JP7073599B2 - Board storage container - Google Patents
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Description
本開示は、基板収納容器に関する。 The present disclosure relates to a substrate storage container.
基板収納容器は、基板を収納する容器本体と、容器本体の開口を閉止する蓋体と、容器本体と蓋体との間に設けられる環状のパッキンと、を備えたものであり、基板を気密状態で収納している。 The board storage container is provided with a container body for storing the board, a lid for closing the opening of the container body, and an annular packing provided between the container body and the lid, and the board is airtight. It is stored in a state.
この種のパッキンとして、延出片がその延長線とシール面との間に略鋭角を形成するように形成されたもの、シール面に接触して基板収納容器の外側に湾曲したもの及び開口正面外方に向けて屈曲しているものなどが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
This type of packing includes those in which the extension piece is formed so as to form an approximately acute angle between the extension line and the sealing surface, those in which the extension piece is curved to the outside of the substrate storage container in contact with the sealing surface, and the front surface of the opening. Those that are bent outward are known (see, for example,
これらのパッキンは、基板収納容器の内部が陰圧の場合、言い換えると、外部の圧力が高い場合に、延出片がシール面に押し付けられる方向に変形するため、良好なシール性を奏するようになっている。 These packings are deformed in the direction in which the extension piece is pressed against the sealing surface when the inside of the substrate storage container is negative pressure, in other words, when the outside pressure is high, so that the packing has good sealing performance. It has become.
しかしながら、上記のような従来技術では、内部の陽圧に対するシール性を確保しつつ、蓋体の開閉に伴う摩擦によるパーティクルの発生を低減することが難しい。パッキンは、エラストマー等により形成されており、摩擦によりパーティクルが比較的発生しやすい。また、不活性ガスなどのパージガスを基板収納容器の内部に供給した場合、つまり、基板収納容器の内部が陽圧になる場合は、延出片はシール面から剥がされる方向に変形するため、シール性が低下することがある。 However, with the above-mentioned conventional technique, it is difficult to reduce the generation of particles due to friction caused by opening and closing the lid while ensuring the sealing property against the internal positive pressure. The packing is made of an elastomer or the like, and particles are relatively likely to be generated by friction. Further, when the purge gas such as the inert gas is supplied to the inside of the substrate storage container, that is, when the inside of the substrate storage container becomes positive pressure, the extension piece is deformed in the direction of being peeled off from the sealing surface, so that the seal is sealed. The sex may be reduced.
そこで、1つの側面では、本発明は、内部の陽圧に対するシール性を確保しつつ、蓋体の開閉に伴う摩擦によるパーティクルの発生を低減することを目的とする。 Therefore, on one aspect, it is an object of the present invention to reduce the generation of particles due to friction caused by opening and closing the lid while ensuring the sealing property against the internal positive pressure.
1つの側面では、基板を収納する容器本体と、
前記容器本体の開口を閉止する蓋体とを備え、
前記容器本体における前記開口まわりの第1部位、及び、前記蓋体における前記第1部位に対向する第2部位の一方の部位は、他方の部位とは異なる材料により形成され、かつ、他方の部位に向けて突出する突起部であって端面が前記他方の部位に当接する突起部を有する、基板収納容器が提供される。
On one side, the container body that houses the board and
A lid that closes the opening of the container body is provided.
One part of the container body around the opening and one part of the lid body facing the first part are formed of a material different from the other part, and the other part. Provided is a substrate storage container having a protrusion that projects toward the surface and has a protrusion whose end face abuts on the other portion.
1つの側面では、本発明によれば、内部の陽圧に対するシール性を確保しつつ、蓋体の開閉に伴う摩擦によるパーティクルの発生を低減することが可能となる。 On one side, according to the present invention, it is possible to reduce the generation of particles due to friction caused by opening and closing the lid while ensuring the sealing property against the internal positive pressure.
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。 Hereinafter, each embodiment will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
図1は、一実施例の基板収納容器1を示す分解概略斜視図である。
FIG. 1 is an exploded schematic perspective view showing a
図1に示すように、基板収納容器1は、基板Wを収納する容器本体10と、容器本体10の開口11を閉止する蓋体20と、を備えている。
As shown in FIG. 1, the
容器本体10は、箱状体であり、開口11が正面に形成されたフロントオープン型である。開口11は、外側に広がるように段差をつけて屈曲形成され、その段差部の面がシール面12として、開口11の正面の内周縁に形成されている。なお、容器本体10は、300mm径や450mm径の基板Wの挿入操作を行い易いことから、フロントオープン型が好ましいが、開口11が下面に形成されたボトムオープン型であってもよい。
The
容器本体10の内部の左右両側には、支持体13が配置されている。支持体13は、基板Wの載置及び位置決めをする機能を有している。支持体13には、複数の溝が高さ方向に形成され、いわゆる溝ティースを構成している。そして、基板Wは、同じ高さの左右2か所の溝ティースに載置されている。支持体13の材料は、容器本体10と同様のものであってもよいが、耐熱性や、洗浄性、摺動性を高めるために、異なる材料が用いられてもよい。
また、容器本体10の内部の後方(奥側)には、リアリテーナ(図示せず)が配置されている。リアリテーナは、蓋体20が閉止された場合に、後述するフロントリテーナ30と対となって、基板Wを保持する。ただし、変形例では、リアリテーナを備えることなく、支持体13が、溝ティースの奥側に、例えば、「く」字状や直線状をした基板保持部を有することで、フロントリテーナ30と基板保持部とで基板Wを保持するようなものであってもよい。これらの支持体13やリアリテーナは、容器本体10にインサート成形や嵌合などにより設けられている。
Further, a rear retainer (not shown) is arranged behind (inside) the inside of the
基板Wは、この支持体13に支持されて容器本体10に収納される。なお、基板Wの一例としては、シリコンウェーハが挙げられるが特に限定されず、例えば、石英ウェーハ、ガリウムヒ素ウェーハ、ガラスウェーハ、樹脂ウェーハなどであってもよい。
The substrate W is supported by the
容器本体10の天井中央部には、ロボティックフランジ14が着脱自在に設けられている。清浄な状態で基板Wを収容した基板収納容器1は、工場内の搬送ロボットで、ロボティックフランジ14を把持されて、基板Wを加工する工程ごとの加工装置に搬送される。
A
また、容器本体10の両側部の外面中央部には、作業者に握持されるマニュアルハンドル15がそれぞれ着脱自在に装着されている。
Further,
容器本体10の底面には、例えば、チェックバルブ機能を有する給気弁18と排気弁19とが設けられている。これらは、蓋体20によって閉止された基板収納容器1の内部に、給気弁18から窒素ガスなどの不活性気体やドライエアーを供給し、排気弁19から排出することで、基板収納容器1の内部の気体を置換したり、気密状態を維持したりする。なお、給気弁18及び排気弁19は、基板Wを底面へ投影した位置から外れた位置にあるのが好ましいが、給気弁18及び排気弁19の数量や位置は、図示したものに限らない。また、給気弁18及び排気弁19は、気体を濾過するフィルタを有している。
For example, an
内部の気体の置換は、収納した基板W上の不純物質を吹き飛ばしたり、内部の湿度を低くしたりするなどの目的で行われ、搬送中の基板収納容器1の内部の清浄性を保つ。気体の置換は、排気弁19側においてガスを検知することで、確実に行われているか確認することができる。そして、内部の気体を置換する時や、蓋体20を容器本体10に取り付けて、閉止する時に、基板収納容器1の内部は陽圧になり、逆に、蓋体20を容器本体10から取り外す時に、基板収納容器1の内部は陰圧となる。
The replacement of the gas inside is performed for the purpose of blowing off impurities on the stored substrate W and lowering the humidity inside, and keeps the inside of the
蓋体20は、容器本体10の開口11の正面に取り付けられる、略矩形状のものである。蓋体20は、図1に示すように、蓋部本体21(蓋部の本体の一例)と、この蓋部本体21に設置されて施錠する一対の施錠機構26と、各施錠機構26を着脱自在に覆う一対のプレート27とを備え、容器本体10の開口正面部に着脱自在に嵌合される。蓋体20は、施錠機構26によって、容器本体10に形成された係止穴(図示せず)に係止爪が嵌入することで施錠されるようになっている。なお、蓋体20の蓋部本体21、一対の施錠機構26、及び一対のプレート27は、容器本体10と同様の成形材料を使用して成形される。
The
また、蓋体20は、中央部に基板Wの前部周縁を水平に保持する弾性のフロントリテーナ30が着脱自在に装着又は一体形成されている。
Further, the
このフロントリテーナ30は、支持体13の溝ティース及び基板保持部などと同様に、ウェーハが直接接触する部位であるため、洗浄性や摺動性が良好な材料が用いられている。フロントリテーナ30も、蓋体20にインサート成形や嵌合などで設けることができる。
Since the
これらの容器本体10及び蓋体20(蓋部本体21)の材料としては、例えば、ポリカーボネート、シクロオレフィンポリマー、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、液晶ポリマーなどの熱可塑性樹脂が挙げられる。この熱可塑性樹脂は、導電性カーボン、導電繊維、金属繊維、導電性高分子などからなる導電剤、各種の帯電防止剤、紫外線吸収剤などが更に適宜添加されてもよい。
Examples of the material of the
図2は、一例によるシール構造を示す概略的な断面図である。図2(後出の図3以降も同様)は、図1の容器本体10のラインA-Aに沿った部分の断面図(蓋体20が閉じられた容器本体10の状態での断面図)である。図2は、直交する2方向として、X,Y方向が定義されている。X方向において、X1側が内側に対応し、X2側が外側に対応する。X方向は、開口11まわりの径方向に対応する。また、Y方向において、Y1側が内側に対応し、Y2側が外側に対応する。なお、Y方向(第1方向の一例)は、容器本体10に収納されるときの基板W(図1参照)の表面に略平行な方向である。
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing a seal structure according to an example. FIG. 2 (the same applies to FIGS. 3 and later described later) is a cross-sectional view of a portion of the
図2に示すように、容器本体10は、開口11まわりの第1部位110を有し、蓋体20は、第1部位110に対向する第2部位210を有する。第1部位110は、第2部位210とY方向に対向する表面101(第1表面の一例)と、第2部位210とX方向に対向する表面102とを有する。なお、表面101は、シール面12(図1参照)を形成する。同様に、第2部位210は、第1部位110とY方向に対向する表面211(第1表面の一例)と、第1部位110とX方向に対向する表面212とを有する。このように、第1部位110及び第2部位210は、Y方向に対向し合うとともに、X方向に対向し合う。
As shown in FIG. 2, the
なお、図2では、表面101と表面211との間の最小の隙間は、0(設計値)であり、表面102と表面212との間の隙間δ1(最小の隙間)は、0よりも大きい。隙間δ1は、公差等に起因して、表面102と表面212との間の接触が生じないように設定される。隙間δ1は、0mmより大きく、1.0mm以下が好ましく、0.5mm以下が更に好ましい。1.0mmより大きいとシール性が効果的に得られなくなるためである。
In FIG. 2, the minimum gap between the
第2部位210は、蓋部本体21とは別体である。すなわち、蓋体20は、蓋部本体21と、第2部位210とを含む。第2部位210は、蓋部本体21に取り付けられる。
The
第2部位210は、例えば、蓋部本体21に嵌合により一体化される。あるいは、第2部位210は、蓋部本体21に接着により一体化されてもよい。あるいは、第2部位210は、材料に依存するが、蓋部本体21と一体成形(例えば二色成形)されてもよい。
The
第2部位210は、蓋部本体21とは別体であるので、蓋部本体21とは別に成形できる。従って、第2部位210は、蓋部本体21の成形性を考慮せずに設計することも可能である。例えば、第2部位210は、アンダーカットとなる形状を部分的に含み、かかる形状を利用して蓋部本体21に嵌合されてもよい。
Since the
第2部位210の材料としては、ポリエステル系のエラストマー、ポリオレフィン系のエラストマー、フッ素系のエラストマー、ウレタン系のエラストマーなどからなる熱可塑性のエラストマー、フッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコーン系のゴムなどの弾性体を用いることができる。これらの材料には、密着性を改質する観点から、カーボン、ガラス繊維、マイカ、タルク、シリカ、炭酸カルシウムなどからなる充填剤、ポリエチレン、ポリアミド、ポリアセタール、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂などの樹脂が所定量選択的に添加されてもよい。また、導電性や帯電防止性を付与する観点から、炭素繊維、金属繊維、金属酸化物、各種の帯電防止剤などが適宜添加されてもよい。なお、第2部位210の硬度は、ショアA硬度で40度から90度が好ましく、60度から90度がより好ましい。以下、このような第2部位210の好適な材料を、単に「弾性材料」と称する。
As the material of the
第2部位210は、第1部位110に向かって突出するリブ群710を有する。図2では、リブ群710は、突条の形態である3本のリブ710-1、710-2、710-3(突起部の一例)を有するが、リブの本数は任意である。例えば、3つのリブ710-1、710-2、710-3のうちの任意の1つ又は2つが省略されてもよいし、更なる追加のリブが設定されてもよい。
The
リブ710-1、710-2、710-3は、開口11まわりの全周にわたり形成される。例えば、リブ710-1、710-2、710-3は、開口まわりの全周にわたり、等断面で形成されてもよい。なお、変形例では、リブ710-1、710-2、710-3は、開口11まわりの周方向の一部で断面が変化してもよいし、開口11まわりの周方向の一部で不連続となってもよい。
The ribs 710-1, 710-2, and 710-3 are formed over the entire circumference around the
リブ710-1、710-2、710-3は、図2に示すように、Y方向の端面(Y1側の端面)が第1部位110に当接する。この際、リブ710-1、710-2、710-3のY方向の端面は、第1部位110の表面101と面接触する。リブ710-1、710-2、710-3のY方向の端面は、例えば平面状であってよい。なお、リブ710-1、710-2、710-3は、弾性を有し、第1部位110に押圧されてもよい。
As shown in FIG. 2, the ribs 710-1, 710-2, and 710-3 have end faces in the Y direction (end faces on the Y1 side) abutting on the
リブ710-2、710-3は、任意の形態で形成されてよい。例えば、図2に示す例では、リブ710-2、710-3は、外側の周面が、Y1側に向かうほど内側に向かう向きに傾斜している。この場合、内側の周面が、Y1側に向かうほど外側に向かう向きに傾斜している場合よりも、後述する公差等による非接触状態において、内部の陽圧に対するシール性を高めることができる(原理については後述する)。ただし、変形例では、リブ710-2、710-3は、内側の周面が、Y1側に向かうほど外側に向かう向きに傾斜してもよいし、傾斜していなくてもよい。あるいは、リブ710-2、710-3は、傾斜しない態様で形成されてもよい。 The ribs 710-2 and 710-3 may be formed in any form. For example, in the example shown in FIG. 2, the ribs 710-2 and 710-3 have their outer peripheral surfaces inclined inward toward the Y1 side. In this case, the sealing property against the internal positive pressure can be enhanced in a non-contact state due to a tolerance or the like, which will be described later, as compared with the case where the inner peripheral surface is inclined toward the outside toward the Y1 side. The principle will be described later). However, in the modified example, the ribs 710-2 and 710-3 may or may not be inclined so that the inner peripheral surface is inclined toward the outside toward the Y1 side. Alternatively, the ribs 710-2 and 710-3 may be formed in a non-tilting manner.
リブ710-1、710-2、710-3は、好ましくは、高低差(図2の高さH参照)が10mm以内であり、例えば、1mm~10mmの範囲内であってよい。高低差(図2の高さH参照)は、隙間δ1の5倍以上、好ましくは10倍以上あれば大きなシール効果が期待できる。 The ribs 710-1, 710-2, and 710-3 preferably have a height difference (see height H in FIG. 2) of 10 mm or less, and may be, for example, in the range of 1 mm to 10 mm. If the height difference (see height H in FIG. 2) is 5 times or more, preferably 10 times or more the gap δ1, a large sealing effect can be expected.
ここで、基板収納容器1は、何度も使用されるものであり、蓋体20の開閉が何度も行われる。この点、エラストマー等により形成されるパッキンを用いてシール性を確保する比較例の場合、摩擦によりパーティクルが発生しやすい。すなわち、蓋体の開閉に伴うパッキンのシール面に対する摺動によって、パーティクルの発生が起こり易い。かかるパーティクルが発生した状態において、蓋体の開時に容器本体の内部が陰圧であると、パーティクルが容器本体の内部に入り、基板を汚染するおそれがある。
Here, the
また、エラストマー等により形成されるパッキンを用いてシール性を確保する比較例(図示せず)の場合、パッキンが容器本体のシール面に貼りつき、蓋体の開閉トルクが過大となり、製造工程におけるエラー等の発生要因となる。 Further, in the case of a comparative example (not shown) in which a packing formed of an elastomer or the like is used to ensure sealing performance, the packing sticks to the sealing surface of the container body, and the opening / closing torque of the lid becomes excessive, resulting in an excessive opening / closing torque in the manufacturing process. It causes an error or the like.
この点、図2に示す例によれば、第2部位210は、リブ群710を有するので、第1部位110と第2部位210との間の接触面積が比較的小さく、摩擦による第1部位110と第2部位210からのパーティクルの発生の可能性が低い。また、第1部位110と第2部位210との間の接触面積が比較的小さいため、第2部位210が容器本体10のシール面12に貼りつく可能性も低くなる。従って、図2に示す例によれば、従来のパッキンを用いることに起因して生じる上述の不都合(すなわち比較例による問題点)を回避できる。
In this regard, according to the example shown in FIG. 2, since the
なお、図2に示す例において、基板収納容器1に蓋体20が完全に閉められた状態(施錠機構26が作動した状態)では、第2部位210は、弾性変形した状態であってもよい。この場合、基板収納容器1に蓋体20が完全に閉められた状態において、基板収納容器1のシール面12に対する蓋部本体21のY方向の位置が、各種公差等に起因して、設計上の位置から、Y方向の隙間が広がる方向にずれたとしても、第2部位210のリブ群710の端面(Y1側の端面)が第1部位110に当接した状態を維持できる可能性が高くなる。
In the example shown in FIG. 2, in the state where the
また、本実施例では、基板収納容器1に蓋体20が完全に閉められた状態において、各種公差等に起因して、基板収納容器1のシール面12(表面101)と蓋部本体21の第2部位210との間の隙間が設計値である0(すなわち隙間なし)よりも大きくなったとしても、ラビリンスシール構造に起因して高いシール性を維持できる(図3を参照して後述)。
Further, in this embodiment, in a state where the
ここで、図3を参照して、ラビリンスシール構造によるシール効果について説明する。以下、基板収納容器1のシール面12(表面101)と蓋部本体21の第2部位210との間の隙間が設計値である0よりも大きい状態を、「公差等による非接触状態」と称する。
Here, with reference to FIG. 3, the sealing effect of the labyrinth sealing structure will be described. Hereinafter, a state in which the gap between the sealing surface 12 (surface 101) of the
図3は、公差等による非接触状態で形成されるラビリンスシール構造70Aによるシール効果の説明図である。なお、図3では、説明用に、表面101と表面211の間のY方向の最小の隙間は比較的大きく示されている。
FIG. 3 is an explanatory diagram of the sealing effect of the
図3では、公差等による非接触状態が示されている。公差等による非接触状態では、容器本体10と蓋体20との間にラビリンスシール構造70Aが形成される。
FIG. 3 shows a non-contact state due to tolerances and the like. In a non-contact state due to tolerance or the like, a
ラビリンスシール構造70Aは、図3に示すように、X方向に沿って狭小部701と拡大部702とを繰り返す。従って、例えば容器本体10の内部が陽圧であるとき、容器本体10の内部P0から外部P1までの流れにおいては、図3で矢印にて模式的に示すように、狭小部701から拡大部702への移行の際の流路面積の急拡大と、拡大部702から狭小部701への移行の際の流路面積の急縮小とが繰り返すことで、圧力損失が生じる。また、容器本体10の内部P0から1つ目の狭小部701への移行の際も、流路面積が急縮小するので、圧力損失が生じる。また、容器本体10の外部P1への移行の際も、流路面積が急拡大するので、圧力損失が生じる。このようにして、ラビリンスシール構造70Aにおいては内部P0と外部P1との間で圧力が徐々に変化する。この結果、ラビリンスシール構造70Aを介した内部P0と外部P1との間の気体の流動が低減又は無くなり、シール機能が発揮される。すなわち、内部の陽圧に対するシール性が確保される。
As shown in FIG. 3, the
また、容器本体10の内部が陰圧であるときも、同様に、シール機能が発揮される。これは、容器本体10の外部P1から内部P0までの流れにおいても、狭小部701から拡大部702への移行の際の流路面積の急拡大と、拡大部702から狭小部701への移行の際の流路面積の急縮小とが繰り返すことで、圧力損失が生じるためである。
Further, even when the inside of the
なお、急拡大と急縮小との繰り返しの数は、容器本体10の内部P0からの急縮小と、容器本体10の外部P1への急拡大を含めて、少なくとも2回あればよい。すなわち、上述のように、リブの本数は1本以上あればよい。ただし、シール性を高めるためには、リブの本数は2本以上が望ましい。
The number of repetitions of the rapid expansion and contraction may be at least twice, including the rapid contraction of the
このようにして、本実施例によれば、公差等による非接触状態においても、第1部位110と第2部位210との間が非接触であるにもかかわらず、ラビリンスシール構造70Aにより高いシール性を確保できる。従って、図2に示す例によれば、容器本体10の内部の陽圧及び陰圧に対するシール性を確保しつつ、蓋体20の開閉に伴う摩擦によるパーティクルの発生を低減できる。
In this way, according to the present embodiment, even in a non-contact state due to tolerance or the like, the
なお、図2に示す例では、リブ710-1、710-2、710-3は、第1部位110の表面101と第2部位210の表面211との間に形成されるが、これに代えて又は加えて、第1部位110の表面102と第2部位210の表面212との間に、同様のリブ710-1、710-2、710-3が形成されてもよい。
In the example shown in FIG. 2, the ribs 710-1, 710-2, and 710-3 are formed between the
また、図2に示す例では、第2部位210が蓋部本体21とは別体であり、リブ群710が第2部位210に形成されるが、これに代えて、第1部位110が容器本体10の本体部とは別体であってもよい。この場合、第1部位110に、同様のリブ群710が形成される。この場合、第1部位110は弾性材料により形成される。
Further, in the example shown in FIG. 2, the
また、図2に示す例では、第2部位210の全体が弾性材料により形成されるが、リブ群710だけが弾性材料により形成されてもよいし、リブ群710のY1側の端部だけが弾性材料により形成されてもよい。
Further, in the example shown in FIG. 2, the entire
図4は、他の一例によるシール構造を示す概略的な断面図である。なお、図4に示す例では、上述した図2に示した例と同じ構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略する場合がある。 FIG. 4 is a schematic cross-sectional view showing a seal structure according to another example. In the example shown in FIG. 4, the same components as those in the above-mentioned example shown in FIG. 2 may be designated by the same reference numerals and the description thereof may be omitted.
図4に示す例は、図2に示した例に対して、蓋体20が蓋体20Bで置換された点が異なる。蓋体20Bは、蓋体20に対して、蓋部本体21Bに第2部位210Bが弾性体60を介して取り付けられた点が異なる。すなわち、図2に示した蓋体20では、第2部位210は蓋部本体21に直接取り付けられるのに対して、図4に示す蓋体20Bでは、第2部位210Bは蓋部本体21Bに弾性体60を介して取り付けられることで一体化される。
The example shown in FIG. 4 differs from the example shown in FIG. 2 in that the
蓋部本体21Bは、ポリカーボネートや、シクロオレフィンポリマー、液晶ポリマー、ポリエーテルエーテルケトン、ポリプロピレン等のような樹脂材料により形成される。他方、第2部位210Bは、好ましくは、ポリプロピレンの他、ポリエーテルケトンや、ポリブチレンテレフタレートやポリアセタール等のような、摺動性が高い樹脂材料により形成される。なお、蓋体20Bに低吸湿性が求められる場合であっても、第2部位210Bは、蓋体20Bの比較的小さい部位であることから、低吸湿性でない材料により形成されてもよい。
The
弾性体60は、例えば、ポリエステル系のエラストマー、ポリオレフィン系のエラストマー、フッ素系のエラストマー、ウレタン系のエラストマーなどからなる熱可塑性のエラストマー、フッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコーン系のゴム等を用いることもできる。
As the
第2部位210Bは、例えば、弾性体60と一体化された状態で、蓋部本体21Bに嵌合により一体化される。あるいは、第2部位210Bは、弾性体60と一体化された状態で、蓋部本体21Bに接着により一体化されてもよい。あるいは、第2部位210Bは、蓋部本体21Bと一体成形された弾性体60に対して、接着により一体化されてもよい。
The
図4では、容器本体10は、開口11まわりの第1部位110を有し、蓋体20Bは、第1部位110に対向する第2部位210Bを有する。第2部位210Bは、第1部位110に向かって突出するリブ群710を有する。
In FIG. 4, the
図4に示す例によっても、図2に示した例と同様の効果が得られる。すなわち、図4に示す例によっても、公差等による非接触状態でラビリンスシール構造(図示せず)が形成されるので、容器本体10の内部の陽圧及び陰圧に対するシール性を確保しつつ、蓋体20の開閉に伴う摩擦によるパーティクルの発生を低減できる。
The example shown in FIG. 4 also has the same effect as the example shown in FIG. That is, even in the example shown in FIG. 4, since the labyrinth seal structure (not shown) is formed in a non-contact state due to a tolerance or the like, the sealing property against positive pressure and negative pressure inside the
また、図4に示す例によれば、第2部位210Bは、蓋部本体21Bとは別体であるので、蓋部本体21Bとは異なる材料により形成できる。従って、第2部位210Bは、摺動性が高い樹脂材料により形成できる。この場合、第2部位210Bがゴム材料により形成される場合に比べて、パーティクルの発生の可能性を低減できる。
Further, according to the example shown in FIG. 4, since the
また、図4に示す例によれば、第2部位210Bは、弾性体60を介して蓋部本体21Bに取り付けられるので、弾性体60の弾性変形によって公差を吸収できる。すなわち、容器本体10に対して蓋体20Bが完全に閉められた状態において、容器本体10のシール面12に対する蓋部本体21BのY方向の位置が、各種公差等に起因して、設計上の位置から、Y方向の隙間が狭まる方向にずれたとしても、弾性体60が弾性変形するので、第2部位210Bのリブ群710の端面(Y1側の端面)が第1部位110に比較的高い圧力で当接する可能性を低減できる。この結果、第1部位110と第2部位210Bとの間の当接範囲からのパーティクルの発生の可能性を低減できる。
Further, according to the example shown in FIG. 4, since the
なお、図4に示す例では、第2部位210Bは、X1側の側面が蓋部本体21Bから離間しているが、X1側の側面が蓋部本体21Bに接触する態様で、蓋部本体21Bに取り付けられもよい。
In the example shown in FIG. 4, the side surface of the
図5は、他の一例によるシール構造を示す概略的な断面図である。なお、図5に示す例では、上述した図2に示した例と同じ構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略する場合がある。 FIG. 5 is a schematic cross-sectional view showing a seal structure according to another example. In the example shown in FIG. 5, the same components as those in the above-mentioned example shown in FIG. 2 may be designated by the same reference numerals and the description thereof may be omitted.
図5に示す例は、図2に示した例に対して、容器本体10が容器本体10Cで置換され、かつ、蓋体20が蓋体20Cで置換された点が異なる。
The example shown in FIG. 5 is different from the example shown in FIG. 2 in that the
容器本体10Cは、図2に示した容器本体10に対して、第1部位110が第1部位110Cで置換された点が異なる。蓋体20Cは、図2に示した蓋体20に対して、蓋部本体21が蓋部本体21Cで置換され、かつ、第2部位210が第2部位210Cで置換された点が異なる。
The
図5に示すように、容器本体10Cは、開口11まわりの第1部位110Cを有し、蓋体20Cは、第1部位110Cに対向する第2部位210Cを有する。
As shown in FIG. 5, the
第1部位110Cは、第2部位210CとY方向に対向する表面101C(第1表面の一例)と、第2部位210CとX方向に対向する表面102Cとを有する。なお、表面101Cは、シール面12(図1参照)を形成する。同様に、第2部位210Cは、第1部位110CとY方向に対向する表面211C(第1表面の一例)と、第1部位110CとX方向に対向する表面212Cとを有する。このように、第1部位110C及び第2部位210Cは、Y方向に対向し合うとともに、X方向に対向し合う。
The
なお、図5では、表面101Cと表面211Cとの間の最小の隙間は、0(設計値)であり、表面102Cと表面212Cとの間の隙間δ1(最小の隙間)は、0よりも大きい。隙間δ1は、公差等に起因して、表面102Cと表面212Cとの間の接触が生じないように設定される。隙間δ1は、0mmより大きく、1.0mm以下が好ましく、0.5mm以下が更に好ましい。1.0mmより大きいとシール性が効果的に得られなくなるためである。
In FIG. 5, the minimum gap between the
第1部位110Cは、第2部位210Cに向かって突出するリブ群120Cを有する。図5では、リブ群120Cは、2本のリブ120C-1、120C-2(突起部の一例)を有するが、リブの本数は任意である。例えば、2本のリブ120C-1、120C-2のうちの任意の1本が省略されてもよいし、更なる追加のリブが設定されてもよい。
The
第2部位210Cは、蓋部本体21Cとは別体である。第2部位210Cは、蓋部本体21Cに取り付けられる。
The
第2部位210Cは、例えば、蓋部本体21Cに嵌合により一体化される。あるいは、第2部位210Cは、蓋部本体21Cに接着により一体化されてもよい。あるいは、第2部位210Cは、材料に依存するが、蓋部本体21Cと一体成形(例えば二色成形)されてもよい。
The
第2部位210Cは、蓋部本体21Cとは別体であるので、蓋部本体21Cとは別に成形できる。従って、第2部位210Cは、蓋部本体21の成形性を考慮せずに設計することも可能である。例えば、第2部位210Cは、アンダーカットとなる形状を部分的に含み、かかる形状を利用して蓋部本体21Cに嵌合されてもよい。
Since the
第2部位210Cは、上述した弾性材料により形成される。第2部位210Cは、第1部位110Cに向かって突出するリブ群710Cを有する。図5では、リブ群710Cは、2本のリブ710C-1、710C-2を有するが、リブの本数は任意である。例えば、2本のリブ710C-1、710C-2のうちの任意の1本が省略されてもよいし、更なる追加のリブが設定されてもよい。
The
リブ120C-1、120C-2及びリブ710C-1、710C-2は、開口11まわりの全周にわたり形成される。例えば、リブ120C-1、120C-2及びリブ710C-1、710C-2は、開口まわりの全周にわたり、等断面で形成されてもよい。なお、変形例では、リブ120C-1、120C-2及びリブ710C-1、710C-2の少なくともいずれかは、開口11まわりの周方向の一部で断面が変化してもよいし、開口11まわりの周方向の一部で不連続となってもよい。
The
リブ120C-1、120C-2は、好ましくは、容器本体10Cの成形性を考慮した形態、すなわち金型から抜ける形態を有する。なお、リブ120C-1、120C-2は、図5に示すように、外側の周面が、Y2側に向かうほど内側に向かう向きに傾斜している。ただし、変形例では、リブ120C-1、120C-2は、内側の周面が、Y2側に向かうほど外側に向かう向きに傾斜してもよい。
The
リブ710C-1、710C-2は、任意の形態で形成されてよい。例えば、リブ710C-2は、図5に示すように、外側の周面が、Y1側に向かうほど内側に向かう向きに傾斜している。ただし、変形例では、リブ710C-2は、内側の周面が、Y1側に向かうほど外側に向かう向きに傾斜してもよい。あるいは、リブ710C-1、710C-2は、傾斜しない態様で形成されてよい。
The
リブ120C-1、120C-2及びリブ710C-1、710C-2は、好ましくは、高低差が10mm以内であり、例えば、1mm~10mmの範囲内であってよい。高低差は、隙間δ1の5倍以上、好ましくは10倍以上あれば大きなシール効果が期待できる。
The
図5に示す例によっても、図2に示した例と同様の効果が得られる。すなわち、図5に示す例によっても、公差等による非接触状態でラビリンスシール構造(図示せず)が形成されるので、容器本体10の内部の陽圧及び陰圧に対するシール性を確保しつつ、蓋体20の開閉に伴う摩擦によるパーティクルの発生を低減できる。また、図5に示す例では、ラビリンスシール構造における気体の流れの経路がカギ状になることから、より高いシール効果を期待できる。
The example shown in FIG. 5 also has the same effect as the example shown in FIG. That is, even in the example shown in FIG. 5, the labyrinth seal structure (not shown) is formed in a non-contact state due to a tolerance or the like, so that the sealing property against positive pressure and negative pressure inside the
なお、図5に示す例では、リブ群710Cは、第1部位110Cの表面101Cと第2部位210Cの表面211Cとの間に形成されるが、これに代えて又は加えて、第1部位110Cの表面102Cと第2部位210Cの表面212Cとの間に、同様のリブ群710Cが形成されてもよい。
In the example shown in FIG. 5, the
また、図5に示す例では、第2部位210Cが蓋部本体21Cとは別体であり、リブ群710Cが第2部位210Cに形成されるが、これに代えて、第1部位110Cが容器本体10Cの本体部とは別体であってもよい。この場合、第1部位110Cは弾性材料により形成される。
Further, in the example shown in FIG. 5, the
また、図5に示す例では、第2部位210Cの全体が弾性材料により形成されるが、リブ群710Cだけが弾性材料により形成されてもよいし、リブ群710CのY1側の端部だけが弾性材料により形成されてもよい。
Further, in the example shown in FIG. 5, the entire
なお、図5に示す例においても、図2に示した例に対する図4に示した例のような変形が可能である。すなわち、第2部位210Cは、ポリプロピレンの他、ポリエーテルケトンや、ポリブチレンテレフタレートやポリアセタール等のような、摺動性が高い樹脂材料により形成されてもよい。この場合、第2部位210Cは、蓋部本体21Cに、弾性体60(図4参照)のような弾性体を介して取り付けられてよい。
In addition, also in the example shown in FIG. 5, it is possible to modify the example shown in FIG. 2 as in the example shown in FIG. That is, the
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。 Although each embodiment has been described in detail above, the present invention is not limited to a specific embodiment, and various modifications and changes can be made within the scope of the claims. It is also possible to combine all or a plurality of the components of the above-described embodiment.
1 基板収納容器
10 容器本体
10C 容器本体
11 開口
12 シール面
13 支持体
14 ロボティックフランジ
15 マニュアルハンドル
18 給気弁
19 排気弁
20 蓋体
20B 蓋体
20C 蓋体
21 蓋部本体
21B 蓋部本体
21C 蓋部本体
26 施錠機構
27 プレート
30 フロントリテーナ
60 弾性体
70A ラビリンスシール構造
101 表面
101C 表面
102 表面
102C 表面
110 第1部位
110C 第1部位
120C リブ群
120C-1 リブ
120C-2 リブ
210 第2部位
210B 第2部位
210C 第2部位
211 表面
211C 表面
212 表面
212C 表面
701 狭小部
702 拡大部
710 リブ群
710-1 リブ
710-2 リブ
710-3 リブ
710C リブ群
710C-1 リブ
710C-2 リブ
P0 内部
P1 外部
W 基板
δ1 隙間
1
Claims (6)
前記容器本体の開口を閉止する蓋体と、を備え、
前記容器本体における前記開口まわりの第1部位、及び、前記蓋体における前記第1部位に対向する第2部位の一方の部位は、他方の部位とは異なる材料により形成され、かつ、他方の部位に向けて突出する突起部を有し、
前記突起部は、前記開口まわりの全周にわたり形成される2本以上の突条の形態であり、
前記突起部の端面が、微小隙間を残して前記他方の部位に当接しない場合、
前記突起部の端面と、他方の部位との間に、圧力損失を生じさせる空間の急拡大及び急縮小を少なくとも2回繰り返すラビリンス構造を形成し、シール性を確保し、かつ、
前記突起部の端面が前記他方の部位に当接する場合、
前記突起部と、他方の部位との間に、閉じた空間を形成し、シール性を確保する、基板収納容器。 The container body that stores the board and
A lid that closes the opening of the container body is provided.
One part of the container body around the opening and one part of the lid body facing the first part are formed of a material different from the other part, and the other part. Has a protrusion that protrudes toward
The protrusion is in the form of two or more ridges formed over the entire circumference of the opening.
When the end face of the protrusion does not abut on the other portion, leaving a small gap.
A labyrinth structure that repeats rapid expansion and contraction of the space that causes pressure loss at least twice is formed between the end face of the protrusion and the other portion to ensure sealing performance and to ensure sealing.
When the end face of the protrusion abuts on the other portion,
A substrate storage container that forms a closed space between the protrusion and the other portion to ensure sealing performance .
前記突起部は、前記第1部位の前記第1表面及び前記第2部位の前記第1表面により形成される、請求項1に記載の基板収納容器。 The first portion and the second portion have first surfaces facing each other in a first direction substantially parallel to the surface of the substrate when stored in the container body.
The substrate storage container according to claim 1 , wherein the protrusion is formed by the first surface of the first portion and the first surface of the second portion.
前記第2部位は、前記蓋体の本体とは別体であり、弾性体を介して前記蓋体の本体に取り付けられ、
前記弾性体は、前記第2部位及び前記蓋体の本体とは別体である、請求項1~3のうちのいずれか1項に記載の基板収納容器。 The one part is the second part, and the part is the second part.
The second portion is separate from the main body of the lid, and is attached to the main body of the lid via an elastic body.
The substrate storage container according to any one of claims 1 to 3 , wherein the elastic body is a separate body from the second portion and the main body of the lid body .
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