JP7080661B2 - Cooker - Google Patents
Cooker Download PDFInfo
- Publication number
- JP7080661B2 JP7080661B2 JP2018023028A JP2018023028A JP7080661B2 JP 7080661 B2 JP7080661 B2 JP 7080661B2 JP 2018023028 A JP2018023028 A JP 2018023028A JP 2018023028 A JP2018023028 A JP 2018023028A JP 7080661 B2 JP7080661 B2 JP 7080661B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooking
- cabinet
- injection port
- cleaning
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
本発明は、スチームコンベクションオーブン等の熱風によって食材を加熱調理する加熱調理器に関し、特に、調理庫内を洗浄する洗浄機能付きの加熱調理器に関する。 The present invention relates to a cooking device for cooking foodstuffs with hot air such as a steam convection oven, and more particularly to a cooking device with a washing function for washing the inside of a cooking oven.
下記の特許文献1には、熱風により食材を加熱調理する加熱調理器が開示されており、この加熱調理器は、ハウジング内に設けた調理庫と、調理庫内を加熱するヒータと、調理庫内の空気を対流させる対流ファンと、調理庫内に蒸気を供給する蒸気発生装置とを備えている。また、この加熱調理器は、調理庫の天井壁に洗浄水を噴射する洗浄ノズルを備え、洗浄ノズルは、調理庫の天井壁に固定される取付ヘッドと、取付ヘッドに回転可能に遊嵌されるスリーブと、スリーブから径方向に延びる噴射管とを備えている。
The following
この加熱調理器で調理庫内を洗浄するときに洗浄ノズルに洗浄水を供給すると、洗浄水は噴射管の先端の噴射口から噴射されるため、噴射管は噴射口から噴射される洗浄水によってスリーブとともに回転し、洗浄水は回転する噴射管から噴射されることで調理庫内の周壁の全体に噴射されるようになっている。 When cleaning water is supplied to the cleaning nozzle when cleaning the inside of the kitchen with this heating cooker, the cleaning water is ejected from the injection port at the tip of the injection pipe, so that the injection pipe is driven by the cleaning water injected from the injection port. It rotates together with the sleeve, and the washing water is sprayed from the rotating jet pipe so that it is sprayed onto the entire peripheral wall in the kitchen.
上述した特許文献1に記載の加熱調理器では、洗浄ノズルは調理庫の天井壁に固定される取付ヘッドと、取付ヘッドに回転可能に遊嵌されるスリーブと、スリーブから径方向に延びる噴射管とを備え、噴射管を噴射口から噴射される洗浄水によってスリーブとともに回転させることで、洗浄水を調理庫の周壁の全体に噴射するようにしている。しかし、この種の加熱調理器では、調理庫内には食材の加熱調理の際に油が多く飛散して、飛散した油が洗浄ノズルの取付ヘッドとスリーブとの間で固化することで、スリーブが取付ヘッドに固着し、噴射管がスリーブとともに回転しなくなるおそれがある。このため、特許文献1の加熱調理器では、調理庫を洗浄するたびに洗浄ノズルを調理庫の天井壁に取り付ける必要があり、調理庫の洗浄作業が面倒である問題があった。本発明は、調理庫の洗浄作業が面倒とならない加熱調理器を提供することを目的とする。
In the heating cooker described in
上記課題を解決するために、本発明は、食材を加熱調理するための調理庫と、調理庫内の一方の側部に配置されて、調理庫内を加熱するヒータと、調理庫内の一方の側部に配置されて、調理庫内の空気を対流させる対流ファンとを備え、対流ファンによって調理庫内の他方の側部から一方の側部に空気を吸い込んだ空気を調理庫の周壁に沿って他方の側部から一方の側部に送出して調理庫内の空気を循環させ、循環させた空気をヒータによって加熱した熱風によって食材を加熱調理する加熱調理器であって、調理庫の天井壁には調理庫の側部に向けて開口した噴射口を有して洗浄水を噴射する洗浄ノズルを設け、洗浄ノズルは調理庫の天井壁から鉛直方向下向きに延出する筒形部材よりなり、噴射口を筒形部材の他方側の側面にて周方向に延びるスリットによって形成したことを特徴とする加熱調理器を提供するものである。 In order to solve the above problems, the present invention has a cooking cabinet for cooking ingredients, a heater arranged on one side of the cooking cabinet to heat the inside of the cooking cabinet, and one of the cooking chambers. It is equipped with a convection fan that convection the air in the cooking cabinet, and the air sucked from the other side of the cooking chamber to one side by the convection fan is sent to the peripheral wall of the cooking cabinet. It is a cooking cooker that sends food from the other side to one side along the way to circulate the air in the kitchen, and heats and cooks the ingredients with hot air heated by the heater. The ceiling wall is provided with a cleaning nozzle that has an injection port that opens toward the side of the cooking cabinet to inject cleaning water, and the cleaning nozzle is a tubular member that extends vertically downward from the ceiling wall of the cooking cabinet. The present invention provides a cooking cooker characterized in that the injection port is formed by a slit extending in the circumferential direction on the other side surface of the tubular member .
上記のように構成した加熱調理器においては、調理庫の天井壁には調理庫の側部に向けて開口した噴射口を有して洗浄水を噴射する洗浄ノズルを設けた。洗浄ノズルは回転等する可動部品を備えたものでないので、調理庫内で加熱調理をしているときに洗浄ノズルを調理庫の天井壁に取り付けた状態としても、洗浄ノズルが油汚れで固着して動かなくなるような不具合が生じないようにすることができた。また、洗浄ノズルは調理庫の天井壁から鉛直方向下向きに延出する円筒形部材を用いたものであり、噴射口を筒形部材の他方側の側面にて周方向に延びるスリットによって形成したので、洗浄ノズルを単純な部品と容易な加工で製造することができた。さらに、噴射口が細いスリットにより形成されているので、噴射口から噴出される洗浄水が前後方向に広い範囲で勢いよく噴出されるようになり、調理庫内の全体に洗浄水を流すことができるようになった。 In the heating cooker configured as described above, the ceiling wall of the cooking cabinet is provided with a cleaning nozzle having an injection port opened toward the side of the cooking cabinet to inject cleaning water. Since the cleaning nozzle is not equipped with moving parts such as rotation, even if the cleaning nozzle is attached to the ceiling wall of the kitchen while cooking in the kitchen, the cleaning nozzle will stick due to oil stains. I was able to prevent problems that would cause it to stop working. In addition, the cleaning nozzle uses a cylindrical member that extends vertically downward from the ceiling wall of the kitchen, and the injection port is formed by a slit that extends in the circumferential direction on the other side surface of the tubular member. , The cleaning nozzle could be manufactured with simple parts and easy processing. Furthermore, since the injection port is formed by a narrow slit, the washing water ejected from the injection port can be vigorously ejected in a wide range in the front-rear direction, and the washing water can flow throughout the kitchen. I can now do it.
上記のように構成した加熱調理器においては、洗浄ノズルの噴射口から噴出される洗浄水を調理庫の天井壁に向けて噴出させるようにするのが好ましい。このようにしたときには、噴出させた洗浄水が調理庫の天井壁から各側壁に沿って流れ落ち、調理庫の全体に洗浄水を流すことができるようなった。 In the heating cooker configured as described above, it is preferable that the washing water ejected from the injection port of the cleaning nozzle is ejected toward the ceiling wall of the cooking cabinet. When this was done, the spouted wash water flowed down from the ceiling wall of the kitchen along each side wall so that the wash water could flow through the entire kitchen .
上記のように構成した加熱調理器においては、洗浄ノズルにより洗浄水を噴射するときに対流ファンにより調理庫内の空気を対流させるように制御するのが好ましい。このようにしたときには、洗浄ノズルから噴射させた洗浄水を調理庫内を対流する空気によって調理庫の全体に飛散させることができ、調理庫内の全体を洗浄水によって洗浄することができるようになった。この場合において、対流ファンを正方向及び逆方向で交互に回転させるのが好ましい。このようにしたときには、洗浄ノズルから噴射させた洗浄水をさらに調理庫の全体に飛散させることができるようになった。 In the heating cooker configured as described above, it is preferable to control the convection fan to convection the air in the cooking chamber when the washing water is sprayed by the washing nozzle. In this case, the washing water sprayed from the washing nozzle can be scattered over the entire cooking chamber by the convection air in the cooking chamber, and the entire inside of the cooking chamber can be washed with the washing water. became. In this case, it is preferable to rotate the convection fan alternately in the forward direction and the reverse direction. In this case, the washing water sprayed from the washing nozzle can be further scattered over the entire cooking chamber.
以下に、本発明の加熱調理器の一実施形態を添付図面を参照して説明する。本発明の加熱調理器は、スチームコンベクションオーブンと呼ばれるもので、蒸気を含んだ熱風を対流させて食材を加熱調理するものであり、特に調理庫20内を洗浄する洗浄機能付きの加熱調理器である。図1に示したように、加熱調理器10は、ハウジング11内の左側部に機械室12と、ハウジング11内の機械室12を除いた部分に食材を加熱調理するための調理庫20とを備えている。図2に示したように、調理庫20の前面部には食材を出し入れする開口部20aが設けられており、開口部20aにはこれを開閉する扉13が設けられている。
Hereinafter, an embodiment of the cooking apparatus of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. The heating cooker of the present invention is called a steam convection oven, which heats and cooks foodstuffs by convection of hot air containing steam, and is particularly a heating cooker with a washing function for washing the inside of the
図2及び図3に示したように、調理庫20は食材を収容して加熱調理するためのものであり、調理庫20の左側部を除く部分を食材を収容する収容室21とし、調理庫20の左側部を収容室21に熱風を送り出す加熱室22としている。図3及び図4に示したように、調理庫20の左右方向の中央部より左側には収容室21と加熱室22を仕切る仕切板23が設けられている。仕切板23には多数の孔よりなる吸込口23aが設けられており、収容室21内の空気は吸込口23aを通って加熱室22に送られる。また、仕切板23は調理庫20の天井壁、底壁、前壁及び後壁(これらは調理庫20の周壁に該当する)との間に通風空間23bが形成されるように調理庫20に取り付けられており、加熱室22の空気は通風空間23bを通って収容室21に送られる。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
図3及び図4に示したように、調理庫20の収容室21にはホテルパンと呼ばれるトレイを上下に多段状に支持する左右一対の支持フレーム24が設けられている。各支持フレーム24は前後一対の支柱24aと、前後の支柱24aに固定されてトレイの左右の縁部と支持するレール24bとを備えている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
図3及び図5に示したように、調理庫20の左側部(一方の側部)にはヒータ25と対流ファン26が設けられている。ヒータ25は調理庫20を加熱するものであり、対流ファン26は調理庫20内の空気を対流させるものである。ヒータ25は調理庫20の左側壁に環状に巻回されている。また、環状に巻回されたヒータ25の内側には対流ファン26が配置されている。ヒータ25と対流ファン26を作動させると、収容室21(調理庫20内の他方の側部)の空気は吸込口23aを通って加熱室22(調理庫20内の一方の側部)に送られ、対流ファン26から遠心方向外向きに吹き出された空気は加熱室22内にてヒータ25によって加熱されて熱風となり、加熱された熱風は仕切板23と調理庫20の各壁との間の通風空間23bを通って収容室21に送られる。図5に示したように、調理庫20の左側壁には温度センサ27が設けられており、温度センサ27は調理庫20内の温度を検出している。
As shown in FIGS. 3 and 5, a
図6に示したように、ハウジング11の機械室12には調理庫20内に蒸気を供給する蒸気発生装置30が設けられている。蒸気発生装置30は、誘導加熱によって水を加熱して蒸気を発生させるものであり、調理庫20から排水を流すための排水タンク14の上側に立設している。蒸気発生装置30は、所定の水位の水を貯えた筒形の蒸気発生容器31と、蒸気発生容器31内の水を加熱する加熱体(図示省略)と、蒸気発生容器31の外周に巻回されて加熱体を発熱させる誘導加熱コイル32と、蒸気発生容器31内で発生した蒸気を調理庫20に送出する蒸気送出筒33とを備えている。蒸気送出筒33は図5に示した調理庫20の蒸気導入口20bに接続されており、蒸気発生容器31内で発生した蒸気は蒸気送出筒33を通って蒸気導入口20bから調理庫20内に送られる。
As shown in FIG. 6, the
図3に示したように、調理庫20の天井壁には洗浄ノズル40が設けられており、洗浄ノズル40は調理庫20内に洗浄水を噴射するものである。また、図7に示したように、調理庫20の底壁には排水口20cが形成されており、排水口20cは第1排水管15によって排水タンク14に接続されている。図8に示したように、排水タンク14には第2排水管16が接続されており、第2排水管16には排水弁17が介装されている。排水タンク14内の水は排水弁17を開放することで第2排水管16を通ってハウジング11の外側に排出される。また、第2排水管16には排水弁17よりも上流側に洗浄水供給管41の導入端部が接続されており、洗浄水供給管41の導出端部は調理庫20の天井壁に設けた洗浄ノズル40に接続されている。洗浄水供給管41にはポンプ42が介装されており、排水タンク14内に貯めた洗浄水はポンプ42によって洗浄ノズル40に送られる。なお、排水タンク14には洗浄用の水(洗浄水)を供給する給水管43が接続されており、給水管43には給水弁44が介装されている。調理庫20内を洗浄するときに給水弁44を開放すると、給水管43から排水タンク14内に洗浄水が供給される。調理庫20内を洗浄するときには、排水タンク14内に洗浄水を貯えるようにするために排水弁17を閉止するようにしている。
As shown in FIG. 3, a cleaning
図3及び図9に示したように、洗浄ノズル40は調理庫20内に洗浄水を噴射するものである。洗浄ノズル40は調理庫20の天井壁から鉛直方向下向きに延出して、上下に洗浄水を通す通水路40aを有した金属製の有底の円筒形部材(筒形部材)よりなる。洗浄ノズル40は、調理庫20の左右方向の中央部よりも加熱室22(一方の側部)の方に寄せた位置に配置されている。洗浄ノズル40の右側の周面には通水路40aと連通する噴射口40bが形成されており、噴射口40bは調理庫20の加熱室22(一方の側部)と反対側の側部(他方の側部)に向けて開口している。
As shown in FIGS. 3 and 9, the cleaning
図9(b)に示したように、噴射口40bは洗浄ノズル40の周方向に延びる細いスリットにより形成されている。スリットよりなる噴射口40bは洗浄ノズル40の加熱室22と反対側の側部を向く方向を中心にして前後方向に240°で開口している。噴射口40bが前後方向に240°で開口しているため、洗浄ノズル40の噴射口40bから噴射される洗浄水は加熱室22と反対側の側部(他方の側部)の前後方向に広い範囲で噴射され、調理庫20の広い範囲に洗浄水を吹き付けることができるようになる。なお、この実施形態では噴射口40bを前後方向に240°で開口させたが、これに限られるものでなく、180°以上で開口させれば前後方向に広い範囲で噴射することができる。また、スリットよりなる噴射口40bは上側に向けて8°の角度で傾斜している。噴射口40bが調理庫20の天井壁に向けて上側に傾斜しているため、洗浄水が調理庫20の天井壁から周壁に沿って流れ落ちるために、調理庫20内の全体に洗浄水を流すことができるようになるだけでなく、調理庫20の天井壁の洗い残しを減らすことができるようになった。なお、噴射口40bを上側に向けて8°で傾斜させたが、これに限られるものでなく、5°~10°の角度で傾斜させているときに、調理庫20の天井壁に噴射させやすくなる。また、洗浄ノズル40は有底の円筒形部材にスリットよりなる噴射口40bを形成したものであり、洗浄ノズル40から洗浄水を噴射させるときに回転体のような可動部材を備えないので、洗浄ノズル40を取り付けた状態で調理をした後でも、洗浄ノズル40から適切に洗浄水を噴射させるようにすることができる。
As shown in FIG. 9B, the
図10に示したように、加熱調理器10は制御装置50を備えており、制御装置50は、排水弁17、ヒータ25、対流ファン26、温度センサ27、蒸気発生装置30、ポンプ42及び給水弁44に接続されている。制御装置50はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続されたCPU、RAM、ROM及びタイマ(いずれも図示省略)を備えている。制御装置50は、ROMに調理庫20内の食材を加熱調理する調理プログラムと、調理庫20内を洗浄する洗浄プログラムを備えている。調理プログラムは、ヒータ25と対流ファン26を作動させて対流する熱風により食材を加熱調理するホットエアーモード調理プログラムと、対流ファン26と蒸気発生装置30を作動させて対流する蒸気を含んだ熱風により食材を加熱調理するスチームモード調理プログラムと、ヒータ25と対流ファン26と蒸気発生装置30を作動させて対流する蒸気を含んだ高温の熱風により食材を加熱調理するコンビモード調理プログラムとの3種類の調理プログラムを備えている。なお、食材の調理に応じた調理庫20内の設定温度、蒸気量及び調理時間を記憶させた上記の各調理プログラムがROMに予め設定されているとともに、ユーザのニーズに応じた調理庫20内の設定温度、蒸気量及び調理時間とした各調理プログラムを設定可能となっている。また、洗浄プログラムは、洗剤を含んだ洗浄水を噴射させながら循環させる1回の洗浄モードと、洗剤を含まない洗浄水を噴射させながら循環させる3回(複数回)の濯ぎモードとを実行するものである。
As shown in FIG. 10, the
調理プログラムの例えばコンビモード調理プログラムを実行したときには、ヒータ25と対流ファン26との作動により、調理庫20内の空気は熱風になって循環するとともに、蒸気発生装置30から調理庫20内に蒸気が供給されることで、調理庫20内に収容した食材は蒸気を含んだ熱風によって加熱調理される。このとき、食材に含まれる油分が対流する熱風とともに調理庫20内を飛散し、油分が調理庫20の各壁、仕切板23及び支持フレーム24等に付着することになる。この種の加熱調理器10では調理庫20内を常に衛生的に管理することが望ましいので、調理庫20を例えば使用した日毎に洗浄することが好ましい。このために、この加熱調理器10では調理庫20内を自動で洗浄する洗浄プログラムを有している。
When, for example, a combination mode cooking program of a cooking program is executed, the air in the
調理庫内を洗浄するときには、調理庫20の排水口20cに設けたに排水目皿20dの上側にキューブ形の洗剤(固形洗剤)を置いた状態で洗浄プログラムを実行させる。洗浄プログラムは、洗剤を含んだ洗浄水で洗浄する洗浄モードと、洗剤を含まない洗浄水で濯ぎ洗浄をする3回の濯ぎモードを実行する。洗浄モードを開始すると、排水弁17を閉止するとともに給水弁44を所定時間開放することで、排水タンク14内に洗浄水が貯えられるようになる。排水タンク14内に洗浄水を貯えるようにしているときに、蒸気発生装置30を作動させて調理庫20内に蒸気を供給するようにして、調理庫20の周壁に付着している油分等の汚れを浮かせるようにするのが好ましい。
When cleaning the inside of the cooking chamber, the cleaning program is executed with a cube-shaped detergent (solid detergent) placed on the upper side of the
排水タンク14内に洗浄水が貯まった後でポンプ42を作動させると、排水タンク14内に貯えられた洗浄水は洗浄水供給管41を通って洗浄ノズル40に送られる。洗浄水は洗浄ノズル40の噴射口40bから調理庫20の収容室21における加熱室22と反対側の側部に向けて前後方向に広範囲に拡がって吹き付けられる。また、噴射口40bが調理庫20の天井壁に向けて上側に傾斜しているために、噴射口40bから吹き出される洗浄水は調理庫20の天井壁にも吹き付けられる。噴射口40bから吹き付けられた洗浄水は調理庫20の天井壁から周壁に沿って流れ落ちる。調理庫20の周壁を流れ落ちた洗浄水は排水口20cから第1排水管16を通って再び排水タンク14に戻る。排水タンク14に戻った洗浄水はポンプ42によって再び洗浄ノズル40に送られ、洗浄水は調理庫20と排水タンク14とを循環するようになる。このとき、排水目皿20dの上側に置いた洗剤が洗浄水に溶けるようになり、洗浄水は洗剤を含むようになる。
When the
また、洗浄プログラムを実行しているときには、ヒータ25と対流ファン26を作動させている。洗浄ノズル40の噴射口40bから噴き出された洗浄水は、対流ファン26によって対流させている空気によってさらに調理庫20の周壁の隅々まで吹き付けられるようになっている。すなわち、調理庫20内では収容室21内の空気が対流ファン26により吸込口23aを通って加熱室22に吸い込まれ、吸い込まれた空気は加熱室22から通風空間23bを通って収容室21に送られ、調理庫20内の空気は収容室21と加熱室22との間を対流している。噴射口40bから調理庫20の右方に向けて吹き付けられる洗浄水はこの対流する空気によって調理庫20の周壁の隅々まで吹き付けられるようになる。
Also, when the cleaning program is being executed, the
また、対流ファン26の作動とともにヒータ25も作動させているために、調理庫20内を対流する空気は加熱され、加熱された空気は洗浄ノズル40から調理庫20内に吹き付けられた洗浄水を温めるようになる。このように、洗浄プログラムを実行しているときヒータ25と対流ファン26とを作動させることで、洗浄ノズル40の噴射口40bから噴き出される洗浄水は油汚れを落としやすい高い温度状態となって、調理庫20の周壁、仕切板23及び支持フレーム24の隅々まで吹き付けられるようになり、調理庫20の周壁等に付着している油汚れを落としやすくすることができた。さらに、対流ファン26を正方向と逆方向で交互に回転させるようにして、調理庫20内を対流する空気の流れを変えるようにしている。このようにしていることで、洗浄ノズル40の噴射口40bから噴き出された洗浄水は対流ファン26の正方向で回転させたときと逆方向で回転させたときで変わる空気の流れにより調理庫20内のさらに隅々まで吹き付けられるようになっている。洗浄プログラムの洗浄モードを所定時間実行すると、ヒータ25と対流ファン26とポンプ42の作動を停止させ、排水弁17を開放して排水タンク14内の洗剤を含んだ洗浄水を排水する。
Further, since the
洗浄プログラムの洗浄モードが終了すると、濯ぎモードを実行する。濯ぎモードでは、排水弁17を閉止するとともに給水弁44を所定時間開放することで、排水タンク14内に濯ぎ用の洗浄水を貯えるようにする。その後、ポンプ42を作動させると、排水タンク14内に貯えられた洗浄水は洗浄水供給管41を通って洗浄ノズル40に送られ、上述した洗浄モードと同様に、洗浄ノズル40の噴射口40bから噴き出される洗浄水は調理庫20の周壁、仕切板23及び支持フレーム24の隅々まで吹き付けられるようになり、洗浄モードに吹き付けられた洗剤を含んだ洗浄水を洗い流すようにすることができる。この濯ぎモードでも、ヒータ25と対流ファン26を作動させるとともに、対流ファン26を正方向と逆方向とで交互に回転させるようにしている。洗浄プログラムの濯ぎモードを所定時間実行すると、ヒータ25と対流ファン26とポンプ42の作動を停止させ、排水弁17を開放して排水タンク14内の濯ぎに用いた洗浄水を排水する。なお、この実施形態では濯ぎモードを複数回として3回実行して洗浄プログラムを終了する。
When the cleaning mode of the cleaning program is finished, the rinsing mode is executed. In the rinsing mode, the
上記のように構成した加熱調理器10においては、調理庫20の天井壁には側部に向けて開口した噴射口40bを有して洗浄水を噴射する洗浄ノズル40を設けた。洗浄ノズル40は回転等する可動部品を備えたものでないので、調理庫20内で加熱調理をしているときに洗浄ノズル40を調理庫20の天井壁に取り付けた状態としても、洗浄ノズル40が油汚れで固着して動かなくなるような不具合が生じないようにすることができた。
In the
また、この実施形態では、洗浄ノズル40の噴射口40bはヒータ25及び対流ファン26が配置されている一方の側部(調理庫20の左側部)と反対側の他方の側部(調理庫20の右側部)に向けて開口している。また、調理庫20のヒータ25及び対流ファン26が配置されている加熱室22と反対側は食材を収容して加熱調理させる収容室21であり、噴射口40bを収納室21の右側部に向けて開口させたので、調理庫20の収容室21に付着している油汚れを洗い流しやすくすることができた。
Further, in this embodiment, the
また、洗浄ノズル40の噴射口40bをヒータ25及び対流ファン26が配置されている一方の側部に向けて開口させてもよい。このようにしたときには、噴射口40bから噴出された洗浄水が対流ファン26によって飛散されて調理庫20の全体に吹き付けられるようになる。
Further, the
また、洗浄ノズル40の噴射口40bから噴出される洗浄水を調理庫20の天井壁に向けて噴出させるようにしている。これによって、噴出させた洗浄水が調理庫の天井壁から各側壁に沿って流れ落ち、調理庫20の全体に洗浄水を流すことができるだけでなく、汚れの残りやすい調理庫20の天井壁を洗浄水で洗い流しやすくすることができるようなった。
Further, the cleaning water ejected from the
また、洗浄ノズル40は調理庫20の天井壁から鉛直方向下向きに延出する円筒形部材を用いたものであり、噴射口40bを洗浄ノズル40の加熱室22と反対側(他方側)の側面にて周方向に延びるスリットによって形成したので、洗浄ノズル40を単純な部品と容易な加工で製造することができた。さらに、噴射口40bが細いスリットにより形成されているので、噴射口40bから噴出される洗浄水が前後方向に広い範囲で勢いよく噴出されるようになり、調理庫20内の全体に洗浄水を流すことができるようになった。
Further, the cleaning
この実施形態の加熱調理器10では、洗浄ノズル40の噴射口40bにより洗浄水を噴射するときに、対流ファン26により調理庫20内の空気を対流させるように制御するしている。洗浄ノズル40の噴射口40bは調理庫20の加熱室22の反対側を向いていて、洗浄水は噴射口40bから加熱室22の反対側にのみ噴き出されることになるが、対流ファン26によって調理庫20内を対流する空気によって加熱室22側にも飛散させることができ、調理庫20内の周壁に付着している汚れを隅々にまで洗浄水で洗い落とすことができるようになった。この場合に、対流ファン26を正方向及び逆方向で交互に回転させるようにしているので、洗浄水は対流ファン26の正方向と逆方向で回転させたときで変わる空気の流れによって調理庫20内のさらに隅々まで飛散するようになり、調理庫20内の周壁に付着している汚れを隅々にまで洗浄水で洗い落とすことができるようになった。
In the
この実施形態では、調理庫20の一方の側部として左側部にヒータ25と対流ファン26を設け、洗浄ノズル40の噴射口40bを他方の側部として調理庫20の右側部に向けるようにしたが、本発明はこれに限られるものでなく、調理庫20の一方の側部として右側部にヒータ25と対流ファン26を設け、洗浄ノズル40の噴射口40bを他方の側部として調理庫20の左側部に向けるようにしてもよいし、調理庫20の一方の側部として後側部にヒータ25と対流ファン26を設け、洗浄ノズル40の噴射口40bを他方の側部として調理庫20の前側部に向けるようにしてもよい。
In this embodiment, a
10…加熱調理器、20…調理庫、25…ヒータ、26…対流ファン、40…洗浄ノズル、40b…噴射口。 10 ... cooking cooker, 20 ... cooking cabinet, 25 ... heater, 26 ... convection fan, 40 ... washing nozzle, 40b ... injection port.
Claims (4)
前記調理庫内の一方の側部に配置されて、前記調理庫内を加熱するヒータと、
前記調理庫内の前記一方の側部に配置されて、前記調理庫内の空気を対流させる対流ファンとを備え、
前記対流ファンによって前記調理庫内の他方の側部から前記一方の側部に空気を吸い込んだ空気を前記調理庫の周壁に沿って前記一方の側部から前記他方の側部に送出して前記調理庫内の空気を循環させ、循環させた空気を前記ヒータによって加熱した熱風によって食材を加熱調理する加熱調理器であって、
前記調理庫の天井壁には前記調理庫の側部に向けて開口した噴射口を有して洗浄水を噴射する洗浄ノズルを設け、
前記洗浄ノズルは前記調理庫の天井壁から鉛直方向下向きに延出する筒形部材よりなり、前記噴射口を前記筒形部材の前記他方側の側面にて周方向に延びるスリットによって形成したことを特徴とする加熱調理器。 A kitchen for cooking ingredients and
A heater arranged on one side of the cooking chamber to heat the inside of the cooking chamber,
It is provided with a convection fan which is arranged on one side of the kitchen and convection the air in the kitchen.
The air sucked from the other side of the cooking cabinet to the one side by the convection fan is sent from the one side to the other side along the peripheral wall of the cooking cabinet. It is a cooking device that circulates the air in the kitchen and heats and cooks the ingredients with the hot air heated by the heater.
The ceiling wall of the cooking cabinet is provided with a cleaning nozzle having an injection port opened toward the side of the cooking cabinet to inject cleaning water .
The cleaning nozzle is composed of a tubular member extending vertically downward from the ceiling wall of the cooking cabinet, and the injection port is formed by a slit extending in the circumferential direction on the other side surface of the tubular member. A featured cooker.
前記洗浄ノズルの噴射口から噴出される洗浄水を前記調理庫の天井壁に向けて噴出させるようにしたことを特徴とする加熱調理器。 In the cooking device according to claim 1,
A cooking apparatus characterized in that the washing water ejected from the injection port of the cleaning nozzle is ejected toward the ceiling wall of the cooking cabinet.
前記洗浄ノズルにより洗浄水を噴射するときに前記対流ファンにより前記調理庫内の空気を対流させるように制御したことを特徴とする加熱調理器。 In the cooking apparatus according to claim 1 or 2 .
A heating cooker characterized in that when the washing water is sprayed by the washing nozzle, the air in the cooking chamber is controlled to be convected by the convection fan.
前記対流ファンを正方向及び逆方向で交互に回転させるようにしたことを特徴とする加熱調理器。 In the cooking device according to claim 3 ,
A cooking device characterized in that the convection fan is rotated alternately in the forward direction and the reverse direction.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018023028A JP7080661B2 (en) | 2018-02-13 | 2018-02-13 | Cooker |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018023028A JP7080661B2 (en) | 2018-02-13 | 2018-02-13 | Cooker |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019138571A JP2019138571A (en) | 2019-08-22 |
JP7080661B2 true JP7080661B2 (en) | 2022-06-06 |
Family
ID=67693571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018023028A Active JP7080661B2 (en) | 2018-02-13 | 2018-02-13 | Cooker |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7080661B2 (en) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005238030A (en) | 2004-02-24 | 2005-09-08 | Kometsuto Kato:Kk | Cleaning device |
JP2010017276A (en) | 2008-07-09 | 2010-01-28 | Mitsubishi Electric Corp | Cooker |
JP2015155777A (en) | 2014-02-20 | 2015-08-27 | ホシザキ電機株式会社 | heating cooker |
-
2018
- 2018-02-13 JP JP2018023028A patent/JP7080661B2/en active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005238030A (en) | 2004-02-24 | 2005-09-08 | Kometsuto Kato:Kk | Cleaning device |
JP2010017276A (en) | 2008-07-09 | 2010-01-28 | Mitsubishi Electric Corp | Cooker |
JP2015155777A (en) | 2014-02-20 | 2015-08-27 | ホシザキ電機株式会社 | heating cooker |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019138571A (en) | 2019-08-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20080223357A1 (en) | Self-cleaning cooking appliance | |
KR101296777B1 (en) | Clean water storage tank with a steam convection oven | |
KR20170081473A (en) | Dishwasher and Control Method of the dish washer | |
JP6255276B2 (en) | Cooker | |
KR20170081477A (en) | Dishwasher and Control Method of the dish washer | |
US20090218332A1 (en) | Boilerless combination convection steamer oven | |
KR101313682B1 (en) | Steam convection oven | |
JP7080661B2 (en) | Cooker | |
JP7465156B2 (en) | Heating Cooker | |
JP2012229836A (en) | Heating cooker | |
KR102141562B1 (en) | Clothes treating apparatus with steam generator | |
JP7174582B2 (en) | Heating cooker with cleaning function for the cooking chamber | |
JP2021004693A (en) | Cooker | |
JP7115865B2 (en) | heating cooker | |
JP7222826B2 (en) | heating cooker | |
JP2022018137A (en) | Heating cooker | |
JP7161897B2 (en) | heating cooker | |
JP7261673B2 (en) | heating cooker | |
JP7261690B2 (en) | heating cooker | |
JP7004602B2 (en) | Dishwasher | |
JP7261671B2 (en) | heating cooker | |
JP7174583B2 (en) | heating cooker | |
KR20200009239A (en) | Dish Washer | |
JP2021188821A (en) | Cooker | |
KR102411433B1 (en) | Air fryer with cleaning function |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211221 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220131 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220510 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220525 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7080661 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |