JP7075475B2 - 作業装置および作業装置の動作確認方法 - Google Patents

作業装置および作業装置の動作確認方法 Download PDF

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Description

本開示は、複数の装置の備える作業装置及び複数の装置を含む作業装置の動作確認方法に関する。
特許文献1には、リアルタイムクロックを有する本機が、リアルタイムクロックを有さない周辺機に対して時刻情報を送信し、周辺機の時刻を本機の時刻と合わせて共通時刻とし、その共通時刻を本機及び周辺機の動作ログに残す技術が開示されている。
国際出願PCT/JP2016/072120
上記背景技術においては、本機の動作ログと周辺機の動作ログを参照することで、動作の不具合の発生を確認することができる。しかしながら、上記背景技術は、本機と周辺機の間の通信内容(通信ログ)を参照するものではないため、本機と周辺機の間の通信に不具合が発生した場合、例えば、送信側の本機の不具合であったのか、受信側の周辺機の不具合であったのか、どちら側に不具合が発生していたのかを判別することが困難であった。
本開示は、複数の装置を備える作業装置において、いずれの装置で通信不具合が発生したのかを判別できるようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本開示においては、ネットワークに接続された第1装置であって、前記第1装置の動作のログである第1動作ログを記憶する第1記憶部と、基準時刻を生成する基準時刻生成部と、を備える第1装置と、
前記ネットワークを介して前記第1装置と通信可能である第2装置であって、前記第2装置の動作ログである第2動作ログを記憶する第2記憶部を備える第2装置と、を備える作業装置であって、前記ネットワークを流れる複数のパケットの各々は、前記基準時刻を書き込む時刻書込領域を備えており、前記第1装置は、前記複数のパケットのうちの少なくとも1つを用いて、情報を受信すること及び情報を送信することが可能であり、且つ、前記複数のパケットのすべてに対して前記基準時刻生成部によって生成された前記基準時刻を前記時刻書込領域に書き込むものであり、前記第2装置は、前記複数のパケットの少なくとも1つを用いて、情報を受信すること、及び情報を送信することが可能であり、前記第1装置は、前記基準時刻に対応する時刻を含む第1動作ログを前記第1記憶部に記憶させるものであり、前記第2装置は、前記基準時刻に対応する時刻を含む第2動作ログを前記第2記憶部に記憶させるものであり、前記作業装置は、前記ネットワークに接続され、前記ネットワークに流れる、前記第1装置によって前記基準時刻が付与された前記複数のパケットのすべてを取得して記憶する第3記憶部を備えるパケット取得装置を、さらに備える作業装置が実現される。
また、前記作業装置においては、前記第1装置は、前記複数のパケットのうちの少なくとも1つを用いて、前記情報を受信したときに、前記情報を受信したことを示す情報、及び前記情報を受信した時点の前記基準時刻を含む前記第1動作ログを、前記第1記憶部に記憶させるものとすることができる。
また、前記作業装置においては、前記第1装置は、前記複数のパケットのうちの少なくとも1つを用いて、前記情報を送信したときに、前記情報を送信したことを示す情報、及び前記情報を送信した時点の前記基準時刻を含む前記第1動作ログを、前記第1記憶部に記憶させるものとすることができる。
また、前記作業装置においては、前記第2装置は、前記複数のパケットのうちの少なくとも1つを用いて、前記情報を受信したときに、前記情報を受信したことを示す情報、及び前記情報を受信した時点の前記基準時刻に対応する時刻を含む前記第2動作ログを、前記第2記憶部に記憶させるものとすることができる。
また、前記作業装置においては、前記第2装置は、前記複数のパケットのうちの少なくとも1つを用いて、前記情報を送信したときに、前記情報を送信したことを示す情報、及び前記情報を送信した時点の前記基準時刻に対応する時刻を含む前記第2動作ログを、前記第2記憶部に記憶させるものとすることができる。
また、前記作業装置においては、前記第2装置は、前記第1装置から取得した前記基準時刻に基づいて、前記第2装置における時刻である第2装置時刻を生成する第2装置時刻生成部を、さらに備え、前記第2装置は、前記第2装置時刻生成部によって生成された前記第2装置時刻を含む前記第2動作ログを、前記第2記憶部に記憶させるものとすることができる。
また、前記作業装置においては、前記第2装置は、前記複数のパケットのうちの少なくとも1つである、第1パケットから前記情報を受信したときに、前記第1パケットから抽出した前記基準時刻を含む前記第2動作ログを、前記第2記憶部に記憶させるものとすることができる。
また、前記作業装置においては、前記第1装置は、前記複数のパケットのすべてを生成し、生成したすべてのパケットに前記基準時刻を書き込むものとすることができる。
また、上記課題を解決するために、本開示の別の面においては、ネットワークに接続された第1装置であって、前記第1装置の動作のログである第1動作ログを記憶する第1記憶部と、基準時刻を生成する基準時刻生成部と、を備える第1装置と、前記ネットワークを介して前記第1装置と通信可能である第2装置であって、前記第2装置の動作ログである第2動作ログを記憶する第2記憶部を備える第2装置と、を備える作業装置であって、前記ネットワークを流れる複数のパケットの各々は、前記基準時刻を書き込む時刻書込領域を備えており、前記第1装置は、前記複数のパケットのうちの少なくとも1つを用いて、情報を受信すること及び情報を送信することが可能であり、且つ、前記複数のパケットのすべてに対して前記基準時刻生成部によって生成された前記基準時刻を前記時刻書込領域に書き込むものであり、前記第2装置は、前記複数のパケットの少なくとも1つを用いて、情報を受信すること、及び情報を送信することが可能であり、前記第1装置は、前記基準時刻に対応する時刻を含む第1動作ログを前記第1記憶部に記憶させるものであり、前記第2装置は、前記基準時刻に対応する時刻を含む第2動作ログを前記第2記憶部に記憶させるものであり、前記作業装置は、前記ネットワークに接続され、前記ネットワークに流れる、前記第1装置によって前記基準時刻が付与された前記複数のパケットのすべてを取得して記憶する第3記憶部を備えるパケット取得装置を、さらに備える作業装置の動作確認方法であって、前記基準時刻が第1基準時刻のときの前記第1装置及び前記第2装置の動作を確認する場合、前記第1基準時刻を含む第1動作ログに関する情報を前記第1記憶部から取得するステップと、前記第1基準時刻に対応する時刻を含む第2動作ログに関する情報を前記第2記憶部から取得するステップと、前記第1基準時刻を含むパケットを前記第3記憶部から取得するステップと、取得した前記第1動作ログに関する情報、取得した前記第2動作ログに関する情報、及び取得した前記パケットと、を比較して、前記第1基準時刻における前記第1装置及び前記第2装置の動作を確認するステップと、を備える作業装置の動作確認方法が実現される。
第1装置に記憶された第1動作ログ、第2装置に記憶された第2動作ログ、及びパケット取得装置に記憶されたパケットに基づいて動作を確認できるため、いずれの装置側の通信不具合が発生したのかを判別することができる。
第1実施形態の業装置の全体構成を示す図である。 ネットワークを流れるパケットの詳細を示す図である。 不具合が発生しないときの、実装装置、供給装置及びパケットキャプチャ装置で記憶される動作ログ及びパケットを説明するための図である。 不具合が発生したときの、実装装置、供給装置及びパケットキャプチャ装置で記憶される動作ログ及びパケットを説明するための図である。 不具合が発生したときの、実装装置、供給装置及びパケットキャプチャ装置で記憶される動作ログ及びパケットを説明するための図である。 実装装置で実行されるパケット生成・送受信処理を示すフローチャートである。 実装装置で実行される動作ログ記憶処理を示すフローチャートである。 搬送装置で実行されるパケット情報書込取得処理を示すフローチャートである。 搬送装置で実行される動作ログ記憶処理を示すフローチャートである。
以下、本開示を説明するための実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本開示の第1実施形態の作業装置2の全体構成を示す。作業装置2は、回路基板に対して電子回路部品の組み付け作業(回路基板組立作業)を行なう。作業装置2は、回路基板組立作業を実施する実装装置10(第1装置の一例)、供給装置20(第2装置の一例)及び搬送装置30(第2装置の一例)を備えている。作業装置2は、実装装置10、供給装置20及び搬送装置30の間の双方向の通信を可能とするネットワーク4を備えている。また、作業装置2は、ネットワーク4に接続されたパケットキャプチャ装置40(パケット取得装置の一例)を備えている。なお、ネットワーク4は、複数の装置及びパケットキャプチャ装置40が接続されたイーサネット(登録商標)(ローカルエリアネットワーク)である。
実装装置10は、通信線11によってネットワーク4と接続されており、制御部12、記憶部14、駆動回路16及びヘッド装置18を備えている。実装装置10は、供給装置20及び搬送装置30に対して指令を送信するマスタであり、供給装置20及び搬送装置30は、マスタから指令を受信し、指令に応じて動作を行うスレーブである。実装装置10は、回路部品を回路基板に実装するための装置である。制御部12は、CPU、ROM、RAM、通信インターフェイス等を備え、ROMに記憶されたプログラムがCPUに実行されることにより、各種制御を行うものである。後述の供給装置20の制御部22、搬送装置30の制御部32、パケットキャプチャ装置40の制御部42も、制御部12と同様に構成されている。記憶部14は、実装装置10における動作を記憶するための動作ログ(第1動作ログの一例)等を記憶するためのものである。駆動回路16は、ヘッド装置18を駆動させるための回路であり、制御部12によって制御される。ヘッド装置18は、回路部品を吸着するための吸着部、吸着部を移動させるための移動部、及び回路部品等を撮影するためのカメラ部等を備えている。これらの部分が駆動回路16を介して制御部12によって制御されることで、実装装置10は、回路部品を回路基板に実装する。
なお、制御部12は、リアルタイムクロック13(基準時刻生成部の一例)を備えている。リアルタイムクロック13は、現在時刻(基準時刻の一例)を測定するものであり、詳細は後述する。
供給装置20は、通信線21によってネットワーク4に接続されており、制御部22、記憶部24、駆動回路26及び部品トレイ28を備えている。供給装置20は、回路部品が配列された部品トレイ28を、実装装置10に供給可能な位置に移動させる。記憶部24は、供給装置20における動作を記憶するための供給装置20の動作ログ(第2動作ログの一例)を記憶するものである。駆動回路26は、部品トレイ28を駆動させるための回路である。部品トレイ28は、モータを備え、モータは、駆動回路26を介して制御部22によって制御される。また、制御部22は、クロックカウンタ23(第2装置時刻生成部の一例)を備える。クロックカウンタ23は、実装装置10から取得した現在時刻に基づいて、供給装置20における時刻(第2装置時刻の一例)を測定するものであるが、詳細は後述する。
搬送装置30は、通信線31によってネットワーク4に接続されており、制御部32、記憶部34、駆動回路36及びコンベアベルト38を備えている。搬送装置30は、コンベアベルト38上に置かれた回路基板を特定の作業位置に搬入し、回路基板への作業終了後は、回路基板を搬出するものである。記憶部34は、搬送装置30における動作を記憶するための搬送装置30の動作ログ(第2動作ログの一例)を記憶するものである。駆動回路36は、コンベアベルト38を駆動させるための回路である。コンベアベルト38は、モータを備え、モータは、駆動部36を介して制御部32によって制御される。なお、制御部32は、クロックカウンタ33(第2装置時刻生成部の一例)を備える。クロックカウンタ33は、実装装置10から取得した現在時刻に基づいて、搬送装置30における時刻(第2装置時刻の一例)を測定するものであるが、詳細は後述する。
ここで、実装装置10、供給装置20及び搬送装置30の各装置で計測される時刻について説明する。実装装置10は、リアルタイムクロック13を備えるため、実装装置10における時刻はリアルタイムクロック13によって計測された現在時刻である。また、供給装置20は、カウンタクロック23を備えている。供給装置20の制御部22は、供給装置20を起動したときに、実装装置10に対して、リアルタイムクロック13が計測する現在時刻の取得要求を送信する。この取得要求に対して実装装置10の制御部12は、リアルタイムクロック13が計測する現在時刻を取得し、現在時刻を供給装置20に送信する。現在時刻を受信した供給装置20の制御部22は、受信した現在時刻を基準として、カウンタクロック23によってカウントを行い、供給装置20における時刻(第2装置時刻の一例)を決定する。このように、供給装置20が起動する度に送信されるリアルタイムクロック13の現在時刻に基づいて、供給装置20における時刻を計測するため、供給装置20における時刻を、実装装置10の現在時刻と同じ時刻とすることができる。なお、搬送装置30においても、同様に、取得した現在時刻に基づいて、搬送装置30における時刻が計測される。
図1に示すように、パケットキャプチャ装置40は、通信線41によってネットワーク4に接続されており、制御部42、記憶部44、駆動回路46及びディスプレイ48を備えている。パケットキャプチャ装置40は、ネットワーク4を流れるパケット50を取得するものであり、本実施形態のパケットキャプチャ装置40は、ネットワークを流れるパケットをキャプチャし、解析するためのソフトウェア(以下、パケットキャプチャソフトという)がインストールされたPCである。制御部42は、インストールされたパケットキャプチャソフトを実行する。また、制御部42は、通信線41によって接続されたネットワーク4に流れるパケット50を取得するための通信インターフェイスを備えている。なお、本実施形態においては、「ネットワーク4をパケット50が流れる」と表現し、ネットワークを行き交う「データのひとかたまり(データの単位)」を意味する用語として「パケット」を用いることとする。従って、データリンク層を流れる「データのひとかたまり」としての「フレーム」も「パケット」の一態様であり、本実施形態のように、イーサネットを用いたネットワーク4の場合は、「パケット」を「フレーム」と置き換えても良い。また、ネットワーク4が別の種類のネットワークになった場合は、「パケット」を、データのひとかたまりを示す「セグメント」「データグラム」「メッセージ」と置き換えることができる。
記憶部44は、制御部42によって取得されたパケット50を、記憶するものである。パケットキャプチャソフトが実行されている間は、制御部42が取得したすべてのパケット50が記憶部44に記憶される。駆動回路46は、ディスプレイ48を駆動するための回路である。使用者は、ディスプレイ48に表示された画像に基づいて、パケットキャプチャソフトを実行させ、さらに、記憶部44に記憶された複数のパケット50の中から所望のパケット50に関する情報をディスプレイ48に表示させて、パケット50の解析を行う。
次に、ネットワーク4を流れるパケット50の構造について、図2を参照して説明する。パケット50は、ヘッダー領域50Aとデータ領域50Bを備えている。パケット50のヘッダー領域50Aには、パケット50の送信元のアドレス、送信先のアドレス等が記載されている。また、パケット50のデータ領域50Bは、送信領域50B1、受信領域50B2、送信領域50B3、受信領域50B4、及び時刻書込領域50B5を備えている。送信領域50B1は、供給装置20が実装装置10に送信するデータが書き込まれる領域である。また、受信領域50B2は、供給装置20が実装装置10から受け取るデータ、すなわち、実装装置10が供給装置20に送信するデータが書き込まれる領域である。送信領域50B3は、搬送装置30が実装装置10に送信するデータが書き込まれる領域である。また、受信領域50B4は、搬送装置30が実装装置10から受け取るデータ、すなわち、実装装置10が搬送装置30に送信するデータが書き込まれる領域である。また、時刻書込領域50B5は、実装装置10のリアルタイムクロック13が計測する現在時刻が書き込まれる領域である。本実施形態では、実装装置10がパケット50をネットワーク4に送信するときの現在時刻が、時刻書込領域50B5に書き込まれることになる。ここで、図1を参照して、ネットワーク4を流れるパケット50に関して説明する。
ネットワーク4を流れるすべてのパケット50は、実装装置10の制御部12によって生成される。制御部12は、所定期間毎にパケット50を生成し、通信線11を介してネットワーク4にパケット50を送信する。制御部12は、パケット50を生成し、パケット50をネットワーク4に送信したときの時刻、すなわち、リアルタイムクロック13が測定する現在時刻を、パケット50の時刻書込領域50B5に書き込む。従って、ネットワーク4に流れるすべてのパケット50は、制御部12がパケット50をネットワーク4に送信したときのそれぞれの時刻が、時刻書込領域50B5に付与されたものとなる。このようにして生成されたすべてのパケット50は、実装装置10から通信線11を介してネットワーク4に送信される。
なお、制御部12は、所定時間毎に、それぞれの送信時刻が時刻書込領域50B5に付与された複数のパケット50を、ネットワーク4に送信する。従って、制御部12は、送信又は受信すべきデータを含まないパケット50も所定期間毎に生成する。そのようなパケット50は、ヘッダー領域50Aに、送信元アドレス及び送信先アドレスを有していなし、領域50B1から50B4にデータは書き込まれていない。しかしながら、ネットワーク4を流れるすべてのパケット50は、その時刻書込領域50B5に、当該パケット50のネットワーク4への送信時刻が付与されたものとされている。
実装装置10が供給装置20にデータを送信する場合は、パケット50の受信領域50B2にデータを書き込んだパケット50を作成する。供給装置20は、受信領域50B2にデータが書き込まれたパケット50を受信し、受信領域50B2に書き込まれたデータを取得する。また、同様に、搬送装置30は、受信領域B4にデータが書き込まれたパケット50を受信し、受信領域50B4に書き込まれたデータを取得する。また、供給装置20が実装装置10にデータを送信する場合は、供給装置20は、ネットワーク4を流れているパケット50の送信領域50B1にデータを書き込む。搬送装置30が実装装置10にデータを送信する場合は、搬送装置30は、ネットワーク4を流れているパケット50の送信領域50B3にデータを書き込む。実装装置10は、送信領域50B1に書き込まれたパケット50からデータを取得し、送信元が供給装置20であることを認識する。また、実装装置10は、送信領域50B3に書き込まれたパケット50からデータを取得し、送信元が搬送装置30であることを認識する。図1のネットワーク4に沿う矢印の方向、すなわち、ネットワーク4の時計回り方向に、パケット50がネットワーク4を流れるように構成し、実装装置10、供給装置20、搬送装置30及びパケットキャプチャ装置40を配置することで、実装装置10と、供給装置20及び搬送装置30間のデータの送受信が可能となる。そして、パケットキャプチャ装置40は、供給装置20及び搬送装置30によってデータが書き込まれた後のパケット50を取得することが可能となる。
パケットキャプチャ装置40は、ネットワーク4を流れるすべてのパケット50を受信し、記憶部44に記憶するものである。従って、パケットキャプチャ装置40の記憶部44には、ネットワーク4において、実装装置10と、供給装置20及び搬送装置30との間における、データの送受信のすべてのやり取りが記憶されていることになる。
ここで、図3を参照して、ネットワーク4における、実装装置10と供給装置20のパケット50を用いた通信のやり取りについて説明する。なお、図3において、実装装置10から下方に延びる実線の左側の動作ログ10T3から10T6は、実装装置10の記憶部14に記憶される、各時刻が付与された動作ログを示している。また、図3の実装装置10から下方に延びる実線の右側のパケット50T1から50T7は、各時刻において実装装置10から送信されるパケット50を示している。また、供給装置20から下方に延びる実線の左側のパケット50T4及び50T6は、供給装置20が受信したパケット50を示しており、実線の右側の動作ログ20T3から20T6は、供給装置20の記憶部24が記憶する、各時刻が付与された動作ログを示している。また、パケットキャプチャ装置40から下方に延びる実線の右側のパケット50T1~50T7は、パケットキャプチャ装置40の記憶部44が記憶するパケット50を示している。
上述したように、実装装置10は、所定期間毎にパケット50を送信するものであり、時刻T1でパケット50T1をネットワーク4に送信する。パケット50T1の時刻書込領域50B5には、パケット50T1が送信された時刻T1が書き込まれている。このパケット50T1は、送信先及び送信すべきデータがないため、ネットワーク4を流れた後、パケットキャプチャ装置40に取得され、記憶部44に記憶される。また、時刻T1の所定期間後の時刻T2に送信されたパケット50T2も、同様に、記憶部44に記憶される。
時刻T3において、実装装置10は、パケット50T3をネットワーク4に送信する。パケット50T3は、供給装置20を送信先とするパケットであり、パケット50T3の受信領域50B2には、実装装置10から供給装置20に送信すべきデータが書き込まれている。また、パケット50T3の時刻書込領域50B5には、時刻T3が書き込まれている。実装装置10は、パケット50T3をネットワーク4に送信したときに、動作ログ10T3を生成する。動作ログ10T3には、供給装置20宛てのデータ(供給装置20宛てのデータを含むパケット50T3)をネットワーク4に送信したことを示す情報と、供給装置20宛のデータをネットワーク4に送信したときの、リアルタイムクロック13による現在時刻と、送信したデータの内容を示す情報と、が含まれる。動作ログ10T3は記憶部14に記憶される。
ネットワーク4を流れるパケット50T3は、送信先が供給装置20であるため、時刻T3において、供給装置20は、パケット50T3を受信する。供給装置20は、パケット50T3を受信したときに、動作ログ20T3を生成する。動作ログ20T3には、実装装置10からのデータ(実装装置10からのデータを含むパケット50T3)を受信したことを示す情報と、実装装置10からのデータを受信したときの、クロックカウンタ23による供給装置20における時刻と、受信したデータの内容を示す情報と、が含まれる。クロックカウンタ23による供給装置20における時刻は、実装装置10のリアルタイムクロック13の値を参照して測定されるため、実質的に時刻T3を示すものとなる。動作ログ20T3は記憶部24に記憶される。また、パケット50T3は、パケットキャプチャ装置40に取得され、記憶部44に記憶される。
また、供給装置20は、時刻T4においてネットワーク4を流れているパケット50T4に実装装置10宛てのデータを書き込む。パケット50T4の時時刻書込領域50B5には、時刻T4が書き込まれている。供給装置20がパケット50T4をネットワーク4に送信したときに(データを書き込んだときに)、供給装置20は、動作ログ20T4を生成する。動作ログ20T4には、実装装置10宛てのデータ(実装装置10宛てのデータを含むパケット50T4)を送信した(書き込んだ)ことを示す情報と、実装装置10宛てのデータをネットワーク4に送信したときの、クロックカウンタ23による供給装置20における時刻と、送信したデータの内容を示す情報と、が含まれる。動作ログ20T4は、記憶部24に記憶される。
ネットワーク4を流れるパケット50T4は、送信先が実装装置10であるため、時刻T4において、実装装置10は、パケット50T4を受信する。実装装置10は、パケット50T4を受信したときに、動作ログ10T4を生成する。動作ログ10T4には、供給装置20からのデータ(供給装置20からのデータを含むパケット50T4)を受信したことを示す情報と、実装装置10からのデータを受信したときの、リアルタイムクロック13による現在時刻と、受信したデータの内容を示す情報と、が含まれる。動作ログ10T4は、実装装置10の記憶部14に既往される。また、パケット50T4は、パケットキャプチャ装置40に取得され、記憶部44に記憶される。
その後、同様に、実装装置10によって生成された動作ログ10T5、10T6が記憶部14に記憶され、供給装置20によって生成された動作ログ20T5、20T6が記憶部24に記憶される。また、受信領域50B2にデータが書き込まれ、時刻書込領域50B5に時刻T5が書き込まれたパケット50T5、送信領域50B1にデータが書き込まれ、時刻書込領域50B5に時刻T6が書き込まれたパケット50T6、及び宛先を指定しない、時刻書込領域50B5に時刻T7が書き込まれたパケット50T7が記憶部44に記憶される。
上述のように記憶された動作ログ及びパケットを参照することにより、実装装10と供給装置20の間の通信のやり取りに不具合があったか否かを判断することができる。例えば、時刻T3を含む、実装装置10の動作ログである動作ログ10T3、時刻T3を含む、供給装置20の動作ログである動作ログ20T3、及び、時刻T3を含むパケット50T3を参照する。動作ログ10T3には、時刻T3において、供給装置20宛てのデータを送信したことを示す情報が記載されている。また、動作ログ20T3には、時刻T3において、実装装置10からデータを受信したことを示す情報が記載されている。さらに、パケット50T3には、受信領域50B2に、実装装置10から供給装置20宛てのデータが書き込まれていることが分かる。従って、動作ログ10T3、20T3及びパケット50T3の内容は互いに整合性が取れるため、時刻T3においては、実装装置10と供給装置20との間の通信のやり取りには、不具合が発生していなかったことが分かる。
一方、実装装置10と供給装置20との間の通信のやり取りに、不具合が発生していた場合について述べる。図4においては、動作ログ10T3、10T4、20T3、20T4、及びパケット50T1、50T2、50T3、50T4は、図3と同じである。
時刻T5において、実装装置10は、パケット50T5をネットワーク4に送信する。パケット50T5は、供給装置20を送信先とするパケットであり、パケット50T5の受信領域50B2には、実装装置10から供給装置20に送信すべきデータが書き込まれている。また、パケット50T5の時刻書込領域50B5には、時刻T5が書き込まれている。実装装置10は、パケット50T5をネットワーク4に送信したときに、動作ログ10T5を生成する。動作ログ10T5には、供給装置20宛てのデータ(供給装置20宛てのデータを含むパケット50T5)をネットワーク4に送信したことを示す情報と、供給装置20宛てのデータをネットワーク4に送信したときの現在時刻と、送信したデータの内容を示す情報と、が含まれる。動作ログ10T5は、記憶部14に記憶される。
一方、供給装置20においては、実装装置10との間の通信のやり取りに不具合が生じ、時刻T5にネットワーク4に流れているパケット50T5を受信できていない。この場合、供給装置20は、実装装置10からのデータを受信していないため、時刻T5における動作ログは生成されない。従って、時刻T5を含む動作ログは、記憶部24に記憶されていない。パケットキャプチャ装置40は、時刻T5においてネットワーク4に流れていたパケット50T5を取得し、記憶部44に記憶している。
使用者は、時刻T5以降に、供給装置20において、供給装置20が動作しない不具合を発見し、その不具合が、実装装置10と供給装置20との間の通信のやり取りに起因するものであるか否かを検証する。その際、使用者は、実装装置10の記憶部14に記憶された動作ログの中から時刻T5(第1基準時刻の一例)を含む動作ログ10T5を参照し、実装装置10から供給装置20へのデータの送信動作が行われていたことを検出する(第1基準時刻に対応する時刻を含む第1動作ログに関する情報を取得することの一例)。また、使用者は、供給装置20の記憶部24に記憶された動作ログを参照し、時刻T5を含む動作ログが記憶部24に記憶されていないことを検出する(第1基準時刻に対応する時刻を含む第2動作ログに関する情報を取得することの一例)。さらに、使用者は、パケットキャプチャ装置40の記憶部44に記憶された、時刻T5を含むパケット50T5を参照し、実装装置10から送信されたパケット50T5に、供給装置20宛てのデータが含まれていたことを検出する。実装装置10の動作ログ10T5の内容と、パケット50T5の内容が整合することから、データの送信側としての実装装置10の動作には、問題が無いことが分かる。このように、動作ログ及びパケットを参照することにより、今回発生した不具合が、実装装置10と供給装置20との間の通信のやり取りにおいて発生したことを検出することができる。今回発生した不具合については、実装装置10による送信側の不具合ではなく、供給装置20による受信側の不具合であったことを判別することができる。
また、別の不具合について図5を参照して説明する。図5は、時刻T5において実装装置10によってネットワーク4に送信されるパケット50T51が、図4の時刻T5において実装装置10によって送信されたパケット50T5と異なるが、これ以外の構成は、図4と同じである。
時刻T5において、実装装置10は、パケット50T51をネットワーク4に送信したときに、動作ログ10T5を作成する。動作ログ10T5には、供給装置20宛てのデータをネットワーク4に送信したことを示す情報と、供給装置20宛てのデータをネットワーク4に送信したときの、現在時刻と、送信したデータの内容を示す情報と、が含まれる。動作ログ10T5は、記憶部14に記憶されている。また、実装措置10から時刻T5でネットワーク4に送信されたパケット50T51は、パケットキャプチャ装置40の記憶部44に記憶される。
使用者は、時刻T5以降に、供給装置20において、供給装置20が動作しない不具合を発見し、その不具合が、実装装置10と供給装置20との間の通信のやり取りに起因するものであるか否かを検証する。その際、使用者は、実装装置10の記憶部14に記憶された動作ログの中から時刻T5を含む動作ログ10T5を参照する。また、使用者は、供給装置20の記憶部24に記憶された動作ログを参照し、時刻T5を含む動作ログが記憶部24に記憶されていないことを検出する。さらに、使用者は、パケットキャプチャ装置40の記憶部44に記憶された、時刻T5を含むパケット50T51を参照し、実装装置10から送信されたパケット50T51に、供給装置20宛てのデータが含まれていないことを検出する。動作ログ10T5の内容と、パケット50T51の内容が整合していないことから、今回発生した不具合が、供給装置20の受信側の不具合ではなく、実装装置10の送信側の不具合であったことを判別することができる。
次に、パケット50の各装置間におけるパケットの送受信処理、及び各装置における動作ログの記憶処理に関して、以下に説明する。図6は、実装装置10において実行されるパケット生成・送受信処理を示すフローチャートである。なお、図6のフローチャートは、実装装置10が、供給装置20及び搬送装置30との通信のやり取りを開始したとき以降に実行される。
ステップ110(以下、S110と略称する)において、制御部12は、S110において、制御部12は、実装装置10が実装装置10宛てのデータを含むパケット50を受信したか否かを判断する。実装装置10宛てのデータを含むパケット50を受信した場合(S110:YES)は、S120において、実装装置10宛てのデータを取得する。
一方、実装装置10が実装装置10宛てのデータを含むパケット50を受信していない場合(S110:NO)は、S130において、制御部12は、実装装置10が、他の装置宛てのデータを有しているか否かを判断する。他の装置に送信すべきデータを有していると判断された場合(S130:YES)は、S140において、制御部12は、パケット50の時刻書込領域50B5に現在時刻を書き込み、受信領域50B2又は50B4に他の装置宛てのデータを書き込み、パケット50をネットワーク4に送信する。一方、他の装置に送信すべきデータを有していないと判断された場合(S130:NO)は、制御部12は、パケット50に他の装置宛てのデータを書き込むことなく、現在時刻を時刻書込領域50B5に書き込み、パケット50をネットワーク4に送信する。その後、制御部12は、S140又はS150においてパケット50をネットワーク4に送信してから所定期間が経過したか否かを判断する。所定期間経過していない場合は、制御部12は、繰り返しS160の判断を繰り返す。所定期間経過した場合は、制御部12は、S110の判断に戻る。
次に、図7を参照し、実装装置10における、動作ログの記憶処理について説明する。なお、図7に示すフローチャートは、実装装置10が起動させられたとき以降に実行されるものである。S200において、制御部12は、実装装置10が他の装置宛てのデータを含むパケット50をネットワーク4に送信したか否かを判断する。実装装置10が他の装置宛てのデータを含むパケット50をネットワーク4に送信したと判断された場合は、S210において、制御部12は、現在時刻を取得して動作ログを作成し、作成された動作ログを記憶部14に記憶させる。動作ログには、他の装置宛てのデータを含むパケット50をネットワーク4に送信したことを示す情報、他の装置宛てのデータをネットワーク4に送信したときの、リアルタイムクロック13による現在時刻、及び送信したデータを示す情報が含まれている。
一方、他の装置宛てのデータを含むパケット50をネットワーク4に送信していないと判断された場合(S200:NO)は、制御部12は、S220において、実装装置10宛てのデータを含むパケット50を受信したか否かを判断する。実装装置10宛てのデータを含むパケット50を受信したと判断された場合は、S210において、制御部12は、現在時刻を取得して動作ログを作成し、作成された動作ログを記憶部14に記憶させる。動作ログには、実装装置10宛てのデータを含むパケット50を受信したことを示す情報と、実装装置10宛てのデータを受信したときの、リアルタイムクロック13による現在時刻、及び、受信したデータを示す情報が含まれている。
一方、実装装置10宛てのデータを含むパケット50を受信していないと判断された場合(S220:NO)には、制御部12は、S230において、実装装置10が動作したか否かを判断する。実装装置10が動作したと判断された場合は、S210において、制御部12は、現在時刻を取得して、動作ログを作成し、作成された動作ログを記憶部14に記憶させる。動作ログには、実装装置10が動作したことを示す情報、実装装置10が動作したときの、リアルタイムクロック13による現在時刻と、が含まれる。一方、実装装置10が動作していないと判断された場合(S230:NO)、制御部12は、処理をS200に戻す。
次に、図8を参照し、供給装置20における、パケット50へのデータの書込み処理、及びパケット50からのデータの取り込み処理を説明する。なお、図8に示すフローチャートは、供給装置20が実装装置10と通信のやり取りを開始したとき以降に実行される。なお、図8及び後述の図9は、供給装置20において実行される処理として説明するが、搬送装置30においても同じ内容の処理が実行されるため、搬送装置30において実行される処理の説明は省略する。
ステップ300において、制御部22は、自装置宛てのデータを含むパケット50を受信したか否かを判断する。自装置宛てのデータを含むパケット50を受信したと判断された場合、制御部22は、S310において、受信したパケット50に含まれる自装置宛てのデータを取得する。一方、自装置宛てのデータを含むパケット50を受信していないと判断された場合(S300:NO)は、S320において、制御部22は、実装装置10宛ての送信データがあるか否かを判断する。実装装置10宛ての送信データがあると判断された場合は、S330において、制御部22は、現在ネットワーク4を流れているパケット50の送信領域50B1に、実装装置10に送信するデータを書き込む。一方、実装装置10宛ての送信データが無いと判断された場合(S330:NO)は、制御部22は、処理をS300に戻す。
次に、図9を参照し、供給装置20における、動作ログの記憶処理について説明する。なお、図9に示すフローチャートは、供給装置20が起動させられたとき以降に実行されるものである。S400において、制御部22は、供給装置20が実装装置10宛てのデータを含むパケット50をネットワーク4に送信したか否かを判断する。制御部22は、供給装置20が実装装置10宛てのデータを送信した場合、すなわち、供給装置20が現在ネットワーク4を流れているパケット50の送信領域50B1に実装装置10宛てのデータを書き込んだ場合は、S400における判断をYESとする。供給装置20が実装装置10宛てのデータを含むパケット50をネットワーク4に送信したと判断された場合は、制御部22は、S410において、供給装置20における時刻を取得して、動作ログを作成し、作成された動作ログを記憶部24に記憶させる。動作ログには、実装装置10宛てのデータを含むパケット50をネットワーク4に送信したことを示す情報、実装装置10宛てのデータをネットワーク4に送信したときの、クロックカウンタ23による供給装置20における時刻、及び実装装置10に送信したデータを示す情報と、が含まれる。
一方、供給装置20が実装装置10宛てのデータを含むパケット50をネットワーク4に送信していないと判断された場合(S400:NO)は、S420において、制御部22は、供給装置20が自装置宛てのデータを含むパケット50を受信したか否かを判断する。供給装置20が自装置宛てのデータを含むパケット50を受信したと判断された場合は、S410において、制御部22は、動作ログを作成し、作成された動作ログを記憶部24に記憶させる。動作ログには、供給装置20が自装置宛てのデータを含むパケット50を受信したことを示す情報、供給装置20が自装置宛てのデータを受信したときの、カウンタクロック23による供給装置20における時刻、及び供給装置20が受信したデータを示す情報と、が含まれる。
一方、供給装置20が自装置宛てのデータを含むパケット50を受信していないと判断された場合(S420:NO)は、S430において、制御部22は、自装置が動作したか否かを判断する。自装置が動作したと判断された場合は、S410において、制御部22は、供給装置2における時刻を取得して、動作ログを作成し、作成された動作ログを記憶部24に記憶させる。動作ログには、自動値が動作したこと(動作内容)を示す情報、自装置が動作したときの、カウンタクロック23による供給装置20における時刻と、が含まれる。
一方、供給装置20が動作していないと判断された場合(S430:NO)は、制御部22は、S400に処理を戻す。
以上説明したように、本実施形態の作業装置2においては、動作時刻を含む実装装置10の動作ログが記憶部14に記憶され、動作時刻を含む供給装置20の動作ログが記憶部24記憶され、動作時刻を含む搬送装置30の動作ログが記憶部34に記憶され、さらに、動作時刻を含むすべてのパケット50が記憶部44に記憶されている。従って、同じ動作時刻における、実装装置10の動作ログ、供給装置20の動作ログ、搬送装置30の動作ログ、及び同じ動作時刻を含むパケット50を参照することにより、動作の不具合が、実装装置10、供給装置20、搬送装置30のいずれの装置の通信不具合に起因するものであるとかを判別することができる。
また、実装装置10は、自装置宛てのデータを受信したとき、及び他の装置宛てのデータを送信したときに、受信動作時刻又は送信動作時刻を含む動作ログを作成し、記憶させる。従って、記憶された動作ログと、パケットキャプチャ装置40に記憶された、時刻情報を含むパケット50との整合性を確認することができる。
また、供給装置20及び搬送装置30は、自装置宛てのデータを含むパケット50を受信したとき、及び実装装置10宛てのデータを含むパケット50を送信したときに、受信動作時刻又は送信動作時刻を含む動作ログを作成し、記憶させる。従って、記憶された動作ログと、パケットキャプチャ装置40に記憶された、時刻情報を含むパケット50との整合性を確認することができる。
また、供給装置20及び搬送装置30は、実装装置10からの現在時刻に基づいて、供給装置20における時刻、及び搬送装置30における時刻を計測するため、実装装置10とほぼ同一の時刻を得ることができる。
また、ネットワーク4を流れるすべてのパケット50に、実装装置10が現在時刻を付与するため、パケットキャプチャ装置40の記憶部44に記憶されたパケット50と、各装置の動作ログとの整合性を確認することができる。
なお、本実施形態においては、供給装置20及び搬送装置30は、実装装置10から送信された、リアルタイムクロック13による現在時刻に基づいて、カウンタクロック23,33を用いて供給装置20における時刻、又は搬送装置30における時刻を計測したが、本開示はこれに限られるものでは無い。例えば、供給装置20は、自装置宛てのデータを含むパケット50(第1パケットの一例)を受信したときに、自装置宛てのデータを含むパケット50に含まれる現在時刻をパケット50から抽出し、抽出した現在時刻を、その時に作成する動作ログに付与しても良い。このように構成した場合は、供給装置20は、実装装置10の動作ログと同じ時刻が付与された動作ログを作成することが可能となる。また、供給装置20が起動する度に実装装置10に現在時刻の送信要求を行う必要が無くなるため、供給装置20における制御が簡略化される。また、供給装置20のカウンタクロック23を備えることが不要となる。
2:作業装置
4:ネットワーク
10:実装装置
12:制御部
13:リアルタイムクロック
14:記憶部
16:駆動回路
18:ヘッド装置
20:供給装置
22:制御部
24:記憶部
26:駆動回路
28:部品トレイ
30:搬送装置
32:制御部
34:記憶部
36:駆動回路
38:コンベアベルト
40:パケットキャプチャ装置
42:制御部
44:記憶部
46:駆動回路
48:ディスプレイ
50、50T1~50T7:パケット
50A:ヘッダー領域
50B:データ領域
50B1:送信領域
50B2:受信領域
50B3:送信領域
50B4:受信領域
50B5:時刻書込領域
10T3~10T6:動作ログ
20T3~20T6:動作ログ
50T1~50T7:パケット

Claims (9)

  1. ネットワークに接続された第1装置であって、前記第1装置の動作のログである第1動作ログを記憶する第1記憶部と、基準時刻を生成する基準時刻生成部と、を備える第1装置と、
    前記ネットワークを介して前記第1装置と通信可能である第2装置であって、前記第2装置の動作ログである第2動作ログを記憶する第2記憶部を備える第2装置と、を備える作業装置であって、
    前記ネットワークを流れる複数のパケットの各々は、前記基準時刻を書き込む時刻書込領域を備えており、
    前記第1装置は、前記複数のパケットのうちの少なくとも1つを用いて、情報を受信すること及び情報を送信することが可能であり、且つ、前記複数のパケットのすべてに対して前記基準時刻生成部によって生成された前記基準時刻を前記時刻書込領域に書き込むものであり、
    前記第2装置は、前記複数のパケットの少なくとも1つを用いて、情報を受信すること、及び情報を送信することが可能であり、
    前記第1装置は、前記基準時刻に対応する時刻を含む第1動作ログを前記第1記憶部に記憶させるものであり、
    前記第2装置は、前記基準時刻に対応する時刻を含む第2動作ログを前記第2記憶部に記憶させるものであり、
    前記作業装置は、
    前記ネットワークに接続され、前記ネットワークに流れる、前記第1装置によって前記基準時刻が付与された前記複数のパケットのすべてを取得して記憶する第3記憶部を備えるパケット取得装置を、さらに備える作業装置。
  2. 前記第1装置は、前記複数のパケットのうちの少なくとも1つを用いて、前記情報を受信したときに、前記情報を受信したことを示す情報、及び前記情報を受信した時点の前記基準時刻を含む前記第1動作ログを、前記第1記憶部に記憶させる請求項1に記載の作業装置。
  3. 前記第1装置は、前記複数のパケットのうちの少なくとも1つを用いて、前記情報を送信したときに、前記情報を送信したことを示す情報、及び前記情報を送信した時点の前記基準時刻を含む前記第1動作ログを、前記第1記憶部に記憶させる請求項1又は2に記載の作業装置。
  4. 前記第2装置は、前記複数のパケットのうちの少なくとも1つを用いて、前記情報を受信したときに、前記情報を受信したことを示す情報、及び前記情報を受信した時点の前記基準時刻に対応する時刻を含む前記第2動作ログを、前記第2記憶部に記憶させる請求項1から3にいずれかに記載の作業装置。
  5. 前記第2装置は、前記複数のパケットのうちの少なくとも1つを用いて、前記情報を送信したときに、前記情報を送信したことを示す情報、及び前記情報を送信した時点の前記基準時刻に対応する時刻を含む前記第2動作ログを、前記第2記憶部に記憶させる請求項1から4のいずれかに記載の作業装置。
  6. 前記第2装置は、前記第1装置から取得した前記基準時刻に基づいて、前記第2装置における時刻である第2装置時刻を生成する第2装置時刻生成部を、さらに備え、
    前記第2装置は、前記第2装置時刻生成部によって生成された前記第2装置時刻を含む前記第2動作ログを、前記第2記憶部に記憶させる請求項1から5のいずれかに記載の作業装置。
  7. 前記第2装置は、前記複数のパケットのうちの少なくとも1つである、第1パケットから前記情報を受信したときに、前記第1パケットから抽出した前記基準時刻を含む前記第2動作ログを、前記第2記憶部に記憶させる請求項1から5のいずれかに記載の作業装置。
  8. 前記第1装置は、前記複数のパケットのすべてを生成し、生成したすべてのパケットに前記基準時刻を書き込むものである請求項1から7のいずれかに記載の作業装置。
  9. ネットワークに接続された第1装置であって、前記第1装置の動作のログである第1動作ログを記憶する第1記憶部と、基準時刻を生成する基準時刻生成部と、を備える第1装置と、前記ネットワークを介して前記第1装置と通信可能である第2装置であって、前記第2装置の動作ログである第2動作ログを記憶する第2記憶部を備える第2装置と、を備える作業装置であって、前記ネットワークを流れる複数のパケットの各々は、前記基準時刻を書き込む時刻書込領域を備えており、前記第1装置は、前記複数のパケットのうちの少なくとも1つを用いて、情報を受信すること及び情報を送信することが可能であり、且つ、前記複数のパケットのすべてに対して前記基準時刻生成部によって生成された前記基準時刻を前記時刻書込領域に書き込むものであり、前記第2装置は、前記複数のパケットの少なくとも1つを用いて、情報を受信すること、及び情報を送信することが可能であり、前記第1装置は、前記基準時刻に対応する時刻を含む第1動作ログを前記第1記憶部に記憶させるものであり、前記第2装置は、前記基準時刻に対応する時刻を含む第2動作ログを前記第2記憶部に記憶させるものであり、前記作業装置は、前記ネットワークに接続され、前記ネットワークに流れる、前記第1装置によって前記基準時刻が付与された前記複数のパケットのすべてを取得して記憶する第3記憶部を備えるパケット取得装置を、さらに備える作業装置の動作確認方法であって、
    前記基準時刻が第1基準時刻のときの前記第1装置及び前記第2装置の動作を確認する場合、
    前記第1基準時刻を含む第1動作ログに関する情報を前記第1記憶部から取得するステップと、
    前記第1基準時刻に対応する時刻を含む第2動作ログに関する情報を前記第2記憶部から取得するステップと、
    前記第1基準時刻を含むパケットを前記第3記憶部から取得するステップと、
    取得した前記第1動作ログに関する情報、取得した前記第2動作ログに関する情報、及び取得した前記パケットと、を比較して、前記第1基準時刻における前記第1装置及び前記第2装置の動作を確認するステップと、を備える作業装置の動作確認方法。
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