JP7087674B2 - Id発行装置、id発行方法、及びプログラム - Google Patents

Id発行装置、id発行方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、自動的にID(Identification)を発行するための、ID発行装置、及びID発行方法に関し、更には、これらを実現するためのプログラムに関する。
従来から、IDとして、数字列で構成されたID番号を、自動的に発行するシステムが知られている。このようなシステムとしては、ID番号として、連続した番号を発行するシステムもあるが、この場合は、第三者によるID番号の偽造が容易なものとなる。
これに対して、特許文献1は、このような問題を解決したシステムを開示している。具体的には、特許文献1に開示されたシステムは、N個のID番号を発行する際に、ランダムな数列で構成されたランダム番号部と、連続番号で構成されたシリアル番号部とで、各IDを構成する。
特許文献1に開示されたシステムによれば、他のIDと重複することがなく、且つセキュリティ性の高いIDを、短期間で大量に発行することが可能になると考えられる。
特開2006-350693号公報
ところで、上記特許文献1に開示されたシステムでは、セキュリティ性の向上を図りつつ、ID番号が付与される対象の増加に対応するためには、ID番号の桁数を増加させる必要がある。場合によっては、ID番号の桁数は、12桁、13桁、又はそれ以上となってしまう。
この場合、人にとって、ID番号を記憶することが困難となる。また、人は、記憶が困難であると、ID番号を、メモ又は外部装置に記録するため、この結果、ID番号の漏洩及び紛失の危険性が高まってしまう。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、セキュリティ性を確保しつつ、人が記憶しやすいIDを自動的に発行し得る、ID発行装置、ID発行方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるID発行装置は、
数字列で構成されたID番号を発行する、ID番号発行部と、
予め設定されている関数を用いて、前記ID番号を別の数字列と演算式とに変換し、更に、得られた前記別の数字列と前記演算式とを、予め設定されたルールに沿って、文字列に変換する、ID番号変換部と、
を備えている、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるID発行方法は、
(a)数字列で構成されたID番号を発行する、ステップと、
(b)予め設定されている関数を用いて、前記ID番号を別の数字列と演算式とに変換し
、更に、得られた前記別の数字列と前記演算式とを、予め設定されたルールに沿って、文字列に変換する、ステップと、
を有する、ことを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、
コンピュータに、
(a)数字列で構成されたID番号を発行する、ステップと、
(b)予め設定されている関数を用いて、前記ID番号を別の数字列と演算式とに変換し、更に、得られた前記別の数字列と前記演算式とを、予め設定されたルールに沿って、文字列に変換する、ステップと、
を実行させる、ことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、セキュリティ性を確保しつつ、人が記憶しやすいIDを自動的に発行することができる。
図1は、本発明の実施の形態におけるID発行装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態におけるID発行装置の具体的構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態で用いられる辞書の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態におけるID発行装置がID番号を文字型IDに変換する際の動作を示すフロー図である。 図5は、本発明の実施の形態におけるID発行装置が文字型IDをID番号に復号する際の動作を示すフロー図である。 図6は、本発明の実施の形態におけるID発行装置の変形例の具体的構成を示すブロック図である。 図7は、本発明の実施の形態におけるID発行装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
(発明の概要)
本発明は、ID番号(Identification Number)を発行する装置に関し、特に「人間にとって理解しやすいIDを発行する」ことに特徴がある。より具体的には、本発明の特徴は、「ID番号を発行する点」と、「発行したID番号を人間にとって理解しやすい文字列、更には文に変換する点と」とにある。また、本発明には、特徴として「変換した文字列を元のID番号に再変換する点」が追加されることもある。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における、ID発行装置、ID発行方法、及びプログラムについて、図1~図7を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、図1を用いて、本実施の形態におけるID発行装置の概略構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるID発行装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示す、本実施の形態におけるID発行装置10は、自動的にIDを発行するための装置である。図1に示すように、ID発行装置10は、ID番号発行部20と、ID番
号変換部30とを備えている。
ID番号発行部20は、数字列で構成されたID番号を発行する。ID番号変換部30は、まず、予め設定されている関数を用いて、ID番号を別の数字列と演算式とに変換する。次いで、ID番号変換部30は、得られた別の数字列と演算式とを、予め設定されたルールに沿って、文字列に変換する。
このように、本実施の形態では、数字列で構成されたID番号は、人間にとって理解しやすい文字列によるIDに変換される。また、ID番号は、文字列に変換される前に、別の数字列と演算式とに変換されているので、セキュリティ性が確保される。このため、本実施の形態によれば、セキュリティ性を確保しつつ、人が記憶しやすいIDを自動的に発行することができる。
続いて、図2及び図3を用いて、本実施の形態におけるID発行装置10の構成をより具体的に説明する。図2は、本発明の実施の形態におけるID発行装置の具体的構成を示すブロック図である。図3は、本発明の実施の形態で用いられる辞書の一例を示す図である。
図2に示すように、本実施の形態では、ID発行装置10は、ID番号発行部20及びID番号変換部30に加えて、ID復号部40と、関数蓄積部34と、辞書35とを備えている。以下、各部について詳細に説明する。
ID番号発行部20は、同じ番号が重複しないように、一意のID番号を発行する。また、ID番号発行部20は、前回発行したID番号に連続するID番号を発行しても良いし、ランダムな番号でID番号を発行しても良い。
関数蓄積部34は、後述の関数選択部31によって選択される各種の関数を蓄積している。蓄積されている関数としては、加減乗除等を含む「有理関数」、ルート等を含む「無理関数」、指数関数、対数関数、三角関数、さらに楕円関数、ガンマ関ベータ関数等が挙げられる。更に、その他に、これらの関数を組み合わせることによって得られる、一次関数、二次関等も挙げられる。また、関数は、ハッシュ関数、座標変換のための関数、行列等であっても良い。
辞書35は、数字列と対応する文字列とを登録しており、具体的には、各種数字列に対応する、いわゆる単語(タヌキ、三輪車、食べる等)を登録している。辞書35としては、例えば、従来からの機械翻訳用の辞書が用いられても良い。
一般に、人間がよく使用する単語は1万語程度である。このため、辞書35においては、例えば、0~9999(4ケタ)の数字それぞれと、通常利用される単語とが対応付けて登録される。また、2単語ならは、8ケタ、3単語ならば、12ケタまで表現可能である。更に、関数は組み合わせにより無数に生成できるため、関数を利用することで、多くの数字に対応することが可能である。
ID番号変換部30は、図2に示すように、本実施の形態では、関数選択部31と、文字列生成部32と、変換ID出力部33とを備えている。ID番号変換部30は、これらの構成により、ID番号発行部20によって発行されたID番号を、人間にとって理解しやすい文字列に変換する。
関数選択部31は、関数蓄積部34に蓄積されている関数の中から関数を選択し、選択した関数を用いて、ID番号を別の数字列と演算式とに変換する。具体的には、関数選択
部31は、変換後の別の数字列を演算式によって計算した場合に、計算結果がID番号となることを条件として、関数の選択と、ID番号の別の数字列及び演算式への変換とを実行する。
例えば、関数選択部31が、関数として、乗算のみの関数を選択し、元のID番号に対し、ポラード・ロー素因数分解法等を適用して、素因数分解を行い、その結果が辞書に現れる数字と一致したとする。この場合、関数選択部31は、選択した関数を採択する。例えば、ID番号が40959であるとする。この場合、関数選択部31は、40959を、乗算のみの関数を選択し、素因数分解によって、「123×333」に変換する。
文字列生成部32は、辞書35を用いて、関数選択部31によって変換された数字列と演算式とを文字列に変換する。具体的には、文字列生成部32は、辞書35から、関数選択部31によって変換された数字列と演算式とに対応する単語を、検索する。
例えば、関数選択部31によって、「123×333」([演算「乗算」、(123, 333)])が得られているとすると、文字列生成部32は、辞書35から、数値123及び333それぞれに対応する単語を抽出する。具体的には、文字列生成部32は、123=「タヌキ」、333=「三輪車」を抽出する(図4参照)。
また、文字列生成部32は、更に辞書に登録されている単語の品詞情報及び意味情報を用いて、変換によって得られた文字列から、一般的に運用されている文(言語表現)を作成する。具体的には、文字列生成部32は、まず、上述したように「演算」(数値1、数値2)から、「演算対応単語」(数値対応単語1、数値対応単語2)を作成する。そして、文字列生成部32は、図4に示す各意味情報(テンプレート)の中から、対応するテンプレート(「(名詞)が(名詞)を(動詞)」)を選択し、選択したテンプレートを用いて「(数値対応単語1)が(数値対応単語2)を(演算対応単語)」のような文を生成する。なお、図4に示したように、意味情報(テンプレート)は、単語及び助詞と共に辞書35に格納されている
例えば、文字列生成部32は、「乗算=乗る」(123=タヌキ、333=三輪車)である場合には、ID番号40959から、文字列として「タヌキが三輪車に乗る」を生成する。同様に、文字列生成部32は、ID番号40959から、「3乗」(17191)=「綺麗な」(バラ)、「和」(912、3761)=猫「の」しっぽ等も生成する。
上記説明においては、日本語を例にしているが、本実施の形態は、日本語以外の言語に基づいて文字列が生成されていても良い。例えば、言語毎に辞書を構築し、文法規則(テンプレート)を用意することで、日本語以外の言語を用いた場合も同様にして文字列の作成が可能となる。
例えば、英語を例にすると、文字列生成部32は、「3乗」(17191)から「beautiful」(rose)を生成し、又「和」(912、3761)から、「Tail 「of」 the cat」を生成する。
変換ID出力部33は、文字列生成部32によって生成された文(即ち、文字列に変換されたID番号(以下「文字型ID」と表記する))を、利用者に対して出力する。また、変換ID出力部33は、複数の文字型IDが生成されている場合は、全ての文字型IDを出力しても良いし、いずれかの文字型IDを選択し、選択した文字型IDのみを出力しても良い。前者の場合は、利用者に文字型IDの選択を委ねることもできる。
ID復号部40は、文字型IDが入力されると、これを元のID番号に復号する。図2
に示すように、ID復号部40は、入力受付部41と、文字列解析部42と、変換処理部43と、ID番号出力部44とを備えている。
入力受付部41は、利用者によって、文字型IDが入力されると、入力された文字型IDを受け付ける。また、利用者による入力は、キーボード、ボタン、タッチペン、タッチパネル等の入力機器を介して行われても良いし、利用者の端末装置からのデータ通信によって行われても良い。
文字列解析部42は、上述した文字列生成部32とは逆向きに動作し、入力受付部41で受付られた文字型IDの文を解析して、文字型IDを、変換処理部43によって処理しやすい形式に変換する。具体的には、文字列解析部42は、例えば、意味情報(テンプレート)「(名詞)が(名詞)を(動詞)」を用いて、入力された文字型IDから、「演算対応単語」(数値対応単語1、数値対応単語2)を生成する。例えば、文字型IDが「タヌキが三輪車に乗る」である場合は、文字列解析部42は、「乗る」(タヌキ、三輪車)を生成する。
変換処理部43は、文字列解析部42によって生成された文字列から、数字列と演算式とを生成する。具体的には、変換処理部43は、辞書35を検索し、「演算対応単語」から演算式を生成し、「数値対応単語」から数値を生成する。例えば、変換処理部43は、「乗る」(タヌキ、三輪車)から、「乗算」(123、333)=123×333を生成する。その後、変換処理部43は、生成した数字列を演算式によって演算することによって、元のID番号を生成する。
ID番号出力部44は、変換処理部43によって生成された元のID番号を出力する。この場合の出力先としては、ID番号を必要とする装置、ID番号を必要とする利用者が挙げられる。また、ID番号を必要とする装置としては、表示装置、通信装置、印刷装置等が挙げられる。
[装置動作]
次に、本実施の形態におけるID発行装置10の動作について図4及び図5を用いて説明する。以下の説明においては、適宜図1~図3を参酌する。また、本実施の形態では、ID発行装置10を動作させることによって、ID発行方法が実施される。よって、本実施の形態におけるID発行方法の説明は、以下のID発行装置10の動作説明に代える。
最初に、図4を用いて、ID番号を文字型IDに変換する処理について説明する。図4は、本発明の実施の形態におけるID発行装置がID番号を文字型IDに変換する際の動作を示すフロー図である。図4に示すように、最初に、ID番号発行部20が、同じ番号が重複しないように、一意のID番号を発行する(ステップA1)。また、ID番号発行部20は、発行したID番号をID番号変換部30に入力する。
次に、ID番号変換部30において、関数選択部31は、関数蓄積部34に蓄積されている関数の中から関数を選択し(ステップA2)、選択した関数を用いて、ID番号を、この番号以外の数字列と演算式とに変換する(ステップA3)。
次に、関数選択部31は、ステップA3の変換によって得られた数字列と演算式とを用いて演算を行い、演算結果とID番号とが一致しているかどうかを判定する(ステップA4)。
ステップA4の判定の結果、演算結果とID番号とが一致していない場合は、関数選択部31は、再度ステップA3を実行する。一方、演算結果とID番号とが一致している場
合は、関数選択部31は、文字列の探索が終了であるかどうか、具体的には、数字列及び演算式の組合せが必要な数だけえられているかどうかを判定する(ステップA5)。
ステップA5の判定の結果、文字列の探索が終了でない場合は、関数選択部31は、再度ステップA2を実行する。一方、ステップA5の判定の結果、文字列の探索が終了である場合は、関数選択部31は、文字列生成部32にステップA6の実行を指示する。
次に、文字列生成部32は、関数選択部31の指示を受けると、辞書35を用いて、ステップA3で変換された数字列と演算式とを文字列に変換する(ステップA6)。
次に、文字列生成部32は、辞書35に登録されている単語の品詞情報及びテンプレートを用いて、ステップA6で得られた文字列から、一般的に運用されている文(言語表現)を生成する(ステップA7)。
次に、変換ID出力部33は、ステップA7で作成された文(文字型ID)を利用者に対して出力する(ステップA8)。ステップA8の実行により、数字のみで構成され、利用者にとって理解し難いIDは、利用者が理解しやすい文で構成されたIDに変換される。
続いて、図5を用いて、文字型IDをID番号に復号する処理について説明する。図5は、本発明の実施の形態におけるID発行装置が文字型IDをID番号に復号する際の動作を示すフロー図である。
図5に示すように、入力受付部41は、利用者によって、文字型IDが入力されると、入力された文字型IDを受け付ける(ステップB1)。
次に、文字列解析部42は、ステップB1受付られた文字型IDの文を解析して、文字列を作成する(ステップB2)。具体的には、文字列解析部42は、文字型IDの文から、「演算対応単語」(数値対応単語1、数値対応単語2)を生成する。
次に、変換処理部43は、ステップB2で作成された文字列から、数字列と演算式とを生成する(ステップB3)。具体的には、変換処理部43は、辞書35を検索し、「演算対応単語」から演算式を生成し、「数値対応単語」から数値を生成する。
次に、変換処理部43は、ステップB3で生成した数字列を演算式によって演算することによって、元のID番号を生成する(ステップB4)。
次に、ID番号出力部44は、ステップB4で生成された元のID番号を出力する(ステップB5)。この場合の出力先としては、ID番号を必要とする装置、ID番号を必要とする利用者が挙げられる。
[実施の形態の効果]
以上のように、本実施の形態によれば、数字列で構成されたID番号は、人間にとって理解しやすい文に変換される。また、ID番号は、文に変換される前に、別の数字列と演算式とに変換される。このため、本実施の形態によれば、セキュリティ性を確保しつつ、人が記憶しやすいIDを自動的に発行することができる。また、利用者が、メモ又は外部の記憶装置にIDを記録することが抑制されるので、この点からもセキュリティ性の向上が図られる。
また、本実施の形態では、1つのID番号に対し、複数の文字型IDを作成することも
でき、そのなかから、利用者に自身が覚えやすいものを選択させることもできる。この場合は、利用者にとってIDを覚えることがより容易なものとなり、利用者の負担が軽減される。
また、ID番号として導出される数値が膨大である場合には、適当な数値をいれても正しいID番号と一致する可能性が極めて少なくなる。この場合は、認証処理において、パスワードを廃止し、変換後の文字型IDのみでログインできるようにすることも可能である。
また、上述した例では、ID番号を文字列に変換する場合について説明しているが、本実施の形態では、ID番号には、数字列で構成されたパスワードも含まれている。本実施の形態は、このパスワードを文字列に変換する場合にも適用される。
[変形例]
ここで、本実施の形態におけるID発行装置10の変形例について図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態におけるID発行装置の変形例の具体的構成を示すブロック図である。
図6に示すように、本変形例では、関数蓄積部34及び辞書35は、ID番号変換部30とID復号部40とのそれぞれ毎に備えられている。この態様によれば、ID番号変換部30とID復号部40とを並行して動作させることが容易となる。
[プログラム]
本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータに、図4に示すステップA1~A8、図5に示すステップB1~B5を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態におけるID発行装置10とID発行方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、ID番号発行部20、ID番号変換部30、及びID復号部40として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態では、関数蓄積部34及び辞書35は、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置に、これらを構成するデータファイルを格納することによって、実現できる。
また、本実施の形態におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されても良い。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、ID番号発行部20、ID番号変換部30、及びID復号部40のいずれかとして機能しても良い。また、関数蓄積部34及び辞書35は、本実施の形態におけるプログラムを実行するコンピュータとは別のコンピュータ上に構築されていても良い。
[物理構成]
ここで、本実施の形態におけるプログラムを実行することによって、ID発行装置10を実現するコンピュータについて図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態におけるID発行装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図7に示すように、コンピュータ110は、CPU(Central Processing Unit)111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。なお、コンピュータ110は、CPU111に加えて、又はCPU111に代えて、GP
U(Graphics Processing Unit)、又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)を備えていても良い。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記録媒体、又はCD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記録媒体が挙げられる。
なお、本実施の形態におけるID発行装置10は、プログラムがインストールされたコンピュータではなく、各部に対応したハードウェアを用いることによっても実現可能である。更に、ID発行装置10は、一部がプログラムで実現され、残りの部分がハードウェアで実現されていてもよい。
上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)~(付記16)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
数字列で構成されたID番号を発行する、ID番号発行部と、
予め設定されている関数を用いて、前記ID番号を別の数字列と演算式とに変換し、更に、得られた前記別の数字列と前記演算式とを、予め設定されたルールに沿って、文字列に変換する、ID番号変換部と、
を備えている、ことを特徴とするID発行装置。
(付記2)
付記1に記載のID発行装置であって、
前記ID番号変換部が、変換後の前記別の数字列を前記演算式によって計算した場合に、計算結果が前記ID番号となるように、予め用意されている複数の関数の中から関数を選択し、選択した関数を用いて、前記ID番号を別の数字列と演算式とに変換する、
ことを特徴とするID発行装置。
(付記3)
付記1または2に記載のID発行装置であって、
前記ID番号変換部が、前記予め設定されたルールとして、数字列と対応する文字列とを登録している辞書を用いて、前記別の数字列と前記演算式とを、文字列に変換する、
ことを特徴とするID発行装置。
(付記4)
付記3に記載のID発行装置であって、
前記辞書が、更に、文のテンプレートを登録しており、
前記ID番号変換部が、変換によって得られた前記文字列を、前記テンプレートに適用して、文を生成する、
ことを特徴とするID発行装置。
(付記5)
付記1~4のいずれかに記載のID発行装置であって、
前記ID番号変換部によって前記文字列に変換されたID番号が入力された場合に、入力された前記ID番号を、前記ルールを用いて、数字列と演算式とに変換し、更に、変換された前記数字列と前記演算式とを用いて計算を行って、前記文字列に変換される前のID番号を生成する、ID復号部を、
更に備えている、
ことを特徴とするID発行装置。
(付記6)
付記1~5のいずれかに記載のID発行装置であって、
前記ID番号発行部、及びID番号変換部が、ハードウェアによって実現されている、ことを特徴とするID発行装置。
(付記7)
(a)数字列で構成されたID番号を発行する、ステップと、
(b)予め設定されている関数を用いて、前記ID番号を別の数字列と演算式とに変換し、更に、得られた前記別の数字列と前記演算式とを、予め設定されたルールに沿って、文字列に変換する、ステップと、
を有する、ことを特徴とするID発行方法。
(付記8)
付記7に記載のID発行方法であって、
前記(b)のステップにおいて、変換後の前記別の数字列を前記演算式によって計算した場合に、計算結果が前記ID番号となるように、予め用意されている複数の関数の中から関数を選択し、選択した関数を用いて、前記ID番号を別の数字列と演算式とに変換する、
ことを特徴とするID発行方法。
(付記9)
付記7または8に記載のID発行方法であって、
前記(b)のステップにおいて、前記予め設定されたルールとして、数字列と対応する文字列とを登録している辞書を用いて、前記別の数字列と前記演算式とを、文字列に変換する、
ことを特徴とするID発行方法。
(付記10)
付記9に記載のID発行方法であって、
前記辞書が、更に、文のテンプレートを登録しており、
前記(b)のステップにおいて、変換によって得られた前記文字列を、前記テンプレートに適用して、文を生成する、
ことを特徴とするID発行方法。
(付記11)
付記7~10のいずれかに記載のID発行方法であって、
(c)前記文字列に変換されたID番号が入力された場合に、入力された前記ID番号を、前記ルールを用いて、数字列と演算式とに変換し、更に、変換された前記数字列と前記演算式とを用いて計算を行って、前記文字列に変換される前のID番号を生成する、ステップを、
更に有する、
ことを特徴とするID発行方法。
(付記12)
コンピュータに、
(a)数字列で構成されたID番号を発行する、ステップと、
(b)予め設定されている関数を用いて、前記ID番号を別の数字列と演算式とに変換し、更に、得られた前記別の数字列と前記演算式とを、予め設定されたルールに沿って、文字列に変換する、ステップと、
を実行させる、ことを特徴とするプログラム。
(付記13)
付記12に記載のプログラムであって、
前記(b)のステップにおいて、変換後の前記別の数字列を前記演算式によって計算した場合に、計算結果が前記ID番号となるように、予め用意されている複数の関数の中から関数を選択し、選択した関数を用いて、前記ID番号を別の数字列と演算式とに変換する、
ことを特徴とするプログラム。
(付記14)
付記12または13に記載のプログラムであって、
前記(b)のステップにおいて、前記予め設定されたルールとして、数字列と対応する文字列とを登録している辞書を用いて、前記別の数字列と前記演算式とを、文字列に変換する、
ことを特徴とするプログラム。
(付記15)
付記14に記載のプログラムであって、
前記辞書が、更に、文のテンプレートを登録しており、
前記(b)のステップにおいて、変換によって得られた前記文字列を、前記テンプレートに適用して、文を生成する、
ことを特徴とするプログラム。
(付記16)
付記12~15のいずれかに記載のプログラムであって、
前記コンピュータに、
(c)前記文字列に変換されたID番号が入力された場合に、入力された前記ID番号を、前記ルールを用いて、数字列と演算式とに変換し、更に、変換された前記数字列と前記演算式とを用いて計算を行って、前記文字列に変換される前のID番号を生成する、ステ
ップを、
更に実行させる、
ことを特徴とするプログラム。
以上のように、本発明によれば、セキュリティ性を確保しつつ、人が記憶しやすいIDを自動的に発行することができる。本発明は、数字列及び文字列を使って識別を行うシステムに有用である。
10 ID発行装置
20 ID番号発行部
30 ID番号変換部
31 関数選択部
32 文字列生成部
33 変換ID出力部
34 関数蓄積部
35 辞書
40 ID復号部
41 入力受付部
42 文字列解析部
43 変換処理部
44 ID番号出力部
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス

Claims (8)

  1. 数字列で構成されたID番号を発行する、ID番号発行部と、
    予め設定されている関数を用いて、前記ID番号を別の数字列と演算式とに変換し、更に、得られた前記別の数字列と前記演算式とを、予め設定されたルールに沿って、文字列に変換する、ID番号変換部と、
    を備えている、ことを特徴とするID発行装置。
  2. 請求項1に記載のID発行装置であって、
    前記ID番号変換部が、変換後の前記別の数字列を前記演算式によって計算した場合に、計算結果が前記ID番号となるように、予め用意されている複数の関数の中から関数を選択し、選択した関数を用いて、前記ID番号を別の数字列と演算式とに変換する、
    ことを特徴とするID発行装置。
  3. 請求項1または2に記載のID発行装置であって、
    前記ID番号変換部が、前記予め設定されたルールとして、数字列と対応する文字列とを登録している辞書を用いて、前記別の数字列と前記演算式とを、文字列に変換する、
    ことを特徴とするID発行装置。
  4. 請求項3に記載のID発行装置であって、
    前記辞書が、更に、文のテンプレートを登録しており、
    前記ID番号変換部が、変換によって得られた前記文字列を、前記テンプレートに適用して、文を生成する、
    ことを特徴とするID発行装置。
  5. 請求項1~4のいずれかに記載のID発行装置であって、
    前記ID番号変換部によって前記文字列に変換されたID番号が入力された場合に、入力された前記ID番号を、前記ルールを用いて、数字列と演算式とに変換し、更に、変換された前記数字列と前記演算式とを用いて計算を行って、前記文字列に変換される前のID番号を生成する、ID復号部を、
    更に備えている、
    ことを特徴とするID発行装置。
  6. 請求項1~5のいずれかに記載のID発行装置であって、
    前記ID番号発行部、及びID番号変換部が、ハードウェアによって実現されている、ことを特徴とするID発行装置。
  7. コンピュータが実行するID発行方法であって、
    (a)数字列で構成されたID番号を発行する、ステップと、
    (b)予め設定されている関数を用いて、前記ID番号を別の数字列と演算式とに変換し、更に、得られた前記別の数字列と前記演算式とを、予め設定されたルールに沿って、文字列に変換する、ステップと、
    を有する、ことを特徴とするID発行方法。
  8. コンピュータに、
    (a)数字列で構成されたID番号を発行する、ステップと、
    (b)予め設定されている関数を用いて、前記ID番号を別の数字列と演算式とに変換し、更に、得られた前記別の数字列と前記演算式とを、予め設定されたルールに沿って、文字列に変換する、ステップと、
    を実行させる、ことを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20110087995A1 (en) 2009-10-14 2011-04-14 Campagnie Industrielle et Financiere D'Ingenierie Ingenico Method for simplifying the input, by a user, of a very long numerical sequence, and corresponding device and computer program product

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