JP7102290B2 - Absorbent article - Google Patents
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Description
本発明は、主には使い捨てパッド、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、おりものシート等の吸収性物品に係り、特に表面シートの幅方向中央領域と両側領域とにそれぞれ、適宜の方向に延びる複数条の畝部と溝部が形成された吸収性物品に関する。 The present invention mainly relates to absorbent articles such as disposable pads, disposable diapers, menstrual napkins, and pantyliner sheets, and in particular, a plurality of strips extending in appropriate directions in the central region in the width direction and the bilateral regions of the surface sheet. The present invention relates to an absorbent article in which a ridge and a groove are formed.
従来より、上記吸収性物品においては、軟便や尿などの体液が表面シート上を流動して周囲に拡散し、漏れが発生しやすいなどの問題があった。また、前記体液が拡散し、肌と長時間接触すると、皮膚炎やカブレを起こす原因となるなどの問題があった。 Conventionally, the above-mentioned absorbent article has a problem that body fluids such as loose stool and urine flow on the surface sheet and diffuse to the surroundings, and leakage is likely to occur. In addition, if the body fluid diffuses and comes into contact with the skin for a long time, there is a problem that it causes dermatitis or rash.
この種の吸収性物品にも幾多の改良が重ねられ、軟便の吸収性に優れたものが開発されている。例えば、下記特許文献1では、肌側から表面シート、透過シート、吸収要素を順に備え、前記表面シートの軟便透過速度S1、前記透過シートの軟便透過速度S2、及び前記吸収要素の表層の軟便透過速度S3が、S1>S2>S3の関係にある吸収性物品が開示されている。
Many improvements have been made to this type of absorbent article, and one with excellent absorbability of loose stool has been developed. For example, in
また、下記特許文献2では、第一の面に長手方向に延びる複数条の畝部と溝部が形成されている不織布シートであって、該不織布シートは、第一の面側の第一繊維層及び第一の面とは反対の第二の面側の第二繊維層からなり、第二繊維層は潜在捲縮性繊維を含み、第一繊維層は前記潜在捲縮性繊維の捲縮開始温度では捲縮を発現しない熱融着性繊維を含み、該不織布シートを第一の面側から平面視したときに畝部外縁が蛇行を繰り返した形状となっている不織布シートが開示されている。
Further, in
しかしながら、上記特許文献1記載の吸収性物品では、仰向け寝姿勢において、軟便が肛門から肌を伝って太ももの付け根の脚周りに流動しやすいとともに、脚周りに溜まった軟便が吸収体に吸収しきれずにギャザーを越えて脚周りからの漏れが発生しやすいという問題があった。また、上記特許文献2記載のものでは、畝部と溝部が延びる方向に沿って軟便が拡散しやすくなるが、肛門から肌を伝って脚周りに流動する軟便を捕捉しにくいという問題があった。
However, in the absorbent article described in
そこで本発明の主たる課題は、肌を伝って流れる体液を脚周りに拡散させにくくし、脚周りからの漏れを防止した吸収性物品を提供することにある。 Therefore, a main object of the present invention is to provide an absorbent article that makes it difficult for body fluid flowing along the skin to diffuse around the legs and prevents leakage from around the legs.
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、表面シートと防漏シートとの間に吸収体が介在された吸収性物品において、
前記表面シートは、幅方向中央領域に、長手方向に延びる中央畝部と中央溝部とが、幅方向に交互に複数形成されるとともに、その両側の両側領域に、幅方向内側に向かうに従って後側に傾斜する方向に延びる両側畝部と両側溝部とが、これと直交する方向に交互に複数形成されていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
In order to solve the above problems, as the present invention according to
In the surface sheet, a plurality of central ridges and central grooves extending in the longitudinal direction are alternately formed in the central region in the width direction in the width direction, and the rear side of the surface sheet is formed in both side regions on both sides thereof inward toward the inside in the width direction. Provided is an absorbent article characterized in that a plurality of bilateral ridges and bilateral grooves extending in a direction inclined toward the surface are alternately formed in a direction orthogonal to the ridges on both sides.
上記請求項1記載の発明では、前記表面シートの幅方向中央領域には、長手方向に延びる中央畝部と中央溝部とが形成され、その両側の両側領域には、幅方向内側に向かうに従って後側に傾斜する方向に延びる両側畝部と両側溝部とが形成されている。これによって、幅方向中央領域では、畝溝が延びる長手方向に沿って体液が拡散されるとともに、脚周りに当接する両側領域では、肌を伝って脚周りに流れた体液が、畝溝が延びる方向の幅方向中央に向けて拡散できるようになっている。このため、肌を伝って流れる体液が脚周りに拡散しにくく、脚周りからの漏れが防止できる。
In the invention according to
請求項2に係る本発明として、前記両側畝部は、幅方向外側に向かうに従って徐々に肌側への突出高さが高くなるように形成されている請求項1記載の吸収性物品が提供される。
According to the second aspect of the present invention, there is provided the absorbent article according to
上記請求項2記載の発明では、前記両側畝部が、幅方向外側に向かうに従って徐々に肌側に高く突出するように形成されているため、この両側畝部が障壁となって肌を伝って流れる体液を塞き止めやすくなり、脚周りからの漏れがより確実に防止できるようになる。
In the invention according to
請求項3に係る本発明として、前記中央溝部及び両側溝部にはそれぞれ、溝部の底部に沿って間隔をあけて多数の開孔が設けられている請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
The absorbency according to
上記請求項3記載の発明では、前記中央溝部及び両側溝部の底部に多数の開孔を設けることにより、この開孔を通って体液が表面シートを下層側に素早く通過できるようになる。
In the invention according to
請求項4に係る本発明として、前記開孔は、溝部が延びる方向に沿って隣り合う開孔同士の間隔より、隣り合う溝部間の開孔同士の間隔の方が大きく形成されている請求項3記載の吸収性物品が提供される。 According to a fourth aspect of the present invention, the openings are formed so that the distance between the openings adjacent to each other is larger than the distance between the openings adjacent to each other along the direction in which the groove extends. The absorbent article according to 3 is provided.
上記請求項4記載の発明では、開孔同士の間隔を、溝部が延びる方向の間隔より、隣り合う溝部間の間隔の方が大きくしているため、体液がより一層溝部に沿って拡散しやすくなり、脚周りからの漏れがより確実に防止できるようになる。
In the invention according to
請求項5に係る本発明として、前記両側溝部に形成された開孔より、前記中央溝部に形成された開孔の方が大きな面積で形成されている請求項3、4いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
The absorption according to
上記請求項5記載の発明では、幅方向中央領域に集約された体液が表面に溜まらないように、前記中央溝部に形成された開孔を相対的に大きな面積で形成することによって、下層側に体液を通過させやすくしている。
In the invention according to
請求項6に係る本発明として、前記表面シートの非肌側にセカンドシートが配設され、前記セカンドシートが前記表面シートとともに畝溝状に形成されている請求項1~5いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
The present invention according to
上記請求項6記載の発明では、前記表面シートの非肌側にセカンドシートを配設し、このセカンドシートを表面シートとともに畝溝状に形成することによって、凹凸形状がしっかりと保形できるようになるとともに、表面シートを透過した体液が非肌側に移行しやすくなる。
In the invention according to
請求項7に係る本発明として、前記セカンドシートは、肌側から非肌側に向かうに従って繊維密度が高くなるように形成されている請求項6記載の吸収性物品が提供される。
As the present invention according to
上記請求項7記載の発明では、前記セカンドシートの厚み方向の繊維密度を、肌側から非肌側に向けて高くすることによって、液体中に固形物が混入している軟便などがセカンドシートを肌側から非肌側に通過する過程で、固形物と水分を分離し、セカンドシートに固形物が捕捉され、吸収体に水分が吸収されるようにしている。
In the invention according to
以上詳説のとおり本発明によれば、肌を伝って流れる体液が脚周りに拡散しにくくなり、脚周りからの漏れが防止できるようになる。 As described in detail above, according to the present invention, the body fluid flowing along the skin is less likely to diffuse around the legs, and leakage from around the legs can be prevented.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
〔使い捨てパッドの基本構造の一例〕
本発明に係る吸収性物品の一例として、使い捨てパッド1を例に挙げ以下に詳細に説明する。前記使い捨てパッド1は、パンツタイプ若しくはテープタイプの使い捨ておむつのインナーとして用いられるものである。なお、本発明は、使い捨てパッドに限らず、使い捨ておむつ、生理用ナプキンなど各種の吸収性物品に適用できることはいうまでもない。
[Example of basic structure of disposable pad]
As an example of the absorbent article according to the present invention, a
本発明に係る使い捨てパッド1は、図1~図3に示されるように、ポリエチレンシートなどからなる防漏シート2と、肌当接面をなし、尿などを速やかに透過させる表面シート3と、これら両シート2、3間に介装された吸収体4と、使い捨てパッド1の最外面(非肌当接面)を覆う外装シート5と、前記吸収体4の略側縁部を起立基端とし、かつ少なくとも着用者の排尿口部H及び肛門部Kを含む前後方向の所定の区間内において肌側に突出して設けられた左右一対の立体ギャザーBS、BSを形成するギャザーシート6、6とから主に構成され、かつ吸収体4の周囲においては、その上下端縁部では表面シート3、セカンドシート7及び外装シート5の外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール、超音波シール等の接合手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4よりも側方に延出しているギャザーシート6及び外装シート5がホットメルトなどの接着剤やヒートシール、超音波シール等の接合手段によって接合されている。前記吸収体4は、図示例のようにクレープ紙又は不織布などからなる被包シート8によって囲繞するのが好ましいが、前記被包シート8は設けなくてもよい。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
前記防漏シート2は、ポリエチレン等の少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、近年ではムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートが好適に用いられる。前記防漏シート2としては、プラスチックフィルムと不織布とを積層させたポリラミ不織布を用いてもよい。
As the leak-
前記防漏シート2と表面シート3との間に介在される吸収体4は、たとえば綿状パルプと高吸水性ポリマーとにより構成されている。前記高吸水性ポリマーは吸収体を構成するパルプ中に、例えば粒状粉として混入されている。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。前記吸収体4の目付は、250~1200g/m2、好ましくは400~600g/m2とするのがよい。
The
また、前記吸収体4には合成繊維を混合しても良い。前記合成繊維は、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロンなどのポリアミド系、及びこれらの共重合体などを使用することができるし、これら2種を混合したものであってもよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイド-バイ-サイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。前記合成繊維は、体液に対する親和性を有するように、疎水性繊維の場合には親水化剤によって表面処理したものを用いるのが望ましい。
Further, synthetic fibers may be mixed with the
前記吸収体4は、図示例のように、形状保持および拡散性向上のために、前記吸収体4の少なくとも肌側面及び非肌側面を、クレープ紙又は不織布などからなる被包シート8で覆うのが好ましい。吸収体4を覆う被包シート8を設ける場合には、結果的に表面シート3と吸収体4との間に被包シート8が介在することになり、前記被包シート8がクレープ紙からなる場合には、吸収性に優れる前記被包シート8によって体液を速やかに拡散させるとともに、吸収体4に吸収した体液の逆戻りを防止するようになる。
As shown in the illustrated example, the
前記外装シート5は、防漏シート2を覆って使い捨てパッド1の外面を布のような外観、肌触りとするものである。外装シート5としては、不織布で形成するのが好ましい。素材繊維は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができ、加工法は、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、エアスルー法、ニードルパンチ法等を用いて製作することができる。但し、肌触り及び強度を両立できる点でスパンボンド不織布やSMS不織布、SMMS不織布等の長繊維不織布が好ましい。
不織布は一枚で使用する他、複数枚を重ねて使用することもでき、複数枚を重ねて使用する場合は、不織布相互をホットメルト等の接着剤を介して固定するのが好ましい。また、不織布を用いる場合は、その繊維目付けは8~50g/m2、特に10~30g/m2が好ましい。
The
In addition to using one non-woven fabric, a plurality of non-woven fabrics can be used in layers. When a plurality of non-woven fabrics are used in layers, it is preferable to fix the non-woven fabrics to each other via an adhesive such as hot melt. When a non-woven fabric is used, the fiber basis weight is preferably 8 to 50 g / m 2 , and particularly preferably 10 to 30 g / m 2 .
前記外装シート5の非肌側面(外面)に、1または複数条の仮止め層(図示せず)を形成することにより、身体への装着時に使い捨てパッド1を下着や使い捨ておむつ等に固定するようにしてもよい。前記仮止め層としては、機械接合式のフック材を用いてもよいし、粘着剤を用いてもよい。前記仮止め層は必要に応じて設けられ、特段設けなくてもよい。
By forming one or more temporary fixing layers (not shown) on the non-skin side surface (outer surface) of the
一方、前記表面シート3の幅寸法は、図示例では、図2及び図3の横断面図に示されるように、吸収体4の幅寸法よりも若干長めとされ、吸収体4を覆うだけに止まり、それより外方側は前記表面シート3とは別のギャザーシート6、具体的には体液が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの目的に応じて、適宜の撥水処理または親水処理を施した不織布素材を用いて構成されたギャザーシート6が配設されている。
On the other hand, in the illustrated example, the width dimension of the
かかるギャザーシート6としては、天然繊維、合成繊維または再生繊維などを素材として、適宜の加工法によって形成されたものを使用することができるが、好ましくはゴワ付き感を無くすとともに、ムレを防止するために、坪量を抑えて通気性を持たせた不織布を用いるのがよい。具体的には、坪量を8~23g/m2として作製された不織布を用いるのが望ましく、かつ体液の透過を確実に防止するためにシリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布が好適に使用される。
As the gather
前記ギャザーシート6の内方側部分はほぼ二重に折り返されるとともに、この二重シート内部に、その高さ方向中間部に1又は複数本の、図示例では2本の糸状弾性伸縮部材9、9が両端または長手方向の適宜の位置が固定された状態で配設されている。この二重シート部分は前後端部では図3に示されるように、外側に1回折り返して積層された状態で吸収体4側に接着されることによって、少なくとも着用者の排尿口部H及び肛門部Kを含む前後方向の所定の区間内において図2に示されるように、肌側に起立する立体ギャザーBS、BSが左右対で形成されている。
The inner side portion of the gather
〔表面シート〕
前記表面シート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高で圧縮復元性が高い点で優れている。前記表面シート3に多数の透孔を形成した場合には、体液が速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。不織布の繊維は、長繊維または短繊維のいずれでもよいが、好ましくはタオル地の風合いを出すため短繊維を使用するのがよい。また、エンボス処理を容易とするために、比較的低融点のポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系繊維のものを用いるのがよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイド-バイ-サイド型繊維、分割型繊維の複合繊維を好適に用いることもできる。
[Surface sheet]
As the
また、前記表面シート3として、伸縮性不織布を用いるのが好ましい。前記伸縮性不織布は、弾性伸縮部材の付加なくして不織布自体が弾性伸縮するものを意味し、例えばエアスルー法又はサーマルボンド法によって製造された不織布、捲縮繊維を用いた不織布、スチレン系やウレタン系に代表されるエラストマーからなる不織布などが好適とされる。表面シート3として伸縮性不織布を用いることにより、後述するように、表面シート3を畝溝状に形成しやすくなる。
Further, it is preferable to use a stretchable non-woven fabric as the
前記表面シート3は、図4及び図5に示されるように、幅方向中央領域20に、長手方向に延びる中央畝部10、10…と中央溝部11、11…とが、幅方向に交互に複数形成されるとともに、その両側の両側領域21、21にそれぞれ、幅方向内側に向かうに従って後側に傾斜する方向に延びる両側畝部12、12…と両側溝部13、13…とが、これと直交する方向に交互に複数形成されている。前記畝部10、12はそれぞれ、少なくとも表面シート3が、下層側の部材との間に空間部を形成しながら肌側に向けてドーム状に膨出する断面形状で形成された部位であり、前記溝部11、13はそれぞれ、少なくとも前記表面シート3が非肌側に向けてドーム状に膨出する断面形状で形成された部位である。前記中央畝部10と中央溝部11とからなる畝溝構造及び前記両側畝部12と両側溝部13とからなる畝溝構造ではそれぞれ、これらの畝溝構造が延びる方向と直交する表面シート3の断面視で、表面シート3が凹凸を繰り返す波状に形成されている。
In the
前記幅方向中央領域20は、表面シート3の幅方向中央部に長手方向の全長に亘って形成された領域であり、図1に示されるように、左右のギャザーシート6、6間の表面シート3が表面に露出して肌面に直接接触する幅内に設けられ、装着時に着用者の股間部を前後方向に延びる領域である。前記両側領域21は、前記幅方向中央領域20の側端から表面シート3の幅方向端縁まで幅内を長手方向の全長に亘って形成された領域であり、装着時に着用者の脚周りに当接する部位を含む領域である。
The width direction
前記中央畝部10及び中央溝部11による畝溝構造は、前記幅方向中央領域20の全体に形成するのが好ましい。この場合、前記中央畝部10及び中央溝部11が形成された領域を前記幅方向中央領域20と定義することも可能である。一方、前記中央畝部10及び中央溝部11は、幅方向中央領域20の一部に形成することも可能である。具体的には、長手方向の全長に亘って形成するのではなく、少なくとも排尿口部H及び肛門部Kを含む長手方向の中間部に形成し、それより前側及び後側には畝溝構造を設けないようにしてもよい。
The ridge structure formed by the
前記両側畝部12及び両側溝部13による畝溝構造は、前記両側領域21のうち、長手方向の一部に形成するのが好ましい。具体的には、長手方向の中間部であって、左右の立体ギャザーBS、BSが肌面に向けて起立する長手区間、すなわち着用者の脚周りに当接する長手区間であり、少なくとも着用者の肛門部Kを含む長手区間に形成するのが好ましい。
The ridge groove structure formed by the
上記の使い捨てパッド1を装着したときの体液の流れについて説明すると、図4に示されるように、前記幅方向中央領域20では、前記中央畝部10及び中央溝部11が延びる長手方向に沿って体液が拡散されるとともに、前記両側領域21が脚周りに当接する部位では、肌を伝って脚周りに流れた体液が、前記両側畝部12で塞き止められ、前記両側溝部13に流れ込むとともに、両側溝部13が延びる方向の幅方向中央に向けて拡散するようになる。つまり、仰向け寝姿勢においては、排尿口部Hから排出された尿や肛門部Kから排出された軟便などが、肌を伝って後方の斜め側方に向けて流れ、特に臀部寄りの脚周りから漏れる問題がしばしば生じていたが、本使い捨てパッド1では、この肌を伝って後方の斜め側方に向けて流れる尿や軟便を、この流れ方向とほぼ直交する方向に延びる両側畝部12で塞き止めることができるとともに、この塞き止めた尿や軟便を両側溝部13に沿って幅方向中央領域20に向けて拡散させることが可能となる。このため、肌を伝って流れる体液が脚周りに拡散しにくく、脚周りからの漏れが防止できる。
Explaining the flow of body fluid when the
前記中央畝部10及び中央溝部11による畝溝構造において、隣り合う中央畝部10、10の頂部同士の間隔(ピッチP1)は、2~30mm、好ましくは3~15mmとするのがよい。
In the ridge groove structure formed by the
前記中央畝部10は、幅方向中央領域20に3~10本形成するのが好ましい。前記中央畝部10及び中央溝部11はそれぞれ、全長に亘ってほぼ等幅で且つほぼ同じ高さで形成されている。前記両側溝部13を通って幅方向内側に流れた体液が幅方向中央領域20に流れ込みやすいように、前記両側畝部12及び両側溝部13が接続する幅方向両側には、前記中央溝部11を配置するのが好ましい。
It is preferable to form 3 to 10
前記中央畝部10及び両側畝部12の突出高さは、1~5mm、好ましくは2~3mmとするのがよい。前記突出高さとは、各溝部11、13の底部から各畝部10、12の頂部までの高さである。前記中央畝部10の突出高さと前記両側畝部12の突出高さとは、ほぼ同等に形成してもよいし、異なる高さで形成してもよい。好ましくは、両側畝部12の突出高さの方が、中央畝部10の突出高さより高くするのがよい。これにより、前記両側畝部12の先端が肌面に密着して肌を伝って流れる体液を捕捉しやすくなるとともに、幅方向中央領域20において、体液が中央畝部10を越えて隣接する中央溝部11に拡散しやすくなり、特定の中央溝部11を長手方向に沿って体液が拡散するのが抑制される。
The protruding heights of the
前記両側畝部12及び両側溝部13による畝溝構造において、隣り合う両側畝部12、12の頂部同士の間隔(ピッチP2)は、2~20mm、好ましくは3~10mmである。このピッチP2は、前記幅方向中央領域20に形成される畝溝構造のピッチP1と同等としてもよいし、異なるようにしてもよい。好ましくは、両側領域21におけるピッチP2の方が幅方向中央領域20におけるピッチP1より小さくするのがよい。これにより、幅方向中央領域20では、より多くの体液を長手方向に沿って拡散させることができるとともに、両側領域21では、細かなピッチによってより確実に肌を伝って流れる体液を両側畝部12で捕捉することができるようになる。このときのピッチの割合としては、P1/P2が1.2~2程度とするのが好ましい。
In the ridge groove structure formed by the
前記両側畝部12及び両側溝部13が延びる方向は、使い捨てパッド1の長手方向線(長手方向中心線CLと平行する線)との成す角αが25~80°、好ましくは40~75°とするのがよい。この角度範囲で形成することにより、着用者が仰向け寝姿勢において、幅方向中央部から外側の斜め後方に向けて肌を伝って流れる体液を、より確実に捕捉することができるようになる。
In the direction in which the
前記両側畝部12及び両側溝部13は、図示例のように、傾斜する直線状に形成するのが好ましいが、長手方向の前側又は後側に膨出する曲線状に形成してもよい。
The
前記両側畝部12は、図6に示されるように、幅方向外側に向かうに従って徐々に肌側への突出高さが高くなるように形成するのが好ましい。すなわち、表面シート3の高さが、幅方向外側に向かうに従って徐々に肌側に高くなるように形成するのが好ましい。これによって、幅方向外側の脚周りに近い部位の方が肌面との密着性が高まり、両側畝部12が障壁となって肌を伝って流れる体液を塞き止めやすくなり、脚周りからの漏れがより確実に防止できるようになる。突出高さの比としては、幅方向内側端の高さをh1、幅方向外側端の高さをh2とすると、h1/h2が0.2~0.8、好ましくは0.5~0.7とするのがよい。
As shown in FIG. 6, the
前記両側畝部12の突出高さを幅方向外側に向けて徐々に高く形成するには、両側畝部12を形成する際のロール(図10に示されるロール32、33)の周面に設けられた凸部及び凹部の高さを幅方向外側に向けて徐々に大きくすることにより成すことができる。
In order to gradually increase the protruding height of the
図4に示されるように、前記中央溝部11及び両側溝部13には、各溝部の底部に沿って間隔をあけて多数の開孔14、14…を設けるのが好ましい。前記開孔14は、各溝部の幅方向中央部に溝長手方向に沿って1列で設けるのが好ましい。前記開孔14を設けることによって、この開孔14を通って体液が表面シート3を下層側に素早く通過でき、各溝部11、13に沿って流れる体液の吸収性が向上できる。
As shown in FIG. 4, it is preferable that the
前記開孔14の平面形状は任意であるが、図7に示されるように、溝長手方向に沿って縦長の楕円形に形成するのが好ましい。これによって、溝長手方向に沿って流れる体液が開孔14に入り込みやすくなるとともに、溝長手方向に沿った体液の流れが生じやすくなる。
The planar shape of the
前記開孔14の大きさは、軟便に含まれる固形物が通過可能な程度の大きさが好ましく、具体的には3~10mm2とするのがよい。
The size of the
前記開孔14は、図7に示されるように、各溝部が延びる方向に沿って隣り合う開孔同士の間隔S1より、隣り合う溝部間の開孔同士の間隔S2の方が大きくなるように形成するのが好ましい。すなわち、各溝部に沿って隣り合う開孔同士の間隔S1が各領域におけるピッチP1又はP2より小さくするのが好ましい。これによって、開孔同士の間隔が小さな溝長手方向に沿って体液が拡散しやすくなり、間隔が大きな隣り合う溝部間に沿った体液の流れが生じ難くなる。
As shown in FIG. 7, the
前記開孔14は、前記両側溝部13に形成された開孔14より、前記中央溝部11に形成された開孔14の方が大きな面積で形成するのが好ましい。これによって、前記両側溝部13を拡散して幅方向中央領域20に集約された体液が、表面に溜まることなく、中央溝部11に形成された相対的に大きな面積の開孔14を通って下層側に移行しやすくなる。中央溝部11に形成された開孔14の面積A1と、両側溝部13に形成された開孔14の面積A2との比A1/A2は、1.2~3.0、好ましくは1.5~2.0とするのがよい。
It is preferable that the
本使い捨てパッド1では、前記表面シート3の非肌側に隣接して、前記表面シート3と吸収体4との間にセカンドシート7を設けることができる。前記セカンドシート7の平面形状は、前記表面シート3とほぼ同じ形状で形成されている。前記セカンドシート7としては、例えば、有孔または無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどを用いることができる。不織布を構成する繊維素材としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィン系、ポリエステル系、アミド系などの合成繊維のほか、レーヨンやキュプラなどの再生繊維、綿などの天然繊維を用いることができる。前記セカンドシート7は、1枚の不織布で構成してもよいし、複数枚の不織布を積層して構成してもよい。また、前記セカンドシート7としては、前記表面シート3と同様に、前述の畝溝構造を形成しやすくするため、伸縮性不織布を用いるのが好ましい。
In the
前記セカンドシート7は、図8に示されるように、前記表面シート3とともに畝溝状に形成するのが好ましい。つまり、表面シート3とセカンドシート7を積層した状態で、表面シート3及びセカンドシート7に一体的に凹凸加工を施すことによって、表面シート3とセカンドシート7との間に空間部が形成されることなく、表面シート3の畝溝形状に沿ってセカンドシート7が畝溝状に形成されるようにするのが好ましい。表面シート3の非肌側にセカンドシート7を配設し、このセカンドシート7を表面シート3とともに畝溝状に形成することによって、表面シート3の凹凸形状がしっかりと保形できるようになるとともに、表面シート3を透過した体液を非肌側に移行させやすくなり、更に吸収体4に吸収された体液が肌側に逆戻りしにくくなる。
As shown in FIG. 8, the
前記セカンドシート7は、肌側から非肌側に向かうに従って繊維密度が高くなるように形成するのが好ましい。前記セカンドシート7の厚み方向の繊維密度を、肌側から非肌側に向かうに従って高くすることによって、液体中に固形物が混入している軟便などがセカンドシート7を肌側から非肌側に通過する過程で、繊維密度が徐々に高くなる繊維間を通過する際に、固形物と水分が分離でき、セカンドシート7に固形物を捕捉し、吸収体4に水分を吸収することができるようになる。セカンドシート7の繊維密度を変化させるには、1枚の不織布で肌側から非肌側に向けて繊維密度が徐々に高くなるように構成してもよいし、繊維密度の低い不織布と繊維密度の高い不織布を積層して構成してもよい。
The
前記セカンドシート7に、上述のような軟便などの固形物と水分とを分離する作用を持たせた場合、前記セカンドシート7には、表面シート3に施したような開孔14を設けないのが好ましい。仮に、セカンドシート7に開孔を形成した場合には、この開孔を通じて固形物が通過しやすくなり、セカンドシート7で固形物を捕捉する機能が低下するおそれがある。
When the
一方、前記セカンドシート7は、前記表面シート3とともに畝溝状に形成せずに、図9に示されるように、平坦な不織布シートで構成してもよい。これによって、前記表面シート3が畝溝状に形成された部分において、表面シート3の溝部の底部が前記セカンドシート7に接合されるとともに、表面シート3の畝部では、表面シート3とセカンドシート7との間に空間部が形成されるようになる。
On the other hand, the
次に、前記使い捨てパッド1の製造方法のうち、表面シート3を畝溝状に形成する方法について説明する。それ以外の製造方法は、通常の使い捨てパッドの製造方法と同様である。前記表面シート3は、図10に示されるように、前記開孔14に対応する多数のピンが周面に設けられたピンロール30と、このピンに対応する凹部が周面に設けられた凹ロール31との間を通過させることにより、開孔14を施した後、必要に応じて非肌側にセカンドシート7を積層した状態で、前記中央畝部10及び両側畝部12に対応する凹部並びに前記中央溝部11及び両側溝部13に対応する凸部が周面に形成された第1ロール32と、前記第1ロール32の凹部及び凸部に対応して凸部及び凹部が周面に形成された第2ロール33との間を通過させることにより、畝溝状に形成される。
Next, among the methods for manufacturing the
前記表面シート3及びセカンドシート7に一体的に開孔14を施す場合には、予め表面シート3の非肌側にセカンドシート7を接合しておき、この表面シート3とセカンドシート7の接合体を前記ピンロール30と凹ロール31との間を通過させればよい。また、平坦な不織布からなるセカンドシート7を表面シート3の非肌側に積層する場合、前記第1ロール32と第2ロール33との間を通過させる前にセカンドシート7を積層するのではなく、表面シート3を単体で前記第1ロール32と第2ロール33の間を通過させた後にセカンドシート7を積層すればよい。
When the
1…使い捨てパッド、2…防漏シート、3…表面シート、4…吸収体、5…外装シート、6…ギャザーシート、7…セカンドシート、8…被包シート、9…糸状弾性伸縮部材、10…中央畝部、11…中央溝部、12…両側畝部、13…両側溝部、14…開孔、20…幅方向中央領域、21…両側領域 1 ... Disposable pad, 2 ... Leakage-proof sheet, 3 ... Surface sheet, 4 ... Absorber, 5 ... Exterior sheet, 6 ... Gather sheet, 7 ... Second sheet, 8 ... Encapsulation sheet, 9 ... Filamentous elastic elastic member, 10 ... Central ridge, 11 ... Central groove, 12 ... Both sides ridge, 13 ... Both sides groove, 14 ... Opening, 20 ... Width central area, 21 ... Both sides area
Claims (7)
前記表面シートは、幅方向中央領域に、長手方向に延びる中央畝部と中央溝部とが、幅方向に交互に複数形成されるとともに、その両側の両側領域に、幅方向内側に向かうに従って後側に傾斜する方向に延びる両側畝部と両側溝部とが、これと直交する方向に交互に複数形成されていることを特徴とする吸収性物品。 In an absorbent article in which an absorber is interposed between the surface sheet and the leak-proof sheet,
In the surface sheet, a plurality of central ridges and central grooves extending in the longitudinal direction are alternately formed in the central region in the width direction in the width direction, and the rear side of the surface sheet is formed in both side regions on both sides thereof inward toward the inside in the width direction. An absorbent article characterized in that a plurality of ridges on both sides and grooves on both sides extending in a direction inclined toward the surface are alternately formed in a direction orthogonal to the ridges on both sides.
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