JP7065639B2 - 無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は無線通信システムに関する。
従来のセル方式で通信を行うシステムにおいて、図1に示すように、基地局の送信電力を自セルの範囲内で高品質な通信を実現可能な電力に設定すると、隣接セルと次隣接セルで大きな干渉が発生する。そのため、隣接セルと次隣接セルでは、注目する基地局と同一の周波数を使用することができない。次々隣接セルでは干渉電力が低下するので、注目する基地局と同一の周波数を使用できる。即ち、3つ離れたセルでは同一の周波数を使用することができる。このため、従来の同報通信システムでは、3つの周波数帯を準備する必要があった。
図2に3周波数繰り返しを利用した同報通信システムの構成図を示す。この構成は非特許文献1に記載されている。図3に従来例の周波数配置を示す。このようにf1,f2,f3という3つの周波数を繰り返すことによって、同報通信システムを構築している。
他方、同報通信システムにおいて同一周波数の干渉に対する対策技術が過去に提案されている(特許文献1、非特許文献2)。通常、セル境界においては干渉が発生するので別の周波数を用いる必要があるが、上記の対策技術によれば干渉を抑えることができる。そのため、同報通信を行いたいエリアにおいて単一の周波数を使用することが実現可能となっている。
特許第2809179号公報
「鉄道電気技術者のための通信概論 列車無線(改訂2版)」,一般社団法人 日本鉄道電気技術協会 久保博嗣,他3名,「送信ダイバーシチと適応等化器によるビート干渉抑圧方式に関する一検討」,電子情報通信学会論文誌B,vol.J86-B No.3,pp.468-476,2003年3月
非特許文献1によると、大ゾーン方式で同報通信する通信システムを実現するためには、オーバーリーチによる干渉を避けるために3つの周波数を準備する必要がある。その場合、周波数の利用効率が低くなってしまうという問題がある。
本発明は、複数の無線ゾーンを対象にして無線通信を行う場合に周波数利用効率を向上可能な技術を提供することを目的とする。
本発明によれば、例えば、複数の無線ゾーンを対象にして無線通信を行う無線通信システムであって、無線信号を送信する複数の基地局と、前記無線信号によって送信するデータを前記複数の基地局に供給する上位装置とを備え、少なくとも1つの無線ゾーンに2つ以上の基地局が配置され、同一の無線ゾーン内の前記2つ以上の基地局は同報通信を行い、前記上位装置が、同報対象データから、同一周波数複局同時送信方式または差動時空符号化によって、前記同一の無線ゾーン内の前記各基地局用の送信データを生成し、生成した前記送信データを前記同一の無線ゾーン内の対応する基地局に伝送する、無線通信システムが提供される。

本発明によれば、複数の無線ゾーンを対象にして無線通信を行う場合に周波数利用効率を向上させることができる。
本発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
従来例について、基地局からの送信信号が隣接セルと次隣接セルと次々隣接セルとに及ぼす干渉を表した図である。 従来例について、3周波数繰り返しを利用した同報通信システムの構成図である。 従来例について、3周波数繰り返しによる周波数利用例を表した図である。 実施の形態1について、2周波数繰り返しを利用した無線通信システムの構成図である。 実施の形態1について、基地局からの送信信号が隣接セルと次隣接セルと次々隣接セルとに及ぼす干渉を表した図である。 実施の形態1について、2周波数数繰り返しによる周波数利用例を表した図である。 実施の形態1について、移動局が同一ゾーン内の複数の基地局から信号を受信する場合を示した図である。 実施の形態1について、無線通信システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態2について、無線通信システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態3について、無線通信システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態4について、無線通信システムの構成を示すブロック図である。
実施の形態1.
図4に実施の形態1に係る無線通信システム1の構成図を示す。ここでは、無線通信システム1は同報通信システムである。図4の例では、無線通信システム1は、8つの基地局BS-A1,BS-A2,BS-B1,BS-B2,BS-C1,BS-C2,BS-D1,BS-D2と、中央局10とを含んでいる。
各基地局BS-A1,BS-A2,BS-B1,BS-B2,BS-C1,BS-C2,BS-D1,BS-D2は、無線信号を送信するように構成されている。基地局BS-A1,BS-A2,BS-B1,BS-B2,BS-C1,BS-C2,BS-D1,BS-D2は、中央局10に接続されている。但し、中央局10と基地局BS-A1,BS-A2,BS-B1,BS-B2,BS-C1,BS-C2,BS-D1,BS-D2とが通信可能であれば、接続形態は図示の例に限定されるものではない。また、1つの中央局に接続される基地局の数は上記の例に限定されるものではない。これらの点は後述の実施の形態2~5においても同様である。
中央局10は、基地局BS-A1,BS-A2,BS-B1,BS-B2,BS-C1,BS-C2,BS-D1,BS-D2の制御等を行う制御装置である。このため、中央局10を制御装置10と呼んでも良い。中央局10は例えば、無線信号によって送信するデータを、基地局BS-A1,BS-A2,BS-B1,BS-B2,BS-C1,BS-C2,BS-D1,BS-D2に供給する。
ここで、実施の形態1では、中央局10を、基地局BS-A1,BS-A2,BS-B1,BS-B2,BS-C1,BS-C2,BS-D1,BS-D2の上位装置10と呼んでも良い。
無線通信システム1は、4つの無線ゾーン(単に「ゾーン」と呼ぶ場合もある)A,B,C,Dを対象にして無線通信を行う。隣接するゾーンA,Bは互いの一部が重なり合うように設定されている。同様に、隣接するゾーンB,Cは互いの一部が重なり合うように設定され、隣接するゾーンC,Dは互いの一部が重なり合うように設定されている。但し、ゾーンの設定は上記の例に限定されるものではなく、この点は後述の実施の形態2~5においても同様である。
ゾーンA内には基地局BS-A1,BS-A2が配置されている。基地局BS-A1,BS-A2は、当該基地局BS-A1,BS-A2の通信エリアの全体がゾーンA内に入るように、配置されている。換言すれば、基地局BS-A1,BS-A2の通信エリアの全体がゾーンA内に入るように、当該ゾーンAが設定されている。また、基地局BS-A1,BS-A2は、互いの通信エリアの一部が重なり合うように、配置されている。基地局BS-A1,BS-A2のこのような配置と同様に、基地局BS-B1,BS-B2がゾーンB内に配置され、基地局BS-C1,BS-C2がゾーンC内に配置され、基地局BS-D1,BS-D2がゾーンD内に配置されている。
ここで、隣接するゾーンA,Bの基地局BS-A2,BS-B1は、互いの通信エリアの一部が重なり合うように、配置されている。同様に、隣接するゾーンB,Cの基地局BS-B2,BS-C1も同様に配置され、隣接するゾーンC,Dの基地局BS-C2,BS-D1も同様に配置されている。
但し、1つのゾーン内に配置される基地局の数、基地局の配置、等は上記の例に限定されるものではなく、この点は後述の実施の形態2~5においても同様である。
同一ゾーン内の基地局は、同報通信を行い、それにより同一情報を送信するものとする。例えば、同一ゾーン内の基地局は、同一周波数および同一送信タイミングによって、同一情報を送信する。他方、異なるゾーンの基地局は、同一情報を送信しても良いし、異なる情報を送信しても良いものとする。
各ゾーンA,B,C,Dの半径が図2の従来例のゾーン半径と同じとすると、無線通信システム1では1つのゾーンを2つの基地局でカバーすることになる。このため、各基地局のセルサイズは従来例と比較して約半分となる。
ここで、図5を用いて、ゾーンAの無線信号がゾーンCに与える影響を検討する。例えば基地局BS-A2を基準にして見ると、隣接基地局は基地局BS-B1であり、次隣接基地局は基地局BS-B2である。また、基地局BS-C1は、基地局BS-A2の次々隣接基地局であり、基地局BS-A2から3セル先の基地局である。このため、次々隣接基地局BS-C1では基地局BS-A2による干渉電力は小さいと言える。ゆえに、ゾーンAとゾーンCは同一の周波数を使用することが可能となる。
これに鑑み、無線通信システム1では2周波数繰り返しを採用している。図6に無線通信システム1における周波数配置の例を示す。このように、隣接するゾーンに対して2つの使用周波数f1,f2を繰り返すことによって(換言すれば、交互に割り当てることによって)、無線通信システム1は同報通信を行う。
ここで、例えば基地局BS-A1,BS-A2のように同一ゾーン内の基地局が、干渉を与え合うという可能性がある。この点について図7を用いて説明する。図7は、ゾーンA内の移動局ML1が、基地局BS-A1から送信された信号s1と、基地局BS-A2から送信された信号s2とを受信する場合を示している。
基地局BS-A1,BS-A2が同一の信号を送信した場合、基地局間の周波数偏差によって生じる位相差が受信信号にビート干渉を発生させるので、移動局ML1は信号を正しく受信できなくなるという問題が生じる。この問題は、例えば非特許文献2に記載されている同一周波数複局同時送信方式を活用することによって解消可能である。この点について図8を用いて説明する。なお、図8では基地局BS-A1,BS-A2だけを図示しているが、他の基地局も基地局BS-A1,BS-A2と同様に構成可能である。
中央局10から基地局BS-A1と基地局BS-A2には同一の送信データd1が供給される。基地局BS-A1では、送信データd1は変調器101によって差動符号化され、生成された符号化データ用の送信信号s1がアナログ部102によって生成され、送信信号s1が送信アンテナ103から送信される。
これに対し、基地局BS-A2では、送信データd1は遅延器200によって1シンボル遅延させられる。そして、その遅延した信号が変調器201によって差動符号化され、生成された符号化データ用の送信信号s2がアナログ部202によって生成され、送信信号s2が送信アンテナ203から送信される。
このように、同報対象データd1から、同一周波数複局同時送信方式によって、同一ゾーンA内の各基地局BS-A1,BS-A2用の送信データが生成される。同一周波数複局同時送信方式は、図8の例では差動符号化と遅延送信との組み合わせによって実現される。また、基地局BS-A1用の送信データとは、図8の例ではアナログ部102に入力されるデータのことであり、同様に基地局BS-A2用の送信データとは、アナログ部202に入力されるデータのことである。
信号s1,s2は、遅延器200によって異なるシンボルを変調した信号となる。このため、前述のビート干渉は生じないが、符号間干渉が生じる。信号s1,s2は、符号間干渉のある信号として移動局ML1の受信アンテナ301によって受信され、重畳される。その重畳信号s3は、アナログ部302によって、移動局ML1内で処理可能な形式のデジタルデータに変換され、適応等化復調器303によって正しく復調され、受信データr1となる。
このように、各ゾーンに複数の基地局を配置して各ゾーンを小セル化するともに、各ゾーンで同一周波数複局同時送信方式を利用することによって、2周波数繰り返しを利用した同報通信システムを構築することが可能となる。そのような通信システムによれば、複数の無線ゾーンを対象にして無線通信を行う場合に周波数利用効率を向上させることができる。
なお、上記ではゾーンA~Dの全てに複数の基地局を配置する例を示したが、ゾーンA~Dのうちの一部のゾーンにだけ複数の基地局を配置しても良い。すなわち、少なくとも1つのゾーンに複数の基地局を配置するようにしても良い。
実施の形態2.
実施の形態1の図8では、中央局10から基地局BS-A1,BS-A2に同一の送信データd1が供給される構成例を示した。これに対し、図9に例示する構成を採ることも可能である。
図9に、実施の形態2に係る無線通信システム1aの構成図を示す。なお、実施の形態1と同じ要素には同じ符号を付すことによって、重複した説明は省略する。無線通信システム1aは、同一ゾーンに配置された基地局BS-A1a,BS-A2aと、中央局10aとを含んでいる。
ここで、実施の形態2では、中央局10aが基地局BS-A1a,BS-A2aの上位装置であり、このため中央局10aと上位装置10aと呼んでも良い。
図9を実施の形態1の図8と比較すれば分かるように、無線通信システム1aでは中央局10aが、実施の形態1の制御装置10(実施の形態1では主に中央局10と呼んだ)と、実施の形態1では基地局BS-A1に設けられていた変調器101と、実施の形態1では基地局BS-A2に設けられていた遅延器200および変調器201とを含んでいる。これに対応して、基地局BS-A1aは、変調器101を含んでおらず、アナログ部102と送信アンテナ103とを含んでいる。同様に、基地局BS-A2aは、遅延器200と変調器201とを含んでおらず、アナログ部202と送信アンテナ203とを含んでいる。
このため、実施の形態2では、中央局10a(換言すれば上位装置10a)が、同報対象データd1から、同一周波数複局同時送信方式によって、同一ゾーンA内の各基地局BS-A1a,BS-A2a用の送信データを生成する。そして、中央局10aが、生成した各基地局用送信データを、対応する基地局BS-A1a,BS-A2aに伝送する。同一周波数複局同時送信方式は、図9の例では差動符号化と遅延送信との組み合わせによって実現される。また、基地局BS-A1a用の送信データとは、図8の例ではアナログ部102に入力されるデータのことであり、換言すれば中央局10aから基地局BS-A1aに供給されるデータのことである。同様に基地局BS-A2a用の送信データとは、アナログ部202に入力されるデータのことであり、換言すれば中央局10aから基地局BS-A2aに供給されるデータのことである。
なお、中央局10aと各基地局BS-A1a,BS-A2aとは、デジタル信号によって通信しても良いし、または、光無線通信によって通信しても良い。
実施の形態2によれば、実施の形態1と比較して基地局の構成を簡易にすることができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、差動符号化と遅延送信と適応等化とを利用する例を示した。実施の形態3では、差動符号化と遅延送信と適応等化との代わりに、差動時空符号化と差動時空復号とを利用する例を示す。
図10に、実施の形態3に係る無線通信システム1bの構成図を示す。なお、実施の形態1~2と同じ要素には同じ符号を付すことによって、重複した説明は省略する。無線通信システム1bは、実施の形態1の中央局10(換言すれば上位装置10)と、同一ゾーンに配置された基地局BS-A1b,BS-A2bとを含んでいる。
図10に示すように、中央局10から基地局BS-A1bと基地局BS-A2bには同一の送信データd1が供給される。基地局BS-A1bでは、送信データd1は差動時空符号器101bによって差動時空符号化され、それにより系列s10が生成される。そして、生成された系列s10用の送信信号s11がアナログ部102によって生成され、送信信号s11が送信アンテナ103から送信される。
他方、基地局BS-A2bでは、送信データd1は差動時空符号器201bによって差動時空符号化され、それにより系列s20が生成される。そして、生成された系列s20用の送信信号s21がアナログ部202によって生成され、送信信号s21が送信アンテナ203から送信される。
ここで、差動時空符号器101bと差動時空符号器201bとは、同一の機能を持つブロックであり、入力データ(ここでは送信データd1)を差動時空符号化した2系列のデータを生成する。一方の差動時空符号器101b(または201b)は生成した2系列のうちの一方の系列を出力し、他方の差動時空符号器201b(または101b)は生成した2系列のうちの他方の系列を出力するものとする。すなわち、差動時空符号器101bと差動時空符号器201bとは互いに異なる系列を出力するものとする。
このように、実施の形態3では、同一周波数複局同時送信方式の代わりに、差動時空符号化を利用する。すなわち、同報対象データd1から、差動時空符号化によって、同一ゾーンA内の各基地局BS-A1b,BS-A2b用の送信データs10,s20が生成される。差動時空符号化は、図10の例では差動時空符号化101b,201bによって実現される。また、基地局BS-A1b用の送信データs10とは、図10の例ではアナログ部102に入力されるデータs10のことであり、同様に基地局BS-A2b用の送信データs20とは、アナログ部202に入力されるデータs20のことである。
信号s11,s21は、移動局ML1bの受信アンテナ301によって受信され、重畳される。その重畳信号s31は、アナログ部302によって、移動局ML1内で処理可能な形式のデジタルデータに変換され、差動時空復号器303bによって正しく復調され、受信データr1となる。
このように、ゾーンの小セル化と差動時空符号化とを組み合わせることによって、2周波数繰り返しを利用した同報通信システムを構築することが可能となる。
実施の形態4.
実施の形態3の図10では、中央局10から基地局BS-A1b,BS-A2bに同一の送信データd1が供給される構成例を示した。実施の形態3を実施の形態2を参照して変形することも可能である。
図11に、実施の形態4に係る無線通信システム1cの構成図を示す。なお、実施の形態1~3と同じ要素には同じ符号を付すことによって、重複した説明は省略する。無線通信システム1cは、同一ゾーンに配置された基地局BS-A1c,BS-A2cと、中央局10cとを含んでいる。
ここで、実施の形態4では、中央局10cが基地局BS-A1c,BS-A2cの上位装置であり、このため中央局10cと上位装置10cと呼んでも良い。
図11に示すように、無線通信システム1cでは中央局10cが、実施の形態1の制御装置10(実施の形態1では主に中央局10と呼んだ)と、差動時空符号器401cとを含んでいる。上述のように、実施の形態3の差動時空符号器101b,201bは、同一の機能を持つブロックであり、送信データd1を差動時空符号化した2系列のデータを生成する。これに対し、実施の形態4では、1つの差動時空符号器401cを設け、差動時空符号器401cによって生成される2系列のデータs10,s20の両方を利用する。すなわち、一方の系列データs10は基地局BS-A1cに供給し、他方の系列データs20は基地局BS-A2cに供給する。
このため、実施の形態4では、中央局10c(換言すれば上位装置10c)が、同報対象データd1から、差動時空符号化によって、同一ゾーンA内の各基地局BS-A1c,BS-A2c用の送信データs10,s20を生成する。そして、中央局10cが、生成した各基地局用送信データs10,s20を、対応する基地局BS-A1c,BS-A2cに伝送する。差動時空符号化は、図11の例では差動時空符号化401cによって実現される。また、基地局BS-A1c用の送信データs10とは、図11の例ではアナログ部102に入力されるデータs10のことであり、換言すれば中央局10cから基地局BS-A1cに供給されるデータs10のことである。同様に基地局BS-A2c用の送信データs20とは、アナログ部202に入力されるデータs20のことであり、換言すれば中央局10cから基地局BS-A2cに供給されるデータs20のことである。
中央局10cの構成に対応して、基地局BS-A1cは、差動時空符号器101bを含んでおらず、アナログ部102と送信アンテナ103とを含んでいる。同様に、基地局BS-A2cは、差動時空符号器201bを含んでおらず、アナログ部202と送信アンテナ203とを含んでいる。
なお、中央局10cと各基地局BS-A1c,BS-A2cとは、デジタル信号によって通信しても良いし、または、光無線通信によって通信しても良い。
実施の形態4によれば、実施の形態3と比較して基地局の構成を簡易にすることができる。
実施の形態5.
上記の移動局ML1,ML1bは例えば鉄道車両(より具体的には、鉄道車両に搭載された無線通信装置)である。その場合、無線通信システム1,1a,1b,1cは、空間波で同報通信を行う鉄道用通信システム、例えば高速鉄道用の空間波列車無線システムを提供することができる。但し、移動局ML1,ML1bは自動車等の移動体であっても良い。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、本発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1,1a~1c 無線通信システム、10 中央局(上位装置、制御装置)、10a,10c 中央局(上位装置)、101,201 変調器、101b,201b,401c 差動時空符号器、102,202,302 アナログ部、103,203 送信アンテナ、200 遅延器、301 受信アンテナ、303 適応等化復調器、303b 差動時空復号器、A,B,C,D 無線ゾーン、BS-A1,BS-A2,BS-B1,BS-B2,BS-C1,BS-C2,BS-D1,BS-D2,BS-A1a~BS-A1c,BS-A2a~BS-A2c 基地局、ML1,ML1b 移動局、f1,f2 使用周波数、s1,s2,s3,s11,s21,s31 信号、s10,s20 系列データ、d1 送信データ(同報対象データ)、r1 受信データ。

Claims (4)

  1. 複数の無線ゾーンを対象にして無線通信を行う無線通信システムであって、
    無線信号を送信する複数の基地局と、
    前記無線信号によって送信するデータを前記複数の基地局に供給する上位装置と
    を備え、
    少なくとも1つの無線ゾーンに2つ以上の基地局が配置され、同一の無線ゾーン内の前記2つ以上の基地局は同報通信を行い、
    前記上位装置が、同報対象データから、同一周波数複局同時送信方式または差動時空符号化によって、前記同一の無線ゾーン内の前記各基地局用の送信データを生成し、生成した前記送信データを前記同一の無線ゾーン内の対応する基地局に伝送することを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記少なくとも1つの無線ゾーンは、前記無線通信システムが対象とする全ての無線ゾーンであることを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の無線通信システムであって、
    前記同一の無線ゾーン内の前記2つ以上の基地局は、同一周波数および同一送信タイミングによって同一情報を送信することを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項1から請求項3までのうちのいずれか1項に記載の無線通信システムであって、
    隣接する無線ゾーンに対して2つの使用周波数が交互に割り当てられていることを特徴とする無線通信システム。
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