JP7055948B2 - 配管保持器、配管保持器セット、及び配管管理システム - Google Patents

Description

発明の背景

[0001]バイオプロセッシングシステムなどの配管を含むシステム、特にシングルユースのシステムは、通常、様々な構成要素間の流体連通を可能とするために、また流体プロセスをつなげるために、可撓性の配管を利用する。このシステムは、内径及び／又は外径が異なる多数の配管及び／又は様々な配管を含み得る。

[0002]本発明は、従来技術の問題点の少なくともいくつかを改善するものである。本発明のこれらの利点及び他の利点は、以下に記載する説明から明らかになろう。

[0003]本発明の実施形態は、配管保持器を提供するものであって、この配管保持器は、上壁と、下壁と、第１の側壁と、第２の側壁と、第３の側壁と、第４の側壁と、第１のスロット端部及び第２のスロット端部を有する管スロットを備える第１の開口部と、略環状形状を有する第２の開口部であって、第１の開口部が第２の開口部と連通しており、第１の開口部及び第２の開口部が上壁及び下壁を通っている、第２の開口部とを備えるブロックを具備しており、少なくとも第１の側壁及び第２の側壁はそれぞれ、雄型ブロックコネクタ及び／又は雌型ブロックコネクタを備え、雄型ブロックコネクタは、第１の突出アームと、第２の突出アームとを備え、第１の突出アームは、該第１の突出アームに垂直な方向、かつ前記側壁に略平行な方向を向いたラグを含む自由端を有し、第２の突出アームは、該第２の突出アームに垂直な方向、かつ前記側壁に略平行な方向を向いたラグを含む自由端を有し、第１の突出アームのラグ及び第２の突出アームのラグは互いに反対向きであり、雄型ブロックコネクタは、第１の突出アームと第２の突出アームとの間に突出舌片をさらに備え、雌型ブロックコネクタは、開放端及び閉鎖端を有する第１のラグポケットと、開放端及び閉鎖端を有する第２のラグポケットとを含む凹部を備え、第１のラグポケット及び第２のラグポケットは、前記側壁に略平行に配置されており、第１のラグポケットの開放端は、第２のラグポケットの開放端に対向しており、凹部は、第１のラグポケットと第２のラグポケットとの間に中央窪みをさらに備え、第３の側壁又は第４の側壁は、管スロットの第１のスロット端部を含んでいる。

[0004]配管保持器のいくつかの実施形態では、第１の側壁及び第２の側壁はそれぞれ、雄型ブロックコネクタ及び雌型ブロックコネクタを含む。

[0005]本発明の別の実施形態は、少なくとも第１の配管保持器及び第２の配管保持器を備える配管保持器セットを提供する。

[0006]本発明のさらに別の実施形態は、取付バーと連結可能な少なくとも１つの配管保持器、好ましくは少なくとも１つの配管保持器セットを備える配管保持器管理システムに関する。

[0007]他の実施形態では、配管保持器、配管保持器セット、及び配管保持器管理システムを組み立てて使用する方法が提供される。

本発明の実施形態による、ラグを含む自由端をそれぞれ有する第１の突出アーム及び第２の突出アーム並びに突出アーム間の突出舌片を備える雄型ブロックコネクタをそれぞれが含む第１の側壁及び第２の側壁と、第１のラグポケット及び第２のラグポケット並びにラグポケット間の中央窪みを備える凹部を備える雌型ブロックコネクタをそれぞれが含む第３の側壁及び第４の側壁とを備える配管保持器の上面図を示している。 図１Ａの配管保持器の下面図を示している。 図１Ａの配管保持器の右側面図を示している。 図１Ａの配管保持器の左側面図を示している。 図１Ａの配管保持器の正面図を示している。 図１Ａの配管保持器の背面図を示している。 本発明の実施形態による、第１の側壁、第２の側壁、第３の側壁、及び第４の側壁を備える配管保持器であって、第１の側壁、第２の側壁、第３の側壁、及び第４の側壁がそれぞれ、ラグを含む自由端をそれぞれ有する第１の突出アーム及び第２の突出アーム並びに突出アーム間の突出舌片を備える雄型ブロックコネクタを含み、第１の側壁、第２の側壁、及び第３の側壁がそれぞれ、第１のラグポケット及び第２のラグポケット並びにラグポケット間の中央窪みを備える凹部を備える雌型ブロックコネクタも含む配管保持器の上面図を示している。 図２Ａの配管保持器の下面図を示している。 図２Ａの配管保持器の右側面図を示している。 図２Ａの配管保持器の左側面図を示している。 図２Ａの配管保持器の正面図を示している。 図２Ａの配管保持器の背面図を示している。 互いに連結された図１Ａ～図１Ｆに示されている２つの配管保持器と、図１Ａ～図１Ｆに示されている一対の配管保持器と別々に連結された図２Ａ～図２Ｆに示されている２つの配管保持器とを備える配管保持器セットの上面図を示している。 本発明の実施形態による、互いに連結された図２Ａ～図２Ｆに示されている２つの配管保持器と、図２Ａ～図２Ｆに示されている個々の配管保持器と別々に連結された図１Ａ～図１Ｆに示されている２つの配管保持器とを備える配管保持器セットの上面図を示している。 本発明の実施形態による、図１Ａ～図１Ｅ及び図２Ａ～図２Ｅに示されている配管保持器用並びに図３Ａ及び図３Ｂに示されている配管保持器セット用の取付バーの上面斜視図を示している。 図４Ａの取付バーの上面図を示している。 図４Ａの取付バーの下面図を示している。 図４Ａの取付バーの正面図を示している。 図４Ａの取付バーの背面図を示している。 本発明の実施形態による、図４Ａ～図４Ｅに示されている取付バーと連結された図３Ａに全体的に示されている配管保持器セット（図１Ａ～図１Ｆに示されている追加の配管保持器も含む）を含む配管管理システムの上面図を示している。 本発明の実施形態による、バイオプロセッシングシステムに取り付けられた、図５に示されている配管管理システムを示している。

[0014]本発明の実施形態による配管保持器は、上壁と、下壁と、第１の側壁と、第２の側壁と、第３の側壁と、第４の側壁と、第１のスロット端部及び第２のスロット端部を有する管スロットを備える第１の開口部と、略環状形状を有する第２の開口部であって、第１の開口部が第２の開口部と連通しており、第１の開口部及び第２の開口部が上壁及び下壁を通っている、第２の開口部とを備えるブロックを具備しており、少なくとも第１の側壁及び第２の側壁はそれぞれ、雄型ブロックコネクタ及び／又は雌型ブロックコネクタを備え、雄型ブロックコネクタは、第１の突出アームと、第２の突出アームとを備え、第１の突出アームは、該第１の突出アームに垂直な方向、かつ前記側壁に略平行な方向を向いたラグを含む自由端を有し、第２の突出アームは、該第２の突出アームに垂直な方向、かつ前記側壁に略平行な方向を向いたラグを含む自由端を有し、第１の突出アームのラグ及び第２の突出アームのラグは互いに反対向きであり、雄型ブロックコネクタは、第１の突出アームと第２の突出アームとの間に突出舌片をさらに備え、雌型ブロックコネクタは、開放端及び閉鎖端を有する第１のラグポケットと、開放端及び閉鎖端を有する第２のラグポケットとを含む凹部を備え、第１のラグポケット及び第２のラグポケットは、前記側壁に略平行に配置されており、第１のラグポケットの開放端が、第２のラグポケットの開放端に対向しており、凹部は、第１のラグポケットと第２のラグポケットとの間に中央窪みをさらに備え、第３の側壁又は第４の側壁は、管スロットの第１のスロット端部を含んでいる。

[0015]本発明の別の実施形態による配管保持器はブロックを備え、このブロックは、上壁と、下壁と、第１の側壁と、第２の側壁と、第３の側壁と、第４の側壁と、第１のスロット端部及び第２のスロット端部を有する管スロットを備える第１の開口部と、略環状形状を有する第２の開口部であって、第１の開口部が第２の開口部と連通しており、第１の開口部及び第２の開口部が上壁及び下壁を通っている、第２の開口部とを備え、少なくとも第１の側壁及び第２の側壁はそれぞれ雄型ブロックコネクタを備え、この雄型ブロックコネクタは、第１の突出アーム（第１の突出アームに垂直な方向、かつ側壁に略平行な方向を向いたラグを含む自由端を有する）と、第２の突出アーム（第２の突出アームに垂直な方向、かつ側壁に略平行な方向を向いたラグを含む自由端を有する）とを備え、第１の突出アームのラグ及び第２の突出アームのラグは互いに反対向きであり、雄型ブロックコネクタは、第１の突出アームと第２の突出アームとの間に突出舌片をさらに備えている。

[0016]本発明の別の実施形態による配管保持器はブロックを備え、このブロックは、上壁と、下壁と、第１の側壁と、第２の側壁と、第３の側壁と、第４の側壁と、第１のスロット端部及び第２のスロット端部を有する管スロットを備える第１の開口部と、略環状形状を有する第２の開口部であって、第１の開口部が第２の開口部と連通しており、第１の開口部及び第２の開口部が上壁及び下壁を通っている、第２の開口部とを備え、少なくとも第１の側壁及び第２の側壁はそれぞれ雌型ブロックコネクタを備え、この雌型ブロックコネクタは、開放端及び閉鎖端を有する第１のラグポケットと、開放端及び閉鎖端を有する第２のラグポケットとを含む凹部を備え、第１のラグポケット及び第２のラグポケットは側壁に略平行に配置されており、第１のラグポケットの開放端は第２のラグポケットの開放端に対向しており、凹部は第１のラグポケットと第２のラグポケットとの間に中央窪みをさらに備え、第３の側壁又は第４の側壁は管スロットの第１のスロット端部を含む。

[0017]配管保持器のいくつかの実施形態では、第１の側壁及び第２の側壁はそれぞれ、雄型ブロックコネクタ及び雌型ブロックコネクタを含む。

[0018]本発明のさらに別の実施形態による配管保持器はブロックを備え、このブロックは、上壁と、下壁と、第１の側壁と、第２の側壁と、第３の側壁と、第４の側壁と、第１のスロット端部及び第２のスロット端部を有する管スロットを有する第１の開口部と、略環状形状を有する第２の開口部であって、第１の開口部が第２の開口部と連通しており、第１の開口部及び第２の開口部が上壁及び下壁を通っている第２の開口部とを備え、少なくとも第１の側壁及び第２の側壁はそれぞれ、雄型ブロックコネクタ及び雌型ブロックコネクタを備え、雄型ブロックコネクタは、第１の突出アーム（第１の突出アームに垂直な方向、かつ当該の側壁に略平行な方向を向いたラグを含む自由端を有する）と、第２の突出アーム（第２の突出アームに垂直な方向、かつ当該の側壁に略平行な方向を向いたラグを含む自由端を有する）とを備え、第１の突出アームのラグ及び第２の突出アームのラグは互いに反対向きであり、雄型ブロックコネクタは、第１の突出アームと第２の突出アームとの間に突出舌片をさらに備えており、雌型ブロックコネクタは、開放端及び閉鎖端を有する第１のラグポケットと、開放端及び閉鎖端を有する第２のラグポケットとを含む凹部を備え、第１のラグポケット及び第２のラグポケットは、前記側壁に略平行に配置されており、第１のラグポケットの開放端は、第２のラグポケットの開放端に対向しており、凹部は、第１のラグポケットと第２のラグポケットとの間に中央窪みをさらに備えており、第３の側壁又は第４の側壁は管スロットの第１のスロット端部を含んでいる。

[0019]本発明の別の実施形態は、少なくとも第１の配管保持器及び第２の配管保持器を備える配管保持器セットを提供する。

[0020]本発明のさらに別の実施形態は、少なくとも１つの配管保持器、好ましくは少なくとも１つの配管保持器セットと、取付バーとを備える配管保持器管理システムであって、少なくとも１つの配管保持器又は少なくとも１つの配管保持器セットが取付バーと連結可能である、配管保持器管理システムに関する。

[0021]配管保持器管理システムの実施形態は、本発明の実施形態による少なくとも１つの配管保持器及び／又は本発明の実施形態による少なくとも１つの配管保持器セットと、少なくとも１つの配管保持器用及び／又は少なくとも１つの配管保持器セット用の取付バーを備え、取付バーは、前壁及び少なくとも２つの雌型ブロックコネクタを備え、雌型ブロックコネクタのそれぞれは、開放端及び閉鎖端を有する第１のラグポケットと、開放端及び閉鎖端を有する第２のラグポケットとを含む凹部を備え、第１のラグポケット及び第２のラグポケットは、前壁に略平行に配置されており、第１のラグポケットの開放端は、第２のラグポケットの開放端に対向しており、凹部は、第１のラグポケットと第２のラグポケットとの間に中央窪みをさらに備える。

[0022]他の実施形態では、配管保持器、配管保持器セット、及び配管保持器管理システムを使用する方法が提供される。

[0023]一実施形態では、配管保持器を組み立てる方法が提供され、この方法は、
上壁と、下壁と、第１の側壁と、第２の側壁と、第３の側壁と、第４の側壁と、第１のスロット端部及び第２のスロット端部を有する管スロットを備える第１の開口部と、略環状形状を有する第２の開口部であって、第１の開口部が第２の開口部と連通しており、第１の開口部及び第２の開口部が上壁及び下壁を通っている、第２の開口部とを含む第１の配管保持器（第１の配管保持器は、少なくとも１つの雄型ブロックコネクタを備え、この雄型ブロックコネクタは、第１の突出アームであって、該第１の突出アームに垂直な方向、かつ側壁に略平行な方向を向いたラグを含む自由端を有する第１の突出アームと、第２の突出アームであって、該第２の突出アームに垂直な方向、かつ側壁に略平行な方向を向いたラグを含む自由端を有する第２の突出アームとを備え、第１の突出アームのラグ及び第２の突出アームのラグは互いに反対向きであり、雄型ブロックコネクタは、第１の突出アームと第２の突出アームとの間に突出舌片をさらに備える）を、
上壁と、下壁と、第１の側壁と、第２の側壁と、第３の側壁と、第４の側壁と、第１のスロット端部及び第２のスロット端部を有する管スロットを備える第１の開口部と、略環状形状を有する第２の開口部であって、第１の開口部が、第２の開口部と連通しており、第１の開口部及び第２の開口部が、上壁及び下壁を通っている第２の開口部とを含む第２の配管保持器（第２の配管保持器は、少なくとも１つの雌型ブロックコネクタを備え、この雌型ブロックコネクタは、開放端及び閉鎖端を有する第１のラグポケットと、開放端及び閉鎖端を有する第２のラグポケットとを含む凹部を備え、第１のラグポケット及び第２のラグポケットは、側壁に略平行に配置されており、第１のラグポケットの開放端は、第２のラグポケットの開放端に対向しており、凹部は、第１のラグポケットと第２のラグポケットとの間に中央窪みをさらに備え、第３の側壁又は第４の側壁は、管スロットの第１のスロット端部を含む）に、
第１の配管保持器の少なくとも１つの雄型ブロックコネクタの第１の突出アーム及び第２の突出アームのラグが、第２の配管保持器の少なくとも１つの雌型ブロックコネクタの第１のラグポケット及び第２のラグポケットに係合されるように、連結することを含む。

[0024]典型的な実施形態では、本方法は、配管を管スロットに通して、第１の配管保持器又は第２の配管保持器の第２の開口部に挿入することをさらに含み、好ましくは、本方法は、第１の配管を管スロットに通して、第１の配管保持器の第２の開口部に挿入することと、第２の配管を管スロットに通して、第２の配管保持器の第２の開口部に挿入することとをさらに含む。

[0025]好適には、複数の配管及び／又は様々な直径の配管は、配管保持器、配管保持器セット、及び配管保持器管理システムにおいて安全に固定され得、これにより、交差状態の変化、システム構成要素への咬着、偶発的な分解、及び／又は引っ掛かりが低減される。さらに、配管を損傷することなく安全に配管を固定することができ、バイオプロセッシングシステム及び／又はバイオプロセッシングシステムの一時的なハードウェアの設計変更に容易に対応することができる。配管保持器、配管保持器セット、及び配管管理システムのコンパクトな設計により、複雑さ及びサイズが最小限に抑えられる。

[0026]本発明の実施形態は、任意の直径の配管と共に利用され得る。従来の管外径は、１／８、１／４、５／１６、３／８、１／２、５／８、３／４、１及び１．５（インチ）であるが、他の管径も使用され得る。通常、図１Ａ～図１Ｆに示されている配管保持器の実施形態は、１／８インチ～５／１６インチの管外径で使用され、図２Ａ～図２Ｆに示されている配管保持器の実施形態は、３／８インチ以上（例えば、３／８インチ～３／４インチ）の管外径で使用される。

[0027]「配管を含むシステム」は、本明細書で使用される場合、バイオリアクタシステム、バッファ管理システム、及び濾過システム（例えば、タンジェンシャルフロー濾過、デプス濾過、及び／又は、ポリッシングを含む）などの、流体移送ラインを含むバイオプロセッシングシステムを含む。

[0028]次に、本発明の各構成要素を以下でより詳細に説明し、同じ構成要素は同じ参照番号を付する。

[0029]図１Ａ～図１Ｆは、第１の側壁１０１、第２の側壁１０２、第３の側壁１０３、第４の側壁１０４、上壁１０５、及び下壁１０６並びに４つの隅部１９９Ａ、１９９Ｂ、１９９Ｃ、及び１９９Ｄを備えるブロック１７５を備える配管保持器１００の実施形態を示しており、側壁は互いに接続されている。この図示実施形態では、第４の側壁１０４は、第１のスロット端部１５１Ａ及び第２のスロット端部１５１Ｂを有する管スロット１５１’を備える第１の開口部１５１を含み、第１の開口部は、略環状形状を有する第２の開口部１５２と連通しており、第１の開口部及び第２の開口部は上壁及び下壁を貫通している。

[0030]配管保持器１００の少なくとも１つの側壁（好ましくは、少なくとも２つの側壁）は、第１の突出アーム１８１（この第１の突出アームに垂直な方向、かつ該側壁に略平行な方向に向いたラグ１８１Ｂを含む自由端１８１Ａを有する）と、第２の突出アーム１８２（この第２の突出アームに垂直な方向、かつ該側壁に略平行な方向を向いたラグ１８２Ｂを含む自由端１８２Ａを有する）とを備える雄型ブロックコネクタ１８０を備え、第１の突出アームのラグ及び第２の突出アームのラグは互いに反対向きであり、雄型ブロックコネクタは、第１の突出アームと第２の突出アームとの間に突出舌片１８３をさらに備える。

[0031]図１Ａ～図１Ｆに示されている実施形態では、第１の側壁１０１及び第２の側壁１０２はそれぞれ、第１の突出アーム１８１（この第１の突出アームに垂直な方向、かつ対応の側壁に略平行な方向を向いたラグ１８１Ｂを含む自由端１８１Ａを有する）と、第２の突出アーム１８２（この第２の突出アームに垂直な方向、かつ対応の側壁に略平行な方向を向いたラグ１８２Ｂを含む自由端１８２Ａを有する）とを備える雄型ブロックコネクタ１８０を含み、第１の突出アームのラグ及び第２の突出アームのラグは互いに反対向きであり、雄型ブロックコネクタは、第１の突出アームと第２の突出アームとの間に突出舌片１８３をさらに備える。

[0032]配管保持器１００の少なくとも１つの側壁（好ましくは、少なくとも２つの側壁）は、開放端１９２Ａ及び閉鎖端１９２Ｂを有する第１のラグポケット１９２と、開放端１９３Ａ及び閉鎖端１９３Ｂを有する第２のラグポケット１９３とを備える凹部１９１を含む雌型のブロックコネクタ１９０／１９０’を備え、第１のラグポケット及び第２のラグポケットは、該側壁に略平行に配置され、第１のラグポケットの開放端１９２Ａは、第２のラグポケットの開放端１９３Ａに対向する。いくつかの実施形態では、少なくとも１つの雌型ブロックコネクタ１９０の凹部は、第１のラグポケットと第２のラグポケットとの間に中央窪み１９４をさらに備える。他の実施形態では、雌型ブロックコネクタを含む側壁が管スロットの第１のスロット端部１５１Ａを含むため、少なくとも１つの雌型ブロックコネクタ１９０’は中央窪みはない。

[0033]図１Ａ～図１Ｆに示されている実施形態では、第３の側壁１０３及び第４の側壁１０４はそれぞれ、雌型ブロックコネクタを含み、第３の側壁１０３は、開放端１９２Ａ及び閉鎖端１９２Ｂを有する第１のラグポケット１９２と、開放端１９３Ａ及び閉鎖端１９３Ｂを有する第２のラグポケット１９３とを含む凹部１９１を含む雌型ブロックコネクタ１９０を備え、第１のラグポケット及び第２のラグポケットは、第３の側壁に略平行に配置され、第１のラグポケットの開放端１９２Ａは、第２のラグポケットの開放端１９３Ａに対向し、凹部は、第１のラグポケットと第２のラグポケットとの間に中央窪み１９４をさらに備え、第４の側壁１０４は、開放端１９２Ａ及び閉鎖端１９２Ｂを有する第１のラグポケット１９２と、開放端１９３Ａ及び閉鎖端１９３Ｂを有する第２のラグポケット１９３とを含む凹部１９１を有する雌型のブロックコネクタ１９０’を備え、第１のラグポケット及び第２のラグポケットは、第４の側壁に略平行に配置され、第１のラグポケットの開放端１９２Ａは、第２のラグポケットの開放端１９３Ａに対向し、雌型ブロックコネクタを含む側壁１０４が管スロットの第１のスロット端部１５１Ａを含むため、雌型ブロックコネクタは中央窪みはない。

[0034]図２Ａ～図２Ｆは、配管保持器２００の実施形態を示しており、配管保持器２００の図示の実施形態は、図１Ａ～図１Ｆに示されている配管保持器１００の実施形態といくつかの類似点を有する。図１Ａ～図１Ｆに示されている配管保持器１００の実施形態は、別個の側壁に別々に関連付けられた雄型ブロックコネクタ及び雌型ブロックコネクタを有するが、図２Ａ～図２Ｆに示されている配管保持器２００の実施形態は、同じ側壁に関連付けられた雄型ブロックコネクタ及び雌型ブロックコネクタの両方を有し、好ましくは、少なくとも２つの側壁はそれぞれ、少なくとも１つの雄型ブロックコネクタ及び少なくとも１つの雌型ブロックコネクタを有する。

[0035]図２Ａ～図２Ｆは、第１の側壁２０１、第２の側壁２０２、第３の側壁２０３、第４の側壁２０４、上壁２０５及び下壁２０６と、４つの隅部２９９Ａ、２９９Ｂ、２９９Ｃ及び２９９Ｄとを含むブロック２７５を備える配管保持器２００の実施形態を示しており、側壁は互いに接続されている。この図示実施形態では、第４の側壁２０４は、第１のスロット端部２５１Ａ及び第２のスロット端部２５１Ｂを有する管スロット２５１’を備える第１の開口部２５１を含み、第１の開口部は、略環状形状を有する第２の開口部２５２と連通しており、第１の開口部及び第２の開口部は上壁及び下壁を貫通している。

[0036]配管保持器２００の少なくとも１つの側壁（好ましくは、少なくとも２つの側壁）は、（以下に述べられている雌型ブロックコネクタに加えて）第１の突出アーム２８１（この第１の突出アームに垂直な方向、かつ該側壁に略平行な方向を向いたラグ２８１Ｂを含む自由端２８１Ａを有する）と、第２の突出アーム２８２（この第２の突出アームに垂直な方向、かつ該側壁に略平行な方向を向いたラグ２８２Ｂを含む自由端２８２Ａを有する）とを備える雄型ブロックコネクタ２８０を具備し、第１の突出アームのラグ及び第２の突出アームのラグは互いに反対向きであり、雄型ブロックコネクタは、第１の突出アームと第２の突出アームとの間に突出舌片２８３をさらに備える。

[0037]図２Ａ～図２Ｆに示されている実施形態では、第１の側壁２０１、第２の側壁２０２、第３の側壁２０３及び第４の側壁２０４はそれぞれ、第１の突出アーム２８１（この第１の突出アームに垂直な方向、かつ対応の側壁に略平行な方向を向いたラグ２８１Ｂを含む自由端２８１Ａを有する）と、第２の突出アーム２８２（この第２の突出アームに垂直な方向、かつそれぞれの側壁に略平行な方向を向いたラグ２８２Ｂを含む自由端２８２Ａを有する）とを備える雄型ブロックコネクタ２８０を含み、第１の突出アームのラグ及び第２の突出アームのラグは互いに反対向きであり、雄型ブロックコネクタは、第１の突出アームと第２の突出アームとの間に突出舌片２８３をさらに備える。

[0038]配管保持器２００の少なくとも１つの側壁（好ましくは、少なくとも２つの側壁）は、（上述した雄型ブロックコネクタに加えて）開放端２９２Ａ及び閉鎖端２９２Ｂを有する第１のラグポケット２９２と、開放端２９３Ａ及び閉鎖端２９３Ｂを有する第２のラグポケット２９３とを備える凹部２９１を含む雌型ブロックコネクタ２９０を具備し、第１のラグポケット及び第２のラグポケットは、該側壁に略平行に配置され、第１のラグポケットの開放端２９２Ａは、第２のラグポケットの開放端２９３Ａに対向し、凹部は、第１のラグポケットと第２のラグポケットとの間に中央窪み２９４をさらに備える。

[0039]図示の実施形態では、少なくとも１つの雌型ブロックコネクタ２９０’は、開放端２９２Ａ及び閉鎖端２９２Ｂを有する第１のラグポケット２９２を備える凹部２９１を具備し、第１のラグポケットは、該側壁に略平行に配置され、凹部は、第１のラグポケットの近くに中央窪み２９４をさらに備える。しかしながら、雌型ブロックコネクタ２９０’を含む側壁が管スロットにおける第１のスロット端部１５１Ａを含むため、図示の雌型ブロックコネクタ２９０’はラグポケットを１つ欠く。

[0040]図２Ａ～図２Ｆに示されている実施形態では、第１の側壁２０１、第２の側壁２０２及び第３の側壁２０３はそれぞれ、開放端２９２Ａ及び閉鎖端２９２Ｂを有する第１のラグポケット２９２と、開放端２９３Ａ及び閉鎖端２９３Ｂを有する第２のラグポケット２９３とを備える凹部２９１を具備する雌型ブロックコネクタ２９０を含み、第１のラグポケット及び第２のラグポケットは、それぞれ対応の側壁に略平行に配置され、第１のラグポケットの開放端２９２Ａは、第２のラグポケットの開放端２９３Ａに対向し、凹部は、第１のラグポケットと第２のラグポケットとの間に中央窪み２９４をさらに備える。図２Ａ～図２Ｆに示されている実施形態では、第４の側壁２０４は、開放端２９２Ａ及び閉鎖端２９２Ｂを有する第１のラグポケット２９２（該側壁に略平行に配置されている）と、第１のラグポケットの近くの中央窪み２９４とを備える凹部２９１を含む雌型ブロックコネクタ２９０’を具備し、雌型ブロックコネクタ２９０’を含む側壁が管スロットの第１のスロット端部２５１Ａを含むため、雌型ブロックコネクタ２９０’は、ラグポケットを１つ欠く。

[0041]配管は、配管を管スロットに通し、略環状形状を有する第２の開口部に入れることによって、配管保持器に挿入される。配管は、スロットを通過するときに押し潰され、第２の開口部に配置されるとその通常の直径に膨らむ。必要に応じて、第２の配管保持器の雄型ブロックコネクタの突出舌片が第１の配管保持器の管スロットの第１の端部に嵌め込まれるように配管保持器と第２の配管保持器とを連結することによって、管スロットの第１の端部は閉じられ得る（例えば、図６を参照）。しかしながら、配管は、第２の開口部内ではその通常の直径に膨らむため、管スロットの第１の端部が閉じられなくても、力が加わらなければ、配管が配管保持器から外れることはない。

[0042]通常、複数の配管保持器が一度に利用され、したがって、配管保持器セットが提供される。配管保持器は、通常、雄型ブロックコネクタが、対応する雌型ブロックコネクタと係合され連結されるように、互いにスライドされ、押し込まれ、及び／又はスナップ留めされ得る。

[0043]配管保持器セットは、図１Ａ～図１Ｆに示されている配管保持器の２つ以上の実施形態、図２Ａ～図２Ｆに示されている配管保持器の２つ以上の実施形態、並びに／又は図１Ａ～図１Ｆに示されている配管保持器の少なくとも１つの実施形態及び図２Ａ～図２Ｆに示されている配管保持器の少なくとも１つの実施形態を備え得る。

[0044]例示的に、図３Ａ及び図３Ｂは、配管保持器セットの様々な実施形態を示している。例えば、図３Ａは、配管保持器セット３００（互いに連結された２つの配管保持器１００を含む）のいくつかの実施形態を示しており、図３Ｂは、配管保持器セット３００’（互いに連結された２つの配管保持器２００を含む）のいくつかの実施形態を示しており、２つ以上の配管保持器は、様々な構成、例えば、２つの配管保持器１００（１００Ａ及び１００Ｂ）、又は２つの配管保持器２００（２００Ａ及び２００Ｂ）、又は３つの配管保持器、又は４つの配管保持器で連結される。

[0045]連結に関しては、図３Ａ、図３Ｂ及び図５に示されているように、配管保持器の雄型ブロックコネクタの第１の突出アーム及び第２の突出アームのラグが、配管保持器の雌型ブロックコネクタ及び取付バー（取付バーは以下で説明する。図５も参照）の雌型ブロックコネクタの第１のラグポケット及び第２のラグポケットに係合され（例えば、ぴったりと嵌まり）、配管保持器の雄型ブロックコネクタの突出舌片は、配管保持器及び取付バーの雌型ブロックコネクタの中央窪みに嵌め込まれる。連結時、配管保持器は、Ｚ軸において互いに対してスライドされてもよいし、Ｘ軸において、突出アームが撓むようにして互いに押し込まれてもよい／スナップ留めされてもよい。隅部１９９Ａ～１９９Ｄ及び／若しくは２９９Ａ～２９９Ｄの外面並びに／又は取付バーの前壁４０１間の接触は、配管保持器間の連結を維持するのを助ける。配管保持器は、Ｚ軸においてスライドさせることによって切り離され得る。

[0046]いくつかの構成では、配管保持器の雄型ブロックコネクタの突出舌片の一部は、管スロットの第１の端部に嵌め込まれ（例えば、図３Ａの配管保持器１００Ｂと配管保持器２００Ａとの連結及び図５の配管保持器１００Ａと配管保持器１００Ｂとの連結を参照）、配管は、図６に示されているように、配管保持器の部分によって完全に囲まれ得る。

[0047]通常、配管保持器及び配管保持器セットは、取付バーと共に利用される。

[0048]図４Ａ～図４Ｅは、前壁４０１、後壁４０３、上壁４０５、及び下壁４０６を有する取付バー４００の実施形態の様々な図を示しており、１つ以上の配管保持器及び／又は配管保持器セットは、取付バーと連結され得る。参照のために図４Ａ及び図４Ｂに示されている実施形態を使用すると、図示の取付バーは、２つ以上の雌型ブロックコネクタ４９０を有する前壁４０１を含み、各雌型ブロックコネクタ４９０は、開放端４９２Ａ及び閉鎖端４９２Ｂを有する第１のラグポケット４９２と、開放端４９３Ａ及び閉鎖端４９３Ｂを有する第２のラグポケット４９３とを有する凹部４９１を備え、第１のラグポケット及び第２のラグポケットは、前壁に略平行に配置され、凹部は、第１のラグポケットと第２のラグポケットとの間に中央窪み４９４をさらに備える。

[0049]上で指摘したように、本発明の実施形態は、種々のバイオプロセッシングシステムと共に使用され得る。通常、配管保持器及び配管保持器セットは、連結されている配管保持器／配管保持器セットとの接続の前又は後にバイオプロセッシングシステムに取り付けられるように構成され得る取付バーと共に利用される。例えば、取付バーは、突出ピン又はねじに吊り下げることを可能にするための１つ以上の切欠き、又は取付けを可能にするためのフランジを含み得る。図４Ａ～図４Ｅに示されている実施形態は、２つの取付フランジ４１０を含み、２つの取付フランジ４１０はそれぞれ、２つの取付穴４２０を含む。取付バーは、（例えば、図６に示されているように）水平方向に、垂直方向に、又は斜めに、例えばハードウェア、フレーム構成要素、及び／又はスキッド（ｓｋｉｄ）間の隙間に埋設された単独の「パイロン」（例えば、垂直スタンド）に取り付けられ得る。

[0050]本発明の別の実施形態によれば、取付バーと、少なくとも１つの配管保持器及び／又は配管保持器セットとを備える配管管理システムが提供される。

[0051]例えば、図５は、取付バー４００と、これに連結された複数の配管保持器とを備える配管管理システム５００の実施形態を示しており、複数の配管保持器は、（追加の配管保持器１００（１００Ｃ）を伴う、図３Ａに示されているものと同様の）配管保持器セット３００として提供されている。

[0052]図６は、バイオプロセッシングシステムに取り付けられた、図５に示されている配管管理システム５００の実施形態を有するバイオプロセッシングシステム１０００を示しており、異なるサイズの第２の開口部を有する配管保持器に保持された異なる外径の配管も示している。

[0053]本発明に従って配管を保持する方法の実施形態によれば、配管保持器及び／若しくは配管保持器セットの実施形態が相互接続され、並びに／又は配管管理システムの実施形態が組み立てられ、その後、配管が、連結されている配管保持器及び／若しくは配管保持器セットに配置され得るか、又は配管が、互いに及び／若しくは取付バーとすでに相互接続された連結されている配管保持器に配置され得る。

[0054]本明細書で引用されている刊行物、特許出願及び特許を含むすべての参考文献は、各参考文献が参照により組み込まれることが個別にかつ具体的に示され、その全体が本明細書に記載される場合と同程度に、参照により本明細書に組み込まれる。

[0055]本発明を説明する文脈（特に以下の特許請求の範囲の文脈）における「ある（ａ）」及び「ある（ａｎ）」及び「その（ｔｈｅ）」及び「少なくとも１つ」という用語及び同様の指示語の使用は、本明細書に別段の記載がない限り、又は文脈によって明確に矛盾しない限り、単数及び複数の両方を包含すると解釈されるべきである。１つ以上の項目のリストが後に続く「少なくとも１つ」という用語の使用（例えば、「Ａ及びＢの少なくとも１つ（ａｔ ｌｅａｓｔ ｏｎｅ ｏｆ Ａ ａｎｄ Ｂ）」）は、本明細書に別段の記載がない限り、又は文脈によって明確に矛盾しない限り、リストされた項目から選択される１つの項目（Ａ若しくはＢ）又はリストされた項目のうちの２つ以上の任意の組み合わせ（Ａ及びＢ）を意味すると解釈されるべきである。「備える（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ）」、「有する（ｈａｖｉｎｇ）」、「含む（ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ）」、及び「含む（ｃｏｎｔａｉｎｉｎｇ）」という用語は、特に明記しない限り、制限のない用語（すなわち、「含むが、これに限定されない」を意味する）として解釈されるべきである。本明細書における値の範囲の記載は、本明細書に別段の記載がない限り、範囲内にある個々の値に個別に言及することの簡略化した方法として機能することを単に意図しており、個々の値は、それが本明細書に個別に記載されているかのように本明細書に組み込まれる。本明細書に記載されているすべての方法は、本明細書に別段の記載がない限り、又は文脈によって明確に矛盾しない限り、任意の適切な順序で実行され得る。本明細書で提供されるありとあらゆる例、又は例示の言葉（例えば、「など」）の使用は、単に本発明をよりよく明らかにすることを意図しており、別段の主張がない限り、本発明の範囲を限定するものではない。本明細書のいかなる言葉も、特許請求されていない要素を本発明の実施に不可欠なものとして示していると解釈されるべきではない。

[0056]本発明の好ましい実施形態が、本発明者らに知られている、本発明を実施するための最良態様を含めて、本明細書に記載されている。これらの好ましい実施形態の変形例、前述の説明を解読することで、当業者に明らかになり得る。本発明者らは、当業者がこのような変形例を適切に使用すると予期しており、本発明者らは、本発明が本明細書に具体的に記載されているのと異なる方法で実施され得ることを意図している。したがって、本発明は、適用可能な法によって許可されるように、本明細書に添付された特許請求の範囲に記載された主題のあらゆる修正例及び均等例を含む。さらに、その可能なあらゆる変形例における上記の要素の任意の組み合わせは、本明細書に別段の記載がない限り、又は文脈によって明確に矛盾しない限り、本発明に含まれる。

１００…配管保持器、１００Ａ…配管保持器、１００Ｂ…配管保持器、１００Ｃ…配管保持器、１０１…第１の側壁、１０２…第２の側壁、１０３…第３の側壁、１０４…第４の側壁、１０５…上壁、１０６…下壁、１５１…第１の開口部、１５１’…管スロット、１５１Ａ…第１のスロット端部、１５１Ｂ…第２のスロット端部、１５２…第２の開口部、１７５…ブロック、１８０…雄型ブロックコネクタ、１８１…第１の突出アーム、１８１Ａ…自由端、１８１Ｂ…ラグ、１８２…第２の突出アーム、１８２Ａ…自由端、１８２Ｂ…ラグ、１８３…突出舌片、１９０…雌型ブロックコネクタ、１９０’…雌型ブロックコネクタ、１９１…凹部、１９２…第１のラグポケット、１９２Ａ…開放端、１９２Ｂ…閉鎖端、１９３…第２のラグポケット、１９３Ａ…開放端、１９３Ｂ…閉鎖端、１９４…中央窪み、１９９Ａ…隅部、１９９Ｂ…隅部、１９９Ｃ…隅部、１９９Ｄ…隅部、２００…配管保持器、２００Ａ…配管保持器、２００Ｂ…配管保持器、２０１…第１の側壁、２０２…第２の側壁、２０３…第３の側壁、２０４…第４の側壁、２０５…上壁、２０６…下壁、２５１…第１の開口部、２５１’…管スロット、２５１Ａ…第１のスロット端部、２５１Ｂ…第２のスロット端部、２５２…第２の開口部、２７５…ブロック、２８０…雄型ブロックコネクタ、２８１…第１の突出アーム、２８１Ａ…自由端、２８１Ｂ…ラグ、２８２…第２の突出アーム、２８２Ａ…自由端、２８２Ｂ…ラグ、２８３…突出舌片、２９０…雌型ブロックコネクタ、２９０’…雌型ブロックコネクタ、２９１…凹部、２９２…第１のラグポケット、２９２Ａ…開放端、２９２Ｂ…閉鎖端、２９３…第２のラグポケット、２９３Ａ…開放端、２９３Ｂ…閉鎖端、２９４…中央窪み、２９９Ａ…隅部、２９９Ｂ…隅部、２９９Ｃ…隅部、２９９Ｄ…隅部、３００…配管保持器セット、３００’…配管保持器セット、４００…取付バー、４０１…前壁、４０３…後壁、４０５…上壁、４０６…下壁、４１０…取付フランジ、４２０…取付穴、４９０…雌型ブロックコネクタ、４９１…凹部、４９２…第１のラグポケット、４９２Ａ…開放端、４９２Ｂ…閉鎖端、４９３…第２のラグポケット、４９３Ａ…開放端、４９３Ｂ…閉鎖端、４９４…中央窪み、５００…配管管理システム、１０００…バイオプロセッシングシステム

Claims (8)

1. 上壁と、
   下壁と、
   第１の側壁と、
   第２の側壁と、
   第３の側壁と、
   第４の側壁と、
   第１のスロット端部及び第２のスロット端部を有する管スロットを備える第１の開口部と、
   略環状形状を有する第２の開口部であって、前記第１の開口部が前記第２の開口部と連通しており、前記第１の開口部及び前記第２の開口部が、前記上壁及び前記下壁を通っている、第２の開口部と
   を備えるブロックを具備する配管保持器であって、
   少なくとも前記第１の側壁及び前記第２の側壁がそれぞれ、雄型ブロックコネクタ及び／又は雌型ブロックコネクタを備え、
   前記雄型ブロックコネクタが、第１の突出アームと、第２の突出アームとを備え、前記第１の突出アームが、該第１の突出アームに垂直な方向、かつ前記側壁に略平行な方向を向いたラグを含む自由端を有し、前記第２の突出アームが、該第２の突出アームに垂直な方向、かつ前記側壁に略平行な方向を向いたラグを含む自由端を有し、前記第１の突出アームの前記ラグ及び前記第２の突出アームの前記ラグが互いに反対向きであり、前記雄型ブロックコネクタが、前記第１の突出アームと前記第２の突出アームとの間に突出舌片をさらに備え、
   前記雌型ブロックコネクタが、開放端及び閉鎖端を有する第１のラグポケットと、開放端及び閉鎖端を有する第２のラグポケットとを含む凹部を備え、前記第１のラグポケット及び前記第２のラグポケットが、前記側壁に略平行に配置されており、前記第１のラグポケットの前記開放端が、前記第２のラグポケットの前記開放端に対向しており、前記凹部が、前記第１のラグポケットと前記第２のラグポケットとの間に中央窪みをさらに備え、
   前記第３の側壁又は前記第４の側壁が、前記管スロットの前記第１のスロット端部を含む配管保持器。
2. 前記第１の側壁及び前記第２の側壁がそれぞれ、前記雄型ブロックコネクタ及び前記雌型ブロックコネクタを含む、請求項１に記載の配管保持器。
3. 請求項１及び／又は請求項２に記載の少なくとも２つの配管保持器を備える配管保持器セット。
4. 請求項１又は２に記載の少なくとも１つの配管保持器、及び／又は請求項３に記載の少なくとも１つの配管保持器セットと、
   前記少なくとも１つの配管保持器用及び／又は前記少なくとも１つの配管保持器セット用の取付バーと
   を具備する配管管理システムであって、
   前記取付バーが、前壁及び少なくとも２つの雌型ブロックコネクタを備え、前記雌型ブロックコネクタのそれぞれが、開放端及び閉鎖端を有する第１のラグポケットと、開放端及び閉鎖端を有する第２のラグポケットとを含む凹部を備え、前記第１のラグポケット及び前記第２のラグポケットが、前記前壁に略平行に配置されており、前記第１のラグポケットの前記開放端が、前記第２のラグポケットの前記開放端に対向しており、前記凹部が、前記第１のラグポケットと前記第２のラグポケットとの間に中央窪みをさらに備える、配管管理システム。
5. 前記取付バーが、バイオプロセッシングシステムに取り付けるためのフランジを含む、請求項４に記載の配管管理システム。
6. 配管保持器を組み立てる方法であって、
   ・上壁と、下壁と、第１の側壁と、第２の側壁と、第３の側壁と、第４の側壁と、第１のスロット端部及び第２のスロット端部を有する管スロットを備える第１の開口部と、略環状形状を有する第２の開口部であって、前記第１の開口部が、前記第２の開口部と連通しており、前記第１の開口部及び前記第２の開口部が、前記上壁及び前記下壁を通っている第２の開口部とを含む第１の配管保持器であって、
   前記第１の配管保持器が少なくとも１つの雄型ブロックコネクタを備え、前記雄型ブロックコネクタが、第１の突出アームであって、該第１の突出アームに垂直な方向、かつ前記側壁に略平行な方向を向いたラグを含む自由端を有する第１の突出アームと、第２の突出アームであって、該第２の突出アームに垂直な方向、かつ前記側壁に略平行な方向を向いたラグを含む自由端を有する第２の突出アームとを備え、前記第１の突出アームの前記ラグ及び前記第２の突出アームの前記ラグが互いに反対向きであり、前記雄型ブロックコネクタが、前記第１の突出アームと前記第２の突出アームとの間に突出舌片をさらに備える、第１の配管保持器を、
   ・上壁と、下壁と、第１の側壁と、第２の側壁と、第３の側壁と、第４の側壁と、第１のスロット端部及び第２のスロット端部を有する管スロットを備える第１の開口部と、略環状形状を有する第２の開口部であって、前記第１の開口部が前記第２の開口部と連通しており、前記第１の開口部及び前記第２の開口部が前記上壁及び前記下壁を通っている、第２の開口部とを含む第２の配管保持器であって、
   前記第２の配管保持器が少なくとも１つの雌型ブロックコネクタを備え、前記雌型ブロックコネクタが、開放端及び閉鎖端を有する第１のラグポケットと、開放端及び閉鎖端を有する第２のラグポケットとを含む凹部を備え、前記第１のラグポケット及び前記第２のラグポケットが、前記側壁に略平行に配置されており、前記第１のラグポケットの前記開放端が、前記第２のラグポケットの前記開放端に対向しており、前記凹部が、前記第１のラグポケットと前記第２のラグポケットとの間に中央窪みをさらに備え、前記第３の側壁又は前記第４の側壁が、前記管スロットの前記第１のスロット端部を含む、第２の配管保持器に、
   前記第１の配管保持器の前記少なくとも１つの雄型ブロックコネクタの前記第１の突出アーム及び前記第２の突出アームの前記ラグが、前記第２の配管保持器の前記少なくとも１つの雌型ブロックコネクタの前記第１のラグポケット及び前記第２のラグポケットに係合されるように、連結することを含む、方法。
7. 第１の配管を前記管スロットに通して、前記第１の配管保持器の前記第２の開口部に挿入することをさらに含む、請求項６に記載の方法。
8. 第２の配管を前記管スロットに通して、前記第２の配管保持器の前記第２の開口部に挿入することをさらに含む、請求項７に記載の方法。

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