JP7078254B2 - 3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御可能な情報処理装置、情報処理装置を用いた方法、プログラム、及び蓄電システム - Google Patents

3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御可能な情報処理装置、情報処理装置を用いた方法、プログラム、及び蓄電システム Download PDF

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Description

本発明は、3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御可能な情報処理装置、情報処理装置を用いた方法、プログラム、及び蓄電システムに関するものである。
従来、ソーラーパネルを用いて、発生させた電力を蓄電する蓄電システムを備えたガレージが提供されている。
蓄電ユニットを備えることで、ガレージ内の電気機器等に、電力系統から切り離された独立した電源を提供することができる。そのため、ガレージ内で電動バイクのバッテリーを充電したり、携帯電話のバッテリーを充電することができ、便宜である。
特開2016-210603号公報
例えば、特許文献1では、太陽光発電システムを有し、当該太陽光発電システムによって発電された電力を蓄える蓄電池を備え、水や食料等の災害対策品、及び電動バイク等の小型の電動移動機器が収納される。そして、太陽光発電システムによって発電された電力によって、小型バイクや携帯電話やスマートフォンのバッテリーを常時充電可能な、機動力を保管した災害対策用倉庫の構成が開示されている。
ところで、充電・放電を繰り返す蓄電池は、一般的に、「放電」→「放電深度(Depth of discharge)が浅い状態で、充電」というサイクルを繰り返す方が、蓄電池へのダメージが少なく、繰り返して使用可能な回数を伸ばすことが可能となる。
しかしながら、従来のガレージや災害対策用倉庫等の種々の用途に用いられる蓄電システムは、充電・放電を制御することなく、蓄電池を使用する構成であるため、電力の使用状況によっては、「放電」→「放電深度が深い状態で、充電」というサイクルを繰り返してしまう。あるいは、「放電」→「完全に放電した状態で、充電」というサイクルを繰り返してしまう。
そこで、本発明は、上述の課題を解決するため、3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御可能な情報処理装置、情報処理装置を用いた方法、プログラム、及び蓄電システムを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、
照射された光により直流電力を発生させるソーラーパネルと、
前記直流電力を充電する3つ以上の蓄電池を備えた蓄電池部と、
入力された前記直流電力を交流電力に変換して出力する変換部と、
前記ソーラーパネルと各前記蓄電池との電路を開閉可能な第1スイッチ部と、
各前記蓄電池と変換部との電路を開閉可能な第2スイッチ部と、
前記直流電力を各前記蓄電池に充電させる際の電流を測定する第1電流測定部と、
前記直流電力を前記変換部に入力させる際の電流を測定する第2電流測定部と、
各前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、を備えた蓄電システムに係る前記3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置であって、
前記情報処理装置は、
各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定し、
前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電させ、
充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電させ、
待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させる処理を行う制御手段を有する、3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置とした。
請求項2の発明は、
前記情報処理装置は、
各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定し、
前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電を開始させ、
充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電を開始させ、
待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させ、
放電回路に係る前記蓄電池の放電、あるいは、充電回路に係る前記蓄電池の蓄電が完了すると、当該蓄電池の残存電力量と待機回路に係る前記蓄電池の残存電力量とを比較し、
残存電力量に応じて、一方の前記蓄電池を放電回路あるいは充電回路、他方の前記蓄電池を待機回路と決定し、
放電回路、あるいは充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電、あるいは充電を開始させ、
待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させる制御手段を有する、請求項1に記載の3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置とした。
請求項3の発明は、
前記制御手段が、各前記蓄電池についての残存電力量に応じた、放電回路、充電回路、又は待機回路の前記決定について、残存電力量が一番多い前記蓄電池を放電回路と決定し、残存電力量が一番少ない前記蓄電池を充電回路と決定し、それら以外の前記蓄電池を待機回路と決定する、請求項2に記載の3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置とした。
また、請求項4の発明は、
前記制御手段が、各前記蓄電池の残存電力量が減少して、全ての前記蓄電池の残存電力量が、所定の値に達した場合には、放電を中止する、請求項1~3のいずれかに記載の3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置とした。
また、請求項5の発明は、
照射された光により直流電力を発生させるソーラーパネルと、
前記直流電力を充電する3つ以上の蓄電池を備えた蓄電池部と、
入力された前記直流電力を交流電力に変換して出力する変換部と、
前記ソーラーパネルと各前記蓄電池との電路を開閉可能な第1スイッチ部と、
各前記蓄電池と変換部との電路を開閉可能な第2スイッチ部と、
前記直流電力を各前記蓄電池に充電させる際の電流を測定する第1電流測定部と、
前記直流電力を前記変換部に入力させる際の電流を測定する第2電流測定部と、
各前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、を備えた蓄電システムに係る前記3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置を用いた方法であって、
前記情報処理装置は、
各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定するステップと、
前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電させ、
充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電させ、
待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させるステップを行う、方法とした。
また、請求項6の発明は、
照射された光により直流電力を発生させるソーラーパネルと、
前記直流電力を充電する3つ以上の蓄電池を備えた蓄電池部と、
入力された前記直流電力を交流電力に変換して出力する変換部と、
前記ソーラーパネルと各前記蓄電池との電路を開閉可能な第1スイッチ部と、
各前記蓄電池と変換部との電路を開閉可能な第2スイッチ部と、
前記直流電力を各前記蓄電池に充電させる際の電流を測定する第1電流測定部と、
前記直流電力を前記変換部に入力させる際の電流を測定する第2電流測定部と、
各前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、を備えた蓄電システムに係る前記3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置に手順を実行させるプログラムであって、
前記情報処理装置に、
各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定し、
前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電させ、
充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電させ、
待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させる処理を行う制御手段として機能させる、プログラムとした。
また、請求項7の発明は、
照射された光により直流電力を発生させるソーラーパネルと、
前記直流電力を充電する3つ以上の蓄電池を備えた蓄電池部と、
入力された前記直流電力を交流電力に変換して出力する変換部と、
前記ソーラーパネルと各前記蓄電池との電路を開閉可能な第1スイッチ部と、
各前記蓄電池と変換部との電路を開閉可能な第2スイッチ部と、
前記直流電力を各前記蓄電池に充電させる際の電流を測定する第1電流測定部と、
前記直流電力を前記変換部に入力させる際の電流を測定する第2電流測定部と、
各前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、
各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定し、
前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電させ、
充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電させ、
待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させる処理を行う制御手段と、を備えた、蓄電システムとした。
本発明によれば、3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する構成とすることによって、各蓄電池の充電・放電を個別に管理し、最適な蓄電システムを提供することができる。
また、各蓄電池の充電・放電を個別に管理することによって、各蓄電池について、充電と放電の両方の役割を持たせることができる。そして、充電と放電のバランスについてもコントロールすることができる。
その結果、災害時等の電力供給が遮断された有事の際には、放電しながら充電することも可能になり、長時間継続的に電力を供給することができ、便宜である。
本発明の実施の形態例1の蓄電システムの全体を示す概念図である。 本発明の実施の形態例1の蓄電システムの情報処理装置と他の機器との接続状況を示す概念図である。 本発明の実施の形態例1の蓄電システムの情報処理装置の全体的な構成を例示的に示す概念図である。 本発明の実施の形態例1の蓄電システムにおける蓄電池の残存電力量と開放電圧との関係を示した説明図である。 本発明の実施の形態例1の蓄電システムの情報処理装置のHDの回路種類・残存電力量情報記憶領域の構造を模式的に示した図である。 本発明の実施の形態例1の蓄電システムの動作の流れを示す流れ図である。 本発明の実施の形態例1の蓄電システムの動作の流れを示す流れ図である
(実施の形態例1)
以下、本発明の実施の形態例1を図1~図7に基づいて説明する。
図1は実施の形態例1の蓄電システムGの全体を示す概念図である。
<蓄電システムGの構成>
蓄電システムGは、主としてソーラーパネル1、チャージコントローラ2、蓄電池部3、インバータ4(変換部の一例)、情報処理装置5から構成されている。
ソーラーパネル1は、PVパネル(=Photovoltaicパネル)とも呼ばれ、太陽電池を利用して、照射された光により直流電力を発生させ、発生させた直流電力を出力する。ソーラーパネル1は、例えば、太陽から照射された光を受けやすいように建物の屋根の上や架台を用いて地面に設置される。
ソーラーパネル1に使用する太陽電池は、単結晶、あるいは多結晶のシリコン太陽電池である。なお、ソーラーパネル1に使用する太陽電池は、この構成に限定されるものではなく、例えば、アモルファス(=非晶質)のシリコン太陽電池であっても良く、GaAs、CdTeといった薄膜(化合物)系太陽電池や色素増感型太陽電池を用いる構成としても良い。
チャージコントローラ2(=充電コントローラ)は、例えば、回路であって、蓄電池部3の蓄電池31に充電する直流電力の充電電圧および充電電流を制御する。また、チャージコントローラ2は、蓄電池部3の蓄電池31の過充電の防止、蓄電池部3の蓄電池31に対する電流の逆流の防止、蓄電池部3の蓄電池31の残量の検出、及びソーラーパネル1の発電量の検出等の機能を備える。
蓄電池部3では、一般的な蓄電池31が使用されており、本実施の形態例では、蓄電容量について、1.44(kWh)のものを2直列3並列で6個使用し、放電深度30パーセントで2000サイクル使用できるものが採用されている。また、本実施の形態例では、直列になった2個の蓄電池31を1ユニット(=単位)として、情報処理装置5(後述)に、「ユニットA」、「ユニットB」、「ユニットC」と、1ユニット毎に制御される。なお、蓄電池31の種類は特に限定されない。例えば、蓄電池31として、リチウムイオン電池、ニッケル、水素電池、ニカド電池、又は鉛電池を用いる構成としても良い。
インバータ4は、入力された直流電力を交流電力に変換して出力する。本実施の形態例では、変換後の交流電力の定格出力は、1500(W)である。そして、インバータ4には、変換後の交流電力を外部に出力させるため、コンセント41が設けられている。本実施の形態例では、変換後の交流電圧は、100(V)で出力される。そのため、このコンセント41に、電源タップ等を介して、任意の機械や器具の電源プラグ(図示省略)を接続することで、これらの機械や器具に電力を供給することができる。
そして、チャージコントローラ2に、ソーラーパネル1から出力された直流電力を蓄電池部3の蓄電池31に充電させるため、ソーラーパネル1とチャージコントローラ2は、ソーラーパネル用電線ケーブル7によって電気的に接続されている。
そして、チャージコントローラ2に、ソーラーパネル1から出力された直流電力を蓄電池部3の蓄電池31に充電させるため、チャージコントローラ2と蓄電池部3の蓄電池31は、上述した蓄電池31の1ユニット毎に3並列に分岐した電路で、蓄電池接続用電線ケーブル8によって電気的に接続されている。
また、蓄電池部3の蓄電池31から放電された直流電力をインバータ4に入力させるため、蓄電池部3の蓄電池31とインバータ4は、上述した蓄電池31の1ユニット毎に3並列に分岐した電路で、蓄電池接続用電線ケーブル8によって電気的に接続されている。
また、チャージコントローラ2と1ユニット毎の蓄電池31を接続する、3並列に分岐した各電路には、適宜の箇所にスイッチ91、92、93(第1スイッチ部の一例)が設けられている。このスイッチ91、92,93は、自身が設けられた電路を開閉することができる。
また、1ユニット毎の蓄電池31とインバータ4を接続する、3並列に分岐した各電路には、適宜の箇所にスイッチ101,102,103(第2スイッチ部の一例)が設けられている。このスイッチ101,102,103は、自身が設けられた電路を開閉することができる。
また、上述したように、チャージコントローラ2と蓄電池部3の蓄電池31は、上述した蓄電池31の1ユニット毎に3並列で、蓄電池接続用電線ケーブル8によって電気的に接続されている。このチャージコントローラ2と蓄電池31を接続する電路中で、チャージコントローラ2から3並列に分岐する前の適宜の箇所に抵抗11が直列に設けられている。抵抗11は、いわゆるシャント抵抗である。図2に示すように、抵抗11の両端は、A/Dコンバータ等の増幅回路111を介して、情報処理装置5と接続されている。増幅回路111は、抵抗11の両端の電位差を計測し、電位差に係るアナログ信号を増幅して、デジタル信号に変換して出力する。情報処理装置5は、受信した電位差に係るデジタル信号に基づいて、抵抗11に流れる電流を算出する。そして、抵抗11に流れる電流を算出することで、蓄電池31に充電する際の電流(=充電電流)を算出することができる。従って、「抵抗11」、「増幅回路111」及び「情報処理装置5」で第1電流測定部の一例に相当する。
また、上述したように、蓄電池部3の蓄電池31とインバータ4は、上述した蓄電池31の1ユニット毎に3並列で、蓄電池接続用電線ケーブル8によって電気的に接続されている。この蓄電池31とインバータ4を接続する電路中で、3並列に分岐した電路が1つに結合した後からインバータ4までの適宜の箇所に抵抗12が直列に設けられている。抵抗12は、いわゆるシャント抵抗である。図2に示すように、抵抗12の両端は、A/Dコンバータ等の増幅回路121を介して、情報処理装置5と接続されている。増幅回路121は、抵抗12の両端の電位差を計測し、電位差に係るアナログ信号を増幅して、デジタル信号に変換して出力する。情報処理装置5は、受信した電位差に係るデジタル信号に基づいて、抵抗12に流れる電流を算出する。そして、抵抗12に流れる電流を算出することで、インバータに入力する際の電流(=放電電流)を算出することができる。従って、「抵抗12」、「増幅回路121」及び「情報処理装置5」で第2電流測定部の一例に相当する。
なお、本実施の形態例では、チャージコントローラ2と蓄電池31を接続する電路中で、チャージコントローラ2から3並列に分岐する前の適宜の箇所に抵抗11を設ける構成を示した。また、蓄電池31とインバータ4を接続する電路中で、3並列に分岐した電路が1つに結合した後からインバータ4までの適宜の箇所に抵抗12を設ける構成を示した。しかし、抵抗11や抵抗12を設ける位置は、これらの構成に限定されるものではない。例えば、チャージコントローラ2と蓄電池31を接続する電路中で、チャージコントローラ2から3並列に分岐した後の各電路の適宜の箇所に、夫々抵抗11を設ける構成としても良い。また、蓄電池31とインバータ4を接続する電路中で、3並列に分岐した各電路の適宜の箇所に、夫々抵抗12を設ける構成としても良い。
また、上述したように、チャージコントローラ2と蓄電池部3の蓄電池31は、上述した蓄電池31の1ユニット毎に3並列で、蓄電池接続用電線ケーブル8によって電気的に接続されている。また、上述したように、蓄電池部3の蓄電池31とインバータ4は、上述した蓄電池31の1ユニット毎に3並列で、蓄電池接続用電線ケーブル8によって電気的に接続されている。これらの蓄電池31の1ユニット毎に3並列で分岐した各電路の適宜の箇所に、並列に夫々電圧計131、132、133(電圧測定部の一例)が接続されている。このように、1ユニット毎に3並列で分岐した各電路の適宜の箇所に、夫々電圧計131、132、133が接続されていることによって、電圧計131、132、133のいずれかが接続された電路上の1ユニットの蓄電池31の電圧を測定することができる。
なお、電圧計131、132、133が電路上に並列に接続される位置は、チャージコントローラ2から蓄電池部3の蓄電池31までの、蓄電池31の1ユニット毎に3並列で分岐した各電路の適宜の箇所であっても良いし、蓄電池部3の蓄電池31からインバータ4までの、蓄電池31の1ユニット毎に3並列で分岐した各電路の適宜の箇所であっても良く、電圧計131、132、133が接続された電路上の1ユニットの蓄電池31の電圧を測定することができる位置であれば良い。
<情報処理装置5の構成>
情報処理装置5は、抵抗11の両端の電位差、抵抗12の両端の電位差、1ユニット毎の蓄電池31の電圧を受信して、これらの情報に基づいて、1ユニット毎の蓄電池31の充電・放電を制御等する。情報処理装置5は、図3に示すように、CPU51(制御手段の一例)、RAM52、ROM53、HD54、ディスプレイ55、入力手段56、計時手段57、インタフェイス58、これらの機器を接続するバス59を有している。
図2に示すように、情報処理装置5のインタフェイス58は、電線14を通じて、抵抗11の両端及び抵抗12の両端と、増幅回路111又は増幅回路121を介して電気的に接続されている。そのため、情報処理装置5は、抵抗11の両端の電位差に係るデジタル信号を受信することができる。そして、情報処理装置5は、抵抗11の両端の電位差に係るデジタル信号に基づいて、抵抗11に流れる電流を算出することができる。また、情報処理装置5は、抵抗12の両端の電位差に係るデジタル信号を受信することができる。そして、情報処理装置5は、抵抗12の両端の電位差に係るデジタル信号に基づいて、抵抗12に流れる電流を算出することができる。
情報処理装置5のインタフェイス58は、電線14を通じて、蓄電池31の1ユニット毎に3並列で分岐した各電路の適宜の箇所に接続された、各電圧計131、132、133と、A/Dコンバータ等の増幅回路134を介して電気的に接続されている。そのため、情報処理装置5は、各ユニットの蓄電池31の夫々の電圧に係るデジタル信号を受信することができる。
情報処理装置5のインタフェイス58は、電線14を通じて、チャージコントローラ2と1ユニット毎の蓄電池31を接続する3並列に分岐した各電路の適宜の箇所に設けられた、スイッチ91、92、93と電気的に接続されている。そのため、情報処理装置5は、スイッチ91、92、93の開閉を制御することができる。
情報処理装置5のインタフェイス58は、電線14を通じて、1ユニット毎の蓄電池31とインバータ4を接続する3並列に分岐した各電路の適宜の箇所に設けられた、スイッチ101、102、103と電気的に接続されている。そのため、情報処理装置5は、スイッチ101、102、103の開閉を制御することができる。
CPU(=Central Processing Unit)51は、HD54等に記憶されているアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)や制御プログラム等を実行し様々な機能を実現する。また、RAM52にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に記憶させる。
特に、CPU51は、抵抗11の両端の電位差に係るデジタル信号を受信すると、抵抗11の両端の電位差に係るデジタル信号に基づいて、抵抗11に流れる電流を算出することによって、蓄電池31に充電する際の電流(=充電電流)を算出する。
また、CPU51は、抵抗12の両端の電位差に係るデジタル信号を受信すると、抵抗12の両端の電位差に係るデジタル信号に基づいて、抵抗12に流れる電流を算出することによって、インバータ4に入力する際の電流(=放電電流)を算出する。
また、CPU51は、起動時等に、スイッチ91、92、93及びスイッチ101、102、103を全て開放させて、1ユニット毎の蓄電池31の夫々に負荷が何も接続されていない状態にする。CPU51は、この開放状態で各電圧計131、132、133によって測定された、1ユニット毎の蓄電池31の電圧に係るデジタル信号を受信する。
ところで、図4に示すように、負荷が何も接続されてない状態、即ち開放状態での蓄電池の電圧と、当該蓄電池に残存している電力量には、相関関係があることが知られている。
即ち、「X=残存電力量、Y=開放電圧」とすると、「X=(Y-23.3)×0.4」の式1で表わすことができ、蓄電池の開放電圧が基づいて、当該蓄電池の残存電力量を求めることができる。
例えば、2個の蓄電池31が直列に配置されている、1ユニットの蓄電池31の開放電圧が、「25.1(V)」の場合には、当該1ユニットの蓄電池31の残存電力量は、「70(%)」と求めることができる。あるいは、1ユニットの蓄電池31の開放電圧が、「24.1(V)」の場合には、当該1ユニットの蓄電池31の残存電力量は、「30(%)」と求めることができる。
CPU51は、開放状態で各電圧計131、132、133によって測定された、1ユニット毎の蓄電池31の電圧を受信すると、この開放電圧と残存電力量との相関関係に係る式1を用いて、ユニットA、ユニットB、ユニットCといった各ユニットの残存電力量を求め、図5(a)の「起動時の残存電力量」に示すように、回路種類・残存電力量情報記憶領域541に記憶させる。
また、CPU51は、残存している電力量が一番多いユニットについて、負荷に放電する「放電回路」と決定し、残存している電力量が一番少ないユニットについて、電力を充電する「充電回路」と決定し、それら以外のユニットについて、充電も放電も行わずに待機する「待機回路」と決定する。そして、CPU51は、図5(a)の「プロセス1」に示すように、ユニット毎に、決定した回路の種類を、回路種類・残存電力量情報記憶領域541に記憶させる。
CPU51は、「放電回路」と決定したユニットについて、スイッチ91、92、93のいずれかと、スイッチ101、102、103のいずれかを開閉させて、以下の通り放電を行わせる。抵抗12の両端の電位差に基づいて算出された「放電電流」と、電圧計131、132、133のいずれかによって測定された、当該ユニットに係る蓄電池31の「蓄電池電圧」と、計時手段57によって計測された「放電時間」を監視しながら、放電電流を積分して放電分の電力量を算出し、当該ユニットに係る蓄電池31の残存している電力量が所定の値になるまで放電を行わせる。
例えば、ユニットAが、「放電回路」に決定した場合、CPU51は、スイッチ91を開放状態にし、スイッチ101を閉鎖状態にする。
そして、ユニットに係る蓄電池31の残存電力量100%時の容量が、「2880Wh」(=24(V)×120(Ah))であり、開放電圧に基づく当該ユニットAに係る蓄電池31の残存している電力量が、90%の「2592(Wh)」の場合に、「放電電流」、「蓄電池電圧」、「放電時間」を監視しながら、放電電流を積分して放電分の電力量を算出し、ユニットAに係る蓄電池31の残存している電力量が、80%の「2304(Wh)」になるまで放電を行わせる。
なお、開放電圧に基づく蓄電池31に残存している電力量と、放電後に当該蓄電池に残存している電力量は、以下の式2で表わすことができる。
開放電圧に基づく蓄電池31の残存電力量(今回は、2592(Wh))-(放電電流×蓄電池電圧×放電時間)=2880(Wh)×0.8=2304(Wh)
そしてCPU51は、ユニットAに係る蓄電池31の残存している電力量が所定の値「2304(Wh)」になった場合には、スイッチ101を開放し、放電を終了させる。
また、CPU51は、「充電回路」と決定したユニットについて、スイッチ91、92、93のいずれかと、スイッチ101、102、103のいずれかを開閉させて、以下の通り充電を行わせる。抵抗11の両端の電位差に基づいて算出された「充電電流」と、電圧計131、132、133のいずれかによって測定された、当該ユニットに係る蓄電池31の「蓄電池電圧」と、計時手段57によって計測された「充電時間」を監視しながら、充電電流を積分して充電分の電力量を算出し、当該ユニットに係る蓄電池31の残存している電力量が所定の値になるまで充電を行わせる。
例えば、ユニットCが、「充電回路」に決定した場合、CPU51は、スイッチ93を閉鎖状態にし、スイッチ103を開放状態にする。
そして、ユニットに係る蓄電池31の残存電力量100%時の容量が、「2880Wh」(=24(V)×120(Ah))であり、開放電圧に基づく当該ユニットCに係る蓄電池31の残存している電力量が、80%の「2304(Wh)」の場合に、「充電電流」、「蓄電池電圧」、「充電時間」を監視しながら、充電電流を積分して充電分の電力量を算出し、ユニットCに係る蓄電池31の残存している電力量が、90%の「2592(Wh)」になるまで充電を行わせる。
なお、開放電圧に基づく蓄電池31に残存している電力量と、充電後に当該蓄電池に残存している電力量は、以下の式3で表わすことができる。
開放電圧に基づく蓄電池31残存電力量(今回は、2304(Wh))+(充電電流×蓄電池電圧×充電時間)=2880(Wh)×0.9=2592(Wh)
そしてCPU51は、ユニットCに係る蓄電池31の残存している電力量が所定の値「2592(Wh)」になった場合には、スイッチ93を開放し、充電を終了させる。
また、CPU51は、「待機回路」と決定したユニットについて、スイッチ91、92、93のいずれかと、スイッチ101、102、103のいずれかを開放させて、当該ユニットについて、負荷が何も接続されていない開放状態にする。
CPU51は、開放状態で各電圧計131、132、133のいずれかによって測定された、「待機回路」と決定したユニットの蓄電池31の電圧を受信すると、上述した開放電圧と残存電力量との相関関係に係る式1を用いて、当該ユニットの残存電力量を求め、回路種類・残存電力量情報記憶領域541に記憶させる。
例えば、ユニットBが、「待機回路」に決定した場合、CPU51は、スイッチ92及びスイッチ102を開放させて、ユニットBについて、負荷が何も接続されていない開放状態にする。
そして、CPU51は、開放状態で電圧計132によって測定された、ユニットBの蓄電池31の電圧を受信すると、上述した開放電圧と残存電力量との相関関係に係る式1を用いて、ユニットBの残存電力量を85%の「2448(Wh)」と求める。
また、CPU51は、「放電回路」に係る第1のユニットの放電が完了すると(あるいは、「充電回路」に係る第1のユニットの充電が完了すると)、第1のユニットの残存電力量と、「待機回路」に係る第2のユニットの残存電力量を比較する。そして残存電力量に応じて、一方のユニットを「放電回路」(あるいは「充電回路」)と決定し、放電(あるいは充電)を開始する。また、他方のユニットを待機回路と決定し、当該ユニットの開放状態での電圧を測定する。この間、第3のユニットでは、充電(あるいは、放電)を継続中である。
そして、CPU51は、第3のユニットの充電(あるいは、放電)が完了すると、第3のユニットの残存電力量と、「待機回路」に係るユニットの残存電力量を比較する。そして残存電力量に応じて、一方のユニットを「充電回路」(あるいは「放電回路」)と決定し、充電(あるいは、放電)を開始する。また、他方のユニットを待機回路と決定し、当該ユニットの開放状態での電圧を測定する。以降、このプロセスを繰り返す。
そして、「プロセス」を繰り返し実行していくうちに、各ユニットの残存電力量が減少し、ユニットA、ユニットB、ユニットCのすべての残存電力量が、所定の値に達した場合、例えば、70%の「2016(Wh)」に達した場合、CPU51は、放電を中止させる。
RAM(=Random Access Memory)52は各種データ、プログラム等を一時的に記憶するためのものであり、CPU51の主メモリ、ワークエリア等として機能する。ROM(=Read Only Memory)53は、内部に基本I/Oプログラム等のプログラム、基本処理において使用する各種データ等を記憶する。
HD(=ハードディスク)54は補助記憶装置であり、大容量メモリとして機能する。HD54には、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム等を記憶する。
また、HD54には、回路種類・残存電力量情報記憶領域541が設けられている。この回路種類・残存電力量情報記憶領域541には、図5に示すように、蓄電池31のユニット毎に(ユニットA、ユニットB、ユニットC)区分けされ、決定された回路の種類、電圧、残存電力量が、蓄電システムGの起動時、各プロセスといった時系列に沿って記憶される。
ディスプレイ55は、表示手段としての役割を果たし、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRT、プラズマディスプレイであり、入力手段56から入力されたコマンドや、それに対する情報処理装置5の応答出力等を表示するものである。また、ディスプレイ55は、蓄電池31のユニット毎の回路の種類(「放電回路」、「充電回路」、「待機回路」)や、残存電力量等を表示する。
入力手段56は、例えば、キーボードやポインティングデバイス(マウス等)、タッチパネルである。作業者等のユーザは入力手段56を用いて、情報処理装置5に対して、情報処理装置5を制御する命令等を入力指示する。
計時手段57は、例えば、時間を計測可能なストップウォッチである。
58はインタフェイスであり、このインタフェイス58を介して情報処理装置5は、他の装置や機器との情報や命令のやり取りを行う。バス59は、情報処理装置5内のデータの流れを司るものである。
尚、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアにより、ハードウェア装置の代替として構成することもできる。そのため例えば、情報処理装置5を、プロセッサーが含まれた小型の集積回路等によって実現しても良い。
本実施の形態例では、本実施の形態例に係るプログラム及び関連データを直接RAM52等にロードして実行させる例を示しているが、これ以外にも、本実施の形態例に係るプログラムを動作させる度に、既にプログラムがインストールされているHD54にロードするようにしてもよい。また、本実施の形態例に係るプログラムをROM53に記憶しておき、これをメモリマップの一部をなすように構成し、直接CPU51で実行することも可能である。
また、本実施の形態例では、説明の便宜のため、情報処理装置5を1つの装置で実現した構成について述べているが、複数の装置にリソースを分散した構成によって実現してもよい。例えば、記憶や演算のリソースを複数の装置に分散した形に構成してもよい。或いは、情報処理装置5上で仮想的に実現される構成要素毎にリソースを分散し、並列処理を行うようにしてもよい。
蓄電システムGは、図1に示すように、上述した機器以外に、落雷等によるサージの影響から蓄電システムを保護するサージアブソーバや、蓄電池の温度を検知するBATT温度センサー等が設けられているが、これらはソーラーパネルを用いた蓄電システムにおいて、一般的な構成であるため、説明を省略する。
<蓄電システムGの動作>
次に、蓄電システムGの動作について、図5~図7を用いて、説明する。
情報処理装置5は、図6に示すように、蓄電システムGが立ち上がった起動時等に、スイッチ91、92、93及びスイッチ101、102、103を全て開放させて(ステップS601)、1ユニット毎の蓄電池31の夫々に負荷が何も接続されていない状態にする。情報処理装置5は、この開放状態で各電圧計131、132、133によって測定された、1ユニット毎の蓄電池31の電圧を受信する(ステップS602)。
CPU51は、開放状態で各電圧計131、132、133によって測定された、1ユニット毎の蓄電池31の電圧を受信すると、上述した開放電圧と残存電力量との相関関係に係る式1を用いて、ユニットA、ユニットB、ユニットCの残存電力量を求める(ステップS603)。
ここで、ユニットAの開放電圧は、「25.55(V)」であったため、残存電力量は、「90(%)」となった。ユニットBの開放電圧は、「25.43(V)」であったため、残存電力量は、「85(%)」となった。ユニットCの開放電圧は、「25.30(V)」であったため、残存電力量は、「80(%)」となった。
情報処理装置5は、ユニットAについて、残存電力量が「90(%)」で、一番多かったため「放電回路」と決定し、放電を開始させる。また、ユニットCについて、残存電力量が「80(%)」で、一番少なかったため、「充電回路」と決定し、充電を開始させる。それら以外のユニットBについて、「待機回路」と決定し、開放状態の電圧を計測する(ステップS604)。これは、図5において、「プロセス1」に相当する。
情報処理装置5は、ユニットAを、「放電回路」に決定したため、図7(a)に示すように、スイッチ91を開放状態にし、スイッチ101を閉鎖状態にする。その結果、ユニットAに係る蓄電池31とインバータ4とが導通し、ユニットAに係る蓄電池31の放電が開始される(ステップS701)。
そして、情報処理装置5は、「放電電流」、「蓄電池電圧」、「放電時間」を監視しながら、放電電流を積分して放電分の電力量を算出し、ユニットAの残存している電力量が、80%の「2304(Wh)」になるまで放電を行わせる。
情報処理装置5は、ユニットAに残存している電力量が80%の「2304(Wh)」になった場合には(ステップS702で「YES」)、スイッチ101を開放し、放電を終了させる(ステップS703)。
また、情報処理装置5は、ユニットCを、「充電回路」に決定したため図7(b)に示すように、スイッチ93を閉鎖状態にし、スイッチ103を開放状態にする。その結果、ソーラーパネル1とユニットCに係る蓄電池31とが導通し、ソーラーパネル1から出力された直流電力は、チャージコントローラ2の制御に基づき、ユニットCに係る蓄電池31への充電が開始される(ステップS801)。
そして、情報処理装置5は、「充電電流」、「蓄電池電圧」、「充電時間」を監視しながら、充電電流を積分して充電分の電力量を算出し、ユニットCに係る蓄電池31の残存している電力量が、90%の「2592(Wh)」になるまで充電を行わせる。
情報処理装置5は、ユニットCに係る蓄電池31の残存している電力量が90%の「2592(Wh)」になった場合には(ステップS802で「YES」)、スイッチ93を開放し、充電を終了させる(ステップS803)。
更に、情報処理装置5は、ユニットBを、「待機回路」に決定したため、図7(c)に示すように、スイッチ92及びスイッチ102を開放させて、ユニットBについて、負荷が何も接続されていない開放状態にする(ステップS901)。
そして、CPU51は、開放状態で各電圧計132によって測定された、ユニットBの電圧を受信すると(ステップS902)、上述した開放電圧と残存電力量との相関関係に係る式1を用いて、ユニットBの残存電力量を85%の「2448(Wh)」と求める(ステップS903)。
上述した「放電回路」に係るユニットAのステップS701~S703の処理、「充電回路」に係るユニットCのステップS801~S803の処理、「待機回路」に係るユニットBのステップS901~S903の処理は、並列して独立に実行される。
その結果、「放電回路」に係るユニットAの放電、「充電回路」に係るユニットCの充電のいずれかが、先に完了する。そのため、以下では、「放電回路」に係るユニットAの放電が、「充電回路」に係るユニットCの充電より先に完了した場合と、「充電回路」に係るユニットCの充電が、「放電回路」に係るユニットAの放電より先に完了した場合の2つの場合に分けて説明する。
<「放電回路」に係るユニットAの放電が、先に完了した場合>
まず、図5の(b)を用いて「放電回路」に係るユニットAの放電が、「充電回路」に係るユニットCの充電より先に完了した場合について説明する。
ユニットAの放電が完了すると、ユニットAの残存電力量と、「待機回路」に係るユニットBの残存電力量と比較する。その結果、ユニットBの方が、残存電力量が多いため、ユニットBを「放電回路」に決定し、ユニットBの残存電力量を「85(%)→75(%)」にする放電を開始する。一方、ユニットAを「待機回路」に決定し、開放状態における電圧を計測する。この間、ユニットCでは、残存電力量を「80(%)→90(%)」にする充電を継続中である。これは、図5において、「プロセス21」に相当する。
次に、ユニットCの充電がユニットBの放電より先に完了した場合、ユニットCの残存電力量と、「待機回路」に係るユニットAの残存電力量と比較する。その結果、ユニットAの方が、残存電力量が少ないため、ユニットAを「充電回路」に決定し、ユニットAの残存電力量を「80(%)→90(%)」にする充電を開始する。一方、ユニットCを「待機回路」に決定し、開放状態における電圧を計測する。この間、ユニットBでは、残存電力量を「85(%)→75(%)」にする放電を継続中である。これは、図5において、「プロセス22」に相当する。
次に、ユニットBの放電がユニットAの充電より先に完了した場合、ユニットBの残存電力量と、「待機回路」に係るユニットCの残存電力量と比較する。その結果、ユニットCの方が、残存電力量が多いため、ユニットCを「放電回路」に決定し、ユニットCの残存電力量を「90(%)→80(%)」にする充電を開始する。一方、ユニットBを「待機回路」に決定し、開放状態における電圧を計測する。この間、ユニットAでは、残存電力量を「80(%)→90(%)」にする充電を継続中である。これは、図5において、「プロセス23」に相当する。
<「充電回路」に係るユニットCの充電が、先に完了した場合>
次に、図5の(c)を用いて「充電回路」に係るユニットCの充電が、「放電回路」に係るユニットAの放電より先に完了した場合について説明する。
ユニットCの充電が完了すると、ユニットCの残存電力量と、「待機回路」に係るユニットBの残存電力量と比較する。その結果、ユニットBの方が、残存電力量が少ないため、ユニットBを「充電回路」に決定し、ユニットBの残存電力量を「85(%)→95(%)」にする充電を開始する。一方、ユニットCを「待機回路」に決定し、開放状態における電圧を計測する。この間、ユニットAでは、残存電力量を「90(%)→80(%)」にする放電を継続中である。これは、図5において、「プロセス31」に相当する。
次に、ユニットAの放電がユニットBの充電より先に完了した場合、ユニットAの残存電力量と、「待機回路」に係るユニットCの残存電力量と比較する。その結果、ユニットCの方が、残存電力量が多いため、ユニットCを「放電回路」に決定し、ユニットCの残存電力量を「90(%)→80(%)」にする放電を開始する。一方、ユニットAを「待機回路」に決定し、開放状態における電圧を計測する。この間、ユニットBでは、残存電力量を「85(%)→95(%)」にする充電を継続中である。これは、図5において、「プロセス32」に相当する。
次に、ユニットBの充電がユニットCの放電より先に完了した場合、ユニットBの残存電力量と、「待機回路」に係るユニットAの残存電力量と比較する。その結果、ユニットAの方が、残存電力量が少ないため、ユニットAを「充電回路」に決定し、ユニットAの残存電力量を「80(%)→90(%)」にする充電を開始する。一方、ユニットBを「待機回路」に決定し、開放状態における電圧を計測する。この間、ユニットCでは、残存電力量を「90(%)→80(%)」にする放電を継続中である。これは、図5において、「プロセス33」に相当する。
このように、「放電回路」に係る第1のユニットの放電が完了すると(あるいは、「充電回路」に係る第1のユニットの充電が完了すると)、第1のユニットの残存電力量と、「待機回路」に係る第2のユニットの残存電力量を比較する。そして残存電力量に応じて、一方のユニットを「放電回路」(あるいは「充電回路」)と決定し、放電(あるいは、充電)を開始する。また、他方のユニットを待機回路と決定し、当該ユニットの開放状態での電圧を測定する。この間、第3のユニットでは、充電(あるいは、放電)を継続中である。
そして、第3のユニットの充電(あるいは、放電)が完了すると、第3のユニットの残存電力量と、「待機回路」に係るユニットの残存電力量を比較する。そして残存電力量に応じて、一方のユニットを「充電回路」(あるいは「放電回路」)と決定し、充電(あるいは、放電)を開始する。また、他方のユニットを待機回路と決定し、当該ユニットの開放状態での電圧を測定する。以降、この流れ(プロセス)を繰り返す。
但し、上記の例では、継続していた第3のユニットの充電(あるいは、放電)が、第3ユニットの充電中に開始された第1のユニット(あるいは、第2のユニット)の充電(あるいは、放電)より先に完了した場合で説明した。しかし、これは説明の便宜上のものである。即ち、第3のユニットの充電(あるいは、放電)中に開始された第1のユニット(あるいは、第2のユニット)の放電(あるいは、充電)が、第3ユニットの充電(あるいは、放電)より先に完了する場合もありうる。その場合には、第1のユニット(あるいは、第2のユニット)の残存電力量と、「待機回路」に係るユニットの残存電力量を比較する。そして残存電力量に応じて、一方のユニットを「放電回路」(あるいは「充電回路」)と決定し、放電(あるいは、充電)を開始する。また、他方のユニットを「待機回路」と決定し、当該ユニットの開放状態での電圧を測定する。
つまり、いずれかのユニットに係る放電(あるいは、充電)が完了すると、当該ユニットと、「待機回路」に係るユニットの残存電力量を比較し、一方を「放電回路(あるいは、「充電回路」)」に決定し、放電(あるいは、充電)を開始する。他方を、「待機回路」に決定し、開放状態の電圧を測定する。本発明では、このプロセスを繰り返す。
「放電回路」(あるいは「充電回路」)に係るユニットが所定の値まで放電(あるいは、充電)が完了したか否かを示す残存電力量は、計算によって求められるため、誤差が生じる。一方、待機回路に係るユニットは、開放状態において、実際に電圧を測定され、その結果求められた残存電力量には、誤差は生じない。本発明の構成では、各ユニットが、待機回路としての役割を果たすため、待機回路に決定された際に、当該ユニットの残存電力量の誤差が補正される。そのため、蓄電システムGでは、正確な残存電力量に基づいて、各ユニットの放電・充電が制御されることとなる。
そして、「プロセス」を繰り返し実行していくうちに、各ユニットの残存電力量が減少し、ユニットA、ユニットB、ユニットCのすべての残存電力量が、所定の値に達した場合、例えば、70%の「2016(Wh)」に達した場合、情報処理装置5は、放電を中止する。蓄電池31へのダメージが比較的少ない放電深度で、放電を中止させることによって、蓄電池31の繰り返し使用可能な回数を伸ばすためである。
なお、本実施の形態例では、放電及び充電を、残存電力量の10(%)単位で行う構成を示したが、この構成に限定されるものではない。例えば、放電を、残存電力量の「10(%)」単位で行い、充電を、残存電力量の「5(%)」で行う構成としても良いし、あるいは、放電及び充電を、残存電力量の「5(%)」単位で行う構成としても良い。放電や充電の単位を大きくした場合には、回路の種類の切替頻度は少なくなり、逆に小さくした場合には、回路の種類の切替頻度は多くなる。
このように、蓄電システムGによれば、3つ以上の蓄電池31のユニットを夫々独立に制御する構成とすることによって、各蓄電池31のユニットの充電・放電を個別に管理し、最適な蓄電システムを提供することができる。
また、各蓄電池31のユニットの充電・放電を個別に管理することによって、各蓄電池31のユニットについて、充電と放電の両方の役割を持たせることができる。そして、充電と放電のバランスについてもコントロールすることができる。
その結果、災害時等の電力供給が遮断された有事の際には、放電しながら充電することも可能になり、長時間継続的に電力を供給することができ、便宜である。
更に、3つ以上の蓄電池31のユニットの残存電力量が、概ね均等に減少していくように、各蓄電池31のユニットの充電・放電を制御するため、「特定の蓄電池31のユニットについては使用頻度が高く」、「特定の蓄電池31のユニットについては使用頻度が低い」といった使用頻度のばらつきをなくすことができる。そのため、充電・放電を繰り返すことにより、各蓄電池31のユニットが被るダメージが均等になり、各蓄電池31のユニットの繰り返し使用可能な回数も均等になり、便宜である。
<変形例>
なお、本実施の形態例では、蓄電池31を2直列3並列(=ユニットA、ユニットB、ユニットC)で、6個使用する構成を示したが、この構成に限定されるものではない。例えば、蓄電池31を3直列3並列で、9個使用する構成としても良いし、あるいは、蓄電池31を2直列5並列で、10個使用する構成としても良い。そして、蓄電池のユニットが5並列の場合(ユニットはA~Fまでの5個)のように、ユニットが3個以上の場合、回路の種類は、「放電回路は1個」、「充電回路は1個」、「それら以外の残りは待機回路」と決定される。
また、本実施の形態例では、情報処理装置5が、抵抗11の両端の電位差及び抵抗12の両端の電位差を受信して、これらに基づいて、抵抗11及び抵抗12に流れる電流を算出することで、蓄電池31に充電する際の電流(=充電電流)と、インバータに入力する際の電流(=放電電流)を算出する構成を示したが、この構成に限定されるものではない。例えば、抵抗11及び抵抗12の両端の電位を受信して、電位差を算出し、抵抗11及び抵抗12に流れる電流を算出する機器を接続する。そして、情報処理装置5は、当該機器によって算出された抵抗11及び抵抗12に流れる電流値を受信する構成としても良い。
A:ユニット、B:ユニット、C:ユニット、
G:蓄電システム、
1:ソーラーパネル、
2:チャージコントローラ、
3:蓄電池部、31:蓄電池、
4:インバータ、41:コンセント
5:情報処理装置、
51:CPU、52:RAM、53:ROM、54:HD、541:回路種類・残存電力量情報記憶領域、55:ディスプレイ、56:入力手段、57:計時手段、58:インタフェイス、59:バス、
7:ソーラーパネル用電線ケーブル、8:蓄電池接続用電線ケーブル、91:スイッチ、92:スイッチ、93:スイッチ、101:スイッチ、102:スイッチ、103:スイッチ、
11:抵抗、111:増幅回路、12:抵抗、121:増幅回路、131:電圧計、132:電圧計、133:電圧計、134:増幅回路、
14:電線

Claims (7)

  1. 照射された光により直流電力を発生させるソーラーパネルと、
    前記直流電力を充電する3つ以上の蓄電池を備えた蓄電池部と、
    入力された前記直流電力を交流電力に変換して出力する変換部と、
    前記ソーラーパネルと各前記蓄電池との電路を開閉可能な第1スイッチ部と、
    各前記蓄電池と変換部との電路を開閉可能な第2スイッチ部と、
    前記直流電力を各前記蓄電池に充電させる際の電流を測定する第1電流測定部と、
    前記直流電力を前記変換部に入力させる際の電流を測定する第2電流測定部と、
    各前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、を備えた蓄電システムに係る前記3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置であって、
    前記情報処理装置は、
    各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定し、
    前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
    放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電させ、
    充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電させ、
    待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させる処理を行う制御手段を有することを特徴とする、3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置は、
    各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定し、
    前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
    放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電を開始させ、
    充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電を開始させ、
    待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させ、
    放電回路に係る前記蓄電池の放電、あるいは、充電回路に係る前記蓄電池の蓄電が完了すると、当該蓄電池の残存電力量と待機回路に係る前記蓄電池の残存電力量とを比較し、
    残存電力量に応じて、一方の前記蓄電池を放電回路あるいは充電回路、他方の前記蓄電池を待機回路と決定し、
    放電回路、あるいは充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電、あるいは充電を開始させ、
    待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させる制御手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置。
  3. 前記制御手段が、各前記蓄電池についての残存電力量に応じた、放電回路、充電回路、又は待機回路の前記決定について、残存電力量が一番多い前記蓄電池を放電回路と決定し、残存電力量が一番少ない前記蓄電池を充電回路と決定し、それら以外の前記蓄電池を待機回路と決定することを特徴とする、請求項2に記載の3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置。
  4. 前記制御手段が、各前記蓄電池の残存電力量が減少して、全ての前記蓄電池の残存電力量が、所定の値に達した場合には、放電を中止することを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載の3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置。
  5. 照射された光により直流電力を発生させるソーラーパネルと、
    前記直流電力を充電する3つ以上の蓄電池を備えた蓄電池部と、
    入力された前記直流電力を交流電力に変換して出力する変換部と、
    前記ソーラーパネルと各前記蓄電池との電路を開閉可能な第1スイッチ部と、
    各前記蓄電池と変換部との電路を開閉可能な第2スイッチ部と、
    前記直流電力を各前記蓄電池に充電させる際の電流を測定する第1電流測定部と、
    前記直流電力を前記変換部に入力させる際の電流を測定する第2電流測定部と、
    各前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、を備えた蓄電システムに係る前記3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置を用いた方法であって、
    前記情報処理装置は、
    各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定するステップと、
    前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
    放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電させ、
    充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電させ、
    待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させるステップを行うことを特徴とする、方法
  6. 照射された光により直流電力を発生させるソーラーパネルと、
    前記直流電力を充電する3つ以上の蓄電池を備えた蓄電池部と、
    入力された前記直流電力を交流電力に変換して出力する変換部と、
    前記ソーラーパネルと各前記蓄電池との電路を開閉可能な第1スイッチ部と、
    各前記蓄電池と変換部との電路を開閉可能な第2スイッチ部と、
    前記直流電力を各前記蓄電池に充電させる際の電流を測定する第1電流測定部と、
    前記直流電力を前記変換部に入力させる際の電流を測定する第2電流測定部と、
    各前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、を備えた蓄電システムに係る前記3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置に手順を実行させるプログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定し、
    前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
    放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電させ、
    充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電させ、
    待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させる処理を行う制御手段として機能させることを特徴とする、プログラム。
  7. 照射された光により直流電力を発生させるソーラーパネルと、
    前記直流電力を充電する3つ以上の蓄電池を備えた蓄電池部と、
    入力された前記直流電力を交流電力に変換して出力する変換部と、
    前記ソーラーパネルと各前記蓄電池との電路を開閉可能な第1スイッチ部と、
    各前記蓄電池と変換部との電路を開閉可能な第2スイッチ部と、
    前記直流電力を各前記蓄電池に充電させる際の電流を測定する第1電流測定部と、
    前記直流電力を前記変換部に入力させる際の電流を測定する第2電流測定部と、
    各前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、
    各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定し、
    前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
    放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電させ、
    充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電させ、
    待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させる処理を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする、蓄電システム。
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