JP7100613B2 - 制御装置、制御方法、プログラム及び基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、無線ベアラへのIPフローのマッピングを制御する制御装置、制御方法及びプログラム、並びに当該制御装置を備える基地局に関するものである。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)で規格化されている第5世代(5G)移動通信システムでは、サービスタイプが大容量(eMBB:enhanced Mobile BroadBand)、超低遅延(URLLC:Ultra-Reliable and Low Latency Communications)、及び多接続(mMTC:massive Machine Type Communications)の3つに大別されており、それぞれのサービス要求が異なる。このように要件が異なるサービスを経済的かつ柔軟に提供するために、ネットワークスライシングが検討されている。
また、5G規格では、QoS(Quality of Service)モデルとして、コアネットワークにおいてIPパケットをQoSフロー(IPフロー)にマッピングし、基地局においてQoSフローを無線ベアラにマッピングするモデルが採用されている。このQoSモデルでは、5QI(5G Quality Indicator)と称される品質指標を用いて、各QoSフローに対して個別にQoS特性が関連付けられている。これにより、LTEのように呼単位ではなく、IPフロー単位でのQoS制御を可能にしている。
内野, 甲斐 戸枝 高橋,「5GにおけるNR上位レイヤ仕様」, NTT DOCOMOジャーナル, Vol.26, No.3, 2018年11月.
上述のQoS制御では、5QIに応じて固定的にQoSフローが無線ベアラへマッピングされる。しかし、例えば無線通信品質の劣化に起因して、5QIに対応するQoS特性を満たすために特定の無線端末により無線リソースが浪費されると、基地局のセル内の全ての無線端末についてQoS特性を維持する(スループットを保証する)ことが困難になりうる。このような場合には、セル内におけるできるだけ多くの無線端末について関連付けられたQoS特性を維持できるように、無線ベアラへのQoSフローのマッピングを制御できる必要がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、無線ベアラへのIPフロー(QoSフロー)のマッピングを基地局において適応的に変更する技術を提供することを目的としている。
本発明の一態様の係る制御装置は、無線端末とコアネットワークとの間の通信用のIPフローを無線ベアラにマッピングする基地局のマッピング機能を制御する制御装置であって、前記基地局により形成されるセル内の各無線端末による無線通信の通信品質を示す無線品質情報を取得する取得手段と、前記セル内の各無線端末に対応するIPフローを、当該IPフローに対して設定された品質指標に応じたタイプの無線ベアラへマッピングし、かつ、前記取得手段によって取得された前記無線品質情報に基づいて、1つ以上のIPフローについて前記品質指標に応じて定められたマッピングを変更するように、前記マッピング機能を制御するためのマッピング情報を生成する制御手段と、前記制御手段によって生成された前記マッピング情報を、前記マッピング機能へ通知する通知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、無線ベアラへのIPフロー(QoSフロー)のマッピングを基地局において適応的に変更することが可能になる。
通信ネットワーク構成例を示す図。 マッピング制御装置のハードウェア構成例を示すブロック図。 マッピング制御装置の機能構成例を示すブロック図。 IPフローの無線ベアラへのマッピングの例を示す図。 IPフローの無線ベアラへのマッピングの例を示す図。 5QIとQoS特性との対応関係の例を示す図。 マッピング制御装置と基地局との間の通信及び処理手順を示すシーケンス図。 マッピング制御装置による処理手順を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一又は同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<通信システムの構成>
図1は、本発明の実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。本実施形態では、3GPP規格による、NR(New Radio)と称される5G移動通信システムを想定しているが、本発明は他の通信規格による移動通信システムに適用されてもよい。図1に示すように、本実施形態の通信システムは、マッピング制御装置10、基地局20、及びUPF(User Plane Function)30を含むコアネットワーク(CN)40を備える。UPF30は、5Gコアネットワーク(5GC:5G Core)のデータ処理機能群である。基地局20は、5G規格ではgNBとも称される。
基地局20は、当該基地局により形成されるセル内の1つ以上の無線端末と無線通信を行うことで、各UEにサービスを提供する。図1の例では、基地局20にアクセスする無線端末としてUE#1~#4が例示されている。UE#1~#4は、基地局20を介してCN40にアクセスできるとともに、CN40を介して外部ネットワーク(インターネット等)にアクセスできる。なお、基地局20は、複数のスライス(サービス)を提供可能な基地局であってもよく、即ち、複数のスライスによって基地局20が共有されてもよい。例えば、サービスタイプとしてmMTC、URLLC及びeMBBに対応する複数のスライスが生成され、基地局20により形成されるセル内でそれらのスライスが提供されてもよい。
マッピング制御装置10は、UE(無線端末)とCN40との間の通信用のIPフローを無線ベアラにマッピングする基地局20のマッピング機能を制御する制御装置の一例である。本実施形態の基地局20は、このようなマッピング機能として、5G規格おいて規定されたSDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤの機能を実装している。本実施形態では、マッピング制御装置10は、基地局20と通信可能に接続されている。この場合、マッピング制御装置10は、例えば、O-RAN(Open RAN)のRIC(RAN Intelligent Controller)に含まれてもよい。また、マッピング制御装置10は、基地局20に、その一部の機能として実装されてもよい。即ち、基地局20が、マッピング機能(SDAPレイヤの機能)を有し、マッピング制御装置10を備える基地局として構成されてもよい。
<マッピング制御装置の構成>
マッピング制御装置10は、一例として、図2に示されるようなハードウェア構成を有する。具体的には、マッピング制御装置10は、CPU101、ROM102、RAM103、HDD等の外部記憶デバイス104、及び通信デバイス105を有する。
マッピング制御装置10では、例えばROM102、RAM103及び外部記憶デバイス104のいずれかに格納された、マッピング制御装置10の各機能を実現するプログラムがCPU101によって実行される。なお、CPU101は、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)等の1つ以上のプロセッサによって置き換えられてもよい。
通信デバイス105は、CPU101による制御下で、制御対象のマッピング機能(図7のマッピング部22)を有する基地局20等の、外部装置との通信を行うための通信インタフェースである。マッピング制御装置10は、それぞれ接続先が異なる複数の通信デバイス105を有していてもよい。
なお、マッピング制御装置10は、後述する各機能を実行する専用のハードウェアを備えてもよいし、一部をハードウェアで実行し、プログラムを動作させるコンピュータでその他の部分を実行してもよい。また、全機能がコンピュータとプログラムにより実行されてもよい。
また、基地局20も、図2に示されるようなハードウェア構成を有しうる。基地局20は、通信デバイス105として、CN40のUPF30及びマッピング制御装置10等の外部装置との通信のための通信インタフェースの他に、UEとの無線通信のための無線通信インタフェースも備えうる。
図3は、マッピング制御装置10の機能構成例を示すブロック図である。本実施形態のマッピング制御装置10は、情報取得部31、制御部32、情報通知部33、及び情報記憶部34を有する。本実施形態では、CPU101による制御プログラムの実行により、CPU101上でこれらの機能部が実現されるが、各機能部を実現する専用のハードウェアが設けられてもよい。
情報取得部31は、基地局20により形成されるセル内の各UEによる無線通信の通信品質を示す無線品質情報を取得する。情報取得部31は、このような無線品質情報を、基地局20から送信される通知により取得し、取得した情報を情報記憶部34に格納する。
制御部32は、IPフローを無線ベアラにマッピングするためのマッピング情報を生成し、生成したマッピング情報を基地局20へ提供することにより、基地局20が有するマッピング機能(図7のマッピング部22)を制御する。具体的には、制御部32は、基地局20のセル内の各UEに対応するIPフローを、当該IPフローに対して設定された品質指標に応じたタイプの無線ベアラへマッピングするように、マッピング機能を制御する。制御部32は更に、情報取得部31によって取得された無線品質情報に基づいて、1つ以上のIPフローについて品質指標に応じて定められたマッピングを変更するように、マッピング機能を制御する。
情報通知部33は、制御部32によって生成された、制御部32による制御用のマッピング情報を、基地局20のマッピング機能へ通知する。情報記憶部34は、記憶デバイス(例えば、RAM103又は外部記憶デバイス104)に設けられたデータベースに相当し、情報取得部31によって取得された情報、及び制御部32によって生成されたマッピング情報の保存に用いられる。
<IPフローのマッピング制御>
次に、図4乃至図6を参照して、本実施形態においてマッピング制御装置10の制御部32によって行われる、IPフローのマッピング制御について説明する。なお、5G規格ではIPフローはQoSフローとも称される。図4及び図5の例では、UE#1~#4のそれぞれとCN40(UPF30)との間の通信用のIPフローとして、QoSフロー#1~#4がそれぞれ確立されている。
各QoSフローには、5G規格において5QI(5G Quality Indicator)と称される品質指標が設定されることで、5QIに対応するQoS特性が各QoSフローに対して個別に関連付けられている。これにより、IPフロー単位でのQoS制御が可能となっている。図6は、このような5QIとQoS特性との対応関係の例を示している。図6に示すように、各5QI値には、リソースタイプ、優先レベル、パケット遅延バジェット、及びパケット誤り率等のQoS特性が対応付けられている。とりわけ、リソースタイプとして、スループット(ビットレート)を保証するGBR(Guaranteed Bit Rate)、又はスループットを保証しない非GBR(non-GBR)が、各5QI値に対応付けられている。
基地局20のSDAPレイヤの機能(マッピング機能)は、このような5QIに基づいて、QoSフローを無線ベアラにマッピングする機能を有する。なお、基地局20がセル内で複数のスライスへのアクセスを提供するように構成されている場合には、基地局20のマッピング機能は、5QIと、スライス識別子であるNSSAI(Network Slice Selection Assistance Information)とに基づいて、QoSフローのマッピングを行う。
図4及び図5の例では、このような5QIに基づいて、各QoSフローが、基地局20と各UEとの間の無線区間における無線通信用の無線ベアラ(DRB:Data Radio Bearer)にマッピングされている。これにより、各QoSフローは、マッピングされた無線ベアラを用いて、基地局20と各UEとの間の無線区間において伝送される。通常、QoSフローは、当該QoSフローに対して設定された5QI(品質指標)に応じたタイプのDRB(無線ベアラ)へ固定的にマッピングされる。例えば、図4の例では、QoSフロー#1~#4には、スループットを保証すべきことを示す品質指標の1つである5QI#2が設定されている。QoSフロー#1~#4は、この5QI#2に応じて、スループットを保証するタイプ(GBRタイプ)のDRB#1~#4にそれぞれマッピングされている。なお、1つのDRBに対して2つ以上のQoSフローがマッピングされてもよい。
しかし、上述のように、5QIに応じて固定的にQoSフローをDRBにマッピングする場合、基地局20のセル内における無線通信品質等に応じて、QoSフローのマッピングを適応的に変更することはできない。この場合、例えば、基地局20のセル内における無線通信品質の劣化に起因して特定のUEにより無線リソースが浪費されると、GRBタイプのDRBに対して割り当てるべき無線リソースが不足する状況に有効に対処できない。その結果、無線区間における無線リソースに不足に起因して、DRBタイプのそれぞれのQoSフローに対して全体的にスループットを維持できなくなりうる。
そこで、本実施形態では、上述のように、5QIに応じて固定的にQoSフローをDRBにマッピングを行うのではなく、各UEによる無線通信の通信品質に基づいて、5QIに応じて定められたマッピングを変更できるようにする。このために、マッピング制御装置10の制御部32は、情報取得部31によって取得された無線品質情報に基づいて、1つ以上のIPフローについて5QI(品質指標)に応じて定められたマッピングを変更するように、基地局20のマッピング機能を制御する。具体的には、制御部32は、無線品質情報に基づいて、1つ以上のQosフローについてのマッピングを、DRBを用いた無線通信においてスループットを保証するGBRタイプ(第1タイプ)のDRBへのマッピングと、スループットを保証しない非GBRタイプ(第2タイプ)のDRBへのマッピングとの間で変更するよう制御する。
図5は、基地局20のセル内でGBRタイプのDRBに割り当てる必要がある無線リソースが不足する(即ち、スループットを保証できなくなる)場合に、QoSフロー#1~#4のうちの1つ以上の(一部の)QoSフローについてDRBへのマッピングを変更する例を示している。本例では、制御部32は、GBRタイプの1つ以上のQoSフローのマッピングを、無線品質情報に基づいて、非GBRタイプのマッピングに変更するように制御している。
具体的には、UE#3に対応するQoSフロー#3について、GBRタイプのDRB#3へのマッピングを、非GBRタイプのDRB#5へのマッピングに変更している。また、UE#4に対応するQoSフロー#4について、GBRタイプのDRB#4へのマッピングを、非GBRタイプのDRB#6へのマッピングに変更している。これにより、UE#1及び#2に対応するQoSフロー#1及び#2についてのスループットを維持することを可能にしている。
<処理手順>
次に、図7及び図8を参照して、マッピング制御装置10及び基地局20によって実行される処理の手順について説明する。図7は、マッピング制御装置10と基地局20との間の通信及び処理手順を示すシーケンス図である。図8は、マッピング制御装置10による処理手順を示すフローチャートである。なお、S81はS71に対応し、S82及びS83はS72に対応し、S84はS73に対応する。
図7に示すように、基地局20は、機能構成として、情報送信部21、マッピング部22、及び情報受信部23を有する。本実施形態では、基地局20は、基地局の機能のうち下位レイヤの機能を有するDU(Distributed Unit)と称される論理ノードと、上位レイヤの機能を有するCU(Central Unit)と称される論理ノードとで構成される。この場合に、情報送信部21はDUに対応し、マッピング部22はCUのSDAPレイヤの機能に対応し、情報受信部23はCUのRRC(Radio Resource Control)レイヤの機能に対応する。
S71~S75の処理は、任意の周期で定期的に実行されうる。まずS71(S81)で、マッピング制御装置10(情報取得部31)は、基地局20のセル内の各UEの無線品質情報を、情報送信部21から送信される通知により取得する。情報送信部21は、任意の周期で無線通信情報を含む通知をマッピング制御装置10へ送信する。なお、基地局20がセル内で複数のスライスへのアクセスを提供するように構成されている場合には、情報送信部21は、スライスごとに、各スライスにアクセスするUEの無線品質情報を生成し、マッピング制御装置10へ送信する。
なお、情報取得部31は、基地局20のセル内の各UEとUPF30との間に確立されている各QoSフローに関する情報(各QoSフローに含まれる5QI値等を含む)も、基地局20又はUPF30から取得しうる。また、情報取得部31は、基地局20のセル内における当該基地局に接続するUEの数を示す端末数情報も必要に応じて取得しうる。
次にS72(S82及びS83)で、マッピング制御装置10(制御部32)は、S71(S81)で取得した無線品質情報に基づいて、マッピング部22の制御用のマッピング情報を生成する。具体的には、S82で、制御部32は、基地局20のセル内の各UEに対応するQoSフローを、当該QoSフローに対して設定された5QIに応じたタイプ(GBRタイプ又は非GBRタイプ)のDRBにマッピングするよう制御する。制御部32は、この制御用のマッピング情報を生成し、情報記憶部34に保存する。
その後S83で、制御部32は、S71(S81)で取得された無線通信情報に基づいて、1つ以上のQoSフローについて5QIに応じて定められたマッピングを変更する、DRBマッピングの変更処理を必要に応じて行う。なお、基地局20がセル内で複数のスライスへのアクセスを提供するように構成されている場合には、制御部32は、複数のスライスのうち、スループットを保証するサービスを提供するスライスにアクセスする1つ以上のUEに対応するQoSについて、5QIに応じて定められたマッピングを変更するように、変更処理を行う。
具体的には、制御部32は、無線品質情報に基づいて、基地局20のセル内でGRBタイプのDRBに必要な無線リソースが不足すると判定すると、1つ以上のQoSフローについて5QIに応じて定められたマッピングを変更するよう制御する。制御部32は、このようなマッピングの変更を、情報記憶部34に保存されているマッピング情報に反映させることで、このような制御を行う。
なお、S83で、制御部32は、上述のように取得された端末数情報に基づいて、基地局20のセル内でGRBタイプのDRBに必要な無線リソースが不足するか否かを判定してもよい。この場合、制御部32は、その判定結果に従って、1つ以上のQoSフローについて5QIに応じて定められたマッピングを変更するよう制御してもよい。
また、S83で、制御部32は、基地局20から通知される情報に基づいて、基地局20のセル内の各UEが使用する無線リソース量を予測する処理を行ってもよい。この場合、制御部32は、その予測結果に基づいて、1つ以上のQoSフローについて5QIに応じて定められたマッピングを変更するよう制御してもよい。
S83におけるDRBマッピングの変更処理では、以下のような基準で、対応するQoSフローのマッピングの変更対象となるUEを決定してもよい。例えば、制御部32は、基地局20のセル内の各UEに対して予め設定された優先度が低い順に、各UEに対応するQoSフローについてGBRタイプのDRBへのマッピングから非GBRタイプのDRBへのマッピングに変更するよう制御してもよい。これにより、優先度の高いUEについてスループットを優先して維持することが可能になる。
あるいは、制御部32は、基地局20のセル内の各UEについての無線品質情報が示す通信品質が悪い順に、各UEに対応するQoSフローについてGBRタイプのDRBへのマッピングから非GBRタイプのDRBへのマッピングに変更するよう制御してもよい。これにより、通信品質が悪いUEが使用するDRBに対して多くの無線リソースの割り当てられることに起因して、DRBタイプのそれぞれのQoSフローに対して全体的にスループットを維持できなくなる可能性を低くすることができる。
S72(S82及びS83)の処理が完了すると、S73(S84)で、マッピング制御装置10(情報通知部33)は、S72で生成されて情報記憶部34に格納されたマッピング情報を、基地局20へ通知する。このマッピング情報は、基地局20の情報受信部23によって受信される。なお、情報通知部33は、S72の処理の結果、前回の処理からマッピング情報に変更がある場合にのみ、マッピング情報を基地局20へ通知してもよい。
基地局20では、情報受信部23は、マッピング制御装置10からマッピング情報の通知を受信すると、S74で、通知されたマッピング情報に基づくマッピング設定を、マッピング部22へ通知する。マッピング部22は、情報受信部23からマッピング設定を受信すると、S75で、当該マッピング設定に従って、DRBマッピングを更新する。このようにして、マッピング制御装置10の制御部32により、マッピング部22によるDRBマッピングが制御される。
以上説明したように、本実施形態のマッピング制御装置10において、情報取得部31は、基地局20により形成されるセル内の各UEによる無線通信の通信品質を示す無線品質情報を取得する。制御部32は、基地局20のセル内の各UEに対応するQoS(IPフロー)を、当該QoSフローに対して設定された5QI(品質指標)に応じたタイプのDRB(無線ベアラ)へマッピングするように、基地局20のマッピング部22(マッピング機能)を制御する。制御部32は更に、取得された無線品質情報に基づいて、1つ以上のQoSフローについて5QI(品質指標)に応じて定められたマッピングを変更するように、マッピング機能を制御する。
本実施形態によれば、DRBのQoSフロー(IPフロー)のマッピングを基地局20において適応的に変更することが可能になり、各QoSフローのQoSを変更することが可能になる。具体的には、基地局20のセル内の各UEの無線通信品質に基づいて、各QoSフローのQoSを変更することが可能になる。これにより、QoSフロー単位のQoS制御として、より柔軟なQoS制御を行うことが可能になる。また、基地局20におけるDRBマッピングを変更することにより各UEに対するQoSを変更することが可能になるため、CN40を介さずにRAN(無線アクセスネットワーク)内のみで、QoSフロー単位のQoS制御を変更することが可能になる。
[その他の実施形態]
上述の実施形態に係る制御装置(マッピング制御装置)は、コンピュータを制御装置として機能させるためのコンピュータプログラムにより実現することができる。当該コンピュータプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶されて配布が可能なもの、又は、ネットワーク経由で配布が可能なものである。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
10:マッピング制御装置、20:基地局、30:UPF、40:CN(コアネットワーク)、31:情報取得部、32:制御部、33:情報通知部、34:情報記憶部

Claims (16)

  1. 無線端末とコアネットワークとの間の通信用のIPフローを無線ベアラにマッピングする基地局のマッピング機能を制御する制御装置であって、
    前記基地局により形成されるセル内の各無線端末による無線通信の通信品質を示す無線品質情報を取得する取得手段と、
    前記セル内の各無線端末に対応するIPフローを、当該IPフローに対して設定された品質指標に応じたタイプの無線ベアラへマッピングし、かつ、前記取得手段によって取得された前記無線品質情報に基づいて、1つ以上のIPフローについて前記品質指標に応じて定められたマッピングを変更するように、前記マッピング機能を制御するためのマッピング情報を生成する制御手段と、
    前記制御手段によって生成された前記マッピング情報を、前記マッピング機能へ通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記無線品質情報に基づいて、前記1つ以上のIPフローについての前記マッピングを、無線ベアラを用いた無線通信においてスループットを保証する第1タイプの無線ベアラへのマッピングと、無線ベアラを用いた無線通信においてスループットを保証しない第2タイプの無線ベアラへのマッピングとの間で変更するよう、前記マッピング情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記品質指標は、スループットを保証すべきこと又はスループットを保証しないことを示し、
    前記1つ以上のIPフローは、前記品質指標に応じて前記第1タイプの無線ベアラへマッピングされるIPフローであり、
    前記制御手段は、前記1つ以上のIPフローのマッピングを、前記無線品質情報に基づいて前記第2タイプの無線ベアラへのマッピングに変更するよう、前記マッピング情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記無線品質情報に基づいて、前記セル内で前記第1タイプの無線ベアラに必要な無線リソースが不足すると判定すると、前記1つ以上のIPフローについて前記品質指標に応じて定められたマッピングを変更するよう、前記マッピング情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の制御装置。
  5. 前記取得手段は、前記セル内における前記基地局に接続する無線端末の数を示す端末数情報を更に取得し、
    前記制御手段は、前記端末数情報に基づいて、前記セル内で前記第1タイプの無線ベアラに必要な無線リソースが不足すると判定すると、前記1つ以上のIPフローについて前記品質指標に応じて定められたマッピングを変更するよう、前記マッピング情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記マッピングの変更において、前記セル内の各無線端末に対して設定された優先度が低い順に、各無線端末に対応するIPフローについて前記第1タイプの無線ベアラへのマッピングから前記第2タイプの無線ベアラへのマッピングに変更するよう、前記マッピング情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記制御手段は、前記マッピングの変更において、前記セル内の各無線端末についての前記無線品質情報が示す通信品質が悪い順に、各無線端末に対応するIPフローについて前記第1タイプの無線ベアラへのマッピングから前記第2タイプの無線ベアラへのマッピングに変更するよう、前記マッピング情報を生成する
    ことを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記取得手段は、前記基地局から送信される通知により前記無線品質情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 前記基地局から通知される情報に基づいて、前記セル内の各無線端末が使用する無線リソース量を予測する予測手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記予測手段による予測結果に基づいて、前記1つ以上のIPフローについて前記品質指標に応じて定められたマッピングを変更するよう、前記マッピング情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の制御装置。
  10. 前記基地局は、前記セル内において複数のスライスへのアクセスを提供するように構成されており、
    前記制御手段は、前記複数のスライスのうち、スループットを保証するサービスを提供するスライスにアクセスする1つ以上の無線端末に対応するIPフローについて、前記品質指標に応じて定められたマッピングを変更するよう、前記マッピング情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の制御装置。
  11. 前記マッピング機能は、SDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤの機能として前記基地局に実装されている
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の制御装置。
  12. 前記制御装置は、前記基地局と通信可能に接続される
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の制御装置。
  13. 前記制御装置は、O-RAN(Open RAN)のRIC(RAN Intelligent Controller)に含まれる
    ことを特徴とする請求項12に記載の制御装置。
  14. 前記マッピング機能を有し、請求項1から11のいずれか1項に記載の制御装置を備えることを特徴とする基地局。
  15. 無線端末とコアネットワークとの間の通信用のIPフローを無線ベアラにマッピングする基地局のマッピング機能を制御する制御装置によって実行される制御方法であって、
    前記基地局のセル内の各無線端末による無線通信の通信品質を示す無線品質情報を取得する取得工程と、
    前記セル内の各無線端末に対応するIPフローを、当該IPフローに対して設定された品質指標に応じたタイプの無線ベアラへマッピングし、かつ、前記取得工程で取得された前記無線品質情報に基づいて、1つ以上のIPフローについて前記品質指標に応じて定められたマッピングを変更するように、前記マッピング機能を制御するためのマッピング情報を生成する制御工程と、
    前記制御工程において生成された前記マッピング情報を、前記マッピング機能へ通知する通知工程と、
    を含むことを特徴とする制御方法。
  16. 制御装置が備えるコンピュータに、請求項15に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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