より明確に本発明の実施例を説明するために、上記において、実施例または先行技術の説明で必要となる図面を簡単に説明し、明らかに、上記に記載されている図面は、単なる本発明の幾つかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、これらの図面に基づいてその他の図面が得ることができる。
下記において、本発明の実施例の図面を結合し、本発明の実施例の技術案を明確的、全面的に説明し、当然、説明されている実施例は、本発明の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本発明の実施例に基づいて、当業者は、創造的な労力を払わずに得られた全てのその他の実施例は、本発明の範囲内である。
本明細書に使用される用語「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」などはコンピュータに関連するエンティティ、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、又は実行中のソフトウェアを表すことに用いられる。例えば、コンポーネントは、プロセッサで実行されているプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プログラム及び/又はコンピュータであってもよいが、これらに限定されない。図面に示すように、コンピューティングデバイスで動作しているアプリケーション及びコンピューティングデバイスは全てコンポーネントであってもよい。一つ又は複数のコンポーネントはプロセス及び/又は実行スレッドに常駐することができ、コンポーネントは一つのコンピュータに置かれてもよく及び/又は2つ以上のコンピュータの間に配布してもよい。その他、これらのコンポーネントは、様々なデータ構造が記憶されている様々なコンピュータ可読媒体から実行されてもよい。ここで、コンポーネントは例えば一つ又は複数のデータグループを有する信号に基づいて、ローカル及び/又は遠隔プロセスにより通信することができ、データグループは、例えばローカルシステム、分散型システム及び/又はネットワーク間の別のコンポーネントとインタラクションを行う二つのコンポーネントからのデータであっても良い。
本発明の実施例の技術案は、現行のセルラー通信システム、例えば、グローバル移動体通信(GSM:Global System of Mobile Communication)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)、長期進化型(LTE:Long Term Evolution)などのシステムに適用することが可能であり、サポートする通信は、主に音声とデータに関する通信に関わっている。通常、一つの従来の基地局は、サポートする接続数が限られており、実現しやすい。
次世代移動通信システムは、従来の通信だけではなく、M2M(Machine to Machine)通信、又はMTC(Machine Type Communication)通信とも称する通信もサポートする。予測によれば、2020年まで、ネットワークに接続するMTCデバイスは、500~1000億にも達し、現在の接続の数より大幅に超えることになる。M2Mタイプのサービスは、それのサービスタイプが様々であるため、ネットワークに対する要求が大きく相違している。大雑把に言うと、下記のいくつかの要求が存在する。
信頼性のある伝送であるが、遅延に敏感ではない。
低遅延であり、高信頼性のある伝送。
信頼性のある伝送で、遅延に敏感ではないサービスに対して、比較的に処理しやすいが、V2V(Vehicle to Vehicle)サービス又はV2X(Vehicle to Everything)サービスのような低遅延で、高信頼性のある伝送のようなサービスに対して、短い伝送遅延だけではなく、信頼性も求められている。伝送の信頼性がない場合、再送を引き起こすことによって、大幅な伝送遅延になり、要求を満たせない。
大量の接続が存在することによって、将来の無線通信システムが現在の通信システムと大きく相違する。端末デバイスのアクセスのために大量の接続がより多くのリソースを消耗しなければならなく、端末デバイスにおけるデータ伝送に関係するスケジューリングシグナリングを伝送するために、もっと多くのリソースが消耗される。本発明の実施例による技術案は、上記のリソース消耗問題を有効に解決することができる。
本発明は端末デバイスと結合して各実施例を説明している。端末デバイスは、ユーザ装置(UE:User Equipment)、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザサイト、移動サイト、遠隔サイト、遠隔端末、移動デバイス、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント又はユーザデバイス等とも称される。端末デバイスは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Networks)内のステーション(ST:STATION)であっても良く、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、無線ローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)サイト、パーソナルデジタル処理(PDA:Personal Digital Assistant)、無線通信機能を備えるハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続された他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおける端末装置又は将来の進化型公共公共陸地移動ネットワーク(PLMN:Public Land Mobile Network)ネットワークにおける端末デバイス等であってもよい。
また、本発明はネットワークデバイスを結合して各実施例を説明している。ネットワークデバイスは、基地局のような移動デバイスと通信するデバイスであっても良く、ネットワークデバイスは、WLANにおけるアクセスポイント(AP:Access Point)、GSM又はシンボル分割多元接続CDMA(CDMA:Code Division Multiple Access)における基地局(BTS:Base Transceiver Station)であっても良く、WCDMAにおける基地局(NB:NodeB)であっても良く、さらにLTE内の又は進化型基地局(eNB又はeNodeB:Evolutional Node B)、又は中継局又はアクセスポイント、又は車載デバイス、ウェアラブルデバイス、および将来の5Gネットワークにおける端末デバイス又は将来の進化型PLMNネットワークにおけるネットワークデバイスなどであっても良い。
本発明の実施例において、管理デバイスは、各ネットワークデバイスと通信することができる(例えば、有線通信が可能であり、無線通信も可能である)。
選択肢として、当該管理デバイスは、移動管理エンティティMMEである。
具体的、限定ではなく例として、MMEを使用して本発明の実施例における管理デバイスとすることができる。
移動管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)は、3GPPプロトコルLTEアクセスネットワークの重要な制御ノードであり、中継を含み、アイドルモードである端末デバイスへの定位、発呼を担当し、簡単に説明すると、MMEはシグナリング処理を担当している。それは、ベアラ(bearer)活性化/クローズに関わり、UEが初期化して接続してくる時に、MMEは、このUEにサービスゲートウェイ(SGW:Serving GateWay)を選択してあげる。また、MMEは、ホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)とのインタラクションによってユーザを認証し、ユーザに一時な識別子を割り当てることができる。MMEは、法律の許可範囲内で、傍受、モニタリングをを行うことができる。
なお、以上に列挙しているMMEの機能は例示的な説明であり、本発明はそれを限定しない。本発明の実施例におけるMMEは、現行通信プロトコルに定められたMMEの各機能を実施することができる。また、MMEは、本発明の実施例における管理デバイスの一例に過ぎず、その他のネットワークデバイスと通信し、しかも記憶機能を有する任意のデバイスは、本発明の範囲内であり、例えば、当該基地局は、基地局の制御装置であっても良い。
また、本発明の各々の態様又は特徴は、方法、装置又は標準化プログラミング、及び/又は、工程技術の製品として実現されても良い。本発明に使用されている用語「製品」は、任意のコンピュータでの読み取り可能な機器、キャリア、又は媒体からアクセスするコンピュータプログラムを含む。例えば、コンピュータで読み取り可能な媒体は、磁気記憶装置(例えば、ハードディスク、フロッピー又は磁気テープなど)、光ディスク(例えば、圧縮ディスク(CD:Compact Disk)、デジタル汎用ディスク(DVD:Digital Versatile Disk)など)、スマートカードとフラッシュメモリー(例えば、消去可能、プログラム可能な読み取り専用な記憶装置(EPROM:Erasable Programmable Read-Only Memory)、カード、メモリ・スティック又はキー・ドライブなど)を含むが、それらに限らない。また、本文に記述する各種の記憶媒体は、情報を記憶する一つの又は複数のデバイス、及び/又は、その他の機器での読み取り可能な媒体に代表的に用いられる。用語「機器での読み取り可能な媒体」は、無線チャネルと、命令、及び/又は、データを記憶、包含、及び/又は、ベアラする各種のその他の媒体とを含むが、それらに限らない。
図1は、本発明における無線通信方法に適する通信システムの概略図である。図1に示すように、当該通信システム100は、ネットワークデバイス102(即ち、第1のネットワークデバイスの一例)、ネットワークデバイス104(即ち、第2のネットワークデバイスの一例)、端末デバイス106、及び管理デバイス108を含む。
ここで、ネットワークデバイス(例えば、ネットワークデバイス102又は端末デバイス106)は、複数のアンテナを含むことが可能である。また、ネットワークデバイスは、送信機と受信機とを付加的に含むことが可能であり、当業者は、それらのすべては信号の送信と受信に関する複数のコンポーネント(例えばプロセッサ、変調器、多重化器、マルチプレクサ、デマルチプレクサ又はアンテナなど)を含むことを理解することができる。
ネットワークデバイスは、一つ又は複数の端末デバイス(例えば、端末デバイス106)と通信できる。さらに、ネットワークデバイスが端末デバイスのような任意数の端末デバイスと通信できると理解することが可能である。端末デバイスは、例えば、セルラー電話、スマートフォン、ポータブルコンピュータ、ポータブル通信デバイス、ポータブル計算デバイス、衛星無線装置、グローバル定位システム、PDA及び/又は無線通信システム100上で通信するための任意のその他の適切なデバイスであっても良い。
また、ネットワークデバイスは、順方向リンクによって端末デバイスに情報を送信し、逆方向リンクによって端末デバイスから情報を受信することができる。
例えば、在周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システムにおいて、例えば、順方向リンクと逆方向リンクで使用可能な帯域が異なる。
さらに例えば、時分割複信(TDD:Time Division Duplex)システムと全二重(Full Duplex)システムにおいて、順方向リンクと逆方向リンクとは共通の帯域を使用することができる。
通信に用いられるように設計される各アンテナ(又は複数のアンテナグループより構成されるアンテナグループ)、及び/又は、エリアは、ネットワークデバイスのセクタと称される。例えば、アンテナグループをネットワークデバイスのカバレッジ領域のセクタ内の端末デバイスと通信するように設計することが可能である。ネットワークデバイスが順方向リンク1を介して端末デバイスとにそれぞれ通信を行う過程において、ネットワークデバイスの送信アンテナは、ビームフォーミングを利用して順方向リンクの信号対雑音比を改善することが可能である。また、ネットワークデバイスが単独のアンテナでそれのすべての端末デバイスに信号を送信する方式と比べて、ネットワークデバイスがビームフォーミングを利用して、相関するカバレッジ領域内のランダム的に分散されている端末デバイスに信号を送信する時に、隣接セル内の移動デバイスは比較的に少ない干渉を受ける。
所定の時間において、ネットワークデバイス又は端末デバイスは、無線通信送信装置、及び/又は、無線通信受信装置であっても良い。データを送信する時に、無線通信送信装置は、データを符号化して伝送を行う。具体的に、無線通信送信装置は、チャネルを介して無線通信受信装置に送信しようとする一定の数のデータビットを取得(例えば、生成、その他の通信装置から受信、又は記憶装置に記憶するなど)することができる。このようなデータビットは、データの伝送ブロック(又は複数の伝送ブロック)内に含まれても良く、伝送ブロックが分割されて複数のコードブロックが生成されても良い。
また、本発明の実施例において、管理デバイス108と通信システム100内の各ネットワークデバイス(例えば、ネットワークデバイス102、及びネットワークデバイス104)との間に通信リンクが設けられ、即ち、管理デバイス108と通信システム100内の各ネットワークデバイスとの間で(優先方式又は無線方式によって)情報伝送を行うことができる。
なお、当該通信システム100は、PLMNネットワーク又はD2Dネットワーク又はM2Mネットワーク又はその他のネットワークであっても良く、図1は単なる例示的な概略図であり、ネットワークにその他のネットワークデバイスも含まれても良く、図1に図示していない。また、図1に示される例におけるネットワークデバイスと端末デバイスの数は例示的な説明だけであり、本発明はそれに限らない。
本発明の実施例における無線通信方法は、端末デバイスが一つのネットワークデバイスのカバレッジ範囲から、別のネットワークデバイス(例えば、第1のネットワークデバイス)に移動する時の場面に適用でき、つまり、端末デバイスのサービスネットワークデバイスを一つのネットワークデバイスから別のネットワークデバイス(例えば、第1のネットワークデバイス)に変更する場面に適用できる。
一般性を失うことなく、以下において、端末デバイスが基地局#Aのカバレッジ範囲から基地局#B(即ち、第1のネットワークデバイスの一例)に移動する時の具体的な過程を例として、つまり、端末デバイスのサービスネットワークデバイスを基地局#Aから基地局#Bに変更する必要がある時の具体的な過程を例として、本発明の実施例における無線通信方法を詳しく説明する。
図2には、第1のネットワークデバイス(例えば、基地局#B)を視点として説明する本発明の実施例における無線通信方法200の概略的なフローチャートが示されている。図2に示すように、当該方法200は、S210~S230を含む。
S210において、第1の時間帯において、第1のネットワークデバイスは、端末デバイスより送信された第1の要求メッセージを受信し、当該第1の要求メッセージが、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立、又は復元するように当該第1のネットワークデバイスに要求するために用いられる。
S220において、当該第1のネットワークデバイスは、当該第1の要求メッセージに基づいて、当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得し、ここで、管理デバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報が記憶されており、当該端末デバイスのコンテキスト情報が、第2のネットワークデバイスにより当該管理デバイスに送信されたものであり、当該第2のネットワークデバイスが、当該第1の時間帯の前に最後の一つの、当該端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新するネットワークデバイスである。
S230において、当該第1のネットワークデバイスは、当該端末デバイスのコンテキスト情報に基づいて、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立又は復元する。
具体的に、本発明の実施例において、端末デバイス#Aが時間帯#Aにおいて基地局#B(即ち、第1の基地局の一例)によって無線通信を行う必要がある時の技術案を提供している。
また、時間帯#Aの前に、当該端末デバイス#Aが既にシステム内のある基地局によって無線通信を行っており、即ち、MMEに当該端末デバイス#Aのコンテキストが記憶されている。
限定ではなく例として、時間帯#Aの前に(即ち、第1の時間帯の前に)、端末デバイス#Aが再起動した後に、基地局#Cのカバレッジ範囲内であるとした場合、当該端末デバイス#Aは、例えば、ランダムアクセスのプロセスによって、当該基地局#Cにアクセスすることができる。また、端末デバイス#Aがサービスデータを送信または受信する必要がある時に、端末デバイス#Aは、基地局#Cへのサービス要求のプロセスを起動することができる。
例えば、端末デバイス#Aがサービス要求のプロセスを起動する時に、まず、ランダムアクセスのプロセスを起動することができ、例えば、無線リソース制御接続確立完了(RRC Connection Setup Complete)メッセージにサービス要求メッセージ(Service Request)を含ませ、当該プロセスは、発呼プロセスと似ている。
ダウンリンクデータが届いた場合、基地局#Cは、端末デバイス#Aに対してページングを行うことができ、その後、端末デバイス#Aは、ランダムアクセスのプロセスを起動し、同時にサービス要求プロセスを起動し、当該プロセスは、着呼アクセスに似ている。
サービス要求プロセスによってコンテキストセットアップ(Initial context setup)プロセスを初期化することができ、基地局#Cとコアネットワークとの間のインターフェース(例えば、S1インターフェース)においてS1無線ベアラを確立し、基地局#Cと端末デバイス#Aとの間のインターフェース(例えば、Uuインターフェース)においてデータ無線ベアラを確立し、UEとコアネットワークとの間の経路を通させ、後続のデータ伝送に準備を整える。
また、本発明の実施例において、基地局#Cは、上記の無線ベアラに関する情報、即ち、当該端末デバイス#Aのコンテキスト情報を記憶することができる。
例えば、端末デバイスがアタッチ状態、つまり、非アイドル(idle)状態である場合、当該端末デバイスのコンテキストが、例えば、端末デバイスの能力(例えば、サポートする通信所支持的通信方式)、基地局識別子(eNodeB ID)、認証情報、取り決めたセキュリティアルゴリズム、生成された秘密鍵、作成された接続情報(例えば、アクセスポイント名(APN:Access Point Name)、パケットデータネットワークゲートウェイ(PGW:Packet Data Network Gateway)、サービス品質クラス識別子(QCI:QoS Class Identifier))、ベアラ情報(例えば、EBI、QCI、アップリンク・ダウンリンクAMBR、TFT、制御プレーンとユーザプレーンアドレス等)、当該端末デバイスのアクセス(AS:Access Stratum)層の構成、例えばAS層セキュリティ構成、ベアラ相関構成、L1/L2に関する構成、を含むことができる。
なお、上記に列挙されるコンテキスト情報に含まれる各情報エレメントは例示的な説明に過ぎず、本発明はそれに限定されない。従来技術におけるその他のコンテキストに属するパラメータ又は情報は、すべて本発明の範囲内であり、また、その他の端末デバイスを復元するための無線ベアラの情報もすべて本発明の範囲内である。
また、基地局#Cが当該端末デバイス#Aのコンテキスト情報を生成した後に、当該端末デバイス#Aのコンテキスト情報をMMEに送信することができる。
また、当該端末デバイス#Aのベアラが変更された場合、基地局#Cは、当該端末デバイス#Aのコンテキスト情報を更新することができ、更新後の当該端末デバイス#Aのコンテキスト情報をMMEに送信することができる。
本発明の実施例において、当該基地局#Cは、時間帯#Aの前に最後の一つの、当該端末デバイス#Aのコンテキスト情報を更新する基地局であっても良く、例えば、時間帯#Aの前に、当該基地局#Cが、ずっと当該端末デバイス#Aのサービス基地局とされ、又は、当該端末デバイス#Aが、当該基地局#Cから離れ、第1の時間帯の前に再び当該基地局#Cに戻ることができ、また、第1の時間帯の前に、最後の一つの当該端末デバイス#Aのコンテキスト情報を更新する基地局が基地局#Cである。
又は、本発明の実施例において、時間帯#Aの前に、当該端末デバイス#Aは、当該基地局#Cから離れ、その他の(一つ又は複数)基地局にハンドオーバーすることができ、即ち、第1の時間帯の前に、最後の一つの当該端末デバイス#Aのコンテキスト情報を更新する基地局は、基地局#C以外の基地局(基地局#Dと記述する)である。また、毎回の更新後に、更新後の当該端末デバイス#Aのコンテキスト情報のすべては、MMEに送信される。なお、基地局#Dは、当該端末デバイス#Aのコンテキスト情報を再度生成することができ、MMEから当該基地局#Cによって生成又は更新された当該端末デバイス#Aのコンテキスト情報を取得することができる。また、当該端末デバイス#Aのベアラが変更された時に、基地局#Dは、当該端末デバイス#Aのコンテキスト情報を更新した後に、更新後の当該端末デバイス#Aのコンテキスト情報をMMEに送信することができる。
理解、区別しやすいように、以下において、第1の時間帯の前に、最後の一つの当該端末デバイス#Aのコンテキスト情報を更新する基地局を、基地局#A(即ち、第2の基地局の一例)と記述する。即ち、当該基地局#Aは、上記の基地局#Cであっても良く、上記の基地局#Dであっても良く、本発明は特に限定しない。
なお、本発明の実施例において、一つの端末デバイス(例えば、端末デバイス#A)に対して、MMEは一つのコンテキスト情報だけを記憶することができ、即ち、この場合、MMEに最も近い1回に受信された(つまり、最も近い1回に更新した後の)端末デバイス#Aのコンテキスト情報が記憶され、即ち、本発明の実施例において、MMEに記憶される端末デバイス#Aのコンテキスト情報は、基地局#Aが時間帯#Aの前に最後の1回に生成又は更新された端末デバイス#Aのコンテキスト情報である。
それによって、時間帯#A(即ち、第1の時間帯の一例)において、
基地局#Bは、MMEに記憶される時間帯#Aの前に最後の1回に生成又は更新された端末デバイス#Aのコンテキスト情報(以下、理解、区別しやすいように、コンテキスト#Aと記述する)を取得することができる。当該コンテキスト#Aに基づいて、端末デバイス#Aのために無線ベアラを確立又は復元し、当該無線ベアラを介して端末デバイス#Aのためにデータを伝送する。
以下において、当該基地局#Bがコンテキスト#Aを取得する方法とプロセスに対して詳しく説明する。
本発明の実施例において、当該基地局#Bと基地局#Aとは異なる基地局(即ち、状況1)であっても良く、又は、当該基地局#Bが基地局#Aと同じ基地局(即ち、状況2)であっても良く、以下において、上記の二つの状況における処理フローに対してそれぞれ詳しく説明する。
状況1
選択肢として、当該第1のネットワークデバイスが、当該第1の要求メッセージに基づいて、当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得することは、
当該第1のネットワークデバイスは、当該第1の要求メッセージに基づいて、当該管理デバイスに第2の要求メッセージを送信することと、
当該第1のネットワークデバイスは、当該管理デバイスより送信された当該端末デバイスのコンテキスト情報を受信することと、
を含み、当該第2の要求メッセージが、当該第1のネットワークデバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報を送信するように当該管理デバイスに要求するために用いられる。
具体的に、図3は、本発明の実施例による無線通信方法の一例のインタラクション図である。図3に示すように、S310において、時間帯#Aの前に、端末デバイス#Aが基地局#Aのカバレッジ範囲内にあり、また、当該コンテキスト#Aが、基地局#Aにより時間帯#Aの前に最後の1回に生成又は更新され、また、コンテキスト#Aが基地局#Aにより時間帯#Aの前にMMEに送信される。
S320において、時間帯#Aで、端末デバイス#Aが基地局#Bのカバレッジ範囲内に移動し、また、データを伝送しようとする時に、当該端末デバイス#Aは、基地局#Bに要求メッセージ#A(即ち、第1の要求メッセージの一例)を送信することができ、当該要求メッセージ#Aは、端末デバイス#Aのためにデータを伝送するように当該基地局#Bに要求するためのメッセージであっても良く、例えば、当該要求メッセージ#Aは、当該基地局#Bが端末デバイス#Aのために無線ベアラを確立(つまり、復元)することををトリガーするメッセージであっても良く、又は、当該要求メッセージ#Aは、当該基地局#Bがコンテキスト#Aを取得することをトリガーするメッセージであっても良い。
選択肢として、当該第1の要求メッセージは、無線リソース制御(RRC)接続復元要求メッセージである。
具体的に、本発明の実施例において、RRC接続復元要求メッセージ(RRC connection resume Request)を使用して要求メッセージ#Aとすることができる。それによって、従来技術におけるメッセージを有効に利用することができ、本発明の実施例における無線通信方法の実用性と汎用性を向上させることができる。
当該要求メッセージ#Aを受信した後に、基地局#Bは、コンテキスト#Aを取得するプロセスをトリガーすることができる。
以下において、当該基地局#Bと基地局#Aとが同じであるかそれとも異なるかに関するプロセスを詳しく説明する。
方式1
本発明の実施例において、当該基地局#Bと基地局#Aとが同じであるかそれとも異なるかに関するプロセスは、端末デバイス#Aからの第1の指示情報に基づいて、行うことができる。
即ち、選択肢として、当該第1のネットワークデバイスが当該第1の要求メッセージに基づいて、管理デバイスに第2の要求メッセージを送信する前に、当該方法は、
当該第1のネットワークデバイスは、当該端末デバイスより送信された第1の指示情報を受信することと、
当該第1のネットワークデバイスは、当該第1の指示情報に基づいて、当該第3のネットワークデバイスが当該第1のネットワークデバイスと異なるネットワークデバイスであることを確定すること、又は
当該第1のネットワークデバイスは、当該第1の指示情報に基づいて、当該第1のセルが当該第1のネットワークデバイスの管轄セルではないことを確定することと、
をさらに含み、
当該第1の指示情報が第3のネットワークデバイスを示すために用いられ、又は、当該第1の指示情報が第1のセルを示すために用いられ、又は当該第1の指示情報が、第3のネットワークデバイスが当該第1のネットワークデバイスと同じであるか否かを示すために用いられ、又は当該第1の指示情報が、第1のセルが当該第1のネットワークデバイスの管轄セルに属しているか否かを示すために用いられ、ここで、当該第3のネットワークデバイスが、当該第1の時間帯の前に最後の一つの、当該端末デバイスとデータ伝送を行うネットワークデバイスであり、当該第1のセルが、当該端末デバイスが当該第1の時間帯の前に最後の1回にデータ伝送に使用するセルである。
具体的に、本発明の実施例において、端末デバイス#Aは、現時点の前に最後の1回にデータ伝送に使用されるネットワークデバイス又はセルを記録することができ、そして、S320に戻って、当該端末デバイス#Aは、要求メッセージ#Aに指示情報#1(即ち、第1の指示情報の一例)を含ませることができる。
限定ではなく例として、本発明の実施例において、当該指示情報#1は、以下の情報を含むことができる。
1.時間帯#Aの前に最後の1回にデータ伝送に使用される基地局(即ち、基地局#A)の指示情報、例えば、基地局#Aの識別子である。
また、この場合、基地局#Bは、当該基地局#Aの指示情報に基づいて、基地局#Bが基地局#Aと同じであるか否かを確定することができ、例えば、基地局#Bの識別子が基地局#Aの識別子と同じであるか否かを判定することができ、一致する場合、基地局#Bが基地局#Aと同じであることを判定することができ、一致ではない場合、基地局#Bが基地局#Aと異なると判定する。
2.時間帯#Aの前に最後の1回にデータ伝送に使用されるセル(即ち、基地局#Aのセル、以下、理解、区別しやすいように、セル#Aと記述する)の指示情報、例えば、セル#Aの識別子である。
また、この場合、基地局#Bは、当該セル#Aの指示情報に基づいて、セル#Aが基地局#Bの管轄セルに属しているか否かを確定することができ、例えば、セル#Aの識別子が当該基地局#Bの管轄するすべてのセルを記録するセルリストに存在しているか否かを判断することができ、存在している場合、基地局#Bが基地局#Aと同じであると判定し、存在していない場合、基地局#Bが基地局#Aと異なると判定する。
3.時間帯#Aの前に最後の1回にデータ伝送に使用される基地局(即ち、基地局#A)が現在サービスを要求する基地局(即ち、基地局#B)と同じであるか否かに関する指示情報。
具体的に、端末デバイス#Aは、基地局#Bの情報(例えば、基地局#Bの識別子)を取得することができ、当該基地局#Bの情報と記憶されている基地局#Aの情報に基づいて、基地局#Bが基地局#Aと同じであるか否か(例えば、基地局#Bの識別子と基地局#Aの識別子と一致しているかを判断することができる)を確定し、そして、1ビットの情報を使用して当該指示情報#1とすることができ、例えば、基地局#Bが基地局#Aと同じである場合、当該指示情報#1が「1」であっても良く、基地局#Bが基地局#Aと異なる場合、当該指示情報#1が「0」であっても良く、それによって、当該指示情報#1によるリソース伝送のオーバーヘッドを減少することができる。
4.時間帯#Aの前に最後の1回にデータ伝送に使用されるセル(即ち、セル#A)がサービスを要求する基地局(即ち、基地局#B)の管轄するセルに属しているか否かに関する指示情報。
具体的に、端末デバイス#Aは、基地局#Bの管轄するすべてのセルの情報を取得することができ、当該基地局#Bの管轄するすべてのセルの情報と記憶するセル#Aの情報に基づいて、セル#Aが基地局#Bの管轄するセルに属しているか否かを確定し、そして、1ビットの情報を使用して当該指示情報#1とし、例えば、セル#Aが基地局#Bの管轄するセルに属している場合、当該指示情報#1が「1」であっても良く、セル#Aが基地局#Bの管轄するセルに属していない場合、当該指示情報#1が「0」であっても良く、それによって、当該指示情報#1によるリソース伝送のオーバーヘッドを減少することができる。
選択肢として、当該第1の指示情報が当該第1の要求メッセージを含む。
具体的に、本発明の実施例において、端末デバイス#Aは、指示情報#1を要求メッセージ#Aに含ませて、基地局#Bに送信することができ、それによって、端末デバイス#Aと基地局#Bとのシグナリングインタラクションを減少することができる。
なお、上記に列挙される指示情報#1の送信方式は例示的な説明に過ぎず、本発明はそれに限定されない。例えば、当該指示情報#1は、要求メッセージ#A以外のメッセージに含ませても良く、即ち、要求メッセージ#Aが指示情報#1と同時に送信しなくても良い。
上記のような、状況1において、当該基地局#Bが基地局#Aと異なる基地局であり、即ち、基地局#Bが上記の方式1によって得られた判定結果は、当該基地局#Bが基地局#Aと異なることであり、そして、S330において、基地局#Bは、MMEに要求メッセージ#B(即ち、第2の要求メッセージの一例)を送信することができ、当該要求メッセージ#Bは、当該基地局#Bにコンテキスト#Aを提供するように当該MMEを要求するためのメッセージであっても良い。
S340において、MMEは、当該要求メッセージ#Bに基づいて、コンテキスト#Aをサーチし、その後、当該プロセスに対して詳しく説明する。
S350において、MMEは、サーチして得られたコンテキスト#Aを基地局#Bに送信することができる。
S360において、基地局#Bは、当該コンテキスト#Aに基づいて、無線ベアラを確定又は復元し、つまり、基地局#Bは、端末デバイス#Aの時間帯#Aの前に通信するのに使用された無線ベアラを復元することができ、それによって、端末デバイス#Aは、当該基地局#Bによって無線通信できる。ここで、基地局#Bがコンテキスト#Aに基づいて、無線ベアラを確定又は復元し、端末デバイス#Aのためにデータ伝送を行うプロセスは、従来技術と類似しており、ここで、重複を避けるために、詳しい説明を省略する。
方式2
本発明の実施例において、当該基地局#Bが基地局#Aと同じであるかそれとも異なるかを判定するプロセスは、MMEからの第2の指示情報に基づいて、行うことができる。
即ち、選択肢として、当該第1のネットワークデバイスが、当該管理デバイスより送信された当該端末デバイスのコンテキスト情報を受信する前に、当該方法は、
当該第1のネットワークデバイスは、当該管理デバイスより送信された第2の指示情報を受信することと、
当該第1のネットワークデバイスは、当該第2の指示情報に基づいて、当該第2のネットワークデバイスが当該第1のネットワークデバイスと異なるネットワークデバイスであることを確定することと、
をさらに含み、当該第2の指示情報が、当該第2のネットワークデバイスを示すために用いられ、又は、当該第2の指示情報が、当該第2のネットワークデバイスが当該第1のネットワークデバイスと同じであるか否かを示すために用いられる。
具体的に、S330において、基地局#Bは、MMEに要求メッセージ#B(即ち、第2の要求メッセージの一例)を送信することができ、当該要求メッセージ#Bは、当該基地局#Bにコンテキスト#A(即ち、時間帯#Aの前に最後の1回に更新される端末デバイス#Aのコンテキスト情報)を提供するように当該MMEに要求するメッセージであっても良い。
本発明の実施例において、MMEは、現時点の前に最後の1回に、当該MMEのサービスする端末デバイス(端末デバイス#Aを含む)のコンテキスト情報を更新する基地局(基地局#Aを含む)を記録することができ、それによって、MMEは、要求メッセージ#Bを受信する時間帯の前(即ち、時間帯#Aの前)の最後の1回に端末デバイス#Aのコンテキスト情報を生成又は更新した基地局(即ち、基地局#A)をサーチすることができる。また、MMEは、基地局#Bに指示情報#2(即ち、第2の指示情報の一例)を送信することができる。
限定ではなく例として、本発明の実施例において、当該指示情報#2は、以下の情報5、情報6を含むことができる。
5.時間帯#Aの前に最後の1回に端末デバイス#Aのコンテキスト情報を更新する基地局(即ち、基地局#A)の指示情報、例えば、基地局#Aの識別子である。
また、この場合、基地局#Bは、当該基地局#Aの指示情報に基づいて、基地局#Bが基地局#Aと同じであるか否かを確定することができ、例えば、基地局#Bの識別子が基地局#Aの識別子と一致しているか否かを判断することができ、一致している場合、基地局#Bが基地局#Aと同じであると判断することができ、一致しない場合、基地局#Bが基地局#Aと異なると判断することができる。
6.時間帯#Aの前に最後の1回に端末デバイス#Aのコンテキスト情報を更新する基地局(即ち、基地局#A)が基地局#Bと同じであるかに関する指示情報。
具体的に、MMEは、基地局#Bの情報(例えば、基地局#Bの識別子)を取得し、当該基地局#Bの情報と記憶されている基地局#Aの情報に基づいて、基地局#Bが基地局#Aと同じであるか否か(例えば、基地局#Bの識別子が基地局#Aの識別子と一致しているか否かを判断することができる)を確定することができ、それによって、1ビットの情報を使用して当該指示情報#1とすることができ、例えば、基地局#Bが基地局#Aと同じである場合、当該指示情報#2が「1」であっても良く、基地局#Bが基地局#Aと異なる場合、当該指示情報#2が「0」であっても良く、それによって、当該指示情報#1のリソース伝送に対するオーバーヘッドを減少することができる。
選択肢として、当該第2の指示情報と当該端末デバイスのコンテキスト情報とは、同一メッセージに含まれる。
具体的に、本発明の実施例において、MMEは、指示情報#2とコンテキスト#Aとを同一メッセージに含ませ、基地局#Bに送信することができ、それによって、MMEと基地局#Bとの間のシグナリングのインタラクションを減少することができる。
なお、以上に列挙している指示情報#2の送信方式は、例示的な説明に過ぎず、本発明はそれに限定されなく、例えば、当該指示情報#2を、コンテキスト#Aと異なるメッセージに含ませることができ、即ち、指示情報#2がコンテキスト#Aと同時に送信しない。
また、上記のように、状況1において、当該基地局#Bが基地局#Aと異なる基地局であり、即ち、MMEは上記の方式2によって、当該基地局#Bが基地局#Aと異なる判定結果が得られ、それによって、S340において、MMEは、当該要求メッセージ#Bに基づいて、コンテキスト#Aをサーチすることができ、後文において、当該プロセスに対して詳しく説明する。
S350において、MMEは、サーチして得られたコンテキスト#Aを基地局#Bに送信することができる。また、上記のように、状況1において、当該基地局#Bが基地局#Aと異なる基地局であり、即ち、基地局#Bは、上記の方式2によって、当該基地局#Bが基地局#Aと異なる判定結果が得られ、それによって、基地局#Bは、コンテキスト#Aを受信することができる。
S360において、基地局#Bは、当該コンテキスト#Aに基づいて、無線ベアラを確定又は復元することができ、つまり、基地局#Bは、端末デバイス#Aの時間帯#Aの前に通信するのに使用された無線ベアラを復元することができ、それによって、端末デバイス#Aは、当該基地局#Bによって無線通信を行うことができる。ここで、基地局#Bがコンテキスト#Aに基づいて、無線ベアラを確定又は復元し、端末デバイス#Aのためにデータ伝送を行うプロセスは、従来技術と類似しており、ここで、重複を避けるために、詳しい説明を省略する。
以下において、MMEがコンテキスト#Aをサーチするプロセスに対して詳しく説明する。
選択肢として、当該管理デバイスに、当該端末デバイスのデバイス識別子と当該端末デバイスのコンテキスト情報とのマッピング関係が記憶されており、ここで、一つのデバイス識別子が一つの端末デバイスを一意的に示すために用いられ、また、
当該第1のネットワークデバイスが当該第1の要求メッセージに基づいて、管理デバイスに第2の要求メッセージを送信することは、
当該第1のネットワークデバイスは、当該第1の要求メッセージに基づいて、当該管理デバイスに第2の要求メッセージを送信することを含み、当該第2の要求メッセージに当該端末デバイスのデバイス識別子が含まれる。
具体的に、上記のように、システムにおける各基地局は、それのサービスする端末デバイスのコンテキスト情報が、生成又は変更される時に、生成又は更新したコンテキスト情報をMMEに送信して記憶することができ、しかも、ある基地局がある端末デバイスのコンテキスト情報をMMEに要求する時に、MMEは、当該端末デバイスのコンテキスト情報をサーチして、当該基地局に送信する必要があり、しかし、システムにおける端末デバイスが二つ又は二つ以上である場合、各端末デバイスがMMEに記憶されるコンテキスト情報を如何に区別するかは、解決すべき課題である。
限定ではなく例として、本発明の実施例において、各基地局がコンテキスト情報をアップロードする時に、当該コンテキスト情報の属される端末デバイスの指示情報(例えば、当該端末デバイスのデバイス識別子)と共にアップロードすることができ、それによって、MMEは、各コンテキスト情報と、それの属される端末デバイスとのマッピング関係を記録することができる。例えば、上記の基地局#AがMMEにコンテキスト#Aを送信する時に、端末デバイス#Aのデバイス識別子と共にMMEにアップロードすることができ、それによって、MMEは、コンテキスト#Aと端末デバイス#Aのデバイス識別子とのマッピング関係に基づいて、サーチすることができる。それによって、基地局#BがMMEに当該コンテキスト#Aを要求する時に、MMEに端末デバイス#Aのデバイス識別子を送信することができ、そして、MMEは端末デバイス#Aのデバイス識別子に基づいて、記録されているマッピング関係によって、端末デバイス#Aのデバイス識別子に対応するコンテキスト情報を見つけ、コンテキスト#Aとすることができる。
なお、以上に列挙している、MMEが端末デバイスに対応するコンテキストをサーチする方式は、例示的な説明に過ぎず、本発明はそれに限定されなく、例えば、システムに端末デバイスが少なく、又は、各基地局サービスの端末デバイスの数も少ない時に、MMEは、各コンテキスト情報と、当該コンテキスト情報の元である基地局の基地局識別子とのマッピング関係を記憶し、基地局識別子に基づいて、コンテキスト情報をサーチすることもできる。
状況2
選択肢として、当該方法は、
第2の時間帯において、当該第1のネットワークデバイスは、当該端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新することと、
当該第1のネットワークデバイスは、当該端末デバイスのコンテキスト情報を記憶することと、
をさらに含み、当該第2の時間帯が当該第1の時間帯の前である。
具体的に、図4は、本発明の実施例による無線通信方法の一例のインタラクション図である。図4に示すように、S410において、時間帯#Aの前に、端末デバイス#Aが基地局#Bのカバレッジ範囲内であり、しかも、当該コンテキスト#Aが、基地局#Bによって時間帯#Aの前に最後の1回に生成又は更新され、コンテキスト#Aが基地局#Bによって、時間帯#Aの前にMMEに伝送し、コンテキスト#Aは、基地局#Bに記憶することができる。
さらに、時間帯#Aの前に、端末デバイス#Aが、基地局#Bのカバレッジ範囲から離れ、又は、端末デバイス#Aがサスペンド状態にあり、又は、端末デバイス#Aがその他の基地局のカバレッジ範囲に入っているが、当該基地局が端末デバイス#Aのコンテキストを変更しない。
S420において、時間帯#Aで、端末デバイス#Aが基地局#Bのカバレッジ範囲内に移動し、しかも、データ伝送が必要である時に、当該端末デバイス#Aは、基地局#Bに要求メッセージ#A(即ち、第1の要求メッセージの一例)を送信することができ、当該要求メッセージ#Aは、端末デバイス#Aのためにデータを伝送するように当該基地局#Bに要求するためのメッセージであっても良く、例えば、当該要求メッセージ#Aは、当該基地局#Bが端末デバイス#Aのために、無線ベアラを確立(又は、復元)するようにトリガーするメッセージであっても良く、つまり、当該要求メッセージ#Aは、当該基地局#Bがコンテキスト#Aを取得するようにトリガーするメッセージであっても良い。
選択肢として、当該第1の要求メッセージは、無線リソース制御(RRC)接続復元要求メッセージである。
具体的に、本発明の実施例において、RRC接続復元要求メッセージ(RRC connection resume Request)を使用して要求メッセージ#Aとすることができる。それによって、従来技術のメッセージを有効に利用することができ、本発明の実施例における無線通信方法の実用性と汎用性を向上させることができる。
当該要求メッセージ#Aを受信した後に、基地局#Bは、コンテキスト#Aを取得するプロセスをトリガーすることができる。
例えば、S430において、基地局#Bは、上記の方式1に基づいて、当該基地局#Bが基地局#Aと同じ基地局であるか否かを確定することができる。
さらに、例えば、S430において、基地局#Bは、上記の方式2に基づいて、当該基地局#Bが基地局#Aと同じ基地局であるか否かを確定することができ、即ち、基地局#Bは、MMEに要求メッセージ#B(即ち、第2の要求メッセージの一例)を送信することができ、当該要求メッセージ#Bが、当該基地局#Bにコンテキスト#A(即ち、時間帯#Aの前に最後の1回に更新された端末デバイス#Aのコンテキスト情報)を提供するように当該MMEに要求するためのメッセージであっても良い。また、MMEは、基地局#Bに上記の指示情報#2を送信することができ、基地局#Bは、当該指示情報#2に基づいて、当該基地局#Bが基地局#Aと同じ基地局であるか否かを確定することができる
また、上記のように、状況2において、当該基地局#Bが基地局#Aと同じ基地局であり、MMEは、上記の方式2によって、当該基地局#Bが基地局#Aと同じである判定結果が得られ、それによって、MMEは、基地局#Bにコンテキスト#Aを送信しなくても良い。
また、上記のように、状況2において、当該基地局#Bが基地局#Aと同じ基地局であり、基地局#Bは、当該コンテキスト#Aが基地局#Bに記憶されていることを確定し、記憶されているコンテキスト#Aを取得することができる。以下において、当該プロセスに対して詳しく説明する。
S440において、基地局#Bは、当該コンテキスト#Aに基づいて、無線ベアラを確定又は復元することができ、つまり、基地局#Bは、端末デバイス#Aが時間帯#Aの前に通信するに使用される無線ベアラを復元することができ、それによって、端末デバイス#Aは、当該基地局#Bによって無線通信をすることができる。ここで、基地局#Bがコンテキスト#Aに基づいて、無線ベアラを確定又は復元し、端末デバイス#Aのためにデータ伝送を行うプロセスは、従来技術と類似しており、ここで、重複を避けるために、詳しい説明を省略する。
以下において、基地局#Bがコンテキスト#Aをサーチするプロセスに対して詳しく説明する。
本発明の実施例において、各基地局がコンテキスト情報を記憶する時に、当該コンテキスト情報の属される端末デバイスの指示情報(例えば、当該端末デバイスのデバイス識別子)を同時に記憶することができ、即ち、基地局は、各コンテキスト情報と、それの属される端末デバイスとのマッピング関係を記憶することができる。例えば、上記の基地局#Bがコンテキスト#Aを記憶する時に、コンテキスト#Aと端末デバイス#Aのデバイス識別子とのマッピング関係を記憶することができる。それによって、基地局#Bがコンテキスト#Aをサーチする時に、端末デバイス#Aのデバイス識別子に基づいて、記録されるマッピング関係から、端末デバイス#Aのデバイス識別子に対応するコンテキスト情報を得て、コンテキスト#Aとすることができる。
なお、上記に列挙される、基地局が端末デバイスに対応するコンテキストをサーチする方式は、例示的な説明に過ぎず、本発明はそれに限らず、例えば、システム内の端末デバイスが少なく、又は、各基地局のサービスする端末デバイスの数が少ない時に、基地局は、コンテキスト情報のみを記憶しても良い。
選択肢として、当該方法は、
第3の時間帯において、当該第1のネットワークデバイスは、当該端末デバイスのコンテキスト情報を更新することと、
当該第1のネットワークデバイスは、管理デバイスに更新後の当該端末デバイスのコンテキスト情報を送信することと、
をさらに含み、当該第3の時間帯が当該第1の時間帯の後である。
具体的に、時間帯#Aの後に(即ち、第3の時間帯の一例)、基地局#Bがコンテキスト#Aを変更する必要があるとした場合、基地局は、変更後のコンテキスト#AをMMEに送信することができる。
図5は、本発明の実施例による第1の基地局における処理の概略図である。図5に示すように、S510において、時間帯#Aにおいて、基地局#Bが端末デバイス#Aからの要求メッセージ#Aを受信する。
選択肢として、S520において、基地局#Bは、端末デバイス#Aからの指示情報#1(例えば、指示情報#1が要求メッセージ#Aに含まれても良い)に基づいて、当該基地局#Bが時間帯#Aの前に最後の1回に当該端末デバイス#Aとデータ伝送する基地局であるか否かを確定することができる。
S520において判定結果が「はい」である場合、S535を実施し、S535において、基地局#Aは、記憶されているコンテキスト#Aをサーチすることができる。
S520において判定結果が「いええ」である場合、S530を実施し、S530において、コンテキスト#Aを要求するために、基地局#Bは、MMEに要求メッセージ#Bを送信することができる。
MMEは、要求メッセージ#Bに基づいて、当該コンテキスト#Aをサーチし、サーチして得られたコンテキスト#Aを基地局#Bに送信することができる。
選択肢として、MMEは、基地局#Bに指示情報#2(例えば、指示情報#2がコンテキスト#Aと共にメッセージに含まれても良い)を送信することができる。
また、選択肢として、S540において、基地局#Bは、当該指示情報#2に基づいて、当該基地局#Bが時間帯#Aの前に最後の1回に当該端末デバイス#Aとデータ伝送を行う基地局であるか否かを確定することができる。
S540において判定結果が「いいえ」である場合、S550を実施し、S550において、基地局#Bは、MMEからの当該コンテキスト#Aを受信することができる。
S540において判定結果が「はい」である場合、S535を実施する。
S560において、基地局#Bは、当該コンテキスト#Aに基づいて、端末デバイス#Aにデータを伝送する。
選択肢として、S570において、基地局#Bは、コンテキスト#Aを更新することができ、更新後のコンテキスト#AをMMEに送信する。
なお、本発明の実施例において、ネットワークデバイスとMMEとの間で伝送されるコンテキスト情報は、透過的なコンテナ(Transparent Container)にベアリングされても良く、その他の任意の方式で伝送されても良く、本発明は特に限定しない。
本発明の実施例による無線通信方法は、第2のネットワークデバイスが端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新した後に、当該端末デバイスのコンテキスト情報を管理デバイスに送信し、それによって第1のネットワークデバイスが、管理デバイスから当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得し、当該端末デバイスのコンテキスト情報に基づいて、当該端末デバイスのコンテキスト情報を使用して、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立又は復元し、当該端末デバイスに通信サービスを提供することができ、即ち、端末デバイスが第2のネットワークデバイスから第1のネットワークデバイスにハンドオーバーしようとする時に、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のシグナリングのインタラクションを必要とせず、伝送リソースとシグナリングとのオーバーヘッドを低減し、ネットワーク構築のコストを削減することができる。
図6には、管理デバイスを視点として説明する本発明の実施例における無線通信方法600の概略的なフローチャートを示している。図6に示すように、当該方法600は、S610~S630を含む。
S610において、管理デバイスは、第2のネットワークデバイスより送信された端末デバイスのコンテキスト情報を受信し、当該第2のネットワークデバイスが、第1の時間帯の前に最後の一つの、当該端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新するネットワークデバイスである。
S620において、当該管理デバイスは、第1のネットワークデバイスより送信された第2の要求メッセージを受信し、当該第2の要求メッセージが、当該第1のネットワークデバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報を送信するように当該管理デバイスに要求するために用いられ、当該第2の要求メッセージが、当該第1のネットワークデバイスが当該第1の時間帯において受信された端末デバイスより送信された第1の要求メッセージに基づいて送信されたものであり、当該第1の要求メッセージが、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立、又は復元するように当該第1のネットワークデバイスに要求するために用いられる。
S630において、当該管理デバイスは、当該第2の要求メッセージに基づいて、当該第1のネットワークデバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報を送信する。
選択肢として、当該管理デバイスが、第2のネットワークデバイスより送信された端末デバイスのコンテキスト情報を受信することは、
当該管理デバイスは、第2のネットワークデバイスより送信された端末デバイスのコンテキスト情報と当該端末デバイスのデバイス識別子とを受信することと、
当該管理デバイスは、端末デバイスのデバイス識別子と当該端末デバイスのコンテキスト情報とのマッピング関係の指示情報を記憶することと、
を含み、ここで、一つのデバイス識別子が一つの端末デバイスを一意的に示すために用いられる。
当該管理デバイスが、第1のネットワークデバイスより送信された第2の要求メッセージを受信することは、
当該管理デバイスは、第1のネットワークデバイスより送信された第2の要求メッセージを受信することを含み、当該第2の要求メッセージに当該端末デバイスのデバイス識別子が含まれ、また、
当該管理デバイスが、当該第2の要求メッセージに基づいて、当該第1のネットワークデバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報を送信する前に、当該方法は、
当該管理デバイスは、第2の要求メッセージに含まれる当該端末デバイスのデバイス識別子に基づいて、当該管理デバイスが記憶されている端末デバイスのデバイス識別子と当該端末デバイスのコンテキスト情報とのマッピング関係の指示情報によって、当該端末デバイスのコンテキスト情報を確定することをさらに含む。
選択肢として、当該管理デバイスは、当該第2の要求メッセージに基づいて、当該第1のネットワークデバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報を送信する前に、当該方法は、
当該管理デバイスは、当該第1のネットワークデバイスに第2の指示情報を送信することをさらに含み、当該第2の指示情報が、当該第2のネットワークデバイスを示すために用いられ、又は、当該第2の指示情報が、当該第2のネットワークデバイスが当該第1のネットワークデバイスと同じであるか否かを示すために用いられる。
選択肢として、当該方法は、
当該管理デバイスは、当該第1のネットワークデバイスより送信された更新後の当該端末デバイスのコンテキスト情報を受信することをさらに含む。
当該方法600における第1のネットワークデバイスの動作は、上記の方法200における第1のネットワークデバイス(例えば、基地局#B)の動作と類似し、当該方法600における管理デバイスの動作は、上記の方法200における管理デバイス(例えば、MME)の動作と類似し、当該方法600における端末デバイスの動作は、上記の方法200における端末デバイスの動作と類似し、当該方法600における第2のネットワークデバイスの動作は、上記の方法200における第2のネットワークデバイス(例えば、基地局#A)の動作と類似し、ここで、重複を避けるために、詳細説明を省略する。
本発明の実施例による無線通信方法は、第2のネットワークデバイスが端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新した後に、当該端末デバイスのコンテキスト情報を管理デバイスに送信し、それによって第1のネットワークデバイスが、管理デバイスから当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得し、当該端末デバイスのコンテキスト情報に基づいて、当該端末デバイスのコンテキスト情報を使用して、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立又は復元し、当該端末デバイスに通信サービスを提供することができ、即ち、端末デバイスが第2のネットワークデバイスから第1のネットワークデバイスにハンドオーバーしようとする時に、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のシグナリングのインタラクションを必要とせず、伝送リソースとシグナリングとのオーバーヘッドを低減し、ネットワーク構築のコストを削減することができる。
図7には、第2のネットワークデバイスを視点として説明する本発明の実施例における無線通信方法700の概略的なフローチャートを示している。図7に示すように、当該方法700は、S710~S720を含む。
S710において、第2のネットワークデバイスは、端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新する。
S720において、当該第2のネットワークデバイスは、管理デバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報を送信する。
選択肢として、当該第2のネットワークデバイスが、管理デバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報を送信することは、
当該第2のネットワークデバイスは、当該管理デバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報と当該端末デバイスのデバイス識別子とを送信することを含み、ここで、一つのデバイス識別子が一つの端末デバイスを一意的に示すために用いられる。
当該方法700における第1のネットワークデバイスの動作は、上記の方法200における第1のネットワークデバイス(例えば、基地局#B)の動作と類似し、当該方法700における管理デバイスの動作は、上記の方法200における管理デバイス(例えば、MME)の動作と類似し、当該方法700における端末デバイスの動作は、上記の方法200における端末デバイスの動作と類似し、当該方法700における第2のネットワークデバイスの動作は、上記の方法200における第2のネットワークデバイス(例えば、基地局#A)の動作と類似し、ここで、重複を避けるために、詳細説明を省略する。
本発明の実施例による無線通信方法は、第2のネットワークデバイスが端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新した後に、当該端末デバイスのコンテキスト情報を管理デバイスに送信し、それによって第1のネットワークデバイスが、管理デバイスから当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得し、当該端末デバイスのコンテキスト情報に基づいて、当該端末デバイスのコンテキスト情報を使用して、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立又は復元し、当該端末デバイスに通信サービスを提供することができ、即ち、端末デバイスが第2のネットワークデバイスから第1のネットワークデバイスにハンドオーバーしようとする時に、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のシグナリングのインタラクションを必要とせず、伝送リソースとシグナリングとのオーバーヘッドを低減し、ネットワーク構築のコストを削減することができる。
図8には、端末デバイスを視点として説明する本発明の実施例における無線通信方法800の概略的なフローチャートを示している。図8に示すように、当該方法800はS810~S820を含む。
S810において、当該第1のネットワークデバイスが、当該第1の要求メッセージに基づいて、当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得するために、第1の時間帯において、端末デバイスは、第1のネットワークデバイスに第1の要求メッセージを送信し、当該第1の要求メッセージが、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立、又は復元するように当該第1のネットワークデバイスに要求するために用いられ、ここで、管理デバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報が記憶されており、当該端末デバイスのコンテキスト情報が、第2のネットワークデバイスにより当該管理デバイスに送信されたものであり、当該第2のネットワークデバイスが、当該第1の時間帯の前に最後の一つの、当該端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新するネットワークデバイスである。
選択肢として、当該方法はS820をさらに含む。
S820において、当該端末デバイスは、当該第1のネットワークデバイスに第1の指示情報を送信し、当該第1の指示情報が第3のネットワークデバイスを示すために用いられ、又は、当該第1の指示情報が第1のセルを示すために用いられ、又は当該第1の指示情報が、第3のネットワークデバイスが当該第1のネットワークデバイスと同じであるか否かを示すために用いられ、又は当該第1の指示情報が、第1のセルが当該第1のネットワークデバイスの管轄セルに属しているか否かを示すために用いられ、ここで、当該第3のネットワークデバイスが、当該第1の時間帯の前に最後の一つの、当該端末デバイスとデータ伝送を行うネットワークデバイスであり、当該第1のセルが、当該端末デバイスが当該第1の時間帯の前に最後の1回にデータ伝送に使用するセルである。
当該方法800における第1のネットワークデバイスの動作は、上記の方法200における第1のネットワークデバイス(例えば、基地局#B)の動作と類似し、当該方法800における管理デバイスの動作は、上記の方法200における管理デバイス(例えば、MME)の動作と類似し、当該方法800における端末デバイスの動作は、上記の方法200における端末デバイスの動作と類似し、当該方法800における第2のネットワークデバイスの動作は、上記の方法200における第2のネットワークデバイス(例えば、基地局#A)の動作と類似し、ここで、重複を避けるために、詳細説明を省略する。
本発明の実施例による無線通信方法、第2のネットワークデバイスが端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新した後に、当該端末デバイスのコンテキスト情報を管理デバイスに送信し、それによって第1のネットワークデバイスが、管理デバイスから当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得し、当該端末デバイスのコンテキスト情報に基づいて、当該端末デバイスのコンテキスト情報を使用して、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立又は復元し、当該端末デバイスに通信サービスを提供することができ、即ち、端末デバイスが第2のネットワークデバイスから第1のネットワークデバイスにハンドオーバーしようとする時に、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のシグナリングのインタラクションを必要とせず、伝送リソースとシグナリングとのオーバーヘッドを低減し、ネットワーク構築のコストを削減することができる。
以上において、図1~図8を結合し、本発明の実施例による無線通信方法を詳しく説明しており、以下において、図9~図12を結合し本発明の実施例による無線通信装置を詳しく説明する。
図9は、本発明の実施例による無線通信装置900の概略的な構成図である。図9に示すように、当該装置900は、通信ユニット910、取得ユニット920、処理ユニット930を含む。
通信ユニット910は、第1の時間帯において、端末デバイスより送信された第1の要求メッセージを受信するように構成され、当該第1の要求メッセージが、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立又は復元するように当該装置に要求するために用いられる。
取得ユニット920は、当該第1の要求メッセージに基づいて、当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得するために用いられ、ここで、管理デバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報が記憶されており、当該端末デバイスのコンテキスト情報が、第2のネットワークデバイスにより当該管理デバイスに送信されたものであり、当該第2のネットワークデバイスが、当該第1の時間帯の前に最後の一つの、当該端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新するネットワークデバイスである。
処理ユニット930は、当該端末デバイスのコンテキスト情報に基づいて、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立又は復元するように構成される。
選択肢として、当該第1の要求メッセージは、無線リソース制御(RRC)接続復元要求メッセージである。
選択肢として、当該取得ユニットは、具体的に、当該第1の要求メッセージに基づいて、当該管理デバイスに第2の要求メッセージを送信するように当該通信ユニットを制御するように構成され、当該第2の要求メッセージが、当該装置に当該端末デバイスのコンテキスト情報を送信するように当該管理デバイスに要求するために用いられ、当該管理デバイスより送信された当該端末デバイスのコンテキスト情報を受信するように制御するために用いられる。
選択肢として、当該管理デバイスに、当該端末デバイスのデバイス識別子と当該端末デバイスのコンテキスト情報とのマッピング関係が記憶されており、ここで、一つのデバイス識別子が一つの端末デバイスを一意的に示すために用いられ、また、当該取得ユニットは、具体的に、当該第1の要求メッセージに基づいて、当該管理デバイスに第2の要求メッセージを送信するように当該通信ユニットを制御するように構成され、当該第2の要求メッセージに当該端末デバイスのデバイス識別子が含まれる。
選択肢として、当該通信ユニットは、当該端末デバイスより送信された第1の指示情報を受信するようにさらに構成され、当該第1の指示情報が第3のネットワークデバイスを示すために用いられ、又は、当該第1の指示情報が第1のセルを示すために用いられ、又は当該第1の指示情報が第3のネットワークデバイスが当該装置と同じであるか否かを示すために用いられ、又は当該第1の指示情報が、第1のセルが当該装置の管轄セルに属しているか否かを示すために用いられ、ここで、当該第3のネットワークデバイスが、当該第1の時間帯の前に最後の一つの、当該端末デバイスとデータ伝送を行うネットワークデバイスであり、当該第1のセルが、当該端末デバイスが当該第1の時間帯の前に最後の1回にデータ伝送に使用するセルであり、当該取得ユニットは、当該第1の指示情報に基づいて、当該第3のネットワークデバイスが当該装置と異なるネットワークデバイスであることを確定するようにさらに構成され、又は当該取得ユニットは、当該第1の指示情報に基づいて、当該第1のセルが当該装置の管轄セルに属しないことを確定するようにさらに構成される。
選択肢として、当該通信ユニットは、当該管理デバイスより送信された第2の指示情報を受信するようにさらに構成され、当該第2の指示情報が、当該第2のネットワークデバイスを示すために用いられ、又は、当該第2の指示情報が、当該第2のネットワークデバイスが当該装置と同じであるか否かを示すために用いられ、当該取得ユニットは、当該第2の指示情報に基づいて、当該第2のネットワークデバイスが当該装置と異なるネットワークデバイスであることを確定するようにさらに構成される。
選択肢として、当該処理ユニットは、第2の時間帯において、当該端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新するようにさらに構成され、当該第2の時間帯が当該第1の時間帯の前であり、当該装置は、当該端末デバイスのコンテキスト情報を記憶するように構成される記憶ユニット940をさらに含む。
選択肢として、当該通信ユニットは、当該端末デバイスより送信された第1の指示情報を受信するようにさらに構成され、当該第1の指示情報が第3のネットワークデバイスを示すために用いられ、又は、当該第1の指示情報が第1のセルを示すために用いられ、又は当該第1の指示情報が第3のネットワークデバイスが当該装置と同じであるか否かを示すために用いられ、又は当該第1の指示情報が、第1のセルが当該装置の管轄セルに属しているか否かを示すために用いられ、ここで、当該第3のネットワークデバイスが、当該第1の時間帯の前に最後の一つの、当該端末デバイスとデータ伝送を行うネットワークデバイスであり、当該第1のセルが、当該端末デバイスが当該第1の時間帯の前に最後の1回にデータ伝送に使用するセルであり、また、当該取得ユニットは、具体的に、当該第1の指示情報に基づいて、当該第3のネットワークデバイスが当該装置と同じネットワークデバイスであると確定した場合、当該記憶ユニットから当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得するように構成され、又は当該取得ユニットは、具体的に、当該第1の指示情報に基づいて、当該第1のセルが当該装置の管轄セルに属すると確定した場合、当該記憶ユニットから当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得するように構成される。
選択肢として、管理デバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報が記憶されており、当該端末デバイスのコンテキスト情報が、第2のネットワークデバイスにより当該管理デバイスに送信されたものであり、当該第2のネットワークデバイスが、当該第1の時間帯の前に最後の一つの、当該端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新するネットワークデバイスであり、また、当該通信ユニットは、当該管理デバイスより送信された第2の指示情報を受信するようにさらに構成され、当該第2の指示情報が、当該第2のネットワークデバイスを示すために用いられ、又は、当該第2の指示情報が、当該第2のネットワークデバイスが当該装置と同じであることを示すために用いられ、当該取得ユニットは、具体的に、当該第2の指示情報に基づいて、当該第2のネットワークデバイスが当該装置と同じネットワークデバイスであることを確定した場合、当該記憶ユニットから当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得するように構成される。
選択肢として、当該処理ユニットは、第3の時間帯において、当該端末デバイスのコンテキスト情報を更新するようにさらに構成され、当該第3の時間帯が当該第1の時間帯の後であり、当該通信ユニットは、管理デバイスに更新後の当該端末デバイスのコンテキスト情報を送信するようにさらに構成される。
本発明の実施例による無線通信装置900は、本発明の実施例における方法の第1のネットワークデバイス(例えば、基地局#B)に適用することでき、また、無線通信装置900内の各ユニット、即ちモジュール、上記のその他の操作及び/又は機能のそれぞれは、図2の方法200の対応するフローを実現するためであり、簡潔上、ここで省略する。
本発明の実施例による無線通信装置は、第2のネットワークデバイスが端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新した後に、当該端末デバイスのコンテキスト情報を管理デバイスに送信し、それによって第1のネットワークデバイスが、管理デバイスから当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得し、当該端末デバイスのコンテキスト情報に基づいて、当該端末デバイスのコンテキスト情報を使用して、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立又は復元し、当該端末デバイスに通信サービスを提供することができ、即ち、端末デバイスが第2のネットワークデバイスから第1のネットワークデバイスにハンドオーバーしようとする時に、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のシグナリングのインタラクションを必要とせず、伝送リソースとシグナリングとのオーバーヘッドを低減し、ネットワーク構築のコストを削減することができる。
図10は、本発明の別の実施例による無線通信装置1000の概略的な構成図である。図10に示すように、当該装置1000は、受信ユニット1010、送信ユニット1020、記憶ユニット1030、確定ユニット1040を含む。
受信ユニット1010は、第2のネットワークデバイスより送信された端末デバイスのコンテキスト情報を受信するように構成され、当該第2のネットワークデバイスは、第1の時間帯の前に最後の一つの、当該端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新するネットワークデバイスである。
当該受信ユニットは、第1のネットワークデバイスより送信された第2の要求メッセージを受信するようにさらに構成され、当該第2の要求メッセージが、当該第1のネットワークデバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報を送信するように当該装置に要求するために用いられ、当該第2の要求メッセージが、当該第1のネットワークデバイスが当該第1の時間帯において受信された端末デバイスより送信された第1の要求メッセージに基づいて送信されたものであり、当該第1の要求メッセージが、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立、又は復元するように当該第1のネットワークデバイスに要求するために用いられる。
送信ユニット1020は、当該第2の要求メッセージに基づいて、当該第1のネットワークデバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報を送信するように構成される。
選択肢として、当該受信ユニットは、具体的に、第2のネットワークデバイスより送信された端末デバイスのコンテキスト情報と当該端末デバイスのデバイス識別子とを受信するように構成され、ここで、一つのデバイス識別子が一つの端末デバイスを一意的に示すために用いられる。
当該装置は記憶ユニット1030をさらに含み、
記憶ユニット1030は、端末デバイスのデバイス識別子と当該端末デバイスのコンテキスト情報とのマッピング関係の指示情報を記憶するように構成され、
当該受信ユニットは、具体的に、第1のネットワークデバイスより送信された第2の要求メッセージを受信するように構成され、当該第2の要求メッセージに当該端末デバイスのデバイス識別子が含まれ、また、
当該装置は、確定ユニット1040をさらに含み、
確定ユニット1040は、第2の要求メッセージに含まれる当該端末デバイスのデバイス識別子に基づいて、当該装置が記憶する端末デバイスのデバイス識別子と当該端末デバイスのコンテキスト情報とのマッピング関係の指示情報によって、当該端末デバイスのコンテキスト情報を確定するように構成される。
選択肢として、当該送信ユニットは、当該第1のネットワークデバイスに第2の指示情報を送信するようにさらに構成され、当該第2の指示情報が、当該第2のネットワークデバイスを示すために用いられ、又は、当該第2の指示情報が、当該第2のネットワークデバイスが当該第1のネットワークデバイスと同じであるか否かを示すために用いられる。
選択肢として、当該受信ユニットは、当該第1のネットワークデバイスより送信された更新後の当該端末デバイスのコンテキスト情報を受信するようにさらに構成される。
本発明の実施例による無線通信装置1000は、本発明の実施例における方法の管理デバイス(例えば、MME)に適用することでき、また、無線通信装置1000内の各ユニット、即ちモジュール、上記のその他の操作及び/又は機能のそれぞれは、図6の方法600の対応するフローを実現するためであり、簡潔上、ここで省略する。
本発明の実施例による無線通信装置は、第2のネットワークデバイスが端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新した後に、当該端末デバイスのコンテキスト情報を管理デバイスに送信し、それによって第1のネットワークデバイスが、管理デバイスから当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得し、当該端末デバイスのコンテキスト情報に基づいて、当該端末デバイスのコンテキスト情報を使用して、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立又は復元し、当該端末デバイスに通信サービスを提供することができ、即ち、端末デバイスが第2のネットワークデバイスから第1のネットワークデバイスにハンドオーバーしようとする時に、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のシグナリングのインタラクションを必要とせず、伝送リソースとシグナリングとのオーバーヘッドを低減し、ネットワーク構築のコストを削減することができる。
図11は、本発明のさらなる実施例による無線通信装置1100の概略的な構成図である。図11に示すように、当該装置1100は、処理ユニット1110と送信ユニット1120とを含む。
処理ユニット1110は、当該端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新するために、端末デバイスとネゴシエーション処理を行うように構成される。
送信ユニット1120は、管理デバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報を送信するように構成される。
選択肢として、当該送信ユニットは、具体的に、当該管理デバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報と当該端末デバイスのデバイス識別子とを送信するように構成され、ここで、一つのデバイス識別子が一つの端末デバイスを一意的に示すために用いられる。
本発明の実施例による無線通信装置1100は、本発明の実施例における方法の第2のネットワークデバイス(例えば、ネットワークデバイス#Aに)に対応することができ、また、無線通信装置1100内の各ユニット、即ちモジュール、上記のその他の操作及び/又は機能のそれぞれは、図7の方法700の対応するフローを実現するためであり、簡潔上、ここで省略する。
本発明の実施例による無線通信装置は、第2のネットワークデバイスが端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新した後に、当該端末デバイスのコンテキスト情報を管理デバイスに送信し、それによって第1のネットワークデバイスが、管理デバイスから当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得し、当該端末デバイスのコンテキスト情報に基づいて、当該端末デバイスのコンテキスト情報を使用して、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立又は復元し、当該端末デバイスに通信サービスを提供することができ、即ち、端末デバイスが第2のネットワークデバイスから第1のネットワークデバイスにハンドオーバーしようとする時に、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のシグナリングのインタラクションを必要とせず、伝送リソースとシグナリングとのオーバーヘッドを低減し、ネットワーク構築のコストを削減することができる。
図12は、本発明のさらなる実施例による無線通信装置1200の概略的な構成図である。図12に示すように、当該装置1200は、送信ユニット1210を含む。
送信ユニット1210は、当該第1のネットワークデバイスが当該第1の要求メッセージに基づいて、当該装置のコンテキスト情報を取得するために、第1の時間帯において、第1のネットワークデバイスに第1の要求メッセージを送信するように構成され、当該第1の要求メッセージが、当該装置のために無線ベアラを確定又は復元するように当該第1のネットワークデバイスに要求するために用いられ、ここで、管理デバイスに当該装置のコンテキスト情報が記憶されており、当該装置のコンテキスト情報が、第2のネットワークデバイスにより当該管理デバイスに送信されたものであり、当該第2のネットワークデバイスが、当該第1の時間帯の前に最後の一つの、当該装置のコンテキスト情報を生成又は更新するネットワークデバイスである。
選択肢として、当該送信ユニットは、当該第1のネットワークデバイスに第1の指示情報を送信するようにさらに構成され、当該第1の指示情報が第3のネットワークデバイスを示すために用いられ、又は、当該第1の指示情報が第1のセルを示すために用いられ、又は当該第1の指示情報が、第3のネットワークデバイスが当該第1のネットワークデバイスと同じであるか否かを示すために用いられ、又は当該第1の指示情報が、第1のセルが当該第1のネットワークデバイスの管轄セルに属しているか否かを示すために用いられ、ここで、当該第3のネットワークデバイスが、当該第1の時間帯の前に最後の一つの、当該装置とデータ伝送するネットワークデバイスであり、当該第1のセルが、当該装置が当該第1の時間帯の前に最後の1回にデータ伝送するのに使用されるセルである。
本発明の実施例による無線通信装置1200は、本発明の実施例における方法の端末デバイス(例えば、端末デバイス#A)に対応することができ、また、無線通信装置1200内の各ユニット、即ちモジュール、上記のその他の操作及び/又は機能のそれぞれは、図8の方法800の対応するフローを実現するためであり、簡潔上、ここで省略する。
本発明の実施例による無線通信装置は、第2のネットワークデバイスが端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新した後に、当該端末デバイスのコンテキスト情報を管理デバイスに送信し、それによって第1のネットワークデバイスが、管理デバイスから当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得し、当該端末デバイスのコンテキスト情報に基づいて、当該端末デバイスのコンテキスト情報を使用して、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立又は復元し、当該端末デバイスに通信サービスを提供することができ、即ち、端末デバイスが第2のネットワークデバイスから第1のネットワークデバイスにハンドオーバーしようとする時に、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のシグナリングのインタラクションを必要とせず、伝送リソースとシグナリングとのオーバーヘッドを低減し、ネットワーク構築のコストを削減することができる。
以上、図1~図8を結合して、本発明の実施例による無線通信方法を詳しく説明しており、以下において、図13と図16を結合して、本発明の実施例による無線通信デバイスを詳しく説明する。
図13は、本発明の実施例による無線通信デバイス1300の概略的な構成図である。図13に示すように、当該デバイス1300は、プロセッサ1310と送受信装置1320とを含み、プロセッサ1310が送受信装置1320に接続され、選択肢として、当該デバイス1300は、記憶装置1330をさらに含み、記憶装置1330がプロセッサ1310に接続され、さらに、選択肢として、当該デバイス1300は、バスシステム1340を含む。ここで、プロセッサ1310、記憶装置1330、及び送受信装置1320は、バスシステム1340によって接続され、当該記憶装置1330は、命令を記憶するように構成されることができ、当該プロセッサ1310は、情報又は信号を送信するように送受信装置1320を制御するために、当該記憶装置1330に記憶される命令を実行するように構成される。
当該プロセッサ1310は、第1の時間帯において、端末デバイスより送信された第1の要求メッセージを受信するように送受信装置1320を制御するように構成され、当該第1の要求メッセージが、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立又は復元するように当該デバイス1300に要求するために用いられる。
当該プロセッサ1310は、当該第1の要求メッセージに基づいて、当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得するように構成され、ここで、管理デバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報が記憶されており、当該端末デバイスのコンテキスト情報が、第2のネットワークデバイスにより当該管理デバイスに送信されたものであり、当該第2のネットワークデバイスが、当該第1の時間帯の前に最後の一つの、当該端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新するネットワークデバイスである。
当該プロセッサ1310は、当該端末デバイスのコンテキスト情報に基づいて、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立又は復元するように構成される。
選択肢として、当該第1の要求メッセージは、無線リソース制御(RRC)接続復元要求メッセージである。
選択肢として、当該プロセッサ1310は、当該第1の要求メッセージに基づいて、当該管理デバイスに第2の要求メッセージを送信するように送受信装置1320を制御するように構成され、当該第2の要求メッセージが、デバイス1300に当該端末デバイスのコンテキスト情報を送信するように当該管理デバイスに要求するために用いられる。
当該プロセッサ1310は、当該管理デバイスより送信された当該端末デバイスのコンテキスト情報を受信するように送受信装置1320を制御するように構成される。
選択肢として、当該管理デバイスに、当該端末デバイスのデバイス識別子と当該端末デバイスのコンテキスト情報とのマッピング関係が記憶されており、ここで、一つのデバイス識別子が一つの端末デバイスを一意的に示すために用いられ、また、
当該プロセッサ1310は、具体的に、当該管理デバイスに第2の要求メッセージを送信するように送受信装置1320を制御するように構成され、当該第2の要求メッセージに当該端末デバイスのデバイス識別子が含まれる。
選択肢として、当該プロセッサ1310は、当該端末デバイスより送信された第1の指示情報を受信するように送受信装置1320を制御するようにさらに構成され、当該第1の指示情報が第3のネットワークデバイスを示すために用いられ、又は、当該第1の指示情報が第1のセルを示すために用いられ、又は当該第1の指示情報が、第3のネットワークデバイスが当該デバイス1300と同じであるか否かを示すために用いられ、又は当該第1の指示情報が、第1のセルが当該デバイス1300の管轄セルに属するか否かを示すために用いられ、ここで、当該第3のネットワークデバイスが、当該第1の時間帯の前に最後の一つの、当該端末デバイスとデータ伝送を行うネットワークデバイスであり、当該第1のセルが、当該端末デバイスが当該第1の時間帯の前に最後の1回にデータ伝送に使用するセルである。
当該プロセッサ1310は、当該第1の指示情報に基づいて、当該第3のネットワークデバイスが当該デバイス1300と異なるネットワークデバイスであることを確定するようにさらに構成され、又は
当該プロセッサ1310は、当該第1の指示情報に基づいて、当該第1のセルが当該デバイス1300の管轄セルに属していないことを確定するようにさらに構成される。
選択肢として、当該プロセッサ1310は、当該管理デバイスより送信された第2の指示情報を受信するように送受信装置1320を制御するようにさらに構成され、当該第2の指示情報が、当該第2のネットワークデバイスを示すために用いられ、又は、当該第2の指示情報が、当該第2のネットワークデバイスが当該デバイス1300と同じであるか否かを示すために用いられる。
当該プロセッサ1310は、当該第2の指示情報に基づいて、当該第2のネットワークデバイスが当該デバイス1300と異なるネットワークデバイスを確定するようにさらに構成される。
選択肢として、当該プロセッサ1310は、第2の時間帯において、当該端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新するようにさらに構成され、当該第2の時間帯が当該第1の時間帯の前である。
当該プロセッサ1310は、当該端末デバイスのコンテキスト情報を記憶するようにさらに構成される。
選択肢として、当該プロセッサ1310は、当該端末デバイスより送信された第1の指示情報を受信するように送受信装置1320を制御するようにさらに構成され、当該第1の指示情報が第3のネットワークデバイスを示すために用いられ、又は、当該第1の指示情報が第1のセルを示すために用いられ、又は当該第1の指示情報が、第3のネットワークデバイスが当該デバイス1300と同じであるか否かを示すために用いられ、又は当該第1の指示情報が、第1のセルが当該デバイス1300の管轄セルに属しているか否かを示すために用いられ、ここで、当該第3のネットワークデバイスが、当該第1の時間帯の前に最後の一つの、当該端末デバイスとデータ伝送を行うネットワークデバイスであり、当該第1のセルが、当該端末デバイスが当該第1の時間帯の前に最後の1回にデータ伝送に使用するセルであり、また、
当該プロセッサ1310は、当該第1の指示情報に基づいて、当該第3のネットワークデバイスが当該デバイス1300と同じネットワークデバイスであることを確定した場合、当該デバイス1300に記憶される当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得するようにさらに構成され、又は
当該プロセッサ1310は、当該第1の指示情報に基づいて、当該第1のセルが当該デバイス1300の管轄セルに属していることを確定した場合、当該デバイス1300に記憶される当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得するようにさらに構成される。
選択肢として、管理デバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報が記憶されており、当該端末デバイスのコンテキスト情報が、第2のネットワークデバイスにより当該管理デバイスに送信されたものであり、当該第2のネットワークデバイスが、当該第1の時間帯の前に最後の一つの、当該端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新するネットワークデバイスであり、また、
当該プロセッサ1310は、当該管理デバイスより送信された第2の指示情報を受信するように送受信装置1320を制御するようにさらに構成され、当該第2の指示情報が、当該第2のネットワークデバイスを示すために用いられ、又は、当該第2の指示情報が、当該第2のネットワークデバイスが当該デバイス1300と同じであるか否かを示すために用いられる。
当該プロセッサ1310は、当該第2の指示情報に基づいて、当該第2のネットワークデバイスが当該デバイス1300と同じネットワークデバイスであることを確定した場合、当該デバイス1300に記憶される当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得するように構成される。
選択肢として、当該プロセッサ1310は、第3の時間帯において、当該端末デバイスのコンテキスト情報を更新するようにさらに構成され、当該第3の時間帯が当該第1の時間帯の後である。
当該プロセッサ1310は、管理デバイスに更新後の当該端末デバイスのコンテキスト情報を送信するように送受信装置1320を制御するようにさらに構成される。
本発明の実施例による無線通信デバイス1300は、本発明の実施例における方法の第1のネットワークデバイス(例えば、基地局#B)に対応することができ、また、無線通信デバイス1300内の各ユニット、即ちモジュール、上記のその他の操作及び/又は機能のそれぞれは、図2の方法200の対応するフローを実現するためであり、簡潔上、ここで省略する。
本発明の実施例による無線通信デバイスは、第2のネットワークデバイスが端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新した後に、当該端末デバイスのコンテキスト情報を管理デバイスに送信し、それによって第1のネットワークデバイスが、管理デバイスから当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得し、当該端末デバイスのコンテキスト情報に基づいて、当該端末デバイスのコンテキスト情報を使用して、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立又は復元し、当該端末デバイスに通信サービスを提供することができ、即ち、端末デバイスが第2のネットワークデバイスから第1のネットワークデバイスにハンドオーバーしようとする時に、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のシグナリングのインタラクションを必要とせず、伝送リソースとシグナリングとのオーバーヘッドを低減し、ネットワーク構築のコストを削減することができる。
図14は、本発明の別の実施例による無線通信デバイス1400の概略的な構成図である。図14に示すように、当該デバイス1400は、プロセッサ1410と送受信装置1420とを含み、プロセッサ1410が送受信装置1420と接続され、選択肢として、当該デバイス1400は、記憶装置1430をさらに含み、記憶装置1430がプロセッサ1410と接続され、さらに、選択肢として、当該デバイス1400はバスシステム1440を含む。ここで、プロセッサ1410、記憶装置1430と送受信装置1420とはバスシステム1440によって接続されることができ、当該記憶装置1430命令を記憶するように構成されることができ、情報又は信号を送信するように送受信装置1420を制御するために、当該プロセッサ1410は、当該記憶装置1430に記憶される命令を実行するように構成される。
プロセッサ1410は、第2のネットワークデバイスより送信された端末デバイスのコンテキスト情報を受信するように送受信装置1420を制御するように構成され、当該第2のネットワークデバイスが、第1の時間帯の前に最後の一つの、当該端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新するネットワークデバイスである。
プロセッサ1410は、第1のネットワークデバイスより送信された第2の要求メッセージを受信するように送受信装置1420を制御するように構成され、当該第2の要求メッセージが、当該第1のネットワークデバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報を送信するように当該デバイス1400に要求するために用いられ、当該第2の要求メッセージが、当該第1のネットワークデバイスが当該第1の時間帯において受信された端末デバイスより送信された第1の要求メッセージに基づいて送信されたものであり、当該第1の要求メッセージが、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立、又は復元するように当該第1のネットワークデバイスに要求するために用いられる。
プロセッサ1410は、当該第2の要求メッセージに基づいて、当該第1のネットワークデバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報を送信するように送受信装置1420を制御するように構成される。
選択肢として、プロセッサ1410は、具体的に、第2のネットワークデバイスより送信された端末デバイスのコンテキスト情報と当該端末デバイスのデバイス識別子とを受信するように送受信装置1420を制御するように構成され、ここで、一つのデバイス識別子が一つの端末デバイスを一意的に示すために用いられる。
プロセッサ1410は、具体的に、当該記憶装置1430に端末デバイスのデバイス識別子と当該端末デバイスのコンテキスト情報とのマッピング関係の指示情報を記憶するように構成される。
プロセッサ1410は、具体的に、第1のネットワークデバイスより送信された第2の要求メッセージを受信するように送受信装置1420を制御するように構成され、当該第2の要求メッセージに当該端末デバイスのデバイス識別子が含まれ、また、
プロセッサ1410は、具体的に、第2の要求メッセージに含まれる当該端末デバイスのデバイス識別子に基づいて、当該記憶装置1430に記憶される端末デバイスのデバイス識別子と当該端末デバイスのコンテキスト情報とのマッピング関係の指示情報によって、当該端末デバイスのコンテキスト情報を確定するように構成される。
選択肢として、プロセッサ1410は、当該第1のネットワークデバイスに第2の指示情報を送信するように送受信装置1420を制御するように構成され、当該第2の指示情報が、当該第2のネットワークデバイスを示すために用いられ、又は、当該第2の指示情報が、当該第2のネットワークデバイスが当該第1のネットワークデバイスと同じであるか否かを示すために用いられる。
選択肢として、プロセッサ1410は、当該第1のネットワークデバイスより送信された更新後の当該端末デバイスのコンテキスト情報を受信するように送受信装置1420を制御するようにさらに構成される。
本発明の実施例による無線通信デバイス1400は、本発明の実施例における方法の管理デバイス(例えば、MME)に対応することができ、また、無線通信デバイス1400内の各ユニット、即ちモジュール、上記のその他の操作及び/又は機能のそれぞれは、図6の方法600の対応するフローを実現するためであり、簡潔上、ここで省略する。
本発明の実施例による無線通信デバイスは、第2のネットワークデバイスが端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新した後に、当該端末デバイスのコンテキスト情報を管理デバイスに送信し、それによって第1のネットワークデバイスが、管理デバイスから当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得し、当該端末デバイスのコンテキスト情報に基づいて、当該端末デバイスのコンテキスト情報を使用して、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立又は復元し、当該端末デバイスに通信サービスを提供することができ、即ち、端末デバイスが第2のネットワークデバイスから第1のネットワークデバイスにハンドオーバーしようとする時に、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のシグナリングのインタラクションを必要とせず、伝送リソースとシグナリングとのオーバーヘッドを低減し、ネットワーク構築のコストを削減することができる。
図15は、本発明のさらなる実施例による無線通信デバイス1500の概略的な構成図である。図15に示すように、当該デバイス1500は、プロセッサ1510と送受信装置1520とを含み、プロセッサ1510が送受信装置1520と接続され、選択肢として、当該デバイス1500は、記憶装置1530をさらに含み、記憶装置1530がプロセッサ1510と接続され、さらに、選択肢として、当該デバイス1500はバスシステム1540を含む。ここで、プロセッサ1510、記憶装置1530と送受信装置1520とはバスシステム1540によって接続されることができ、当該記憶装置1530命令を記憶するように構成されることができ、情報又は信号を送信するように送受信装置1520を制御するために、当該プロセッサ1510は、当該記憶装置1530に記憶される命令を実行するように構成される。
当該プロセッサ1510は、端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新するように構成される。
当該プロセッサ1510は、管理デバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報を送信するように送受信装置1520を制御するように構成される。
選択肢として、当該プロセッサ1510は、具体的に、当該管理デバイスに当該端末デバイスのコンテキスト情報と当該端末デバイスのデバイス識別子とを送信するように送受信装置1520を制御するように構成され、ここで、一つのデバイス識別子が一つの端末デバイスを一意的に示すために用いられる。
本発明の実施例による無線通信デバイス1500は、本発明の実施例における方法の第2のネットワークデバイス(例えば、ネットワークデバイス#Aに)に対応することができ、また、無線通信デバイス1500内の各ユニット、即ちモジュール、上記のその他の操作及び/又は機能のそれぞれは、図7の方法700の対応するフローを実現するためであり、簡潔上、ここで省略する。
本発明の実施例による無線通信デバイスは、第2のネットワークデバイスが端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新した後に、当該端末デバイスのコンテキスト情報を管理デバイスに送信し、それによって第1のネットワークデバイスが、管理デバイスから当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得し、当該端末デバイスのコンテキスト情報に基づいて、当該端末デバイスのコンテキスト情報を使用して、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立又は復元し、当該端末デバイスに通信サービスを提供することができ、即ち、端末デバイスが第2のネットワークデバイスから第1のネットワークデバイスにハンドオーバーしようとする時に、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のシグナリングのインタラクションを必要とせず、伝送リソースとシグナリングとのオーバーヘッドを低減し、ネットワーク構築のコストを削減することができる。
図16は、本発明のさらなる実施例による無線通信デバイス1600の概略的な構成図である。図16に示すように、当該デバイス1600は、プロセッサ1610と送受信装置1620とを含み、プロセッサ1610が送受信装置1620と接続され、選択肢として、当該デバイス1600は、記憶装置1630をさらに含み、記憶装置1630がプロセッサ1610と接続され、さらに、選択肢として、当該デバイス1600はバスシステム1640を含む。ここで、プロセッサ1610、記憶装置1630と送受信装置1620とはバスシステム1640によって接続されることができ、当該記憶装置1630命令を記憶するように構成されることができ、情報又は信号を送信するように送受信装置1620を制御するために、当該プロセッサ1610は、当該記憶装置1630に記憶される命令を実行するように構成される。
当該プロセッサ1610は、当該第1のネットワークデバイスが当該第1の要求メッセージに基づいて、当該デバイス1600のコンテキスト情報を取得するために、第1の時間帯において、第1のネットワークデバイスに第1の要求メッセージを送信するように送受信装置1620を制御するように構成され、当該第1の要求メッセージが、当該デバイス1600のために無線ベアラを確定又は復元するように当該第1のネットワークデバイスに要求するために用いられ、ここで、管理デバイスに当該デバイス1600のコンテキスト情報が記憶されており、当該デバイス1600のコンテキスト情報が、第2のネットワークデバイスにより当該管理デバイスに送信されたものであり、当該第2のネットワークデバイスが、当該第1の時間帯の前に最後の一つの、当該デバイス1600のコンテキスト情報を生成又は更新するネットワークデバイスである。
選択肢として、当該プロセッサ1610は、当該第1のネットワークデバイスに第1の指示情報を送信するように送受信装置1620を制御するようにさらに構成され、当該第1の指示情報が第3のネットワークデバイスを示すために用いられ、又は、当該第1の指示情報が第1のセルを示すために用いられ、又は当該第1の指示情報が、第3のネットワークデバイスが当該第1のネットワークデバイスと同じであるか否かを示すために用いられ、又は当該第1の指示情報が、第1のセルが当該第1のネットワークデバイスの管轄セルに属しているか否かを示すために用いられ、ここで、当該第3のネットワークデバイスが当該第1の時間帯の前に最後の一つの、当該デバイス1600とデータを伝送するネットワークデバイスであり、当該第1のセルが、当該デバイス1600が当該第1の時間帯の前に最後の1回にデータ伝送に使用するセルである。
本発明の実施例による無線通信デバイス1600は、本発明の実施例における方法の端末デバイス(例えば、端末デバイス#A)に対応することができ、また、無線通信デバイス1600内の各ユニット、即ちモジュール、上記のその他の操作及び/又は機能のそれぞれは、図8の方法800の対応するフローを実現するためであり、簡潔上、ここで省略する。
本発明の実施例による無線通信デバイスは、第2のネットワークデバイスが端末デバイスのコンテキスト情報を生成又は更新した後に、当該端末デバイスのコンテキスト情報を管理デバイスに送信し、それによって第1のネットワークデバイスが、管理デバイスから当該端末デバイスのコンテキスト情報を取得し、当該端末デバイスのコンテキスト情報に基づいて、当該端末デバイスのコンテキスト情報を使用して、当該端末デバイスのために無線ベアラを確立又は復元し、当該端末デバイスに通信サービスを提供することができ、即ち、端末デバイスが第2のネットワークデバイスから第1のネットワークデバイスにハンドオーバーしようとする時に、第1のネットワークデバイスと第2のネットワークデバイスとの間のシグナリングのインタラクションを必要とせず、伝送リソースとシグナリングとのオーバーヘッドを低減し、ネットワーク構築のコストを削減することができる。
注意すべきこととして、本発明の上記方法の実施例はプロセッサに適用されてもよく、又はプロセッサによって実現されてもよい。プロセッサは集積回路チップである可能性があり、信号処理能力を備えている。実現過程において、上記方法の実施例における各ステップは、プロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路、又はソフトウェア形態の命令により完成されてもよい。上記のプロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、専用集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、現場でプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。本発明の実施例における開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現、又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサはいずれかの通常のプロセッサなどであってもよい。本発明の実施例に開示された方法を結合するステップは、ハードウェア復号プロセッサによって実行して完成され、又は復号プロセッサにおけるハードウェアモジュール及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行して完成されるように具現することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの本分野における成熟した記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒質はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完成する。
本発明の実施例におけるメモリは揮発性記憶装置又は不揮発性記憶装置であってもよく、又は揮発性記憶装置及び不揮発性記憶装置の両者を含むことができることが理解できる。ここで、不揮発性記憶装置は読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM:Programmable ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable PROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically EPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性記憶装置は外部キャッシュメモリとして機能するランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であってもよい。制限的でなく例示的な説明により、多くの形態のRAMは利用可能であり、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic RAM)、同期動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous DRAM)、ダブルデータレート同期動的ランダムアクセスメモリ(DDRSDRAM:Double Data Rate SDRAM)、強化型同期動的ランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced SDRAM)、同期リンク動的ランダムアクセスメモリ(SLDRAM:Synchlink DRAM)とダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM)である。注意すべきこととして、本明細書に記載のシステムと方法のメモリは、これら、及びいずれかの他の適切なタイプのメモリを含むことを主旨しているが、これらに限定されない。
本発明の各実施例において、上記の各過程の番号は実施の前後順序と意味せず、各過程の実施順序は、その機能と自身のロジックによって確定されるべきであり、本発明の実施例の実施過程を制限するものになるわけではない、理解すべきである。
本願に開示されている実施例に説明されている各例示的なユニット及びアルゴリズムのステップを結合し、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの結合を用いて実現することができると、当業者であれば理解できる。これらの機能がハードウェアの形式かそれともソフトウェアの形式で実施するかについては、技術案の特定応用と設計制約によるものである。当業者は、各特定応用に応じて異なる方法を用いて、説明されている機能を実現することができるが、このような実現は本発明の範囲を超えていると見なすべきではない。
当業者は、説明の便利と簡潔上、上記に記載されているシステム、装置及びユニットの具体的な動作については、上記の方法実施例の対応されているフローを参照することができ、ここでそれ以上述べない。
本願に提供されている幾つかの実施例において、開示されているシステム、装置及び方法は、その他の方式で実現されても良い。例えば、上記に記載されている装置の実施例は単なる例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの分け方が、単なるロジック的な機能分けであり、実際、実現する時に他の分け方があっても良く、例えば、複数のユニット又はコンポーネントを別のシステムへ統合、又は集成しても良く、又は幾つかの技術特徴を省略、又は実施しなくても良い。また、明示され、又は議論されている各構成部分の互い的なカップリング、又は直接のカップリング、又は通信接続は、幾つかのインターフェース、装置、又はユニットの間接のカップリング又は通信によって接続されても良く、電気的、機械的、又はその他の形式であっても良い。
上記で分離コンポーネントとして説明したユニットは、物理的に分離されるものであっても良く、そうではないものであっても良い。ユニットとして示されるコンポーネントは物理ユニットであっても良く、そうではないものであっても良い。一箇所に配置されても良く、複数のネットワークユニットに配布しても良い。実際のニーズに応じて、その中の一部又は全部のユニットを選択して本実施例の技術案の目的を実現しても良い。
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは、一つの処理ユニットに統合しても良く、各ユニットはそれぞれ単独なユニットとしても良く、二つ又は二つ以上のユニットを一つのユニットに統合しても良い。
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの方式で実現し、しかも独立な製品として販売又は使用する場合、コンピュータ読み取り可能の記憶媒体に記憶しても良い。これによって、本発明の技術案が事実上、言い換えれば先行技術に貢献した部分がソフトウェア製品の形で具現でき、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パソコン、サーバ、またはネットワーク装置などであっても良い)に本発明の各実施例の全部または一部の前記方法を実行させための複数の命令を含む。上記の記憶媒体は、USBメモリ、移動記憶媒体、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセス記憶装置(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又はコンパクトディスクなどの各種のプログラムコードが記憶できる媒体を含む。
上記に記載されているのは、単なる本発明の具体的な実施形態に過ぎず、本発明はそれに限らず、当業者が本発明に開示されている範囲内において、容易に想到し得る変形又は入れ替えは、全て本発明の範囲内に含まれるべきである。そのため、本発明の範囲は、記載されている特許請求の範囲に準じるべきである。