JP7079515B2 - 時刻タイミング信号を伝送する方法及びシステム - Google Patents
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Description
1. 基地局は、時刻タイミング信号によりレーザ光を振幅変調し、振幅変調された光信号を生成する。
2. 基地局は、光信号を光ファイバ経由でリモート局に伝送する。
3. リモート局は、光ファイバ経由で伝送された光信号を光電変換により電気信号に変換し、時刻タイミング信号を抽出する。
4. リモート局は、抽出した時刻タイミング信号によりレーザ光を振幅変調し、光信号を再生成する。ただし、基地局で生成された光信号とリモート局で再生成された光信号とを、基地局で分離可能なように、リモート局において再生成する光信号の波長は、光フィルタで分離可能なように、基地局で生成された光信号の波長と異なるものにしておく。
5. リモート局は、再生成した光信号を光ファイバ経由で基地局に伝送する。
6. 基地局は、リモート局から伝送された光信号を光フィルタにより分離抽出し、分離抽出した光信号を光電変換により電気信号に変換し、時刻タイミング信号を抽出する。
7. 基地局は、元の時刻タイミング信号と、リモート局から伝送された光信号に含まれる時刻タイミング信号とのタイミングを比較し、光信号の往復により生じた遅延を検出する。
8. 基地局は、往路分の遅延に相当する時間を早めた時刻タイミング信号によりレーザ光を振幅変調し、リモート局用の光信号を生成する。
9. 基地局は、リモート局用の光信号を光ファイバ経由でリモート局に伝送する。
はじめに、本開示の実施の形態1におけるシステム1の基本的な構成について、図1を参照して説明する。図1は、本開示の実施の形態1に係るシステム1の構成を示すブロック図である。なお、本開示の実施の形態1に係るシステム1は、基地局100からリモート局200に光ファイバ300を通して時刻タイミング信号を伝送する方法を実現する手段である。
システム1は、基地局100と、リモート局200と、光ファイバ300とを備えている。基地局100には、制御部101と、レーザ光源110と、光分配部120と、タイミング信号生成部130と、光位相変調部140と、光分離部150と、光結合部160と、光電気変換部170と、電気位相変調復調部180と、遅延算出部190とが設けられている。リモート局200には、光周波数シフタ210と、逆送部220とが設けられている。光ファイバ300は、高速光通信、深宇宙探査、または天文精密計測などを行うため非常に離れた測定地点に設けられている基地局100とリモート局200とを、光通信可能に接続している。なお、リモート局200は、1つである必要は無く、複数存在していてもよい。
制御部101は、基地局100とリモート局200との時刻同期の制御を行う。制御部101は、以下に述べるようにして遅延時間を算出した後、時刻同期の制御として、遅延時間だけ進めた時刻タイミング信号によりレーザ光を光位相変調して同期用の光位相変調信号を生成し、光ファイバ300を通して光位相変調信号をリモート局200に送信するように、基地局100の各部を制御する。
以下、タイミング差Δtを求める様子を図3により説明する。図3の(e)は、電気位相変調復調部180において抽出された時刻タイミング信号の波形を示している。図3の(f)は、光位相変調部140において光位相変調に使用した時刻タイミング信号の波形を示している。ここで、図3の(e)と(f)との波形のずれがタイミング差Δtに相当する。
以下、光位相変調信号の往復に関する、光分離部150と逆送部220との構成の各種の具体例を図4~図9を参照して説明する。
次に、本開示の実施の形態2におけるシステム1の構成について、図10を参照して説明する。図10は、本開示の実施の形態2に係るシステム1の構成を示すブロック図である。図10のブロック図において、既に説明した図1のブロック図と同じ構成については同じ符号を付している。よって、図10のブロック図の構成について、図1のブロック図と異なる部分を詳細に説明する。
次に、本開示の実施の形態3におけるシステム1の構成について、図11を参照して説明する。図11は、本開示の実施の形態3に係るシステム1の構成を示すブロック図である。図11のブロック図において、既に説明した図1のブロック図と同じ構成については同じ符号を付している。よって、図11のブロック図の構成について、図1のブロック図と異なる部分を詳細に説明する。
基地局100からリモート局200に光ファイバ300を通して時刻タイミング信号を伝送する方法及びシステムの実施の形態により得られる効果は以下の通りである。
Claims (4)
- 時刻タイミング信号によりレーザ光を光位相変調して光位相変調信号を生成するステップと、
前記光位相変調信号を基地局から光ファイバを通してリモート局に伝送するステップと、
前記リモート局に伝送された前記光位相変調信号を、前記光ファイバを通して前記基地局に戻すステップと、
前記レーザ光または前記光位相変調信号の一方の光周波数をシフトさせるステップと、
前記リモート局から前記基地局に戻された前記光位相変調信号と前記レーザ光との周波数差の差信号を生成するステップと、
前記差信号を位相変調復調して前記差信号に含まれる位相変調された前記時刻タイミング信号を電気的に抽出するステップと、
光位相変調に使用した前記時刻タイミング信号と復調により抽出した前記時刻タイミング信号とのタイミング差から遅延時間を求めるステップと、
前記遅延時間だけ進めた前記時刻タイミング信号により前記レーザ光を光位相変調して同期用の前記光位相変調信号を生成し、前記光ファイバを通して同期用の前記光位相変調信号を前記リモート局に送信するステップと、
を備える、時刻タイミング信号を伝送する方法。 - 前記光周波数をシフトさせるステップは、前記リモート局において前記光位相変調信号に対して行われる、
請求項1に記載の時刻タイミング信号を伝送する方法。 - 前記光周波数をシフトさせるステップは、前記差信号を生成するステップにおいて前記差信号を電気信号として生成できるように設定されたシフト周波数を、前記光位相変調信号に付与する、
請求項1または2に記載の時刻タイミング信号を伝送する方法。 - 基地局からリモート局に光ファイバを通して時刻タイミング信号を伝送するシステムであって、
前記基地局は、
時刻タイミング信号によりレーザ光を光位相変調して光位相変調信号を生成する光位相変調部と、
前記リモート局から前記基地局に戻された前記光位相変調信号と前記レーザ光との周波数差の差信号を生成する光結合部と、
前記差信号を位相変調復調し、前記差信号に含まれる位相変調された前記時刻タイミング信号を電気的に抽出する電気位相変調復調部と、
光位相変調に使用した前記時刻タイミング信号と復調により抽出した前記時刻タイミング信号とのタイミング差から遅延時間を求める遅延算出部と、
前記遅延時間だけ進めた前記時刻タイミング信号により前記レーザ光を光位相変調して同期用の前記光位相変調信号を生成し、前記光ファイバを通して同期用の前記光位相変調信号を前記リモート局に送信するように制御する制御部と、を備え、
前記リモート局は、伝送された前記光位相変調信号を、前記光ファイバを通して前記基地局に戻す逆送部を備え、
前記基地局または前記リモート局のいずれか一方は、前記レーザ光または前記光位相変調信号の一方の光周波数をシフトさせる光周波数シフタを有する、
時刻タイミング信号を伝送するシステム。
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