JP7085700B1 - サービス提供システム、サービス提供方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子商取引サービスから電子決済サービスを使用する際の利便性を高めることができるサービス提供システム、サービス提供方法、およびプログラムを提供すること。【解決手段】電子商取引サービスの利用者に電子決済サービスを提供する電子決済サービス提供部と、電子決済サービスの利用者を認証する認証部と、電子決済サービスの利用に関する利用者の利用者情報を、電子商取引サービスを提供するEC事業者に提供することについての同意情報を記憶部に記憶させる情報管理部と、利用者の商品購入に関し、電子決済サービスの機能が電子商取引サービスを提供するECシステム側から呼び出された場合であって、記憶部に記憶された利用者の同意情報が、EC事業者に対する利用者情報の提供に利用者が同意したことを示す場合、認証部による利用者の認証を省略してECシステム側に機能を提供するAPI部と、を備える、サービス提供システム。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用 [1] 2021年11月8日 ウェブサイトのURL appstoreconnect.apple.com [2] 2021年11月8日 ウェブサイトのURL play.google.com
本発明は、サービス提供システム、サービス提供方法、およびプログラムに関する
従来、電子商取引の分野において、外部の電子決済サービスを利用して商品の購入代金の支払いを決済するID決済と呼ばれる決済方法が使用されている(例えば非特許文献1参照)。
"ID決済とは?メリットや使い方は?主要4社の特徴を比較して詳しく解説!",[online],よむよむカラーミー,GMOペパボ株式会社,[令和3年12月29日検索],インターネット<URL:https://shop-pro.jp/yomyom-colorme/74681>
しかしながら、従来の電子決済方法では、利用者は電子決済サービスを利用するたびに電子決済サービスにログインするための認証情報を入力しなければならかったり、それによって決済が完了するまでに複数回の画面遷移が行われたりした。このように、従来の電子決済方法は利用者にとって必ずしも利便性が高くない場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、電子商取引サービスから電子決済サービスを利用する際の利便性を高めることができるサービス提供システム、サービス提供方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、電子商取引サービスで販売される商品の購入代金を決済する電子決済サービスを利用者に提供するサービス提供システムであって、前記利用者に前記電子決済サービスを提供する電子決済サービス提供部と、前記電子決済サービスの利用者を認証する認証部と、前記電子決済サービスの利用に関する前記利用者の利用者情報を、前記電子商取引サービスを提供するEC事業者に提供することについて前記利用者の同意の有無を示す同意情報を記憶部に記憶させる情報管理部と、前記利用者の商品購入に関し、前記電子決済サービス提供部が提供する前記電子決済サービスの機能が前記電子商取引サービスを提供するECシステム側から呼び出された場合であって、前記記憶部に記憶された前記利用者の同意情報が、前記EC事業者に対する前記利用者情報の提供に前記利用者が同意したことを示す場合、前記認証部による前記利用者の認証を省略して前記ECシステム側に前記機能を提供するAPI(Application Program Interface)部と、を備えるサービス提供システムである。
本発明の一態様によれば、電子商取引サービスから電子決済サービスを利用する際の利便性を高めることができるサービス提供システム、サービス提供方法、およびプログラムを提供することができる。
電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。 電子決済の大まかな流れを例示した図である。 決済サーバの構成の一例を示す図である。 決済利用者情報の内容の一例を示す図である。 店舗情報の内容の一例を示す図である。 ECサーバの構成の一例を示す図である。 EC利用者情報の内容の一例を示す図である。 加盟店情報の内容の一例を示す図である。 利用者端末装置の構成の一例を示す図である。 電子決済に関する処理の流れの一例を示す図である。 電子決済に関する第1の画面遷移例を示す図である。 電子決済に関する第2の画面遷移例を示す図である。 決済情報の表示態様の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明のサービス提供システム、サービス提供方法、およびプログラムについて説明する。サービス提供システムは、一以上のプロセッサにより実現される。サービス提供システムは、電子商取引サービスで販売される商品の購入代金を決済する電子決済サービスを利用者に提供するシステムである。以下の説明では、サービス提供システムに係る電子商取引サービスがショッピングを提供するものである場合について説明するが、電子商取引サービスは、商品の購入や役務の提供に関する代金を決済するものであればショッピング以外のサービスを提供するものであってもよい。例えば、電子商取引サービスはオークションを提供するものであってもよい。
[1.電子決済サービス]
図1は、電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。電子決済サービスは、決済サーバ100を中心として実現される。決済サーバ100は、例えば、一以上の利用者端末装置10、一以上の店舗端末装置50、および電子商取引サーバ200のそれぞれとネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。
利用者端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の可搬型端末装置である。利用者端末装置10は、少なくとも、光学読取機能、通信機能、表示機能、入力受付機能、プログラム実行機能を有するコンピュータ装置である。以下の説明では、これらの機能を実現するための構成をそれぞれカメラ、通信装置、タッチパネル、CPU(Central Processing Unit)等と称する。利用者端末装置10では、CPU等のプロセッサによりECアプリ20および決済アプリ30が実行される。利用者端末装置10は、ECアプリ20を実行することにより、電子商取引サーバ200と連携して電子商取引サービスを利用者に提供するように動作する。本実施形態において、ECアプリ20は、いわゆるID決済に対応しており、支払い方法として電子決済サービスが選択された場合、決済サーバ100と連携して電子決済サービスを利用者に提供することができる。また、利用者端末装置10は、決済アプリ30を実行することにより、決済サーバ100と連携して電子決済サービスを利用者に提供するように動作する。決済アプリ30は、ECアプリ20とは独立して動作するものであり、電子決済サービスを単体で利用者に提供するものである。ECアプリ20および決済アプリ30は、カメラ、通信装置、タッチパネルなどの制御機能を含む。
店舗端末装置50は、例えば、店舗に設置される。店舗端末装置50は、少なくとも、商品価格取得機能、光学読取機能、プログラム実行機能、通信機能を有するコンピュータ装置である。店舗端末装置50は、いわゆるPOS(Point of Sale)装置を含み、POS装置によって商品価格取得機能や光学読取機能を実現してもよい。店舗コード画像60は、店舗に置かれ、QRコード(登録商標)等のコード画像が紙やプラスチックの媒体に印刷されたものである。なお、店舗コード画像60は、店舗に置かれたディスプレイによって表示されてもよい。
決済サーバ100は、利用者端末装置10または店舗端末装置50から受信した決済情報に基づいて電子決済を実現する。決済サーバ100は、例えば、利用者IDに対応付けてチャージ残高を管理しており、チャージ残高を増減させる(換言すると、電子マネーを入出金する)ことで電子決済を行う。電子決済には、リボ払いやクレジット払い等の方法によって、購買時点のチャージ残高よりも多額の購買を可能にするものが含まれてよい。決済サーバ100は「電子決済システム」の一例である。
電子商取引サーバ200(以下「EC(Electronic Commerce)サーバ」という。)は、電子商取引サービスの加盟店(以下「EC加盟店」という。)が販売する商品の電子商取引を実現する。ECサーバ200は、利用者端末装置10に商品情報を送信するとともに、利用者端末装置10から受信した購入情報に基づいて電子商取引を実現する。購入情報は、利用者が購入対象として選択した商品に関する情報や、当該商品の購入代金の支払い方法などを含む。例えば、ECサーバ200は、各EC加盟店のECサイトを構成するウェブサーバの機能を含む。ECサーバ200は、各EC加盟店が自社のECサイトを実現するためのEC加盟店ごとのサーバであってもよいし、各EC加盟店に対してECサイトのパッケージを提供する、いわゆるECベンダの運営するサーバであってもよい。ECサーバ200は「ECシステム」の一例である。
図2は、電子決済の大まかな流れを例示した図である。例えば、電子決済には、決済アプリ30を使用したパターン1およびパターン2と、ECアプリ20を使用したパターン3とが存在する。パターン1の場合、まず利用者端末装置10において決済アプリ30が起動され、QRコードやバーコード等のコード画像を表示する。利用者は利用者端末装置10の表示面を店舗端末装置50に翳す(提示する)。店舗端末装置50は、光学読取機能によってコード画像をデコードし、アカウントID等の情報を取得する。そして、店舗端末装置50は、アカウントID、決済金額、店舗ID等を含む決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する。決済金額の情報は、予めバーコード読み取りや手入力等によって取得されている。決済サーバ100は、受信した決済情報に基づいて、ユーザの電子決済口座から店舗の電子決済口座に決済金額を移動させて決済処理を完了させる。
パターン2の場合、決済アプリ30が起動した状態の利用者端末装置10が、光学読取機能によって店舗コード画像60を読み取ってデコードする。店舗コード画像60には、店舗名等の情報が含まれている。利用者は、店舗名等が表示された画面において、決済金額を利用者端末装置10に入力する。そして、利用者端末装置10は、アカウントID、決済金額、店舗ID等を含む決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する。決済サーバ100は、受信した決済情報に基づいて決済処理を行う。なお、図2で説明する「アカウントID」は、利用者の識別情報として用いられ得る他の情報(例えば電話番号)であってもよい。
パターン3の場合、ECアプリ20が起動した状態の利用者端末装置10が、商品購入に関する利用者の各種操作の入力を受け付ける。例えば、ECアプリ20はECサーバ200から提供されるECコンテンツを再生することにより電子商取引サービスで取り扱われる商品の情報を表示し、購入対象の商品を選択する操作や、当該商品について購入代金の支払い方法を選択する操作などの入力を受け付ける。本実施形態では、購入代金の支払い方法として決済サーバ100による電子決済サービスが選択される場合について説明するが、実際には他の支払い方法が選択される場合もある。支払い方法として上記電子決済サービスが選択された場合、ECアプリ20は、電子決済サービスにログインするための認証情報を利用者に入力させ、入力された認証情報を決済サーバ100に送信する。決済サーバ100は、利用者端末装置10から受信された認証情報により利用者の認証に成功した場合に、上記購入代金の決済処理を実行する。なお、この場合、決済情報の生成に必要な情報は予めECサーバ200に登録済みであり、ECアプリ20によって適宜ECサーバ200から取得され得る。
なお、図2に示したパターン3の例は、電子商取引サービス側(ECアプリ20)から電子決済サービスを利用する、いわゆるID決済による決済方法の一例であるが、本実施形態のECアプリ20は、所定の条件が満たされた場合には、図2のパターン3に係る電子決済の流れにおいて、一部の処理を省略することにより、電子決済サービスの利便性を向上させることができるものである。以下、パターン3において、上記所定の条件が満たされた場合に一部の処理を省略する決済方法をパターン4と称する。パターン4の決済方法については後述する。
[2.決済サーバ]
図3は、決済サーバ100の構成の一例を示す図である。決済サーバ100は、例えば、通信部110と、決済コンテンツ提供部122と、決済処理部124と、認証部126と、情報管理部130と、記憶部170とを備える。通信部110および記憶部170以外の構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。決済コンテンツ提供部122と決済処理部124とを組み合わせたものが「電子決済サービス提供部」の一例である。
記憶部170は、HDDやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)などである。記憶部170は、決済サーバ100がネットワークを介してアクセス可能なNAS(Network Attached Storage)装置であってもよい。記憶部170には、決済利用者情報172、決済コンテンツ情報174、店舗情報176などの情報が格納される。
通信部110は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部110は、例えばネットワークインターフェースカードである。
決済コンテンツ提供部122は、例えば、ウェブサーバの機能を有し、電子決済サービスの各種画面を表示するための情報(コンテンツ)を利用者端末装置10に提供する。決済コンテンツ提供部122は、決済コンテンツ情報174から適宜、必要なコンテンツを読み出して利用者端末装置10に提供する。利用者端末装置10は、決済アプリ30によってコンテンツが再生された状態で利用者による各種入力を受け付け、前述した決済情報などを決済サーバ100に送信する。
決済処理部124は、利用者端末装置10または店舗端末装置50により送信された決済情報に基づいて、決済処理を行う。決済処理部124は、決済利用者情報172や店舗情報176を参照しながら決済処理を行う。
図4は、決済利用者情報172の内容の一例を示す図である。決済利用者情報172は、電子決済サービスの利用者の登録情報の一例である。決済利用者情報172は、例えば、アカウントID(省略されてもよい)に対して、新規登録時に最低限必要な電話番号およびパスワードの他、メールアドレス、利用者ID、氏名・住所・生年月日、チャージ残高、銀行口座、クレジットカード番号、他サービス連携情報、電波認証設定、キャリア決済設定、チャット友達リスト、チャージ履歴情報、決済履歴情報、チャット履歴情報、アカウント連携情報などの情報が対応付けられたものである。以下、これらの情報が対応付けられた利用者のインスタンス(電子決済口座)のことを決済アカウントと称する。また、アカウント連携情報は、利用者が電子決済サービスの利用に関する自身の利用者情報を電子商取引サービスに提供することについての同意の有無を示す情報である。アカウント連携情報は「同意情報」の一例である。
チャージ残高は、利用者が予め決済アカウントに送金することで設定された電子マネーの残高を示す情報である。送金の手段としては、指定業者(銀行)のATM(Automatic Teller Machine)からの送金、登録された銀行口座からの送金などがある。銀行口座とクレジットカード番号のそれぞれは、電子決済サービスに入金可能な銀行口座またはクレジットカード番号の情報(口座番号、カード番号)である。他サービス連携情報は、電子決済サービスと連携する(例えば同じ事業グループに属する運営者により運営されている)他のサービスのログインID等である。電波認証設定は、特定の通信キャリアとの通信によって認証を行う場合の設定情報である。キャリア決済設定は、電子決済サービスを利用した支払いの少なくとも一部を通信キャリアへの支払いに振り替えるための設定情報である。チャット友達リストは、電子決済サービスが提供するチャット機能においてチャットの相手先となる他の利用者のリストである。チャージ履歴情報、決済履歴情報、チャット履歴情報は、利用者が予め電子決済サービスに送金してチャージ残高を増加させた履歴である。決済履歴情報は、利用者が行った決済の内訳(日時、購買行動が行われた店舗の店舗ID、決済金額等)を、決済ごとに示す情報である。チャット履歴情報は、利用者が行ったチャットの内容の履歴である。
図5は、店舗情報176の内容の一例を示す図である。店舗情報176は、電子決済サービスを利用する加盟店の登録情報の一例である。店舗情報176は、例えば、店舗IDに対して、店舗名称や加盟店ID、銀行口座などの情報が対応付けられたものである。店舗IDは、加盟店が有する店舗の識別情報である。店舗IDは実店舗の識別情報であってもよいし、ECサイトなどのウェブ上に構築された仮想店舗の識別情報であってもよい。加盟店IDは、対応する店舗を運営する加盟者の識別情報である。銀行口座は、対応する店舗の商品販売において電子決済に使用される銀行口座である。銀行口座は、店舗を運営する加盟者の銀行口座であってよい。
図3に戻り、引き続き決済サーバ100の構成について説明する。認証部126は、電子決済サービスの利用者を認証するための認証処理を行う。より具体的には、認証部126は、利用者が利用者端末装置10に入力した認証情報(典型的にはアカウントIDおよびパスワード)を利用者端末装置10から取得し、取得した認証情報を予め登録された照合用の認証情報と比較することにより利用者を認証する。認証部126は、このような認証方法の他、SMS認証や電子メール認証などの他の認証方法を用いて利用者を認証してもよい。SMS認証とは、電話番号を利用したショートメッセージにワンタイムパスワードを含めて利用者端末装置10に送信し、利用者にワンタイムパスワードを利用者端末装置10に入力させ、ECアプリ20を介して決済サーバ100に送信されたワンタイムパスワードが正しいかどうかを確認することで、電話番号が利用者のものであることを確認する認証方法である。また、電子メール認証とは、電子メールにワンタイムパスワードを含めて利用者端末装置10に送信し、利用者にワンタイムパスワードを利用者端末装置10に入力させ、ECアプリ20を介して決済サーバ100に送信されたワンタイムパスワードが正しいかどうかを確認することで、電子メールアドレスが利用者のものであることを確認する認証方法である。
情報管理部130は、記憶部170に登録される各種情報の管理(登録や更新、削除等)を行う。例えば、情報管理部130は、利用者端末装置10から取得した情報に基づいて、決済利用者情報172の新たなレコードを作成したり、作成済みのレコードにおける各データ項目を更新したりする。また、例えば、情報管理部130は、店舗端末装置50から取得した情報に基づいて、店舗情報176の新たなレコードを作成したり、作成済みのレコードにおける各データ項目を更新したりする。
[3.ECサーバ]
図6は、ECサーバ200の構成の一例を示す図である。ECサーバ200は、例えば、通信部210と、ECコンテンツ提供部222と、EC処理部224と、認証部226と、情報管理部230と、記憶部270とを備える。通信部210および記憶部270以外の構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。
記憶部270は、HDDやフラッシュメモリ、RAMなどである。記憶部270は、ECサーバ200がネットワークを介してアクセス可能なNAS装置であってもよい。記憶部270には、EC利用者情報272、ECコンテンツ情報274、加盟店情報276などの情報が格納される。
通信部210は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部210は、例えばネットワークインターフェースカードである。
ECコンテンツ提供部222は、例えば、ウェブサーバの機能を有し、電子商取引サービスの各種画面を表示するための情報(コンテンツ)を利用者端末装置10に提供する。ECコンテンツ提供部222は、ECコンテンツ情報274から適宜、必要なコンテンツを読み出して利用者端末装置10に提供する。利用者端末装置10は、ECアプリ20によってコンテンツが再生された状態で商品購入に関する利用者の各種操作の入力を受け付け、その入力情報をもとに購入情報を作成してECサーバ200に送信する。
EC処理部224は、利用者端末装置10から受信された購入情報に基づいて、対象商品の注文を確定する受注処理を行う。受注処理には、対象商品の購入代金の支払いを選択された支払い方法で決済する決済処理や、対象商品を販売する加盟店に対して受注の通知を行ったり、対象商品を購入した利用者に対して注文確定の通知を行ったりする処理などが含まれる。EC処理部224は、受注処理において、購入代金の支払い方法として電子決済サービスが選択された場合、電子決済サービスを使用した電子決済に必要な情報を利用者端末装置10に送信する。決済情報には、例えば、利用者のアカウントIDや、決済金額、対象商品を販売する加盟店の識別情報などが含まれる。利用者端末装置10では、ECアプリ20がECサーバ200から供給された情報をもとに決済情報を生成して決済サーバ100に送信することにより、対象商品の購入代金の支払いについて電子決済を要求する。EC処理部224は、EC利用者情報272や加盟店情報276を参照しながら受注処理を行う。
図7は、EC利用者情報272の内容の一例を示す図である。EC利用者情報272は、電子商取引サービスの利用者の登録情報の一例である。EC利用者情報272は、例えば、アカウントID(省略されてもよい)に対して、電話番号やパスワード、メールアドレス、利用者ID、氏名・住所・生年月日などの個人情報が対応付けられたものである。以下、これらの情報が対応付けられた利用者のインスタンス(個人情報)のことをECアカウントと称する。
図8は、加盟店情報276の内容の一例を示す図である。加盟店情報276は、電子商取引サービスを利用して商品を販売する加盟店の登録情報の一例である。加盟店情報276は、例えば、加盟店IDに対して、加盟店名称や銀行口座などの情報が対応付けられたものである。加盟店IDは、加盟店の識別情報である。銀行口座は、対応する加盟店が電子商取引サービスを提供する事業者(以下「EC事業者」という。)との間で商品の売上金やサービス利用料等の入出金に使用する銀行口座である。
図6に戻り、引き続きECサーバ200の構成について説明する。認証部226は、電子商取引サービスの利用者を認証するための認証処理を行う。より具体的には、認証部226は、利用者が利用者端末装置10に入力した認証情報(典型的にはアカウントIDおよびパスワード)を利用者端末装置10から取得し、取得した認証情報を予め登録された照合用の認証情報と比較することにより利用者を認証する。認証部226は、このような認証方法の他、SMS認証や電子メール認証などの他の認証方法を用いて利用者を認証してもよい。
情報管理部230は、記憶部270に登録される各種情報の管理(登録や更新、削除等)を行う。例えば、情報管理部230は、利用者端末装置10から取得した情報に基づいて、EC利用者情報272の新たなレコードを作成したり、作成済みのレコードにおける各データ項目を更新したりする。また、例えば、情報管理部230は、店舗端末装置50などから取得した情報に基づいて、加盟店情報276の新たなレコードを作成したり、作成済みのレコードにおける各データ項目を更新したりする。
[4.利用者端末装置]
図9は、利用者端末装置10の構成の一例を示す図である。利用者端末装置10は、例えば、通信部11と、入力部12と、表示部13と、制御部14と、記憶部15とを備える。これらの構成要素のうち、制御部14は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。
記憶部15は、HDDやフラッシュメモリ、RAMなどである。記憶部15には、ECアプリ20および決済アプリ30が格納される。ECアプリ20および決済アプリ30は、それぞれ利用者端末装置10へのインストールによって記憶部15に格納される。
通信部11は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部11は、例えばネットワークインターフェースカードを含む。
入力部12は、タッチパネルやスイッチ、ボタン等の入力装置を含む。入力部12は、利用者端末装置10に対する操作の入力を受け付ける。入力部12は、入力された操作の情報を制御部14に出力する。
表示部13は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置を含む。表示部13には、利用者端末装置10の動作に関する各種の情報が表示される。例えば、表示部13には、ECアプリ20の画面や決済アプリ30の画面などが表示される。
制御部14は、利用者端末装置10の各部を制御する。より具体的には、制御部14は、ECアプリ20を実行することによりECアプリ実行部22を生成し、決済アプリ30を実行することにより決済アプリ実行部32を生成する。すなわち、ECアプリ実行部22は、ECアプリ20の実行によってメモリ上に展開されるECアプリ20のインスタンスであり、ECアプリ20と機能的に等価のものである。同様に、決済アプリ実行部32は、決済アプリ30の実行によってメモリ上に展開される決済アプリ30のインスタンスであり、決済アプリ30と機能的に等価のものである。したがって、以下では、ECアプリ実行部22をECアプリ20という場合や、決済アプリ実行部32を決済アプリ30という場合、また、それらの逆の場合も有り得る。ECアプリ実行部22は「API部」の一例である。
[5.ECアプリの動作(パターン4)]
図10は、利用者端末装置10におけるECアプリ20の動作の一例を示すフローチャートである。上述のとおり、ECアプリ20は、利用者が電子商取引サービスを利用するためのアプリケーションプログラムであり、利用者による購入対象商品の選択操作を受け付けるとともに、ECサーバ200に対して当該商品の受注処理に必要な情報を提供するものである。受注処理には、利用者が選択した支払い方法により商品の購入代金の支払いを決済する決済処理が含まれる。一般に、電子商取引サービスにおいて外部の電子決済サービスの機能を使用して決済する方法はID決済と呼ばれている。図2のパターン3で説明したように、このようなID決済では一般に、利用者が電子決済サービスに対して決済の実行を要求する際に、電子決済サービスによる認証を受けることによって決済が可能となる。例えば、本実施形態のECアプリ20では、利用者が支払い方法として電子決済サービスを選択して決済の実行を要求すると、電子決済サービスのログイン画面への画面遷移が行われ、ログイン画面に入力された認証情報によって電子決済サービスへのログインが成功した場合に電子決済サービスの機能が使用可能となる。
しかしながら、このような従来方法によるID決済では、決済が完了するまでに複数回の画面遷移が行われたり、利用者が決済の都度認証情報を入力しなければならなかったりすることにより、利用者にとって必ずしも利便性が高くない場合があった。そこで、本実施形態における利用者端末装置10は、電子決済事業者の提供するAPI(Application Program Interface、以下「決済API」という。)を使用可能に構成されたECアプリ20を実行することにより、電子商取引サービスから電子決済サービスを使用する際の利便性を高めることができる。これは図2で述べたパターン4による電子決済方法によるものである。なお、図11および図12は、図10のフローチャートの処理の流れにおいて行われる画面遷移の一例を示す図である。以下、図11および図12を適宜参照しながら、ECアプリ20によるパターン4の電子決済処理の流れについて説明する。
図10のフローチャートでは、利用者がECアプリ20の画面において購入対象の商品を選択し(図11の商品選択画面G11を参照)、その購入代金の支払い方法として電子決済サービスを選択し(図11の商品購入画面G12を参照)、選択した電子決済サービスによる決済の実行を要求する操作を利用者端末装置10に対して行った場合(ボタンインターフェースINT121を押下した場合)に、ECアプリ実行部22が行う処理の流れの一例を示すものである。まず、ECアプリ実行部22は、決済サーバ100に対して、電子決済サービスの利用に関する利用者の決済利用者情報172をEC事業者に提供することについて利用者が同意済みであるか否かを問い合わせ(S101)、その問い合わせの結果により当該情報提供についての利用者の同意の有無を判定する(S102)。
ここで、利用者がEC事業者に対する自身の決済利用者情報172の提供について同意済みでないと判定した場合、ECアプリ実行部22は、電子決済サービスのログイン画面(図11のログイン画面G13を参照)を表示させ(S103)、利用者に電子決済サービスへのログインを促す。ここで電子決済サービスのログイン画面を表示させるためのコンテンツの情報は予め決済APIに含まれていてもよいし、決済APIがネットワークNWを介した通信により決済サーバ100から取得するものであってもよい。続いて、ECアプリ実行部22は、ログイン画面に入力された認証情報を用いて決済サーバ100に利用者の認証を要求する(S104)。
ここで、電子決済サービスへの利用者のログインが成功した場合、ECアプリ実行部22は、決済利用者情報172をEC事業者に提供することについて利用者の同意を確認するための同意確認画面(図11のアカウント連携画面G14を参照)を表示させ(S105)、情報提供への同意を回答する操作の入力を受け付ける。ECアプリ実行部22は、情報提供に関して利用者が同意する旨を回答する操作を入力した場合、その旨を決済サーバ100に通知するとともに(S106)、当該利用者について決済利用者情報172の提供を決済サーバ100に要求する。ここで、提供を要求する決済利用者情報172は、当該利用者に関する全ての情報であってもよいし、一部の情報であってもよい。ECアプリ実行部22は、決済サーバ100から提供された決済利用者情報172をもとに、当該利用者の決済処理に必要な決済情報を生成し、生成した決済情報を決済サーバ100に送信する(S107)ことにより、当該利用者が購入しようとしている商品の購入代金の支払いについて電子決済の実行を決済サーバ100に要求する。
なお、図11に示すポップアップG16は、決済サーバ100から提供された決済利用者情報172の表示態様の一例を示すものである。ここでは、電子決済サービスにおける利用者のチャージ残高が、対象商品の購入代金に対して不足している場合における表示例が示されている。この例のように、チャージ残高が不足している場合には、ECアプリ実行部22は、チャージ残高(決済利用者情報172の一例)を、購入商品の価格などを含む決済情報や、電子決済サービスへのチャージを行って購入代金を支払うことを促すユーザインターフェースINT161などとともに利用者端末装置10に表示させてもよい。また、チャージ残高が不足していない場合には、ECアプリ実行部22は、支払いの実行について最終確認を促すユーザインターフェースをユーザインターフェースINT161に代えて表示させてもよい。また、この場合、ECアプリ実行部22は、最終確認を促すユーザインターフェースを表示することなく決済サーバ100に決済の実行を要求し、その実行結果を示す情報(決済利用者情報172の一例)を表示するように構成されてもよい。
また、図11に示す商品購入画面G15およびポップアップG16は、決済サーバ100から取得された利用者に関する第1の情報(例えばチャージ残高などの決済利用者情報172や、電子決済の実行結果などを含む)を、ECサーバ200から取得された利用者に関する第2の情報(例えばEC利用者情報272や、購入商品、購入価格、支払い方法などの選択情報などを含む)とともに表示させる表示態様の一例を示すものである。例えばポップアップG16は、アカウント連携画面G14のボタンインターフェースINT141が押下された場合に、ECアプリ実行部22が第2の情報を含む商品購入画面G12に画面を戻しつつ、第1の情報を含むポップアップG16を商品購入画面G15に重畳して表示させることによって実現され得る。決済サーバ100から取得された第1の情報を第2の情報を含むECコンテンツに埋め込んで表示させることが考えられる。このような表示態様は、例えば、アカウント連携画面G14のボタンインターフェースT141が押下された場合に、ECアプリ実行部22が、取得された第1の情報を含む第2の商品購入画面(図示せず)を生成することによって実現され得る。商品購入画面G15は「第1の画面」の一例である。ポップアップG16は「第2の画面」の一例である。
図10に戻り、フローチャートの説明を続ける。ステップS102において、利用者がEC事業者に対する自身の決済利用者情報172の提供について同意済みであると判定した場合、ECアプリ実行部22は、自アプリケーションの履歴情報を参照し、利用者が電子決済サービスを利用して決済を行った直近のタイミング(以下「決済タイミング」という。)を取得する(ステップS108)。ECアプリ実行部22は、その直近の決済タイミングが現時点から過去に遡る所定期間の範囲内であるか否かを判定する(ステップS109)。ここで、直近の決済タイミングが上記の所定期間の範囲内であると判定した場合、ECアプリ実行部22は、ステップS103~S106の処理を省略してステップS107に処理を進める。これにより、ECアプリ実行部22は、利用者が上記情報提供について同意済みであり、且つ、電子決済サービスの今回の利用が前回の利用から所定期間の範囲内である場合、利用者による電子決済サービスへのログインとアカウント連携についての同意確認とを省略して、利用者に電子決済サービスを使用させることができる。この場合、例えば図12に示されるように、図11の画面遷移において、電子決済サービスへのログイン画面G13およびアカウント連携画面G14への遷移が省略された形となる。
なお、この場合、電子決済サービス側から電子商取引サービス側への情報提供に利用者が予め同意しているので、ECアプリ実行部22は、利用者による商品購入の流れにおいて、当該利用者の第2の情報を任意のタイミングで取得することができる。すなわち、この場合のECアプリ実行部22は、図12に示した商品選択画面G11や商品購入画面G12においても、第1の情報を第2の情報とともに表示させることができるということである。図13は、このような表示態様の一例として商品購入画面G12’を示す。この場合、例えば、ECアプリ実行部22は、電子決済事業者が提供するキャンペーン情報を第1の情報として決済サーバ100から取得し、購入商品の名称や商品価格などの商品情報(第2の情報)とともに商品購入画面G12’に表示させてもよい。図13に例示する商品購入画面G12’は、電子決済事業者が提供するキャンペーンのうち、利用者が利用可能なキャンペーン#1~#3のいずれかを利用して支払いを行うためのユーザインターフェースINT171~INT173と、利用者がキャンペーンを利用せずに通常の方法で電子決済サービスを利用して支払いを行うためのユーザインターフェースINT174と、利用者がクレジットカードを使用して支払いを行うためのユーザインターフェースINT175とを表示するものである。
この場合、例えば、ECアプリ実行部22は、対象の利用者が利用可能なキャンペーンや、各キャンペーンの詳細情報(例えば還元額や還元ポイント数、還元率など)などを第1の情報として決済サーバ100から取得することにより、第1の情報を購入対象商品の名称や購入価格などの第2の情報とともに表示する商品購入画面G12’を生成することができる。利用者は、商品購入画面G12’に表示されたユーザインターフェースINT171~INT175のいずれかを選択する操作を入力することにより、自身が選択した支払い方法で対象商品の購入代金の支払いを決済することができる。
なお、このような決済タイミングの判定のため、ECアプリ実行部22は、少なくとも利用者が電子決済サービスを使用して決済を行ったタイミングを履歴情報として保存するように構成される。履歴情報を保存する手段にはクッキー(cookie)が使用されてもよいし、その他の手段が用いられてもよい。
一方、ステップS109において、直近の決済タイミングが上記の所定期間の範囲内でないと判定した場合、ECアプリ実行部22は、ステップS103に処理を進めることにより、電子決済サービスに対して再度利用者の認証を行わせ、再度の認証に成功した場合に、利用者に対して電子決済サービスを使用させることができる。なお、図10のフローチャートにおいて、一部または全部のステップが決済APIによって実現されてよい。
このように構成されたサービス提供システムの実施形態によれば、利用者の商品購入に関し、電子決済サービスの機能が電子商取引サービス側から呼び出された場合であって、EC事業者に対する決済利用者情報172の提供に利用者が同意したことを示す場合、認証部126による利用者の認証を省略して電子商取引サービス側に上記電子決済サービスの機能を提供する決済APIを備えることにより、電子商取引サービスから電子決済サービスを使用する際の利便性を高めることができる。
<変形例>
上記の実施形態では、決済APIが利用者端末装置10で実行されるECアプリ20に含まれる場合について説明したが、決済APIをウェブブラウザが実行可能なモジュールとして構成することにより、上述した決済APIの機能を利用者端末装置10で動作するウェブブラウザで実行させることも可能である。この場合、例えば、EC事業者は、電子決済事業者から提供された決済APIをECコンテンツ情報274の一部として記憶部270に格納しておくことが考えられる。より具体的には、決済APIは、支払いの実行指示が入力されたことに応じて自身(決済API)を実行するECコンテンツ(商品購入画面)の一部として記憶部270に格納されてもよい。このような構成によれば、利用者は、利用者端末装置10にECアプリ20をインストールすることなく決済APIの機能を使用することができる。また、決済APIをウェブブラウザが実行可能なモジュール(例えばjavascript(登録商標)など)として構成すれば、これをECアプリ20に含めることにより、ウェブブラウザを利用する場合と、ECアプリ20を利用する場合とで、同じモジュールを用いて決済APIの機能を実装することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10…利用者端末装置、11…通信部、12…入力部、13…表示部、14…制御部、15…記憶部、20…ECアプリ、22…アプリ実行部、30…決済アプリ、32…決済アプリ実行部、50…店舗端末装置、60…店舗コード画像、100…決済サーバ、110…通信部、122…決済コンテンツ提供部、124…決済処理部、126…認証部、130…情報管理部、170…記憶部、172…決済利用者情報、174…決済コンテンツ情報、176…店舗情報、200…電子商取引サーバ(ECサーバ)、210…通信部、222…ECコンテンツ提供部、224…EC処理部、226…認証部、230…情報管理部、270…記憶部、272…EC利用者情報、274…ECコンテンツ情報、276…加盟店情報

Claims (11)

  1. 電子商取引サービスで販売される商品の購入代金を決済する電子決済サービスを利用者に提供するサービス提供システムであって、
    前記利用者に前記電子決済サービスを提供する電子決済サービス提供部と、
    前記電子決済サービスの利用者を認証する認証部と、
    前記電子決済サービスの利用に関する前記利用者の利用者情報を、前記電子商取引サービスを提供するEC事業者に提供することについて前記利用者の同意の有無を示す同意情報を記憶部に記憶させる情報管理部と、
    前記利用者の商品購入に関し、前記電子決済サービス提供部が提供する前記電子決済サービスの機能が前記電子商取引サービスを提供するECシステム側から呼び出された場合であって、前記記憶部に記憶された前記利用者の同意情報が、前記EC事業者に対する前記利用者情報の提供に前記利用者が同意したことを示す場合、前記認証部による前記利用者の認証を省略して前記ECシステム側に前記機能を提供するAPI(Application Program Interface)部と、
    を備える、
    サービス提供システム。
  2. 前記API部は、前記電子決済サービスの機能が前記ECシステム側から呼び出された場合、前記利用者が前記電子決済サービスを利用した直近のタイミングが現時点から過去に遡る所定期間の範囲内であるか否かを判定し、前記直近のタイミングが前記所定期間の範囲内である場合に前記認証部による前記利用者の認証を省略し、前記直近のタイミングが前記所定期間の範囲内でない場合には前記認証部による前記利用者の認証を省略しない、
    請求項1に記載のサービス提供システム。
  3. 前記API部は、前記電子決済サービスの機能が前記ECシステム側から呼び出された場合であって、その時点で前記利用者が前記EC事業者に対する前記利用者情報の提供について同意していない場合、前記認証部が前記利用者を認証した後に、前記利用者情報の提供について前記利用者の同意を得るための処理を実施する、
    請求項1または2に記載のサービス提供システム。
  4. 前記API部は、
    ウェブブラウザが実行可能なプログラムであり、
    前記プログラムが、前記ECシステム側から前記利用者の端末装置に取得され、前記端末装置で動作するウェブブラウザにより実行されることによって生成される、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のサービス提供システム。
  5. 前記API部は、
    ウェブブラウザが実行可能なプログラムであり、
    前記プログラムは、前記利用者の端末装置にインストールされたアプリケーションであって前記電子商取引サービスで販売される商品の購入を支援するアプリケーションの一部として前記端末装置に記憶され、前記利用者が前記アプリケーションを利用して商品購入を行う際に、前記アプリケーションから呼び出されて実行されることによって生成される、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のサービス提供システム。
  6. 前記API部は、前記電子決済サービスの機能が前記ECシステム側から呼び出された場合、前記利用者が前記電子商取引サービスを利用して購入しようとしている商品の購入代金の決済に関する情報を前記利用者情報として前記電子決済サービスを提供する電子決済システム側から取得して前記ECシステム側に提供する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のサービス提供システム。
  7. 前記API部は、前記電子決済システム側から取得した前記利用者に関する第1の情報を、前記ECシステム側から取得された前記利用者に関する第2の情報とともに前記利用者の端末装置に表示させる、
    請求項6に記載のサービス提供システム。
  8. 前記API部は、前記端末装置において、前記第1の情報を表示する第1の画面内に前記第2の情報を表示させる、
    請求項7に記載のサービス提供システム。
  9. 前記API部は、前記端末装置において、前記第2の情報を表示する第2の画面を、前記第1の情報を表示する第1の画面に重畳させて表示させる、
    請求項7に記載のサービス提供システム。
  10. 電子商取引サービスで販売される商品の購入代金を決済する電子決済サービスを利用者に提供するサービス提供システムを構成する1以上のコンピュータが、
    前記利用者に前記電子決済サービスを提供する電子決済サービス提供処理と、
    前記電子決済サービスの利用者を認証する認証処理と、
    前記電子決済サービスの利用に関する前記利用者の利用者情報を、前記電子商取引サービスを提供するEC事業者に提供することについて前記利用者の同意の有無を示す同意情報を記憶部に記憶させる情報管理処理と、
    を実行し、
    前記利用者の商品購入に関し、前記電子決済サービス提供処理により提供される前記電子決済サービスの機能が前記電子商取引サービスを提供するECシステム側から呼び出された場合であって、前記記憶部に記憶された前記利用者の同意情報が、前記EC事業者に対する前記利用者情報の提供に前記利用者が同意したことを示す場合、前記認証処理による前記利用者の認証を省略して前記ECシステム側に前記機能を提供する、
    サービス提供方法。
  11. 電子商取引サービスで販売される商品の購入代金を決済する電子決済サービスを利用者に提供するサービス提供システムを構成する1以上のコンピュータに、
    前記利用者に前記電子決済サービスを提供する電子決済サービス提供処理と、
    前記電子決済サービスの利用者を認証する認証処理と、
    前記電子決済サービスの利用に関する前記利用者の利用者情報を、前記電子商取引サービスを提供するEC事業者に提供することについて前記利用者の同意の有無を示す同意情報を記憶部に記憶させる情報管理処理と、
    を実行させ、
    前記利用者の商品購入に関し、前記電子決済サービス提供処理により提供される前記電子決済サービスの機能が前記電子商取引サービスを提供するECシステム側から呼び出された場合であって、前記記憶部に記憶された前記利用者の同意情報が、前記EC事業者に対する前記利用者情報の提供に前記利用者が同意したことを示す場合、前記認証処理による前記利用者の認証を省略して前記ECシステム側に前記機能を提供させる、
    プログラム。
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