JP7087197B2 - 無線通信ネットワークにおけるユーザ装置、ネットワークノード、および方法 - Google Patents

無線通信ネットワークにおけるユーザ装置、ネットワークノード、および方法 Download PDF

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Description

本実施形態は、ユーザ装置(UE)、そのネットワークノード、および方法に関する。いくつかの態様では、それらは、たとえば、無線通信ネットワークへUEがランダムアクセスするための、ダウンリンク(DL)、第1のアップリンク(UL1)、および第2のアップリンク(UL2)のそれぞれについて帯域幅パート(BWP)を取得することに関する。
典型的な無線通信ネットワークでは、無線通信装置、移動局、ステーション(STA)および/またはユーザ装置(UE)とも呼ばれる無線デバイスは、Wi-Fiネットワークまたは無線アクセスネットワーク(RAN)などのローカルエリアネットワークを介して1つまたは複数のコアネットワーク(CN)と通信する。RANは、サービスエリアまたはセルエリアに分割される地理的領域を含み、それらは、ビームまたはビームグループとも呼ばれ、たとえば、Wi-Fiアクセスポイントまたは無線基地局(RBS)など、いくつかのネットワークにおいては、たとえば、NodeB、eNodeB (eNB)、または、5Gで示されるgNBなどのような、無線アクセスノードなどの無線ネットワークノードによってサービスを提供されるサービスエリアまたはセルエリアである。サービスエリアまたはセルエリアは、無線ネットワークノードによって無線カバレッジを提供される地理的領域である。無線ネットワークノードは、無線周波数で動作するエアインターフェースを介して、無線ネットワークノードの範囲内の無線デバイスと通信する。
第4世代(4G)ネットワークとも呼ばれる進化型パケットシステム(EPS)の仕様は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)内で完了しており、この作業は、たとえば、第5世代(5G)ニューレディオ(NR)とも呼ばれる5Gネットワークを規定するために、来るべき3GPPリリースに向けて継続する。EPSは、ロングタームエボリューション(LTE)無線アクセスネットワークとも呼ばれる進化したユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)と、システムアーキテクチャエボリューション(SAE)コアネットワークとも呼ばれる進化したパケットコア(EPC)とで構成される。E-UTRAN/LTEは、無線ネットワークノードが、3Gネットワークで使用されるRNCではなく、EPCコアネットワークに直接的に接続される、3GPP無線アクセスネットワークの変形である。概して、E-UTRAN/LTEでは、3G RNCの機能は、無線ネットワークノード、たとえば、LTEにおけるeNodeBと、コアネットワークとの間で分散される。したがって、EPSのRANは、1つまたは複数のコアネットワークに直接的に接続された、すなわち、RNCに接続されていない無線ネットワークノードを備える、本質的に「フラット」なアーキテクチャを有する。これを補うために、E-UTRAN 規格では無線ネットワークノード間の直接インターフェースが定義されており、このインターフェースはX2 インターフェースと表記される。
マルチアンテナ技術は、無線通信システムのデータ速度および信頼性を大幅に向上させることができる。送信機と受信機の両方が複数のアンテナを備えている場合、多入力多出力(MIMO)通信チャネルが可能となり、特に性能が改善される。このようなシステムおよび/または関連技術は、一般にMIMOと呼ばれる。
発展途上にある5G規格のニューレディオ(NR)は、1GHz以下から100GHzまでの広い範囲の周波数での動作を目指しているかもしれない。このような周波数範囲では、NRにおけるランダムアクセス手順を改善して、高周波キャリアにおける潜在的な伝搬損失を緩和することができる。
NRについては、帯域幅パート(BWP)の使用に関する3gpp標準化において進行中の議論がある。BWPを使用する理由は、いくつかのUEがBW全体を使用することができない可能性があり、その場合、UEは、処理することができるより小さいBWPを割り当てられることである。もう1つの理由は、バッテリーを節約するためであろう。UEは、受信および送信のために必要とされるエネルギーを低減するために、より狭いBWPを割り当てられてもよい。さらに別の理由は、UEがビットレート要件を満たすためにBW全体を必要としない場合のロードバランシングであり得る。
各UEは、すべてのUEに対して同じであり、すべてのUEが処理するのに十分な狭さである少なくとも初期BWPと、デフォルトBWPとを割り当てられてもよいことが合意されている。デフォルトBWPは、初期BWPと同じあってもよし、異なってもよい。すなわち、異なるUEは、典型的には、異なるデフォルトBWPをもつだろう。初期および既定のBWPに加えて、UEに追加のBWPが設定されている場合がある。UEは、4つまでのダウンリンク(DL)/アップリンク(UL)BWPを有することができることが合意されている。重要な合意はまた、任意の時点において、1つのBWPのみが特定のUEのためにアクティブであってもよいことである。
NRでは、補助的アップリンク(SUL)が構成されてもよい。SULは、通常、ノーマルアップリンク(NUL)よりも低い周波数で動作し、より狭い帯域幅を有する。また、SULは、NULと同様にBWPを構成(設定)されてもよい。現在の規格では、NUL BWPおよびSUL BWPの構成は独立しており、すなわち、BWPの数およびそれらの構成は、NULおよびSULのためのものと異なっていてもよい。
UEは、(初期を除いて)無線リソース制御(RRC)シグナリングを使用してBWPを構成されてもよく、BWP間の切り替えは、UEにBWPを切り替えるように指示する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上のダウンリンク制御情報(DCI)によって行われてもよい。また、bwp-InactivityTimer(bwpインアクティブタイマ)が期限切れになったときや、ランダムアクセスが開始されたときに、デフォルトのBWPに切り替える可能性がある。
BWPは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)機会を使用して構成されることもでき、これにより、UEはBWP上でランダムアクセス手順を開始することを許可される。ここで使用されるPRACH機会とは、PRACHプリアンブルが送信されうる時間および周波数を意味する。PRACH機会は、prach-ConfigurationIndex、msg1-FDMおよびmsg1-FrequencyStartというパラメータによるRACH-ConfigGeneric IEによって構成される。BWP上のPRACH機会の構成は、初期アクセスを可能にするために常に存在し得る初期BWPを除いて、必須ではない場合がある。また、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)の場合、BWPは、PUCCHリソースを構成されてもされなくてもよい。PUCCHが構成されていない理由は、PUCCHがリソースを占有している可能性があり、特に構成されているがアクティブではないBWPでオーバヘッドが発生する可能性があるためである。
本実施形態の目的は、BWPを無線通信ネットワークでハンドリングする(取り扱う)方法を改善することである。
本実施形態の一態様によれば、この目的は、無線通信ネットワークへのユーザ装置(UE)のランダムアクセスのための、ダウンリンク(DL)、第1のアップリンク(UL1)および第2のアップリンク(UL2)のそれぞれのための帯域幅パート(BWP)を取得するために、ユーザ装置(UE)によって実行される方法によって達成される。
物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)機会を伴うすべてのUL1 BWPについて、PRACH機会を伴い、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有する、対応するUL2 BWPが存在することが仮定される場合、UEは、PRACH機会を伴い、第1のbwp idを有するUL1 BWPと、これと同じである第1のbwp idを有するDL BWPとを取得し、UL1 BWPおよびDL BWPが取得された後、UEは、PRACH機会を伴い、同じ第1のbwp idを有するUL2 BWPを取得する。
そうでない場合、UEは、つぎのいずれか1つを実行する:
- PRACH機会を伴うとともに、共通の第1のbwp idを有するUL1 BWPおよびUL2 BWPが存在する場合、UEは、これらのUL1 BWPおよびUL2 BWPを選択し、同じ第1のbwp idを有するDL BWPを選択すること、
- 共通の第1のbwp idを有するUL1 BWPおよびUL2 BWPが存在しない場合、UEは、UL1、UL2、およびDLのそれぞれについて、初期BWPを選択し、それによって、UL1 BWP、UL2 BWP、およびDL BWPは、同じ第1のbwp idを有すること。
本実施形態のさらなる態様によれば、目的は、無線通信ネットワークへのユーザ装置(UE)のランダムアクセスのために、それぞれのダウンリンク(DL)、第1のアップリンク(UL1)、および第2のアップリンク(UL2)のための帯域幅パート(BWP)を取得するように、ユーザ装置(UE)を構成するためのネットワークノードによって実行される方法によって達成される。ネットワークノードは、次の1つ以上についてUEを構成する:
物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)機会を伴うすべてのUL1 BWPについて、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有するPRACH機会を伴う対応するUL2 BWPが存在することが仮定される場合に、第1のbwp idを有するPRACH機会を伴うUL1 BWPと、同じ第1のbwp idを有するDL BWPとを取得することと、UL1 BWPおよびDL BWPが取得された後、同じ第1のbwp idを有するPRACH機会を伴うUL2 BWPを取得することと、
そうでない場合に、次のいずれか1つを実行することと:
- PRACH機会を伴うとともに、共通の第1のbwp idを有するUL1 BWPおよびUL2 BWPが存在する場合、これらのUL1 BWPおよびUL2 BWPを選択することと、これと同じ第1のbwp idを有するDL BWPを選択することと、
- 共通の第1のbwp idを有するPRACHの機会を伴うUL1 BWPおよびUL2 BWPが存在しない場合、UL1、UL2およびDLのそれぞれに対して初期BWPを選択することと、その結果、UL1 BWP、UL2 BWPおよびDL BWPは、同じ第1のbwp idを有することになる。
本実施形態の一態様によれば、この目的は、無線通信ネットワークへのユーザ装置(UE)のランダムアクセスのための、ダウンリンク(DL)、第1のアップリンク(UL1)、および第2のアップリンク(UL2)のそれぞれのための帯域幅パート(BWP)を取得するように構成されたユーザ装置(UE)によって達成される。UEは、以下のいずれか1つまたは複数を有するように構成される:
物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)機会を伴うすべてのUL1 BWPについて、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有するPRACH機会を伴う対応するUL2 BWPが存在することが仮定される場合に、第1のbwp idを有するように適合したPRACH機会を伴うUL1 BWPと、これと同じ第1のbwp idを有するDL BWPとを取得し、UL1 BWPおよびDL BWPが取得された後、同じ第1のbwp idを有するように適合したPRACH機会を伴うUL2 BWPを取得し、そうでない場合に、以下のいずれか1つを実行する:
- PRACH機会を伴うとともに、共通の第1のbwp idを有するUL1 BWPおよびUL2 BWPが存在する場合、これらのUL1 BWPおよびUL2 BWPを選択し、これと同じ第1のbwp idを有するDL BWPを選択し、
- PRACH機会を伴うとともに、共通の第1のbwp idを有するUL1 BWPおよびUL2 BWPが存在しない場合、UL1、UL2およびDLのそれぞれについて初期BWPを選択し、それによって、UL1 BWP、UL2 BWPおよびDL BWPは、同じ第1のbwp idを有するように適合する。
本実施形態のさらなる態様によれば、この目的は、無線通信ネットワークへのユーザ装置(UE)のランダムアクセスのための、それぞれのダウンリンク(DL)、第1のアップリンク(UL1)、および第2のアップリンク(UL2)のための帯域幅パート(BWP)を取得するように、ユーザ装置(UE)を構成するためのネットワークノードによって達成される。ネットワークノードは、以下のいずれか1つ以上にUEを構成するように適合している:
物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)機会を伴うすべてのUL1 BWPについて、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有するPRACH機会を伴う対応するUL2 BWPが存在すると仮定される場合、第1のbwp idを有するように適合されたPRACH機会を伴うUL1 BWPと、これと同じ第1のbwp idを有するDL BWPとを取得し、UL1 BWPおよびDL BWPが取得された後、同じ第1のbwp idを有するPRACH機会を伴うUL2 BWPを取得し、そうでない場合、以下のうちのいずれか1つを実行する:
- PRACH機会を伴い、共通の第1のbwp idを有するUL1 BWPおよびUL2 BWPが存在する場合、これらのUL1 BWPおよびUL2 BWPを選択し、これと同じ第1のbwp idを含むように適合したDL BWPを選択し、
- PRACH機会を伴い、共通の第1のbwp idを有するUL1 BWPおよびUL2 BWPが存在しない場合、UL1、UL2およびDLのそれぞれについて初期BWPを選択し、UL1 BWP、UL2 BWPおよびDL BWPは、それによって同じ第1のbwp idを含むように適合される。
は、無線通信ネットワークの実施形態を示す概略ブロック図である。
および は、UEにおける方法の実施形態を示すフローチャートである。
は、ネットワークノードにおける方法の実施形態を示すフローチャートである。
および は、本実施形態の概略ブロック図である。
および は、本実施形態の概略ブロック図である。
および は、本実施形態の概略ブロック図である。
および は、本実施形態の概略ブロック図である。
および は、UEの実施形態を示す概略ブロック図である。
および は、ネットワークノードの実施形態を示す概略構成図である。
は、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークを概略的に示す。
は、部分的に無線コネクションを介したユーザ機器と基地局を介して通信するホストコンピュータの一般化された構成図である。
および および および は、ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ装置を含む通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。
本発明者らは、ここでの開発中の実施形態の一部として、最初に論じる問題を特定した。
UEがランダムアクセス手順を開始すると、まず、アクティブなBWPがPRACHの機会を含むことと、DL BWPがアクティブなUL BWPと同じbwp-idを有することと、を保証してもよい。これは、3GPP 38.321 v15.2.0のセクション5.15 BWPオペレーションに規定されている:
「サービングセル上でランダムアクセス手順が開始されると、MACエンティティは、このサービングセルのために以下のことを実行すべきである:
1> アクティブなUL BWPのためにPRACH機会が構成されていない場合:
2> アクティブなUL BWPを、初期アップリンクBWP(initialUplinkBWP)で示されるBWPへ切り替える;
2> サービングセルがSpCellの場合:
3> アクティブなDL BWPを、初期ダウンリンクBWP(initialDownlinkBWP)で示されるBWPへ切り替える。
1> それ以外の場合:
2> サービングセルがSpCellの場合:
3> アクティブなDL BWPがアクティブなUL BWPと同じbwp-Idを有していない場合:
4> アクティブなDL BWP を、アクティブなUL BWP と同じbwp-Id を持つDL BWP に切り替える。
1>SpCellのアクティブなDL BWPおよびこのサービングセルのアクティブなUL BWPに対してランダムアクセス手順を実行する。
ランダムアクセスを実行する場合、NULまたはSULの選択も行われてもよい。
これについては、5.1.1項「ランダムアクセス手順の開始」に記載されている:
「1> ランダムアクセス手順に使用するキャリアが明示的にシグナリングされている場合:
2> ランダムアクセス手順を実行するためにシグナリングされたキャリアを選択する;
2> シグナリングされたキャリアのPCMAX,f,cにPCMAXを設定する。
1> そうでない場合、ランダムアクセス手順に使用するキャリアが明示的にシグナリングされなていない場合、
1> ランダムアクセス手順のためのサービングセルが補助的アップリンク(supplementaryUplink)で構成されている場合、
1> ダウンリンクパスロス基準の低RSRPがrsrp-ThresholdSSB-SULより小さい場合:
2> ランダムアクセス手順を実行するためのSULキャリアを選択する;
2> SULキャリアのPCMAX,f,cに PCMAXを設定する。
1> それ以外の場合:
2> ランダムアクセス手順を実行するためのNULキャリアを選択する;
2> NULキャリアのPCMAX,f,cにPCMAXを設定する」。
UL BWPとDL BWPが同じである必要がある、すなわち同じbwp idを有する必要がある理由は、UEが、bwp id =kを有するUL BWP上でプリアンブルを送信するとき、ネットワークは、bwp id =kを有するDL BWP上のランダムアクセスレスポンス(RAR)メッセージで応答するからである。これは、UL BWPおよびDL BWPが同じである必要があることを意味し、そうでなければ、UEは、誤ったBWP上でRARを探すことになってしまうからである。
プリアンブルが初期UL BWP上で送信される場合、ネットワークは、初期DL BWP上でランダムアクセスレスポンス(RAR)メッセージで応答する。
UL BWPとDL BWPとの間に不一致がある場合、RARがUEによって受信されることが保証されないだろう。これは、任意の時点において、UEが1つのアクティブなUL BWPおよび1つのアクティブなDL BWPを有するからである。UEは、アクティブなBWP上でのみ送信および受信する。各UL BWPおよびDL BWPは、bwp idを有し、RARは、PRACHプリアンブルが送信されたUL BWPと同じbwp idを有するDL BWP上で送信されることが規定されている。
「R2-1812950、SULが構成されている場合におけるRAトリガによるBWPスイッチの考慮、ZTE、Sanechips、3GPP TSG=RAN WG2 ミーティング#103、2018年8月20日から24日開催」で提起されている未解決の問題は、NULとSULの両方が切り替えられるように構成されている場合にBWP切り替えがどのように行われるかが明確に記載されていないことにある。「R2-1812950、SULが構成されている場合におけるRAトリガによるBWPスイッチの考慮、ZTE、Sanechips、3GPP TSG=RAN WG2 ミーティング#103、2018年8月20日から24日開催」で提案されている解決手段は、最初にNUL/SUL選択を実行することで、BWP切り替えを実行するときには、選択されたキャリアを考慮するだけでよいとするものである。
NUL/SULを選択する前にBWP切り替えが実行される場合、両方のキャリア上のBWPおよびDL BWPは、同じbwp-idに切り替えられる必要があるだろう。これにより、(DL bwp idがUL BWPと一致していなければならないため)NUL/SULを選択した後に新しい切り替えを実行する必要性が回避可能となる。問題は、構成されたBWP(およびそれらがPRACH機会を含むかどうか)とアクティブなBWPとの両方がSULとNULとの間で異なる可能性があることを考慮すると、これをどのように行うかが明らかでないことである。
したがって、本実施形態の目的は、UEが、無線通信ネットワーク内のUEにおいてNULおよびSULの両方で構成される場合に、BWPをハンドリングする方法を改善することであってもよい。
ここでの例示的な実施形態は、たとえば、NULおよびSULの両方が構成されるときにBWPスイッチング(切り替え)の問題に対処する方法に関する。本実施形態によれば、NULキャリアおよびSULキャリア上のBWPコンフィギュレーション(構成)に対してどのような仮定を行うことができるかに応じて、異なるスイッチング方式が説明される。本実施形態では、BWPが(NULまたはSULに関係なく)構成されたPRACH機会を伴う場合、これと同じbwp idを有するDL BWPが存在すると仮定することができる。UL BWPコンフィギュレーション(構成)について、主な仮定は、PRACH機会(オケージョン)を伴うNUL BWPがある場合、これと同じbwp idを有する、SUL上にPRACH機会を伴う、対応するBWPが存在すること、であってもよい。
本実施形態の利点は、NNULおよびSULの両方が同じbwp-idを有し、PRACH機会を有し、DL BWPが同じbwp-id上にあるように、ULおよびSULの両方が構成される場合に、BWPの効率的な切り替えが提供されることである。
本実施形態は、一般に無線通信ネットワークに関する。図1は、無線通信ネットワーク100を示す概略図である。無線通信ネットワーク100は、1つまたは複数のRANおよび1つまたは複数のCNを有する。無線通信ネットワーク100は、NRを使用することができるが、さらに使用してもよい、いくつかの考えられる実装を挙げると、5G、NB-IoT、CAT-M、Wi-Fi、eMTC、ロングタームエボリューション(LTE)、LTE-アドバンスド、ワイドバンド符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、移動体通信のためのグローバルシステム/GSMエボリューションのためのエンハンスドデータレート(GSM/EDGE)、マイクロ波アクセスのためのワールドワイドインターオペラビリティ(WiMax)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)などがあるが、これは可能な実装のほんのいくつかに言及したにすぎない。
ネットワークノードは、ネットワークノード110のような無線通信ネットワーク100内で動作し、地理的領域であるセル11において無線カバレッジを提供する。また、セル11は、サービスエリア、ビームもしくはビームのグループ、複数のTRP、または、複数のBWPと呼ばれてもよい。セル11は、複数のビーム、複数のTRP、または複数のBWPなどの複数のULキャリアを構成される。たとえば、SULキャリアとNR ULキャリアの両方を構成されたNRセルがある。セル11は、少なくとも第1のULキャリア(UL1)および第2のUL (UL2)キャリアを有し、第1のULキャリア(UL1)は、NULキャリア111であり、第2のULキャリア(UL2)は、SULキャリア112であってもよい。また、第2のULキャリア(UL2)がNULキャリア111であり、第1のULキャリアUL1がSULキャリア112である場合もある。SULキャリアは、たとえば、NR ULキャリアに関連付けられてもよく、すなわち、NR ULキャリアは、拡張されたULカバレッジを提供するSULキャリアであるようなキャリアであってもよい。
ネットワークノード110は、送受信ポイント、たとえば、基地局のような無線アクセスネットワークノードであっもよく、たとえば、ノードB、進化型ノードB(eNB、eノードB)、NRノードB(gNB)、基地送受信局、無線遠隔ユニット、アクセスポイント基地局、基地局ルータ、無線基地局の送信アレンジメント、スタンドアロンアクセスポイント、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイントまたはアクセスポイントステーション(AP STA)、アクセス制御装置などの無線基地局、または、たとえば、使用される無線アクセス技術および用語に応じた、ネットワークノード110によってサービスされるセル11内のUEと通信することができる任意の他のネットワークユニットであってもよい。ネットワークノード110は、サービング無線ネットワークノードと呼ばれてもよく、UE120へのダウンリンク(DL)送信およびUE120からのアップリンク(UL)送信を用いてUE120と通信する。
たとえば、UE120のような無線デバイスは、無線通信ネットワーク100内で動作する。UE120は、たとえば、NRデバイス、移動局、無線端末、NB-IoTデバイス、eMTCデバイス、CAT-Mデバイス、WiFiデバイス、LTEデバイス、および非アクセスポイント(非SP)STA、たとえば、ネットワークノード110のような基地局、1つまたは複数のアクセスネットワーク(AN)、たとえば、RANを介して1つまたは複数のコアネットワーク(CN)と通信するSTAであってもよい。「UE」は、任意の端末、無線通信端末、ユーザ装置、デバイスツーデバイス(D2D)端末、またはノード、たとえば、スマートフォン、ラップトップ、携帯電話、センサ、リレー、モバイルタブレット、またはセル内で通信する小型基地局を意味する非限定的な用語であることを、当業者は理解されたい。
本実施形態による方法は、UE120またはネットワークノード110によって実行されてもよい。代替として、たとえば、図1に示されるようなクラウド140に含まれる分散ノードDNおよび機能が、本方法を実行するために、または部分的に実行するために使用されてもよい。
図2aおよび図2bは、たとえば、DLと、第1のアップリンク(UL1)と、第2のアップリンク(UL2)とのそれぞれについて、たとえば、無線通信ネットワーク100へのUE120によるランダムアクセスのために、BWPを取得するための、UE120によって実行される例示的な方法を示す。この方法は、以下のアクションのいずれかを含むことができる:
本実施形態によれば、BWPが、たとえば、NULのようなUL1と、たとえば、SULキャリアのようなUL2とのどれに構成されるかというような仮定に応じて、異なるスイッチング方式が実行されるであろう。これは、たとえばNULなどのUL1と、たとえばSULなどのUL2との両方が、NULとSULの両方が同じbwp-idを有し、PRACH機会を有し、DL BWPも同じbwp-idを有するように構成されるときに、BWPの効率的なスイッチングを提供するためである。
図2aに示されるオプションのアクション200aで、UE120は、NULおよびSULキャリアのようなUL1およびUL2でのBWP構成についてどのような仮定がなされてもよいかに基づいて、UE120がどのアクションを実行するかを決定する。
PRACH機会を有するすべてのUL1 BWPについて、それと同じbwp idを有するPRACH機会を有する対応するUL2 BWPが存在すると仮定すると、UE120は、以下のアクション201および202が実行されるべきであると判定する。
PRACH機会を伴うとともに、共通の第1のbwp idを有するUL1 BWPおよびUL2 BWPが存在する場合、UE120は、以下のアクション203および204が実行されるべきであると決定する。
PRACH機会を伴うとともに、共通の第1のbwp idを有するUL1 BWPおよびUL2 BWPが存在しない場合、UE120は、以下のアクション205が実行されるべきであると判定する。
図2bに示されるオプションのアクション200bでは、UE120は、(a)、(b)のうちのいずれか1つが仮定されるか、(a)および(b)のうちのいずれも仮定されないかを決定してもよい。代替として、UE120は、(a)および(b)のいずれかにしたがって、たとえば、ネットワークノード110によって構成されてもよい。
(a)では、たとえば、PRACH機会を伴うNUL BWPなどのすべてのUL1について、たとえば、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)機会を伴うSULなどのUL2に、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を伴う対応するBWPが存在すると、仮定されるか、または構成される。
(b)では、たとえば、PRACH機会を伴うSUL BWPのような全てのUL2について、たとえば、PRACH機会を伴うNULのようなUL1に、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有する対応するBWPが存在すると仮定する。
(a)が仮定または構成されるとき、UE120は、たとえば、アクション201および202に関するものなどを含む第1のルールにしたがって、たとえば、NULなどのUL1、たとえば、SULなどのUL2、およびランダムアクセスのためのDLのいずれかのために、BWPのスイッチング(切り替え)方式を実行する。
(b)が仮定または構成される場合、UE120は、たとえば、アクション201および202に関するものなどを含む第2のルールにしたがって、たとえば、NULなどのUL1、たとえば、SULなどのUL2、およびランダムアクセスのためのDLのうちのいずれかのために、BWPのスイッチングを実行する。
(a)および(b)のいずれも仮定または構成されていない場合、UE120は、たとえばアクション205を含む第3のルールにしたがって、たとえばNULなどのUL1、たとえばSULなどのUL2、およびランダムアクセスのためのDLのいずれかのために、BMPのスイッチングを実行する。
以下のアクションは、図2aおよび図2bの両方に示されている。
アクション201.
PRACH 機会を伴うUL1 BWPのすべてについて、同一のbwp idを有し、PRACH機会を伴う対応するUL2 BWPが存在することが仮定される場合、UE120は、第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴うUL1 BWPと、同じ第1のbwp id を伴うDL BWPとを取得、たとえば、そのままそれに留めるか、または、それに切り替える。いくつかの実施形態で、UE120は、アクティブなBWPに留めるか、または、初期BWPに切り替えることによって、PRACH機会を伴うUL1 BWPを取得してもよい。
アクション202.
UL1 BWPおよびDL BWPが取得された後、UE120は、同じ第1のbwp idを有する、PRACH機会を伴うUL2 BWPを取得、たとえば、そのままに留めるか、または、それに切り替える。このようにして、BWPの効率的な切り替えが提供され、UL1およびUL2の両方は、UL1およびUL2の両方が同じbwp-idを有し、PRACH機会を持ち、DL BWPも同じbwp-id上にあるように、構成される。
(a)に関するいくつかの実施形態では、第1のルールは、を含む:
アクティブなNUL BWPにPRACHが存在しない場合、アクション201における取得は、アクティブなNULおよびDLをそれぞれの初期BWPに切り替えることを含むことができ、NUL BWPおよびDL BWPが切り替えられた後、アクション202における取得は、SULを初期BWPに切り替えることを含むことができ、これにより、SUL、NUL、およびDLはすべて同じbwp idを有する。
アクティブなNUL BWPにPRACHが存在する場合、アクション201で取得することは、アクティブなNUL BWPと同じbwp idを有するBWPにDLを切り替えることを含むことができ、DL BWPが切り替えられた後、アクション202で取得することは、アクティブなNUL BWPと同じbwp idを有するBWPにSULを切り替えることを含むことができ、これによりSUL、NUL、およびDLはすべて同じbwp idを有する。
(b)に関するいくつかの実施形態では、第2のルールは、以下を含む:
アクティブなSUL BWPにPRACHが存在しない場合、アクション201(201)における取得は、アクティブなSULおよびDLをそれぞれの初期BWPに切り替えることを含み、SUL BWPおよびDL BWPが切り替えられた後、取得すること(202)は、NULを初期BWPに切り替えることを含み、これによりSUL、NUL、およびDLはすべて同じbwp idを有し、アクティブなSUL BWPにPRACHが存在する場合、取得すること(201)は、DLをアクティブなSUL BWPと同じbwp idを有するBWPに切り替えることを含み、DL BWPが切り替えられた後、取得すること(202)は、NULをアクティブなSUL BWPと同じbwp idを有するBWPに切り替えること(209b)を含み、これによりSUL、NUL、およびDLはすべて同じbwp idを有する。
アクション203.
PRACH機会を伴うとともに、共通の第1のbwp idを有するUL1 BWPおよびUL2 BWPが存在する場合、UE120は、これらのUL1 BWPおよびUL2 BWPを選択する。
アクション204.
その後、UE120は、同じ第1のbwp idを含むDL BWPも選択する。また、このようにして、BWPの効率的なスイッチングが提供され、UL1およびUL2の両方は、UL1およびUL2の両方が、同じbwp-idを有し、PRACH機会を有し、DL BWPも同じbwp-id上にあるように構成される。
アクション205.
PRACH機会を伴うとともに、共通の第1のbwp idを有するUL1 BWPおよびUL2 BWPが存在しない場合、つまり(a)および(b)のいずれでもない場合、UE120は、UL1、UL2、およびDLのそれぞれについて初期BWPを選択する。それによって、UL1 BWP、UL2 BWP、およびDL BWPは、同じ第1のbwp idを有することになる。これは、第3のルールに関連する。したがって、このようにしても、UL1およびUL2の両方が同じbwp-idを有し、PRACH機会を有し、DL BWPも同じbwp-id上にあるように、UL1およびUL2の両方が構成されるといった、BWPの効率的なスイッチングが提供される。
いくつかの実施形態では、UL1は、ノーマルアップリンク(NUL)によって表され、UL2は、補助アップリンク(SUL)によって表される。
いくつかの他の実施形態では、UL2はNULによって表され、UL1はSULによって表される。
図3は、たとえば、無線通信ネットワーク100へのUE120のランダムアクセスのために、UE120がDL、UL1、およびUL2のそれぞれのためにBWPを取得するように構成するための、ネットワークノード110によって実行される、例示的な手法を示す。コンフィギュレーション(構成)することは、たとえば、ハードコードされてもよく、または、UE120にシグナリングされてもよい。この方法は、以下の動作を含むことができる。
アクション300で、ネットワークノード110は、(a)、(b)のうちのいずれか1つが仮定されるか、および/もしくは、構成されているかどうか、または、(a)および(b)の両方とも仮定も、構成もされていないかどうかを判定する。
アクション301において、ネットワークノード110は、たとえば、UE120から無線通信ネットワーク100へのランダムアクセスなどのために、上記の方法のアクション200~205のうちのいずれか1つ以上にしたがって、DL、UL1、およびUL2のそれぞれについてのBWPを取得するようにUE120を構成するか、これをハードコード化するか、UE120にシグナリングすることができる。
以下の例は、図4a、図4b、図5a、図5b、図6a、図6b、図7a、図7bに示すように、ランダムアクセスのためのNUL、SUL、およびDLのいずれかのためのBMPのスイッチング(切り替え)を伴うスケジューリング方式を含む。
図4a、図5a、図6a、および図7aは、BWPの切り替え前のそれぞれのシナリオを示し、図4b、図5b、図6b、および図7bは、切り替え後のそれぞれのシナリオを示す。
図4a、図4b、図5a、図5b、図6a、図6b、図7a、および図7bにおいて、斜線のボックスは、NUL、SUL、およびDLのいずれかのためのBWPがアクティブであることを示す。RACHとマークされた点線のボックスは、NULおよび/またはSULがPRACHの機会を伴うことを示す。
本実施形態の詳細を説明するために、以下に記載される複数の実施形態がある。
以下の例では、いくつかの他の実施形態によれば、NULは第1のUL(UL1)によって表され、SULは第2のUL(UL2)によって表される。
いくつかの他の実施形態では、NULは第2のUL(UL2)によって表され、SULは第1のUL(UL1)によって表される。
いくつかの第1の実施形態では、PRACH機会を伴うすべてのNUL BWPについて、PRACH機会を伴うSUL上に同じbwp idを有する対応するBWPがあると仮定される。これは、図4aおよび4bに示されている。
図4aは、BWPのスイッチング前のスイッチング方式を示し、図4bは、スイッチング後のスイッチング方式を示す。これは、アクション201および202に関連する。
第1の実施形態のいくつかで、UE120は、NULキャリアについて、3GPP 38.321 v15.2.0、セクション5.15「帯域幅パート運用」にしたがってBWPスイッチが実行されることを決定する。
スイッチングの前に、bwp-id =3を有するNUL BWPは、PRACHの機会なしにアクティブである。図4aを参照されたい。さらに、bwp-id #1を有するSUL BWPは、PRACHの機会を有するとともにアクティブであり、bwp-id =2を有するDL BWPはアクティブである。
この例では、アクティブなNUL BWPにはPRACHが存在しないため、NUL BWPとDL BWPがイニシャル(初期)BWPに切り替わることを意味する。図4bを参照されたい。本実施形態によれば、NULおよびDL BWPが切り替えられた後、SULもこのBWPに切り替えられる。現在の仮定で、スイッチング方式は、NULおよびSULの両方が同じbwp-idを持つとともにPRACH機会を持つこと、および、DL BWPが同じbwp-id上にあることを保証する。
図5aおよび5bは、同じ仮定を有する第1の実施形態の別の例を示し、すなわち、NUL上のアクティブなBWPは、RACH、すなわちPRACH機会を伴うbwp-id 2である。スイッチングの前に、bwp-id =2を有するNUL BWPは、アクティブであるとともに、PRACH機会を伴う。図5aを参照されたい。さらに、bwp-id =1のSUL BWPは、アクティブであるとともに、PRACHの機会を伴い、bwp-id =1のDL BWPがアクティブである。
この場合、NULのスイッチは不要であるが、DL BWPはNULと同じbwp-id、すなわちbwp-id =2にスイッチされる。この後、SULもbwp-id 2に切り替えられ、NULキャリアに一致する。図5aは、BWPのスイッチング前のスイッチング方式を示し、図5bは、スイッチング後のスイッチング方式を示す。これは、アクション201および202にも関係する。
いくつかの第2の実施形態では、PRACH機会を伴うすべてのSUL BWPについて、PRACH機会を伴うNUL上に同じbwp idを有する、対応するBWPがあると仮定される。これは図6aおよび6bに示されている。図6aは、BWPのスイッチング前のスイッチング方式を示し、図6bは、スイッチング後のスイッチング方式を示す。
第2の実施形態のいくつかでは、BWPスイッチは、SULキャリアについて、3GPP 38.321 v15.2.0、セクション5.15「帯域幅パート動作」にしたがって実行される。
スイッチングの前に、bwp-id =3を有するNUL BWPは、PRACHの機会を伴わないが、アクティブである。図6aを参照されたい。さらに、bwp-id =1のSUL BWPはPRACHの機会を持つとともにアクティブであり、bwp-id =2のDL BWPはアクティブである。
この例では、SULはアクティブなBWPのままであり、DL BWPはbwp id =1のBWPに切り替わることを意味する。本実施形態によれば、SULおよびDL BWPが切り替えられた後、NULも、bwp id=1を有するこのBWPに切り替えられる。現在の仮定では、スイッチング方式は、NULおよびSULの両方が同じbwp-idを有し、PRACH機会を伴うこと、および、DL BWPが同じbwp-id上にあることを保証する。これは、アクション201および202にも関係する。
図7aおよび図7bに示すいくつかの第3の実施形態によれば、規格で義務付けられているものを除いて、NULおよびSULのBWP構成およびPRACH構成については仮定されていない。すなわち、PRACHの機会を伴う初期のBWPが常に存在する。図7aおよび7bは、初期BWP上にPRACH機会が存在することを除いて、NULおよびSUL上のPRACH構成について仮定がなされない例を示し、図7aは、BWPの切り替え前の切り替え方式を示し、図7bは、切り替え後の切り替え方式を示す。スイッチングの前に、bwp-id =3を有するNUL BWPは、PRACHの機会なしにアクティブである。図4aを参照されたい。さらに、bwp-id #1を有するSUL BWPは、PRACHの機会を伴い、かつ、アクティブであり、bwp-id =2を有するDL BWPはアクティブである。全てのNUL BWPを切り替えた後、SUL BWPおよびDL BWPは、初期BWPに切り替えられる。これは、アクション205にも関係する。
第3の実施形態のいくつかでは、NULおよびSULの両方がPRACH機会を伴うものであり、初期BWPを除いて、いずれかの共通bwp idがあるかどうかについて第1のチェックが行うわれてもよい。
NULおよびSULの両方にPRACH機会を伴う1つの共通BWPのみが存在する場合、このBWPが選択される。
NULおよびSULの両方にPRACH機会を伴う2つ以上の共通BWPが存在する場合、BWPの選択は、以下のうちの1つにしたがって実行されてもよい:
●NUL上でPRACH機会を伴い、最も小さい共通のbwp id。
●SUL上でPRACHの機会を伴い、最も小さい共通のbwp id。
●PRACH機会を伴い、かつ、これが共通のbwp idである場合、NUL上でのアクティブなBWP。
●PRACH機会を伴い、かつ、これが共通のbwp idである場合、SUL上でのアクティブなBWP。
図7bに示すように、NULおよびSULの両方でPRACH機会を伴う共通のBWPがない場合、初期BWPに切り替わる。
以上により、UL BWPが選択されると、DL BWPを、選択されたbwp-idに切り替える。
本実施形態によるこのスイッチング方式は、NULとSULの両方が同じbwp-idを持ち、それらがPRACH機会を持ち、および、DL BWPが同じbwp-id上にあることを保証することができる。
ネットワークノード110は、bwp idを含み、PRACH機会を伴うNUL BWPごとに、同じbwp idを含み、PRACH機会を伴う、対応するSUL BWPが存在するように、BWPを構成することができる。
図8aおよび図8bは、UE120における構成の例を示す。
UE120は、互いに通信するように構成された入出力インターフェース800を備えることができる。入出力インターフェースは、無線受信機(図示せず)および無線送信機(図示せず)を備えることができる。
UE120は、取得ユニット810と、選択ユニット820と、決定ユニット830と、切替ユニット840とを有し、本明細書で説明されるような方法のアクションを実行することができる。
本実施形態は、本実施形態の機能およびアクションを実行するためのそれぞれのコンピュータプログラムコードとともに、図8aに示されるUE120内の処理回路のプロセッサ850など、それぞれのプロセッサまたは1つまたは複数のプロセッサを介して実装されてもよい。上述のプログラムコードは、たとえば、UE120にロードされたときに本実施形態を実行するためのコンピュータプログラムコードを搬送するデータキャリアの形態で、コンピュータプログラムプロダクトとして提供されてもよい。そのようなキャリアの1つは、CD ROMディスクの形態であってもよい。しかしながら、メモリスティックのような他のデータキャリアでも実現可能である。コンピュータプログラムコードはさらに、サーバ上に純粋なプログラムコードとして提供され、UE120にダウンロードされてもよい。
UE120は、1つまたは複数のメモリユニットを備えるそれぞれのメモリ860をさらに備えることができる。メモリは、UE120内のプロセッサによって実行可能な命令を含む。メモリは、UE120において実行されているときにここでの方法を実行するために、仮定、命令、データ、コンフィギュレーション(構成)、およびアプリケーションを格納するために使用されるように構成される。
いくつかの実施形態では、コンピュータプログラム870は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、UE120の少なくとも1つのプロセッサに上記のアクションを実行させる命令を含む。
いくつかの実施形態では、それぞれのキャリア880は、それぞれのコンピュータプログラムを備え、キャリアは、電子信号、光信号、電磁信号、磁気信号、電気信号、無線信号、マイクロ波信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである。
また、当業者は、以下で説明するUE120内の機能モジュールが、アナログ回路とディジタル回路との組合せ、および/または、たとえば、UE120内に格納された、ソフトウェアおよび/またはファームウェアで構成された1つまたは複数のプロセッサを指すことができ、それらは、上述したプロセッサなどのそれぞれの1つまたは複数のプロセッサによって実行されるときに、それぞれの少なくとも1つのプロセッサに、上述したアクションのうちのいずれかにしたがってアクションを実行させることを理解するであろう。他のデジタルハードウェアと同様に、これらプロセッサの1つまたは複数が単一の特定用途集積回路(ASIC)に含まれることもあるし、または、いくつかのプロセッサおよび種々のデジタルハードウェアは、個別にパッケージされたものであれ、システムオンチップ(SoC)に組み込まれたものであれ、いくつかの別々のコンポーネント間に分散配置されることもある。
図9aおよび図9bは、ネットワークノード110におけるアレンジメントの例示を示す。
ネットワークノード110は、互いに通信するように構成された入出力インターフェース900を備えることができる。入出力インターフェースは、無線受信機(図示せず)および無線送信機(図示せず)を備えることができる。
ネットワークノード110は、構成ユニット910、取得ユニット920、選択ユニット930、および決定ユニット940を有し、本明細書で説明する方法のアクションを実行することができる。
本実施形態は、本実施形態の機能およびアクションを実行するためのそれぞれのコンピュータプログラムコードとともに、図9aに示されるネットワークノード110内の処理回路のプロセッサ950など、それぞれのプロセッサまたは1つまたは複数のプロセッサを介して実装されてもよい。上述のプログラムコードは、コンピュータプログラム製品として、たとえば、ネットワークノード110にロードされるときに本実施形態を実行するためのコンピュータプログラムコードを運ぶデータキャリアの形態で提供することもできる。そのようなキャリアの1つは、CD ROMディスクの形態であってもよい。しかしながら、メモリスティックのような他のデータキャリアでも実現可能である。さらに、コンピュータプログラムコードは、純粋なプログラムコードとしてサーバー上に提供され、ネットワークノード110にダウンロードされてもよい。
ネットワークノード110は、1つまたは複数のメモリユニットを備えるそれぞれのメモリ960をさらに備えることができる。メモリは、ネットワークノード110内のプロセッサによって実行可能な命令を含む。
メモリは、ネットワークノード110で実行されるとき、ここでの方法を実行するための命令、データ、構成、およびアプリケーションを格納するために使用されるように構成される。
いくつかの実施形態では、コンピュータプログラム970は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、ネットワークノード110の少なくとも1つのプロセッサに上記の動作を実行させる命令を含む。
いくつかの実施形態では、それぞれのキャリア980は、それぞれのコンピュータプログラムを備え、キャリアは、電子信号、光信号、電磁信号、磁気信号、電気信号、無線信号、マイクロ波信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである。
当業者であれば、以下で説明するネットワークノード110内の機能モジュールは、アナログ回路とディジタル回路の組合せ、および/または、たとえばネットワークノード110に記憶された、ソフトウェアおよび/またはファームウェアで構成された1つまたは複数のプロセッサを指すことができ、これらは、上述のプロセッサなどのそれぞれの1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、それぞれの少なくとも1つのプロセッサに、上述のアクションのいずれかにしたがってアクションを実行させることも理解されよう。他のデジタルハードウェアと同様に、これらプロセッサの1つまたは複数が単一の特定用途集積回路(ASIC)に含まれることもあるし、または、いくつかのプロセッサおよび種々のデジタルハードウェアは、個別にパッケージされたものであれ、システムオンチップ(SoC)に組み込まれたものであれ、いくつかの別々のコンポーネント間に分散配置されることもある。
用語「有する(comprise)」または「有している(comprising)」を使用する場合、それは、非限定的であると解釈されるべきであり、すなわち、「少なくとも含む」を意味する。
本実施形態は、上述の好ましい実施形態に限定されない。様々な代替、修正、および均等物を使用してもよい。
以下、いくつかの例示的な実施形態1~32について簡単に説明する。たとえば、図2、3、8a、8b、9aおよび9bを参照のこと。
実施形態1 ダウンリンク(DL)、第1のアップリンク(UL1)、および、第2のアップリンク(UL2)のそれぞれについて、たとえば、無線通信ネットワーク100へのユーザ装置(UE)120のランダムアクセスのために、帯域幅パート(BWP:部分帯域幅)を取得するために、ユーザ装置UE120によって実行される方法であって、当該方法あh、以下のうちの任意の1つまたは複数を含む:
物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)機会を伴うすべてのUL1 BWPについて、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有し、PRACH機会を伴う、対応するUL2 BWPが存在することが仮定される場合に、第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴うUL1 BWPと、それと同じ第1のbwp idを有するDL BWPとを、取得、たとえば、そのままに維持、または、それに切り替え(201)、UL1 BWPとDL BWPとが取得された後に、たとえば、同じ第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴う、UL2 BWPを取得、たとえば、そのまま留まるか、または、それに切り替え(202)、
そうでない場合に、以下のいずれか1つを実行する:
共通の第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴う、UL1 BWPおよびUL2 BWPが存在する場合、これらのUL1 BWPおよびUL2 BWPを選択し(203)、同じ第1のbwp idを有するDL BWPを選択し(204)、
共通の第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴う、UL1 BWPおよびUL2 BWPが存在しない場合、UL1、UL2およびDLのそれぞれについて初期BWPを選択し(205)、UL1 BWP、UL2 BWPおよびDL BWPは、それによって同じ第1のbwp idを有することとなる。
実施形態2 実施形態1の方法であって、以下のうちのいずれか1つである:
UL1はノーマルアップリンク(NUL)であり、UL2は補助アップリンク(SUL)であること、
UL2がNULであり、UL1がSULであること。
実施形態3 実施形態1から2のいずれかに記載の方法であって、取得すること(201、202)のいずれかが、そのまま留まること、または、切り替えること、のうちのいずれか1つによって表される。
実施形態4 実施形態1から2のいずれか1つに記載の方法であって、PRACH機会を伴うUL1 BWPを取得すること(201)およびUL1 BWPのために取得することは、アクティブなBWP上に留まること、または、初期BWPに切り替えることのうちのいずれか1つを有する。
実施形態5 実施形態2から4のいずれかの方法であって:
a、もしくは、b、または、aよびbのいずれでもないことが仮定されているかどうかを判定すること(200)と、
aは、PRACH機会を伴うすべてのNUL BWPについて、SUL上に、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)機会を伴い、同一の帯域幅パート識別情報(bwp id)を有する、対応するBWPが存在すると仮定すること、
bは、PRACH機会を伴うすべてのSUL BWPについて、NUL上に、PRACH機会を伴い、同一の帯域幅パート識別情報(bwp id)を有する、対応するBWPが存在すると仮定すること、であり、
aが仮定される場合、第1のルールにしたがってランダムアクセスのために、NUL、SULおよびDLのいずれかについてBMPのスイッチングスキームを実行することと、
bが仮定される場合、第2のルールにしたがってランダムアクセスのために、NUL、SULおよびDLのいずれかについてBMPのスイッチングを実行し、
aおよびbのいずれもが仮定されない場合、第3のルールにしたがってランダムアクセスのために、NUL、SULおよびDLのいずれかについてBMPのスイッチング方式を実行することと、を有する。
実施形態6 実施形態5に記載の方法であって、前記第1のルールは以下を有する:
アクティブなNUL BWPにおいてPRACHが存在しない場合に、取得すること(201)は、アクティブなNULとダウンリンク(DL)とをそれぞれの初期BWPに切り替えることを含み、NUL BWPとDL BWPとが切り替えられた後、取得すること(202)は、SULを初期BWPに切り替えることを含み、ここで、SUL、NULおよびDLはすべて同じbwp idを有し、
アクティブなNUL BWPにおいてPRACHが存在する場合、取得すること(201)は、DLを、アクティブなNUL BWPと同じbwp idを有するBWPに切り替えることを含み、DL BWPが切り替えられた後、取得すること(201)は、SULを、アクティブなNUL BWPと同じbwp idを有するBWPに切り替えることを含み、ここで、SUL、NULおよびDLはすべて同じbwp idを有することになる。
実施形態7 実施形態1に記載の方法であって、前記第2のルールは、以下を有する:
アクティブなSUL BWPにPRACHが存在しない場合、取得すること(201)は、アクティブなSULおよびDLをそれぞれの初期BWPに切り替えることを含み、SUL BWPおよびDL BWPが切り替えられた後、取得すること(202)は、NULを初期BWPに切り替えることを含み、ここで、SUL、NUL、およびDLはすべて同じbwp idを有し、
アクティブなSUL BWPにPRACHが存在する場合、取得すること(201)は、アクティブなSUL BWPと同じbwp idを有するBWPにDLを切り替えることを含み、取得すること(202)は、DL BWPが切り替えられた後、アクティブなSUL BWPと同じbwp idを有するBWPにNULを切り替えること(209b)を含み、ここで、SUL、NUL、およびDLはすべて同じbwp idを有する。
実施形態8 プロセッサによって実行されると、実施形態1から7のいずれかに係る動作をプロセッサに実行させる命令を含むコンピュータプログラム。
実施形態9 実施形態8のコンピュータプログラムを有するキャリアであって、電気信号、光信号、電磁信号、磁気信号、電気的信号、無線信号、マイクロ波信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のいずれかである。
実施形態10 ダウンリンク(DL)、第1のアップリンク(UL1)、および、第2のアップリンク(UL2)のそれぞれについて、たとえば、ユーザ装置(UE)120の無線通信ネットワーク100へのランダムアクセスのために、帯域幅パート(BWP)を取得するようにユーザ装置(UE)120を構成するためにネットワークノード110によって実行される方法であって、構成することは、UE120にハードコードされるか、またはシグナリングされ、前記方法は、UE120を、いかのいずれか1つまたは複数に構成すること(301)を含む:
物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)機会を伴うUL1 BWPのすべてについて、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有し、PRACH機会を伴う、対応するUL2 BWPが存在することが仮定される場合、第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴うUL1 BWPと、これと同じ第1のbwp idを有するDL BWPとを、取得すること(201)、たとえば、そのままに留めること、または、それに切り替えること(201)と、UL1 BWPとDL BWPが取得された後に、同じ第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴うUL2 BWPを取得すること(202)、たとえば、そのままに留めること、または、それに切り替えることと、
そうでない場合、以下のいずれか1つを実行することと:
共通の第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴う、UL1 BWPおよびUL2 BWPが存在する場合、これらのUL1 BWPおよびUL2 BWPを選択すること(203)と、同じ第1のbwp idを含むDL BWPを選択すること(204)と、
共通の第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴う、UL1 BWPおよびUL2 BWPが存在しない場合、UL1、UL2およびDLのそれぞれについて初期BWPを選択することと(205)、それによって、UL1 BWP、UL2 BWPおよびDL BWPは同じ第1のbwp idを有することとなる。
実施形態11 実施形態10に記載の方法であって、以下のうちのいずれか1つである:
UL1はノーマルアップリンク(NUL)であり、UL2は補助アップリンク(SUL)であることと、
SUL、UL2がNULであり、UL1がSULであること。
実施形態12 実施形態10から11のいずれかに記載の方法であって、
取得すること(201、202)のいずれかは、そのままに留めること、または、切り替えることとのうちのいずれか1つによって表される。
実施形態13 実施形態10から12のいずれか1つに記載の方法であって、
PRACH機会を伴うUL1 BWPを取得すること(201)、UL1 BWPについて取得することは、アクティブなBWP上に留めること、または、初期BWPに切り替えることのうちのいずれか1つを含む。
実施形態14 実施形態10から13のいずれかに記載の方法であって:
(a)、(b)、または、(a)および(b)のいずれでもないこと、のうちのいずれか1つが仮定および/または構成されているかどうかを判定すること(300)であって、
(a)PRACH機会を伴うすべてのNUL BWPについて、SUL上に、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)伴い、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有する、対応するBWPが存在すると仮定すること、
(b)PRACH機会を伴うすべてのSUL BWPについて、NUL上に、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有し、PRACH機会を伴う対応するBWPが存在すると仮定すること、
(a)が仮定される場合、第1のルールにしたがってランダムアクセスのためのNUL、SUL、およびDLのいずれかのためのBMPのスイッチング方式を実行し、
(b)が仮定される場合、第2のルールにしたがってランダムアクセスのためのNUL、SUL、およびDLのいずれかのためのBMPのスイッチングを実行し、
aおよびbのいずれでもないと仮定される場合、第3のルールにしたがってランダムアクセスのためのNUL、SUL、およびDLのいずれかのためのBMPのスイッチングを実行すること。
実施形態15 実施形態14に記載の方法であって、第1ルールは:
アクティブなNUL BWPにおいてPRACHが存在しない場合、取得すること(201)は、アクティブなNULおよびダウンリンク(DL)をそれぞれの初期BWPに切り替えることを含み、NUL BWPおよびDL BWPが切り替えられた後、取得すること(202)は、SULを初期BWPに切り替えることを含み、SUL、NULおよびDLはすべて同じbwp idを有し、
アクティブなNUL BWPにおいてPRACHが存在する場合、取得すること(201)は、DLをアクティブなNUL BWPと同じbwp idを有するBWPに切り替えることを含み、DL BWPが切り替えられた後、取得すること(201)は、SULをアクティブなNUL BWPと同じbwp idを有するBWPに切り替えることを含み、ここで、SUL、NULおよびDLはすべて同じbwp idを有することとなる。
実施形態16 実施形態14に記載の方法であって、第2のルールは、以下を含む:
アクティブなSUL BWPにPRACHが存在しない場合、取得すること(201)は、アクティブなSULおよびDLをそれぞれの初期BWPに切り替えることを含み、SUL BWPおよびDL BWPが切り替えられた後、取得すること(202)は、NULを初期BWPに切り替えることを含み、ここで、SUL、NUL、およびDLはすべて同じbwp idを有することとなり、
アクティブなSUL BWPにPRACHが存在する場合、取得すること(201)は、アクティブなSUL BWPと同じbwp idを有するBWPにDLを切り替えることを含み、取得すること(202)は、DL BWPが切り替えられた後、アクティブなSUL BWPと同じbwp idを有するBWPにNULを切り替えること(209b)を含み、ここで、SUL、NUL、およびDLはすべて同じbwp idを有することとなる。
実施形態17 プロセッサによって実行されると、プロセッサに実施形態10から16のいずれかに係る動作を実行させる命令を含むコンピュータプログラム。
実施形態18 実施形態17のコンピュータプログラムを有するキャリアであって、電気信号、光信号、電磁信号、磁気信号、電気的信号、無線信号、マイクロ波信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のいずれかである。
実施形態19 ダウンリンク(DL)、第1のアップリンク(UL1)、および、第2のアップリンク(UL2)のそれぞれについて、たとえば、無線通信ネットワーク100へのユーザ装置(UE) 120のランダムアクセスのための、帯域幅パート(BWP)を取得するように構成されたユーザ装置(UE) 120であって、UE120は、以下のうちのいずれか1つまたは複数を有するように構成されている:
物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)機会を伴うUL1 BWPのすべてについて、同一の帯域幅パート識別情報(bwp id)を有し、PRACH機会を伴う、対応するUL2 BWPが存在することが仮定される場合、たとえば、UE120内の取得ユニットによって、第1のbwp idを有するように適合し、PRACH機会を伴うUL1 BWPと、同一の第1のbwp idを有するDL BWPとを取得、たとえば、そのままに留める、または、それに切り替え、UL1 BWPとDL BWPとが切り替えられた後で、たとえば、UE120内の取得ユニット810によって、同一の第1のbwp idを有するように適合し、PRACH機会を伴うUL2 BWPを取得、たとえば、そのままに留める、または、それに切り替え、
そうでない場合、以下のいずれか1つを実行する:
共通の第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴う、UL1 BWPおよびUL2 BWPが存在する場合、たとえば、UE120内の選択ユニット820によって、これらのUL1 BWPおよびUL2 BWPを選択するとともに、同一の第1のbwp idを含むDL BWPを選択することと、
共通の第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴う、UL1 BWPおよびUL2 BWPが存在しない場合、たとえば、UE120内の選択ユニット820によって、UL1、UL2およびDLについてそれぞれの初期BWPを選択することと、それによって、UL1 BWP、UL2 BWPおよびDL BWPは、同一の第1のbwp idを含むように適合する。
実施形態20 実施形態19に記載のUEであって、以下のうちのいずれか1つである:
- UL1は、ノーマルアップリンク(NUL)を表すように適合しており、UL2は、補助アップリンク(SUL)によって表されるように適合しており、
- UL2は、NULを表すように適合しており、UL1は、SULを表すように適合している。
実施形態21 実施形態19から20のいずれかに記載のUEであって、取得することのいずれかが、そのまままに留めること、または、切り替えることと、のうちのいずれか1つによって表されるように適合している。
実施形態22 実施形態19から20のいずれかに記載のUEであって、UE120は、さらに、以下のように構成される:
PRACH機会を伴うUL1 BWPを取得することは、アクティブなBWPのままに留めることと、または、初期BWPに切り替えることと、のうちのいずれか1つを含むように適合している。
実施形態23 実施形態20から22のいずれかに記載のUEであって、UE120は、さらに、以下のように構成される:
UE120内の決定ユニット830によって、a、bまたはaおよびbのいずれでもないことのうちのいずれが仮定されるように適合しているかどうかを決定し、
aは、PRACH機会を伴うNUL BWPのすべてについて、SUL上に、同じbwp idを有し、PRACH機会を伴う、対応するBWPがあると仮定することであり、
bは、PRACH機会を伴うSUL BWPのすべてについて、NUL上に、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有し、PRACH機会を伴う、対応するBWPがあると仮定することであり、
たとえばUE内の切替ユニット840によって、aが仮定される場合、第1のルールにしたがってランダムアクセスのためのNUL、SUL、およびDLのいずれかについてBMPのスイッチング方式を実行し、
bが仮定される場合、第2のルールにしたがってランダムアクセスのためのNUL、SUL、およびDLのいずれかについてBMPのスイッチングを実行し、
aおよびbのいずれも仮定されない場合、ランダムアクセスのためのNUL、SUL、およびDLのいずれかについてBMPのスイッチングを実行する。
実施形態24 実施形態23に記載のUEであって、第1のルールは、以下を含むように適合している:
UE120は、アクティブなNUL BWP内にPRACHが存在しない場合、たとえばUE120内の切替ユニットによって、取得することは、アクティブなNULおよびダウンリンク(DL)を、それぞれの初期BWPに切り替えることを含むように適合され、NUL BWPおよびDL BWPが切り替えられた後、取得することは、SULを初期BWPに切り替えることを含むように適合され、ここで、SUL、NULおよびDLはすべて同じbwp idを有するようになり、
アクティブなNUL BWP内にPRACHが存在する場合、取得することは、たとえばUE120内の切替ユニットによって、アクティブなNUL BWPと同じbwp idを有するBWPへDLを切り替えることを含むように適合され、たとえばUE120内の切替ユニットによって、DL BWPが切り替えられた後に、取得することは、アクティブなNUL BWPと同じbwp idを有するBWPへSULを切り替えることを含むように適合され、ここで、SUL、NUL、およびDLは、すべて同じbwp idを有するようになる。
実施形態25 実施形態19に記載のUEであって、前記第2のルールは、以下を含むように適合される:
アクティブなSUL BWPにPRACHが存在しない場合に、取得することは、アクティブなSULおよびDLをそれぞれの初期BWPに切り替えることを含むように適合され、SUL BWPおよびDL BWPが切り替えられた後に、取得することは、NULを初期BWPに切り替えることを含むように適合され、ここで、SUL、NUL、およびDLはすべて同じbwp idを有することとなり、
アクティブなSUL BWPにPRACHが存在する場合に、取得することは、アクティブなSUL BWPと同じbwp idを有するBWPにDLを切り替えることを含むように適合され、DL BWPが切り替えられた後に、取得することは、アクティブなSUL BWPと同じbwp idを有するBWPにNULを切り替えることを含むように適合され、ここで、SUL、NUL、およびDLはすべて同じbwp idを有するものとなる、ように、UE120はさらに構成される。
実施形態26 たとえば、ユーザ装置(UE)120の無線通信ネットワーク100へのランダムアクセスのための、ダウンリンク(DL)、第1のアップリンク(UL1)、第2のアップリンク(UL2)のそれぞれのための帯域幅パート(BWP)を取得するために、ユーザ装置(UE)120を構成するためのネットワークノード110であって、構成することは、ハードコード化またはUE120にシグナリングされてもよく、ネットワークノード110は、たとえば、ネットワークノード110内の構成ユニットによって、UE120を構成することを含むように適合しており、ネットワークノード110は、以下のいずれかのうちの1つ以上についてUE120を構成するように適合している:
物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)機会を伴うすべてのUL1 BWPについて、PRACH機会を伴い、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有する対応するUL2 BWPが存在すると仮定される場合に、たとえば、ネットワークノード110内の取得ユニットによって、第1のbwp idを有するようにて適合され、PRACH機会を伴うUL1 BWPと、同じ第1のbwp idを有するDL BWPと、を取得、たとえば、そのままに留める、または、それに切り替え、UL1 BWPとDL BWPとが取得された後に、ネットワークノード110内の取得ユニットによって、同じ第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴うUL2 BWPを、取得、たとえば、そのままに留める、または、それに切り替え、
そうでない場合、以下のいずれか1つを実行する:
共通の第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴うUL1 BWPおよびUL2 BWPが存在する場合、たとえば、ネットワークノード110内の選択ユニットによって、これらのUL1 BWPおよびUL2 BWPを選択するとともに、同じ第1のbwp idを含むように適合されたDL BWPを選択し、
共通の第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴うUL1 BWPおよびUL2 BWPが存在しない場合、たとえば、ネットワークノード110内の選択ユニットによって、UL1、UL2およびDLのそれぞれについてそれぞれの初期のBWPを選択し、それによって、UL1 BWP、UL2 BWPおよびDL BWPは同じ第1のbwp idを有するように適合される。
実施形態27 実施の形態26に係るネットワークノード110であって、以下のうちの1つである:
UL1は、ノーマルアップリンク(NUL)を表すように適合されており、UL2は、補助アップリンク(SUL)を表すように適合されていること、
UL2は、NULを表すように適合されており、UL1は、SULを表すように適合されるていること。
実施形態28 実施形態26から27のいずれかに係るネットワークノード110であって、
取得することのいずれかが、留めること、または、切り替えることとのうちのいずれか一つを表すものであるように適合されている。
実施形態29 実施形態26から28のいずれかに記載のネットワークノード110であって、
PRACH機会を伴うUL1 BWPを取得することは、アクティブなBWPにそのまま留めること、または、初期BWPに切り替えること、のうちのいずれか1つを含むように適合される。
実施形態30 実施形態26から29のいずれかに記載のネットワークノード110であって、ネットワークノード110は、UE120を以下のように構成するようにさらに適合されている:
たとえば、ネットワークノード110内の決定ユニットによって、(a)であること、(b)であること、(a)および(b)のいずれでもないこと、のうちのいずれか1つが仮定および/または構成されているように適合されているかどうかを決定し、
(a)はPRACH機会を伴うすべてのNUL BWPについて、SUL上に、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)機会を伴い、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有する対応するBWPが存在すると仮定することであり、
(b)は PRACH機会を伴うすべてのSUL BWPについて、NUL上に、PRACH機会を伴い、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有する対応するBWPが存在すると仮定することであり、
aが仮定される場合、第1のルールにしたがってランダムアクセスのために、NUL、SUL、およびDLのいずれかについてBMPのスイッチング方式を実行し、
bが仮定される場合、第2のルールにしたがってランダムアクセスのために、NUL、SUL、およびDLのいずれかについてBMPのスイッチングを実行し、
aおよびbのいずれでもないことが仮定される場合、第3のルールにしたがってランダムアクセスのためのNUL、SUL、およびDLのいずれかについてBMPのスイッチングを実行する。
実施形態31 実施形態30に係るネットワークノード110であって、第1のルールは、以下を含むように適合されている:
アクティブなNUL BWPにおいてPRACHが存在しない場合、取得することは、たとえば、ネットワークノード110における取得ユニットによって、アクティブなNULとダウンリンク(DL)とをそれぞれの初期BWPに切り替えることを含むように適合されており、NUL BWPおよびDL BWPが切り替えられた後に、取得することは、たとえば、ネットワークノード110における取得ユニットによって、SULを初期BWPに切りけることを含むように適合されており、ここで、SUL、NULおよびDLはいずれも同じbwp idを有し、
アクティブなNUL BWPにおいてPRACHが存在する場合、取得することは、ネットワークノード110内の取得ユニットによって、アクティブなNUL BWPと同じbwp idを有するBWPにDLを切り替えることを含むように適合されており、DL BWPが切り替えられた後で、取得することは、ネットワークノード110内の取得ユニットによって、アクティブなNUL BWPと同じbwp idを有するBWPにSULを切り替えることを含むように適合されており、ここで、SUL、NUL、DLはすべて同じbwp idを持つ。
実施形態32 実施形態30に係るネットワークノード110であって、第2のルールは以下を含むように適合されている:
アクティブなSUL BWPにおいてPRACHが存在しない場合、取得することは、たとえば、ネットワークノード110内の取得ユニットによって、アクティブなSULとDLとをそれぞれの初期BWPへ切り替えることを含むように適合され、SUL BWPとDL BWPとが切り替えられた後に、取得することは、たとえば、ネットワークノード110内の取得ユニットによって、NULを初期BWPに切り替えることを含むように適合されており、ここで、SUL、NUL、およびDLはいずれも同じbwp idを有し、
アクティブなSUL BWPにおいてPRACHが存在する場合、取得することは、たとえば、ネットワークノード110内の取得ユニットによって、アクティブなSUL BWPと同じbwp idを有するBWPへDLを切り替えることを含むように適合されており、取得することは、DL BWPが切り替えられた後に、たとえば、ネットワークノード110内の取得ユニットによって、アクティブなSUL BWPと同じbwp idを有するBWPへNULを切り替えることを含むように適合されており、ここで、SUL、NUL、およびDLはすべて同じbwp idを有する。
さらなる拡張および変形
図10に関して、一実施形態によれば、通信システムは、たとえば、IoTネットワークまたはWLANなど、無線通信ネットワーク100のような通信ネットワーク3210、3GPPタイプのセルラネットワークのような、アクセスネットワーク3211と、コアネットワーク3214とを含むような、無線アクセスネットワークを含む。アクセスネットワーク3211は、ネットワークノード110、130、アクセスノード、AP STA、NB、eNB、eNB、gNB、または他の種類のワイヤレスアクセスポイントなど、複数の基地局3212a、3212b、3212cを含み、それぞれが対応するカバレッジエリア3213a、3213b、3213cを画定する。基地局3212a、3212b、3212cのそれぞれは、有線または無線コネクション3215を介してコアネットワーク3214に接続可能である。第1ユーザ装置(UE)、たとえば、カバレッジエリア3213cに位置する非AP STA3291のようなUE120は、対応する基地局3212cと無線で接続され、または、または、ページングされるように構成されている。第2のUE 3292、たとえば、カバレッジエリア3213a内の非AP STAのような無線デバイス122は、対応する基地局3212aに無線で接続可能である。この例では、複数のUE3291、3292が示されているが、開示された実施形態は、単一のUEがカバレッジエリア内に存在する状況や、単一のUEが対応する基地局3212に接続している状況にも、等しく適用可能である。
通信ネットワーク3210は、それ自体がホストコンピュータ3230に接続されており、これは、スタンドアロン型サーバ、クラウドに実装されたサーバ、分散型サーバ、またはサーバファーム内のプロセッシングリソースのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて実装されてもよい。ホストコンピュータ3230は、サービスプロバイダの所有権または制御下にあってもよいし、サービスプロバイダによって、またはサービスプロバイダの代わりに運用されてもよい。通信ネットワーク3210とホストコンピュータ3230との間のコネクション3221、3222は、コアネットワーク3214からホストコンピュータ3230に直接的に延在していてもよく、あるいは任意の中間ネットワーク3220を介してもよい。中間ネットワーク3220は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストネットワークのうちの1つ、または2つ以上の組合せとすることができ、中間ネットワーク3230は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットとすることができ、特に、中間ネットワーク3220は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を有することができる。
全体として図10の通信システムは、接続されたUE3291、3292の1つとホストコンピュータ3230との間の接続を可能にする。コネクティビティ(接続性)は、オーバーザトップ(OTT)コネクション3250として記述されてもよい。ホストコンピュータ3230および接続されたUE3291、3292は、アクセスネットワーク3211、コアネットワーク3214、任意の中間ネットワーク3220、および考えられるさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTTコネクション3250を介してデータおよび/またはシグナリングを通信するように構成される。OTTコネクション3250は、OTTコネクション3250が通過するように参加している通信デバイスが、アップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティング(経路指定)に気付かないという意味でトランスペアレントでありうる。たとえば、基地局3212は、接続されたUE 3291に転送される(たとえば、ハンドオーバされる)ためにホストコンピュータ3230から発信されるデータをもつ着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて知らされる必要はない。同様に、基地局3212は、UE3291からホストコンピュータ3230へ向かう発信されるアップリンク通信の将来のルーティングを認識する必要はない。
実施形態にしたがって上記のパラグラフで説明したUE、基地局およびホストコンピュータの実装の例は、図11を参照して説明される。通信システム3300において、ホストコンピュータ3310は、通信システム3300の別の通信装置とのインターフェースを備えた有線または無線コネクションをセットアップして維持するように構成された通信インターフェース3316を含むハードウェア3315を有している。ホストコンピュータ3310は、記憶装置および/またはプロセッシング(演算処理)能力を有することができるプロセッシング回路3318をさらに含む。特に、プロセッシング回路3318は、命令を実行するように適合した1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組み合わせ(図示せず)を含んでもよい。ホストコンピュータ3310はさらにソフトウェア3311を有し、それがホストコンピュータ3310に記憶されるか、またはアクセス可能であり、処理回路3318によって実行可能である。ソフトウェア3311は、ホストアプリケーション3312を有する。ホストアプリケーション3312は、UE 3330およびホストコンピュータ3310で終端されるOTTコネクション3350を介して接続するUE 3330などのリモートユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション3312は、OTTコネクション3350を使用して送信されるユーザデータを提供してもよい。
通信システム3300は、さらに、通信システム内に設けられ、ホストコンピュータ3310およびUE 3330と通信することを可能にするハードウェア3325を有する基地局3320を有する。ハードウェア3325は、通信システム3300の別の通信装置のインターフェースとの有線または無線コネクションをセットアップおよび維持するための通信インターフェース3326、ならびに、基地局3320によってサービスを提供されるカバレッジエリア(図示せず)に位置するUE 3330との少なくとも1つの無線コネクション3370をセットアップおよび維持するための無線インターフェース3327を含むことができる。通信インターフェース3326は、ホストコンピュータ3310へのコネクション3360を可能にするように構成されてもよい。コネクション3360は、直接的なものであってもよいし、通信システムのコアネットワーク(図11には示されていない)を通過するものであってもよいし、および/または、通信システムの外部の1つ以上の中間ネットワークを通過するものであってもよい。図示の実施形態では、基地局3320のハードウェア3325は、命令を実行するように適合した1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組み合わせ(図示せず)を含みうるプロセッシング回路3328をさらに有する。さらに、基地局3320は、内部に記憶されるか、または外部コネクションを介してアクセス可能なソフトウェア3321を有する。
通信システム3300は、すでに言及されたUE 3330をさらに有する。そのハードウェア3335は、UE3330が現在位置しているカバレッジエリアにサービスを提供する基地局との無線コネクション3370をセットアップして、維持するように構成された無線インターフェース3337を有してもよい。UE3330のハードウェア3335は、命令を実行するように適合された1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備えてもよいプロセッシング回路3338をさらに有する。UE3330はさらにソフトウェア3331を有し、これらはUE3330内に記憶されるかアクセス可能であり、またプロセッシング回路3338によって実行可能である。ソフトウェア3331は、クライアントアプリケーション3332を有する。クライアントアプリケーション3332は、ホストコンピュータ3310のサポートを受けて、UE3330を介して人間または非人間のユーザにサービスを提供するように動作可能である。ホストコンピュータ3310において、実行中のホストアプリケーション3312は、UE 3330で終端されるOTTコネクション3350およびホストコンピュータ3310を介して実行中のクライアントアプリケーション3332と通信してもよい。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション3332は、ホストアプリケーション3312から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供してもよい。OTTコネクション3350は、リクエストデータとユーザデータの両方を伝送してもよい。クライアントアプリケーション3332は、ユーザと対話して、ユーザが提供するユーザデータを生成してもよい。
図11に示されるホストコンピュータ3310、基地局3320、およびUE 3330は、ホストコンピュータ3230、基地局3212a、3212b、3212cのうちの1つ、および図12のUE3291、3292のうちの1つとそれぞれ同一でありうることに留意されたい。すなわち、これらのエンティティの内部動作は、図11に示されるようなものであってもよいし、これとは独立したものであってもよいし、周囲のネットワークトポロジは図10のものであってもよい。
図11では、基地局3320を介したホストコンピュータ3310とユーザ装置3330との間の通信を示すために、OTTコネクション3350が抽象的に描かれているが、いかなる中間デバイスも明示的に参照されてはおらず、これらの装置を介したメッセージの正確なルーティングも参照されていない。ネットワークインフラストラクチャは、ルーティングを決定してもよく、ルーティングは、UE3330から、またはホストコンピュータ3310を運用するサービスプロバイダから、あるいはその両方から隠すように構成されてもよい。OTTコネクション3350がアクティブな間、ネットワークインフラストラクチャは、(たとえば、ロードバランシングの考慮またはネットワークの再構成に基づいて)ルーティングを動的に変更する決定をさらに行うことができる。
UE3330と基地局3320との間の無線コネクション3370は、本開示全体を通じて説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線コネクション3370が最後の区間を形成するOTTコネクション3350を使用して、UE 3330に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、適用可能なRAN効果:データ速度、レイテンシー(遅延時間)、電力消費を改善することができ、それにより、OTTサービスに対する対応する効果:たとえば、ユーザ待ち時間の減少、ファイルサイズに対する制限の緩和、より良い応答性、バッテリ寿命の増加、のような利点を提供することができる。
1つまたは複数の実施形態により改善されるであろう、データレート、遅延時間、および他の要因を監視する目的で、測定手順を提供することができる。さらに、計測結果のばらつきに応じて、ホストコンピュータ3310と端末3330との間でOTTコネクション3350を再構成するための任意のネットワーク機能があってもよい。OTTコネクション3350を再構成するための測定手順および/またはネットワーク機能は、ホストコンピュータ3310のソフトウェア3311、またはUE3330のソフトウェア3331、またはその両方に実装されてもよい。実施形態では、センサ(図示せず)は、OTTコネクション3350が通過する通信デバイスに、またはそれに関連して配備されてもよく、センサは、上記で例示された監視量の値を供給することによって、またはソフトウェア3311、3331が監視量を演算または推定することができる他の物理量の値を供給することによって、測定手順に関与してもよい。OTTコネクション3350のリコンフィギュレーション(再構成)は、メッセージフォーマット、再送信設定、好ましいルーティングなどを有することができ、再構成は、基地局3320に影響を及ぼす必要はなく、基地局3320には知られていないか、または知覚できないことがある。このような手順および機能性は、当技術分野で公知であり、実践されているものであってもよい。特定の実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、遅延時間などのホストコンピュータ3310の測定を容易にする独自のUEシグナリングを有することができる。測定は、ソフトウェア3311、3331が、伝搬時間、誤差等を監視している間に、OTTコネクション3350を使用して、メッセージ、特に空または「ダミー」メッセージを送信させることによって、実行されてもよい。
図12は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータと、ネットワークノード110のような基地局と、UE120のようなUEとを含み、これらは、図10および図11を参照して説明されるものであってもよい。本開示の簡略化のために、図12を参照する図面のみが、本セクションに含まれる。本方法の第1のアクション3410では、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。第1のアクション3410のオプションのサブアクション3411において、ホストコンピュータはホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。第2のアクション3420において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに搬送する送信を開始する。オプションの第3のアクション3430において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示にしたがって、ホストコンピュータが開始した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。オプションの第4のアクション3440において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行する。
図13は、一実施形態にしたがった通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムには、ホストコンピュータ、AP STAのような基地局、および図10および図11を参考に記載することができる非AP STAのようなUEが含まれるが、本開示の簡略化のため、図13の参照のみを本項に含める。本方法の第1のアクション3510では、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。任意のサブアクション(図示することなく、)では、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。第2のアクション3520において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに搬送する送信を開始する。送信された信号は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示にしたがって、基地局を介して渡されてもよい。オプションである第3のアクション3530において、UEは、送信において搬送されてきユーザデータを受信する。
図14は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムには、ホストコンピュータ、AP STAのような基地局、および図10および図11を参考に記載することができる非AP STAのようなUEが含まれるが、本開示の簡略化のため、図14の参照のみを本項に含める。本方法のオプションの第1のアクション3610において、UEは、ホストコンピュータによって提供される入力データを受信する。さらに、または代替的に、オプションの第2のアクション3620において、UEはユーザデータを提供する。第2のアクション3620のオプションのサブアクション3621において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。第1のアクション3610のさらなるオプションのサブアクション3611において、UEは、ホストコンピュータによって提供されて受信された入力データに応答してユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受け取ったユーザ入力をさらに考慮してもよい。ユーザデータを提供する特定の方法にかかわらず、UEは、オプションの第3のサブアクション3630において、ユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。本方法の第4のアクション3640において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示にしたがって、UEから送信されたユーザデータを受信する。
図15は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムには、ホストコンピュータ、AP STAのような基地局、および図10および図11を参考に記載することができる非AP STAのようなUEが含まれるが、本開示の簡略化のため、図15の参照のみを本項に含める。本方法のオプションである第1のアクション3710では、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示にしたがって、基地局は、UEからユーザデータを受信する。オプションである第2のアクション3720では、基地局は、受信したユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。第3のアクション3730において、ホストコンピュータは、基地局によって開始された送信において運ばれるユーザデータを受信する。

Claims (22)

  1. 無線通信ネットワーク(100)へのユーザ装置(UE)(120)のランダムアクセスのために、それぞれのダウンリンク(DL)、第1のアップリンク(UL1)、および、第2のアップリンク(UL2)のための帯域幅パート(BWP)を取得するために、ユーザ装置(UE)(120)によって実行される方法であって、前記方法は、
    物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)機会を伴うすべてのUL1 BWPについて、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有し、PRACH機会を伴う、対応するUL2 BWPが存在することが仮定される場合、第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴うUL1 BWPと、同じ前記第1のbwp idを有するDL BWPを取得すること(201)と、前記UL1 BWPと前記DL BWPが取得された後で、前記同じ第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴うUL2 BWPを取得(202)することと、
    そうでない場合、
    共通の第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴う、UL1 BWPとUL2 BWPとが存在する場合、これらのUL1 BWPおよびUL2 BWPを選択すること(203)と、同じ前記第1のbwp idを有するDL BWPを選択すること(204)と、
    共通の第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴うUL1 BWPとUL2 BWPと存在しない場合、UL1、UL2およびDLのそれぞれに対して初期BWPを選択すること(205)と、
    のうちのいずれか1つを実行すること、を有し、それによって、UL1 BWP、UL2 BWPおよびDL BWPは、前記同じ第1のbwp idを有する、方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    UL1はノーマルアップリンク(NUL)と表されるものであり、UL2は補助アップリンク(SUL)と表されるものであること、
    UL2はNULと表されるものであり、UL1はSULと表されるものであること、
    のうちのいずれか一つである、方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法であって、
    いずれかの取得すること(201、202)は、そのまま留めることか、または、切り替えること、のうちのいずれか1つによって表されるものである、方法。
  4. 請求項1または2に記載の方法であって、
    RACH機会を伴うUL1 BWPを取得すること(201)は、アクティブなBWP上にそのまま留めること、または、初期BWPに切り替えること、のうちのいずれか1つを含む、方法。
  5. 請求項2から4のいずれか一項に記載の方法であって、
    (a)、(b)、または(a)および(b)のいずれでもないことのうちのいずれか1つが仮定されるかどうかを判定すること(200)であって、
    (a)はPRACH機会を伴うすべてのNUL BWPについて、SUL上に、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)機会を伴い、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有する、対応するBWPが存在することが仮定されることであり、
    (b)はPRACH機会を伴うすべてのSUL BWPについて、NUL上に、PRACH機会を伴い、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有する、対応するBWPが存在することが仮定されることである、ことと、
    (a)が仮定される場合に、第1のルールにしたがってランダムアクセスのためのNUL、SUL、およびDLのいずれかについてBWPの切り替え方式を実行することと、
    (b)が仮定される場合に、第2のルールにしたがってランダムアクセスのためのNUL、SUL、およびDLのいずれかについてBWPの切り替えを実行することと、
    (a)および(b)のいずれも仮定されない場合、第3のルールにしたがってランダムアクセスのためのNUL、SUL、およびDLのいずれかについてBWPの切り替えを実行することと、を有する方法。
  6. 請求項5に記載の方法であって、前記第1のルールは、
    アクティブなNUL BWPにおいて、PRACHが存在しない場合に、取得すること(201)は、アクティブなNULおよびダウンリンク(DL)をそれぞれの初期BWPに切り替えることを含み、前記NUL BWPおよびDL BWPが切り替えられた後で、取得すること(202)は、SULを初期BWPに切り替えることを含み、ここで、前記SUL、前記NUL、および前記DLはすべて同じbwp idを有し、
    アクティブなNUL BWPにおいてPRACHが存在する場合、取得すること(201)は、前記DLを前記アクティブなNUL BWPと同じbwp idを有するBWPに切り替えることを含み、前記DL BWPが切り替えられた後で、取得すること(202)は、前記SULを前記アクティブなNUL BWPと同じbwp idを有するBWPに切り替えることを含み、ここで、前記SUL、前記NUL、および前記DLはすべて同じbwp idを有する、方法。
  7. 請求項に記載の方法であって、前記第2のルールは、
    アクティブSUL BWPにPRACHが存在しない場合、取得すること(201)は、前記アクティブSULおよびDLをそれぞれの初期BWPに切り替えることを含み、前記SUL BWPおよび前記DL BWPが切り替えられた後で、取得すること(202)は、前記NULを初期BWPに切り替えることを含み、ここで、前記SUL、前記NULおよび前記DLはすべて同じbwp idを有し、
    前記アクティブSUL BWPにPRACHが存在する場合、取得すること(201)は、前記DLを前記アクティブSUL BWPと同じbwp idを有するBWPに切り替えることを含み、前記DL BWPが切り替えられた後で、取得すること(202)は、前記NULを前記アクティブSUL BWPと同じbwp idを有するBWPに切り替えること(209b)を含み、ここで、前記SUL、前記NULおよび前記DLはすべて同じbwp idを有する、方法。
  8. ユーザ装置(UE)(120)を構成するためのネットワークノード(110)によって実行され、無線通信ネットワーク(100)へのユーザ装置(UE)(120)のランダムアクセスのためのダウンリンク(DL)、第1のアップリンク(UL1)、および第2のアップリンク(UL2)のそれぞれについて帯域幅パート(BWP)を取得するための方法であって、前記方法は、前記UE(120)を構成すること(301)であって、
    物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)機会を伴うすべてのUL1 BWPについて、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有し、PRACH機会を伴う、対応するUL2 BWPが存在することが仮定される場合に、第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴う、UL1 BWPと、同じ前記第1のbwp idを有するDL BWPを取得すること(201)と、前記UL1 BWPおよびDL BWPが取得された後で、前記同じ第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴う、UL2 BWPを取得すること(202)と、
    そうでない場合に、
    共通の第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴う、UL1 BWPとUL2 BWPとが存在する場合に、これらUL1 BWPおよびUL2 BWPを選択すること(203)と、前記同じ第1のbwp idを含むDL BWPを選択すること(204)と、
    前記共通の第1のbwp idを有するとともに、PRACH機会を伴う、UL1 BWPとUL2 BWPとが存在しない場合に、前記UL1、前記UL2および前記DLのそれぞれについて初期BWPを選択すること(205)と、のうちのいずれか1つを実行するように構成することを有し、それによって、UL1 BWP、UL2 BWPおよびDL BWPは、前記同じ第1のbwp idを有する、方法。
  9. 請求項に記載の方法であって、
    UL1がノーマルアップリンク(NUL)と表され、UL2が補助アップリンク(SUL)と表されること、
    UL2が(NUL)と表され、UL1がSULと表されること、
    のうちのいずれか1つである、方法。
  10. 請求項8または9に記載の方法であって、
    いずれかの取得すること(201、202)は、そのままに留めることか、または、切り替えること、のうちのいずれかによって表される、方法。
  11. 請求項から10のいずれか一項に記載の方法であって、
    PRACH機会を伴う前記UL1 BWPを取得すること(201)は、アクティブなBWPにそのまま留めること、または、初期BWPに切り替えること、のうちのいずれか1つを含む、方法。
  12. 請求項から11のいずれか一項に記載の方法であって、
    (a)、(b)、または、(a)および(b)のいずれでもないこと、のうちのいずれか1つが仮定および/または構成されるべきかどうかを判定すること(300)であって、
    (a)はPRACH機会を伴うすべてのNUL BWPについて、SUL上に、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)機会を伴い、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有する、対応するBWPが存在することが仮定されることであり、
    (b)はPRACH機会を伴うすべてのSUL BWPについて、NUL上に、PRACH機会を伴ない、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有する対応するBWPが存在すると仮定することである、ことと、
    (a)が仮定される場合に、第1のルールにしたがってランダムアクセスのための前記NUL、前記SUL、および前記DLのいずれかについてBWPの切り替え方式を実行することと、
    (b)が仮定される場合に、第2のルールにしたがってランダムアクセスのための前記NUL、前記SUL、および前記DLのいずれかについてBWPの切り替えを実行することと、
    (a)および(b)のいずれも仮定されない場合に、第3のルールにしたがってランダムアクセスのための前記NUL、前記SUL、および前記DLのいずれかについてBWPの切り替えを実行することと、を有する、方法。
  13. 請求項12に記載の方法であって、前記第1のルールは、
    アクティブなNUL BWPにPRACHが存在しない場合、取得すること(201)は、前記アクティブなNULおよびダウンリンク(DL)をそれぞれの初期BWPに切り替えることを含み、前記NUL BWPおよびDL BWPが切り替えられた後で、取得すること(202)は、SULを初期BWPに切り替えることを含み、ここで、前記SUL、前記NULおよび前記DLはすべて同じbwp idを有し、
    アクティブなNUL BWPにPRACHが存在する場合、取得すること(201)は、前記DLを前記アクティブなNUL BWPと同じbwp idを有するBWPに切り替えることを含み、前記DL BWPが切り替えられた後で、取得すること(201)は、前記SULを前記アクティブなNUL BWPと同じbwp idを有するBWPに切り替えることを含み、前記SUL、前記NULおよび前記DLはすべて同じbwp idを有する、方法。
  14. 請求項12に記載の方法であって、前記第2のルールは、
    アクティブSUL BWPにPRACHが存在しない場合、取得すること(201)は、前記アクティブSULとDLをそれぞれの初期BWPに切り替えることを含み、前記SUL BWPと前記DL BWPとが切り替えられた後で、取得すること(202)は、前記NULを初期BWPに切り替えることを含み、ここで、前記SUL、前記NULおよび前記DLはすべて同じbwp idを有し、
    アクティブSUL BWPにPRACHが存在する場合、取得すること(201)は、前記DLを前記アクティブSUL BWPと同じbwp idを有するBWPに切り替えることを含み、前記DL BWPが切り替えられた後で、取得すること(202)は、前記NULを前記アクティブSUL BWPと同じbwp idを有するBWPに切り替えること(209b)を含み、ここで、前記SUL、前記NULおよび前記DLはすべて同じbwp idを有する、方法。
  15. ユーザ装置(UE)(120)の無線通信ネットワーク(100)へのランダムアクセスのために、ダウンリンク(DL)、第1のアップリンク(UL1)、および第2のアップリンク(UL2)のそれぞれのための帯域幅パート(BWP)を取得するように構成されたユーザ装置(UE)(120)であって、前記UE(120)は、
    物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)機会を有するすべてのUL1 BWPについて、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有し、PRACH機会を伴う、対応するUL2 BWPが存在すると仮定される場合に、第1のbwp idを有するように適合され、PRACH機会を伴う、UL1 BWPと、同じ前記第1のbwp idを有するDL BWPとを取得することと、前記L1 BWPとDL BWPを取得した後で、前記同じ第1のbwp idを有するように適合され、PRACH機会を伴う、UL2 BWPを取得することと、
    そうでない場合に、
    共通の第1のbwp idを有し、PRACH機会を伴う、UL1 BWPとUL2 BWPとが存在する場合、これらUL1 BWPおよびUL2 BWPを選択することと、同じ前記第1のbwp idを有するDL BWPを選択することと、
    共通の第1のbwp idを有するとともに、PRACHの機会を伴うUL1 BWPおよびUL2 BWPが存在しない場合に、前記UL1、前記UL2および前記DLそれぞれについて初期BWPを選択することと、のうちのいずれか1つを含むように構成されており、それによって、UL1 BWP、UL2 BWPおよびDL BWPは、同じ第1のbwp idを含むように適合される、UE。
  16. 請求項15に記載のUEであって、
    - UL1はノーマルアップリンク(NUL)を表すように適合され、UL2は補助アップリンク(SUL)によって表されるように適合されること、
    - UL2はNULを表すように適合され、UL1はSULを表すように適合されること、のうちのいずれか1つである、UE。
  17. 請求項15または16に記載のUEであって、いずれかの取得が、そのままに留めることと、または、切り替えることと、のうちのいずれか1つによって表されるように適合される、UE。
  18. 請求項15または16に記載のUEであって、前記UE(120)は、さらに、
    PRACH機会を伴う前記UL1 BWPを取得することは、アクティブなBWP上にそのまま留めるか、または、初期BWPに切り替えること、のうちのいずれか1つを含むように適合される、UE。
  19. る無線通信ネットワーク(100)へのユーザ装置(UE)(120)のランダムアクセスのために、ダウンリンク(DL)、第1のアップリンク(UL1)、および第2のアップリンク(UL2)のそれぞれについて帯域幅パート(BWP)を取得するために、ユーザ装置(UE)(120)を構成するための、ネットワークノード(110)であって、前記ネットワークノード(110)は、当該ネットワークノード(110)の中の構成ユニット(910)によって、前記UE(120)を、
    物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)機会を伴うすべてのUL1 BWPについて、PRACH機会を伴い、同じ帯域幅パート識別情報(bwp id)を有する、対応するUL2 BWPが存在する場合に、PRACH機会を伴い、第1のbwp idを有するように適合されたUL1 BWPと、同じ前記第1のbwp idを有するDL BWPとを取得することと、前記UL1 BWPおよびDL BWPが取得された後で、PRACH機会を伴い、前記同じ第1のbwp idを有するUL2 BWPを取得することと、
    そうでない場合であって、
    PRACH機会を伴い、共通の第1のbwp idを有する、UL1 BWPおよびUL2 BWPが存在する場合に、これらUL1 BWPおよびUL2 BWPを選択することと、同じ前記第1のbwp idを含むように適合されたDL BWPを選択することと、
    PRACHの機会を伴い、共通の第1のbwp idを有するUL1 BWPおよびUL2 BWPが存在しない場合に、前記UL1、UL2およびDLのそれぞれについて初期BWPを選択することと、のうちのいずれか1つを実行することと、のうちのいずれか1つ以上について、構成し、それによって、UL1 BWP、UL2 BWPおよびDL BWPは、前記同じ第1のbwp idを含むように適合される、ネットワークノード。
  20. 請求項19に記載のネットワークノード(110)であって、
    UL1がノーマルアップリンク(NUL)を表すように適合され、UL2が補助アップリンク(SUL)を表すように適合されていることと、
    UL2がNULを表すように適合され、UL1がSULを表すように適合されていることと、のうちのいずれか1つである、ネットワークノード。
  21. 請求項19または20に記載のネットワークノード(110)であって、
    いずれかの前記取得することは、そのままに留めること、または、切り替えること、のうちのいずれか1つを表すように適合される、ネットワークノード。
  22. 請求項19から21のいずれか一項に記載のネットワークノード(110)であって、PRACH機会を伴うUL1 BWPを取得することは、アクティブなBWP上に留めることと、または、初期BWPに切り替えること、のうちのいずれか1つを含むように適合される、ネットワークノード。
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