JP7097324B2 - 物理量測定装置 - Google Patents

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本発明は、物理量測定装置に関する。
従来から空気流量測定装置に係る発明が知られている(下記特許文献1を参照)。特許文献1に記載された発明は、信頼性の高い空気流量測定装置を提供することを目的としている。この目的を解決するための手段として、特許文献1は、以下の構成を備えた空気流量測定装置を開示している。
特許文献1の空気流量測定装置は、回路基板上に電子部品と、ボンディングパッドと、プローブパッドと、コネクタ端子を一体成形したケースを有している。回路基板上のボンディングパッドとコネクタ端子との間は、アルミワイヤによってボンディングされて電気的に接続されている。
この従来の空気流量測定装置は、プローブパッドの腐食を防止している。より具体的には、プローブパッドを回路基板上に接着する筐体下に配置して接着剤によって覆う構造としている。
特開2012-163504号公報
物理量測定装置を含む電子機器では、回路基板とケースに一体成形されたコネクタ端子の電気的接続として、回路基板上にボンディングパッドを配置し、ワイヤボンディングを行う場合が多い。そして、チップコンデンサやチップ抵抗などの電子部品の回路基板への実装は、はんだリフローによって行われる。
しかしながら、はんだリフローにおいては、はんだや、はんだ中のフラックスが飛散して、ボンディングパッド表面に、はんだや、はんだ中のフラックスが付着するおそれがあり、はんだやフラックスによりボンディングパッドの表面が汚損され、ワイヤボンディングの信頼性への影響が懸念される。また、ボンディングパッドと電子部品との間に大きな距離を確保しようとすると回路基板のサイズが大きくなり、回路基板の実装効率が低下し、装置全体が大型化し、物理量の測定に影響を与えるおそれがある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、回路基板の実装効率を低下させることなくワイヤボンディングの信頼性を向上させることが可能な物理量測定装置を提供することである。
上記課題を解決する本発明の物理量測定装置は、コネクタ端子が樹脂で一体に成形されたハウジングと、該ハウジングに収容された回路基板とを有する物理量測定装置であって、前記回路基板には、前記コネクタ端子にボンディング接続されるボンディングパッドと、チップ部品が実装されており、前記ボンディングパッドと前記チップ部品との間に、プローブパッドとパッケージ部品とスルーホールの少なくとも一つが配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、従来よりも回路基板のサイズを拡大させることなくワイヤボンディングの信頼性を向上させることが可能な物理量測定装置を提供することができる。
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
電子燃料噴射方式の内燃機関制御システムの一例を示すシステム図。 図1に示す内燃機関制御システムに使用される物理量測定装置の正面図。 図2に示す物理量測定装置のカバーを取り外した状態の正面図。 実施例1の回路基板の要部を拡大して示す図。 実施例2の回路基板の要部を拡大して示す図。 実施例3の回路基板の要部を拡大して示す図。 実施例4の回路基板の要部を拡大して示す図。
以下、図面を参照して本開示に係る物理量測定装置の実施形態を説明する。
図1は、本開示の実施形態1に係る物理量測定装置20を使用した電子燃料噴射方式の内燃機関制御システム1のシステム図である。
内燃機関制御システム1において、エンジンシリンダ11とエンジンピストン12を備える内燃機関10の動作に基づき、吸入空気が被計測気体2としてエアクリーナ21から吸入される。吸入空気は、主通路22である吸気ボディと、スロットルボディ23と、吸気マニホールド24を介してエンジンシリンダ11の燃焼室に導かれる。燃焼室に導かれる吸入空気である被計測気体2の物理量は、物理量測定装置20で測定される。さらに、物理量測定装置20で測定された物理量に基づいて、燃料噴射弁14より燃料が供給され、吸入空気と共に混合気の状態で燃焼室に導かれる。
なお、本実施形態では、燃料噴射弁14は内燃機関10の吸気ポートに設けられ、吸気ポートに噴射された燃料が吸入空気に混合され、その燃料と吸入空気との混合気が、吸気弁15を介して燃焼室に導かれ、燃焼して機械エネルギを発生する。燃焼室に導かれた混合気は、燃料と空気とが混合された状態であり、点火プラグ13の火花着火によって爆発的に燃焼して機械エネルギを発生する。燃焼後の気体は排気弁16から排気管に導かれ、排気ガス3として排気管から車外に排出される。
燃焼室に導かれる吸入空気である被計測気体2の流量は、アクセルペダルの操作に基づいてその開度が変化するスロットルバルブ25により制御される。また、燃焼室に導かれる吸入空気の流量に基づいて燃料供給量が制御される。スロットルバルブ25の開度を制御して燃焼室に導かれる吸入空気の流量を制御することにより、内燃機関10が発生する機械エネルギを制御することができる。
物理量測定装置20は、エアクリーナ21を介して取り込まれて主通路22を流れる吸入空気である被計測気体2の流量、温度、湿度、圧力などの物理量を測定する。物理量測定装置20は、吸入空気の物理量に応じた電気信号を出力する。物理量測定装置20の出力信号は制御装置4に入力される。
また、スロットルバルブ25の開度を計測するスロットル角度センサ26の出力が制御装置4に入力され、さらに内燃機関10のエンジンピストン12や吸気弁15や排気弁16の位置や状態、さらに内燃機関10の回転速度を計測するために、回転角度センサ17の出力が、制御装置4に入力される。排気ガス3の状態から燃料量と空気量との混合比の状態を計測するために、酸素センサ28の出力が制御装置4に入力される。
制御装置4は、物理量測定装置20の出力である吸入空気の物理量と、回転角度センサ17の出力に基づき計測された内燃機関10の回転速度とに基づいて、燃料噴射量や点火時期を演算する。これらの演算結果に基づいて、燃料噴射弁14から供給される燃料量、また点火プラグ13により点火される点火時期が制御される。燃料供給量や点火時期は、実際には、さらに物理量測定装置20で測定される温度や、スロットル角度の変化状態、エンジン回転速度の変化状態、酸素センサ28で計測された空燃比の状態に基づいて、きめ細かく制御されている。制御装置4は、さらに内燃機関10のアイドル運転状態において、スロットルバルブ25をバイパスする空気量をアイドルエアコントロールバルブ27により制御し、アイドル運転状態での内燃機関10の回転速度を制御する。
内燃機関10の主要な制御量である燃料供給量や点火時期はいずれも物理量測定装置20の出力を主パラメータとして演算される。したがって、物理量測定装置20の測定精度の向上や、経時変化の抑制、信頼性の向上が、車両の制御精度の向上や信頼性の確保に関して重要である。特に近年、車両の省燃費に関する要望が非常に高く、また排気ガス浄化に関する要望が非常に高い。これらの要望に応えるには、物理量測定装置20により測定される被計測気体2である吸入空気の物理量の測定精度の向上が極めて重要である。また、物理量測定装置20が高い信頼性を維持していることも大切である。
物理量測定装置20が搭載される車両は、温度や湿度の変化が大きい環境で使用される。物理量測定装置20は、その使用環境における温度や湿度の変化への対応や、塵埃や汚染物質などへの対応も、考慮されていることが望ましい。また、物理量測定装置20は、内燃機関10からの発熱の影響を受ける吸気管に装着される。このため、内燃機関10の発熱が主通路22である吸気管を介して物理量測定装置20に伝わる。物理量測定装置20は、被計測気体と熱伝達を行うことにより被計測気体の流量を測定するので、外部からの熱の影響をできるだけ抑制することが重要である。
車両に搭載される物理量測定装置20は、以下で説明するように、単に発明が解決しようとする課題の欄に記載された課題を解決し、発明の効果の欄に記載された効果を奏するだけではない。以下で説明するように、物理量測定装置20は、上述した様々な課題を十分に考慮し、製品として求められている様々な課題を解決し、種々の効果を奏している。物理量測定装置20が解決する具体的な課題や奏する具体的な効果は、以下の実施形態に関する記載の中で説明する。
図2は、図1に示す内燃機関制御システムに使用される物理量測定装置の正面図である。図3は、図2に示す物理量測定装置のカバーを取り外した状態の正面図である。なお、図3では、回路基板を封止する封止材の図示を省略している。
物理量測定装置20は、主通路22の通路壁に設けられた取り付け孔から主通路22の内部に挿入されて利用される。物理量測定装置20は、ハウジング201と、ハウジング201に取り付けられるカバー202とを備えている。ハウジング201は、合成樹脂材料を射出成形することによって構成されており、カバー202は、たとえばアルミニウム合金などの導電性材料からなる板状部材によって構成されている。カバー202は、薄い板状に形成されて、広い平坦な冷却面を有している。
ハウジング201は、主通路22である吸気ボディに固定されるフランジ201fと、フランジ201fから突出して外部機器との電気的な接続を行うために吸気ボディから外部に露出するコネクタ201cと、フランジ201fから主通路22の中心に向かって突出するように延びる計測部201mを有している。
フランジ201fは、たとえば、所定の板厚からなる平面視略矩形状を有しており、角部に貫通孔を有している。フランジ201fは、たとえば、角部の貫通孔に固定ネジが挿通されて主通路22のネジ穴に螺入されることにより、主通路22に固定される。
コネクタ201cは、たとえば、その内部に4本の外部端子と、補正用端子とが設けられている。外部端子は、物理量測定装置20の計測結果である流量や温度などの物理量を出力するための端子および物理量測定装置20が動作するための直流電力を供給するための電源端子である。補正用端子は、生産された物理量測定装置20の計測を行い、それぞれの物理量測定装置20に関する補正値を求めて、物理量測定装置20内部のメモリに補正値を記憶するのに使用する端子である。外部端子と補正用端子は、ハウジングに一体成形されている。外部端子の端部は、後述する回路室235に突出しており、コネクタ端子301を構成している。
計測部201mは、フランジ201fから主通路22の中心方向に向かって延びる薄くて長い形状を成し、幅広な正面221と背面、および幅狭な一対の側壁面223、224を有している。計測部201mは、たとえば、主通路22に設けられた取り付け孔から内部に挿入され、フランジ201fを主通路22に当接させてねじで主通路22に固定することで、フランジ201fを介して主通路22に固定される。計測部201mは、側壁面223が主通路22において被計測気体の流れ方向上流側に向かって対向し、側壁面224が被計測気体の流れ方向下流側に向かって対向するように、主通路22内に配置される。
計測部201mには、副通路形成部250と、回路基板207を収容するための回路室235が設けられている。回路室235は、主通路22における被計測気体2の流れ方向の上流側の位置に配置され、副通路234は、回路室235よりも主通路22における被計測気体2の流れ方向の下流側の位置に配置される。
回路基板207は、回路室235に収容されている。回路基板207は、計測部201mの長手方向に沿って延在する略長方形の形状を有しており、その表面には、回路パッケージ208、圧力センサ204、温湿度センサ206及び吸気温度センサ203等のパッケージ部品と、チップコンデンサやチップ抵抗などのチップ部品304と、ボンディングパッド302が実装されている。
回路基板207は、ボンディングパッド302とハウジング201にインサート成形されたコネクタ端子301との間を、たとえばアルミワイヤの様な線材303を用いて超音波接合するワイヤボンディング(ボンディング接続)を行い、電気的に接続している。
回路基板207の表面には、基板単体または、ハウジングに実装した後等、各工程における特性調整や、特性チェック時に電圧供給や、電位測定に使用するためのプローブパッド305が配置されている。プローブパッド305の表面は、銅などの導体が露出した面、または、導体にめっきを施しためっき面からなる。
パッケージ部品やチップ部品304は、はんだリフロー処理によって回路基板207に実装される。リフロー処理工程では、はんだに含まれるフラックスによる汚染、溶融したはんだ中に何らかの理由によって水分が入り込み、水蒸気爆発による、はんだ爆ぜが発生する可能性がある。はんだ爆ぜによって、はんだやフラックスが飛散し、回路基板207や、回路基板に実装されている部品に付着して汚染する可能性がある。
はんだ爆ぜによって飛散したはんだやフラックスがボンディングパッド302の表面に付着してボンディングパッド302が汚染されると、ボンディングパッド302とコネクタ端子301との間のワイヤボンディングの信頼性に影響を与え、接合強度が低下する。ボンディングパッド302の表面の汚染が激しい場合は、ボンディングパッド302から線材303が剥がれるおそれがある。
回路基板207に実装される部品のうち、回路パッケージ208や圧力センサ204などのパッケージ部品は、メッキされた端子を有しており、端子を回路基板207にはんだ付けするためのはんだは、回路基板207側にのみ存在する。したがって、パッケージ部品は、リフロー処理中にはんだ爆ぜが発生する可能性は低く、発生しても爆ぜ方が小さい。また、ボンディングパッド302は、その表面に、はんだを用いていない。したがって、ボンディングパッド302は、リフロー処理中にはんだ爆ぜが発生する可能性はない。
一方、チップコンデンサやチップ抵抗などのチップ部品304は、内部電極を有しているので、内部電極に水分が残留する可能性が高く、内部電極に残留している水分がリフロー処理時の加熱によって気化して、はんだ爆ぜを起こし易い。したがって、ボンディングパッド302の近傍にチップ部品304を配置すると、リフロー処理中のはんだ爆ぜによってボンディングパッド302の表面が汚染される可能性が高い。
ボンディングパッド302の表面が汚染されるのを抑制するためには、チップコンデンサやチップ抵抗などのチップ部品304が配置される回路基板207上の位置を、ボンディングパッド302から遠ざけることが有効であるが、単に遠ざけることでは、回路基板207の実装効率が悪化し、回路基板のサイズが大きくなってしまう。
上記の問題に鑑みて、本実施形態の物理量測定装置では、ボンディングパッド302とチップコンデンサやチップ抵抗などのチップ部品304との間に、はんだ爆ぜの発生する可能性が低いプローブパッド305やパッケージ部品を配置することにより、実装効率を悪化させることなく、ワイヤボンディングの信頼性の向上を図ることができる。
図4は、実施例1の回路基板の要部を拡大して示す図である。
ボンディングパッド302とチップコンデンサやチップ抵抗などのチップ部品304との間には、パッケージ部品である圧力センサ204と、プローブパッド305と、スルーホール306が配置されている。本実施例では、ボンディングパッド302とチップ部品304との間に、圧力センサ204と、プローブパッド305と、スルーホール306が配置されているので、ボンディングパッド302とチップ部品304との間の距離を大きくすることができる。したがって、リフロー処理においてチップ部品304にはんだ爆ぜが発生して、はんだが飛散しても、ボンディングパッド302まで到達するのを防ぐことができる。
特に、図4に示す構成の場合、所定の高さを有する圧力センサ204がボンディングパッド302とチップ部品304との間に配置されているので、圧力センサ204が防護壁となり、はんだ爆ぜにより飛散したはんだがボンディングパッド302まで到達するのを防ぐことができる。したがって、ボンディングパッド302が、はんだによって汚染されるのを防ぎ、ボンディングパッド302に対するワイヤボンディングの信頼性を向上させることができる。
なお、本実施例では、パッケージ部品が圧力センサ204である場合を例に説明したが、圧力センサ204以外のダイオードやトランジスタ等のパッケージ部品でもよく、圧力センサ204の場合と同様の効果を得ることができる。
図5は、実施例2の回路基板の要部を拡大して示す図である。
上述の実施例1では、ボンディングパッド302とチップ部品304との間に、圧力センサ204と、プローブパッド305と、スルーホール306が配置されている場合を例に説明したが、圧力センサ204と、プローブパッド305と、スルーホール306のうち少なくとも一つが配置されていればよい。
実施例2の構成では、ボンディングパッド302とチップコンデンサやチップ抵抗などのチップ部品304との間に、パッケージ部品である圧力センサ204のみを配置している。本実施例でも、実施例1と同様に、ボンディングパッド302とチップ部品304との間の距離を大きくすることができる。したがって、リフロー処理においてチップ部品304にはんだ爆ぜが発生して、はんだが飛散しても、ボンディングパッド302まで到達するのを効果的に防ぐことができる。
そして、圧力センサ204を防護壁として、はんだ爆ぜにより飛散したはんだがボンディングパッド302まで到達するのを効果的に防ぐことができる。したがって、ボンディングパッド302が、はんだによって汚染されるのを防ぎ、ボンディングパッド302に対するワイヤボンディングの信頼性を向上させることができる。
図6は、実施例3の回路基板の要部を拡大して示す図である。
本実施例では、ボンディングパッド302とチップコンデンサやチップ抵抗などのチップ部品304との間には、プローブパッド305が配置されている。本実施例でも、実施例1、2と同様に、ボンディングパッド302とチップ部品304との間の距離を大きくすることができる。したがって、リフロー処理においてチップ部品304にはんだ爆ぜが発生して、はんだが飛散しても、ボンディングパッド302まで到達するのを防ぐことができる。したがって、ボンディングパッド302が、はんだによって汚染されるのを防ぎ、ボンディングパッド302に対するワイヤボンディングの信頼性を向上させることができる。
特に、本実施例では、ボンディングパッド302とチップ部品304との間を仕切る方向に沿って複数のプローブパッド305が一列に並んで配置されている。したがって、これら複数のプローブパッド305を防護壁として、はんだ爆ぜにより飛散したはんだがボンディングパッド302まで到達するのを効果的に防ぐことができる。したがって、ボンディングパッド302が、はんだによって汚染されるのを防ぎ、ボンディングパッド302に対するワイヤボンディングの信頼性を向上させることができる。
図7は、実施例4の回路基板の要部を拡大して示す図である。
回路基板207がガラスエポキシ製の積層基板(ガラスエポキシ基板)である場合、積層基板にはスルーホール306が設けられる。本実施例では、ボンディングパッド302とチップコンデンサやチップ抵抗などのチップ部品304との間にスルーホール306が配置されている。本実施例でも、実施例1~3と同様に、ボンディングパッド302とチップ部品304との間の距離を大きくすることができる。したがって、リフロー処理においてチップ部品304にはんだ爆ぜが発生して、はんだが飛散しても、ボンディングパッド302まで到達するのを防ぐことができる。
そして、本実施例では、ボンディングパッド302とチップ部品304との間を仕切る方向に沿って複数のスルーホール306が一列に並んで配置されている。したがって、これら複数のスルーホール306を防護壁として、はんだ爆ぜにより飛散したはんだがボンディングパッド302まで到達するのを効果的に防ぐことができる。したがって、ボンディングパッド302が、はんだによって汚染されるのを防ぎ、ボンディングパッド302に対するワイヤボンディングの信頼性を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、前記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
20 物理量測定装置
201 ハウジング
202 カバー
203 吸気温度センサ
204 圧力センサ(パッケージ部品)
206 温湿度センサ
207 回路基板
208 回路パッケージ
301 コネクタ端子
302 ボンディングパッド
303 線材
304 チップ部品
305 プローブパッド
306 スルーホール

Claims (5)

  1. コネクタ端子が樹脂で一体に成形されたハウジングと、該ハウジングに収容された回路基板とを有する物理量測定装置であって、
    前記回路基板には、前記コネクタ端子にボンディング接続されるボンディングパッドと、チップ部品が実装されており、
    前記ボンディングパッドと前記チップ部品との間に、プローブパッドとパッケージ部品とスルーホールの少なくとも一つが配置されていることを特徴とする物理量測定装置。
  2. 前記プローブパッドは、前記ボンディングパッドと前記チップ部品との間を仕切る方向に沿って並ぶように複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の物理量測定装置。
  3. 前記スルーホールは、前記ボンディングパッドと前記チップ部品との間を仕切る方向に沿って並ぶように複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の物理量測定装置。
  4. 前記回路基板は、ガラスエポキシ基板であることを特徴する請求項3に記載の物理量測定装置。
  5. 前記プローブパッドの表面は、導体が露出した面、または、導体にめっきを施しためっき面であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の物理量測定装置。
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