JP7079477B2 - 折り畳み式テーブル及び折り畳み式椅子 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 「Modern Japanese Teastyle ~たしなみ、もてなす。~」(平成29年11月1日~平成29年11月7日)「自分の空間をつくる箱~My private space~」(平成30年3月7日~平成30年3月20日)
本開示は、折り畳み式テーブル及び折り畳み式椅子に関する。
脚部が折り畳み可能に構成された折り畳み式テーブルが知られている。折り畳み式テーブルは、使用時には脚部を展開してテーブルとして使用でき、携行時や収納時には脚部を折り畳んで小型化できる(特許文献1参照)。
同様に、脚部が折り畳み可能に構成された折り畳み式椅子が知られている。折り畳み式椅子は、使用時には脚部を展開して椅子として使用でき、携行時や収納時には脚部を折り畳んで小型化できる(特許文献2参照)。
特開2012-143378号公報 特開2009-5738号公報
しかし、上述した特許文献1に記載の折り畳み式テーブルでは、テーブルの天板の高さを調節できないため、用途によっては、天板の高さが高すぎたり低すぎたりすることが考えられる。同様に、上述した特許文献2に記載の折り畳み式椅子では、座部の高さを調節できないため、用途によっては、座部の高さが高すぎたり低すぎたりすることが考えられる。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、天板の高さを変えることができる折り畳み式テーブルを提供することを目的とする。また、本発明の少なくとも一実施形態は、座部の高さを変えることができる折り畳み式椅子を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る折り畳み式テーブルは、
交差した状態で回動可能に結合された第1脚部及び第2脚部と、前記第1脚部及び前記第2脚部の上端に配置可能な天板である第1トレー及び第2トレーとを備える折り畳み式テーブルであって、
前記第1脚部は、一対の第1支柱と、前記一対の第1支柱のそれぞれを連結する第1連結部とを含み、
前記第2脚部は、一対の第2支柱と、前記一対の第2支柱のそれぞれを連結する第2連結部とを含み、
前記一対の第1支柱の一方と前記一対の第2支柱の一方との交差位置で前記一対の第1支柱の一方と前記一対の第2支柱の一方とを回動可能に結合し、前記一対の第1支柱の他方と前記一対の第2支柱の他方との交差位置で前記一対の第1支柱の他方と前記一対の第2支柱の他方とを回動可能に結合することで、前記第1脚部と前記第2脚部とを回動可能に結合する結合部と、
前記第1連結部と前記第2連結部とに係止される撓み変形可能な線状又は帯状の条体部と、
前記第1連結部と前記条体部とを係止する第1係止部と、
前記第2連結部と前記条体部とを係止する第2係止部とを備え、
前記第1連結部及び前記第2連結部は、前記結合部よりも上方に設けられており、
前記条体部は、前記第1連結部と前記第2連結部とが離間するように前記結合部で前記第1脚部と前記第2脚部とが回動する際に発生する張力を負担することで前記結合部で前記第1脚部と前記第2脚部とが回動することを禁止し、
前記第1係止部は、前記第1連結部と前記第2連結部との離間距離が第1距離となるように前記第1連結部と前記条体部とを係止可能であるとともに、前記離間距離が前記第1距離とは異なる第2距離となるように前記第1連結部と前記条体部とを係止可能であることを特徴とする。
上記(1)の構成によれば、第1脚部と第2脚部とが一対の第1支柱のそれぞれと一対の第2支柱のそれぞれとの交差位置で結合部によって回動可能に結合されているので、第1脚部及び第2脚部の上端の高さは、一対の第1支柱と一対の第2支柱との交差角度、すなわち第1連結部と第2連結部との離間距離によって変化する。したがって、上記(1)の構成によれば、第1係止部が第1連結部と第2連結部との離間距離が第1距離となるように第1連結部と条体部とを係止することで、第1脚部及び第2脚部の上端の高さは第1高さに設定される。また、第1係止部が第1連結部と第2連結部との離間距離が第1距離とは異なる第2距離となるように第1連結部と条体部とを係止することで、第1脚部及び第2脚部の上端の高さは第1高さとは異なる第2高さに設定される。
このように、上記(1)の構成によれば、第1脚部及び第2脚部の上端の高さを第1高さと、第1高さとは異なる第2高さとに設定可能であるので、第1脚部及び第2脚部の上端に配置可能な天板の高さを変更できる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記第1トレーは、前記離間距離が前記第1距離である場合に、前記第1脚部及び前記第2脚部の上端と係合可能な第1係合部を有し、
前記第2トレーは、前記離間距離が前記第2距離である場合に、前記第1脚部及び前記第2脚部の上端と係合可能な第2係合部を有する。
上記(2)の構成によれば、第1連結部と第2連結部との離間距離が第1距離に設定された場合、第1トレーの第1係合部を第1脚部及び第2脚部の上端と係合させることができる。上述したように、第1連結部と第2連結部との離間距離が第1距離に設定された場合、第1脚部及び第2脚部の上端の高さは第1高さに設定されるので、第1トレーを第1高さで安定した状態で使用できる。同様に、上記(2)の構成によれば、第1連結部と第2連結部との離間距離が第2距離に設定された場合、第2トレーの第2係合部を第1脚部及び第2脚部の上端と係合させることができる。上述したように、第1連結部と第2連結部との離間距離が第2距離に設定された場合、第1脚部及び第2脚部の上端の高さは第2高さに設定されるので、第2トレーを第2高さで安定した状態で使用できる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、
前記条体部は、線状の部材であり、
前記第1係止部は、前記条体部の延在方向に沿った任意の位置で前記条体部を解除可能に固定する留め具であり、
前記留め具は、
前記第1連結部に固定されていて、前記条体部の延在方向に沿った任意の位置で前記条体部を固定すると前記条体部を前記第1連結部に固定し、
前記条体部の延在方向に沿った第1位置で前記条体部を固定すると前記離間距離が前記第1距離となるように前記第1連結部と前記条体部とを係止し、
前記条体部の延在方向に沿った第2位置で前記条体部を固定すると前記離間距離が前記第2距離となるように前記第1連結部と前記条体部とを係止する。
上記(3)の構成によれば、第1連結部に固定されている留め具による、条体部の固定位置を条体部の延在方向に沿った異なる位置に変更することで、第1連結部と第2連結部との離間距離を容易に変更できる。これにより、第1脚部及び第2脚部の上端の高さ、すなわち、第1脚部及び第2脚部の上端に配置される天板の高さを容易に変更できる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、
前記条体部は、線状の部材であり、
前記第1係止部は、
前記条体部の延在方向に沿った任意の位置で前記条体部を解除可能に固定する留め具であり、前記条体部を固定した状態で前記第1連結部に係止されることで、前記条体部を前記第1連結部に係止し、
前記条体部の延在方向に沿った第1位置で前記条体部を固定した状態で前記第1連結部に係止されると前記離間距離が前記第1距離となるように前記第1連結部と前記条体部とを係止し、
前記条体部の延在方向に沿った第2位置で前記条体部を固定した状態で前記第1連結部に係止されると前記離間距離が前記第2距離となるように前記第1連結部と前記条体部とを係止する。
上記(4)の構成によれば、留め具による固定位置を条体部の延在方向に沿った異なる位置に変更し、条体部を固定した該留め具を第1連結部に係止させることで、第1連結部と第2連結部との離間距離を容易に変更できる。これにより、第1脚部及び第2脚部の上端の高さ、すなわち、第1脚部及び第2脚部の上端に配置される天板の高さを容易に変更できる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、
前記条体部は、帯状の部材であり、
前記第1係止部は、互いに解除可能に結合される一対の結合部材であって、前記条体部に取り付けられた一対の第1結合部材と、互いに解除可能に結合される一対の結合部材であって、前記条体部に取り付けられた一対の第2結合部材とを含み、
前記一対の第1結合部材は、前記一対の第1結合部材の一方の部材及び他方の部材がそれぞれ前記条体部の延在方向に沿って異なる位置で前記条体部に取り付けられ、前記一対の第1結合部材の一方の部材と他方の部材とを結合すると前記条体部による第1環状部を形成させ、
前記一対の第2結合部材は、前記一対の第2結合部材の一方の部材及び他方の部材がそれぞれ前記条体部の延在方向に沿って異なる位置で前記条体部に取り付けられ、前記一対の第2結合部材の一方の部材と他方の部材とを結合すると前記条体部による第2環状部を形成させ、
前記一対の第1結合部材は、前記条体部を前記第1連結部に掛け回した状態で前記第1連結部が前記第1環状部を挿通するように前記一対の第1結合部材の一方の部材と他方の部材とを結合すると、前記離間距離が前記第1距離となるように前記第1連結部と前記条体部とを係止し、
前記一対の第2結合部材は、前記条体部を前記第1連結部に掛け回した状態で前記第1連結部が前記第2環状部を挿通するように前記一対の第2結合部材の一方の部材と他方の部材とを結合すると、前記離間距離が前記第2距離となるように前記第1連結部と前記条体部とを係止する。
上記(5)の構成によれば、一対の第1結合部材の一方の部材と他方の部材とを結合することで形成する第1環状部に第1連結部を挿通させるか、一対の第2結合部材の一方の部材と他方の部材とを結合することで形成する第2環状部に第1連結部を挿通させるか、によって、第1連結部と第2連結部との離間距離を容易に変更できる。これにより、第1脚部及び第2脚部の上端の高さ、すなわち、第1脚部及び第2脚部の上端に配置される天板の高さを容易に変更できる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(5)の何れかの構成において、前記一対の第1支柱のそれぞれ及び前記一対の第2支柱のそれぞれは、前記一対の第1支柱のそれぞれ及び前記一対の第2支柱のそれぞれの延在方向から見たときの断面が扁平形状を呈し、下端から前記交差位置までの区間及び該交差位置から上端までの区間のそれぞれで前記延在方向に沿った軸線を中心に90度捩じられている。
上記(6)の構成によれば、それぞれの支柱は、扁平形状を呈する断面を有するので、支柱に作用する曲げ応力が扁平断面における短軸方向に作用した場合、断面二次モーメントが小さくなるので支柱は撓み易くなり、支柱に作用する曲げ応力が扁平断面における長軸方向に作用した場合、断面二次モーメントが大きくなるので支柱は撓み難くなる。それぞれの支柱が延在方向に沿った軸線を中心に捩じられていない場合、支柱の延在方向の全長にわたって、扁平断面における短軸方向が同一方向となる。そのため、支柱の上端と下端とに短軸方向の力が作用すると、支柱は大きく撓むおそれがある。すなわち、それぞれの支柱が延在方向に沿った軸線を中心に捩じられていない場合、支柱を曲げようとする力に対する支柱の曲げ剛性が、力の作用方向によって大きく異なる。
その点、上記(6)の構成によれば、それぞれの支柱が下端から交差位置までの区間及び該交差位置から上端までの区間のそれぞれで延在方向に沿った軸線を中心に90度捩じられているので、扁平断面における短軸方向が支柱の延在方向に沿った位置によって異なることとなる。これにより、支柱を曲げようとする力に対する支柱の曲げ剛性が、力の作用方向によって異なることを抑制できるので、それぞれの支柱の強度を向上できる。
(7)本発明の少なくとも一実施形態に係る折り畳み式椅子は、
交差した状態で回動可能に結合された第1脚部及び第2脚部と、前記第1脚部及び前記第2脚部の上部に固定された撓み変形可能な帯状部材とを備える折り畳み式椅子であって、
前記第1脚部は、一対の第1支柱と、前記一対の第1支柱のそれぞれの上部を連結する第1連結部とを含み、
前記第2脚部は、一対の第2支柱と、前記一対の第2支柱のそれぞれの上部を連結する第2連結部とを含み、
前記一対の第1支柱の一方と前記一対の第2支柱の一方との交差位置で前記一対の第1支柱の一方と前記一対の第2支柱の一方とを回動可能に結合し、前記一対の第1支柱の他方と前記一対の第2支柱の他方との交差位置で前記一対の第1支柱の他方と前記一対の第2支柱の他方とを回動可能に結合することで、前記第1脚部と前記第2脚部とを回動可能に結合する結合部と、
前記第1連結部と前記帯状部材とを係止する第1係止部と、
前記第2連結部と前記帯状部材とを係止する第2係止部とを備え、
前記帯状部材は、折り畳み式椅子における座部を構成するとともに、前記第1連結部と前記第2連結部とが離間するように前記結合部で前記第1脚部と前記第2脚部とが回動する際に発生する張力を負担することで前記結合部で前記第1脚部と前記第2脚部とが回動することを禁止し、
前記第1係止部は、前記第1連結部と前記第2連結部との離間距離が第1距離となるように前記第1連結部と前記帯状部材とを係止可能であるとともに、前記離間距離が前記第1距離とは異なる第2距離となるように前記第1連結部と前記帯状部材とを係止可能であることを特徴とする。
上記(7)の構成によれば、一対の第1支柱のそれぞれと一対の第2支柱のそれぞれとの交差位置で結合部によって回動可能に結合されているので、一対の第1支柱のそれぞれの上部を連結する第1連結部、及び、一対の第2支柱のそれぞれの上部を連結する第2連結部の高さは、一対の第1支柱と一対の第2支柱との交差角度、すなわち第1連結部と前記第2連結部との離間距離によって変化する。したがって、上記(7)の構成によれば、第1係止部が第1連結部と第2連結部との離間距離が第1距離となるように第1連結部と帯状部材とを係止することで、第1連結部及び第2連結部の高さは第1高さに設定される。また、第1係止部が第1連結部と第2連結部との離間距離が第1距離とは異なる第2距離となるように第1連結部と帯状部材とを係止することで、第1連結部及び第2連結部の高さは第1高さとは異なる第2高さに設定される。
このように、上記(7)の構成によれば、第1連結部及び第2連結部の高さを第1高さと、第1高さとは異なる第2高さとに設定可能であるので、第1連結部及び第2連結部に係止される帯状部材、すなわち座部の高さを変更できる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(7)の構成において、
前記第1連結部は、前記帯状部材が挿通される挿通孔が形成された挿通部を有し、
前記第1係止部は、係止部材と、前記帯状部材に形成され、前記係止部材を保持可能な第1保持部と、前記帯状部材に形成され、前記挿通孔に対する前記帯状部材の挿通方向に沿って前記第1保持部とは異なる位置で前記前記係止部材を保持可能な第2保持部とを含み、
前記挿通孔の高さは、前記係止部材を保持していない前記第1保持部、及び、前記係止部材を保持していない前記第2保持部が挿通可能であるとともに、前記係止部材を保持した前記第1保持部、及び、前記係止部材を保持した前記第2保持部が挿通不能となるように設定され、
前記第1係止部は、
前記係止部材を保持した前記第1保持部を前記挿通部に係止させることで前記離間距離が前記第1距離となるように前記第1連結部と前記帯状部材とを係止し、
前記係止部材を保持した前記第2保持部を前記挿通部に係止させることで前記離間距離が前記第2距離となるように前記第1連結部と前記帯状部材とを係止する。
上記(8)の構成によれば、係止部材を保持した第1保持部を挿通部に係止させるか、係止部材を保持した第2保持部を挿通部に係止させるか、によって、第1連結部と第2連結部との離間距離を容易に変更できる。これにより、第1連結部及び第2連結部に係止される帯状部材、すなわち座部の高さを変更できる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(7)又は(8)の構成において、前記一対の第1支柱のそれぞれ及び前記一対の第2支柱のそれぞれは、前記一対の第1支柱のそれぞれ及び前記一対の第2支柱のそれぞれの延在方向から見たときの断面が扁平形状を呈し、下端から前記交差位置までの区間及び該交差位置から上端までの区間のそれぞれで前記延在方向に沿った軸線を中心に90度捩じられている。
上記(9)の構成によれば、それぞれの支柱は、扁平形状を呈する断面を有するので、上述したように、支柱に作用する曲げ応力が扁平断面における短軸方向に作用した場合には支柱は撓み易くなり、支柱に作用する曲げ応力が扁平断面における長軸方向に作用した場合には支柱は撓み難くなる。上述したように、それぞれの支柱が延在方向に沿った軸線を中心に捩じられていない場合、支柱を曲げようとする力に対する支柱の曲げ剛性が、力の作用方向によって大きく異なる。
その点、上記(9)の構成によれば、それぞれの支柱が下端から交差位置までの区間及び該交差位置から上端までの区間のそれぞれで延在方向に沿った軸線を中心に90度捩じられているので、扁平断面における短軸方向が支柱の延在方向に沿った位置によって異なることとなる。これにより、支柱を曲げようとする力に対する支柱の曲げ剛性が、力の作用方向によって異なることを抑制できるので、それぞれの支柱の強度を向上できる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、折り畳み式テーブルの天板の高さを変えることができる。また、本発明の少なくとも一実施形態によれば、折り畳み式椅子の座部の高さを変えることができる。
一実施形態に係る折り畳み式テーブルの第1姿勢における斜視図である。 一実施形態に係る折り畳み式テーブルの第2姿勢における斜視図である。 一実施形態に係る折り畳み式テーブルの第1姿勢における脚部の斜視図である。 一実施形態に係る折り畳み式テーブルの第2姿勢における脚部の斜視図である。 条体部の固定方法について説明するための図であり、(a)は、留め具の近傍における第1連結部の断面を示す図であり、(b)は、第2係止部の近傍における第2連結部の断面を示す図であり、(c)は、条体部を模式的に示した図である。 第1トレーの外観を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は正面から見た断面を示す図であり、(c)は側面図である。 第2トレーの外観を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は正面から見た断面を示す図である。 第1脚部及び第2脚部の上端に第1トレーを載置した状態を説明するための図であり、一実施形態の折り畳み式テーブルを正面から見た図である。 第1脚部及び第2脚部の上端に第2トレーを載置した状態を説明するための図であり、一実施形態の折り畳み式テーブルを正面から見た図である。 家具と家具との隙間に折り畳み式テーブルを収納した状態の一例を示す図である。 他の実施形態に係る折り畳み式テーブルの第1姿勢における斜視図である。 他の実施形態に係る折り畳み式テーブルの第2姿勢における斜視図である。 他の実施形態に係る折り畳み式テーブルの第1姿勢における脚部の斜視図である。 他の実施形態に係る折り畳み式テーブルの第2姿勢における脚部の斜視図である。 条体部の固定方法について説明するための図である。 条体部の固定方法について説明するための図である。 第1トレーの断面図である。 第2トレーの断面図である。 一実施形態に係る折り畳み式椅子の第1姿勢における斜視図である。 一実施形態に係る折り畳み式椅子の第2姿勢における斜視図である。 一実施形態に係る折り畳み式椅子の第1姿勢における脚部の斜視図である。 前方から見た帯状部材を模式的に示す図である。 帯状部材の固定方法について説明するための図である。 帯状部材の固定方法について説明するための図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
(折り畳み式テーブル)
図1は、一実施形態に係る折り畳み式テーブル1の第1姿勢における斜視図である。図2は、一実施形態に係る折り畳み式テーブル1の第2姿勢における斜視図である。
図3は、一実施形態に係る折り畳み式テーブル1の第1姿勢における脚部の斜視図である。図4は、一実施形態に係る折り畳み式テーブル1の第2姿勢における脚部の斜視図である。
図11は、他の実施形態に係る折り畳み式テーブル2の第1姿勢における斜視図である。図12は、他の実施形態に係る折り畳み式テーブル2の第2姿勢における斜視図である。
図13は、他の実施形態に係る折り畳み式テーブル2の第1姿勢における脚部の斜視図である。図14は、他の実施形態に係る折り畳み式テーブル2の第2姿勢における脚部の斜視図である。
説明の便宜上、幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2の上下方向、左右方向、及び前後方向を、各図に示すように規定する。
図1,2及び図11,12に示す幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2は、トレーテーブルとも呼ばれる折り畳み式のテーブルである。
幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2は、交差した状態で回動可能に結合された第1脚部3及び第2脚部4と、第1脚部3及び第2脚部4の上端に配置可能な天板である第1トレー5及び第2トレー6とを備える折り畳み式テーブルである。
以下の説明では、図1,2に示した一実施形態の折り畳み式テーブル1の各部について説明するときは、符号の数字の後にアルファベットの大文字のAを付して説明することもある。同様に、図11,12に示した他の実施形態の折り畳み式テーブル2の各部について説明するときは、符号の数字の後にアルファベットの大文字のBを付して説明することもある。なお、図1,2に示した一実施形態の折り畳み式テーブル1と図11,12に示した他の実施形態の折り畳み式テーブル2とを区別する必要がない場合には、符号の数字の後にアルファベットの大文字のAやBを付さずに説明する。
例えば、図1,2に示した一実施形態の折り畳み式テーブル1の第1脚部3について説明する場合は、「第1脚部3A」と表し、図11,12に示した他の実施形態の折り畳み式テーブル2の第1脚部3について説明する場合は、「第1脚部3B」と表す。図1,2に示した一実施形態の折り畳み式テーブル1の第1脚部3Aと図11,12に示した他の実施形態の折り畳み式テーブル2の第1脚部3Bとを区別する必要がない場合には、単に、「第1脚部3」と表す。
図3,4及び図13,14に示すように、幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2の第1脚部3は、一対の第1支柱31,32と、一対の第1支柱31,32のそれぞれを連結する第1連結部33とを含む。したがって、一対の第1支柱31,32は第1連結部33によって一体化されている。
同様に、幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2の第2脚部4は、一対の第2支柱41,42と、一対の第2支柱41,42のそれぞれを連結する第2連結部43とを含む。したがって、一対の第2支柱41,42は第2連結部43によって一体化されている。
図3,4に示した一実施形態の折り畳み式テーブル1の第1脚部3A及び第2脚部4Aは、例えば金属製のフラットバーを四辺に配した略矩形形状を呈する。第1脚部3Aにおける一対の第1支柱31A,32A、及び、第2脚部4Aにおける一対の第2支柱41A,42Aは、それぞれ矩形形状の一対の長辺に相当する。後で詳述するが、一対の第1支柱31A,32A、及び、一対の第2支柱41A,42Aは、それぞれ下端から上端に至る間に、支柱の延在方向に沿った軸線を中心に捩じられている。
第1脚部3Aにおける第1連結部33A、及び、第2脚部4Aにおける第2連結部43Aは、それぞれ矩形形状の一対の短辺の一方に相当する。なお、図3,4に示した一実施形態の折り畳み式テーブル1の第1脚部3A及び第2脚部4Aでは、それぞれ矩形形状の一対の短辺の他方に相当する連結部材によって一対の第1支柱31A,32Aの下部同士、及び、一対の第2支柱41A,42Aの下部同士がそれぞれ連結されている。
図13,14に示した他の実施形態の折り畳み式テーブル2の第1脚部3B及び第2脚部4Bでは、一対の第1支柱31B,32B、及び、一対の第2支柱41B,42Bは、例えば略三角形状の断面を有する木製の三角柱である。
図13,14に示した他の実施形態の折り畳み式テーブル2の第1脚部3B及び第2脚部4Bでは、第1連結部33Bは、例えば矩形断面を有する木製の棒状部材である。
なお、図13,14に示した他の実施形態の折り畳み式テーブル2の一対の第1支柱31A,32Aの下部同士、及び、一対の第2支柱41A,42Aの下部同士は、例えば矩形断面を有する木製の棒状部材である連結部材によってそれぞれ連結されている。
幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2は、結合部7を有する。結合部7は、一対の第1支柱31,32の一方の支柱31と一対の第2支柱41,42の一方の支柱41との交差位置で一対の第1支柱31,32の一方の支柱31と一対の第2支柱41,42の一方の支柱41とを回動可能に結合する。また、結合部7は、一対の第1支柱31,32の他方の支柱32と一対の第2支柱41,42の他方の支柱42との交差位置で一対の第1支柱31,32の他方の支柱32と一対の第2支柱41,42の他方の支柱42とを回動可能に結合する。このようにして、結合部7は、第1脚部3と第2脚部4とを回動可能に結合する。
そのため、第1脚部3と第2脚部4とは結合部7を回動中心として回動可能であり、第1脚部3と第2脚部4との交差角度を変更すると第1連結部33と第2連結部43との離間距離が変化するとともに、第1脚部3及び第2脚部4の上端34,44の高さHが変化する。すなわち、第1連結部33と第2連結部43との離間距離に応じて第1脚部3及び第2脚部4の上端34,44の高さHが変化する。したがって、第1連結部と第2連結部との離間距離を調節することによって第1脚部及び第2脚部の上端34,44の高さHを変更できる。
なお、以下の説明では、第1連結部33と第2連結部43との離間距離を、単に離間距離Lと表すこともある。
図3,4及び図13,14に示すように、幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2は、第1連結部33と第2連結部43とに係止される撓み変形可能な線状又は帯状の条体部8を有する。
図3,4に示す一実施形態に係る折り畳み式テーブル1が有する条体部8は撓み変形可能な線状の条体部8Aである。
同様に、図13,14に示す他の実施形態に係る折り畳み式テーブル2が有する条体部8は撓み変形可能な帯状の条体部8Bである。
図3,4及び図13,14に示す幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2は、第1連結部33と条体部8とを係止する第1係止部91と、第2連結部43と条体部8とを係止する第2係止部92とを備える。
図3,4及び図13,14に示す幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2では、第1連結部33及び第2連結部43は、結合部7よりも上方に設けられている。
図3,4及び図13,14に示すように、幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2では、条体部8は、第1連結部33と第2連結部43とが離間するように結合部7で第1脚部3と第2脚部4とが回動する際に発生する張力を負担することで結合部7で第1脚部3と第2脚部4とが回動することを禁止する。
詳細は後述するが、幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2では、第1係止部91は、第1連結部33と第2連結部43との離間距離Lが第1距離L1となるように第1連結部33と条体部8とを係止可能であるとともに、離間距離Lが第1距離L1とは異なる第2距離L2となるように第1連結部33と条体部8とを係止可能である。
このように、幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2では、第1脚部3と第2脚部4とが一対の第1支柱31,32のそれぞれと一対の第2支柱41,42のそれぞれとの交差位置で結合部7によって回動可能に結合されているので、上述したように、第1脚部3及び第2脚部4の上端34,44の高さHは、離間距離Lによって変化する。したがって、幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2では、第1係止部91が第1連結部33と第2連結部43との離間距離Lが第1距離L1となるように第1連結部33と条体部8とを係止することで、第1脚部3及び第2脚部4の上端34、44の高さHは第1高さH1に設定される。また、第1係止部91が、離間距離Lが第2距離L2となるように第1連結部33と条体部8とを係止することで、第1脚部3及び第2脚部4の上端34,44の高さHは第1高さH1とは異なる第2高さH2に設定される。
このように、幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2では、第1脚部3及び第2脚部4の上端34,44の高さHを第1高さH1と、第1高さH1とは異なる第2高さH2とに設定可能であるので、第1脚部3及び第2脚部4の上端34,44に配置可能な天板である第1トレー5や第2トレー6の高さを変更できる。
(一実施形態に係る折り畳み式テーブル1の第1トレー5Aについて)
一実施形態に係る折り畳み式テーブル1では、図6(a)~(c)に示すように、第1トレー5Aは、左右方向に延在する長辺と前後方向に延在する短辺とを有する略矩形形状の平らな載置面52を有するトレーであり、例えば金属板で構成されている。なお、図6は、第1トレー5Aの外観を示す図であり、図6(a)は平面図であり、図6(b)は正面から見た断面を示す図であり、図6(c)は側面図である。第1トレー5Aは、左右の短辺からそれぞれ左右方向外側に突出する突出部53を有する。突出部53は、載置面52の左右方向の外側で下方に折り曲げられ、さらに左右方向の外側において上方に折り曲げられることで下方に突出する突部54を有する。
図8は、第1脚部3A及び第2脚部4Aの上端34,44に第1トレー5Aを載置した状態を説明するための図であり、一実施形態の折り畳み式テーブル1を正面から見た図である。
第1連結部33Aと第2連結部43Aとの離間距離Lが第1距離L1に設定されていると、すなわち、第1脚部3A及び第2脚部4Aの上端34,44の高さHが第1高さH1に設定されていると、左側の突部54は、第1脚部3Aの上端34の左方の直近に位置し、右側の突部54は、第2脚部4Aの上端44の右方の直近に位置する。そのため、第1トレー5Aが第1脚部3A及び第2脚部4Aに対して右方にずれようとすると、左側の突部54と第1脚部3Aの上端34とが当接してずれを防止する。同様に、第1トレー5Aが第1脚部3A及び第2脚部4Aに対して左方にずれようとすると、右側の突部54と第2脚部4Aの上端44とが当接してずれを防止する。
このように、第1トレー5Aの突部54は、第1脚部3A及び第2脚部4Aの上端34,44と係合可能な第1係合部55Aを構成する。
なお、第1脚部3A及び第2脚部4Aの上端34,44には、その前側の端部近傍と後側の端部近傍とにおいて、各支柱31,32,41,42の延在方向に突出した一対の上端突部34a,44aが形成されている。第1脚部3A及び第2脚部4Aの上端34,44に第1トレー5Aを載置すると、左側前方の上端突部34aが第1トレー5Aの左側の突部54の前方の直近に位置し、左側後方の上端突部34aが第1トレー5Aの左側の突部54の後方の直近に位置する。同様に、第1脚部3A及び第2脚部4Aの上端34,44に第1トレー5Aを載置すると、右側前方の上端突部44aが第1トレー5Aの右側の突部54の前方の直近に位置し、右側後方の上端突部44aが第1トレー5Aの右側の突部54の後方の直近に位置する。
そのため、第1トレー5Aが第1脚部3A及び第2脚部4Aに対して前方にずれようとすると、左側前方の上端突部34aが第1トレー5Aの左側の突部54の前端と当接し、右側前方の上端突部44aが第1トレー5Aの右側の突部54の前端と当接して、ずれを防止する。同様に、第1トレー5Aが第1脚部3A及び第2脚部4Aに対して後方にずれようとすると、左側後方の上端突部34aが第1トレー5Aの左側の突部54の後端と当接し、右側後方の上端突部44aが第1トレー5Aの右側の突部54の後前端と当接して、ずれを防止する。
(一実施形態に係る折り畳み式テーブル1の第2トレー6Aについて)
一実施形態に係る折り畳み式テーブル1では、図7(a),(b)に示すように、第2トレー6Aは、平面視で略円形状を呈し、平らな載置面62を有するトレーであり、例えば金属板で構成されている。なお、図7は、第2トレー6Aの外観を示す図であり、図7(a)は平面図であり、図7(b)は正面から見た断面を示す図である。
第2トレー6Aは、円周方向に略90度ずつずれた位置で端部が下方に折り曲げられ、さらに半径方向の外側において上方に折り曲げられることで下方に突出する突部64を有する。なお、第2トレー6Aでは、上述したように円周方向に略90度ずつずれた位置で端部が上下方向に折り曲げられた突部64が設けられているので、載置面62は、四辺の各辺の一部が突部64によって形成された略矩形形状を呈する。
図9は、第1脚部3A及び第2脚部4Aの上端34,44に第2トレー6Aを載置した状態を説明するための図であり、一実施形態の折り畳み式テーブル1を正面から見た図である。
第1連結部33Aと第2連結部43Aとの離間距離Lが第1距離L1より短い第2距離L2に設定されていると、すなわち、第1脚部3A及び第2脚部4Aの上端34,44の高さHが第1高さH1よりも高い第2高さH2に設定されていると、左側の突部64は、第1脚部3Aの上端34の左方の直近に位置し、右側の突部64は、第2脚部4Aの上端44の右方の直近に位置する。そのため、第2トレー6Aが第1脚部3A及び第2脚部4Aに対して右方にずれようとすると、左側の突部64と第1脚部3Aの上端34とが当接してずれを防止する。同様に、第2トレー6Aが第1脚部3A及び第2脚部4Aに対して左方にずれようとすると、右側の突部64と第2脚部4Aの上端434とが当接してずれを防止する。
このように、第2トレー6Aの突部64は、第1脚部3A及び第2脚部4Aの上端34,44と係合可能な第2係合部65Aを構成する。
なお、第1脚部3A及び第2脚部4Aの上端34,44に第2トレー6Aを載置すると、左側前方の上端突部34aが第2トレー6Aの左側の突部64の前方の直近に位置し、左側後方の上端突部34aが第2トレー6Aの左側の突部64の後方の直近に位置する。同様に、第1脚部3A及び第2脚部4Aの上端34,44に第2トレー6Aを載置すると、右側前方の上端突部44aが第2トレー6Aの右側の突部64の前方の直近に位置し、右側後方の上端突部44aが第2トレー6Aの右側の突部64の後方の直近に位置する。
そのため、第2トレー6Aが第1脚部3A及び第2脚部4Aに対して前方にずれようとすると、左側前方の上端突部34aが第2トレー6Aの左側の突部64の前端と当接し、右側前方の上端突部44aが第2トレー6Aの右側の突部64の前端と当接して、ずれを防止する。同様に、第2トレー6Aが第1脚部3A及び第2脚部4Aに対して後方にずれようとすると、左側後方の上端突部34aが第2トレー6Aの左側の突部64の後端と当接し、右側後方の上端突部44aが第2トレー6Aの右側の突部64の後前端と当接して、ずれを防止する。
(他の実施形態に係る折り畳み式テーブル2の第1トレー5Bについて)
他の実施形態に係る折り畳み式テーブル2では、図11に示すように、第1トレー5Bは、左右方向に延在する長辺と前後方向に延在する短辺とを有する略矩形形状の平らな載置面52を有するトレーであり、例えば木製のトレーである。図17は、第1トレー5Bの断面図である。第1トレー5Bの下面には、下方に突出する突条56が形成されている。突条56は第1トレー5Bの下面において矩形の四辺に相当する位置に配置されている。すなわち突条56は、第1トレー5Bの下面右側及び左側で前後方向に延在する一対の突条56と、第1トレー5Bの下面前側及び後側で左右方向に延在する一対の突条56とを含む。
第1連結部33Bと第2連結部43Bとの離間距離Lが第1距離L1に設定されていると、すなわち、第1脚部3B及び第2脚部4Bの上端34,44の高さHが第1高さH1に設定されていると、第1トレー5Bの下面左側で前後方向に延在する突条56は、第1脚部3Bの上端34の左方の直近に位置し、第1トレー5Bの下面右側で前後方向に延在する突条56は、第2脚部4Bの上端44の右方の直近に位置する。そのため、第1トレー5Bが第1脚部3B及び第2脚部4Bに対して右方にずれようとすると、第1トレー5Bの下面左側で前後方向に延在する突条56と第1脚部3Bの上端34とが当接してずれを防止する。同様に、第1トレー5Bが第1脚部3B及び第2脚部4Bに対して左方にずれようとすると、第1トレー5Bの下面右側で前後方向に延在する突条56と第2脚部4Bの上端44とが当接してずれを防止する。
このように、第1トレー5Bの突条56は、第1脚部3B及び第2脚部4Bの上端34,44と係合可能な第1係合部55Bを構成する。
また、第1脚部3B及び第2脚部4Bの上端34,44に第1トレー5Bを載置すると、第1トレー5Bの下面前側で左右方向に延在する突条56は、第1脚部3B及び第2脚部4Bの上端34,44の前方の直近に位置し、第1トレー5Bの下面後側で左右方向に延在する突条56は、第1脚部3B及び第2脚部4Bの上端34,44の後方の直近に位置する。そのため、第1トレー5Bが第1脚部3B及び第2脚部4Bに対して前方にずれようとすると、第1トレー5Bの下面前側で左右方向に延在する突条56と、第1脚部3B及び第2脚部4Bの上端34,44の前端とが当接してずれを防止する。
同様に、第1トレー5Bが第1脚部3B及び第2脚部4Bに対して前方にずれようとすると、第1トレー5Bの下面前後側で左右方向に延在する突条56と、第1脚部3B及び第2脚部4Bの上端34,44の後端とが当接してずれを防止する。
(他の実施形態に係る折り畳み式テーブル2の第2トレー6Bについて)
他の実施形態に係る折り畳み式テーブル2では、図12に示すように、第2トレー6Bは、外観が平面視で略円形状を呈し、略円形状の平らな載置面62を有するトレーであり、例えば木製のトレーである。図18は、第2トレー6Bの断面図である。第2トレー6Bの下面には、下方に突出する突条66が形成されている。突条66は第2トレー6Bの下面において円周状に配置されている。
第1連結部33Bと第2連結部43Bとの離間距離Lが第1距離L1より短い第2距離L2に設定されていると、すなわち、第1脚部3B及び第2脚部4Bの上端34,44の高さHが第1高さH1よりも高い第2高さH2に設定されていると、第1脚部3B及び第2脚部4Bの上端34,44は、円周状に配置された突条66の半径方向内側で、突条66によって形成される内周面66aの直近に位置することとなる。
そのため、第2トレー6Aが第1脚部3A及び第2脚部4Aに対して前後方向や左右方向にずれようとすると、第1脚部3B及び第2脚部4Bの上端34,44の何れかが突条66の内周面66aと当接してずれを防止する。
このように、第2トレー6Bの突条66は、第1脚部3B及び第2脚部4Bの上端34,44と係合可能な第2係合部65Bを構成する。
このように、幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2では、第1トレー5は、離間距離Lが第1距離L1である場合に、第1脚部3及び第2脚部4の上端34,44と係合可能な第1係合部55を有する。
また、幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2では、第2トレー6は、離間距離Lが第2距離L2である場合に、第1脚部3及び第2脚部4の上端34,44と係合可能な第2係合部65を有する。
幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2では、第1連結部33と第2連結部43との離間距離Lが第1距離に設定された場合、第1トレー5の第1係合部55を第1脚部3及び第2脚部4の上端34,44と係合させることができる。上述したように、第1連結部33と第2連結部43との離間距離Lが第1距離に設定された場合、第1脚部3及び第2脚部4の上端34,44の高さHは第1高さH1に設定されるので、第1トレー5を第1高さH1で安定した状態で使用できる。同様に、第1連結部33と第2連結部43との離間距離Lが第2距離に設定された場合、第2トレー6の第2係合部65を第1脚部3及び第2脚部4の上端34,44と係合させることができる。上述したように、第1連結部33と第2連結部43との離間距離Lが第2距離に設定された場合、第1脚部3及び第2脚部4の上端34,44の高さHは第2高さH2に設定されるので、第2トレー6を第2高さH2で安定した状態で使用できる。
(一実施形態の折り畳み式テーブル1の条体部8について)
図1,2に示す一実施形態の折り畳み式テーブル1の条体部8Aは、図3,4に示すように線状の部材である。具体的には、一実施形態の折り畳み式テーブル1の条体部8Aは、金属製のワイヤロープである。なお、一実施形態の折り畳み式テーブル1の条体部8Aは、撓み変形可能なロープ、紐、ケーブル、あるいは、チューブ等であってもよい。
図1,2に示す一実施形態の折り畳み式テーブル1では、第1係止部91Aは、条体部8Aの延在方向に沿った任意の位置で条体部8Aを解除可能に固定する留め具93である。図5は、条体部8Aの固定方法について説明するための図であり、図5(a)は、留め具93の近傍における第1連結部33の断面を示す図であり、図5(b)は、後述する第2係止部92の近傍における第2連結部43の断面を示す図であり、図5(c)は、条体部8Aを模式的に示した図である。
留め具93は、第1連結部33に固定されていて、条体部8Aの延在方向に沿った任意の位置で条体部8Aを固定すると条体部8Aを第1連結部33に固定する。具体的には、留め具93は、内部に挿通された条体部8Aであるワイヤロープの外周を保持及び開放することでワイヤロープを留め具93に固定及び固定の解除をすることができるように構成されている。留め具93は、解除操作部94が操作されていない場合、ワイヤロープを保持し、ワイヤロープが矢印aで示すように右方に移動することを禁止する。なお、留め具93は、解除操作部94が矢印bで示すように押圧操作されると、ワイヤロープを開放し、ワイヤロープが左右に移動することを許可する。
留め具93は、条体部8Aの延在方向に沿った第1位置X1(図5(c)参照)で条体部8Aを固定すると離間距離Lが第1距離L1となるように第1連結部33と条体部8Aとを係止する。
また、留め具93は、条体部8Aの延在方向に沿った第2位置X2(図5(c)参照)で条体部8Aを固定すると離間距離Lが第2距離L2となるように第1連結部33と条体部8Aとを係止する。
なお、条体部8Aの右端は、第2連結部43の貫通孔45に挿通されていて、端部には、条体部8Aが貫通孔45の左方に抜けないように抜け止め部材182が取り付けられている。すなわち、図1,2に示す一実施形態の折り畳み式テーブル1では、第2連結部43と条体部8とを係止する第2係止部92は、抜け止め部材182である。
このように、図1,2に示す一実施形態の折り畳み式テーブル1では、第1連結部33に固定されている留め具93による、条体部8Aの固定位置を条体部8Aの延在方向に沿った異なる位置に変更することで、第1連結部33と第2連結部43との離間距離Lを容易に変更できる。これにより、第1脚部3A及び第2脚部4Aの上端34,44の高さ、すなわち、第1脚部3A及び第2脚部4Aの上端34,44に配置される天板である第1トレー5A及び第2トレー6Aの高さを容易に変更できる。
図1,2に示す一実施形態の折り畳み式テーブル1では、図5(c)によく示すように、条体部8Aの左端には、条体部8Aが留め具93の右方に抜けないように抜け止め部材183が取り付けられている。
なお、図1,2に示す一実施形態の折り畳み式テーブル1では、抜け止め部材183が留め具93の左端に略当接する状態で条体部8Aを留め具93で固定すると、留め具93は条体部8Aを第1位置X1で固定するように構成されている。
また、条体部8Aには、条体部8Aの延在方向に沿って移動可能な可動スリーブ184が取り付けられている。可動スリーブ184は、次に述べる固定スリーブ185と留め具93との間で条体部8Aの延在方向に沿って移動可能である。可動スリーブ184は、留め具93の解除操作部94を図5(a)における矢印bで示すように押圧操作する際の補助部材としても機能する。
固定スリーブ185は、可動スリーブ184と、右方の抜け止め部材182との間で条体部8Aに固定されている。図1,2に示す一実施形態の折り畳み式テーブル1では、可動スリーブ184の右端と固定スリーブ185とが略当接し、且つ、可動スリーブ184の左端と留め具93の解除操作部94とが略当接する状態で条体部8Aを留め具93で固定すると、留め具93は条体部8Aを第2位置X2で固定するように構成されている。
なお、図示はしていないが、留め具93を第1連結部33に固定せず、条体部8Aを保持することで条体部8Aに固定された留め具93を第1連結部33に係止することで条体部8Aを第1連結部33に係止するようにしてもよい。
すなわち、第1係止部91Aは、条体部8Aの延在方向に沿った任意の位置で条体部8Aを解除可能に固定する留め具93であり、条体部8Aを固定した状態で第1連結部33に係止されることで、条体部8Aを第1連結部33に係止するように構成されていてもよい。
そして、第1係止部91Aは、条体部8Aの延在方向に沿った第1位置X1で条体部8Aを固定した状態で第1連結部33に係止されると離間距離Lが第1距離L1となるように第1連結部33と条体部8Aとを係止するように構成されていてもよい。
さらに、第1係止部91Aは、条体部8Aの延在方向に沿った第2位置X2で条体部8Aを固定した状態で第1連結部33に係止されると離間距離Lが第2距離L2となるように第1連結部33と条体部8Aとを係止するように構成されていてもよい。
このような構成によっても、留め具93による固定位置を条体部8Aの延在方向に沿った異なる位置に変更し、条体部8Aを固定した該留め具93を第1連結部33に係止させることで、第1連結部33と第2連結部43との離間距離Lを容易に変更できる。これにより、第1脚部3A及び第2脚部4Aの上端34,44の高さ、すなわち、第1脚部3A及び第2脚部4Aの上端34,44に配置される天板である第1トレー5A及び第2トレー6Aの高さを容易に変更できる。
なお、図1,2に示す一実施形態の折り畳み式テーブル1では、図10に示すように、第1トレー5A及び第2トレー6Aを第1脚部3A及び第2脚部4Aから取り外して重ね、第1脚部3A及び第2脚部4Aを結合部7で回動させて閉じることで、狭い隙間に一実施形態の折り畳み式テーブル1を収納できる。なお、図10は、例えば家具と家具との隙間に折り畳み式テーブル1を収納した状態の一例を示す図である。図示はしていないが、図11,12に示す他の実施形態の折り畳み式テーブル2についても同様に、第1トレー5B及び第2トレー6Bを第1脚部3B及び第2脚部4Bから取り外して重ね、第1脚部3B及び第2脚部4Bを結合部7で回動させて閉じることで、狭い隙間に他の実施形態の折り畳み式テーブル2を収納できる。
(他の実施形態の折り畳み式テーブル2の条体部8について)
図11,12に示す他の実施形態の折り畳み式テーブル2の条体部8Bは、図13,14に示すように帯状の部材である。具体的には、他の実施形態の折り畳み式テーブル2の条体部8Bは、例えば革製のベルトである。なお、他の実施形態の折り畳み式テーブル2の条体部8Bは、撓み変形可能な帯等であってもよく、材料も革に限らず布などであってもよい。
図11,12に示す他の実施形態の折り畳み式テーブル2では、図15及び図16に示すように、第1係止部91Bは、互いに解除可能に結合される一対の結合部材であって、条体部8Bに取り付けられた一対の第1結合部材95と、互いに解除可能に結合される一対の結合部材であって、条体部8Bに取り付けられた一対の第2結合部材96とを含む。具体的には、一対の第1結合部材95及び第2結合部材96は、例えば、それぞれ一組のスナップボタン210である。スナップボタン210は、突部を有する突側スナップ211と、突側スナップ211の突部を着脱可能に保持する凹側スナップ212とを有する。
図15及び図16は、条体部8Bの固定方法について説明するための図である。
図11,12に示す他の実施形態の折り畳み式テーブル2では、図15に示すように、一対の第1結合部材95のスナップボタン210は、一組のスナップボタン210の一方の部材(例えば突側スナップ211)及び他方の部材(例えば凹側スナップ212)がそれぞれ条体部8Bの延在方向に沿って異なる位置で条体部8Bに取り付けられている。第1結合部材95の突側スナップ211と凹側スナップ212とを結合すると条体部8Bによる第1環状部81が形成される。
また、図11,12に示す他の実施形態の折り畳み式テーブル2では、図16に示すように、一対の第2結合部材96のスナップボタン210は、一組のスナップボタン210の一方の部材(例えば突側スナップ211)及び他方の部材(例えば凹側スナップ212)がそれぞれ条体部8Bの延在方向に沿って異なる位置で条体部8Bに取り付けられている。第2結合部材96の突側スナップ211と凹側スナップ212とを結合すると条体部8Bによる第2環状部82が形成される。
なお、図11,12に示す他の実施形態の折り畳み式テーブル2では、図15,16に示すように、条体部8Bの右端側には、一対の第3結合部材97として、一組のスナップボタン210が取り付けられている。一対の第3結合部材97の一組のスナップボタン210の突側スナップ211と凹側スナップ212とを結合すると条体部8Bによる第3環状部83が形成される。
一対の第3結合部材97の一組のスナップボタン210は、条体部8Bを第2連結部43Bに掛け回した状態で第2連結部43Bが第3環状部83を挿通するように一対の第3結合部材97の突側スナップ211と凹側スナップ212とを結合すると、第2連結部43Bと条体部8Bとを係止する。すなわち、図11,12に示す他の実施形態の折り畳み式テーブル2では、第2連結部43と条体部8とを係止する第2係止部92は、第3結合部材97の一組のスナップボタン210である。
図15に示すように、一対の第1結合部材95は、条体部8Bを第1連結部33Bに掛け回した状態で第1連結部33Bが第1環状部81を挿通するように一対の第1結合部材95の突側スナップ211と凹側スナップ212とを結合すると、離間距離Lが第1距離L1となるように第1連結部33Bと条体部8Bとを係止する。
また、図16に示すように、一対の第2結合部材96は、条体部8Bを第1連結部33Bに掛け回した状態で第1連結部33Bが第2環状部82を挿通するように一対の第2結合部材96の突側スナップ211と凹側スナップ212とを結合すると、離間距離Lが第2距離L2となるように第1連結部33Bと条体部8Bとを係止する。
このように図11,12に示す他の実施形態の折り畳み式テーブル2では、一対の第1結合部材95の一方の部材と他方の部材とを結合することで形成する第1環状部81に第1連結部33Bを挿通させるか、一対の第2結合部材96の一方の部材と他方の部材とを結合することで形成する第2環状部82に第1連結部33Bを挿通させるか、によって、第1連結部33Bと第2連結部43Bとの離間距離Lを容易に変更できる。これにより、第1脚部3B及び第2脚部4Bの上端34,44の高さ、すなわち、第1脚部3B及び第2脚部4Bの上端34,44に配置される天板である第1トレー5B及び第2トレー6Bの高さを容易に変更できる。
(第1脚部3Aの第1支柱31A,32A、及び、第2脚部4Aの第2支柱41A,42Aについて)
図1,2に示す一実施形態に係る折り畳み式テーブル1では、第1脚部3Aの第1支柱31A,32A、及び、第2脚部4Aの第2支柱41A,42Aは、それぞれ下端から上端に至る間に、支柱の延在方向に沿った軸線を中心に捩じられている。
具体的には、一対の第1支柱31A,32Aのそれぞれ、及び、一対の第2支柱41A,42Aのそれぞれは、一対の第1支柱31A,32Aのそれぞれ、及び、一対の第2支柱41A,42Aのそれぞれの延在方向から見たときの断面が扁平形状を呈している。
一対の第1支柱31A,32Aのそれぞれ、及び、一対の第2支柱41A,42Aのそれぞれは、下端から交差位置、すなわち結合部7までの区間、及び、結合部7から上端34,44までの区間のそれぞれで延在方向に沿った軸線を中心に90度捩じられている。
以下の説明では、一対の第1支柱31A,32Aのそれぞれ、及び、一対の第2支柱41A,42Aのそれぞれを特に区別する必要がない場合は、第1支柱31A,32A及び第2支柱41A,42Aのそれぞれを単に支柱Pとも呼ぶ。
各支柱Pは、下端側では、支柱Pの延在方向から見たときの扁平形状を呈する断面の幅方向が前後方向を向き、断面の厚さ方向が左右方向の斜め上下方向を向く。
各支柱Pは、結合部7の近傍では、断面の幅方向が左右方向の斜め上下方向を向き、断面の厚さ方向が前後方向を向く。したがって、一対の第1支柱31,32の一方の支柱31と一対の第2支柱41,42の一方の支柱41とは、結合部7において、それぞれの厚さ方向に重なっている。同様に、一対の第1支柱31,32の他方の支柱32と一対の第2支柱41,42の他方の支柱42とは、結合部7において、それぞれの厚さ方向に重なっている。
各支柱Pは、上端側では、支柱Pの延在方向から見たときの扁平形状を呈する断面の幅方向が再び前後方向を向き、断面の厚さ方向が再び左右方向の斜め上下方向を向く。
このように、図1,2に示す一実施形態に係る折り畳み式テーブル1では、それぞれの支柱Pは、扁平形状を呈する断面を有するので、支柱Pに作用する曲げ応力が扁平断面における短軸方向に作用した場合、断面二次モーメントが小さくなるので支柱Pは撓み易くなる。また、支柱Pに作用する曲げ応力が扁平断面における長軸方向に作用した場合、断面二次モーメントが大きくなるので支柱Pは撓み難くなる。
仮に、それぞれの支柱Pが延在方向に沿った軸線を中心に捩じられていない場合、支柱Pの延在方向の全長にわたって、扁平断面における短軸方向が同一方向となる。そのため、支柱Pの上端と下端とに短軸方向の力が作用すると、支柱Pは大きく撓むおそれがある。すなわち、それぞれの支柱Pが延在方向に沿った軸線を中心に捩じられていない場合、支柱Pを曲げようとする力に対する支柱Pの曲げ剛性が、力の作用方向によって大きく異なる。
その点、図1,2に示す一実施形態に係る折り畳み式テーブル1では、それぞれの支柱Pが下端から交差位置、すなわち結合部7までの区間、及び、結合部7から上端までの区間のそれぞれで延在方向に沿った軸線を中心に90度捩じられているので、扁平断面における短軸方向が支柱Pの延在方向に沿った位置によって異なることとなる。これにより、支柱Pを曲げようとする力に対する支柱の曲げ剛性が、力の作用方向によって異なることを抑制できるので、それぞれの支柱Pの強度を向上できる。
(折り畳み式椅子)
図19は、一実施形態に係る折り畳み式椅子10の第1姿勢における斜視図である。図20は、一実施形態に係る折り畳み式椅子10の第2姿勢における斜視図である。
図21は、一実施形態に係る折り畳み式椅子10の第1姿勢における脚部の斜視図である。
説明の便宜上、幾つかの実施形態に係る折り畳み式椅子10の上下方向、左右方向、及び前後方向を、各図に示すように規定する。
なお、一実施形態に係る折り畳み式椅子10についての以下の説明では、上述した幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2の各部と同様の構成については、同じ番号の符号を付し、符号の数字の後に、アルファベットの大文字のCを付して説明する。なお、一実施形態に係る折り畳み式椅子10における、上述した幾つかの実施形態に係る折り畳み式テーブル1,2の各部と同様の構成については、詳細な説明を省略することもある。
図19,20に示す一実施形態に係る折り畳み式椅子10は、スツールとも呼ばれる背もたれのない折り畳み式の椅子である。
一実施形態に係る折り畳み式椅子10は、交差した状態で回動可能に結合された第1脚部3C及び第2脚部4Cと、第1脚部3C及び第2脚部4Cの上部に固定された撓み変形可能な帯状部材300とを備える折り畳み式椅子である。
図21に示すように、一実施形態に係る折り畳み式椅子10の第1脚部3Cは、一対の第1支柱31C,32Cと、一対の第1支柱31C,32Cのそれぞれの上部を連結する第1連結部33Cとを含む。したがって、一対の第1支柱31C,32Cは第1連結部33Cによって一体化されている。
同様に、幾つかの実施形態に係る折り畳み式椅子10の第2脚部4Cは、一対の第2支柱41C,42Cと、一対の第2支柱41C,42Cのそれぞれの上部を連結する第2連結部43Cとを含む。したがって、一対の第2支柱41C,42Cは第2連結部43Cによって一体化されている。
図21に示した一実施形態の折り畳み式椅子10の第1脚部3C及び第2脚部4Cは、例えば金属製のフラットバーを四辺に配した略矩形形状を呈する。上述した一実施形態に係る折り畳み式テーブル1と同様に、一対の第1支柱31C,32C、及び、一対の第2支柱41C,42Cは、それぞれ下端から上端に至る間に、支柱の延在方向に沿った軸線を中心に捩じられている。したがって、一実施形態の折り畳み式椅子10では、一実施形態に係る折り畳み式テーブル1と同様に、それぞれの支柱Pの強度を向上できる。
第1脚部3Cにおける第1連結部33C、及び、第2脚部4Cにおける第2連結部43Cは、それぞれ矩形形状の一対の短辺の一方に相当する。なお、図19,20に示した一実施形態に係る折り畳み式椅子10の第1脚部3C及び第2脚部4Cでは、それぞれ矩形形状の一対の短辺の他方に相当する連結部材によって一対の第1支柱31C,32Cの下部同士、及び、一対の第2支柱41C,42Cの下部同士がそれぞれ連結されている。
なお、図19,20に示す一実施形態に係る折り畳み式椅子10では、一対の第1支柱31C,32C、及び、一対の第2支柱41C,42Cの長さが第1連結部33C、及び、第2連結部43Cの長さよりも長いものとして説明しているが、一対の第1支柱31C,32C、及び、一対の第2支柱41C,42Cの長さは、第1連結部33C、及び、第2連結部43Cの長さと同じか、短くてもよい。
一実施形態に係る折り畳み式椅子10は、結合部7Cを有する。結合部7Cは、一対の第1支柱31C,32Cの一方の支柱31Cと一対の第2支柱41C,42Cの一方の支柱41Cとの交差位置で一方の支柱31C,41C同士を回動可能に結合する。また、結合部7Cは、一対の第1支柱31C,32Cの他方の支柱32Cと一対の第2支柱41C,42Cの他方の支柱42Cとの交差位置で他方の支柱32C,42C同士を回動可能に結合する。このようにして、結合部7Cは、第1脚部3Cと第2脚部4Cとを回動可能に結合する。
したがって、図19,20に示す一実施形態に係る折り畳み式椅子10では、第1連結部33Cと第2連結部43Cとの離間距離Lcを調節することによって第1脚部3C及び第2脚部4Cの上端34,44の高さHcを変更できる。
図22は、前方から見た帯状部材300を模式的に示す図である。図23及び図24は、帯状部材300の固定方法について説明するための図である。
図19,20に示す一実施形態に係る折り畳み式椅子10は、第1連結部33Cと帯状部材300とを係止する第1係止部91Cと、第2連結部43Cと帯状部材300とを係止する第2係止部92Cとを備える。
図21に示すように、一実施形態に係る折り畳み式椅子10では、第1連結部33C及び第2連結部43Cは、結合部7Cよりも上方に設けられている。
帯状部材300は、一実施形態に係る折り畳み式椅子10における座部を構成するとともに、第1連結部33Cと第2連結部43Cとが離間するように結合部7Cで第1脚部3と第2脚部4とが回動する際に発生する張力を負担することで結合部7Cで第1脚部3と第2脚部4とが回動することを禁止する。
詳細は後述するが、一実施形態に係る折り畳み式椅子10では、第1係止部91Cは、第1連結部33Cと第2連結部43Cとの離間距離Lcが第1距離L1となるように第1連結部33Cと帯状部材300とを係止可能であるとともに、離間距離Lcが第1距離L1とは異なる第2距離L2となるように第1連結部33Cと帯状部材300とを係止可能である。
このように、一実施形態に係る折り畳み式椅子10では、一対の第1支柱31C,32Cのそれぞれと一対の第2支柱41C,42Cのそれぞれとの交差位置で結合部7Cによって回動可能に結合されているので、第1連結部33C、及び、第2連結部43Cの高さ(上端34,44の高さHc)は、一対の第1支柱31C,32Cと一対の第2支柱41C,42Cとの交差角度、すなわち第1連結部33Cと第2連結部43Cとの離間距離Lcによって変化する。したがって、一実施形態に係る折り畳み式椅子10では、第1係止部91Cが第1連結部33Cと第2連結部43Cとの離間距離Lcが第1距離L1となるように第1連結部33Cと帯状部材300とを係止することで、上端34,44の高さHcは第1高さH1に設定される。また、第1係止部91Cが第1連結部33Cと第2連結部43Cとの離間距離Lcが第1距離L1とは異なる第2距離L2となるように第1連結部33Cと帯状部材300とを係止することで、上端34,44の高さHcは第1高さH1とは異なる第2高さH2に設定される。
このように、一実施形態に係る折り畳み式椅子10では、上端34,44の高さHcを第1高さH1と、第1高さH1とは異なる第2高さH2とに設定可能であるので、第1連結部33C及び第2連結部43Cに係止される帯状部材300、すなわち座部の高さを変更できる。
図21に示すように、一実施形態に係る折り畳み式椅子10では、第1連結部33Cは、帯状部材300が挿通される挿通孔36aが形成された挿通部36を有する。第2連結部43Cは、帯状部材300が挿通される挿通孔46aが形成された挿通部46を有する。
図22~図24に示すように、一実施形態に係る折り畳み式椅子10では、第1係止部91Cは、係止部材99と、帯状部材300に形成され、係止部材99を保持可能な第1保持部310と、帯状部材300に形成され、挿通孔36aに対する帯状部材300の挿通方向に沿って第1保持部310とは異なる位置で係止部材99を保持可能な第2保持部320とを含む。
一実施形態に係る折り畳み式椅子10では、第2係止部92Cは、係止部材99と、帯状部材300に形成され、係止部材99を保持可能な第3保持部330を含む。
具体的には、係止部材99は、例えば断面形状が円形の棒状の部材である。第1保持部310、第2保持部320、及び第3保持部330は、それぞれ、係止部材99が挿通可能であり、挿通された係止部材99を保持するようにループ状に形成された部位である。
挿通孔36aの高さhは、係止部材99を保持していない第1保持部310、及び、係止部材99を保持していない第2保持部320が挿通可能であるとともに、係止部材99を保持した第1保持部310、及び、係止部材99を保持した第2保持部320が挿通不能となるように設定されている。
同様に、挿通孔46aの高さhは、係止部材99を保持していない第3保持部330が挿通可能であるとともに、係止部材99を保持した第3保持部330が挿通不能となるように設定されている。
一実施形態に係る折り畳み式椅子10では、図23に示すように、第1係止部91Cは、係止部材99を保持した第1保持部310を挿通部36に係止させることで離間距離Lcが第1距離L1となるように第1連結部33Cと帯状部材300とを係止する。
また、一実施形態に係る折り畳み式椅子10では、図24に示すように、第1係止部91Cは、係止部材99を保持した第2保持部320を挿通部36に係止させることで離間距離Lcが第2距離L2となるように第1連結部33Cと帯状部材300とを係止する。
このように、一実施形態に係る折り畳み式椅子10では、係止部材99を保持した第1保持部310を挿通部36に係止させるか、係止部材99を保持した第2保持部320を挿通部36に係止させるか、によって、第1連結部33Cと第2連結部43Cとの離間距離Lcを容易に変更できる。これにより、第1連結部33C及び第2連結部43Cに係止される帯状部材300、すなわち座部の高さを変更できる。
具体的には、帯状部材300の左端に形成された第1保持部310から係止部材99を取り外した状態で、図23の図示左方から第1連結部33Cの挿通孔36aに第1保持部310を挿通させる。そして、図23に示すように、挿通孔36aに挿通させた後の第1保持部310に係止部材99を保持させる。これにより、係止部材99を保持した第1保持部310は、第1連結部33Cの挿通孔36aの通過できず、挿通部36に係止される。
同様にして、第3保持部330を第2連結部43Cの挿通部46に係止することができる。すなわち、帯状部材300の右端に形成された第3保持部330から係止部材99を取り外した状態で、図24の図示右方から第2連結部43Cの挿通孔46aに第3保持部330を挿通させる。そして、図24に示すように、挿通孔46aに挿通させた後の第3保持部330に係止部材99を保持させる。これにより、係止部材99を保持した第3保持部330は、第2連結部43Cの挿通孔46aの通過できず、挿通部46に係止される。
これにより、帯状部材300は、第1連結部33Cと第2連結部43Cとの間に掛け渡された状態で、第1保持部310が第1連結部33Cに固定され、第3保持部330が第2連結部43Cに固定される。
また、帯状部材300の左端に形成された第1保持部310、及び、帯状部材300の下面に形成された第2保持部320から係止部材99を取り外した状態で、図24の図示左方から第1連結部33Cの挿通孔36aに第1保持部310及び第2保持部320を挿通させる。なお、図23に示すように、第1保持部310が図示左方から第1連結部33Cの挿通孔36aにすでに挿通されている場合には、第1保持部310から係止部材99を取り外さなくてもよい。
そして、図24に示すように、挿通孔36aに挿通させた後の第2保持部320に係止部材99を保持させる。これにより、係止部材99を保持した第2保持部320は、第1連結部33Cの挿通孔36aの通過できず、挿通部36に係止される。
なお、図20に示すように、第1保持部310を第1連結部33Cの挿通孔36aに挿通させずに、第2保持部320だけを図24の図示左方から第1連結部33Cの挿通孔36aに挿通させた後、第2保持部320に係止部材99を保持させてもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、図11,12に示す他の実施形態の折り畳み式テーブル2では、第1結合部材95の突側スナップ211と第2結合部材96の突側スナップ211とは異なる部材であり、第1結合部材95の凹側スナップ212と第2結合部材96の凹側スナップ212とは異なる部材であったが、本発明はこれに限定されない。
例えば、第2結合部材96の突側スナップ211を省略してもよい。この場合、第1結合部材95の突側スナップ211と第2結合部材96の凹側スナップ212とを結合させることで条体部8Bによる第2環状部82を形成し、第1連結部33Bを当該第2環状部82に挿通させることで、離間距離Lが第2距離L2となるように第1連結部33Bと条体部8Bとを係止するようにしてもよい。
同様に、例えば、第2結合部材96の凹側スナップ212を省略してもよい。この場合、第1結合部材95の凹側スナップ212と第2結合部材96の突側スナップ211とを結合させることで条体部8Bによる第2環状部82を形成し、第1連結部33Bを当該第2環状部82に挿通させることで、離間距離Lが第2距離L2となるように第1連結部33Bと条体部8Bとを係止するようにしてもよい。
1,2 折り畳み式テーブル(トレーテーブル)
3 第1脚部
4 第2脚部
5 第1トレー
6 第2トレー
7 結合部
8 条体部
10 折り畳み式椅子(スツール)
31,32 第1支柱
33 第1連結部
34,44 上端
36,46 挿通部
36a,46a 挿通孔
41,42 第2支柱
43 第2連結部
55 第1係合部
65 第2係合部
81 第1環状部
82 第2環状部
91 第1係止部
92 第2係止部
93 留め具
95 第1結合部材
96 第2結合部材
99 係止部材
300 帯状部材
310 第1保持部
320 第2保持部

Claims (9)

  1. 交差した状態で回動可能に結合された第1脚部及び第2脚部と、前記第1脚部及び前記第2脚部の上端に配置可能な天板である第1トレー及び第2トレーとを備える折り畳み式テーブルであって、
    前記第1脚部は、一対の第1支柱と、前記一対の第1支柱のそれぞれを連結する第1連結部とを含み、
    前記第2脚部は、一対の第2支柱と、前記一対の第2支柱のそれぞれを連結する第2連結部とを含み、
    前記一対の第1支柱の一方と前記一対の第2支柱の一方との交差位置で前記一対の第1支柱の一方と前記一対の第2支柱の一方とを回動可能に結合し、前記一対の第1支柱の他方と前記一対の第2支柱の他方との交差位置で前記一対の第1支柱の他方と前記一対の第2支柱の他方とを回動可能に結合することで、前記第1脚部と前記第2脚部とを回動可能に結合する結合部と、
    前記第1連結部と前記第2連結部とに係止される撓み変形可能な線状又は帯状の条体部と、
    前記第1連結部と前記条体部とを係止する第1係止部と、
    前記第2連結部と前記条体部とを係止する第2係止部とを備え、
    前記第1連結部及び前記第2連結部は、前記結合部よりも上方に設けられており、
    前記条体部は、前記第1連結部と前記第2連結部とが離間するように前記結合部で前記第1脚部と前記第2脚部とが回動する際に発生する張力を負担することで前記結合部で前記第1脚部と前記第2脚部とが回動することを禁止し、
    前記第1係止部は、前記第1連結部と前記第2連結部との離間距離が第1距離となるように前記第1連結部と前記条体部とを係止可能であるとともに、前記離間距離が前記第1距離とは異なる第2距離となるように前記第1連結部と前記条体部とを係止可能であることを特徴とする折り畳み式テーブル。
  2. 前記第1トレーは、前記離間距離が前記第1距離である場合に、前記第1脚部及び前記第2脚部の上端と係合可能な第1係合部を有し、
    前記第2トレーは、前記離間距離が前記第2距離である場合に、前記第1脚部及び前記第2脚部の上端と係合可能な第2係合部を有することを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式テーブル。
  3. 前記条体部は、線状の部材であり、
    前記第1係止部は、前記条体部の延在方向に沿った任意の位置で前記条体部を解除可能に固定する留め具であり、
    前記留め具は、
    前記第1連結部に固定されていて、前記条体部の延在方向に沿った任意の位置で前記条体部を固定すると前記条体部を前記第1連結部に固定し、
    前記条体部の延在方向に沿った第1位置で前記条体部を固定すると前記離間距離が前記第1距離となるように前記第1連結部と前記条体部とを係止し、
    前記条体部の延在方向に沿った第2位置で前記条体部を固定すると前記離間距離が前記第2距離となるように前記第1連結部と前記条体部とを係止することを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳み式テーブル。
  4. 前記条体部は、線状の部材であり、
    前記第1係止部は、
    前記条体部の延在方向に沿った任意の位置で前記条体部を解除可能に固定する留め具であり、前記条体部を固定した状態で前記第1連結部に係止されることで、前記条体部を前記第1連結部に係止し、
    前記条体部の延在方向に沿った第1位置で前記条体部を固定した状態で前記第1連結部に係止されると前記離間距離が前記第1距離となるように前記第1連結部と前記条体部とを係止し、
    前記条体部の延在方向に沿った第2位置で前記条体部を固定した状態で前記第1連結部に係止されると前記離間距離が前記第2距離となるように前記第1連結部と前記条体部とを係止することを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳み式テーブル。
  5. 前記条体部は、帯状の部材であり、
    前記第1係止部は、互いに解除可能に結合される一対の結合部材であって、前記条体部に取り付けられた一対の第1結合部材と、互いに解除可能に結合される一対の結合部材であって、前記条体部に取り付けられた一対の第2結合部材とを含み、
    前記一対の第1結合部材は、前記一対の第1結合部材の一方の部材及び他方の部材がそれぞれ前記条体部の延在方向に沿って異なる位置で前記条体部に取り付けられ、前記一対の第1結合部材の一方の部材と他方の部材とを結合すると前記条体部による第1環状部を形成させ、
    前記一対の第2結合部材は、前記一対の第2結合部材の一方の部材及び他方の部材がそれぞれ前記条体部の延在方向に沿って異なる位置で前記条体部に取り付けられ、前記一対の第2結合部材の一方の部材と他方の部材とを結合すると前記条体部による第2環状部を形成させ、
    前記一対の第1結合部材は、前記条体部を前記第1連結部に掛け回した状態で前記第1連結部が前記第1環状部を挿通するように前記一対の第1結合部材の一方の部材と他方の部材とを結合すると、前記離間距離が前記第1距離となるように前記第1連結部と前記条体部とを係止し、
    前記一対の第2結合部材は、前記条体部を前記第1連結部に掛け回した状態で前記第1連結部が前記第2環状部を挿通するように前記一対の第2結合部材の一方の部材と他方の部材とを結合すると、前記離間距離が前記第2距離となるように前記第1連結部と前記条体部とを係止することを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳み式テーブル。
  6. 前記一対の第1支柱のそれぞれ及び前記一対の第2支柱のそれぞれは、前記一対の第1支柱のそれぞれ及び前記一対の第2支柱のそれぞれの延在方向から見たときの断面が扁平形状を呈し、下端から前記交差位置までの区間及び該交差位置から上端までの区間のそれぞれで前記延在方向に沿った軸線を中心に90度捩じられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の折り畳み式テーブル。
  7. 交差した状態で回動可能に結合された第1脚部及び第2脚部と、前記第1脚部及び前記第2脚部の上部に固定された撓み変形可能な帯状部材とを備える折り畳み式椅子であって、
    前記第1脚部は、一対の第1支柱と、前記一対の第1支柱のそれぞれの上部を連結する第1連結部とを含み、
    前記第2脚部は、一対の第2支柱と、前記一対の第2支柱のそれぞれの上部を連結する第2連結部とを含み、
    前記一対の第1支柱の一方と前記一対の第2支柱の一方との交差位置で前記一対の第1支柱の一方と前記一対の第2支柱の一方とを回動可能に結合し、前記一対の第1支柱の他方と前記一対の第2支柱の他方との交差位置で前記一対の第1支柱の他方と前記一対の第2支柱の他方とを回動可能に結合することで、前記第1脚部と前記第2脚部とを回動可能に結合する結合部と、
    前記第1連結部と前記帯状部材とを係止する第1係止部と、
    前記第2連結部と前記帯状部材とを係止する第2係止部とを備え、
    前記帯状部材は、
    前記第1連結部及び前記第2連結部の上端を経由して前記第1連結部と前記第2連結部との間に掛け渡され、前記第1連結部及び前記第2連結部の下端を経由して前記第1連結部と前記第2連結部との間に掛け渡されてはおらず、
    折り畳み式椅子における座部を構成するとともに、前記第1連結部と前記第2連結部とが離間するように前記結合部で前記第1脚部と前記第2脚部とが回動する際に発生する張力を負担することで前記結合部で前記第1脚部と前記第2脚部とが回動することを禁止し、
    前記第1係止部は、前記第1連結部と前記第2連結部との離間距離が第1距離となるように前記第1連結部と前記帯状部材とを係止可能であるとともに、前記離間距離が前記第1距離とは異なる第2距離となるように前記第1連結部と前記帯状部材とを係止可能であることを特徴とする折り畳み式椅子。
  8. 交差した状態で回動可能に結合された第1脚部及び第2脚部と、前記第1脚部及び前記第2脚部の上部に固定された撓み変形可能な帯状部材とを備える折り畳み式椅子であって、
    前記第1脚部は、一対の第1支柱と、前記一対の第1支柱のそれぞれの上部を連結する第1連結部とを含み、
    前記第2脚部は、一対の第2支柱と、前記一対の第2支柱のそれぞれの上部を連結する第2連結部とを含み、
    前記一対の第1支柱の一方と前記一対の第2支柱の一方との交差位置で前記一対の第1支柱の一方と前記一対の第2支柱の一方とを回動可能に結合し、前記一対の第1支柱の他方と前記一対の第2支柱の他方との交差位置で前記一対の第1支柱の他方と前記一対の第2支柱の他方とを回動可能に結合することで、前記第1脚部と前記第2脚部とを回動可能に結合する結合部と、
    前記第1連結部と前記帯状部材とを係止する第1係止部と、
    前記第2連結部と前記帯状部材とを係止する第2係止部とを備え、
    前記帯状部材は、折り畳み式椅子における座部を構成するとともに、前記第1連結部と前記第2連結部とが離間するように前記結合部で前記第1脚部と前記第2脚部とが回動する際に発生する張力を負担することで前記結合部で前記第1脚部と前記第2脚部とが回動することを禁止し、
    前記第1係止部は、前記第1連結部と前記第2連結部との離間距離が第1距離となるように前記第1連結部と前記帯状部材とを係止可能であるとともに、前記離間距離が前記第1距離とは異なる第2距離となるように前記第1連結部と前記帯状部材とを係止可能であり、
    前記第1連結部は、前記帯状部材が挿通される挿通孔が形成された挿通部を有し、
    前記第1係止部は、係止部材と、前記帯状部材に形成され、前記係止部材を保持可能な第1保持部と、前記帯状部材に形成され、前記挿通孔に対する前記帯状部材の挿通方向に沿って前記第1保持部とは異なる位置で前記前記係止部材を保持可能な第2保持部とを含み、
    前記挿通孔の高さは、前記係止部材を保持していない前記第1保持部、及び、前記係止部材を保持していない前記第2保持部が挿通可能であるとともに、前記係止部材を保持した前記第1保持部、及び、前記係止部材を保持した前記第2保持部が挿通不能となるように設定され、
    前記第1係止部は、
    前記係止部材を保持した前記第1保持部を前記挿通部に係止させることで前記離間距離が前記第1距離となるように前記第1連結部と前記帯状部材とを係止し、
    前記係止部材を保持した前記第2保持部を前記挿通部に係止させることで前記離間距離が前記第2距離となるように前記第1連結部と前記帯状部材とを係止することを特徴とする折り畳み式椅子。
  9. 交差した状態で回動可能に結合された第1脚部及び第2脚部と、前記第1脚部及び前記第2脚部の上部に固定された撓み変形可能な帯状部材とを備える折り畳み式椅子であって、
    前記第1脚部は、一対の第1支柱と、前記一対の第1支柱のそれぞれの上部を連結する第1連結部とを含み、
    前記第2脚部は、一対の第2支柱と、前記一対の第2支柱のそれぞれの上部を連結する第2連結部とを含み、
    前記一対の第1支柱の一方と前記一対の第2支柱の一方との交差位置で前記一対の第1支柱の一方と前記一対の第2支柱の一方とを回動可能に結合し、前記一対の第1支柱の他方と前記一対の第2支柱の他方との交差位置で前記一対の第1支柱の他方と前記一対の第2支柱の他方とを回動可能に結合することで、前記第1脚部と前記第2脚部とを回動可能に結合する結合部と、
    前記第1連結部と前記帯状部材とを係止する第1係止部と、
    前記第2連結部と前記帯状部材とを係止する第2係止部とを備え、
    前記帯状部材は、折り畳み式椅子における座部を構成するとともに、前記第1連結部と前記第2連結部とが離間するように前記結合部で前記第1脚部と前記第2脚部とが回動する際に発生する張力を負担することで前記結合部で前記第1脚部と前記第2脚部とが回動することを禁止し、
    前記第1係止部は、前記第1連結部と前記第2連結部との離間距離が第1距離となるように前記第1連結部と前記帯状部材とを係止可能であるとともに、前記離間距離が前記第1距離とは異なる第2距離となるように前記第1連結部と前記帯状部材とを係止可能であり、
    前記一対の第1支柱のそれぞれ及び前記一対の第2支柱のそれぞれは、前記一対の第1支柱のそれぞれ及び前記一対の第2支柱のそれぞれの延在方向から見たときの断面が扁平形状を呈し、下端から前記交差位置までの区間及び該交差位置から上端までの区間のそれぞれで前記延在方向に沿った軸線を中心に90度捩じられていることを特徴とする折り畳み式椅子。
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