JP7101366B2 - 気体溶解装置 - Google Patents

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本発明は、液体に気体を溶解させる気体溶解装置に関する。
液体に気体を溶解させる装置として、溶解タンク内にエジェクタで気液混合流体を導入する気体溶解装置が知られている(特許文献1~3参照)。
前記特許文献1には、液体中に高濃度の気体溶解を行なえる気体溶解装置として、密閉タンク内に上向きに気液混合エジェクタを設置し、気液混合エジェクタから噴射した気液混合噴射流を密閉タンク内の液面から気体室に噴出させて気体室内の気体中で飛沫化させる気体溶解装置が開示されている。
前記特許文献2には、密閉タンクに液体を供給する液体供給手段と、密閉タンクに気体を供給する気体供給手段と、密閉タンク内の気体溶解液を放出する液体放出手段と、密閉タンク内の気体を放出する気体放出手段とからなるユニットを複数有し、前段のユニットの各手段を後段のユニットの各手段に接続した気体溶解装置が開示されている。
また、前記特許文献3には、ポンプを必要とせず、気体圧力を利用して液体を移送してオゾンを溶解する高濃度オゾン水製造装置が開示されている。
特開2014-104459号公報 特開2006-55774号公報 特開2002-143659号公報
しかしながら、前記特許文献1の気体溶解装置では、加圧された密閉タンク内に液体と気体を同時に送り込むため、気液混合エジェクタで双方の圧力バランスのコントロールが極めて複雑となる問題がある。また、特許文献2の気体溶解装置では、複数のユニットの各手段を接続するために全体の構造が複雑且つ大掛かりとなるという問題がある。また、前記特許文献3の気体溶解装置では、圧力差を利用するために圧力バランスおよび液面調整のコントロールが複雑となる欠点がある。
そこで、本発明は、溶解タンク内にエジェクタで気液混合流体を送りこんで溶解させる気体溶解装置において、簡易な構造でありながら溶解タンク上部の未溶解の気体を再溶解させることで溶解効率を上げることができる気体溶解装置を提供するものである。
本願請求項1の発明は、加圧された液体と、液体に溶解させる気体が導入されて、気液混合流体を吐出するエジェクタが溶解タンクの底部に接続され、上端が開口し、上部に溶解タンク内の気液混合流体が流入する気液混合流体流入口と、下部に気液混合流体が流出する気液混合流体流出口を備えた複数の溶解筒が溶解タンク内に間隔をおいて立設され、タンク上部に溜まった未溶解の気体を液中に巻き込みながら溶解させる噴流を各溶解筒内に噴出させるノズルが各溶解筒の上端直上に配置され、加圧液体導入管の加圧液体を噴流用液体としてノズルに導入する噴流用液体導入管が加圧液体導入管から分岐してノズルに接続されていることを特徴とする気体溶解装置である。
本願請求項2の発明は、溶解タンクの上部に、溶解タンク内の水位を一定に保持する定水位弁が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の気体溶解装置である。
本願請求項3の発明は、溶解タンクの下部に、溶解タンク内の気液混合流体を吐出させる吐出管が接続され、吐出管に溶解タンク内の水位を一定に保持するトラップが設けられるとともに、溶解タンクの上部に排気管が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の気体溶解装置である。
本願発明は、エジェクタで液体に気体を溶解させ、さらに溶解タンク上部に溜まった未溶解の気体を再溶解させる目的で、溶解筒内の限られた領域で噴流により気体が混合される簡易な構造とすることで、低圧でも十分な溶解効率を得られるとともに、イニシャルコストを抑えられ、またメンテナンスを不要とした装置が提供できる。
本発明の気体溶解装置の全体を示す図である。 本発明の気体溶解装置の図1のA-A断面を示す。 本発明の気体溶解装置別実施例を示す図である。
本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。図1、図2において、溶解タンク1の底部に、気体と液体の気液混合流体を溶解タンク内に吐出するエジェクタ2が接続されている。
エジェクタ2には加圧液体導入管3と気体導入管4が接続され、加圧液体導入管3から加圧液体が導入され、気体導入管4には溶解させる気体が加圧ボンベまたはエジェクタ内部に発生する負圧によって送り込まれる。
溶解タンク1内には、複数の筒状の溶解筒5が一定間隔をおいて垂直に立設されている。溶解筒5には、上部側面に液体が流入する複数の気液混合流体流入口6が形成され、下部には気液混合流体が流出する気液混合流体流出口7が形成されている。
各溶解筒5の上端直上には、噴流を発生させるノズル8が発生した噴流を各溶解筒5内に噴出する方向に配置されている。ノズル8は加圧液体導入管3から分岐した噴流用液体導入管9に接続され、加圧された液体が噴流用液体としてノズル8から吐出される。ノズル8から吐出される液量は、加圧液体導入管3から導入される液体総量の50%程度となるのが望ましく、ノズル8の口径は噴流速度を上げるためになるべく小径にするのが望ましい。
溶解タンク1の下部には、溶解タンク1から気体が溶解した液体を吐出させる吐出管10が接続されている。また、溶解タンク1の上部には、水位を一定に保つために定水位弁11が設けられている。なお、本発明の溶解タンク1を加圧条件下で使用する場合は定水位弁11が必要であるが、大気圧で使用する場合は図3に示すように、吐出管10にトラップを設け、溶解タンク上部の定水位弁11に替えて排気管12を設ける構造にしてもよい。
以上の構成からなる気体溶解装置の動作について説明する。
加圧液体導入管3から加圧液体を流すと、エジェクタ2には加圧ボンベまたはエジェクタ内部に発生する負圧によって気体導入管4から溶解させる気体が送り込まれ、気液混合流体となって溶解タンク1に供給される。
同時に、加圧液体は加圧液体導入管3から分岐した噴流用液体導入管9を流れ、ノズル8で絞られた噴流が、各溶解筒5内に直上から噴出される。
エジェクタ2の気体導入管4へ送り込まれた、または吸入された気体は液体とともに溶解タンク1に流入することで1次溶解が生じるが、溶解タンク上部には溶解しなかった未溶解の気体が溜まる。次に、ノズル8から溶解筒5内の液面に向かって吐出された噴流は、未溶解の気体を液面で巻き込みながら各溶解筒5内の限られた領域を下降することで気体の浮上が抑制されて液中での接触時間が延びるため、効率よく2次溶解を生じさせる。
エジェクタ2による気液混合流体の供給による1次溶解と噴流による2次溶解によってガスが十分に溶解した液体は、吐出管10から吐出される。
本発明の溶解タンク10を加圧条件下で使用する場合は定水位弁11が必要であるが、大気圧で使用する場合は吐出管に図3のように溶解タンク1の水位を一定に保持するトラップを設けることで定水位弁11を省くことが出来る。
1:溶解タンク
2:エジェクタ
3:加圧液体導入管
4:気体導入管
5:溶解筒
6:気液混合流体流入口
7:気液混合流体流出口
8:ノズル
9:噴流用液体導入管
10:吐出管
11:定水位弁
12:排気管

Claims (3)

  1. 加圧された液体と、液体に溶解させる気体が導入されて、気液混合流体を吐出するエジェクタが溶解タンクの底部に接続され、
    上端が開口し、上部に溶解タンク内の気液混合流体が流入する気液混合流体流入口と、下部に気液混合流体が流出する気液混合流体流出口を備えた複数の溶解筒が溶解タンク内に間隔をおいて立設され、
    タンク上部に溜まった未溶解の気体を液中に巻き込みながら溶解させる噴流を各溶解筒内に噴出させるノズルが各溶解筒の上端直上に配置され、加圧液体導入管の加圧液体を噴流用液体としてノズルに導入する噴流用液体導入管が加圧液体導入管から分岐してノズルに接続されていることを特徴とする気体溶解装置。
  2. 溶解タンクの上部に、溶解タンク内の水位を一定に保持する定水位弁が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の気体溶解装置。
  3. 溶解タンクの下部に、溶解タンク内の気液混合流体を吐出させる吐出管が接続され、 吐出管に溶解タンク内の水位を一定に保持するトラップが設けられるとともに、溶解タンクの上部に排気管が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の気体溶解装置。
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