JP7060180B2 - Rficモジュール、rfidタグ及び物品 - Google Patents

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Description

本発明は、高周波信号を処理するICを有するRFICモジュール、このRFICモジュールを備えるRFIDタグ及び物品に関する。
RFIDタグとして用いるアンテナ搭載型の通信用ICユニットは、例えば特許文献1に示されている。
特許文献1には、コイルが形成された基板を積層してなるアンテナ部と、このアンテナ部に接続されるICチップとを含み、アンテナ部は、複数のコイルが直列接続されてなる主エレメントと、開放部を有する1ターン未満のコイルからなる副エレメントとを備え、主エレメントと副エレメントとが電磁結合するように配置された、アンテナ搭載形の通信用ICユニットが示されている。また、切り欠き部が形成された導体を備え、この導体の切り欠き部に副エレメントの開放部が重ねられた、導体付きアンテナ搭載形の通信用ICユニットが示されている。
国際公開第2018/079718号
特許文献1に記載の通信用ICユニットにおいては、主エレメント及び副エレメントのサイズを小さくしようとすると、各コイルのコイル開口を小さくすることになるが、ICチップについては縮小化できない。そのため、通信用ICユニットを小型化するほど、各コイルのコイル開口のサイズがICチップの面積に近くなる。その結果、各コイルのコイル開口がICチップ及びその実装電極で磁気的に遮蔽されることになり、通信性能が低下する。
そこで、本発明の目的は、ICチップによるコイル開口の遮蔽を抑制し、通信性能の低下を抑制しつつ小型化したRFICモジュール、このRFICモジュールを備えるRFIDタグ及び物品を提供することにある。
本開示の一例としてのRFICモジュールは、
X軸方向に直交するY軸方向に平行な第1側面及び第2側面、前記X軸方向に平行な第3側面及び第4側面、前記X軸方向及び前記Y軸方向に平行な第1平面及び第2平面を有する直方体形状の絶縁基板と、当該絶縁基板の前記第1側面、前記第2側面、前記第3側面及び前記第4側面に沿って、かつ前記絶縁基板内の複数の層に亘って形成された、導体パターンによる積層コイルと、前記絶縁基板の前記第1平面に実装されたRFICと、前記絶縁基板の前記第2平面に形成され、一部に切り欠かれた形状の開放部を有し、前記絶縁基板の前記第1平面に対する垂直方向に視て、前記積層コイルに重なる平面コイルと、を備え、
前記積層コイルと前記RFICとは接続され、
前記RFICは、前記絶縁基板の前記第1側面寄りかつ前記第3側面寄りの位置に配置され、前記絶縁基板の前記第1平面に対する垂直方向に視て、前記RFICの一部は前記積層コイルに重なり、
前記平面コイルの開放部は前記第1側面寄りの位置に形成されている。
上記構成のRFICモジュールでは、RFICは、絶縁基板の第1側面寄りかつ第3側面寄りの位置に配置されているので、RFICによる積層コイルのコイル開口の遮蔽が抑制される。また、絶縁基板の第1平面に対する垂直方向に視て、RFICの一部は積層コイルに重なっているので、その分、RFIC及びその実装電極で遮蔽されないコイル開口の面積が確保される。
本開示のRFIDタグは、上記RFICモジュールと、面方向に切り欠かれた形状の陥凹部を一部に有する面状導体と、を備え、RFICモジュールの前記絶縁基板の第1平面に対する垂直方向に視て、前記平面コイルの開放部は前記面状導体の陥凹部に重なる。
上記構成のRFIDタグでは、面状導体が放射素子の一部として作用する。
本開示の物品は、上記RFICモジュールと、面状導体とを有する物品であり、前記面状導体は、面方向に切り欠かれた形状の陥凹部を一部に有し、前記絶縁基板の第1平面に対する垂直方向に視て、前記平面コイルの開放部は前記面状導体の陥凹部に重なる。
本開示の物品では、物品が有する面状導体が放射素子の一部として作用する。
本発明によれば、RFIC及びその実装電極によるコイル開口の遮蔽を抑制し、通信性能の低下を抑制しつつ小型化したRFICモジュールが得られる。また、このRFICモジュールを備える小型のRFIDタグ及び物品が得られる。
図1(A)は、第1の実施形態に係るRFICモジュール101の平面図であり、図1(B)は図1(A)におけるB-B部分での断面図である。 図2(A)は本実施形態のRFICモジュールにおける積層コイル2のコイル開口を通過する磁束を示す平面図である。図2(B)は比較例としてのRFICモジュールにおける積層コイル2とRFIC3との位置関係を示す平面図である。 図3はRFICモジュール101の等価回路図である。 図4は第2の実施形態に係るRFIDタグ201の平面図である。 図5(A)は面状導体6の陥凹部6PPとRFICモジュール101との位置関係を示す部分平面図である。図5(B)は図5(A)におけるB-B部分の断面図である。 図6(A)は第2の実施形態に係る物品301の斜視図である。図6(B)は第2の実施形態に係る物品302の斜視図である。 図7は第3の実施形態に係るRFICモジュール103の斜視図である。 図8は第3の実施形態に係るRFICモジュール103の内部の導体部分の分解斜視図である。 図9は第4の実施形態に係るRFICモジュール104の斜視図である。 図10は第4の実施形態に係るRFICモジュール104の内部の導体部分の分解斜視図である。 図11はRFICモジュール104の等価回路図である。 図12は第5の実施形態に係るRFICモジュール105の斜視図である。 図13は第5の実施形態に係るRFICモジュール105の内部の導体部分の分解斜視図である。 図14はRFICモジュール105の等価回路図である。 図15(A)は第6の実施形態に係るRFIDタグ206の斜視図であり、図15(B)はRFIDタグ206の分解斜視図である。
《第1の実施形態》
図1(A)は、第1の実施形態に係るRFICモジュール101の平面図であり、図1(B)は図1(A)におけるB-B部分での断面図である。
このRFICモジュール101は、直方体形状の絶縁基板1と、この絶縁基板1に形成された、導体パターンによる積層コイル2と、絶縁基板1の第1平面P1に実装されたRFIC3と、絶縁基板1に形成された平面コイル4と、を備える。
絶縁基板1は例えばガラス・エポキシ基板等の樹脂基材である。絶縁基板1は、X軸方向に直交するY軸方向に平行な第1側面S1及び第2側面S2、X軸方向に平行な第3側面S3及び第4側面S4、X軸方向及びY軸方向に平行な第1平面P1及び第2平面P2を有する。
積層コイル2は、絶縁基板1の第1側面S1、第2側面S2、第3側面S3及び第4側面S4に沿って、かつ絶縁基板1内の複数の層に亘って形成された、導体パターンで構成されている。
平面コイル4は、絶縁基板1の第2平面P2に形成されている。図1(A)に表れているように、平面コイル4は、一部に切り欠かれた形状の開放部4OPを有する。また、平面コイル4は、絶縁基板1の第1平面P1に対する垂直方向に視て、積層コイル2に重なる。
積層コイル2は、絶縁基板1の所定の層に形成された導体パターン2A,2B及びビア導体V1,V2,V3で構成されている。絶縁基板1の第1平面P1にはRFIC3を実装するための実装電極3P1,3P2が形成されている。実装電極3P1はビア導体V1を介して導体パターン2Aの一端に導通していて、実装電極3P2はビア導体V2を介して導体パターン2Bの一端に導通している。導体パターン2A,2Bの他端同士はビア導体V3を介して導通している。このようにして、ほぼ2ターンの積層コイル2がRFIC3に接続されている。導体パターン2A,2Bはいずれもパターンニングされた、例えば銅箔である。
RFIC3は、絶縁基板1の第1側面S1寄りかつ第3側面S3寄りの位置に配置されている。また、絶縁基板1の第1平面P1に対する垂直方向に視て、RFIC3の一部は積層コイル2に重なる。絶縁基板1の第1平面P1には樹脂モールド材層5が設けられている。
平面コイル4の開放部4OPは第1側面S1寄りの位置に形成されている。
図1(B)中に磁束φで示すように、積層コイル2と平面コイル4とは電磁界結合する。この磁束φは、積層コイル2のコイル開口及び平面コイル4のコイル開口を通過する磁束である。
図2(A)は本実施形態のRFICモジュールにおける積層コイル2のコイル開口を通過する磁束φを示す平面図である。図2(B)は比較例としてのRFICモジュールにおける積層コイル2とRFIC3との位置関係を示す平面図である。
図2(B)に示す比較例では、RFIC3が積層コイル2のコイル開口の中心に同軸的に配置されているので、積層コイル2のコイル開口COがRFIC3で磁気的に遮蔽されることになり、通信性能が低い。
これに対し、本実施形態のRFICモジュールでは、RFIC3が絶縁基板1の第1側面S1寄りかつ第3側面S3寄りの位置に配置されているので、RFIC3及びその実装電極3P1,3P2による積層コイル2のコイル開口COの遮蔽が抑制される。また、絶縁基板1の第1平面P1に対する垂直方向に視て、RFIC3の一部は積層コイル2に重なっているので、その分、RFIC3で遮蔽されないコイル開口COの面積が確保される。図2(A)中の破線はコイル開口COを通過する磁束φを表している。
図3はRFICモジュール101の等価回路図である。RFIC3は給電回路とそれに並列接続されたキャパシタC3とで表すことができる。このRFIC3は積層コイル2に接続されている。積層コイル2とRFIC3のキャパシタC3とで第1の共振回路が構成されている。平面コイル4は、その開放部4OPにキャパシタC4が構成されていて、平面コイル4に生じるインダクタンスと開放部4OPに生じるキャパシタンスとで第2の共振回路が構成されている。第1の共振回路の共振周波数と第2の共振回路の共振周波数とは一致又は近接している。そして、積層コイル2と平面コイル4とは電磁界結合する。また、第1の共振回路と第2の共振回路とは相互に結合する。RFIC3の処理する通信信号の周波数は例えば900MHz帯(860MHz~960MHz)である。
《第2の実施形態》
第2の実施形態では、RFIDタグ及び物品について例示する。
図4は第2の実施形態に係るRFIDタグ201の平面図である。このRFIDタグ201は、RFICモジュール101と面状導体6とを備える。RFICモジュール101の構成例は第1の実施形態で示したとおりである。面状導体6は、面方向に切り欠かれた形状の陥凹部6PPを一部に有する。
図5(A)は面状導体6の陥凹部6PPとRFICモジュール101との位置関係を示す部分平面図である。図5(B)は図5(A)におけるB-B部分の断面図である。
図5(A)に表れているように、絶縁基板1の第1平面P1に対する垂直方向に視て、平面コイル4の開放部4OPは面状導体6の陥凹部6PPに重なる。
RFIDタグ201において、平面コイル4の磁界と面状導体6に発生する渦電流による磁界とは結合する。そのことで、面状導体6はコイルの一部と見なされ、アンテナの実質的な受信面積が大きくなって、通信性能が改善される。このとき、面状導体6の陥凹部6PPには渦電流が流れないので(陥凹部6PPを迂回するように渦電流が流れるので)、陥凹部6PPでの磁界は弱い。平面コイル4の開放部4OPは面状導体6の陥凹部6PPに重なることで、RFIC3は磁界強度の弱い箇所に存在することとなり、平面コイル4と面状導体6との磁界結合に対するRFIC3の悪影響を最小限に抑えることができる。
図6(A)は第2の実施形態に係る物品301の斜視図である。この物品301は、少なくとも表面が絶縁性の絶縁性部材310と、この絶縁性部材310に貼付されたRFIDタグ201とで構成される。RFIDタグ201の構成は既に示したとおりである。
図6(B)は第2の実施形態に係る物品302の斜視図である。この物品302は、絶縁性部材310と、この絶縁性部材310の表面に形成された面状導体6と、この面状導体6の表面に設けられたRFICモジュール101とで構成される。RFICモジュール101と面状導体6との関係は図4,図5(A)、図5(B)に示したとおりである。
《第3の実施形態》
第3の実施形態では、積層コイルの構成に特徴を有するRFICモジュールについて例示する。
図7は第3の実施形態に係るRFICモジュール103の斜視図であり、図8はその内部の導体部分の分解斜視図である。図7においては、内部の構造を透視して表している。
RFICモジュール103は、直方体形状の絶縁基板1と、この絶縁基板1に形成された、導体パターンによる積層コイル2と、絶縁基板1に実装されたRFIC3と、絶縁基板1に形成された平面コイル4と、を備える。
絶縁基板1の幅W、奥行きD、高さHの各部の寸法は、この例では次のとおりである。
W:1.2mm
D:1.2mm
H:0.165mm
また、樹脂モールド材層5を含む全体の高さは0.465mmである。このように、全体に非常に小さなRFICモジュールである。
図7、図8に表れているように、絶縁基板1の内部に4層に亘って形成された導体パターン2A~2D及びビア導体による積層コイル2が形成されている。導体パターン2A~2Dは、絶縁基板1の第1側面S1、第2側面S2、第3側面S3及び第4側面S4に沿って形成されている。破線はビア導体を表している。
導体パターン2Aの一端はビア導体を介してRFIC3の実装電極3P1に接続されている。導体パターン2Dの一端は複数のビア導体を介してRFIC3の実装電極3P2に接続されている。
導体パターン2A,2Cの内外径は導体パターン2B,2Dの内外径より僅かに小さく、絶縁基板1の平面視で、4つの導体パターン2A~2Dが完全には重ならず、部分的に重なる。そのため、導体パターン2A~2Dの形成位置のずれ(絶縁基板1の各層の積みずれ)があっても、そのずれによる影響を受けにくい。例えば、導体パターン2A,2Cの外径は導体パターン2B.2Dの外径と内径との中間値である。
平面コイル4の開口径は、導体パターン2A~2Dの内径とほぼ等しい。そのため、導体パターン2A~2Dに流れる電流の経路と、平面コイル4の開口の内縁に沿って流れる渦電流の経路とがほぼ一致して、積層コイル2と平面コイル4とは強く電磁界結合する。
《第4の実施形態》
第4の実施形態では、積層コイルに接続されるキャパシタを備えるRFICモジュールについて例示する。
図9は第4の実施形態に係るRFICモジュール104の斜視図であり、図10はその内部の導体部分の分解斜視図である。図9においては、内部の構造を透視して表している。
RFICモジュール104は、直方体形状の絶縁基板1と、この絶縁基板1に形成された、導体パターンによる積層コイル2と、絶縁基板1に実装されたRFIC3と、絶縁基板1に形成された平面コイル4と、を備える。
本実施形態では、絶縁基板1の第1平面(図9に示す向きで絶縁基板1の下面)にチップ状のキャパシタC2が実装されている。図10において、RFIC3の実装電極3P1,3P2に連続するキャパシタの実装電極C2P1,C2P2が形成されている。その他の構成は第3の実施形態で示したRFICモジュール103と同様である。
図11はRFICモジュール104の等価回路図である。RFIC3は給電回路とそれに並列接続されたキャパシタC3とで表している。このRFIC3は積層コイル2に接続されていて、キャパシタC2が積層コイル2に対して並列接続されている。積層コイル2とRFIC3のキャパシタC3及び外付けのキャパシタC2とで第1の共振回路が構成されている。平面コイル4に生じるインダクタンスと開放部4OPに生じるキャパシタンスとして第2の共振回路が構成されている。そして、積層コイル2と平面コイル4とは電磁界結合する。また、第1の共振回路と第2の共振回路とは相互に結合する。
本実施形態では、RFIC3の内部に含むキャパシタC3の容量が規定のキャパシタンスに満たない場合に、所定キャパシタンスのキャパシタC2を外付けすることで、第1共振回路の共振周波数を所定の周波数に定めることができる。
《第5の実施形態》
第5の実施形態では、積層コイルに接続されるキャパシタを備えるRFICモジュールについて例示する。
図12は第5の実施形態に係るRFICモジュール105の斜視図であり、図13はその内部の導体部分の分解斜視図である。図12においては、内部の構造を透視して表している。
RFICモジュール105は、直方体形状の絶縁基板1と、この絶縁基板1に形成された、導体パターンによる積層コイル2と、絶縁基板1に実装されたRFIC3と、絶縁基板1に実装されたキャパシタC2と、絶縁基板1に形成された平面コイル4と、を備える。
図13に表れているように、絶縁基板1の内部に6層に亘って形成された導体パターン2A~2F及びビア導体による積層コイル2が形成されている。導体パターン2Aの一端はビア導体を介してキャパシタC2の実装電極C2P2に接続されている。導体パターン2Fの一端は複数のビア導体を介してRFIC3の実装電極3P2に接続されている。RFIC3の実装電極3P1には連続してキャパシタC2の実装電極C2P1が形成されている。その他の構成は、第3の実施形態で示したRFICモジュール103及び第4の実施形態で示したRFICモジュール104と同様である。
図14はRFICモジュール105の等価回路図である。RFIC3は給電回路とそれに並列接続されたキャパシタC3とで表している。キャパシタC2は積層コイル2に対して直列接続されている。RFIC3は積層コイル2とキャパシタC2との直列回路に接続されている。積層コイル2とRFIC3のキャパシタC3及び外付けのキャパシタC2とで第1の共振回路が構成されている。平面コイル4に生じるインダクタンスと開放部4OPに生じるキャパシタンスとして第2の共振回路が構成されている。そして、積層コイル2と平面コイル4とは電磁界結合する。また、第1の共振回路と第2の共振回路とは相互に結合する。
本実施形態では、RFIC3の内部に含むキャパシタC3の容量が規定のキャパシタンスを超える場合に、所定キャパシタンスのキャパシタC2を外付けすることで、第1共振回路の共振周波数を所定の周波数に定めることができる。
《第6の実施形態》
第6の実施形態では、第2の実施形態で示した例とは異なる面状導体を備えるRFIDタグについて示す。
図15(A)は第6の実施形態に係るRFIDタグ206の斜視図であり、図15(B)はRFIDタグ206の分解斜視図である。RFIDタグ206は、RFICモジュール103と面状導体6とで構成されている。図15(A)、図15(B)では、面状導体6を透視して表している。
図15(B)に表れているように、面状導体6は陥凹部6PPを有する。この陥凹部6PPは、面状導体6の外縁から内側へ陥凹する幅の狭い陥凹部6PP1と、内部で幅の拡がった陥凹部6PP2とで構成されている。
図15(A)に表れているように、RFICモジュール103の平面視で、平面コイル4の開放部4OPは面状導体6の陥凹部6PP1に重なる。また、平面コイル4のコイル開口と面状導体6の陥凹部6PP2のサイズはほぼ等しく、互いに重なる。平面コイル4は面状導体6に対してはんだ付け、または導電性接合材を介して接合されている。
図5に示した例では、面状導体6の陥凹部6PPの幅が一定であったが、本実施形態で示すように、面状導体6の外縁に接する箇所は幅の狭い形状であってもよい。そのことにより、面状導体6の陥凹部6PPと平面コイル4との接合長は平面コイル4の周長にほぼ等しくなる。
本実施形態では、図15(A)、図15(B)に示した平面コイル4と面状導体6との接合面積を広くすることができるので、両者の高い固着強度が得られる。このため、外部からの衝撃でRFICモジュール103が脱落する、といったことを軽減できる。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形及び変更が適宜可能である。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲内と均等の範囲内での実施形態からの変更が含まれる。
例えば、通信周波数は900MHz帯に限られるものではなく、その他の周波数帯、例えば2.45GHz帯等にも同様に適用できる。
また、以上に示した各実施形態では、積層コイル2と平面コイル4とは、絶縁基板1の第1平面P1に対する垂直方向に視て、互いに重なる例を示したが、積層コイル2と平面コイル4とが部分的に重なる構造であってもよい。また、積層コイル2と平面コイル4とはそれぞれの内外径が近似しているだけでもよい。
C2,C3,C4…キャパシタ
C2P1,C2P2…キャパシタの実装電極
CO…コイル開口
P1…第1平面
P2…第2平面
S1…第1側面
S2…第2側面
S3…第3側面
S4…第4側面
V1,V2,V3…ビア導体
1…絶縁基板
2…積層コイル
2A~2F…導体パターン
3…RFIC
3P1,3P2…RFICの実装電極
4…平面コイル
4OP…開放部
5…樹脂モールド材層
6…面状導体
6PP,6PP1,6PP2…陥凹部
101,103,104,105…RFICモジュール
201,206…RFIDタグ
301,302…物品
310…絶縁性部材

Claims (5)

  1. X軸方向に直交するY軸方向に平行な第1側面及び第2側面、前記X軸方向に平行な第3側面及び第4側面、前記X軸方向及び前記Y軸方向に平行な第1平面及び第2平面を有する直方体形状の絶縁基板と、当該絶縁基板の前記第1側面、前記第2側面、前記第3側面及び前記第4側面に沿って、かつ前記絶縁基板内の複数の層に亘って形成された、導体パターンによる積層コイルと、前記絶縁基板の前記第1平面に実装されたRFICと、前記絶縁基板の前記第2平面に形成され、一部に切り欠かれた形状の開放部を有し、前記絶縁基板の前記第1平面に対する垂直方向に視て、前記積層コイルに重なる平面コイルと、を備え、
    前記積層コイルと前記RFICとは接続され、
    前記RFICは、前記絶縁基板の前記第1側面寄りかつ前記第3側面寄りの位置に配置され、前記絶縁基板の前記第1平面に対する垂直方向に視て、前記RFICの一部は前記積層コイルに重なり、
    前記平面コイルの開放部は前記第1側面寄りの位置に形成されている、
    RFICモジュール。
  2. 前記積層コイルの前記複数の層に形成された前記導体パターンは、前記絶縁基板の前記第1平面に対する垂直方向に視て、互いに部分的に重なる、
    請求項1に記載のRFICモジュール。
  3. 前記平面コイルに生じるインダクタンスと前記開放部に生じるキャパシタンスとで共振回路が構成され、
    前記積層コイルに接続されて、当該積層コイルと共に共振回路の一部を構成するキャパシタを備える、
    請求項1又は2に記載のRFICモジュール。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のRFICモジュールと、面方向に切り欠かれた形状の陥凹部を一部に有する面状導体と、を備え、
    前記絶縁基板の前記第1平面に対する垂直方向に視て、前記平面コイルの開放部は前記面状導体の陥凹部に重なる、
    RFIDタグ。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載のRFICモジュールと、面状導体とを有する物品であり、
    前記面状導体は、面方向に切り欠かれた形状の陥凹部を一部に有し、
    前記絶縁基板の前記第1平面に対する垂直方向に視て、前記平面コイルの開放部は前記面状導体の陥凹部に重なる、
    物品。
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