JP7077374B2 - Automatic container processing equipment - Google Patents
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Description
本発明の実施形態は、自動容器処理装置に関する。 Embodiments of the present invention relate to an automatic container processing apparatus.
検体処理システムは、複数の機能を有する個別のユニットを並べて配置し、そのユニット間を検体の入った容器を搬送することで処理の自動化を実現するシステムである。このようなシステムは、一般的に大型となるが、設置スペースには制約が生じるため、システムの小型化が求められている。 The sample processing system is a system that realizes automation of processing by arranging individual units having a plurality of functions side by side and transporting a container containing a sample between the units. Such a system is generally large in size, but the installation space is limited, so that the system is required to be miniaturized.
現在、検体の入った容器を内側と外側に円環状に配置する二重円環処理機構によりシステムの小型化を図っている。二重円環処理機構では、内側の円環処理機構に設置された使用済みの容器を廃棄する際、外側の円環処理機構の上を通過して廃棄することになるため、容器から液滴の落下等によるコンタミネーションのリスクが生じる。 Currently, the system is being miniaturized by a double ring processing mechanism in which containers containing samples are arranged in an annular shape on the inside and outside. In the double annulus processing mechanism, when the used container installed in the inner annulus processing mechanism is discarded, it passes over the outer annulus processing mechanism and is discarded, so that the droplet is discharged from the container. There is a risk of contamination due to the fall of the.
本発明が解決しようとする課題は、容器へのコンタミネーションを防止する自動容器処理装置を提供することである。 An object to be solved by the present invention is to provide an automatic container processing device for preventing contamination to a container.
実施形態の自動容器処理装置は、容器を保持する容器保持部を有するチューブソケットと、前記チューブソケットの容器保持部を操作可能な操作部と、操作部を制御する制御部と、を有する。前記操作部を操作することにより、前記容器保持部で保持された容器が落下する。 The automatic container processing device of the embodiment includes a tube socket having a container holding portion for holding a container, an operation unit capable of operating the container holding portion of the tube socket, and a control unit for controlling the operation unit. By operating the operation unit, the container held by the container holding unit drops.
以下、図面を参照して実施形態にかかる自動容器処理装置について説明する。同じ符号が付されているものは同様のものを示す。なお、図面は模式的又は概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係や部分間の大きさの比係数などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比係数が異なって表される場合もある。 Hereinafter, the automatic container processing apparatus according to the embodiment will be described with reference to the drawings. Those with the same reference numerals indicate similar ones. The drawings are schematic or conceptual, and the relationship between the thickness and width of each part and the ratio coefficient of the size between the parts are not always the same as the actual ones. Further, even when the same part is represented, the dimensions and ratio coefficients may be different from each other depending on the drawing.
(第1の実施形態)
第1の実施形態にかかる自動容器処理装置について図1乃至図13を参照して説明する。
(First Embodiment)
The automatic container processing apparatus according to the first embodiment will be described with reference to FIGS. 1 to 13.
図1は、第1の実施形態にかかる自動容器処理装置を横方向から見た断面図である。図2は、第1の実施形態にかかる自動容器処理装置の処理エリアを上方向から見た上面図である。 FIG. 1 is a cross-sectional view of the automatic container processing apparatus according to the first embodiment as viewed from the side. FIG. 2 is a top view of the processing area of the automatic container processing apparatus according to the first embodiment as viewed from above.
図1に示すように自動容器処理装置1は、中間ベースを境に上層と下層に区分され、上層は、中間ベース上に設けられ、設置エリア(第1エリアとも称する)と、処理エリア(第2エリアとも称する) を有する。下層は、ベース上に設けられ、廃棄エリア(第3エリアとも称する)と、制御エリア(第4エリアとも称する)を有する。自動容器処理装置1は、設置エリアに設置された複数のカートリッジを処理エリアに搬送し、処理エリアでカートリッジに装填されたチューブ内の検体を処理する。そして、処理後の検体をチューブから回収し回収後のチューブを廃棄エリアへ廃棄する。
As shown in FIG. 1, the automatic
図1及び図2に示すように自動容器処理装置1の設置エリアには、複数の回収容器や検体容器を装填する搬送カートリッジ11(第1カートリッジとも称する)と、複数のチップを装填するチップカートリッジ12(第2カートリッジとも称する)と、複数の遠心チューブを装填する遠心チューブカートリッジ13(第3カートリッジとも称する)と、チューブ内に磁気ビーズが入った複数の磁気ビーズチューブを装填する磁気ビーズチューブカートリッジ14(第4カートリッジとも称する)と、が設置される。それぞれのカートリッジは、カートリッジ搬送機構(図示しない)に載せられガイドレール(第1乃至4ガイドレールとも称する)を通り、処理エリアへ搬送される。設置エリアと処理エリアの境界には、それぞれゲートが設けられている(第1乃至4ゲートとも称する)。
As shown in FIGS. 1 and 2, in the installation area of the automatic
処理エリアには、チューブアーム2と、ピペッターアーム3と、回転軸を中心に回転駆動する回転チューブソケット4と、磁気分離機5と、撹拌機6と、保持つまみ操作部7と、分注アーム8と、廃棄部9と、が位置する。
In the processing area, a
廃棄エリアには、廃棄部9と繋がる廃棄ダクト及び廃棄管と、廃棄物を回収する回収ボックスと、廃液を溜める廃液タンク等、が位置する。
In the disposal area, a disposal duct and a disposal pipe connected to the
制御エリアには、ピペッターポンプ等を備えた送液部15と、制御部16と、が位置する。
A
まず、設置エリアについて詳しく説明する。 First, the installation area will be described in detail.
設置エリアは、ゲートの開閉機構により気密的に区切られており、装置の外部との間に設置ゲートGを備え、処理エリアとの間に第1乃至4ゲートを備える。設置エリアは、滅菌装置17を備え、装置の外部と比較して無菌性を確保している。設置ゲートGから搬入された各カートリッジは、それぞれカートリッジ搬送機構(図示しない)に載せられる。
そして、ガイドレール上を通り第1乃至4ゲートを介して、処理エリアに搬入される。
The installation area is airtightly separated by a gate opening / closing mechanism, and an installation gate G is provided between the outside of the device and the first to fourth gates are provided between the installation area and the processing area. The installation area is equipped with a
Then, it passes over the guide rail and is carried into the processing area via the first to fourth gates.
具体的には、第1カートリッジ11は、第1ガイドレールL1を通り、第1処理ゲートG1を介して設置エリアと処理エリアの間を搬入又は搬出される。同様に、第2カートリッジ12は、第2ガイドレールL2を通り、第2処理ゲートG2を介して設置エリアと処理エリアの間を搬入又は搬出される。第3カートリッジ13は、第3ガイドレールL3を通り、第3処理ゲートG3を介して設置エリアと処理エリアの間を搬入又は搬出される。第4カートリッジ14は、第4ガイドレールL4を通り、第4処理ゲートG4を介して設置エリアと処理エリアの間を搬入又は搬出される。
Specifically, the
第1乃至4カートリッジは、例えば、複数の容器あるいはチップを装填可能であり、上方からそれぞれの容器等を取出し可能な台である。第1乃至4ガイドレールは、中間ベース上に設置される。第1乃至4ガイドレールは、設置エリアと処理エリアの間を繋ぎ、各カートリッジ搬送機構に載置されたカートリッジを処理エリアへ導く。カートリッジ搬送機構は、例えば、モータを備えた直動機構であり、ガイドレール上を移動する。処理エリアに各カートリッジが搬入される際に、第1乃至4ゲートのそれぞれが開閉機構(図示しない)により開かれ、処理エリア内部に各カートリッジが搬入される。設置ゲートG及び第1乃至4ゲートは、例えば自動容器処理装置1の外面に設置された操作パネルPを用いて操作者(ユーザとも称する)により操作されても良い。
The first to fourth cartridges are, for example, a table on which a plurality of containers or chips can be loaded and each container or the like can be taken out from above. The first to fourth guide rails are installed on the intermediate base. The first to fourth guide rails connect the installation area and the processing area, and guide the cartridges mounted on each cartridge transfer mechanism to the processing area. The cartridge transfer mechanism is, for example, a linear motion mechanism provided with a motor and moves on a guide rail. When each cartridge is carried into the processing area, each of the first to fourth gates is opened by an opening / closing mechanism (not shown), and each cartridge is carried into the processing area. The installation gate G and the first to fourth gates may be operated by an operator (also referred to as a user) using, for example, an operation panel P installed on the outer surface of the automatic
第1カートリッジ11には、検体を入れた複数の検体容器C1と処理された検体を回収する回収容器C2が装填される。第2カートリッジ12には、複数のチップTが装填される。チップTは、溶液の分注をするピペッターの先端に装着され、これを取り替えることで検体のコンタミネーションを防止する。第3カートリッジ13には、複数の遠心チューブC3が装填される。遠心チューブC3は、上部に開口部を有する検体を入れる容器である。第4カートリッジ14には、複数の磁気ビーズチューブC4が装填される。磁気ビーズは、永久磁石の磁力によりビーズを集合させるため、重力による分離に比べてコンタミネーションの少ない処理が可能である。遠心チューブC3と磁気ビーズチューブC4のチューブ形状は、略同一である。遠心チューブC3と磁気ビーズチューブC4を総称してチューブと称することもある。
The
次に、処理エリアについて詳しく説明する。処理エリアは、カートリッジに装填された検体容器等を処理するエリアである。 Next, the processing area will be described in detail. The processing area is an area for processing the sample container or the like loaded in the cartridge.
処理エリアには、チューブアーム2と、ピペッターアーム3と、回転軸を中心に回転駆動する回転チューブソケット4と、磁気分離機5と、撹拌機6と、保持つまみ操作部7と、分注アーム8と、廃棄部9と、が位置する。
In the processing area, a
チューブアーム2は、第3カートリッジ13に装填された複数の遠心チューブC3又は第4カートリッジ14に装填された複数の磁気ビーズチューブC4を回転チューブソケット4に設置する。
The
図3(a)は、チューブアーム2の一例を示す概略図である。
FIG. 3A is a schematic view showing an example of the
図3(a)に示すようにチューブアーム2は、チューブアームベース21と、第1直動機構22と、第1リンク23と、第1モータ24と、第1エンコーダ25と、第2リンク26と、第2モータ27と、第2エンコーダ28と、第1保持機構29と、を備える。
As shown in FIG. 3A, the
チューブアームベース21は、ベース上に設置される。第1直動機構22は、下端をチューブアームベース21に接続され、上端を第1リンク23に接続される。第1直動機構22は、中間ベースと垂直な方向である高さ方向に第1リンク23を移動する。第1直動機構22は、直動用モータを有する。第1リンク23の基端には、第1モータ24が接続される。第1モータ24と第1リンク23の間には、例えばベアリング(図示しない)が取り付けられ、第1モータ24の回転軸が第1直動機構22の上端と接続される。第1リンク23は、第1モータ24の第1回転軸A1を中心に中間ベースと略平行な水平面内を回転駆動する。第1モータ24には、その回転角を計測するための第1エンコーダ25が設置される。第1回転軸A1の方向と第1直動機構22の駆動方向は、略平行であることが好ましい。
The
第1リンク23の先端には、第2モータ27が設置される。第2モータ27には、その回転角を計測するための第2エンコーダ28が設置される。第2モータ27の回転軸と第1リンク23の間には、例えばベアリング(図示しない)が取り付けられ、第2モータ27の回転軸には第2リンク26の基端が接続される。第2リンク26は、第2モータ27の第2回転軸A2を中心に中間ベースと略平行な面内を回転駆動する。第1リンク23及び第2リンク26が回転駆動する面は、略平行となることが好ましい。 A second motor 27 is installed at the tip of the first link 23. A second encoder 28 for measuring the rotation angle of the second motor 27 is installed in the second motor 27. For example, a bearing (not shown) is attached between the rotating shaft of the second motor 27 and the first link 23, and the base end of the second link 26 is connected to the rotating shaft of the second motor 27. The second link 26 is rotationally driven in a plane substantially parallel to the intermediate base around the second rotation axis A2 of the second motor 27. The surfaces on which the first link 23 and the second link 26 are rotationally driven are preferably substantially parallel.
第2リンク26の先端には、遠心チューブ又は磁気ビーズチューブを保持するための第1保持機構29が接続される。第1保持機構29は、例えば、開閉可能な2本の棒状体で構成され、遠心チューブ又は磁気ビーズチューブの内径部をこの棒状体を開くことで保持しても良い。チューブの保持は、第1保持機構に設置されたつまみ(図示しない)等により保持しても良い。
A
チューブアームベース21あるいは第1直動機構22は、中間ベースを貫通して第1リンク23、第2リンク26等を処理エリア内に支持する。
The
チューブアーム2は、後述する制御部16と接続され、第1直動機構22、第1モータ24、第2モータ27及び第1保持機構29の駆動が制御される。
The
図3(b)は、ピペッターアーム3の一例を示す概略図である。
ピペッターアーム3は、第2カートリッジ12に装填されたチップTをピペッターノズルの先端に装着する。そして、チップ及びピペッターノズルにより第1カートリッジに装填された検体容器から検体を抽出し、回転チューブソケットに設置されたチューブに検体を注入する。
FIG. 3B is a schematic view showing an example of the
The
またピペッターアーム3は、回転チューブソケット4で処理後の検体を遠心チューブC3から吸引し、第1カートリッジ11に装填された回収容器C2に注入する。
Further, the
図3(b)に示すようにピペッターアーム3は、ピペッターアームベース31と、第2直動機構32と、第3リンク33と、第3モータ34と、第3エンコーダ35と、第4リンク36と、第4モータ37と、第4エンコーダ38と、ピペッターノズル39と、を備える。
As shown in FIG. 3B, the
ピペッターアームベース31は、ベース上に設置される。第2直動機構32は、下端をピペッターアームベース31に接続され、上端を第3リンク33に接続される。第2直動機構32は、中間ベースと垂直な方向である高さ方向に第3リンク33を移動する。第2直動機構32は、直動用モータを有する。第3リンク33の基端には、第3モータ34が接続される。第3モータ34と第3リンク33の間には、例えばベアリング(図示しない)が取り付けられ、第3モータ33の回転軸が第2直動機構32の上端と接続される。第3リンク33は、第3モータ34の第3回転軸A3を中心に中間ベースと略平行な水平面内を回転駆動する。第3モータ34には、その回転角を計測するための第3エンコーダ35が設置される。第3回転軸A3の軸方向と第2直動機構の駆動方向は、略平行であることが好ましい。
The
第3リンク33の先端には、第4モータ37が設置される。第4モータ37には、その回転角を計測するための第4エンコーダ38が設置される。第4モータ37の回転軸と第3リンク33の間には、例えばベアリング(図示しない)が取り付けられ、第4モータ37の回転軸には第4リンク36の基端が接続される。第4リンク36は、第4モータ37の第4回転軸A4を中心に中間ベースと略平行な面内を回転駆動する。第3リンク33及び第4リンク36が回転駆動する面は、略平行となることが好ましい。 A fourth motor 37 is installed at the tip of the third link 33. A fourth encoder 38 for measuring the rotation angle of the fourth motor 37 is installed in the fourth motor 37. For example, a bearing (not shown) is attached between the rotating shaft of the fourth motor 37 and the third link 33, and the base end of the fourth link 36 is connected to the rotating shaft of the fourth motor 37. The fourth link 36 is rotationally driven in a plane substantially parallel to the intermediate base around the fourth rotation axis A4 of the fourth motor 37. The surfaces on which the third link 33 and the fourth link 36 are rotationally driven are preferably substantially parallel.
第4リンク36の先端には、ピペッターノズル39が接続される。ピペッターノズル39には、ピペッター内部の圧力を変化させるためにピペッターポンプが繋がれている。このピペッターポンプの動作により検体を吸引又は排出する。
A
ピペッターノズル39へのチップTの装着は、ピペッターノズル39をチップTに垂直方向から押付けることで嵌合により装着しても良い。例えば、ピペッターアーム3を駆動してピペッターノズル39をチップTの装填される第2カートリッジ12の上方まで移動する。そして、第2直動機構32を駆動することによりピペッターノズル39を低下させてチップTに垂直方向から押付けて嵌合する。
The tip T may be attached to the
ピペッターノズル39には、例えば中空の突起部(図示しない)が設けられており、この突起部をチップの内径部に押付けることにより嵌合しても良い。ピペッターノズル39からチップTを取り外す時は、チップ取り外し治具J(図2参照)によりチップTを取り外す。チップ取り外し治具Jは、例えば、突起部の形状に応じて切欠きJ1が設けられた板状体であり、切欠きJ1が嵌合箇所に突起部の側面から挿入される。その状態で第2直動機構32を上方に移動することによりチップTの縁部がチップ取り外し治具Jに接触してチップTが取り外される。チップ取り外し治具Jは、後述するチップTを廃棄する第1廃棄口付近に設けられるのが良い。
The
また、この突起部が鉛直方向に出し入れ可能である場合、チップTを取り付ける際は、突起部を出した状態とする。チップTを取り外して廃棄する際は、チップTと嵌合した突起部をピペッターノズル39内に引っ込めることにより、ピペッターノズル39の外縁とチップTの縁を接触させてチップTを取り外しても良い。この場合は、チップ取り外し治具Jを用いなくてもチップの取り外しが可能となる。
Further, when this protrusion can be taken in and out in the vertical direction, the protrusion is in a protruding state when the chip T is attached. When the tip T is removed and discarded, the tip T may be removed by bringing the outer edge of the
ピペッターアームベース31あるいは第2直動機構32は、中間ベースを貫通して第3リンク33、第4リンク36等を処理エリア内に支持する。
The
ピペッターアーム3は、後述する制御部16と接続され、第2直動機構32、第3モータ34、第4モータ37、ピペッターノズル39及びピペッターポンプの駆動が制御される。
The
回転チューブソケット4は、チューブアーム2により取付けられた検体入りのチューブを回転させ処理する。
The
図4は、回転チューブソケット4の一例を示す概略図である。
FIG. 4 is a schematic view showing an example of the
図4に示すように回転チューブソケット4は、チューブソケットベース41と、第1歯車42と、第2歯車43と、複数のチューブ保持部44(容器保持部とも称する)と、チューブ保持部44を支持するソケットリング45と、第5モータ46と、ソケットリングの内側に位置し複数のチューブ保持部44を有する遠心分離機47と、を備える。
As shown in FIG. 4, the
回転チューブソケット4は、遠心チューブC3又は磁気ビーズチューブC4を保持する複数のチューブ保持部44を有する円環状のソケットである。チューブソケットベース41上には、第1歯車42とベアリング(図示しない)を介して第2歯車43を有する。また、第5モータ46により第1歯車42が回転し、第1歯車42と噛み合う第2歯車43上のソケットリング45を回転する。ソケットリング45には、チューブ保持部44が複数設置される。チューブ保持部44に保持された磁気ビーズチューブC4は、回転チューブソケット4の中心である第5回転軸A5を中心に回転する。ソケットリング45の内側に遠心分離機47が配置されている。遠心分離機47は、外周部に遠心チューブC3を保持する複数のチューブ保持部44を有する。遠心分離機47のチューブ保持部44の側には、それぞれストッパー48が設けられている。遠心分離機47は、図示しない第6モータ、第6エンコーダを有する。遠心分離機47のチューブ保持部44に保持された遠心チューブC3は、第5回転軸A5と略一致する回転軸を中心に回転する。つまり、回転チューブソケット4は、第5回転軸A5を中心に内周で複数のチューブ保持部を回転させる遠心分離機47と、外周で複数のチューブ保持部を回転するソケットリング45の2重の構成である。また、ソケットリング45に支持された複数のチューブ保持部44と遠心分離機47に配置された複数のチューブ保持部44の高さは、略一致するのが良い。例えば、遠心分離機47には、円環状に等間隔に6個のチューブ保持部44が設置される。また、ソケットリング45には、円環状に等間隔に12個のチューブ保持部44が設置される。各チューブ保持部の個数は、この数に限定されず、自動容器処理装置1の規模等に応じて適宜変更できる。また、遠心分離機47とソケットリング45は、別個に回転可能である。
The
ソケットリング45のチューブ保持部44には、チューブアーム2により磁気ビーズチューブC4が設置される。また、遠心分離機47のチューブ保持部44には、チューブアーム2により遠心チューブC3が設置される。
A magnetic bead tube C4 is installed on the
図5は、チューブ保持部44の一例を示す斜視図である。
FIG. 5 is a perspective view showing an example of the
図5に示すようにチューブ保持部44は、遠心チューブC3又は磁気ビーズチューブC4を挿し込むホルダ441と、2つの保持つまみ回転軸442、443を有し、それぞれの回転軸周りに回動可能な2つの保持つまみ444、445と、2つの保持つまみの間を繋ぐ弾性部446と、を有する。また、遠心分離機47に設置されたホルダ441には、軸447が設けられており、チューブ保持部44は軸447周りで回動可能である。軸447の方向は、遠心分離機47の回転方向と略平行であり、遠心分離機47の径方向と垂直な方向である。弾性部446は、バネやゴム等で良い。
As shown in FIG. 5, the
ホルダ441には、チューブを挿し込むための穴Hが開けられており、ホルダ441の下部に2つの保持つまみ444、445を有する。2つの保持つまみ444、445は、ホルダ441に設置された2つの保持つまみ回転軸442、443にそれぞれ設置され、保持つまみ回転軸442、443の周りをそれぞれ回動する。2つの保持つまみ444、445は、弾性部446により繋がれ、弾性部446は、それぞれの保持つまみを逆方向に回動するように付勢する。つまり、弾性部446は、2つの保持つまみを離間する方向に付勢する。これにより、2つの保持つまみ444、445のチューブを保持する側が近づきチューブを挟み込んで保持する。保持つまみのうち、弾性部446が位置する側のつまみ箇所をつまみ部と称し、チューブを保持する側を保持部と称しても良い。
The
図6は、チューブ保持部44の開閉動作の一例を示す図である。
FIG. 6 is a diagram showing an example of an opening / closing operation of the
図6(a)は、チューブ保持部44の閉動作を示す図である。図6(a)に示すように閉動作では、破線で示したチューブが2つの保持つまみに挟まれて保持されている状態である。弾性部446とチューブとの間に保持つまみ回転軸442、443が位置するように弾性部446は、配置される。2つの保持つまみは、安定してチューブを保持できるようにチューブの形状に応じて円弧状の溝Mが設けられ、溝Mより大きい径を有するチューブの外縁部C11が保持部に乗るように保持されているのが好ましい。また、チューブが挿入されていない状態で穴Hの径を確保するため、保持部のつまみ部の反対側がホルダ441に設けられた突出部448で閉動作が制限されている。チューブを保持しているとき、チューブと接触している溝Mが2つの保持つまみ回転軸442、443間よりも内側に来るようになっている。チューブに遠心力が働くと、保持つまみがチューブから受ける力が保持つまみ回転軸周りのモーメントとして働くが、このモーメントの向きが保持つまみを閉じる方向となるため、遠心チューブをより確実に保持することができる。
FIG. 6A is a diagram showing a closing operation of the
図6(b)は、チューブ保持部44の開動作を示す図である。図6(b)に示すように、2つの保持つまみ444、445が弾性部446を圧縮する方向に付勢される際に、チューブを挟み込んでいる保持つまみが開かれ、チューブがホルダから下方に落下する。2つの保持つまみを図6(b)の状態にするために後述する保持つまみ操作部7が用いられる。
FIG. 6B is a diagram showing an opening operation of the
遠心分離機47に設置されたチューブ保持部44のそれぞれは、2つの保持つまみが遠心分離機47の外側であるソケットリング45の方向を向くように設置される。また、ソケットリング45に設置されたチューブ保持部44のそれぞれは、2つの保持つまみがソケットリングの内側である遠心分離機47の方向を向くように配置される。つまり、遠心分離機47及びソケットリング45のそれぞれに配置されたチューブ保持部44は、保持つまみが対向するように配置される。
Each of the
図7は、遠心分離機47が回動している時のチューブ保持部44に保持された遠心チューブC3の一例を示す断面図である。
FIG. 7 is a cross-sectional view showing an example of the centrifugal tube C3 held by the
図7に示すように遠心分離機47が回転している時は、遠心チューブC3及びチューブ保持部44に遠心力が生じる。遠心力の方向は、遠心分離機47の径方向の外側に生じる。遠心力の影響を防止するため、本実施形態のチューブ保持部44は、ホルダ441に設けられた軸447の周りに回動可能としている。図7に示すように遠心チューブC3に遠心力が生じると、遠心チューブC3及びチューブ保持部44は、軸447周りに回動し、遠心チューブC3の口が遠心分離機47の回転軸(第5回転軸)A5方向を向くように傾く。これにより、遠心チューブの下端が外側を向くように傾くことにより、遠心チューブ内の検体が遠心力で遠心チューブの外に飛び出すのを防止する。また、遠心分離機47の上面に設けたチューブ保持部ストッパー48の突出部481にホルダ441が接触することで、チューブ保持部44及び遠心チューブC3の傾きが所定の角度以下になるように制限される。また、遠心分離機47が停止して傾いたチューブ保持部44が水平に戻る時は、遠心分離機47の突起部471がチューブ保持部44と接触することで、チューブ保持部44及び遠心チューブC3の傾きが所定の角度以下になるように制限される。
As shown in FIG. 7, when the
磁気分離機5は、磁気ビーズの入った磁気ビーズチューブC4中の検体に磁界を印加することにより、磁気ビーズを検体中の不要物とともに磁界の方向に集合させる。磁気ビーズと分離されて残った検体溶液は、ピペッターノズル39に装着されたチップTにより吸引される。磁気分離機5は、ソケットリング45のチューブ保持部44に設置された磁気ビーズチューブC4の近傍に配置される(図2参照)。例えば、磁気ビーズチューブC4の下方に配置されるのが良い。磁気ビーズチューブC4の下方から磁気分離機により磁界を印加することにより、磁気ビーズがチューブの下部に集合し、不要物を排除した検体溶液が上部に残るため、ピペッターにより検体溶液を吸引し易いからである。磁気分離機5は、永久磁石や中空ソレノイド型の電磁石等で良い。
The
撹拌機6は、磁気ビーズチューブC4中の磁気ビーズと注入された検体を撹拌する。磁気ビーズと検体溶液を撹拌することにより検体溶液中の不要物を磁気ビーズに混ぜて、磁界が印加された際に効率良く不要物を磁気ビーズに取り込めるようにする。撹拌機6は、磁気ビーズチューブC4に振動を加えられる位置に配置される(図2参照)。また、撹拌機6は、磁気分離機5の近傍に配置されるのが良い。撹拌機6は、シェーカーや振動機等で良い。
The
図8は、保持つまみ操作部7の一例を示す概略図である。
FIG. 8 is a schematic view showing an example of the holding
図8に示すように保持つまみ操作部7は、保持機構ベース71と、第1保持リンク72と、第2保持リンク73と、回転ソレノイド74と、並進ソレノイド75 と、支柱76と、を備える。
As shown in FIG. 8, the holding
保持つまみ操作部7は、回転チューブソケット4の遠心分離機47とソケットリング45の両チューブ保持部44の上方に位置する。
The holding
垂直面と水平面の2面から成るL型の保持機構ベース71は、垂直面に回転ソレノイド74を、水平面に第1レールR1を有する。第1レールR1は、第1保持リンク72の第1保持リンクガイド721と繋がり第1保持リンクを水平方向に導く。また、第1レールR1は、第2保持リンク73の第2保持リンクガイド731と繋がり第2保持リンク73を水平方向に導く。
The L-shaped
第1保持リンク72の先端には、第1保持アーム722が設けられている。第2保持リンク73の先端には、第2保持アーム732が設けられている。
A
回転ソレノイド74には、第1位置決め部741と第2位置決め部742が設けられており、第1位置決め部741は、第1保持リンク72の基端に設けられた長円形の穴に取り付けられ、第2位置決め部742は、第2保持リンク73の基端に設けられた長円形の穴に取り付けられる。第1保持リンク72と第2保持リンク73は、鉛直方向に向けて取り付けられる。図8に示すように第1位置決め部741及び第2位置決め部742は、保持アームが閉じた状態で鉛直方向に並ぶ。保持アームが「閉じた状態」とは、第1保持アーム722と第2保持アーム732の距離が最も近づき、対象物を保持する状態である。一方、保持アームが「開いた状態」とは、第1保持アーム722と第2保持アーム732の距離が離れ、対象物を保持しない状態である。回転ソレノイド74は、第6回転軸A6を中心にCW(clockwise:時計回り)とCCW(counterclockwise:反時計回り)に駆動可能である。図8の場合、回転ソレノイド74がCCW方向に駆動すると、第1保持リンク72と第2保持リンク73が離れる方向に移動する。つまり、保持アームが開いた状態となる。この状態から回転ソレノイドがCW方向に駆動すると、第1保持リンク72と第2保持リンク73が近づく方向に移動する。つまり、保持アームが閉じた状態となる。保持つまみ操作部7は、第1保持リンク72と第2保持リンク73の開閉動作により、チューブ保持部44の保持つまみ444、445のつまみ部を挟む。
The
並進ソレノイド75は支柱76に固定された支持板761により支持される。並進ソレノイド75は、高さ方向に上下に駆動して保持機構ベース71の高さを変化させる機能を有する。つまり、第1保持リンク72と第2保持リンク73の高さを変化させる。保持機構ベース71は、一端を支持板761に繋がれた引張りばね763の他端に繋がり、並進ソレノイド75の入出棒751により、下方に押し出されることで下降し、入出棒の引き戻しと引張りばね763の復元力で上昇する。支柱76に固定された支持ブロック762には、保持機構ベース71を垂直方向に導く第2レールR2が備えられ、保持機構ベース71に設けられたリンクガイド(図示しない)と繋がる。並進ソレノイド75の駆動に応じて、保持機構ベース71は、第2レールR2に沿って垂直方向に移動する。
The
第1保持リンク72及び第2保持リンク73は、並進ソレノイド75により上下に駆動し、さらに回転ソレノイド74により横方向に駆動し第1保持アーム722と第2保持アーム732を開閉する。チューブ廃棄時には、保持つまみ操作部7は、第1保持アーム722と第2保持アーム732を開いた状態でチューブ保持部の高さまで保持アームを降下させる。そして、第1保持アーム722と第2保持アーム732を閉じてチューブ保持部の保持つまみ444、445の保持部を図6(b)の状態に開くことにより、チューブを落下させる。
The
第1保持アーム722及び第2保持アーム732の先端部は、遠心分離機47及びソケットリング45の径方向に対向して配置される保持つまみ444、445のつまみ部を同時に挟めるようにL字に形成されているのが好ましい。遠心分離機47及びソケットリング45上のチューブを同時に廃棄することによって、個別に廃棄する場合の半分の時間で廃棄動作を行うことができる。また、遠心分離機47のチューブ保持部44がソケットリング45のチューブ保持部44と径方向に並ばない位置とすることによって、ソケットリング45上のチューブのみを選択的に廃棄することもできる。
The tips of the
支柱76は、チューブソケットベース41の外縁上に固定される。または、中間ベース上に固定されても良い。
The
保持つまみ操作部7は、後述する制御部16と接続され、回転ソレノイド74、並進ソレノイド75、の駆動が制御される。
The holding
また、保持つまみ操作部7は、回転ソレノイド74を用いて保持アームを開閉することを説明したが、モータ等の単純な構成を用いて保持アームを開閉しても良い。
Further, although it has been described that the holding
分注アーム8は、分注ノズル81を有し分注ノズル81から緩衝液を吐出する。分注アーム8はチューブソケットベース41に設置される。
The dispensing
図2に示すように分注アーム8の先端の分注ノズル81は、遠心分離機47の外周部に設置されたチューブ保持部44の上方に位置する。分注ノズル81は、チューブ保持部44に保持された遠心チューブ内の検体に上方から緩衝液を吐出する。分注ノズル8は、後述する緩衝液ポンプを介して緩衝液タンクと繋がる。緩衝液ポンプの圧力制御により、遠心チューブ内に吐出される緩衝液の量が制御される。
As shown in FIG. 2, the dispensing
廃棄部9は、ピペッターアーム3のピペッターノズル39の先端に装着したチップTと回転チューブソケット4のチューブ保持部44に保持された遠心チューブC3又は磁気ビーズチューブC4を廃棄する箇所である。処理エリアの廃棄部9は、廃棄エリアへ繋がる。
The
図1及び図2に示すように廃棄部9は、チップを廃棄する第1廃棄口91とチューブを廃棄する第2廃棄口92とを有する。第1廃棄口91には、チップ内に残った余分な検体(溶液)を廃棄する廃液口93も設けられている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
図2に示すように第1廃棄口91は、ピペッターアームの可動範囲内であって回転チューブソケットの配置される箇所以外に設けられる。
As shown in FIG. 2, the
図9は、図4のY線分の断面をX方向から見た場合の一例を示す断面図である。図4及び図9に示すように、第2廃棄口92は、保持つまみ操作部7の下方に設けられる。ソケットリング45のチューブ保持部44に設置された磁気ビーズチューブC4及び遠心分離機47のチューブ保持部44に設置された遠心チューブC3が回転半径方向に並んだ時に2つのチューブが鉛直下方に落下できる開口広さを第2廃棄口92は有する。第2廃棄口92には、中間ベースとチューブソケットベース41の間に廃棄ガイド921が設けられており、廃棄されるチューブを確実に廃棄口92へ誘導することができる。廃棄ガイド921には、遠心チューブC3及び磁気ビーズチューブC4が回転通過するための切り欠きが設けられている。第1廃棄口91及び第2廃棄口92は、中間ベースに穴を空けて廃棄エリアの廃液管や廃棄ダクトと繋がれる。
FIG. 9 is a cross-sectional view showing an example of the case where the cross section of the Y line segment of FIG. 4 is viewed from the X direction. As shown in FIGS. 4 and 9, the
次に、廃棄エリアについて詳しく説明する。 Next, the disposal area will be described in detail.
廃棄エリアは、中間ベースの下層に設けられ、廃棄部9より投入されたチップやチューブや検体溶液等が溜まる箇所である。図1及び図2に示すように廃棄エリアには、廃液口93と繋がる廃液管94と、第1廃棄口91と繋がる第1廃棄ダクト95と、第2廃棄口92と繋がる第2廃棄ダクト96と、廃液管94を通った廃液を溜める廃液タンク97と、第1廃棄ダクト95と第2廃棄ダクト96を通ったチップやチューブ等を溜める回収ボックス98と、を備える。廃棄エリアと装置外部とを繋ぐ廃棄ゲートG5が更に設けられている。操作者は、廃棄エリアに溜まった廃液タンク97や回収ボックス98を廃棄ゲートG5から搬出する。廃棄ゲートG5の開閉は、装置外部に設けられた操作パネルPで操作できる。
The disposal area is provided in the lower layer of the intermediate base, and is a place where chips, tubes, sample solutions, etc. charged from the
次に、制御エリアについて詳しく説明する。 Next, the control area will be described in detail.
制御エリアは、中間ベースの下層に設けられ、第1~4カートリッジの搬送、第1~4ゲートの開閉、処理エリア内のピペッターアーム3、チューブアーム2、回転チューブソケット4及び保持つまみ操作部7の制御やピペッターアーム3の圧力制御等を行う箇所である。
The control area is provided in the lower layer of the intermediate base, transports the 1st to 4th cartridges, opens and closes the 1st to 4th gates, the
図1に示すように制御エリアには、送液部15と、制御部16と、を備える。
As shown in FIG. 1, the control area includes a
図10は、送液部15の一例を示すブロック図である。
FIG. 10 is a block diagram showing an example of the
図10に示すように送液部15は、第1電磁バルブ151と、第1電磁バルブ151と繋がるピペッターポンプ152と、第2電磁バルブ153と、第2電磁バルブ153と繋がる緩衝液ポンプ154と、緩衝液ポンプ154と繋がる第3電磁バルブ155と、第3電磁バルブ155と繋がる緩衝液タンク156と、を備える。第1電磁バルブ151は、ピペッターノズル39と繋がり、第2電磁バルブ153は、分注ノズル81と繋がる。
As shown in FIG. 10, the
ピペッターアーム3に設置されたピペッターノズル39は、柔軟管と第1電磁バルブ151を介してピペッターポンプ152と接続されており、第1電磁バルブ151とピペッターポンプ152の組合せ動作により、ピペッターノズル39に装着されたチップTを介して、検体溶液を吸引、吐出する。
The
分注アーム8に設置された分注ノズル81は、柔軟管と第2電磁バルブ153を介して緩衝液ポンプ154と接続されており、緩衝液ポンプ154は、柔軟管と第3電磁バルブ155を介して緩衝液タンク156と接続されている。第2電磁バルブ153、第3電磁バルブ155及び緩衝液ポンプ154の組合せ動作によって、緩衝液タンク156にある緩衝液を分注ノズル81から吐出することができる。
The dispensing
図11は、制御部16の一例を示すブロック図である。
FIG. 11 is a block diagram showing an example of the
図11に示すように制御部16は、ソケットリング45と遠心分離機47とチューブアーム2とピペッターアーム3と送液部と第1~4カートリッジ及び第1~4ゲート及び搬送ゲートをそれぞれ駆動するモータ駆動回路161と、モータ駆動回路161に指令信号を送信するシステムコントローラ162と、駆動フローや駆動ログを記憶する記憶部163と、を備える。
As shown in FIG. 11, the
ソケットリング45を回転させる第5モータ46は、制御部16に備えられたモータ駆動回路161により、システムコントローラ162から送信される指令信号に基づいて所望の目標角度に制御される。また、遠心分離機47を回転させる第6モータは、制御部16に備えられたモータ駆動回路161により、第6エンコーダ信号及びシステムコントローラから送信される指令信号に基づいて目標角速度及び目標角に制御される。
The
チューブアーム2の各リンクを駆動する第1モータ24と第2モータ27及び第1直動機構22を駆動する直動用モータは、それぞれに接続されるモータ駆動回路161により、各モータのエンコーダ信号及びシステムコントローラ162から送信される指令信号に基づいて所望の目標角度に制御される。さらに、第1直動機構22に設置された電磁ブレーキにより、動作時は電磁ブレーキを解放して第1直動機構22を動作可能とし、電源遮断時は、電磁ブレーキが機能して第1直動機構22がチューブアームの自重で下降するのを防止する。また、ピペッターアーム3の各リンクを駆動する第3モータ34と第4モータ37及び第2直動機構32を駆動する直動用モータは、それぞれに接続されるモータ駆動回路161により、各モータのエンコーダ信号及びシステムコントローラ162から送信される指令信号に基づいて所望の目標角度に制御される。さらに、第2直動機構に設置された電磁ブレーキにより、動作時は電磁ブレーキを解放して第2直動機構32を動作可能とし、電源遮断時は、電磁ブレーキが機能して第2直動機構32がチューブアームの自重で下降するのを防止する。
The
送液部15に備えるピペッターポンプ152と緩衝液ポンプ154は、それぞれステッピングモータにより駆動するシリンダで吸排出量を調整する。各電磁バルブの指令信号は、システムコントローラ162から送信される。
The
保持つまみ操作部7に備える並進ソレノイド75と回転ソレノイド74は、システムコントローラ162からの指令信号により動作する。
The
第1~4カートリッジ及び第1~4ゲート及び搬送ゲートを駆動させるステッピングモータを制御する駆動回路も制御部内に備えられる。 A drive circuit for controlling the stepping motor for driving the first to fourth cartridges, the first to fourth gates, and the transport gate is also provided in the control unit.
また、操作者が情報の入出力を行う操作パネルPの画面生成や入力情報の取得をシステムコントローラ162が行う。システムコントローラ162は、例えば操作パネルに入力された入力情報を基づいてモータ駆動回路やソレノイド等の電機部品へ指令信号を送信する。
Further, the
操作パネルPは、コンピュータ等のモニターから入力する方式でも良いし、タッチパネル等であっても良い。 The operation panel P may be a method of inputting from a monitor such as a computer, or may be a touch panel or the like.
システムコントローラ162は、DSP(Digital Signal Processor:デジタルシグナルプロセッサ)やCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)にあたり、センサデータやエンコーダデータを演算し指令信号を生成する。
The
記憶部163は、動作処理フローや動作プログラム及び、動作ログ等のデータが保存されており、状況に応じて適宜読み出し可能である。記憶部は、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD-ROM/MO/MD/DVD/CD-R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
The
次に、本実施形態にかかる自動容器処理装置1の動作の一例について説明する。
Next, an example of the operation of the automatic
図12は、自動容器処理装置の動作フローの一例を示す図である。 FIG. 12 is a diagram showing an example of the operation flow of the automatic container processing device.
図12に示すように、まず操作者が緩衝液タンクを設置し、検体を入れた検体容器C1と回収容器C2を装填した第1カートリッジ11とチップTを装填した第2カートリッジ12と遠心チューブC3を装填した第3カートリッジ13と磁気ビーズチューブC4を装填した第4カートリッジ14を設置エリアのカートリッジ搬送機構にそれぞれ設置する。そして、各カートリッジは、処理エリアに自動搬入される。
As shown in FIG. 12, the operator first installs a buffer solution tank, a
操作パネルPにより操作者は、処理内容の指定及び自動運転の開始を指示し、処理エリア内で自動処理が開始される。 The operation panel P instructs the operator to specify the processing content and start the automatic operation, and the automatic processing is started in the processing area.
工程Aでは、チューブアーム2が遠心チューブC3を第3カートリッジ13から取り出し、遠心分離機47上へ移す。遠心チューブC3を遠心分離機47のチューブ保持部44へ設置する。
In step A, the
工程Bでは、チューブアーム2が、磁気ビーズチューブC4を第4カートリッジ14から取り出し、回転チューブソケット4のソケットリング45上へ移し、磁気ビーズチューブC4をソケットリング45のチューブ保持部44へ設置する。
In step B, the
工程Cでは、ソケットリング45が回転し、磁気ビーズチューブを注入位置へ移す。注入位置とは、ピペッターアーム3によりチップTから検体を注入する位置である。ピペッターアーム3が第2カートリッジ12上へ移動し、チップTを装着し、第1カートリッジ11の検体容器C1上へ移動する。ピペッターポンプにより、検体容器から検体を吸引する。ピペッターアーム3がソケットシリンダ45にセットされた磁気ビーズチューブC4上へ移動する。ピペッターポンプ152により、検体を磁気ビーズチューブC4へ吐出し、検体が磁気ビーズチューブC4へ注入される。ピペッターアーム3がチップ取外治具Jへ移動し、チップTを廃棄する。
In step C, the
工程Dでは、回転チューブソケット4のソケットリング45が磁気ビーズチューブC4を撹拌位置へ移し、撹拌機6が検体を撹拌して、検体と磁気ビーズを混ぜる。
In step D, the
工程Eでは、ソケットリング45が磁気ビーズチューブC4を磁気分離機5の位置へ移し、磁界を印可する。不要物を吸着した磁気ビーズが磁気分離機の電磁石周辺に集結する。ソケットリング45が磁気ビーズチューブC4を注入位置へ移す。ピペッターアーム3が第2カートリッジ12上へ移動し、チップTを装着し、磁気ビーズチューブC4上へ移動する。ピペッターポンプ152により、磁気ビーズチューブC4から検体を吸引し、磁気分離機5により固定された磁気ビーズが磁気ビーズチューブC4内に残される。吸引された検体は、磁気分離により不要物が取り除かれたものとなる。
In step E, the
ピペッターアーム3が遠心分離機47にセットされた遠心チューブC3へ吸引した検体を移動する。ピペッターポンプ152により、検体を遠心チューブC3へ吐出する。ピペッターアーム3がチップ取外治具Jへ移動し、チップTを廃棄する。
The
工程Fでは、遠心分離機47を回転して遠心分離し、目的の検体が沈殿し不要な溶液が上澄みとなる。
In step F, the
工程Gでは、遠心分離機47が遠心チューブC3を吸引位置へ移す。ピペッターアーム3が第2カートリッジ12上へ移動し、チップTを装着し、遠心チューブC3上へ移動する。ピペッターポンプ152により、遠心チューブC3から不要な上澄み溶液を吸引する。ピペッターアーム3を、廃液口93上に移動し、ピペッターポンプ152により、上澄み溶液を吐出し廃棄する。
In step G, the
工程Hでは、遠心分離機47が遠心チューブC3を分注ノズル81下へ移す。緩衝液ポンプ154により、分注ノズル81から緩衝液を滴下する。遠心分離機47が遠心チューブC3を吸引位置へ移す。ピペッターアーム3が遠心チューブ上へ移動し、ピペッターポンプ152により、遠心チューブC3から目的の検体である沈殿物を含む溶液を吸引する。ピペッターアーム3が回収容器C2上へ移動し、ピペッターポンプ152により、沈殿物を含む溶液を吐出し、検体溶液を回収容器C2へ移送する。ピペッターアーム3がチップ取外治具Jへ移動し、チップTを廃棄する。
In step H, the
工程Iでは、回転チューブソケット4のソケットリング45が磁気ビーズチューブC4を保持つまみ操作部7の下へ移す。保持つまみ操作部7が、チューブ保持部44の保持つまみ444、445のつまみ部を挟み、磁気ビーズチューブC4を落下させて廃棄する。
In step I, the
工程Jでは、遠心分離機47が遠心チューブC3を保持つまみ操作部7の下へ移す。保持つまみ操作部7が、チューブ保持部44の保持つまみ444、445のつまみ部を挟み、遠心チューブC3を落下させて廃棄する。工程I、Jは、同時に行われても良く、順序が逆でも良い。
In step J, the
工程A~Jを、指定回数だけ繰り返した後、自動処理が終了する。 After repeating steps A to J a specified number of times, the automatic process ends.
各カートリッジ搬送機構により、各カートリッジは設置エリアに自動搬出される。 Each cartridge transport mechanism automatically transports each cartridge to the installation area.
操作者が、操作パネルPで設置ゲートGを開きカートリッジを回収する。 The operator opens the installation gate G on the operation panel P and collects the cartridge.
次に、磁気分離機5での磁気分離及び遠心分離機47での遠心分離とで用いられた磁気ビーズチューブC4及び遠心チューブC3の廃棄のタイミングについて説明する。
Next, the timing of disposal of the magnetic bead tube C4 and the centrifuge tube C3 used in the magnetic separation in the
図13は、工程A~Jのタイミングチャートの例を示す図である。 FIG. 13 is a diagram showing an example of the timing charts of steps A to J.
図13の上段は、検体6本を1セットとして、それを順次2セット処理する場合の各工程のタイミングチャートの一例である。この場合は、各セットで磁気チューブと遠心チューブの両方を同時に廃棄することができる。工程Iと工程Jを同時に行うため、チューブ廃棄工程時間を短縮することができる。 The upper part of FIG. 13 is an example of a timing chart of each step in the case where six samples are set as one set and two sets are sequentially processed. In this case, both the magnetic tube and the centrifugal tube can be discarded at the same time in each set. Since the process I and the process J are performed at the same time, the tube disposal process time can be shortened.
図13の下段は、1セット目の処理中に次の2セット目が追加された場合の各工程のタイミングチャートの一例である。この場合は、1セット目の撹拌及び磁気分離を行っている間に、処理の終わった磁気ビーズチューブのみを廃棄することで、2セット目の磁気ビーズチューブセット及び検体の磁気ビーズチューブへの移送を並行して行うことができる。その後、1セット目の遠心分離と検体の移送、遠心チューブの廃棄を行い、続いて、2セット目の遠心チューブセット、撹拌以降の工程を行う。2セット目の磁気ビーズチューブセット及び検体の磁気ビーズチューブへの移送にかかる時間分の短縮が図れる。 The lower part of FIG. 13 is an example of a timing chart of each process when the next second set is added during the processing of the first set. In this case, by discarding only the treated magnetic bead tube while stirring and magnetically separating the first set, the second set of magnetic bead tube set and the sample are transferred to the magnetic bead tube. Can be done in parallel. After that, the first set of centrifugation, the transfer of the sample, and the disposal of the centrifuge tube are performed, and then the second set of the centrifuge tube set and the steps after stirring are performed. The time required for transferring the second set of magnetic bead tubes and the sample to the magnetic bead tubes can be shortened.
2セット連続で処理する場合の時間をT1×2と定義し、1セット目を処理中に2セット目を平行して処理した場合の時間T2とすると、T2<T1×2となる。検体を追加しながら、2セット以上連続して処理していく場合には、遠心チューブと磁気ビーズチューブを選択的に廃棄することで、処理時間を短縮することが可能となる。 If the time for processing two sets in succession is defined as T1 × 2, and the time for processing the second set in parallel while the first set is being processed is T2, then T2 <T1 × 2. When two or more sets are continuously processed while adding a sample, the processing time can be shortened by selectively discarding the centrifugal tube and the magnetic bead tube.
本実施形態にかかる自動容器処理装置は、回転チューブソケットのチューブ保持部に保持されたチューブを下方に落下して廃棄できるため、処理後の検体を回収した回収容器等にコンタミネーションが混入するリスクを低減できる。また、処理後のチューブが、回転チューブソケット上を通過することなく、かつチューブの開口面よりも上方に上がることなく廃棄されるため、コンタミネーションのリスクを低減できる。 Since the automatic container processing device according to the present embodiment can drop the tube held in the tube holding portion of the rotating tube socket downward and dispose of it, there is a risk of contamination being mixed in the collection container or the like in which the processed sample is collected. Can be reduced. Further, since the treated tube is discarded without passing over the rotating tube socket and without rising above the opening surface of the tube, the risk of contamination can be reduced.
また、チューブ保持部は、2つの保持つまみの保持部によりチューブを挟む簡易な構成としているため、保持つまみ操作部により容易にチューブを廃棄エリアに落下することができる。 Further, since the tube holding portion has a simple structure in which the tube is sandwiched between the holding portions of the two holding knobs, the tube can be easily dropped into the disposal area by the holding knob operating portion.
また、チューブ保持部が、回転チューブソケットの内側と外側に円環状に配置されることにより省スペースかつ効率的な装置設計をすることができる。 Further, by arranging the tube holding portions in an annular shape on the inside and outside of the rotating tube socket, it is possible to design a space-saving and efficient device.
また、チューブ保持部が、内側と外側に円環状に配置され、内側と外側に配置されるチューブ保持部の保持つまみのつまみ部を対向して配置することで、保持つまみ操作部により一度に2つのチューブを廃棄エリアに落下することができる。 Further, the tube holding portions are arranged in an annular shape on the inside and the outside, and the knob portions of the holding knobs of the tube holding portions arranged on the inside and the outside are arranged so as to face each other, so that the holding knob operating portion can be used for 2 at a time. One tube can be dropped into the disposal area.
また、回転チューブソケットが、外周位置でチューブ保持部を回転させるソケットリングと、内周位置でチューブ保持部を回転させる遠心分離機で構成され、ソケットリングと遠心分離機が別個に回転駆動できることにより、内周位置と外周位置で機能を変えた処理ができる。本実施例では、内側と外側の二重円環状に配置された例を示したが、さらに外周にチューブソケットを配置した多重円環状とし、多重円環の大きさに応じた廃棄口と、保持つまみ操作部を有することで、検体の処理量や処理内容を増やすことができる。 Further, the rotating tube socket is composed of a socket ring that rotates the tube holding portion at the outer peripheral position and a centrifuge that rotates the tube holding portion at the inner peripheral position, and the socket ring and the centrifuge can be rotationally driven separately. , Processing with different functions can be performed at the inner peripheral position and the outer peripheral position. In this embodiment, an example in which the inner and outer double annulus is arranged is shown, but a multiple annulus with a tube socket arranged on the outer circumference is used, and a waste port according to the size of the multiple annulus and a holding port are held. By having the knob operation unit, it is possible to increase the processing amount and processing content of the sample.
また、保持つまみ操作部の下方に第2廃棄口を設けることにより保持つまみ操作部に水平方向の移動機構を要せず、省スペースかつ簡易な構成とすることができる。 Further, by providing the second disposal port below the holding knob operating portion, the holding knob operating portion does not require a horizontal moving mechanism, and a space-saving and simple configuration can be obtained.
また、ソケットリングのチューブ保持部に設置された磁気ビーズチューブの近傍に磁気分離機及び撹拌機を配置することにより、コンタミネーションの影響の少ない検体処理ができる。 Further, by arranging a magnetic separator and a stirrer in the vicinity of the magnetic bead tube installed in the tube holding portion of the socket ring, it is possible to process a sample with less influence of contamination.
(第2の実施形態)
第2の実施形態にかかる自動容器処理装置について図14を参照して説明する。
(Second embodiment)
The automatic container processing apparatus according to the second embodiment will be described with reference to FIG.
図14は、第2の実施形態にかかる自動容器処理装置のチューブ保持部の概略を示す図である。図14に示すようにチューブ保持部44と保持つまみ操作部7の一部の構成が第1の実施形態にかかる自動容器処理装置と異なる。それ以外の構成については第1の実施形態にかかる自動容器処理装置と同様である。
FIG. 14 is a diagram showing an outline of a tube holding portion of the automatic container processing device according to the second embodiment. As shown in FIG. 14, the structure of a part of the
第2の実施形態にかかるチューブ保持部44は、チューブを保持する容器保持板451と、スライド板452と、容器保持板451とスライド板452を繋ぐバネ453と、を備える。
The
容器保持板451は、遠心チューブC3の形状に応じたC字状の切欠き部454と、スライド板452が水平方向にスライドするガイド455と、が設けられている。容器保持板451は遠心分離機47の外周部あるいはソケットリングの内周部に設置される。切欠き部454には遠心チューブC3が載置可能である。切欠き部454の向きは、図14に示すように遠心分離機47に設置される場合、遠心分離機47の中心方向(第1方向とも称する)に向けられ、ソケットリングに設置される場合、第1方向とは逆方向に向けられる。第1方向とは、遠心分離機47の中心軸(第5回転軸A5)方向を水平に向く方向である。
The
スライド板は、容器保持板451のガイド455に挿入され、第1方向あるいは第1方向とは逆方向にスライドする。スライド板452は、第1方向とは垂直な一端部に第1ストッパー456と、他端部に第2ストッパー457と、遠心チューブC3の最大径より大きな貫通穴458と、が設けられている。第1ストッパー456及び第2ストッパー457は、容器保持板451の側面と当接してスライド板452のスライドを止める。スライド板452の貫通穴458は、第2ストッパー457が容器保持板451の側面と当接している状態で、切欠き部454と重なる位置となる。切欠き部454は、開放部とも称される。
The slide plate is inserted into the
バネ453は、第1ストッパー456の側面と容器保持板451の側面に繋がれ、両側面に弾性力を加える。
The
図14(a)は、チューブ保持部44がチューブを保持した状態を示す。
FIG. 14A shows a state in which the
図14に示すようにスライド板452の第2ストッパー457は、バネの弾性力により容器保持板451の切欠き部454の側面に当接した状態となる。遠心チューブC3は、切欠き部454と第2ストッパー457により保持される。この時、スライド板452の第1ストッパー456は、遠心分離機47の外周部より突出した状態となる。
As shown in FIG. 14, the
図14(b)は、チューブ保持部44が遠心チューブC3を開放した状態を示す。
FIG. 14B shows a state in which the
図14(b)に示すように、遠心チューブC3の保持状態からスライド板452が第1方向へ押し込まれると、容器保持板451の切欠き部454から貫通穴458とともに遠心チューブC3が引き出される。上述したように貫通穴458の径は、チューブの最大径より大きいので遠心チューブC3は下方へ落下する。このようにして、遠心チューブC3が廃棄される。
As shown in FIG. 14B, when the
ソケットリング45に設置されるチューブ保持部44についても同様の機構を用いることができる。
A similar mechanism can be used for the
また、保持つまみ操作部7の保持アームの開閉動作により遠心分離機47及びソケットリング45に設置されたチューブ保持部44の第1ストッパー部456を押し込むことにより2つのチューブを同時に下方へ落下させることができる。この場合、保持つまみ操作部7は、第1の実施形態の保持つまみ操作部と比較して鉛直方向を軸として90°回転されていることが好ましい。これにより、保持アームの開動作により第1ストッパー部456を押し込むことができる。この時、遠心分離機47の外周部に設置されたチューブ保持部44の第1ストッパーとソケットリングの外周部に設置されたチューブ保持部の第1ストッパーは、対向して配置される。
Further, the two tubes are simultaneously dropped downward by pushing the
遠心分離機の外周部及びソケットリングの内周部には、スライド板452が余裕を持ってスライドできるように広い切欠きを設けておくことが好ましい。
It is preferable to provide a wide notch on the outer peripheral portion of the centrifuge and the inner peripheral portion of the socket ring so that the
(第3の実施形態)
第3の実施形態にかかる自動容器処理装置について図15を参照して説明する。
(Third embodiment)
The automatic container processing apparatus according to the third embodiment will be described with reference to FIG.
図15は、第3の実施形態にかかる自動容器処理装置のチューブ保持部44の概略を示す図である。図15(a)(b)に示すようにチューブ保持部44と保持つまみ操作部7の構成が第1の実施形態にかかる自動容器処理装置と異なる。それ以外の構成については第1の実施形態にかかる自動容器処理装置と同様である。
FIG. 15 is a diagram showing an outline of a
第3の実施形態にかかるチューブ保持部44は、支持部461と、遠心チューブC3を保持する第1保持板462及び第2保持板463と、第1保持板と第2保持板をそれぞれ付勢するバネ(図示しない)と、を備える。
The
支持部461は、C字状に切欠き464が設けられている。切欠きの径は、チューブの最大径より大きい。支持部461は、第1保持板462と第2保持板463の回転を規制するストッパーとして機能する。支持部461は、遠心分離機47の外周部あるいはソケットリング45の内周部に設置される。
The
第1保持板462と第2保持板463は、遠心チューブC3形状に応じた切欠き465がそれぞれ設けられ、この切欠き部分でチューブを保持する。つまり、第1保持板及び第2保持板は、鉛直方向と略水平な面内に略接して並べられる(若干の隙間があっても良い)。水平な面内に並べられた状態で切欠き465は、チューブの横断面形状より若干小さい形状となる。支持部461と第1保持板462及び第2保持板463は、当接して配置される。支持部461のC字状の切欠き464と第1保持板462及び第2保持板463の切欠き465の位置は、略一致するように配置される。図15に示すように第1保持板及び第2保持板は、端部に回転軸A7をそれぞれ有しており、回転軸周りにそれぞれの保持板が回動する。回転軸の方向は、例えば遠心分離機の略中心方向である。本実施形態の第1保持板462と第2保持板463は、回動した状態で、両開きのいわゆる観音開きの状態となる。
The
バネ(図示しない)は、第1保持板462及び第2保持板463のそれぞれに接続される。第1保持板462及び第2保持板463に接続されたそれぞれのバネは、第1保持板と第2保持板を支持部に当接する方向に付勢する。このバネの作用により第1保持板462及び第2保持板463は、遠心チューブC3を保持した状態を保つ。
A spring (not shown) is connected to each of the
本実施形態のチューブ保持部を開放する場合は、第1保持板462と第2保持板463の近接箇所を下方に押し下げることにより、第1保持板462と第2保持板463が下方に開きチューブが落下する。
When opening the tube holding portion of the present embodiment, the
チューブ保持部を開放しチューブを落下するためには、保持つまみ操作部7の保持アームにより第1保持板462と第2保持板463の近接箇所を押し下げればよい。
In order to open the tube holding portion and drop the tube, the holding arm of the holding
また、保持つまみ操作部7の保持アームの代わりに図15に示す、棒状体733を用いても良い。垂直面と水平面の2面から成るL型の保持機構ベース71は、一端を支持板761 に繋がれた引張りばね763の他端に繋がり、並進ソレノイド75の入出棒751により、下方に押し出されることで下降し、入出棒の引き戻しと引張りばね763の復元力で上昇する。並進ソレノイド75は支柱76に固定された支持板761により支持される。支柱76に固定された支持ブロック762には、保持機構ベース71を垂直方向に導く第2レールR2が備えられ、保持機構ベース71の垂直面に設けられたリンクガイドと繋がる。並進ソレノイド75の駆動に応じて、保持機構ベース71は、第2レールR2に沿って垂直方向に移動する。保持機構ベース71の水平面には、回転軸が垂直方向となる回転モータが取り付けられ、モータの回転軸に棒状体733が接続される。
Further, instead of the holding arm of the holding
図15(b)は、チューブ保持部の第1保持板及び第2保持板を押し下げる際の棒状体の位置を示す図である。 FIG. 15B is a diagram showing the positions of the rod-shaped bodies when pushing down the first holding plate and the second holding plate of the tube holding portion.
棒状体733は、例えば4角柱形状であり第1~4側面を有する。第1の側面P1には、第1突起部771を有する。第2側面P2には、第2突起部772を有し、第3側面P3には、第3突起部773を有する。第2突起部772と第3突起部773は、同一高さである。第1突起部771と第2及び第3突起部772、773は、異なる高さである。また、棒状体733は、高さ方向に上下させる機構と、長手方向を軸に回転させる機構を有する。遠心分離機47の外周部あるいはソケットリング45の内周部に設置されたチューブ保持部44のどちらか一方のチューブを落下させる場合は、第1突起部771を用いて第1保持板462と第2保持板463を押し下げればよい。また、両方のチューブ保持部44のチューブを落下させる場合は、棒状体733を90°回転させて第2突起部772と第3突起部773を用いて2組の第1保持板462と第2保持板463を押し下げればよい。
The rod-shaped
本実施形態にかかるチューブ保持部44を用いることにより、保持つまみ操作部7の押し下げ動作のみでチューブ保持部44から遠心チューブC3を下方に落下させることができる。これにより、保持つまみ操作部7の構成を簡易な構成とすることができる。また、ソケットリング45のチューブ保持部44に設置されたチューブC4及び遠心分離機47のチューブ保持部44に設置された遠心チューブC3が回転半径方向に並んだ時でも、2つのチューブを同時に廃棄することも、いずれか一方を選択的に廃棄することも可能となるため、磁気分離、撹拌、分注などにおけるソケットリング45や遠心分離機47の回転位置を廃棄位置の制約を受けずに設定することができる。
By using the
(第4の実施形態)
第4の実施形態にかかる自動容器処理装置について図16を参照して説明する。
(Fourth Embodiment)
The automatic container processing apparatus according to the fourth embodiment will be described with reference to FIG.
図16は、第4の実施形態にかかる自動容器処理装置の保持つまみ操作部7の概略を示す図である。図16に示すように保持つまみ操作部7の構成が第1の実施形態にかかる自動容器処理装置と異なる。それ以外の構成については第1の実施形態にかかる自動容器処理装置と同様である。
FIG. 16 is a diagram showing an outline of a holding
第4の実施形態にかかる保持つまみ操作部7は、第1保持リンク及び第2保持リンクにマジックハンド機構723を備える。図16に示すように、マジックハンド機構723は、第1保持アーム722と第2保持アーム732に取り付けられる。本実施形態では、マジックハンド723を用いることにより保持つまみ操作部7の保持アームの伸縮と開閉を同時に行うことができる。保持アームが上下方向に伸縮可能となることにより並進ソレノイドが必要なくなるため、保持つまみ操作部の構成を簡略化でき、コストダウンに貢献できる。
The holding
(第5の実施形態)
第5の実施形態にかかる自動容器処理装置について図17を参照して説明する。
(Fifth Embodiment)
The automatic container processing apparatus according to the fifth embodiment will be described with reference to FIG.
図17は、第5の実施形態にかかる自動容器処理装置の保持つまみ操作部7の概略を示す図である。図17に示すように保持つまみ操作部7の構成が第1の実施形態にかかる自動容器処理装置と異なる。それ以外の構成については第1の実施形態にかかる自動容器処理装置と同様である。
FIG. 17 is a diagram showing an outline of a holding
第5の実施形態にかかる保持つまみ操作部7は、第1保持アーム722の第1先端部724と第2保持アーム732の第2先端部734に複数の突起部を有する。
The holding
第1先端部724は、4角柱形状であり遠心分離機と対向する第5側面P5と、それとは逆側の側面である第6側面P6を有する。第5側面P5には、高さが異なる第4突起部774と、第5突起部775と、を有する。第4突起部774及び第5突起部775は、第5側面P5に垂直である。第6側面P6には、第4突起部774及び第5突起部775とは、異なる高さの第6突起部776と、第5突起部775と同一の高さである第7突起部777と、を有する。第6突起部776及び第7突起部777は、第6側面P6に垂直である。
The
第2先端部734は、4角柱形状であり第1先端部724と同一の形状を有する。
The
図17に示すように、第1保持アーム722と第2保持アーム732が閉じた状態で、それぞれの第4~第7突起部は、同一の高さとなる。
As shown in FIG. 17, with the
第1保持アーム722と第2保持アーム732は、遠心分離機47及びソケットリング45に設置されたチューブ保持部44の保持つまみを挟んでソケットを落下させる際、並進ソレノイド75で保持アームの高さを変更することにより、どの突起部で保持つまみを挟むか選択することができる。詳しく述べると第1先端部724及び第2先端部734に設けられた突起部の高さは、3段階で異なるため、3つの選択肢から選択する。並進ソレノイド75も3点に位置決めできるタイプのものを使用する。
The
遠心分離機47の外周部に設置されたチューブ保持部44の保持つまみのみを挟む場合は、第4突起部774の高さに保持つまみが来るように並進ソレノイド75を駆動する。そして、第1保持アーム722と第2保持アーム732を閉じてそれぞれの第4突起部774で保持つまみを挟むことにより、チューブ保持部44からチューブが落下する。
When only the holding knob of the
ソケットリング45の内周部に設置されたチューブ保持部44の保持つまみのみを挟む場合は、第6突起部776の高さに保持つまみが来るように並進ソレノイド75を駆動する。そして、第1保持アーム722と第2保持アーム732を閉じてそれぞれの第6突起部776で保持つまみを挟むことにより、チューブ保持部44からチューブが落下する。
When only the holding knob of the
遠心分離機47の外周部に設置されたチューブ保持部44とソケットリング45の内周部に設置されたチューブ保持部44の両方の保持つまみを同時に挟む場合は、第5突起部775及び第7突起部777の高さに両方の保持つまみが来るように並進ソレノイド75を駆動する。そして、第1保持アーム722と第2保持アーム732を閉じてそれぞれの第5突起部775及び第7突起部777で両方の保持つまみを挟む。これにより、2つのチューブ保持部44からチューブが落下する。
When both the holding knobs of the
第4突起部774と、第6突起部776と、第5突起部775及び第7突起部777の高さは、同じ高さでなければ高さの順序に限定は無く、いずれが高い位置にあっても良い。
The heights of the
本実施形態にかかる保持つまみ操作部を用いることにより、チューブ保持部のチューブを選択的に廃棄することができる。また、ソケットリング45のチューブ保持部44に設置された磁気ビーズチューブC4及び遠心分離機47のチューブ保持部44に設置された遠心チューブC3が回転半径方向に並んだ時でも、2つのチューブを同時に廃棄することも、いずれか一方を選択的に廃棄することも可能となるため、磁気分離、撹拌、分注などにおけるソケットリング45や遠心分離機47の回転位置を廃棄位置の制約を受けずに設定することができる。
By using the holding knob operating portion according to the present embodiment, the tube of the tube holding portion can be selectively discarded. Further, even when the magnetic bead tube C4 installed in the
(第6の実施形態)
第6の実施形態にかかる自動容器処理装置について図18を参照して説明する。
(Sixth Embodiment)
The automatic container processing apparatus according to the sixth embodiment will be described with reference to FIG.
図18は、第6の実施形態にかかる自動容器処理装置のチューブ保持部44の並びの概略を示す図である。図18に示すようにチューブ保持部44の並びが第1の実施形態にかかる自動容器処理装置と異なる。それ以外の構成については第1の実施形態にかかる自動容器処理装置と同様である。
FIG. 18 is a diagram showing an outline of the arrangement of the
第6の実施形態にかかるチューブ保持部44は、横方向に2列に並べて複数配置される。各列のチューブ保持部44は、保持つまみが対向するように配置される。2列のチューブ保持部は、図17中の矢印方向に並進可能で、その並進経路中に廃棄口92が設置されている。廃棄されるチューブが搬送されてきて、廃棄口で保持つまみ操作部7によりチューブが廃棄される。
A plurality of
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 Although some embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented as examples and are not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other embodiments, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the gist of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are also included in the scope of the invention described in the claims and the equivalent scope thereof.
以下に、本願の許可査定時に、特許請求の範囲に記載された発明を付記する。 The inventions described in the claims at the time of grant approval of the present application are described below.
[1]容器を保持する容器保持部を有するチューブソケットと、
前記チューブソケットの前記容器保持部を操作可能な操作部と、
前記操作部を制御する制御部と、を有し、
前記チューブソケットは、円環状で、前記容器保持部が円環状に複数配置されており、第1のチューブソケットと第2のチューブソケットとを有し、
前記操作部は、前記第1のチューブソケットの第1容器保持部と前記第2のチューブソケットの第2容器保持部の間に設けられた前記第1容器保持部の第1つまみ部と前記第2容器保持部の第2つまみ部の両方を同時に操作することで前記容器が落下する自動容器処理装置。
[1] A tube socket having a container holding portion for holding a container,
An operation unit that can operate the container holding portion of the tube socket,
It has a control unit that controls the operation unit, and has
The tube socket has an annular shape, and a plurality of container holding portions are arranged in an annular shape, and has a first tube socket and a second tube socket.
The operation unit includes a first knob portion of the first container holding portion and a first knob portion of the first container holding portion provided between the first container holding portion of the first tube socket and the second container holding portion of the second tube socket. 2 An automatic container processing device that drops the container by operating both the second knob of the container holding unit at the same time.
[2]前記容器保持部は、つまみ部と、前記容器を保持する保持部と、をそれぞれ有する少なくとも1組の保持板と、
前記保持板を回動するための回転軸と、前記容器が通り抜ける貫通穴と、を有するホルダと、
前記保持板それぞれの前記つまみ部を繋ぎ、前記つまみ部を互いに離間する方向に弾性力を付勢する弾性部と、を備え、
前記操作部により、前記つまみ部を互いに近づける場合に、前記保持部が互いに離間し、保持された容器が落下する[1]に記載の自動容器処理装置。
[2] The container holding portion includes at least one set of holding plates each having a knob portion and a holding portion for holding the container.
A holder having a rotation shaft for rotating the holding plate and a through hole through which the container passes.
It is provided with an elastic portion that connects the knob portions of each of the holding plates and urges the elastic force in a direction in which the knob portions are separated from each other.
The automatic container processing device according to [1], wherein when the knob portions are brought close to each other by the operation portion, the holding portions are separated from each other and the held container is dropped.
[3]前記操作部は、
前記つまみ部を操作する操作腕部と、
前記操作腕部を開閉する開閉駆動部と、
前記操作腕部を前記つまみ部に近接離間させる移動部と、
を有する[2]に記載の自動容器処理装置。
[3] The operation unit is
The operating arm that operates the knob and
An opening / closing drive unit that opens / closes the operating arm, and
A moving part that brings the operating arm part closer to and away from the knob part,
The automatic container processing apparatus according to [2].
[4]前記容器保持部は、
容器を支持する容器支持板と、
前記チューブソケットと前記容器支持板との間に設けられ、所定の方向にスライド可能なスライド板と、を備え、
前記容器支持板は、前記所定の方向に開放部を有し、
前記スライド板は、前記容器の径より大きな貫通部を有し、
前記操作部により前記スライド板を前記所定の方向にスライドすることによって、前記容器が前記容器支持板の前記開放部から開放され、前記貫通部から前記容器が落下する請求項[1]に記載の自動容器処理装置。
[4] The container holding portion is
A container support plate that supports the container and
A slide plate provided between the tube socket and the container support plate and slidable in a predetermined direction is provided.
The container support plate has an opening portion in the predetermined direction, and the container support plate has an opening portion.
The slide plate has a penetration portion larger than the diameter of the container.
The invention according to claim [1], wherein the container is released from the open portion of the container support plate by sliding the slide plate in the predetermined direction by the operation unit, and the container falls from the penetration portion. Automatic container processing equipment.
[5]前記容器保持部は、容器を支持する少なくとも2以上の容器支持板を備え、
前記容器支持板は、回転軸部によって下方に回転可能であり、前記操作部により、前記容器支持板を回転させることによって、前記容器が落下する請求項[1]に記載の自動容器処理装置。
[5] The container holding portion includes at least two or more container support plates that support the container.
The automatic container processing device according to claim [1], wherein the container support plate can be rotated downward by a rotation shaft portion, and the container is dropped by rotating the container support plate by the operation portion.
1 自動容器処理装置
2 チューブアーム
3 ピペッターアーム
4 回転チューブソケット
5 磁気分離機
6 撹拌機
7 保持つまみ操作部
8 分注アーム
9 廃棄部
11~14 第1~第4カートリッジ
15 送液部
16 制御部
17 滅菌装置
21 チューブアームベース
22 第1直動機構
23 第1リンク
24 第1モータ
25 第1エンコーダ
26 第2リンク
27 第2モータ
28 第2エンコーダ
29 第1保持機構
31 ピペッターアームベース
32 第2直動機構
33 第3リンク
34 第3モータ
35 第3エンコーダ
36 第4リンク
37 第4モータ
38 第4エンコーダ
39 ピペッターノズル
41 チューブソケットベース
42 第1歯車
43 第2歯車
44 チューブ保持部
45 ソケットリング
46 第5モータ
47 遠心分離機
48 ストッパー
1 Automatic
Claims (10)
前記チューブソケットの前記容器保持部を操作可能な操作部と、を備え、
前記チューブソケットは第1のチューブソケットと第2のチューブソケットとを有し、
前記操作部は、前記第1のチューブソケットの第1容器保持部と前記第2のチューブソケットの第2容器保持部の間に設けられた、前記第1容器保持部の第1つまみ部と前記第2容器保持部の第2つまみ部で一度の操作をすることで、前記第1容器保持部が保持する第1容器と前記第2容器保持部が保持する第2容器が落下する自動容器処理装置。 A tube socket with a container holder that can hold the container,
An operation unit capable of operating the container holding portion of the tube socket is provided.
The tube socket has a first tube socket and a second tube socket.
The operation unit includes the first knob portion of the first container holding portion and the first knob portion of the first container holding portion provided between the first container holding portion of the first tube socket and the second container holding portion of the second tube socket. Automatic container processing in which the first container held by the first container holding portion and the second container held by the second container holding portion are dropped by performing one operation with the second knob portion of the second container holding portion. Device.
前記チューブソケットの前記容器保持部を操作可能な操作部と、を備え、 An operation unit capable of operating the container holding portion of the tube socket is provided.
前記チューブソケットは、円環状で、前記容器保持部が円環状に複数配置されており、第1のチューブソケットと第2のチューブソケットとを有し、The tube socket has an annular shape, and a plurality of container holding portions are arranged in an annular shape, and has a first tube socket and a second tube socket.
前記操作部は、前記第1のチューブソケットの第1容器保持部と前記第2のチューブソケットの第2容器保持部の間に設けられた、前記第1容器保持部の第1つまみ部と前記第2容器保持部の第2つまみ部の両方を同時に操作することで前記容器が落下する自動容器処理装置。The operation unit includes the first knob portion of the first container holding portion and the first knob portion of the first container holding portion provided between the first container holding portion of the first tube socket and the second container holding portion of the second tube socket. An automatic container processing device in which the container drops by operating both the second knob portion of the second container holding portion at the same time.
前記容器支持板は、回転軸部によって下方に回転可能であり、
前記操作部により、前記容器支持板を回転させることによって、
前記容器が落下する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の自動容器処理装置。 The container holding portion includes at least two container support plates that support the container.
The container support plate can be rotated downward by the rotation shaft portion, and can be rotated downward.
By rotating the container support plate by the operation unit,
The automatic container processing device according to any one of claims 1 to 6 , wherein the container falls.
前記チューブソケットの前記容器保持部を操作可能な操作部と、を備え、
前記容器保持部は、つまみ部と、前記容器を保持する保持部と、をそれぞれ有する少なくとも1組の保持板と、
前記保持板を回動するための回転軸と、前記容器が通り抜ける貫通穴と、を有するホルダと、
前記保持板それぞれの前記つまみ部を繋ぎ、前記つまみ部を互いに離間する方向に弾性力を付勢する弾性部と、を備え、
前記操作部により、前記つまみ部を互いに近づける場合に、前記保持部が互いに離間し、保持された容器が落下する自動容器処理装置。 A tube socket with a container holder that can hold the container,
An operation unit capable of operating the container holding portion of the tube socket is provided.
The container holding portion includes at least one set of holding plates each having a knob portion and a holding portion for holding the container.
A holder having a rotation shaft for rotating the holding plate and a through hole through which the container passes.
It is provided with an elastic portion that connects the knob portions of each of the holding plates and urges the elastic force in a direction in which the knob portions are separated from each other.
An automatic container processing device in which when the knob portions are brought close to each other by the operation unit, the holding portions are separated from each other and the held container is dropped.
前記つまみ部を操作する操作腕部と、
前記操作腕部を開閉する開閉駆動部と、
前記操作腕部を前記つまみ部に近接離間させる移動部と、
を有する請求項8に記載の自動容器処理装置。 The operation unit is
The operating arm that operates the knob and
An opening / closing drive unit that opens / closes the operating arm, and
A moving part that brings the operating arm part closer to and away from the knob part,
The automatic container processing apparatus according to claim 8 .
前記チューブソケットの前記容器保持部を操作可能な操作部と、を備え、
前記容器保持部は、
容器を支持する容器支持板と、
前記チューブソケットと前記容器支持板との間に設けられ、所定の方向にスライド可能なスライド板と、を備え、
前記容器支持板は、前記所定の方向に開放部を有し、
前記スライド板は、前記容器の径より大きな貫通部を有し、
前記操作部により前記スライド板を前記所定の方向にスライドすることによって、前記容器が前記容器支持板の前記開放部から開放され、前記貫通部から前記容器が落下する自動容器処理装置。 A tube socket with a container holder that can hold the container,
An operation unit capable of operating the container holding portion of the tube socket is provided.
The container holding portion is
A container support plate that supports the container and
A slide plate provided between the tube socket and the container support plate and slidable in a predetermined direction is provided.
The container support plate has an opening portion in the predetermined direction, and the container support plate has an opening portion.
The slide plate has a penetration portion larger than the diameter of the container.
An automatic container processing device in which the container is released from the open portion of the container support plate by sliding the slide plate in the predetermined direction by the operation unit, and the container falls from the penetration portion.
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