JP7067416B2 - 組電池の電池監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、組電池の電池監視装置に関する。
近年、直列接続された複数のセルを含む複数の電池スタックを、接続部材により直列接続して高電圧化した組電池が用いられている。このような組電圧では、各セルを保護するため、電池監視装置により対応する組電池に含まれる各セルの電圧が監視されている。この種の電池監視装置としては、特許文献1に見られるように、各セルの両極に接続される検出線を備え、各セルの両端となる検出線間の電圧を各セルのセル電圧として検出するものが知られている。
特開2018-7392号公報
各セルの両端となる検出線間には、検出した各セルのセル電圧を均等化するために、例えばIGBT等の半導体スイッチング素子よりなるスイッチが設けられることがある。スイッチが、各セルに並列に設けられるとともに、接続部材に並列に設けられ、かつ、接続部材に並列に設けられたスイッチが、逆並列接続されたダイオードを有している場合、電池スタック間を流れる電流の一部がダイオードを介して流れる。そのため、電池スタックに含まれる複数のセルのうち、最も高圧側のセルと最も低圧側のセルとの少なくとも一方において、セル電圧を適正に検出できないおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、組電池における各セルのセル電圧を適正に検出することができる電池監視装置を提供することを主たる目的としている。
本発明は、互いに直列接続された複数のセルを含む複数の電池スタックを接続部材により直列接続してなる組電池の電池監視装置であって、前記各電池スタックにおいて隣接する前記セルの間、及び前記セルと前記接続部材との間となる接続部にそれぞれ接続される複数の検出線と、前記複数のセルの直列経路上で前記接続部が隣同士となる前記検出線間に接続され、各セル又は前記接続部材に対してそれぞれ並列に設けられるとともに、逆並列接続されたダイオードを有する複数のスイッチと、前記各検出線において、前記セル又は前記接続部材と前記スイッチとの間に設けられる複数の抵抗体と、前記各セルの両端となる前記検出線間に接続され、前記検出線間の電圧を検出する複数の電圧検出部と、を備え、前記電圧検出部は、前記各セルの両端となる前記検出線のうち、少なくとも一方の前記検出線に対しては、前記抵抗体よりも前記スイッチ側に接続され、前記接続部材の両端となる前記各検出線には、前記電圧検出部が前記抵抗体よりも前記スイッチ側に接続された前記検出線に対して当該抵抗体よりも前記接続部材側に、前記検出線間を接続するバイパス経路が設けられている。
接続部材に対して並列にスイッチが設けられているとともに、そのスイッチに逆並列接続されたダイオードが設けられていると、組電池の放電時において、電池スタック間に流れる放電電流の一部がダイオードを介して流れる。この結果、セルと接続部材との間の接続部に接続される検出線に設けられた抵抗体に、放電電流による電圧変動が生じる。そのため、電圧検出部がこの抵抗体よりもスイッチ側に接続されており、各セルの両端となる検出線間の電圧検出時においてこの抵抗体を介して電圧が検出されると、放電電流による電圧変動により、電圧を適正に検出することができない。
本発明では、接続部材の両端となる検出線間にバイパス経路が設けられている。バイパス経路は、接続部材の両端となる一組の検出線のうち、電圧検出部が抵抗体よりもスイッチ側に接続された検出線に対しては、この抵抗体よりも接続部材側に接続される。このため、各セルの両端となる検出線間の電圧検出時に用いられる抵抗体に、放電電流による電圧変動が生じることを抑制することができる。この結果、各セルの両端となる検出線間の電圧を適正に検出することができる。
回転電機の制御システムの全体構成図。 第1実施形態に係る電池監視装置を示す図。 バイパス経路が形成される前の放電電流の電流経路を示す図。 第1実施形態に係るバイパス経路が形成された場合の放電電流の電流経路を示す図。 第2実施形態に係る電池監視装置を示す図。 第2実施形態に係るバイパス経路が形成された場合の放電電流の電流経路を示す図。 第3実施形態に係る電池監視装置を示す図。 第3実施形態に係るバイパス経路が形成された場合の放電電流の電流経路を示す図。 その他の実施形態に係る電池監視装置を示す図。
<第1実施形態>
以下、本発明に係る電池監視装置を具体化した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態の電池監視装置は、車両に搭載されている。
図1に示すように、車両の制御システムは、回転電機10と、インバータ20と、回転電機10を制御対象とする制御部30と、を備えている。本実施形態において、回転電機10は、星形結線された3相の巻線11を備えている。回転電機10のロータは、車両の駆動輪と動力伝達が可能なように接続されている。回転電機10は、例えば同期機である。
回転電機10は、インバータ20を介して、直流電源21に接続されている。本実施形態において、直流電源21は蓄電池である。なお、直流電源21及びインバータ20の間には、平滑コンデンサ22が設けられている。
インバータ20は、U,V,W相それぞれについて、上アームスイッチSWHと下アームスイッチSWLとの直列接続体を備えている。本実施形態では、各スイッチSWH,SWLとして、IGBTが用いられている。上アームスイッチSWHは、逆並列接続された上アームダイオードDHを有し、下アームスイッチSWLは、逆並列接続された下アームダイオードDLを有している。
各相において、上アームスイッチSWHのソースと下アームスイッチSWLのドレインとの接続点には、回転電機10の巻線11の第1端が接続されている。各相の巻線11の第2端は、中性点で接続されている。
制御システムは、相電流検出部23と、電源電圧検出部24と、電池監視装置40と、を備えている。相電流検出部23は、回転電機10に流れる各相電流のうち、少なくとも2相分の電流を検出する。電源電圧検出部24は、平滑コンデンサ22の端子電圧を電源電圧VHrとして検出する。各検出部23,24の検出値は、制御部30に入力される。電池監視装置40は、外部電源41(補機バッテリ)から電源の供給を受けて作動し、直流電源21を監視する。
制御部30は、回転電機10の制御量をその指令値に制御すべく、インバータ20を制御する。制御量は、例えばトルクである。制御部30は、デッドタイムを挟みつつ上,下アームスイッチSWH,SWLを交互にオン状態とすべく、上,下アームスイッチSWH,SWLに対応する上,下アーム駆動信号SGH,SGLを、上,下アームスイッチSWH,SWLに対して個別に設けられた上,下アーム駆動回路DrH,DrLに出力する。
図2に、本実施形態における直流電源21及び電池監視装置40の構成図を示す。直流電源21は、複数のセル27を直列接続して構成される組電池である。なお、本実施形態の各セル27は、リチウムイオン二次電池により構成されている。
直流電源21は、互いに直列接続された複数のセル27を含む複数の電池スタック25,26を備えており、これら複数の電池スタック25,26が、接続部材としてのバスバー28により直列接続されることで構成されている。バスバー28は、複数の電池スタック25,26を低抵抗で接続する導体であり、直流電源21に過電流がながれた場合に溶断する溶断機能を備える。なお、バスバー28は、必ずしも溶断機能を備えなくてもよい。
電池監視装置40は、複数のユニット構造Utを備えており、このユニット構造Utが電池監視装置40の長手方向に一列に並んで配置されている。各ユニット構造Utは、検出線42と、スイッチ43と、抵抗体45と、セル電圧検出部47と、フィルタ回路48と、保護回路56とを備えている。
検出線42は、各電池スタック25,26において隣接するセル27の間、及びセル27とバスバー28との間となる接続部STにそれぞれ接続可能な電線である。本実施形態では、各電池スタック25,26において、最も高圧側に配置された検出線42を、高圧側検出線42Hと呼ぶ。高圧側検出線42Hは、各電池スタック25,26の正極とバスバー28との間の接続部STに接続されている。また、各電池スタック25,26において、最も低圧側に配置された検出線42を、低圧側検出線42Lと呼ぶ。低圧側検出線42Lは、各電池スタック25,26の負極とバスバー28との間の接続部STに接続されている。
スイッチ43は、複数のセル27の直列経路上で接続部STが隣同士となる検出線42間に接続されている。つまり、スイッチ43は、各セル27又はバスバー28の両端となる検出線42間に接続され、対応するセル27又はバスバー28に対してそれぞれ並列に設けられている。スイッチ43は、高電圧低電流に対応したスイッチであり、例えばNチャンネルMOSFETが用いられている。スイッチ43は、ボディダイオードとしての寄生ダイオード44を有している。なお、本実施形態において、寄生ダイオード44が「ダイオード,第1ダイオード」に相当する。
各検出線42には、抵抗体45が設けられている。抵抗体45は、各検出線42において、セル27又はバスバー28とスイッチ43との間に設けられている。
セル電圧検出部47は、各セル27の両端となる検出線42間に接続されている。セル電圧検出部47は、この検出線42間の電圧を対応するセル27のセル電圧として検出する。なお、本実施形態では、電池監視装置40がユニット構造Utによりユニット化されているため、各セル27の両端となる検出線42間だけでなく、バスバー28の両端となる検出線42間にもセル電圧検出部47が設けられている。
セル電圧検出部47は、接続線46を介して、各セル27又はバスバー28の両端となる各検出線42に接続されている。具体的には、接続線46は、高圧側の検出線42に対しては、抵抗体45よりもセル27又はバスバー28側に接続され、低圧側の検出線42に対しては、抵抗体45よりもスイッチ43側に接続されている。
各接続線46には、フィルタ回路48が設けられている。フィルタ回路48は、各接続線46において、高圧側の検出線42とセル電圧検出部47との間に設けられている。フィルタ回路48は、フィルタ用抵抗体49と、フィルタ用コンデンサ50とにより構成されるローパスフィルタである。フィルタ用コンデンサ50の低電圧側端子は、低圧側の検出線42に対して、抵抗体45よりもセル27又はバスバー28側に接続されている。
保護回路56は、各セル27又はバスバー28の両端となる検出線42間に接続されている。つまり、保護回路56は、各セル27又はバスバー28の両端となる検出線42間に設けられた各スイッチ43に対して並列に設けられており、このスイッチ43の主端子間に印加される電圧を制限する。
具体的には、保護回路56は、ヒューズ57と、チップビーズ58と、ツェナーダイオード59とを含む。ヒューズ57及びチップビーズ58は、検出線42に設けられている。ヒューズ57及びチップビーズ58は、各検出線42において、セル27又はバスバー28と抵抗体45との間にこの順に設けられている。チップビーズ58は、高周波側のインダクタンスが高くなるように構成されているインダクタ素子である。そのため、チップビーズ58によって、検出線42を流れる電流からノイズが除去される。なお、本実施形態において、ツェナーダイオード59は「第1ツェナーダイオード」に相当する。
ツェナーダイオード59は、各セル27又はバスバー28の両端となる各検出線42に接続されている。詳細には、ツェナーダイオード59は、各検出線42において、チップビーズ58と抵抗体45との間に接続されている。ツェナーダイオード59は、各セル27又はバスバー28の両端となる検出線42のうち、低圧側の検出線42から高圧側の検出線42に電流を流す向きが順方向となるように設けられている。そのため、過充電等により各セル27に基準電圧よりも大きな電圧が発生した場合、各セル27に蓄えられた電荷がツェナーダイオード59を介して高圧側の検出線42から低圧側の検出線42に向かって流れ、各セル27の電圧が所定の大きさに制限される。この結果、スイッチ43の主端子間に印加される電圧が制限される。
また、ツェナーダイオード59を介して電荷が流れることにより、ヒューズ57の温度が所定の温度を超えると、ヒューズ57が溶断する。これにより、各セル27の電圧がスイッチ43の主端子間に印加されることが抑制され、スイッチ43の主端子間に印加される電圧が制限される。
バスバー28の両端となる検出線42間に設けられた保護回路56では、ツェナーダイオード59の低圧側にツェナーダイオード60が直列接続されている。ツェナーダイオード59は、バスバー28の両端となる検出線42のうち、高圧側の検出線42から低圧側の検出線42に電流を流す向きが順方向となるように設けられている。つまり、ツェナーダイオード59とツェナーダイオード60とは、電流を流す向きが互いに反対向きとなるように接続された双方向ツェナーダイオード61を形成している。そのため、バスバー28の両端となる検出線42間に設けられた保護回路56では、双方向ツェナーダイオード61を介してバスバー28の両端となる検出線42間に電流が流れることが抑制されている。なお、本実施形態において、ツェナーダイオード60は「第2ツェナーダイオード」に相当する。
電池監視装置40には、この他に、セル電圧検出部47により検出されたセル電圧に基づいて、過充電を検出する過充電検出回路や、過放電を検出する放電検出回路が設けられている。
制御部30は、電池監視装置40を用いて、セル電圧検出部47により検出されたセル電圧により、各セル27の残存容量を均等化する均等化処理を行う。セル電圧の検出時において、セル電圧検出部47は、フィルタ回路48によりノイズ成分が除去されたセル電圧を検出する。また、残存容量の均等化時において、制御部30は、セル電圧検出部47により検出されたセル電圧に応じて放電が必要なセル27を選択し、選択されたセル27に対応するスイッチ43をオンする。これにより、選択されたセル27が放電し、各セル27の残存容量が均等化される。選択されたセル27の放電時には、高圧側の検出線42における抵抗体45により、スイッチ43に突入電流が流れることが抑制される。
ところで、電池監視装置40では、バスバー28に対してスイッチ43が並列に設けられている。スイッチ43は、逆並列接続された寄生ダイオード44を有している。そのため、電池スタック25,26間には、バスバー28と寄生ダイオード44とが並列に設けられる。寄生ダイオード44の順方向は、直流電源21の放電時に放電電流が流れる方向に等しい。したがって、直流電源21の放電時に、電池スタック25,26間を流れる放電電流の一部は、バスバー28に流れるとともに、残りの一部は、寄生ダイオード44を介して流れる。その結果、電池スタック25,26に含まれる複数のセル27のうち、最も低圧側の低圧側セル27Lにおいて、セル電圧を適正に検出できない問題が生じる。以下に、その原理を説明する。
図3には、低圧側セル27L及びバスバー28に対応するユニット構造Utが示されている。なお、図3では、上記ユニット構造Utとともに、低圧側セル27Lに対応するユニット構造Utの高圧側に隣接するユニット構造Utにおける検出線42及び抵抗体45が示されている。また、図3では、低圧側セル27Lに対応するユニット構造Utにおけるフィルタ回路48及び保護回路56、並びにバスバー28に対応するユニット構造Utにおけるセル電圧検出部47、フィルタ回路48及び保護回路56の記載が省略されている。
以下の説明では、バスバー28に対応する寄生ダイオード44をバスバー対応ダイオード44Bと呼ぶ。また、低圧側検出線42Lに設けられた抵抗体45を低圧側抵抗体45Lと呼び、高圧側検出線42Hに設けられた抵抗体45を高圧側抵抗体45Hと呼ぶ。
図3に示すように、電池スタック25,26間には、バスバー28とバスバー対応ダイオード44Bとが並列接続されている。そのため、電池スタック25,26間には、バスバー28を介して放電電流が流れる第1電流経路Rt1と、バスバー対応ダイオード44Bを介して放電電流が流れる第2電流経路Rt2とが設けられている。なお、第2電流経路Rt2には、高圧側抵抗体45H、バスバー対応ダイオード44B及び低圧側抵抗体45Lが含まれる。
そのため、電池スタック25,26間を放電電流HIが流れる際に、放電電流HIの一部である第1放電電流HI1が、第1電流経路Rt1を介して流れるとともに、残りの一部である第2放電電流HI2が、第2電流経路Rt2を介して流れる。この結果、第2電流経路Rt2に含まれる低圧側抵抗体45Lには、第2電流経路Rt2により放電電圧降下HVが生じる。
一方、低圧側セル27Lのセル電圧の検出時には、セル電圧を検出するための検出電流KIが、セル電圧検出部47及び低圧側抵抗体45Lを介して流れる。この結果、低圧側抵抗体45Lには、検出電流KIにより検出電圧降下KVが生じる。セル電圧検出部47は、この検出電圧降下KVをセル電圧として検出する。
そのため、低圧側セル27Lのセル電圧の検出時に放電電流HIが流れていると、セル電圧検出部47は、放電電圧降下HVと検出電圧降下KVとの合計をセル電圧として検出してしまい、低圧側セル27Lのセル電圧を適正に検出できない。
低圧側セル27Lのセル電圧の検出時に放電電流HIが流れないようにするために、制御部30により、インバータ20の上,下アームスイッチSWH,SWLがオン状態とされている期間と、低圧側セル27Lのセル電圧を検出する期間とを異ならせることが考えられる。しかし、放電電流HIが流れる期間は、上,下アームスイッチSWH,SWLがオン状態とされている期間に限られない。例えばインバータ20では、上,下アームスイッチSWH,SWLがオフ状態とされている期間においても、平滑コンデンサ22に電荷を蓄えるために放電電流HIが流れている。そのため、制御部30により、上,下アームスイッチSWH,SWLがオン状態とされている期間と、低圧側セル27Lのセル電圧を検出する期間とを異ならせても、低圧側セル27Lのセル電圧を適正に検出できない。
本実施形態の電池監視装置40は、上記問題を解決するためにバイパス経路51が設けられている。図2に示すように、バイパス経路51は、保護回路56とは別にバスバー28の両端となる検出線42L,42H間に設けられる。バイパス経路51は、これら検出線42L,42Hのうち、接続線46が抵抗体45よりもスイッチ43側に接続された低圧側検出線42Lに対しては、この抵抗体45よりもバスバー28側に接続されている。また、バイパス経路51は、接続線46が抵抗体45よりもバスバー28側に接続された高圧側検出線42Hに対しては、この抵抗体45よりもスイッチ43側に接続されている。
バイパス経路51には、高圧側検出線42Hから低圧側検出線42Lに電流を流す向きが順方向となるバイパスダイオード52が、設けられている。本実施形態では、バイパスダイオード52として、ショットキーバリアダイオードやファストリカバリーダイオードが用いられている。バイパスダイオード52の順方向電圧は、寄生ダイオード44の順方向電圧よりも低く設定されている。本実施形態の電池監視装置40では、バイパス経路51が設けられることで、低圧側セル27Lのセル電圧を適正に検出することが可能である。以下に、その原理を説明する。なお、本実施形態において、バイパスダイオード52が「第2ダイオード」に相当する。
図4には、図3と同様に、低圧側セル27L及びバスバー28に対応するユニット構造Utが示されている。図4に係るユニット構造Utは、図3に係るユニット構造Utと比べて、バスバー28に対応するユニット構造Utにバイパス経路51が設けられている点で異なる。
電池スタック25,26間には、バスバー28とバスバー対応ダイオード44Bとバイパスダイオード52とが並列接続されている。つまり、電池スタック25,26間には、バスバー28を介して放電電流が流れる第1電流経路Rt1と、バスバー対応ダイオード44Bを介して放電電流が流れる第2電流経路Rt2(図3参照)と、バイパスダイオード52を介して放電電流が流れる第3電流経路Rt3と、が設けられている。なお、第3電流経路Rt3には、高圧側抵抗体45H及びバイパスダイオード52が含まれ、低圧側抵抗体45Lが含まれない。
上述したように、バイパスダイオード52の順方向電圧は、寄生ダイオード44の順方向電圧よりも低く設定されている。そのため、電池スタック25,26間を放電電流HIが流れる際に、第2電流経路Rt2と第3電流経路Rt3とに共通する高圧側抵抗体45Hを流れた第2放電電流HI2は、順方向電圧が高いバイパスダイオード52に流れることが抑制され、第3電流経路Rt3を介して流れる(図4参照)。
この結果、低圧側抵抗体45Lに第2放電電流HI2が流れることが抑制され、低圧側抵抗体45Lに第2電流経路Rt2により放電電圧降下HVが生じることが抑制される。これにより、低圧側セル27Lのセル電圧の検出時に、放電電圧降下HVと検出電圧降下KVとの合計がセル電圧として検出されることが抑制され、低圧側セル27Lのセル電圧を適正に検出することができる。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
・バスバー28に対して並列にスイッチ43が設けられているとともに、そのスイッチ43に逆並列接続された寄生ダイオード44が設けられていると、直流電源21の放電時において、電池スタック25,26間に流れる放電電流HIの一部である第2放電電流HI2が、寄生ダイオード44を介して流れる。この結果、低圧側セル27Lとバスバー28との接続部STに接続される低圧側検出線42Lに設けられた抵抗体45に、第2放電電流HI2による放電電圧降下HVが生じる。そのため、低圧側セル27Lに対応するセル電圧検出部47と低圧側検出線42Lとを接続する接続線46が、低圧側検出線42Lに設けられた抵抗体45よりもスイッチ43側に接続されており、セル電圧の検出時においてこの抵抗体45を介してセル電圧が検出されると、第2放電電流HI2による放電電圧降下HVにより、低圧側セル27Lのセル電圧を適正に検出することができない。
・本実施形態では、バスバー28の両端となる検出線42間にバイパス経路51が設けられている。バイパス経路51は、バスバー28の両端となる一組の検出線42のうち、接続線46が抵抗体45よりもスイッチ43側に接続された低圧側検出線42Lに対しては、この抵抗体45よりもバスバー28側に接続される。このため、低圧側セル27Lのセル電圧の検出時に用いられる低圧側検出線42Lの抵抗体45に、第2放電電流HI2による放電電圧降下HVが生じることを抑制することができる。この結果、低圧側セル27Lのセル電圧を適正に検出することができる。
・本実施形態では、各ユニット構造Utにおいて、接続線46が、高圧側の検出線42に対しては、抵抗体45よりもセル27又はバスバー28側に接続され、低圧側の検出線42に対しては、抵抗体45よりもスイッチ43側に接続されている。そして、低圧側の検出線42の抵抗体45において、検出電流KIにより生じる検出電圧降下KVをセル電圧として検出する。したがって、低圧側セル27Lでは、低圧側の検出線42である低圧側検出線42Lの抵抗体45に生じる検出電圧降下KVを、セル電圧として検出する。そのため、第2放電電流HI2が低圧側検出線42Lの抵抗体45に流れると、低圧側セル27Lのセル電圧を適正に検出することができない。
・本実施形態では、バイパス経路51は、バスバー28の両端となる一組の検出線42のうち、高圧側の低圧側検出線42Lに対しては、抵抗体45よりもバスバー28側に接続され、低圧側の高圧側検出線42Hに対しては、抵抗体45よりもスイッチ43側に接続される。第2放電電流HI2がバイパス経路51を介して流れることにより、第2放電電流HI2が寄生ダイオード44を介して流れることが抑制され、これにより、第2放電電流HI2が低圧側検出線42Lの抵抗体45に流れることを抑制することができる。この結果、低圧側セル27Lのセル電圧を適正に検出することができる。
・特に本実施形態では、バイパス経路51にバイパスダイオード52が設けられており、このバイパスダイオード52の順方向電圧が、寄生ダイオード44の順方向電圧よりも低く設定されている。そのため、第2放電電流HI2は、順方向電圧の低いバイパスダイオード52を介して流れる。この結果、第2放電電流HI2が寄生ダイオード44を介して流れることが抑制され、これにより、低圧側セル27Lのセル電圧を適正に検出することができる。
・特に本実施形態では、バイパスダイオード52として、ショットキーバリアダイオードやファストリカバリーダイオードが用いられている。これらのダイオードでは、順方向に電流を流す際における電流及び電圧の安定性が、ツェナーダイオード59よりも優れている。そのため、ツェナーダイオード59から漏れ出た第2放電電流HI2の一部が、低圧側検出線42Lの抵抗体45を介して流れることを、確実に抑制することができる。
・本実施形態では、各ユニット構造Utにおいて保護回路56が設けられており、バスバー28の両端となる検出線42間に設けられた保護回路56では、ツェナーダイオード59とツェナーダイオード60とにより双方向ツェナーダイオード61が形成されている。そのため、バスバー28の両端となる検出線42間に保護回路56が設けられていても、その保護回路56を介して、バスバー28の両端となる検出線42間に電流が流れることが抑制される。この結果、低圧側セル27Lのセル電圧を適正に検出することができる。
(第2実施形態)
次に第2実施形態に係る電池監視装置40について図5、図6を用いて説明する。第2実施形態に係る電池監視装置40は、第1実施形態に係る電池監視装置40と比べて、バイパス経路51にバイパスダイオード52の代わりにバイパスコンデンサ53が設けられている点で異なる。なお図5、図6において、先の図2、図4に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付して説明を省略する。なお、本実施形態において、バイパスコンデンサ53が「コンデンサ」に相当する。
本実施形態では、バイパスコンデンサ53として、アルミニウム電解コンデンサが用いられている。そのため、バイパスコンデンサ53は正極端子と負極端子とを有し、バイパスコンデンサ53の正極端子が高圧側検出線42Hに接続されており、バイパスコンデンサ53の負極端子が低圧側検出線42Lに接続されている。また、バイパスコンデンサ53として、放電電流HIにより電池スタック25,26間に生じる圧力よりも高い耐圧を有するものが用いられている。
上述したように、インバータ20では、上,下アームスイッチSWH,SWLがオフ状態とされている期間においても、平滑コンデンサ22に電荷を蓄えるために放電電流HIが流れている。平滑コンデンサ22に電荷を蓄えるために流れる放電電流HIは、平滑コンデンサ22が有する容量に応じて振動する。そのため、上,下アームスイッチSWH,SWLがオフ状態とされている期間に流れる放電電流HIには、交流成分が含まれる。このように、放電電流HIには、直流成分とともに交流成分が含まれることがある。
本実施形態の電池監視装置40では、バイパス経路51にバイパスコンデンサ53が設けられている。バイパスコンデンサ53は、放電電流HIの直流成分を導通させない一方、放電電流HIの交流成分を導通させる。そのため、バイパス経路51にバイパスコンデンサ53が設けられていると、第2放電電流HI2の交流成分HI2Aは、第3電流経路Rt3を介して流れる(図6参照)。
・以上説明した本実施形態によれば、第2電流経路Rt2には、第2放電電流HI2の直流成分HI2Dのみが流れる。つまり、低圧側検出線42Lの抵抗体45に流れる第2放電電流HI2から、交流成分HI2Aを除去することができる。これにより、この抵抗体45において、第2放電電流HI2により生じる放電電圧降下HVの最大値を抑制することができるとともに、その変動を抑制することができる。この結果、低圧側セル27Lのセル電圧を適正に検出することができる。
(第3実施形態)
次に第3実施形態に係る電池監視装置40について図7、図8を用いて説明する。第3実施形態に係る電池監視装置40は、第1実施形態に係る電池監視装置40と比べて、バスバー28に対応するユニット構造Utにおいて、バイパス経路51が設けられない点、及びコイル54が設けられている点で異なる。なお図7、図8において、先の図2、図4に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付して説明を省略する。
コイル54は、バスバー28の両端となる一組の検出線42のうち、低圧側の高圧側検出線42Hに設けられている。コイル54は、高圧側検出線42Hにおいて、セル27又はバスバー28とスイッチ43との間に設けられており、高圧側検出線42Hの抵抗体45に対して直列接続されている。具体的には、コイル54は、高圧側検出線42Hにおいて、抵抗体45とスイッチ43との間に設けられている。
本実施形態の電池監視装置40では、高圧側検出線42Hにコイル54が設けられている。本実施形態では、コイル54として、抵抗体45よりもインピーダンスが低いものが用いられている。コイル54は、放電電流HIの直流成分を導通させる一方、放電電流HIの交流成分を導通させない。そのため、高圧側検出線42Hにコイル54が設けられていると、第2放電電流HI2のうち、第2放電電流HI2の交流成分HI2Aは、コイル54より遮断される(図8参照)。
・以上説明した本実施形態によれば、第2電流経路Rt2には、第2放電電流HI2の直流成分HI2Dのみが流れる。つまり、低圧側検出線42Lの抵抗体45に流れる第2放電電流HI2から、交流成分HI2Aを除去することができる。これにより、この抵抗体45において、第2放電電流HI2により生じる放電電圧降下HVの最大値を抑制することができるとともに、その変動を抑制することができる。この結果、低圧側セル27Lのセル電圧を適正に検出することができる。
・特に本実施形態では、コイル54が、高圧側検出線42Hにおいて、抵抗体45とスイッチ43との間に設けられており、高圧側セル27Hのセル電圧を検出する際に、検出電流KIが流れない部分に設けられている。そのため、コイル54が設けられたことにより、高圧側セル27Hのセル電圧を適正に検出することができない事象が発生することを抑制できる。
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、次のように実施されてもよい。
・車両の制御システムとして、インバータ20のみを備える形態に限られない。例えば、直流電源21とインバータ20との間に昇圧コンバータを有していてもよい。
・インバータ20としては、3相のものに限らず、相数分の上,下アームスイッチSWH,SWLの直列接続体を備える2相のインバータ、又は4相以上のインバータであってもよい。例えば、2相の場合、互いに直列接続された1組目の上,下アームスイッチSWH,SWLの接続点と、互いに直列接続された2組目の上,下アームスイッチSWH,SWLの接続点とが、誘導性負荷(例えば巻線)を介して接続されることとなる。
・電池監視装置40が備えるスイッチ43としては、MOSFETに限らず、例えばIGBTであってもよい。
・スイッチに逆並列接続されたダイオードは、スイッチ43の寄生ダイオードに限られず、スイッチ43とは別体に設けられ、スイッチ43に逆並列接続されたフリーホイールダイオードであってもよい。
・第1,第2実施形態では、接続線46が、高圧側の検出線42に対しては、抵抗体45よりもセル27又はバスバー28側に接続され、低圧側の検出線42に対しては、抵抗体45よりもスイッチ43側に接続されている形態を例示したが、これに限られない。図9に示すように、接続線46が、高圧側の検出線42と低圧側の検出線42とのいずれに対しても、抵抗体45よりもスイッチ43側に接続されてもよい。
・この場合、低圧側セル27Lのセル電圧の検出時において、検出電流KIが低圧側抵抗体45Lを介して流れる。また、電池スタック25,26に含まれる複数のセル27のうち、最も高圧側の高圧側セル27Hのセル電圧の検出時において、検出電流KIが高圧側抵抗体45Hを介して流れる。そのため、第2放電電流HI2が、高圧側抵抗体45H及び低圧側抵抗体45Lを含む第2電流経路Rt2を介して流れると、低圧側セル27L及び高圧側抵抗体45Hのセル電圧を適正に検出できない。
・上記の場合には、バイパス経路51は、低圧側検出線42Lと高圧側検出線42Hとのいずれに対しても、抵抗体45よりもバスバー28側に接続されている。これにより、第2放電電流HI2が、第2放電電流HI2が、高圧側抵抗体45H及び低圧側抵抗体45Lを介して流れることが抑制される。この結果、低圧側セル27L及び高圧側抵抗体45Hのセル電圧を適正に検出することができる。
・バイパスダイオード52としては、ショットキーバリアダイオードやファストリカバリーダイオードに限らず、他の種類のダイオードであってもよい。バイパスダイオード52の順方向電圧が、寄生ダイオード44の順方向電圧よりも低く設定されればよい。
・バイパスコンデンサ53としては、アルミニウム電解コンデンサに限らず、他の種類のコンデンサであってもよい。また、バイパスコンデンサ53として、放電電流HIの交流成分の周波数に対応する容量を有するものが用いられてもよい。
21…直流電源、25,26…電池スタック、27…セル、28…バスバー、40…電池監視装置、42…検出線、43…スイッチ、44…寄生ダイオード、45…抵抗体、47…セル電圧検出部、51…バイパス経路。

Claims (7)

  1. 互いに直列接続された複数のセル(27)を含む複数の電池スタック(25,26)を接続部材(28)により直列接続してなる組電池(21)の電池監視装置(40)であって、
    前記各電池スタックにおいて隣接する前記セルの間、及び前記セルと前記接続部材との間となる接続部(ST)にそれぞれ接続される複数の検出線(42,42L,42H)と、
    前記複数のセルの直列経路上で前記接続部が隣同士となる前記検出線間に接続され、各セル又は前記接続部材に対してそれぞれ並列に設けられるとともに、逆並列接続されたダイオード(44)を有する複数のスイッチ(43)と、
    前記各検出線において、前記セル又は前記接続部材と前記スイッチとの間に設けられる複数の抵抗体(45,45L,45H)と、
    前記各セルの両端となる前記検出線間に接続され、前記検出線間の電圧を検出する複数の電圧検出部(47)と、を備え、
    前記電圧検出部は、前記各セルの両端となる前記検出線のうち、少なくとも一方の前記検出線に対しては、前記抵抗体よりも前記スイッチ側に接続され、
    前記接続部材の両端となる前記各検出線には、前記電圧検出部が前記抵抗体よりも前記スイッチ側に接続された前記検出線に対して当該抵抗体よりも前記接続部材側に、前記検出線間を接続するバイパス経路(51)が設けられている組電池の電池監視装置。
  2. 前記電圧検出部は、前記各セルの両端となる前記各検出線のうち、高圧側の前記検出線に対しては、前記抵抗体よりも前記接続部材側に接続され、低圧側の前記検出線に対しては、前記抵抗体よりも前記スイッチ側に接続され、
    前記バイパス経路は、前記接続部材の両端となる前記各検出線のうち、高圧側の前記検出線に対しては、前記抵抗体よりも前記接続部材側に接続され、低圧側の前記検出線に対しては、前記抵抗体よりも前記スイッチ側に接続されている請求項1に記載の組電池の電池監視装置。
  3. 前記スイッチに逆並列接続されるダイオードは、第1ダイオード(44)であり、
    前記バイパス経路には、低圧側の前記検出線から高圧側の前記検出線に電流を流す向きが順方向となる第2ダイオード(52)が設けられており、
    前記第2ダイオードの順方向電圧は、前記第1ダイオードの順方向電圧よりも小さい請求項1または請求項2に記載の組電池の電池監視装置。
  4. 前記接続部材の両端となる前記検出線間に接続され、前記スイッチに対して並列に設けられるとともに、当該スイッチに印加される電圧を制限する保護回路(56)を備え、
    前記保護回路には、低圧側の前記検出線から高圧側の前記検出線に電流を流す向きが順方向となり、前記第1ダイオード及び前記第2ダイオードとは異なる第1ツェナーダイオード(59)と、高圧側の前記検出線から低圧側の前記検出線に電流を流す向きが順方向となり、前記第1ツェナーダイオードに直列接続された第2ツェナーダイオード(60)と、が設けられている請求項3に記載の組電池の電池監視装置。
  5. 前記バイパス経路にはコンデンサ(53)が設けられている請求項1または請求項2に記載の組電池の電池監視装置。
  6. 互いに直列接続された複数のセル(27)を含む複数の電池スタック(25,26)を接続部材により直列接続してなる組電池(21)の電池監視装置(40)であって、
    前記各電池スタックにおいて隣接する前記セルの間、及び前記セルと前記接続部材との間となる接続部(ST)にそれぞれ接続される複数の検出線(42,42L,42H)と、
    前記複数のセルの直列経路上で前記接続部が隣同士となる前記検出線間に接続され、各セル又は前記接続部材に対してそれぞれ並列に設けられるとともに、逆並列接続されたダイオード(44)を有する複数のスイッチ(43)と、
    前記各検出線において、前記セル又は前記接続部材と前記スイッチとの間に設けられる複数の抵抗体(45,45L,45H)と、
    前記各セルの両端となる前記検出線間に接続され、前記検出線間の電圧を検出する複数の電圧検出部(47)と、を備え、
    前記電圧検出部は、前記各セルの両端となる前記各検出線のうち、高圧側の前記検出線に対しては、前記抵抗体よりも前記接続部材側に接続され、低圧側の前記検出線に対しては、前記抵抗体よりも前記スイッチ側に接続され、
    前記接続部材の両端となる前記検出線のうち、低圧側の前記検出線には、前記接続部材と前記スイッチとの間に、前記抵抗体に対して直列接続されるコイル(54)が設けられている組電池の電池監視装置。
  7. 前記コイルは、低圧側の前記検出線において前記抵抗体と前記スイッチとの間に設けられている請求項6に記載の組電池の電池監視装置。
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