JP7095325B2 - Wireless tag reader - Google Patents
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Description
本発明は、検知したい目標タグと、意図せず読めた誤読タグとを含む無線タグ中から目標タグを選別する無線タグリーダに関するものである。 The present invention relates to a wireless tag reader that selects a target tag from among wireless tags including a target tag to be detected and an unintentionally read misread tag.
現在、無線タグを検知する無線タグリーダに関する技術として、例えば、下記特許文献1に開示されるタグリーダが知られている。このタグリーダでは、同一の測定対象物に、共振周波数が異なる2枚の無線タグを貼り付け、受信レベルの差、即ち、相対値は距離や壁の特性によって変わらないことを利用して目的の評価を行っている。特許文献1では、1枚のタグをレファレンスとして用いている。
Currently, as a technique related to a wireless tag reader that detects a wireless tag, for example, a tag reader disclosed in
特許文献1の無線タグリーダでは、レファレンスとなるタグを予め貼り付けておく必要がある。更に、状態が必ず分かる物にタグを貼らなければ、判別したいものとレファレンスタグに相違が発生し得る。例えば、判別したい物がフォークリフトの集荷で、レファレンスタグをフォークリフト本体に貼った場合、集荷の材質や吸湿性で相対値が変化することがあると考えられる。
In the wireless tag reader of
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、読み取った無線タグの中から確実に検知したい目標タグを選別することができる無線タグリーダを提供することにある。 The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and an object of the present invention is to provide a wireless tag reader capable of reliably selecting a target tag to be detected from among read wireless tags. It is in.
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、検知したい目標タグ(30a)と、意図せず読めた誤読タグ(30b)とを含む無線タグ(30)中から目標タグを選別する無線タグリーダ(10)であって、
位相変化量、速度もしくは加速度、距離もしくは角度情報、受信強度の少なくとも1つを用いた第1の閾値で目標タグと推定されるものを複数個抽出する確定タグ抽出手段(S32)と、
抽出した複数個の目標タグの位相変化量、速度もしくは加速度、距離もしくは角度情報、最初の読み取りから最後の読み取りまでの時間、受信強度の少なくとも1つを用いて第2の閾値を算出する閾値算出手段(S36)と、
前記算出された第2の閾値を用いて、前記確定タグ抽出手段により抽出されなかった目標タグから検知したい目標タグを選別する選別手段(S42)と、
を有し、
1の目標タグを選別後、次の目標タグの選別の際に、前記1の目標タグの選別の判断結果を用いて前記第1の閾値、または、前記第2の閾値を補正することを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
In order to achieve the above object, the invention according to
A definite tag extraction means (S32) that extracts a plurality of presumed target tags with a first threshold value using at least one of phase change amount, velocity or acceleration, distance or angle information, and reception intensity.
Threshold calculation to calculate the second threshold value using at least one of the phase change amount, velocity or acceleration, distance or angle information, time from the first reading to the last reading, and reception intensity of the extracted multiple target tags. Means (S36) and
A sorting means (S42) for selecting a target tag to be detected from a target tag not extracted by the definite tag extracting means using the calculated second threshold value.
Have,
After selecting one target tag, when selecting the next target tag, the first threshold value or the second threshold value is corrected by using the determination result of the selection of the first target tag. And.
The reference numerals in the parentheses indicate the correspondence with the specific means described in the embodiments described later.
請求項1の発明では、位相変化量、速度もしくは加速度、距離もしくは角度情報、受信強度の少なくとも1つを用いた第1の閾値で確実に目標タグであるものを複数個抽出し、抽出した複数個の目標タグの位相変化量、速度もしくは加速度、距離もしくは角度情報、最初の読み取りから最後の読み取りまでの時間、受信強度の少なくとも1つを用いて第2の閾値を算出する。即ち、確実に目標タグである無線タグの検出値の相対値である第2の閾値を算出し、該第2の閾値を用いて、確実に目標タグであるとされなかった目標タグから検知したい目標タグを選別する。このため、請求項1の発明は、積荷の材質、吸湿性、反射波等の影響をキャンセルして確実に検知したい目標タグを選別することができ、また、抽出した複数個の目標タグから第2の閾値を算出するため、予め相対値を得るためのレファレンスタグを判別したいものに貼る必要が無い。
請求項1の発明では、1の目標タグを選別後、次の目標タグの選別の際に、1の目標タグの選別の判断結果を用いて第1の閾値、または、第2の閾値を補正する。2回目以降、目標タグが確実に選別され得る。
In the invention of
In the invention of
請求項2の発明では、位相変化量、速度もしくは加速度、距離もしくは角度情報、受信強度の少なくとも1つを用いた第3の閾値で確実に誤読タグであるものを抽出し、第2の閾値を用いて、誤読タグを除いて無線タグから検知したい目標タグを選別する。このため、選別処理が簡易化され、選別時間が短縮される。 In the invention of claim 2, a third threshold value using at least one of phase change amount, velocity or acceleration, distance or angle information, and reception intensity is surely extracted as a misread tag, and the second threshold value is set. Use to select the target tag you want to detect from the wireless tag, excluding the misread tag. Therefore, the sorting process is simplified and the sorting time is shortened.
請求項3の発明では、無線タグの移動により変化する位相変化量、速度もしくは加速度、距離もしくは角度情報の少なくとも1つを用いた第1の閾値で確実に移動している目標タグであるものを複数個抽出し、無線タグの移動により変化する抽出した複数個の目標タグの位相変化量、速度もしくは加速度、距離もしくは角度情報、最初の読み取りから最後の読み取りまでの時間、受信強度の少なくとも1つを用いて第2の閾値を算出する。このため、請求項3の発明は、積荷の材質、吸湿性、反射波等の影響をキャンセルして移動している無線タグを確実に選別することができる。 According to the third aspect of the present invention, a target tag that is reliably moving at a first threshold using at least one of phase change amount, velocity or acceleration, distance or angle information that changes due to the movement of the radio tag. At least one of the phase change amount, velocity or acceleration, distance or angle information, time from the first reading to the last reading, and reception strength of the extracted multiple target tags that are extracted and changed by the movement of the wireless tag. Is used to calculate the second threshold. Therefore, the invention of claim 3 can reliably select the moving wireless tag by canceling the influence of the material of the cargo, the hygroscopicity, the reflected wave, and the like.
請求項4の発明では、第1の閾値に用いる位相変化量、速度もしくは加速度、距離もしくは角度情報、受信強度を変化させる変化手段を更に備える。このため、第1の閾値が確実に取得される。 The invention of claim 4 further includes a changing means for changing the phase change amount, speed or acceleration, distance or angle information, and reception intensity used for the first threshold value. Therefore, the first threshold value is surely acquired.
請求項5の発明では、目標タグを選別した結果に基づき特定の表示を行う。例えば、目標タグが所定数検出されなかったときに、エラー表示が行われることで、再度、無線タグの読み取りを行わせることができる。 In the invention of claim 5 , a specific display is performed based on the result of selecting the target tag. For example, when a predetermined number of target tags are not detected, an error display is performed, so that the wireless tags can be read again.
請求項6の発明では、第2の閾値を、複数個の目標タグの受信強度の最大値の平均値もしくは中央値もしくは最頻値に基づき算出する。このため、棚卸しの際に、無線タグリーダ正面の読み取り対象とする棚に置かれた商品に貼られた受信強度の高い無線タグが読み取られ、読み取り対象ではない背面の棚に置かれた商品の反射波による受信強度の低い無線タグが誤読タグであると峻別される。
In the invention of
請求項7の発明では、第2の閾値を、複数個の目標タグの受信強度の平均値もしくは中央値の平均値もしくは最頻値、標準偏差に基づき算出する。このため、棚卸しの際に、無線タグリーダ正面の読み取り対象とする棚に置かれた商品に貼られた受信強度の高い無線タグが読み取られ、読み取り対象ではない背面の棚に置かれた商品の反射波による受信強度の低い無線タグが誤読タグであると峻別される。 In the invention of claim 7 , the second threshold value is calculated based on the average value or the median average value or the mode value and the standard deviation of the reception intensities of the plurality of target tags. Therefore, at the time of inventory, the wireless tag with high reception strength attached to the product placed on the shelf to be read in front of the wireless tag reader is read, and the reflection of the product placed on the back shelf that is not the reading target is read. A wireless tag with a low reception intensity due to waves is clearly distinguished as a misread tag.
請求項8の発明では、目標タグであるものを所定数抽出したことを指示するため、必要数の目標タグのデータが得られるまで作業者に無線タグに沿って教示動作を行わせることができる。 In the invention of claim 8 , since it is instructed that a predetermined number of target tags have been extracted, the worker can be made to perform the teaching operation along the wireless tag until the required number of target tag data is obtained. ..
請求項9の発明では、抽出した複数個の目標タグの受信強度のばらつき幅に応じて調整して第2の閾値を算出するため、単に受信強度だけでなく、目標タグと無線タグリーダとの距離が近い場合も遠い場合も適切に無線タグを選別することができる。 In the invention of claim 9 , since the second threshold value is calculated by adjusting according to the variation width of the reception strength of the plurality of extracted target tags, not only the reception strength but also the distance between the target tag and the wireless tag reader is calculated. Wireless tags can be properly sorted regardless of whether they are close or far.
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る無線タグリーダを備える搬送管理システムについて、図面を参照して説明する。
図1に示す搬送管理システム1は、製品等の搬送品Pに付されたRFタグ等の無線タグ30の移動状態を、無線タグリーダとして機能する無線タグリーダ10により検知することで、その無線タグ30が付された搬送品Pの移動状態等を管理するシステムとして構成されている。この搬送管理システム1は、図1に示すように、無線タグ30が付された搬送品Pが搬送される搬送経路中に配置されて無線タグ30を読み取る無線タグリーダ10と、この無線タグリーダ10による読み取り結果等を利用して搬送品Pに関する管理を行う管理装置20とを備えている。
[First Embodiment]
Hereinafter, a transport management system including a wireless tag reader according to the first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
The
無線タグリーダ10は、例えば公知のRFタグリーダによって構成されるものであり、図1に例示するように搬送経路に設けられるゲートに設置されており、無線タグ30から読み取った情報や無線タグ30の移動状態に関する情報等を管理装置20に出力するように構成されている。
The
無線タグリーダ10のハードウェア構成は、図2のようになっており、制御部11、記憶部12、通信処理部13、アンテナ14及び外部インタフェース15等を備えている。制御部11は、マイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有し、半導体メモリ等からなる記憶部12とともに情報処理装置を構成している。
The hardware configuration of the
また、通信処理部13は、図2に示すように、送信回路13b、受信回路13c等を備えている。送信回路13bは、例えば、キャリア発振器、符号化部、変調部及び増幅器等によって構成されている。キャリア発振器は、所定周波数のキャリア(搬送波)を出力しており、符号化部は、制御部11に接続され、制御部11より出力される送信データを符号化して変調部に出力している。変調部は、キャリア発振器からのキャリア(搬送波)及び符号化部からの送信データが入力されるものであり、キャリア発振器より出力されるキャリア(搬送波)に対し、通信対象へのコマンド送信時に符号化部より出力される符号化された送信符号(変調信号)によってASK(Amplitude Shift Keying)変調された被変調信号を生成し、増幅器に出力している。また、増幅器は、入力信号(変調部によって変調された被変調信号)を設定された増幅率で増幅しており、その増幅信号が送信信号としてアンテナ14に出力されるようになっている。
Further, as shown in FIG. 2, the
また、アンテナ14には、受信回路13cの入力端子が接続されており、アンテナ14によって受信された無線タグ30からの応答波に相当する電波信号(受信信号)は、受信回路13cに入力されるようになっている。受信回路13cは、例えば、増幅器、復調部等によって構成されており、アンテナ14によって受信された受信信号を増幅器によって増幅し、その増幅信号を復調部によって復調している。更に、その復調された信号波形に相当する信号を受信データとして制御部11に出力している。このように受信された無線タグ30の応答波の位相は、制御部11により、その測定時刻(受信時刻)に関連付けられて、順次記憶部12に記憶される。
Further, the input terminal of the receiving
また、外部インタフェース15は、管理装置20等の外部機器との間でのデータ通信を行うためのインタフェースとして構成されており、制御部11と協働して通信処理を行う構成をなしている。
Further, the
ここで、無線タグリーダ10の読取対象となる無線タグ30の電気的構成について、図3を参照して説明する。
図3に示すように、無線タグ30は、アンテナ31,電源回路32,復調回路33,制御回路34,メモリ35,変調回路36などによって構成されている。電源回路32は、アンテナ31を介して受信した無線タグリーダ10からの送信信号(キャリア信号)を整流、平滑して動作用電源を生成するものであり、その動作用電源を、制御回路34をはじめとする各構成要素に供給している。
Here, the electrical configuration of the
As shown in FIG. 3, the
また、復調回路33は、送信信号(キャリア信号)に重畳されているデータを復調して制御回路34に出力している。メモリ35は、ROM,EEPROM等の各種半導体メモリによって構成されており、制御プログラムや無線タグ30を識別するための識別情報(タグID)、或いは無線タグ30の用途に応じたデータなどが記憶されている。制御回路34は、メモリ35から上記情報やデータを読み出し、それを送信データとして変調回路36に出力する構成をなしており、変調回路36は、応答信号(キャリア信号)を当該送信データで負荷変調してアンテナ31から応答波として送信するように構成されている。なお、図2及び図3では、無線タグリーダ10及び無線タグ30の電気的構成の一例を挙げたが、電磁波を媒介として無線通信を行い得る構成であれば公知の他の電気的構成を用いてもよい。
Further, the
次に、管理装置20の構成について説明する。
管理装置20は、無線タグリーダ10から取得した各無線タグ30の読み取り結果や外部から取得した情報を利用して搬送品Pの搬送状態などを管理する装置として機能するものである。この管理装置20は、例えばコンピュータとして構成され、図4に示すように、CPU等からなる制御部21、液晶モニタ等として構成される表示部22、ROM、RAM、HDD等からなる記憶部23、マウスやキーボード等として構成される操作部24、無線タグリーダ10や上位機器等の外部機器との間でのデータ通信を行うための通信インタフェースとして構成される通信部25などを備えている。
Next, the configuration of the
The
次に、本実施形態に係る無線タグリーダ10の特徴的構成について詳述する。
本実施形態に係る無線タグリーダ10は、低速で移動している無線タグ30であってもその無線タグ30の移動状態を正確に検知するため、無線タグ30からの応答波の位相差を利用して無線タグ30の移動状態を検知する。具体的には、制御部11にてなされる測定処理により、通信処理部13を利用して、所定時間、測定した無線タグ30からの応答波の位相を、その測定時刻(受信時刻)に関連付けて記憶部12に記憶する。そして、制御部11にてなされるタグ検知処理では、記憶部12に記憶されている応答波の位相及びその測定時刻を読み出し、これらの位相に基づいて算出した位相差を累積加算した位相加算値に基づいて無線タグ30までの距離を測定する。なお、このように位相加算値に基づいて無線タグ30までの距離を測定する方法としては、例えば、特願2017-189510の明細書等に記載される方法を採用することができる。
Next, the characteristic configuration of the
The
これにより、図5(A)に示されるように、無線タグリーダ10(アンテナ14)の前を、無線タグ30を付した搬送品PがフォークリフトM等により直線的に搬送されている場合には、移動している無線タグ30(以下、移動タグ30aともいう)までの距離が時間とともに変化するように測定される。すなわち、上述のように測定される位相加算値に基づいて、無線タグ30からアンテナ14までの距離の変化が測定され、この測定結果に基づいて、無線タグ30の移動が検知される。このため、制御部11は、位相加算値に基づいて、無線タグ30からアンテナ14までの距離の変化を測定するとともに、この測定された距離の変化に関する測定結果に基づいて、無線タグ30の移動を検知する。
As a result, as shown in FIG. 5A, when the conveyed product P with the
一方、無線タグリーダ10の近傍でもアンテナ14の正面側(電波放射側)とならない位置に置かれる物品等に付されることで移動していない無線タグ30(以下、停止タグ30bともいう)、アンテナ14からの読み取り範囲(例えば0.5m)よりも離れている無線タグ(以下、遠距離停止タグ30c)は、通常、無線タグリーダ10により読み取られることはない。しかしながら、無線タグリーダ10(アンテナ14)の前をフォークリフト等の移動体Mが移動すると、この移動体Mによる電波の反射の影響により、停止タグ30bからの応答波が受信されてしまう場合がある。このような場合、移動体Mが移動するために停止タグ30b、遠距離停止タグ30cからの応答波の位相が変化するように測定されてしまうと、測定される距離が時間とともに変化してしまい、停止タグ30bが移動していると誤検知されてしまう可能性がある。また、周囲環境の影響等に起因して、停止タグ30bからの応答波を一時的に受信できない状態(ヌル状態)が生じる場合もあり、この状態も誤検知の一因となる可能性がある。
On the other hand, the wireless tag 30 (hereinafter, also referred to as a
このため、停止タグ30bからの応答波の位相を測定している場合でも、上述した反射位置の変化に応じて電波の反射経路が急変するために、停止タグ30b、遠距離停止タグ30cが移動しているように測定されてしまう。このため、第1実施形態の無線タグリーダ10は、検知したい目標タグと、意図せず読めた誤読タグとを含む無線タグ中から目標タグを選別する処理を行う。
Therefore, even when the phase of the response wave from the
図6(A)は、読めた無線タグ中で位相変化があったものの受信電力を示している。ここで、縦軸には受信電力[dBm]が、横軸には位相変化量(位相加算値)[deg]が取られる。図中□は停止タグ(誤読タグ)、●は移動タグを示している。第1実施形態では、先ず、例えば、位相変化量を1000deg以上という第1の閾値で確実に移動している目標タグが抽出される。そして、確実に目標タグであるもの受信電力平均値(例えば-55[dBm]が算出され、受信電力平均値(-55[dBm])よりも6[dB]低い値を第2の閾値(-61[dBm])で、確実に目標タグであるとはされなかった残りの無線タグに対して移動タグ△であるか停止タグ◇であるかが選別される。 FIG. 6A shows the received power of the readable radio tag, although the phase has changed. Here, the vertical axis represents the received power [dBm], and the horizontal axis represents the phase change amount (phase addition value) [deg]. In the figure, □ indicates a stop tag (misread tag), and ● indicates a move tag. In the first embodiment, first, for example, a target tag whose phase change amount is reliably moved by the first threshold value of 1000 deg or more is extracted. Then, the average received power value (for example, -55 [dBm]), which is definitely the target tag, is calculated, and a value 6 [dB] lower than the average received power value (-55 [dBm]) is set as the second threshold value (-). At 61 [dBm]), it is selected whether the movement tag Δ or the stop tag ◇ is used for the remaining radio tags that are not surely considered to be the target tags.
図7、図8のフローチャートが参照され、上述した無線タグリーダによる移動タグと停止タグとの選別処理が説明される。
先ず、無線タグが読み取られ、該無線タグの情報が取得される(S12)。ここでは、各無線タグID、位相、受信電力、読取時間等の情報が取得される。そして、読み取り回数が一定以上になったかが判断される(S14)。即ち、同一の無線タグに対しても複数回読み取りを繰り返されるため、読み取り回数が一定以上になるまでは(S14:No)、S12に戻り、読み取り情報が取得される。そして、読み取り回数が一定以上になると(S14:Yes)、読み取り情報が処理される(S16)。ここでは、取得した位相、読取時間から取得位相の位相差が積算され、位相変化量(位相加算値)[deg]を積算される。そして、移動判定処理が行われる(S30)。
With reference to the flowcharts of FIGS. 7 and 8, the sorting process of the moving tag and the stop tag by the wireless tag reader described above will be described.
First, the wireless tag is read and the information of the wireless tag is acquired (S12). Here, information such as each radio tag ID, phase, received power, and reading time is acquired. Then, it is determined whether the number of readings exceeds a certain level (S14). That is, since reading is repeated a plurality of times even for the same wireless tag, the process returns to S12 and the reading information is acquired until the number of readings exceeds a certain level (S14: No). Then, when the number of readings exceeds a certain level (S14: Yes), the reading information is processed (S16). Here, the phase difference of the acquired phase is integrated from the acquired phase and the reading time, and the phase change amount (phase addition value) [deg] is integrated. Then, the movement determination process is performed (S30).
図8は、図7中の移動判定処理(S30)のサブルーチンである。
先ず、位相差積算値(位相加算値)が閾値1(第1の閾値:1000deg)以上であるか判断される(S32)。位相差積算値が閾値1以上である無線タグ(図6(A)中の●)は移動タグであると確定され(S34)、全ての確定移動タグの平均受信電力が計算される(S36)。図6(A)を参照して上述したように、確実に目標タグであるもの受信電力平均値(例えば-55[dBm])が算出される。そして、図7のメインフローに戻り、S18の終了判定有りの判断を経て(S18:No)、S12の処理に戻る。
FIG. 8 is a subroutine of the movement determination process (S30) in FIG. 7.
First, it is determined whether the phase difference integrated value (phase addition value) is equal to or higher than the threshold value 1 (first threshold value: 1000 deg) (S32). The wireless tag whose phase difference integrated value is the
一方、位相差積算値(位相加算値)が閾値1(第1の閾値:1000deg)以上であるかの判断で、1000deg未満の場合(S32:No)、位相差積算値が閾値3(第3の閾値:500deg)以上であるかが判断される(S38)。ここでは、全く移動していな無線タグ、ほとんど移動していない無線タグが除去されることで、処理時間の短縮と処理負担の軽減が図られる。図6(A)中で□の無線タグが、位相差積算値が閾値3(第3の閾値:500deg)未満の無線タグとして(S38:No)、移動タグでは無いと判定される(S46)。 On the other hand, when it is judged whether the phase difference integrated value (phase addition value) is equal to or more than the threshold value 1 (first threshold value: 1000 deg) and less than 1000 deg (S32: No), the phase difference integrated value is the threshold value 3 (third). Threshold: 500 deg) or more is determined (S38). Here, by removing the wireless tags that have not moved at all and the wireless tags that have hardly moved, the processing time can be shortened and the processing load can be reduced. In FIG. 6A, it is determined that the wireless tag of □ is not a moving tag (S38: No) as a wireless tag having a phase difference integrated value less than the threshold value 3 (third threshold value: 500 deg) (S46). ..
他方、S38の位相差積算値が閾値3(第3の閾値:500deg)以上であるかを判断で、第3の閾値(500deg)以上であると判断された、図6(A)中の◇、△の無線タグは、全てのS34での移動タグが確定するまで、確定移動タグ取得済みの判断(S40:No)を経て、S46で移動タグではないと一旦判定される。そして、図6(A)中の◇、△の無線タグは、S34での全ての移動タグが確定し、確定移動タグ取得済みになると(S40:Yes)、S36で計算した全確定移動タグの平均受信電力(-55[dBm])との電力差が一定(6[dB])以下か、即ち、第2の閾値(-61[dBm])以上かが判断される(S42)。図6(A)中に示される△の無線タグは、第2の閾値(-61[dBm])以上であるため(S42:Yes)、移動タグと判定される(S44)。他方、図6(A)中に示される◇の無線タグは、第2の閾値(-61[dBm])未満であるため(S42:No)、移動タグではないと判定される(S46)。そして、図7のメインフローに戻り、S18の終了判定有りの判断を経て、終了判定有りとされ(S18:Yes)、この時点で、移動タグとされなかった未判定タグが停止タグとされ(S20)、処理が終了する。 On the other hand, ◇ in FIG. 6 (A), in which it was determined whether the phase difference integrated value of S38 was equal to or greater than the threshold value 3 (third threshold value: 500 deg) and was determined to be equal to or greater than the third threshold value (500 deg). The wireless tags of, Δ are once determined in S46 to be non-moving tags after the determination (S40: No) that the confirmed movement tags have been acquired until the movement tags in all S34s are confirmed. Then, as for the wireless tags of ◇ and Δ in FIG. 6A, when all the movement tags in S34 are confirmed and the confirmed movement tags have been acquired (S40: Yes), all the confirmed movement tags calculated in S36 are used. It is determined whether the power difference from the average received power (−55 [dBm]) is constant (6 [dB]) or less, that is, whether it is equal to or greater than the second threshold value (−61 [dBm]) (S42). Since the radio tag of Δ shown in FIG. 6A is equal to or higher than the second threshold value (−61 [dBm]) (S42: Yes), it is determined to be a mobile tag (S44). On the other hand, since the wireless tag of ◇ shown in FIG. 6A is less than the second threshold value (−61 [dBm]) (S42: No), it is determined that it is not a mobile tag (S46). Then, returning to the main flow of FIG. 7, after the determination that the end determination is made in S18, the end determination is made (S18: Yes), and the undetermined tag that was not the movement tag at this point is regarded as the stop tag (S18: Yes). S20), the process is completed.
第1実施形態の無線タグリーダ10では、無線タグの移動により変化する位相変化量を用いた第1の閾値で確実に移動している目標タグであるものを複数個抽出し、無線タグの移動により変化する抽出した複数個の目標タグの受信強度を用いて第2の閾値を算出する。このため、第1実施形態の無線タグリーダは、積荷の材質、吸湿性、反射波等の影響をキャンセルして確実に移動している無線タグを選別することができる。また、位相変化量のみでは困難な移動タグかの判断が、受信強度を組み合わせることで、適切に判断される。
In the
なお、第1実施形態の無線タグリーダ10では、無線タグの移動により変化する値(位相変化量)として、位相差積算値を用いたが、この代わりに、位相変化量平均値、位相変化量中央値、位相変化量最大値、位相変化量が所定値になるまでの時間の平均値、(位相変化量最大値-位相変化量最小値)/2、位相変化量最小値を用いことができる。
In the
更に、位相変化量の代わりに速度・加速度が用いられ得る。速度として、各タグ速度平均値の平均値、各タグ速度平均値の中央値、各タグ速度平均値の最大値、各タグ速度平均値の最小値、各タグ速度中央値の平均値、各タグ速度最大値の平均値が用いられ得る。更に、前述した速度を加速度に速度単位のものを加速度単位にしたものが用いられ得る。速度は、2周波数を有する無線タグを用い、位相の変化を時間微分することで算出される。加速度は、速度の変化の傾きを取ることで取得される。ここで、速度・加速度を用いて確定移動タグが決定される場合、速度が一定以上のタグを確定移動タグとする方法、加速度の全読取回数のうち取得した加速度情報の正負符号割合が1:1に近いものを確定移動タグとする方法、この両者を組み合わせ、正負符号割合が1:1に近いもの中で最も平均速度が大きいものを確定移動タグとする方法等が用いられ得る。 Further, velocity / acceleration can be used instead of the amount of phase change. As the speed, the average value of each tag speed average value, the median value of each tag speed average value, the maximum value of each tag speed average value, the minimum value of each tag speed average value, the average value of each tag speed median value, and each tag. The average value of the maximum velocity values can be used. Further, the speed unit described above may be used as the acceleration unit, and the speed unit may be used as the acceleration unit. The velocity is calculated by time-differentiating the change in phase using a radio tag having two frequencies. Acceleration is obtained by taking the slope of the change in velocity. Here, when the definite movement tag is determined using the speed / acceleration, the method of using the tag whose speed is constant or higher as the definite movement tag, and the positive / negative sign ratio of the acquired acceleration information among the total number of times of reading the acceleration is 1: A method in which a tag close to 1 is used as a definite movement tag, a method in which both of them are combined and a tag having the highest average speed among those having a positive / negative sign ratio close to 1: 1 is used as a definite movement tag can be used.
更に、位相変化量の代わりに角度・距離が用いられ得る。角度はアンテナを2素子にし、各アンテナ素子間の距離を取得した位相差を用いる周知技術により取得される。距離は、2周波数を有する無線タグを用い、2つの周波数と位相の差を用いる周知技術により取得される。角度として各タグ角度変化量の平均値、各タグ角度変化5°以上回数の平均、各タグ角度変化絶対値の平均、各タグ角度変化方向(+-)の割合、角度変化量30°に到達するまでの時間の平均が用いられ得る。更に、前述した角度を距離に角度単位にしたものを距離単位に変換したものが用いられ得る。ここで、角度・距離を用いて確定移動タグを決定する場合、図5(B)に示されるように角度が一定範(Δθ)囲内にあるものを確定移動タグとする方法が用いられる。 Further, an angle / distance can be used instead of the amount of phase change. The angle is acquired by a well-known technique using two antenna elements and a phase difference obtained by acquiring the distance between each antenna element. The distance is obtained by a well-known technique using a radio tag having two frequencies and using the difference between the two frequencies and the phase. As the angle, the average value of each tag angle change amount, the average number of times each tag angle change is 5 ° or more, the average of each tag angle change absolute value, the ratio of each tag angle change direction (+-), and the angle change amount of 30 ° are reached. The average time to do so can be used. Further, a distance unit obtained by converting the above-mentioned angle into a distance unit can be used. Here, when the definite movement tag is determined using the angle / distance, a method is used in which the definite movement tag has an angle within a certain range (Δθ) as shown in FIG. 5 (B).
図6(B)は無線タグリーダのアンテナ前方を通過する無線タグに対するアンテナから見たタグ角度を示す。横軸が時間(t[s] )で、縦軸が角度[deg]である。角度変化が一旦小さくなり、前方通過後、また増えている。これを利用し、角度の符号が変化したもの、角度の大きさが一定以上変化する等、角度が一定の変化したものを確定移動タグとする方法が用いられる。 FIG. 6B shows the tag angle seen from the antenna with respect to the wireless tag passing in front of the antenna of the wireless tag reader. The horizontal axis is time (t [s]), and the vertical axis is the angle [deg]. The change in angle has become smaller once, and has increased again after passing forward. Utilizing this, a method is used in which a tag with a constant change in angle, such as a tag with a change in the sign of the angle or a change in the magnitude of the angle by a certain amount or more, is used as a definite movement tag.
図6(C)は無線タグリーダのアンテナ前方を通過する無線タグに対するアンテナからの距離を示す。横軸が時間(t[s] )で、縦軸が距離[cm]である。距離が一旦小さくなり、前方通過後、また増えている。これを利用し、距離が近くなった後、遠くなった無線タグを確定移動タグとする方法が用いられ得る。また、設定した距離に近くなるものを確定移動タグとする方法、例えば、50cm以上動いた、90cm以内に近づいた等、一定以上距離が変化したものを確定移動タグとする方法が用いられ得る。角度・距離を組み合わせ、角度及び距離が一定の変化を示したものを確定移動タグとする方法が用いられ得る。 FIG. 6C shows the distance from the antenna to the radio tag passing in front of the antenna of the radio tag reader. The horizontal axis is time (t [s]), and the vertical axis is distance [cm]. The distance has decreased once, and has increased again after passing forward. Utilizing this, a method can be used in which a wireless tag that has become far away is used as a definite movement tag after the distance has become short. Further, a method of using a definite movement tag that is close to the set distance, for example, a method of using a definite movement tag that changes the distance by a certain amount or more, such as moving by 50 cm or more or approaching within 90 cm, can be used. A method can be used in which an angle / distance is combined and a tag showing a constant change in the angle / distance is used as a definite movement tag.
更に、位相変化量の代わりに、最初の読み取りから最後の読み取りまでの時間(読取時間)が用いられ得る。無線タグの読み取りは、無線タグリーダからの読み取り範囲に存在する限り、繰り返し行われるため、無線タグが移動して読み取り範囲外から読み取り範囲内に入ると最初の読み取りが行われ、範囲内から範囲外に出る前に最後の読み取りが行われる。他方、移動せずに読み取り範囲内に存在する無線タグは、読み取りが継続する。このため、読み取りが継続するタグを移動していないと判断することができる。閾値を用いて移動タグであると一旦判断されたものが、読み取りが継続する場合、移動タグでは無いと決定され得る。 Further, instead of the phase change amount, the time from the first reading to the last reading (reading time) can be used. The reading of the wireless tag is repeated as long as it is within the reading range from the wireless tag reader, so when the wireless tag moves and enters the reading range from outside the reading range, the first reading is performed and the range is out of range. The final read is done before going to. On the other hand, the radio tag that does not move and is within the reading range continues to be read. Therefore, it can be determined that the tag whose reading continues has not been moved. What is once determined to be a moving tag using the threshold value can be determined not to be a moving tag if reading continues.
読取時間が用いられる場合、各タグの読取時間からΔtが100msを超えた時間の総和を引いたものの平均値、各タグの読取時間中のΔtが100msを超えた時間の総和の割合、各タグの読取時間中のΔtが40msを下回った時間の総和の割合が用いられ得る。更に、各タグの読取時間の平均値、各タグでΔtが100msを超えた回数/読取回数、各タグの(Δt変化数位)の平均が用いられ得る。 When the reading time is used, the average value of the reading time of each tag minus the total time when Δt exceeds 100 ms, the ratio of the total time when Δt exceeds 100 ms during the reading time of each tag, and each tag. Percentage of the sum of the times when Δt during the reading time of is less than 40 ms can be used. Further, the average value of the reading time of each tag, the number of times Δt exceeds 100 ms / the number of readings of each tag, and the average of (number of changes in Δt) of each tag can be used.
更に、位相変化量の代わりに受信電力(RSSI)が用いられ得る。RSSIが用いられる場合、各タグRSSIの最大値の平均値、各タグRSSIの平均値の平均、各タグRSSIを-60[dBm]以上取れた際の値の平均値の平均、各タグRSSIを-60[dBm]以上取れた割合が用られ得る。更に、各タグRSSIの変化量の平均、各タグRSSIの変化軌跡の平均が用られ得る。 Further, the received power (RSSI) can be used instead of the phase change amount. When RSSI is used, the average value of the maximum value of each tag RSSI, the average value of each tag RSSI, the average value of the values when each tag RSSI is -60 [dBm] or more, and each tag RSSI are used. A ratio of -60 [dBm] or more can be used. Further, the average of the amount of change of each tag RSSI and the average of the change locus of each tag RSSI can be used.
[第1実施形態の第1改変例]
第1実施形態の第1改変例の無線タグリーダは、上述した図8の処理において、S36において、全確定移動タグの平均位相差積算値を求める。そして、S42の判断において、全確定移動タグの平均位相差積算値と未判定タグの位相差積算値の差が一定以下かに基づき、移動タグと判定するか、移動タグでは無いと判定するかが決定される。移動速度が速い場合等には、閾値1と共に閾値2に位相差積算値を用いることで適切に移動タグか否かが判断される。
[First modified example of the first embodiment]
In the process of FIG. 8 described above, the wireless tag reader of the first modification of the first embodiment obtains the average phase difference integrated value of all confirmed moving tags in S36. Then, in the determination of S42, whether it is determined to be a moving tag or not a moving tag based on whether the difference between the average phase difference integrated value of the all-determined moving tag and the phase difference integrated value of the undetermined tag is equal to or less than a certain value. Is determined. When the moving speed is high or the like, it is appropriately determined whether or not the tag is a moving tag by using the phase difference integrated value for the threshold value 2 together with the
[第1実施形態の第2改変例]
第1実施形態の第2改変例の無線タグリーダは、図5(A)に示される無線タグ30を付したフォークリフトによる搬送品Pが通過し、搬送品Pに対する処理後、次のフォークリフトが通過する際に、前回の選別の判断結果を用いて第1の閾値を補正する。
[Second modification of the first embodiment]
In the wireless tag reader of the second modification of the first embodiment, the conveyed product P by the forklift with the
図13(A)は第1実施形態の第2改変例の無線タグリーダによる図7のメインフロー後に行われる割り込み処理のフローチャートである。
1の目標タグの選別が終了したかが判断され(S112)、目標タグの選別が終了すると(S112:Yes)、目標タグ選別の判断結果を用いて第1閾値が補正される(S114)。例えば、第1実施形態で用いた位相差積算値が閾値1(第1の閾値:1000deg)が、目標タグ選別の判断結果を用いて大きく、または、小さくされる。その日の湿度状況等の影響がキャンセルされ、2回目以降の目標タグの選別が確実になされる。ここでは、閾値1が補正されたが、閾値2、閾値3が補正されることも可能である。また、前回、停止タグであると判断された無線タグの判断結果を次回に流用することもできる。
FIG. 13A is a flowchart of interrupt processing performed after the main flow of FIG. 7 by the wireless tag reader of the second modification of the first embodiment.
When it is determined whether the selection of the target tag of 1 is completed (S112) and the selection of the target tag is completed (S112: Yes), the first threshold value is corrected using the determination result of the target tag selection (S114). For example, the threshold value 1 (first threshold value: 1000 deg) of the phase difference integrated value used in the first embodiment is increased or decreased by using the determination result of target tag selection. The influence of the humidity condition of the day is canceled, and the selection of the target tag from the second time onward is surely performed. Here, the
[第2実施形態]
図9(A)は第2実施形態に係るPOSレジで用いられる無線タグリーダ110Aを示している。第2実施形態の無線タグリーダ110Aの無線タグ読取処理は図7、図8を参照して上述した第1実施形態と同様である。
図9(A)に示す無線タグリーダ110Aは、ベルトコンベア112上に乗せられた買い物籠CS内の商品に貼られた無線タグを読み取る。ベルトコンベア112に載せられた買い物籠CSは、図示しない無線タグリーダのアンテナまでの距離が変動するので、無線タグリーダは、その際の位相変化量、距離変化量、速度変化量の少なくともいずれか1つに基づき買い物籠CS内の確定できる無線タグを見つけ、確定タグと同様に受信電力(RSSI)が変動しているものを目標タグとして検知する。
[Second Embodiment]
FIG. 9A shows a
The
図13(B)は、第2実施形態の無線タグリーダによる図7のメインフロー後に行われる割り込み処理のフローチャートである。
無線タグリーダは、確定目標タグの選別が終了したか判断し(S122)、確定目標タグの選別が終了している場合(S122:Yes)、所定数の確定目標タグ、例えば、2枚の無線タグが確定目標タグとして抽出できたかが判断される(S124)。ここで、所定数の確定目標タグが抽出できている場合(S124:Yes)、処理が終了する。他方、所定数の確定目標タグが抽出できていない時には、確定目標タグを選別する際に用いた位相変化量、距離変化量、速度変化量を変化させる所定動作、ここでは、図9(A)に示すベルトコンベア112が反転され、無線タグリーダのアンテナから買い物籠CSが離れされる(S126)。そして、読取動作が再度行われる(S128)。
FIG. 13B is a flowchart of interrupt processing performed after the main flow of FIG. 7 by the wireless tag reader of the second embodiment.
The wireless tag reader determines whether the selection of the definite target tags has been completed (S122), and when the selection of the definite target tags has been completed (S122: Yes), a predetermined number of definite target tags, for example, two wireless tags. Is determined as a definite target tag (S124). Here, when a predetermined number of definite target tags have been extracted (S124: Yes), the process ends. On the other hand, when a predetermined number of definite target tags cannot be extracted, a predetermined operation for changing the phase change amount, the distance change amount, and the speed change amount used when selecting the definite target tags, here, FIG. 9A. The
第2実施形態の無線タグリーダ110Aでは、第1の閾値に用いる位相変化量、速度変化量、距離変化量を変化させる動作(S126)を備え、反転するベルトコンベア112が用いられる。このため、第1の閾値が確実に取得される。ここで、第2実施形態の無線タグリーダ110Aでは、位相変化量、距離変化量、速度変化量を変化させたが、加速度、角度情報、受信強度を変化させることもできる。
In the
[第2実施形態の第1改変例]
図9(B)は第2実施形態の第1改変例に係るPOSレジで用いられる無線タグリーダ110Bを示している。第2実施形態の第1改変例の無線タグリーダ110Bの無線タグ読取処理は図7、図8を参照して上述した第1実施形態と同様である。
図9(B)に示す無線タグリーダ110Bは、カートCMで搬送される商品に貼られた無線タグを読み取る。買い物客に押されたカートCMは、図示しない無線タグリーダのアンテナまでの距離が変動するので、その際の位相変化量、距離変化量、速度変化量の少なくともいずれか1つに基づき無線タグリーダ110Bは、カートCM内の確定できる無線タグを見つけ、確定タグと同様に受信電力(RSSI)が変動しているものを目標タグとして検知する。
[First modified example of the second embodiment]
FIG. 9B shows a
The
[第3実施形態]
図10は、第3実施形態の無線タグリーダ210を示している。第3実施形態の無線タグリーダ210は、棚卸しに用いられ、無線タグリーダの正面棚FRの商品Bを読み取り、背面棚RRの商品を誤読として判別する。無線タグリーダ210は表示器222、正面棚の読み取りを開始する開始スイッチ224を備える。
[Third Embodiment]
FIG. 10 shows the
商品Bと無線タグリーダ210とを相対移動させるため、作業者は、商品Bに沿って図中太線で示す教示動作を行い、第1実施形態と同様に位相変化量から確実に正面棚FRの商品Bであると言えるものを見つけ出す。そして、正面棚FRの商品Bとの受信強度が一定以内であるものが正面棚FRの商品であると判断される。
In order to move the product B and the
図14(A)は、第3実施形態の無線タグリーダによる教示指示処理を示すフローチャートである。
正面棚FRの前に操作者が立って、読み取り動作を開始する開始スイッチ224が操作されると(S132:Yes)、表示器222に正面棚の教示動作を行うように指示がなされる(S134)。目標数の移動タグが選別できるまで(S136:No)、教示動作を行う指示が継続される(S134)。そして、目標数の移動タグが選別できると(S136:Yes)、表示器222に教示動作を終了するように表示される(S138)。
FIG. 14A is a flowchart showing a teaching instruction process by the wireless tag reader of the third embodiment.
When the operator stands in front of the front shelf FR and the
第3実施形態の無線タグリーダ210では、目標タグであるものを所定数抽出したことを指示するため、必要数の目標タグのデータが得られるまで作業者に無線タグに沿って教示動作を行わせることができる。
In the
図14(B)は、第3実施形態の無線タグリーダによる確定目標タグ抽出失敗の処理を示すフローチャートである。
無線タグリーダは、教示による目標タグ選別が終了すると(S142:Yes)、所定数の確定目標タグが抽出できたかを判断する(S144)。ここで、所定数の確定目標タグが抽出できた場合(S144:Yes)、処理が終了する。他方、所定数の確定目標タグが抽出できなかった場合には(S144:No)、表示器222にエラー表示が行われ、無線タグリーダは、再度の教示動作を行うように作業者に促す(S146)。
FIG. 14B is a flowchart showing the processing of the definite target tag extraction failure by the wireless tag reader of the third embodiment.
When the selection of target tags by teaching is completed (S142: Yes), the wireless tag reader determines whether a predetermined number of definite target tags have been extracted (S144). Here, when a predetermined number of fixed target tags can be extracted (S144: Yes), the process ends. On the other hand, if a predetermined number of definite target tags cannot be extracted (S144: No), an error display is displayed on the
第3実施形態の無線タグリーダでは、目標タグを選別した結果に基づき特定の表示を行う。例えば、第3実施形態の無線タグリーダは、目標タグを所定数検出できなかったときに、エラー表示を行うことで、再度、作業者に無線タグの読み取りを行わせることができる。 In the wireless tag reader of the third embodiment, a specific display is performed based on the result of selecting the target tag. For example, the wireless tag reader of the third embodiment can make the operator read the wireless tag again by displaying an error when a predetermined number of target tags cannot be detected.
図15(A)は、目標タグと無線タグリーダ(正面棚)間の距離が短い場合のデータのばらつきを示す図であり、図15(B)は、目標タグと無線タグリーダ(正面棚)間の距離が長い場合のデータのばらつきを示す図である。横軸は受信強度(RSSI)を示し、縦軸は頻度(読み取れたタグ枚数)を示す。
図15(A)に示すように、距離が短い場合、目標タグのRSSIのばらつきは小さい。即ち、目標タグのRSSI値が3種類に収まっている。そして、目標タグのRSSIと誤読タグのRSSIのばらつきも小さい。即ち、最小RSSI値の目標タグと最大RSSI値の誤読タグとのRSSI値の差が小さい。
FIG. 15A is a diagram showing data variation when the distance between the target tag and the wireless tag reader (front shelf) is short, and FIG. 15B is a diagram showing the variation between the target tag and the wireless tag reader (front shelf). It is a figure which shows the variation of data when the distance is long. The horizontal axis shows the reception intensity (RSSI), and the vertical axis shows the frequency (the number of tags read).
As shown in FIG. 15A, when the distance is short, the variation in RSSI of the target tag is small. That is, the RSSI value of the target tag is within three types. The variation between the RSSI of the target tag and the RSSI of the misread tag is also small. That is, the difference in RSSI value between the target tag of the minimum RSSI value and the misread tag of the maximum RSSI value is small.
図15(B)に示すように、距離が長い場合、目標タグのRSSIのばらつきは大きい。即ち、目標タグのRSSI値が5種類に広まっている。そして、目標タグのRSSIと誤読タグのRSSIのばらつきも大きい。即ち、最小RSSI値の目標タグと最大RSSI値の誤読タグとのRSSI値の差が大きい。 As shown in FIG. 15B, when the distance is long, the variation in RSSI of the target tag is large. That is, the RSSI value of the target tag is widespread in five types. There is also a large variation between the RSSI of the target tag and the RSSI of the misread tag. That is, the difference in RSSI value between the target tag of the minimum RSSI value and the misread tag of the maximum RSSI value is large.
ここで、受信強度(RSSI)のみで正面棚か背面棚かを判別しようとしても、図15(A)、(B)を参照して上述したように無線タグリーダと正面棚までの距離差で、RSSIばらつき幅や目標タグと誤読タグのRSSI差が変化するため、目標タグと誤読タグを選別する閾値2は設定が困難である。このため、第3実施形態の無線タグリーダでは、RSSIばらつき幅の大小で、即ち、距離が短いか長いかで、閾値2の値に補正を加える。具体的には、目標タグのRSSIのばらつきは小さい場合、無線タグリーダは、図15(A)に示すように距離が短いと判断し、閾値2を上げ、目標タグの最小RSSI値に近づける。反対に、目標タグのRSSIのばらつきは大きい場合、無線タグリーダは、図15(B)に示すように距離が長いと判断し、閾値2を下げ、目標タグの最小RSSI値よりも低く設定する。 Here, even if an attempt is made to determine whether the front shelf or the back shelf is based only on the reception strength (RSSI), the difference in distance between the wireless tag reader and the front shelf is used as described above with reference to FIGS. 15A and 15B. Since the RSSI variation width and the RSSI difference between the target tag and the misread tag change, it is difficult to set the threshold value 2 for selecting the target tag and the misread tag. Therefore, in the wireless tag reader of the third embodiment, the value of the threshold value 2 is corrected depending on whether the RSSI variation width is large or small, that is, whether the distance is short or long. Specifically, when the variation in RSSI of the target tag is small, the wireless tag reader determines that the distance is short as shown in FIG. 15A, raises the threshold value 2, and approaches the minimum RSSI value of the target tag. On the contrary, when the variation in RSSI of the target tag is large, the wireless tag reader determines that the distance is long as shown in FIG. 15B, lowers the threshold value 2, and sets it lower than the minimum RSSI value of the target tag.
第3実施形態の無線タグリーダ210の無線タグ読取処理は図7、図8を参照して上述した第1実施形態と同様である。但し、図8中のS36での平均電力の算出と、S42での電力差が一定以下かの判断処理が異なる。即ち、第3実施形態では、図8中のS36での平均電力の算出の際に、データのばらつきを参照して算出した閾値2が補正される。そして、補正した閾値2以上かでS42の判断が行われる。図8中のフローチャートのS36での閾値2を求める第3実施形態でのサブルーチン処理が図11のフローチャートに示される。
The wireless tag reading process of the
先ず、位相差積算値が閾値1を超えるタグがn(例えば3)以上が判断される(S52)。ここで、2枚以下の場合(S52:Yes)、データのばらつきを求めることができないので、S54で、計算閾値(閾値2)として、移動タグ確定タグの平均受信電力から初期設定した閾値α(例えば10[dB])を引いた値が計算閾値(閾値2)とされ、サブルーチン処理が終了する。
First, it is determined that n (for example, 3) or more tags whose phase difference integrated value exceeds the
他方、位相差積算値が閾値1を超えるタグがn(例えば3)を超える場合(S52:Yes)、移動タグの受信電力中央値と分散(最大値-最小値)が計算される(S56)。そして、分散が任意値m(例えば、3[dB])以上か、即ち、データのばらつきが小さいか判断される(S58)。ここで、分散が3[dB]以上の場合(S58:Yes)、計算閾値(閾値2)として、移動タグの受信電力中央値から分散を引いた値が計算閾値(閾値2)とされ(S60)、サブルーチン処理が終了する。他方、分散が3[dB]未満の場合(S58:No)、計算閾値(閾値2)として、移動タグ確定タグの平均受信電力から初期設定した閾値α(例えば10[dB])を引いた値が計算閾値(閾値2)とされ(S62)、サブルーチン処理が終了する。 On the other hand, when the tag whose phase difference integrated value exceeds the threshold value exceeds n (for example, 3) (S52: Yes), the median received power and the variance (maximum value-minimum value) of the mobile tag are calculated (S56). .. Then, it is determined whether the variance is an arbitrary value m (for example, 3 [dB]) or more, that is, whether the data variation is small (S58). Here, when the variance is 3 [dB] or more (S58: Yes), the value obtained by subtracting the variance from the median received power of the mobile tag as the calculation threshold (threshold 2) is set as the calculation threshold (threshold 2) (S60). ), The subroutine processing ends. On the other hand, when the variance is less than 3 [dB] (S58: No), the value obtained by subtracting the initially set threshold value α (for example, 10 [dB]) from the average received power of the mobile tag confirmation tag as the calculation threshold value (threshold value 2). Is set to the calculation threshold value (threshold value 2) (S62), and the subroutine processing ends.
第3実施形態の無線タグリーダでは、抽出した複数個の目標タグの受信強度のばらつき幅に応じて調整して第2の閾値を算出するため、単に受信強度だけでなく、目標タグと無線タグリーダとの距離が近い場合も遠い場合も適切に無線タグを選別することができる。 In the wireless tag reader of the third embodiment, since the second threshold value is calculated by adjusting according to the variation width of the reception strength of the extracted plurality of target tags, not only the reception strength but also the target tag and the wireless tag reader Wireless tags can be properly sorted regardless of whether the distance is short or long.
第3実施形態の無線タグリーダでは、第2の閾値を受信電力中央値を用いたが、この代わりに、複数個の目標タグの受信強度の最大値の平均値もしくは最頻値に基づき算出することもできる。このため、棚卸しの際に、第3実施形態の無線タグリーダは、無線タグリーダ正面の読み取り対象とする棚に置かれた商品に貼られた受信強度の高い無線タグを読み取り、読み取り対象ではない背面の棚に置かれた商品の反射波による受信強度の低い無線タグを誤読タグであると峻別することができる。 In the wireless tag reader of the third embodiment, the median received power is used as the second threshold value, but instead, it is calculated based on the average value or the mode of the maximum received strengths of a plurality of target tags. You can also. Therefore, at the time of inventory, the wireless tag reader of the third embodiment reads the wireless tag with high reception strength attached to the product placed on the shelf to be read in front of the wireless tag reader, and the wireless tag reader on the back surface which is not the reading target. A wireless tag with a low reception intensity due to a reflected wave of a product placed on a shelf can be clearly distinguished as a misread tag.
[第3実施形態の第1改変例]
図15(C)は、位相変化量が閾値を超えるものが多く、ばらつきが少ない場合を示す図であり、図15(D)は、図15(C)のデータを受信電力に置き換えた図であり、飛び値処理の説明図である。図15(C)は、位相変化量が閾値を超えるものが多く、ばらつきが少ない場合には、第3実施形態の第1改変例の無線タグリーダでは、受信電力の閾値2を従来よりも高くする。これにより、図15(D)に示される飛び値が誤読タグであると判断される。
[First modified example of the third embodiment]
FIG. 15C is a diagram showing a case where the phase change amount often exceeds the threshold value and the variation is small, and FIG. 15D is a diagram in which the data of FIG. 15C is replaced with the received power. Yes, it is an explanatory diagram of the jump value processing. In FIG. 15C, when the amount of phase change often exceeds the threshold value and the variation is small, the threshold value 2 of the received power is set higher than in the conventional case in the wireless tag reader of the first modification of the third embodiment. .. As a result, it is determined that the skip value shown in FIG. 15D is a misread tag.
第3実施形態の第1改変例の無線タグリーダ210の無線タグ読取処理は図7、図8を参照して上述した第1実施形態と同様である。但し、図8中のS36での平均電力の算出と、S42での電力差が一定以下かの判断処理が異なる。即ち、第3実施形態の第1改変例では、図8中のS36での平均電力の算出の際に、データのばらつきを参照して算出した閾値2が補正される。そして、補正した閾値2以上かでS42の判断が行われる。図8中のフローチャートのS36での閾値2を求める第3実施形態でのサブルーチン処理が図12のフローチャートに示される。
The wireless tag reading process of the
先ず、位相差積算値が閾値1を超えるタグがn(例えば3)以上か判断される(S72)。ここで、2枚以下の場合(S72:Yes)、データのばらつきを求めることができないので、S74で、計算閾値(閾値2)として、移動タグ確定タグの平均受信電力から初期設定した閾値α(例えば10[dB])を引いた値が計算閾値(閾値2)とされ、サブルーチン処理が終了する。
First, it is determined whether or not the number of tags whose phase difference integrated value exceeds the
他方、位相差積算値が閾値1を超えるタグがn(例えば3)を超える場合(S72:No)、移動タグの受信電力標準偏差:δが算出される(S76)。そして、受信電力標準偏差δが、標準偏差閾値m1(例えば10[dB])より大きく、標準偏差閾値m2(例えば3[dB])より小さいかが判断される(S78)。ここで、受信電力標準偏差δが、10[dB])より大きく、3[dB])より小さい場合(S78:Yes)、移動タグの受信電力中央値から受信電力標準偏差δを引いた値が計算閾値(閾値2)とされ(S80)、サブルーチン処理が終了する。他方、受信電力標準偏差δが、10[dB])より小さく、または、3[dB])より大きい場合(S78::No)、計算閾値(閾値2)として、移動タグ確定タグの平均受信電力から初期設定した閾値α(例えば10[dB])を引いた値が計算閾値(閾値2)とされ(S82)、サブルーチン処理が終了する。
On the other hand, when the tag whose phase difference integrated value exceeds the
第3実施形態の第1改変例に係る無線タグリーダでは、抽出した複数個の目標タグの受信強度のばらつき幅に応じて調整して第2の閾値を算出するため、単に受信強度だけでなく、データに飛び値が有る場合も適切に無線タグを選別することができる。 In the wireless tag reader according to the first modification of the third embodiment, since the second threshold value is calculated by adjusting according to the variation width of the reception strength of the extracted plurality of target tags, not only the reception strength but also the reception strength is calculated. Even if the data has a jump value, the wireless tag can be appropriately selected.
第3実施形態の第1改変例に係る無線タグリーダでは、第2の閾値を受信電力標準偏差から算出したが、この代わりに複数個の目標タグの受信強度の平均値もしくは中央値の平均値もしくは最頻値、標準偏差に基づき算出することもできる。これにより、棚卸しの際に、第3実施形態の第1改変例の無線タグリーダは、無線タグリーダ正面の読み取り対象とする棚に置かれた商品に貼られた受信強度の高い無線タグを読み取り、読み取り対象ではない背面の棚に置かれた商品の反射波による受信強度の低い無線タグを誤読タグであると峻別することができる。 In the wireless tag reader according to the first modification of the third embodiment, the second threshold value is calculated from the received power standard deviation, but instead, the average value or the average value of the reception strengths of a plurality of target tags or the average value or the median value is used. It can also be calculated based on the mode and standard deviation. As a result, at the time of inventory, the wireless tag reader of the first modification of the third embodiment reads and reads the wireless tag with high reception strength attached to the product placed on the shelf to be read in front of the wireless tag reader. It is possible to distinguish a wireless tag having a low reception intensity due to a reflected wave of a product placed on a shelf on the back surface, which is not a target, as a misread tag.
10…無線タグリーダ
14…アンテナ
30…無線タグ
30a…移動タグ
30b…停止タグ
110A、110B…無線タグリーダ
112…ベルトコンベア
210…無線タグリーダ
222…表示器
B…商品
FR…正面棚
M…フォークリフト
P…搬送品
RR…背面棚
10 ...
Claims (9)
位相変化量、速度もしくは加速度、距離もしくは角度情報、受信強度の少なくとも1つを用いた第1の閾値で目標タグと推定されるものを複数個抽出する確定タグ抽出手段と、
抽出した複数個の目標タグの位相変化量、速度もしくは加速度、距離もしくは角度情報、最初の読み取りから最後の読み取りまでの時間、受信強度の少なくとも1つを用いて第2の閾値を算出する閾値算出手段と、
前記算出された第2の閾値を用いて、前記確定タグ抽出手段により抽出されなかった目標タグから検知したい目標タグを選別する選別手段と、を有し、
1の目標タグを選別後、次の目標タグの選別の際に、前記1の目標タグの選別の判断結果を用いて前記第1の閾値、または、前記第2の閾値を補正することを特徴とする無線タグリーダ。 A wireless tag reader that selects target tags from wireless tags that include target tags that you want to detect and misread tags that you could unintentionally read.
A definite tag extraction means for extracting a plurality of presumed target tags with a first threshold value using at least one of phase change amount, velocity or acceleration, distance or angle information, and reception intensity.
Threshold calculation to calculate the second threshold value using at least one of the phase change amount, velocity or acceleration, distance or angle information, time from the first reading to the last reading, and reception intensity of the extracted multiple target tags. Means and
It has a sorting means for selecting a target tag to be detected from a target tag not extracted by the definite tag extracting means using the calculated second threshold value.
After selecting one target tag, when selecting the next target tag, the first threshold value or the second threshold value is corrected by using the determination result of the selection of the first target tag. Wireless tag reader.
位相変化量、速度もしくは加速度、距離もしくは角度情報、受信強度の少なくとも1つを用いた第3の閾値で誤読タグと推定されるものを抽出する誤読タグ抽出手段を備え、
前記選別手段は、前記算出された第2の閾値を用いて、前記誤読タグ、及び、前記確定タグ抽出手段により抽出されなかった目標タグから検知したい目標タグを選別することを特徴とする無線タグリーダ。 The wireless tag reader according to claim 1.
A misread tag extraction means for extracting what is presumed to be a misread tag by a third threshold value using at least one of phase change amount, velocity or acceleration, distance or angle information, and reception intensity is provided.
The selection means is a wireless tag reader, which uses the calculated second threshold value to select a target tag to be detected from the misread tag and the target tag not extracted by the definite tag extraction means. ..
前記目標タグは相対的に移動している無線タグであって、
前記誤読タグは移動していない無線タグであり、
前記確定タグ抽出手段は、位相変化量、速度もしくは加速度、距離もしくは角度情報の少なくとも1つを用いた第1の閾値で目標タグと推定されるものを複数個抽出し、
前記閾値算出手段は、抽出した複数個の目標タグの位相変化量、速度もしくは加速度、距離もしくは角度情報、最初の読み取りから最後の読み取りまでの時間、受信強度の少なくとも1つを用いて第2の閾値を算出することを特徴とする無線タグリーダ。 The wireless tag reader according to claim 1 or 2.
The target tag is a wireless tag that is relatively moving, and is
The misread tag is a wireless tag that has not moved.
The definite tag extraction means extracts a plurality of tags estimated to be target tags with a first threshold value using at least one of phase change amount, velocity or acceleration, distance or angle information.
The threshold value calculation means uses at least one of the phase change amount, velocity or acceleration, distance or angle information, time from the first reading to the last reading, and reception intensity of the plurality of extracted target tags. A wireless tag reader characterized by calculating a threshold.
前記第1の閾値に用いる位相変化量、速度もしくは加速度、距離もしくは角度情報、受信強度を変化させる変化手段を更に備えることを特徴とする無線タグリーダ。 The wireless tag reader according to any one of claims 1 to 3 .
A wireless tag reader further comprising a changing means for changing the phase change amount, speed or acceleration, distance or angle information, and reception intensity used for the first threshold value.
目標タグを選別した結果に基づき特定の表示を行うことを特徴とする無線タグリーダ。 The wireless tag reader according to claim 4 .
A wireless tag reader characterized in that a specific display is made based on the result of selecting a target tag.
前記第2の閾値を、複数個の目標タグの受信強度の最大値の平均値もしくは中央値もしくは最頻値に基づき算出することを特徴とする無線タグリーダ。 The wireless tag reader according to claim 1 or 2.
A wireless tag reader, characterized in that the second threshold value is calculated based on an average value, a median value, or a mode value of the maximum values of the reception strengths of a plurality of target tags.
前記第2の閾値を、複数個の目標タグの受信強度の平均値もしくは中央値の平均値もしくは最頻値、標準偏差に基づき算出することを特徴とする無線タグリーダ。 The wireless tag reader according to claim 1 or 2.
A wireless tag reader, characterized in that the second threshold value is calculated based on an average value or a median average value or a mode value of a plurality of target tags and a standard deviation.
前記目標タグであるものを所定数抽出したことを指示する指示手段を備えることを特徴とする無線タグリーダ。 The wireless tag reader according to claim 1 or 2.
A wireless tag reader comprising an instruction means for instructing that a predetermined number of the target tags have been extracted.
前記確定タグ抽出手段は、位相変化量、速度もしくは加速度、距離もしくは角度情報の少なくとも1つを用いた第1の閾値で目標タグと推定されるものを複数個抽出し、
前記閾値算出手段は、抽出した複数個の目標タグの受信強度のばらつき幅に応じて調整して前記第2の閾値を算出することを特徴とする無線タグリーダ。 The wireless tag reader according to any one of claims 6 to 8 .
The definite tag extraction means extracts a plurality of tags estimated to be target tags with a first threshold value using at least one of phase change amount, velocity or acceleration, distance or angle information.
The threshold value calculation means is a wireless tag reader, characterized in that the second threshold value is calculated by adjusting according to the variation width of the reception intensity of the extracted plurality of target tags.
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