JP7094086B2 - 配信構成管理装置、配信構成管理プログラム、及び情報配信システム - Google Patents

配信構成管理装置、配信構成管理プログラム、及び情報配信システム Download PDF

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Description

本発明は、配信構成管理装置、配信構成管理プログラム、及び情報配信システムに関し、例えば、映像情報や音声情報等を含むマルチメディアデータを複数のユーザー端末に配信する情報配信システムに適用し得るものである。
近年、情報通信技術の発達により、遠隔の離れた場所にいる者同士が、あたかも同じ場所にいるかのようにコミュニケーションをとったり、共同作業を行ったりする技術が注目されている。この種の技術の実現を図るために、複数の映像情報や音声情報等を含むマルチメディアデータを情報配信装置(例えば、配信サーバー等)が複数のユーザー(ユーザー端末)に配信している。
例えば、マルチメディアデータを複数のユーザーに配信する場合、ビデオカメラ等の映像ソースやマイク等の音声ソースから得たマルチメディアデータを持つ配信元(配信サーバー)が、映像や音声などを含むデータを要求するユーザーに対して、UDPパケット等を用いたユニキャスト通信で配信する方法が用いられる。
このようなユニキャスト通信では、同じデータを要求するユーザー端末数が増加すると、配信サーバーは、ユーザー数に応じたユニキャスト通信路の数だけ同じデータを複製して配信するため、ネットワークの帯域幅を浪費して、十分な数のユーザーに配信できないという問題がある。
また、ユニキャスト通信ではなくマルチキャスト通信を用いてデータの複製を配信経路の途中のルーターで行うことによりネットワーク帯域の浪費を防止する方法も存在するが、経路上のすべてのルーターがマルチキャスト通信に対応する必要があり、一般には普及していない。
このような問題への対策として、アプリケーションレベルマルチキャストと呼ばれる方法が知られている。これは、配信を受けているユーザーが中継ノードとなり、さらに別のユーザーに対して再配信することにより、ユーザーのアプリケーションのみで多数のユーザーへのマルチキャストを実現する方法である。
このようなアプリケーションレベルマルチキャストでは、配信経路をいかに構築するかがシステム全体の配信性能に大きく影響する。
例えば、特許文献1に記載の技術では、アプリケーションレベルマルチキャストを用いて配信を行う配信ツリーを、配信パスのスループット等を計測することによって、状況に応じて配信ツリーを切り替えていく方法が開示されている。
また、初期の配信ツリーの構築については、新規のノードと各ノードとのネットワーク遅延等を計測して、又は特許文献1では、過去のスループットの記憶から推定して、実際のスループット等の計測結果に基づいて配信ツリーを構築する方法が開示されている。
特開2007-235681号公報
しかしながら、実際のルーターなどの物理的なネットワーク構成を把握しない状態で、スループットの計測結果などが得られていない新規のノードを配信ツリーに参加させる場合には、ランダムに配信可能なノードを新規ノードの親ノードとして選出するなどにより配信ツリーを構築するしかなく、十分な計測結果が得られるまでは非効率な配信ツリーとなってしまうなどの問題があった。
また、実際の配信データ以外のデータをスループット等の計測の目的で多数のノードと送受信することは好ましくなく、特に例えばリアルタイムの映像配信など、計測結果が収集できるよりも早期に配信ツリーに参加させたい場合や、配信を受けていた親ノードが離脱してしまった場合に迅速に配信ツリーを再構築したい場合など、スループット等の計測結果に依存しない配信ツリーの構築方法が望まれている。
そのため、配信データを配信するツリー状のネットワーク(配信ツリー)を迅速かつ効率的に構築できる配信構成管理装置、配信構成管理プログラム、及び情報配信システムが望まれている。
第1の本発明は、配信データの配信元である配信元ノードを頂点としてツリー状のネットワークで構築された複数の受信ノードの配信ツリーの構成を管理する配信構成管理装置において、(1)前記配信元ノード及び複数の前記受信ノードの少なくともネットワークアドレスを含むノード情報と、前記配信ツリーの構成情報とを記憶する記憶部と、(2)前記配信ツリーに新規に参加又は前記配信ツリーの再構成が必要な前記受信ノードである対象ノードに対して、前記記憶部に記憶された前記ノード情報と前記配信ツリーの構成情報とから、前記配信データを直接受信する元となる親ノードと成り得る親ノード候補の情報を生成する親ノード候補生成部と、(3)前記対象ノードの前記ネットワークアドレス、及び前記親ノード候補生成部で生成される前記親ノード候補の前記ネットワークアドレスに基づき、前記対象ノードと前記親ノード候補の前記ネットワークアドレス間の距離情報を算出するネットワークアドレス間距離計算部と、(4)前記ネットワークアドレス間の距離情報を用いて、前記親ノード候補の内から前記対象ノードの前記親ノードを決定する親ノード選択部と、(5)前記親ノード選択部で選択された結果に従い、前記配信ツリーの構成情報を更新する配信ツリー情報更新部とを有し、(6)前記ネットワークアドレス間距離計算部は、前記対象ノードの前記ネットワークアドレスと、前記親ノード候補の前記ネットワークアドレスのプレフィックス部分の一致長に基づいて、前記ネットワークアドレス間の距離情報を算出することを特徴とする。
第2の本発明の配信構成管理プログラムは、配信データの配信元である配信元ノードを頂点としてツリー状のネットワークで構築された複数の受信ノードの配信ツリーの構成を管理する配信構成管理装置に搭載されるコンピュータを、(1)前記配信元ノード及び複数の前記受信ノードの少なくともネットワークアドレスを含むノード情報と、前記配信ツリーの構成情報とを記憶する記憶部と、(2)前記配信ツリーに新規に参加又は前記配信ツリーの再構成が必要な前記受信ノードである対象ノードに対して、前記記憶部に記憶された前記ノード情報と前記配信ツリーの構成情報とから、前記配信データを直接受信する元となる親ノードと成り得る親ノード候補の情報を生成する親ノード候補生成部と、(3)前記対象ノードの前記ネットワークアドレス、及び前記親ノード候補生成部で生成される前記親ノード候補の前記ネットワークアドレスに基づき、前記対象ノードと前記親ノード候補の前記ネットワークアドレス間の距離情報を算出するネットワークアドレス間距離計算部と、(4)前記ネットワークアドレス間の距離情報を用いて、前記親ノード候補の内から前記対象ノードの前記親ノードを決定する親ノード選択部と、(5)前記親ノード選択部で選択された結果に従い、前記配信ツリーの構成情報を更新する配信ツリー情報更新部として機能させ、(6)前記ネットワークアドレス間距離計算部は、前記対象ノードの前記ネットワークアドレスと、前記親ノード候補の前記ネットワークアドレスのプレフィックス部分の一致長に基づいて、前記ネットワークアドレス間の距離情報を算出することを特徴とする。
第3の本発明は、配信データの配信元である配信元ノードと、前記配信元ノードを頂点としてツリー状のネットワークで構築された複数の受信ノードと、配信ツリーの構成を管理する配信構成管理装置とを備える情報配信システムにおいて、(1)前記受信ノードは、受信した前記配信データを他の前記受信ノードに再配信するものであり、(2)前記配信構成管理装置として、第1の本発明の配信構成管理装置を適用したことを特徴とする。
本発明によれば、配信データを配信するツリー状のネットワーク(配信ツリー)を迅速かつ効率的に構築できる。
実施形態に係る配信構成管理部の特徴部分である親ノード決定処理部の詳細構成を示すブロック図である。 実施形態に係る情報配信システムの全体構成を示す全体構成図である。 実施形態に係る受信ノードの構成を示すブロック図である。 実施形態に係る情報配信システムの物理的なネットワークの構成とIPアドレスの一例を示す図である。
(A)主たる実施形態
以下では、本発明に係る情報配信装置、情報配信プログラム、通信端末、通信処理プログラム及び情報配信システムの実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A-1)実施形態の構成
(A-1-1)全体構成
図2は、実施形態に係る情報配信システムの全体構成を示す全体構成図である。
図2において、この実施形態に係る情報配信システム1は、配信構成管理サーバー10、配信元ノード20、及び複数の受信ノード30-1~30-5を有する。なお、以下では、受信ノードに共通する処理や構成を説明するときには、受信ノード30と表現して説明する。図2では、5台の受信ノード30を示しているが、受信ノード30の数はこれに限定されるものではない。
配信元ノード20は、映像や音声等のコンテンツデータ、ビデオカメラ等の映像ソースからの映像データ、マイク等の音声ソースからの音響データなどのマルチメディア情報の配信元(配信サーバー)である。配信元ノード20は、配信構成管理サーバー10の指示に応じて、複数の受信ノード30の内、直接の配信先となる受信ノード30に対して情報の送信を行う。
受信ノード30は、配信元ノード20又は他の受信ノード30から、WAN(Wide Area Network)、広域LAN(Local Area Network)等に代表される種々様々なネットワーク(有線無線を問わない)を介して情報を受信し、配信された情報を利用する。さらに、受信ノード30は、配信構成管理サーバー10の指示に応じて、自身を親としている受信ノード30(以下、「子ノード」とも呼ぶ)に対して、受信した配信情報の再配信を行う。なお、子ノードの親に当たる受信ノード30(又は配信元ノード20)を「親ノード」と呼ぶものとする。
配信構成管理サーバー10は、配信構成管理部11を備え、配信元ノード20や各受信ノード30間の配信ツリーの構成を管理し、新規の受信ノード30の参加の場合や、受信ノード30の離脱に伴う配信ツリーの再構成の際に、配信元ノード20や受信ノード30に対して配信ツリーの構成の指示を行う。
なお、情報配信システム1では、配信元ノード20は複数存在しても良い。その場合、配信構成管理サーバー10は、配信ツリーをそれぞれの配信元ごとに管理する。例えば、情報配信システム1は、複数の拠点にそれぞれ配信元ノード20を配置し、複数拠点間で双方向に情報を配信しあうことでコミュニケーションを実現するような構成としても良い。
(A-1-2)配信構成管理サーバー10(配信構成管理部11)の主要な構成
図1は、実施形態に係る配信構成管理部の特徴部分である親ノード決定処理部の詳細構成を示すブロック図である。なお、図1に示す親ノード決定処理部の各構成は、一部又は全部についてソフトウェア的に構成しても良い。
図1において、親ノード決定処理部110は、配信ツリー記憶部113、親ノード候補生成部114、ネットワークアドレス間距離計算部111、及び親ノード選択部112を有する。
親ノード決定処理部110は、配信ツリーの再構成時に、再構成の必要な受信ノード30(以下、「対象ノード」とも呼ぶ)の配信元となる親ノードを決定するものである。
配信ツリー記憶部113は、各ノードに関するノード情報(例えば、IPアドレス)と配信ツリーの構成状態(接続状態)を記憶するものである。
親ノード候補生成部114は、配信ツリー記憶部113に記憶された、配信ツリーに参加する配信元ノード20、受信ノード30の内から、新規追加などの配信パスの割り当てが必要な対象ノードのノード情報に対して、配信元の親ノードとなりうる候補(以下、「候補ノード」とも呼ぶ)に関する情報を生成するものである。
ネットワークアドレス間距離計算部111は、入力される対象ノードに関する対象ノード情報の内の対象ノードのネットワークアドレス情報と、親ノード候補生成部114で生成される、親ノードの候補となる候補ノード情報の内のネットワークアドレス情報から、ネットワークアドレス間の近さを示す距離を算出するものである。
親ノード選択部112は、ネットワークアドレス間距離計算部111で得られた、ネットワークアドレス間の距離情報を用いて、候補ノードの内から対象ノードの親ノードとするノードを決定するものである。親ノード選択部112の選択結果に従って、配信ツリー記憶部113は配信ツリーの構成を更新する。
(A-1-3)受信ノード30の構成
図3は、実施形態に係る受信ノードの構成を示すブロック図である。なお、図3に示す受信ノードの各構成は、一部又は全部についてソフトウェア的に構成しても良い。
図3において、受信ノード30は、親ノードからの配信データを受信する受信部301、受信したデータに対して表示等の処理を行う受信データ処理部302、子ノードに対して再送信が必要な場合に受信データの再送信を行う再送信部303、及びデータの送受信を制御する配信制御部304を有する。
(A-2)実施形態の動作
次に、この実施形態に係る情報配信システム1における処理の動作を、図面を参照して説明する。
(A-2-1)全体(情報配信システム1)の概要動作
図2に示すように、マルチメディア情報などの情報の配信元である配信元ノード20は、情報の受信者である受信ノード30(30-1~30-5)に対してアプリケーションレベルマルチキャストを用いて情報の配信を行う。
情報の配信経路となる配信ツリーの構成状態は、配信構成管理サーバー10が管理しており、配信元ノード20や受信ノード30との間で、各ノードに関するノード情報や配信ツリーの構成に関わる情報をやり取りすることにより、動的なノードの追加や離脱に応じた配信ツリーの再構築を行う。ここでは配信ツリーの構成に関わる構成要素のみを説明するが、具体的な配信パスとなる通信路を設定するためのシグナリング等については任意の方法を用いることができ、例えば、配信構成管理サーバー10がノード間のシグナリングを中継するシグナリングサーバーを兼務するような構成としても良い。
まず、配信元ノード20は、自身のネットワークアドレス情報としてIPアドレス情報を含むノード情報を配信構成管理サーバー10に通知する。また、受信ノード30(30-1~30-5)は、自身のネットワークアドレス情報としてIPアドレス情報を含むノード情報を配信構成管理サーバー10に通知する。以下、ネットワークアドレスとしてはIPアドレスを用いる例で説明する。
配信構成管理サーバー10は、その主たる構成要素である配信構成管理部11において、配信元ノード20や受信ノード30(30-1~30-5)からのノード情報を記憶して配信ツリーの構成を決定し、それぞれのノードに対して配信パスの接続相手に関わる情報を通知する。
配信元ノード20及び受信ノード30(30-1~30-5)は、配信パスに従った接続相手との通信路を確保する。配信元ノード20は自身が保持する配信情報の送信を接続相手の受信ノード30(図2の例では、受信ノード30-1)に行う。受信ノード30は親ノードからの配信データの受信を行い、自身が子ノードを持つ場合には、受信した配信データの再送信を行う。例えば、受信ノード30-1は、配信元ノード20から配信データを受信すると、子ノードである受信ノード30-2、30-5に対して、配信データの再送信を行う。
また、新規に受信ノード30が配信ツリーに参加する場合には、配信構成管理サーバー10は、新規の受信ノード30から通知されるノード情報に従って、配信元となる親ノードを割り当てる。割り当てられた親ノードが、新規受信ノード30への配信を開始することにより、配信ツリーの構築を行う。
一方、配信ツリーに参加している受信ノード30中から任意のノードが配信ツリーから離脱した場合には、配信構成管理サーバー10は、離脱したノードを親ノード(や祖先ノード)としていた受信ノード30への配信が停止してしまうため、配信が停止してしまう受信ノード30に対して、新たな親ノードの割り当てを行う。親ノードの再割り当ては、離脱ノードの直接の子ノードに対してのみ行っても良いし、直接の子ノード以外にも、子ノードの子孫のノードに対しても再割り当てを行っても良い。これらの受信ノード30に対して、親ノードの再割り当てを行うことにより、配信ツリーの再構築を行う。
(A-2-2)親ノード決定処理部110の詳細動作
図1で示すように、配信構成管理サーバー10(配信構成管理部11)の親ノード決定処理部110では、親ノードの割り当てが必要となった対象ノードに関するIPアドレス情報を含む対象ノード情報を入力し、割り当てられた親ノードに関する親ノード情報を出力する。
対象ノード情報が入力されると、親ノード候補生成部114は、配信ツリー記憶部113を参照して、配信ツリーに参加している配信元ノード20や受信ノード30の内で、対象ノードに対して情報を配信可能なノードを候補ノードとして生成する。なお、ノードの離脱に伴う再構成の場合には、対象ノードの子孫ノードは配信可能なノードではなく、候補ノードには含めない。また、この際、親ノード候補生成部114は、例えば、予め設定したツリーの分岐数(子ノードの数)の上限や、配信元ノード20からの配信ツリーの深さ(経由ノード数)の上限などの条件を満たさないノードは候補ノードとしないように構成しても良い。
それぞれの候補ノードに対して、ネットワークアドレス間距離計算部111は、対象ノードのIPアドレス情報と、候補ノードのIPアドレス情報を基に、IPアドレス間の近さに相当するIPアドレス間距離を算出する。IPアドレス間距離の算出方法については後述する。
親ノード選択部112は、得られた各候補ノードに対するIPアドレス間距離等の情報を用いて、候補ノードの内から最適な親ノードを選択し、選択された親ノード情報を出力する。
配信ツリー記憶部113は、上記手順により、決定された対象ノードと親ノードの接続関係と、それぞれのノード情報を、配信ツリー構成状態を更新することで記憶する。
(A-2-3)IPアドレス間距離の算出処理
次に、ネットワークアドレス間距離計算部111でのIPアドレス間距離の算出処理について説明を行う。
IPアドレスは、それ自身では物理なネットワークの接続状態に関する情報を保持していない。しかし、ルーターではIPアドレスのプレフィックス(上位ビット部分)ごとの経路テーブルによってルーティング先を決定するなどの方法が用いられるため、同じ組織や同じ拠点では共通のプレフィックスのIPアドレスを付与したり、また、ルーターの経路テーブルの集約(同じ経路へのテーブルエントリの集約)のために、同じ物理的な経路を通るネットワークに対して共通のプレフィックスとなるIPアドレスを付与することが多い。また、同じルーター配下の同じサブネットワークでは、IPアドレスの内のネットワーク部となるプレフィックス部分は同じ値となる。
従って、この実施形態では、2つのIPアドレス間の距離に相当する指標として、IPアドレスのプレフィックス部分の一致長(2つのIPアドレスの上位ビットから何ビットが一致しているか)を、用いてIPアドレス間距離を算出(推定)する。
図4は、実施形態に係る情報配信システムの物理的なネットワークの構成とIPアドレスの一例を示す図である。
例えば、図4では、3つの地区が存在し、それぞれ10.1.0.0/16,10.2.0.0/16,10.3.0.0/16というように16ビットプレフィックスのアドレス空間を利用しているとする。また、地区内では、10.1.1.0/24,10.1.2.0/24,10.1.3.0/24というように24ビットプレフィックスのアドレス空間を、それぞれのサブネットワークで利用しているとする。
受信ノード30-Aに対して、同じサブネット内の受信ノード30-B、サブネットは異なるが同じ地区内の受信ノード30-C、異なる地区内の受信ノード30-Dを考えると、それぞれが持つIPアドレスは、例えば、以下のようになる。
受信ノード30-A:10.1.1.aa
受信ノード30-B:10.1.1.bb
受信ノード30-C:10.1.2.cc
受信ノード30-D:10.2.dd.dd
この際の受信ノード30-AのIPアドレスと、受信ノード30-B、受信ノード30-C、受信ノード30-DのIPアドレスのプレフィックスの一致長は、受信ノード30-Bで24ビット以上、受信ノード30-Cで、16ビット以上24ビット未満、Dで16ビット未満となる。つまり、受信ノード30-Aから、物理ネットワーク的により近いノードほど大きな値を持つこととなる。
親ノード決定処理部110では、例えば、単純にはネットワークアドレス間距離計算部111で算出されたIPアドレスプレフィックスの一致長が最大となる候補ノードを親ノードとして選択する。すなわち、図4の例では、親ノード決定処理部110は、受信ノード30-Aに対して受信ノード30-Bを親ノードとして選択する。さらに、親ノード決定処理部110は、ノード情報に付帯するその他の情報(例えばノードの処理能力など)も加味して、親ノードを決定するようにしても良い。
以上のように、親ノード決定処理部110は、各ノードのIPアドレス情報を用いることで、実際のスループット等の計測を行わずに、物理ネットワーク的により近いことが期待できる候補ノードを親ノードとして選択して配信ツリーを構築できる。
なお、親ノード決定処理部110は、さらに実際に配信を開始してからの配信パスごとの配信データ送受信のスループット等の計測結果に基づいて、動的に配信経路を更新していくような方法も併用するように構成しても良い。例えば、親ノード決定処理部110は、スループットの出ていない配信パスから受信している受信ノード30を検出し、この受信ノード30を対象ノードとして、現在の親ノード(と対象ノードの子孫ノード)を除外した親ノード候補から上記と同様な選択を行うなどして動的に配信経路を更新していくような構成も可能である。
(A-2-4)受信ノード30の動作
次に、受信ノード30のアプリケーションマルチキャストを用いた情報の配信処理について説明を行う。
配信制御部304は、受信ノード30の自身のIPアドレス情報を含むノード情報を、配信構成管理サーバー10内の配信構成管理部11に通知する。
配信構成管理部11からは、前述のように受信ノード30の配信元となる親ノードが選択されて、親ノード情報が配信制御部304に通知される。
配信制御部304は、親ノード及び受信部301間の通信路を確保して、受信部301による親ノードからの配信データの受信が開始される。
受信したデータは、受信データ処理部302により、例えば映像データの場合は表示したり、音声データの場合は再生したりするなど、受信ノード30が要求している配信データを利用する処理を行う。
受信データは、さらに、自身を親ノードとするような他の受信ノード30が存在することを配信構成管理部11から通知されている場合には、再送信部303から、自身の子ノードに対して配信データの再送信を行う。子ノードが存在しない場合は、再送信は行わない。
(A-3)実施形態の効果
以上のように、この実施形態によれば、以下のような効果が得られる。
配信構成管理サーバー10は配信構成管理部11(親ノード決定処理部110)を有することにより、アプリケーションマルチキャストを用いた情報の配信ツリーに、新規に参加する、又は親ノードの離脱による配信ツリーの再構築の際に、配信元となるノードの選択が必要となった対象ノードに対して、物理的なネットワークトポロジー的に近い位置であることが期待できる親ノードを選定することができるようになった。これにより、情報配信システム1において、配信ツリーが非効率となってしまうという課題を軽減することが可能となる。
また、配信構成管理部11(親ノード決定処理部110)は実際のスループットの計測等を行わずにノード選択が可能であるので、迅速に配信ツリーを構築でき、また、スループット計測等のための余分なトラフィックの発生量も低減することができる。
(B)他の実施形態
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(B-1)上記実施形態では、映像データや音声データ等を配信する情報配信システムに適用する例を説明したが、これに限らず、種々様々な情報配信システム(例えば、文書やプレゼンテーション等の様々な情報を配信するシステム)にも適用可能である。
(B-2)また、上記実施形態ではネットワークアドレスとして、IPv4アドレスを用いる例を説明したが、IPv6アドレスでも同様にプレフィックスの一致長を用いることによりIPアドレス間の距離を算出することが可能である。そして、IPv6ネットワークや、その他のネットワーク、また、IPv4とIPv6が混在するネットワークなど、様々なネットワーク上での配信システムにも本発明を適用可能である。
1…情報配信システム、10…配信構成管理サーバー、11…配信構成管理部、20…配信元ノード、30(30-1~30-5、30-A~30-D)…受信ノード、110…親ノード決定処理部、111…ネットワークアドレス間距離計算部、112…親ノード選択部、113…配信ツリー記憶部、114…親ノード候補生成部、301…受信部、302…受信データ処理部、303…再送信部、304…配信制御部。

Claims (11)

  1. 配信データの配信元である配信元ノードを頂点としてツリー状のネットワークで構築された複数の受信ノードの配信ツリーの構成を管理する配信構成管理装置において、
    前記配信元ノード及び複数の前記受信ノードの少なくともネットワークアドレスを含むノード情報と、前記配信ツリーの構成情報とを記憶する記憶部と、
    前記配信ツリーに新規に参加又は前記配信ツリーの再構成が必要な前記受信ノードである対象ノードに対して、前記記憶部に記憶された前記ノード情報と前記配信ツリーの構成情報とから、前記配信データを直接受信する元となる親ノードと成り得る親ノード候補の情報を生成する親ノード候補生成部と、
    前記対象ノードの前記ネットワークアドレス、及び前記親ノード候補生成部で生成される前記親ノード候補の前記ネットワークアドレスに基づき、前記対象ノードと前記親ノード候補の前記ネットワークアドレス間の距離情報を算出するネットワークアドレス間距離計算部と、
    前記ネットワークアドレス間の距離情報を用いて、前記親ノード候補の内から前記対象ノードの前記親ノードを決定する親ノード選択部と、
    前記親ノード選択部で選択された結果に従い、前記配信ツリーの構成情報を更新する配信ツリー情報更新部とを有し、
    前記ネットワークアドレス間距離計算部は、前記対象ノードの前記ネットワークアドレスと、前記親ノード候補の前記ネットワークアドレスのプレフィックス部分の一致長に基づいて、前記ネットワークアドレス間の距離情報を算出する
    ことを特徴とする配信構成管理装置。
  2. 前記対象ノードは、前記配信ツリーに参加している前記受信ノードが離脱した場合に、離脱した前記受信ノードから直接配信を受けていた前記受信ノードであることを特徴とする請求項1に記載の配信構成管理装置。
  3. 前記対象ノードは、離脱した前記受信ノードから前記配信ツリーにおける下位に属する全ての前記受信ノードであることを特徴とする請求項に記載の配信構成管理装置。
  4. 前記配信元ノードは複数であり、
    前記記憶部は、それぞれの前記配信元ノードを頂点としてツリー状のネットワークで構築された複数の前記受信ノードに基づく、複数の前記配信ツリーの構成情報を記憶し、
    前記親ノード候補生成部は、前記対象ノードの前記配信データを特定する情報に基づき、複数の前記配信ツリーの内から1の前記配信ツリーを特定し、特定された前記配信ツリーに属する前記配信元ノードと前記受信ノードの中から前記親ノード候補を生成する
    ことを特徴と請求項1~のいずれかに記載の配信構成管理装置。
  5. 前記親ノード候補生成部は、前記配信ツリーの分岐数の所定の上限、又は前記配信元ノードから前記配信ツリーの深さの所定の上限を超える前記受信ノードを前記親ノード候補から除外することを特徴とする請求項1~のいずれかに記載の配信構成管理装置。
  6. 前記親ノード選択部は、前記対象ノードの前記ネットワークアドレスと、前記親ノード候補の前記ネットワークアドレスのプレフィックス部分の一致長が最大となる前記親ノード候補を、前記親ノードとして選択することを特徴する請求項に記載の配信構成管理装置。
  7. 前記親ノード選択部は、前記対象ノードの前記ネットワークアドレスと、前記親ノード候補の前記ネットワークアドレスのプレフィックス部分の一致長の情報の他に、前記親ノード候補の処理能力を示す情報等の他の情報も加味して前記親ノードを決定することを特徴する請求項に記載の配信構成管理装置。
  8. 前記対象ノードは、自身と現在の前記親ノードとの間の前記配信データの送受信のスループット等の計測結果に基づいて、現在の前記親ノードの変更が必要な前記受信ノードであって、
    前記親ノード選択部は、前記配信ツリーにおける前記対象ノードの下位に属する全ての前記受信ノードと現在の前記親ノードを前記親ノード候補として除外して、前記親ノードを選択する
    ことを特徴とする請求項1~のいずれかに記載の配信構成管理装置。
  9. 配信データの配信元である配信元ノードを頂点としてツリー状のネットワークで構築された複数の受信ノードの配信ツリーの構成を管理する配信構成管理装置に搭載されるコンピュータを、
    前記配信元ノード及び複数の前記受信ノードの少なくともネットワークアドレスを含むノード情報と、前記配信ツリーの構成情報とを記憶する記憶部と、
    前記配信ツリーに新規に参加又は前記配信ツリーの再構成が必要な前記受信ノードである対象ノードに対して、前記記憶部に記憶された前記ノード情報と前記配信ツリーの構成情報とから、前記配信データを直接受信する元となる親ノードと成り得る親ノード候補の情報を生成する親ノード候補生成部と、
    前記対象ノードの前記ネットワークアドレス、及び前記親ノード候補生成部で生成される前記親ノード候補の前記ネットワークアドレスに基づき、前記対象ノードと前記親ノード候補の前記ネットワークアドレス間の距離情報を算出するネットワークアドレス間距離計算部と、
    前記ネットワークアドレス間の距離情報を用いて、前記親ノード候補の内から前記対象ノードの前記親ノードを決定する親ノード選択部と、
    前記親ノード選択部で選択された結果に従い、前記配信ツリーの構成情報を更新する配信ツリー情報更新部と
    して機能させ、
    前記ネットワークアドレス間距離計算部は、前記対象ノードの前記ネットワークアドレスと、前記親ノード候補の前記ネットワークアドレスのプレフィックス部分の一致長に基づいて、前記ネットワークアドレス間の距離情報を算出する
    ことを特徴とする配信構成管理プログラム。
  10. 配信データの配信元である配信元ノードと、前記配信元ノードを頂点としてツリー状のネットワークで構築された複数の受信ノードと、配信ツリーの構成を管理する配信構成管理装置とを備える情報配信システムにおいて、
    前記受信ノードは、受信した前記配信データを他の前記受信ノードに再配信するものであり、
    前記配信構成管理装置として、請求項1~のいずれかに記載の配信構成管理装置を適用したことを特徴とする情報配信システム。
  11. 前記受信ノードは、
    自身の前記親ノードに該当する前記配信元ノード又は他の前記受信ノードからの前記配信データを受信する受信部と、
    受信した前記配信データに対して所定の処理を行う受信データ処理部と、
    他の前記受信ノードに対して再送信が必要な場合に前記配信データの再配信を行う再送信部と、
    前記配信データの送受信を制御する配信制御部とを有し、
    前記配信制御部は、自身の前記ネットワークアドレスを、前記配信構成管理装置に通知し、前記配信構成管理装置から自身の前記親ノード及び再送信が必要な他の前記受信ノードの情報を取得する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報配信システム。
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