JP7058014B2 - 量子制限されたジョセフソン増幅器、およびそれを構成する方法、ならびに測定によりキュービットを遠隔でエンタングルするためのシステム、およびそれを構成する方法 - Google Patents

量子制限されたジョセフソン増幅器、およびそれを構成する方法、ならびに測定によりキュービットを遠隔でエンタングルするためのシステム、およびそれを構成する方法 Download PDF

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Description

本発明は、超伝導電子デバイスに関し、より詳細には、スペクトル的に縮退性の(spectrally degenerate)信号モードおよびアイドラ・モード間の空間分離を有する量子制限された(quantum-limited)ジョセフソン増幅器に関する。
回路量子電気力学において、量子コンピューティングは、量子情報をマイクロ波周波数で操作および格納するためのキュービットと呼ばれる非線形超伝導デバイスと、読み出しを行い、キュービット間の相互作用を促進するための共振器(例えば、2次元(2D)平面導波路として、または3次元(3D)マイクロ波空洞として)とを採用する。一例として、各超伝導キュービットは、1つまたは複数のジョセフソン接合を含むことができ、このジョセフソン接合は、接合と平行のコンデンサによって短絡される。キュービットは、共振器(例えば、2Dまたは3Dマイクロ波空洞)に容量結合される。
本発明は、量子制限されたジョセフソン増幅器、およびそれを構成する方法、ならびに測定によりキュービットを遠隔でエンタングルするためのシステム、およびそれを構成する方法を提供する。
1つまたは複数の実施形態によると、この増幅器は、ジョセフソン・リング変調器(JRM)、およびJRMに接続された第1の集中素子共振器を含む。第1の集中素子共振器は、1つまたは複数の第1の集中素子を含む。また、この増幅器は、JRMに接続された第2の集中素子共振器を含む。第2の集中素子共振器は、1つまたは複数の第2の集中素子を含む。JRM、第1の集中素子共振器、および第2の集中素子共振器が、ジョセフソン・パラメトリック変換器(JPC)を形成する。1つまたは複数の第1の集中素子および1つまたは複数の第2の集中素子は同じ値を有し、それによりJPCをスペクトル的に縮退性であるように構成する。
1つまたは複数の実施形態によると、量子制限されたマイクロ波増幅器を構成する方法は、JRMを提供することと、1つまたは複数の第1の集中素子を含む、JRMに接続された第1の集中素子共振器を提供することとを含む。また、本方法は、JRMに接続された第2の集中素子共振器を提供することを含み、第2の集中素子共振器は、1つまたは複数の第2の集中素子を含む。JRM、第1の集中素子共振器、および第2の集中素子共振器が、JPCを形成する。1つまたは複数の第1の集中素子および1つまたは複数の第2の集中素子は同じ値を有し、それによりJPCをスペクトル的に縮退性であるように構成する。
1つまたは複数の実施形態によると、測定によりキュービットを遠隔でエンタングルするためのシステムは、JPC、およびJPCに接続された第1のキュービット-共振器システムを含む。第1のキュービット-共振器システムは、第1の読み出し共振器に結合された第1のキュービットを含む。また、本システムは、JPCに接続された第2のキュービット-共振器システムを含む。第2のキュービット-共振器システムは、第2の読み出し共振器に結合された第2のキュービットを含み、JPCは、第1の読み出し共振器および第2の読み出し共振器の両方を周波数Xで読み出すことによって、第1のキュービットおよび第2のキュービットを遠隔でエンタングルするように構成される。
1つまたは複数の実施形態によると、測定によりキュービットを遠隔でエンタングルするためのシステムを構成する方法は、JPCを提供することと、JPCに接続された第1のキュービット-共振器システムを提供することとを含む。第1のキュービット-共振器システムは、第1の読み出し共振器に結合された第1のキュービットを含む。また、本方法は、JPCに接続された第2のキュービット-共振器システムを提供することを含み、第2のキュービット-共振器システムは、第2の読み出し共振器に接続された第2のキュービットを含む。JPCは、第1の読み出し共振器および第2の読み出し共振器の両方を周波数Xで読み出すことによって、第1のキュービットおよび第2のキュービットを遠隔でエンタングルするように構成される。
1つまたは複数の実施形態に従う、超伝導ジョセフソン・パラメトリック変換器の回路の概略図である。 1つまたは複数の実施形態に従う、ジョセフソン・パラメトリック変換器を使用してキュービットを遠隔でエンタングルするためのシステムの概略図である。 1つまたは複数の実施形態に従う、量子制限されたマイクロ波増幅器を構成する方法のフローチャートである。 1つまたは複数の実施形態に従う、測定によりキュービットを遠隔でエンタングルするためのシステムを構成する方法のフローチャートである。
様々な実施形態が、関連図面を参照して本明細書内に説明される。代替的な実施形態が、本文書の範囲から逸脱することなく考案され得る。素子間における様々な接続および位置関係(例えば、上、下、隣接してなど)が、以下の説明および図面において明記されることに留意されたい。これらの接続または位置関係あるいはその両方は、別途記載のない限り、直接的または間接的であり得、この点において限定することは意図されない。したがって、エンティティの結合は、直接的な結合または間接的な結合のいずれかを指すことができ、エンティティ間の位置関係は、直接的または間接的な位置関係であり得る。間接的な位置関係の例として、層「A」を層「B」の上に形成することは、層「A」および層「B」の関連する特徴および機能性が中間層によって実質的に変更されない限りは、1つまたは複数の中間層(例えば、層「C」)が層「A」と層「B」の間にあるという状況を含む。
キュービットと関連付けられた電磁エネルギーは、ジョセフソン接合内、ならびにキュービットを形成する容量性および誘導性素子内に格納される。1つの例において、キュービット状態を読み出すために、マイクロ波信号が、キュービット状態に対応する空洞周波数でキュービットに結合するマイクロ波読み出し空洞に印加される。伝送された(または反射された)マイクロ波信号は、雑音をブロックまたは低減し、信号対雑音比を改善するために必要とされる、複数の熱解離ステージおよび低雑音増幅器を通過する。マイクロ波信号は室温で測定される。返される/出力されるマイクロ波信号の振幅または位相あるいはその両方は、基底状態もしくは励起状態にある、またはこれらの2つの状態の重畳にあるなど、キュービット状態に関する情報を伝達する。マイクロ波読み出しは、制御のための安定した信号振幅を提供し、マイクロ波周波数範囲の大部分を網羅する民生(COTS)ハードウェアを使用することが可能である。
ジョセフソン・リング変調器(JRM)は、量子限界にあるマイクロ波信号の三波混合を実施することができるジョセフソン・トンネル接合に基づいた非線形分散素子である。JRMは、ホイートストン・ブリッジ構成で配置された4つの名目上同一のジョセフソン接合(JJ)からなる。量子限界にあるマイクロ波信号を増幅させる、または混合する、あるいはその両方を行うことができる、ジョセフソン・パラメトリック変換器(JPC)などの非縮退性パラメトリック・デバイスを構築するために、JRMは、2つのマイクロ波共振器内にそれらの基本固有モードのRF電流反ノードにおいて組み込まれる。いくつかの実験的および理論的研究において実証されているように、これらのJPCの性能、具体的には電力利得、動的帯域幅、およびダイナミック・レンジは、JRMのJJの臨界電流、電磁環境(すなわち、マイクロ波共振器)の明確な実現、およびJRMと共振器との結合に大きく依存する。
JPCの特定の性能を向上させるために、コプレーナ・ストリップライン共振器、マイクロストリップ共振器、小型/集中素子共振器、および3次元空洞など、様々なマイクロ波共振器が実現および提案されている。先行技術においては、例えばニオブ接合およびナノブリッジを使用することによって、JRMを形成するJJの臨界電流を強化することにより、JPCのダイナミック・レンジを強化することも提案されている。さらには、JRMのJJを線形インダクタンスで短絡することによって、JPCの調節可能な帯域幅が増大され得ることが示されている。
ジョセフソン・パラメトリック変換器は、超伝導キュービットの量子状態、量子ドットなどを読み出すために使用され得る量子制限されたマイクロ波増幅器である。JPCは、信号モードおよびアイドラ・モードが共に空間的およびスペクトル的に分離している非縮退性増幅器(nondegenerate amplifier)である。信号およびアイドラは、異なる物理ポートおよび共振器を有し(すなわち、空間分離)、信号およびアイドラはまた、異なる周波数を有する(すなわち、スペクトル分離)。
ジョセフソン・パラメトリック増幅器(JPA)は、信号モードおよびアイドラ・モードが同じ物理ポートおよび共振器を共有するが、増幅器の帯域幅内にわずかに異なる周波数を有する(すなわち、位相保存モード)か、または同じ周波数を有する(すなわち、位相敏感モード)かのいずれかであり得る、縮退性増幅器(degenerate amplifier)である。
同じことが、共振器を欠く(位相整合の目的のためにそれらが伝送線内で使用されることを除き)非線形伝送線を使用して形成されるジョセフソン進行波パラメトリック増幅器(JTWPA)およびカイネティック・インダクタンス進行波増幅器(KITWA)にも当てはまる。
しかしながら、先行技術においては、信号モードおよびアイドラ・モードのために異なる物理ポートを有する一方で、それらの周波数が一致することを可能にする、すなわち、信号周波数およびアイドラ周波数が一致することを可能にする、量子制限されたパラメトリック増幅器は利用可能ではなかった。1つの主な理由は、JPCマイクロストリップ共振器(伝送線ベース)を同一にすることによって、信号共振周波数およびアイドラ共振周波数の合計に対応する増幅に必要とされるポンプ周波数が、信号共振器およびアイドラ共振器の第2の高調波の周波数と一致し、したがって、増幅器性能に悪影響を与える「ポンプ駆動ソフト(pump drive soft)」を作り出すことにある。さらに、信号モードおよびアイドラ・モードのための2つの伝送線共振器を同一にする(すなわち、信号共振器およびアイドラ共振器を同一にする)ことによって、デバイスの「寄生的な」共通モードの周波数(信号ポートとアイドラ・ポートとの間の直接伝送に対応する)は、信号周波数およびアイドラ周波数とも一致し、ポート間(すなわち、信号ポートとアイドラ・ポートとの間)の直接漏出を導く。
これより本発明の態様の概説に移ると、1つまたは複数の実施形態は、空間的に非縮退性であり(すなわち、信号モードおよびアイドラ・モードに対して異なるポートを有する)、スペクトル的に縮退性であり(すなわち、信号共振器およびアイドラ共振器に対して同じ周波数を有する)、かつ三波混合を実施することができる、量子制限されたマイクロ波増幅器をどのように構築または構成するかについて論じる。これを達成するために、1つまたは複数の実施形態は、集中素子JPCを利用し、これの信号共振器およびアイドラ共振器は、集中素子インダクタおよびコンデンサからできており、信号共振器およびアイドラ共振器のこれらの集中素子は名目上同一である。2つの要件の組み合わせが、JPCにおける利益を構成する。1つまたは複数の実施形態は、そのような構造またはデバイス構成が伝送線共振器に基づくJPCに関して先に概説した問題を解決することを例証する。集中素子共振器が第2の高調波共振モード(すなわち、基礎共振周波数の倍)を欠くということは、実施形態において、ポンプ駆動が「スティフ(stiff)」なままであることを確実にし、したがって、非縮退性の場合と比較してデバイス性能を維持する。さらに、1つまたは複数の実施形態において、集中素子JPCの共通モードの周波数は、信号モードおよびアイドラ・モードの周波数と一致せず(例えば、共通モードの周波数は、その回路によって、信号またはアイドラの周波数よりも高いか、または低いかのいずれか)、したがって、2つのモード(信号およびアイドル)が信号ポートおよびアイドラ・ポート経由の直接伝送に対して隔絶されることを確実にする。これは、共通モードが信号共振器またはアイドラ共振器の共振周波数と等しくないことを意味する。
これより本発明の態様のより詳細な説明に移ると、図1は、1つまたは複数の実施形態に従うJPC100の回路の概略図である。JPC100は、ポート150Aおよびポート150Bを含む。ポート150Aは、ブロードバンド180度ハイブリッド結合器120Aに接続され得、ポート150Bは、ブロードバンド180度ハイブリッド結合器120Bに接続され得る。180度ハイブリッド結合器120Aおよび120Bは各々、差異(Δ)ポートおよびSUM(Σ)ポートを有する。180度ハイブリッド結合器120Aの場合、アイドラ(I)が、Δポートに接続され、ポンプ(P)が、Σポートに接続される。180度ハイブリッド結合器120Bの場合、信号(S)が、Δポートに接続され、終端インピーダンス・ポイント(例えば、50ohm(Ω)終端環境)がΣポートに接続される。
180°ハイブリッド結合器は、互恵的であり、整合され、および理想的には可逆である4ポートマイクロ波デバイスである。180°ハイブリッドは、入力信号を2つの等振幅出力に分割する。180°ハイブリッドは、そのSUMポート(Σ)から供給されるときには、2つの等振幅同相出力信号を提供する。一方で、差異ポート(Δ)から供給されるときには、これは、2つの等振幅180°異相出力信号を提供する。
JPC100は、多ジョセフソン接合リング変調器(MJRM)110を含む。MJRM110は、MJRM110内にループ/リングを形成するために互いと(直列で)接続された複数のジョセフソン接合130を含む。MJRM110は、N個のジョセフソン接合130のアレイを含む。1つの実装形態において、N個のJJのアレイにおいてN=1-15である。1つの実装形態において、MRJM110においてN=6のJJである。当業者によって理解されるように、磁束Φは、MJRM110のループを通り抜ける。JRMの各アーム内のジョセフソン接合の数Nの選択は、2つの相反する考慮事項およびそれらの均衡によって影響を受けることがある。第1の考慮事項は、より多くのジョセフソン接合を直列で追加することによってデバイスのダイナミック・レンジを強化することであるが、第2の考慮事項は、JRMの非線形性を著しく低くしないこと(JRMの非線形性はNの増加につれて減少するため)である。
アイドラ共振器161は、集中素子コンデンサ10Aおよび10BをMJRM110と並列に含む。信号共振器162は、集中素子コンデンサ10Cおよび10DをMJRM110と並列に含む。アイドラ共振器161および信号共振器162は共に、MJRM110を共有または利用する。アイドラ共振器161および信号共振器162の両方において、集中素子コンデンサ10A、10B、10C、および10Dの各々は値が同じであり、この値は、2Cと指定され、Cはキャパシタンスを表す。集中素子コンデンサ10A~Dが例証されるが、1つの実装形態は、加えて、集中素子インダクタをMJRM110と並列または直列に有することができる。マイクロ波部品/素子は、その寸法が最小動作周波数の波長と比較して非常に小さい(例えば、デバイスの最小動作周波数に対応する波長の10分の1より小さい)場合には集中(分散に対して)と説明される。例えば、ジョセフソン接合は、かなり正確な概算で、範囲1~20GHz内のマイクロ波信号のための集中非線形インダクタと考えられる。
アイドラ共振器161の集中素子コンデンサ10Aおよび10Bは、MJRM110の両端、例えば、MJRM110のノード50Aおよび50Bに接続する。信号共振器162の集中素子コンデンサ10Cおよび10Dは、MJRM110の両端、例えば、MJRM110のノード50Cおよび50Dに接続する。
JPC100は、ポート150Aをアイドラ共振器161に接続する結合コンデンサ20Aおよび20Bを含む。また、JPCは、ポート150Bを信号共振器162に接続する結合コンデンサ20Cおよび20Dを含む。結合コンデンサ20A、20B、20C、および20Dは各々、同じ値を有し、この値は、C/2に指定される。結合コンデンサ20A、20B、20C、および20Dの値は、アイドラ共振器161および信号共振器162について望ましい帯域幅を設定するように(当業者によって理解されるように、デバイス安定性を犠牲にすることなく)主に決定される。
アイドラ・マイクロ波信号/トーン151は、周波数fであり、信号マイクロ波信号/トーン152は周波数fである。ポンプ・マイクロ波信号/トーン153は、周波数fである。増幅モードにあるべき(光子利得を有する)JPCデバイス100の場合、適用されるポンプ周波数fは、以下の関係を満足し、
=f+f
式中、fおよびfは、それぞれ信号(S)トーンおよびアイドラ(I)トーンの周波数である。
先行技術JPCでは、アイドラ・マイクロ波信号および信号マイクロ波信号は、f<fの要件を満足することが求められる。例えば、アイドラ周波数fが10ギガヘルツ(GHz)であり得、信号周波数fが7GHzであり得、結果として、ポンプ周波数fは17GHzとなる。先行技術JPCでは、アイドラ周波数fは、ポンプ周波数f(f=f+f)がアイドラ共振器および信号共振器の第2の高調波と一致するために、信号周波数fと等しくある(またはほぼ等しい)ことができず、したがって、ポンプ駆動ソフトを作り出し、増幅器のダイナミック・レンジを著しく減少させるなど(ダイナミック・レンジとは、デバイスが特定の作用点において扱うことができる最大入力電力である)、増幅器性能に悪影響を与える。
先行技術と対照的に、実施形態におけるJPC100は、集中素子アイドラ共振器161および集中素子信号共振器162を有し、このアイドラ共振器161および信号共振器162は、第2の高調波を有さず、それがポンプ駆動がスティフなままであることを確実にし、したがって、非縮退性の場合(先行技術)と比較してJPC性能を維持する。したがって、JPC100において、周波数fにあるアイドラ・マイクロ波信号151および周波数fにある信号マイクロ波信号152は、以下の関係を満足するように構成される。
=f
したがって、アイドラ周波数fは、信号周波数fと等しくなる(またはほぼ等しい)。例えば、アイドラ周波数fが10ギガヘルツ(GHz)であり得、信号周波数fが10GHzであり得、結果として、ポンプ周波数fは20GHzとなる。集中素子JPC100のポンプ駆動の周波数f(増幅にある)は、信号モードおよびアイドラ・モード(共振器162および161)の周波数(同じである)と一致しない、または、アイドラ共振器161および信号共振器162である集中素子共振器の第2の共振周波数と一致しない、あるいはその両方である。また、JPCデバイス100の共通モードの周波数は、fおよびfと一致しない。これは、fおよびfよりも高いか低いかのいずれかであり、それにより、アイドラ・モード(アイドラ共振器161)および信号モード(信号共振器162)が信号ポート(すなわち、ハイブリッド結合器120BのΔポート)およびアイドラ・ポート(すなわち、ハイブリッド結合器120AのΔポート)経由の直接伝送に対して隔離されることを確実にする。すなわち、条件f=fを満たしながらも、アイドラ・マイクロ波信号151(ハイブリッド結合器120AのΔ(アイドラ)ポートにおいて入力される)は、ハイブリッド結合器120BのΔ(信号)ポートにおいて出力されず、信号マイクロ波信号152(ハイブリッド結合器120BのΔ(信号)ポートにおいて入力される)は、ハイブリッド結合器120AのΔ(アイドラ)ポートにおいて出力されない。
コンデンサ10A~Dおよび20A~D(コンデンサ内の誘電材料を除く)、伝送線30、ジョセフソン接合130(薄い絶縁材料を除く)、ならびにポート150Aおよび150Bを含むJPC100は、超伝導材料製である。加えて、ハイブリッド結合器120Aおよび120Bは、低損失常伝導金属製であり得るか、または超伝導材料製であり得る。また、以下に論じられるキュービット-共振器システムは、超伝導材料製である。(約10~100ミリケルビン(mK)、または約4Kなど、低温度での)超伝導材料の例としては、ニオブ、アルミニウム、タンタルなどが挙げられる。
図2は、1つまたは複数の実施形態に従うJPC100を使用してキュービットを遠隔でエンタングルするためのシステム200の概略図である。図2では、JPC100の詳細は、明確性の目的のために省略されており、JPC100が図1で論じられた特徴を含むことが理解される。システム200は、ハイブリッド結合器120Aに通じるアイドラ・ポート150Aを介してキュービット-共振器システム220Aに接続されるJPC100、およびハイブリッド結合器120Bに通じる信号ポート150Bを介してキュービット-共振器システム220Bに接続されるJPC100を例証する。
キュービット-共振器システム220Aは、その読み出し共振器210Aに接続されたキュービット205Aを含む。キュービット-共振器システム220Bは、その読み出し共振器210Bに接続されたキュービット205Bを含む。
1つの実装形態において、キュービット-共振器システム220Aおよび220Bは、同じチップ上で局所的に互いに結合され得る。別の実装形態において、キュービット-共振器システム220Aおよび220Bは、同じチップ上または2つの異なるチップ上で互いから遠く離され得る。読み出し共振器210Aおよび210Bは、JPCの2つの共振周波数(すなわち、信号共振器162およびアイドラ共振器161)と一致する同じ共振周波数Xを有するように構成される。言い換えると、読み出し共振器210Aおよび210B、アイドラ共振器161、ならびに信号共振器162は各々、同じ共振周波数Xを有する。周波数Xは、例えば、10GHzなど、マイクロ波周波数を表すことに留意されたい。周波数Xは他のマイクロ波周波数であってもよいことを理解されたい。上に記されるように、アイドラ共振器161および信号共振器162が集中素子共振器であるため、アイドラ共振器161および信号共振器162は、第1の共振周波数である基本共振周波数のみを有し、基本共振周波数の2倍の第2の共振周波数を有さず、それにより、アイドラ共振器161および信号共振器162が同じ共振周波数を有することを可能にし、デバイスのダイナミック・レンジの減少ならびに信号およびアイドラの共振器およびポート間の直接的な電力漏出などの悪影響なしに、JPC100が増幅器f=f+fとして動作することを可能にする。
キュービット-共振器システム220Aおよび220Bにおいて、それぞれのキュービット205Aおよび205Bは、1つの実装形態においては、2つの異なるキュービット周波数を有し得る。別の実装形態においては、キュービット205Aおよび205Bは、同じキュービット周波数を有し得る。
キュービット-共振器システム220Aにおいて、キュービット205Aは、その対応する読み出し共振器210Aを必ずしも通すことなく、別個のポートを通じて別個に駆動され得る。キュービット-共振器システム220Bにおいて、キュービット205Bは、その対応する読み出し共振器210Bを必ずしも通すことなく、別個のポートを通じて別個に駆動され得る。
JPC100は、増幅で動作されるとき(f=f+fを意味する)、2つの読み出しトーン/信号(すなわち、それぞれマイクロ波信号151’および152’)を生成して読み出し共振器210Aおよび210Bに送信することによって、これら2つのキュービット205Aおよび205Bを遠隔でエンタングルすることができる(同じ周波数Xで)。周波数fにあるマイクロ波信号151’および周波数fにあるマイクロ波信号152’は各々、エンタングルされた光子(信号およびアイドラ)を含み、マイクロ波信号151’および152’は両方とも、周波数Xにあり、それは、f=f=周波数Xを意味する。マイクロ波信号151’および152’は、キュービット205Aおよび205Bを、それらの読み出し共振器210Aおよび210Bを個別にプローブする(すなわち、読み出す)ことによってそれぞれ測定する読み出し信号である。
キュービット205Aおよび205Bは、特定の状態に初期化されるか、または計算の結果として特定の状態に駆動される。エンタングルメントは、エンタングルされた光子を含む2つのエンタングルされたマイクロ波信号151’および152’(読み出しトーン)を使用した、キュービット205Aおよび205Bの2つのキュービット状態の接合測定の結果として起こる。言い換えると、2つのキュービット205Aおよび205Bの状態を2つのエンタングルされた読み出しビーム(マイクロ波信号151’および152’)を用いてプローブすることで、結果として、2つのキュービット205Aおよび205Bのエンタングルメントとなる。
例示的なシナリオは、限定ではなく例証のために提供される。周波数f(周波数Xに等しい)にあるマイクロ波信号151は、JPC100のポート150Aへと通じるハイブリッド結合器120Aの差異ポートを介してJPC100へ伝送される。周波数f(同様に周波数Xに等しい)にあるマイクロ波信号152は、JPC100のポート150Bへと通じるハイブリッド結合器120Bの差異ポートを介してJPC100へ伝送される。加えて、ポンプ・マイクロ波信号153は、ポート150Aへと通じるハイブリッド結合器120AのSUMポートを介して印加され、ポンプ・マイクロ波信号153は、ポンプ周波数f=f+fにある。
マイクロ波信号151は、MJRM110と相互作用することを含め、アイドラ共振器161と相互作用する一方、マイクロ波信号152は、同様にMJRM110と相互作用することを含め、信号共振器162と相互作用する。マイクロ波信号151および152の両方がMJRM110と相互作用することによって、マイクロ波信号151の光子は、JPCデバイス100内で発生する三波混合プロセスにより(または言い換えると、信号およびアイドラ光子のエンタングルされた対へのポンプ光子の下方変換を通じて)マイクロ波信号152の光子とエンタングルするようになる(およびその逆もしかり)。アイドラ共振器161(MJRM110を含む)と相互作用した後、反射/生成されたマイクロ波信号151は、マイクロ波信号151’として指定される。同様に、信号共振器162(MJRM110を含む)と相互作用した後、反射/生成されたマイクロ波信号152は、マイクロ波信号152’として指定される。反射されたマイクロ波信号151’および152’は、周波数f=f=周波数X(例えば、10GHz)にあるエンタングルされた光子を有する。例えば、マイクロ波信号151’内の1つの光子がマイクロ波信号152’内の1つの光子でエンタングルされるという、エンタングルされた光子の第1の対、例えば、マイクロ波信号151’内の別の光子がマイクロ波信号152’内の別の光子でエンタングルされるという、エンタングルされた光子の第2の対が、例えば、マイクロ波信号151’内のさらに別の光子がマイクロ波信号152’内のさらに別の光子でエンタングルされるという、エンタングルされた光子の最後の対に至るまで、存在し得る。したがって、マイクロ波信号151’とマイクロ波信号152’との間にエンタングルされた光子の複数の対が存在し得る。
反射されたマイクロ波信号151’は、読み出し共振器210Aのための読み出し信号としてキュービット-共振器システム220Aに伝送される一方、反射されたマイクロ波信号152’は、読み出し共振器210Bのための読み出し信号としてキュービット-共振器システム220Bに伝送され、それによりキュービット205Aおよび205Bをエンタングルする。キュービット205Aを測定するため、周波数Xにあるマイクロ波信号151’は、読み出し共振器210Aがキュービット205Aの状態情報を読み出すようにさせ、キュービット状態情報を含むこのマイクロ波信号151’(周波数Xにある)は、測定/検知のための光子検知器に送信され得る。同様に、キュービット205Bを測定するため、周波数Xにあるマイクロ波信号152’は、読み出し共振器210Bがキュービット205Bの状態情報を読み出すようにさせ、キュービット状態情報を含むこのマイクロ波信号152’(周波数Xにある)は、測定/検知のための光子検知器に(またはヘテロダイン測定設定に)送信され得る。
マイクロ波信号151’および152’は、伝送または反射においてキュービット-共振器システム220Aおよび220Bからそれぞれ伝送され得る。単純化のために示されないが、4ポート・サーキュレータ(または1つのポートにより一緒に結合された2つの3ポート・サーキュレータ)またはスイッチが、キュービット-共振器システム220AとJPC100との間に置かれ得、4ポート・サーキュレータ(または1つのポートにより一緒に結合された2つの3ポート・サーキュレータ)またはスイッチが、キュービット-共振器システム220BとJPC100との間に置かれ得る。4ポート・サーキュレータ/スイッチの場合には、4ポート・サーキュレータは、マイクロ波信号151を受信し、それをJPC100へ向けることができる。次いで、4ポート・サーキュレータ/スイッチは、エンタングルされたマイクロ波信号151’を受信して、キュービット-共振器システム220Aへ向けることができる。最後に、4ポート・サーキュレータ/スイッチは、キュービット状態情報を含むマイクロ波信号151’をキュービット-共振器システム220Aから受信し、次いでキュービット状態情報を含むマイクロ波信号151’を光子検知器(測定用)またはヘテロダイン測定設定へ向けることができる。同じ説明が、類似性により、マイクロ波信号152、152およびキュービット-共振器システム220Bに当てはまる。
図3は、1つまたは複数の実施形態に従う、量子制限されたマイクロ波増幅器(例えば、JPC100)を構成する方法のフローチャート300である。ブロック305において、JRM110が提供され、ブロック310において、第1の集中素子共振器161(アイドラ共振器)が、JRM110に接続され、第1の集中素子共振器161は1つまたは複数の第1の集中素子(例えば、コンデンサ10Aおよび10B)を含む。
ブロック315において、第2の集中素子共振器162(信号共振器)が、JRM110に接続され、第2の集中素子共振器162は1つまたは複数の第2の集中素子(例えば、コンデンサ10Cおよび10D)を含む。JRM110、第1の集中素子共振器161、および第2の集中素子共振器162が、JPC100を形成する。1つまたは複数の第1の集中素子(10Aおよび10B)ならびに1つまたは複数の第2の集中素子(10Cおよび10D)は、同じ値(例えば、2C)を有し、それによりJPC100をスペクトル的に縮退性であるように構成する。
JRM110は、ループ接続された複数のJJ130である。JPCは、第1のポート150Aおよび第2のポート150Bを含む。第1のポート150Aは、第1の結合コンデンサ20Aおよび20Bを介して第1の集中素子共振器161に接続される。第2のポート150Bは、第2の結合コンデンサ20Cおよび20Dを介して第2の集中素子共振器162に接続される。第1および第2の結合コンデンサ20A~Dは、値C/2を有し、これが、信号共振器162およびアイドラ共振器161の帯域幅を決定する役割を担う。
JPC100の第1のポート150Aは、第1のハイブリッド結合器120Aの差異ポートΔを介して第1の周波数(例えば、f=10GHz)にある第1のマイクロ波信号151を受信するように構成され、第2のポート150Bは、第2のハイブリッド結合器120Bの別の差異ポートΔを介して第2の周波数(例えば、f=10GHz)にある第2のマイクロ波信号152を受信するように構成され、第1の周波数および第2の周波数は、同じ周波数(例えば、10GHz)である。
JPC100はスペクトル的に縮退性であるように構成されるため、JPC100は、第1のマイクロ波信号151が第2のハイブリッド結合器120Bの差異ポートΔ(信号ポート)から漏出することなく、および第2のマイクロ波信号152が第1のハイブリッド結合器120Aの他方の差異ポートΔ(アイドラ・ポート)から漏出することなく、同じ周波数を有する第1のマイクロ波信号151および第2のマイクロ波信号152を増幅させるように構成される。第1のポート150Aまたは第2のポート150Bのいずれかは、ポンプ周波数fにあるポンプ・マイクロ波信号153の入力を受信するように構成され、このポンプ・マイクロ波信号153は、第1のハイブリッド結合器120Aまたは第2のハイブリッド結合器120BのいずれかのSUMポートΣを介して受信される。ポンプ周波数は、第1の周波数および第2の周波数の合計f=f+fである。第1の集中素子共振器および第2の集中素子共振器は、超伝導材料製である。
第1および第2の結合コンデンサ(20A~D)は、集中素子であり、集中素子は、ギャップ・コンデンサ、くし形コンデンサ、または平板コンデンサ、あるいはその組み合わせからなる群より選択される。
図4は、1つまたは複数の実施形態に従う、測定によりキュービットを遠隔でエンタングルするためのシステム200を構成する方法のフローチャート400である。
ブロック405において、JPC100が提供され、ブロック410において、第1のキュービット-共振器システム220AがJPC100に接続され、第1のキュービット-共振器システム220Aは、第1の読み出し共振器210Aに結合された第1のキュービット205Aを含む。
ブロック415において、第2のキュービット-共振器システム220BがJPC100に接続され、第2のキュービット-共振器システム220Bは、第2の読み出し共振器210Bに結合された第2のキュービット205Bを含む。JPC100は、周波数X(例えば、10GHz)にある第1および第2の対応する読み出し共振器210Aおよび210Bの両方を読み出すことによって、第1のキュービット205Aおよび第2のキュービット205Bを遠隔でエンタングルするように構成される。
JPC100は、周波数Xにある第1の読み出し信号(例えば、マイクロ波信号151’)を第1のキュービット-共振器システム220A内の第1の読み出し共振器210Aに伝送し、周波数Xにある第2の読み出し信号(例えば、マイクロ波信号152’)を第2のキュービット-共振器システム220B内の第2の読み出し共振器210Bに伝送するように構成される。第1の読み出し信号151’および第2の読み出し信号152’の光子は、JPC100によって周波数Xでエンタングルされ、それにより、共振周波数がXである第1の読み出し共振器210Aおよび第2の読み出し共振器210Bにそれぞれ結合された第1のキュービット205Aおよび第2のキュービット205Bをエンタングルする。
周波数Xは、第1の読み出し信号151’および第2の読み出し信号152’の両方について同じ値(例えば、10GHz)である。第1および第2の読み出し共振器210Aおよび210Bは各々、周波数X(例えば、10GHz)に等しい共振周波数で構成される。
技術的利点は、JPCを含み、JPCは、光子のエンタングルされた対が同じ周波数を有する一方で、異なる伝送線上を伝播する光子のエンタングルされた対を生成するように構成される。同じ周波数を有するエンタングルされた光子を生成することができることは、以下のような特定のシナリオにおいて有利な場合がある。JPCは、読み出し共振器が同じ周波数を有する(これによりキュービット-共振器設計を単純化する)場合に、読み出し共振器に結合された異なるキュービットを遠隔でエンタングルするために利用され得る。同じ周波数を有する(すなわち、信号およびアイドラ共振器周波数にある)エンタングルされた光子を生成することは、ハイブリッドなどの受動性ユニタリ・ビームスプリッタを使用して波の干渉によるこれらのエンタングルされた光子間の2モード・スクイーズ効果を測定/検知することを可能にする。2モード・スクイーズは、量子通信、および量子状態の忠実度の高い読み出しにおいて重要な役割を果たし得る。さらに、これらの光子を検知するために複数のシングルマイクロ波光子検知器が使用される場合、これらの光子検知器は、同一であり得る(すなわち、異なる周波数を検知するための光子検知器は必要ない)。1つまたは複数の実施形態において、JPCは、例えば、量子制限された方向性増幅器を形成するために、同じチップ上に2つ以上のJPCを一緒に統合することを大いに単純化するために利用され得る。
「約」という用語およびその変形形態は、本出願の提出時に利用可能な設備に基づいた特定の量の測定と関連付けられた誤差の度合いを含むことが意図される。例えば、「約」は、与えられた値の±8%、または5%、または2%の範囲を含み得る。
本発明の態様は、本発明の実施形態に従う方法、装置(システム)、およびコンピュータ・プログラム製品のフローチャート例示図またはブロック図あるいはその両方を参照して本明細書内で説明される。フローチャート例示図またはブロック図あるいはその両方の各ブロック、ならびにフローチャート例示図またはブロック図あるいはその両方におけるブロックの組み合わせは、コンピュータ可読プログラム命令によって実施され得ることが理解される。
図中のフローチャートおよびブロック図は、本発明の様々な実施形態に従うシステム、方法、およびコンピュータ・プログラム製品の可能性のある実装形態のアーキテクチャ、機能性、および動作を例証する。この点に関して、フローチャートまたはブロック図内の各ブロックは、指定の論理機能を実施するための1つまたは複数の実行可能な命令を含む、命令のモジュール、セグメント、または部分を表し得る。いくつかの代替的な実装形態において、ブロック内に記される機能は、図中に記された順序から外れて発生し得る。例えば、連続して示される2つのブロックは、実際には、実質的に同時に実行され得るか、または、ブロックは、関与する機能性に応じて、時には、逆の順序で実行され得る。ブロック図またはフローチャート例示図あるいはその両方の各ブロック、ならびにブロック図またはフローチャート例示図あるいはその両方内のブロックの組み合わせが、指定の機能もしくは作用を実施する、または特殊用途ハードウェアおよびコンピュータ命令の組み合わせを実行する特殊用途ハードウェアベースのシステムによって実施され得ることにも留意されたい。
本発明の様々な実施形態の説明は、例証の目的のために提示されているが、徹底的であること、または本明細書内で論じられる実施形態に限定されることは意図されない。多くの変更形態および変形形態は、説明された実施形態の範囲および思想から逸脱することなく当業者には明らかであるものとする。本明細書で使用される専門用語は、実施形態の原理、実際的応用、もしくは市場で見られる技術に対する技術的改善を最もよく説明するため、または、本明細書内で論じられる実施形態を当業者が理解することができるように選択された。

Claims (16)

  1. 量子制限されたマイクロ波増幅器であって、
    ジョセフソン・リング変調器「JRM」と、
    1つまたは複数の第1の集中素子を含む、前記JRMに接続された第1の集中素子共振器と、
    1つまたは複数の第2の集中素子を含む、前記JRMに接続された、前記第1の集中素子共振器とは別個の第2の集中素子共振器と
    を備え、
    前記JRM、前記第1の集中素子共振器、および前記第2の集中素子共振器が、ジョセフソン・パラメトリック・コンバータ「JPC」を形成し、
    前記1つまたは複数の第1の集中素子および前記1つまたは複数の第2の集中素子が同じ値を有し、それにより前記JPCを空間的に非縮退性でスペクトル的に縮退性であるように構成する、量子制限されたマイクロ波増幅器。
  2. 前記JRMが、ループ接続された複数のジョセフソン接合である、請求項1に記載の増幅器。
  3. 第1のポートおよび第2のポートをさらに備える、請求項1に記載の増幅器。
  4. 前記第1のポートが、第1の結合コンデンサを介して前記第1の集中素子共振器に接続され、
    前記第2のポートが、第2の結合コンデンサを介して前記第2の集中素子共振器に接続される、請求項3に記載の増幅器。
  5. 前記第1の結合コンデンサおよび前記第2の結合コンデンサが集中素子であり、
    前記集中素子が、ギャップ・コンデンサ、くし形コンデンサ、および平板コンデンサからなる群より選択される、請求項4に記載の増幅器。
  6. 前記第1のポートが、第1のハイブリッド結合器の差異ポートを介して第1の周波数にある第1のマイクロ波信号を受信するように構成され、前記第2のポートが、第2のハイブリッド結合器の別の差異ポートを介して第2の周波数にある第2のマイクロ波信号を受信するように構成され、前記第1の周波数および前記第2の周波数が同じ周波数である、請求項3に記載の増幅器。
  7. 前記JPCがスペクトル的に縮退性であるように構成されているにもかかわらず、前記JPCが、前記第1のマイクロ波信号が前記第2のハイブリッド結合器の前記差異ポートから漏出することなく、および前記第2のマイクロ波信号が前記第1のハイブリッド結合器の前記別の差異ポートから漏出することなく、前記同じ周波数を有する前記第1のマイクロ波信号および前記第2のマイクロ波信号を増幅させるように構成される、請求項6に記載の増幅器。
  8. 前記第1のポートまたは前記第2のポートのいずれかが、ポンプ周波数にあるポンプ・マイクロ波信号の入力を受信するように構成され、前記ポンプ・マイクロ波信号は、前記第1のハイブリッド結合器または前記第2のハイブリッド結合器のいずれかのSUMポートを介して受信される、請求項7に記載の増幅器。
  9. 前記ポンプ周波数が、前記第1の周波数および前記第2の周波数の合計である、請求項8に記載の増幅器。
  10. 前記第1の集中素子共振器および前記第2の集中素子共振器が、超伝導材料製である、請求項1に記載の増幅器。
  11. 前記第1の集中素子共振器および前記第2の集中素子共振器の両方が第2高調波を有さないように構成される、請求項1~10のいずれか1項に記載の増幅器。
  12. 量子制限されたマイクロ波増幅器を構成する方法であって、
    ジョセフソン・リング変調器「JRM」を提供することと、
    1つまたは複数の第1の集中素子を含む、前記JRMに接続された第1の集中素子共振器を提供することと、
    1つまたは複数の第2の集中素子を含む、前記JRMに接続された、前記第1の集中素子共振器とは別個の第2の集中素子共振器を提供することと、を含み、
    前記JRM、前記第1の集中素子共振器、および前記第2の集中素子共振器が、ジョセフソン・パラメトリック・コンバータ「JPC」を形成し、
    前記1つまたは複数の第1の集中素子および前記1つまたは複数の第2の集中素子が同じ値を有し、それにより前記JPCを空間的に非縮退性でスペクトル的に縮退性であるように構成する、量子制限されたマイクロ波増幅器を構成する方法。
  13. 測定によりキュービットを遠隔でエンタングルするためのシステムであって、
    ジョセフソン・パラメトリック変換器「JPC」であって、
    ジョセフソン・リング変調器「JRM」と、
    前記1つまたは複数の第1の集中素子を含む、前記JRMに接続された第1の集中素子共振器と、
    前記1つまたは複数の第2の集中素子を含む、前記JRMに接続された、前記第1の集中素子共振器とは別個の第2の集中素子共振器と
    を備え、前記1つまたは複数の第1の集中素子および前記1つまたは複数の第2の集中素子が同じ値を有し、それにより前記JPCを空間的に非縮退性でスペクトル的に縮退性であるように構成する、当該JPCと、
    第1の読み出し共振器に結合された第1のキュービットを含む、前記JPCに接続された第1のキュービット-共振器システムと、
    第2の読み出し共振器に結合された第2のキュービットを含む、前記JPCに接続された第2のキュービット-共振器システムとを備え、前記JPCが、前記第1の読み出し共振器および前記第2の読み出し共振器の両方を周波数Xで読み出すことによって、前記第1のキュービットおよび前記第2のキュービットを遠隔でエンタングルするように構成される、測定によりキュービットを遠隔でエンタングルするためのシステム。
  14. 前記JPCが、前記周波数Xにある第1の読み出し信号を前記第1のキュービット-共振器システム内の前記第1の読み出し共振器に伝送し、前記周波数Xにある第2の読み出し信号を前記第2のキュービット-共振器システム内の前記第2の読み出し共振器に伝送するように構成され、
    前記第1の読み出し信号および前記第2の読み出し信号の光子が、前記JPCによって前記周波数Xでエンタングルされ、それにより前記第1のキュービットおよび前記第2のキュービットをエンタングルする、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記周波数Xが、前記第1の読み出し信号および前記第2の読み出し信号の両方について同じ値であり、
    前記第1の読み出し共振器および前記第2の読み出し共振器が、前記周波数Xに等しい共振周波数で各々構成される、請求項14に記載のシステム。
  16. 測定によりキュービットを遠隔でエンタングルするためのシステムを構成する方法であって、
    ジョセフソン・パラメトリック変換器「JPC」であって、
    ジョセフソン・リング変調器「JRM」と、
    前記1つまたは複数の第1の集中素子を含む、前記JRMに接続された第1の集中素子共振器と、
    前記1つまたは複数の第2の集中素子を含む、前記JRMに接続された、前記第1の集中素子共振器とは別個の第2の集中素子共振器と
    を備え、前記第1の集中素子共振器および前記第2の集中素子共振器の両方が第2高調波を有さないように構成され、前記1つまたは複数の第1の集中素子および前記1つまたは複数の第2の集中素子が同じ値を有し、それにより前記JPCを空間的に非縮退性でスペクトル的に縮退性であるように構成する、当該JPCを提供することと、
    第1の読み出し共振器に接続された第1のキュービットを含む、前記JPCに接続された第1のキュービット-共振器システムを提供することと、
    第2の読み出し共振器に接続された第2のキュービットを含む、前記JPCに接続された第2のキュービット-共振器システムを提供することと
    を含み、前記JPCが、前記第1の読み出し共振器および前記第2の読み出し共振器の両方を周波数Xで読み出すことによって、前記第1のキュービットおよび前記第2のキュービットを遠隔でエンタングルするように構成される、測定によりキュービットを遠隔でエンタングルするためのシステムを構成する方法。
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