JP7059514B2 - 文字認識装置、文字認識方法、および、文字認識プログラム - Google Patents

文字認識装置、文字認識方法、および、文字認識プログラム Download PDF

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Description

本発明は、7セグメントの文字の認識を行う文字認識技術に関する。
従来、画像処理技術を用いて、文字を認識する技術が各種考案されている。例えば、特許文献1には、7セグメントによる文字を認識する技術が考案されていている。
7セグメントは、7本のセグメントを組み合わせることによって数字、文字を実現している。これら7本のセグメントは、互いに間隔をあけて配置されている。
特許文献1に記載の装置では、読み込んだ7セグメントの画像を二値化して膨張させることによって、隣接するセグメント同士を連結している。これにより、特許文献1に記載の装置は、1個の文字として切れ目のない画像を形成し、文字として認識している。
特開2015-197851号公報
しかしながら、上述の特許文献1に示す方法では、二値化画像の単純な膨張を用いているため、セグメントを表す黒画素とディスプレイの影等に起因する不必要な黒画素とを連結してしまうことがある。これにより、7セグメントの文字を認識できない、誤認識する等の問題が生じることがある。
したがって、本発明の目的は、7セグメントの文字を確実かつ正確に認識する文字認識技術を提供することにある。
この発明の文字認識装置は、二値化処理部、第1ラベリング処理部、連結用画素数決定部、連結処理部、および、第2ラベリング処理部を備える。二値化処理部は、読み取り画像を二値化する。第1ラベリング処理部は、二値化画像に対して文字認識対象部品を検出する。連結用画素数決定部は、第1ラベリング処理部で検出された複数の文字認識対象部品の横方向の連続する画素数を検出し、連結用画素数を決定する。連結処理部は、近接する第1の文字認識対象部品と第2の文字認識対象部品とを検出する。連結処理部は、連結用画素数を用いて補助画素を設定し、第1の文字認識対象部品と第2の文字認識対象部品とを補助画素を用いて連結する。第2ラベリング処理部は、連結処理が行われた状態において、文字認識対象部品を検出する。
この構成では、単なる二値化画像では複数の文字認識対象部品に分離されてしまう1個の7セグメント文字に対して、これら複数の文字認識対象部品が連結される。
また、この発明の文字認識装置では、連結用画素数決定部は、文字認識対象部品の横方向に連続する画素の最頻数を、連結用画素数とする。
この構成では、文字の太さに則した連結が行われる。
また、この発明の文字認識装置では、連結処理部は、文字認識対象部品の外形形状が7セグメントに特有の形状であれば、第1の文字認識対象部品と第2の文字認識対象部品との連結を採用する。
この構成では、7セグメントの外形形状の特徴を用いて、文字認識対象部品の連結の妥当性が検証される。
7セグメントの文字を確実かつ正確に認識することができる。
(A)は、本発明の実施形態に係る文字認識装置の構成を示す機能ブロック図であり、(B)は、本発明の実施形態に係るラベリング処理部の構成を示す機能ブロック図である。 (A)は7セグメントの要素構成を示す図であり、(B)は、7セグメントで実現される数字を示す図である。 本発明の実施形態に係る文字認識方法のフローチャートである。 ラベリング処理のフローチャートである。 第1ラベリング時のラベリング状態を示す図である。 連結用画素数決定処理のフローチャートである。 連結用画素数に利用する最頻数の説明図である。 連結処理のフローチャートである。 (A)は、連結処理を説明するための画像の平面図であり、(B)は、その拡大図である。 第2ラベリング時のラベリング状態を示す図である。
本発明の実施形態に係る文字認識技術について、図を参照して説明する。図1(A)は、本発明の実施形態に係る文字認識装置の構成を示す機能ブロック図である。図1(B)は、本発明の実施形態に係るラベリング処理部の構成を示す機能ブロック図である。
図1(A)、図1(B)に示すように、文字認識装置10は、ラベリング処理部11、特徴検出部12、および、認識処理部13を備える。
ラベリング処理部11は、画像読取部20から読取画像を取得する。ラベリング処理部11は、読取画像に対して、二値化を行い、二値化画像に対して文字認識用のラベリングを実行する。すなわち、ラベリング処理部11は、読取画像から文字認識対象部品を検出する。
図1(B)に示すように、ラベリング処理部11は、二値化処理部111、第1ラベリング処理部112、連結用画素数決定部113、連結処理部114、および、第2ラベリング処理部115を備える。
二値化処理部111は、読取画像を、白画素部分と黒画素部分とから構成される二値化画像に変換する。第1ラベリング処理部112は、二値化画像の黒画素の部分を用いて、二値化画像に対して、第1ラベリング処理を実行する。第1ラベリング処理は、既知のラベリング処理を同様であり、文字認識対象部品を検出する。
連結用画素数決定部113は、第1ラベリング処理部112で検出された複数の文字認識対象部品の横方向に連続する画素数を検出し、連結用画素数を決定する。
連結処理部114は、縦方向に並ぶ文字認識対象部品を検出し、第1の文字認識対象部品と第2の文字認識対象部品とに設定する。連結処理部114は、連結用画素数を用いて補助画素を設定し、第1の文字認識対象部品と第2の文字認識対象部品とを補助画素を用いて連結する。第2ラベリング処理部115は、当該連結処理が実行された状態において、既知のラベリング処理を行い、文字認識対象部品を検出する。
また、連結処理部114は、7セグメントの形状の特徴を用いて、連結の妥当性を検討する。連結処理部114は、この連結が妥当であれば、この連結を採用する。
連結用画素数決定部113、および、連結処理部114の具体的な処理は後述する。
特徴検出部12は、文字認識対象部品の文字認識のための特徴を、既知の方法で検出する。認識処理部13は、特徴検出部12で検出された特徴を用いて、既知の認識技術を用いて文字を認識する。
文字認識装置10は、例えば、これらの各機能部の処理を記述したプログラムと、当該プログラムを記憶する記憶部と、当該プログラムを実行するCPU等の演算処理装置と、によって構成されている。
そして、本発明の文字認識装置10では、7セグメントの文字を認識するために、以下に説明する処理を実行する。なお、以下では、文字の具体的な例として、数字の場合を示す。
まず、7セグメントの文字について説明する。図2(A)は7セグメントの要素構成を示す図である。図2(B)は、7セグメントで実現される数字を示す図である。
図2(A)に示すように、7セグメントは、7個のセグメントSEGA-SEGGによって構成されている。7個のセグメントSEGA-SEGGは、互いにつながっていない。
セグメントSEGA,SEGD,SEGGは、横方向(x方向)に長い線分の画像である。セグメントSEGA,SEGD,SEGGは、縦方向に間隔をあけて配置されており、セグメントSEGGは、縦方向におけるセグメントSEGAとセグメントSEGDとの中間位置に配置されている。セグメントSEGA,SEGD間の距離、セグメントSEGD,SEGG間の距離は、セグメントSEGB,SEGC,SEGE,SEGFの長さと略等しい。
セグメントSEGB,SEGC,SEGE,SEGFは、縦方向(y方向)に長い線分の画像である。セグメントSEGE,SEGFは、横方向における位置が略同じであり、セグメントSEGB,SEGCは、横方向における位置が略同じである。セグメントSEGE,SEGFと、セグメントSEGB,SEGCとの距離は、セグメントSEGA,SEGD,SEGGの長さと略等しい。
セグメントSEGFの上端部とセグメントSEGAの左端部とは近接しており、セグメントSEGFの下端部とセグメントSEGGの左端部とは近接している。セグメントSEGEの上端部とセグメントSEGGの左端部とは近接しており、セグメントSEGEの下端部とセグメントSEGDの左端部とは近接している。セグメントSEGBの上端部とセグメントSEGAの右端部とは近接しており、セグメントSEGBの下端部とセグメントSEGGの右端部とは近接している。セグメントSEGCの上端部とセグメントSEGGの右端部とは近接しており、セグメントSEGCの下端部とセグメントSEGDの右端部とは近接している。
7セグメントの数字は、このような配置の7個のセグメントからなり、例えば、図2(B)に示すように、0から9の数字が実現される。したがって、図2(B)に示すように、「1」を除き、数字の外形形状は、縦寸法:横寸法は、約2:1である。また、「1」は、上半分の検出対象の文字認識対象部品の形状と下半分の検出対象の文字認識対象部品の形状が略等しく、連結処理後の文字認識対象部品の横方向に連続する画素数と最頻数との比は、略1:1である。また、「4」、「7」は、上半分の文字認識対象部品の右端の位置と下半分の文字認識対象部品の右端の位置が略等しく、下半分の検出対象の文字認識対象部品の左端の位置は、外形形状の横方向の中央位置よりも右側にある。
次に、7セグメント文字の認識方法について説明する。まず、7セグメントの数字の認識の概略的な処理フローを説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る文字認識方法のフローチャートである。図3に示すように、文字認識装置10、すなわち、演算処理装置は、まず、読取画像を取得する(S11)。次に、文字認識装置10は、7セグメントの数字を検出するラベリングを行う(S12)。次に、文字認識装置10は、ラベリングされた画像を用いて、特徴抽出を実行し(S13)、認識処理を実行する(S14)。
図4は、ラベリング処理のフローチャートである。図4に示すように、文字認識装置10は、読取画像を二値化画像に変換する(S21)。文字認識装置10は、二値化画像に対して、第1ラベリング処理を実行する(S22)。文字認識装置10は、第1ラベリング処理によって検出された文字認識対象部品における横方向に連続する画素数を検出して、連結用画素数を決定する(S23)。文字認識装置10は、連結用画素数を用いて補助画素を設定し、近接する2個の文字認識対象部品を当該補助画素によって連結する(S24)。この際、7セグメントの特徴を用いた連結の妥当性を検討し、この連結が妥当であれば、この連結を採用する。文字認識装置10は、連結処理後の状態において第2ラベリング処理を実行することによって、文字認識対象部品を検出する(S25)。
次に、各処理の具体的な内容を説明する。図5は、第1ラベリング時のラベリング状態を示す図である。図6は、連結用画素数決定処理のフローチャートである。図7は、連結用画素数に利用する最頻数の説明図である。
通常、7セグメント文字は、横方向に近接するセグメント同士は、その対向面積が大きいため、つながって検出されやすい。一方、縦方向に近接するセグメント同士は、対向面積が小さいため、分離して検出されやすい。このため、第1ラベリング処理後では、7セグメント文字が複数の黒画素部分に分離されてしまうことがある。例えば、図5に示すように、7セグメント文字の「1」、「7」、「0」は、縦方向に並ぶ2個の文字認識対象部品に分離されてしまうことがある。
具体的に、図5に示すように、文字認識対象部品711と文字認識対象部品712とからなる7セグメント文字の「1」は、これら文字認識対象部品711と文字認識対象部品712とに分離されることがある。同様に、文字認識対象部品731と文字認識対象部品732とからなる7セグメント文字の「1」は、これら文字認識対象部品731と文字認識対象部品732とに分離されることがある。
文字認識対象部品741と文字認識対象部品742とからなる7セグメント文字の「7」は、これら文字認識対象部品741と文字認識対象部品742とに分離されることがある。同様に、文字認識対象部品761と文字認識対象部品762とからなる7セグメント文字の「7」は、これら文字認識対象部品761と文字認識対象部品762とに分離されることがある。文字認識対象部品771と文字認識対象部品772とからなる7セグメント文字の「7」は、これら文字認識対象部品771と文字認識対象部品772とに分離されることがある。
文字認識対象部品721と文字認識対象部品722とからなる7セグメント文字の「0」は、これら文字認識対象部品721と文字認識対象部品722とに分離されることがある。
また、例えば、図5に示すように、中央のセグメントSEGGを含む7セグメント文字の「6」は、分離され難い。したがって、上下に分離されない文字認識対象部品750として検出されることが多い。しかしながら、このような「6」のような7セグメント文字であっても、分離する可能性はあり、分離した場合には、「0」、「1」、「7」と同様に、本願の連結処理を適用できる。
また、図5に示すように、読取画像70においては、7セグメント文字とは異なる文字認識対象部品781-785が検出されてしまうことがある。
文字認識装置10は、連結用画素数決定処理として、図6の処理を実行する。文字認識装置10は、文字認識対象部品毎に、文字認識対象部品における横方向に連続する画素数を算出する(S31)。
例えば、具体的に、図7に示す例では、文字認識装置10は、文字認識対象部品721における横方向に連続する画素数を算出する。横方向に連続する画素数は、途中に文字認識対象部品の不連続箇所があれば、0にリセットされるように算出される。このような処理を行うことによって、文字認識対象部品721における縦方向の延びる部分(縦方向に長いセグメントの部分)が2箇所あっても、この縦方向に延びる部分の幅を確実に算出できる。
文字認識装置10は、連続画素数における最頻数を算出する(S32)。例えば、図7の場合であれば、最頻数は4である。この処理を行うことによって、横方向に延びる部分に影響されず、縦方向に延びる部分の幅を正確且つ確実に算出できる。文字認識装置10は、上述のように算出された最頻数を、補助画素用の連続画素数として設定する。
次に、文字認識装置10は、縦方向に並ぶ文字認識対象部品の連結処理を実行する。図8は、連結処理のフローチャートである。
まず、文字認識装置10は、連続画素数からなる縦方向に並ぶ補助画素を設定する。
文字認識装置10は、縦方向に並ぶ文字認識対象部品を検出する(S41)。例えば、図5の例では、文字認識装置10は、文字認識対象部品711、712を組として検出する。同様に、文字認識装置10は、文字認識対象部品721、722を組として検出する。文字認識装置10は、読取画像70の他の部分に対しても同様の処理を実行する。この処理を行うことによって、読取画像70の端等に発生するノイズに起因する黒画素との連結を防ぐことができる。
文字認識装置10は、組として検出した2個の文字認識対象部品に対して、上側の文字認識対象部品の最下端の黒画素と、下側の文字認識対象部品の最上端の黒画素とを検出する。文字認識装置10は、この最下端の黒画素と最上端の黒画素の間の画素数を算出し、連結用画素数以下であるか否かを検出する。文字認識装置10は、この画素数が連結用画素数以下であれば、連結可能と判定する(S42:YES)。
文字認識装置10は、連結可能であれば、連結後の文字認識対象部品が7セグメントの特徴に応じた条件に一致するか否かを判定する(S43)。文字認識装置10は、7セグメントの特徴に応じた条件に一致すれば(S43:YES)、当該連結が妥当であると判定し、当該連結を採用する。
連結を採用した場合、文字認識装置10は、上側の文字認識対象部品における文字認識対象部品の最下端の画素と、下側の文字認識対象部品における文字認識対象部品の最上端の画素とを、補助画素によって連結する(S44)。
なお、文字認識装置10は、連結可能でなければ(S42:NO)、連結処理を行わない。また、文字認識装置10は、7セグメントの特徴に応じた条件に一致しなければ(S43:NO)、当該連結が妥当でないと判定し、当該連結を採用しない(S45)。
このような7セグメントに応じた条件による連結処理を行うことによって、7セグメントの数字を確実にラベリングでき、7セグメントの数字を確実且つ正確に認識できる。特に、7セグメントによって、通常のラベリング処理では、上下、2個の文字認識対象部品に分離されてしまうことがある数字であっても、文字認識装置10は、確実且つ正確に認識できる。
さらに、7セグメント条件を用いることで、文字認識装置10は、7セグメントの数字に対する適正なラベリングであるかを検証でき、7セグメント文字を、さらに確実且つ正確に認識できる。
図9(A)は、連結処理を説明するための画像の平面図であり、図9(B)は、その拡大図である。図9(A)、図9(B)に示すように、縦方向に並ぶ文字認識対象部品721の最下端の黒画素と文字認識対象部品722の最上端の黒画素とを検出する。文字認識対象部品721の最下端の黒画素と文字認識対象部品722の最上端の黒画素との間の画素数は、2であるので、上述の例の連結用画素数4よりも小さい。したがって、文字認識装置10は、文字認識対象部品721と文字認識対象部品722とは連結可能と判定する。そして、文字認識装置10は、補助画素723を用いて文字認識対象部品721と文字認識対象部品722とを連結する。なお、図9(A)、図9(B)では、連結される横方向の画素範囲は、3画素分である。このように、文字認識装置10は、最下端と最上端のみでなく、連結用画素数を基準に連結可能な範囲を検出して、補助画素で連結する。このような処理を用いることで、連結部分の幅を大きくでき、文字認識をより確実にできる。
なお、上述の説明では、文字認識装置10は、連結可能か否かを判定してから、連結を行っていたが、連結可能か否かの判定を行わずに、補助画素を配置してもよい。この方法であっても、上側の文字認識対象部品の最下端の黒画素と、下側の文字認識対象部品の最上端の黒画素とを、補助画素によって連結できる。
具体的には、文字認識装置10は、組として検出した2個の文字認識対象部品の内、上側の文字認識対象部品の最下端の黒画素を検出する。文字認識装置10は、当該文字認識対象部品の最下端の黒画素を起点として下方向に延びる形状で補助画素を配置する。この処理を行うことで、上側の文字認識対象部品の最下端の黒画素と、下側の文字認識対象部品の最上端の黒画素と間の画素数が連結用画素数以下であれば、補助画素は、下側の文字認識対象部品の最上端の黒画素に繋がる。したがって、連結処理は、可能になる。なお、文字認識装置10は、組として検出した2個の文字認識対象部品の内、下側の文字認識対象部品の最上端の黒画素を検出し、当該最上端の黒画素を起点として上方向に延びる形状で補助画素を配置してもよい。
また、文字認識装置10は、図2示した7セグメントの特徴を用いて、7セグメントの特徴に応じた次に示す複数の条件を設定する。文字認識装置10は、これらいずれかの条件を満たす場合に、連結が妥当性を有すると判定し、いずれの条件も満たさない場合に、連結の妥当性を有さないと判定する。
具体的には、文字認識装置10は、連結後の文字認識対象部品の外形寸法を算出する。外形寸法とは、縦寸法と横寸法である。文字認識装置10は、縦寸法:横寸法が約2:1であれば、7セグメントの条件に一致すると判定する。この場合、対象となる数字は、7セグメントで表される「1」の数字以外である。
また、文字認識装置10は、連結させるべき上側の文字認識対象部品の形状と下側の文字認識対象部品の形状とが略等しく、連結処理後の文字認識対象部品の横方向に連続する画素数と最頻数との比は、略1:1であれば、7セグメントの条件に一致すると判定する。この場合、対象となる7セグメントで表される数字は、「1」である。
また、文字認識装置10は、上側の文字認識対象部品の右端の位置と下側の文字認識対象部品の右端の位置が略等しく、下半分の検出対象の文字認識対象部品の左端の位置が外形形状の横方向の中央位置よりも右側にあれば、7セグメントの条件に一致すると判定する。この場合、対象となる7セグメントで表される数字は、「4」、「7」である。
文字認識装置10は、連結処理が行われた文字認識対象部品に対して、連結処理済のフラグを設定する。このような連結処理済のフラグを設定することによって、誤った連結処理を防止できる。
例えば、図5の場合、文字認識対象部品772と文字認識対象部品783とは縦方向に並んでいる。ここで、文字認識対象部品772と文字認識対象部品783との間の画素数が連結用画素数以下であったとする。しかしながら、文字認識対象部品771と文字認識対象部品772との連結処理が行われているので、文字認識対象部品772には、連結処理済のフラグが設定されている。文字認識装置10は、このフラグを参照し、文字認識対象部品772と文字認識対象部品783との連結を行わない。これにより、7セグメント文字が表示画面の下端に近い位置に配置されており、画面の枠の影があっても、文字認識装置10は、これらを連結せず、誤った連結処理を防止できる。
このように、文字認識装置10は、読取画像70上においてセグメント間に空白があっても、これらを確実に連結できる。
このような連結処理の後、文字認識装置10は、第2ラベリング処理を実行する。
そして、上述の処理が行われることによって、第2ラベリング処理では、読取画像70に対して、図10に示すようなラベリングが行われる。図10は、第2ラベリング時のラベリング状態を示す図である。図10に示すように、例えば、文字認識対象部品711と文字認識対象部品712とは連結され、文字認識対象部品710として検出される。文字認識対象部品721と文字認識対象部品722とは連結され、文字認識対象部品720として検出される。文字認識対象部品731と文字認識対象部品732とは連結され、文字認識対象部品730として検出される。以下、同様に、7セグメントとして連結されるべき複数の文字認識対象部品は、互いに連結され、この連結された文字認識対象部品が検出される。
なお、上述の説明では、7セグメントの数字を認識する態様を示したが、7セグメントを用いたアルファベット等に文字に対しても同様の処理を適用できる。この場合、連結処理はそのまま採用でき、7セグメント条件はアルファベットに対応するように設定すればよい。
また、上述の連結用画素数を決定する画素は、読取画像70の画素をそのまま用いてもよく、読取画像70の画素をさらに分割して高分解能にしてもよく、逆に低分解能にしてもよい。高分解能にした場合には、より高精度な連結処理が可能になり、低分解能にした場合には、連結処理を高速化できる。これらは、認識精度等に応じて適宜設定すればよい。
10:文字認識装置
11:ラベリング処理部
12:特徴検出部
13:認識処理部
20:画像読取部
70:読取画像
111:二値化処理部
112:第1ラベリング処理部
113:連結用画素数決定部
114:連結処理部
115:第2ラベリング処理部
710、711、712、720、721、722、730、731、732、741、742、750、761、762、771、772、781、782、783、784、785:文字認識対象部品
723:補助画素
SEGA-SEGG:セグメント

Claims (5)

  1. 7セグメント文字の読み取り画像を二値化した二値化画像を生成する二値化処理部と、
    前記二値化画像に対してラベリング処理を行い、前記7セグメント文字を構成する線分を文字認識対象部品として検出する第1ラベリング処理部と、
    前記7セグメント文字の縦方向に並ぶ複数の検出位置毎に、前記第1ラベリング処理部で検出された複数の前記文字認識対象部品について、前記7セグメント文字の横方向に連続する画素数を検出し、検出した横方向に連続する画素数の最頻値を連結用画素数に決定する連結用画素数決定部と、
    2つの前記文字認識対象部品が前記7セグメント文字の縦方向に並んでいると、これら2つの前記文字認識対象部品の間が、前記連結用画素数よりも少ない画素数であれば、これら2つの前記文字認識対象部品の内、上側の前記文字認識対象部品の最下端と下側の前記文字認識対象部品の最上端とを補助画素を用いて連結する連結処理部と、
    前記連結処理部が前記補助画素を用いて前記文字認識対象部品を連結した後にラベリング処理を行い、前記連結処理部によって連結された2つの前記文字認識対象部品、1つの文字認識対象部品として検出する第2ラベリング処理部と、
    前記第2ラベリング処理部で検出された前記文字認識対象部品に対して、前記7セグメント文字の文字認識を行う認識処理部と、を備える、
    文字認識装置。
  2. 前記連結処理部は、
    連結後の文字認識対象部品の外形形状が、7セグメントで形成される長方形状であれば、2つの前記文字認識対象部品の連結を採用する、
    請求項1に記載の文字認識装置。
  3. 前記連結処理部は、
    前記外形形状の縦寸法と横寸法の比が2:1であれば、前記連結を採用する、
    請求項2に記載の文字認識装置。
  4. 演算処理装置が、
    7セグメント文字の読み取り画像を二値化した二値化画像を生成する二値化処理と、
    前記二値化画像に対してラベリング処理を行い、前記7セグメント文字を構成する線分を文字認識対象部品として検出する第1ラベリング処理と、
    前記7セグメント文字の縦方向に並ぶ複数の検出位置毎に、前記第1ラベリング処理で検出された複数の前記文字認識対象部品について、前記7セグメント文字の横方向に連続する画素数を検出し、検出した横方向に連続する画素数の最頻値を連結用画素数に決定する連結用画素数決定処理と、
    2つの前記文字認識対象部品が前記7セグメント文字の縦方向に並んでいると、これら2つの前記文字認識対象部品の間が、前記連結用画素数よりも少ない画素数であれば、これら2つの前記文字認識対象部品の内、上側の前記文字認識対象部品の最下端と下側の前記文字認識対象部品の最上端とを補助画素を用いて連結する連結処理と、
    前記連結処理において前記補助画素を用いて前記文字認識対象部品を連結した後にラベリング処理を行い、前記連結処理によって連結された2つの前記文字認識対象部品、1つの文字認識対象部品として検出する第2ラベリング処理と、
    前記第2ラベリング処理で検出された前記文字認識対象部品に対して、前記7セグメント文字の文字認識を行う認識処理と、を実行する、
    文字認識方法。
  5. 演算処理装置が、
    7セグメント文字の読み取り画像を二値化した二値化画像を生成する二値化処理と、
    前記二値化画像に対してラベリング処理を行い、前記7セグメント文字を構成する線分を文字認識対象部品として検出する第1ラベリング処理と、
    前記7セグメント文字の縦方向に並ぶ複数の検出位置毎に、前記第1ラベリング処理で検出された複数の前記文字認識対象部品について、前記7セグメント文字の横方向に連続する画素数を検出し、検出した横方向に連続する画素数の最頻値を連結用画素数に決定する連結用画素数決定処理と、
    2つの前記文字認識対象部品が前記7セグメント文字の縦方向に並んでいると、これら2つの前記文字認識対象部品の間が、前記連結用画素数よりも少ない画素数であれば、これら2つの前記文字認識対象部品の内、上側の前記文字認識対象部品の最下端と下側の前記文字認識対象部品の最上端とを補助画素を用いて連結する連結処理と、
    前記連結処理において前記補助画素を用いて前記文字認識対象部品を連結した後にラベリング処理を行い、前記連結処理によって連結された2つの前記文字認識対象部品、1つの文字認識対象部品として検出する第2ラベリング処理と、
    前記第2ラベリング処理で検出された前記文字認識対象部品に対して、前記7セグメント文字の文字認識を行う認識処理と、を、演算処理装置に実行させる、
    文字認識プログラム。
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