JP7061466B2 - 炭酸水供給機構及び炭酸水供給システム - Google Patents

炭酸水供給機構及び炭酸水供給システム Download PDF

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Description

本発明は、炭酸水供給部及びコーンを有する炭酸水供給機構及び炭酸水供給システムに関する。
従来から、炭酸水を供給し、炭酸水に飲料原液を混ぜることで炭酸飲料を供給する炭酸飲料ディスペンサが知られており、炭酸飲料ディスペンサでは円筒状のコーンを利用することが提案されている(特許文献1)。
近年、ハイボール等が人気を集めており、高い炭酸含有量の炭酸飲料を供給したいというニーズが高まっている。グラス等の容器に供給される炭酸水に含有される炭酸の量は、水に炭酸を溶かす際の濃度よりも、炭酸水の貯留されている炭酸水貯留部から炭酸水がグラスに供給されるまでの経路で炭酸が如何に抜けないかが重要になっている。この点、特許文献1で開示されているような構成は、高い炭酸含有量の炭酸飲料を供給するという観点からは不十分である。
特開平10-194393号
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、高い炭酸含有量の炭酸飲料を供給できる炭酸水供給機構及び炭酸水供給システムを提供する。
本発明による炭酸水供給機構は、
本体部と、
前記本体部に設けられ、炭酸水を供給する炭酸水供給部と、
前記本体部に取り付けられたコーンであって、厚み方向に沿って延在し、前記炭酸水が通過する貫通孔を有するコーンと、
を備えてもよい。
本発明による炭酸水供給機構は、
第一液体を供給する第一液体供給部をさらに備え、
前記第一液体供給部の少なくとも一部が前記コーンの厚み方向に沿って延在し、
前記コーンが前記第一液体供給部の前記一部の周縁を取り囲むように配置され、
前記コーンの内周面と前記第一液体供給部の前記一部の外周面との間に第一シール部材が設けられてもよい。
本発明による炭酸水供給機構において、
前記本体部は前記コーンの外方を取り囲み、
前記本体部の内周面と前記コーンの外周面との間に第二シール部材が設けられてもよい。
本発明による炭酸水供給機構において、
前記コーンは、内コーンと、前記内コーンの周縁外方に設けられた外コーンとを有し、
前記外コーンの内周面と前記内コーンの外周面との間に第三シール部材が設けられてもよい。
本発明による炭酸水供給機構において、
前記コーンは、積層される複数のコーン部材を有し、
前記コーン部材の各々が前記貫通孔を有してもよい。
本発明による炭酸水供給機構において、
あるコーン部材の貫通孔と、前記あるコーン部材に積層して設けられる他のコーン部材の貫通孔とは面方向でずれて配置されてもよい。
本発明による炭酸水供給機構において、
あるコーン部材の貫通孔の数と、前記あるコーン部材に積層して設けられる他のコーン部材の貫通孔の数は異なってもよい。
本発明による炭酸水供給機構において、
前記コーンは、内コーンと、前記内コーンの周縁外方に設けられた外コーンとを有し、
前記内コーンが前記コーン部材を有してもよい。
本発明による炭酸水供給システムは、
前述した炭酸水供給機構からなる第一炭酸水供給機構と、
前記第一炭酸水供給機構で用いられている前記コーンとは異なるコーンを用いた第二炭酸水供給機構と、
を備えてもよい。
本発明において、厚み方向に沿って延在し、炭酸水が通過する貫通孔を有するコーンを採用した場合には、炭酸水を貫通孔の中を通過させることができる。このような貫通孔を通過させることで、炭酸水に余計な衝撃が加わることを防止でき、高い炭酸濃度を供給することができるようになる。
図1は、本発明の第1の実施の形態で用いられ得る炭酸水供給機構の縦断面図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態で用いられ得る炭酸水供給機構の一部を断面で示した斜視図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態で用いられ得る炭酸水供給機構の斜視図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態で用いられ得るコーンの縦断面を示した図である。 図5(a)は、本発明の第1の実施の形態で用いられ得るバルブを説明するための概略側方図であり、図5(b)は、本発明の第1の実施の形態で用いられ得るバルブを説明するための概略正面図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態で用いられ得る炭酸水供給機構での炭酸水及び第一液体の流れを説明するための斜視図である。 図7は、本発明の第1の実施の形態で用いられ得るコーン部材の斜視図である。 図8は、本発明の第1の実施の形態で用いられ得る炭酸水供給機構の上流側に設けられる炭酸水貯留部、第一液体貯留部等を示した概略図である。 図9は、本発明の第1の実施の形態で用いられ得るコーンの変形例を示す概略縦断面図である。 図10は、本発明の第1の実施の形態で用いられ得るコーンの別の変形例を示す概略縦断面図である。 図11(a)は、本発明の第2の実施の形態で用いられ得る2つのコーン部材を有するコーンの概略縦断面図であり、図11(b)は、図11(a)の態様において、コーン部材の周縁に凸部が設けられた態様を示したコーンの概略縦断面図である。 図12(a)は、本発明の第2の実施の形態で用いられ得る3つのコーン部材を有するコーンの概略縦断面図であり、図12(b)は、図12(a)の態様において、コーン部材の周縁に凸部が設けられた態様を示したコーンの概略縦断面図である。 図13は、本発明の第2の実施の形態で用いられ得る2つのコーン部材を有するコーンの概略縦断面図であって、図11とは異なる態様を示した概略縦断面図である。 図14は、本発明の第2の実施の形態で用いられ得る3つのコーン部材を有するコーンの概略縦断面図であって、図12とは異なる態様を示した概略縦断面図である。 図15は、本発明の第2の実施の形態で用いられ得るコーンの変形例を示す概略縦断面図である。 図16は、本発明の第3の実施の形態で用いられ得る2つのコーン部材を有する炭酸水供給機構の縦断面図である。 図17は、図16に示す態様で用いられているコーンの縦断面を示した図である。 図18は、本発明の第3の実施の形態で用いられ得る3つのコーン部材を有する炭酸水供給機構の縦断面図である。 図19は、図18に示す態様で用いられているコーンの縦断面を示した図である。 図20は、本発明の第3の実施の形態で用いられ得るコーン部材の概略平面図である。 図21は、本発明の第3の実施の形態で用いられ得るコーン部材であって、図20におけるコーン部材とは異なるコーン部材を示した概略平面図である。 図22は、本発明の第3の実施の形態で用いられ得る2つのコーン部材を有するコーンの概略縦断面図である。 図23は、本発明の第3の実施の形態で用いられ得る3つのコーン部材を有するコーンの概略縦断面図である。 図24は、本発明の第3の実施の形態で用いられ得るコーンの変形例を示す概略縦断面図である。 図25は、本発明の第3の実施の形態で用いられ得るコーンの別の変形例を示す概略縦断面図である。 図26は、本発明の第4の実施の形態で用いられ得るコーン部材の概略平面図であり、図26(a)に示すコーン部材における貫通孔の数と、図26(b)に示すコーン部材における貫通孔の数とが異なることを説明するための概略平面図である。 図27は、本発明の第5の実施の形態で用いられ得る第一炭酸水供給機構及び第二炭酸水供給機構を示した図である。 図28は、本発明の第5の実施の形態で用いられ得る第一炭酸水供給機構及び第二炭酸水供給機構を示した図であり、図27とは異なる態様を示した図である。 図29は、図27及び図28で示した態様とは異なる態様であって、本発明の第5の実施の形態で用いられ得る炭酸水及び第一液体を供給する機構を上方から見た断面を示した図である。
第1の実施の形態
《構成》
以下、本発明による実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本実施の形態の炭酸水供給機構は、本体部10と、本体部10に設けられ、炭酸水を供給する炭酸水供給部20と、本体部10に直接的又は間接的に取り付けられたコーン30とを有してもよい。本体部10の上方部に炭酸水供給部20が設けられてもよい。本体部10に本体凹部11が設けられ、当該本体凹部11内にコーン30が嵌め込まれることで、本体部10にコーン30が取り付けられるようになってもよい。コーン30はステンレス鋼等の金属から構成されてもよいし、樹脂材料から構成されてもよい。
コーン30は、厚み方向(図1の上下方向)に沿って延在し、炭酸水が通過する1つ又は複数の貫通孔39を有してもよい。炭酸水供給部20は例えばカーボネータのような炭酸水貯留部110(図8参照)から供給される炭酸水が内部を通過する炭酸水供給管であってもよい。炭酸水供給部20から供給された炭酸水は、コーン30を経て、後述するノズルキャップ60からグラスやジョッキというような容器等に注がれるようになってもよい。
貫通孔39はコーン30の厚み方向に沿って延在してもよい。「コーン30の厚み方向に沿って延在する」というのは、厚み方向と平行(図1の上下方向)に設けられる態様だけではなく、厚み方向に対して傾斜して設けられる態様も含まれている(図9参照)。但し、加工のしやすさという観点からすると、貫通孔39は厚み方向と平行に設けられる態様が有益である。貫通孔39は均等な間隔、つまり貫通孔39の間の円周角が等しくなる態様で設けられてもよい(図7参照)。
図1に示すように、第一液体を供給する第一液体供給部40が設けられてもよい。第一液体供給部40は、その一部(下流側部分)がコーン30の厚み方向に沿って(図1に示す態様では上下方向で)延在してもよい。第一液体供給部40は、第一液体貯留部120(図8参照)から供給されるウイスキー、シロップ等の飲料原液が内部を通過する第一液体供給管であってもよい。なお、本実施の形態において、第一液体供給部40の下流側部分とは、第一液体供給部40のうち図1において上下方向に延在している部分のことを意味している。
図7に示すように、コーン30の後述するコーン部材35の中央には円形状の開口35aが設けられてもよい。そして、図1に示すように、当該開口35a内を第一液体供給部40である第一液体供給管の下流側部分が通過し、コーン30が第一液体供給部40の周縁を取り囲むように配置されてもよい。コーン30の内周面と第一液体供給部40の外周面との間に弾性部材からなるOリング等の第一シール部材51が設けられてもよい。
図5に示すように、バルブは、炭酸水の供給を制御するための炭酸水供給弁70と、飲料原液等の第一液体の供給を制御するための第一液体供給弁75と、炭酸水供給弁70及び第一液体供給弁75の開閉を制御するためのレバー80とを有してもよい。使用者がグラス等をレバー80に押し当てることで、炭酸水供給弁70及び第一液体供給弁75が開状態となり、炭酸水が炭酸水供給部20から供給され、かつ第一液体が第一液体供給部40から供給されるようになってもよい(図6も参照)。
図1及び図2に示すように、コーン30の下方側には同心円状の溝(図示せず)が複数設けられた傘体5が設けられてもよい。この傘体5もコーン30と同様に第一液体供給部40の下流側部分を外周面を取り囲むようにして配置されてよい。第一液体供給部40の下端部は傘体5の下端部よりも下方に位置づけられてもよい。
図2及び図3に示すように、コーン30の外方を取り囲むノズルキャップ60が設けられてもよい。ノズルキャップ60は内部空間が形成された形状となっており、当該内部空間内に、第一液体供給部40の下流側部分、第一液体供給部40の下流側部分の外周面に設けられたコーン30、傘体5等が位置付けられることになる。
図1に示すように、本体部10の内周面とコーン30の外周面との間に弾性部材からなるOリング等の第二シール部材52が設けられてもよい。
コーン30は、図10に示すように、後述するコーン部材35のような単一部材から構成されてもよいが、このような態様には限られることはなく、複数部材から構成されてもよい。例えば図4に示すように、コーン30は、内コーン31と、内コーン31の周縁外方に設けられた外コーン32とを有してもよい。このような態様を採用する場合には、本体部10の内周面と外コーン32の外周面との間に第二シール部材52が設けられてもよい。また、外コーン32の内周面と内コーン31の外周面との間に弾性部材からなるOリング等の第三シール部材53が設けられてもよい。外コーン32の厚みは内コーン31の厚みよりも大きくなり、外コーン32は、内コーン31の外周面の全体を取り囲み、内コーン31の上端よりも上方側に延在し、内コーン31の下端よりも下方側に延在するようになってもよい。
図4に示すように、内コーン31の内周面には内周凹部31aが設けられ、この内周凹部31aに第一シール部材51が設けられてもよい。内コーン31の外周面には外周凹部31bが設けられ、この外周凹部31bに第三シール部材53が設けられてもよい。外コーン32の外周面には外周凹部32aが設けられ、この外周凹部32aに第二シール部材52が設けられてもよい。
本実施の形態では、内コーン31が一つのコーン部材35から構成されている。コーン部材35に設けられる貫通孔39の数は、供給したい炭酸水の量によって調整されてもよく、貫通孔39の径(直径)との関係で決められてもよい。貫通孔39の数は例えば1個以上30個以下であってもよい。貫通孔39の直径は例えば0.3mm~1.2mm程度であってもよい。コーン部材35の表面は加工されておらず平坦面から構成されてもよい。なお、このような平坦面を採用する場合であっても、平坦面は不可避的な凹凸を有していることには留意が必要である。
コーン部材35の厚みとしては、例えば2mm~7mmのものを採用することができ、より限定するならば、3.5mm~5mmのものを採用することができる。
内コーン31と外コーン32とは同じ材料から構成されてもよいが、互いに異なる材料から構成されてもよい。一例として、内コーン31と外コーン32の両者がステンレス鋼のような金属から構成されてもよいし、内コーン31と外コーン32の両者が樹脂材料から構成されてもよいし、内コーン31及び外コーン32の一方がステンレス鋼のような金属から構成され、他方が樹脂材料から構成されてもよい。なお、樹脂材料を用いた場合の方が金属を用いた場合と比較して外気等の熱による影響を受け難く、安定した炭酸含有量からなる炭酸水の提供を期待できる点では有益である。他方、小さな貫通孔の径を形成しやすい点では材料として金属を用いる方が有益である。
図8に示すように、炭酸水貯留部110には、水に駆動力を付与するためのポンプ131及び水を冷却するための冷却部132が連結されてもよい。炭酸水貯留部110には、二酸化炭素を収容した二酸化炭素ボンベ140が炭酸水貯留部110内に設けられた逆止弁116を介して連結されてもよい。炭酸水貯留部110には、炭酸水貯留部110内の水の量を計測するためのフロートスイッチ115が設けられてもよい。炭酸水貯留部110内では0℃に近い温度で炭酸水が貯留されてもよい。なお、炭酸水貯留部110内の炭酸水の炭酸含有量は二酸化炭素ボンベ140からのガスの圧力と炭酸水の温度で決定される。また、図8に示すように、第一液体貯留部120には、第一液体に駆動力を付与するためのポンプ136が連結されてもよい。
《作用・効果》
次に、上述した構成からなる本実施の形態による作用・効果であって、未だ説明していないものを中心に説明する。
本実施の形態において、厚み方向に沿って延在し、炭酸水が通過する貫通孔39を有するコーン30を採用した場合には(図4参照)、炭酸水を貫通孔39の中を通過させることができる。このような貫通孔39を通過させることで、炭酸水がゆっくり減圧され、かつ整流されることとなり、炭酸水に余計な衝撃(動揺)が加わることを防止できる。このため、ガスボリュームロスを低減でき、高い炭酸濃度を供給することができるようになる。
また、この態様では、貫通孔39を設けるだけでよく複雑な加工工程を必要としないことから、コーン30の加工コストを抑えることができ、ひいては導入コストを抑えることができる。例えば、特許文献1に示すようにコーン30の表面に複数の溝を設けたり、螺旋状の溝を設けたりする等、コーン30の表面を加工することも考えられるが、このような加工は煩雑であることが多く、加工コストがかかってしまい、ひいては導入コストがかかってしまう。このため、この点で、コーン30に貫通孔39を設ける態様は有益である。なお、これらのことを重要視しないのであれば、コーン30の表面に複数の溝を設けたり、螺旋状の溝を設けたりする態様を採用してもよい。
貫通孔39が複数設けられている態様を採用した場合には、炭酸水の供給量が同じであっても貫通孔39の径を小さくすることができる。このため、貫通孔39を通過する炭酸水に加わる衝撃を抑えることを期待でき、より高い炭酸濃度を供給することを期待できる。なお、炭酸水の単位時間当たり供給量は、居酒屋、レストラン等の店舗等における飲料の提供時間に影響することから概ね決まった範囲に設定されており、例えば30cc/秒というような値が設定されている。このため、炭酸水の単位時間当たり供給量を所定の範囲にするという前提の下、貫通孔39の数を増加させると、その分、貫通孔39の径を小さくすることができる。
一例として、コーン部材35の厚みを5mmとした場合に、直径0.3mmの貫通孔39を26個設けてもよいし、直径0.5mmの貫通孔39を8個設けてもよいし、直径0.7mmの貫通孔39を4個設けてもよい。これらの場合には、シミュレーションによると概ね同じ流量(一例ではあるが概ね30ml/sec)で炭酸水を提供できる。なお、これらの場合のガスボリューム(炭酸含有量)を確認したところ、以下の表1に示すように貫通孔39の直径を小さくすることでガスボリュームを大きくできることを確認できた。但し、一般には貫通孔39の直径が小さくなると加工が困難となり、加工コストが高まってしまうことには留意が必要である。ガスボリュームは、アントンパール社製のCarbo QCを用いて測定した。なお、以下の表1では、コーンを設けない態様の測定結果を比較例として示している。
Figure 0007061466000001
コーン30が第一液体供給部40の周縁を取り囲むように配置され、コーン30の内周面と第一液体供給管等からなる第一液体供給部40の下流側部分の外周面との間に例えば弾性部材等からなる第一シール部材51が設けられる態様を採用した場合には(図1参照)、コーン30と第一液体供給部40との間を炭酸水が通過することを防止できる。このため、コーン30の貫通孔39を通過することなく、ノズルキャップ60からグラスやジョッキというような容器等に炭酸水が注がれることを防止できる。
本体部10の内周面とコーン30の外周面との間に例えば弾性部材等からなる第二シール部材52を設けた態様を採用した場合には、ノズルキャップ60とコーン30との間を炭酸水が通過することを防止できる。このため、この場合にも、コーン30の貫通孔39を通過することなく、ノズルキャップ60からグラスやジョッキというような容器等に炭酸水が注がれることを防止できる。
コーン30が、内コーン31と、内コーン31の周縁外方に設けられた外コーン32とを有し、外コーン32の内周面と内コーン31の外周面との間に第三シール部材53が設けられる態様を採用した場合には、内コーン31と外コーン32のような二つの部材を採用した場合であっても内コーン31と外コーン32との間を炭酸水が通過することを防止できる。このため、内コーン31と外コーン32の二つの部材を採用しつつ、コーン30の貫通孔39を通過することなく、ノズルキャップ60からグラスやジョッキというような容器等に炭酸水が注がれることを防止できる。
なお、コーン30が内コーン31及び外コーン32を有する態様を採用することで、本体部10の製造公差を含む部品バラツキによる影響を小さくして、コーン30を本体部10の凹部11に取り付けることができる点で有益である。より具体的には、本体部10を製造する際に製造公差が発生してしまうことは避けがたい。特に本体部10では多数の部品を組み合わせることから公差のずれが集まって製造公差が大きくなる場合もある。この点、外コーン32と外コーン32の外周面に設けられた第二シール部材52を採用することで、第二シール部材52によって本体部10の部品バラツキによる影響を吸収することができる。また、外コーン32と内コーン31の間に設けられた第三シール部材53によって外コーン32と内コーン31との間の間隔も調整できる。これらのことから、本体部10の製造公差を含む部品バラツキによる影響を受けにくくすることができ、より高い炭酸濃度を供給することができるようになる点で有益である。なお、本実施の形態のような貫通孔39を有さず、特許文献1のようにコーンの外周面を炭酸水が通過する態様では、本体部10の製造公差を含む部品バラツキによる影響によって、提供される炭酸水の炭酸含有量も変わってしまう可能性を否定できない。このため、このような態様では提供される炭酸水の炭酸含有量も均一なものとできないこともあるが、本実施の形態では、そのような問題も生じ難い点で有益である。
第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態では、図11及び図12に示すように、内コーン31が積層される複数のコーン部材35を有しており、コーン部材35の各々が貫通孔39を有し、これら貫通孔39の面内方向での位置が合致する態様を用いて説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態で採用したあらゆる構成を採用することができる。第1の実施の形態で説明した部材に対しては同じ符号を付して説明する。
図11(a)及び図12(a)に示すように断面が矩形状から構成される態様を採用してもよいが、図11(b)及び図12(b)に示すようにコーン部材35の周縁に凸部35bが設けられており、この凸部35bによってコーン部材35の間に間隙が設けられてもよい(図7も参照)。
貫通孔39の長さを長くすることで炭酸水に対する抵抗を大きくすることができ、ゆっくりと炭酸水を流すことができる。しかしながら、コーン部材35の厚みが厚くなると、射出成型や切削による貫通孔39の形成が困難となり、寸法安定性に問題が出やすい。特にコーン部材35が樹脂材料から構成される場合であって、貫通孔39の径が小さい場合には、貫通孔39の加工が難しくなる。この点、本実施の形態のように積層される複数のコーン部材35を採用することで、貫通孔39の形成が難しくなることを抑えつつ、貫通孔39の長さを所定値以上にすることができる点で有益である。
また、外コーン32が採用され、外コーン32内に設けられる内コーン31が複数のコーン部材35を有する態様を採用した場合には、外コーン32内に複数のコーン部材35を嵌め込むことで、各コーン部材35の位置関係をより正確に位置決めできる点で有益である。
コーン部材35は2つ設けられてもよいし、3つ設けられてもよいし、4つ以設けられてもよい。各コーン部材35は厚みや材料等の同じ部材であってもよいし、厚みや材料等の異なる部材であってもよい。例えば、コーン部材35のうち、一部は樹脂材料から形成され、残部は金属から形成されてもよい。
図11に示すようにコーン部材35が2つ設けられている態様では、一例として、コーン部材35の厚みを3.5mmとした場合に、直径0.5mmの貫通孔39を11個設けてもよいし、直径0.7mmの貫通孔39を6個設けてもよいし、直径0.9mmの貫通孔39を4個設けてもよい。これらの場合には、シミュレーションによると概ね同じ流量で炭酸水を提供できる。また、図12に示すようにコーン部材35が3つ設けられている態様では、コーン部材35の厚みを3.5mmとした場合に、直径0.5mmの貫通孔39を14個設けてもよいし、直径0.7mmの貫通孔39を8個設けてもよいし、直径0.9mmの貫通孔39を5個設けてもよい。これらの場合にも、シミュレーションによると概ね同じ流量で炭酸水を提供できる。
図11及び図12では、貫通孔39の面内方向での位置が完全に合致する態様を用いて説明しているが、これに限られることはなく、図13及び図14に示すように、貫通孔39の面内方向での位置は部分的に合致するような態様であってもよい。このように部分的に貫通孔39の面内方向での位置を合致させることで、貫通孔39の径を実質的に小さくした場合と同様の効果を得ることを期待できる点で有益である。
前述したように、本実施の形態では、第1の実施の形態で採用したあらゆる構成を採用することができる。このため、例えば、コーン30が内コーン31及び外コーン32という2種類の部材から構成されるのではなく、図15に示すように、1種類の部材から構成され、コーン30が複数のコーン部材35を有してもよい。また、この態様でも、積層されるコーン部材35の厚み等が互いに異なる態様を採用してもよい。
第3の実施の形態
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
本実施の形態では、図16乃至図19に示すように、あるコーン部材35の貫通孔39と、あるコーン部材35に積層して設けられる他のコーン部材35の貫通孔39とは面方向でずれて配置されている。その他の構成は第2の実施の形態と略同一の態様を用いて説明する。本実施の形態では、上記各実施の形態で採用したあらゆる構成を採用することができる。上記各実施の形態で説明した部材に対しては同じ符号を付して説明する。本実施の形態の「面方向」とは、コーン部材35の厚み方向に直交する面内方向(後述する図20及び図21の紙面内の方向)のことを意味している。
あるコーン部材35と他のコーン部材35とは同じ部材ではあるものの、円周方向に沿って両者がずれた位置で配置されることで、貫通孔39が面方向でずれるようにしてもよい。この場合には、各コーン部材35の円周方向に沿った位置の位置決めを行うために、図20に示すように、外コーン32の内周面に1つ又は複数の位置決め凹部132が設けられ、内コーン31の外周面に1つ又は複数の位置決め凸部131が設けられてもよい(図20に示す態様では、1つの位置決め凹部132と1つの位置決め凸部131が設けられる態様が示されている。)。また、図21に示すように、外コーン32の内周面に1つ又は複数の位置決め凸部137が設けられ、内コーン31の外周面に1つ又は複数の位置決め凹部136が設けられてもよい(図21に示す態様では、1つの位置決め凸部137と1つの位置決め凹部136が設けられる態様が示されている。)。
また、貫通孔39が面方向でずれる態様としては、例えば、図22及び図23に示すように、あるコーン部材35の貫通孔39が位置する半径と、当該あるコーン部材に厚み方向(上下方向)で隣接する他のコーン部材35の貫通孔39が位置する半径とが異なる大きさとなっている態様を用いてもよい。なお、図22及び図23に示す態様でも、前述したような凸部35bが設けられてもよい。
本実施の形態のように、あるコーン部材35と当該あるコーン部材35に対して隣接して積層される他のコーン部材35の貫通孔39が面方向でずれて配置される態様を採用することで、あるコーン部材35と他のコーン部材35との間の面方向における間隙を炭酸水がゆっくり流れることを期待できる。このため、単位時間あたりの流量を調整しつつ、炭酸水から炭酸が抜け出ることを防止することも期待できる。
コーン部材35は3つ以上設けられてもよい。コーン部材35が3つ以上設けられる態様では、図18、図19及び図23に示すように、厚み方向で隣接する2つのコーン部材35においてコーン部材35の貫通孔39が面方向でずれ、厚み方向で隣接しない2つのコーン部材35では貫通孔39の位置が面方向では合致する(上方から見た場合に貫通孔39の位置が合致する)ようにしてもよい。一例として、コーン部材35が3つ設けられる態様を採用した場合には、上部及び下部に位置するコーン部材35における貫通孔39は面方向で見たときに合致する位置に位置づけられているが、上部及び下部のコーン部材35の間に位置するコーン部材35の貫通孔39がこれら上部及び下部のコーン部材35の貫通孔39と面方向でずれるようになってもよい。このような態様を採用した場合には、各コーン部材35の間の間隔を利用して炭酸水をゆっくり流すことができる。また、このような態様には限られることなく、各コーン部材35の貫通孔39が、上方から見た場合に面方向でずれるようになってもよい。なお、あるコーン部材35の貫通孔39が位置する半径と、当該あるコーン部材に厚み方向で隣接する他のコーン部材35の貫通孔39が位置する半径とが異なる大きさとなっている態様を採用した場合には、図23のように上部及び下部に位置するコーン部材35として同一部材を採用することで、利用するコーン部材35の種類を減らすことができる(2種類にすることができる)点で有益である。
コーン部材35が4つ以上設けられている態様では、厚み方向で隣接する2つのコーン部材35からなる少なくとも1組においてコーン部材35の貫通孔39が面方向でずれるが、厚み方向で隣接する2つのコーン部材35からなる別の1組においてコーン部材35の貫通孔39が面方向で合致するようにしてもよい(図24参照)。
また、本実施の形態のように、あるコーン部材35の貫通孔39と、あるコーン部材35に積層して設けられる他のコーン部材35の貫通孔39とは面方向でずれて配置されている態様を採用する場合には、図25に示すように、あるコーン部材35と他のコーン部材35との対向する面に炭酸水の流れる溝39aを設けてもよい。この溝39aはあるコーン部材35の貫通孔39と他のコーン部材35の貫通孔39とを繋ぐようになり、炭酸水の流路を構成するようにしてもよい。溝39aは、あるコーン部材35と他のコーン部材35のいずれに設けられてもよく、これらの両方に設けられてもよい。
前述したように、本実施の形態では、上記各実施の形態で採用したあらゆる構成を採用することができる。このため、本実施の形態でも、例えば、コーン30が内コーン31及び外コーン32という2種類の部材から構成されるのではなく、1種類の部材から構成され、コーン30が複数のコーン部材35を有してもよい。また、この態様でも、積層されるコーン部材35の厚み等が互いに異なる態様を採用してもよい。
第4の実施の形態
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
本実施の形態では、図26に示すように、あるコーン部材35の貫通孔39の数と、あるコーン部材35に積層して設けられる他のコーン部材35の貫通孔39の数が異なっている。図26(a)では、一例として、8個の貫通孔39が等間隔で配置され、図26(b)では7個の貫通孔39が等間隔で配置される態様となっており、図26(a)に示されるコーン部材35と図26(b)に示されるコーン部材35とが上下方向で隣接して積層される態様となっている。図26に示す態様は、あくまでも一例であり、例えば、コーン部材35が3つ設けられている態様を採用し、上部と下部に位置するコーン部材35では貫通孔が所定の数(例えば14個)設けられ、これらのコーン部材35の間に設けられるコーン部材35では貫通孔が当該所定の数と異なる数(例えば13個)設けられてもよい。なお、あるコーン部材35の貫通孔39の数と、あるコーン部材35に積層して設けられる他のコーン部材35の貫通孔39の数との差が「1」となってもよいが、当該差が「2」以上となってもよい。本実施の形態では、上記各実施の形態で採用したあらゆる構成を採用することができる。上記各実施の形態で説明した部材に対しては同じ符号を付して説明する。
本実施の形態のように、あるコーン部材35の貫通孔39の数と、あるコーン部材35に積層して設けられる他のコーン部材35の貫通孔39の数が異なる場合には、例えば、炭酸水の流れやすさに応じて貫通孔39の数を調整することができる。また、貫通孔39の数が異なることで、あるコーン部材35の貫通孔39と他のコーン部材35の貫通孔39において面方向でずれやすくなる。例えば、貫通孔39が均等な間隔(貫通孔39の間の円周角が等しくなる態様)で設けられている場合には、仮に一つの貫通孔39が面方向で合致しても、その他の貫通孔39は厚み方向で隣接するコーン部材35同士でずれることになる。このため、コーン部材35の円周方向の位置を気にせずにコーン部材35を設けることで、必然的に、その他の貫通孔39において面方向の位置をずらすことができる。なお、厚み方向で隣接するコーン部材35において、仮に一つの貫通孔39が面方向で合致してもその他の貫通孔39の面方向での位置がずれる場合には、炭酸水の単位時間あたりの流量に大きな影響がないことがシミュレーションでは示されている。
本実施の形態でも、コーン部材35は3つ以上設けられてもよい。コーン部材35が3つ以上設けられる態様では、厚み方向で隣接する2つのコーン部材35において貫通孔39の数が異なるようにし、厚み方向で隣接しないコーン部材35では貫通孔39の数が同じになってもよい。一例として、コーン部材35が3つ設けられる態様を採用した場合には、上部及び下部に位置するコーン部材35における貫通孔39の数は同じ数になり、上部及び下部のコーン部材35の間に位置するコーン部材35の貫通孔39の数がこれら上部及び下部のコーン部材35の貫通孔39の数と異なるようにしてもよい。また、コーン部材35が4つ以上設けられている態様では、厚み方向で隣接する2つのコーン部材35からなる少なくとも1組においてコーン部材35の貫通孔39の数が異なるが、厚み方向で隣接する2つのコーン部材35からなる別の1組においてコーン部材35の貫通孔39の数が合致してもよい。また、同じ数の貫通孔39を有するコーン部材35同士において、貫通孔39の面方向の位置が合致するような態様を採用してもよいし、貫通孔39の面方向の位置が合致せずにずれるような態様を採用してもよい。
厚みが3.5mmのコーン部材35において貫通孔39の数と直径を変えて実験を行った結果を、以下の表2に示す。表2において、内コーン31として2つのコーン部材35を用いた場合には、上側に位置するコーン部材35を上コーン部材として示し、下側に位置するコーン部材35を下コーン部材として示す。内コーン31として3つのコーン部材35を用いた場合には、上側に位置するコーン部材35を上コーン部材として示し、下側に位置するコーン部材35を下コーン部材として示し、上コーン部材と下コーン部材の間に位置するコーン部材を中間コーン部材として示す。
Figure 0007061466000002
前述したように、本実施の形態では、上記各実施の形態で採用したあらゆる構成を採用することができる。このため、例えば、あるコーン部材35の貫通孔39が位置する径と、他のコーン部材35の貫通孔39が位置する径とが異なる大きさとなってもよい(図13及び図14参照)。
第5の実施の形態
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
本実施の形態では、図27及び図28に示すように、第一炭酸水供給機構200及び第二炭酸水供給機構300を有している。第一炭酸水供給機構200は、本体部10に設けられ、炭酸水を供給する第一炭酸水供給部220と、本体部10に取り付けられた第一コーン230を有している。第二炭酸水供給機構300は、本体部10に設けられ、炭酸水を供給する第二炭酸水供給部320と、本体部10に取り付けられた第二コーン330を有している。図27では、第一炭酸水供給機構200の本体部10と第二炭酸水供給機構300の本体部10が同じ部材から構成される態様を用いて説明するが、これに限られることはなく、第一炭酸水供給機構200の本体部と第二炭酸水供給機構300の本体部とが分離して設けられ、別部材となっていてもよい。本実施の形態でも、上記各実施の形態で採用したあらゆる構成を採用することができる。上記各実施の形態で説明した部材に対しては同じ符号を付して説明する。なお、本実施の形態では、第一炭酸水供給機構200及び第二炭酸水供給機構300の2つの炭酸水供給機構を有する態様を用いて説明するが、これに限られることはなく、3つ以上の炭酸水供給機構を有する態様を用いることもできる。
第一コーン230と第二コーン330とは異なる構成となっている。一例として、第一コーン230としては第1の実施の形態乃至第4の実施の形態で説明したようなコーンを用い、第二コーン330としては従来から知られている公知のコーンを用いてもよい(図27参照)。このような態様を用いた場合には、第一炭酸水供給機構200では炭酸含有量の高い炭酸水を供給でき、第二炭酸水供給機構300では第一炭酸水供給機構200と比較して炭酸含有量の低い炭酸水を供給できる。このため、提供したい飲料に合わせて炭酸濃度を変えることができる点で有益である。
また、別の例としては、第一コーン230として上記各実施の形態で説明したいずれかの態様のコーンを用い、第二コーン330として第一コーン230で採用されている態様とは異なるコーンを用いてもよい(図28参照)。このような態様を用いても、炭酸含有量の異なる炭酸水を供給できる点で有益である。なお、図28では、一例として、第一コーン230として、内コーン31が2つのコーン部材35を有し、かつ貫通孔39が面方向でずれて配置されている態様を示しており、第二コーン330として、内コーン31が3つのコーン部材35を有し、かつ貫通孔39が面方向でずれて配置されている態様を示している。
さらに別の例としては、第一コーン230における貫通孔39の径及び数と、第二コーン330における貫通孔39の径及び数とを異ならせることで、異なる炭酸含有量からなる炭酸水を供給できるようにしてもよい。
また、図29に示すような態様を採用してもよい。図29は炭酸水及び第一液体を供給する機構を上から見た断面図である。図29に示す態様では、第一コーン230、第二コーン330及び第三コーン430が設けられている。そして、第一コーン230の内コーン31が1つのコーン部材35を有しており、第二コーン330の内コーン31が2つのコーン部材35を有しており、第三コーン230の内コーン31が3つのコーン部材35を有している。
図29に示す態様では、第一コーン230、第二コーン330及び第三コーン430のいずれのコーンを用いるかは切替部500で切替可能となっている。この態様では、第一炭酸水供給機構が第一コーン230を有し、第二炭酸水供給機構が第二コーン330を有し、第三炭酸水供給機構が第三コーン430を有している。ウィスキー等の飲料原液からなる第一液体は、3つの炭酸水供給部20と並んで配置された第一液体供給部40を介して供給されることになる。図29に示す態様では、第一液体供給部40がコーンを貫通するようにして設けられないことから、コーン部材35は開口35aを有していない。なお、図29に示す態様でも、使用者がグラス等をレバー80に押し当てることで、炭酸水供給弁70及び第一液体供給弁75が開状態となり、炭酸水が炭酸水供給部20から供給され、かつ第一液体が第一液体供給部40から供給されるようになってもよい。
上述した各実施の形態の記載及び図面の開示は、特許請求の範囲に記載された発明を説明するための一例に過ぎず、上述した実施の形態の記載又は図面の開示によって特許請求の範囲に記載された発明が限定されることはない。
10 本体部
20 炭酸水供給部
30 コーン
31 内コーン
32 外コーン
39 貫通孔
40 第一液体供給部
51 第一シール部材
52 第二シール部材
53 第三シール部材
60 ノズルキャップ

Claims (11)

  1. 本体部と、
    前記本体部に設けられ、炭酸水を供給する炭酸水供給部と、
    前記本体部に取り付けられたコーンであって、厚み方向に沿って延在し、前記炭酸水が通過する貫通孔を有するコーンと、
    を備え
    前記コーンは、積層される複数のコーン部材を有し、
    コーン部材は隣接するコーン部材と接触することを特徴とする炭酸水供給機構。
  2. 第一液体を供給する第一液体供給部をさらに備え、
    前記第一液体供給部の少なくとも一部は前記コーンの厚み方向に沿って延在し、
    前記コーンは前記第一液体供給部の前記一部の周縁を取り囲むように配置され、
    前記コーンの内周面と前記第一液体供給部の前記一部の外周面との間に第一シール部材が設けられることを特徴とする請求項1に記載の炭酸水供給機構。
  3. 前記本体部は前記コーンの外方を取り囲み、
    前記本体部の内周面と前記コーンの外周面との間に第二シール部材が設けられることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の炭酸水供給機構。
  4. 前記コーン部材の周縁に凸部が設けられており、
    前記凸部によってコーン部材が隣接するコーン部材と接触することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の炭酸水供給機構。
  5. 前記コーン部材が平坦面を有し、
    前記平坦面によってコーン部材が隣接するコーン部材と接触することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の炭酸水供給機構。
  6. 本体部と、
    前記本体部に設けられ、炭酸水を供給する炭酸水供給部と、
    前記本体部に取り付けられたコーンであって、厚み方向に沿って延在し、前記炭酸水が通過する貫通孔を有するコーンと、
    を備え、
    前記コーンは、内コーンと、前記内コーンの周縁外方に設けられた外コーンとを有し、
    前記外コーンの内周面と前記内コーンの外周面との間に第三シール部材が設けられることを特徴とする炭酸水供給機構。
  7. 前記コーン部材の各々が前記貫通孔を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の炭酸水供給機構。
  8. あるコーン部材の貫通孔と、前記あるコーン部材に積層して設けられる他のコーン部材の貫通孔とは面方向でずれて配置されていることを特徴とする請求項に記載の炭酸水供給機構。
  9. あるコーン部材の貫通孔の数と、前記あるコーン部材に積層して設けられる他のコーン部材の貫通孔の数は異なることを特徴とする請求項又はに記載の炭酸水供給機構。
  10. 本体部と、
    前記本体部に設けられ、炭酸水を供給する炭酸水供給部と、
    前記本体部に取り付けられたコーンであって、厚み方向に沿って延在し、前記炭酸水が通過する貫通孔を有するコーンと、
    を備え、
    前記コーンは、内コーンと、前記内コーンの周縁外方に設けられた外コーンとを有し、
    前記内コーンが積層される複数のコーン部材を有することを特徴とする炭酸水供給機構。
  11. 本体部と、前記本体部に設けられ、炭酸水を供給する炭酸水供給部と、前記本体部に取り付けられたコーンであって、厚み方向に沿って延在し、前記炭酸水が通過する貫通孔を有するコーンと、を有する第一炭酸水供給機構と、
    前記第一炭酸水供給機構で用いられている前記コーンとは異なるコーンを用いた第二炭酸水供給機構と、
    を備えた炭酸水供給システム。
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