JP7103031B2 - 定着装置、画像形成装置、および画像形成方法 - Google Patents

定着装置、画像形成装置、および画像形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7103031B2
JP7103031B2 JP2018143890A JP2018143890A JP7103031B2 JP 7103031 B2 JP7103031 B2 JP 7103031B2 JP 2018143890 A JP2018143890 A JP 2018143890A JP 2018143890 A JP2018143890 A JP 2018143890A JP 7103031 B2 JP7103031 B2 JP 7103031B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature sensor
temperature
fixing member
recording medium
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018143890A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020020937A (ja
Inventor
匠 和井田
潤 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2018143890A priority Critical patent/JP7103031B2/ja
Publication of JP2020020937A publication Critical patent/JP2020020937A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7103031B2 publication Critical patent/JP7103031B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、定着装置、画像形成装置、および画像形成方法に関する。
従来から、画像が形成された記録紙などの記録媒体に熱及び圧力を加えることで、画像を記録媒体に定着させる定着装置が知られている。定着装置には、例えば、定着に用いる温度を検出する温度センサが用いられる。
定着装置に非接触式の温度センサを用い、この温度センサによって検知された温度を補正する技術が知られている。具体的には、非接触式の温度センサの検出温度を接触式の温度センサにより補正する(特許文献1)。
しかしながら、非接触式の温度センサは、設置状態の違いから初期精度にばらつきが生じやすい。一方、接触式の温度センサは、汚れの付着等による継時変化が生じやすい。特許文献1の構成では、初期精度と経時的な精度とを両立することができない。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、温度センサにおける初期精度と経時精度とを両立することができる定着装置、画像形成装置、および画像形成方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ロール状の定着部材と、前記定着部材に近接する加圧部材と、前記定着部材を介して記録媒体を加熱するヒータと、前記定着部材の同一箇所の温度を検出する第1の温度センサ及び第2の温度センサと、前記第1の温度センサ及び前記第2の温度センサの初期の検出温度の差から、所定時間経過後の前記第1の温度センサの検出温度を補正する制御部と、を備え、前記第1の温度センサは接触式の温度センサであり、前記第2の温度センサは非接触式の温度センサである
本発明によれば、温度センサにおける初期精度と経時精度とを両立することができる。
図1は、実施形態にかかる画像形成装置の構成例を示す図である。 図2は、実施形態にかかる定着装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態にかかる定着装置の温度センサにより検出された温度の補正について説明するグラフである。 図4は、実施形態にかかる画像形成装置における画像形成処理の手順の一例を示すフロー図である。 図5は、比較例にかかる定着装置の温度センサにより検出された温度の補正について説明するグラフである。 図6は、実施形態の変形例1にかかる定着装置の温度センサにより検出された温度の補正について説明するグラフである。 図7は、実施形態の変形例2にかかる定着装置の構成例を示す図である。
以下に、図1~図7を参照しながら、本発明にかかる定着装置、画像形成装置、および画像形成方法の実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
(画像形成装置の構成例)
図1は、実施形態にかかる画像形成装置の構成例を示す図である。実施形態の画像形成装置は、例えば電子写真方式を採用している。
図1に示すように、実施形態の画像形成装置は、画像形成装置本体100、画像読取装置200、両面ユニット300、および制御部400を備える。画像形成装置本体100の上に画像読取装置200が設置され、画像形成装置本体100の右側面に両面ユニット300が設置されている。制御部400は、例えば画像形成装置本体100に内蔵されてもよく、画像形成装置本体100から離れた位置に設置されてもよい。
画像形成装置本体100内には、中間転写装置10が設けられている。中間転写装置10は、複数のローラに掛けまわされた中間転写ベルト11が略水平に張り渡された構成を有する。中間転写ベルト11は、例えば反時計まわりに走行する。
中間転写装置10の下には、シアン、マゼンタ、イエロ、ブラックの作像装置12c,12m,12y,12kが、中間転写ベルト11の張り渡し方向に沿って四連タンデム式に並べて設けられている。各作像装置12c,12m,12y,12kは、時計まわりに回転するドラム状の像担持体のまわりに帯電装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置などが設置された構成を有する。
作像装置12c,12m,12y,12kの下には、露光装置13が設けられている。
露光装置13の下には、給紙装置14が設けられている。給紙装置14には、記録媒体20を収納する2段の給紙カセット15が設けられている。ただし、給紙カセット15は何段であってもよい。
各給紙カセット15の右上には、各給紙カセット15内の記録媒体20を一枚ずつ繰り出して記録媒体搬送路16に入れる給紙コロ17が設けられている。
記録媒体搬送路16は、画像形成装置本体100内の右側に下方から上方に向けて形成されている。さらに、記録媒体搬送路16は、画像形成装置本体100上に画像読取装置200との間に形成される胴内排紙部18へと通じている。記録媒体搬送路16には、搬送ローラ19、一次転写装置25c,25m,25y,25k、中間転写ベルト11と対向する二次転写装置21、定着装置22、一対の排紙ローラからなる排紙装置23などが順に設けられている。
搬送ローラ19の上流には給紙路37が設けられている。記録媒体20は、両面ユニット300から再給紙され、または両面ユニット300を横切って手差し給紙装置36から手差し給紙され、給紙路37により記録媒体搬送路16に合流する。
定着装置22の下流には、両面ユニット300への再給紙搬送路24が分岐して設けられている。
制御部400は、実施形態の画像形成装置の各部を制御する。また、制御部400は、温度補正部400a及び記憶部400bを備える。温度補正部400aは、後述する温度センサが検出した定着装置22の温度の誤差を補正する。記憶部400bは、温度センサが検出した定着装置22の温度等を記憶する。これらの機能の詳細については後述する。
コピーを取るときは、画像読取装置200が原稿画像を読み取って、露光装置13が書き込みを行う。各作像装置12c、12m、12y、12kのそれぞれの像担持体上には、各色トナー像が形成され、そのトナー像を一次転写装置25c,25m,25y,25kが順次転写して中間転写ベルト11上にカラー画像が形成される。
一方、給紙コロ17の1つを選択的に回転して対応する給紙カセット15からは、記録媒体20が繰り出されて記録媒体搬送路16に入る。または、手差し給紙装置36から手差し記録媒体が給紙路37に入る。そして、記録媒体搬送路16を通して搬送ローラ19で搬送され、タイミングを取って二次転写装置21へと送り込まれ、中間転写ベルト11上に形成されたカラー画像を二次転写装置21が記録媒体20に転写する。画像転写後の記録媒体20は、定着装置22で画像定着後、排紙装置23で排出されて胴内排紙部18上にスタックされる。
記録媒体20の裏面にも画像を形成するときには、再給紙搬送路24に入れて両面ユニット300で反転してから給紙路37を通して再給紙し、別途中間転写ベルト11上に形成したカラー画像を記録媒体20に二次転写した後、再び定着装置22で定着して排紙装置23で胴内排紙部18に排出する。
(定着装置の構成例)
図2は、実施形態にかかる定着装置22の構成例を示す図である。図2に示すように、定着装置22は、定着部材40、加圧補助部材41、ヒータ42、赤外光指向部材43、加圧部材としての加圧ローラ44、および温度センサ45,48を備える。
定着部材40は、ヒータ42を取り囲むよう、矢印46のように回転可能にロール状に構成され、厚さは1mm未満である。ヒータ42の近傍には、赤外光指向部材43が設けられ、ヒータ42が発する赤外線を所定方向に反射することが可能に構成される。
定着部材40の外周部であって、ヒータ42が発する赤外線が反射される方向には、温度センサ45,48が設けられている。2つの温度センサ45,48は、それぞれ、定着部材40の同一箇所の温度を検出するよう配置されている。
温度センサ45は接触式のセンサである。温度センサ45は、温度センサ本体から伸び、定着部材40の表面と接するよう設けられた板バネを有する。板バネの定着部材40と接する位置には、図示しないサーミスタ素子が設けられている。これにより、温度センサ45は、赤外線が反射される定着部材40の表面温度を検出することができる。
温度センサ48は非接触式のセンサである。温度センサ48は、例えば赤外線による広い視野角を有し、図示しないサーミスタ素子を備える。温度センサ48のサーミスタ素子は、定着部材40の表面に対して1mm程度まで近接されて設置されている。これにより、温度センサ48は、赤外線が反射される定着部材40の表面温度を検出することができる。
定着部材40の赤外線が反射される方向と異なる方向には、加圧ローラ44が定着部材40に近接して設けられている。定着部材40の内面には、加圧ローラ44と対向するよう加圧補助部材41が設けられている。
記録媒体としての用紙47は、定着部材40および加圧ローラ44の下方から、定着部材40と加圧ローラ44との間隙を上方へと通り抜けていく。このとき、用紙47は、加圧ローラ44と加圧補助部材41とにより圧力を受け、赤外線の反射で加熱された定着部材40に押し付けられる。これにより、中間転写ベルト11から用紙47に転写されたカラー画像が定着される。
(温度センサの温度検出例)
2つの温度センサ45,48には、それぞれ以下の特徴がある。
接触式の温度センサ45は、設置する際の寸法公差がそれほどシビアでなく、初期における精度に優れる。しかし、温度センサ45では経時的な温度検出誤差が生じやすい。温度センサ45が接触する定着部材40の表面には、オフセットトナーや紙粉等の微量の異物が付着している。これが、温度センサ45と定着部材40との間に溜まると、温度センサ45の接触状態が悪化して検知感度が低下する。
非接触式の温度センサ48ではこのような継時変化が起こりにくい。しかし、温度センサ48は、設置する際の寸法公差がシビアであり、初期精度にばらつきが生じやすい。対象物との距離(ギャップ)により検出温度が変動するためである。初期精度のばらつきは、特に赤外線等を用いたセンサにおいて顕著である。
実施形態の定着装置22では、それぞれ特徴の異なる2つの温度センサ45,48を用い、互いの誤差を補正し合うことで初期精度および経時的な精度の両立を図る。以下に具体的な手法について述べる。
図3は、実施形態にかかる定着装置22の温度センサ45,48により検出された温度の補正について説明するグラフである。図3のグラフの横軸は時間である。縦軸は温度であり、温度が横軸に近いほど実際の温度からの誤差が少ないことを示す。
図3に示すように、温度センサ45の検出温度は、その初期値において誤差が小さく、実際の温度に即している。一方、温度センサ48の検出温度は、初期値において誤差が大きく、実際の温度から若干乖離している。
制御部400の温度補正部400aは、最初期の温度センサ45の検出温度を正しい温度とみなす。つまり、制御部400は、最初期においては、温度センサ45の検出温度をそのまま定着部材40の温度調節に用いる。また、温度補正部400aは、最初期の温度センサ45,48の検出温度の差を初期誤差ΔT0として算出し、記憶部400bに記憶させる。
時間が経過していくにつれ、温度センサ45の検出温度は、次第に実際の温度からかい離していく。このような継時変化の要因は、ゴミ噛み等であるため、一般的には、温度センサ45の検出温度は、実際の温度より下方へとドリフトしていく。一方、温度センサ48の検出温度は、初期的な誤差を保ったまま、略一定値に留まっている。
制御部400の温度補正部400aは、所定時間における温度センサ45,48の差を所定時における所定時誤差ΔTとして算出する。この所定時誤差ΔTが所定の閾値を超えた時点から、温度補正部400aは、温度センサ45の検出温度は正しくないものとして補正をかける。温度センサ45の検出温度の補正は、初期誤差ΔT0を用いることで行うことができる。すなわち、温度補正部400aは継時的な変化における継時誤差(ΔT-ΔT0)を算出し、この継時誤差(ΔT-ΔT0)による補正を温度センサ45の検出温度に対して行う。
図3に破線で示すように、補正後の温度センサ45の検出温度は実際の温度に即している。制御部400は、所定時間経過後は、補正された温度センサ45の検出温度を定着部材40の温度調節に用いる。
(画像形成処理の例)
次に、図4を用いて、実施形態の画像形成装置における画像形成処理の例について説明する。図4は、実施形態にかかる画像形成装置における画像形成処理の手順の一例を示すフロー図である。
図4に示すように、制御部400は、転写装置(一次転写装置25c,25m,25y,25k、二次転写装置21、及び中間転写装置10)にてトナー像を用紙47に転写する(ステップS11)。
一方、制御部400は、定着装置22において、温度センサ45,48に定着部材40の表面温度を検出させる(ステップS12)。制御部400の温度補正部400aは、検出温度が最初期のものであるか否かを判定する(ステップS13)。
検出温度が最初期のものである場合は、温度補正部400aは、温度センサ45,48の検出温度の差、つまり、初期誤差ΔT0を記憶部400bに記憶させ(ステップS13a)、ステップS16へと移行する。
検出温度が最初期のものでない場合は、温度補正部400aは、温度センサ45,48の検出温度の差、つまり、所定時誤差ΔTが所定の閾値を超えているか否かを判定する(ステップS14)。
所定時誤差ΔTが所定の閾値を超えていない場合はステップS16へと移行する。
所定時誤差ΔTが所定の閾値を超えている場合は、温度補正部400aは、継時誤差(ΔT-ΔT0)を算出し、温度センサ45の検出温度を補正する(ステップS15)。
制御部400は、温度センサ45の検出温度をそのまま用い、あるいは、継時誤差(ΔT-ΔT0)から補正した温度を用い、定着部材40の温度調節を行う(ステップS16)。定着部材40の温度調節は、ヒータ42の出力を変更すること等で行うことができる。
なお、温度センサ45,48による温度検出、及びヒータ42等による定着部材40の温度調節は、定着装置22内に用紙47のない状態で行われる。
制御部400は、定着部材40の表面が所望の温度となったら、トナー像が転写された用紙47を定着装置22へと送る。そして、制御部400は、調整された温度下で、用紙47へのトナー像の定着を行う(ステップS17)。
以上により、実施形態の画像形成装置における画像形成処理が終了する。
(比較例)
例えば、特許文献1の定着装置においては、非接触式の第1温度センサによる第1温度T1が、接触式の第2温度センサによる第2温度T2に基づいて補正される。
しかしながら、上述のように、非接触式の温度センサと接触式の温度センサとでは、初期値および所定時間経過後の検出温度の精度に違いがある。すなわち、非接触式の温度センサは、経時的な検出誤差が小さいものの、設置状態の違いから初期精度にばらつきが生じやすい。接触式の温度センサは、初期精度に優れるものの、汚れの付着等による継時変化が生じやすい。したがって、特許文献1の構成では、初期精度と経時的な精度とを両立することは困難である。
比較例の定着装置として、実際に温度検出に用いられる温度センサと、補正用のリファレンスセンサと、を有する例について、図5を用いて説明する。図5は、比較例にかかる定着装置の温度センサにより検出された温度の補正について説明するグラフである。図5のグラフの横軸は時間である。縦軸は温度であり、温度が横軸に近いほど実際の温度からの誤差が少ないことを示す。
図5に示すように、温度検出に用いられる温度センサは、経時的な変化を起こす温度センサである。時々の要因によって、温度センサにより検出される温度は、実際の温度の下方あるいは上方へとドリフトしていく。補正に用いられるリファレンスセンサは、実際の温度に即した温度を検出する。時々において、リファレンスセンサを用いて温度センサの検出温度を補正することで、一時的には正しい補正値を得ることができる。しかし、それ以外の時点では、実際の温度から乖離した検出温度しか得ることはできない。リファレンスセンサによる補正ポイントを増やしていけば多少精度を向上させることができるが、それにも限界がある。
実施形態の定着装置22においては、初期的には高精度な温度センサ45と、経時的誤差が小さい温度センサ48とにより定着部材40の同一箇所の温度を検出することで、お互いの誤差をキャンセルし、最初期から所定時間経過後に亘って高い精度で温度を検出することができる。これにより、初期精度と経時精度とを両立することができる。
(変形例1)
次に、図6を用いて、実施形態の変形例1の定着装置について説明する。変形例1の定着装置は、1回の温度検出において定着部材の温度を異ならせて複数の温度を取得する点が、上述の実施形態とは異なる。
図6は、実施形態の変形例1にかかる定着装置の温度センサにより検出された温度の補正について説明するグラフである。図6のグラフの横軸は時刻であり、縦軸は温度である。
非接触式の温度センサの誤差は、対象物である定着部材の温度によって変動する。そこで、図6に示すように、変形例1の定着装置では、1回の温度検出の際に、定着部材の温度を徐々に変化させながら、接触式の温度センサ及び非接触式の温度センサの差分を複数取得し、上述と同様の補正を行う。これにより、幅広い温度帯域でより高精度に補正を実施できる。
(変形例2)
次に、図7を用いて、実施形態の変形例2の定着装置について説明する。変形例2の定着装置は、1つの温度センサ145を備える点が、上述の実施形態とは異なる。
図7は、実施形態の変形例2にかかる定着装置の構成例を示す図である。図7に示すように、変形例2の定着装置が備える温度センサ145は、温度センサ本体と、温度センサ本体から伸びる板バネとを備える。板バネの先端部は、定着部材40に接触するよう配置される。
定着部材40に接触する板バネの先端部には、サーミスタ素子145aが設けられている。つまり、サーミスタ素子145aは定着部材40に接触する接触式の第1の温度センサとして機能する。
板バネにおける、サーミスタ素子145aが設けられた先端部より温度センサ本体寄りには、サーミスタ素子145bが設けられている。つまり、サーミスタ素子145bは定着部材40に接触しない非接触式の第2の温度センサとして機能する。
このように、変形例2の定着装置においては、1つの温度センサ145に、接触式のサーミスタ素子145aと非接触式のサーミスタ素子145bとを設けることで、簡便かつ低コストに上記の実施形態と同様の効果を奏する。
図7に示すように、変形例2の定着装置では温度センサ本体を可動に構成してもよい。
温度センサ本体の駆動は、例えばソレノイド等により行う。温度センサ本体を可動に構成することで、非接触式のサーミスタ素子145bと定着部材40との距離を変更することができる。このような構成において、サーミスタ素子145a,145bの検出温度の差を複数取得することで、より高精度に検出温度を補正することができる。
上述の実施形態および変形例の各々は、それぞれ任意に組み合わせることが可能である。
21 二次転写装置
22 定着装置
25c,25k,25m,25y 一次転写装置
40 定着部材
41 加圧補助部材
42 ヒータ
43 赤外光指向部材
44 加圧ローラ
45,48,145 温度センサ
100 画像形成装置本体
145a,145b サーミスタ素子
200 画像読取装置
300 両面ユニット
400 制御部
400a 温度補正部
400b 記憶部
特開2016-004249号公報

Claims (4)

  1. ロール状の定着部材と、
    前記定着部材に近接する加圧部材と、
    前記定着部材を介して記録媒体を加熱するヒータと、
    前記定着部材の同一箇所の温度を検出する第1の温度センサ及び第2の温度センサと、
    前記第1の温度センサ及び前記第2の温度センサの初期の検出温度の差から、所定時間経過後の前記第1の温度センサの検出温度を補正する制御部と、を備え、
    前記第1の温度センサは接触式の温度センサであり、
    前記第2の温度センサは非接触式の温度センサである、
    定着装置。
  2. 前記第1の温度センサは、温度センサ本体から伸び前記定着部材に先端部が接触する板バネの前記先端部に設けられ、
    前記第2の温度センサは、前記板バネの前記先端部より前記温度センサ本体寄りに設けられている、
    請求項1に記載の定着装置。
  3. 記録媒体上に画像を形成する画像形成装置であって、
    像担持体上に形成されたトナー像を前記記録媒に転写する転写装置と、
    ヒータによる熱で前記トナー像を前記記録媒体上に定着させる定着装置と、を備え、
    前記定着装置は、
    ロール状の定着部材と、
    前記定着部材に近接する加圧部材と、
    前記定着部材を介して前記記録媒体を加熱する前記ヒータと、
    前記定着部材の同一箇所の温度を検出する第1の温度センサ及び第2の温度センサと、
    前記第1の温度センサ及び前記第2の温度センサの初期の検出温度の差から、所定時間経過後の前記第1の温度センサの検出温度を補正する制御部と、を備え、
    前記第1の温度センサは接触式の温度センサであり、
    前記第2の温度センサは非接触式の温度センサである、
    画像形成装置。
  4. 記録媒体上に画像を形成する画像形成方法であって、
    像担持体上に形成されたトナー像を前記記録媒に転写する転写ステップと、
    ヒータによる熱で前記トナー像を前記記録媒体上に定着させる定着ステップと、を含み、
    前記定着ステップでは、
    ロール状の定着部材の同一箇所の温度を検出する第1の温度センサ及び第2の温度センサの初期の検出温度の差から、所定時間経過後の前記第1の温度センサの検出温度を補正し、
    前記第1の温度センサは接触式の温度センサであり、
    前記第2の温度センサは非接触式の温度センサである、
    画像形成方法。
JP2018143890A 2018-07-31 2018-07-31 定着装置、画像形成装置、および画像形成方法 Active JP7103031B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018143890A JP7103031B2 (ja) 2018-07-31 2018-07-31 定着装置、画像形成装置、および画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018143890A JP7103031B2 (ja) 2018-07-31 2018-07-31 定着装置、画像形成装置、および画像形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020020937A JP2020020937A (ja) 2020-02-06
JP7103031B2 true JP7103031B2 (ja) 2022-07-20

Family

ID=69589811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018143890A Active JP7103031B2 (ja) 2018-07-31 2018-07-31 定着装置、画像形成装置、および画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7103031B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002023550A (ja) 2000-07-07 2002-01-23 Hitachi Koki Co Ltd 定着装置の温度測定装置
JP2017219602A (ja) 2016-06-06 2017-12-14 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002023550A (ja) 2000-07-07 2002-01-23 Hitachi Koki Co Ltd 定着装置の温度測定装置
JP2017219602A (ja) 2016-06-06 2017-12-14 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020020937A (ja) 2020-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8087670B2 (en) Sheet conveying device and image forming apparatus
JP3970826B2 (ja) 画像形成装置
EP2517991B1 (en) Transporting device and image forming apparatus using the same
US7327963B2 (en) Image forming apparatus for determining and correcting magnification and location of image formation
JP6540527B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成システム
US20120189329A1 (en) Image forming apparatus
US8190047B2 (en) Image forming apparatus
US8879940B2 (en) Image forming apparatus which controls fluctuation of fixing rollers based on a detected interval between transferred sheets of recording media
JP7103031B2 (ja) 定着装置、画像形成装置、および画像形成方法
JP7225757B2 (ja) 定着装置、画像形成装置、および、ニップ幅の制御方法
JP6776710B2 (ja) 画像形成装置
JP6655953B2 (ja) 画像形成装置
JP6137050B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US9703248B2 (en) Curling detection device, image forming apparatus, curling detection method, image adjustment method, recording medium storing a curling detection program, and recording medium storing an image adjustment program
JP7277246B2 (ja) 画像形成装置
JP2018131298A (ja) 画像形成装置
US9891562B2 (en) Image forming apparatus and conveyance control method
JP5434175B2 (ja) 画像形成装置
JP2002338084A (ja) 画像形成装置
JP2017219602A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4784621B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2019066748A (ja) 画像形成装置及び制御方法
JP2003316189A (ja) 定着装置
JP2024135140A (ja) 媒体厚さ検出装置および画像形成装置
US10021252B2 (en) Image reading device and image forming system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220620

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7103031

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151