータス」が「4」である場合には(S1301,S1303,S1305の全てがNO)、特別電動役物処理(S1307)を行う。なお特別動作ステータスは、初期設定では「1」である。なお本形態のステップS1304の特別図柄変動中処理が図柄表示手段に相当する。
[特別図柄待機処理]図36に示すように、特別図柄待機処理(S1302)ではまず、特図1保留球数(即ち第1始動口センサ69aによる検出の保留球数)、又は特図2保留球数(即ち第2始動口センサ12aによる検出の保留球数、第3始動口20の保留球数)が「0」であるか否かを判定する(S1401)。特図保留球数(特図1保留球数、特図2保留球数)が「0」である場合には(S1401でYES)、即ち、第1始動口センサ69aによる検出に起因して取得した乱数カウンタ値群の記憶もなく、且つ第2始動口センサ12aによる検出又は第3始動口20への入賞に起因して取得した乱数カウンタ値群の記憶もない場合には客待ちフラグがONか否かを判定する(S1415)。ONであれば(S1415でYES)本処理を終え、ONでなければ(S1415でNO)、客待ちコマンドを遊技用RAM104の出力バッファにセットするとともに(S1416)、客待ちフラグをONにして(S1417)、本処理を終える。
ステップS1401において特図保留球数(特図1保留球数、特図2保留球数)が「0」でない場合には(S1401でNO)、即ち、第1始動口センサ69aによる検出に起因して取得した乱数カウンタ値群の記憶が1つ以上ある場合、又は第2始動口センサ12aによる検出や第3始動口20への入賞に起因して取得した乱数カウンタ値群の記憶が1つ以上ある場合には、ステップS1402に進む。ステップS1402にて、最も古い保留記憶が特図2保留記憶であるか、即ち第1始動口センサ69aによる検出に起因して取得した乱数カウンタ値群の記憶と、第2始動口センサ12aによる検出や第3始動口20への入賞に起因して取得した乱数カウンタ値群の記憶のうち、最も古く記憶されている保留記憶が特図2保留記憶であるか否かを判定する(S1402)。最も古い保留記憶が特図2保留記憶である場合には(S1402でYES)、後述の特図2大当たり判定処理(S1403)及び特図2変動パターン選択処理(S1404)を行う。その後、遊技制御用マイコン101は、特図2保留球数を1ディクリメントする(S1405)。そして、第2特図保留記憶部105bにおける各種カウンタ値の格納場所(記憶領域)を、現在の位置から読み出される側に一つシフトするとともに、第2特図保留記憶部105bにおける保留1個目に対応する記憶領域をクリアする(S1406)。続いて遊技制御用マイコン101は、特図2変動開始処理(S1407)を実行して、ステップS1413に進む。特図2変動開始処理(S1407)では、特別動作ステータスを「2」にセットするとともに変動開始コマンドを遊技用RAM104の出力バッファにセットして、第2特別図柄の変動表示を開始する。なお、特図2変動開始処理(S1407)でセットされる変動開始コマンド(特図2変動開始コマンドともいう)には、特図2大当たり判定処理(S1403)でセットされた特図停止図柄データの情報や特図2変動パターン選択処理(S1404)でセットされた変動パターンの情報(変動時間の情報を含む情報)が含まれている。
また、最も古い保留記憶が特図2保留記憶でない場合、即ち最も古い保留記憶が特図1保留記憶である場合(S1402でNO)、後述の特図1大当たり判定処理(S1408)及び特図1変動パターン選択処理(S1409)を行う。なお本形態の特図1大当たり判定処理(S1408)及び特図1変動パターン選択処理(S1409)が、判定手段に相当する。その後、遊技制御用マイコン101は、特図1保留球数を1ディクリメントする(S1410)。そして、第1特図保留記憶部105aにおける各種カウンタ値の格納場所(記憶領域)を、現在の位置から読み出される側に一つシフトするとともに、第1特図保留記憶部105aにおける保留4個目に対応する記憶領域(読み出される側から最も遠い記憶領域)をクリアする(S1411)。このようにして、第1特図保留が保留された順に消化されるようにしている。続いて遊技制御用マイコン101は、特図1変動開始処理(S1412)を実行して、ステップS1413に進む。特図1変動開始処理(S1412)では、特別動作ステータスを「2」にセットするとともに変動開始コマンドを遊技用RAM104の出力バッファにセットして、第1特別図柄の変動表示を開始する。なお、特図1変動開始処理(S1412)でセットされる変動開始コマンド(特図1変動開始コマンドともいう)には、特図1大当たり判定処理(S1408)でセットされた特図停止図柄データの情報や特図1変動パターン選択処理(S1409)でセットされた変動パターンの情報(変動時間の情報を含む情報)が含まれている。なお本形態のステップS1404の特図2変動パターン選択処理とステップS1409の特図1変動パターン選択処理が変動時間決定手段に相当する。
ステップS1413に進むと客待ちフラグがONか否かを判定し、ONであれば客待ちフラグをOFFして(S1414)、処理を終える。上記のように本形態では、第1特図保留に基づく特別図柄の変動表示と、第2特図保留に基づく特別図柄の変動表示は、交互に行われることになる。即ち第2特図保留の消化と、第1特図保留の消化は入賞順で交互に実行されることになる。
[特図2大当たり判定処理(特図1大当たり判定処理)]特図2大当たり判定処理(S1402)と特図1大当たり判定処理(S1408)とは、処理の流れが同じであるため図37に基づいてまとめて説明する。図37に示すように、特図2大当たり判定処理(S1402)又は特図1大当たり判定処理(S1408)ではまず、判定値として、大当たり乱数カウンタ値(ラベル-TRND-Aの値)を読み出す(S1501)。詳細には、特図2大当たり判定処理(S1402)では、遊技用RAM104の第2特図保留記憶部105bの第1記憶領域(即ち第2特図保留の1個目に対応する記憶領域)に記憶されている大当たり乱数カウンタ値を読み出す。また特図1大当たり判定処理(S1408)では、遊技用RAM104の第1特図保留記憶部105aの第1記憶領域(即ち第1特図保留の1個目に対応する記憶領域)に記憶されている大当たり乱数カウンタ値を読み出す。
次に、大当たり判定テーブル(図10(A))をセットする(S1502)。次いで、確変フラグがONであるか否か、すなわち高確率状態であるか否かを判定する(S1503)。そして、高確率状態でなければ(S1503でNO)、すなわち通常確率状態(非高確率状態)であれば、大当たり判定テーブル(図12(A))のうち非高確率状態用のテーブル(大当たり判定値が「1」~「210」)に基づいて大当たりか否かを判定する(S1504)。一方、高確率状態であれば(S1503でYES)、大当たり判定テーブル(図12(A))のうち高確率状態用のテーブル(大当たり判定値が「1」~「1660」)に基づいて大当たりか否かを判定する(S1505)。
大当たり判定(S1504,S1505)の結果が「大当たり」であれば、当たり種別乱数カウンタ値(ラベル-TRND-ASの値)を読み出して、図10に示す当たり種別判定テーブルに基づいて当たり種別を判定する(S1506)。当たり種別を判定した後(S1506)、大当たりフラグをONにするとともに(S1507)、当たり種別に応じた特図停止図柄データ(図10参照)を、遊技用RAM104に設けた当たり種別バッファにセットして(S1508)処理を終える。一方、大当たり判定(S1504,S1505)の結果が「ハズレ」であれば、ハズレ図柄に応じた特図停止図柄データ(01H)をセットして(S1508)処理を終える。
[特図2変動パターン選択処理(特図1変動パターン選択処理)]特図2変動パターン選択処理(S1404)と特図1変動パターン選択処理(S1409)とは、処理の流れが同じであるため図38及び図39に基づいてまとめて説明する。図38に示すように、特図2変動パターン選択処理(S1404)又は特図1変動パターン選択処理(S1409)ではまず、遊技状態が時短状態か否か(時短フラグがONか否か)を判定する(S1601)。
時短状態でなければ(S1601でNO)、すなわち非時短状態であれば、続いて大当たりフラグがONか否かを判定する(S1602)。ONであれば(S1602でYES)、非時短状態中大当たり通常テーブル(図13に示す特図変動パターン判定テーブルのうち非時短状態且つ大当たりに該当する部分)を参照して、変動パターン乱数カウンタ値(ラベル-TRND-T1の値)に基づいて変動パターンを選択する(S1603)。図13に示すように、変動パターンが決まれば変動時間も決まる。
本パチンコ遊技機PY1の変動演出では、ドハズレ、ノーマルリーチの他、SP(スーパーリーチ)が実行され得る。ドハズレとは、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の組み合わせが、バラケ目(例えば「458」)で停止表示される変動演出のことである。ノーマルリーチは、上述したリーチを形成した後に発展演出が実行されずに、変動表示し続けている残り一つの演出図柄が停止表示される変動演出のことである。SPリーチは、上述したリーチを形成した後に発展演出が実行されて、ノーマルリーチよりもリーチ後の変動時間が長い変動演出のことである。こうして本形態では、ドハズレ、ノーマルリーチ、SPリーチが実行され得るように、変動パターンが選択される。
SPリーチでは、当選期待度(大当たり当選に対する期待度)がノーマルリーチよりも高くなるように各種の変動パターンの振分率が設定されている(図13参照)。従って遊技者は、変動時間が長いSPリーチを見れば、ノーマルリーチよりも当選期待度が高いことを把握することができる。ここでSPリーチの中には、弱SPリーチ、強SPリーチという種類が設けられている。弱SPリーチ⇒強SPリーチの順番に、大当たりへの当選期待度が高くなるように、各種の変動パターンの振分率が設定されている。よって遊技者は、強SPリーチを見れば当選期待度が非常に高いことを把握することができ、弱SPリーチを見れば当選期待度がある程度高いことを把握することができ、且つ強SPリーチよりも当選期待度があまり高くないことを把握することができる。
図38に示すステップS1602において、大当たりフラグがONでなければ、リーチ乱数カウンタ値(ラベル-TRND-RCの値)がリーチ成立乱数値か否かを判定する(S1604)。なお、図12(B)に示すように、リーチ成立乱数値は非時短状態であれば「1」~「30」であり、時短状態であれば「1」~「10」である。すなわち、時短状態の方が非時短状態よりもハズレ時のリーチがかかりにくくなっている。これは、時短状態において変動時間の短いリーチ無しハズレがより多く選択されようにすることで、特図保留の消化スピードを早めるためである。
リーチ乱数カウンタ値がリーチ成立乱数値である場合(S1604でYES)、即ち、リーチ有りハズレの場合には、非時短状態中リーチ有りハズレテーブル(図13に示す特図変動パターン判定テーブルのうち非時短状態且つリーチ有りハズレに該当する部分)を参照して、変動パターン乱数カウンタ値に基づいて変動パターンを選択する(S1605)。
一方、リーチ乱数カウンタ値がリーチ成立乱数値でない場合(S1604でNO)、即ち、リーチ無しハズレの場合には、非時短状態中リーチ無しハズレテーブル(図13に示す特図変動パターン判定テーブルのうち非時短状態且つリーチ無しハズレに該当する部分)を参照して、変動パターン乱数カウンタ値に基づいて変動パターンを選択する(S1606)。このリーチ無しハズレ時には、保留球数に応じた短縮変動の機能が働くようになっている。すなわち、特別図柄の保留球数が「3」又は「4」であるときは、特別図柄の保留球数が「0」~「2」であるときに比して変動時間の短い変動パターンが選択されるようになっている(図11参照)。
またステップS1601において、遊技状態が時短状態であると判定した場合(S1601でYES)には、図39に示すように、参照する特図変動パターン判定テーブルを時短状態中のテーブル(図13に示す特図変動パターン判定テーブルのうち時短状態に該当する部分)にする事以外は上記ステップS1602~S1606と同様の流れで処理(S1607~S1611)を行う。
すなわち大当たりであれば、図13の時短状態中且つ大当たりに該当する部分を参照して、変動パターン乱数カウンタ値に基づいて変動パターンを選択する(S1608)。またリーチ有りハズレであれば、図13の時短状態中且つリーチ有りハズレに該当する部分を参照して、変動パターン乱数カウンタ値に基づいて変動パターンを選択する(S1610)。またリーチ無しハズレであれば、図13の時短状態中且つリーチ無しハズレに該当する部分を参照して、変動パターン乱数カウンタ値に基づいて変動パターンを選択する(S1611)。
なお、時短状態中の特図変動パターン判定テーブル(図13に示す特図変動パターン判定テーブルのうち時短状態に該当する部分)では、リーチ無しハズレ時の保留球数に応じた短縮変動の機能が保留球数「2」~「4」のときに働く。すなわち、非時短状態中よりも短縮変動が選択され易くなっている。また、短縮変動としての変動時間は、時短状態中の方が非時短状態中よりも短くなっている。つまり、時短状態中の特図変動パターン判定テーブルは、非時短状態中の特図変動パターン判定テーブルよりも変動時間が短くなるようなテーブルとなっている。
上記のようにして変動パターンの選択を行った後は、図38に示すように、選択した変動パターンをセットして(S1612)、本処理を終える。ステップS1612でセットした変動パターンの情報は、特別図柄待機処理(S1302)におけるステップS1406又はS1412でセットされる変動開始コマンドに含められて、出力処理(S101)により演出制御基板120に送られる。
[特別図柄変動中処理]図40に示すように、特別図柄変動中処理(S1304)ではまず、特別図柄の変動時間(ステップS1404はS1409で選択された変動パターンに応じて決まる変動時間、図13参照)が経過したか否かを判定する(S1801)。経過していなければ(S1801でNO)、直ちにこの処理を終える。これにより特別図柄の変動表示が継続される。
一方、変動時間が経過していれば(S1801でYES)、変動停止コマンドをセットするとともに(S1802)、特別動作ステータスを「3」にセットする(S1803)。そして、特別図柄の変動表示を、セットされている特図停止図柄データに応じた図柄(大当たり図柄又はハズレ図柄)で停止させる等のその他の処理を行ってから(S1804)、この処理を終える。
[特別図柄確定処理]図41に示すように、特別図柄確定処理(S1306)ではまず、特別図柄の停止時間(ステップS1404はS1409で選択された変動パターンに応じて決まる停止時間、図11参照)が経過したか否かを判定する(S1901)。経過していなければ(S1901でNO)、直ちにこの処理を終える。これにより特別図柄の停止表示が継続される。一方、停止時間が経過していれば(S1901でYES)、後述の遊技状態管理処理を行う(S1902)。
次に、大当たりフラグがONであるか否かを判定する(S1903)。大当たりフラグがONであれば(S1903でYES)、当選した大当たりの種別に応じた開放パターン(詳しくは図10参照)をセットする(S1904)。なおこのときに、大当たり遊技中に実行した単位開放遊技(ラウンド遊技)の回数をカウントするラウンドカウンタの値を、当選した大当たりの種類に応じたラウンド数にセットする。なお、開放パターンのセット(開放パターンに応じたデータのセット)は、ラウンド毎に行うようにしてもよい。
遊技制御用マイコン101は、ステップS1904に続いて、遊技状態リセット処理を行う(S1905)。遊技状態リセット処理(S1905)ではまず、確変フラグがONであれば確変フラグをOFFにして、時短フラグがONであればOFFにする。つまり、大当たり遊技の実行中は、非高確率状態且つ非時短状態に制御される。その後、大当たり遊技を開始するべく、大当たりのオープニングコマンドをセットするとともに(S1906)、大当たり遊技のオープニングを開始する(S1907)。そして特別動作ステータスを「4」にセットして(S1908)、本処理を終える。
また、ステップS1903において大当たりフラグがONでなければ(S1903でNO)、大当たり遊技を開始しないため、特別動作ステータスを「1」にセットして(S1909)、本処理を終える。
[遊技状態管理処理]図42に示すように、遊技状態管理処理(S1902)ではまず、確変フラグがONか否か判定する(S2001)。ONであれば(S2001でYES)、高確率状態中に実行した特別図柄の変動回数をカウントする確変カウンタの値を1ディクリメントして(S2002)、確変カウンタの値が「0」か否か判定する(S2003)。「0」であれば(S2003でYES)、確変フラグをOFFにして(S2004)、ステップS2005に進む。ステップS2001又はS2003の判定結果がNOであれば、直ちにステップS2009に進む。
ステップS2005では、時短フラグがONか否か判定する。ONであれば(S2005でYES)、時短状態中に実行した特別図柄の変動回数をカウントする時短カウンタの値を1ディクリメントして(S2006)、時短カウンタの値が「0」か否か判定する(S2007)。「0」であれば(S2007でYES)、時短フラグをOFFにして(S2008)、ステップS2009に進む。ステップS2005又はS2007の判定結果がNOであれば、直ちにステップS2009に進む。ステップS2009では、現在の遊技状態の情報(確変フラグ及び時短フラグがON又はOFFの何れであるかの情報)、確変カウンタの値及び時短カウンタの値の情報等を含む遊技状態指定コマンドを遊技用RAM104の出力バッファにセットして、本処理を終える。
[特別電動役物処理(大当たり遊技)]図43に示すように、特別電動役物処理(S1307)ではまず、大当たり終了フラグがONであるか否かを判定する(S2201)。大当たり終了フラグは、実行中の大当たり遊技において大入賞口14の開放が全て終了したことを示すフラグである。
大当たり終了フラグがONでなければ(S2201でNO)、大入賞口14の開放中か否かを判定する(S2202)。開放中でなければ(S2202でNO)、大入賞口14を開放させる時間に至ったか否か、すなわち大当たり遊技のオープニングの時間が経過して初回のラウンド遊技における開放開始の時間に至ったか、又は、一旦閉鎖した大入賞口14を再び開放させるまでのインターバル時間(閉鎖時間)が経過して開放開始の時間に至ったか否かを判定する(S2203)。
ステップS2203の判定結果がNOであれば、そのまま処理を終える。一方、ステップS2203の判定結果がYESであれば、大当たりの種類に応じた開放パターン(図10参照)に従って大入賞口14を開放させる(S2204)。
続くステップS2205では、ラウンド指定コマンド送信判定処理を行う。ラウンド指定コマンド送信判定処理(S2205)では、ステップS2204での大入賞口14の開放が1回のラウンド遊技中での初めての開放か否かを判定し、そうであれば、実行中の大当たり遊技のラウンド数の情報を含むラウンド指定コマンドを、遊技用RAM104の出力バッファにセットする。なお本形態では、1回のラウンド遊技中に複数回の大入賞口14の開放がなされることはない。そのため、このステップS2205では、必ずラウンド指定コマンドがセットされることとなる。
特別電動役物処理(S1307)のステップS2202において、大入賞口14の開放中であれば(S2202でYES)、大入賞口14の閉鎖条件が成立しているか否かを判定する(S2206)。本形態では、閉鎖条件は、そのラウンド遊技における大入賞口14への入賞個数が規定の最大入賞個数(本形態では1R当たり8個)に達したこと、又は、大入賞口14を閉鎖させる時間に至ったこと(すなわち大入賞口14を開放してから所定の開放時間(図10参照)が経過したこと)のいずれかが満たされていることである。そして、大入賞口14の閉鎖条件が成立していなければ(S2206でNO)、処理を終える。
これに対して、大入賞口14の閉鎖条件が成立している場合には(S2206でYES)、大入賞口14を閉鎖(閉塞)する(S2207)。そしてステップS2207の閉鎖によって1回のラウンド遊技が終了するか否かを判定する(S2208)。1回のラウンド遊技が終了しない場合には(S2208でNO)、本処理を終える。一方、1回のラウンド遊技が終了する場合には(S2208でYES)、ラウンドカウンタの値を1ディクリメントし(S2209)、ラウンドカウンタの値が「0」であるか否か判定する(S2210)。「0」でなければ(S2210でNO)、次のラウンド遊技を開始するためにそのまま処理を終える。
一方「0」であれば(S2210でYES)、大当たり遊技を終了させる大当たり終了処理として、大当たりのエンディングコマンドをセットするとともに(S2211)、大当たりのエンディングを開始する(S2212)。そして、大当たり終了フラグをセットして(S2213)、処理を終える。
またステップS2201において大当たり終了フラグがONであれば(S2201でYES)、最終ラウンドが終了しているので、大当たりのエンディング時間が経過したか否かを判定する(S2214)。エンディング時間が経過していなければ(S2214でNO)処理を終える。一方、エンディング時間が経過していれば(S2214でYES)、大当たり終了フラグをOFFするとともに(S2215)、大当たりフラグをOFFし(S2216)、特別動作ステータスを「1」にセットする(S2217)。これにより、次回のメイン側タイマ割り込み処理(S005)において、特別動作処理(図35参照)として再び特別図柄待機処理(S1302)が実行されることになる。その後、後述の遊技状態設定処理(S2218)を行って、本処理を終える。
[遊技状態設定処理]図44に示すように、遊技状態設定処理(S2218)ではまず、大当たりの種類が確変大当たり(停止図柄が特図1_大当たり図柄1又は特図2_大当たり図柄1、図10参照)であるか否かを判定する(S2301)。確変大当たりでなければ(S2301でNO)、時短フラグをONするとともに(S2306)、時短カウンタに「100」をセットして(S2307)、ステップS2308に進む。これにより、今回の大当たり遊技後の遊技状態が通常確率状態且つ時短状態且つ高ベース状態(すなわち低確高ベース状態)になる。この低確高ベース状態は、特別図柄の可変表示が100回行われること、又は次の大当たりに当選することのいずれかの条件の成立により終了する。
一方、ステップS2301において確変大当たりであれば、確変フラグをONするとともに(S2302)、時短フラグをONにする(S2303)。そして確変カウンタに「100」をセットすると共に(S2304)、時短カウンタに「100」をセットして(S2305)、ステップS2308に進む。これにより、今回の大当たり遊技後の遊技状態が、高確率状態且つ時短状態且つ高ベース状態(すなわち高確高ベース状態)になる。この高確高ベース状態は、所定回数(本形態では100回)の特別図柄の可変表示が実行されるまでか、又は大当たりに当選してその大当たり遊技が実行されるまで継続することになる。
ステップS2308では、現在の遊技状態の情報(確変フラグ及び時短フラグがON又はOFFの何れであるかの情報)、確変カウンタの値及び時短カウンタの値の情報等を含む遊技状態指定コマンドを遊技用RAM104の出力バッファにセットして、本処理を終える。
12.演出制御用マイコン121の動作
[サブ制御メイン処理]次に図45~図51に基づいて演出制御用マイコン121の動作について説明する。なお、演出制御用マイコン121の動作説明にて登場するカウンタ、タイマ、フラグ、ステータス、バッファ等は、演出用RAM124に設けられている。演出制御基板120に備えられた演出制御用マイコン121は、パチンコ遊技機PY1の電源がオンされると、演出用ROM123から図45に示したサブ制御メイン処理のプログラムを読み出して実行する。同図に示すように、サブ制御メイン処理では、まずCPU初期化処理を行う(S4001)。CPU初期化処理(S4001)では、スタックの設定、定数設定、演出用CPU122の設定、SIO、PIO、CTC(割り込み時間の管理のための回路)等の設定等を行う。
続いて、電源断信号がONで且つ演出用RAM124の内容が正常であるか否かを判定する(S4002)。そしてこの判定結果がNOであれば、演出用RAM124の初期化をして(S4003)、ステップS4004に進む。一方、判定結果がYESであれば(S4002でYES)、演出用RAM124の初期化をせずにステップS4004に進む。即ち電源断信号がONでない場合、又は電源断信号がONであっても演出用RAM124内容が正常でない場合には(S4002でNO)、演出用RAM124を初期化するが、停電などで電源断信号がONとなったが演出用RAM124内容が正常に保たれている場合には(S4002でYES)、演出用RAM124を初期化しない。なお、演出用RAM124を初期化すれば、各種のフラグ、ステータスおよびカウンタ等の値はリセットされる。また、このステップS4001~S4003は、電源投入後に一度だけ実行され、それ以降は実行されない。
ステップS4004では、割り込みを禁止する。次いで、乱数シード更新処理を実行する(S4005)。乱数シード更新処理(S4005)では、種々の演出決定用乱数カウンタの値を更新する。なお演出決定用乱数には、演出図柄を決定するための演出図柄決定用乱数、変動演出パターンを決定するための変動演出パターン抽選乱数、種々の予告演出を決定するための予告演出決定用乱数等がある。乱数の更新方法は、前述の遊技制御基板100が行う乱数更新処理と同様の方法をとることができる。更新に際して乱数値を1ずつ加算するのではなく、2ずつ加算するなどしてもよい。これは、前述の遊技制御基板100が行う乱数更新処理においても同様である。
乱数シード更新処理(S4005)が終了すると、コマンド送信処理を実行する(S4006)。コマンド送信処理(S4006)では、演出制御基板120の演出用RAM124内の出力バッファに格納されている各種のコマンドを、画像制御基板140に送信する。コマンドを受信した画像制御基板140は、コマンドに従い画像表示装置50を用いて各種の演出(変動演出や、大当たり遊技に伴うオープニング演出、ラウンド演出、エンディング演出等)を実行する。なお、画像制御基板140による各種の演出の実行に伴って演出制御基板120は、音声制御基板161を介してスピーカ610から音声を出力したり、サブドライブ基板162を介して盤ランプ54や枠ランプ212を発光させたり、盤可動体55kを駆動させたりする。演出制御用マイコン121は続いて、割り込みを許可する(S4007)。以降、ステップS4004~S4007をループさせる。割り込み許可中においては、受信割り込み処理(S4008)、1msタイマ割り込み処理(S4009)および10msタイマ割り込み処理(S4010)の実行が可能となる。
[受信割り込み処理]受信割り込み処理(S4008)は、遊技制御基板100から送られたストローブ信号(STB信号)が演出制御用マイコン121の外部INT入力部に入力されることに基づいて行われる。つまり、ストローブ信号が演出制御用マイコン121の外部INT入力部に入力されなければ、受信割り込み処理(S4008)は行われない。図46に示すように、受信割り込み処理(S4008)では、遊技制御基板100から送信されてきた各種のコマンドを演出用RAM124の受信バッファに格納する(S4101)。この受信割り込み処理(S4008)は、他の割り込み処理(S4009、S4010)に優先して実行される処理である。
[1msタイマ割り込み処理]1msタイマ割り込み処理(S4009)は、演出制御基板120に1msec周期の割り込みパルスが入力される度に実行される。図47に示すように、1msタイマ割り込み処理(S4009)ではまず、入力処理(S4201)を行う。入力処理(S4201)では、入力部検知センサ40a(図9参照)、セレクトボタン検知センサ42aからの検知信号に基づいてスイッチデータ(エッジデータおよびレベルデータ)を作成する。
続いて、ランプデータ出力処理(S4202)を行う。ランプデータ出力処理(S4202)では、演出に合うタイミングで盤ランプ54や枠ランプ212を発光させるべく、後述の10msタイマ割り込み処理(S4010)におけるその他の処理(S4305)で作成したランプデータをサブドライブ基板162に出力する。つまり、ランプデータに従って盤ランプ54や枠ランプ212を所定の発光態様で発光させる。
次いで、駆動制御処理を行う(S4203)。駆動制御処理(S4203)では、盤可動体予告演出における盤可動体閉鎖予告演出や、盤可動体予告演出における盤可動体可動予告演出、SPリーチ、大当たり演出中等の演出に合うタイミングで盤可動体55kを駆動させるべく、駆動データ(盤可動体駆動データ)を作成したり、出力したりする。つまり、駆動データに従って、盤可動体55kを所定の動作態様で駆動させる。
駆動制御処理(S4203)の後、ウォッチドッグタイマのリセット設定を行うウォッチドッグタイマ処理(S4204)を行って、本処理を終える。
[10msタイマ割り込み処理]10msタイマ割り込み処理(S4010)は、演出制御基板120に10msec周期の割り込みパルスが入力される度に実行される。図48に示すように、10msタイマ割り込み処理(S4010)ではまず、後述する受信コマンド解析処理を行う(S4301)。
続いて、1msタイマ割り込み処理(S4009)の入力処理(S4201)で作成したスイッチデータを10msタイマ割り込み処理用のスイッチデータとして演出用RAM124に格納するスイッチ状態取得処理を行う(S4302)。そして、スイッチ状態取得処理(S4302)にて格納したスイッチデータに基づいて表示画面50aの表示内容等を設定するスイッチ処理を行う(S4303)。
続いて、音声制御処理(S4304)を行う。音声制御処理(S4304)では、音声データ(スピーカ610からの音声の出力を制御するデータ)の作成及び音声制御基板161への出力や、音声演出の時間管理等を行う。これにより、実行する演出に合った音声がスピーカ610から出力される。本形態では、低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留数とを合計した数が「0~6」である場合には、第1BGMという音声が出力される(図15参照)。また低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留数とを合計した数が「7~8」である場合には、第2BGMという音声が出力される(図16参照)。そして、各種の演出用の乱数を更新したりするなどのその他の処理を実行して(S4305)、本処理を終える。
[受信コマンド解析処理]図49に示すように、受信コマンド解析処理(S4301)ではまず、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から始動入賞コマンドを受信したか否かを判定し(S4401)、受信していれば(S4401でYES)、後述する始動入賞処理を行う(S4402)。続いて、先読み演出決定処理を行い(S4403)、ステップS4404に進む。また始動入賞コマンドを受信していなければ(S4401でNO)、そのままステップS4404に進む。
先読み演出決定処理(S4403)にて、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から受信した始動入賞コマンドに基づいて(図17参照)、先ず先読み演出である選手停止予告演出を行うか否かの判定を行う。ここで演出制御用マイコン121が選手停止予告演出を行うと判定した場合には、始動入賞コマンド保留記憶部125に記憶されている始動入賞コマンドに含まれる大当たり、又はハズレとなるか否かの情報と、変動演出の内容の情報、特図1保留数カウンタの値、特図2保留数カウンタの値に基づいて、選手停止予告演出1、選手停止予告演出2、選手停止予告演出3、又は選手停止予告演出4のいずれの選手停止予告演出を行うか否かを抽選し、その抽選結果に基づいて選手停止予告演出決定コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする。セットされた選手停止予告演出決定コマンドが画像制御基板140に送信されると、画像制御基板140の画像用CPU141は、画像用ROM142から所定の演出画像を読み出して、表示画面50aにて選手停止予告演出を表示する(図18から図22参照)。
続いて、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から受信した始動入賞コマンドに基づいて(図17参照)、先読み演出である盤可動体予告演出を行うか否かの判定を行う。ここで演出制御用マイコン121が盤可動体予告演出を行うと判定した場合には、始動入賞コマンド保留記憶部125に記憶されている始動入賞コマンドに含まれる大当たり、又はハズレとなるか否かの情報と、変動演出の内容の情報、特図1保留数カウンタの値、特図2保留数カウンタの値に基づいて、盤可動体予告演出1、盤可動体予告演出2、盤可動体予告演出3、又は盤可動体予告演出4、又は盤可動体予告演出5のいずれの盤可動体予告演出を行うか否かを抽選し、その抽選結果に基づいて盤可動体予告演出決定コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする。セットされ盤可動体予告演出決定コマンドが画像制御基板140に送信されると、画像制御基板140の画像用CPU141は、画像用ROM142から所定の演出画像を読み出して、表示画面50aにて盤可動体予告演出(盤可動体閉鎖予告演出、盤可動体可動予告演出)を実行する(図23から図29参照)。盤可動体予告演出を実行することで、遊技者に先読み判定の結果を示唆することが可能である。また盤可動体閉鎖予告演出を実行することで、遊技者に第1作動状態となる盤可動体55kと演出図柄EZを用いて、先読み判定の結果が大当たり又はハズレであるか否かを示唆することが可能となる。その他にも、盤可動体可動予告演出を実行することで、第2作動状態となる盤可動体55kと表示画面50aに表示されるエフェクト可動画像によって、先読み判定の結果が大当たり又はハズレであるか否かを示唆することが可能となる。また演出制御用マイコン121が盤可動体予告演出を行わないと判定した場合には、先読み演出決定処理(S4403)は終了となる。
続いて、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から遊技状態指定コマンドを受信したか否かを判定し(S4404)、受信していれば(S4404でYES)、モードステータス設定処理を行う(S4405)。受信していなければ(S4404でNO)、そのままステップS4406に進む。モードステータス設定処理(S4405)では、受信した遊技状態指定コマンドを解析して、遊技状態指定コマンドに含まれる遊技状態の情報に基づいて、モードステータスの値を設定する。モードステータスの値は、通常遊技状態であれば「1」に設定され、高確高ベース状態であれば「2」に設定され、低確時短状態であれば「3」に設定される。こうして演出制御用マイコン121は、現時点での遊技状態を把握することが可能である。
続いて、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から変動開始コマンド(特図1変動開始コマンド又は特図2変動開始コマンド)を受信したか否か判定し(S4406)、受信していれば(S4406でYES)、後述する変動演出開始処理を行う(S4407)。続いて盤可動体予告演出変更処理(S4408)を行い、ステップS4409に進む。また変動開始コマンドを受信していなければ(S4406でNO)、そのままステップS4409に進む。
盤可動体予告演出変更処理(S4408)にて、演出制御用マイコン121は、先読み演出である盤可動体予告演出を実行している場合であって、後述する変動演出パターン選択処理(S4604)にて決定された変動演出の時間や変動演出の内容から非短縮変動演出であるか否かを判定する。演出制御用マイコン121が非短縮変動演出であると判定した場合には、盤可動体予告演出変更コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする。セットされた盤可動体予告演出変更コマンドが画像制御基板140に送信されると、画像制御基板140の画像用CPU141は、画像用ROM142から所定の演出画像を読み出して、表示画面50aにて専用演出が非短縮変動演出の前半約5秒間表示され、専用演出の表示終了後に、非短縮変動演出の後半約5秒間では、盤可動体可動予告演出が約2.5秒間行われ、その後に盤可動体閉鎖予告が約2.5秒間行われることになる(図23から図29参照)。
続いて、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100から変動停止コマンド(特図1変動停止コマンド又は特図2変動停止コマンド)を受信したか否か判定し(S4409)、受信していれば(S4409でYES)、変動演出終了処理を行う(S4410)。また変動停止コマンドを受信していなければ(S4409でNO)、そのままステップS4411に進む。変動演出終了処理(S4410)では、変動停止コマンドを解析し、その解析結果に基づいて、変動演出を終了させるための変動演出終了コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする。
続いて、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100からオープニングコマンドを受信したか否か判定し(S4411)、受信していれば(S4411でYES)、オープニング演出選択処理を行う(S4412)。またオープニングコマンドを受信していなければ(S4411でNO)、そのままステップS4413に進む。オープニング演出選択処理(S4411)では、オープニングコマンドを解析して、その解析結果に基づいて、大当たり遊技のオープニング中に実行するオープニング演出のパターン(内容)を選択する。そして、選択したオープニング演出パターンにてオープニング演出を開始するためのオープニング演出開始コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする。
続いて、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100からラウンド指定コマンドを受信したか否か判定し(S4413)、受信していれば(S4413でYES)、ラウンド演出選択処理を行う(S4414)。またラウンド指定コマンドを受信していなければ(S4413でNO)、そのままステップS4415に進む。ラウンド演出選択処理(S4414)では、ラウンド指定コマンドを解析して、その解析結果に基づいて、大当たり遊技のラウンド遊技中に実行するラウンド演出のパターン(内容)を選択する。そして、選択したラウンド演出パターンにてラウンド演出を開始するためのラウンド演出開始コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする。
続いて、演出制御用マイコン121は、遊技制御基板100からエンディングコマンドを受信したか否か判定し(S4415)、受信していれば(S4415でYES)、エンディング演出選択処理を行う(S4416)。またエンディングコマンドを受信していなければ(S4416でNO)、そのままステップS4417に進む。エンディング演出選択処理(S4416)では、エンディングコマンドを解析して、その解析結果に基づいて、大当たり遊技のエンディング中に実行するエンディング演出のパターン(内容)を選択する。そして、選択したエンディング演出パターンにてエンディング演出を開始するためのエンディング演出開始コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする。
続いて、演出制御用マイコン121は、その他の処理(S4417)として上記のコマンド以外の受信コマンドに基づく処理(例えば客待ちコマンドの受信に基づいて客待ち演出を行うための処理や、普通図柄変動開始コマンドの受信に基づいて普図変動演出を行うための処理)を行って、受信コマンド解析処理(S4301)を終える。
[始動入賞処理]図50に示すように、始動入賞処理(S4402)ではまず、演出制御用マイコン121は、受信した始動入賞コマンドを演出用RAM124の中にある始動入賞コマンド保留記憶部125に記憶する(S4501)。その後、演出制御用マイコン121は、演出用RAM124に設けられた特図1保留球数を表す特図1保留球数カウンタを「1」インクリメントして(S4502)、始動入賞コマンドに係る特図保留に対応する保留アイコンHAを表示させるための保留アイコン表示開始コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする(S4503)。セットされた保留アイコン表示開始コマンドが、画像制御基板140に送信されると、画像制御基板140の画像用CPU141は、画像用ROM142から所定の演出画像を読み出して、表示画面50aにて保留アイコンHAを表示する(図15、図16参照)。
続いて、表示画面50aに第2保留表示領域フラグがOFFであるか否かを判定する(S4504)。第2保留表示領域フラグとは、表示画面50aに第2保留アイコン表示領域HR2が表示されていることを示すフラグである。第2保留表示領域フラグがOFFである場合には(S4504でYES)、特図保留球数カウンタの値が「7」であるか否かを判定する(S4505)。特図保留球数カウンタの値が「7」である場合には(S4505でYES)、第2保留アイコン表示領域HR2とゾーン表示画像SZを表示させるための第2保留表示領域コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする(S4506)。セットされた第2保留表示領域コマンドが、画像制御基板140に送信されると、画像制御基板140の画像用CPU141は、画像用ROM142から所定の演出画像を読み出して、表示画面50aにてゾーン表示画像SZ表示する第2保留アイコン表示領域HR2を表示する(図16参照)。続いて、第2保留表示領域フラグをONにし(S4507)、ステップS4508に進み、本処理を終える。ステップS4508に進むと、背景演出コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする。これにより、その背景演出コマンドが画像制御基板140に送信されると、画像制御基板140の画像用CPU141は、図16(A)に示すように、表示画面50aに夜背景画像H2を表示する。こうして遊技者には、夜背景画像H2の表示により、通常遊技状態で且つ、特図保留球数が「7」以上であって特別図柄の抽選結果がハズレ又は大当たりにかかわらず、極限まで短い変動時間(1200ms)が決定される特殊な状態であることを把握させることが可能となる。
[変動演出開始処理]図51に示すように、変動演出開始処理(S4407)ではまず、演出制御用マイコン121は、変動開始コマンドを解析する(S4601)。変動開始コマンドには、特図1大当たり判定処理や特図2大当たり判定処理(図37参照)でセットされた特図停止図柄データの情報や、特図1変動パターン選択処理や特図2変動パターン選択処理(図38及び図39参照)でセットされた変動パターンの情報、現在の遊技状態を指定する情報等が含まれている。なお、ここで演出制御用マイコン121が取得した情報は、これ以降に実行する処理においても適宜利用可能なものとする。
次に演出制御用マイコン121は、現時点で設定されているモードステータスの値を参照する(S4602)。続いて、変動演出において最終的に停止表示する演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の選択を行う(S4603)。具体的には、演出図柄決定用乱数を取得するとともに、リーチの有無に応じて分類されている複数のテーブルの中から、変動開始コマンドの解析結果に基づいて一つのテーブルを選択する。そして、選択したテーブルを用いて、取得した演出図柄決定用乱数を判定することにより、演出図柄を選択する。これにより、最終的に停止表示される演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の組み合わせ(例えば「777」等)が決定される。
続いて演出制御用マイコン121は、変動演出パターン選択処理を実行する(S4604)。変動演出パターン選択処理(S4604)では、変動演出パターン抽選乱数を取得するとともに、変動開始コマンドの解析結果に基づいて、変動演出の時間、演出図柄の変動表示態様、リーチ演出の有無、リーチ演出の内容、演出ボタン演出(SW演出)の有無、演出ボタン演出の内容、演出展開構成、演出図柄の背景の種類等からなる変動演出の内容の詳細を決定するため、複数の変動演出パターン選択テーブルのうちから、一の変動演出パターン選択テーブルを選択する。変動演出パターン選択テーブルが決まれば、変動演出の時間、演出図柄の変動表示態様、リーチ演出の有無、リーチ演出の内容、演出ボタン演出(SW演出)の有無、演出ボタン演出の内容、演出展開構成、演出図柄の背景の種類等からなる変動演出の内容の詳細が決まることになる。また本形態のリーチ演出には、リーチ、弱SPリーチ、強SPリーチが存在し、リーチ⇒弱SPリーチ⇒強SPリーチの順に、当選期待度が高くなるように設定されている。そして予告演出選択処理を実行する(S4605)。予告演出選択処理(S4605)では、予告演出決定用乱数を取得するとともに、リーチの有無に応じて分類されている複数のテーブルの中から、変動開始コマンドの解析結果に基づいて一つのテーブルを選択する。そして、その選択したテーブルを用いて、取得した予告演出決定用乱数を判定することにより、予告演出を選択する。これにより、いわゆるステップアップ予告演出やチャンスアップ予告演出などの予告演出の内容が決定される。
その後、第2保留表示領域フラグがONであるか否かを判定する(S4606)。第2保留表示領域フラグがONである場合には(S4606でYES)、特図保留球数カウンタの値が「6」であるか否かを判定する(S4607)。特図保留球数カウンタの値が「6」である場合には(S4607でYES)、ゾーン表示画像SZを含む第2保留アイコン表示領域HR2の表示を消去するための第2保留表示領域リセットコマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする(S4608)。セットされた第2保留表示領域リセットコマンドが、画像制御基板140に送信されると、画像制御基板140の画像用CPU141は、表示画面50aに表示されているゾーン表示画像SZを含む第2保留アイコン表示領域HR2の表示を消去する。表示画面50aから第2保留アイコン表示領域HR2の表示が消去されることで、遊技者に通常遊技状態で且つ、特図保留球数が「6」以下であることを把握させることが可能となる。続いて、第2保留表示領域フラグをOFFにし(S4609)、ステップS4610に進み、本処理を終える。ステップS4610に進むと、背景演出コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットする。これにより、その背景演出コマンドが画像制御基板140に送信されると、画像制御基板140の画像用CPU141は、表示画面50aに表示された夜背景画像H2を昼背景画像H1に変更する。こうして遊技者には、昼背景画像H1の表示により、通常遊技状態で且つ、特図保留球数が「6」以下であることを把握させることが可能となる。
その後、選択した演出図柄と変動演出パターンと予告演出とを開始するための変動演出開始コマンドを演出用RAM124の出力バッファにセットして(S4611)、本処理を終える。ステップS4611でセットされた変動演出開始コマンドが、コマンド送信処理(S4006)により画像制御基板140に送信されると、表示画面50aにて特別図柄の変動表示に同期した変動演出が開始される。
13.本形態の効果
以上詳細に説明したように本形態のパチンコ遊技機PY1によれば、盤可動体予告演出が実行されると、変動パターンP12、又は変動パターンP41が選択され、決定された変動時間(5000ms、約5秒)に基づく短縮変動演出にて先読み演出である盤可動体閉鎖予告演出や盤可動体可動予告演出が実行され、変動パターンP11、又は変動パターンP40が選択され、決定された変動時間(10000ms、10秒)に基づく次の非短縮変動演出でも盤可動体閉鎖予告演出や盤可動体可動予告演出が実行される(図13、図23、図24参照)。これにより、短縮変動演出(約5秒)だけでなく非短縮変動演出(10秒)でも、先読み演出である盤可動体予告演出や盤可動体可動予告演出を途切れることなく、実行されることになる。そのため、短縮変動演出(約5秒)と非短縮変動演出(10秒)と異なる変動時間からなる変動演出でも、遊技者に違和感を与えることなく盤可動体予告演出の実行を提供することが可能となる。
また本形態のパチンコ遊技機PY1によれば、特図保留球数が「0~2」である場合には変動パターンP11、又は変動パターンP40が選択され、10000msの変動時間が決定されることがある(図13参照)。また特図保留球数が「3~6」である場合には変動パターンP12、又は変動パターンP41が選択され、5000msの変動時間が決定されることがある(図13参照)。盤可動体予告演出が実行されると、上述した変動時間に基づいて実行される変動演出にて盤可動体閉鎖予告演出や盤可動体可動予告演出が実行される。これにより、特図保留球数に応じて決定される変動時間の長さが異なる場合でも(図13参照)、短縮変動演出にて盤可動体閉鎖予告演出や盤可動体可動予告演出を行って、次に非短縮変動演出が実行されても、その非短縮変動演出でも盤可動体閉鎖予告演出や盤可動体可動予告演出が実行される。そのため、特図保留球数に応じて決定される変動時間の長さが異なる場合でも、遊技者に違和感を与えることなく盤可動体予告演出の実行を提供することが可能となる。
また本形態のパチンコ遊技機PY1によれば、盤可動体予告演出が実行されると、特図保留球数が「3~6」である場合に決定される変動時間(5000ms、5秒、図13参照)に基づく短縮変動演出で約2.5秒間盤可動体可動予告演出が行われ、残り約2.5秒間盤可動体閉鎖予告演出が行われる(図23、図24、図25(A)参照)。一方、特図保留球数が「0~2」となって、決定される変動時間(10000ms、10秒、図13参照)に基づく非短縮変動演出では約5秒間専用演出が行われ、次に約2.5秒間盤可動体可動予告演出が行われ、残り約2.5秒間盤可動体閉鎖予告演出が行われる(図23、図24、図25(B)参照)。これにより、短縮変動演出(約5秒)の次に非短縮変動演出(約10秒)が実行される場合でも、非短縮変動演出では盤可動体可動予告演出や盤可動体閉鎖予告演出が実行されるまで、先読み演出である専用演出が約5秒間行われるため、盤可動体可動予告演出や盤可動体閉鎖予告演出が途切れてしまうことを防ぐことが可能となる。そのため、短縮変動演出の次に非短縮変動演出が実行される場合でも、遊技者に違和感を与えることがなく盤可動体予告演出の実行を提供することが可能となる。
また本形態のパチンコ遊技機PY1によれば、変動パターンP11、又は変動パターンP40が選択され、決定される変動時間(約10秒)は、変動パターンP12、又は変動パターンP41が選択され、決定される変動時間(5秒)よりも2倍となっているが(図13参照)、非短縮変動演出でも専用演出が行われた後に盤可動体可動予告演出や盤可動体閉鎖予告演出が行われる(図25(B)参照)。これにより、非短縮変動演出では盤可動体可動予告演出や盤可動体閉鎖予告演出が行われるまで、先読み演出である専用演出によって時間をつなぐことが可能となる。そのため、例えば、短縮変動演出の次に非短縮変動演出が行われる場合でも、先読み演出である専用演出を体験させることで、非短縮変動演出にて盤可動体可動予告演出や盤可動体閉鎖予告演出が行われるまで、遊技者に違和感を持たせ難くすることが可能となる。
14.変更例
以下、変更例について説明する。なお、変更例の説明において、上記形態のパチンコ遊技機PY1と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。勿論、変更例に係る構成同士を適宜組み合わせて構成してもよい。また、上記形態および下記変更例中の技術的特徴は、本明細書において必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
上記形態では、変動パターンP12、又は変動パターンP41に基づく変動時間(5000ms)が「第1変動時間」に相当したが、これに限定されることはない。また変動パターンP11、又は変動パターンP40に基づく変動時間(10000ms)が「第2変動時間」に相当したが、これに限定されることはない。例えば、変動パターンP12、又は変動パターンP41以外の変動パターンに基づく変動時間が「第1変動時間」に相当しても良い。また変動パターンP11、又は変動パターンP40以外の変動パターンに基づく変動時間が「第2変動時間」に相当しても良い。ただし、第1変動時間よりも第2変動時間が長いことを前提とする。
また上記形態では、短縮変動演出が「第1変動演出」に相当し、非短縮変動演出が「第2変動演出」に相当したが、これらに限定されることはない。例えば、極短縮変動演出が「第1変動演出」に相当し、短縮変動演出が「第2変動演出」に相当しても良い。また極短縮変動演出が「第1変動演出」に相当し、非短縮変動演出が「第2変動演出」に相当しても良い。
また上記形態では、盤可動体予告演出が実行されると、短縮変動演出(第1変動演出)にて盤可動体可動予告演出(示唆演出)や盤可動体閉鎖(示唆演出)が実行可能となっていたが、これに限定されることはない。例えば、第1変動演出にて示唆演出を実行しなくても良い。また盤可動体予告演出が実行されても、第1変動演出にて示唆演出を実行する場合と実行しない場合とがあっても良い。
また上記形態では、盤可動体予告演出が実行されると、非短縮変動演出(第2変動演出)にて盤可動体可動予告演出(示唆演出)や盤可動体閉鎖(示唆演出)が実行可能となっていたが、これに限定されることはない。例えば、第2変動演出にて示唆演出を実行しなくても良い。また盤可動体予告演出が実行されても、第2変動演出にて示唆演出を実行する場合と実行しない場合とがあっても良い。
また上記形態では、特図保留球数の「3」が「所定数」に相当したが、これに限定されることはない。例えば、2未満でも良いし、4以上であっても良い。
また上記形態では、特図保留球数(保留情報の数)が「3(所定数)~6」である場合には、変動パターンP12、又は変動パターンP41に基づく変動時間(5000ms)が決定されたが、これに限定されることはない。例えば、特図保留球数が「2」未満でも5000msの変動時間が決定されても良い。また特図保留球数が「4」以上でも5000msの変動時間が決定されても良い。
また上記形態では、特図保留球数(保留情報の数)が「3(所定数)~6」である場合には、変動パターンP11、又は変動パターンP40に基づく変動時間(10000ms)が決定されたが、これに限定されることはない。例えば、特図保留球数が「2」未満でも10000msの変動時間が決定されても良い。また特図保留球数が「4」以上でも10000msの変動時間が決定されても良い。
また上記形態では、盤可動体予告演出における盤可動体可動予告演出や盤可動体閉鎖予告演出が、「示唆演出」に相当したが、これに限定されることはない。例えば、可動役物の可動態様や枠ランプ212や盤ランプ54を特定の発光態様で発光させたり、保留アイコン予告、ステップアップ予告、エフェクト画像を用いた予告、スピーカ610から音声等が、「示唆演出」に相当しても良い。また盤可動体予告演出が「示唆演出」に相当しても良い。
また上記形態では、専用演出(図25(B)、図28(F)参照)が「特定演出」に相当したが、これに限定されることはない。例えば、可動役物の可動態様や枠ランプ212や盤ランプ54を特定の発光態様で発光させたり、保留アイコン予告、ステップアップ予告、エフェクト画像を用いた予告、スピーカ610から音声等が、「特定演出」に相当しても良い。
また上記形態の専用演出(図25(B)、図28(F)参照)は先読み演出であったが、これに限定されることはない。例えば、先読み演出ではなく、単なる変動演出であっても良い。
また上記形態では、盤可動体予告演出が実行されると、非短縮変動演出にて専用演出(特定演出)と盤可動体可動予告演出(示唆演出)と盤可動体閉鎖予告演出(示唆演出)とが実行される場合があった(図23、図25(B)参照)が、これに限定されることはない。例えば、非短縮変動演出にて特定演出を行わず、示唆演出が実行されても良い。また非短縮変動演出にて専用演出とは異なる別の演出を行って、示唆演出が実行されても良い。
また上記形態では、盤可動体予告演出が実行されると、短縮変動演出にて専用演出(特定演出)が実行されることはなかった(図23、図25参照)。これに限定されることはない。例えば、短縮変動演出にて専用演出が実行されるようにしても良い。
また上記形態では、専用演出(特定演出)は先読み判定の結果を示唆することがない演出であったが、これに限定されることはない。例えば、特定演出は先読み判定の結果を示唆する演出であっても良い。
また上記形態では、変動パターンP11、又は変動パターンP40に基づく変動時間(第2変動時間)は、変動パターンP12、又は変動パターンP41に基づく変動時間(第1変動時間)よりも2倍長い変動時間であるが、これに限定されることはない(図13参照)。例えば、第2変動時間は第1変動時間よりも2倍を超えて長い変動時間であっても良い。また第2変動時間は第1変動時間よりも2倍を下回った変動時間であっても良い(図13参照)。
また上記形態では、盤可動体予告演出が実行され、非短縮変動演出(第2変動演出)である場合には、先に専用演出(特定演出)を約5秒間行い、その専用演出が終了した次に約2.5秒間にて盤可動体可動予告演出(示唆演出)を行い、残り約2.5秒間にて盤可動体可動予告演出(示唆演出)を行ったが、これに限定されることはない(図25(B)参照)。例えば、第2変動演出にて最初に約2.5秒間盤可動体可動予告演出を行い、次に専用演出を約5秒間行い、残りの約2.5秒で盤可動体閉鎖予告演出を行うようにしても良い。また第2変動演出にて最初に約2.5秒間盤可動体可動予告演出を行い、次に盤可動体閉鎖予告演出を約2.5秒間行い、残り約5秒間で専用演出を行うようにしても良い。非短縮変動演出にて、先読み演出である盤可動体閉鎖予告演出や盤可動体可動予告演出や専用演出を行う順番は適宜変更可能である。
また上記形態では、盤可動体予告演出における盤可動体閉鎖予告演出では、盤可動体可動予告演出のように、表示画面50aにて盤可動体55kの第1作動状態に対応するように画像が表示されていなかったが(図26(C)、図26(E)、図26(G)、図27(A)、図28(C)、図28(E)、図28(H)、図29(B)参照)、これに限定されることはない。例えば、盤可動体閉鎖予告演出では盤可動体55kの第1作動状態に対応するように、表示画面50aにエフェクト画像が表示されるようにしても良い。この場合、盤可動体閉鎖予告演出におけるエフェクト画像として、複数のエフェクト画像があっても良い。例えば、第1エフェクト画像(青色)、第2エフェクト画像(緑色)、第3エフェクト画像(赤色)、第4エフェクト画像(金色)でも良い。この場合、青色を示す第1エフェクト画像⇒緑色を示す第2エフェクト画像⇒赤色を示す第3エフェクト画像⇒第3エフェクト画像(金色)の順に先読み判定の結果に基づいて大当たりとなる可能性が高くなっても良い。
盤可動体可動予告演出におけるエフェクト可動画像の種類は、第1エフェクト可動画像EG1(青色)、第2エフェクト可動画像EG2(緑色)、第3エフェクト可動画像EG3(赤色)に限定されることはない。例えば、エフェクト可動画像の種類は、2種類以下でも良いし、4種類以上でも良い。例えば、第4エフェクト可動画像EG4(金色)があっても良い。この場合、第1エフェクト可動画像EG1(青色)⇒第2エフェクト可動画像EG2(緑色)⇒第3エフェクト可動画像EG3(赤色)⇒第4エフェクト可動画像EG4(金色)の順に先読み判定の結果に基づいて大当たりとなる可能性が高くなるようにしても良い。
また上記形態では、低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」である場合に、特別図柄の抽選結果が大当たりである場合に決定される変動時間は1200msに限定されることはない。ただし、低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」である場合に、特別図柄の抽選結果が大当たりである場合に決定される変動時間が、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「0~6」で、特別図柄の抽選結果が大当たりである場合に決定される変動時間よりも短いことを前提とする。この場合、例えば1200msよりも長い変動時間であっても良いし、1200msよりも短い変動時間であっても良い。
また上記形態では、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」で、特別図柄の抽選結果が大当たりである場合に決定される変動時間が1200msであるのは、低確非時短状態(通常遊技状態)のみだが、これに限定されることはない。例えば、低確時短状態、高確時短状態において、低確非時短状態と同様に特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」で、特別図柄の抽選結果が大当たりである場合に決定される変動時間が1200msであっても良い。
また上記形態では、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「0~2」で、特別図柄の抽選結果がハズレである場合に決定される変動時間は10000msに限定されることはない。また上記形態では、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「3~6」で、特別図柄の抽選結果がハズレである場合に決定される変動時間は5000msに限定されることはない。また上記形態では、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」で、特別図柄の抽選結果がハズレである場合に決定される変動時間は1200msに限定されることはない。ただし、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「0~2」、「3~6」、及び「7~8」のうち、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「0~2」で、特別図柄の抽選結果がハズレである場合に決定される変動時間が最も長いこととする。また特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「0~2」、「3~6」、及び「7~8」のうち、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「3~6」で、特別図柄の抽選結果がハズレである場合に決定される変動時間が2番目に長いこととする。さらに、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「0~2」、「3~6」、及び「7~8」のうち、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」で、特別図柄の抽選結果がハズレである場合に決定される変動時間が最も短いこととする。この場合、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「0~2」である場合に、特別図柄の抽選結果がハズレである場合に決定される変動時間は10000msよりも長くても良いし、10000msよりも短くても良い。また上記の場合、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「3~6」である場合に、特別図柄の抽選結果がハズレである場合に決定される変動時間は5000msよりも長くても良いし、5000msよりも短くても良い。上記の場合、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」である場合に、特別図柄の抽選結果がハズレである場合に決定される変動時間は1200msよりも長くても良いし、1200msよりも短くても良い。
また上記形態では、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「0~2」で、特別図柄の抽選結果がハズレである場合に決定される変動時間が10000msであるのは、低確非時短状態(通常遊技状態)のみだが、これに限定されることはない。例えば、低確時短状態、高確時短状態において、低確非時短状態と同様に特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「0~2」である場合に、特別図柄の抽選結果がハズレである場合の変動時間が10000msでも良い。
また上記形態では、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「3~6」で、特別図柄の抽選結果がハズレである場合に決定される変動時間が5000msであるのは、低確非時短状態(通常遊技状態)のみだが、これに限定されることはない。例えば、低確時短状態、高確時短状態において、低確非時短状態と同様に特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「3~6」である場合に、特別図柄の抽選結果がハズレである場合の変動時間が5000msでも良い。
また上記形態では、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「0~2」で、特別図柄の抽選結果がハズレである場合に決定される変動時間が1200msであるのは、低確非時短状態(通常遊技状態)のみだが、これに限定されることはない。例えば、低確時短状態、高確時短状態において、低確非時短状態と同様に特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「0~2」である場合に、特別図柄の抽選結果がハズレである場合の変動時間が1200msでも良い。
また上記形態では、低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」で、特別図柄の抽選結果がハズレである場合には、リーチに移行しなかったがこれに限定されることはない。例えば、低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」で、特別図柄の抽選結果がハズレである場合にも、リーチに移行するようにしても良い。ただし、極限まで短い変動時間(1200ms)に基づく変動演出にてリーチ演出を行うこととする。
また上記形態では、低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」で、表示画面50aに「速ZONE」を示すゾーン表示画像SZを含む第2保留アイコン表示領域HR2を表示することや、夜背景画像H2を表示することで、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7」以上であることを示唆したが、これに限定されることはない。例えば、低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」である場合でも、示唆演出が実行されないことで、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7」以上であることを示唆しない場合があっても良い。また低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」である場合に、所定の確率などによって、示唆演出が実行されるようにしても良い。例えば、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7」以上であることを示唆しない場合、第1保留アイコン表示領域HR1に、特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数である「7」、「8」に対応する保留アイコンを表示するようにしても良い。
また上記形態では、特図1保留球数や特図2保留球数に対応する保留アイコンHA(保留表示)を第1保留アイコン表示領域HR1(保留表示領域)や第2保留アイコン表示領域HR2(保留表示領域)に表示したが、これに限定されることはない。例えば、画像表示装置50以外の別の表示装置に特図1保留球数や特図2保留球数に対応する保留アイコンHA(保留表示)を表示するようにしても良い。
また上記形態では、保留アイコン表示領域(保留表示領域)には、第1保留アイコン表示領域HR1と第2保留アイコン表示領域HR2とがあったが、これに限定されることはない。例えば、保留アイコン表示領域は、第1保留アイコン表示領域HR1のみであっても良い。また保留表示領域の領域態様は、2種類に限定されることはなく、例えば3種類以上であっても良い。
また上記形態では、保留アイコン表示領域(保留表示領域)として、第1保留アイコン表示領域HR1と第2保留アイコン表示領域HR2とがあったが、複数の領域態様は上述した領域態様に限定されることはない。例えば、特図1保留球数と特図2保留球数との合計した数が「0~6」である場合と、特図1保留球数と特図2保留球数との合計した数が「7~8」である場合とが、遊技者にとって区別することが可能であれば、他の領域態様であっても良い。
また上記形態では、低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」である場合には、表示画面50aに表示した第2保留アイコン表示領域HR2によって、特図保留球数が「7」以上であることを示唆したが、これに限定されることはない。例えば、第2保留アイコン表示領域HR2とは異なる保留アイコン表示領域を表示画面50aに表示することで、特図保留球数が「7」以上であることを示唆しても良い。
また上記形態では、低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」である場合には、表示画面50aに表示した第2保留アイコン表示領域HR2によって、特図保留球数が「7」以上であることを示唆したが、これに限定されることはない。例えば、保留表示領域の領域態様によって、特図保留球数が「7」以上であることを示唆しない場合があっても良い。また所定の確率などによって、表示画面50aに表示した第2保留アイコン表示領域HR2によって、特図保留球数が「7」以上であることを示唆する場合と示唆しない場合があっても良い。
また上記形態では、第1BGMという音声と第2BGMという音声が複数の出力態様となっていたが、これに限定されることはない。例えば、第1BGMという音声と第2BGMという音声以外の複数の音声であっても良い。また、第1BGMという音声と第2BGMという音声以外の第3BGMという音声があっても良い。また3種類以上であっても良い。
また上記形態では、低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」である場合には、スピーカ610から出力した第2BGMという音声によって、特図保留球数が「7」以上であることを示唆したが、これに限定されることはない。例えば、第2保留アイコン表示領域HR2によって、特図保留球数が「7」以上であることを示唆しない場合があっても良い。また所定の確率などによって、スピーカ610から出力した第2BGMという音声によって、特図保留球数が「7」以上であることを示唆した場合と示唆しない場合があっても良い。
また上記形態では、低確非時短状態にて保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」である場合には、ゾーン表示画像SZを含む第2保留アイコン表示領域HR2と、夜背景画像H2と、スピーカ610から出力した第2BGMという音声によって、特図保留球数が「7」以上で特別図柄の抽選結果がハズレ又は大当たりにかかわらず、極限まで短い変動時間(1200ms)が決定される特殊な状態であることを示唆することが可能となっていたが、これに限定されることはない。例えば、低確非時短状態にて保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」である場合には、ゾーン表示画像SZを含む第2保留アイコン表示領域HR2と、夜背景画像H2と、スピーカ610から出力した第2BGMという音声によって、特図保留球数が「7」以上で特別図柄の抽選結果がハズレ又は大当たりにかかわらず、極限まで短い変動時間(1200ms)が決定される特殊な状態であることを示唆しない場合があっても良い。
また上記形態では、低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」である場合に、表示画面50aに第2保留アイコン表示領域HR2が表示されたが、これに限定されることはない。例えば、低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「0~6」である場合でも、表示画面50aに第2保留アイコン表示領域HR2が表示されていても良い。
また上記形態では、低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」になると、第2保留アイコン表示領域HR2と夜背景画像H2が同時に表示され、さらに同時にスピーカ610から第2BGMという音声が出力されたが、これに限定されることはない。例えば、低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」になると、第2保留アイコン表示領域HR2と夜背景画像H2が同時に表示されないようにしても良い。また同時にスピーカ610から第2BGMという音声が出力されないようにしても良い。
また上記形態では、低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」で特別図柄の抽選結果がハズレである場合には、図16(C)に示すように、リーチに移行することなく演出図柄EZがバラケ目(「123」)で停止表示され、低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」で特別図柄の抽選結果が大当たりである場合には、図16(D)に示すように、リーチに移行して、演出図柄EZがリーチ態様となり、図16(E)に示すように演出図柄EZがゾロ目(「333」)で停止表示されたが、これに限定されることはない。例えば、低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」で特別図柄の抽選結果がハズレ又は大当たりである場合でも、リーチに移行することなく、演出図柄EZによってハズレ又は大当たりを遊技者に報知するようにしても良い。
また上記形態では、低確非時短状態にて特図1保留球数と特図2保留球数とを合計した数が「7~8」で特別図柄の抽選結果が大当たりである場合にのみ実行される専用の演出があっても良い。
また上記形態では、特図保留球数が「7」以上であって特別図柄の抽選結果がハズレ又は大当たりにかかわらず、極限まで短い変動時間(1200ms)が決定される特殊な状態である場合に、表示画面50aに表示される背景画像が夜背景画像H2となったが、これに限定されることはない。例えば、夜背景画像H2以外の昼背景画像H1や、昼背景画像H1及び夜背景画像H2とも異なる他の背景画像を表示するようにしても良い。
また上記形態では、交互振分式始動入賞装置11Dには第1排出口203と第2排出口204とが設けられていたが、これに限定されることはない。例えば、交互振分式始動入賞装置11Dに代えて、第1排出口203と第2排出口204とが設けられていない交互振分式入球口を設けても良い。
また上記形態では、遊技領域6に交互振分式始動入賞装置11Dが設けられていたが、これに限定されることはない。例えば、交互振分式始動入賞装置11Dに代えて遊技球の入球のし易さが変わらない第1特別図柄に対応する始動口を備えても良い。
また上記形態では、特図2の変動と特図1の変動を始動口への入賞順序に従って実行するように構成となっていたが、これに限定されることはない。例えば、一方の特図の変動表示を他方の特図の変動表示に優先して実行する構成にしても良い。
また上記形態では、特図1保留球数に対応する保留アイコンと特図2保留数に対応する保留アイコンは、それぞれ保留アイコンのアイコン態様が同じであったが、これに限定されることはない(図15、図16参照)。例えば、特図1保留球数に対応する保留アイコンと特図2保留数に対応する保留アイコンが、それぞれ異なる保留アイコンのアイコン態様であっても良い。
また上記形態では、左演出図柄EZ1で第1演出図柄EZcが仮停止表示又は確定して停止表示されたが、これに限定されることはない。例えば、左演出図柄EZ1で第1演出図柄EZc以外の演出図柄EZの表示態様が仮停止表示又は確定して停止表示されても良い。また中演出図柄EZ2で第2演出図柄EZeが仮停止表示又は確定して停止表示されたが、これに限定されることはない。例えば、中演出図柄EZ2で第2演出図柄EZe以外の演出図柄EZの表示態様が仮停止表示又は確定して停止表示されても良い。右演出図柄EZ3で第3演出図柄EZgが仮停止表示又は確定して停止表示されたが、これに限定されることはない。例えば、右演出図柄EZ3で第3演出図柄EZg以外の演出図柄EZの表示態様が仮停止表示又は確定して停止表示されても良い。
左停止図柄背景画像TZ1にて赤色の背景画像と第1演出図柄EZcの成人男性のキャラクタとが表示される場合と、左停止図柄背景画像TZ1に赤色の背景画像と第1演出図柄EZcの成人男性のキャラクタとが表示され、且つ右停止図柄背景画像TZ3に黄色の背景画像と第3演出図柄EZgの男子のキャラクタが表示される場合と、左停止図柄背景画像TZ1に赤色の背景画像と第1演出図柄EZcの成人男性のキャラクタとが表示され、右停止図柄背景画像TZ3に黄色の背景画像と第3演出図柄EZgの男子のキャラクタが表示され、且つ中停止図柄背景画像TZ2に青色の背景画像と第2演出図柄EZeの成人女性のキャラクタとが表示される場合があったが、これに限定されることはない。例えば、上述した以外の演出態様が存在するようにしても良い。
また上記形態では、図19に示すように、1回目の停止図柄演出にて左演出図柄EZ1で第1演出図柄EZcが仮停止表示されて、カットイン演出後に、確定して停止表示されたが、これに限定されることはない。例えば、1回目の停止図柄演出にて中演出図柄EZ2又は右演出図柄EZ3で第1演出図柄EZcが仮停止表示されて、カットイン演出後に、確定して停止表示されても良い。また1回目の停止図柄演出にて中演出図柄EZ2で第2演出図柄EZeが仮停止表示されて、カットイン演出後に、確定して停止表示されても良い。その他、1回目の停止図柄演出にて右演出図柄EZ3で第3演出図柄EZgが仮停止表示されて、カットイン演出後に、確定して停止表示されても良い。
また上記形態では、左停止図柄背景画像TZ1にて赤色の背景画像と第1演出図柄EZcの成人男性のキャラクタとが表示される停止図柄背景演出が実行された変動演出が終了しても(図20(C)参照)、次の変動演出以降でも左停止図柄背景画像TZ1にて赤色の背景画像と第1演出図柄EZcの成人男性のキャラクタとが表示される停止図柄背景演出が継続していたが(図18、図20(D)から図20(E)、図20(G)から図20(H)、図21参照)、これに限定されることはない。例えば、次の変動演出以降でも左停止図柄背景画像TZ1にて赤色の背景画像と第1演出図柄EZcの成人男性のキャラクタとが表示される停止図柄背景演出が継続しなくても良い。
また上記形態の選手停止予告演出の種類は、選手停止予告演出1、選手停止予告演出2、選手停止予告演出3、及び選手停止予告演出4の4種類に限定されることはない(図18参照)。例えば、選手停止予告演出は、3種類未満でも良いし、5種類以上であっても良い。
また上記形態の選手停止予告演出の演出内容は、図18に示す演出内容に限定されることはない。例えば、図18に示す以外の選手停止予告演出の演出内容であっても良い。
また上記形態では、選手停止予告演出をどの特別図柄の変動時間であっても実行可能とした(図13、図17参照)が、これに限定されることはない。例えば、同じ変動時間(例えば、5000ms、図13参照)に基づく変動演出が複数回連続で行われる場合には、選手停止予告演出を実行するが、同じ変動時間(例えば、5000ms、図13参照)に基づく変動演出が複数回連続で行われず、異なる変動時間に基づく変動演出(例えば、1200ms、図13参照)を挟む場合には変動選手停止予告演出を実行しないようにしても良い。
また上記形態では、複数種類の変動時間のうち(図13参照)、いずれの特別図柄の変動時間に基づく変動演出でも選手停止予告演出が実行可能となっていた(図13、図17、図18参照)。この場合、例えば、特図保留球数の数が「6」であるときに、5回行われる変動演出にて選手停止予告演出4を実行するときには、特図保留球数が追加されなければ1回目の変動演出から4回目の変動演出まで、1回の変動演出にかかる変動時間が5000msとなり(図13参照)、選手停止予告演出4における1回目の変動演出から4回目の変動演出までの演出の整合性をとることができる。しかし、複数回の変動演出にかかる変動時間が全く異なる場合も存在するため、下記の問題が生じ得る。例えば、選手停止予告演出4が実行される場合に、「6」の特図保留球数であるときに決定された変動時間(5000ms、図13参照)に基づく1回目の変動演出で停止図柄演出が行われ、2回目の変動演出までに特図保留球数が追加され、「7」の特図保留球数で決定された変動時間(1200ms、図13参照)に基づく2回目の変動演出で抽選回数示唆演出と停止図柄演出が行われ、1個減少した「6」の特図保留球数で決定された変動時間(5000ms、図13参照)に基づく3回目の変動演出で抽選回数示唆演出と停止図柄演出が行われる場合がある。このような場合、2回目の変動演出にかかる変動時間(1200ms、図13参照)は、1回目の変動演出と3回目の変動演出にかかる変動時間(5000ms、図13参照)に挟まれた状態となっている。これでは、実際に複数回の変動演出で行う選手停止予告演出4のシナリオを変化させなければ、5回行われる変動演出で実行される選手停止予告演出4の整合性をとることができないという問題がある。そこで例えば、上述した問題に対応するために、複数回の変動演出にて選手停止予告演出4が実行されるときには、「6」の特図保留球数であるときに決定された変動時間(5000ms、図13参照)に基づく1回目の変動演出で停止図柄演出を行い(図19(B)から図19(D)参照)、2回目の変動演出までに特図保留球数が追加され、「7」の特図保留球数で決定された変動時間(1200ms、図13参照)に基づく2回目の変動演出が開始されると、図19(E)から図20(C)に示した停止図柄演出や抽選回数示唆演出や停止図柄背景演出は省略して行わず、その変動時間(1200ms、図13参照)に応じた演出を行っても良い。そして、2回目の変動演出の後に、「6」の特図保留球数で決定された変動時間(5000ms、図13参照)に基づく3回目の変動演出で、図20(D)から図20(G)に示す抽選回数示唆演出と停止図柄演出が行われるようにしても良い。このような構成にすることで、2回目の変動演出にかかる変動時間(1200ms、図13参照)が、1回目の変動演出と3回目の変動演出にかかる変動時間(5000ms、図13参照)に挟まれた状態になると、実際の選手停止予告演出4のシナリオを実際に見た目上大きく変化することになる。しかし、複数回の変動演出に亘って行う選手停止予告演出4の整合性をとることが出来る。また表示画面50aに2回目の変動演出にて2回目の変動演出にて確定して停止表示されはずであった第3演出図柄EZgと、第2演出図柄EZeとが表示されるため、遊技者にとって見た目上スキップして、第2演出図柄EZeと第3演出図柄EZgとが合成して出現されているように見せることが可能となる。また複数のモードのうちから、一のモードに変更な構成で、どのモードに変更されても、上述した対応をとるようにしても良い。
また上記形態では、複数種類の変動時間のうち(図13参照)、いずれの特別図柄の変動時間に基づく変動演出でも選手停止予告演出が実行可能となっていた(図13、図17、図18参照)。この場合、例えば、特図保留球数の数が「6」であるときに、5回行われる変動演出にて選手停止予告演出4を実行するときには、特図保留球数が追加されなければ1回目の変動演出から4回目の変動演出まで、1回の変動演出にかかる変動時間が5000msとなり(図13参照)、選手停止予告演出4における1回目の変動演出から4回目の変動演出までの演出の整合性をとることができる。しかし、複数回の変動演出にかかる変動時間が全く異なる場合も存在するため、下記の問題が生じ得る。例えば、選手停止予告演出4が実行される場合に、「6」の特図保留球数であるときに決定された変動時間(5000ms、図13参照)に基づく1回目の変動演出で停止図柄演出が行われ、2回目の変動演出までに特図保留球数が追加され、「7」の特図保留球数で決定された変動時間(1200ms、図13参照)に基づく2回目の変動演出で抽選回数示唆演出と停止図柄演出が行われ、1個減少した「6」の特図保留球数で決定された変動時間(5000ms、図13参照)に基づく3回目の変動演出で抽選回数示唆演出と停止図柄演出が行われる場合がある。このような場合、2回目の変動演出にかかる変動時間(1200ms、図13参照)は、1回目の変動演出と3回目の変動演出にかかる変動時間(5000ms、図13参照)に挟まれた状態となっている。これでは、実際に複数回の変動演出で行う選手停止予告演出4のシナリオを変化させなければ、5回行われる変動演出で実行される選手停止予告演出4の整合性をとることができないという問題がある。そこで例えば、上述した問題に対応するために、選手停止予告演出4が実行される場合に、複数回の変動演出にて選手停止予告演出4が実行されるときには、「6」の特図保留球数であるときに決定された変動時間(5000ms、図13参照)に基づく1回目の変動演出で停止図柄演出を行い(図19(B)から図19(D)参照)、2回目の変動演出までに特図保留球数が追加され、「7」の特図保留球数で決定された変動時間(1200ms、図13参照)に基づく2回目の変動演出が開始されると、図19(E)から図20(C)に示した停止図柄演出や抽選回数示唆演出や停止図柄背景演出は省略して行わないようにしても良い。その後、3回目の変動演出が実行されると、2回目の変動演出にて実行されるはずであった停止図柄演出と3回目の変動演出にて実行される停止図柄演出とが合成して出現されるようにしても良い。また2回目の変動演出にて実行されるはずであった停止図柄背景演出と3回目の変動演出にて実行される停止図柄背景演出とが合成して出現されるようにしても良い。その後、「6」の特図保留球数であるときに決定された変動時間(5000ms、図13参照)に基づく3回目の変動演出で実行される停止図柄演出にて、中演出図柄EZ2で第2演出図柄EZeが仮停止表示され、右演出図柄EZ3で2回目の変動演出にて仮停止表示されるはずであった第3演出図柄EZgが仮停止表示されるようにしても良い。さらに、3回目の変動演出にて第2演出図柄EZeに含むキャラクタと第3演出図柄EZgに含むキャラクタとを示すカットイン画像が表示画面50aに表示されるようにしても良い。その後、3回目の変動演出にて3回目の変動演出にて実行される停止図柄演出にて、中演出図柄EZ2で第2演出図柄EZeが確定して停止表示され、右演出図柄EZ3で2回目の変動演出にて確定して停止表示されるはずであった第3演出図柄EZgが確定して停止表示されるようにしても良い。3回目の変動演出が終了して、4回目の変動演出が開始されると、図20(H)示す演出例が表示画面50aに表示されるようにしても良い。また複数のモードのうちから、一のモードに変更な構成で、どのモードに変更されても、上述した対応をとるようにしても良い。
また上記形態では、当選した大当たり図柄の種類に基づいて高確率状態への移行が決定される遊技機として構成したが、いわゆるV確機(大入賞口内の特定領域(V領域)の通過に基づいて高確率状態に制御する遊技機)として構成してもよい。また上記形態では、一旦高確率状態に制御されると次の大当たり遊技の開始まで高確率状態への制御が続く遊技機(いわゆる確変ループタイプの遊技機)として構成したが、いわゆるST機(確変の回数切りの遊技機)として構成してもよい。また、いわゆる1種2種混合機や、ハネモノタイプの遊技機として構成してもよい。すなわち、本明細書に示されている発明は、遊技機のゲーム性を問わず、種々のゲーム性の遊技機に対して好適に採用することが可能である。
また、特別遊技として、小当たり遊技(大入賞口の総開放時間が所定時間(例えば1.8秒)以下と短い特別遊技)を行うことがあってもよい。小当たり遊技の実行中の状態を小当たり遊技状態と言う。
また、大入賞口(大入賞装置)は、複数(例えば2つ)あってもよい。この場合には、第1大入賞口と、第1大入賞口に入賞した遊技球を検出可能な第1大入賞口センサと、第2大入賞口と、第2大入賞口に入賞した遊技球を検出可能な第2大入賞口センサとが設けられている遊技機になる。
また上記形態では、第1始動口センサ69aによる検出、又は第2始動口センサ12aによる検出や第3始動口20への入賞に基づいて取得する乱数(判定用情報)として、大当たり乱数等の4つの乱数を取得することとしたが、一つの乱数を取得してその乱数に基づいて、大当たりか否か、当たりの種別、リーチの有無、及び変動パターンの種類を決めるようにしてもよい。すなわち、始動入賞に基づいて取得する乱数の個数および各乱数において何を決定するようにするかは任意に設定可能である。
また上記形態では、高確率状態が特別図柄の変動表示が所定の上限実行回数(ST回数)に至るまで継続する所謂ST機になっていたが、実質的に次回の大当たりに当選するまで高確率状態が継続する所謂ループ機であっても良い。
また上記形態では、大当たりに当選してそのことを示す特別図柄が停止表示されたことを制御条件として、大当たり遊技状態(特別遊技状態)に制御されるパチンコ遊技機として構成した。これに対して、スロットマシン(回胴式遊技機、パチスロ遊技機)として構成してもよい。
また、スロットマシンのタイプは、どのようなタイプであってもよい。ビッグボーナスやレギュラーボーナスへの入賞によって獲得メダルを増やす所謂ノーマル機(Aタイプのスロットマシン)であれば、ビッグボーナスやレギュラーボーナス等のボーナスを実行している状態が特別遊技状態に相当する。また、小役に頻繁に入賞可能なART(アシストリプレイタイム)やAT(アシストタイム)等の特別な遊技期間にて獲得メダルを増やす所謂ART機やAT機であれば、ARTやAT中の状態が特別遊技状態に相当する。また、ノーマル機では特別遊技状態への制御条件は、ビッグボーナスやレギュラーボーナスに当選した上で、有効化された入賞ライン上に、ビッグボーナスやレギュラーボーナスへの移行契機となる図柄の組み合せが各リールの表示結果として導出表示されることである。また、ART機やAT機では特別遊技状態への制御条件は、例えば、ARTやATの実行抽選に当選した上で、規定ゲーム数を消化するなどしてARTやATの発動タイミングを迎えることである。
15.上記した実施の形態に示されている発明
上記した実施の形態には、以下の各手段の発明が示されている。以下に記す手段の説明では、上記した実施の形態における対応する構成名や表現、図面に使用した符号を参考のためにかっこ書きで付記している。但し、各発明の構成要素はこの付記に限定されるものではない。
手段1に係る発明は、
入球口(交互振分式始動入賞装置11D)への入球に基づき取得した判定情報に基づいて、大当たりとなるか否かの判定を行う判定手段(特図1大当たり判定処理(S1408)、特図2大当たり判定処理(S1403)、図37参照)を備えた遊技機(パチンコ遊技機PY1)において、
前記判定手段により判定が行われる前に前記判定情報に基づいて、大当たりとなるか否かの事前判定(先読み判定)を行う事前判定手段(遊技制御用マイコン101による先読み判定に関する処理)と、
前記判定手段による判定結果を示す特別図柄を変動表示させ、その特別図柄を停止表示させる図柄表示手段(特別図柄変動中処理(S1304)、図35及び図40参照)と、
前記特別図柄の複数の変動時間のうちから、一の変動時間を決定可能とする変動時間決定手段と、
前記変動時間に基づいて、前記判定手段による判定結果を示す変動演出を実行可能とする演出制御手段(演出制御用マイコン121)と、を備え、
前記演出制御手段は、
前記変動時間決定手段により決定された第1変動時間(変動パターンP11、又は変動パターンP41に基づく変動時間(5000ms)、図13参照)に基づいて実行する第1変動演出(短縮変動演出)にて、前記事前判定手段による事前判定の結果を示唆する示唆演出(盤可動体閉鎖予告演出、盤可動体可動予告演出)を実行可能とし、
前記変動時間決定手段により決定された前記第1変動時間よりも長い第2変動時間(変動パターンP10、又は変動パターンP40に基づく変動時間(10000ms)、図13参照)に基づいて前記第1変動演出の次に実行する第2変動演出(非短縮変動演出)でも、前記示唆演出を実行する場合があることを特徴とする遊技機である。
この構成の遊技機によれば、第1変動時間に基づいて実行される第1変動演出にて、事前判定の結果が示唆される示唆演出が実行され、第1変動時間よりも長い第2変動時間に基づいて第1変動演出の次に実行される第2変動演出でも示唆演出が実行される。これにより、第1変動時間に基づいて実行される第1変動演出だけでなく、その第1変動演出の次に実行される第2変動時間に基づいて実行される第2変動演出でも途切れることなく示唆演出を実行させることが可能となる。そのため、決定される変動時間が異なる変動演出が実行される場合でも、遊技者に違和感を与えることなく示唆演出を提供することが可能となる。
手段2に係る発明は、
手段1に記載の遊技機において、
前記判定手段が未判定である前記判定情報を保留情報(保留記憶)として記憶可能とする保留記憶手段(特図保留記憶部105)を備え、
前記変動時間決定手段は、
前記保留記憶手段により記憶された前記保留情報の数(特図1保留数と特図2保留数を合計した数)が所定数(3)以上である場合には、前記第1変動時間を決定可能とし、
前記保留記憶手段により記憶された前記保留情報の数が前記所定数未満である場合には、前記第2変動時間を決定可能であることを特徴とする遊技機である。
この構成の遊技機によれば、保留情報の数が所定数未満である場合には、第2変動時間が決定され、保留情報の数がその所定数以上である場合には、第1変動時間が決定されるため、保留情報の数に応じて決定される変動時間がいずれの変動時間でも、その変動時間に基づいて実行される変動演出にて示唆演出が実行される。これにより、保留情報の数に応じて決定される変動時間が異なる場合でも、第1変動演出だけでなく次に実行される第2変動演出でも途切れることなく示唆演出が実行される。そのため、保留情報の数に応じて決定される変動時間が異なる場合でも、遊技者に違和感を与えることなく示唆演出を提供すること可能となる。
手段3に係る発明は、
手段1又は手段2に記載の遊技機において、
前記演出制御手段は、
前記第1変動演出にて前記示唆演出を実行し、一方前記第2変動演出にて前記第2変動演出に応じた特定演出(専用演出、図28(F)参照)と前記示唆演出とを実行することを特徴とする遊技機である。
この構成の遊技機によれば、第1変動演出では示唆演出が実行され、一方第2変動演出では第2変動演出に応じた特定演出と示唆演出とが実行される。これにより、第1変動演出が実行され、その第1変動演出の次に第1変動時間よりも長い第2変動時間に基づく第2変動演出が実行される場合でも、第2変動演出では特定演出が実行されることで示唆演出を途切れてしまうことを防いで、示唆演出を実行させることが可能となる。そのため、第1変動演出の次に変動時間が長い第2変動演出が実行される場合でも、遊技者に違和感を与え難くして、示唆演出を提供することが可能となる。
手段4に係る発明は、
手段3に記載の遊技機において、
前記第2変動時間は、前記第1変動時間よりも2倍以上長い変動時間(変動パターンP10、又は変動パターンP40に基づく変動時間(10000ms)、図13参照)であり、
前記演出制御手段は、
前記第2変動演出では、前記特定演出を実行し、その特定演出の次に前記示唆演出を実行すること(5秒間の専用演出を行い、専用演出の終了後に盤可動体閉鎖予告演出と盤可動体可動予告演出、図25(B)、図28(F)から図28(H)参照)を特徴とする遊技機である。
この構成の遊技機によれば、第2変動時間が第1変動時間よりも2倍以上長い変動時間であっても、第2変動演出では特定演出の実行後に、示唆演出が実行されることになる。これにより、第1変動時間よりも2倍以上長い第2変動時間に基づいて実行される第2変動演出でも示唆演出の実行までは特定演出が実行されるため、示唆演出が実行されるまでの時間をつないで示唆演出が実行させることが可能となる。そのため、第1変動演出の次に変動時間が長い第2変動演出が実行される場合でも、第2変動演出にて示唆演出が実行されるまでを遊技者に遊技者の違和感を持たせ難くすることが可能となる。
ところで、特開2013-078594号公報に記載の遊技機のように、保保留記憶の中に大当たり又はハズレとなるか否かの事前判定を行い、その事前判定の結果から大当たりとなるものがある場合には、複数の変動演出に亘って将来に大当たりとなることを示唆する示唆演出を行うものがある。ところが、上記特許文献1の遊技機のように、示唆演出を変動演出で行い、その変動演出の次に実行する変動演出でも示唆演出を行う遊技機では、決定される変動時間の長さによって、示唆演出を実行した変動演出の次に実行する変動演出で示唆演出が途切れてしまい、遊技者に違和感を与えて示唆演出を提供してしまうおそれがあった。そこで上記した手段1~4に係る発明は、特開2013-078594号公報に記載の遊技機に対して、第1変動時間に基づいて実行する第1変動演出にて、事前判定の結果を示唆する示唆演出が実行し、第1変動時間よりも長い第2変動時間に基づいて前記第1変動演出の次に実行する第2変動演出でも前記示唆演出を実行する場合がある点で相違している。これにより、遊技者に違和感を与えることなく示唆演出を提供するという課題を解決する(作用効果を奏する)ことが可能である。
PY1…パチンコ遊技機
11D…交互振分式始動入賞装置
50…画像表示装置
55…盤可動装置
55k…盤可動体
50a…表示画面
121…演出制御用マイコン
610…スピーカ
H1…昼背景画像
H2…夜背景画像
HR1…第1保留アイコン表示領域
HR2…第2保留アイコン表示領域
EG1…第1エフェクト可動画像
EG2…第2エフェクト可動画像
EG3…第3エフェクト可動画像
EG4…第4エフェクト可動画像
EZ…演出図柄

Claims (1)

  1. 入球口への入球に基づき取得した判定情報に基づいて、大当たりとなるか否かの判定を行う判定手段を備えた遊技機において、
    前記判定手段により判定が行われる前に前記判定情報に基づいて、大当たりとなるか否かの事前判定を行う事前判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を示す特別図柄を変動表示させ、その特別図柄を停止表示させる図柄表示手段と、
    前記特別図柄の複数の変動時間のうちから、一の変動時間を決定可能とする変動時間決定手段と、
    前記変動時間に基づいて、前記判定手段による判定結果を示す変動演出を実行可能とする演出制御手段と、を備え、
    前記演出制御手段は、
    前記変動時間決定手段により決定された第1変動時間に基づいて第1変動演出を実行可能とし、
    前記変動時間決定手段により決定された前記第1変動時間よりも長い第2変動時間に基づいて第2変動演出を実行可能とし、
    前記第1変動演出では、当該第1変動演出の実行を開始したときに前記事前判定手段による事前判定の結果を示唆する示唆演出を実行可能とし、
    前記第1変動演出の次に実行する前記第2変動演出では、当該第2変動演出の実行を開始したときに前記第1変動演出で実行した前記示唆演出を実行することなく、当該第2変動演出の実行を開始してから所定時間が経過したときに前記第1変動演出で実行した前記示唆演出を実行可能とすることを特徴とする遊技機。
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