JP7049282B2 - 情報処理システムおよび情報処理方法 - Google Patents

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本発明は、情報処理システムおよび情報処理方法に関する。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)において、第5世代(NR:Ne
w Radio)の通信システムの検討が行われている(非特許文献1参照)。このようなNRの検討には、第4世代よりも高い周波数帯を含むビームマネージメント・レポーティングに関する仕様が策定されている(非特許文献2、3参照)。第4世代よりも高い周波数帯のビームは、比較的限られた範囲内に伝播するので、局所的な領域でサービスを提供するシステムへの応用が考えられる。例えば、GPS(Global Positioning System)を利用したカーナビゲーションシステム等への応用が望まれている。
特開平8-101998号公報
従来のカーナビゲーションシステム等は、車両位置の検出精度がGPSによる測位精度程度であった。したがって、例えば、道路上を走行している車両の位置を、地図上の道路上にマッピングすることはできるが、車両が道路上のいずれの車線を走行しているか等を知ることは困難であった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、車両に搭載された通信端末と情報を授受するシステムにおいて、当該車両の走行状態を精度よく把握できるようにすることを目的とする。
本発明の第1の態様においては、道路上の車両の進行方向に向けて配列された異なる複数の領域に、領域毎に異なるビーム識別情報を含む複数の周波数ビームを照射するビーム照射装置と、前記道路上を走行する前記車両に搭載され、前記周波数ビームを受信可能な通信端末から前記車両の走行情報を受信する情報受信装置と、前記車両の前記走行情報に基づき、前記車両に推奨する推奨情報を生成する情報生成装置とを備え、前記情報受信装置は、前記複数の周波数ビームのうち少なくとも1つの周波数ビームを受信した前記通信端末から、前記周波数ビームに含まれているビーム識別情報に基づく前記車両の前記走行情報を受信し、前記ビーム照射装置は、前記周波数ビームに前記情報生成装置が生成した前記推奨情報を含めて、前記車両を含む領域に照射する、情報処理システムを提供する。
前記情報生成装置は、前記車両が逆走しているか否かを判別した結果を含む前記推奨情報を生成してもよい。
前記道路は複数の車線を有し、前記ビーム照射装置は、異なる車線の複数の領域毎に異なるビーム識別情報を含む複数の前記周波数ビームを照射し、前記情報受信装置は、前記車両が走行している車線の情報を含む前記走行情報を前記通信端末から受信し、前記情報生成装置は、前記車両が走行すべき車線の情報を含む前記推奨情報を生成してもよい。
前記情報受信装置は、前記車両を運転するユーザの目的地の情報を前記通信端末から更に受信し、前記情報生成装置は、前記車両が走行すべき前記目的地までの経路の情報を含む前記推奨情報を生成してもよい。
前記情報受信装置は、複数の前記車両のそれぞれに搭載されている複数の前記通信端末から、それぞれの前記車両の前記走行情報を受信し、前記情報生成装置は、複数の前記車両毎に対応する前記推奨情報を生成し、前記ビーム照射装置は、複数の前記車両毎に、生成した前記推奨情報を対応する前記周波数ビームに含めて前記車両を含む領域にそれぞれ照射してもよい。
前記ビーム照射装置および前記情報受信装置は、前記道路に沿って複数設けられており、前記情報生成装置は、前記道路を走行する一の車両から複数の前記情報受信装置が受信する前記走行情報に基づいて、前記一の車両に推奨する前記推奨情報を生成してもよい。
前記情報生成装置は、前記道路を走行する前記一の車両から複数の前記情報受信装置が受信する前記走行情報に基づいて、複数の前記ビーム照射装置のうち、生成した前記推奨情報を前記一の車両に送信すべきビーム照射装置を選択するビーム制御部を有してもよい。
前記情報生成装置は、一の車両と他の車両との車間距離を予め定められた距離以上とするための情報を含む前記推奨情報を生成してもよい。
前記情報生成装置は、一または複数の前記車両の前記走行情報に基づき、前記道路上の異常を予測する予測部と、前記道路上の異常が予測されたことに応じて、当該異常を外部に通報する通報部とを更に備えてもよい。
本発明の第2の態様においては、道路上の車両の進行方向に向けて配列された異なる複数の領域に、領域毎に異なるビーム識別情報を含む複数の周波数ビームを照射するビーム照射装置と、前記道路上を走行する車両に搭載され、前記周波数ビームを受信可能な通信端末とを備え、前記通信端末は、前記複数の周波数ビームのうち少なくとも1つの周波数ビームを受信する受信部と、受信した1または複数の前記周波数ビームに含まれる前記ビーム識別情報に基づいて、前記車両の走行状態を判定する判定部とを有する、情報処理システムを提供する。
本発明の第3の態様においては、道路上の車両の進行方向に向けて配列された異なる複数の領域に、領域毎に異なるビーム識別情報を含む複数の周波数ビームを照射するステップと、前記車両に搭載され、前記複数の周波数ビームのうち少なくとも1つの周波数ビームを受信した通信端末から、前記周波数ビームに含まれているビーム識別情報に基づく前記車両の走行情報を受信するステップと、前記車両の前記走行情報に基づき、前記車両に推奨する推奨情報を生成するステップと、前記周波数ビームに生成した前記推奨情報を含めて、前記車両を含む領域に照射するステップとを備える、情報処理方法を提供する。
本発明によれば、車両に搭載された通信端末と情報を授受するシステムにおいて、当該車両の走行状態を精度よく把握できるという効果を奏する。
本実施形態に係る情報処理システム10の構成例を示す。 本実施形態に係る情報処理システム10の動作フローの一例を示す。 本実施形態に係る情報処理システム10の変形例を示す。 本実施形態に係る通信端末40の構成例を示す。
<情報処理システム10の構成例>
図1は、本実施形態に係る情報処理システム10の構成例を示す。情報処理システム10は、道路を走行している車両に搭載された通信端末と通信し、車両の詳細な走行情報に基づく細やかな推薦情報を当該車両に提供する。図1は、情報処理システム10が道路20を走行している車両30に搭載された通信端末40と通信する例を示す。本実施形態において、通信端末40は、情報処理システム10から照射される周波数ビームを受信し、当該周波数ビームに基づいて車両30の走行状態を判定し、当該判定結果を情報処理システム10に送信する端末である。情報処理システム10は、ビーム照射装置110と、情報受信装置120と、情報生成装置130とを備える。
ビーム照射装置110は、道路20上の異なる複数の領域に、領域毎に異なるビーム識別情報を含む複数の周波数ビームを照射する。複数の領域は、道路20上の車両30の進行方向に向けて配列されている。複数の領域の隣り合う領域は、重なりが生じていてもよく、これに代えて、重なりがないように配列されていてもよい。また、複数の領域の隣り合う領域は、間隔を開けて配列されていてもよい。図1は、道路20が第1車線21および第2車線22を有し、第1車線21には第1領域51から第4領域54の複数の領域が配列され、第2車線22には第5領域55から第8領域58の複数の領域が配列されている例を示す。
ビーム照射装置110は、このような複数の領域に予め定められた周波数帯域の周波数ビームを照射する。ビーム照射装置110は、例えば、通信規格等で予め設定された周波数ビームを照射する。周波数ビームの周波数帯域は、数GHzから数十GHzの周波数を含む帯域である。例えば、周波数ビームの周波数帯域は、10GHzから40GHzの周波数を含む帯域でよく、20GHzから30GHzの周波数を含む帯域であってもよい。なお、局所的な領域で周波数ビームを用いることから、周波数ビームの周波数帯域は、より高い周波数帯域であることが望ましく、30GHzから40GHzの周波数を含む帯域であってもよく、また、40GHzを超える周波数を含む帯域であってもよい。
ビーム照射装置110は、例えば、予め定められた周期で周波数ビームを照射してよく、これに代えて、予め定められた時間スケジュールに応じて周波数ビームを照射してもよい。これに代えて、ビーム照射装置110は、周波数ビームを継続して照射してもよい。また、ビーム照射装置110は、情報生成装置130の動作に応じて、周波数ビームを照射する頻度を変更してもよい。例えば、ビーム照射装置110は、情報生成装置130が待機中の状態よりも、動作中の状態の方が、周波数ビームを照射する頻度を高くする。また、ビーム照射装置110は、情報生成装置130からの要求に応じて、周波数ビームを照射してもよい。本実施形態において、ビーム照射装置110は、情報生成装置130の制御動作に応じて、周波数ビームを照射する例を説明する。
ビーム照射装置110は、ビーム識別情報を含めて周波数ビームを照射する。ビーム識別情報は、照射した周波数ビームを識別するための情報である。例えば、ビーム識別情報は、照射した領域に応じて異なる情報を有する。図1の例の場合、ビーム照射装置110は、第1領域51に対応する第1識別情報を含む周波数ビームを当該第1領域51に照射する。
また、ビーム照射装置110は、第2領域52に対応する第2識別情報を含む周波数ビームを当該第2領域52に照射する。同様に、ビーム照射装置110は、第3領域53および第4領域54のそれぞれに、対応する第3識別情報および第4識別情報を含む周波数ビームをそれぞれ照射する。
また、図1に示すように、道路20が複数の車線を有する場合、ビーム照射装置110は、異なる車線の複数の領域毎に異なるビーム識別情報を含む複数の周波数ビームを照射する。例えば、ビーム照射装置110は、第5領域55に対応する第5識別情報を含む周波数ビームを当該第5領域55に照射する。
また、ビーム照射装置110は、第6領域56に対応する第6識別情報を含む周波数ビームを当該第6領域56に照射する。同様に、ビーム照射装置110は、第7領域57および第8領域58のそれぞれに、対応する第7識別情報および第8識別情報を含む周波数ビームをそれぞれ照射する。これにより、通信端末40を搭載する車両30が道路20を走行して複数の領域のいずれかに入ると、通信端末40は、当該領域に対応するビーム識別情報を含む周波数ビームを受信することになる。
そして、車両30が道路20の走行を継続して次の領域に入ると、通信端末40は、次の領域に対応するビーム識別情報を含む周波数ビームを受信する。このように、通信端末40は、車両30の走行状態に応じたビーム識別情報を含む周波数ビームを受信するので、ビーム識別情報の時間的な変化に基づき、当該車両30の走行状態を把握することができる。通信端末40は、このように把握した走行状態の情報等を情報処理システム10に送信する。
ここで、通信端末40は、走行状態の情報等に加えて、当該通信端末40の端末情報を情報処理システム10に送信してもよい。端末情報は、通信端末40に対応する固有の情報である。端末情報は、例えば、車両30および/または通信端末40を識別する情報を含む。
また、ビーム照射装置110は、情報生成装置130が推奨情報を生成した場合、当該推奨情報を含む周波数ビームを車両30が通過する領域に照射する。推奨情報は、例えば、目的地への推奨経路、迂回経路、走行すべき車線等の情報を含む、情報処理システム10から車両30のユーザ等へ提供する情報である。推奨情報の生成等については、後述する。
情報受信装置120は、道路20上を走行する車両30に搭載され、周波数ビームを受信可能な通信端末40から車両30の走行情報を受信する。情報受信装置120は、複数の周波数ビームのうち少なくとも1つの周波数ビームを受信した通信端末40から、周波数ビームに含まれているビーム識別情報に基づく車両30の走行情報を受信する。情報受信装置120は、通信端末40から走行情報を継続して受信することが望ましい。また、情報受信装置120は、車両30を運転するユーザの目的地の情報を通信端末40から更に受信してもよい。情報受信装置120は、受信した情報を情報生成装置130に送信する。
ここで、ビーム照射装置110および情報受信装置120は、例えば、通信端末40と通信可能な基地局の少なくとも一部である。この場合、通信端末40は、通信規格等に則って、周波数ビームの受信に応じて、走行情報等を情報受信装置120に送信してもよい。また、必要に応じて、ビーム照射装置110および情報受信装置120と、通信端末40とは、他の情報を授受してもよい。通信端末40は、例えば、携帯電話、スマートフォン、ゲーム機器、タブレット型PC、小型PC、ノート型PC、およびカーナビゲーション装置等といった通信可能なデバイスである。
情報生成装置130は、車両30の走行情報に基づき、車両30に推奨する推奨情報を生成する。情報生成装置130は、ビーム照射装置110を用いて生成した推奨情報を車両30に供給する。情報生成装置130の少なくとも一部は、一例として、サーバ等のコンピュータである。情報生成装置130は、ビーム制御部210と、取得部220と、記憶部230と、生成部240とを有する。
ビーム制御部210は、ビーム照射装置110を制御して、ビーム照射装置110から周波数ビームを照射させる。ビーム制御部210は、例えば、ビーム照射装置110から周波数ビームの照射を開始させる。また、ビーム制御部210は、ビーム照射装置110から推奨情報を含む周波数ビームを照射させる。
取得部220は、情報受信装置120から送信される走行情報、目的地の情報等を取得する。取得部220は、例えば、ネットワークを介して情報受信装置120から種々の情報を取得する。また、取得部220は、外部のデータベース等から、道路の渋滞情報、事故情報、工事情報、通行止め情報等を更に取得してもよい。また、取得部220は、天気情報、災害情報、地図情報、地図の更新情報等を取得してもよい。
記憶部230は、取得部220が取得した情報を記憶する。例えば、記憶部230は、取得部220が情報を取得する毎に、当該情報を記憶する。また、記憶部230は、通信端末40が端末情報を送信した場合、端末情報に対応付けて、走行情報等を記憶してもよい。この場合、記憶部230は、端末情報毎に走行情報等の履歴を記憶してもよい。
記憶部230は、サーバ等が情報生成装置130として機能するOS(Operating System)、およびアプリケーションソフトウェアの情報を格納してもよい。また、記憶部230は、当該アプリケーションソフトウェアの実行時に参照されるデータベースを含む種々の情報を格納してもよい。例えば、サーバ等のコンピュータは、記憶部230に記憶されたプログラムを実行することによって、ビーム制御部210、取得部220、記憶部230、および生成部240の少なくとも一部として機能する。
記憶部230は、例えば、コンピュータ等のBIOS(Basic Input Output System)等を格納するROM(Read Only Memory)、および作業領域となるRAM(Random Access Memory)を含む。また、記憶部230は、HDD(Hard Disk Drive)および/またはSSD(Solid State Drive)等の大容量記憶装置を含んでもよい。また、コンピュータは、GPU(Graphics Processing Unit)等を更に備えてもよい。
また、記憶部230は、情報生成装置130が利用する設定値等の情報を格納してもよい。また、記憶部230は、情報生成装置130の動作の過程で生成する(または利用する)中間データ、算出結果、閾値、およびパラメータ等をそれぞれ格納してもよい。また、記憶部230は、情報生成装置130内の各部の要求に応じて、格納したデータを要求元に供給してもよい。更に、記憶部230は、情報処理システム10内の各部の要求に応じて、格納したデータを要求元に供給してもよい。
生成部240は、取得部220が取得した情報に基づき、車両30に推奨する推奨情報を生成する。生成部240は、例えば、車両30が走行すべき目的地までの経路の情報を含む推奨情報を生成する。この場合、生成部240は、一例として、目的地への推奨経路を、地図情報、道路情報等に基づいて生成して推奨情報とする。また、生成部240は、車両30が走行している車線の情報に基づき、車線変更を勧める推奨情報を生成してもよい。また、生成部240は、事故、災害、天候変動等の情報に基づき、迂回経路を生成して推奨情報としてもよい。
生成部240は、生成した推奨情報をビーム制御部210に供給する。ビーム制御部210は、生成部240から推奨情報を受け取ると、ビーム照射装置110を制御して、周波数ビームに推奨情報を含めて車両30を含む領域に照射させる。ビーム制御部210は、例えば、通信端末40が走行情報を送信した領域に、周波数ビームを照射させる。また、ビーム制御部210は、走行情報を送信した通信端末40を搭載する車両30が走行している車線に対応する複数の領域に、周波数ビームを照射させてもよい。ここで、ビーム制御部210は、走行情報を送信した通信端末40の端末情報を更に含めた周波数ビームをビーム制御部210に照射させてもよい。
以上の本実施形態に係る情報処理システム10は、車両30が搭載する通信端末40に、当該車両30が走行している状況を判断するための周波数ビームを照射する。そして、情報処理システム10は、当該通信端末40が判断した走行状況の情報を取得し、当該走行状況に基づく推奨情報を車両30に提供する。このような情報処理システム10の動作フローについて次に説明する。
<情報処理システム10の動作フロー>
図2は、本実施形態に係る情報処理システム10の動作フローの一例を示す。本実施形態において、情報処理システム10が図2に示す動作フローを実行して、車両30に目的地への適切な経路を推奨するナビゲーションシステムとして機能する例を説明する。
まず、ビーム制御部210は、ビーム照射装置110を制御して、ビーム識別情報を含む周波数ビームを複数の領域に照射する(S310)。ビーム照射装置110は、例えば、図1に示すように、第1車線21の第1領域51から第4領域54と第2車線22の第5領域55から第8領域58とに、それぞれ異なるビーム識別情報を含む周波数ビームを照射する。ビーム制御部210は、例えば、継続して周波数ビームを照射させる。
これにより、車両30が第1車線21または第2車線22を走行して、複数の領域のいずれかに入ると、車両30に搭載された通信端末40が周波数ビームを受信する。通信端末40は、例えば、第1識別情報を含む周波数ビームを受信したことに応じて、車両30が第1車線21を走行していると判断できる。なお、通信端末40は、ビーム識別情報と道路の車線情報等の対応関係を記憶部等に予め記憶しているものとする。このような通信端末40については、後述する。
また、通信端末40は、周波数ビームを継続して受信し、識別情報が第1識別情報から第2識別情報、第3識別情報、・・・と時間的に変化したことに応じて、車両30の第1車線21における走行方向を判断できる。更に、通信端末40は、識別情報が第1識別情報から第2識別情報、第3識別情報と変化した後に、第7識別情報、第8識別情報と変化したことに応じて、車両30が第1車線21の第3領域53から第2車線22の第7領域57へと車線変更したと判断できる。
通信端末40は、周波数ビームを受信したことに応じて、このような車両30の走行状態を判断した結果である走行情報を情報処理システム10に送信する。また、通信端末40は、車両30の目的地を示す情報を情報処理システム10に送信してもよい。通信端末40は、ビーム照射装置110が照射する周波数ビームと同様の周波数ビームを用いて、走行情報等を送信することが望ましい。
情報処理システム10は、このように、周波数ビームが照射されている領域に車両30が入ることを待つ。即ち、情報処理システム10は、情報受信装置120が通信端末40からの走行情報を受信したか否かを確認する(S320)。情報処理システム10は、情報受信装置120が通信端末40から走行情報を受信するまで、S320の動作を繰り返す(S320:No)。
周波数ビームが照射されている領域に車両30が入ると、上述のとおり、通信端末40が走行情報を送信するので、情報受信装置120は、当該走行情報を受信する(S320:Yes)。このようにして、情報受信装置120は、車両30が走行している車線の情報を含む走行情報を通信端末40から受信する。当該情報受信装置120は、受信した走行情報を情報生成装置130の取得部220に送信する。取得部220は、走行情報を取得して記憶部230に記憶する。
次に、生成部240は、走行情報に基づいて推奨情報を生成する(S330)。生成部240は、例えば、目的地への経路の情報を含む推奨情報を生成する。ここで、生成部240は、車両30が走行すべき車線の情報を含む推奨情報を生成してもよい。生成部240は、例えば、左折する経路の情報と共に、左折レーンへと接続する車線の情報を含む推奨情報を生成する。
また、生成部240は、車両30が逆走しているか否かを判別した結果を含む推奨情報を生成してもよい。例えば、図1に示すように、第2車線22の走行方向が第8領域58から第7領域57に向く方向であり、走行情報が第5領域55から第6領域56へと向かう走行方向の情報を含む場合、生成部240は、車両30が逆走していると判別する。生成部240は、生成した推奨情報をビーム制御部210に供給する。
次に、ビーム制御部210は、ビーム照射装置110を制御して、推奨情報を車両30に供給する(S340)。即ち、ビーム照射装置110は、周波数ビームに情報生成装置130が生成した推奨情報を含めて、車両30を含む領域に照射する。ビーム制御部210は、例えば、ビーム照射装置110を制御して、複数の領域に照射する複数の周波数ビームの全てに推奨情報を含める。これに代えて、ビーム制御部210は、車両30が走行している車線に照射する複数の周波数ビームに推奨情報を含めてもよい。
また、通信端末40が車両30の位置および速度等を含む走行情報を送信した場合、ビーム制御部210は、車両30が移動する位置を推定し、推定した位置に対応する領域に推奨情報を含めた周波数ビームを照射させてもよい。これに代えて、通信端末40が端末情報を含む走行情報を送信した場合、ビーム制御部210は、周波数ビームに推奨情報および端末情報を含めて、複数の領域に周波数ビームを照射させてもよい。この場合、通信端末40は、受信した周波数ビームに含まれる端末情報と送信した端末情報とが一致したことに応じて、当該周波数ビームに含まれる推奨情報を当該通信端末40に対する情報として取得できる。
情報処理システム10は、処理を終了するか(S350:Yes)、または、S320に戻って処理を継続する(S350:No)。以上のように、本実施形態に係る情報処理システム10によれば、周波数ビームに基づく走行情報を送信した通信端末40は、当該情報処理システム10から走行情報に基づく推奨情報を受け取ることができる。これにより、通信端末40は、推奨情報に基づく情報を車両30のユーザ等に通知できる。通信端末40は、走行している道路20上の異なる領域毎に異なるビーム識別情報を含む周波数ビームを受信するので、GPS等と比較してより詳細な走行位置を把握することができる。
また、道路20が複数の車線を有する場合、通信端末40は、車線毎に異なるビーム識別情報を含む周波数ビームを受信するので、走行中の車線を把握することができる。更に、通信端末40は、ビーム識別情報の時間的な変化に応じて、走行方向および車線を変更したことも把握できる。このように、通信端末40は、より詳細な走行情報を情報処理システム10に供給することができる。したがって、情報処理システム10は、当該走行情報に基づき、車線の変更、障害物の回避、逆走状態の通知等といった、GPSに基づくナビゲーションと比較してより詳細な情報を含めた推奨情報を通信端末40に供給することができる。
また、情報処理システム10は、数GHzを超える周波数帯域の周波数ビームを用いて通信端末40と通信するので、数msから1ms程度以下の応答速度で情報を授受できる。したがって、情報処理システム10によれば、通信端末40は、ほぼリアルタイムで、車両30の走行位置の測位から推奨情報の受信までを実行できる。また、通信端末40と情報を授受するビーム照射装置110および情報受信装置120が道路20の近傍に設けられているので、トンネル等の障害物、電波障害の発生等による通信の不安定化が生じにくく、安定に通信を継続できる。
以上の本実施形態に係る情報処理システム10は、1台の車両30に搭載された通信端末40と情報を授受する例を説明したが、これに限定されることはない。情報処理システム10は、複数の車両30に搭載された複数の通信端末40と情報を授受してもよい。
この場合、情報受信装置120は、複数の車両30のそれぞれに搭載されている複数の通信端末40から、それぞれの車両30の走行情報を受信する。この場合、情報生成装置130は、複数の車両30毎に対応する推奨情報を生成する。そして、ビーム照射装置110は、複数の車両30毎に、生成した推奨情報を対応する周波数ビームに含めて車両30を含む領域にそれぞれ照射する。
また、情報処理システム10は、複数の通信端末40から走行情報を受信するので、複数の車両30間の走行状況に応じて、一の車両30に供給する推奨情報を生成して、当該一の車両30に供給してもよい。例えば、情報処理システム10は、高速道路において、走行車線を走行している車両30が存在しない場合、追い越し車線を走行する車両30に対して、走行車線に車線変更する推奨情報を供給する。
また、異なる2台の車両30の車間距離が、走行速度に対して推奨されている車間距離よりも小さくなっていることがある。このような場合、情報処理システム10は、一の車両30と他の車両30との車間距離を予め定められた距離以上とするための情報を含む推奨情報を生成して、当該2台の車両30に供給してもよい。例えば、走行速度が40km程度以上で、車間距離が数m程度になっている場合、情報処理システム10は、あおり運転の状態であることを推定してもよい。この場合、情報処理システム10は、更に、危険の通知を含めた推奨情報を供給してもよい。
以上の本実施形態に係る情報処理システム10において、1組のビーム照射装置110および情報受信装置120が1または複数の車両30に搭載された通信端末40と情報を授受する例を説明したが、これに限定されることはない。情報処理システム10は、複数のビーム照射装置110および情報受信装置120の組を備えてもよい。このような情報処理システム10について、次に説明する。
<情報処理システム10の変形例>
図3は、本実施形態に係る情報処理システム10の変形例を示す。本変形例の情報処理システム10において、図1に示された本実施形態に係る情報処理システム10の動作と略同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。
変形例の情報処理システム10において、ビーム照射装置110および情報受信装置120は、道路20に沿って複数設けられている。複数のビーム照射装置110は、それぞれ道路20上の異なる複数の領域に、領域毎に異なるビーム識別情報を含む複数の周波数ビームを照射する。
異なる複数の領域は、車両30の進行方向に向けて配列されている。複数のビーム照射装置110が周波数ビーム照射する複数の領域のうち、隣り合う2つ領域は、重なりが生じていてもよく、これに代えて、重なりがないように配列されていてもよい。また、一のビーム照射装置110が周波数ビーム照射する複数の領域と、他のビーム照射装置110が周波数ビーム照射する複数の領域とは、予め定められた間隔を開けて配列されていてもよい。
図3は、情報処理システム10が第1ビーム照射装置111および第2ビーム照射装置112と、対応する第1情報受信装置121および第2情報受信装置122とを備える例を示す。この場合、第1ビーム照射装置111および第1情報受信装置121が道路20上の第1領域51から第8領域58において通信端末40と情報を授受し、第2ビーム照射装置112および第2情報受信装置122が、道路20上の第9領域59から第12領域62において通信端末40と情報を授受する。
情報生成装置130は、道路20を走行する一の車両30の通信端末40から複数の情報受信装置120が受信する走行情報に基づいて、当該一の車両30に推奨する推奨情報を生成する。情報生成装置130は、例えば、第1車線21の第1領域51から第4領域54と第9領域59から第10領域60へと走行する車両30が各領域に入ったことに応じて通信端末40が送信する走行情報をそれぞれ取得し、走行情報を取得する毎に推奨情報を生成する。例えば、情報生成装置130は、それぞれの車両30の目的地の情報に基づき、それぞれの車両30に適切な経路の情報を推奨情報として生成する。
また、情報生成装置130は、道路20を走行する複数の車両30から複数の情報受信装置120が受信する走行情報に基づいて、複数の車両30のそれぞれに推奨する推奨情報を生成してもよい。例えば、情報生成装置130は、複数の車両30の走行位置の情報に基づき、それぞれの車両30に適切な走行車線および車間距離を推奨する情報を推奨情報として生成する。
そして、情報生成装置130は、生成した推奨情報を対応する通信端末40に送信する。ここで、通信端末40と情報処理システム10との情報の授受は、車両30が道路20上を走行している場合に実行されることが多い。したがって、例えば、通信端末40が走行情報を送信した時点の車両30が走行している領域(送信時の領域とする)と、情報処理システム10が送信する推奨情報を受信する時点の領域(受信時の領域とする)とが異なる場合がある。また、送信時の領域に周波数ビームを照射するビーム照射装置110と、受信時の領域に周波数ビームを照射するビーム照射装置110とが、異なる場合がある。例えば、第1ビーム照射装置111が送信時の領域に周波数ビームを照射し、第2ビーム照射装置112が受信時の領域に周波数ビームを照射することがある。
そこで、情報生成装置130のビーム制御部210は、道路20を走行する一の車両30から複数の情報受信装置120が受信する走行情報に基づいて、複数のビーム照射装置110のうち、生成した推奨情報を一の車両30に送信すべきビーム照射装置110を選択する。ビーム制御部210は、例えば、車両30の走行位置および走行速度に基づき、車両30の受信時の領域を推定する。そして、ビーム制御部210は、複数のビーム照射装置110のうち、当該受信時の領域に周波数ビームを照射するビーム照射装置110の情報を取得して、推奨情報を送信するビーム照射装置110として選択する。なお、複数のビーム照射装置110の照射位置の情報は、記憶部230にあらかじめ記憶されていることが望ましい。
この場合、ビーム制御部210は、複数のビーム照射装置110のうち記憶部230から取得したビーム照射装置110を選択して制御し、当該ビーム照射装置110から推奨情報を含む周波数ビームを照射させる。ビーム制御部210は、更に、当該ビーム照射装置110が周波数ビームを照射する複数の領域のうち、車両30の受信時の領域を推定して、当該領域に照射する周波数ビームに推奨情報を含めてもよい。
これに代えて、ビーム制御部210は、選択したビーム照射装置110が照射する周波数ビームの全てに推奨情報を含めてもよい。なお、ビーム制御部210は、通信端末40が端末情報を送信している場合、周波数ビームに当該端末情報を更に含めてもよい。これにより、走行情報を送信した通信端末40は、当該走行情報に応じた推奨情報を含む周波数ビームを受信できる。
以上のように、情報処理システム10は、複数のビーム照射装置110および情報受信装置120を備えることにより、1または複数の車両30とより多くの情報を授受することができ、より適切な推奨情報を供給できる。情報処理システム10は、例えば、交通状態、天候等の時間的な変化に応じた推奨情報を供給できる。このような情報処理システム10は、車両30が目的地に至るまで情報を授受できることが望ましい。即ち、複数のビーム照射装置110および情報受信装置120は、道路20に沿って、より多くの場所に予め設けられていることが望ましい。
以上の情報処理システム10は、複数の通信端末40から複数の車両30の走行情報を取得する例を説明した。ここで、情報処理システム10は、複数の走行情報に基づき、道路20上において危険な状態が発生する可能性が高いこと等を予測してもよい。情報処理システム10は、例えば、事故、渋滞、危険運転、落下物等の、道路20上の異常な状態が発生すること、または発生していることを予測する。この場合、情報生成装置130は、図3に示すように、予測部410と、通報部420とを更に備える。
予測部410は、一または複数の車両30の走行情報に基づき、道路20上の異常を予測する。予測部410は、例えば、異なる2以上の車両30の車間距離が走行速度に対して推奨されている車間距離よりも小さくなっている時間が継続することに応じて、事故が発生する可能性が高いことを予測する。一例として、2台の車両30の走行速度が40km程度以上で、車間距離が数m程度になっている状態が継続している場合、予測部410は、あおり運転による危険運転が発生していることを予測する。
また、予測部410は、走行車線を走行する車両30の数および速度と、追い越し車線を走行する車両30の数および速度が同程度になっていることに応じて、渋滞の発生を予測してもよい。予測部410は、過去の走行情報の傾向等と比較して、道路20上の異常を予測してもよい。なお、過去の走行情報は、記憶部230に記憶されていてもよく、また、外部のデータベース等に記憶されていてもよい。
通報部420は、道路20上の異常が予測されたことに応じて、当該異常を外部に通報する。通報部420は、例えば、道路20を管理しているシステム、道路20を巡回して警備している車両と通信するシステム、緊急車両等を管理しているシステム等に、以上の予測結果を通報する。また、ビーム制御部210は、当該道路20を走行している車両30に予測された異常を推奨情報に含めて通知してもよい。
以上のように、本実施形態に係る情報処理システム10は、複数のビーム照射装置110および情報受信装置120を備えることにより、複数の通信端末40と通信する範囲を拡大して、大規模なナビゲーションシステムとして機能することができる。情報処理システム10は、通信可能な範囲を拡大しても、領域毎に異なるビーム識別情報を含む周波数ビームを照射することにより、走行位置、走行車線、走行方向等の詳細な情報を通信端末40から取得することができ、より詳細な推奨情報を通信端末40に供給できる。
なお、情報処理システム10が既存のGPS等の測位情報に基づくナビゲーションシステムとは別個独立に動作する例を説明したが、これに限定されることはない。情報処理システム10は、既存のナビゲーションシステムと情報を授受してもよい。
図4は、本実施形態に係る通信端末40の構成例を示す。通信端末40は、受信部510と、取得部520と、記憶部530と、判定部540と、通知部550と、送信部560とを有する。
受信部510は、複数の周波数ビームのうち少なくとも1つの周波数ビームを受信する。取得部520は、受信した周波数ビームに含まれる情報を取得する。また、取得部520は、車両30のユーザ等からの入力を受け付けて、目的地の情報等を取得する。取得部520は、ネットワーク等に接続され、データベース等に記憶された情報を取得してもよい。記憶部530は、取得部520が取得した情報を記憶する。記憶部530は、道路20の各領域とビーム識別情報との対応関係を記憶していることが望ましい。
判定部540は、受信した1または複数の周波数ビームに含まれるビーム識別情報に基づいて、車両30の走行状態を判定する。判定部540は、ビーム識別情報と道路20の各領域との対応関係に基づき、車両30の走行状態を判定する。
通知部550は、受信した1または複数の周波数ビームに含まれる推奨情報を車両30のユーザ等に通知する。通知部550は、表示装置等に推奨情報を表示してもよく、また、音声等で通知してもよい。また、通知部550は、車両30内の表示装置および/または音響装置等に推奨情報を供給してもよい。
送信部560は、判定部の判定結果を情報処理システム10に送信する。また、送信部560は、目的地の情報等を情報処理システム10に送信する。更に、送信部560は、当該通信端末40の端末情報を送信してもよい。送信部560は、より高い周波数帯域の搬送波を用いて情報を送信することが望ましい。例えば、送信部560は、ビーム照射装置110が送信する周波数ビームと同様の周波数ビームに情報を含めて情報処理システム10に送信する。
以上の通信端末40は、情報処理システム10から周波数ビームを受信したことに基づき、車両30の走行状態を情報処理システム10に送信する。また、通信端末40は、情報処理システム10から送信される周波数ビームに含まれる推奨情報を、車両30のユーザ等に通知する。ここで、通信端末40は、推奨情報をユーザ等に通知することだけに限定されるわけではない。通信端末40は、例えば、車両30の走行状態をユーザ等に通知してもよい。この場合、通知部550は、判定部の判定結果を車両30のユーザ等に通知する。
以上の本実施形態に係る情報処理システム10において、通信端末40が車両30の走行状態を判定し、判定結果を情報処理システム10に送信する例を説明したが、これに限定されることはない。通信端末40は、受信した周波数ビームのビーム識別情報を情報処理システム10に送信してもよい。この場合、情報生成装置130が、通信端末40の判定部540の機能を更に有し、通信端末40から取得したビーム識別情報に基づいて、車両30の走行状態を判定する。この場合においても、情報生成装置130は、判定した走行状態に基づき、推奨情報を生成することができるので、情報処理システム10は、適切な推奨情報を通信端末40に供給することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
10 情報処理システム
20 道路
21 第1車線
22 第2車線
30 車両
40 通信端末
51 第1領域
52 第2領域
53 第3領域
54 第4領域
55 第5領域
56 第6領域
57 第7領域
58 第8領域
59 第9領域
60 第10領域
61 第11領域
62 第12領域
110 ビーム照射装置
111 第1ビーム照射装置
112 第2ビーム照射装置
120 情報受信装置
121 第1情報受信装置
122 第2情報受信装置
130 情報生成装置
210 ビーム制御部
220 取得部
230 記憶部
240 生成部
410 予測部
420 通報部
510 受信部
520 取得部
530 記憶部
540 判定部
550 通知部
560 送信部

Claims (11)

  1. 道路上の車両の進行方向に向けて配列された異なる複数の領域に、領域毎に異なるビーム識別情報を含む複数の周波数ビームを照射するビーム照射装置と、
    前記道路上を走行する前記車両に搭載され、前記周波数ビームを受信可能な通信端末から前記車両の走行状態を示す走行情報を受信する情報受信装置と、
    前記車両の前記走行情報に基づき、前記車両に推奨する推奨情報を生成する情報生成装置と
    を備え、
    前記情報受信装置は、前記複数の周波数ビームのうち少なくとも1つの周波数ビームを受信した前記通信端末から、前記通信端末が受信した前記周波数ビームに含まれているビーム識別情報の時間的な変化に応じて判定した前記車両の前記走行情報を受信し、
    前記ビーム照射装置は、前記周波数ビームに前記情報生成装置が生成した前記推奨情報を含めて、前記車両を含む領域に照射する、
    情報処理システム。
  2. 前記情報生成装置は、前記車両が逆走しているか否かを判別した結果を含む前記推奨情報を生成する、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記道路は複数の車線を有し、
    前記ビーム照射装置は、異なる車線の複数の領域毎に異なるビーム識別情報を含む複数の前記周波数ビームを照射し、
    前記情報受信装置は、前記車両が走行している車線の情報を含む前記走行情報を前記通信端末から受信し、
    前記情報生成装置は、前記車両が走行すべき車線の情報を含む前記推奨情報を生成する、
    請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 前記情報受信装置は、前記車両を運転するユーザの目的地の情報を前記通信端末から更に受信し、
    前記情報生成装置は、前記車両が走行すべき前記目的地までの経路の情報を含む前記推奨情報を生成する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  5. 前記情報受信装置は、複数の前記車両のそれぞれに搭載されている複数の前記通信端末から、それぞれの前記車両の前記走行情報を受信し、
    前記情報生成装置は、複数の前記車両毎に対応する前記推奨情報を生成し、
    前記ビーム照射装置は、複数の前記車両毎に、生成した前記推奨情報を対応する前記周波数ビームに含めて前記車両を含む領域にそれぞれ照射する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  6. 前記ビーム照射装置および前記情報受信装置は、前記道路に沿って複数設けられており、
    前記情報生成装置は、前記道路を走行する一の車両から複数の前記情報受信装置が受信する前記走行情報に基づいて、前記一の車両に推奨する前記推奨情報を生成する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  7. 前記情報生成装置は、前記道路を走行する前記一の車両から複数の前記情報受信装置が受信する前記走行情報に基づいて、複数の前記ビーム照射装置のうち、生成した前記推奨情報を前記一の車両に送信すべきビーム照射装置を選択するビーム制御部を有する、請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 前記情報生成装置は、一の車両と他の車両との車間距離を予め定められた距離以上とするための情報を含む前記推奨情報を生成する、請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  9. 前記情報生成装置は、
    一または複数の前記車両の前記走行情報に基づき、前記道路上の異常を予測する予測部と、
    前記道路上の異常が予測されたことに応じて、当該異常を外部に通報する通報部と
    を更に備える、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  10. 道路上の車両の進行方向に向けて配列された異なる複数の領域に、領域毎に異なるビーム識別情報を含む複数の周波数ビームを照射するビーム照射装置と、
    前記道路上を走行する車両に搭載され、前記周波数ビームを受信可能な通信端末と
    を備え、
    前記通信端末は、
    前記複数の周波数ビームのうち少なくとも1つの周波数ビームを受信する受信部と、
    受信した1または複数の前記周波数ビームに含まれる前記ビーム識別情報の時間的な変化に応じて、前記車両の走行状態を判定する判定部と
    を有する、
    情報処理システム。
  11. 道路上の車両の進行方向に向けて配列された異なる複数の領域に、領域毎に異なるビーム識別情報を含む複数の周波数ビームを照射するステップと、
    前記車両に搭載され、前記複数の周波数ビームのうち少なくとも1つの周波数ビームを受信した通信端末から、前記通信端末が受信した前記周波数ビームに含まれているビーム識別情報の時間的な変化に応じて判定した前記車両の走行状態を示す走行情報を受信するステップと、
    前記車両の前記走行情報に基づき、前記車両に推奨する推奨情報を生成するステップと、
    前記周波数ビームに生成した前記推奨情報を含めて、前記車両を含む領域に照射するステップと
    を備える、
    情報処理方法。
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