JP7050722B2 - Stud holder - Google Patents
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Description
本発明は、パネル等の被取付面に固定される保持具のうち、特に取付部がスタッドを挿入する挿入孔と該挿入孔に対応して設けられた係止片を有し、係止片の先端爪をスタッドのねじ或いは周回溝に係合し固定されるスタッド用保持具に関する。 The present invention has an insertion hole for inserting a stud and a locking piece provided corresponding to the insertion hole among the holders fixed to the mounting surface such as a panel. The present invention relates to a holder for a stud that is fixed by engaging the tip claw of the stud with a screw or a circumferential groove of the stud.
図8は特許文献1に開示のスタッド用保持具(連結具)を示し、(a)は保持具の全体構成を示す断面図、(b)は保持具をスタッドに係合し固定した状態で示す要部断面図である。同図の保持具は、パネル18に立設されたスタッド4に固定する取付部(連結具本体)2及び配管等を握り部16内に弾性的に拘束して支持する保持部3からなる。取付部2は、スタッド4を取付面側より挿入する挿入孔5と、挿入孔5に対応して設けられた係止片6~9を有している。各係止片6~9は、挿入孔5を区画している周壁に溝(スリット)10~12を設けることで区画されていると共に、先端爪を有している。溝10と溝12は所定間隔を保った平行縦溝であり、溝11は傾斜溝である。上側の係止片6,8同士、下側の係止片7,9同士は、それぞれほぼ対向しているものの高さないしは先端がスタット4のねじリード角に対応して若干ずれており、各先端爪がスタッド4のねじの谷にそれぞれ係合されるようになっている。
8A and 8B show a stud holder (connector) disclosed in
上記文献1の保持具は、各係止片(の先端爪)がスタッドのねじのリード角と同じ角度に傾斜形成されることで、スタッドに対する押し込み時においてスタッド表面の塗膜を係止片の先端爪で傷つける虞をスタッドへの固着力を維持しながら解消できると記載されている。ところが、このような保持具では、例えば、スタッドに対する固定状態で抜去力が取付部に負荷される際、先端爪がスタッドのねじに点当たりになり、先端爪が欠けたり破損し易くなる。それに伴って、スタッドに対する設計保持力を維持できず、保持力の低下、更にはスタッドから外れる虞もあった。また、メンテナンス等でスタッドから外すとき等にも係止片の先端爪が欠けて、再びスタッドに係合固定したときに保持力が低下する虞もあった。このような虞は、係止片の先端爪が取付部の挿入孔内に位置しているため外から見えないという事情も加わり、スタッドに対する保持力の低下、更には不用意な外れに発展して安全性を損ねる要因ともなる。
In the holder of
そこで、本発明の目的は、以上のような問題を解消して、例えば、スタッドに対する固定状態で取付部に抜去力が加わっても係止片ないしはその先端爪の欠けや破損の虞をなくし、スタッドに対する設計保持力を安定維持できるようにすることにある。他の目的は以下の内容説明の中で明らかにする。 Therefore, an object of the present invention is to solve the above problems, for example, to eliminate the risk of the locking piece or its tip claw being chipped or damaged even if a pulling force is applied to the mounting portion in a fixed state with respect to the stud. The purpose is to be able to stably maintain the design holding force for the stud. Other purposes will be clarified in the following description.
上記目的を達成するため請求項1の本発明は、図面を参照して特定すると、取付部が挿入孔と該挿入孔を区画している周壁に設けた係止片を有し、被取付面に立設されてねじ或いは周回溝を有したスタッドに対し前記挿入孔にスタッドを挿入し、前記係止片の先端爪を前記ねじ或いは周回溝に係合し固定するスタッド用保持具であって、前記係止片は、先端爪が前記ねじ或いは周回溝に係合した状態で、前記スタッドから抜ける方向の所定大の抜去力が加わった際、前記ねじ或いは周回溝に沿って幅方向に撓むようにする撓み構造を有していることを特徴としている。
In order to achieve the above object, the present invention of
以上の本発明において、『撓み構造』は、図7に例示したごとく欠肉部等のスリット又はそれに類似の構成であり、係止片の幅寸法を部分的に狭くすることで取付部に同図(b)のごとく矢印方向の抜去力が加わった際、係止片がその抜去力を緩和吸収する方向に弾性変位するよう機能する。また、『幅方向に撓む』とは、係止片が厚さ方向(径方向)以外の方向へ撓むことである。具体的には、係止片が螺旋方向、スタッド根本方向ないしは斜め方向に撓むことも含む広義な意味で使用している。 In the above-mentioned invention, the "flexible structure" has a structure similar to or a slit of a missing portion or the like as illustrated in FIG. 7, and is the same as the mounting portion by partially narrowing the width dimension of the locking piece. When the pulling force in the direction of the arrow is applied as shown in FIG. (B), the locking piece functions to elastically displace in the direction of relaxing and absorbing the pulling force. Further, "bending in the width direction" means that the locking piece bends in a direction other than the thickness direction (diameter direction). Specifically, it is used in a broad sense including that the locking piece bends in the spiral direction, the stud root direction, or the diagonal direction.
以上の本発明は、以下の従属項のように具体化されることがより好ましい。すなわち、
(1)、前記撓み構造は前記係止片の側部に設けられたスリットの構成である(請求項2)。ここで、『スリット』は、係止片が厚さ方向(径方向)以外の方向へ撓むようにするもので、係止片の先端幅より根本側の幅を狭くした形状であればよい。具体的には、形態例の切欠形状に限られず、例えば三角形スリットや溝として係止片の側部の片側を底辺とし、三角の頂部を他方の片側に配した切欠形状、側部の片側に開口した幅方向に延びた長方形や円柱の切欠形状なども含まれる。
(2)、前記スリットは前記係止片の根本部に設けられている構成である(請求項3)。
この根本部は係止片の基端付近の意味である。
It is more preferable that the above invention is embodied as the following dependent terms. That is,
(1) The bending structure is a structure of a slit provided on a side portion of the locking piece (claim 2). Here, the "slit" is such that the locking piece bends in a direction other than the thickness direction (diameter direction), and may have a shape in which the width on the root side is narrower than the tip width of the locking piece. Specifically, it is not limited to the notch shape of the morphological example, for example, as a triangular slit or a groove, one side of the locking piece is the base, and the top of the triangle is arranged on the other side. It also includes notches such as rectangles and cylinders that extend in the width direction of the opening.
(2) The slit is provided at the root of the locking piece (claim 3).
This root portion means near the base end of the locking piece.
(3)、前記スリットは前記係止片の根本部の片側に設けられている構成である(請求項4)。この根本部の片側とは係止片の板幅の片側という意味である。但し、スリット構成としては、形態例のごとく係止片の板幅の片側に主となる大きな切欠形状を付設し、もう一方の片側にそれよりも小さな切欠形状を付設する構成を含む。
(4)、前記取付部は、前記挿入孔を区画している周壁に設けられて前記係止片が幅方向に過度に撓まないように規制するストッパ部を有している構成である(請求項5)。このストッパ部は、係止片の先端側部と当たって係止片の撓み量、つまり弾性変位を規制する箇所である。
(3) The slit is provided on one side of the root portion of the locking piece (claim 4). One side of this root portion means one side of the plate width of the locking piece. However, the slit configuration includes a configuration in which a main large notch shape is attached to one side of the plate width of the locking piece and a smaller notch shape is attached to the other side as in the embodiment.
(4) The mounting portion is configured to have a stopper portion provided on the peripheral wall partitioning the insertion hole to prevent the locking piece from being excessively bent in the width direction (4). Claim 5). This stopper portion comes into contact with the tip end side portion of the locking piece and regulates the amount of bending of the locking piece, that is, the elastic displacement.
請求項1の発明では、図7を参照すると、係止片の先端爪がスタッドのねじ或いは周回溝に係合した状態で、同(b)のごとくスタッドから抜ける矢印方向の所定大の抜去力が加わった際、係止片が撓み構造(例えば、欠肉部等のスリット)によりねじ或いは周回溝に沿って幅方向に撓んで応力を吸収したり緩和する。この結果、係止片の先端爪は、抜去力で欠けたり破損することなく常にねじ或いは周回溝に密着し係合状態を保つ。このように先端爪が撓み構造により欠けたり破損することなく持ちこたえるため、設計保持力ないしは初期保持力を安定維持でき、引いては不用意な外れの虞を解消できる。また、この種の保持具は、樹脂製として作成されるが、その樹脂の素材選択の幅ないしは自由度が拡がるという利点も有している。
In the invention of
請求項2の発明では、撓み構造として係止片の側部に設けられたスリットにすると簡易であり、実施容易となる。
In the invention of
請求項3の発明では、係止片が係止片の根本部のスリットを支点として幅方向により撓み易くなり、抜去力の負荷を吸収したり緩和し易くなる。 According to the third aspect of the present invention, the locking piece is more likely to bend in the width direction with the slit at the base of the locking piece as a fulcrum, and it is easier to absorb or relax the load of the pulling force.
請求項4の発明では、スリットが係止片の根本部の片側に設けられているため、係止片の撓み方向が定たまり、抜去力の負荷をより良好に吸収したり緩和し易くなる。
In the invention of
請求項5の発明では、係止片がストッパ部に当たって撓み量を規制されることで、係止片やその先端爪の欠けや破損を防止できる。 According to the fifth aspect of the present invention, the locking piece hits the stopper portion to regulate the amount of bending, so that the locking piece and its tip claw can be prevented from being chipped or damaged.
以下、本発明の形態例を図面を参照しながら説明する。この説明では、保持具の構造を詳述した後、要部の作動を明らかにする。 Hereinafter, examples of the embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In this description, after detailing the structure of the holder, the operation of the main part will be clarified.
(構造)形態例のスタッド用保持具1は、樹脂の射出成形品であり、図1~図7に示されるごとくパネル8に立設されたスタッド9に固定する取付部2と、配管5~7等を拘束支持する保持部3からなる。ここで、スタッド9は、頭部9a及びねじ部9bからなり、頭部9aがパネル8に対し溶接等で接合されて一体化される。取付部2は、挿入孔20と該挿入孔20を区画している周壁19,19aに設けられた係止片23~26を有し、パネル8に立設されたスタッド9に対し挿入孔20にねじ9bを挿入し、係止片23~26の先端爪23a~26aをねじ或いは周回溝であるねじの谷9cに係合し固定する。保持部3は、配管5~7等を受入部3A~3C(3)で受け止めると共に、弾性抜止片34,35にて拘束する構成である。これらの基本構成は従来と同じか類似している。主な工夫点は、係止片23~26の先端爪23a~26aがねじの谷9cに係合、つまり保持具1がパネル8の取付面に対しスタッド9と係止片23~26との係合を介して固定された状態において、スタッド9から抜ける方向の所定大の抜去力Fが加わった際、係止片23~26がねじの谷9cに沿って幅方向に弾性変位を伴って撓むようにする撓み構造4を有している。以下、各部の細部構成について明らかにする。
(Structure) The
保持具1は、図2~図4に示されるごとくパネル8に重ねられるべース部10に対し両側の縦壁部11,15と、取付部2に対応した縦壁部12,13と、縦壁部15及び縦壁部13の間に配された縦壁部14とを立設している。ベース部10の下面(パネル8に重ねられる取付面)には、スタッドの頭部9aに対応した凹所10aが設けられている。この凹所10aは、取付部2の挿入孔20を中心とした矩形状であり、パネル8に立設されたスタッドのねじ部9bを挿入孔20に挿入すると、スタッドの矩形状の頭部9aと回転不能に嵌合する。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
保持部3は、図2及び図3に示されるごとく縦壁部11と縦壁部12の間に設けられて配管5等を受け止める受入部3A、縦壁部13と縦壁部14の間に設けられて配管6等を受け止める受入部3B、縦壁部14と縦壁部15の間に設けられて配管7等を受け止める受入部3Cから構成されている。このうち、受入部3Aは、縦壁部11,12同士の間にあって縦壁部12側の弾性受片30と縦壁部11側の弾性受片31などで区画されると共に、受け止めた配管5を縦壁部11の頂部から斜め下向き突出された弾性抜止片34により拘束可能となっている。受入部3Bは、縦壁部13,14同士の間に立設された短い縦壁16、縦壁部13側の弾性受片30、縦壁部14側の弾性受片30などで区画されると共に、受け止めた配管6を縦壁部13,14の各頂部から斜め下向き突出された弾性抜止片34,35により拘束可能となっている。受入部3Cは、縦壁部14,15同士の間に立設された短い縦壁17、縦壁部14側の弾性受片30、縦壁部15側の弾性受片30などで区画されると共に、受け止めた配管7を縦壁部14,15の各頂部から斜め下向き突出された弾性抜止片34,35により拘束可能となっている。なお、保持部3としては、受入部3を三つ設けた例を挙げたが、受入部3の数は用途に応じて設計され、色々な展開形状を含むものである。
As shown in FIGS. 2 and 3, the holding
これに対し、取付部2は、図4~図6に示されるごとく挿通孔20と、挿通孔20の前後に対向配置された上側の係止片23,24及び下側の係止片25,26とを有している。このうち、挿通孔20は、左右面が縦壁部12,13の対応部を上下に円筒状に貫通し、前後が上側の周壁18、中間の周壁19、下側の周壁19aで部分的に閉じられている。そして、上側の係止片23,24は、基端が各周壁19に接合した状態で対向して立設され、先端爪23a,24aが挿通孔20の内側に少し突出されている。下側の係止片25,26は、基端が各周壁19aに接合した状態で対向して立設され、先端爪25a,26aが挿通孔20の内側に少し突出されている。また、係止片23~26は、両側及び上側が略コ形状の空間Sで仕切られている。
On the other hand, as shown in FIGS. 4 to 6, the mounting
なお、各空間Sにおいて、図6(a)の符号S1は、係止片23,24が後述するスリット23b,24a等の撓み構造4により撓んだときに過剰に撓まないように規制する縦壁部12側のストッパ部である。同じく、図5(a)の符号S1も、係止片24,26がスリット24b,26a等の撓み構造4により撓んだときに過剰に撓まないように規制する縦壁部13側のストッパ部である。
In each space S, the reference numeral S1 in FIG. 6A regulates the locking
また、係止片23,24及び係止片25,26は、図5及び図6から明らかなごとく傾斜状態に設けられており、基端が挿入孔20より外側に位置し、先端爪23a~26aだけ挿入孔20内に突出している。係止片23,24と係止片25,26は、その対向する先端爪23a,24a同士と、先端爪25a,26a同士の間の寸法がスタッド9のねじ山の最大外径寸法よりも小さく、ねじの谷9cに対し先端爪23a,24aと先端爪25a,26aとが前後から係脱可能となっている。
Further, the locking
また、各係止片23~26には、基端ないしは根本部の一部を切り欠いて幅方向に揺動可能にするスリット23b~26bと、スリット23b~26bよりも小さく欠肉した切欠部23c~26cとが設けられている。スリット23b~26bは、本発明の撓み構造4を構成している。切欠部23c~26cは、スリット23b~26bによる撓み構造4の作動を助けるものであるが、省略しても差し支えない。また、係止片23と係止片24は略対向しているが、係止片23のスリット23bと係止片24のスリット24b、係止片25のスリット25bと係止片26のスリット26bは係止片の異なる側、つまり一方が右側、他方が左側に設けられている。
Further, each of the locking
以上の係止片23~26は、図7の基本図に示したごとく挿通孔20を区画している周壁の前後壁部分に対し、略コ形の区画溝21,22を上下二段に設け、かつ、先端爪23a~26aが挿入孔20に若干突出してねじの谷9cに係脱可能となる構成である。すなわち、図7の取付部2は、図1~図6に比べ周壁形状だけが異なっており、それ以外は同じ。
As shown in the basic diagram of FIG. 7, the
(作動)次に、スタッドに対する保持具の固定及び保持具に抜去力が加わったときの作動について図7を参照して明らかにする。
(ア)以上の保持具1は、用途例として、図1に例示したごとく車両において、各種の配管等を拘束したり保持する場合、複数を使用して配管等を複数箇所で保持したり拘束することが多い。通常は、車体パネル側にスタッド9が溶接等で予め固着される。作業者は、図3(a)のごとく保持具1を持ってスタッド9に挿入孔20を位置合わせし、その状態から保持具1をパネル8側に強く押し操作する。すると、保持具1は、ねじ部9bが挿入孔20に差し込まれる過程で、係止片25,26同士の間、続いて係止片23,24同士の間を各係止片23~26の弾性変位を伴って通過し、先端爪25a,26a、及び先端爪23a,24aがねじ部9bの対応するねじの谷9cと係合しスタッド9に装着される。この場合、この保持具1では、各係止片23~26が根本部に設けられた撓み構造4であるスリット23b~26bの存在により、拡径変位及び/又は幅方向へ変位し易くなっているため、挿入孔20に対するスタッド9の挿入力も低減され、それにより装着操作性を向上できる。
(Operation) Next, the fixing of the holder to the stud and the operation when the pulling force is applied to the holder will be clarified with reference to FIG. 7.
(A) As an example of the use of the above-mentioned
(イ)保持具1は、スタッド9に装着された状態で、図3(b)から推察されるごとく保持部3を構成している受入部3A~3Cに対して配管5~7を配置すると共に、抜止片34又は/及び抜止片35を介して不用意に抜け出ないよう拘束する。
(A) With the
(ウ)保持具1は、以上の使用状態において、受入部3A~3Cに拘束保持している配管5~7を介してスタッド9から外れる方向の負荷を受けることがある。この負荷に関し、従来のスタッド用保持具では、保持具に抜去されるような負荷が加わった際、強い応力が発生している係止片の先端爪が欠けたり破損して、最終的にスタッドから外れてしまうこともあった。これに対し、この保持具1では、各係止片23~26に撓み構造4としてスリット23b~26bを有しているため、抜去されるような負荷(抜去力F)が加わった際、先端爪23b~26bが図7(b)に示したごとくスリット側つまり幅方向へ傾き、それに伴ってねじ部2bの螺旋つまり対応するねじの谷2cに密接する。この結果、この撓み構造4では、先端爪23b~26bがねじの谷2cに密接することで、応力集中による先端爪の欠けや破損を回避できる。
(C) In the above-mentioned usage state, the
(オ)換言すると、この保持具1は、抜去力Fにより各係止片23~26が根本で座屈する直前、もしくは座屈するまで先端爪23b~26bが欠けたり破壊せず持ちこたえるため、従来品よりも抜去力を大きくでき、高い保持力が得られる。
(E) In other words, this
(カ)また、この取付部2では、挿入孔20を区画している周壁に設けられて係止片23~26が幅方向に過度に撓まないように規制するストッパ部21a,22aを有している。図6の場合は、空間Sを区画している面のうち、スリット23b~26b側にある面がストッパ部となる。これらのストッパ部は、係止片23~26の先端側部と当たって該係止片の撓み量、つまり弾性変位を規制するため過度の撓みに起因した破損などを回避できる。
(F) Further, the mounting
なお、本発明のスタッド用保持具は、以上の説明から分かるごとく請求項1で特定される構成を備えておればよく、細部は色々に変形したり展開可能なものである。その一例を挙げると、以上の形態例では前後の係止片を上下二段(合計4つの係止片)に設けたが、一段にしてもよい。また、保持部については、形態例に制約されることなく、文献1の構造、他の公知例の構造であっても差し支えないものである。
As can be seen from the above description, the holder for studs of the present invention may have the configuration specified in
1・・・・・・・スタッド用保持具
2・・・・・・・取付部(20は挿入孔)
3・・・・・・・保持部(3A~3Cは受入部)
4・・・・・・・撓み構造(23b~26bはスリット)
5~7・・・・・配管(長尺物)
8・・・・・・・パネル(被取付面)
9・・・・・・・スタッド(9aは頭部、9bはねじ部)
9c・・・・・・ねじの谷(ねじ或いは周回溝)
10・・・・・・ベース部
11~15・・・縦壁部
16,17・・・支持壁
18,19・・・周壁
19a・・・・・周壁
21,22・・・区画溝(21a、22aはストッパ部)
S・・・・・・・空間
S1・・・・・・ストッパ部
23・・・・・・係止片(23aは先端爪)
24・・・・・・係止片(24aは先端爪)
25・・・・・・係止片(25aは先端爪)
26・・・・・・係止片(26aは先端爪)
30,31・・・受片
32,33・・・抜止片
F・・・・・・・抜去力
1 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
3 ... Holding part (3A to 3C are receiving parts)
4 ... Flexible structure (23b-26b are slits)
5-7 ... Piping (long object)
8 ... Panel (attached surface)
9 ... Stud (9a is the head, 9b is the screw part)
9c ・ ・ ・ ・ ・ ・ Screw valley (screw or circumferential groove)
10 ...
S ・ ・ ・ ・ ・ ・ Space S1 ・ ・ ・ ・ ・ ・
24 ... Locking piece (24a is the tip claw)
25 ... Locking piece (25a is the tip claw)
26 ... Locking piece (26a is the tip claw)
30, 31 ... Receiving piece 32, 33 ... Removing piece F ...
Claims (5)
前記係止片は、先端爪が前記ねじ或いは周回溝に係合した状態で、前記スタッドから抜ける方向の所定大の抜去力が加わった際、前記ねじ或いは周回溝に沿って幅方向に撓むようにする撓み構造を有していることを特徴とするスタッド用保持具。 The mounting portion has an insertion hole and a locking piece provided on the peripheral wall separating the insertion hole, and the stud is inserted into the insertion hole into a stud standing on the surface to be mounted and having a screw or a circumferential groove. A stud holder that engages and fixes the tip claw of the locking piece to the screw or the circumferential groove.
The locking piece is bent in the width direction along the screw or the circumferential groove when a predetermined large pulling force in the direction of coming out of the stud is applied while the tip claw is engaged with the screw or the circumferential groove. A holder for studs, which is characterized by having a flexible structure.
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