JP7091377B2 - 酸素富化バーナ及びその燃焼方法 - Google Patents

酸素富化バーナ及びその燃焼方法 Download PDF

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Description

本発明は、酸素富化バーナ及びその燃焼方法に関する。
従来、鉄や非鉄金属、セラミックスなどの被加熱物を加熱する加熱炉では、空気燃焼バーナが用いられている。また、加熱炉の出口には、熱交換器が設けられており、燃焼用空気を200~500℃まで予熱している。
バーナにおける熱効率の向上を図る方法として、燃焼用空気に酸化剤である酸素を添加する酸素富化燃焼がある。酸素富化燃焼では、燃焼時の酸素濃度を高くすることによって、火炎の温度及び輝度が向上する。これにより、輻射伝熱効率が向上するため、バーナにおける熱効率の向上を図ることが可能である。
ところで、上述した従来の酸素富化バーナでは、空気燃焼バーナに比べて熱効率の向上を図ることができる一方で、火炎の温度が上昇するために、窒素酸化物(NOx)の生成が増加する課題がある。特に、加熱炉のように、燃焼用空気を予熱する場合、NOxの生成量が極端に増加する場合がある。
また、酸素富化バーナでは、火炎長が短くなることによって、炉内の温度分布に影響を及ぼし、被加熱物の温度分布が不均一になるといった課題がある。このため、バーナの構造や炉体の構造を根本的に変更する必要があった。
例えば、酸素富化を適用した低NOxバーナが提案されている(例えば、下記特許文献1を参照。)。しかしながら、このようなバーナの場合、中心の燃料と補助空気により形成された火炎周りに、酸素濃度の高い主空気が供給されることになり、火炎温度が上昇し、NOxの生成量が増加する。
一方、ノズルから火炎を形成するための保炎板を有し、ノズルの先端部において、酸素を燃料流路中で直角に吹込む構造の酸素富化燃焼バーナが提案されている(例えば、下記特許文献2を参照。)。しかしながら、このような構造の場合、ノズルの先端から高温の火炎が噴射されるため、NOxの生成量が多くなる。
特開平11-173506号公報 特開平08-325425号公報
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、酸素富化の燃焼条件においてもNOxの生成を抑制しながら、空気燃焼に比べて熱効率の向上を図ることができる酸素富化バーナ、並びに、そのような酸素富化バーナを用いた酸素富化バーナの燃焼方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 先端側の中心部に設けられた燃料ガス噴出口に向けて燃料ガスを供給する燃料ガス流路と、前記燃料ガス噴出口の周囲を囲むように設けられた一次酸化剤噴出口に向けて一次酸化剤を供給する一次酸化剤流路とを有するメインノズルと、
前記メインノズルの下側に少なくとも2つ以上配置されて、それぞれの先端側から二次酸化剤を噴射するサブノズルとを備え、
前記メインノズルは、前記燃料ガスを前記一次酸化剤により一次燃焼させることによって、その先端側から火炎を噴射し、
前記サブノズルは、その先端側の中心部に設けられた二次酸素噴出口に向けて二次酸素を供給する二次酸素流路を構成する第1のノズル部材と、前記二次酸素噴出口の周囲を囲むように設けられた二次空気噴出口に向けて二次空気を供給する二次空気流路を構成する第2のノズル部材とを有し、
前記第1のノズル部材及び前記第2のノズル部材は、前記サブノズルの先端まで延長して設けられ、
前記二次酸素噴出口は、前記第1のノズル部材により形成された第1の孔部の先端により構成され、
前記二次空気噴出口は、前記第2のノズル部材により形成された第2の孔部の先端により構成され、
前記二次酸素噴出口及び前記二次空気噴出口から前記二次酸化剤となる前記二次酸素及び前記二次空気を前記火炎に向けて噴射することにより前記火炎を二次燃焼させることを特徴とする酸素富化バーナ。
〔2〕 前記サブノズルは、その先端側に設けられた二次酸化剤噴出口に向けて二次酸化剤を供給する二次酸化剤流路を有することを特徴とする前記〔1〕に記載の酸素富化バーナ
〕 正面視で前記メインノズルの中心と前記サブノズルの中心との間の距離をL[mm]とし、前記燃料ガスの燃焼熱量[MJ/h]をQとしたときに、50×(Q/40.6)1/3≦L≦200×(Q/40.6)1/3の関係を満足することを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載の酸素富化バーナ。
〕 前記〔1〕~〔〕の何れか一項に記載の酸素富化バーナを用いた酸素富化バーナの燃焼方法であって、
前記サブノズルから前記火炎の1/2火炎長よりも先端側に向けて噴射された前記二次酸化剤により前記火炎を二次燃焼させることを特徴とする酸素富化バーナの燃焼方法。
〕 前記〔〕に記載の酸素富化バーナを用いた酸素富化バーナの燃焼方法であって、
前記二次酸素の酸化力を前記二次空気で囲むことによって低くすることを特徴とする酸素富化バーナの燃焼方法。
〕 前記燃料ガスの噴出速度を20~100m/sの範囲とし、
前記一次酸化剤の噴出速度を5~40m/sの範囲とし、
前記一次酸化剤の噴出速度に対する前記燃料ガスの噴出速度の比率を2~10の範囲とすることを特徴とする前記〔〕又は〔〕に記載の酸素富化バーナの燃焼方法。
〕 前記一次酸化剤及び前記二次酸化剤の流量の合計に対する前記一次酸化剤の流量の比率を百分率で10~40%の範囲とすることを特徴とする前記〔〕又は〔〕に記載の酸素富化バーナの燃焼方法。
〕 前記二次酸化剤の噴射速度を50~150m/sの範囲とすることを特徴とする前記〔〕又は〔〕に記載の酸素富化バーナの燃焼方法。
〕 前記一次酸化剤の酸素濃度を20.9%以上、且つ、前記一次酸化剤及び前記二次酸化剤の合計の酸素濃度以下とすることを特徴とする前記〔〕又は〔〕に記載の酸素富化バーナの燃焼方法。
10〕 前記燃料ガスとして、炭化水素系燃料ガスと、NH、H、COG、BFG、Mガスの中から選ばれる何れかのガスとの混合ガスを用いることを特徴とする前記〔〕又は〔〕に記載の酸素富化バーナの燃焼方法。
以上のように、本発明によれば、酸素富化の燃焼条件においてもNOxの生成を抑制しながら、空気燃焼に比べて熱効率の向上を図ることができる酸素富化バーナ、並びに、そのような酸素富化バーナを用いた酸素富化バーナの燃焼方法を提供することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係る酸素富化バーナの軸線方向に沿った断面図である。 図1に示す酸素富化バーナを先端側から見た正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る酸素富化バーナの軸線方向に沿った断面図である。 図3に示す酸素富化バーナを先端側から見た正面図である。 実施例3における距離Lを変更したときの(A)NOx濃度の変化を測定したグラフ、(B)CO濃度の変化を測定したグラフである。 実施例4における燃料ガスの噴出速度を変更したときのNOx濃度の変化を測定したグラフである。 実施例4における一次酸化剤の噴出速度を変更したときのNOx濃度の変化を測定したグラフである。 実施例4における一次酸化剤及び二次酸化剤の流量の合計に対する一次酸化剤の流量の比率を変更したときのNOx濃度の変化を測定したグラフである。 実施例6における二次酸化剤の噴出速度を変更したときのNOx濃度の変化を測定したグラフである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らないものとする。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態として、例えば図1及び図2に示す酸素富化バーナ1Aについて説明する。なお、図1は、酸素富化バーナ1Aの軸線方向に沿った断面図である。
図2は、酸素富化バーナ1Aを先端側から見た正面図である。
本実施形態のバーナ1Aは、図1及び図2に示すように、燃料ガスGを一次酸化剤S1により一次燃焼させることによって、その先端側から火炎Fを噴射するメインノズル2と、火炎Fに向けて噴射された二次酸化剤S2により火炎Fを二次燃焼させる少なくとも2つ以上(本実施形態では2つ)のサブノズル3とを備えている。
また、メインノズル2及びサブノズル3は、それぞれバーナタイルTを貫通する孔部H1,H2の内側に設置されている。バーナタイルTは、耐火材として加熱炉内の炉壁を構成している。
メインノズル2は、正面視でバーナタイルTのほぼ中央に位置する孔部H1に、その先端側が挿入された状態で配置されている。メインノズル2は、先端側の中心部に設けられた燃料ガス噴出口4と、燃料ガス噴出口4の周囲を囲むように設けられた一次酸化剤噴出口5と、燃料ガス噴出口4に向けて燃料ガスGを供給する燃料ガス流路6と、一次酸化剤噴出口5に向けて一次酸化剤S1を供給する一次酸化剤流路7とを有している。
メインノズル2は、その中心部に配置された第1のノズル部材8と、第1のノズル部材8の外側に同心円状に配置された第2のノズル部材9とを含む二重ノズル構造を有している。
第1のノズル部材8は、その中心部を軸線方向に貫通する断面円形状の第1の孔部8aを有して、全体として略円筒状に形成されている。燃料ガス流路6は、この第1の孔部8aにより構成され、燃料ガス噴出口4は、この第1の孔部8aの先端により構成されている。
第2のノズル部材9は、その中心部を軸線方向に貫通する断面円形状の第2の孔部9aを有して、全体として略円筒状に形成されている。一次酸化剤流路7は、この第2の孔部9aにより構成され、一次酸化剤噴出口5は、この第2の孔部9aの先端により構成されている。また、第2の孔部9aは、その途中から先端側に向かって縮径され、その縮径された形状のまま先端まで延長されている。
サブノズル3は、メインノズル2の下側に配置されている。本実施形態では、正面視でバーナタイルTの孔部H1よりも下方側に位置し、且つ、孔部H1を挟んで対称に並ぶ2つの孔部H2に、それぞれサブノズル3の先端側が挿入された状態で配置されている。サブノズル3は、その先端側に設けられた二次酸化剤噴出口10と、二次酸化剤噴出口10に向けて二次酸化剤S2を供給する二次酸化剤流路11とを有している。
サブノズル3は、その中心部を軸線方向に貫通する断面円形状の第3の孔部12aを有して、全体として略円筒状に形成された第3のノズル部材12により構成されている。二次酸化剤流路11は、この第3の孔部12aにより構成され、二次酸化剤噴出口10は、この第3の孔部12aの先端により構成されている。また、第3の孔部12aは、その途中から先端側に向かって僅かに縮径され、その縮径された形状のまま先端まで延長されている。
本実施形態の酸素富化バーナ1Aでは、燃料ガス噴出口4から噴出された燃料ガスGを一次酸化剤噴出口5から噴出された一次酸化剤S1により一次燃焼させることによって、メインノズル2の先端側から火炎Fを噴射する。また、本実施形態の酸素富化バーナ1Aでは、各サブノズル3の先端側から火炎Fに向けて噴射された二次酸化剤S2により火炎Fを二次燃焼させる。
本実施形態では、燃料ガスGとして、例えば、天然ガス(LNG)、都市ガス、LPガス、プロパンガス、ブタンガスなどの炭化水素系燃料ガスの他に、NH、H、コークス炉ガス(COG:Coke Oven Gas)、高炉ガス(BFG:Blast Furnace Gas)、ミックスガス(Mガス)の中から選ばれる何れかのガスと炭化水素系燃料ガスとの混合ガスを用いることができる。一方、一次酸化剤S1及び二次酸化剤S2には、空気又は酸素を用いることができる。
なお、COGは、石炭をコークス炉で乾留したときに発生する副生ガスであり、その主要成分は、水素、メタン、一酸化炭素、炭化水素である。BFGは、高炉で鉄鉱石をコークスで還元して銑鉄を製造する際に発生する副生ガスであり、その主要成分は、一酸化炭素、二酸化炭素、窒素である。Mガスは、余剰のCOGとBFGを混合したガスである。
本実施形態の酸素富化バーナ1Aでは、上述した燃料ガスGを一次酸化剤S1により一次燃焼させることによって、火炎(一次火炎/還元火炎)Fが形成され、この火炎Fの中心から離れた位置から供給される二次酸化剤S2により火炎Fを二次燃焼させることによって、燃料ガスGが完全燃焼させることが可能である。
特に、本実施形態の酸素富化バーナ1Aでは、サブノズル3から火炎Fの1/2火炎長よりも先端側に向けて噴射された二次酸化剤S2により火炎Fを二次燃焼させることが好ましい。
この場合、火炎Fの後流側で徐々に燃料ガスGと二次酸化剤S2とが反応するため、局所的な高温部が形成されず、NOxの生成を抑制することができる。また、メインノズル2よりも下方に位置するサブノズル3から二次酸化剤S2を供給することによって、火炎Fと二次酸化剤S2との混合が遅くなり、NOxの生成を抑制することができる。一方、火炎Fの全周囲から二次酸化剤S2が供給される場合、火炎Fと二次酸化剤S2との混合が速くなり、NOx生成の抑制効果が小さくなってしまう。
また、燃料ガスGとして、上述した炭化水素系燃料の他に、NH、H、COG、BFG、Mガスを用いた場合でも、NOxの生成を抑えることができる。また、加熱炉向けに、NH、H、COG、BFG、Mガスを燃料ガスGとして用いた場合でも、酸素富化することが可能となる。さらに、これらの燃料ガスGを用いることによって、COの発生量を大幅に削減することが可能となる。
また、本実施形態の酸素富化バーナ1Aでは、燃料ガスGの噴出速度Vgを20~100m/sの範囲とし、一次酸化剤S1の噴出速度Vs1を5~40m/sの範囲とし、一次酸化剤S1の噴出速度Vs1に対する燃料ガスGの噴出速度Vgの比率(Vg/Vs1)を2~10の範囲とすることが好ましい。
燃料ガスGの噴出速度Vgが20m/sより遅くなると、燃料ガスGが二次酸化剤S2の流れに巻き込まれて、燃料ガスGと二次酸化剤S2との混合が速くなり、NOxの生成量が増加することになる。一方、燃料ガスGの噴出速度Vgが100m/sより速くなると、燃料ガスGの流れに二次酸化剤S2が巻き込まれて、NOxの生成量が増加することになる。
一次酸化剤S1の噴出速度VS1が5m/sより遅くなると、燃料ガスGと一次酸化剤S1との混合が悪くなり、燃料ガスGの燃焼状態が悪化することになる。一方、一次酸化剤S1の噴出速度VS1が40m/sより速くなると、燃料ガスGと一次酸化剤S1との混合が速くなり、火炎Fの温度が上昇してNOxの生成量が増加することになる。
また、本実施形態の酸素富化バーナ1Aでは、一次酸化剤S1及び二次酸化剤S2の流量の合計に対する一次酸化剤S1の流量の比率を百分率で10~40%の範囲とすることが好ましい。
一次酸化剤S1の流量を上記範囲内とすることによって、還元雰囲気の一次火炎が形成され、NOxの生成を抑制することができる。一方、一次酸化剤S1の流量が10%より少なくなると、一次火炎が長くなり、全体の火炎長が長くなったり、未燃焼などの問題が生じることになる。一方、一次酸化剤S1の流量が40%より多くすると、一次火炎の還元性が弱くなり、NOxの生成量が増加することになる。
また、本実施形態の酸素富化バーナ1Aでは、二次酸化剤S2の噴射速度を50~150m/sの範囲とすることが好ましい。
二次酸化剤S2の噴射速度を上記範囲内とすることによって、一次火炎への二次酸化剤S2の混合を適正化し、NOxの生成を抑制することができる。一方、二次酸化剤S2の噴射速度が50m/sより遅くなると、一次火炎のとの混合が緩慢になり過ぎて、未燃焼ガスが発生することになる。一方、また、二次酸化剤S2の噴射速度が150m/sより速くなると、一次火炎との混合が速くなり、NOxの生成量が増加することになる。
また、本実施形態の酸素富化バーナ1Aでは、一次酸化剤S1の酸素濃度を20.9%以上、且つ、一次酸化剤S1及び二次酸化剤S2の合計の酸素濃度以下とすることが好ましい。
酸素富化燃焼において、燃料ガスGを酸素濃度の低い一次酸化剤S1と反応させることにより、一次火炎の温度を抑えることができる。また、局所酸素濃度を下げることによって、NOxの生成を抑制することができる。
また、本実施形態の酸素富化バーナ1Aでは、正面視でメインノズル2の中心とサブノズル3の中心との間の距離をL[mm]とし、燃料ガスGの燃焼熱量[MJ/h]をQとしたときに、下記式(1)の関係を満足することが好ましい。
50×(Q/40.6)1/3≦L≦200×(Q/40.6)1/3 …(1)
これにより、一次燃焼に形成された火炎Fへの二次酸化剤S2の混合が適正化され、NOxの発生を抑制することができる。一方、二次酸化剤S2の供給位置がメインノズル2に近過ぎると、二次酸化剤S2の混合が早くなり、高濃度のNOxが発生することになる。一方、二次酸化剤S2の供給位置がメインノズル2から遠すぎると、二次酸化剤S2の混合が悪くなり、燃焼悪化によりCO等の未燃焼ガスが発生することになる。
以上のように、本実施形態によれば、酸素富化の燃焼条件においてもNOxの生成を抑制しながら、空気燃焼に比べて熱効率の向上を図ることができる酸素富化バーナ1A、並びに、そのような酸素富化バーナ1Aを用いた酸素富化バーナの燃焼方法を提供することが可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態として、例えば図3及び図4に示す酸素富化バーナ1Aについて説明する。なお、図3は、酸素富化バーナ1Bの軸線方向に沿った断面図である。図4は、酸素富化バーナ1Bを先端側から見た正面図である。また、以下の説明では、上記酸素富化バーナ1Aと同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
本実施形態の酸素富化バーナ1Bは、図3及び図4に示すように、上記サブノズル3の構成が異なる以外は、上記酸素富化バーナ1Aと基本的に同じ構成を有している。
具体的に、この酸素富化バーナ1Bが備えるサブノズル3は、その先端側の中心部に設けられた二次酸素噴出口21と、二次酸素噴出口21の周囲を囲むように設けられた二次空気噴出口22と、二次酸素噴出口21に向けて二次酸素S2Oを供給する二次酸素流路23と、二次空気噴出口22に向けて二次空気S2Aを供給する二次空気流路24とを有している。
サブノズル3は、その中心部に配置された第1のノズル部材25と、第1のノズル部材25の外側に同心円状に配置された第2のノズル部材26とを含む二重ノズル構造を有している。
第1のノズル部材25は、その中心部を軸線方向に貫通する断面円形状の第1の孔部25aを有して、全体として略円筒状に形成されている。二次酸素流路23は、この第1の孔部25aにより構成され、二次酸素噴出口21は、この第1の孔部25aの先端により構成されている。また、第1の孔部25aは、その途中から先端側に向かって僅かに縮径され、その縮径された形状のまま先端まで延長されている。
第2のノズル部材26は、その中心部を軸線方向に貫通する断面円形状の第2の孔部26aを有して、全体として略円筒状に形成されている。二次空気流路24は、この第2の孔部26aにより構成され、二次空気噴出口22は、この第2の孔部26aの先端により構成されている。また、第2の孔部26aは、その途中から先端側に向かって縮径され、その縮径された形状のまま先端まで延長されている。
本実施形態の酸素富化バーナ1Bでは、燃料ガス噴出口4から噴出された燃料ガスGを一次酸化剤噴出口5から噴出された一次酸化剤S1により一次燃焼させることによって、メインノズル2の先端側から火炎Fを噴射する。また、本実施形態の酸素富化バーナ1Bでは、二次酸素噴出口21から噴出された二次酸素S2Oと、二次空気噴出口22ら噴出された二次空気S2Aとを二次酸化剤S2として、各サブノズル3の先端側から火炎Fに向けて噴射し、この二次酸化剤S2(二次酸素S2O及び二次空気S2A)により火炎Fを二次燃焼させる。
本実施形態の酸素富化バーナ1Bでは、上述した燃料ガスGを一次酸化剤S1により一次燃焼させることによって、火炎(一次火炎/還元火炎)Fが形成され、この火炎Fの中心から離れた位置から供給される二次酸化剤S2(二次酸素S2O及び二次空気S2A)により火炎Fを二次燃焼させることによって、燃料ガスGが完全燃焼させることが可能である。
特に、本実施形態の酸素富化バーナ1Bでは、酸化力の高い二次酸素S2Oを酸化力の低い二次空気S2Aで囲んだ状態で噴射することが好ましい。
この場合、サブノズル3から噴射される二次酸化剤S2のうち、その外周付近の二次空気S2Aによる酸化力を低くし(すなわち低酸素濃度とし)、その中心付近の二次酸素S2Oによる酸化力を高くする(すなわち高酸素濃度とする)ことで、メインノズル2の先端近くでは、一次燃焼に形成された火炎Fが酸素濃度の低い二次酸化剤S2と反応し、火炎Fの温度の上昇が抑えられる。これにより、NOxの生成を抑制することができる。
また、本実施形態の酸素富化バーナ1Bでは、上述した酸素富化バーナ1Aと同じ燃焼方法を用いることによって、酸素富化バーナ1Aを用いた場合と同様の効果を得ることが可能である。
以上のように、本実施形態によれば、酸素富化の燃焼条件においてもNOxの生成を抑制しながら、空気燃焼に比べて熱効率の向上を図ることができる酸素富化バーナ1B、並びに、そのような酸素富化バーナ1Bを用いた酸素富化バーナの燃焼方法を提供することが可能である。
以下、実施例により本発明の効果をより明らかなものとする。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
(実施例1)
実施例1では、上記酸素富化バーナ1Aを試験炉に設置して、下記表1の燃焼条件で燃焼試験を行い、炉出口におけるNOx濃度を測定した。その測定結果を下記表2に示す。
Figure 0007091377000001
Figure 0007091377000002
本燃焼試験では、メインノズル2の中心とサブノズル3の中心との間の距離Lは、125mmとした。また、酸素富化バーナ1Aによる燃焼量は、炉内温度が1270℃となるように調整した。
本燃焼試験では、上記表1中に示す条件1~4のように、一次酸化剤S1及び二次酸化剤S2の酸素濃度を変えて、NOx濃度への影響を確認した。その結果、何れの条件においても、加熱炉のNOx濃度の規制値である130ppm(O11%換算)対して、十分低いレベルに抑制できることを確認した。また、CO濃度も低いレベルにあることを確認した。
(実施例2)
実施例2では、上記酸素富化バーナ1Bを試験炉に設置して、下記表3の燃焼条件で燃焼試験を行い、炉出口におけるNOx濃度を測定した。その測定結果を下記表4に示す。
Figure 0007091377000003
Figure 0007091377000004
本燃焼試験では、メインノズル2の中心とサブノズル3の中心との間の距離Lは、125mmとした。また、酸素富化バーナ1Aによる燃焼量は、炉内温度が1270℃となるように調整した。
本燃焼試験では、上記表3中に示す条件1~3のように、一次酸化剤S1及び二次酸化剤S2(二次酸素S2O及び二次空気S2A)の酸素濃度を変えて、NOx濃度への影響を確認した。その結果、何れの条件においても、加熱炉のNOx濃度の規制値である130ppm(O11%換算)対して、十分低いレベルに抑制できることを確認した。また、CO濃度も低いレベルにあることを確認した。
また、実施例1の条件4と実施例2の条件2とは、メインノズル3の燃焼条件が同じであるが、一次酸化剤S1の酸素濃度が低い実施例2の条件2の方がNOxが抑制できることを確認した。
(実施例3)
実施例3では、上記酸素富化バーナ1Aを試験炉に設置して、下記表5の燃焼条件で距離Lを変更しながら燃焼試験を行い、炉出口におけるNOx濃度及びCO濃度を測定した。その測定結果をまとめたグラフを図5(A),(B)に示す。
Figure 0007091377000005
本燃焼試験における燃料ガスの燃焼熱量は、365.4MJ/hである。したがって、上記式(1)を満足する距離Lの範囲は、104≦L≦416mmである。
本燃焼試験では、図5(A)に示すように、距離Lが上記式(1)を満足する範囲で、加熱炉のNOx濃度の規制値である130ppm(O11%換算)対して、十分低いレベルに抑制できることを確認した。また、図5(B)に示すように、距離Lが上記式(1)を満足する範囲で、CO濃度を50ppm以下の低いレベルに抑制できることを確認した。
(実施例4)
実施例4では、上記酸素富化バーナ1Aを試験炉に設置して、下記表6の燃焼条件(条件1)で燃料ガスの噴出速度を変更しながら燃焼試験を行い、炉出口におけるNOx濃度を測定した。その測定結果をまとめたグラフを図6に示す。
また、実施例4では、上記酸素富化バーナ1Aを試験炉に設置して、下記表6の燃焼条件(条件2)で一次酸化剤の噴出速度を変更しながら燃焼試験を行い、炉出口におけるNOx濃度を測定した。その測定結果をまとめたグラフを図7に示す。
Figure 0007091377000006
本燃焼試験では、図6に示すように、燃料ガスの噴出速度が20~100m/sとなる範囲で、加熱炉のNOx濃度の規制値である130ppm(O11%換算)対して、十分低いレベルに抑制できることを確認した。
本燃焼試験では、図7に示すように、一次酸化剤の噴出速度が5~40m/sとなる範囲で、加熱炉のNOx濃度の規制値である130ppm(O11%換算)対して、十分低いレベルに抑制できることを確認した。
(実施例5)
実施例5では、上記酸素富化バーナ1Aを試験炉に設置して、下記表7の燃焼条件で一次酸化剤及び二次酸化剤の流量の合計に対する一次酸化剤の流量の比率を変更しながら燃焼試験を行い、炉出口におけるNOx濃度を測定した。その測定結果をまとめたグラフを図8に示す。
Figure 0007091377000007
本燃焼試験では、図8に示すように、一次酸化剤の比率が0.1~0.4(10~40%)となる範囲で、加熱炉のNOx濃度の規制値である130ppm(O11%換算)対して、十分低いレベルに抑制できることを確認した。
(実施例6)
実施例6では、上記酸素富化バーナ1Aを試験炉に設置して、下記表8の燃焼条件で二次酸化剤の噴射速度を変更しながら燃焼試験を行い、炉出口におけるNOx濃度及びCO濃度を測定した。その測定結果をまとめたグラフを図9(A),(B)に示す。
Figure 0007091377000008
本燃焼試験では、図9(A)に示すように、二次酸化剤の噴射速度が50~150m/sとなる範囲で、加熱炉のNOx濃度の規制値である130ppm(O11%換算)対して、十分低いレベルに抑制できることを確認した。また、図9(B)に示すように、距離Lが上記式(1)を満足する範囲で、CO濃度を50ppm以下の低いレベルに抑制できることを確認した。
1A,1B…酸素富化バーナ 2…メインノズル 3…サブノズル 4…燃料ガス噴出口 5…一次酸化剤噴出口 6…燃料ガス流路 7…一次酸化剤流路 8…第1のノズル部材 9…第2のノズル部材 10…二次酸化剤噴出口 11…二次酸化剤流路 12…第3のノズル部材 21…二次酸素噴出口 22…二次空気噴出口 23…二次酸素流路 24…二次空気流路 25…第1のノズル部材 26…第2のノズル部材 G…燃料ガス S1…一次酸化剤 S2…二次酸化剤 S2O…二次酸素 S2A…二次空気

Claims (10)

  1. 先端側の中心部に設けられた燃料ガス噴出口に向けて燃料ガスを供給する燃料ガス流路と、前記燃料ガス噴出口の周囲を囲むように設けられた一次酸化剤噴出口に向けて一次酸化剤を供給する一次酸化剤流路とを有するメインノズルと、
    前記メインノズルの下側に少なくとも2つ以上配置されて、それぞれの先端側から二次酸化剤を噴射するサブノズルとを備え、
    前記メインノズルは、前記燃料ガスを前記一次酸化剤により一次燃焼させることによって、その先端側から火炎を噴射し、
    前記サブノズルは、その先端側の中心部に設けられた二次酸素噴出口に向けて二次酸素を供給する二次酸素流路を構成する第1のノズル部材と、前記二次酸素噴出口の周囲を囲むように設けられた二次空気噴出口に向けて二次空気を供給する二次空気流路を構成する第2のノズル部材とを有し、
    前記第1のノズル部材及び前記第2のノズル部材は、前記サブノズルの先端まで延長して設けられ、
    前記二次酸素噴出口は、前記第1のノズル部材により形成された第1の孔部の先端により構成され、
    前記二次空気噴出口は、前記第2のノズル部材により形成された第2の孔部の先端により構成され、
    前記二次酸素噴出口及び前記二次空気噴出口から前記二次酸化剤となる前記二次酸素及び前記二次空気を前記火炎に向けて噴射することにより前記火炎を二次燃焼させることを特徴とする酸素富化バーナ。
  2. 前記サブノズルは、その先端側に設けられた二次酸化剤噴出口に向けて二次酸化剤を供給する二次酸化剤流路を有することを特徴とする請求項1に記載の酸素富化バーナ。
  3. 正面視で前記メインノズルの中心と前記サブノズルの中心との間の距離をL[mm]とし、前記燃料ガスの燃焼熱量[MJ/h]をQとしたときに、50×(Q/40.6)1/3≦L≦200×(Q/40.6)1/3の関係を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の酸素富化バーナ。
  4. 請求項1~の何れか一項に記載の酸素富化バーナを用いた酸素富化バーナの燃焼方法であって、
    前記サブノズルから前記火炎の1/2火炎長よりも先端側に向けて噴射された前記二次酸化剤により前記火炎を二次燃焼させることを特徴とする酸素富化バーナの燃焼方法。
  5. 請求項に記載の酸素富化バーナを用いた酸素富化バーナの燃焼方法であって、
    前記二次酸素の酸化力を前記二次空気で囲むことによって低くすることを特徴とする酸素富化バーナの燃焼方法。
  6. 前記燃料ガスの噴出速度を20~100m/sの範囲とし、
    前記一次酸化剤の噴出速度を5~40m/sの範囲とし、
    前記一次酸化剤の噴出速度に対する前記燃料ガスの噴出速度の比率を2~10の範囲とすることを特徴とする請求項又はに記載の酸素富化バーナの燃焼方法。
  7. 前記一次酸化剤及び前記二次酸化剤の流量の合計に対する前記一次酸化剤の流量の比率を百分率で10~40%の範囲とすることを特徴とする請求項又はに記載の酸素富化バーナの燃焼方法。
  8. 前記二次酸化剤の噴射速度を50~150m/sの範囲とすることを特徴とする請求項又はに記載の酸素富化バーナの燃焼方法。
  9. 前記一次酸化剤の酸素濃度を20.9%以上、且つ、前記一次酸化剤及び前記二次酸化剤の合計の酸素濃度以下とすることを特徴とする請求項又はに記載の酸素富化バーナの燃焼方法。
  10. 前記燃料ガスとして、炭化水素系燃料ガスと、NH、H、COG、BFG、Mガスの中から選ばれる何れかのガスとの混合ガスを用いることを特徴とする請求項又はに記載の酸素富化バーナの燃焼方法。
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